JP2007055009A - 記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 記録媒体に内蔵されているRFIDタグが通信可能になるタイミングと同時に通信を開始するように設定することで、通信可能時間は最大になり、RFIDタグの通信性能を生かすことが出来る。
従来この通信開始タイミングの設定は、使用者が使用するRFIDタグ内蔵記録媒体に対して通信開始タイミングを調整しながら実際に記録を行い、正常に記録が出来る通信開始タイミングを探す必要があり操作が煩雑になってしまうという問題があった。
【課題を解決するための手段】 本発明は、RFIDタグ内蔵記録媒体との通信開始タイミングとなるRFIDタグ通信開始位置を自動で調整することが可能な印刷装置を提供することを目的としている。
また、本発明ではRFIDタグとの通信を搬送を停止してから通信を行うようなRFIDタグ記録機能付印刷装置のRFIDタグと通信する際の停止位置の調整も容易に行うことが可能な印刷装置にも適用できる。
【選択図】 図4

Description

本発明は記録装置及び記録制御方法に関し、特に、例えば、RFIDタグを内蔵する記録媒体と通信を行うRFID記録機能を搭載するとともに、その記録媒体を搬送させ、例えば、フルライン記録ヘッドを用いて記録画像を記録媒体に記録する記録装置に関する。
近年、半導体技術及び電子通信技術の発達により、非接触で情報を送受信可能なRFID(Radio Frequency IDentification)と呼ばれる自動認識システムが開発されている。
このRFIDシステムは、電子回路を搭載し情報を保持するRFIDタグとRFIDタグをコントロールするRFIDリーダ/ライタとから構成される。
このRFIDシステムの特徴や利点として、データの新規書込み及び追記、複数のRFIDタグとの同時通信が可能であり、通信時には障害物等の影響を受けにくいことなどが挙げられる。これらはバーコードや二次元バーコードなどによる自動認識システムには無い機能を持っている。その利便性から、これまでバーコードや二次元バーコードでは自動化が困難であった分野だけではなく、従来の自動認識システムで自動化が行なわれていた、物流・流通分野においても注目されている。
さて、カードやラベルなどの媒体に搭載し、RFIDシステムで使用するRFIDタグは、媒体表面への記録とRFIDタグへの情報の書き込みを行う必要があるが、近年は、これらの作業を別々の装置で分担するのではなく、記録装置にRFIDタグの記録機能を搭載し、媒体表面への記録とRFIDタグに情報を記録することとを一括して行なうRFIDタグ記録機能付き記録装置を使用する。
RFIDタグにはアンテナのサイズの違いや、使用されているICチップの違いなどにより多数の種類が存在し、その種類によって最大容量、通信範囲や通信時間が異なる。
従来のRFIDタグ記録機能付き記録装置は、複数のタイプのRFIDタグに対応しているのが一般的であり、RFIDタグの種類により異なる通信条件に対応するために、RFIDタグに情報を記録する場合はRFIDリーダ/ライタ側のRFIDアンテナの下に記録媒体に取付けられたRFIDタグを移動させた後、記録媒体の搬送を停止し情報の書き込みを行っている。
しかしながら従来の記録装置の中には搬送を停止することなく記録を行なうことが可能な記録装置も存在し、このような装置においてRFIDタグへの情報書込みのために搬送を停止してしまうと、スループットが低下するという問題があった。
特に、複数のフルラインヘッドを持つカラー記録装置は、そのフルラインヘッドを記録媒体の搬送方向に複数並べて配置するという構成をとっているため、使用する記録媒体のサイズによっては複数枚の記録媒体に平行的に記録を行いスループットの向上を図っている。
(例えば、特許文献1)
しかしながら、RFIDタグに情報を書き込むために通信位置で記録媒体の搬送を停止してしまうと、RFIDタグへ書き込みが終了し、再び搬送を行なうまで次の記録媒体を給紙することができなくいという問題があった。特に記録媒体が連続するラベル紙に記録を行なう場合は、一枚を記録するごとに記録媒体を戻す動作が必要となるためスループットが著しく低下してしまう。
このような問題を解決するために、記録媒体の搬送を停止せずにそれを搬送させた状態のまま、RFIDタグへの書き込みを行なう方法が好ましく、スループットは著しく向上するが移動中のRFIDタグに書き込みすることになるので、書き込み時間の制限が加わり、場合によっては正しい書き込みが出来なくなることが考えられる。
そのため、記録(印刷)するラベルサイズ等の記録条件、或いはRF-IDタグに書き込む情報量等を基に用紙の最適な搬送速度を選択的に決定するように改善した提案も為されている。
(例えば、特許文献2)
特開2003−178271 特開2003−140548
上記特許文献1の方法によればラベル等、記録媒体表面への記録及び内蔵するRFIDタグへの情報書き込み動作を1枚づつ確実に行なうことができるが、間欠的な動作のため、生産性に課題がある。
一方、上記特許文献2の方法によると生産性は著しく向上するが、移動中のRFIDタグに書き込みすることになるので、通信時間の制限が生じる。
この通信時間の制限は、使用するRFIDタグの種類、カードやラベルの搬送速度、通信を開始するタイミングなどの設定で決定されるが、ここで特に重要になるのが通信の開始タイミングで、通信開始タイミングの設定によりRFIDタグの本来持っている通信性能を充分に発揮できるかどうかが決まる。
しかし通常RFIDタグの通信可能な範囲はRFIDタグ内蔵記録媒体の種類により異なり、通信開始タイミングをRFIDタグ内蔵記録媒体の種類により最適な位置に設定する必要がある。従来この通信開始タイミングの設定は、使用者が使用するRFIDタグ内蔵記録媒体に対して通信開始タイミングを調整しながら実際に記録を行い、正常に記録が出来る通信開始タイミングを探す必要があり操作が煩雑になってしまうという問題があった。
本発明は、上記従来例に鑑みてなされたもので、RFIDタグ内蔵記録媒体との通信開始タイミングとなるRFIDタグ通信開始位置を自動で調整することが可能な印刷装置を提供することを目的としている。
また、本発明では搬送しながらRFIDタグとの通信を行なう記録装置だけではなく、RFIDタグとの通信を搬送停止してから行なう記録装置の停止位置自動調整も容易に行なうことが可能な印刷装置を提供することも目的としている。
本発明による記録装置は上記の問題を解決するため、下記のような手段を実施した。
即ち本発明の記録装置は、
第1のデータと第2のデータをホストから受信するデータ受信手段と、
記録媒体に取付けられた無線通信素子内部のメモリに前記第1のデータを書き込む情報書き込み手段と、前記無線通信素子と通信するための通信アンテナと、
前記記録媒体表面に前記第2のデータを記録する記録ヘッドと、
前記無線通信素子との通信可能領域を識別する通信可能領域識別手段と、
を有することを特徴とする。
又本発明を実施した記録装置の前記通信可能領域識別手段は、前記アンテナ近傍を搬送される記録媒体内部の前記メモリに対して所定間隔で情報の読み書きを行い、通信可能領域を識別することを特徴とする。
さらに本発明を実施した記録装置の前記通信可能領域識別手段は、前記記録媒体を所定の搬送速度で搬送し、前記通信可能領域を識別することを特徴とする。
又本発明を実施した記録装置の前記通信可能領域識別手段は、前記メモリへの書き込み可能領域を識別する書き込み可能領域識別手段と、前記メモリからの読み出し可能領域を識別する読み出し可能領域識別手段をさらに有することを特徴とする。
又本発明を実施した記録装置の前記通信可能領域識別手段は、前記記録媒体を搬送路上所定の複数位置で停止し、前記書き込み可能領域を識別することを特徴とする。
又本発明を実施した記録装置の前記通信可能領域識別手段は、前記記録媒体を搬送路上所定の複数位置で停止し、前記読み出し可能領域を識別することを特徴とする。
又本発明を実施した記録装置の前記通信可能領域識別手段は、前記記録媒体を所定の搬送速度で搬送し、前記読み出し可能領域を識別することを特徴とする。
以上説明したように本発明によれば、使用するRFIDタグ内蔵記録媒体の種類により設定を変更する必要があるRFID通信開始位置を自動調整することが可能となり最適な位置でRFIDタグと通信を行うことが可能となる。
また、上記方法は、搬送しながらRFIDタグとの通信を行なうRFIDタグ記録機能付印刷装置だけではなく、記録媒体の搬送停止してから通信を行なうような記録装置の搬送停止位置の調整も容易に行なうことが可能となる。
以下添付図面を参照して本発明の好適な実施形態について、さらに具体的かつ詳細に説明する。
なお、以下に説明する実施形態では、インクジェット方式に従うフルライン記録ヘッドを用いた記録装置を用いたプリントシステムを例に挙げて説明する。
なお、この明細書において、「記録」(「プリント」という場合もある)とは、文字、図形等有意の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わず、また人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かを問わず、広く記録媒体上に画像、模様、パターン等を形成する、または媒体の加工を行う場合も表すものとする。
また、「記録媒体」とは、一般的な記録装置で用いられる紙のみならず、広く、布、プラスチック・フィルム、金属板、ガラス、セラミックス、木材、皮革等、インクを受容可能なものも表すものとする。
さらに、「インク」(「液体」と言う場合もある)とは、上記「記録(プリント)」の定義と同様広く解釈されるべきもので、記録媒体上に付与されることによって、画像、模様、パターン等の形成または記録媒体の加工、或いはインクの処理(例えば記録媒体に付与されるインク中の色剤の凝固または不溶化)に供され得る液体を表すものとする。
またさらに、「ノズル」とは、特にことわらない限り吐出口ないしこれに連通する液路およびインク吐出に利用されるエネルギーを発生する素子を総括して言うものとする。
(第1の実施例)
図1は本発明の代表的な実施例である、インクジェット方式に従うフルライン記録ヘッドを用いたカラー記録装置(以下、記録装置という)とホストコンピュータ(以下、ホストという)とを使用した記録システムの構成図である。
記録装置101とホスト100とは、プリンタケーブル107で接続され、ホスト100で処理された各種データを記録装置101で記録されるように構成されている。
記録装置101は、後述のフルライン記録ヘッド(以下、記録ヘッドという)やRFID用通信アンテナ、及び搬送部を開閉するための上部カバー103と、記録ヘッドに供給される記録剤としての液体インクを貯蓄するタンク部を開閉するための前カバー104と、 記録媒体を記録部108に給送する給紙部102と、記録部108から搬送される記録媒体をカットするカッタ部109から外郭が構成されている。
さらに、図1において、105は記録装置の電源スイッチ、106は記録装置100に操作環境の設定を行うための入力キーや記録装置のエラー発生状況をユーザに知らせる表示手段とを備えた操作パネルである。操作パネルは、LED110、LCD111、ボタン112から構成される。
図2は記録装置101が記録媒体として使用するRFIDタグ内蔵連続ラベル紙200の模式図である。
図2に示すRFIDタグ内蔵連続ラベル紙200は、裏面が粘着加工されたラベル201とそのラベルを連続紙として固定するための台紙(セパレータ)206とRFIDタグ205から成っている。RFIDタグ205は電子情報を記憶するための不揮発性メモリを含むICチップ203とループアンテナ202から構成され、紙、もしくはPET樹脂のフィルム204により覆われている。RFIDタグ205は電源を持たず、記録装置101に配設する後述のRFID用通信アンテナから受信する電波の受信電力から動作電圧を生成して内部メモリへのデータ書き込み、読み出しが可能である.
図3は、図1に示した記録装置101の概略構成を示す断面図であり、図4は図1に示した記録装置101が用いる記録ヘッド及びRFID用通信アンテナの配置を模式的に説明する斜視図である。
記録装置101には最大6色の異なるインクを用いて記録することができるように6つのフルライン記録ヘッドが備えられており、図3及び図4に示されているように、記録媒体200の搬送方向の上流方向から順に、ブラックインクを吐出する記録ヘッド306Bk、シアンインクを吐出する記録ヘッド306C、淡シアンインクを吐出する記録ヘッド306LC、マゼンタインクを吐出する記録ヘッド306M、淡マゼンタインクを吐出する記録ヘッド306LM、及びイエロインクを吐出する記録ヘッド306Yが備えられている。なお、これら6つの記録ヘッドを総称して言及するときには参照番号305を用いるものとする。さらに、記録ヘッド305の上流側にRFID用通信アンテナ303が設けられる。
さて、図3に示すように、記録ヘッド305の下側に位置する搬送部302では、給紙部102にセットされたRFIDタグ内蔵ラベル201が後述する給送方法で記録ヘッド305による記録位置に向けて繰り出されると、TOFセンサ304によりラベル201先端(又は後端)が検知され、RFID用通信アンテナ303の通信位置に搬送されると、RFID用通信アンテナ303を介して内蔵されたRFIDタグ205に電子情報の書き込みが開始される。
さらに、ラベル201が搬送され、続いて、その記録位置に達すると6つの記録ヘッド306Bk、306C、306LC、306M、306LM、306Yによってインクが吐出され、ラベル201上に画像が記録され、最終的にカッタ部109に搬出されるように構成されている。カッタ部ではホストから設定されている動作設定により記録済みのRFID内蔵ラベル201のカットを行う。
搬送部302の下には、各記録ヘッド306Bk、306C、306LC、306M、306LM、306Yに供給される専用のインクを貯蓄するタンク部301が着脱自在に固定されている。
図5は記録装置101の制御構成を示すブロック図である。
図5において、601は記録装置全体を制御するメインコントローラであり、CPU601aを内蔵し、後述する入力データを記憶するための記憶制御機能、データ制御機能、及び、記録動作に必要な種々の設定のための設定制御機能などを有する。メインコントローラ601はインタフェース(不図示)を介してホスト100に接続され、相互にデータの送受信が可能である。
また、602はメインコントローラ601に接続され、制御プログラムなどを格納するROMであり、それらのプログラムに従いメインコントローラ601はRAM612を作業領域として使用し、動作する。
また、RAM612にはホスト100から転送されRFIDタグ205に書込むデータが一時的に記憶され、メインコントローラ601に接続されたRFID通信回路609がRFID用通信アンテナ610を介して、RAM612に格納されたデータをRFIDタグ205のICチップ203内部メモリに書き込む。
606はホスト100から送信されてきた画像データを格納するイメージバッファメモリであり、606Bkはブラック成分の画像データを一時的に格納するブラックイメージバッファ、同様に606C、606LC、606M、606LM、606Yはシアン成分、マゼンタ成分、淡マゼンタ成分、シアン成分、淡シアン成分、イエロ成分の画像データを一時的に格納するイメージバッファメモリである。
603は記録ヘッド306Bk、306C、306LC、306M、306LM、306Yに内蔵される発熱体(不図示)を駆動制御するヘッド駆動回路であり、メインコントローラ601に接続されたドライバコントローラ607が、イメージバッファメモリ606に格納された各色成分のビットマップ形式で記録された画像データに従ってヘッド制御回路603を制御することで画像を記録する。
604Dは搬送部302に設けられたフィードモータ604を駆動するモータドライバ、600は給紙部102のロールユニットを駆動させるモータ605を駆動する駆動回路、613はカッタ部を駆動させるモータ608を駆動する駆動回路であり、いずれもメインコントローラ601によって制御される。
また、611は前述したTOFセンサ304を含む種々のセンサ出力を変換入力するセンサ回路である。
図6はホストから送信される種々の制御コマンドの構造を示した図である。
図6に示すように、全てのコマンドは、そのコマンドの先頭にコマンドの種類を識別する識別コードが配置され、その識別コードに続いて、そのコマンドに関する付帯的な指示を設定するオペランドが続く。なお、コマンドの種類によっては、オペランドがなく、識別コードのみで構成される場合もある。
制御コマンドとしては、記録媒体、例えば、連続ラベル紙のサイズ等を設定する用紙設定コマンド501、記録データの基準となる設定が存在するフォーマットコマンド502、記録装置本体の動作設定をする記録装置動作設定コマンド512、文字、イメージ、RFID夫々の詳細情報を設定するデータコマンド503、504、505、記録データの終了を示しジョブの開始を指示するジョブ開始コマンド510などがある。
それらのコマンドは記録コマンド転送例511に示されるようなコマンド列としてホスト100から記録装置101に出力される。
なお、RFIDタグ205のICチップ203の種類は用紙設定コマンド501のICチップタイプオペランド506に、RFIDタグサイズはRFIDタグ取付位置オペランド507に設定される。また、記録装置の給紙モードは記録装置動作設定コマンド512の給紙モードオペランド513に、記録装置の搬送速度は搬送速度オペランド514に、記録装置のRFIDタグ通信開始位置の設定はRFIDタグ通信開始位置オペランド515に設定される。
RFIDタグ通信開始位置オペランド515は、RFIDメディアを検出してから、RFIDタグとの通信を開始するまでの搬送距離を設定するオペランドとなる。ICチップ203への書き込みデータ量はRFIDデータコマンド505のデータ長オペランド508に設定され、書き込みデータはデータオペランド509に設定される。
次に以上の構成の記録システムにおける記録媒体への印刷及びRFIDタグへの通信処理について、図7〜図8を参照して説明する。
図7aはエラーがなくRFIDタグへの書き込み、ラベル表面への記録動作が遷移する様子を示す図であり、図7bはRFIDタグ通信エラーが検知された時の図、図7cではエラーが発生した該当ラベルが排出された状態で停止した時の図、
図7dは通信エラーがユーザにより解除されて、記録動作が再開された様子を示す図である。
尚図7c、図7dの間には、一旦図右方向に逆転搬送する動作が挿入される。即ち図のラベル6に該当するラベルからの再度の情報書き込み、及び記録動作を再開するためである。又書き込みエラーが発生した該当ラベルにリトライし、そこで書き込みが成功すれば該当ラベルはそのまま使う方法も考えられる。
図8は上記構成の記録システムにおける記録処理を説明するフローチャートである。なお、この記録処理は、記録装置101の処理部であるCPU601aが、例えば、ROM602に格納されたアプリケーションソフトを実行することにより実現する。
以下、図8に示すフローチャートに沿って説明する。
記録枚数や用紙サイズ、RFIDタグ通信開始位置、ICチップ203の種類などの各種パラメータと記録画像情報、及びICチップ203への書き込み情報は、記録を指示するコマンドと共にホスト100から記録装置101に送信される。
さて、このアプリケーションが起動されると、ステップS801において、ホストから送信される情報を受信し、記録画像情報はイメージバッファメモリ606Bk〜606Yに、RFIDタグのICチップ203への書き込みデータはRAM612に記憶する。
記録画像情報や電子情報には夫々、情報の属性を示す付帯情報が加えられており、ステップS801での受信終了した後、ステップS802では電子情報の有無を判断する。ここでは、RFIDデータコマンドの有無を判断する。
ここで、RFIDデータコマンドがある、即ち、ICチップ203に書き込むべき情報が存在すると判断された場合は、処理はステップS803に進み、記録媒体の搬送を開始する。搬送開始後、記録媒体がRFID用通信アンテナ303の通信可能範囲701に搬送されると、処理はステップS804において、RFID用通信アンテナ303を介して内蔵されたRFIDタグ205に電子情報の書き込みが開始される。さらに続いて、記録媒体が搬送され、記録位置(各記録ヘッドの直下)に達すると、RFIDタグ205への書き込みと平行して、各記録ヘッド306Bk、306C、306LC、306M、306LM、306Yによってインクが吐出され、RFIDタグ内蔵ラベル201表面に画像が記録される。
RFID205タグへの電子情報の書き込み終了後、処理はステップS805において、書き込みが正常に終了したかどうかを調べる。ここで、その書き込みが正常終了したと判断され、次の記録媒体への記録データが存在する場合は、図7aに示すように次の記録媒体への記録を開始し、上述した処理を平行して実行する。そして、RFIDタグ内蔵カード201の表面への記録終了後、ステップS812で記録媒体をカッタ部109に搬出する。
これに対して、ステップS805での判断において、いくつかのRFIDタグへの電子情報の書き込みは成功したが、もしもあるRFIDタグ205への電子情報の書き込みが正常に終了しなかったと判断された場合、処理はステップS806に進み、図7bに示すようにエラーの発生した記録媒体への記録は中止する。さらにステップS807に進み操作パネル106内のLCD111にRFIDタグ書き込みエラーである旨のメッセージを表示し、ユーザにエラーが発生したことを通知する。そして、ステップS808において、図7cに示したように、エラーの発生したラベルをカッタ部109に排出し、その後、ステップS809で記録媒体の搬送を停止しユーザがエラーを解除するまで待機する。
ユーザがエラーを解除した後は、図7dに示すようにエラー発生した当該ラベルからRFIDタグへの書き込み及びラベル表面への画像記録を再開する。
なお、以上説明した処理はすべての記録データがなくなるまで繰り返される。
次に、以上の構成の記録システムにおけるRFIDタグへの通信処理の詳細について図9〜図10を参照して説明する。
図9はRFIDラベルの搬送時のRFIDタグ通信開始位置901とRFID用通信アンテナ303に対するRFIDタグの通信可能範囲902の図である。
以下、図10に示すフローチャートに沿って説明する。
ステップS1000でRFIDデータコマンドを受信した場合は、RFIDタグとの通信を行なうため、ステップS1001で、RFIDタグ内蔵ラベル紙201が通信開始位置901まで搬送されたかを判断し、通信開始位置に到達したならステップS1002へ進み、RFIDタグに記憶されているRFID固有情報であるユニークIDの読み込みを行なう。ユニークIDの読込みが正常に終了したと判断した場合はステップS1003へ進む。
ステップS1003ではホストから受信したRFIDデータコマンドの中にRFIDタグへ書き込みを行なうデータが存在するかを判定し、書き込みを行なうデータが存在する場合はステップS1004へ進みRFIDタグに対してデータの書き込みを行なう。
ステップS1004でRFIDタグへのデータ書き込みが正常に終了したと判断した場合はステップS1005へ進みホストから受信したRFIDデータコマンドの中にRFIDタグへ上書き禁止を要求するコマンドが存在するかを判定し、上書き禁止のコマンドが存在する場合はステップS1006へ進みRFIDタグに対して上書き禁止の処理を行なう。
ステップS1006でRFIDタグへの上書き禁止処理が正常に終了したと判断した場合はステップS1007へ進みRFIDタグへの書き込みが正常に終了したとしてRFIDタグとの通信処理を終了する。
また、ステップS1002でRFIDタグからユニークIDの取得が出来なかった場合にはステップS1008に進みRFIDタグへの書き込みは失敗したとしてRFIDタグとの通信処理を終了する。
同様に、ステップS1004でRFIDタグへのデータ書き込みが失敗したと判断した場合にはステップS1008に進みRFIDタグへの書き込みが失敗したとしてRFIDタグとの通信処理を終了する。
同様に、ステップS1006でRFIDタグへの上書き禁止処理が失敗したと判断した場合にはステップS108に進みRFIDタグへの書き込みが失敗したと見なし、RFIDタグとの通信処理を終了する。
また、ステップS1003でホストから受信したRFIDデータコマンドの中にRFIDタグへ書き込みを行なうデータが存在しないと判断された場合は、RFIDタグへの書き込み処理を行なわずステップS1005へ進む。同様にステップS1005でホストから受信したRFIDデータコマンドの中にRFIDタグへ上書き禁止の命令が存在しないと判断された場合は、RFIDタグへの上書き禁止処理を行なわずステップS1007へ進む。
次に、RFIDタグ通信開始位置の自動調整の処理について図11〜図13を参照して説明する。
図11はRFIDタグ通信開始位置調整時のRFIDタグとの通信確認の遷移を示した図である。
図12はRFIDタグ通信開始位置の自動調整を行った記録媒体の通信可能範囲を示した図である。
以下、図13に示すフローチャートに沿って、RFIDタグ通信開始位置の自動調整について説明する。
ステップS1301において、ホストから送信されるRFIDタグ通信開始位置調整コマンドを受信すると、処理はステップS1302に進み記録媒体の搬送を開始する。搬送開始後ステップS1303において記録媒体の先端を検知するまで記録媒体の搬送処理を続ける。記録媒体の先端を検知したらステップS1304へ進み、記録媒体に内蔵されているRFIDタグと通信可能かを判定するためにRFIDタグに記録されているRFID固有情報であるユニークIDの確認処理を行なう。ユニークID確認処理後ステップS1305に進み、ユニークIDを正常に読み込みが出来たかどうかと読み込みを行った位置をRAM612に記憶する。記憶後、ステップS1306に進み、記録媒体の後端を検知したかを確認し、
検知していない場合は、再びステップS1304へ戻り図11(a)〜図11(d)に示すように記録媒体を搬送しつつ通信位置を変えながらユニークIDの確認処理を行なう。ステップS1306で記録媒体の後端を検知した場合は、ユニークIDの確認処理を終了しステップS1307に進み、RAM612に記憶されたユニークID確認結果から、記録媒体の通信可能範囲を解析する。解析した通信可能範囲である1201〜1203(図12参照)から、最大の通信範囲となる1202の先頭位置である1204を通信開始位置として記録装置動作設定コマンド512内のRFIDタグ通信開始位置515に設定し、最大の通信範囲となる区間1202の中央である1205を記録媒体を停止してRFIDタグと通信を行う場合の通信位置として記録装置動作設定コマンド512内のRFIDタグ通信開始位置515に設定する。
RFIDタグ通信開始位置設定後ステップS1308に進み、記録媒体をカッタ部109に搬出する。
(第2の実施例)
前述の実施例では、RFIDタグとの通信範囲の検出にRFIDタグに記録されているRFID固有情報であるユニークIDの読込みを繰返し行なうことで本発明を実現していたが、RFIDタグへの書き込みデータが存在する場合は、その書き込みデータを利用してRFIDタグとの通信範囲を検出するようにしても良い。
(その他の実施例)
本発明ではフルラインタイプのインクジェット方式の印刷装置に関する説明をしたが、インクジェット方式位階の記録ヘッドを持つプリンタ、すなわち感熱式、熱転写式、電子写真式等の他の記録方式、或いはモノクロの印刷装置にも適用することが可能である。
本発明は、比較的大量のカラー印刷とモノクロ印刷を選択的に行なう画像形成装置に利用可能である。
本発明の代表的な実施例である記録装置とホストコンピュータを接続したシステム構成図である。 RFIDタグを内蔵した記録媒体の構成概略図である。 図1に示した記録装置の構成概略を示す側断面図である 図1に示した記録装置に搭載するインクジェット記録ヘッド及びRFID用通信アンテナの配列を模式的に説明する斜視図である。 図1に示した記録装置の制御構成を示すブロック図である。 図1に示した記録装置の制御コマンド体系を示す図である。 第1実施例に従うRFIDタグ通信時における記録処理の遷移を示す図である。 第1実施例に従う記録処理を説明するフローチャートである。 第1実施例に従うRFIDラベルの通信開始位置とRFID用通信アンテナに対するRFIDタグの通信範囲を示す図である。 第1実施例に従うRFIDタグへの通信処理の詳細を説明するフローチャートである。 第1実施例に従うRFIDタグ通信開始位置調整時のRFIDタグとの通信確認の遷移を示した図である。 第1実施例に従うRFIDタグ通信開始位置の自動調整を行った記録媒体の通信可能範囲を示した図である。 第1実施例に従うRFIDタグ通信開始位置の自動調整処理を説明するフローチャートである。
符号の説明
100 ホストコンピュータ
101 記録装置
102 給紙部
103 上部カバー
104 前カバー
105 電源スイッチ
106 操作パネル
107 プリンタケーブル
108 記録部
109 カット部
110 LED
111 LCD
112 ボタン
200 RFIDタグ内蔵連続ラベル紙
201 RFIDタグ内蔵ラベル
202 ループアンテナ
203 ICチップ
204 フィルム
205 RFID

Claims (7)

  1. 第1のデータと第2のデータをホストから受信するデータ受信手段と、
    記録媒体に取付けられた無線通信素子内部のメモリに前記第1のデータを書き込む情報書き込み手段と、前記無線通信素子と通信するための通信アンテナと、
    前記記録媒体表面に前記第2のデータを記録する記録ヘッドと、
    前記無線通信素子との通信可能領域を識別する通信可能領域識別手段と、
    を有することを特徴とする記録装置。
  2. 前記通信可能領域識別手段は、前記アンテナ近傍を搬送される記録媒体内部の前記メモリに対して所定間隔で情報の読み書きを行い、
    通信可能領域を識別することを特徴とする請求項1記載の記録装置。
  3. 前記通信可能領域識別手段は、前記記録媒体を所定の搬送速度で搬送し、前記通信可能領域を識別することを特徴とする請求項2記載の記録装置。
  4. 前記通信可能領域識別手段は、前記メモリへの書き込み可能領域を識別する書き込み可能領域識別手段と、前記メモリからの読み出し可能領域を識別する読み出し可能領域識別手段をさらに有することを特徴とする請求項3記載の記録装置。
  5. 前記書き込み可能領域識別手段は、前記記録媒体を搬送路上所定の複数位置で停止し、前記書き込み可能領域を識別することを特徴とする請求項4記載の記録装置。
  6. 前記読み出し可能領域識別手段は、前記記録媒体を搬送路上所定の複数位置で停止し、前記読み出し可能領域を識別することを特徴とする請求項4記載の記録装置。
  7. 前記読み出し可能領域識別手段は、前記記録媒体を所定の搬送速度で搬送し、前記読み出し可能領域を識別することを特徴とする請求項4記載の記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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