JP2020092538A - 電子装置および方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 他の無線通信システムへの干渉を軽減できる電子装置を実現する。【解決手段】 実施形態によれば、電子装置は、送信手段と、検出手段とを具備する。前記送信手段は、第1時間、電力供給のための第1送電信号を送信する。前記検出手段は、前記第1時間に後続し、且つ第1無線通信規格に定義された第1フレームの長さに対応する時間以上である第2時間、前記第1フレームの送信周波数帯を少なくとも含む第1周波数帯をキャリアセンスする。前記送信手段は、前記第2時間のキャリアセンスによって無線信号が検出されない場合、前記第2時間に後続する第3時間、電力供給のための第2送電信号を送信し、前記検出手段は、前記第2時間のキャリアセンスによって無線信号が検出される場合、前記第2時間に後続する第4時間、前記第1周波数帯をキャリアセンスする。【選択図】 図1

Description

本発明の実施形態は、無線電力伝送に関する。
近年、電磁波を用いて無線で電力を供給する無線電力伝送システムの開発が進められている。一般に、無線電力伝送システムにおける給電のための電磁波は、通信のための電磁波よりも、その送信電力が、あるいはその等価等方放射電力(equivalent isotropically radiated power:EIRP)が、大きい。したがって、無線電力伝送システムの電磁波は他の無線通信システムの電磁波に干渉を与える可能性が高い。
特開2016−007117号公報
そのため、他の無線通信システムへの干渉を軽減できる新たな機能の実現が必要とされる。
本発明の一形態は、他の無線通信システムへの干渉を軽減できる電子装置および方法を提供することを目的とする。
実施形態によれば、電子装置は、送信手段と、検出手段とを具備する。前記送信手段は、第1時間、電力供給のための第1送電信号を送信する。前記検出手段は、前記第1時間に後続し、且つ第1無線通信規格に定義された第1フレームの長さに対応する時間以上である第2時間、前記第1フレームの送信周波数帯を少なくとも含む第1周波数帯をキャリアセンスする。前記送信手段は、前記第2時間のキャリアセンスによって無線信号が検出されない場合、前記第2時間に後続する第3時間、電力供給のための第2送電信号を送信し、前記検出手段は、前記第2時間のキャリアセンスによって無線信号が検出される場合、前記第2時間に後続する第4時間、前記第1周波数帯をキャリアセンスする。
第1実施形態に係る電子装置の構成例を示すブロック図。 第1実施形態の電子装置の動作例を示すタイムチャート。 第1実施形態の電子装置が干渉する狭域通信(Dedicated Short−Range Communication:DSRC)システムによる通信フレームの送信例を示す図。 図3の通信フレームのフォーマット例を示す図。 図3の通信フレームの時間長の例を示す図。 第1実施形態の電子装置の別の動作例を示すタイムチャート。 第1実施形態の電子装置によって実行される送電制御処理の手順の例を示すフローチャート。 第1実施形態の電子装置が有する送電制御機能を検証する試験装置の構成例を示すブロック図。 図8の試験装置によって実行される検証処理の手順の例を示すフローチャート。 第2実施形態の電子装置の動作例を示すタイムチャート。 第2実施形態の電子装置によって実行される送電制御処理の手順の例を示すフローチャート。
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
まず、図1を参照して一実施形態に係る電子装置の構成を説明する。この電子装置は、電磁波を用いて無線で電力を供給する無線電力伝送装置1である。電磁波は、例えばマイクロ波であり、電力供給のための無線信号(以下、送電信号とも称する)である。受電装置2は送電信号を受信するための回路等を備えている。無線電力伝送装置1によって送信された送電信号が受電装置2によって受信されることにより、受電装置2に電力が供給される。
一般に送電信号は、通信のための無線信号(以下、通信信号とも称する)よりも、その送信電力が、あるいはそのEIRPが、大きい。したがって、送電信号は他の無線通信システム3において伝送される、ある周波数帯の通信信号に干渉を与える可能性がある。つまり、無線電力伝送装置1は無線通信システム3に干渉を与える与干渉装置となり得、無線通信システム3は無線電力伝送装置1による干渉を受ける被干渉システムとなり得る。
そのため、本実施形態の無線電力伝送装置1は、無線通信システム3に与える干渉を軽減するための送電制御機能を有している。無線電力伝送装置1は、当該無線電力伝送装置1が新たに設置された場合、無線通信システム3が新たに設置された場合、無線電力伝送装置1によって送受信される無線信号の指向性と無線通信システム3によって送受信される無線信号の指向性の少なくとも一方が変更された場合等に、送電制御機能によって無線通信システム3に与える干渉を軽減する。
以下では、説明を分かりやすくするために、無線通信システム3が、ARIB STD−75に、すなわち狭域通信(DSRC)システムの標準規格に、準拠している場合について主に例示する。DSRCシステムは、例えば電子料金収受システム(Electronic Toll Collection System:ETC)に用いられる。DSRCシステムで用いられる無線周波数帯は、例えば5.8GHz帯である。
無線通信システム3は、路側等に固定して設置される無線通信装置である路側機3A(すなわち基地局)と、車両等に搭載される移動可能な無線通信装置である車載機3B(すなわち移動局)とで構成される。路側機3Aは、通信フレームを伝送するための無線信号を周期的に送信する。この通信フレームには、車載機3Bが路側機3Aを検出できるように、予め規定されたビット列を含む特定の通信信号(以下、既知信号とも称する)が含まれている。なお、無線通信システム3は無線LAN通信規格のような他の無線通信規格に準拠していてもよい。
図1に示すように、無線電力伝送装置1は、制御部11、送信部12、検出部13、1つ以上のアンテナ送受共用器14、および1つ以上のアンテナ15を備える。これら各部は、例えば回路として実現される。制御部11、送信部12および検出部13は、1つのチップに設けられていてもよいし、別々のチップに設けられていてもよい。以下では、上述の送電制御機能を実現するための各部の動作について説明する。
1つ以上のアンテナ送受共用器14−1,14−2,……,14−Mは、1つ以上のアンテナ15−1,15−2,……,15−Mにそれぞれ接続されている。1つのアンテナ送受共用器14と1つのアンテナ15との組(例えばアンテナ送受共用器14−1とアンテナ15−1との組)の各々が、受電装置2に送電信号を送出し得ると共に、無線通信システム3によって送信される通信信号を受信し、無線電力伝送装置1に入力し得る。
制御部11は無線電力伝送装置1内の各部の動作を制御する。制御部11は、送信部12によってアンテナ送受共用器14およびアンテナ15を介して送信される送電信号と、その送信タイミングとを制御する。制御部11は、送信部12に対して、例えば送電すべき時間(期間)を指定して送電の開始を要求する。あるいは制御部11は、送信部12に対して、送電の開始を要求し、その開始からある時間が経過したことに応じて、送電の停止を要求してもよい。
送信部12は、制御部11による要求に応じて、アンテナ送受共用器14およびアンテナ15を介して電力供給のための送電信号を送信する。送信部12は、例えば制御部11によって送電の開始が要求されてから、指定された時間が経過するまで、送電信号を生成し、アンテナ送受共用器14およびアンテナ15を介して受電装置2に送信する。
また制御部11は、アンテナ送受共用器14およびアンテナ15を介した、検出部13によるキャリアセンスを制御する。検出部13によるキャリアセンスでは、特定の周波数帯について入力された無線信号の大きさに基づき、無線通信システム3内の端末等による無線信号の送信/受信の有無を検出する。あるいは、検出部13によるキャリアセンスにおいて、この特定の周波数帯について入力された無線信号をさらに復号して、無線通信システム3内の端末等による無線信号の送信/受信の有無が検出されてもよい。この特定の周波数帯は、ある無線通信規格に定義された通信フレーム4の送信周波数帯を少なくとも含む周波数帯である。
制御部11は、検出部13に対して、例えば無線通信システム3による無線信号の送信/受信の有無(より詳しくは路側機3Aによって送信される通信信号の有無)が監視されるキャリアセンスの時間(期間)を指定して監視の開始を要求する。あるいは制御部11は、検出部13に対して、監視の開始を要求し、その開始からある時間が経過したことに応じて、監視の停止を要求してもよい。
検出部13は、制御部11による要求に応じて、アンテナ送受共用器14およびアンテナ15を介して受信された無線信号を監視し、無線通信システム3によって送信された通信信号の有無を検出(キャリアセンス)する。検出部13は、例えば制御部11によって監視の開始が要求されてから、指定された時間が経過するまで、無線通信システム3によって送信された通信信号の有無を検出する。検出される通信信号は、例えばある無線通信規格に定義された通信フレーム4の送信周波数帯を少なくとも含む周波数帯の、閾値電力以上の無線信号である。なお、検出部13は、複数の種類の無線通信システム3によってそれぞれ送信された複数の種類の通信信号の有無を検出することもできる。
制御部11はさらに、複数のアンテナ送受共用器14とアンテナ15との組を介してそれぞれ送受信される複数の無線信号のパターン(以下、アンテナパターンとも称する)を制御するビームフォーミングにより、送信される送電信号の指向性と受信される通信信号の指向性とを制御できる。ビームフォーミングのために、制御部11は、例えば複数のアンテナ送受共用器14とアンテナ15との組から、送受信に用いられる1つ以上の組を選択する。制御部11は、例えば送信部12に対して送電の開始を要求する場合に、選択された1つ以上の組の各々を介して送信される送電信号を決定することにより、アンテナパターンを指定する。
送信部12はアンテナパターン可変部121を備えていてもよい。アンテナパターン可変部121は、制御部11によって指定されたアンテナパターンに従って送電信号を生成する。送信部12は、生成された送電信号を、指定されたアンテナ送受共用器14とアンテナ15との組を介して送信する。これにより、特定の指向性を有する送電信号を送信できる。
図2は無線電力伝送装置1の動作例を示すタイムチャートである。
まず検出部13は、アンテナ送受共用器14およびアンテナ15を介して、T0時間の初期監視(キャリアセンス)を行う(A1)。初期監視が行われたT0時間内に、無線通信システム3によって送信された通信信号(例えばDSRC信号)が検出されなかった場合、送信部12はT1時間の送電を行う(A2)。
T1時間の送電が終了した後、検出部13はT2時間の監視(キャリアセンス)を行う(A3)。監視が行われたT2時間内に、無線通信システム3によって送信された通信信号が検出されなかった場合、送信部12はT1時間の送電を行う(A4)。
次いで、T1時間の送電が終了した後、検出部13はT2時間の監視を行う(A5)。監視が行われたT2時間内に、無線通信システム3によって送信された通信信号が検出された場合、送信部12はT1時間の送電を行わない(A6)。つまり、T1時間の送電が停止される。送電が行われない場合、検出部13は、T0時間の初期監視を行う。送電が停止された後、T0時間の初期監視を開始するまで、規定された時間待機する場合もある。
このように、通信信号が検出されない間、T1時間の送電とT2時間の監視とが繰り返し行われ、T2時間の監視中に無線通信システム3によって送信された通信信号が検出されたならば、T1時間の送電が行われることなく、T0時間の初期監視に戻る。これにより、無線電力伝送装置1による送電が無線通信システム3による通信に干渉を与えることを軽減できる。
無線通信システム3の路側機3Aは、図3に示すように、例えば常時、連続的に、その無線通信規格で規定された通信フレーム4を送信し得る。上述したように、無線通信規格は、例えばDSRCシステムの標準規格である。また、この無線通信規格に定義された通信フレーム4は、例えばDSRCシステムの標準規格に定義されたフレームコントロールメッセージスロット(FCMS)を含む。各通信フレーム4には、無線通信規格で規定された既知の信号が含まれている。無線電力伝送装置1の検出部13は、T0時間の初期監視中およびT2時間の監視中のキャリアセンスによって、アンテナ15およびアンテナ送受共用器14を介して入力(受信)された無線信号に、この既知の信号が含まれているか否かに応じて、無線通信システム3の存在の有無を検出する。
図4は、無線通信システム3で伝送される通信フレーム4のフォーマットの例を示す。ここでは、無線通信システム3において、路側機3Aが主として送信するスロットについて例示する。
通信フレーム4は、1つのFCMSと複数のメッセージデータスロット(MDS)とを含む可変フレーム構造を有する。1つの通信フレーム4は、例えば、3つのスロット、5つのスロット、または9つのスロットで構成される。各スロットは同一の時間長を有し、例えば信号速度1024Kbpsを基準に100オクテット(800ビット)に規定される。
FCMSは、スロット割付情報、フレーム制御情報等からなるフレームコントロールメッセージチャネル(FCMC)を伝送するために用いられる。MDSは、データを伝送するために用いられる。
図4(A)は3つのスロットで構成される通信フレーム4−1を示す。通信フレーム4−1の先頭にはFCMS411が設けられ、このFCMS411に後続して2つのMDSスロット412,413が設けられている。
図4(B)は5つのスロットで構成される通信フレーム4−2を示す。通信フレーム4−2の先頭にはFCMS421が設けられ、このFCMS421に後続して4つのMDSスロット422,423,424,425が設けられている。
図4(C)は9つのスロットで構成される通信フレーム4−3を示す。通信フレーム4−3の先頭にはFCMS431が設けられ、このFCMS431に後続して8つのMDSスロット432,433,434,435,436,437,438,439が設けられている。
FCMS411,421,423には、プリアンブル信号(PR)およびユニークワード信号(UW)411A,421A,431Aがそれぞれ含まれる。プリアンブル信号はシンボル同期に用いられる。ユニークワード信号はスロット同期等に用いられる。プリアンブル信号およびユニークワード信号の各々は、特定のビット列の信号であることが予め規定されている既知信号である。
例えばDSRCシステムの標準規格(ARIB STD−T75)では、変調方式がASK方式である場合において、プリアンブル信号が16ビットのビット列“1010101010101010”であり、ユニークワード信号が32ビットのビット列“00011011101010000100101100111110”であることが規定されている。
無線電力伝送装置1の検出部13は、T0時間の初期監視中およびT2時間の監視中のキャリアセンスによって、アンテナ15およびアンテナ送受共用器14を介して入力された無線信号に、プリアンブル信号とユニークワード信号の少なくとも一方である既知信号が含まれているならば、無線通信システム3によって送信された通信信号が検出された、すなわち、無線通信システム3が存在する、と判断する。無線通信システム3の存在の有無を確実に検出できるように、監視のためのT2時間は、少なくとも1つの既知信号(すなわち、プリアンブル信号および/またはユニークワード信号)が検出可能な時間に設定する必要がある。そのため、T2時間は1つの通信フレーム4のフレームの長さ(フレーム長)に対応する時間以上に設定される。
図5は、1つの通信フレーム4のフレーム長に対応する時間(すなわち、1つの通信フレーム4の時間長)の例を示す。上述したように、各スロットは同一の時間長を有し、例えば信号速度1024Kbpsを基準に100オクテットに規定されている。この場合、1つのスロットの時間長は0.78125ミリ秒に相当する。
したがって、3スロットで構成される通信フレーム4−1の時間長は、2.34375ミリ秒(=3×0.78125ミリ秒)である。5スロットで構成される通信フレーム4−2の時間長は、3.90625ミリ秒(=5×0.78125ミリ秒)である。また、9スロットで構成される通信フレーム4−3の時間長は、7.03125ミリ秒(=9×0.78125ミリ秒)である。
この例において、最長のフレーム長は9スロットのフレーム長であるので、通信フレーム4のフレーム構成が未知である場合、監視のためのT2時間は、最長の9スロットのフレーム長に対応する時間である7.03125ミリ秒以上である。したがってT2時間には、例えば8ミリ秒が設定される。
なお、初期監視のためのT0時間は、無線通信システム3によって送信される通信信号をより高い精度で検出するために、送電後の監視のためのT2時間よりも大きく、例えば秒単位の時間である。また、送電のためのT1時間は、例えばT0時間よりも小さく、T2時間よりも大きい。T1時間には、例えば60ミリ秒が設定される。
したがって、図2に戻り、送信部12による電力伝送を開始する前に、検出部13は、アンテナ送受共用器14およびアンテナ15を介して、送電信号が送信されるべきT1時間に先行し、且つT1時間およびT2時間のどちらよりも長いT0時間、通信フレーム4の送信周波数帯を少なくとも含む第1周波数帯をキャリアセンスする(A1)。より詳しくは、検出部13はT0時間に入力された無線信号から、プリアンブル信号とユニークワード信号の少なくとも一方である既知信号を検出可能である。検出部13は、既知信号が検出された場合、T0時間内に、通信フレーム4を伝送するための通信信号が入力(受信)されたと判断する。
送信部12は、T0時間のキャリアセンスによって通信信号が検出されない場合、このT0時間に後続するT1時間(例えば60ミリ秒)、送電信号を送信する(A2)。そして、検出部13には、アンテナ送受共用器14およびアンテナ15を介して、送電信号が送信されたT1時間に後続し、且つ通信フレーム4の長さ(フレーム長)に対応する時間以上であるT2時間(例えば8ミリ秒)、通信フレーム4の送信周波数帯を少なくとも含む第1周波数帯をキャリアセンスする(A3)。より詳しくは、検出部13はT2時間に入力された無線信号から、プリアンブル信号とユニークワード信号の少なくとも一方である既知信号を検出可能である。検出部13は、既知信号が検出された場合、T2時間に通信フレーム4を伝送するための通信信号が入力(受信)されたと判断する。
そして、送信部12は、T2時間のキャリアセンスによって通信信号が検出されない場合、このT2時間に後続するT1時間、送電信号を送信する(A4)。一方、T2時間のキャリアセンスによって通信信号が検出される場合、送信部12は、通信信号が検出されたT2時間(A5)に後続する少なくともT1時間、送電信号を送信しない(A6)。つまり、T1時間の送電を停止する。
なお、検出部13はT2時間の監視中に複数の種類の通信信号を監視してもよい。複数の種類の通信信号は、複数の無線通信規格に基づく複数の通信フレーム4をそれぞれ伝送するための無線信号である。つまり検出部13には、アンテナ送受共用器14およびアンテナ15を介して、T1時間に後続し、且つ複数の無線通信規格に定義された複数の通信フレーム4の長さのいずれか1つに対応する時間以上であるT2時間、それら複数のフレームの送信周波数帯を少なくとも含む第2周波数帯をキャリアセンスする。この場合のT2時間は、例えば、これら複数の通信フレーム4の内の最も長いフレームの長さに対応する時間以上に設定される。
例えば検出部13は、T1時間に後続するT2時間、第1無線通信規格(例えばDSRCの標準規格)に定義された第1通信フレームの送信周波数帯と、第2無線通信規格(例えば無線LAN通信規格)に定義された第2通信フレームの送信周波数帯とを少なくとも含む第2周波数帯をキャリアセンスする。送信部12は、このT2時間のキャリアセンスによって通信信号が検出されない場合、このT2時間に後続するT1時間、送電信号を送信する。T2時間の監視中に複数の種類の通信信号が監視されることにより、送電のためのT1時間が短縮されるような影響を軽減できる。
また図6に示すように、T0時間のキャリアセンス(初期監視)によって通信フレーム4が検出された場合(A1−1)、アンテナパターン可変部121は、送信部12により1つ以上のアンテナ送受共用器14およびアンテナ15を介して送信される送電信号の指向性と、検出部13により1つ以上のアンテナ送受共用器14およびアンテナ15を介して受信される通信信号の指向性(アンテナパターン)の少なくとも一方を変更してもよい。検出部13は、指向性が変更された後のT0時間、通信フレーム4の送信周波数帯を少なくとも含む第1周波数帯をキャリアセンスする(A1−2)。
アンテナパターンが変更された場合には、無線通信システム3に与える干渉が変化する。そのため、変更後にT0時間の初期監視を再度行うことにより、変更されたアンテナパターンが無線通信システム3に与える干渉を軽減できる。
以上の構成により、無線通信システム3に対する無線電力伝送装置1の干渉を軽減できる。
図7のフローチャートを参照して、無線電力伝送装置1によって実行される送電制御処理の手順の例を説明する。
まず、無線電力伝送装置1は、アンテナ送受共用器14およびアンテナ15を介して、初期監視のためのT0時間、無線通信システム3によって送信された通信信号を監視する(ステップS11)。つまり、無線電力伝送装置1は、T0時間、通信フレーム4の送信周波数帯を少なくとも含む第1周波数帯をキャリアセンスする。換言すると、アンテナ送受共用器14およびアンテナ15は、T0時間中、無線通信システム3によって送信される通信信号を受信し、無線電力伝送装置1(より詳しくは検出部13)に入力することができる。
無線電力伝送装置1は、T0時間中に、無線通信システム3によって送信された通信信号が検出されたか否かを判定する(ステップS12)。無線電力伝送装置1は、例えば、閾値以上の電力レベルを有し、且つ既知信号を含む無線信号が、アンテナ送受共用器14およびアンテナ15を介して無線電力伝送装置1に入力された場合に、無線通信システム3によって送信された通信信号が検出されたと判断する。
無線通信システム3によって送信された通信信号が検出された場合(ステップS12のYES)、ステップS11に戻り、当該通信信号の初期監視が続行される。なお、ステップS11に戻る前に、無線電力伝送装置1によって送受信される無線信号の指向性が変更されてもよい。
一方、無線通信システム3によって送信された通信信号が検出されていない場合(ステップS12のNO)、無線電力伝送装置1は、T1時間、送電する(ステップS13)。すなわち、無線電力伝送装置1は、T1時間、アンテナ送受共用器14およびアンテナ15を介して送電信号を送信する。
そして、無線電力伝送装置1は、このT1時間に後続するT2時間、アンテナ送受共用器14およびアンテナ15を介して、無線通信システム3によって送信された通信信号を監視する(ステップS14)。つまり、無線電力伝送装置1は、T1時間に後続するT2時間、通信フレーム4の送信周波数帯を少なくとも含む第1周波数帯をキャリアセンスする。換言すると、アンテナ送受共用器14およびアンテナ15は、T2時間中、無線通信システム3によって送信された通信信号を受信し、無線電力伝送装置1に入力することができる。
次いで、無線電力伝送装置1は、T2時間中に、無線通信システム3によって送信された通信信号が検出されたか否かを判定する(ステップS15)。無線通信システム3によって送信された通信信号が検出されていない場合(ステップS15のNO)、ステップS13に戻り、T1時間の送電が行われる。
一方、無線通信システム3によって送信された通信信号が検出された場合(ステップS15のYES)、ステップS11に戻り、当該通信信号の初期監視が再度行われる。
以上により、無線通信システム3によって送信された通信信号が検出された場合には送電が停止されるので、無線電力伝送装置1が無線通信システム3に与える干渉を軽減できる。
また図8は、無線電力伝送装置1が無線通信システム3に与える干渉を軽減するための送電制御機能を有しているか否かを検証する試験装置7の構成を示す。試験装置7は、無線電力伝送装置1に無線または有線で接続される。
試験装置7は、処理部71、通信信号送信部72、アンテナ73、および送電検出部74を備える。これら各部は、例えば回路として実現される。また、処理部71、通信信号送信部72、および送電検出部74は、1つのチップに設けられていてもよいし、別々のチップに設けられていてもよい。
送電検出部74は、アンテナ73を介して入力(受信)される送電信号に基づいて、無線電力伝送装置1による送電の開始および停止を検出する。送電検出部74は、無線電力伝送装置1による送電の開始、無線電力伝送装置1による送電の停止等を、処理部71に通知できる。
処理部71は、無線電力伝送装置1による送電の状況に応じて、通信信号送信部72およびアンテナ73によって送信される、既知信号を含む通信信号の送信タイミングを制御する。既知信号を含む通信信号は、例えばFCMSを含む通信フレーム4を伝送するための無線信号である。上述したように、FCMSには、既知信号であるプリアンブル信号とユニークワード信号とが含まれている。
処理部71は、無線電力伝送装置1による送電の開始が検出された場合、通信信号送信部72に、既知信号を含む通信信号の送信を開始させると共に、タイマー711を開始する。既知信号は、無線電力伝送装置1による送電の停止が検出されるまで周期的に送信される。そして処理部71は、送電検出部74によって無線電力伝送装置1による送電の停止が検出されたことに応じて、タイマー711を停止する。処理部71は、タイマー711による計測時間tを記録する。タイマー711による計測時間tは、既知信号を含む通信信号の送信が開始されてから、無線電力伝送装置1による送電の停止が検出されるまでの時間を示す。
処理部71、通信信号送信部72、および送電検出部74は、この計測時間tを計測するための動作を繰り返し行い、例えばN回の動作を行うことによりN個の計測時間tを得る。
処理部71は、N個の計測時間tの内の、閾値時間Tdを超える計測時間tの割合(エラー割合)を算出し、算出された割合が特定の割合pを超えているか否かを判定する。閾値時間Tdは、例えば送電のためのT1時間と監視のためのT2時間との和である。算出された割合が特定の割合p以下であるならば、処理部71は、無線電力伝送装置1が少なくともT2時間の監視を行っており、送電制御機能を有すると判断する。一方、算出された割合が特定の割合pを超えているならば、処理部71は、無線電力伝送装置1がT2時間の監視を行っておらず、送電制御機能を有していないと判断する。
あるいは処理部71は、N個の計測時間tの内の、閾値時間Td以下である計測時間tの割合(パス割合)を算出し、算出された割合が特定の割合p’を超えているか否かを判定してもよい。算出された割合が特定の割合p’を超えているならば、処理部71は、無線電力伝送装置1が少なくともT2時間の監視を行っており、送電制御機能を有すると判断する。一方、算出された割合が特定の割合p’以下であるならば、処理部71は、無線電力伝送装置1がT2時間の監視を行っておらず、送電制御機能を有していないと判断する。
図9のフローチャートは、試験装置7によって実行される検証処理の手順の例を示す。試験装置7は、特定の回数(例えばN回)の試行により、無線電力伝送装置1が送電制御機能を有しているか否かを判定する。
まず、試験装置7は試行回数iとエラー回数errにそれぞれ0を設定し、初期化する(ステップS201)。次に、試験装置7は試行回数iに1を加算する(ステップS202)。
そして、試験装置7は無線電力伝送装置1による送電の開始が検出されたか否かを判定する(ステップS203)。送電の開始が検出されていない場合(ステップS203のNO)、ステップS203に戻り、送電の開始が検出されたか否かが再度判定される。
一方、送電の開始が検出された場合(ステップS203のYES)、試験装置7はFCMS(より詳しくはプリアンブル信号およびユニークワード信号)を含む通信フレーム4の送信を開始すると共に、タイマー711を開始する(ステップS204)。送信される通信フレーム4内のFCMS以外のスロットは、空であってもよい。
次いで、試験装置7は無線電力伝送装置1による送電停止が検出されたか否かを判定する(ステップS205)。送電停止が検出されていない場合(ステップS205のNO)、試験装置7はFCMSを含む通信フレーム4を送信する(ステップS206)。ステップS206の通信フレーム4は、例えばステップS204の通信フレーム4に後続するタイミングで送信される。
送電停止が検出された場合(ステップS205のYES)、試験装置7はタイマー711を停止し(ステップS207)、タイマー711による計測時間tが閾値時間Tdを超えているか否かを判定する(ステップS208)。
計測時間tが閾値時間Tdを超えている場合(ステップS208のYES)、試験装置7はエラー回数errに1を加える(ステップS209)。つまり、試験装置7は、i回目の試行において、無線電力伝送装置1が、FCMSが送信されてから閾値時間Td以内に送電停止状態に遷移していないので、FCMSを検出時に送電を停止する機能が動作していないと判断し、エラー回数errとしてカウントする。なお、計測時間tが閾値時間Td以下である場合(ステップS208のNO)、ステップS209はスキップされる。
次いで、試験装置7は試行回数iが最大試行回数N未満であるか否かを判定する(ステップS210)。試行回数iが最大試行回数N未満である場合(ステップS210のYES)、ステップS202に戻り、次の試行が開始される。
試行回数iが最大試行回数N以上である場合(ステップS210のNO)、試験装置7は最大試行回数Nに対するエラー回数errの割合(=err/N)を算出し、算出された割合が特定の割合pを超えているか否かを判定する(ステップS211)。算出された割合が特定の割合pを超えている場合(ステップS211のYES)、試験装置7は無線電力伝送装置1が規定を満たす送電制御機能を有していないと判定(NG判定)する(ステップS213)。一方、算出された割合が特定の割合p以下である場合(ステップS211のNO)、試験装置7は無線電力伝送装置1が規定を満たす送電制御機能を有していると判定(PASS判定)する(ステップS213)。
以上により、試験装置7は、無線電力伝送装置1が無線通信システム3への干渉を軽減するための送電制御機能を有しているか否かを検証できる。
(第2実施形態)
第1実施形態では、T1時間の送電後のT2時間に、無線通信システム3によって送信される通信信号の有無を監視するためのキャリアセンスが行われる。これに対して第2実施形態では、T2時間の監視において通信信号の候補の有無を検出し、当該候補が検出されたT2時間後のT3時間に、通信信号の有無をさらに確認するためのキャリアセンスが行われる。
第2実施形態に係る無線電力伝送装置1の構成は第1実施形態の無線電力伝送装置1と同様であり、第2実施形態と第1実施形態とでは、T3時間に通信信号の有無を確認するキャリアセンスのための構成のみが異なる。以下、第1実施形態と異なる点のみを説明する。
図10は無線電力伝送装置1の動作例を示すタイムチャートである。図10(A)は、T3時間の通信信号の有無の確認において、通信信号が検出される場合の例を示す。一方、図10(B)は、T3時間の通信信号の有無の確認において、通信信号が検出されない場合の例を示す。図10(A)に示すB1からB4までの期間と、図10(B)に示すC1からC4までの期間とでは、図2のタイムチャートを参照して上述したA1からA4までの期間と同様の動作が行われる。
図10(A)に示す例では、T1時間の送電(B4)が終了した後、検出部13は、T2時間、無線通信システム3によって送信された通信信号(例えばDSRC信号)の候補の有無を監視する(B5)。監視が行われたT2時間内に、無線通信システム3によって送信された通信信号の候補が検出された場合、T1時間の送電が行われることなく、検出部13は、T3時間、無線通信システム3によって送信された通信信号の有無を確認する(B6)。
T3時間は、T2時間以上であって、例えばT1時間とT2時間との和のn倍に略等しい。なお、nは自然数である。例えばT1時間が60ミリ秒であり、T2時間が8ミリ秒であって、n=1である場合、T3時間は68ミリ秒に設定される。T3時間の長さを、T1時間とT2時間との和のn倍に等しくすることにより、T1時間の送電とT2時間の監視とからなる周期を乱すことなく、確認のための動作を加えることができる。
このT3時間の確認において、無線通信システム3によって送信された通信信号が検出された場合、無線電力伝送装置1はT1時間の送電を行わない(B7)。つまり、T1時間の送電が停止される。送電が行われない場合、無線電力伝送装置1は、例えばT0時間の初期監視に戻る。
また図10(B)に示す例では、T1時間の送電(C4)が終了した後、無線電力伝送装置1は、T2時間、無線通信システム3によって送信された通信信号(例えばDSRC信号)の候補の有無を監視する(C5)。監視が行われたT2時間内に、無線通信システム3によって送信された通信信号の候補が検出された場合、T1時間の送電が行われることなく、検出部13は、T3時間、無線通信システム3によって送信された通信信号の有無を確認する(C6)。
このT3時間の確認において、無線通信システム3によって送信された通信信号が検出されなかった場合、T2時間の監視(C5)において検出された通信信号の候補が誤検出であったと判断され、送信部12はT1時間の送電を行う(C7)。
つまり、送信部12による電力伝送を開始する場合に、検出部13は、T1時間に先行し、且つT2時間およびT3時間のどちらよりも長いT0時間、通信フレーム4の送信周波数帯を少なくとも含む第1周波数帯をキャリアセンスする。そして、このT0時間のキャリアセンスによって通信信号が検出されない場合、送信部12は、T1時間、送電信号を送信する。
また、T2時間のキャリアセンスによって通信信号が検出される場合、このT2時間に後続するT3時間、検出部13は、通信フレーム4の送信周波数帯を少なくとも含む第1周波数帯をキャリアセンスする。そして、送信部12は、T3時間のキャリアセンスによって通信信号が検出されない場合、T3時間に後続するT1時間、送電信号を送信する。さらに検出部13は、このT1時間に後続するT2時間、第1周波数帯をキャリアセンスする。一方、T3時間のキャリアセンスによって通信信号が検出された場合、T1時間の送電が行われることなく、T0時間の初期監視に戻る。
さらに検出部13は、T2時間、第1無線通信規格(例えばDSRCの標準規格)に定義された第1通信フレームの送信周波数帯と、第2無線通信規格(例えば無線LAN通信規格)に定義された第2通信フレームの送信周波数帯とを少なくとも含む第2周波数帯をキャリアセンスしてもよい。この場合、送信部12は、T2時間のキャリアセンスによって通信信号が検出されないならば、このT2時間に後続するT1時間、送電信号を送信する。また、検出部13は、T2時間のキャリアセンスによって通信信号が検出される場合、このT2時間に後続するT3時間、第2周波数帯をキャリアセンスする。T2時間の監視中に複数の種類の通信信号が監視されることにより、送電のためのT1時間が短縮されるような影響を軽減できる。
このようにT1時間の送電後にT2時間の監視を行い、その監視中に無線通信システム3によって送信された通信信号の候補が検出された場合には、T1時間の送電を行うことなく、T3時間の確認が行われる。T2時間に検出される通信信号は誤検出である可能性がある。誤検出された通信信号に応じて、送電が行われず、T0時間の初期監視に戻った場合、T0時間は、T1時間、T2時間、T3時間のいずれよりも長いので、長時間、送電ができないことになる。無線電力伝送装置1は、このような誤検出を低減するために、T2時間の監視で検出された通信信号を候補として扱い、後続するT2時間以上であるT3時間において通信信号の有無を確認する。
T2時間の監視では1つの既知信号に基づいて通信信号が検出され得るのに対して、T3時間の確認では複数の既知信号に基づいて通信信号が検出され得る。したがって、T3時間の確認では、T2時間の監視よりもより高い精度で、無線通信システム3によって送信された通信信号の有無を判断できる。
T3時間の確認で通信信号が送信されていないと判断されたならば、無線電力伝送装置1は送電を再開する(すなわちT1時間の送電を行う)。したがって、T2時間の監視で誤検出が発生したとしても、初期監視のT0時間よりも短いT3時間だけ、給電が中断されるのみで、送電を再開できる。
図11のフローチャートを参照して、無線電力伝送装置1によって実行される送電制御処理の手順の例を説明する。図11のフローチャートに示すステップS31からステップS34までの手順は、図7のフローチャートを参照して上述したステップS11からステップS14までの手順と同様である。
ステップS34においてT2時間の通信信号の監視が完了した後、無線電力伝送装置1は、このT2時間内に、無線通信システム3によって送信された通信信号の候補が検出されたか否かを判定する(ステップS35)。無線通信システム3によって送信された通信信号の候補が検出されていない場合(ステップS35のNO)、ステップS33に戻り、T1時間の送電が行われる。
一方、無線通信システム3によって送信された通信信号の候補が検出された場合(ステップS35のYES)、無線電力伝送装置1は、このT2時間に後続するT3時間、アンテナ送受共用器14およびアンテナ15を介して、無線通信システム3によって送信される通信信号を確認する(ステップS36)。つまり、無線電力伝送装置1は、T2時間に後続するT3時間、通信フレーム4の送信周波数帯を少なくとも含む第1周波数帯をキャリアセンスする。したがって無線電力伝送装置1は、T2時間以上であるT3時間、無線通信システム3によって送信される通信信号を監視することにより、通信信号の有無をより正確に確認する。
そして、無線電力伝送装置1は、このT3時間内に、無線通信システム3によって送信された通信信号が検出されたか否かを判定する(ステップS37)。無線通信システム3によって送信された通信信号が検出されていない場合(ステップS37のNO)、ステップS33に戻る。
一方、無線通信システム3によって送信された通信信号が検出された場合(ステップS37のYES)、ステップS31に戻り、通信信号の初期監視が再度行われる。
以上により、無線通信システム3に対する干渉を軽減できると共に、通信信号の誤検出による送電への影響も軽減できる。
以上説明したように、第1および第2実施形態によれば、他の無線通信システムへの干渉を軽減できる。送信部12は、T1時間、電力供給のための第1送電信号を送信する。検出部13は、T1時間に後続し、且つ第1無線通信規格(例えばDSRCシステムの標準規格)に定義された通信フレーム4の長さに対応する時間以上であるT2時間、この通信フレームの送信周波数帯を少なくとも含む第1周波数帯をキャリアセンスする。送信部12は、T2時間のキャリアセンスによって無線信号が検出されない場合、このT2時間に後続するT1時間、電力供給のための第2送電信号を送信する。検出手段は、前記第2時間のキャリアセンスによって無線信号が検出される場合、T2時間に後続するT3時間、第1周波数帯をキャリアセンスする。
このように、T2時間のキャリアセンスによって他の無線通信システム3による無線信号(通信信号)が検出されない場合には、このT2時間後のT1時間に送電信号が送信され、一方、T2時間のキャリアセンスによって他の無線通信システム3による無線信号が検出される場合には、T2時間に後続するT3時間のキャリアセンスがさらに行われる。これにより、無線電力伝送装置1によって送信される送電信号が、無線通信システム3において送信される通信信号に干渉を与えることを軽減できる。
第1および第2実施形態に記載された様々な機能の各々は、回路(処理回路)によって実現されてもよい。処理回路の例には、中央処理装置(CPU)のような、プログラムされたプロセッサが含まれる。このプロセッサは、メモリに格納されたコンピュータプログラム(命令群)を実行することによって、記載された機能それぞれを実行する。このプロセッサは、電気回路を含むマイクロプロセッサであってもよい。処理回路の例には、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、マイクロコントローラ、コントローラ、他の電気回路部品も含まれる。第1および第2実施形態に記載されたCPU以外の他のコンポーネントの各々もまた処理回路によって実現されてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…無線電力伝送装置、2…受電装置、3…無線通信システム、3A…路側機、3B…車載機、4…通信フレーム、11…制御部、12…送信部、121…アンテナパターン可変部、13…検出部、14…アンテナ送受共用器、15…アンテナ。

Claims (18)

  1. 第1時間、電力供給のための第1送電信号を送信する送信手段と、
    前記第1時間に後続し、且つ第1無線通信規格に定義された第1フレームの長さに対応する時間以上である第2時間、前記第1フレームの送信周波数帯を少なくとも含む第1周波数帯をキャリアセンスする検出手段とを具備し、
    前記送信手段は、前記第2時間のキャリアセンスによって無線信号が検出されない場合、前記第2時間に後続する第3時間、電力供給のための第2送電信号を送信し、
    前記検出手段は、前記第2時間のキャリアセンスによって無線信号が検出される場合、前記第2時間に後続する第4時間、前記第1周波数帯をキャリアセンスする、電子装置。
  2. 前記第4時間は前記第2時間以上であって、
    前記送信手段は、前記第4時間のキャリアセンスによって無線信号が検出されない場合、前記第4時間に後続する第5時間、電力供給のための第3送電信号を送信し、
    前記検出手段は、前記第5時間に後続する第6時間、前記第1周波数帯をキャリアセンスする、請求項1記載の電子装置。
  3. 前記第4時間の長さは、前記第1時間と前記第2時間との和のn倍(nは自然数)の長さに略等しい、請求項1または請求項2記載の電子装置。
  4. 前記送信手段による電力伝送を開始する場合に、前記検出手段は、前記第1時間に先行し、且つ前記第2時間および前記第4時間のどちらよりも長い第7時間、前記第1周波数帯をキャリアセンスし、
    前記送信手段は、前記第7時間のキャリアセンスによって無線信号が検出されない場合に、前記第1時間で前記第1送電信号を送信する請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の電子装置。
  5. 前記第7時間のキャリアセンスによって前記第1フレームが検出された場合、前記送信手段により1つ以上のアンテナを介して送信される信号の指向性、又は、前記検出手段により1つ以上のアンテナを介して受信される信号の指向性の少なくとも一方を変更する制御手段をさらに具備する請求項4記載の電子装置。
  6. 前記第1無線通信規格は、狭域通信(DSRC)システムの標準規格である請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の電子装置。
  7. 前記第1無線通信規格に定義された第1フレームは、狭域通信(DSRC)システムの標準規格に定義されたフレームコントロールメッセージスロット(FCMS)を含む請求項6記載の電子装置。
  8. 前記フレームコントロールメッセージスロット(FCMS)は、プリアンブル信号とユニークワード信号の少なくとも一方を含む請求項7記載の電子装置。
  9. 前記検出手段はさらに、前記第1時間に後続し、且つ前記第1フレームの長さ、または第2無線通信規格に定義された第2フレームの長さに対応する時間以上である第8時間、前記第1フレームの送信周波数帯と前記第2フレームの送信周波数帯とを少なくとも含む第2周波数帯をキャリアセンスし、
    前記送信手段は、前記第8時間のキャリアセンスによって無線信号が検出されない場合、前記第8時間に後続する第9時間、電力供給のための第4送電信号を送信し、
    前記検出手段は、前記第8時間のキャリアセンスによって無線信号が検出される場合、前記第8時間に後続する第10時間、前記第2周波数帯をキャリアセンスする、
    請求項1記載の電子装置。
  10. 第1時間、電力供給のための第1送電信号を送信する送信手段と、
    前記第1時間に後続し、且つ第1無線通信規格に定義された第1フレームの長さに対応する時間以上である第2時間、前記第1フレームの送信周波数帯を少なくとも含む第1周波数帯をキャリアセンスする検出手段とを具備する電子装置を制御する方法であって、
    前記第2時間のキャリアセンスによって無線信号が検出されない場合、前記第2時間に後続する第3時間、電力供給のための第2送電信号を送信し、
    前記検出手段は、前記第2時間のキャリアセンスによって無線信号が検出される場合、前記第2時間に後続する第4時間、前記第1周波数帯をキャリアセンスする、方法。
  11. 前記第4時間は前記第2時間以上であって、
    前記第4時間のキャリアセンスによって無線信号が検出されない場合、前記送信手段によって、前記第4時間に後続する第5時間、電力供給のための第3送電信号を送信し、
    前記第5時間に後続する第6時間、前記検出手段によって、前記第1周波数帯をキャリアセンスする、請求項10記載の方法。
  12. 前記第4時間の長さは、前記第1時間と前記第2時間との和のn倍(nは自然数)の長さに略等しい、請求項10または請求項11記載の方法。
  13. 前記送信手段による電力伝送を開始する場合に、前記第1時間に先行し、且つ前記第2時間および前記第4時間のどちらよりも長い第7時間、前記検出手段によって、前記第1周波数帯をキャリアセンスし、
    前記第7時間のキャリアセンスによって無線信号が検出されない場合に、前記送信手段によって、前記第1時間で前記第1送電信号を送信する請求項10乃至請求項12のいずれか1項に記載の方法。
  14. 前記第7時間のキャリアセンスによって前記第1フレームが検出された場合、前記送信手段により1つ以上のアンテナを介して送信される信号の指向性、又は、前記検出手段により1つ以上のアンテナを介して受信される信号の指向性の少なくとも一方を変更する請求項13記載の方法。
  15. 前記第1無線通信規格は、狭域通信(DSRC)システムの標準規格である請求項10乃至請求項14のいずれか1項に記載の方法。
  16. 前記第1無線通信規格に定義された第1フレームは、狭域通信(DSRC)システムの標準規格に定義されたフレームコントロールメッセージスロット(FCMS)を含む請求項15記載の方法。
  17. 前記フレームコントロールメッセージスロット(FCMS)は、プリアンブル信号とユニークワード信号の少なくとも一方を含む請求項16記載の方法。
  18. 前記検出手段によって、前記第1時間に後続し、且つ前記第1フレームの長さ、または第2無線通信規格に定義された第2フレームの長さに対応する時間以上である第8時間、前記第1フレームの送信周波数帯と前記第2フレームの送信周波数帯とを少なくとも含む第2周波数帯をキャリアセンスし、
    前記第8時間のキャリアセンスによって無線信号が検出されない場合、前記送信手段によって、前記第8時間に後続する第9時間、電力供給のための第4送電信号を送信し、
    前記第8時間のキャリアセンスによって無線信号が検出される場合、前記検出手段によって、前記第8時間に後続する第10時間、前記第2周波数帯をキャリアセンスする、
    請求項10記載の方法。
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