JP2008258851A - 通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】路車間通信と同じ周波数帯を使用して行う車々間通信において、路車間通信を妨害することなく短時間で通信を開始する通信装置を得ること。
【解決手段】本発明は、路車間通信用に割り当てられている複数の通信チャンネルの中の未使用チャネルを使用して車々間通信を行う通信装置であって、車々間通信に使用する通信チャネル候補を選択するデータ処理部(7)と、通信チャネル候補における受信信号レベルと所定のしきい値とを比較し、通信チャネル候補が未使用かどうかを判断するCS部(5)と、受信信号を復調し、通信チャネル候補が路車間通信で使用されているか否かを判定するための判定情報を含んだ復調信号を出力する復調部(32)と、キャリアセンス結果に基づいて判定情報の確認処理が必要かどうかを判断し、確認処理が必要であると判断した場合に通信チャネル候補を使用した車々間通信が可能か否かを判断する通信判別部(6)と、を備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ITS(Intelligent Transport System)に適用する通信装置に関するものであり、特に、同一周波数帯において互いに干渉を与えることのない路車間通信および車々間通信を実現する通信装置に関するものである。
ITS(Intelligent Transport Systems)では、使用周波数として5.775GHz〜5.845GHzが割当てられ、現在、この周波数帯を使用して路車間通信が行われている。また、将来に向けて、この周波数帯を車々間通信においても使用すべく検討が進められている。
たとえば、上記周波数帯を使用した現在の路車間通信としてETC(Electronic Toll Collection Systems)/DSRC(Dedicated Short Range Communications)が普及している。このETC/DSRCは課金サービスに使用されているため、高い通信品質が要求されている。一例として、高速道路における自動料金収受においては、隣接する(または付近の)料金所との干渉を避けるため、異なる周波数を用いる等の対応を行っている。
ここで、同一の周波数帯を使用した路車間通信と車々間通信を実現する場合において路車間通信と車々間通信の間の干渉を回避するための方式として、たとえば下記特許文献1に記載された方式が存在する。この方式では、車々間通信におけるデータパケットの長さを路車間通信方式で定められているスロット長未満とし、かつ路車間通信に使用されていない未使用スロットを使用することにより干渉回避を実現している。
また、別の方式として下記特許文献2に記載された方式が存在する。この方式では、路車間通信用に規定されている複数のチャネルのうち路車間通信に使用されていないチャネルを使用して車々間通信を行い、かつ路車間通信で用いられるフレーム制御スロット(FCMC)を検出することで路車間通信領域かどうかを判別する。そして、路車間通信領域と判断した場合には、必要に応じて車々間通信で使用するチャネルを変更することにより干渉を回避している。
車々間通信では任意のタイミングでの送信が要求されていることから、路車間通信とは異なり、キャリアセンスによる空きチャネル検出を行い、チャネルが空いていた場合に送信を行うCSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)と呼ばれる方式をベースに検討されている。この場合、隣接チャネルへの漏洩電力があるため、実際には空きチャネルであるにも関わらず、キャリアセンスにおいて使用チャネルと誤判断する場合がある。この誤判断を回避するための従来技術としてたとえば下記特許文献3に記載の技術が存在する。下記特許文献3に記載の技術では、送信時に使用チャネル番号も送信し、受信側で使用チャネル番号と空きチャネル番号を照合することで誤検出を判断するようにしている。
さらに、下記特許文献4では、拡散符号を用いて同一周波数で複数の通信が多重されるスペクトル拡散を行うシステムにおいて、キャリアセンス信号と同期信号の組み合わせにより、自信の送信の可否判断を行う方式が提案されている。この方式では、異なるシステムでは拡散コードが異なり、同期が取れないことを利用し、キャリアセンスを越える信号があっても同期が取れない場合には他システムで使用されていると判断し通信を行わないようにしている。
特開2000−165313号公報 特開2000−201103号公報 特開平5−110522号公報 特開平11−112469号公報
しかしながら、上述した従来の技術は、以下に示すような問題点をそれぞれ有していた。すなわち、上記特許文献1に記載の方式では、路車間通信の空き部分のみしか使用できないため、回線容量を増やすことが出来ない、また、任意のタイミングで車々間通信が出来ない、という問題があった。
また、上記特許文献2に記載の方式では、FCMCでしか判別を行っていないため、FCMCが送信される周期の間は路車間通信エリアであることが判断できず、FCMCを受信するまでの間は車々間通信ができない、という問題があった。
また、上記特許文献3に記載の方式では、送信信号に使用チャネル番号を挿入する必要があり、そのようなフレーム構成を取れないシステムに対しては適用できない、という問題があった。
また、上記特許文献4に記載の方式では、実際には空きチャネルであるにも関わらず、隣接チャネルへの漏洩電力によってキャリアセンスが作動し、使用チャネルと誤判断してしまう、という問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、同一周波数帯を使用して路車間通信および車々間通信を行う無線通信システムにおいて、路車間通信の方が車々間通信よりも高い通信品質を要求されている場合に、路車間通信に対する干渉となることを回避しつつ従来よりも短い時間で車々間通信を開始する通信装置を得ることを目的とする。
また、車々間通信の方が路車間通信よりも高い通信品質を要求されている場合に、車々間通信に対する干渉となることを回避する通信装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、車両に搭載され、路車間通信用に割り当てられている複数の通信チャンネルの中の未使用チャネルを使用して車々間通信を行う通信装置であって、使用可能な複数の通信チャネルの中から車々間通信に使用する通信チャネル候補を選択する候補選択手段と、前記通信チャネル候補における受信信号レベルと所定のしきい値とを比較し、当該通信チャネル候補が未使用かどうかを判断するキャリアセンス手段と、前記通信チャネル候補における受信信号を復調し、当該通信チャネル候補が路車間通信で使用されているか否かを判定するための判定情報を含んだ復調信号を出力する復調手段と、前記キャリアセンス結果に基づいて前記判定情報の確認処理が必要かどうかを判断し、確認処理が必要であると判断した場合に前記通信チャネル候補を使用した車々間通信が可能か否かを判断する判断手段と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、車々間通信用の候補として選択したチャネルのキャリアセンスを行いつつ路車間通信で用いられているUWの検出を行い、UWの検出結果を使用して当該候補チャネルが路車間通信で使用されているか否かを判定することとしたので、候補チャネルが路車間通信で使用されているか否かを高速に判定することができ、路車間通信システムへの干渉を回避しつつ車々間通信を開始するまで(送信を開始するまで)の時間を短縮することができる、という効果を奏する。
以下に、本発明にかかる通信装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明にかかる通信装置の実施の形態1の構成例を示す図である。この通信装置は、送信アンテナ1と、受信アンテナ2と、路車間通信部3と、車々間通信部4と、CS部(キャリアセンス部)5と、通信判別部6と、データ処理部7と、を備え、さらに、路車間通信部3は、変調部31および復調部32を備え、車々間通信部4は、変調部41および復調部42を備えている。なお、本発明にかかる通信装置は、自動車などの車両に搭載される(車載器として使用される)ものである。
路車間通信部3は、データ処理部7からの指示に従い、受け取った送信信号を変調部31において変調し、送信アンテナ1を介してその宛先となる道路上などに設置された通信装置へ送信する。また、受信アンテナ2を介して受信した変調信号を復調部32において復調し、通信判別部6およびデータ処理部7へ出力する。
車々間通信部4は、データ処理部7からの指示に従い、受け取った送信信号を変調部41において変調し、送信アンテナ1を介してその宛先となる通信装置(車載器)へ送信する。また、受信アンテナ2を介して受信した変調信号を復調部42において復調し、データ処理部7へ出力する。
CS部5は、受信アンテナ2を介して受信した信号(チャネル)のレベルを求め、求めた受信信号レベルを所定のしきい値と比較することにより当該チャネルが使用可能であるか否か(他の通信で使用中か否か)を判断し、判断結果(キャリアセンス結果)を後段の通信判別部6へ出力する。
判断手段に相当する通信判別部6は、復調部4およびCS部5からの入力信号に基づいて、車々間通信で使用するチャネルを選択決定する。具体的には、CS部5から受け取ったキャリアセンス結果がキャリア検出(チャネル使用中)を示しているかどうかを確認し、キャリア検出でない場合(キャリア未検出の場合)、さらに当該チャネルが路車間通信に使用されているか否かを復調部32からの入力信号に基づいて判断する。そして、路車間通信に使用されていなければ、当該チャネルを車々間通信で使用するチャネルとして選択決定する。
候補選択手段に相当するデータ処理部7は、路車間通信部3および車々間通信部4の制御を行うとともに各種アプリケーションを実現するため処理を行う。
図2は、ITS用に割当てられた5.8GHz帯における現状のチャネル使用状況を示したチャネル配置図である。図2において、「バスロケ」はバスロケーションサービスの略である。また、D1やU1は各々ダウンリンク用チャネル番号1番、アップリンク用チャネル番号1番を表しており、現状では、アップリンク/ダウンリンク共、7チャネルずつ割当てられている。また、ダウンリンク/アップリンク共に、番号が6のチャネル(D6,U6)が未使用となっている。
図3は、ETC/DSRCにおいて使用されているフレームのフォーマットを示している。図3において、PRは、復調部(本発明にかかる通信装置の復調部32に相当)における初期捕捉用に用いられるプリアンブル部、ユニークワード(UW)は、データの先頭部を見つけるための既知パターンであり、またUWは通信チャネルの識別にも用いられる。DATAは、路車間通信用のデータ部分である。
ここで、社団法人電波産業会にて規定された標準規格「ARIB STD−T75 1.3版 狭域通信(DSRC)システム」(2005年11月策定)においては、路車間通信用として、FCMC(Frame Control Message Channel)、MDC(Message Data Channel)、ACKC(Ack Channel)およびACTC(Activation Channel)の4種類の通信チャネルが規定されている。
「FCMC」はフレーム制御用のチャネル、「MDC」はデータ通信用のチャネル、「ACKC」は応答確認用のチャネル、「ACTC」は通信割当て要求用のチャネルである。また、UWに関しては、これら4種類の通信チャネルに対応して、図4に示したような「UW1」、「UW2A」および「UW2B」の3種類が用意されている。UW1はFCMCで使用されるユニークワード。UW2AはACTCおよびACKCで使用されるユニークワード。UW2BはMDCで使用されるユニークワードである。
つづいて、本発明にかかる通信装置の動作を図面に基づいて説明する。ここで、以下の説明においては、路車間通信は「ARIB STD−T75」に従い、TDMA(Time Division Multiple Access)で動作するものとし、さらに車々間通信はCSMA/CAで動作するものとする。また、説明を簡単にするため、路車間通信は、D1/U1,D2/U2,D5/U5,D7/U7のチャネルのみを使用できるものとし、また、車々間通信は全てのチャネルを使用できるものとする。また、車々間通信よりも路車間通信の方が高い通信品質を要求されているものとする。
図5は、車両に搭載された本発明にかかる通信装置(以下、車載器と呼ぶ)が車々間通信の開始に先立ち実行するキャリアセンスの結果の一例を示す図である。図6は、路車間通信において全二重通信を行う際に使用する通信フレームの構成例を示す図であり、図7は、路車間通信において半二重通信を行う際に使用する通信フレームの構成例を示す図である。通信フレームは、図6および図7に示したように3種類のスロットで構成されている。
図6および図7に示した通信フレームにおいて、FCMS(Frame Control Message Slot)は、フレーム制御情報多重用スロットであり、フレームの先頭に1つ存在する。また、上述したFCMCで構成される。MDS(Message Data Slot)は、データ通信用のスロットであり、上述したMDCおよびACKCにより構成される。ACTS(Activation Slot)は、通信割当て要求用のスロットであり、上述したACTCで構成される。
図8は、本発明にかかる通信装置(車載器)が車々間通信で使用する通信チャネルを選択決定する動作の一例を示すフローチャートであり、図9は、通信チャネルの選択決定動作を時間軸に沿って説明するための図である。なお、図9に示した「CS」はキャリアセンス実行中の状態を示している。ここでは、一例として、D4(5790MHz)→D5(5785MHz)→D6(5780MHz)の順番で空きチャネル(使用チャネル)を探す場合の動作について説明する。また、各チャネルは図2に示した用途に既に割り当てられており、各チャネルのキャリアセンス結果は図5に示したものであるとして説明を行う。
車々間通信の開始要求があった場合、データ処理部7は、車々間通信に使用可能なチャネル(システムなどにおいて車々間通信用として割り当てられているチャネル、以下「車々間通信選択可能チャネル」と呼ぶ)の中からいずれか一つを選択し、車々間通信用チャネルの候補チャネルとして設定する(ステップS11、S12)。この例では、D4が選択され、候補チャネルに設定される。
つぎに、CS部5は、上記ステップS12で設定された候補チャネル(この例ではD4)に対するキャリアセンスを実行し、その結果を通信判別部6へ通知する(ステップS13)。通信判別部6は、CS部5から通知されたキャリアセンス結果に基づいて、候補チャネルが使用可能であるか否かを判別する。具体的には、まず通知されたキャリアセンス結果が候補チャネルでのキャリア未検出を示しているか否か、すなわち候補チャネルにおける受信信号電力(または強度)が、候補チャネルが使用中か否かを判定するためのしきい値以下である旨を示しているか否かを確認する(ステップS14)。そして、候補チャネルでの受信信号電力がしきい値以下であれば(ステップS14,Yes)、この候補チャネルを選択可能であると判断する。ここで、受信信号電力がしきい値に近い場合には、キャリア検出されなくても実際には使用中の可能性がある。そのため、本発明では、CS部5におけるキャリアセンスと並行して復調部32が候補チャネル上で受信した信号を復調しておく。そして、上記ステップS14において候補チャネルでの受信信号電力がしきい値以下であると判断した場合には、さらに、復調部32から出力された復調信号を用いて当該候補チャネルが路車間通信で使用されているか否かを確認する(ステップS16)。候補チャネルが路車間通信で使用されていない場合(ステップS16,No)、当該候補チャネルが使用可能であると判断する。
なお、ステップS16では、たとえば図4に示したようなUWを用いて候補チャネルが使用可能か否かを判断する。すなわち路車間通信と車々間通信で異なるUWを使用することとし、CS部5におけるキャリアセンスと並行して受信信号の復調を行う。そして、復調信号に路車間通信用のUWが含まれていれば候補チャネルが路車間通信で使用されていると判断する。そうでなければ候補チャネルが路車間通信で使用されていないと判断する。UWは図6や図7に示したスロットに最低限1個以上存在するため、高速に路車間通信か否かの判断を行うことが可能となる。
一方、上記ステップS14において、候補チャネル(D4)における受信信号電力がしきい値を超えていると判断した場合(ステップS14,No)、通信判別部6は、候補チャネルが使用不可能であると判断し、候補チャネルの設定を変更するように、データ処理部7に対して要求する。これを受けたデータ処理部7は、上記ステップS12で設定した候補チャネルに代えて、残りの車々間通信選択可能チャネルの中からいずれか一つを選択し(この例ではD5が選択される)、車々間通信用チャネルの候補チャネルとして再設定する(ステップS15)。ステップS15を実行し、候補チャネルを再設定した場合には、再設定後の候補チャネル(この例ではD5)を対象として上述したステップS13およびS14が実行される。
また、上記ステップS16において候補チャネルが路車間通信で使用されていると判断した場合(ステップS16,Yes)、通信判別部6は、候補チャネルが使用不可能であると判断し、候補チャネルの設定を変更するように、データ処理部7に対して要求する。候補チャネルの設定変更要求を受けたデータ処理部7は、上述したステップS15を実行する。ステップS15が実行された後は、再設定後の候補チャネルを対象として上述したステップS13およびS14が実行される。
上記ステップS16において候補チャネルが路車間通信で使用されていないと判断した場合(ステップS16,No)、通信装置は、当該候補チャネルを使用した車々間通信を開始する(ステップS17)。
この例では、上記ステップS13におけるキャリアセンス結果が図5に示されたものとなり、チャネルD4での受信電力がしきい値以上(キャリア検出)となるため、上記ステップS14において通信判別部6は、候補チャネルD4が使用不可能であると判断し、候補チャネルの設定を変更するように、データ処理部7に対して要求する。候補チャネルの設定変更要求を受けたデータ処理部7は、候補チャネルの設定をD5に変更する。そして、D5を対象としたステップS13およびS14が実行される。図5に示した例ではD5での受信電力がしきい値未満(キャリア不検出)となり、D5を対象としたステップS16(D5が路車間通信で使用されているか否かの確認)が実行される。この例ではD5が路車間通信を伴うバスロケーションサービスに使用されているため、ステップS16において路車間通信用のUWが検出される。そのため、通信判別部6は、候補チャネルD5が使用不可能であると判断し、候補チャネルの設定を変更するように、データ処理部7に対して再度要求する。
候補チャネルの設定変更要求を受けたデータ処理部7は、候補チャネルの設定をD6に変更する。そして、D6を対象としたステップS13およびS14が実行される。図5に示した例ではD6での受信電力がしきい値未満(キャリア不検出)となり、かつD6を対象としたステップS16では路車間通信用のUWが検出されない。そのため、通信判別部6は、候補チャネルD6が使用可能であると判断し、その旨をデータ処理部7に対して通知する。候補チャネルD6が使用可能である旨の通知を受けたデータ処理部7は、車々間通信用の変調部41に対して、チャネルD6を使用した送信の許可を行う。
なお、本実施の形態においては、一例として車々間通信の路車間通信への干渉回避を実現する場合について説明を行ったが、路車間通信が車々間通信への干渉となるのを防止することも同様の手順により可能である。また、通信判別部6が、路車間通信用の復調部32から出力される復調信号を用いて、上記候補チャネルが路車間通信に使用されているか否かを判断する場合について説明したが、車々間通信用の復調部42から出力される復調信号を用いて、候補チャネルが路車間通信に使用されているか否かの判断を行うようにしてもよい。さらに、復調部32および42から出力される復調信号の双方を用いて路車間通信・車々間通信両方の検出を行い、両者の検出結果を使用して候補チャネルが路車間通信に使用されているか否かの判断を行っても良い。
また、本実施の形態においては、一例として通信装置(車載器)が路車間通信部3および車々間通信部4を備えている場合について説明を行ったが、路車間通信と車々間通信を同時に行うことがない場合には、路車間通信部3および車々間通信部4を1つに統合した構成としてもよい。この場合、通信装置の構成は図10に示したような構成となる。図10に示した通信装置は、送信アンテナ1と、受信アンテナ2と、CS部5と、通信判別部6aと、データ処理部7aと、通信部8と、を備え、通信部8は、変調部81および復調部82を備えている。CS部5は、受信信号(チャネル)のレベルを求め、当該チャネルが使用中であるかどうかを判断する。通信判別部6aは、復調部4およびCS部5からの入力信号に基づいて、車々間通信で使用するチャネルを選択決定する。データ処理部7aは、通信部8の制御を行うとともに各種アプリケーションを実現するため処理を行う。通信部8は、図1に示した通信装置の路車間通信部3および車々間通信部4を統合したものであり、路車間通信および車々間通信のいずれの場合にも使用される。
このように、本実施の形態においては、車々間通信用の候補として選択したチャネルのキャリアセンスを行いつつ路車間通信で用いられているUWの検出を行い、UWの検出結果を使用して当該候補チャネルが路車間通信で使用されているか否かを判定することとした。これにより、候補チャネルが路車間通信で使用されているか否かを高速に判定することができるので、路車間通信システムへの干渉を回避できることに加え、車々間通信を開始するまで(送信を開始するまで)の時間を短縮することが可能となり、システム容量を増加させることができる。
また、UWの検出結果から候補チャネルが路車間通信と車々間通信のいずれに使用されているかを判断するようにしたので、隣接チャネルへの漏洩電力によるキャリアセンスの誤検出を抑圧することができる。
実施の形態2.
上述した実施の形態1では、CS部5が行う処理対象(候補チャネル)における受信信号の電力(または、強度)を求める処理と並行して、通信判別部6が、路車間通信用の復調部32から出力された復調信号を用いて、当該候補チャネルが路車間通信用として使用されているか否かの判断を行っていた。この場合、車載器においては、CS部5においてキャリアセンスによる送信可否の判断が完了しているにもかかわらず、復調部32からUWが出力されるまでの間、最終的な送信の可否を判断できないという問題がある。そのため本実施の形態では、しきい値を複数個用意することで、送信可否判断をより高速に行うことが可能な通信装置ついて説明する。なお、本実施の形態の通信装置の構成は上述した実施の形態1の通信装置と同様である。
図11は、CS部5でのキャリアセンス結果と送信の可否判定を行うための2種類のしきい値との関係の一例を示す図である。図12は、実施の形態2の通信装置(車載器)が車々間通信で使用する通信チャネルを選択決定する動作の一例を示すフローチャートであり、図13は、通信チャネルの選択決定動作を時間軸に沿って説明するための図である。なお、図12において、実施の形態1の動作を示したフローチャート(図8参照)に記載されている処理と同じ処理については、同一のステップ番号を付してその説明を省略する。また、図13に示した「CS」はキャリアセンス実行中の状態を示している。
本実施の形態では、候補チャネルが車々間通信に使用されているか否かの判断を第1のしきい値(図11に示したしきい値#1に相当)を使用して行い、また、候補チャネルが路車間通信に使用されているか否かの判断を上記第1のしきい値とは異なる第2のしきい値(図11に示したしきい値#2に相当)を使用して行う場合の例について説明する。なお、実施の形態1と同様に、路車間通信は、D1/U1,D2/U2,D5/U5,D7/U7のチャネルのみを使用できるものとし、車々間通信は全てのチャネルを使用できるものとする。また、D4(5790MHz)→D5(5785MHz)→D6(5780MHz)の順番で空きチャネル(使用チャネル)を探す場合の動作について説明する。また、車々間通信よりも路車間通信の方が高い通信品質を要求されているものとする。
実施の形態1の場合と同様に、ステップS11〜S13を実行後、本実施の形態の車載器(通信装置)の通信判別部6は、CS部5から通知されたキャリアセンス結果に基づいて、候補チャネルが使用可能であるか否かを判別する。具体的には、まず通知されたキャリアセンス結果から、候補チャネルが車々間通信で使用されているか否を確認する。ここでは、キャリアセンス結果が「候補チャネルにおける受信信号電力(または強度)がしきい値#1(候補チャネルが車々間通信で使用中か否かを判定するためのしきい値)以下である」旨を示しているか否かを確認する(ステップS14a)。そして、候補チャネルにおける受信信号電力がしきい値#1以下であれば(ステップS14a,Yes)、候補チャネルが車々間通信で使用されていないと判断し、さらに、候補チャネルが路車間通信で使用されているか否を確認する。ここでは、キャリアセンス結果が「候補チャネルにおける受信信号電力(または強度)がしきい値#2(候補チャネルが路車間通信で使用中か否かを判定するためのしきい値)以下である」旨を示しているか否かを確認する(ステップS21)。そして、候補チャネルでの受信信号電力がしきい値#2以下であれば(ステップS21,Yes)、候補チャネルが路車間通信で使用されていないと判断し、当該候補チャネルが使用可能であると判断する。
一方、上記ステップS14aにおいて、候補チャネルでの信号電力がしきい値を超えていると判断した場合(ステップS14a,No)、通信判別部6は、候補チャネルが車々間通信で使用されているため使用不可能であると判断し、候補チャネルの設定を変更するように、データ処理部7に対して要求する。これを受けたデータ処理部7は、ステップS12で設定した候補チャネルに代えて、残りの車々間通信選択可能チャネルの中からいずれか一つを選択し(この例ではD5が選択される)、車々間通信用チャネルの候補チャネルとして再設定する(ステップS15)。ステップS15を実行し、候補チャネルが再設定された場合には、再設定後の候補チャネルを対象としてステップS13およびS14aが実行される。
また、上記ステップS21において候補チャネル(D4)での信号電力がしきい値#2を超えていると判断した場合(ステップS21,No)、さらに、当該候補チャネルが路車間通信で使用されているか否かを確認する(ステップS16)。候補チャネルが路車間通信で使用されていない場合(ステップS16,No)、当該候補チャネルが車々間通信で使用可能であると判断する。一方、候補チャネルが路車間通信で使用されている場合(ステップS16,Yes)、通信判別部6は、候補チャネルが車々間通信で使用されているため使用不可能であると判断し、候補チャネルの設定を変更するように、データ処理部7に対して要求する。ステップS16における判断方法は、実施の形態1と同様である。
この例では、上記ステップS13におけるキャリアセンス結果が図11に示されたものとなり、チャネルD4での受信電力がしきい値#1以上(キャリア検出)となるため、上記ステップS14aにおいて通信判別部6は、候補チャネルD4が使用不可能であると判断し、候補チャネルの設定を変更するように、データ処理部7に対して要求する。候補チャネルの設定変更要求を受けたデータ処理部7は、候補チャネルの設定をD5に変更する。そして、D5を対象としたステップS13およびS14aが実行される。図11に示した例ではD5での受信電力がしきい値#1未満かつしきい値#2以上となり、D5を対象としたステップS16(D5が路車間通信で使用されているか否かの確認)が実行される。この例ではD5がバスロケーションサービスに使用されているため、ステップS16において路車間通信用のUWが検出される。その結果、通信判別部6は、候補チャネルD5が使用不可能であると判断し、候補チャネルの設定を変更するように、データ処理部7に対して再度要求する。
候補チャネルの設定変更要求を受けたデータ処理部7は、候補チャネルの設定をD6に変更する。そして、D6を対象としたステップS13およびS14aが実行される。図11に示した例ではD6での受信電力がしきい値#2未満(キャリア不検出)となるので、通信判別部6は、ステップS16を実行することなしに候補チャネルD6が使用可能であると判断し、その旨をデータ処理部7に対して通知する。候補チャネルD6が使用可能である旨の通知を受けたデータ処理部7は、車々間通信用の変調部41に対して、チャネルD6を使用した送信の許可を行う。
なお、本実施の形態においては、一例として車々間通信の路車間通信への干渉回避を実現する場合について説明を行ったが、路車間通信が車々間通信への干渉となるのを防止することも同様の手順により可能である。また、通信判別部6が、路車間通信用の復調部32から出力される復調信号を用いて、上記候補チャネルが路車間通信に使用されているか否かを判断する場合について説明したが、車々間通信用の復調部42から出力される復調信号を用いて、候補チャネルが路車間通信に使用されているか否かの判断を行うようにしてもよい。さらに、復調部32および42から出力される復調信号の双方を用いて路車間通信・車々間通信両方の検出を行い、両者の検出結果を使用して候補チャネルが路車間通信に使用されているか否かの判断を行っても良い。
また、本実施の形態においては、一例として通信装置(車載器)が路車間通信部3および車々間通信部4を備えている場合について説明を行ったが、路車間通信と車々間通信を同時に行うことがない場合には、路車間通信部3および車々間通信部4を1つに統合した構成としてもよい。この場合、通信装置の構成は図10に示したような構成となる。
このように、本実施の形態においては、車々間通信用の候補として選択したチャネルでの受信信号電力を、2つのしきい値(比較対象のチャネルが車々間通信に使用されているか否かを判定するための第1のしきい値、路車間通信に使用されているか否かを判定するための第2のしきい値)と比較し、信号電力が2つのしきい値の間にある場合にのみ、並行して実行していたUWの検出結果を使用して当該候補チャネルが路車間通信で使用されているか否かを判定することとした。これにより、路車間通信システムへの干渉を回避できることに加え、システム容量を増加させることができ、また実施の形態1の場合と比較して、車々間通信を開始するまで(送信を開始するまで)の時間をさらに短縮することができる。さらに、路車間通信・車々間通信各々に対するキャリアセンスレベルを変化させることで、より柔軟な運用を実現することができる。
以上のように、本発明にかかる通信装置は、ITSでの無線通信に有用であり、特に、同一周波数帯において互いに干渉を与えることのない路車間通信および車々間通信を実現する場合に適している。
本発明にかかる通信装置の構成例を示す図である。 ITS用に割当てられた5.8GHz帯におけるチャネル使用状況を示す図である。 ETC/DSRCにおいて使用されているフレームのフォーマットを示す図である。 ユニークワード(UW)のビットパターンを示す図である。 本発明にかかる通信装置が車々間通信の開始に先立ち実行するキャリアセンス結果の一例を示す図である。 路車間通信において全二重通信を行う際に使用する通信フレームの構成例を示す図である。 路車間通信において半二重通信を行う際に使用する通信フレームの構成例を示す図である。 本発明にかかる通信装置(車載器)が車々間通信で使用する通信チャネルを選択決定する動作の一例を示すフローチャートである。 通信チャネルの選択決定動作を時間軸に沿って説明するための図である。 本発明にかかる通信装置の他の構成例を示す図である。 キャリアセンス結果と2種類のしきい値との関係の一例を示す図である。 実施の形態2の通信装置(車載器)が車々間通信で使用する通信チャネルを選択決定する動作の一例を示すフローチャートである。 実施の形態2における通信チャネルの選択決定動作を時間軸に沿って説明するための図である。
符号の説明
1 送信アンテナ
2 受信アンテナ
3 路車間通信部
4 車々間通信部
5 CS部
6、6a 通信判別部
7、7a データ処理部
8 通信部
31、41、81 変調部
32、42、82 復調部

Claims (12)

  1. 車両に搭載され、路車間通信用に割り当てられている複数の通信チャンネルの中の未使用チャネルを使用して車々間通信を行う通信装置であって、
    使用可能な複数の通信チャネルの中から車々間通信に使用する通信チャネル候補を選択する候補選択手段と、
    前記通信チャネル候補における受信信号レベルと所定のしきい値とを比較し、当該通信チャネル候補が未使用かどうかを判断するキャリアセンス手段と、
    前記通信チャネル候補における受信信号を復調し、当該通信チャネル候補が路車間通信で使用されているか否かを判定するための判定情報を含んだ復調信号を出力する復調手段と、
    前記キャリアセンス結果に基づいて前記判定情報の確認処理が必要かどうかを判断し、確認処理が必要であると判断した場合に前記通信チャネル候補を使用した車々間通信が可能か否かを判断する判断手段と、
    を備えることを特徴とする通信装置。
  2. 前記判断手段は、
    前記キャリアセンス結果が使用中である旨を示している場合、前記候補選択手段に対して通信チャネル候補を再選択するように指示を出し、また、当該キャリアセンス結果が未使用である旨を示している場合に、さらに前記判定情報の内容を確認することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記判断手段は、
    前記判定情報に、前記通信チャネル候補が路車間通信で使用されている旨を示す情報が含まれている場合、前記候補選択手段に対して通信チャネル候補を再選択するように指示を出し、一方、前記判定情報に、前記通信チャネル候補が路車間通信で使用されていない旨を示す情報が含まれている場合に、前記通信チャネル候補を使用した車々間通信が可能であると判断することを特徴とする請求項1または2に記載の通信装置。
  4. 車両に搭載され、車々間通信用に割り当てられている複数の通信チャンネルの中の未使用チャネルを使用して路車間通信を行う通信装置であって、
    使用可能な複数の通信チャネルの中から路車間通信に使用する通信チャネル候補を選択する候補選択手段と、
    前記通信チャネル候補における受信信号レベルと所定のしきい値とを比較し、当該通信チャネル候補が未使用かどうかを判断するキャリアセンス手段と、
    前記通信チャネル候補における受信信号を復調し、当該通信チャネル候補が路車間通信で使用されているか否かを判定するための判定情報を含んだ復調信号を出力する復調手段と、
    前記キャリアセンス結果に基づいて前記判定情報の確認処理が必要かどうかを判断し、確認処理が必要であると判断した場合に前記通信チャネル候補を使用した路車間通信が可能か否かを判断する判断手段と、
    を備えることを特徴とする通信装置。
  5. 前記判断手段は、
    前記キャリアセンス結果が使用中である旨を示している場合、前記候補選択手段に対して通信チャネル候補を再選択するように指示を出し、また、当該キャリアセンス結果が未使用である旨を示している場合に、さらに前記判定情報の内容を確認することを特徴とする請求項4に記載の通信装置。
  6. 前記判断手段は、
    前記判定情報に、前記通信チャネル候補が車々間通信で使用されている旨を示す情報が含まれている場合、前記候補選択手段に対して通信チャネル候補を再選択するように指示を出し、一方、前記判定情報に、前記通信チャネル候補が車々間通信で使用されていない旨を示す情報が含まれている場合に、前記通信チャネル候補を使用した路車間通信が可能であると判断することを特徴とする請求項4または5に記載の通信装置。
  7. 車両に搭載され、路車間通信用に割り当てられている複数の通信チャンネルの中の未使用チャネルを使用して車々間通信を行う通信装置であって、
    使用可能な複数の通信チャネルの中から車々間通信に使用する通信チャネル候補を選択する候補選択手段と、
    前記通信チャネル候補における受信信号レベルを、当該通信チャネル候補が他の車々間通信で使用されているか否かを判断するための第1のしきい値、および当該通信チャネル候補が路車間通信で使用されているか否かを判断するための第2のしきい値、と比較し、当該通信チャネル候補が未使用かどうかを判断するキャリアセンス手段と、
    前記通信チャネル候補における受信信号を復調し、当該通信チャネル候補が路車間通信で使用されているか否かを判定するための判定情報を含んだ復調信号を出力する復調手段と、
    前記キャリアセンス結果に基づいて前記判定情報の確認処理が必要かどうかを判断し、確認処理が不要であると判断した場合、当該キャリアセンス結果に基づいて前記通信チャネル候補を使用した車々間通信が可能か否かを判断し、一方、確認処理が必要であると判断した場合には、当該確認処理を実行し、当該確認処理結果に基づいて前記通信チャネル候補を使用した車々間通信が可能か否かを判断する判断手段と、
    を備えることを特徴とする通信装置。
  8. 前記判断手段は、
    前記キャリアセンス結果が前記通信チャネル候補における受信信号レベルが第1のしきい値を超えている旨を示している場合、前記候補選択手段に対して通信チャネル候補を再選択するように指示を出し、また、当該キャリアセンス結果が前記通信チャネル候補における受信信号レベルが第2のしきい値以下である旨を示している場合、前記通信チャネル候補を使用した車々間通信が可能であると判断することを特徴とする請求項7に記載の通信装置。
  9. 前記判断手段は、
    前記判定情報に、前記通信チャネル候補が路車間通信で使用されている旨を示す情報が含まれている場合、前記候補選択手段に対して通信チャネル候補を再選択するように指示を出し、一方、前記判定情報に、前記通信チャネル候補が路車間通信で使用されていない旨を示す情報が含まれている場合に、前記通信チャネル候補を使用した車々間通信が可能であると判断することを特徴とする請求項7または8に記載の通信装置。
  10. 車両に搭載され、車々間通信用に割り当てられている複数の通信チャンネルの中の未使用チャネルを使用して路車間通信を行う通信装置であって、
    使用可能な複数の通信チャネルの中から路車間通信に使用する通信チャネル候補を選択する候補選択手段と、
    前記通信チャネル候補における受信信号レベルを、当該通信チャネル候補が他の路車間通信で使用されているか否かを判断するための第1のしきい値、および当該通信チャネル候補が車々間通信で使用されているか否かを判断するための第2のしきい値、と比較し、当該通信チャネル候補が未使用かどうかを判断するキャリアセンス手段と、
    前記通信チャネル候補における受信信号を復調し、当該通信チャネル候補が路車間通信で使用されているか否かを判定するための判定情報を含んだ復調信号を出力する復調手段と、
    前記キャリアセンス結果に基づいて前記判定情報の確認処理が必要かどうかを判断し、確認処理が不要であると判断した場合、当該キャリアセンス結果に基づいて前記通信チャネル候補を使用した路車間通信が可能か否かを判断し、一方、確認処理が必要であると判断した場合には、当該確認処理を実行し、当該確認処理結果に基づいて前記通信チャネル候補を使用した路車間通信が可能か否かを判断する判断手段と、
    を備えることを特徴とする通信装置。
  11. 前記判断手段は、
    前記キャリアセンス結果が前記通信チャネル候補における受信信号レベルが第1のしきい値を超えている旨を示している場合、前記候補選択手段に対して通信チャネル候補を再選択するように指示を出し、また、当該キャリアセンス結果が前記通信チャネル候補における受信信号レベルが第2のしきい値以下である旨を示している場合、前記通信チャネル候補を使用した路車間通信が可能であると判断することを特徴とする請求項10に記載の通信装置。
  12. 前記判断手段は、
    前記判定情報に、前記通信チャネル候補が車々間通信で使用されている旨を示す情報が含まれている場合、前記候補選択手段に対して通信チャネル候補を再選択するように指示を出し、一方、前記判定情報に、前記通信チャネル候補が車々間通信で使用されていない旨を示す情報が含まれている場合に、前記通信チャネル候補を使用した路車間通信が可能であると判断することを特徴とする請求項10または11に記載の通信装置。
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