JP2020089113A - 整流回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】ブリッジレスコンバータにおいてダイオードの順方向電圧による電力損失を低減させる。【解決手段】フルブリッジ回路10を備えた整流回路1において、交流電源の交流電圧の極性を検出する極性検出部4と、交流電源の入力電流を検出する入力電流検出部5と、検出された交流電圧の極性、及び検出された入力電流が入力され、各MOSFETをオンオフ制御する制御部20とを備える。そして制御部20は、入力電流が予め定めた電流閾値を超えている間、入力電流が流れる各寄生ダイオードを有する各MOSFETをオンにする。【選択図】図1

Description

本発明は、整流回路に係わり、より詳細には、整流による電力損失を低減させたブリッジレスコンバータに関する。
従来、ブリッジレスコンバータは図6に示す回路が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。このブリッジレスコンバータはインターリーブ方式でスイッチング制御するコンバータである。そして、このブリッジレスコンバータは、スイッチ素子131とスイッチ素子132がトーテムポール型に接続され、また、スイッチ素子133とスイッチ素子134がトーテムポール型に接続され、さらにスイッチ素子135とスイッチ素子136がトーテムポール型に接続されており、これらはさらに並列に接続されている。なお、各スイッチ素子のソース端子とドレイン端子の間には、ダイオード131a〜136aがそれぞれ接続されている。
そして、スイッチ素子133とスイッチ素子134の接続点には、リアクタ121を介して交流電源Vinの一方の入力端111が接続されている。また、スイッチ素子135とスイッチ素子136の接続点には、リアクタ122を介して交流電源Vinの一方の入力端111が接続されている。さらに、スイッチ素子131とスイッチ素子132の接続点には交流電源の他方の入力端112が接続されている。さらに、各ブリッジの上アームのドレイン端子が平滑コンデンサ137の正極と電源出力端141に、各ブリッジの下アームのソース端子が平滑コンデンサ137の負極と電源出力端142にそれぞれ接続されている。
一方、このブリッジレスコンバータは、スイッチ素子131、スイッチ素子132、スイッチ素子133、スイッチ素子134、スイッチ素子135、スイッチ素子136のオンオフをそれぞれ制御するS31、S32、S33、S34、S35、S36の各信号が出力される制御部150を備えている。
図7はこのブリッジレスコンバータの動作を説明する説明図である。
図7の横軸は時間であり、図7の縦軸に関して、図7(1)は交流電圧を、図7(2)は入力電流を、図7(3)〜図7(8)はS31〜S36の各信号をそれぞれ示している。なお、t40〜t52は時刻である。
図7(1)に示すようにt40〜t46は交流電圧の正の半周期であり、t46〜t52は交流電圧の負の半周期である。制御部150は、互いに180度だけ位相が異なるスイッチング信号であるS34とS36の各信号をこの正の半周期で出力する。また、制御部150は、正の半周期で最大電圧となるt43を中心としたt42〜t44の固定期間において、S32信号をハイレベルにする。
このため、t42〜t44の固定期間において、ダイオード132aに流れるべき電流が、オン抵抗がほとんどないスイッチ素子132に流れるため、t42〜t44の期間で発生するダイオード132aの順方向電圧による電力損失を低減するようになっている。
なお、同様に負の半周期で最低電圧となるt49を中心としたt48〜t50の固定期間において、S31信号をハイレベルにする。
このため、t48〜t50の固定期間において、ダイオード131aに流れるべき電流が、オン抵抗がほとんどないスイッチ素子131に流れるため、t48〜t50の期間で発生するダイオード131aの順方向電圧による電力損失を低減するようになっている。
しかしながら、t40〜t42とt44〜t46の期間は電流がダイオード132aに流れるため、ダイオード132aの順方向電圧による電力損失が発生していた。同様にt46〜t48とt50〜t52の期間は電流がダイオード131aに流れるため、ダイオード131aの順方向電圧による電力損失が発生していた。なお、t42〜t44やt48〜t50の期間を長くすると電力損失をさらに低減できるが、長くしすぎると平滑コンデンサ137の電圧よりも交流電圧が低い時にスイッチ素子をオンすることになり、平滑コンデンサ137から交流電源に向かって電流が逆流する場合があり、この期間を長くするには限度があった。
さらに、空気調和機など消費電力の変動が大きい機器にこのブリッジレスコンバータを用いた場合、負荷の変動に対応して入力電流が流れる期間が変動するため、固定の期間でスイッチ素子をオンする従来の技術ではダイオードの順方向電圧により発生する電力損失を十分に低減できない問題があった。
特開2015−23606号公報(段落番号0032〜0042)
本発明は以上述べた問題点を解決し、ブリッジレスコンバータにおいてダイオードの順方向電圧による電力損失を低減させる。
本発明は上述の課題を解決するため、本発明の請求項1に記載の発明は、
交流電源の交流電圧が入力される一対の入力端と、
前記交流電源を整流した直流電圧を出力する一対の出力端と、
第1スイッチ素子と第2スイッチ素子、第3スイッチ素子と第4スイッチ素子、第5スイッチ素子と第6スイッチ素子、をそれぞれトーテムポール型に接続し、
第1スイッチ素子と第3スイッチ素子と第5スイッチ素子のそれぞれが上アームを、第2スイッチ素子と第4スイッチ素子と第6スイッチ素子のそれぞれが下アームを、構成するフルブリッジ回路と、
各前記スイッチ素子にそれぞれ並列に接続されたダイオードと、
前記交流電圧の極性を検出する極性検出手段と、
前記交流電源の入力電流を検出する入力電流検出手段と、
検出された前記交流電圧の極性、及び検出された前記入力電流の大きさが入力され、前記スイッチ素子をオンオフ制御する制御手段とを備え、
一方の前記入力端は、前記第1スイッチ素子と前記第2スイッチ素子の接続点と、前記第3スイッチ素子と前記第4スイッチ素子の接続点にそれぞれ接続され、
他方の前記入力端は、前記第5スイッチ素子と前記第6スイッチ素子の接続点に接続され、
前記各上アームの共通の接続点は一方の前記出力端に、前記各下アームの共通の接続点は他方の前記出力端に、それぞれ接続された整流回路であって、
前記制御手段は、
前記交流電圧の正の半周期の期間内に流れる前記入力電流である正方向電流が予め定めた正電流閾値を超えている時、前記第1スイッチ素子又は前記第3スイッチ素子と前記第6スイッチ素子とをオンして一方の前記入力端から他方の前記入力端に前記正方向電流を流し、
前記交流電圧の負の半周期の期間内に流れる前記入力電流である負方向電流が予め定めた負電流閾値を超えている時、前記第5スイッチ素子と前記第2スイッチ素子又は前記第4スイッチ素子をオンして他方の前記入力端から一方の前記入力端へ前記負方向電流を流すことを特徴とする。
以上の手段を用いることにより、本発明による整流回路によれば、ブリッジレスコンバータにおいてダイオードの順方向電圧による電力損失を低減させることができる。
本発明による整流回路の実施例を示すブロック図である。 本発明による整流回路において、パッシブモード時、及びアクティブモード時において各リアクタを交流電源を介して短絡しない場合の電流経路を説明するブロック図である。 本発明による整流回路において、各リアクタを介して交流電源を短絡した場合の電流経路を説明するブロック図である。 本発明による整流回路において、パッシブモード時の動作を説明する説明図である。 本発明による整流回路において、アクティブモード時の動作を説明する説明図である。 従来の整流回路を示すブロック図である。 従来の整流回路の動作を説明する説明図である。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に基づいた実施例として詳細に説明する。
図1は本発明による整流回路1の実施例を示すブロック図である。
この整流回路1は、図示しない交流電源が接続される一対の入力端である入力端(一方の入力端)2と入力端(他方の入力端)3と、フルブリッジ回路10と、直流電圧が出力される一対の出力端である正極出力端(一方の出力端)9aと負極出力端(他方の出力端)9bと、正極出力端9aと負極出力端9bの間に接続され、印加される電圧を平滑する平滑コンデンサ8と、第1リアクタ6及び第2リアクタ7と、例えばカレントトランスを用いて入力電流の大きさを検出して入力電流信号として出力する入力電流検出部(入力電流検出手段)5と、入力端2と入力端3との間に接続され、交流電圧の極性を検出して極性信号として出力する極性検出部(極性検出手段)4と、フルブリッジ回路10を制御する制御部(制御手段)20を備えている。
制御部20はパッシブモードとアクティブモードの2つの動作モードのいずれかで動作する。パッシブモードは第1リアクタ6と第2リアクタ7介して交流電源を短絡しないで、第1リアクタ6と第2リアクタ7に流れる電流のみで力率改善を行うモードであり、入力電流が比較的小さい場合にアクティブモードよりも効率がよい。一方、アクティブモードは、第1リアクタ6又は第2リアクタ7を介して交流電源を交互に短絡/開放し、第1リアクタ6と第2リアクタ7に流れる電流を交互にスイッチングするインターリーブ方式の制御を行うものである。これらの各モードについては後で詳細に説明する。
一方、極性検出部4は例えばフォトカプラを用いており、この内部のフォトダイオードに電流が流れる時、つまり、交流電圧が正の半周期の時にハイレベルの極性信号を、また、負の半周期の時にはフォトダイオードに電流が流れないためローレベルの極性信号を、それぞれ出力する。なお、正の半周期の時に流れるプラス方向の入力電流を正方向電流、負の半周期の時に流れるマイナス方向の電流を負方向電流と呼称する。
フルブリッジ回路10は、スイッチ素子として例えばMOSFETを6個用いたものであり、この各MOSFETには並列にダイオードがそれぞれ接続されている。なお、MOSFETの代わりにIGBTやトランジスタを用いてもよい。MOSFETの場合には内部に寄生ダイオードを有しているため、ダイオードを追加する必要がない。
具体的に本実施例のフルブリッジ回路10は、寄生ダイオード11aを有する第1MOSFET(第1スイッチ素子)11と、寄生ダイオード12aを有する第2MOSFET(第2スイッチ素子)12と、寄生ダイオード13aを有する第3MOSFET(第3スイッチ素子)13と、寄生ダイオード14aを有する第4MOSFET(第4スイッチ素子)14と、寄生ダイオード15aを有する第5MOSFET(第5スイッチ素子)15と、寄生ダイオード16aを有する第6MOSFET(第6スイッチ素子)16を備えている。なお、各寄生ダイオード(ダイオード)のカソード端子は、各MOSFETのドレイン端子に、また、各寄生ダイオードのアノード端子は、各MOSFETのソース端子にそれぞれ接続されている。
そして、フルブリッジ回路10は、第1MOSFET11のソース端子と第2MOSFET12のドレイン端子が接続され、第1MOSFET11のドレイン端子は正極出力端9aに、第2MOSFET12のソース端子は負極出力端9bにそれぞれ接続されている。同様に第3MOSFET13のソース端子と第4MOSFET14のドレイン端子が接続され、第3MOSFET13のドレイン端子は正極出力端9aに、第4MOSFET14のソース端子は負極出力端9bにそれぞれ接続されている。また、第5MOSFET15のソース端子と第6MOSFET16のドレイン端子が接続され、第5MOSFET15のドレイン端子は正極出力端9aに、第6MOSFET16のソース端子は負極出力端9bにそれぞれ接続されている。
なお、第1MOSFET11のソース端子は第1リアクタ6を介して入力端2に、また、第3MOSFET13のソース端子は第2リアクタ7を介して入力端2に、さらに、第5MOSFET15のソース端子は入力電流検出部5を介して入力端3に、それぞれ接続されている。ここで、第1MOSFET11と第3MOSFET13と第5MOSFET15のそれぞれが上アーム、第2MOSFET12と第4MOSFET14と第6MOSFET16のそれぞれが下アームである。なお、上アームと下アームの各MOSFETはトーテムポール型に接続されている。
一方、制御部20は、スイッチ制御部(スイッチ制御手段)21と、ゲート信号生成部26を備えている。そして、ゲート信号生成部26は、負電流監視部22と、正電流監視部23と、第1アンド回路24と、第2アンド回路25が備えられている。
スイッチ制御部21は極性検出部4から、ハイレベルで電源電圧の正の半周期を、ローレベルで負の半周期を示す極性信号が入力されており、この極性に従ってフルブリッジ回路内の各MOSFETをオンオフさせる各ゲートの信号、つまり、第1MOSFET11用のゲート1信号、第2MOSFET12用のゲート2信号、第3MOSFET13用のゲート3信号、第4MOSFET14用のゲート4信号、第5MOSFET15用のスイッチ5信号、第6MOSFET16用のスイッチ6信号をそれぞれ生成する。なお、スイッチ5信号とスイッチ6信号はゲート信号生成部26により、タイミングが修正されてゲート5信号とゲート6信号としてフルブリッジ回路10へ出力される。
ゲート信号生成部26の負電流監視部22と正電流監視部23には入力電流信号が入力されている。負電流監視部22は、入力電流が予め定めた負電流閾値(−0.5アンペア)を超えない時、つまり、入力電流が−0.5アンペアよりプラス方向に大きい場合、負電流信号をローレベルにする。そして、負電流監視部22は、入力電流が負電流閾値なったか、負電流閾値からさらにマイナス方向に大きくなった時に負電流信号をローレベルからハイレベルにして第1アンド回路24へ出力する。一方、第1アンド回路24はスイッチ信号5が入力されており、この入力の論理積の結果をゲート5信号として第5MOSFET15のゲート端子へ出力する。
同様に正電流監視部23は、入力電流が予め定めた正電流閾値(+0.5アンペア)未満か、マイナス方向の電流の時に正電流信号をローレベルにする。そして、正電流監視部23は、入力電流が正電流閾値以上になった時に正電流信号をローレベルからハイレベルにして第2アンド回路25へ出力する。一方、第2アンド回路25はスイッチ信号6が入力されており、この入力の論理積の結果をゲート6信号として第6MOSFET16のゲート端子へ出力する。
図2は本発明による整流回路において、パッシブモード時、及びアクティブモード時において各リアクタを交流電源を介して短絡しない場合の電流経路を説明するブロック図であり、図1のブロック図を簡略化したものである。なお、入力端2から第1リアクタ6又は第2リアクタ7の方向に流れる電流が正方向電流、また、これとは逆に入力端3から流れ込む電流が負方向電流である。
さらに、第1リアクタ6に流れる正方向電流を第1正方向電流(a)、第2リアクタ7に流れる正方向電流を第2正方向電流(b)、第1リアクタ6に流れる負方向電流を第1負方向電流(c)、第2リアクタ7に流れる負方向電流を第2負方向電流(d)とそれぞれ呼称する。なお、第1リアクタ6に流れる電流を実線の矢印で、第2リアクタ7に流れる電流を点線の矢印で、それぞれ示している。また、正極出力端9aと負極出力端9bの間には負荷17が接続されている。
の第1正方向電流(a)は、入力端2から第1リアクタ6、第1MOSFET11の寄生ダイオード11a、正極出力端9a、さらに、負荷17を経由して負極出力端9b、第6MOSFET16の寄生ダイオード16a、入力端3の順に流れる。このため、第1正方向電流(a)が流れた時には第1MOSFET11と第6MOSFET16をオンにすることにより、それぞれの寄生ダイオードの入出力間を短絡してこの寄生ダイオードの順方向電圧による電力損失を低減できる。
一方、第2正方向電流(b)は、入力端2から第2リアクタ7、第3MOSFET13の寄生ダイオード13a、正極出力端9a、さらに、負荷17を経由して負極出力端9b、第6MOSFET16の寄生ダイオード16a、入力端3の順に流れる。このため、第2正方向電流(b)が流れた時には第3MOSFET13と第6MOSFET16をオンにすることにより、それぞれの寄生ダイオードの入出力間を短絡してこの寄生ダイオードの順方向電圧による電力損失を低減できる。
同様に、第1負方向電流(c)は、入力端3から第5MOSFET15の寄生ダイオード15a、正極出力端9a、さらに、負荷17を経由して負極出力端9b、第2MOSFET12の寄生ダイオード12a、第1リアクタ6、入力端2の順に流れる。このため、第1負方向電流(c)が流れた時には第5MOSFET15と第2MOSFET12をオンにすることにより、それぞれの寄生ダイオードの入出力間を短絡してこの寄生ダイオードの順方向電圧による電力損失を低減できる。
一方、第2負方向電流(d)は、入力端3から第5MOSFET15の寄生ダイオード15a、正極出力端9a、さらに、負荷17を経由して負極出力端9b、第4MOSFET14の寄生ダイオード14a、第2リアクタ7、入力端2の順に流れる。このため、第2負方向電流(d)が流れた時には第5MOSFET15と第4MOSFET14をオンにすることにより、それぞれの寄生ダイオードの入出力間を短絡してこの寄生ダイオードの順方向電圧による電力損失を低減できる。
この制御を行うためスイッチ制御部21は、極性信号がハイレベル、つまり、交流電圧が正の半周期の時に第1正方向電流(a)及び第2正方向電流(b)を流すため、ゲート1信号とゲート3信号とスイッチ信号6をハイレベルにして出力する。また、スイッチ制御部21は、極性信号がローレベル、つまり、交流電圧が負の半周期の時に負方向電流が流れるため、スイッチ5信号とゲート2信号とゲート4信号をハイレベルにして出力する。ただし、交流電圧の極性だけで各MOSFETをオンにすると、平滑コンデンサ8の電圧によっては平滑コンデンサ8から交流電源に電流が逆流するため、本発明では、入力電流が流れている時、つまり、交流電圧が平滑コンデンサ8の電圧よりも高い時に、ゲート5信号又はゲート6信号をハイレベルにする。この機能をゲート信号生成部26で実現している。
ただし、スイッチ制御部21がアクティブモード、つまり、インターリーブ方式で動作している場合、スイッチ制御部21は、正の半周期においてゲート2信号とゲート4信号を互いの位相が180度異なったスイッチングパルスで出力する。同様に、スイッチ制御部21は、負の半周期においてゲート1信号とゲート3信号を互いの位相が180度異なったスイッチングパルスで出力する。
図3は本発明による整流回路において、アクティブモード時に各リアクタを介して交流電源を短絡した場合の電流経路を説明するブロック図であり、図1のブロック図を簡略化したものである。なお、入力端2から第1リアクタ6又は第2リアクタ7の方向に流れる電流を正方向短絡電流、また、これとは逆に入力端3から流れ込む電流を負方向短絡電流と呼称する。さらに、第1リアクタ6に流れる正方向短絡電流を第1正方向短絡電流(e)、第2リアクタ7に流れる正方向短絡電流を第2正方向短絡電流(f)、第1リアクタ6に流れる負方向電流を第1負方向短絡電流(g)、第2リアクタ7に流れる負方向短絡電流を第2負方向短絡電流(h)とそれぞれ呼称する。
なお、第1リアクタ6に流れる電流を実線の矢印で、第2リアクタ7に流れる電流を点線の矢印で、それぞれ示している。また、正極出力端9aと負極出力端9bの間には負荷17が接続されている。このように、第1リアクタ6と第2リアクタ7に短絡電流が流れた後、電流を遮断することで逆起電力が各リアクタに発生し、この逆起電力による電流が平滑コンデンサ8に向かって流れる。
第1正方向短絡電流(e)は、入力端2から第1リアクタ6、第2MOSFET12、第6MOSFET16、入力端3の順に流れる。また、第2正方向短絡電流(f)は、入力端2から第2リアクタ7、第4MOSFET14、第6MOSFET16、入力端3の順に流れる。一方、第1負方向短絡電流(g)は、入力端3から第5MOSFET15、第1MOSFET11、第1リアクタ6、入力端2の順に流れる。また、第2負方向短絡電流(h)は、入力端3から第5MOSFET15、第3MOSFET13、第2リアクタ7、入力端2の順に流れる。
この制御を行うためスイッチ制御部21は、極性信号がハイレベル、つまり、交流電圧が正の半周期の時に第1正方向短絡電流(e)を流すため、ゲート2信号とスイッチ信号6をハイレベルにして出力する。また、スイッチ制御部21は、第2正方向短絡電流(f)を流すため、ゲート4信号とスイッチ信号6をハイレベルにして出力する。また、スイッチ制御部21は、極性信号がローレベル、つまり、交流電圧が負の半周期の時に第1負方向短絡電流(g)を流すため、ゲート1信号とスイッチ信号5をハイレベルにして出力する。また、スイッチ制御部21は、第2負方向短絡電流(h)を流すため、ゲート3信号とスイッチ信号5をハイレベルにして出力する。
図4は本発明による整流回路において、パッシブモード時の動作を説明する説明図である。図4において横軸は時間であり、図4の縦軸に関して、図4(1)は交流電圧を、図4(2)は入力電流を、図4(3)〜図4(8)はゲート1〜ゲート6の各信号を、図4(9)は極性信号を、図4(10)はスイッチ5信号を、図4(11)はスイッチ6信号を、図4(12)は負電流信号を、図4(13)は正電流信号をそれぞれ示している。なお、t20〜t31は時刻である。
図4(1)は交流電圧を示しており、t21〜t26が正の半周期であり、t26〜t31が負の半周期である。従って図4(9)に示すように極性検出部4は、正の半周期でハイレベル、負の半周期でローレベルの極性信号を出力する。極性信号が入力されたスイッチ制御部21は、予め定められた、極性信号の状態とこれに対応して出力する信号の状態に従って、正の半周期でゲート1信号とゲート3信号とスイッチ6号をハイレベルにて出力し、負の半周期でゲート2信号とゲート4信号とスイッチ5信号をハイレベルにて出力する。ただし、スイッチ制御部21はゲート1信号〜ゲート4信号、及びスイッチ5信号とスイッチ6信号において短絡電流が流れないように交流電圧のゼロクロス点付近、例えばt21〜t22、t25〜t26、t26〜t27、t30〜t31をローレベルにしている。
一方、正電流監視部23は入力電流検出部5を介して入力電流を監視しており、図4(2)に示すように正方向電流が流れはじめて、t23〜t24の間で正電流閾値を超えた場合、正電流信号をハイレベルにする。第2アンド回路25の一方の入力にはt23〜t24の間でハイレベルのスイッチ6信号が入力されているため、第2アンド回路25はt23〜t24の間でハイレベルのゲート6信号を出力する。
同様に、負電流監視部22は入力電流検出部5を介して入力電流を監視しており、図4(2)に示すように負方向電流が流れはじめて、t28〜t29の間で負電流閾値を超えた場合、負電流信号をハイレベルにする。第1アンド回路24の一方の入力にはt28〜t29の間でハイレベルのスイッチ5信号が入力されているため、第1アンド回路24はt28〜t29の間でハイレベルのゲート5信号を出力する。
このように入力電流が流れている時は交流電圧が平滑コンデンサ8の電圧よりも高い状態であるため、平滑コンデンサ8から交流電源へ電流が逆流することがない。
正方向電流が0.5アンペア未満の場合と、負方向電流が絶対値で0.5アンペア未満、の場合は寄生ダイオードにそれぞれの電流が流れて順方向電圧による電力損失が発生する。しかし、この時の正方向電流は正方向電流のピーク電流に対して非常に小さく、また、この時の負方向電流は負方向電流のピーク電流に対して非常に小さく、さらに、この小さな電流が流れる期間は入力電流が流れる全期間に比較して非常に短期間であるため、電力損失も小さいのでほとんど無視できる。さらに、スイッチ制御部21が、正の半周期でパッシブモード時に第1MOSFET11と第3MOSFET13を同時にオンとし、また、負の半周期で第2MOSFET12と第4MOSFET14を同時にオンとするため、並列となったMOSFETのオン抵抗が半分になるため、電力損失を低減することができる。
以上説明したように、制御部20は入力電流が各電流閾値を超えている間、対応するMOSFET(スイッチ素子)をオンにして入力電流を流す。このため、電流閾値をできるだけ0アンペアに近い値に設定することで、入力電流の流れ始め直後、例えば図4のt23から入力電流の流れ終わる直前、例えば図4のt24まで、入力電流が流れるタイミングに追従してMOSFETをオンオフ制御して、寄生ダイオードによる電力損失を低減できる。
図5は本発明による整流回路において、アクティブモード時の動作を説明する説明図である。
図5において横軸は時間であり、図5の縦軸に関して、図5(1)は交流電圧を、図5(2)は入力電流を、図5(3)〜図5(8)はゲート1〜ゲート6の各信号を、図5(9)は極性信号を、図5(10)はスイッチ5信号を、図5(11)はスイッチ6信号を、図5(12)は負電流信号を、図5(13)は正電流信号をそれぞれ示している。なお、t0〜t11は時刻である。また、インターリーブ方式による動作以外の基本的な動作はパッシブモード時と同じであるため、ここでは、インターリーブ方式による動作を中心に説明する。
図5(4)と図5(6)に示すように、スイッチ制御部21はスイッチングパルスであるゲート2信号とゲート4信号の位相が180度ずれるようにして出力している。これによって第1リアクタ6と第2リアクタ7に流れる電流が交互にスイッチングされる。また、図5(3)と図5(5)に示すように、スイッチ制御部21はスイッチングパルスであるゲート1信号とゲート3信号の位相が180度ずれるようにして出力している。これによって第1リアクタ6と第2リアクタ7に流れる電流が交互にスイッチングされる。
また、スイッチ制御部21はゲート1信号とゲート2信号の位相が180度ずれるようにして出力している。このため、例えば図3において第1正方向短絡電流(e)が流れた後、スイッチ制御部21が第2MOSFET12をオフとした時、第1MOSFET11を必ずオンとするため、第1リアクタ6の逆起電力による電流が寄生ダイオード11aでなく、第1MOSFET11を介して平滑コンデンサ8や負荷17へ流れる。このため、寄生ダイオード11aの順方向電圧による損失を低減させることができる。なお、他のスイッチング動作も同様である。
スイッチ制御部21がアクティブモードで動作している時は、交流電圧のゼロクロス点であるt1やt6の直後付近から電流が流れ始め、図5(2)に示すように入力電流波形が正弦波に近い形になる。
一方、パッシブモード時と同様に、正電流監視部23は入力電流検出部5を介して入力電流を監視しており、図5(2)に示すように正方向電流が流れはじめて、t3〜t4の間で正電流閾値を超えた場合、正電流信号をハイレベルにする。第2アンド回路25の一方の入力にはt3〜t4の間でハイレベルのスイッチ6信号が入力されているため、第2アンド回路25はt3〜t4の間でハイレベルのゲート6信号を出力する。
同様に、負電流監視部22は入力電流検出部5を介して入力電流を監視しており、図5(2)に示すように負方向電流がマイナス方向に流れはじめて、t8〜t9の間で負電流閾値を超えてさらにマイナス方向に電流が流れた場合、負電流信号をハイレベルにする。第1アンド回路24の一方の入力にはt8〜t9の間でハイレベルのスイッチ5信号が入力されているため、第1アンド回路24はt8〜t9の間でハイレベルのゲート5信号を出力する。
このように入力電流が流れている時は交流電圧が平滑コンデンサ8の電圧よりも高い状態であるため、平滑コンデンサ8から交流電源へ電流が逆流することがない。このため、 パッシブモード時の動作で説明した場合と同様に、制御部20は入力電流が電流閾値を超えている間、対応するMOSFET(スイッチ素子)をオンにして入力電流を流す。このため、電流閾値をできるだけ0アンペアに近い値に設定することで、入力電流が流れ始めた直後、例えば図5のt3から流れ終わる直前、例えば図5のt4まで、入力電流が流れるタイミングに追従してMOSFETをオンオフ制御して、寄生ダイオードによる電力損失を低減できる。
なお、本実施例では、入力電流の検出をカレントトランスを用いて行っているが、これに限るものでなく、整流した直後の直流電流をシャント抵抗などで検出するようにしてもよい。また、本実施例では、制御部をハードウェアとして説明しているが、これに限るものでなく、同様の機能をソフトウェアで実現してもよい。
1 整流回路
2 入力端(一方の入力端)
3 入力端(他方の入力端)
4 極性検出部(極性検出手段)
5 入力電流検出部(入力電流検出手段)
6 第1リアクタ
7 第2リアクタ
8 平滑コンデンサ
9a 正極出力端(一方の出力端)
9b 負極出力端(他方の出力端)
10 フルブリッジ回路
11 第1MOSFET(第1スイッチ素子)
11a 寄生ダイオード(ダイオード)
12 第2MOSFET(第2スイッチ素子)
12a 寄生ダイオード(ダイオード)
13 第3MOSFET(第3スイッチ素子)
13a 寄生ダイオード(ダイオード)
14 第4MOSFET(第4スイッチ素子)
14a 寄生ダイオード(ダイオード)
15 第5MOSFET(第5スイッチ素子)
15a 寄生ダイオード(ダイオード)
16 第6MOSFET(第6スイッチ素子)
16a 寄生ダイオード(ダイオード)
17 負荷
20 制御部(制御手段)
21 スイッチ制御部
22 負電流監視部
23 正電流監視部
24 第1アンド回路
25 第2アンド回路
26 ゲート信号生成部

Claims (1)

  1. 交流電源の交流電圧が入力される一対の入力端と、
    前記交流電源を整流した直流電圧を出力する一対の出力端と、
    第1スイッチ素子と第2スイッチ素子、第3スイッチ素子と第4スイッチ素子、第5スイッチ素子と第6スイッチ素子、をそれぞれトーテムポール型に接続し、
    第1スイッチ素子と第3スイッチ素子と第5スイッチ素子のそれぞれが上アームを、第2スイッチ素子と第4スイッチ素子と第6スイッチ素子のそれぞれが下アームを、構成するフルブリッジ回路と、
    各前記スイッチ素子にそれぞれ並列に接続されたダイオードと、
    前記交流電圧の極性を検出する極性検出手段と、
    前記交流電源の入力電流を検出する入力電流検出手段と、
    検出された前記交流電圧の極性、及び検出された前記入力電流の大きさが入力され、前記スイッチ素子をオンオフ制御する制御手段とを備え、
    一方の前記入力端は、前記第1スイッチ素子と前記第2スイッチ素子の接続点と、前記第3スイッチ素子と前記第4スイッチ素子の接続点にそれぞれ接続され、
    他方の前記入力端は、前記第5スイッチ素子と前記第6スイッチ素子の接続点に接続され、
    前記各上アームの共通の接続点は一方の前記出力端に、前記各下アームの共通の接続点は他方の前記出力端に、それぞれ接続された整流回路であって、
    前記制御手段は、
    前記交流電圧の正の半周期の期間内に流れる前記入力電流である正方向電流が予め定めた正電流閾値を超えている時、前記第1スイッチ素子又は前記第3スイッチ素子と前記第6スイッチ素子とをオンして一方の前記入力端から他方の前記入力端に前記正方向電流を流し、
    前記交流電圧の負の半周期の期間内に流れる前記入力電流である負方向電流が予め定めた負電流閾値を超えている時、前記第5スイッチ素子と前記第2スイッチ素子又は前記第4スイッチ素子をオンして他方の前記入力端から一方の前記入力端へ前記負方向電流を流すことを特徴とする整流回路。

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