JP2018064335A - 電源装置、および、電源装置の制御方法 - Google Patents

電源装置、および、電源装置の制御方法 Download PDF

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英輝 佐藤
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Masaaki Murata
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Abstract

【課題】制御部の処理の負担を低減して簡素化しつつ、力率改善を図ることが可能な電源装置を提供する。【解決手段】電源装置は、第1のチョークコイルに流れる第1の電流が周期的に変化するように第1及び第2のスイッチ素子を制御し、第1のフィルタ端子のフィルタ電圧の極性に応じて、第3及び第4のスイッチ素子の動作を制御する制御部を備える。この制御部は、第1の電流が増加する状態から第1の電流が減少する状態に変化するように第1又は第2のスイッチ素子を制御するタイミングで、第2のチョークコイルに流れる第2の電流I2が減少する状態から第2の電流が増加する状態に変化するように第5又は第6のスイッチ素子を制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、電源装置、および、電源装置の制御方法に関する発明である。
例えば、従来の電源装置には、フィルタ回路と、インターリーブ方式の力率改善(Power Factor Correction)回路を含むものがある(例えば、特許文献1参照。)。
この従来の電源装置では、インターリーブ方式の力率改善回路として、2つのMOSFETで構成されたマスターアームと、2つのMOSFETで構成されたスレーブアームと、2つのMOSFETで構成された極性切換アームと、を備える。
特開2015−023606号公報
ここで、既述の従来の電源装置では、マスターアームMASとスレーブアームSLVを180度の位相差(T/2)でスイッチングする(図4)。
そして、当該力率改善回路を臨界モードで動作させると、スイッチングの周期Tが変動して、既述の180度の位相差のポイントが変動する。
この変動に追従するために当該電源装置の制御部の処理の負担が大きくなり、制御部が複雑化する問題がある。
そこで、本発明では、制御部の処理の負担を低減して簡素化しつつ、力率改善を図ることが可能な電源装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る実施例に従った電源装置は、
力率改善回路を含み、負荷に電源を供給する電源装置であって、
交流電圧を第1の電源端子と第2の電源端子との間に出力する交流電源と、
前記第1の電源端子と第2の電源端子との間に供給された前記交流電圧をフィルタリングした電圧を第1のフィルタ端子と第2のフィルタ端子との間に出力するフィルタ回路と、
前記負荷の高電位側の端子が接続される第1の負荷端子と、
前記負荷の低電位側の端子が接続される第2の負荷端子と、
前記第1の負荷端子と前記第2の負荷端子との間に接続された出力コンデンサと、
一端が前記第1のフィルタ端子に接続され、他端が第1ノードに接続された第1のチョークコイルと、
一端が前記第1のフィルタ端子に接続され、他端が第2ノードに接続された第2のチョークコイルと、
一端が前記第1の負荷端子に接続され、他端が前記第1ノードに接続された第1のスイッチ素子、及び、一端が前記第1ノードに接続され、他端が前記第2の負荷端子に接続された第2のスイッチ素子を少なくとも備えるマスターアームと、
一端が前記第1の負荷端子に接続され、他端が前記第2のフィルタ端子TFb2に接続された第3のスイッチ素子、及び、一端が前記第2のフィルタ端子TFb2に接続され、他端が前記第2の負荷端子に接続された第4のスイッチ素子を少なくとも備える極性切換アームと、
一端が前記第1の負荷端子に接続され、他端が前記第2ノードに接続された第5のスイッチ素子、及び、一端が前記第2ノードに接続され、他端が前記第2の負荷端子に接続された第6のスイッチ素子を少なくとも備えるスレーブアームと、
前記第1のチョークコイルに流れる第1の電流が周期的に変化するように前記第1及び第2のスイッチ素子を制御し、前記第1のフィルタ端子のフィルタ電圧の極性に応じて、前記第3及び第4のスイッチ素子の動作を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記第1の電流が増加する状態から前記第1の電流が減少する状態に変化するように前記第1又は第2のスイッチ素子を制御するタイミングで、前記第2のチョークコイルに流れる第2の電流が減少する状態から前記第2の電流が増加する状態に変化するように前記第5又は第6のスイッチ素子を制御する
ことを特徴とする。
前記電源装置において、
前記制御部は、
前記第2の電流が増加するように前記第5又は第6のスイッチ素子をオンする制御期間を、前記第1の電流が増加するように前記第1又は第2のスイッチ素子をオンする基準期間と等しくなるように、制御する
ことを特徴とする。
前記電源装置において、
前記制御部は、
前記第1の負荷端子と前記第2の負荷端子との間の出力電圧が予め設定した目標値になるように、前記基準期間を設定する
ことを特徴とする。
前記電源装置において、
前記制御部は、
前記第1のフィルタ端子の前記フィルタ電圧の極性が第1の極性である場合には、前記第3のスイッチ素子をオフし且つ前記第4のスイッチ素子をオンし、
一方、前記第1のフィルタ端子の前記フィルタ電圧の極性が第2の極性である場合には、前記第3のスイッチ素子をオンし且つ前記第4のスイッチ素子をオフする
ことを特徴とする。
前記電源装置において、
前記制御部は、
前記フィルタ電圧の極性が前記第1の極性である場合に、前記第1、第5及び第6のスイッチ素子をオフし且つ前記第2のスイッチ素子をオンした第1切換状態において、前記第2のスイッチ素子をオフするタイミングで、前記第6のスイッチ素子をオンする
ことを特徴とする。
前記電源装置において、
前記制御部は、
前記第2のスイッチ素子をオンしてから前記第1切換状態である前記基準期間が経過した後、前記第2のスイッチ素子をオフし且つ前記第6のスイッチ素子をオンし、前記第6のスイッチ素子をオンしてから前記制御期間が経過した後、前記第6のスイッチ素子をオフする
ことを特徴とする。
前記電源装置において、
前記制御部は、
前記フィルタ電圧の極性が前記第2の極性である場合に、前記第2、第5及び第6のスイッチ素子をオフし且つ前記第1のスイッチ素子をオンした第2切換状態において、前記第1のスイッチ素子をオフするタイミングで、前記第5のスイッチ素子をオンする
ことを特徴とする。
前記電源装置において、
前記制御部は、
前記第1のスイッチ素子をオンしてから前記第2切換状態である前記基準期間が経過した後、前記第1のスイッチ素子をオフし且つ前記第5のスイッチ素子をオンし、前記第5のスイッチ素子をオンしてから前記制御期間が経過した後、前記第5のスイッチ素子をオフする
ことを特徴とする。
前記電源装置において、
前記フィルタ回路は、
前記第1の電源端子と前記第2の電源端子との間に接続された第1のコンデンサと、
前記第1のフィルタ端子と前記第2のフィルタ端子との間に接続された第2のコンデンサと、
前記第1の電源端子と前記第1のフィルタ端子との間に接続された第1のコモンモードチョークコイルと、
前記第2の電源端子と前記第2のフィルタ端子との間に接続された第2のコモンモードチョークコイルと、を備える
ことを特徴とする。
前記電源装置において、
前記第1ないし第6のスイッチ素子は、それぞれMOSトランジスタであり、
前記制御部は、PWM制御信号により、前記MOSトランジスタのゲート・ソース間の電圧を制御して、前記MOSトランジスタのオン/オフを制御する
ことを特徴とする。
前記電源装置において、
前記制御部は、
前記第1及び第2のスイッチ素子の制御に基づいて、前記第5及び第6のスイッチ素子の制御を実行する
ことを特徴とする。
前記電源装置において、
前記制御部は、
前記フィルタ電圧の極性が前記第1の極性である場合に、前記基準期間が経過した後に前記第2のスイッチ素子をオフした後、前記第1のチョークコイルに流れる前記第1の電流がゼロになったタイミングで、前記第2のスイッチ素子をオンして前記第1切換状態に制御する
ことを特徴とする。
前記電源装置において、
前記制御部は、
前記フィルタ電圧の極性が前記第2の極性である場合に、前記基準期間が経過した後に前記第1のスイッチ素子をオフした後、前記第1のチョークコイルに流れる前記第1の電流がゼロになったタイミングで、前記第1のスイッチ素子をオンして前記第2切換状態に制御する
ことを特徴とする。
前記電源装置において、
前記負荷は、前記第1の負荷端子と第2の負荷端子との間の電圧をDC−DC変換して出力するDC−DCコンバータである
ことを特徴とする。
本発明の一態様に係る実施例に従った電源装置の制御方法は、
力率改善回路を含み、負荷に電源を供給する電源装置であって、交流電圧を第1の電源端子と第2の電源端子との間に出力する交流電源と、前記第1の電源端子と第2の電源端子との間に供給された前記交流電圧をフィルタリングした電圧を第1のフィルタ端子と第2のフィルタ端子との間に出力するフィルタ回路と、前記負荷の高電位側の端子が接続される第1の負荷端子と、前記負荷の低電位側の端子が接続される第2の負荷端子と、前記第1の負荷端子と前記第2の負荷端子との間に接続された出力コンデンサと、一端が前記第1のフィルタ端子に接続され、他端が第1ノードに接続された第1のチョークコイルと、一端が前記第1のフィルタ端子に接続され、他端が第2ノードに接続された第2のチョークコイルと、一端が前記第1の負荷端子に接続され、他端が前記第1ノードに接続された第1のスイッチ素子、及び、一端が前記第1ノードに接続され、他端が前記第2の負荷端子に接続された第2のスイッチ素子を少なくとも備えるマスターアームと、一端が前記第1の負荷端子に接続され、他端が前記第2のフィルタ端子TFb2に接続された第3のスイッチ素子、及び、一端が前記第2のフィルタ端子TFb2に接続され、他端が前記第2の負荷端子に接続された第4のスイッチ素子を少なくとも備える極性切換アームと、一端が前記第1の負荷端子に接続され、他端が前記第2ノードに接続された第5のスイッチ素子、及び、一端が前記第2ノードに接続され、他端が前記第2の負荷端子に接続された第6のスイッチ素子を少なくとも備えるスレーブアームと、前記第1のチョークコイルに流れる第1の電流が周期的に変化するように前記第1及び第2のスイッチ素子を制御し、前記第1のフィルタ端子のフィルタ電圧の極性に応じて、前記第3及び第4のスイッチ素子の動作を制御する制御部と、を備えた電源装置の制御方法であって、
前記制御部により、前記第1の電流が増加する状態から前記第1の電流が減少する状態に変化するように前記第1又は第2のスイッチ素子を制御するタイミングで、前記第2のチョークコイルに流れる第2の電流が減少する状態から前記第2の電流が増加する状態に変化するように前記第5又は第6のスイッチ素子を制御する
ことを特徴とする。
本発明の一態様に係る電源装置は、力率改善回路を含み、負荷に電源を供給する電源装置であって、交流電圧を第1の電源端子と第2の電源端子との間に出力する交流電源と、第1の電源端子と第2の電源端子との間に供給された交流電圧をフィルタリングした電圧を第1のフィルタ端子と第2のフィルタ端子との間に出力するフィルタ回路と、負荷の高電位側の端子が接続される第1の負荷端子と、負荷の低電位側の端子が接続される第2の負荷端子と、第1の負荷端子と第2の負荷端子との間に接続された出力コンデンサと、一端が第1のフィルタ端子に接続され、他端が第1ノードに接続された第1のチョークコイルと、一端が第1のフィルタ端子に接続され、他端が第2ノードに接続された第2のチョークコイルと、一端が第1の負荷端子に接続され、他端が第1ノードに接続された第1のスイッチ素子、及び、一端が第1ノードに接続され、他端が第2の負荷端子に接続された第2のスイッチ素子を少なくとも備えるマスターアームと、一端が第1の負荷端子に接続され、他端が第2のフィルタ端子に接続された第3のスイッチ素子、及び、一端が第2のフィルタ端子に接続され、他端が第2の負荷端子に接続された第4のスイッチ素子を少なくとも備える極性切換アームと、一端が第1の負荷端子に接続され、他端が第2ノードに接続された第5のスイッチ素子、及び、一端が第2ノードに接続され、他端が第2の負荷端子に接続された第6のスイッチ素子を少なくとも備えるスレーブアームと、第1のチョークコイルに流れる第1の電流I1が周期的に変化するように第1及び第2のスイッチ素子を制御し、第1のフィルタ端子のフィルタ電圧の極性に応じて、第3及び第4のスイッチ素子の動作を制御する制御部と、を備える。
そして、制御部は、第1の電流が増加する状態から第1の電流が減少する状態に変化するように第1又は第2のスイッチ素子を制御するタイミングで、第2のチョークコイルに流れる第2の電流が減少する状態から第2の電流が増加する状態に変化するように第5又は第6のスイッチ素子を制御する。
例えば、マスターアームの第2のスイッチ素子をトリガーとしてスレーブアームの第6のスイッチ素子をオンさせるので、第1、第2のチョークコイルの電流波形の頂点は一致する。
そして、制御部は、当該力率改善回路を臨界モードで動作させても、第1及び第2のスイッチ素子の制御に基づいて、第5及び第6のスイッチ素子の制御を実行することとなるため、制御部の処理の負担が低減されることとなる。
このように、本発明に係る電源装置は、制御部の処理の負担を低減して簡素化しつつ、力率改善を図ることができる。
図1は、本発明の一態様である第1の実施形態に係る電源装置100の構成の一例を示す図である。 図2は、図1に示す電源装置100の動作波形の一例を示す図である。 図3は、図2に示す動作波形をキャンセル領域と非キャンセル領域に分けた図である。 図4は、従来の電源装置の動作波形の一例を示す図である。
以下、本発明に係る各実施例について図面に基づいて説明する。
第1の実施形態
図1は、本発明の一態様である第1の実施形態に係る電源装置100の構成の一例を示す図である。また、図2は、図1に示す電源装置100の動作波形の一例を示す図である。また、図3は、図2に示す動作波形をキャンセル領域と非キャンセル領域に分けた図である。
図1に示すように、第1の実施形態に係る電源装置100は、力率改善回路を含み、負荷LOADに電源を供給するようになっている。
この電源装置100は、例えば、図1に示すように、交流電源Gと、フィルタ回路Fと、第1の電源端子TFa1と、第2の電源端子TFa2と、第1の負荷端子TO1と、第2の負荷端子TO2と、第1のフィルタ端子TFb1と、第2のフィルタ端子TFb2と、出力コンデンサC1と、第1のチョークコイルL1と、第2のチョークコイルL2と、マスターアームMASと、スレーブアームSLVと、極性切換アームXと、制御部CONと、を備える。
そして、図1に示すように、交流電源Gは、交流電圧(入力電圧)Vinを第1の電源端子TFa1と第2の電源端子TFa2との間に出力するようになっている。
また、フィルタ回路Fは、第1の電源端子TFa1と第2の電源端子TFa2との間に供給された交流電圧Vinをフィルタリングした電圧を第1のフィルタ端子TFb1と第2のフィルタ端子TFb2との間に出力するようになっている。
このフィルタ回路Fは、例えば、図1に示すように、第1のコンデンサCaと、第2のコンデンサCbと、第1のコモンモードチョークコイルLaと、第2のコモンモードチョークコイルLbと、を備える。
そして、第1のコンデンサCaは、第1の電源端子TFa1と第2の電源端子TFa2との間に接続されている。
また、第2のコンデンサCbは、第1のフィルタ端子TFb1と第2のフィルタ端子TFb2との間に接続されている。
また、第1のコモンモードチョークコイルLaは、第1の電源端子TFa1と第1のフィルタ端子TFb1との間に接続されている。
また、第2のコモンモードチョークコイルLbは、第2の電源端子TFa2と第2のフィルタ端子TFb2との間に接続されている。
また、第1の負荷端子TO1は、負荷LOADの高電位側の端子TL1が接続されている。
また、第2の負荷端子TO2は、負荷LOADの低電位側の端子TL2が接続されている。
なお、負荷LOADは、例えば、第1の負荷端子TO1と第2の負荷端子TO2との間の電圧をDC−DC変換して出力するDC/DCコンバータである。
また、図1に示すように、出力コンデンサC1は、第1の負荷端子TO1と第2の負荷端子TO2との間に接続されている。
また、図1に示すように、第1のチョークコイルL1は、一端が第1のフィルタ端子TFb1に接続され、他端が第1ノードN1に接続されている。
また、第2のチョークコイルL2は、一端が第1のフィルタ端子TFb1に接続され、他端が第2ノードN2に接続されている。
また、図1に示すように、マスターアームMASは、少なくとも、ハイサイドの第1のスイッチ素子Q1と、ローサイドの第2のスイッチ素子Q2と、を備える。
そして、第1のスイッチ素子Q1は、一端が第1の負荷端子TO1に接続され、他端が第1ノードN1に接続されている。なお、この第1のスイッチ素子Q1は、例えば、図1に示すように、nMOSトランジスタである。
そして、第2のスイッチ素子Q2は、一端が第1ノードN1に接続され、他端が第2の負荷端子TO2に接続されている。なお、この第2のスイッチ素子Q2は、例えば、図1に示すように、nMOSトランジスタである。
また、図1に示すように、極性切換アームXは、少なくとも、ハイサイドの極性切換用の第3のスイッチ素子Q3と、ローサイドの極性切換用の第4のスイッチ素子Q4と、を備える。
そして、第3のスイッチ素子Q3は、一端が第1の負荷端子TO1に接続され、他端が第2のフィルタ端子TFb2に接続されている。なお、この第3のスイッチ素子Q3は、例えば、図1に示すように、nMOSトランジスタである。
そして、第4のスイッチ素子Q4は、一端が第2のフィルタ端子TFb2に接続され、他端が第2の負荷端子TO2に接続されている。なお、この第4のスイッチ素子Q4は、例えば、図1に示すように、nMOSトランジスタである。
また、図1に示すように、スレーブアームSLVは、ハイサイドの第5のスイッチ素子Q5と、ローサイドの第6のスイッチ素子Q6と、備える。
第5のスイッチ素子Q5は、一端が第1の負荷端子TO1に接続され、他端が第2ノードN2に接続されている。なお、この第5のスイッチ素子Q5は、例えば、図1に示すように、nMOSトランジスタである。
第6のスイッチ素子Q6は、一端が第2ノードN2に接続され、他端が第2の負荷端子TO2に接続されている。なお、この第6のスイッチ素子Q6は、例えば、図1に示すように、nMOSトランジスタである。
なお、第1ないし第6のスイッチ素子Q1〜Q6であるMOSトランジスタは、例えば、GaN、又はSiCで構成されている。
また、制御部CONは、上記第1〜第6のスイッチ素子Q1〜Q6であるnMOSトランジスタのゲート・ソース間の電圧(ゲートパルス信号(パルス波のPWM制御信号)S1〜S6)を制御して、当該nMOSトランジスタのオン/オフを制御するようになっている。なお、上記PWM制御信号のパルス波には、デッドタイムが設定されている。
ここで、この制御部CONは、第1のフィルタ端子TFb1のフィルタ電圧VFの極性に応じて、第3及び第4のスイッチ素子Q3、Q4(極性切換アームX)の動作を制御するようになっている。
例えば、制御部CONは、第1のフィルタ端子TFb1のフィルタ電圧VFの極性が第1の極性(正相)である場合には、第3のスイッチ素子Q3をオフし且つ第4のスイッチ素子Q4をオンするようになっている。
一方、制御部CONは、第1のフィルタ端子TFb1のフィルタ電圧VFの極性が第2の極性(逆相)である場合には、第3のスイッチ素子Q3をオンし且つ第4のスイッチ素子Q4をオフするようになっている。
そして、制御部CONは、第1のチョークコイルL1に流れる第1の電流I1が周期的に変化するように第1及び第2のスイッチ素子Q1、Q2(マスターアームMAS)を制御するようになっている。
さらに、この制御部CONは、第1の電流I1が増加する状態I1aから第1の電流I1が減少する状態I1bに変化するように第1のスイッチ素子Q1又は第2のスイッチ素子Q2を制御するタイミングで、第2のチョークコイルL2に流れる第2の電流I2が減少する状態I2bから第2の電流I2が増加する状態I2aに変化するように第5のスイッチ素子Q5又は第6のスイッチ素子Q6(スレーブアームSLV)を制御するようになっている(図2、図3)。
このように、この制御部CONは、第1のスイッチ素子Q1及び第2のスイッチ素子Q2(マスターアームMAS)の制御に基づいて、第5のスイッチ素子Q5及び第6のスイッチ素子Q6(スレーブアームSLV)の制御を実行するようになっている。
特に、制御部CONは、第1のスイッチ素子Q1及び第2のスイッチ素子Q2を制御するための信号に基づいて、第5のスイッチ素子Q5及び第6のスイッチ素子Q6の少なくとも何れかを制御するための信号を生成するようになっている。
これにより、制御部CONの処理の負担を低減して、その構成の簡素化を図ることができる。
また、制御部CONは、第2の電流I2が増加するように第5のスイッチ素子Q5又は第6のスイッチ素子Q6をオンする制御期間X2を、第1の電流I1が増加するように第1のスイッチ素子Q1又は第2のスイッチ素子Q2をオンする基準期間X1と等しくなるように、制御するようになっている。
これにより、スレーブアームSLVの制御が容易になり、制御部CONの処理の負担を低減することができる。
なお、制御部CONは、第1の負荷端子TO1と第2の負荷端子TO2との間の出力電圧Voutが予め設定した目標値になるように、基準期間X1を設定するようになっている。
ここで、より具体的には、例えば、制御部CONは、フィルタ電圧VFの極性が第1の極性(正相)である場合(第3のスイッチ素子Q3をオフし且つ第4のスイッチ素子Q4をオンしている場合)に、第1、第5及び第6のスイッチ素子Q1、Q5、Q6をオフし且つ第2のスイッチ素子Q2をオンした第1切換状態Y1において、第2のスイッチ素子Q2をオフするタイミングで、第6のスイッチ素子Q6をオンするようになっている。
これにより、第1の電流I1が増加する状態I1aから第1の電流I1が減少する状態I1bに変化するように第2のスイッチ素子Q2をオフするタイミングで、第2のチョークコイルL2に流れる第2の電流I2が減少する状態I2bから第2の電流I2が増加する状態I2aに変化するように第6のスイッチ素子Q6をオンするようになっている(図2、図3)。
言い換えれば、制御部CONは、第2のスイッチ素子Q2をオンしてから該第1切換状態Y1である基準期間X1が経過した後、第2のスイッチ素子Q2をオフし且つ第6のスイッチ素子Q6をオンするようになっている。
そして、制御部CONは、第6のスイッチ素子Q6をオンしてから制御期間X2が経過した後、第6のスイッチ素子Q6をオフするようになっている(図2、図3)。
そして、制御部CONは、このフィルタ電圧VFの極性が第1の極性(正相)である場合に、基準期間X1が経過した後に第2のスイッチ素子Q2をオフした後、第1のチョークコイルL1に流れる第1の電流I1がゼロになったタイミングで、第2のスイッチ素子Q2をオンして第1切換状態Y1に制御するようになっている(図2、図3)。
これにより、入力電圧Vinの極性、すなわち、第1のフィルタ端子TFb1のフィルタ電圧VFの極性が正相である場合には、第1、第2のチョークコイルL1、L2に流れる電流I1、I2が、第4のスイッチ素子Q4を介して流れることとなる。
一方、制御部CONは、フィルタ電圧VFの極性が第2の極性(逆相)である場合(第3のスイッチ素子Q3をオンし且つ第4のスイッチ素子Q4をオフしている場合)に、第2、第5及び第6のスイッチ素子Q2、Q5、Q6をオフし且つ第1のスイッチ素子Q1をオンした第2切換状態Y2において、第1のスイッチ素子Q1をオフするタイミングで、第5のスイッチ素子Q5をオンするようになっている。
これにより、この制御部CONは、第1の電流I1が増加する状態I1aから第1の電流I1が減少する状態I1bに変化するように第1のスイッチ素子Q1をオフするタイミングで、第2のチョークコイルL2に流れる第2の電流I2が減少する状態I2bから第2の電流I2が増加する状態I2aに変化するように第5のスイッチ素子Q5をオンするようになっている(図2、図3)。
言い換えれば、制御部CONは、第1のスイッチ素子Q1をオンしてから該第2切換状態Y2である基準期間X1が経過した後、第1のスイッチ素子Q1をオフし且つ第5のスイッチ素子Qをオンするようになっている。
そして、制御部CONは、第5のスイッチ素子Q5をオンしてから制御期間X2が経過した後、第5のスイッチ素子Q5をオフするようになっている(図2、図3)。
そして、制御部CONは、このフィルタ電圧VFの極性が第2の極性(逆相)である場合に、基準期間X1が経過した後に第1のスイッチ素子Q1をオフした後、第1のチョークコイルL1に流れる第1の電流I1がゼロになったタイミングで、第1のスイッチ素子Q1をオンして第2切換状態Y2に制御するようになっている。
これにより、入力電圧Vinの極性、すなわち、第1のフィルタ端子TFb1のフィルタ電圧VFの極性が逆相である場合には、第1、第2のチョークコイルL1、L2に流れる電流I1、I2が、第3のスイッチ素子Q3を介して流れることとなる。
以上のようにして、制御部CONは、第1の電源端子TFa1の入力電圧Vinの極性、すなわち、第1のフィルタ端子TFb1のフィルタ電圧VFの極性に応じて、第1から第6のスイッチ素子Q1〜Q6の動作を制御して、PFC(Power Factor Correction)動作を実行するようになっている。
なお、図3に示すように、キャンセル領域では、第1のチョークコイルL1の第1の電流I1の勾配と、第2のチョークコイルL2の第2の電流I2の勾配とが、正負が逆になるので、電流キャンセル効果がある組み合わせになる。
次に、以上のような構成を有する電源装置100の動作(電源装置100の制御方法)の一例について説明する。
既述のように、制御部CONは、入力電圧の極性に応じて、第1から第6のスイッチ素子Q1〜Q6の動作を制御して、PFC動作を実行する。
例えば、制御部CONは、フィルタ電圧VFの極性が第1の極性(正相)である場合(第3のスイッチ素子Q3をオフし且つ第4のスイッチ素子Q4をオンしている場合)に、第1、第5及び第6のスイッチ素子Q1、Q5、Q6をオフし且つ第2のスイッチ素子Q2をオンした第1切換状態Y1において、第2のスイッチ素子Q2をオフするタイミング(図2の時刻TXa)で、第6のスイッチ素子Q6をオンする。
これにより、第1の電流I1が増加する状態I1aから第1の電流I1が減少する状態I1bに変化するように第2のスイッチ素子Q2をオフするタイミング(図2の時刻TXa)で、第2のチョークコイルL2に流れる第2の電流I2が減少する状態I2bから第2の電流I2が増加する状態I2aに変化するように第6のスイッチ素子Q6をオンする。
言い換えれば、制御部CONは、第2のスイッチ素子Q2をオンしてから該第1切換状態Y1である基準期間X1が経過した後、第2のスイッチ素子Q2をオフ且つ第6のスイッチ素子Q6をオンする(図2の時刻TXa)。
そして、制御部CONは、第6のスイッチ素子Q6をオンしてから制御期間X2が経過した後、第6のスイッチ素子Q6をオフする(図2の時刻TXc)。
そして、制御部CONは、このフィルタ電圧VFの極性が第1の極性(正相)である場合に、基準期間X1が経過した後に第2のスイッチ素子Q2をオフ(図2の時刻TXa)した後、第1のチョークコイルL1に流れる第1の電流I1がゼロになったタイミング(図2の時刻TXb)で、第2のスイッチ素子Q2をオンして第1切換状態Y1に制御する。
これにより、入力電圧Vinの極性、すなわち、第1のフィルタ端子TFb1のフィルタ電圧VFの極性が正相である場合には、第1、第2のチョークコイルL1、L2に流れる電流I1、I2が、第4のスイッチ素子Q4を介して流れることとなる。
一方、制御部CONは、フィルタ電圧VFの極性が第2の極性(逆相)である場合(第3のスイッチ素子Q3をオンし且つ第4のスイッチ素子Q4をオフしている場合)に、第2、第5及び第6のスイッチ素子Q2、Q5、Q6をオフし且つ第1のスイッチ素子Q1をオンした第2切換状態Y2において、第1のスイッチ素子Q1をオフするタイミング(図2の時刻TXa)で、第5のスイッチ素子Q5をオンする。
これにより、この制御部CONは、第1の電流I1が増加する状態I1aから第1の電流I1が減少する状態I1bに変化するように第1のスイッチ素子Q1をオフするタイミング(図2の時刻TXa)で、第2のチョークコイルL2に流れる第2の電流I2が減少する状態I2bから第2の電流I2が増加する状態I2aに変化するように第5のスイッチ素子Q5をオンする。
言い換えれば、制御部CONは、第1のスイッチ素子Q1をオンしてから該第2切換状態Y2である基準期間X1が経過した後、第1のスイッチ素子Q1をオフし且つ第5のスイッチ素子Q5をオンする(図2の時刻TXa)。
そして、制御部CONは、第5のスイッチ素子Q5をオンしてから制御期間X2が経過した後、第5のスイッチ素子Q5をオフする(図2の時刻TXc)。
そして、制御部CONは、このフィルタ電圧VFの極性が第2の極性(逆相)である場合に、基準期間X1が経過した後に第1のスイッチ素子Q1をオフ(図2の時刻TXa)した後、第1のチョークコイルL1に流れる第1の電流I1がゼロになったタイミング(図2の時刻TXb)で、第1のスイッチ素子Q1をオンして第2切換状態Y2に制御する。
これにより、入力電圧Vinの極性、すなわち、第1のフィルタ端子TFb1のフィルタ電圧VFの極性が逆相である場合には、第1、第2のチョークコイルL1、L2に流れる電流I1、I2が、第3のスイッチ素子Q3を介して流れることとなる。
上述のように、マスターアームMASの第2のスイッチ素子Q2(第1のスイッチ素子Q1)をトリガーとしてスレーブアームの第6のスイッチ素子Q6(第5のスイッチ素子Q5)をオンさせるので、第1、第2のチョークコイルL1、L2の電流波形の頂点は一致する(図2、図3)。
そして、制御部CONは、当該力率改善回路を臨界モードで動作させても、第1及び第2のスイッチ素子Q1、Q2の制御に基づいて、第5及び第6のスイッチ素子Q5、Q6の制御を実行することとなるため、制御部の処理の負担が低減されることとなる。
以上のように、本発明の一態様に係る電源装置は、力率改善回路を含み、負荷に電源を供給する電源装置であって、交流電圧を第1の電源端子と第2の電源端子との間に出力する交流電源と、第1の電源端子と第2の電源端子との間に供給された交流電圧をフィルタリングした電圧を第1のフィルタ端子と第2のフィルタ端子との間に出力するフィルタ回路と、負荷の高電位側の端子が接続される第1の負荷端子と、負荷の低電位側の端子が接続される第2の負荷端子と、第1の負荷端子と第2の負荷端子との間に接続された出力コンデンサと、一端が第1のフィルタ端子に接続され、他端が第1ノードに接続された第1のチョークコイルと、一端が第1のフィルタ端子に接続され、他端が第2ノードに接続された第2のチョークコイルと、一端が第1の負荷端子に接続され、他端が第1ノードに接続された第1のスイッチ素子、及び、一端が第1ノードに接続され、他端が第2の負荷端子に接続された第2のスイッチ素子を少なくとも備えるマスターアームと、一端が第1の負荷端子に接続され、他端が第2のフィルタ端子に接続された第3のスイッチ素子、及び、一端が第2のフィルタ端子に接続され、他端が第2の負荷端子に接続された第4のスイッチ素子を少なくとも備える極性切換アームと、一端が第1の負荷端子に接続され、他端が第2ノードに接続された第5のスイッチ素子、及び、一端が第2ノードに接続され、他端が第2の負荷端子に接続された第6のスイッチ素子を少なくとも備えるスレーブアームと、第1のチョークコイルに流れる第1の電流I1が周期的に変化するように第1及び第2のスイッチ素子を制御し、第1のフィルタ端子のフィルタ電圧の極性に応じて、第3及び第4のスイッチ素子の動作を制御する制御部と、を備える。
そして、制御部は、第1の電流が増加する状態から減少する状態に変化するように第1又は第2のスイッチ素子を制御するタイミングで、第2のチョークコイルに流れる第2の電流I2が減少する状態から増加する状態に変化するように第5又は第6のスイッチ素子を制御する。
例えば、マスターアームの第2のスイッチ素子をトリガーとしてスレーブアームの第6のスイッチ素子をオンさせるので、第1、第2のチョークコイルの電流波形の頂点は一致する。
そして、制御部は、当該力率改善回路を臨界モードで動作させても、第1及び第2のスイッチ素子の制御に基づいて、第5及び第6のスイッチ素子の制御を実行することとなるため、制御部の処理の負担が低減されることとなる。
このように、本発明に係る電源装置は、制御部の処理の負担を低減して簡素化しつつ、力率改善を図ることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
100 電源装置
G 交流電源
F フィルタ回路
TFa1 第1の電源端子
TFa2 第2の電源端子
TO1 第1の負荷端子
TO2 第2の負荷端子
TFb1 第1のフィルタ端子
TFb2 第2のフィルタ端子
C1 出力コンデンサ
L1 第1のチョークコイル
L2 第2のチョークコイル
MAS マスターアーム
SLV スレーブアーム
X 極性切換アーム
CON 制御部
Q1 第1のスイッチ素子
Q2 第2のスイッチ素子
Q3 第3のスイッチ素子
Q4 第4のスイッチ素子
Q5 第5のスイッチ素子
Q6 第6のスイッチ素子
Ca 第1のコンデンサ
Cb 第2のコンデンサ
La 第1のコモンモードチョークコイル
Lb 第2のコモンモードチョークコイル

Claims (15)

  1. 力率改善回路を含み、負荷に電源を供給する電源装置であって、
    交流電圧を第1の電源端子と第2の電源端子との間に出力する交流電源と、
    前記第1の電源端子と第2の電源端子との間に供給された前記交流電圧をフィルタリングした電圧を第1のフィルタ端子と第2のフィルタ端子との間に出力するフィルタ回路と、
    前記負荷の高電位側の端子が接続される第1の負荷端子と、
    前記負荷の低電位側の端子が接続される第2の負荷端子と、
    前記第1の負荷端子と前記第2の負荷端子との間に接続された出力コンデンサと、
    一端が前記第1のフィルタ端子に接続され、他端が第1ノードに接続された第1のチョークコイルと、
    一端が前記第1のフィルタ端子に接続され、他端が第2ノードに接続された第2のチョークコイルと、
    一端が前記第1の負荷端子に接続され、他端が前記第1ノードに接続された第1のスイッチ素子、及び、一端が前記第1ノードに接続され、他端が前記第2の負荷端子に接続された第2のスイッチ素子を少なくとも備えるマスターアームと、
    一端が前記第1の負荷端子に接続され、他端が前記第2のフィルタ端子TFb2に接続された第3のスイッチ素子、及び、一端が前記第2のフィルタ端子TFb2に接続され、他端が前記第2の負荷端子に接続された第4のスイッチ素子を少なくとも備える極性切換アームと、
    一端が前記第1の負荷端子に接続され、他端が前記第2ノードに接続された第5のスイッチ素子、及び、一端が前記第2ノードに接続され、他端が前記第2の負荷端子に接続された第6のスイッチ素子を少なくとも備えるスレーブアームと、
    前記第1のチョークコイルに流れる第1の電流が周期的に変化するように前記第1及び第2のスイッチ素子を制御し、前記第1のフィルタ端子のフィルタ電圧の極性に応じて、前記第3及び第4のスイッチ素子の動作を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記第1の電流が増加する状態から前記第1の電流が減少する状態に変化するように前記第1又は第2のスイッチ素子を制御するタイミングで、前記第2のチョークコイルに流れる第2の電流が減少する状態から前記第2の電流が増加する状態に変化するように前記第5又は第6のスイッチ素子を制御する
    ことを特徴とする電源装置。
  2. 前記制御部は、
    前記第2の電流が増加するように前記第5又は第6のスイッチ素子をオンする制御期間を、前記第1の電流が増加するように前記第1又は第2のスイッチ素子をオンする基準期間と等しくなるように、制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  3. 前記制御部は、
    前記第1の負荷端子と前記第2の負荷端子との間の出力電圧が予め設定した目標値になるように、前記基準期間を設定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の電源装置。
  4. 前記制御部は、
    前記第1のフィルタ端子の前記フィルタ電圧の極性が第1の極性である場合には、前記第3のスイッチ素子をオフし且つ前記第4のスイッチ素子をオンし、
    一方、前記第1のフィルタ端子の前記フィルタ電圧の極性が第2の極性である場合には、前記第3のスイッチ素子をオンし且つ前記第4のスイッチ素子をオフする
    ことを特徴とする請求項3に記載の電源装置。
  5. 前記制御部は、
    前記フィルタ電圧の極性が前記第1の極性である場合に、前記第1、第5及び第6のスイッチ素子をオフし且つ前記第2のスイッチ素子をオンした第1切換状態において、前記第2のスイッチ素子をオフするタイミングで、前記第6のスイッチ素子をオンする
    ことを特徴とする請求項4に記載の電源装置。
  6. 前記制御部は、
    前記第2のスイッチ素子をオンしてから前記第1切換状態である前記基準期間が経過した後、前記第2のスイッチ素子をオフし且つ前記第6のスイッチ素子をオンし、前記第6のスイッチ素子をオンしてから前記制御期間が経過した後、前記第6のスイッチ素子をオフする
    ことを特徴とする請求項5に記載の電源装置。
  7. 前記制御部は、
    前記フィルタ電圧の極性が前記第2の極性である場合に、前記第2、第5及び第6のスイッチ素子をオフし且つ前記第1のスイッチ素子をオンした第2切換状態において、前記第1のスイッチ素子をオフするタイミングで、前記第5のスイッチ素子をオンする
    ことを特徴とする請求項6に記載の電源装置。
  8. 前記制御部は、
    前記第1のスイッチ素子をオンしてから前記第2切換状態である前記基準期間が経過した後、前記第1のスイッチ素子をオフし且つ前記第5のスイッチ素子をオンし、前記第5のスイッチ素子をオンしてから前記制御期間が経過した後、前記第5のスイッチ素子をオフする
    ことを特徴とする請求項7に記載の電源装置。
  9. 前記フィルタ回路は、
    前記第1の電源端子と前記第2の電源端子との間に接続された第1のコンデンサと、
    前記第1のフィルタ端子と前記第2のフィルタ端子との間に接続された第2のコンデンサと、
    前記第1の電源端子と前記第1のフィルタ端子との間に接続された第1のコモンモードチョークコイルと、
    前記第2の電源端子と前記第2のフィルタ端子との間に接続された第2のコモンモードチョークコイルと、を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  10. 前記第1ないし第6のスイッチ素子は、それぞれMOSトランジスタであり、
    前記制御部は、PWM制御信号により、前記MOSトランジスタのゲート・ソース間の電圧を制御して、前記MOSトランジスタのオン/オフを制御する
    ことを特徴とする請求項8に記載の電源装置。
  11. 前記制御部は、
    前記第1及び第2のスイッチ素子の制御に基づいて、前記第5及び第6のスイッチ素子の制御を実行する
    ことを特徴とする請求項3に記載の電源装置。
  12. 前記制御部は、
    前記フィルタ電圧の極性が前記第1の極性である場合に、前記基準期間が経過した後に前記第2のスイッチ素子をオフした後、前記第1のチョークコイルに流れる前記第1の電流がゼロになったタイミングで、前記第2のスイッチ素子をオンして前記第1切換状態に制御する
    ことを特徴とする請求項6に記載の電源装置。
  13. 前記制御部は、
    前記フィルタ電圧の極性が前記第2の極性である場合に、前記基準期間が経過した後に前記第1のスイッチ素子をオフした後、前記第1のチョークコイルに流れる前記第1の電流がゼロになったタイミングで、前記第1のスイッチ素子をオンして前記第2切換状態に制御する
    ことを特徴とする請求項8に記載の電源装置。
  14. 前記負荷は、前記第1の負荷端子と第2の負荷端子との間の電圧をDC−DC変換して出力するDC−DCコンバータである
    ことを特徴とする請求項2に記載の電源装置。
  15. 力率改善回路を含み、負荷に電源を供給する電源装置であって、交流電圧を第1の電源端子と第2の電源端子との間に出力する交流電源と、前記第1の電源端子と第2の電源端子との間に供給された前記交流電圧をフィルタリングした電圧を第1のフィルタ端子と第2のフィルタ端子との間に出力するフィルタ回路と、前記負荷の高電位側の端子が接続される第1の負荷端子と、前記負荷の低電位側の端子が接続される第2の負荷端子と、前記第1の負荷端子と前記第2の負荷端子との間に接続された出力コンデンサと、一端が前記第1のフィルタ端子に接続され、他端が第1ノードに接続された第1のチョークコイルと、一端が前記第1のフィルタ端子に接続され、他端が第2ノードに接続された第2のチョークコイルと、一端が前記第1の負荷端子に接続され、他端が前記第1ノードに接続された第1のスイッチ素子、及び、一端が前記第1ノードに接続され、他端が前記第2の負荷端子に接続された第2のスイッチ素子を少なくとも備えるマスターアームと、一端が前記第1の負荷端子に接続され、他端が前記第2のフィルタ端子TFb2に接続された第3のスイッチ素子、及び、一端が前記第2のフィルタ端子TFb2に接続され、他端が前記第2の負荷端子に接続された第4のスイッチ素子を少なくとも備える極性切換アームと、一端が前記第1の負荷端子に接続され、他端が前記第2ノードに接続された第5のスイッチ素子、及び、一端が前記第2ノードに接続され、他端が前記第2の負荷端子に接続された第6のスイッチ素子を少なくとも備えるスレーブアームと、前記第1のチョークコイルに流れる第1の電流が周期的に変化するように前記第1及び第2のスイッチ素子を制御し、前記第1のフィルタ端子のフィルタ電圧の極性に応じて、前記第3及び第4のスイッチ素子の動作を制御する制御部と、を備えた電源装置の制御方法であって、
    前記制御部により、前記第1の電流が増加する状態から前記第1の電流が減少する状態に変化するように前記第1又は第2のスイッチ素子を制御するタイミングで、前記第2のチョークコイルに流れる第2の電流が減少する状態から前記第2の電流が増加する状態に変化するように前記第5又は第6のスイッチ素子を制御する
    ことを特徴とする電源装置の制御方法。
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