JP2020088338A - 電子機器 - Google Patents
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Description
(1)本発明の一態様に係る電子機器(例えば、実施形態での電子機器100)は、移動者(例えば、実施形態での携帯者C)によって携行される電子機器であって、前記電子機器は、前記移動者の体、前記移動者の衣服又は前記移動者の携帯物(例えば、実施形態での背負い鞄180)である装着対象に前記電子機器を設置するための台座(例えば、実施形態でのベース109)に対して着脱可能に設けられ、前記台座は、前記電子機器が前記台座に装着された状態において、前記電子機器側から前記台座を見た外観視において、前記電子機器の外縁(例えば、実施形態でのケース105の外縁)から食み出す拡張部(例えば、実施形態でのベルト用拡張部182b)を備える。
本実施形態による電子機器は、例えば、後述する情報通信システム1を構成する携帯端末(第1携帯端末2)などとして用いられる。電子機器は、例えば、携帯者(移動する歩行者など)の体、衣服又は携帯物に設置される。
図1から図5に示すように、電子機器100は、例えば、カバー101と、中蓋103と、ケース105と、フレーム107と、ベース109と、を備える。なお、電子機器100において、カバー101、中蓋103及びケース105から成る構造体100aは、フレーム107及び電子部品を収容する空間が内部に形成された筐体を構成している。
また、以下において、電子機器100が携帯者に設置された状態において、電子機器100の前後方向、左右方向及び上下方向は、携帯者の前後方向、左右方向及び上下方向と同一である。
また、構造体100aにおいて、上部UPの表面は上面UPSであり、下部LPの表面は下面LPSであり、左側部LSの表面は左側面LSSであり、右側部RSの表面は右側面RSSであり、後部REの表面は後側面RESであり、前部FRの表面は前側面FRSである。
つまり、カバー101の外形は、X軸方向の正方向において後部101aから前部101bに向かうことに伴い、Z軸方向の正方向における先端位置が低下傾向に変化する形状、いわゆる前下がり形状に形成されている。
カバー101の外形は、例えば、電子機器100の前後方向と携帯者の前後方向とを平行としながら電子機器100が携帯者の肩部周辺に配置された場合に、カバー101が携帯者の頬に沿うようにして携帯者の顔の動きに干渉しない形状に形成されている。携帯者の前後方向は、例えば、携帯者の移動方向と平行である。
カバー101は、例えば所定の電磁波の透過性が高い樹脂などの材料によって形成されている。
カバー101の後部101aには、後述する中蓋103のレーダ透過部121を外部に露出させる中蓋用切欠き部111が形成されている。
カバー101は、下部101cにおける裏面(内面)101Bから内方に突出する複数の爪部113を備える。爪部113は、後述するケース105のカバー固定部155に形成されている凹部156に挿入されて、カバー固定部155に噛み合うことによって、カバー101及びケース105を相互に固定する。
カバー101は、右側部101d及び左側部101fにおける裏面101Bから内方に突出するとともにZ軸方向に延びる複数のリブ118を備える。複数のリブ118のうち、操作用貫通孔116の近傍に設けられるリブ118は、X軸方向に操作用貫通孔116に並んで配置されている。
中蓋103は、右側部103d及び左側部103eにおける表面103Aのうち下端縁部122の近傍に、Y軸方向の外方に突出する鍔部123を備える。鍔部123には、後述するケース105の中蓋用ボス158のねじ穴(図示略)に臨んで連なるねじ用貫通孔124が形成されている。鍔部123は、ねじ用貫通孔124及び中蓋用ボス158のねじ穴に挿入されるねじ(図示略)が中蓋用ボス158にねじ込まれることによって、中蓋用ボス158に固定される。
鍔部123には、ケース105のカバー固定部155がカバー101の爪部113に向かって挿し通されるケース用切欠き部125が形成されている。
中蓋103は、裏面(内面)103Bに複数のケース固定部127を備える。ケース固定部127の外形は、例えばZ軸方向の負方向にケース105に向かって下部103cにおける下端縁部122よりも突出する板状に形成されている。ケース固定部127の突出方向における先端部には、Y軸方向に貫通する貫通孔128が形成されている。ケース固定部127は、後述するケース105の支持壁部153の裏面153Bに設けられている爪部159が、貫通孔128に挿入されて、ケース固定部127に噛み合うことによって、中蓋103及びケース105を相互に固定する。
中蓋103は、前部103bにおける裏面103Bに、後述する表示部217の光源229が取り付けられる光源取付座131を備える。光源取付座131は、例えばZ軸方向の負方向に突出するボス131a及び補強リブ131bを備える。ボス131aには、光源229を固定するねじ(図示略)が挿入されるねじ穴(図示略)が形成されている。
中蓋103は、右側部103dにおける裏面103Bのうちボタン用貫通孔132の近傍に、後述する操作部221のスイッチ本体235が取り付けられるスイッチ取付座135を備える。スイッチ取付座135は、例えばZ軸方向の負方向に突出するボス135aを備える。ボス135aには、スイッチ本体235を固定するねじ(図示略)が挿入されるねじ穴(図示略)が形成されている。
中蓋103は、裏面103Bから内方に突出するとともにZ軸方向に延びる複数のリブ140を備える。
支持壁部153には、シール材(図示略)及び中蓋103の下端縁部122が挿入されるシール溝154が形成されている。中蓋103の下端縁部122は、Z軸方向においてシール溝154内のシール材(図示略)に突き当てられることによって、シール溝154を形成する内壁面と下端縁部122との間をシールする。
ケース105は、支持壁部153の表面(外面)153AにZ軸方向の正方向に延びる複数の中蓋用ボス158を備える。中蓋用ボス158には、中蓋103の鍔部123を固定するねじ(図示略)が挿入されるねじ穴が形成されている。
ケース105は、支持壁部153の裏面(内面)153Bに内方に突出する複数の爪部159を備える。爪部159は、中蓋103のケース固定部127に形成されている貫通孔128に挿入されて、ケース固定部127に噛み合うことによって、ケース105及び中蓋103を相互に固定する。
ケース105は、下部105fにおける裏面105Bのうち中央部から右側部105eに向かってずれた位置に、後述する振動デバイス219が取り付けられるデバイス取付座161を備える。デバイス取付座161は、例えばボス161aを備える。Z軸方向の正方向に突出するボス161aには、振動デバイス219を固定するねじ(図示略)が挿入されるねじ穴(図示略)が形成されている。
ケース105は、下部105fおける中央部から右側部105eに向かってずれた位置に、後述する振動デバイス219を収容するデバイス収容部162を備える。デバイス収容部162は、例えば後述する図6に示すように、下部105fの表面105AにおけるZ軸方向の正方向の最高部(最も高い部位)105Uを避けた位置に配置されるように形成されている。最高部105Uを避けた位置は、例えば、最高部105Uよりも前方の位置などである。
デバイス収容部162は、後述するベース109に形成されているデバイス用貫通孔185に挿し通されて、ベース109よりもZ軸方向の負方向に突出している。これにより、デバイス収容部162は、後述するベース109が背負い鞄180の左側肩ベルト181に装着される場合には、左側肩ベルト181に直接的に接触して、振動デバイス219の振動を伝達する。
ケース105は、下部105fにおける表面105Aのうち後部105cの近傍に、後述するベース109のケース固定部材184に固定される固定機構166を備える。固定機構166は、一体に形成された操作レバー166a及びベース固定部材166bを備える。操作レバー166aは、例えば、後述するケース固定部材184の近傍に形成された貫通孔184a内におけるベース固定部材166bのスライド移動を操作することによって、ケース固定部材184に対するベース固定部材166bの固定及び固定解除を操作する。ベース固定部材166bは、例えばケース105の下部105fにおける表面105Aから突出するように設けられ、後述するケース固定部材184の貫通孔184a内に挿入される。ベース固定部材166bは、貫通孔184a内におけるスライド移動によって、ケース固定部材184に対する噛み合いによる固定と、噛み合い解消による固定解除とを行う。
ケース105及びベース109は、爪装着部165に爪部183が係合されるとともに、固定機構166のベース固定部材166bがケース固定部材184に噛み合うことによって、相互に固定される。
図6から図8に示すように、フレーム107の外形は、例えば前方のT字型及び後方のL字型の板状に形成されている。フレーム107は、例えば電気的絶縁性の樹脂などの材料によって形成されている。
フレーム107は、前側支持部171と、後側支持部172と、左側支持部173と、右側支持部174と、接続部175と、を備える。前側支持部171及び後側支持部172と、左側支持部173及び右側支持部174とは、一体に形成されている。左側支持部173及び右側支持部174は、前側支持部171の近傍に配置される接続部175と一体に形成されている。
前側支持部171は、表面171Aにおいて、例えば金属製のシールド部材(図示略)を介して、後述するフロントレーダ209を支持する。フロントレーダ209は、例えば前側支持部171に装着されるねじ(図示略)によって表面171Aに固定されている。
前側支持部171は、フロントレーダ209における電磁波の放射面209aをケース105のレーダ透過部151に対向させる。放射面209aは、後述するように、外方に向かって電磁波(送信波)を出射するとともに、外方からの電磁波(送信波が外部の物体によって反射されることで生じる反射波)を受信する。これにより、フロントレーダ209から出射される電磁波は、ケース105のレーダ透過部151を透過して、電子機器100の前方に放射される。また、電子機器100の前方において、送信波が外部の物体によって反射されることで生じる反射波は、ケース105のレーダ透過部151を透過して、フロントレーダ209によって受波される。
後側支持部172は、一対の脚部172bにおける裏面(つまり前方側の表面)172Bに、X軸方向の正方向に突出するとともにZ軸方向に延びる補強リブ172cを備える。
後側支持部172は、リヤレーダ211における電磁波の放射面211aを中蓋103のレーダ透過部121に対向させる。放射面211aは、後述するように、外方に向かって電磁波(送信波)を出射するとともに、外方からの電磁波(送信波が外部の物体によって反射されることで生じる反射波)を受信する。これにより、リヤレーダ211から出射される電磁波は、中蓋103のレーダ透過部121を透過して、電子機器100の後方に放射される。また、電子機器100の後方において、送信波が外部の物体によって反射されることで生じる反射波は、中蓋103のレーダ透過部121を透過して、リヤレーダ211によって受波される。
左側支持部173及び右側支持部174は、各表面173A,174Aに、Z軸方向の正方向に突出するとともにX軸方向に延びる補強リブ173a,174aを備える。補強リブ173a,174aは、後側支持部172の補強リブ172cと一体に形成されている。これにより、補強リブ173a及び補強リブ172cの全体の外形と、補強リブ173a及び補強リブ172cの全体の外形とは、例えばL字型の板状に形成されている。
左側支持部173及び右側支持部174には、ケース105の複数のフレーム取付座160に装着されるねじ(図示略)がZ軸方向に挿入される複数のねじ挿入孔(図示略)が形成されている。
左側支持部173及び右側支持部174は、各表面173A,174Aにおいて、後述するバッテリ223を支持する。左側支持部173及び右側支持部174は、各表面173A,174AからZ軸方向の正方向に突出して、バッテリ223をY軸方向の両側から挟み込む複数のバッテリ固定部材176を備える。
メイン基板179は、例えばZ軸方向の正方向において、後述する測位信号受信アンテナ207よりも低い位置に配置されている。メイン基板179には、後述する通信用ICカード201、通信アンテナ203及び通信モジュール205が実装されている。メイン基板179は、例えばX軸方向の正方向において測位信号受信アンテナ207から最も離れた端部(つまり前端部)179aに通信アンテナ203を備える。
サブ基板178及びメイン基板179は、X軸方向において前側支持部171と後側支持部172との間に配置されている。
図9から図13に示すように、ベース109の外形は、例えばY軸方向から見てZ軸方向の正方向に凸状に湾曲した台形板状に形成されている。ベース109の厚みは、例えば、X軸方向の負方向側から正方向側に向かうことに伴い、増大傾向に変化するように形成されている。
なお、背負い鞄180は、例えば、左右の肩ベルト180aと、収容部180bと、を備える。左右の肩ベルト180aの各々は、収容部180bの端部(例えば、図9に示すZ軸方向及びX軸方向の各正方向側の端部と、Z軸方向の負方向側の端部となど)に接続されている。背負い鞄180の左右の肩ベルト180aの各々は、携帯者Cに装着された状態において、携帯者Cの正対方向に対して交差する。例えば背負い鞄180の前後方向をX軸方向とし、上下方向をZ軸方向とした場合に、Z軸方向の正方向側から負方向側に見て、左側肩ベルト181は、X軸に対して反時計回り方向に所定鋭角θだけ傾斜した軸(D軸)と平行な方向(D軸方向)に沿うように配置される。
なお、ベース109によれば、電子機器100は、電子機器100のX軸方向における中分点MPX(図6参照)が肩部の最高部(最も高い部位)CSよりも前方に位置するように配置される。中分点MPXは、例えば、電子機器100の構造体100aの外形におけるX軸方向(前後方向)の最大長さL1の1/2に対応するX軸方向(前後方向)の位置などである。
ケース装着部182aは、例えばZ軸方向の正方向側から負方向側に見て、X軸方向に延びる矩形領域である。
ベルト用拡張部182bは、例えばZ軸方向の正方向側から負方向側に見て、X軸方向の負方向にベース109の前部109aから後部109bに向かうことに伴い、Y軸方向の正方向への突出長さが増大傾向に変化する領域である。ベルト用拡張部182bは、ケース105側からベース109を見た外観視(つまり、外面視又は上面視)でケース105の外縁から食み出すように形成されている。また、ベルト用拡張部182bは、例えばZ軸方向の正方向側から負方向側に見て、ケース装着部182aの一部とともに、仮想的又は透視的に背負い鞄180の左側肩ベルト181に重なるように設けられている。例えば、ベルト用拡張部182bは、ケース105側からベース109を見た外観視(つまり、外面視又は上面視)で仮想的又は透視的に、ベルト用拡張部182bの全体(又はほぼ全体)が背負い鞄180の左側肩ベルト181と重なる位置に形成されている。
ベース109は、ケース装着部182aにおける後部109bの近傍に、ケース105の固定機構166のベース固定部材166b(図5参照)が固定されるケース固定部材184を備える。ケース固定部材184は、例えばベース109をZ軸方向に貫通する貫通孔184aに対する縁部184bに設けられている。上述したように、固定機構166のベース固定部材166bは、貫通孔184a内に挿入された状態で操作レバー166aの操作に応じてスライド移動することによって、ケース固定部材184に対する噛み合いによる固定と、噛み合い解消による固定解除とを行う。
デバイス用貫通孔185は、例えば、ベース109にケース105が装着されるとともに、図9に示すようにベース109が背負い鞄180の左側肩ベルト181に固定された状態において、ケース105のデバイス収容部162が携帯者Cの左肩部SLにおける最高部(最も高い部位)CSを避けた位置に配置されるように形成されている。最高部CSを避けた位置は、例えば、最高部CSよりも前方の位置などである。また、デバイス用貫通孔185に配置されるデバイス収容部162の突出方向における先端部162aは、ベース109の裏面109BよりもZ軸方向の負方向側(例えば、背負い鞄180の左側肩ベルト181側)に突出する。
ベルト固定部186aは、例えばZ軸方向の負方向側から正方向側に見て、X軸に対して時計回り方向に所定鋭角θだけ傾斜した軸(D軸)と平行な方向(D軸方向)に延びる矩形領域である。
ケース用拡張部186bは、例えばZ軸方向の負方向側から正方向側に見て、D軸方向にベース109の前部109aから後部109bに向かうことに伴い、Y軸方向の負方向への突出長さが増大傾向に変化する領域である。ケース用拡張部186bは、ベース109側から装着対象である左側肩ベルト181を見た外観視(つまり、外面視又は上面視)で、仮想的又は透視的に左側肩ベルト181の外縁から食み出すように形成されている。また、ケース用拡張部186bは、例えばZ軸方向の負方向側から正方向側に見て、ベルト固定部186aの一部とともに、仮想的又は透視的にケース105に重なるように設けられている。例えば、ケース用拡張部186bは、ベース109側から装着対象である左側肩ベルト181を見た外観視(つまり、外面視又は上面視)で仮想的又は透視的に、ケース用拡張部186bの全体(又はほぼ全体)がケース105と重なる位置に形成されている。
ベース109は、ベルト固定部186aにおいてZ軸方向の負方向にリブ187よりも突出するとともにD軸方向に延びる2つのベルト接触部188を備える。2つのベルト接触部188は、D軸方向の直交方向に所定間隔を置いて配置されている。各ベルト接触部188におけるZ軸方向の負方向側の表面188Aは、例えば平滑に形成されている。
2つのベルト接触部188には、Z軸方向に貫通する複数の貫通孔188aが形成されている。複数の貫通孔188aは、ベース109の表面109A側に存在する水などの液体を裏面109B側に排出する。
ベース109の表面109Aにおける各ベルト用貫通孔189の縁部のうち、ベルト用拡張部182bの周縁部の近傍には、後述するストラップ192の固定部材192bが挿入されるストラップ用凹部190が形成されている。
ベース109は、各ベルト用貫通孔189を形成する内壁面においてD軸方向の直交方向にストラップ用凹部190から離れた部位に、後述するストラップ192が装着されるストラップ装着部191を備える。ストラップ装着部191の外形は、例えばベルト用貫通孔189においてD軸方向に延びる板状に形成されている。
ストラップ192は、ベース109の表面109A側において固定部材192bがストラップ用凹部190に挿入された状態でベース109の裏面109B側に向かってベルト用貫通孔189に挿し通される。ストラップ192は、ベース109の裏面109Bに配置された左側肩ベルト181に巻き付けられた状態でストラップ装着部191に装着されることによって、ベース109を左側肩ベルト181に括り付けるようにして拘束及び固定する。
複数の異なる交換用ベース193は、互いの大きさ及び形状の少なくとも何れかが異なるように形成されている。例えば、複数の異なる交換用ベース193は、Z軸方向の正方向側から負方向側に見て、ベルト用拡張部182bの大きさ及び形状が異なるように形成されている。さらに、複数の異なる交換用ベース193は、例えばZ軸方向における厚みが互いに異なるように形成されてもよい。
例えば、図14に示す2つの交換用ベース193a,193bは、ベース109に比べて、ケース装着部182aを同一としながら、ベルト用拡張部182bの大きさ及び形状が異なるように形成されている。
例えば、交換用ベース193aのベルト用拡張部182bは、ベース109のベルト用拡張部182bよりも小さく形成されている。交換用ベース193aのベルト用拡張部182bは、ベース109に比べて、X軸方向の正方向に対する左側肩ベルト181の傾きがより小さい場合に対応している。つまり、Z軸方向の正方向側から負方向側に見て、左側肩ベルト181は、X軸に対して反時計回り方向にベース109における所定鋭角θよりも小さな所定鋭角θaだけ傾斜した軸(D軸)と平行な方向(D軸方向)に沿うように配置される。
また、例えば、交換用ベース193bのベルト用拡張部182bは、ベース109のベルト用拡張部182bよりも大きく形成されている。交換用ベース193bのベルト用拡張部182bは、ベース109に比べて、X軸方向の正方向に対する左側肩ベルト181の傾きがより大きい場合に対応している。つまり、Z軸方向の正方向側から負方向側に見て、左側肩ベルト181は、X軸に対して反時計回り方向にベース109における所定鋭角θよりも大きな所定鋭角θbだけ傾斜した軸(D軸)と平行な方向(D軸方向)に沿うように配置される。
通信アンテナ203は、フレーム107に支持されるメイン基板179の前端部179aに配置されている。これにより、通信アンテナ203は、X軸方向の正方向において、フロントレーダ209とリヤレーダ211との間に配置されている。また、通信アンテナ203は、他の電子部品から離れて配置され、例えば、少なくともZ軸方向の正方向における上方側に他の電子部品が存在しないように配置されている。
通信アンテナ203は、各種の移動通信システムの規格に対応した双方向の無線通信用のアンテナである。通信アンテナ203は、例えば、各種の移動通信システムの基地局などとの間で電波を送受信する。
通信モジュール205は、フレーム107に支持されるメイン基板179の中央部に配置されている。通信モジュール205は、通信アンテナ203を用いた双方向の無線通信を制御する。通信モジュール205は、CPU等のプロセッサ、プログラムを格納するROM(Read Only Memory)、データを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)及びタイマー等の電子回路を備える。なお、通信モジュール205の少なくとも一部は、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路であってもよい。
また、測位信号受信アンテナ207は、例えば、Z軸方向の正方向において、測位信号受信アンテナ207の上端の位置がリヤレーダ211の上端の位置よりも低くなるように、さらに、通信アンテナ203の位置よりも高い位置に配置されている。また、測位信号受信アンテナ207は、他の電子部品から離れて配置され、例えば、少なくともZ軸方向の正方向における上方側に他の電子部品が存在しないように配置されている。
シールドケース207aの外形は、例えばZ軸方向の正方向に開口した箱型に形成されている。シールドケース207aは、測位信号受信アンテナ207に対してZ軸方向の下方並びにX軸方向及びY軸方向の側方において、測位信号受信アンテナ207を取り囲むように配置されている。
シールドケース207aは、電磁波が透過し難い材料(例えば、金属など)によって形成され、Z軸方向の正方向以外の方向からの反射波などの電磁波ノイズに対して測位信号受信アンテナ207を遮蔽する。
リヤレーダ211は、金属製のシールド部材(図示略)を介して、フレーム107の後側支持部172の表面172Aに配置されている。リヤレーダ211は、X軸方向の正方向において、フロントレーダ209よりも前方寄りに配置されるとともに、Z軸方向の正方向において、フロントレーダ209よりも高い位置に配置されている。また、リヤレーダ211は、例えば電子機器100が携帯者Cの肩部に配置された状態において、Z軸方向の正方向における肩部の最高部(最も高い部位)CSよりも高い位置に配置される。
フロントレーダ209及びリヤレーダ211は、例えば同一のミリ波レーダなどである。フロントレーダ209及びリヤレーダ211の各々の外形は、例えば矩形板状に形成されている。フロントレーダ209及びリヤレーダ211の各々は、例えばマイクロストリップアンテナなどの平面アンテナ(図示略)及びレドーム(図示略)などを備える。
なお、各レーダ209,211のシールド部材(図示略)は、電磁波が透過し難い材料(例えば、金属など)によって形成され、例えば、フロントレーダ209に対する後方からの反射波及びリヤレーダ211に対する前方からの反射波などの電磁波ノイズに対して各レーダ209,211を遮蔽する。
フロントレーダ209の放射面209aは、ケース105のレーダ透過部121に対向して配置されている。フロントレーダ209の送信波及び反射波は、構造体100aにおけるケース105のレーダ透過部121のみを透過する。
リヤレーダ211の放射面211aは、中蓋103のレーダ透過部121に対向して配置されている。リヤレーダ211の送信波及び反射波は、構造体100aにおける中蓋103のレーダ透過部121のみを透過する。
各レーダ209,211は、送信波及び反射波に基づき、例えば外部の物体に対する距離、相対速度、相対位置及び方位等に係る検知信号を、後述する制御ユニット225に出力する。
図15は、実施形態に係る電子機器100が携帯者Cの左肩部SLの周辺に配置される場合におけるフロントレーダ209及びリヤレーダ211の各検知範囲SAの一例をZ軸方向の正方向側(上方側)から見た平面図である。
図15に示すように、例えば、電子機器100の前後方向と携帯者Cの前後方向とを平行としながら電子機器100が携帯者Cの肩部周辺に配置された場合、各レーダ209,211の検知範囲SAと携帯者Cとが干渉することは抑制されている。
スピーカ215は、中蓋103の右側部103dにおける裏面103Bのスピーカ取付座137に配置されている。これにより、スピーカ215は、例えば図9に示すように、電子機器100が携帯者Cの左肩近傍に配置された場合に、電子機器100における左右方向(つまりY軸方向)で携帯者Cの頭部側(つまりY軸方向の正方向側)の位置に配置される。スピーカ215は、後述する制御ユニット225から入力される信号を音に変換する。
導光体227は、中蓋103の前部103bの支持凹部129に配置されている。導光体227は、2つの表示側端部227aをカバー101の前部101bにおける2つの表示用貫通孔115から外部に露出させている。2つの表示側端部227aは、Y軸方向(つまり電子機器100の左右方向)に所定間隔を置いて並んで配置されている。導光体227は、光源側端部227bを中蓋103の光源用貫通孔130から内部に突出させ、光源229に向い合わせている。導光体227は、光源229の光を光源側端部227bから2つの表示側端部227aに導く。
光源229は、例えば赤色、緑色及び青色の3色発光のLED(発光ダイオード)と、駆動回路とを備える。光源229は、中蓋103の前部103bにおける裏面103Bの光源取付座131に配置されている。光源229は、後述する制御ユニット225から駆動回路に入力される信号に応じてLEDを発光させる。
図16は、実施形態に係る電子機器100の表示部217の動作例を示す図である。
図16に示すように、表示部217は、電子機器100の状態に応じて複数の異なる表示状態に切り替えられる。複数の異なる表示状態は、例えば、レベル表示(点滅)状態B1と、オフ状態B2と、レベル表示(点灯)状態B3と、点滅(作動時)状態B4と、点滅(異常時)状態B5とである。
表示部217は、バッテリ223の残容量に対応する充電レベルに応じて複数の異なる色で発光するとともに、外部機器の駆動用の電源によってバッテリ223が充電されていることを示す点滅状態になる。複数の異なる色は、例えば、所定のハイ側閾値以上の充電レベルであるハイレベルを示す水色と、所定のロー側閾値以下の充電レベルであるローレベルを示す赤色と、ハイ側閾値とロー側閾値との間の充電レベルであるミドルレベルを示す黄色となどである。
レベル表示(点灯)状態B3は、正常状態の電子機器100の動作待機状態に対応している。この場合、表示部217は、バッテリ223の残容量に対応する充電レベルに応じて複数の異なる色で発光するとともに、電子機器100が動作待機状態であることを示す点灯状態になる。複数の異なる色は、レベル表示(点滅)状態B1の場合と同一である。
点滅(異常時)状態B5は、電子機器100の異常状態に対応している。この場合、表示部217は、所定色で発光するとともに点滅状態になる。所定色は、レベル表示(点滅)状態B1、レベル表示(点灯)状態B3及び点滅(作動時)状態B4の各発光色とは異なる色である。
次に、ステップS02に示すように、正常状態の電子機器100は、後述するインターフェースコネクタ241aを介した外部機器との物理的な接続が解除されると、充電状態から動作待機状態へ移行する。これに伴い、表示部217は、レベル表示(点滅)状態B1からレベル表示(点灯)状態B3へ移行する。
なお、非アクティブ領域は、地図上に予め設定されるアクティブ領域以外の領域である。アクティブ領域は、電子機器100の全動作の実行を許容する領域である。
また、ステップS04に示すように、アクティブ領域内に位置する動作休止状態の電子機器100は、後述する制御ユニット225の加速度センサによって所定値以上の加速度が検知されると、作動状態へ移行する。これに伴い、表示部217は、オフ状態B2から点滅(作動時)状態B4へ移行する。
また、ステップS05に示すように、非アクティブ領域内に位置する動作待機状態の電子機器100は、測位信号受信アンテナ207によって受信される測位信号に基づいてアクティブ領域内に位置することが検知されると、作動状態へ移行する。これに伴い、表示部217は、レベル表示(点灯)状態B3から点滅(作動時)状態B4へ移行する。
また、ステップS07に示すように、アクティブ領域内に位置する作動状態の電子機器100は、測位信号受信アンテナ207によって受信される測位信号に基づいて非アクティブ領域内に位置することが検知されると、動作待機状態へ移行する。これに伴い、表示部217は、点滅(作動時)状態B4からレベル表示(点灯)状態B3へと移行する。
また、ステップS09に示すように、異常状態の電子機器100は、バッテリ223の残容量が不足すると、動作停止状態へ移行する。この場合、表示部217は、点滅(異常時)状態B5からオフ状態B2へと移行する。
振動デバイス219は、例えば振動モータである。振動デバイス219は、後述する制御ユニット225から入力される信号に応じて振動を発生させ、電子機器100の少なくとも一部を振動させる。
なお、振動デバイス219は、例えば、リニアアクチュエータ又はピエゾアクチュエータ等であってもよい。
押しボタン231は、ボタン支持部233に支持されて、カバー101の右側部101dの操作用貫通孔116に配置されている。これにより、押しボタン231は、例えば図9に示すように、電子機器100が携帯者Cの左肩近傍に配置された場合に、電子機器100において携帯者Cの頭部の左側面CLを向く面(右側面RSS)に配置される。また、押しボタン231は、電子機器100の前後方向の中分点MPXを通るY−Z平面よりも後方に配置されている。
ボタン支持部233の外形は、例えば、押しボタン231を取り囲むように配置される矩形枠状に形成されている。ボタン支持部233は、中蓋103の右側部103dの支持部用凹部134に配置されている。ボタン支持部233は、Z軸方向の正方向に突出するピン233aを備える。ピン233aは、カバー101の右側部101dにおける裏面101Bの取付座117に装着されている。
スイッチ本体235は、中蓋103の右側部103dにおける裏面103Bのスイッチ取付座135に配置されている。スイッチ本体235は、接続部材(図示略)を介して伝達される押しボタン231の押し込み操作に応じた信号を、後述する制御ユニット225に出力する。
制御ユニット225は、例えば、加速度センサと、高圧系の機器と、ソフトウェア機能部と、などを備える。高電圧系の機器は、例えば、直流電力と交流電力との相互変換を行うインバータと、電圧の昇圧又は降圧を行う電圧変換器となどである。ソフトウェア機能部は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサによって所定のプログラムが実行されることにより機能する。ソフトウェア機能部は、CPU等のプロセッサ、プログラムを格納するROM(Read Only Memory)、データを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)及びタイマー等の電子回路を備えるECU(Electronic Control Unit)である。なお、ソフトウェア機能部の少なくとも一部は、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路であってもよい。
制御ユニット225は、電子機器100に搭載される各種の電子部品の動作を制御する。
インターフェースコネクタ241aは、ケース105の後部105cにおける下部105fのコネクタ用貫通孔163に配置されている。インターフェース基板241bは、ケース105の下部105fにおける裏面105Bのうち後部105c側の基板取付座164に配置されている。
インターフェースコネクタ241aは、適宜のバス規格に対応して外部機器を物理的に接続するインターフェースである。インターフェース基板241bは、インターフェースコネクタ241aを介して接続される外部機器の認識及び制御を行う。インターフェース基板241bは、例えば、外部機器がインターフェースコネクタ241aを介して物理的に接続された場合に外部機器の駆動用の電源によるバッテリ223への給電を制御する。
以下に、本実施形態による電子機器100を、第1携帯端末2として備える情報通信システム1について説明する。
図17は、本実施形態に係る情報通信システム1の構成例を示す図である。図17に示すように、情報通信システム1は、第1携帯端末2(第1端末)、第2携帯端末3(第2端末)、データセンター4(センター)、およびサーバ5を備えている。第1携帯端末2、第2携帯端末3、データセンター4、およびサーバ5は、ネットワーク6を介して相互に接続されている。
ネットワーク6は、例えば移動体通信網である。移動体通信網は、例えば第4世代移動体通信網、第5世代移動体通信網等である。なお、ネットワーク6は、基地局等を含む。
なお、第1携帯端末2の構成については後述する。同一グループ歩行者情報とは、例えば通学者が一緒に登校または下校している同一グループ歩行者を示す同一グループ歩行者情報である。周辺歩行者情報とは、携帯者の周辺を歩いている歩行者を示す情報である。車両情報とは、歩行している道路の車両情報である。
通信部41は、第1携帯端末2からネットワーク6を介して受信した位置情報、同一グループ歩行者情報、周辺歩行者情報および車両情報などを制御部42に出力する。通信部41は、サーバ5からネットワーク6を介して受信した災害情報、不審者情報及び緊急情報などを制御部42に出力する。通信部41は、制御部42が出力する危険通知を、ネットワーク6を介して第1携帯端末2へ送信する。通信部41は、制御部42が出力する交通情報、メッセージ及び緊急情報などを、ネットワーク6を介して第1携帯端末2へ送信する。
通信部41は、制御部42が出力する第1携帯端末位置情報、緊急通知及び音声メッセージなどを、ネットワーク6を介して第2携帯端末3へ送信する。また、通信部41は、第1携帯端末2から加速度センサ28の検出値の信号を受信し、受信した信号を制御部42に出力する。
制御部42は、記憶部44が格納する位置情報と地図情報に基づいて、第1携帯端末2を所持する携帯者の移動軌跡を生成する。制御部42は、地図情報に生成した移動軌跡を合わせた情報を第1携帯端末位置情報として生成する。制御部42は、生成した第1携帯端末位置情報を通信部41に出力する。
制御部42は、第1携帯端末2から受信した位置情報及びと車両情報と、サーバ5から受信した緊急情報、災害情報及び不審者情報と、モデル記憶部43が記憶するモデル情報と、記憶部44が記憶する地図情報及び位置情報とに基づいて危険箇所を設定し、設定した危険箇所を示す情報を記憶部44に記憶させる。なお、危険箇所とは、災害が発生した箇所、交通事故が多い箇所、不審者が現れた箇所等である。制御部42は、記憶部44が記憶する地図情報及び危険箇所を示す情報と、受信した位置情報とに基づいて危険通知を生成し、生成した危険通知を通信部41に出力する。
また、制御部42は、携帯端末の電話番号または識別情報に基づいて、携帯者が所持する第1携帯端末2と、保護者が所持する第2携帯端末3とを関連付けて記憶部44に記憶させる。これにより、データセンター4は、複数組の第1携帯端末2及び第2携帯端末3に対して処理を行う。
統計地域交通モデルは、統計的に地域における交通状態等を示すモデルであり、移動体端末等から地図情報又は交通情報に関するデータをデータセンター4が取得し、各地域における交通情報等を統計的に示したモデルである。
交通予測モデルは、過去に蓄積した各地域における交通状況から将来に亘る該当地域における交通量等を予測するモデルであり、前記統計地域交通モデルからのデータに基づいて決定されてもよい。例えば、交通予測モデルは、第1携帯端末2を所持する携帯者の登下校のルートにおける、登下校時の交通量などであってもよい。
図18は、本実施形態に係る情報通信システム1の利用シーン例を示す図である。図18に示すように、第1携帯端末2は、例えばランドセルの肩ベルト等に取り付けられて用いられる。第1携帯端末2は、例えば第1携帯端末2を所持する子供が発話した音声を取得して送信する。また、第1携帯端末2は、データセンター4が送信した情報及びメッセージを受信して再生及び報知する。ランドセルは、携行物、肩掛け鞄及び背負い鞄の一例である。
なお、図18に示した利用シーンは一例であり、これに限らない。
以下に、第1携帯端末2の構成例を説明する。
図19は、本実施形態に係る第1携帯端末2の構成例を示すブロック図である。図19に示すように、第1携帯端末2は、通信部21、レーダ22、マイクロフォン23、位置検出部24、バイブレータ25、スピーカ26、表示部27、加速度センサ28、および制御部29を備える。さらに、第1携帯端末2は、上述した操作部221を備える。
通信部21は、制御部29が出力する情報(例えば、位置情報、同一グループ歩行者情報、周辺歩行者情報及び車両情報)を、ネットワーク6を介してデータセンター4へ送信する。通信部21は、データセンター4が送信した情報(例えば、交通情報、メッセージ及び緊急情報)を受信し、受信した情報(例えば、交通情報、メッセージ及び緊急情報)を制御部29に出力する。通信部21は、データセンター4が送信した危険情報を受信し、受信した危険情報を制御部29に出力する。
マイクロフォン23は、上述したマイクロフォン213と同一である。マイクロフォン23は、収音により得られる信号(例えば、音声信号など)を制御部29に出力する。なお、マイクロフォン23は、複数のマイクロフォンによって構成されるマイクロフォンアレイであってもよい。
位置検出部24は、上述した測位信号受信アンテナ207を備える。位置検出部24は、受信した測位信号を制御部29に出力する。なお、第1携帯端末2は、例えば基地局との通信に基づいて現在位置を示す情報を取得してもよい。
スピーカ26は、上述したスピーカ215と同一である。スピーカ26は、制御部29が出力する信号(例えば、音声信号)を音に変換する。
表示部27は、上述した表示部217と同一である。表示部27は、制御部29が出力する報知情報に応じて動作する。
加速度センサ28は、第1携帯端末2のX軸、Y軸及びZ軸の3方向の加速度を検出し、検出した加速度の信号を出力する。
制御部29は、加速度センサ28が出力する検出値を取得し、取得した検出値を通信部21によって、データセンター4へ送信する。
以下に、第2携帯端末3の構成例を説明する。
図20は、本実施形態に係る第2携帯端末3の構成例を示すブロック図である。図20に示すように、第2携帯端末3は、通信部31、マイクロフォン32、操作部33、表示部34、スピーカ35、制御部36、およびバイブレータ37を備える。
マイクロフォン32は、収音により得られる信号(例えば、音声信号など)を制御部36に出力する。なお、マイクロフォン32は、複数のマイクロフォンによって構成されるマイクロフォンアレイであってもよい。
表示部34は、制御部36が出力する第1携帯端末位置情報を表示する。表示部34は、例えば、液晶表示装置、有機EL表示装置又は電子インク表示装置等である。
スピーカ35は、制御部36が出力する信号(例えば、音声信号など)を音に変換する。
バイブレータ37は、振動子であり、制御部36が出力する報知情報に応じて振動を発生させる。
以下に、第1携帯端末位置情報をデータセンター4が第2携帯端末3へ送信する処理手順例を説明する。
図21、本実施形態に係る第1携帯端末位置情報をデータセンター4が第2携帯端末3へ送信する処理手順例のフローチャートである。
(ステップS12)制御部42は、受信した位置情報を記憶部44に格納する。
また、データセンター4は、例えば、予め設定されている時刻に、図21に示した処理を実行してもよい。予め設定される時刻は、例えば、保護者による第2携帯端末3の操作部33に対する操作に応じて設定される携帯者の登校時刻及び下校時刻などである。
図22に示す第1携帯端末位置情報は、例えば携帯者の下校時の第1携帯端末位置情報である。この第1携帯端末位置情報は、第1携帯端末2を所持する携帯者の移動軌跡g11及び現在位置g12の情報を備える。
以下に、データセンター4が危険通知を第1携帯端末2と第2携帯端末3へ送信する処理手順例を説明する。
図23は、本実施形態に係るデータセンター4が危険通知を第1携帯端末2と第2携帯端末3へ送信する処理手順例のフローチャートである。
(ステップS22)制御部42は、危険箇所を示す情報と不審者情報をサーバ5から通信部41によって取得する。制御部42は、取得した危険箇所を示す情報と不審者情報を記憶部44に記憶させる。なお、危険箇所は、例えば不審者情報が得られた位置(緯度経度)を含む所定の範囲、または、不審者情報が得られた番地等の範囲を含む。なお、範囲は、制御部42が設定してもよい。
(ステップS25)制御部42は、算出した距離が記憶部44に記憶された所定値未満であるか否かを判定する。制御部42は、距離が所定値未満であると判定した場合(ステップS25;YES)、処理をステップS26に進める。制御部42は、距離が所定値以上であると判定した場合(ステップS25;NO)、処理をステップS21に戻す。
(ステップS27)制御部42は、生成した危険情報を通信部41によって、第1携帯端末2へ送信することで危険を通知する。なお、制御部42は、危険情報が報知音の場合、第1携帯端末2が危険箇所に近づくにつれて、報知音を大きくする。
次に、携帯者が所持する第1携帯端末2が危険情報を受信した際の処理手順例を説明する。
図24は、本実施形態に係る第1携帯端末2が危険情報を受信した際の処理手順例のフローチャートである。
(ステップS32)制御部29は、危険情報に基づいて危険を知らせる音声メッセージを生成して、生成した音声メッセージをスピーカ26により再生する。また、制御部29は、危険情報に基づいて、例えばブザー音を生成し、生成したブザー音をスピーカ26により再生する。なお、スピーカ26がブザーである場合、制御部29は、危険情報に基づいて所定の電圧をスピーカ26に出力する。これにより、制御部29は、危険情報に基づく音声出力を行う。なお、制御部29は、危険箇所と携帯者の現在位置との間の距離が短くなるほど、音量を大きくする。
制御部29は、バイブレータモードであると判別した場合(ステップS33;YES)、処理をステップS34に進める。一方、制御部29は、バイブレータモードではない判別した場合(ステップS33;NO)、処理をステップS31に戻す。なお、制御部29は、バイブレータモードの場合、ステップS32の処理を行わなくてもよいし、又は、ステップS32の処理の代わりに表示部27を点滅等させてもよい。
なお、制御部29は、危険箇所と携帯者の現在位置との間の距離が短くなるほど、バイブレータ25の振動の振幅を大きくしてもよいし、又は、振動の間隔を短くしてもよい。
図25は、本実施形態に係る第2携帯端末3が危険情報を受信した際の処理手順例のフローチャートである。
(ステップS42)制御部36は、危険情報に基づいて危険を知らせる音声メッセージを生成して、生成した音声メッセージをスピーカ35によって再生する。また、制御部36は、危険情報に基づいて、例えばブザー音を生成し、生成したブザー音をスピーカ35によって再生する。なお、スピーカ35がブザーである場合、制御部36は、危険情報に基づいて所定の電圧をスピーカ35に出力する。これにより、制御部36は、危険情報に基づく音声出力を行う。なお、制御部36は、危険箇所と携帯者の現在位置との間の距離が短くなるほど、音量を大きくする。
なお、制御部36は、危険箇所と携帯者の現在位置との間の距離が短くなるほど、バイブレータ37の振動の振幅を大きくしてもよいし、又は、振動の間隔を短くしてもよい。
図26に示す第1携帯端末位置情報は、例えば携帯者の下校時の第1携帯端末位置情報である。この第1携帯端末位置情報は、第1携帯端末2を所持する携帯者の移動軌跡g11及び現在位置g12の情報と、危険箇所を示す画像g21と、警告画像g22とを備える。
図26に示す第1携帯端末位置情報では、携帯者が所持する第1携帯端末2の現在位置が、危険箇所内であるため、所定文言(例えば、「危険箇所にいます。ご注意ください!」)の警告画像g22が他の情報に重畳または合成されて表示される。なお、警告画像は、制御部36が受信した警告情報に基づいて生成されてもよい。
なお、交通情報は音声信号であってもよい。第1携帯端末2の制御部29は、受信した交通情報を再生する。これにより、第1携帯端末2を所持する携帯者は、交通量が多い箇所に近づいたことを知ることができる。
また、データセンター4の制御部42は、例えばサーバ5から受信した情報に基づいて緊急情報を第1携帯端末2と第2携帯端末3へ送信してもよい。緊急情報とは、例えば災害又は事故が発生した場合に、避難を呼びかける情報である。
これにより、本実施形態によれば、第1携帯端末2の携帯者が危険箇所に近づいているときに、第1携帯端末2の携帯者(例えば、子供など)または第2携帯端末3の所持者(例えば、保護者など)に対して危険通知を行うことができる。
これにより、本実施形態によれば、第1携帯端末2の携帯者が危険箇所に近づいていることを、より一層、的確に通知することができる。
また、本実施形態では、第2携帯端末3は、第1携帯端末2の移動軌跡を取得する。
これにより、本実施形態によれば、第1携帯端末2の携帯者の移動軌跡(例えば、学校から自宅までの帰宅経路など)を第2携帯端末3の所持者が把握することができる。
図27は、本実施形態に係る情報通信システム1Aの主な動作例を示す図である。
符号g100は、帰宅した際の第1携帯端末2と携帯者(例えば、児童など)との対話例を示す図である。符号g100が示す図において、符号g101が児童の発話であり、符号g102が第1携帯端末2の発話である。
以下に、情報通信システム1Aの構成例を説明する。
図28は、本実施形態に係る情報通信システム1Aの構成例を示す図である。図28に示すように、情報通信システム1Aは、第1携帯端末2、第2携帯端末3、データセンター4A(センター)、およびサーバ5を備えている。第1携帯端末2、第2携帯端末3、データセンター4A、およびサーバ5は、ネットワーク6を介して相互に接続されている。なお、情報通信システム1と同様の動作を行う機能部については、同じ符号を用いて説明を省略する。図28に示すように、情報通信システム1と情報通信システム1Aとの差異は、データセンター4Aである。
制御部42Aは、第1携帯端末2から通信部41が受信した画像と、第1携帯端末2から通信部41が受信した加速度センサ28の検出値とを受信する。制御部42Aは、設定されている位置で所定動作が行われたか否かを、受信した画像と加速度センサ28の検出値の少なくとも1つに基づいて判別する。制御部42Aは、判別した結果に基づいて、例えば帰宅時のスコアを求める。制御部42Aは、求めたスコアを記憶部44Aに記憶させる。
制御部42Aは、児童の移動軌跡の画像に、スコアの画像と、判別した結果を示す画像とを含めた画像を生成する。制御部42Aは、第2携帯端末3からスコア送信のリクエストを受信した場合、生成した画像を第2携帯端末3へ送信する。なお、所定動作が行われてか否かの判別方法及びスコアの求め方については後述する。
また、制御部42Aは、音声認識部46が出力する解析結果を取得する。制御部42Aは、解析結果に基づいて、シナリオ記憶部47を参照して、第1携帯端末2から受信した音声信号に対する返答を選択する。制御部42Aは、選択した応答を、例えばフォルマント合成の手法等によって音声信号に変換し、変換した音声信号を通信部41によって第1携帯端末2へ送信する。
なお、データセンター4Aは、例えばサーバ5から危険箇所を取得し、取得した危険箇所を所定位置に設定してもよい。そして、所定位置の種類に応じて、所定動作を設定してもよい。
図29は、本実施形態に係る所定位置、所定動作およびスコアの例を示す図である。
なお、図29に示す例は、帰宅経路(帰宅路)における所定位置と、所定動作およびスコアの一部であり、スコアの合計が帰宅経路において100点になるように設定されている。
図29に示す例では、所定箇所は、A交差点と、B交差点と、C交差点である。所定動作は、例えばA交差点において、一時停止と左右確認である。また、スコアは、例えばA交差点において、一時停止が10、左右確認が10である。
制御部42Aは、A交差点において、一時停止の動作が行われていた場合にスコア10、行われていなかった場合にスコア0とする。そして、学校から自宅までにおけるスコアの合計を求め、求めたスコアの合計を記憶部44Aに記憶させる。なお、制御部42Aは、100点から、行われなかった所定動作のスコアを減算して合計のスコアを求めてもよい。
図30は、本実施形態に係るデータセンター4Aが行う処理手順例のフローチャートである。なお、図30に示す例は、制御部42Aが、画像に基づいて所定動作が行われたか否かを判別する例である。
(ステップS52)制御部42Aは、第1携帯端末2が送信したレーダ22の検知信号を受信する。なお、第1携帯端末2は、所定周期毎に位置情報と検知信号をデータセンター4Aへ送信する。
(ステップS54)制御部42Aは、動作分析した結果と記憶部44Aが記憶する情報に基づいて、スコアリング処理を行う。なお、スコアリング処理とは、例えば、加点、減点処理である。
図31は、本実施形態に係る第2携帯端末3が行う処理手順例のフローチャートである。
(ステップS61)第2携帯端末3の制御部36は、データセンター4Aが送信したスコアを含む情報を受信する。
(ステップS62)制御部36は、受信したスコアを含む情報を表示部34に表示させる。
なお、図31に示した処理は、第2携帯端末3からリクエストを送信したとき、保護者によって設定された時刻又は所定の周期毎に実行されてもよい。
画像g200は、表示部34上に表示される画像である。
符号g201は、学校を示している。符号g202は、自宅を示している。
符号g203は、児童の移動軌跡を示す画像である。
符号g211、g212およびg213は、所定箇所を示している。
符号g222は、符号g212における所定動作の判別結果を表している。
符号g223は、符号g213における所定動作の判別結果を表している。なお、×印は、所定動作を行っていないことを表している。
符号g230は、合計スコアを表す画像である。
図33は、本実施形態に係る所定位置における一時停止の動作分析方法の処理手順例のフローチャートである。なお、制御部42Aは、カウンタ値Tを0の初期化した後に以下の処理を開始する。また、制御部42Aは、以下の処理を所定位置で行う。
(ステップS74)制御部42Aは、カウンタ値Tに0を代入し、処理をステップS71に戻す。
(ステップS76)制御部42Aは、第1携帯端末2を所持する児童が所定位置で一時停止したと判別する。
この場合、ステップS71において、制御部42Aは加速度センサ28の検出値を受信する。そして、ステップS72において、制御部42Aは前回の検出値と今回の検出値との差がゼロを含む所定範囲内の場合に、同じ位置であると判別してもよい。
なお、制御部42Aは、児童が所定の動作を行ったか否かを、加速度センサ28の検出値と、他の情報(例えば、レーダ22が出力する検知信号など)との少なくとも1つに基づいて検出してもよい。
図34は、本実施形態に係る所定位置における左右確認の動作分析方法の処理手順例のフローチャートである。なお、制御部42Aは、以下の処理を所定位置で行う。
(ステップS82)制御部42Aは、受信した検知信号から周知の手法によって第1携帯端末2の携帯者の顔部を検出する。続けて、制御部42Aは、検出した顔部の検知信号を取得した時刻情報に関連付けて記憶部44Aに記憶させる。
(ステップS85)制御部42Aは、第1携帯端末2の携帯者が左右確認を行っていない(左右確認NG)と判別する。
なお、制御部42Aは、児童が所定の動作を行ったか否かを、加速度センサ28の検出値と、他の情報(例えば、レーダ22が出力する検知信号など)との少なくとも1つに基づいて検出してもよい。
図35は、本実施形態に係る所定位置における手挙げ動作の動作分析方法の処理手順例のフローチャートである。なお、制御部42Aは、以下の処理を所定位置で行う。
(ステップS92)制御部42Aは、受信した検知信号から周知の手法によって第1携帯端末2の所持者の胸部を検出する。制御部42Aは、検出した胸部の検知信号を取得した時刻情報に関連付けて記憶部44Aに記憶させる。
(ステップS95)制御部42Aは、第1携帯端末2の携帯者が手挙げ動作を行っていない(手挙げNG)と判別する。
第1携帯端末2の制御部29は、マイクロフォン23が収音したこの音声信号を通信部21によってデータセンター4Aへ送信する。データセンター4Aの音声認識部46は、受信した音声信号に対して音声認識処理を行う。制御部42Aは、音声認識処理された結果に基づいて返答の音声信号を生成して、生成した音声信号を通信部41によって第1携帯端末2へ送信する。この結果、第1携帯端末2の制御部29は、データセンター4Aから受信した「おかえりなさい!」を再生することで発話する。
この例でも、第1携帯端末2または第2携帯端末3は、収音した音声信号をデータセンター4Aへ送信する。データセンター4Aは、音声認識した結果に基づいてアドバイスの音声信号を第1携帯端末2へ送信する。この結果、第1携帯端末2は、アドバイスの音声信号「一時停止はOKだから手挙げだけね!」を再生する。
なお、データセンター4Aは、このようなアドバイスの音声信号を第2携帯端末3へも送信するようにしてもよい。
ベース109によれば、表面109Aにおけるケース装着部182a及びベルト用拡張部182bの全域に亘って、及び、裏面109Bにおけるベルト固定部186a及びケース用拡張部186bの全域に亘って、ベース109と左側肩ベルト181との相対位置を調整することができる。これにより、例えば各拡張部182b,186bを備えていない場合に比べて、ケース105を容易に所望の姿勢にすることができる。
例えば、携帯者Cの正対方向に対して交差する左側肩ベルト181に固定される場合であっても、ケース105の前後方向を携帯者Cの前後方向に平行とし、ケース105を携帯者Cの正対方向に沿うような姿勢で配置することができる。
また、ベース109側から装着対象である左側肩ベルト181を見た外観視(つまり、外面視又は上面視)で仮想的又は透視的に、ケース用拡張部186bの全体(又はほぼ全体)がケース105と重なる位置に形成されているので、ケース105をベース109に的確に装着することができる。
また、ストラップ192の固定部材192bはストラップ用凹部190に収容されるので、固定部材192bがベース109の表面109Aから突出することを防ぐことができる。
また、2つの交換用ベース193a,193bは、ベース109に比べて、ケース装着部182aを同一としながら、ベルト用拡張部182bの大きさ及び形状が異なるように形成されているので、各交換用ベース193a,193bの形状が複雑になることを防ぎ、製造容易性を向上させることができる。
また、押しボタン231は、電子機器100の前後方向の中分点MPXを通るY−Z平面よりも後方に配置されているので、携帯者Cの右手指(例えば、親指など)による押しボタン231の操作性を向上させることができる。
上述した実施形態において、電子機器100は、フロントレーダ209及びリヤレーダ211を備えるとしたが、これに限定されず、各レーダ209,211の代わりに、カメラ又はLIDAR(Light Detection and Ranging又はLaser Imaging Detection and Ranging)などを備えてもよい。
Claims (16)
- 移動者によって携行される電子機器であって、
前記電子機器は、前記移動者の体、前記移動者の衣服又は前記移動者の携帯物である装着対象に前記電子機器を設置するための台座に対して着脱可能に設けられ、
前記台座は、前記電子機器が前記台座に装着された状態において、前記電子機器側から前記台座を見た外観視において、前記電子機器の外縁から食み出す拡張部を備える、
ことを特徴とする電子機器。 - 前記台座は、前記台座が前記装着対象に固定された状態において、前記台座側から前記装着対象を見た外観視において、前記装着対象の固定部の外縁から食み出す他の拡張部を備える、
ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。 - 前記装着対象は、前記携帯物であり、
前記台座は、前記携帯物を前記移動者に装着する装着具に固定され、
前記装着具は、前記移動者の正対方向に対して交差するように配置され、
前記電子機器は、前記台座が前記装着具に固定された状態において、前記正対方向に沿うように配置される、
ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。 - 前記外観視において、前記拡張部は、前記装着具と重なる位置に形成されている、
ことを特徴とする請求項3に記載の電子機器。 - 移動者によって携行される電子機器であって、
前記電子機器は、前記移動者の体、前記移動者の衣服又は前記移動者の携帯物である装着対象に前記電子機器を設置するための台座に対して着脱可能に設けられ、
前記台座は、前記台座が前記装着対象に固定された状態において、前記台座側から前記装着対象を見た外観視において、前記装着対象の固定部の外縁から食み出す拡張部を備える、
ことを特徴とする電子機器。 - 前記装着対象は、前記携帯物であり、
前記固定部は、前記携帯物を前記移動者に装着する装着具であり、
前記装着具は、前記移動者の正対方向に対して交差するように配置され、
前記電子機器は、前記台座が前記携帯物に固定された状態において、前記正対方向に沿うように配置される、
ことを特徴とする請求項5に記載の電子機器。 - 前記外観視において、前記拡張部は、前記電子機器と重なる位置に形成されている、
ことを特徴とする請求項6に記載の電子機器。 - 前記電子機器が設置された状態での前記移動者の移動方向における前方の物体を検出する第1検出部と、
前記電子機器が設置された状態での前記移動者の前記移動方向における前記第1検出部よりも後方側の物体を検出する第2検出部と、
を備え、
前記第1検出部は、相対的に前記第2検出部よりも前記移動方向の前方寄りに配置されている、
ことを特徴とする請求項1から請求項7の何れか1項に記載の電子機器。 - 前記台座は、前記台座を前記装着対象に固定する固定具が取り付けられる取付部を備え、
前記取付部は、前記台座において前記電子機器が装着された場合に前記電子機器側を向く面に設けられている、
ことを特徴とする請求項1から請求項8の何れか1項に記載の電子機器。 - 前記取付部は、前記台座において前記電子機器が装着された場合に前記電子機器側を向く面において凹んだ形状に形成されている、
ことを特徴とする請求項9に記載の電子機器。 - 前記台座は、前記移動者の肩部近傍に固定され、
前記台座の外形は、前記台座に装着された前記電子機器の前後方向における中分点が、前記移動者の上下方向における前記肩部近傍の最高部よりも前記前後方向の前方に配置されるように形成され、
前記台座の厚みは、前記前後方向の後方から前方に向かうことに伴い、増大傾向に変化するように形成されている、
ことを特徴とする請求項1から請求項10の何れか1項に記載の電子機器。 - 前記台座と交換可能な少なくとも1つの交換用台座を備え、
前記台座及び前記少なくとも1つの交換用台座は、互いの大きさ及び形状の少なくとも何れかが異なるように形成されている、
ことを特徴とする請求項1から請求項11の何れか1項に記載の電子機器。 - 前記少なくとも1つの交換用台座は、前記台座において前記拡張部の大きさ及び形状の少なくとも何れかが変更されて形成されている、
ことを特徴とする請求項12に記載の電子機器。 - 前記台座は、前記移動者の左側の肩部近傍に固定され、
前記電子機器が前記台座に装着された場合に前記電子機器における前記移動者の左右方向において前記移動者の頭部側の位置に配置されるスピーカを備える、
ことを特徴とする請求項1から請求項13の何れか1項に記載の電子機器。 - 前記台座は、前記移動者の左側の肩部近傍に固定され、
前記電子機器が前記台座に装着された場合に前記電子機器において前記移動者の頭部の左側面を向く面に配置される操作部を備える、
ことを特徴とする請求項1から請求項14の何れか1項に記載の電子機器。 - 前記操作部は、前記電子機器の前後方向の中分点を通る前記前後方向に対する仮想直交面よりも後方に配置されている、
ことを特徴とする請求項15に記載の電子機器。
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Citations (3)
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---|---|---|---|---|
JPS63226097A (ja) * | 1987-03-14 | 1988-09-20 | 松下電器産業株式会社 | 電子機器の電源装置 |
JPH1174655A (ja) * | 1997-08-27 | 1999-03-16 | Nec Shizuoka Ltd | 電子機器の保持装置 |
JP2001044648A (ja) * | 1999-08-02 | 2001-02-16 | Masahiko Miyao | ケイタイブレス |
-
2018
- 2018-11-30 JP JP2018225506A patent/JP2020088338A/ja active Pending
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