JP2020085123A - クロスローラ軸受 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】組込み孔5は,内輪2の端面14の内周面8から外周面9に延びる切欠き部17で形成される平らな接触面18と,切欠き部17の途中から逃げ溝16に達する切欠き部19で形成される平らな切欠き段部20とによって凹凸に形成されている。蓋3は,組込み孔5に嵌合すると共に,下面22の途中から逃げ溝16までに延びて突出し,切欠き段部20に係止する凸状段部21を備えている。
【選択図】図3
Description
前記組込み孔は,前記内輪の前記端面の内周面及び外周面のいずれか一方から半径方向に延びて形成され且つ前記蓋の下面との接触面を形成する第1切欠き部と,前記第1切欠き部の途中又は前記組込み孔の側面の途中に形成された切欠き段部によって形成された前記内周面及び前記外周面のいずれか他方まで延びる第2切欠き部とによって形成され,
前記蓋は,前記組込み孔の前記第1切欠き部と前記第2切欠き部に嵌合すると共に,前記切欠き段部に係止して嵌合する凸状段部を備えており,前記蓋の半径方向への移動は,前記蓋が前記組込み孔に嵌合して前記蓋の前記凸状段部が前記切欠き段部に係止して位置決め固定されることを特徴とするクロスローラ軸受に関する。また,このクロスローラ軸受は,前記第1切欠き部及び前記第2切欠き部のいずれか一方が他方より前記軸方向に深い又は前記半径方向に長いものである。
前記組込み孔は,前記外輪の前記端面の内周面及び外周面のいずれか一方から半径方向に延びて形成され且つ前記蓋の下面との接触面を形成する第3切欠き部と,前記第3切欠き部の途中又は前記組込み孔の側面の途中に形成された切欠き段部によって形成された前記内周面及び前記外周面のいずれか他方まで延びる第4切欠き部とによって形成され,
前記蓋は,前記組込み孔の前記第3切欠き部と前記第4切欠き部に嵌合すると共に,前記切欠き段部に係止して嵌合する凸状段部を備えており,前記蓋の半径方向への移動は,前記蓋が前記組込み孔に嵌合して前記蓋の前記凸状段部が前記切欠き段部に係止して位置決め固定されることを特徴とするクロスローラ軸受に関する。また,このクロスローラ軸受は,前記第3切欠き部及び前記第4切欠き部のいずれか一方が他方より前記軸方向に深い又は前記半径方向に長いものである。
前記組込み孔は,前記内輪又は前記外輪の内周側及び外周側のいずれか一方の周方向の長さが他方の周方向の長さより大きい第1扇形状に延びるテーパ面である側面から成る第5切欠き部によって形成され,
前記蓋は,前記組込み孔の前記第5切欠き部に嵌合する第2扇形状に形成され,前記蓋の半径方向への移動は,前記蓋の前記第2扇形状が前記組込み孔の前記第5切欠き部に嵌合することによって位置決め固定されることを特徴とするクロスローラ軸受に関する。また,上記クロスローラ軸受において,前記組込み孔を形成する前記第5切欠き部は,前記内輪の前記端面の内周面及び外周面のいずれか一方から半径方向に延びて形成され且つ前記蓋の下面との接触面を形成する第1切欠き部と,前記第1切欠き部の途中又は前記組込み孔の側面の途中に形成された切欠き段部によって形成された前記内周面及び前記外周面とのいずれか他方まで延びる第2切欠き部とから構成されており,前記蓋は,前記第5切欠き部に形成された前記切欠き段部に係止して嵌合する凸状段部を備えているものである。或いは,前記組込み孔を形成する前記第5切欠き部は,前記外輪の前記端面の内周面及び外周面のいずれか一方から半径方向に延びて形成され且つ前記蓋の下面との接触面を形成する第3切欠き部と,前記第3切欠き部の途中又は前記組込み孔の側面の途中に形成された切欠き段部によって形成された前記内周面及び前記外周面とのいずれか他方まで延びる第4切欠き部とから構成されており,前記蓋は,前記第5切欠き部に形成された前記切欠き段部に係止して嵌合する凸状段部を備えているものである。
2 内輪
3,3A〜3H,3J〜3N 蓋
4 ころ
5,5A〜5E 組込み孔
6,8,33 内周面
7,9,32 外周面
10 軌道路
11 軌道面(第1軌道面)
12 軌道面(第2軌道面)
13,30 テーパ面
14,39 端面
15,16 逃げ溝
17,17T,19,36,37 切欠き部
18 接触面
20,35 切欠き段部
21 凸状段部
22 下面
23 軌道面(第3軌道面)
24,25 側面
27 ねじ
Claims (8)
- 内周面に断面V形で周方向に延びて中央に逃げ溝を備えた第1軌道面を有する外輪,前記外輪の前記第1軌道面に対向して外周面に断面V形で周方向に延びて中央に逃げ溝を備えた第2軌道面を有し且つ前記外輪に対して相対回転自在な内輪,前記内輪及び前記外輪の軸方向のいずれか一方の端面に設けられた組込み孔を通じて前記第1軌道面と前記第2軌道面とで形成される軌道路に互いに交差して配設される複数のころ,及び前記組込み孔を塞ぐと共に前記組込み孔における前記軌道路を形成する第3軌道面を備えた蓋から成るクロスローラ軸受において,
前記組込み孔は,前記内輪の前記端面の内周面及び外周面のいずれか一方から半径方向に延びて形成され且つ前記蓋の下面との接触面を形成する第1切欠き部と,前記第1切欠き部の途中又は前記組込み孔の側面の途中に形成された切欠き段部によって形成された前記内周面及び前記外周面のいずれか他方まで延びる第2切欠き部とによって形成され,
前記蓋は,前記組込み孔の前記第1切欠き部と前記第2切欠き部に嵌合すると共に,前記切欠き段部に係止して嵌合する凸状段部を備えており,
前記蓋の半径方向への移動は,前記蓋が前記組込み孔に嵌合して前記蓋の前記凸状段部が前記切欠き段部に係止して位置決め固定されることを特徴とするクロスローラ軸受。 - 前記第1切欠き部及び前記第2切欠き部のいずれか一方が他方より前記軸方向に深い又は前記半径方向に長いことを特徴とする請求項1に記載のクロスローラ軸受。
- 内周面に断面V形で周方向に延びて中央に逃げ溝を備えた第1軌道面を有する外輪,前記外輪の前記第1軌道面に対向して外周面に断面V形で周方向に延びて中央に逃げ溝を備えた第2軌道面を有し且つ前記外輪に対して相対回転自在な内輪,前記内輪及び前記外輪の軸方向のいずれか一方の端面に設けられた組込み孔を通じて前記第1軌道面と前記第2軌道面とで形成される軌道路に互いに交差して配設される複数のころ,及び前記組込み孔を塞ぐと共に前記組込み孔における前記軌道路を形成する第3軌道面を備えた蓋から成るクロスローラ軸受において,
前記組込み孔は,前記外輪の前記端面の内周面及び外周面のいずれか一方から半径方向に延びて形成され且つ前記蓋の下面との接触面を形成する第3切欠き部と,前記第3切欠き部の途中又は前記組込み孔の側面の途中に形成された切欠き段部によって形成された前記内周面及び前記外周面のいずれか他方まで延びる第4切欠き部とによって形成され,
前記蓋は,前記組込み孔の前記第3切欠き部と前記第4切欠き部に嵌合すると共に,前記切欠き段部に係止して嵌合する凸状段部を備えており,
前記蓋の半径方向への移動は,前記蓋が前記組込み孔に嵌合して前記蓋の前記凸状段部が前記切欠き段部に係止して位置決め固定されることを特徴とするクロスローラ軸受。 - 前記第3切欠き部及び前記第4切欠き部のいずれか一方が他方より前記軸方向に深い又は前記半径方向に長いことを特徴とする請求項3に記載のクロスローラ軸受。
- 内周面に断面V形で周方向に延びて中央に逃げ溝を備えた第1軌道面を有する外輪,前記外輪の前記第1軌道面に対向して外周面に断面V形で周方向に延びて中央に逃げ溝を備えた第2軌道面を有し且つ前記外輪に対して相対回転自在な内輪,前記内輪及び前記外輪の軸方向のいずれか一方の端面に設けられた組込み孔を通じて前記第1軌道面と前記第2軌道面とで形成される軌道路に互いに交差して配設される複数のころ,及び前記組込み孔を塞ぐと共に前記組込み孔における前記軌道路を形成する第3軌道面を備えた蓋から成るクロスローラ軸受において,
前記組込み孔は,前記内輪又は前記外輪の内周側及び外周側のいずれか一方の周方向の長さが他方の周方向の長さより大きい第1扇形状に延びるテーパ面である側面から成る第5切欠き部によって形成され,
前記蓋は,前記組込み孔の前記第5切欠き部に嵌合する第2扇形状に形成され,
前記蓋の半径方向への移動は,前記蓋の前記第2扇形状が前記組込み孔の前記第5切欠き部に嵌合することによって位置決め固定されることを特徴とするクロスローラ軸受。 - 前記組込み孔を形成する前記第5切欠き部は,前記内輪の前記端面の内周面及び外周面のいずれか一方から半径方向に延びて形成され且つ前記蓋の下面との接触面を形成する第1切欠き部と,前記第1切欠き部の途中又は前記組込み孔の側面の途中に形成された切欠き段部によって形成された前記内周面及び前記外周面とのいずれか他方まで延びる第2切欠き部とから構成されており,前記蓋は,前記第5切欠き部に形成された前記切欠き段部に係止して嵌合する凸状段部を備えていることを特徴とする請求項5に記載のクロスローラ軸受。
- 前記組込み孔を形成する前記第5切欠き部は,前記外輪の前記端面の内周面及び外周面のいずれか一方から半径方向に延びて形成され且つ前記蓋の下面との接触面を形成する第3切欠き部と,前記第3切欠き部の途中又は前記組込み孔の側面の途中に形成された切欠き段部によって形成された前記内周面及び前記外周面とのいずれか他方まで延びる第4切欠き部とから構成されており,前記蓋は,前記第5切欠き部に形成された前記切欠き段部に係止して嵌合する凸状段部を備えていることを特徴とする請求項5に記載のクロスローラ軸受。
- 前記組込み孔に嵌合する前記蓋は,前記内輪又は前記外輪にピン又はねじで前記軸方向に固定されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のクロスローラ軸受。
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