JP2020083495A - ステップ踏板検査装置及びステップ踏板検査方法 - Google Patents

ステップ踏板検査装置及びステップ踏板検査方法 Download PDF

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Abstract

【課題】検査精度の向上を図ることができるステップ踏板検査装置及びステップ踏板検査方法を提供する。【解決手段】ステップ踏板検査装置30は、検知部34と、可動アーム部35と、支持部材31と、変位センサ51と、振動センサ52と、情報処理部60と、を備えている。情報処理部60は、変位センサ51が検出した変位情報及び振動センサ52が検出した振動情報を取得する。また、情報処理部60は、取得した変位情報から振動情報を減算し、振動情報を減算した変位情報に基づいて踏板の異常を判定する。【選択図】図6

Description

本発明は、乗客コンベアに設けられたステップの踏板の浮き上がりを検査するステップ踏板検査装置及びステップ踏板検査方法に関するものである。
乗客コンベアは、建築構造物に設置されるフレームと、このフレーム内に設けられて循環移動する無端状に連結された複数のステップとを備えている。複数のステップには、無端状のチェーンが連結されており、このチェーンが回転駆動することで、複数のステップが循環移動する。
また、従来では、ステップの踏板の浮き上がりを検査することが行われている。ステップの踏板の浮き上がりを検知する技術としては、例えば、特許文献1に記載されているようなものがある。
特許文献1には、踏板のステップ本体からの浮き上がり量を検出し、浮き上がり量に相応する検出信号を出力する浮き上がり量検出器と、浮き上がり量検出器から出力された検出信号を入力する計測器とを備えた技術が記載されている。そして、特許文献1に記載された技術では、計測器が、浮き上がり量検出器から出力された検出信号に基づいて浮き上がり量を演算する演算部と、演算部で演算された浮き上がり量を記憶する記憶部とを有している。
特開2018−24489号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、ステップが移動する際に生じる振動も浮き上がり量検出器が検出していたため、この検出した振動を踏板の浮き上がりと誤判定するおそれがあり、検査精度が低下していた。
上記の問題点を考慮し、検査精度の向上を図ることができるステップ踏板検査装置及びステップ踏板検査方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、ステップ踏板検査装置は、乗客コンベアのステップに設けられた踏板の浮き上がりを検査するステップ踏板検査装置である。ステップ踏板検査装置は、検知部と、可動アーム部と、支持部材と、変位センサと、振動センサと、情報処理部と、を備えている。検知部は、ステップの踏面に接触する。可動アームは、検知部を支持する。支持部材は、可動アームを鉛直方向に可動可能に支持する。変位センサは、可動アームの可動の変位量を検出する。振動センサは、支持部材の振動を検出する。情報処理部は、変位センサが検出した変位情報及び振動センサが検出した振動情報を取得する。また、情報処理部は、取得した変位情報から振動情報を減算し、振動情報を減算した変位情報に基づいて踏板の異常を判定する。
また、ステップ踏板検査方法は、乗客コンベアのステップに設けられた踏板の浮き上がりを検査するステップ踏板検査方法であって、以下(1)から(5)に示す工程を含んでいる。
(1)ステップの踏面に接触する検知部を支持する可動アームの変位量を変位センサにより検出する工程。
(2)可動アームを支持する支持部材の振動を振動センサにより検出する工程。
(3)変位センサが検出した変位情報及び振動センサが検出した振動情報を情報処理部により取得する工程。
(4)取得した変位情報から振動情報を情報処理部が減算する工程。
(5)振動情報を減算した変位情報に基づいて情報処理部が踏板の異常を判定する工程。
上記構成のステップ踏板検査装置及びステップ踏板検査方法によれば、検査精度の向上を図ることができる。
実施の形態例にかかるステップ踏板検査装置が用いられる乗客コンベアの構成例を示す概略構成図である。 乗客コンベアのステップを示す斜視図である。 乗客コンベアのステップにおける踏段を示す正面図である。 実施の形態例にかかるステップ踏板検査装置を示す平面図である。 実施の形態例にかかるステップ踏板検査装置を示す側面図である。 実施の形態例にかかるステップ踏板検査装置を乗客コンベアに設置した状態を示す平面図である。 実施の形態例にかかるステップ踏板検査装置を乗客コンベアに設置した状態を示す説明図である。 実施の形態例にかかるステップ踏板検査装置におけるステップの検査動作を示すフローチャートである。 実施の形態例にかかるステップ踏板検査装置におけるステップの検査動作を示すフローチャートである。 実施の形態例にかかるステップ踏板検査装置の出力信号を示すもので、図10Aは踏板と検知棒を示す側面図、図10Bは出力信号を示す説明図、図10Cは外乱を除去した出力信号を示す説明図である。 実施の形態例にかかるステップ踏板検査装置の出力信号を示すもので、図11Aは踏板が浮き上がった状態を示す側面図、図11Bは出力信号を示す説明図である。 実施の形態例にかかるステップ踏板検査装置の出力信号を示すもので、図12Aはステップ全体がわずかに沈んだ状態を示す側面図、図12Bは出力信号を示す説明図である。 実施の形態例にかかるステップ踏板検査装置における判定結果を示す表示例である。
以下、ステップ踏板検査装置及びステップ踏板検査方法の実施の形態例について、図1〜図13を参照して説明する。なお、各図において共通の部材には、同一の符号を付している。
1.実施の形態例
1−1.乗客コンベアの構成例
まず、実施の形態例(以下、「本例」という。)にかかるステップ踏板検査装置が用いられる乗客コンベアの構成について、図1から図3を参照して説明する。
図1は、乗客コンベアを示す概略構成図である。
図1に示す乗客コンベア1は、建築構造物の上階床と下階床に設置される傾斜型の乗客コンベア、いわゆるエスカレーターである。図1に示すように、乗客コンベア1は、建築構造物に設置された枠体2と、制御盤3と、欄干部4と、複数のステップ5と、ハンドレール7と、駆動機構10とを備えている。また、乗客コンベア1は、伝達チェーン11と、ドライビングチェーン12と、駆動スプロケット13と、従動スプロケット14と、ハンドレール駆動装置17とを備えている。
枠体2における上階床側には、駆動機構10と、制御盤3と、駆動スプロケット13が配置されている。また、枠体2における下階床側には、従動スプロケット14が配置されている。
駆動機構10は、電動機及び減速機により構成されている。電動機には、制御盤3から電力が供給される。そして、電動機は、制御盤3によりその動作が制御される。電動機の駆動プーリには、ベルト部材が巻き掛けられている。また、このベルト部材は、減速機の従動プーリに巻き掛けられている。これにより、電動機の回転力は、ベルト部材を介して減速機に伝達される。
さらに、減速機の伝達スプロケットには、伝達チェーン11が巻き掛けられている。この伝達チェーン11は、駆動スプロケット13に巻き掛けられている。そして、駆動機構10の駆動力が伝達チェーン11を介して駆動スプロケット13に伝達され、駆動スプロケット13が回転する。
駆動スプロケット13と従動スプロケット14には、ドライビングチェーン12が巻き掛けられている。そして、駆動スプロケット13が回転することで、従動スプロケット14及びドライビングチェーン12が回転する。
また、駆動スプロケット13には、ハンドレール駆動チェーン15が巻き掛けられている。ハンドレール駆動チェーン15は、複数の伝達プーリ16に巻き掛けられると共に、後述するハンドレール駆動装置17の駆動ローラーに備えられたスプロケットに巻き掛けられている。
また、枠体2には、不図示のガイド部材が設けられている。そして、複数のステップ5は、不図示のガイド部材に移動可能に支持される。また、複数のステップ5は、ドライビングチェーン12を介して無端状に連結されている。複数のステップ5は、枠体2に取り付けられたガイド部材に案内されて往路側と復路側を循環移動する。乗客は、往路側を移動するステップ5に乗って搬送される。
欄干部4は、枠体2の上部に支持されており、枠体2の幅方向の両側に配置されている。欄干部4には、無端状のハンドレール7が取り付けられている。ハンドレール7は、欄干部4に移動可能に支持されている。ハンドレール7は、ハンドレール駆動装置17によって、複数のステップ5と同一方向に、複数のステップ5と同期して循環移動する。
以下、複数のステップ5が移動する方向を第1の方向X、ステップ5の幅方向を第2の方向Y、第2の方向Yと直交する鉛直方向を第3の方向Zとする。
図2は、ステップ5を示す斜視図、図3は、ステップ5の踏板を示す正面図である。
図2に示すように、ステップ5は、フレーム本体21と、踏板22と、複数のクリート23と、デマケーションクリート25とを備えている。踏板22は、フレーム本体21における第3の方向Zの上端部である上面部21aに、例えば、溶接に固定されている。
踏板22には、複数のクリート23と、デマケーションクリート25が設けられている。複数のクリート23は、踏板22の上面から第3の方向Zに向けて突出する突条である。複数のクリート23は、第1の方向Xに沿って延在する。また、複数のクリート23は、第2の方向Yに所定の間隔を空けて設置されている。この複数のクリート23における第3の方向Zの上面が、乗客が乗る踏面23aとなる。
図3は、ステップ5の踏板22を示す正面図である。
図2及び図3に示すように、踏板22における第1の方向Xの両端部と、第2の方向Yの両端部には、デマケーションクリート25が固定されている。デマケーションクリート25は、複数のクリート23よりも第1の方向X及び第2の方向Yの外側に配置される。デマケーションクリート25は、クリート23と同様に、第1の方向Xに沿って延在する突条である。
また、デマケーションクリート25における第3の方向Zへの突出高さは、クリート23の突出高さよりも高く設定されている。そのため、デマケーションクリート25における第3の方向Zの上端部は、複数のクリート23で形成される踏面23aよりも第3の方向Zにおいて高くなる。このデマケーションクリート25により乗客の衣服等が乗客コンベア1のスカートガードとの隙間に巻き込まれることを抑制している。
なお、図2及び図3に示すステップ5では、デマケーションクリート25を第1の方向Xの両端部と第2の方向Yの両端部に設けた例を説明したが、これに限定されるものではない。デマケーションクリート25は、踏板22における第2の方向Xの両端部のみに設置してもよい。
1−2.ステップ踏板検査装置の構成
次に、上述した乗客コンベア1のステップ5を検査する際に用いられる本例のステップ踏板検査装置30の構成例について図4及び図5を参照して説明する。
図4は、ステップ踏板検査装置30を示す平面図、図5は、ステップ踏板検査装置30を示す側面図である。
図4及び図5に示すように、ステップ踏板検査装置(以下、単に「検査装置」と称す。)30は、支持部材31と、2つのスタンド32、32と、棒状の部材からなるガイド部33と、棒状の検知部34と、可動アーム35と、第1支持アーム36と、第2支持アーム37と、を備えている。また、検査装置30は、水平度調整機構38と、反射板39と、を備えている。さらに、検査装置30は、変位センサ51と、振動センサ52と、角速度センサ53と、カメラ54と、情報処理部60とを備えている。
ガイド部33は、棒状の部材により形成されている。ガイド部33の軸方向の両端部には、突っ張り部33a、33aが設けられている。突っ張り部33aは、ガイド部33の両端部において、軸方向に沿って伸縮可能に設けられている。突っ張り部33aは、乗客コンベア1における乗り場口101の近傍に設置された欄干部4を支持するデッキ4aに押し当てられる(図6参照)。
ガイド部33には、2つのスタンド32、32が設けられている。スタンド32は、乗客コンベア1の乗り場口101の床面(図6参照)に設置される。この2つのスタンド32、32によりガイド部33が水平に設置される。また、スタンド32における第3の方向Zの下端部には、脚部32aが設けられている。脚部32aは、例えば、ゴム等の弾性部材により形成されている。この脚部32aにより乗客コンベア1のステップ5が走行する際に生じる振動を低減することができる。
また、ガイド部33における2つのスタンド32、32の間には、支持部材31が配置されている。支持部材31は、主面部41と、軸受け部42と、第1固定部43と、第2固定部44と、を有している。
軸受け部42、第1固定部43及び第2固定部44は、主面部41における第3の方向Zの上面部に設置されている。第1固定部43は、主面部41における第2の方向Yの一端部に配置されており、第2固定部44は、主面部41における第2の方向Yの他端部に配置されている。そして、軸受け部42は、第1固定部43及び第2固定部44の間に配置されている。
軸受け部42は、可動アーム35を第3の方向Zに対して揺動可能に支持している。検査装置30を乗客コンベア1に設置した際、可動アーム35は、乗客コンベア1の乗り場口101からステップ5に向けて突出する(図6及び図7参照)。可動アーム35における軸受け部42とは反対側の先端部35aには、検知部34が水平度調整機構38を介して取り付けられている。
検知部34は、円柱状の部材により形成されている。検知部34の直径は、例えば、30mm程度に設定されている。さらに、検知部34の軸方向の長さは、ステップ5における踏面23aの第2の方向Yの長さと等しいか、あるいは短く設定されている。なお、検知部34の直径は、30mmに限定されるものではなく、40mmや20mm程度に設定してもよい。
検知部34は、可動アーム35に支持されて第2の方向Yに沿って延在する。検査装置30によって乗客コンベア1の検査を行う際、検知部34は、ステップ5の踏面23aに接触する(図7参照)。また、可動アーム35における先端部35aである検知部34側が第3の方向Zの下方に揺動するように、検知部34は、ある程度の質量を有する部材、例えば樹脂材料により形成されている。検知部34をある程度の質量を有する部材で形成することで、乗客コンベア1のステップ5が走行する際に発生する振動を抑制することができる。
水平度調整機構38は、可動アーム35の先端部35aに設けられている。水平度調整機構38は、検知部34の軸方向の向きを調整可能に構成されている。そして、水平度調整機構38を調整することで、検知部34の軸方向が水平と平行に保たれる。
可動アーム35の先端部35aには、反射板39が固定されている。反射板39は、例えば、鏡により構成される。そして、反射板39は、後述する変位センサ51から照射された測定用の光を変位センサ51に向けて反射させる。
なお、本例では、検知部34を円柱状に形成した例を説明したが、検知部34の形状はこれに限定されるものではない。検知部34の形状としては、例えば、楕円柱状や、半円状、すなわちステップ5の踏面23aに接触する部分のみが湾曲した形状であってもよく、その他各種の形状が適用できるものである。また、検知部34を可動アーム35の先端部35aに回転可能に取り付けてもよい。
第1固定部43には、挿通孔43aが形成されており、第2固定部44にも挿通孔44aが形成されている。挿通孔43a、44aには、ガイド部33が摺動可能に挿入される。これにより、支持部材31は、ガイド部33に摺動可能に支持される。また、第1固定部43には、第1支持アーム36が固定され、第2固定部44には、第2支持アーム37が固定される。
検査装置30を乗客コンベア1に設置した際、第1支持アーム36及び第2支持アーム37は、乗客コンベア1の乗り場口101からステップ5に向けて突出する(図6及び図7参照)。第1支持アーム36における第1固定部43とは反対側の先端部36aは、可動アーム35の先端部35aに配置された検知部34に対して第3の方向Zの上方に配置される。そして、第1支持アーム36の先端部36aには、変位センサ51が設けられている。
変位センサ51は、検知部34及び反射板39と対向して配置される。変位センサ51は、例えば、光を照射し、反射した光を受光するレーザー方式からなる距離計である。変位センサ51は、検知部34及び反射板39に向けて光を照射し、反射板39によって反射された光を受光する。そして、変位センサ51は、当該変位センサ51から検知部34までの距離を測定し、検知部34及び可動アーム35の先端部35aにおける第3の方向Zへの移動量、すなわち変位量を検出する。
また、変位センサ51は、変位センサケーブル51aを介して情報処理部60に接続されている。そして、変位センサ51は、検出した変位情報を情報処理部60に出力する。
第2支持アーム37は、第1支持アーム36よりも長手方向の長さが長く形成されている。そのため、第2支持アーム37における第2固定部44とは反対側の先端部37aは、第1支持アーム36の先端部36aよりも第1の方向Xに向けて突出している。また、第2支持アーム37の先端部37aには、カメラ54が設けられている。
カメラ54は、第2支持アーム37の先端部37aにおける第3の方向Zの下面部に固定されている。そして、カメラ54は、変位センサ51により検出動作と同期し、カメラ54の第3の方向Zの下方を走行するステップ5を撮影する。また、カメラ54は、カメラケーブル54aを介して情報処理部60に接続されている。そして、カメラ54は、撮影した画像情報を情報処理部60に出力する。
支持部材31の主面部41には、振動センサ52が設けられている。振動センサ52は、乗客コンベア1のステップ5が走行する際に発生する振動を検出する。振動センサ52は、振動センサケーブル52aを介して情報処理部60に接続されている。そして、振動センサ52は、検出した振動情報を情報処理部60に出力する。
また、支持部材31の軸受け部42には、サブ変位センサの一例を示す角速度センサ53が設けられている。角速度センサ53は、可動アーム35の揺動角度を検出する。また、角速度センサ53は、角速度センサケーブル53aを介して情報処理部60に接続されている。そして、角速度センサ53は、検出した可動アーム35の角度情報、すなわちサブ変位情報を情報処理部60に出力する。
なお、本例では、サブ変位センサとして変位センサ51とは異なる検出方法を行う角速度センサ53を適用した例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、支持部材31に第3支持アームを設け、この第3支持アームの先端部に変位センサ51と同じ検出方法を行うサブ変位センサを取り付けてもよい。
さらに、変位センサ51としてレーザー方式の距離計を用いた例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、サブ変位センサである角速度センサ53と同じ検出方法を行う角速度センサを変位センサに適用し、角速度センサからなる変位センサを軸受け部42に設置してもよい。
また、本例では、変位センサ51、振動センサ52、角速度センサ53及びカメラ54が情報処理部60にケーブル51a、52a、53a、54aを介して接続される例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、変位センサ51、振動センサ52、角速度センサ53及びカメラ54が取得した情報を無線により情報処理部60に出力してもよい。
情報処理部60は、信号処理部61と、演算部62と、判定部63と、表示部64とを備えている。情報処理部60としては、例えば、パーソナルコンピューターや携帯情報端末等が適用される。信号処理部61は、変位センサ51、振動センサ52及び角速度センサ53から出力された信号や、カメラ54から出力された画像情報を処理する。信号処理部61は、処理した信号を演算部62に出力する。
演算部62は、信号処理部61によって処理された出力信号に基づいてステップ5に踏板22やクリート23の浮き上がり量を演算する。そして、演算部62は、演算した情報を判定部63に出力する。
判定部63は、演算部62の演算結果に基づいてステップ5における踏板22やクリート23の浮き上がり量の良否を判定する。そして、判定部63は、判定した結果を表示部64に出力する。表示部64は、判定部63の判定結果や、浮き上がり量等の各種情報を表示する。
なお、本例の検査装置30では、支持部材31をガイド部33に摺動可能に支持させる例を説明したが、これに限定されるものではない。支持部材31を乗り場口101の床面に直接載置させてもよい。支持部材31を乗り場口101の床面に載置させる場合、支持部材31の第3の方向Zの下面部に磁石を設け、乗り場口101の床面に吸着させてもよい。
2.ステップ踏板検査装置による検査動作例
次に、上述した構成を有するステップ踏板検査装置30を用いたステップ5の検査動作例について図6〜図11を参照して説明する。
図6及び図7は、ステップ踏板検査装置30を乗客コンベア1に設置した状態を示す図である。図8及び図9は、検査動作を示すフローチャートである。
まず、乗客コンベア1の乗り場口101周りの構成について説明する。
図6及び図7に示すように、乗客コンベア1の乗り場口101における複数のステップ5の進入する先端部には、複数のくし板部材102が配置されている。複数のくし板部材102は、乗り場口101の先端部において第2の方向Yに沿って並べて配置されている。乗客コンベア1には、欄干部4を支持する2つのデッキ4aが設けられている。2つのデッキ4aは、ステップ5を間に挟んだ状態で第2の方向Yにおいて対向して配置される。
検査動作を行う際、作業者は、検査装置30を乗客コンベア1の乗り場口101に設置する(ステップS1)。まず、検査装置30のスタンド32を乗り場口101の床面に載置する。そして、ガイド部33の突っ張り部33aにおける第2の方向Yの長さを調整し、突っ張り部33aをデッキ4aに押し当てる。これにより、ガイド部33は、第2の方向Yで対向する2つのデッキ4a、4aの間に配置される。また、ガイド部33は、その軸方向が第2の方向Yと平行をなし、かつ水平な状態で配置される。
ガイド部33及びスタンド32を乗り場口101に設置すると、検査装置30における可動アーム35、第1支持アーム36及び第2支持アーム37は、乗り場口101からステップ5に向けて突出する。さらに、作業者は、水平度調整機構38により検知部34を軸方向と水平に調整する。
また、可動アーム35は、検知部34及び先端部35aの自重により先端部35aが第3の方向Zの下方に向けて揺動する。そして、検知部34は、ステップ5の踏面23aに接触する。このとき、ステップ5の第2の方向Yの両端部に設けられたデマケーションクリート25に検知部34が接触しないように、支持部材31をガイド部33に沿って摺動させる。また、検知部34は、棒状の部材により形成されているため、ステップ5における複数のクリート23を同時に検査することができる。
さらに、作業者は、スタート位置となるステップ5の踏面23aに色付きのチョーク等を用いて目印を付ける。次に、乗客コンベア1を上り方向又は下り方向の一方向に向けて運転し、変位センサ51、振動センサ52、角速度センサ53及びカメラ54による計測を開始する(ステップS2)。
ここで、踏面23aに浮き上がりが発生していない場合、検知部34及び可動アーム35は、可動しない。しかしながら、踏面23aに浮き上がりが発生している場合、検知部34がこの浮き上がり部に接触した際に、可動アーム35は、その先端部35aが第3の方向Zの上方に向けて、軸受け部42を中心に揺動する。このように、本例の検査装置30によれば、可動アーム35を軸受け部42の支持による揺動としたことで、可動アーム35を第3の方向Zに容易に可動させることができる。
次に、変位センサ51、変位センサ51、振動センサ52、角速度センサ53は、検出した信号(変位情報、振動情報及びサブ変位情報)を情報処理部60の信号処理部61に連続的に出力する。また、カメラ54は、撮影した画像情報を情報処理部60の信号処理部61に連続的に出力する(ステップS3)。
なお、ステップ5に設けたスタート位置を示す目印をカメラ54が撮影した際、情報処理部60は、目印が設けられたステップ5をスタート位置として記憶する。
図10Aは、踏板22であるクリート23と検知部34を示す側面図、図10Bは、変位センサ51が検出した出力信号を示す説明図、図10Cは図10Bに示す出力信号から振動センサ52が検出した出力信号を除去したものである。なお、図10Bは、出力信号の正負の符号を反転させて示している。
ステップS3の処理により、情報処理部60は、図10Bに示すような、変位センサ51が検出した連続出力信号を取得することができる。また、検知部34は、30mm程度の円柱状に形成されているため、変位センサ51によって検出された連続出力信号は、矩形とならずに、図10Bに示すような曲線となる。
次に、信号処理部61は、変位センサ51が検出した連続出力信号を、1枚のステップ5毎に分割する(ステップS4)。図10Aに示すように、検知部34がステップ5の第1の方向Xの端部に設けたデマケーションクリート25を通過する際に、可動アーム35がその先端部35aを第3の方向Zの上方に向けて揺動する。そのため、図10Bに示すように、変位センサ51が検出した連続出力信号の出力値は、デマケーションクリート25を通過する際に、大きくなる。
信号処理部61は、変位センサ51の出力値が最大となる点を特徴点P1として取得する。そして、信号処理部61は、特徴点P1を基準に、連続出力信号を1枚のステップ5毎に分割する。
なお、第1の方向Xの端部にデマケーションクリート25が設けられていないステップでは、第1の方向Xに隣り合う2つのステップ間に生じる隙間や段差により、変位センサ51の出力値が大きく変化する。そして、信号処理部61は、連続出力信号における出力値が大きく変化した点を特徴点として取得する。これにより、第1の方向Xの端部にデマケーションクリート25が設けられていないステップにおいても変位センサ51が検出して出力した信号をステップ毎に分割することができる。
また、本例では、連続出力信号において大きく変化した特徴点から連続出力信号を分割する例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、情報処理部60は、乗客コンベア1におけるステップ5の走行速度と、変位センサ51が検出動作を行った時間を取得し、連続出力信号を秒数によって分割してもよい。
次に、信号処理部61は。1枚のステップ5毎に分割した出力信号と、カメラ54が撮影した画像から抽出した1枚のステップ5毎の画像データを突き合わせる(ステップS5)。そして、信号処理部61は、変位センサ51の連続出力信号を分割した数(分割数)と、乗客コンベア1の実際のステップ5の枚数が一致しているか否かを判断する(ステップS6)。
ステップS6の処理において、信号処理部61は、分割数とステップ5の枚数が一致していないと判断した場合(ステップS6のNO判定)、ステップS4の処理で用いる分割のためのパラメーター値を変更する(ステップS7)。なお、パラメーター値としては、例えば、特徴点P1を取得するための出力値の閾値であり、また時間で分割する場合では、秒数である。そして、ステップS4の処理に戻り、信号処理部61は、再び変位センサ51の連続出力信号を、1枚のステップ5毎に分割する。
このように、本例の検査装置30によれば、カメラ54が撮影した画像を用いて、ステップS4の処理で行った連続出力信号の分割数を確認している。これにより、変位センサ51が検出した連続出力信号を1枚のステップ5毎に正確に分割することができる。
また、ステップS6の処理において、信号処理部61が分割数とステップ5の枚数が一致していると判断した場合(ステップS6のYES判定)、分割した出力信号毎にナンバーを付け、分割した出力信号とステップ5とを対応付ける。そして、演算部62は、1枚のステップ5毎に、振動センサ52の出力信号から変位量を算出する(ステップS8)。
次に、演算部62は、1枚のステップ5毎に分割した変位センサ51の出力信号からステップS8の処理で算出された変位量を減算する(ステップS9)。これにより、乗客コンベア1のステップ5が走行する際に発生する振動、すなわち外乱による影響を出力値から除去することができる。その結果、図10Cに示すような、外乱(振動)が除去された綺麗が出力信号を得ることができる。
次に、図9に示すように、演算部62は、予め設定したデータ点数に基づいて変位センサ51の出力値(出力信号)の平均値を、1枚のステップ5毎に算出する(ステップS10)。そして、演算部62は、ステップS10で求めた平均値を変位センサ51の出力値から減算した値(変位量)を、1枚のステップ5毎に算出する(ステップS11)。
次に、演算部62は、1枚のステップ5毎に、角速度センサ53が検出した出力値から変位量を計算する(ステップS12)。また、演算部62は、ステップS12で計算した変量と、ステップ5とを対応付ける。
なお、ステップS12の処理において、計算した角速度センサ53の変位量から、振動センサ52が検出した振動情報を減算してもよい。
次に、情報処理部60は、ステップS12で計算した角速度センサ53の出力値からの変位量と、ステップS11で求めた変位量とを、1枚のステップ5毎に、比較する(ステップS13)。そして、情報処理部60は、角速度センサ53から求めた変位量と変位センサ51から求めた変位量が一致しているか否かを判断する(ステップS14)。
ステップS14の処理において、情報処理部60は、角速度センサ53と変位センサ51から求めた変位量が一致していないと判断した場合(ステップS14のNO判定)、角速度センサ53と変位センサ51のいずれのセンサに異常が発生していると判断する。そして、情報処理部60は、変位量が不一致のステップ5のナンバーを記録し、検査処理を終了する(ステップS15)。
また、情報処理部60は、角速度センサ53又は変位センサ51に異常が発生している点と、不一致のステップ5のナンバーを表示部64に表示させる。このように、変位センサ51と、サブ変位センサからなる角速度センサ53の2つのセンサを用いることで、変位センサ自体の異常を判断することができ、精度の高い検査を行うことができる。
ステップS14の処理において、情報処理部60は、角速度センサ53と変位センサ51から求めた変位量が一致していると判断した場合(ステップS14のYES判定)、判定部63は、変位センサ51から求めた変位量が予め設定した閾値以上のステップ5を抽出する(ステップS16)。
図10Cに示すように、クリート23(踏板22)に浮き上がりがない正常なステップ5の場合、デマケーションクリート25に対応する地点でのみ出力値が増加する。そして、検知部34が踏面23aを通過する際、出力値の変動は微少である。そのため、ステップS11の処理において、平均値を変位センサ51の出力値から減算した変位量は、ほぼ0となる。そのため、ステップS16の処理において、図10A〜図10Cに示すステップ5は正常であると判定部63は、判定する。
図11Aは、クリート23(踏板22)に浮き上がりが発生したステップ5を示すクリート23(踏板22)と検知部34を示す側面図であり、図11Bは、変位センサ51が検出した出力信号を示す説明図である。なお、図11Bに示す出力信号は、変位センサ51の出力信号から振動センサ52が検出した出力信号を除去したものである。
図11Bに示すように、変位センサ51の出力信号と、その平均値T1には、差が発生している。そのため、ステップS11の処理において、平均値を変位センサ51の出力値から減算した変位量は、0以上の値となる。そして、ステップS16の処理において、図11A及び図11Bに示すステップ5は異常であると判定部63は、判定する。
図12Aは、ステップ5全体が第3の方向Zの下方に沈んだ状態を示すクリート23(踏板22)と検知部34を示す側面図であり、図12Bに示す出力信号は、変位センサ51が検出した出力信号を示す説明図である。なお、図12Bに示す出力信号は、変位センサ51の出力信号から振動センサ52が検出した出力信号を除去したものである。
図12Bに示すように、2つのデマケーションクリート25、25の間の踏面23aを通過する際の出力値は、他のステップ5の出力値よりも低く検出されるが、その変動は微少である。そのため、ステップS11の処理で平均値を変位センサ51の出力値から減算した変位量は、ほぼ0となる。そのため、ステップS16の処理において、図12A及び図12Bに示すステップ5は正常であると判定部63は、判定する。
このように、本例の検査装置30によれば、変位センサ51が検出した出力信号をステップ5の1枚毎に分割し、その平均値との差から踏板22の浮き上がりを検出している。これにより、図12A及び図12Bに示すような、全体が第3の方向Zに変位しているステップ5に対しても踏板22の状態を正確に判断することができる。
なお、図12Aに示すようなステップ5全体の第3の方向Zの変位は、乗客コンベア1に設けた不図示のセンサにより検出される。
さらに、本例の検査装置30では、ステップS9の処理で変位センサ51の出力値(変位情報)から振動センサ52の出力値(振動情報)を減算している。これにより、ステップS16の処理において、乗客コンベア1の走行時の振動によって、判定部63の判断に誤りが発生することを防止することができる。その結果、検査装置30における検査精度の向上を図ることができる。
また、図11B及び図12Bに示すような出力信号においても、出力値の最大値を特徴点として取得することで、ステップS4の処理において、1枚のステップ5毎に出力信号を分割することができる。
次に、情報処理部60は、判定部63がステップS16の処理で判定し、抽出したステップ5は浮き上がり量が大きい異常ステップとして表示部64に表示する(ステップS17)。上述した工程により、本例の検査装置30を用いた乗客コンベア1の検査動作が完了する。
図13は、判定結果を示す表示例である。
図13に示すように、表示部64には、ステップ5のナンバーと、判定結果が、例えば、「OK」、「NG」で表示される。1枚のステップ5毎に、それぞれ判定結果が表示されるため、複数のステップ5の中から、異常が検出されたステップ5を容易に特定することができる。
なお、表示部64に表示される判定結果としては、図13に示す表示例に限定されるものではない。例えば、異常が検出されたステップ5のナンバーのみを表示させてもよくその他各種の表示方法が適用できるものである。
また、ステップ5の第2の方向Yの長さが検知部34の軸方向の長さよりも2倍程度長い乗客コンベア1の場合、まず支持部材31をガイド部33に沿って第2の方向Yの一側に摺動させる。そして、検知部34をステップ5の第2の方向Yの一側に配置させて、1回目の検査動作を行う。次に、支持部材31をガイド部33に沿って第2の方向Yの他側に摺動させて、検知部34をステップ5の第2の方向Yの他側に配置する。そして、検査装置30によって2回目の検査動作を行う。このように、支持部材31をガイド部33に沿って摺動させることで、ステップ5に対して第2の方向Y、すなわち幅方向全体の検査を容易に行うことができる。
上述したように1枚のステップ5に対して2回検査動作を行う場合、1枚のステップ5には2件の判定結果が出力される。この場合、判定部63は、2件の判定結果の論理和を結果として判定し、出力する。
また、本例では、変位センサ51が検出した変位情報をステップ5の1枚毎に分割してから、振動センサ52が検出した振動情報を減算する例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、変位センサ51が検出した変位情報を分割する前に、振動センサ52が検出した振動情報を減算してもよい。これにより、変位情報を1枚のステップ5毎に分割する際に、乗客コンベア1の振動による影響を受けることなく、より正確に分割することができる。
なお、上述しかつ図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。
上述した実施の形態例では、傾斜型の乗客コンベアとして、踏段間に段差が生じるエスカレーターを例に挙げて説明したが、本発明の乗客コンベアとしては、踏段間に段差が生じない複数の踏段を有する電動道路、いわゆる動く歩道にも適用できるものである。
また、傾斜区間の少なくとも一部に、上水平区間及び下水平区間に対して平行な箇所を設けたフレームを有する乗客コンベアにも適用できるものである。さらに、傾斜区間の延設方向が湾曲して変化することで、上水平区間と下水平区間の延設方向が異なるフレームを有する乗客コンベアに対しても同様に適用できるものである。
なお、本明細書において、「平行」及び「直交」等の単語を使用したが、これらは厳密な「平行」及び「直交」のみを意味するものではなく、「平行」及び「直交」を含み、さらにその機能を発揮し得る範囲にある、「略平行」や「略直交」の状態であってもよい。
1…乗客コンベア、 2…枠体、 4…欄干部、 4a…デッキ、 5…ステップ、 21…フレーム本体、 21a…上面部、 22…踏板、 23…クリート、 23a…踏面、 25…デマケーションクリート、 30…ステップ踏板検査装置、 31…支持部材、 32…スタンド、 32a…脚部、 33…ガイド部、 33a…突っ張り部、 34…検知部、 35…可動アーム、 35a…先端部、 36…第1支持アーム、 37…第2支持アーム、 38…水平度調整機構、 39…反射板、 41…主面部、 42…軸受け部、 43…第1固定部、 44…第2固定部、 44a…挿通孔、 51…変位センサ、 51a、52a、53a、54a…ケーブル、 52…振動センサ、 53…角速度センサ(サブ変位センサ)、 54…カメラ、 60…情報処理部、 61…信号処理部、 62…演算部、 63…判定部、 64…表示部

Claims (10)

  1. 乗客コンベアのステップに設けられた踏板の浮き上がりを検査するステップ踏板検査装置において、
    前記ステップの踏面に接触する検知部と、
    前記検知部を支持する可動アームと、
    前記可動アームを鉛直方向に可動可能に支持する支持部材と、
    前記可動アームの可動の変位量を検出する変位センサと、
    前記支持部材の振動を検出する振動センサと、
    前記変位センサが検出した変位情報及び前記振動センサが検出した振動情報を取得する情報処理部と、を備え、
    前記情報処理部は、取得した前記変位情報から前記振動情報を減算し、前記振動情報を減算した変位情報に基づいて前記踏板の異常を判定する
    ステップ踏板検査装置。
  2. 前記情報処理部は、前記変位センサが検出した前記変位情報を、1枚の前記ステップ毎に分割し、分割した前記変位情報に基づいて前記踏板の異常を判定する
    請求項1に記載のステップ踏板検査装置。
  3. 走行時の前記ステップを撮影し、撮影した画像情報を前記情報処理部に出力するカメラをさらに備え、
    前記情報処理部は、分割した前記変位情報と前記カメラが撮影した画像から抽出した1枚の前記ステップ毎の画像データを突き合わせ、前記変位情報を分割した数と前記ステップの枚数が一致しているか否かを判断する
    請求項2に記載のステップ踏板検査装置。
  4. 前記可動アームの変位量を前記変位センサと同じ又は異なる方法により検出するサブ変位センサをさらに備え、
    前記情報処理部は、前記変位センサが検出した前記変位情報と前記サブ変位センサが検出したサブ変位情報を比較し、前記変位センサ及び前記サブ変位センサの異常を判断する
    請求項1に記載のステップ踏板検査装置。
  5. 前記可動アームは、前記支持部材に軸受け部を介して揺動可能に支持され、
    前記検知部は、前記可動アームにおける前記軸受け部とは反対側の先端部に設けられる
    請求項1に記載のステップ踏板検査装置。
  6. 前記検知部は、棒状の部材により形成され、その軸方向が前記ステップの幅方向に平行に配置され、
    前記検知部の軸方向を水平に調整する水平度調整機構をさらに備えた
    請求項1に記載のステップ踏板検査装置。
  7. 前記乗客コンベアの欄干部を支持するデッキに設置される棒状のガイド部をさらに備え、
    前記支持部材は、前記ガイド部に摺動可能に支持される
    請求項1に記載のステップ踏板検査装置。
  8. 乗客コンベアのステップに設けられた踏板の浮き上がりを検査するステップ踏板検査方法において、
    前記ステップの踏面に接触する検知部を支持する可動アームの変位量を変位センサにより検出する工程と、
    前記可動アームを支持する支持部材の振動を振動センサにより検出する工程と、
    前記変位センサが検出した変位情報及び前記振動センサが検出した振動情報を情報処理部により取得する工程と、
    取得した前記変位情報から前記振動情報を前記情報処理部が減算する工程と、
    前記振動情報を減算した前記変位情報に基づいて前記情報処理部が前記踏板の異常を判定する工程と、
    を含むステップ踏板検査方法。
  9. 前記変位センサが検出した前記変位情報を、前記情報処理部が1枚の前記ステップ毎に分割する工程と、をさらに含み、
    前記情報処理部は、分割した前記変位情報に基づいて前記踏板の異常を判定する
    請求項8に記載のステップ踏板検査方法。
  10. 走行時の前記ステップをカメラにより撮影し、撮影した画像情報を前記情報処理部に出力する工程と、
    分割した前記変位情報とカメラが撮影した画像から抽出した1枚の前記ステップ毎の画像データを突き合わせ、前記変位情報を分割した数と前記ステップの枚数が一致しているか否かを前記情報処理部が判断する工程と、
    さらに含む請求項9に記載のステップ踏板検査方法。
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