JP2020081723A - 衣類乾燥機 - Google Patents

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Abstract

【課題】乾燥運転中でもフィルタの目詰まりを適切に検知できるようにする。【解決手段】リント除去装置20を有する衣類乾燥機1である。リント除去装置20は、リント捕集部21と、リント捕集部21の内面に付着するリントを掻き取って押し出すスクリュー23とを備える。リント捕集部21が、通気性を有する通気部212と、通気性を有さない非通気部211とを有し、非通気部211が、リントの付着量を検知するリントセンサ70を構成している。【選択図】図7

Description

開示する技術は、衣類乾燥機に関し、その中でも特に、スクリュー式のリント除去装置を備えた衣類乾燥機のフィルタの目詰まりを検知する技術に関する。なお、ここでいう衣類乾燥機は乾燥機能付きの洗濯機も含む。
断面が円弧状の横長なフィルタでリント(糸屑)を捕集し、捕集したリントを、スクリューで掻き取って押し出すことによってフィルタから除去する、スクリュー式のリント除去装置(単に、リント除去装置ともいう)が知られている。このようなリント除去装置を乾燥空気の循環経路の途中に備えた衣類乾燥機は、例えば特許文献1に開示されている。
特許文献2には、スクリュー式のリント除去装置ではないが、リントによるフィルタの目詰まりを検知する技術が開示されている。
特許文献2の乾燥機では、運転を停止している時に、LEDを発光させる。その光が、フィルタを透過して、受光素子で受光されるように構成されている。受光素子が受光する光量の減少の程度により、フィルタの目詰まりを検知する。
特開2018−134385号公報 特開平3−280999号公報
衣類の中には、タオルなど、リントを多量に発生するものがある。そのような衣類を乾燥すると、運転している最中にも、問題になり得る目詰まりが発生する場合がある。
この点、引用文献2の乾燥機では、運転を停止している時にフィルタの目詰まりを検知するので、運転中の目詰まりには対処できない。また、引用文献2の技術をスクリュー式のリント除去装置に適用しようとしても、フィルタの近傍にスクリューが配置されているため、スクリューが邪魔になって、フィルタに光を透過させることができない。
そこで開示する技術の主たる目的は、乾燥運転中でもフィルタの目詰まりを適切に検知できる、スクリュー式のリント除去装置を備えた衣類乾燥機を実現することにある。
開示する技術は、衣類を収容したドラムに乾燥した空気を送り込み、前記ドラムから流出する空気中のリントをリント除去装置で除去する衣類乾燥機に関する。
前記リント除去装置は、断面が円弧状の内面を空気の流出路の上流側に向けた横長なリント捕集部と、前記リント捕集部に沿って配置され、回転することによって前記リント捕集部の内面に付着するリントを掻き取って押し出すスクリューと、を備える。そして、前記リント捕集部が、通気性を有する通気部と、通気性を有さない非通気部とを有し、前記非通気部が、前記リントの付着量を検知するリントセンサを構成している。
すなわち、この衣類乾燥機は、スクリュー式のリント除去装置を備えている。従って、空気の流路を横切るように配置されたリント捕集部に沿ってスクリューが延びているので、リント除去装置に流入する空気は、スクリューによってリント捕集部の全域に分散され、比較的均等に通過する。
それにより、リントは、リント捕集部の底側から次第に全面に薄く広がるようにして蓄積していく。このとき、空気は非通気部を避けて通気部を通過するので、非通気部よりも通気部の部分から先にリントが蓄積していく。
その非通気部が、リントの付着量を検知するリントセンサを構成しているので、目詰まり防止の主対象である通気部よりも遅れて付着するリントに基づいて、リント量を検知することとなる。それにより、問題となり得るリント量を精度高く検知できる。
具体的には、前記リントセンサが、光を発する発光部と、前記発光部が発する光を受光する受光部と、前記非通気部に設けられて前記光を透過させる透過部とを有している、とするとよい。
透過部へのリントの付着によって、リント捕集部に付着するリント量を検知することができる。
また、前記リントセンサが、光を発する発光部と、前記発光部が発する光を受光する受光部と、前記非通気部に設けられて前記光を反射させる反射部とを有している、としてもよい。
この場合も、反射部へのリントの付着によって、リント捕集部に付着するリント量を検知することができる。
前記衣類乾燥機はまた、前記スクリューの軸方向から見て、前記リント捕集部の開口側で前記光が前記スクリューを横切って通過するように構成されている、としてもよい。
スクリュー式のリント除去装置の場合、スクリューが邪魔になるため、リントセンサを適切な位置に設置するのが難しい。それに対し、リント捕集部の開口側で光がスクリューを横切って通過するように構成すれば、スクリューの螺旋形状から、光線がスクリューによって遮断されない角度がある。その角度に合わせてリントセンサを配置することで、リントセンサを適切な位置に設置できる。
この場合、前記軸方向から見て、前記リント捕集部の開口から前記透過部または前記反射部までの距離が、前記リント捕集部の開口から前記スクリューの中心までの距離と略同一に設定するとよい。
そうすれば、リント捕集部に付着して問題となる量のリントを効果的に検知できる。
前記衣類乾燥機はまた、前記リント捕集部が、取り外し可能なフィルタを有し、前記透過部または前記反射部が、前記フィルタの枠に設けられている、としてもよい。
そうすれば、既存の部材を用いてリントセンサを構成できる。従って、部材点数の増加を回避でき、構造を簡素にできる。
この場合、前記枠が前記光を透過させる素材で構成されているようにしてもよい。
そうすれば、よりいっそう構造を簡素化できる。部品点数も削減できる。
前記衣類乾燥機はまた、前記リントセンサが、前記リント除去装置とともに、前記衣類乾燥機から着脱可能に構成されている、としてもよい。
そうすれば、リントセンサを構成する部材の位置関係を安定して保持できる。
前記衣類乾燥機はまた、前記リントセンサが出力する検出信号を入力するとともに、前記スクリューの回転を制御するコントローラを備え、前記コントローラが、乾燥運転を開始する前に、前記リントセンサの検出値に基づいて前記スクリューを回転させることにより、前記スクリューの位置を調整するようにするのが好ましい。
上述したようにリントセンサを設置する場合、リントセンサを適切に作動させるには、スクリューを所定の位置(角度)に位置させる必要がある。詳細は後述するが、リントセンサの検出値からそのスクリューの位置が特定できるので、乾燥運転の開始前に、コントローラが、スクリューの位置を調整し、そのような所定の位置に位置決めすることで、自動的に、乾燥運転中でもリント除去装置の目詰まりを適切に検知できるようになる。
開示する技術によれば、乾燥運転中でもフィルタの目詰まりが適切に検知できるスクリュー式のリント除去装置を備えた衣類乾燥機を実現できる。
開示する技術を適用した衣類乾燥機の外観図である。 開示する技術を適用した衣類乾燥機の内部構造を示す概略断面図である。 図2に対応して衣類乾燥機の空気循環構造を示す模式図である。 要部の具体的な構造を示す概略図である。 フィルタの着脱を説明するための図である。 フィルタの交換を説明するための図である。 リントセンサの構造を説明するための図である。 透過部の構造を説明するための図である。 リントの付着の変化を説明するための図である。 リント除去装置の制御例を示すフローチャートである。 リントセンサの部分の変形例を示す概略図である。
以下、開示する技術の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。ただし、以下の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物あるいはその用途を制限するものではない。
<衣類乾燥機の全体構造>
図1、図2、図3に、開示する技術を適用した衣類乾燥機1を示す。図1は、衣類乾燥機1の外観を表している。図2は、衣類乾燥機1の具体的な内部構造を表している。図3は、衣類乾燥機1の構造を模式的に表している。衣類乾燥機1は、空気循環型である。なお、開示する技術は、空気が循環しない空気非循環型の衣類乾燥機にも適用できる。
衣類乾燥機1は、空気を循環させながら乾燥した空気を生成し、その乾燥した空気を、衣類を収容したドラム5に送り込むことにより、衣類を乾燥する。衣類乾燥機1は、ほぼ直方体状の筐体2を有している。筐体2の前面のやや上部には、衣類を出し入れする投入口3が形成されている。投入口3にはヒンジ(図示せず)を介して扉4が取り付けられている。投入口3は、その扉4によって開閉される。
筐体2の内部には、有底円筒形状を有するドラム5が設置されている。衣類が投入できるように、ドラム5は、その開口部分を投入口3と対向させている。ドラム5は、例えば2個のローラ(図示せず)で回転可能に支持されている。前後方向に延びる回転軸Jを中心にドラム5は回転する。
筐体2における投入口3の下側部位には、ドラム5から流出する空気を受け入れる排気口10が設けられている。排気口10は、通風ダクト11(空気の流出路)に連通している。その通風ダクト11の下流側に、ドラム5から流出する空気に含まれているリント(糸屑)を捕集して除去するリント除去装置20が配設されている(リント除去装置20の詳細は後述)。
筐体2におけるドラム5の下方部位には、熱交換器6が設置されている。熱交換器6は、通風ダクト11におけるリント除去装置20の下流側の部位に配置されている。通風ダクト11を流れる空気は、熱交換器6によって乾燥される。熱交換器6で乾燥された空気は、送風ファン7により、ドラム5の後面に設けられた給気口5aから、ドラム5の内部に送り込まれる。
乾燥運転では、衣類を収容したドラム5が回転駆動される。ドラム5で衣類から水分を吸収した空気は、排気口10を通じて通風ダクト11に流出し、リント除去装置20を経て、熱交換器6で除湿されて乾燥される。乾燥された空気は、再度、ドラム5に送り込まれる。そのようにして、乾燥運転の実行時には、空気が循環する。
筐体2の上部には、コントローラ8(制御装置)が設置されている。コントローラ8は、ドラム5の回転など、衣類乾燥機1の運転を総合的に制御する。コントローラ8は、CPU、メモリなどのハードウエアと、制御プログラムや各種データなどのソフトウエアとで構成されている。コントローラ8はまた、詳細は後述するが、リント除去装置20を駆動して、リント除去装置20に蓄積したリントを除去する処理(目詰まり解消処理)を実行する。
筐体2における投入口3の下方には、カバー9aによって開閉可能なメンテナンス開口9が設けられている(図6参照)。
<リント除去装置20>
図4に、排気口10からリント除去装置20に至る通風ダクト11の部分、およびリント除去装置20の具体的な構造を示す。
リント除去装置20は、排気口10の下方に配置されている。リント除去装置20の後方には、熱交換器6に向かう下流側の通風ダクト11への開口11aが位置している。リント除去装置20の左側の端部の上方には、リント除去装置20を駆動する駆動部40が設置されている。
リント除去装置20に隣接した位置(衣類乾燥機1を前方から見て右側)には、リント除去装置20で除去されたリントを収容するリントボックス60が設置されている。リントボックス60は、筐体2から脱着可能である。
リント除去装置20は、リント捕集部21、リント圧縮部22、スクリュー23などで構成されている。リント捕集部21は、取り外し可能なフィルタ210を有している。リント除去装置20にはまた、リントの付着量を検知するリントセンサ70が付設されている。フィルタ210およびリントセンサ70の詳細は、後述する。
リント捕集部21は、内面が円弧状の断面を有する横長な形状をしている。リント捕集部21は、その開口を通風ダクト11の上流側である上方に向けた状態で、通風ダクト11を横切って左右方向に延びるように設置されている。
リント圧縮部22は、リント捕集部21の右側に連続するように設けられている。具体的には、リント圧縮部22は、リント捕集部21の右端部に一体的に連なっており、そこから右方に延びるように設けられている。リント圧縮部22は、切頭円錐形状を有しており、リント捕集部21の側から右側に離れるに従って次第に内径が小さくなるテーパ面22aを有している。
リント圧縮部22の右端には、リント排出口22bが開口している。リント排出口22bは、リントボックス60に連通している。
スクリュー23は、リント捕集部21およびリント圧縮部22の内側に配置されていて、これらリント捕集部21およびリント圧縮部22に沿って左右方向に延びるように配置されている。スクリュー23と、リント捕集部21およびリント圧縮部22とは、所定のクリアランスを隔てて対向している。
スクリュー23は、軸部230と、その周りに設けられたブレード部231とを有している。軸部230は、剛性を有する金属棒からなり、リント捕集部21およびリント圧縮部22に沿って延びている。ブレード部231は、弾性を有するゴムや合成樹脂などからなり、軸部230に沿って螺旋状に延びている。
スクリュー23は、リント捕集部21の左側に設けられた軸受部24により、回転可能な状態で片持ち支持されている。スクリュー23は、ギア25を介して駆動部40に内蔵されているモータ(図示せず)に連結されている。コントローラ8は、駆動部40を制御する。コントローラ8の制御に従ってモータが回転することにより、スクリュー23が軸Aを中心に回転する。
スクリュー23が所定の方向に回転することにより、リント捕集部21の内面に付着するリントは、スクリュー23に掻き取られて、左側に向かって押し出される。そうして集められたリントは、リント圧縮部22で圧縮された後、リント排出口22bを通じてリントボックス60に排出される。
(フィルタ210)
フィルタ210は、枠211(非通気部の一例)と、枠211と一体に設けられた濾材212(通気部の一例)とを有している。
枠211は、弾性を有する格子状の樹脂部材からなり、円弧状の断面を有する横長な形状に形成されている。濾材212は、網目を有するシート状の部材からなり、枠211の内側に一体に取り付けられている。濾材212は通気性を有し、枠211は通気性を有していない。
図5に示すように、リント捕集部21は、フィルタ210を取り外し可能に支持するフレーム21aを有している。フレーム21aは、通風ダクト11に設けられている。図6に示すように、メンテナンス開口9を開け、図5に示すように、フィルタ210をその開口の側からフレーム21aに嵌め込むことにより、枠211が弾性変形してフレーム21aに装着される。フィルタ210は交換可能である。
そうして、フィルタ210は、断面が円弧状の内面を、空気の流れの上流側に向けた状態で、通風ダクト11の途中に配置されている。従って、ドラム5から流出する空気に含まれているリントは、リント捕集部21(フィルタ210)の内面に付着する。
(リントセンサ70)
上述したように、この衣類乾燥機1には、リントの付着量を検知するために、リントセンサ70が設置されている。図4、図7に示すように、本実施形態のリントセンサ70は、発光部71、受光部72、および透過部73を有している。
発光部71は、例えば赤外LEDなどの発光素子を有し、所定の光線Bを発する。受光部72は、例えばフォトロランジスタなどの受光素子を有し、発光部71が発する光線Bを受光する。受光部72はまた、受光した光量を電圧等に変換する。そうして、受光部72は、受光した光量を所定の検出信号に変換してコントローラ8に出力する。
発光部71および受光部72は、通風ダクト11におけるリント捕集部21の周辺部位に設置されており、所定の間隔を隔てて対向している。具体的には、図7に示すように、スクリュー23の軸方向(軸Aが延びる方向、単に軸方向ともいう)から見て、リント捕集部21の開口21bの側で光線Bがスクリュー23を横切って通過するように、発光部71および受光部72が配置されている。
詳細には、発光部71は、通風ダクト11の後壁11cにおいて、スクリュー23の上端よりも上方の部位に配置されている。受光部72は、通風ダクト11の前壁11bにおいて、スクリュー23の上端よりも下方の部位に配置されている。それにより、発光部71から受光部72に向かう光線Bは、スクリュー23の上部を斜めに横切って通過するように設定されている。
透過部73は、透明樹脂などの、光線Bを透過させる透明な素材で構成されている。透過部73は、フィルタ210の枠211に設けられている。図8に、本実施形態の透過部73を示す。透過部73は、枠211の一部を切り欠いて、そこに透明樹脂を嵌め込むことによって形成されている。
透過部73は、光線Bが通過する位置に配置されている。透過部73はまた、フィルタ210に付着するリントが、スクリュー23の中心の高さに達する量になるのを検知できる位置に配置されている。具体的には、軸方向から見て、リント捕集部21の開口21bから透過部73までの距離が、リント捕集部21の開口21bからスクリュー23の中心までの距離と略同一になるように設定されている。
透過部73をこのような位置に配置して、透過部73を光線Bが適切に通過するように、発光部71および受光部72を配置すると、スクリュー23によって光線Bが遮断される場合がある。そこで、この衣類乾燥機1では、スクリュー23を所定の角度に位置させることで、光線Bが遮断されなくなる位置に、透過部73、発光部71、および受光部72が配置されている。
<リントの付着>
乾燥運転の実行中は、異常が無い限り、リント除去装置20は停止している(スクリュー23は所定位置で停止している)。
循環する空気に含まれるリントは、リント除去装置20で捕集される。フィルタ210の内面にリントが付着し、リントが蓄積されていく。図9に、そのリントの付着状態の経時変化を例示する(リントを符号Lで示す)。
リント除去装置20は、スクリュー式であるため、通気ダクトを横切るようにフィルタ210が配置されている。そして、そのフィルタ210の上流側には、螺旋状のブレード部231を有するスクリュー23が位置している。従って、リント除去装置20に流入する空気は、ほとんど偏ること無く、フィルタ210の全域を比較的均等に通過する。
そのため、リントLも、図9の上図に示すように、フィルタ210の底側から次第にフィルタ210の全面に薄く広がるようにして蓄積していく。空気は枠211を避けて濾材212を通過するので、枠211よりも濾材212の部分から先にリントLが蓄積していく。
蓄積するリント量が増えると、図9の中図に示すように、フィルタ210のうち、枠211の上部を除いた濾材212の部分がリントLで覆われた状態になる。そして、更に蓄積するリント量が増えると、図9の下図に示すように、濾材212の部分にリントLが収まらなくなり、枠211の上部にも、リントLがはみ出して蓄積するようになる。
そうすると、枠211の上部に設けられている透過部73がリントLによって覆われるので、受光部72が受光する光量が減少する。リントセンサ70は、その光量の変化により、リント捕集部21に付着するリント量を検知する。
濾過面積等、フィルタ210自体は、従来と同じ構造であるため、リントの除去性能は維持される。目詰まり防止の主対象である濾材212よりも遅れて付着するリントに基づいて、リント量を検知するので、問題となり得るリント量を精度高く検知できる。
<リント除去装置20の制御例>
上述したように、リント除去装置20の駆動は、コントローラ8によって制御される。コントローラ8はまた、リント除去装置20に蓄積したリントを除去する処理(目詰まり解消処理)を実行する。図10に、そのようなリント除去装置20の制御例を示す。
通常、乾燥運転を数回行う程度では、スクリュー23が回転不能になる状態(ロック状態)まではリントが蓄積しないように、濾材212の開口率や表面積などが設計されている。また、乾燥運転が終わる度に、リント除去装置20を駆動してリントの除去を行うのが一般的である。
ところが、衣類の中には、タオルなど、リントを多量に発生するものがある。そのような衣類が多数、ドラム5に投入されると、乾燥運転の最中にも、ロック状態になる量のリントが蓄積する場合がある。そうした場合、乾燥運転の最中にも、リント除去装置20を駆動してリントを除去しないと、乾燥運転の終了後にロック状態となり、リント除去ができなくなってしまう。
また、乾燥運転中にリント除去装置20を駆動すると、スクリュー23の回転に伴う押圧と空気の流れとによって、微細なリントがリント除去装置20の下流側に漏出する。漏出したリントは、熱交換器6に付着するので、熱交換器6の清掃等、手間のかかるメンテナンス作業の増加を招く。
そのため、乾燥運転の最中に行うリント除去の回数は少ないのが好ましい。この衣類乾燥機1では、乾燥運転の最中に、効率的にリント除去が行えるように工夫されている。
衣類乾燥機1に電源が投入されると、リントセンサ70が作動し、発光部71は光線Bを発するようになる。そして、乾燥運転の開始指示があると(ステップS1でYes)、コントローラ8は、リントセンサ70(受光部72)から検出信号を入力する(ステップS2)。コントローラ8は、その検出信号に基づいて、スクリュー23が所定の位置、つまり光線Bが遮断されない位置(基準位置)に位置しているか否かを判定する(ステップS3)。
具体的には、基準位置以外では、光線Bが遮断されるため、検出信号が大幅に減少する。コントローラ8は、その検出信号の差から、スクリュー23が基準位置に位置しているか否かを判定する。スクリュー23が基準位置に位置している場合には、乾燥運転を開始する(ステップS4)。
スクリュー23が基準位置に位置していない場合には、コントローラ8は、乾燥運転を開始する前に、リントセンサ70の検出値に基づいてスクリュー23を回転させることにより、スクリュー23の位置を調整する。
すなわち、コントローラ8は、スクリュー23を、所定位置に位置するように回動させる(ステップS5)。具体的には、コントローラ8は、スクリュー23を低速で回転させる。基準位置以外では、光線Bが遮断されるため、検出信号が増減する。コントローラ8は、その検出信号の変化から基準位置を特定し、スクリュー23を所定位置に回動させる。そうして、スクリュー23が基準位置に位置すると、コントローラ8は、乾燥運転を開始する(ステップS4)。
スクリュー23が基準位置に位置しているので、リントセンサ70は正常に作動し、リント量を検知する。乾燥運転が進行すると、上述したように、リント捕集部21にリントが付着して堆積していく。
乾燥処理中、コントローラ8は、常時、リントセンサ70の検出値が異常か否かを判定する(ステップS6)。すなわち、蓄積するリント量が過剰になり、透過部73がリントで覆われたか否かを判定する。例えば、検出信号を所定の閾値と比較することで判断できる。
コントローラ8は、検出値の異常回数をカウントする所定のカウンタを有している。コントローラ8は、検出値が異常と判定すると、そのカウンタを1つ増加させる(ステップS7)。なお、カウンタの初期値は「0」である。
コントローラ8は、カウンタ値が所定値Nに達すると、乾燥運転を強制終了し(ステップS9)、ブザーなどによって異常を報知する(ステップS10)。所定値Nは、予めコントローラ8に設定されている。所定値Nは変更可能である。
乾燥処理中に、リント除去を複数回行うことは、微細なリントの漏出量が増えることとなり、メンテナンス作業の増加を招く。また、フィルタ210の目詰まりが進むと、リント除去装置20を駆動させるだけでは、フィルタ210を適切な状態まで復帰できなくなる。その場合、フィルタ210を取り外して洗浄したり交換したりする必要がある。コントローラ8は、検出値の異常回数に基づいて、そのような不具合に対応する。
コントローラ8は、カウンタ値が所定値Nに達していない場合(ステップS8でNo)、リント除去装置20を駆動する(ステップS11)。すなわち、乾燥処理を行いながら、スクリュー23を所定時間、回転させる。そうすることにより、リント捕集部21に付着したリントを掻き取ってリントボックス60へ押し出す。
その結果、リント捕集部21に付着した多量のリントは除去されるので、フィルタ210の目詰まりが解消され、通常のリント除去状態に復帰する。
コントローラ8は、乾燥運転が終了するまで(ステップS12でNo)、適宜、このような目詰まり解消処理を実行する(ステップS6〜ステップS11)。通常、乾燥運転中にこのような目詰まり解消処理を実行する機会は限られる。
そして、乾燥運転が終了すると(ステップS12でYes)、コントローラ8は、リント除去装置20を駆動する(ステップS13)。乾燥運転が終了しているので、微細なリントが、リント除去装置20から多量に漏出するおそれはない。コントローラ8は、十分な時間、リント除去装置20を駆動させる。それにより、リント除去装置20に付着したリントが効果的に除去されるので、リント捕集部21を初期状態に復帰させることができる。
<変形例>
図11に、リントセンサ70の部分の変形例を示す。リントセンサ70の構成以外は、上述した実施形態と同じである。同じ機能の構成には同じ符号を用いてその説明は簡略または省略する。
本変形例のリントセンサ70’は、透過部73の代わりに反射部75を有している。発光部71および受光部72は、通風ダクト11の同じ側に配置されている。発光部71から発光される光線Bは、反射部75で反射されるように構成されている。そうして反射部75で反射される光線Bが、受光部72で受光されるように構成されている。
反射部75は、透過部73と同様にフィルタ210の枠211に設けられている。反射部75も、軸方向から見て、リント捕集部21の開口21bから反射部75までの距離が、リント捕集部21の開口21bからスクリュー23の中心までの距離と略同一となるように設定されている。
この変形例では、発光部71と受光部72を近い位置に配置できるので、電気配線が容易になる利点がある。
なお、開示する技術にかかる衣類乾燥機は、上述した実施形態に限定されず、それ以外の種々の構成をも包含する。
例えば、上述した実施形態の透過部73は、フィルタ210の枠211の一部に透明樹脂を組み込むことによって構成したが、枠211の全体を、透明樹脂で形成するなど、光線Bを透過させる素材で構成してもよい。枠211の全体が透過性を有するようにすれば、構造を簡素化できる。部品点数も削減できる。
また、リントセンサ70は、リント除去装置20とともに、衣類乾燥機1から着脱可能に構成してもよい。例えば、リント除去装置20やリントボックス60などが、一体的にユニット化されていて、そのリント関連ユニットが筐体2から着脱可能に構成されているような場合に、そのリント関連ユニットのフレームなどにリントセンサ70の構成部材、つまり発光部71および受光部72を取り付けることが考えられる。
そうした場合、リントセンサ70を構成する部材(発光部71、受光部72、透過部73等)の位置関係を安定して保持できる利点がある。
その場合、筐体2とリント関連ユニットとの間に一対の接続端子を設け、リント関連ユニットを筐体2の所定位置にセットした時に、これら接続端子が接触し、リントセンサ70とコントローラ8とが電気的に接続されるようにするのが好ましい。
軸方向におけるリントセンサ70の設置位置は、例示であり、仕様に応じて適宜変更できる。
1 衣類乾燥機
5 ドラム
8 コントローラ
20 リント除去装置
21 リント捕集部
22 リント圧縮部
23 スクリュー
40 駆動部
60 リントボックス
70 リントセンサ
71 発光部
72 受光部
73 透過部
210 フィルタ
211 枠(非通気部)
212 濾材(通気部)
A 軸
B 光線
L リント

Claims (9)

  1. 衣類を収容したドラムに乾燥した空気を送り込み、前記ドラムから流出する空気中のリントをリント除去装置で除去する衣類乾燥機であって、
    前記リント除去装置は、
    断面が円弧状の内面を空気の流出路の上流側に向けた横長なリント捕集部と、
    前記リント捕集部に沿って配置され、回転することによって前記リント捕集部の内面に付着するリントを掻き取って押し出すスクリューと、
    を備え、
    前記リント捕集部が、通気性を有する通気部と、通気性を有さない非通気部とを有し、
    前記非通気部が、前記リントの付着量を検知するリントセンサを構成している、衣類乾燥機。
  2. 請求項1に記載の衣類乾燥機において、
    前記リントセンサが、光を発する発光部と、前記発光部が発する光を受光する受光部と、前記非通気部に設けられて前記光を透過させる透過部とを有している、衣類乾燥機。
  3. 請求項1に記載の衣類乾燥機において、
    前記リントセンサが、光を発する発光部と、前記発光部が発する光を受光する受光部と、前記非通気部に設けられて前記光を反射させる反射部とを有している、衣類乾燥機。
  4. 請求項2または請求項3に記載の衣類乾燥機において、
    前記スクリューの軸方向から見て、前記リント捕集部の開口側で前記光が前記スクリューを横切って通過するように構成されている、衣類乾燥機。
  5. 請求項4に記載の衣類乾燥機において、
    前記軸方向から見て、前記リント捕集部の開口から前記透過部または前記反射部までの距離が、前記リント捕集部の開口から前記スクリューの中心までの距離と略同一に設定されている、衣類乾燥機。
  6. 請求項2〜5のいずれか1つに記載の衣類乾燥機において、
    前記リント捕集部が、取り外し可能なフィルタを有し、
    前記透過部または前記反射部が、前記フィルタの枠に設けられている、衣類乾燥機。
  7. 請求項6に記載の衣類乾燥機において、
    前記枠が前記光を透過させる素材で構成されている、衣類乾燥機。
  8. 請求項2または請求項3に記載の衣類乾燥機において、
    前記リントセンサが、前記リント除去装置とともに、前記衣類乾燥機から着脱可能に構成されている、衣類乾燥機。
  9. 請求項2または請求項3に記載の衣類乾燥機において、
    前記リントセンサが出力する検出信号を入力するとともに、前記スクリューの回転を制御するコントローラを備え、
    前記コントローラが、乾燥運転を開始する前に、前記リントセンサの検出値に基づいて前記スクリューを回転させることにより、前記スクリューの位置を調整する、衣類乾燥機。
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