JP2020079143A - シート搬送装置、シート処理装置及び画像形成システム - Google Patents

シート搬送装置、シート処理装置及び画像形成システム Download PDF

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Abstract

【課題】第1回転体から第2回転体に搬送されるシートが第1回転体及び第2回転体に対して擦れることを防止可能なシート搬送装置と、これを備えたシート処理装置及び画像形成システムを提供する。【解決手段】冊子排出部は、第1ベルト203の上面203aより下方、かつ第2ベルト206の上面206aより上方に配置される支持部材207を備える。支持部材207は、第1ベルト206によって搬送されるにつれて第1状態、第2状態及び第3状態に遷移する冊子を上部で支持可能である。第1状態は、冊子が第1ベルト203と支持部材207との間で跨って支持される状態である。第2状態は、冊子が支持部材207のみで冊子が支持される状態である。第3状態は、冊子が第2ベルト206と支持部材207との間で跨って支持される状態である。【選択図】図6

Description

本発明は、シートを搬送するシート搬送装置と、これを備えたシート処理装置及び画像形成システムとに関する。
従来、画像形成装置により画像が形成されたシートに各種処理を施すシート処理装置として製本装置が知られている。製本装置が施す製本処理を経て製本された冊子は、梱包作業や断裁処理等の後工程に搬送される場合がある。このために、製本処理を経た冊子を後工程に搬送するためにベルトコンベアを備えた冊子搬出装置が提案されている(特許文献1参照)。特許文献1に記載の冊子搬出装置は、複数のベルトコンベアを備えており、冊子をベルトコンベア間で受け渡しを行いながら、冊子を後工程に搬送する。
特開2006−326959号公報
しかしながら、特許文献1に記載の冊子搬出装置では、2台のベルトコンベア間で搬送速度が異なる状態で、冊子が同時にその2台のベルトコンベアに跨った際に、冊子がベルトコンベアに対して擦れ、冊子に汚れや傷が付く虞がある。
そこで、本発明は、第1回転体から第2回転体に搬送されるシートが第1回転体及び第2回転体に対して擦れることを防止可能なシート搬送装置と、これを備えたシート処理装置及び画像形成システムを提供することを目的とする。
本発明は、シート搬送装置において、上部でシートを支持可能であり、回転することで第1搬送方向にシートを搬送可能な第1回転体と、第1プーリ及び第2プーリと、前記第1プーリ及び前記第2プーリに巻きかけられ、前記第1回転体から受け渡されたシートを上面で支持し、回転することで前記上面に支持されたシートを第2搬送方向に搬送可能な第2回転体と、前記第1回転体の前記上部に接し、前記第1搬送方向に平行に延びる直線より下方、かつ前記第2回転体の前記上面より上方に配置される支持体と、を備え、前記支持体は、前記第1回転体によって搬送されるにつれて第1状態、第2状態及び第3状態に遷移するシートを上部で支持可能であり、前記第1状態は、シートが前記第1回転体の前記上部と前記支持体の前記上部との間で跨って支持される状態であり、前記第2状態は、シートが前記第1回転体及び前記第2回転体から離間し、シートが前記支持体における前記上部のみで支持される状態であり、前記第3状態は、シートが前記第2回転体の前記上面と前記支持体の前記上部との間で跨って支持される状態である、ことを特徴とする。
本発明によると、シートが第1回転体から第2回転体に搬送される際に、シートが第1回転体と第2回転体との間に跨って支持されることを防ぐことができる。これにより、シートが第1回転体及び第2回転体に対して擦れることを防止することができる。
本実施形態に係る画像形成システムの構成を示す概略図。 製本装置の構成を示す概略図。 冊子排出装置の構成を示す図。 第1ベルトコンベアの構成を示す図であり、(a)は側面図であり、(b)は上面図である。 第2ベルトコンベア及び支持部材の構成を示す図であり、(a)は側面図であり、(b)は上面図である。 第1ベルトコンベア、第2ベルトコンベア及び支持部材の位置関係を示す図。 本実施形態の制御部を示すブロック図。 冊子排出時の冊子排出部を示す図であり、(a)〜(e)は冊子Sの動作を時系列に並べて示した図である。 比較例としての冊子排出部を示す図であり、(a),(b)は冊子Sの動作を時系列に並べて示した図である。 変形例に係る画像形成システムの制御部を示すブロック図。
以下、図面に沿って、実施形態の構成について説明する。図1は、本実施形態に係る画像形成システム1の概略構成を示す断面図である。画像形成システム1は、図1に示すように、シートに画像を形成する装置本体であるプリンタ10と、プリンタ10により画像が形成されたシートを処理するシート処理装置であるフィニッシャ100とを備える。なお、本開示においては、プリンタに限らず、複写機、ファクシミリ及びこれら複合機器等、シートに画像を形成可能な画像形成部を備えた画像形成装置を適用可能である。また、シートとは、用紙又は封筒等の紙、オーバーヘッドプロジェクタ用のプラスチックフィルム(OHT)、布などの薄層状の記録媒体を指す。また、以下の説明において、画像形成システム1を正面から視た状態(図1の視点)を基準にして上下左右及び手前奥の位置関係を表すものとする。また、画像形成システム1の構成部品の寸法、材質及びその相対位置は、特に特定的な記載がない限り、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
[プリンタの概略構成]
プリンタ10はシートに画像を形成する画像形成装置であるプリンタ本体20と、原稿の画像を読み取り可能な画像読取装置70とを備えて構成されている。本実施形態においては、画像読取装置70がプリンタ本体20の上方に配置され、フィニッシャ100がプリンタ本体20の左方に配置されている。画像読取装置70は、原稿を載置するプラテンガラス74と、プラテンガラス74に沿って原稿の画像を光で走査するキャリッジ72と、キャリッジ72からの光学像を光電変換する光学読取部73(例えばCCDディバイス)とを備えている。また、画像読取装置70は、原稿を自動給送可能な原稿給送装置であるADF75を備え、ADF75によりプラテンガラス74に搬送された原稿をキャリッジ72により光学的に読み取ることができる。
プリンタ本体20は、電子写真方式の白黒レーザビームプリンタであり、シートに画像を形成可能な画像形成部40と、画像形成部40にシートを給送するシート給送部30とを備える。シート給送部30は、シートが収納される複数(本実施の形態では3段)のカセット31を有しており、各カセット31に収納されたシートを給送ローラ32により給送する。また、シート給送部30は、シート搬送方向における給送ローラ32の下流に、フィードローラ33及びリタードローラ34を有しており、これによりシートを画像形成部40に1枚ずつ給送する。
画像形成部40は、感光ドラム41と感光ドラム41にレーザ光を照射するレーザスキャナユニット42と、感光ドラム41にトナー像を現像する現像器43とを備える。感光ドラム41は、不図示の帯電ローラによって予め負電圧に帯電されており、画像読取装置70により読み取られた画像の情報に基づいてレーザ光が照射されることによって、レーザ光が照射された表面から負電荷が除去されて静電潜像が形成される。そして、現像器43により、負電圧に帯電したトナーが静電潜像に付着され、感光ドラム41上にトナー像が現像される。
また、画像形成部40は、感光ドラム41に圧接する転写ローラ44を備える。シート給送部30から給送されたシートは、レジストレーションローラ対(以下、レジストローラ対と記載)50により感光ドラム41の回転に同期して感光ドラム41に搬送される。感光ドラム41上のトナー像は、正電圧に帯電した転写ローラ44に引き寄せられることにより、シートに転写される。
トナー像が転写されたシートは、定着装置55に搬送され、定着装置55により加熱及び加圧されることによりトナー像が定着される。トナー像が定着したシートは、排出ローラ対65により排出口66からフィニッシャ100に排出される。シートの両面に画像形成する場合には、第1面にトナー像が形成されたシートは、反転搬送路60にシートの前後及び表裏が反転した状態で搬送される。そして、シートは再度レジストローラ対50へと搬送され、転写ローラ44によってシートの第2面にトナー像が転写される。
[フィニッシャの概要構成]
続いて、フィニッシャ100について説明する。フィニッシャ100は、プリンタ本体20から排出されたシートを束にして冊子に製本するシート処理手段である製本装置110と、製本装置110による製本処理を行わないシートに対してステイプル処理等の後処理を行うシート後処理装置190とを備える。製本装置110は、コンテンツ情報が印刷された印刷シート(以下、中綴じシートと記載)を束状に集積して部揃えする集積部120と、集積部120から搬送された中綴じシート束に接着糊を塗布する接着剤塗布部130とを有している。また、製本装置110は、接着剤を塗布された中綴じシート束に、表紙カバーとして使用するタイトルなどが印刷された印刷シート(以下表紙シートと記載)を綴じ合わせる表紙綴じ部150を有している。製本装置110は、表紙シートと綴じ合わされたシート束である冊子の天部、地部、小口部を断裁する断裁部170と、断裁処理が行われたときに発生する屑を収納する屑収納部180とを有している。さらに、製本装置110は、屑収納部180の左方において、冊子を製本装置110の外部に排出するシート搬送装置である冊子排出部200を有している。
ここで、フィニッシャ100におけるシートの搬送経路について説明する。フィニッシャ100のケーシング101内には、プリンタ10の排出口66に連なる搬入口102を有する搬入経路103が設けられている。この搬入経路103には、中紙搬送経路104及び表紙搬送経路105が経路切換フラッパ106を介して連結されている。そして中紙搬送経路104には、集積部120を介して製本経路L1が連結されている。表紙搬送経路105には、シート後処理装置190の後処理経路191が連結されている。後処理経路191に搬送されたシートは、シート後処理装置190により後処理が行われた後に、排出ローラ対191aにより、排出トレイ192に排出される。なお、シート後処理装置190は、後処理経路191に搬送されたシートに対して後処理を行わずに、排出トレイ192に排出することも可能に構成されている。
表紙搬送経路105は、略水平方向に製本装置110を横断する方向に延びており、中紙搬送経路104は、搬入経路103から表紙搬送経路105の上方に配置された集積部120に向かって延びている。また、製本経路L1は、集積部120から略鉛直方向に製本装置110を縦断する方向に延びている。製本経路L1上には、接着剤塗布部130と、表紙綴じ部150と、冊子の姿勢を偏向する束姿勢偏向部160と、断裁部170とが配置されている。また、製本経路L1と表紙搬送経路105とは互いに略直交するように交差し、その交差部に表紙綴じ部150が配置されている。搬入経路103は、経路切換フラッパ106を介して、プリンタ10から搬送された印刷シートのうち中綴じシートを中紙搬送経路104に振り分け、表紙シートを表紙搬送経路105に振り分け搬送する。
また、搬入経路103には、プリンタ10で印刷処理しない表紙シートを搬入経路103に給送するインサータ装置140が連結されている。インサータ装置140は、1段又は複数段の給送トレイ141と、給送トレイ141に積載されたシートを1枚ずつ分離して給送する不図示の給送部とを備えている。インサータ装置140から給送されたシートは、給送経路107を介して搬入経路103に供給される。
[製本装置の詳細]
図2は、製本装置110の詳細を示す図である。製本装置110の集積部120は、中紙搬送経路104から搬送された中綴じシートが束になって集積される集積トレイ121と、集積トレイ121に集積された中綴じシート束を製本経路L1に搬送する中継部122とを有している。中継部122は、ケーシング101に固定された軸部122aと、軸部122aを介してケーシング101に対して回動可能にケーシング101に支持されたグリップ搬送部122bとを有している。グリップ搬送部122bは、図2に破線で示される姿勢で集積トレイ121から搬送された中綴じシート束を受け取った後に、矢印R1方向に回動することによって中綴じシート束を製本経路L1に搬送する。
グリップ搬送部122bの下方には接着剤塗布部130が配置されており、接着剤塗布部130の下方には表紙綴じ部150が配置されている。表紙綴じ部150は、背当てプレート151、背折りプレート152及び折ロール153を有している。表紙搬送経路105に搬送された表紙シートは、表紙綴じ部150に固定され、製本経路L1から搬送された中綴じシート束が押し当てられる。背当てプレート151は、表紙シートを支持する板形状部材で構成され、表紙搬送経路105から搬送された表紙シートと製本経路L1から搬送された中綴じシート束を逆T字形状に接合する際に表紙シートを下方からバックアップする。背当てプレート151に支持された表紙シートには、製本経路L1のシート搬送方向における背当てプレート151の上流に配置された背折りプレート152により背折りが行われる。そして、表紙シートは、製本経路L1のシート搬送方向における背当てプレート151の下流に配置された折ロール153により、中綴じシート束を挟むように圧接される。
製本経路L1のシート搬送方向における折ロール153の下流には、束姿勢偏向部160及び断裁部170が配置されている。断裁部170は、バックアップ部材172と、冊子をバックアップ部材172に押し付ける押圧部171a及びバックアップ部材172に押し付けられた冊子の端部を切断する断裁刃171bとを有する断裁ユニット171とを備えている。束姿勢偏向部160に搬送された冊子は、天部、小口部、地部が下方を向くようにそれぞれの姿勢に偏向され、それぞれの姿勢の状態で断裁部170により端部が断裁される。これにより、冊子は、天部、小口部、地部におけるそれぞれの端部が断裁される。
断裁部170の下方には排出ローラ対175が配置され、その排出ローラ対175の下方には屑収納部180が配置されている。屑収納部180は、屑を収納する屑収納ボックス181と、断裁部170から落ちてきた屑を屑収納ボックス181に誘導する誘導板182とを有している。誘導板182は、矢印R2方向に開閉可能に構成されており、冊子が断裁部170から搬送されてくる場合に閉じて、冊子を冊子排出部200に誘導し、冊子が断裁部170から搬送されない場合に開いて、屑を屑収納ボックス181に誘導する。
[冊子排出部の詳細]
冊子排出部200は、図3に示すように冊子Sを搬送可能な第1ベルトコンベア201と、シート搬送方向における第1ベルトコンベア201の下流に配置され、冊子Sを搬送可能な第2ベルトコンベア204とを有している。また、冊子排出部200は、第1ベルトコンベア201から第2ベルトコンベア204に搬送される冊子Sに当接可能な支持体である支持部材207を有している。
第1ベルトコンベア201は、図4(a),(b)に示すように第3プーリ202a及び第4プーリ202bと、第3プーリ202a及び第4プーリ202bに巻きかけられた無端状ベルトで構成された第1回転体である第1ベルト203とを有している。第3プーリ202aには、駆動源である第1コンベアモータ208が接続されている。また、第1ベルト203は、略水平方向に延びる上面203a及び下面203bを有しており、第1コンベアモータ208によって駆動回転し、第1ベルト203の上部である上面203aで支持する冊子Sを図3に示すように第1搬送方向Aに搬送する。
また、第2ベルトコンベア204は、図5(a),(b)に示すように第1プーリ205a及び第2プーリ205bと、第1プーリ205a及び第2プーリ205bに巻きかけられた無端状ベルトで構成された第2回転体である第2ベルト206とを有している。第1プーリ205aには、駆動源である第2コンベアモータ209が接続されている。第2ベルト206には、上面206a及び下面206bが設けられており、第2コンベアモータ209によって駆動回転し、上面206aで支持する冊子Sを図3に示すように第2搬送方向Bに搬送する。
支持部材207は、摩擦係数が第1ベルト203及び第2ベルト206の表面の摩擦係数より小さくなるように形成され、かつケーシング101に対して回転可能に支持されている。すなわち、支持部材207は、冊子Sが第1ベルトコンベア201及び支持部材207に跨って支持されている場合に、第1ベルトコンベア201から第2ベルトコンベア204に向けて搬送される冊子Sに対して従動回転可能に構成されている。また、支持部材207は、冊子Sが支持部材207及び第2ベルトコンベア204に跨って支持されている場合にも、冊子Sに対して従動回転可能に構成されている。
続いて、第1ベルトコンベア201、第2ベルトコンベア204及び支持部材207の位置関係について説明する。第1ベルトコンベア201及び第2ベルトコンベア204は、図6に示すように、第1搬送方向Aと第2搬送方向Bとが平行となるように配置されている。図6は、第1ベルトコンベア201、第2ベルトコンベア204及び支持部材207の位置関係を示す図である。上下方向Cにおいて、支持部材207は上面203aより下方に配置され、上面206aは支持部材207より下方に配置されている。すなわち、支持部材207の上部は、上面203aに接し第1搬送方向Aと平行に延びる直線E1より距離LCだけ下方に配置され、かつ上面206aより上方に配置されている。距離LCは、図8(b)に示すように、第1ベルト203の上面203a及び支持部材207の上部の接線E2が上面206aと交差しないように設定される。
また、支持部材207は、第1搬送方向Aにおける上面203aの下流端P1から支持部材207の上端P2までの距離のうち水平方向D成分の距離LPが適切な長さになるように配置されている。本実施形態において、距離LPは、第1搬送方向Aにおける冊子Sの上流端から冊子Sの重心位置Gまでの距離LGより短くなるよう設定されている。
[制御部の概要構成]
図7は、画像形成システム1における制御部の構成を示す制御ブロック図である。プリンタ10は、プリンタ10の動作を制御する本体制御CPU81と、画像形成システム1を操作するコントロールパネル83とを有している。また、プリンタ10は、印刷したシートに対してフィニッシャ100が行う処理モードを設定するモード設定部82を有している。この処理モードとしては、製本処理を行うが断裁部170による断裁が行われない製本モード、断裁部170による断裁を含めて製本処理を行う製本断裁モード、後処理を実行する後処理モード、製本処理及び後処理を実行しないプリントアウトモード等がある。プリンタ10は、モード設定部82により設定された処理モードの指示信号及び印刷ジョブの終了信号及びシートの性状情報等をフィニッシャ100に送信する。
フィニッシャ100は、フィニッシャ100の動作を制御するフィニッシャCPU210と、フィニッシャCPU210に接続された複数の制御部とを有している。フィニッシャ100は、複数の制御部として、集積部120を制御する集積制御部211と、接着剤塗布部130を制御する接着剤塗布制御部212と、表紙綴じ部150を制御する表紙綴じ制御部213とを有している。さらに、フィニッシャ100は、束姿勢偏向部160及び断裁部170を制御する断裁制御部214と、屑収納部180を制御する屑収納制御部215と、第1コンベアモータ208及び第2コンベアモータ209を制御する冊子排出制御部216とを有している。
また、フィニッシャ100は、各部を制御するためのプログラムを記憶するROM217と、データを一時的に記憶するRAM218とを有している。フィニッシャCPU210及び各制御部は、ROM217及びRAM218に記憶されているデータと、図2に示すシートセンサSe1〜Se6によって検出されるシートの位置情報と、プリンタ10から受信した信号及び情報とに基づいてシートの処理を行う。
[冊子排出部による冊子排出動作の詳細]
ここで、冊子排出部200による冊子Sの排出動作を図8に沿って説明する。図8は、冊子排出部200による冊子Sの排出動作を示す図であり、(a)〜(e)は、冊子Sの動作を時系列に並べて示した図である。冊子排出部200に搬送された冊子Sは、図8(a)に示すように、まず第1ベルト203の上面203aに支持されながら、第1搬送方向Aに搬送速度V1で搬送される。冊子Sは、第1ベルトコンベア201によって支持部材207に搬送され、図8(b)に示すように第1ベルト203の上面203aと支持部材207の上部との間で跨って支持された第1状態となる。
支持部材207は、上述したように接線E2が第2ベルト206の上面206aと交差しないように配置されている。これにより、冊子Sは、第1状態において、第2ベルト206に当接することなく搬送される。そして、冊子Sは、第1状態において第1ベルトコンベア201によりさらに搬送されることによって、冊子Sの重心が冊子Sと支持部材207との当接点を越えて移動する。これにより、冊子Sは、支持部材207を中心に回動し、図8(c)に示すように第1ベルト203及び第2ベルト206から離間し、支持部材207の上部のみで支持された第2状態となる。すなわち、冊子Sの重心は、冊子Sが第1状態から第2状態に遷移する際に、冊子Sの下面と支持部材207の上部との当接点を越えて移動する。
冊子Sは、第2状態からさらに回動することにより、先端が第2ベルト206の上面206aに当接し、図8(d)に示すように上面206aと支持部材207の上部との間で跨って支持される第3状態となる。このように、支持部材207は、冊子Sが第1ベルトコンベア201によって搬送されるにつれて第1状態、第2状態及び第3状態に遷移する冊子Sを支持部材207の上部で支持可能に構成されている。
冊子Sは、第3状態から第2ベルトコンベア204によって搬送されることにより、図8(e)に示すように支持部材207から離間し、第2ベルトコンベア204の上面206aのみで支持される。そして、冊子Sは、第2搬送方向Bによって搬送速度V1よりも遅い搬送速度V2で搬送され、第2ベルトコンベアの左方に配置された不図示の冊子収納容器、又は後工程へと排出される。
[比較例の説明]
ここで、本実施形態の冊子排出部200に対する比較例として、冊子排出部300を図9に沿って説明する。冊子排出部300は、図9(a)に示すように、第1ベルトコンベア301及び第2ベルトコンベア304を有している。第1ベルトコンベア301は、第3プーリ302a及び第4プーリ302bと、上面303a及び下面303bを有する第1ベルト303とから構成され、冊子Sを上面303aで支持しながら搬送速度V1で搬送する。第2ベルトコンベア304は、第1プーリ305a及び第2プーリ305bと、上面306a及び下面306bが設けられた第2ベルト306とから構成され、冊子Sを上面306aで支持しながら搬送速度V2で搬送する。
冊子Sは、第1ベルトコンベア301から第2ベルトコンベア304に向かって搬送される途中で、図9(b)に示すように第1ベルトコンベア301と第2ベルトコンベア304との間に跨って支持される。このような状態おいて、搬送速度V1と搬送速度V2とが異なる速度である場合には、冊子Sに汚れ又は傷が付いてしまう虞がある。例えば、搬送速度の関係がV1>V2であり、第1ベルト303の摩擦係数が第2ベルト306の摩擦係数より大きい場合には、第2ベルト306と冊子Sとの間で擦れが発生する。また、第1ベルト303の摩擦係数が第2ベルト306の摩擦係数より小さい場合には、第1ベルト303と冊子Sとの間で擦れが発生する。冊子Sには、この擦れにより汚れ又は傷が付いてしまう虞がある。
また、冊子Sが第1ベルト303又は第2ベルト306と擦れることで発生する冊子Sの汚れや傷を防止するために、第1ベルト303及び第2ベルト306の搬送速度を同じにすると、冊子Sを搬送する際の搬送速度の設定の自由度が低下する。例えば、第2ベルト306から排出されて落下する冊子Sへの傷を気にすると、第1ベルト303及び第2ベルト306の搬送速度を共に比較的低速にする必要がある。このように第1ベルトコンベア301及び第2ベルトコンベア304の搬送速度の設定の自由度が低下することで、冊子を作成するタクトタイムが低下する虞がある。
しかしながら、本実施形態における冊子排出部200では、冊子Sが第1ベルトコンベア201と第2ベルトコンベア204との間に跨って支持されることなく、第1ベルトコンベア201から第2ベルトコンベア204に向けて搬送される。これにより、画像形成システム1は、搬送速度V1と搬送速度V2が異なる速度であったとしても、冊子Sと第1ベルト203及び第2ベルト206との間で擦れが発生することを防ぎ、冊子Sに汚れ又は傷が付いてしまうことを防ぐことができる。また、第1ベルトコンベア201及び第2ベルトコンベア204の搬送速度をそれぞれ自由に設定できるので、例えば第1ベルトコンベア201での冊子Sの搬送速度を比較的高速に設定し、第2ベルトコンベア204の搬送速度を比較的低速に設定できる。これにより、冊子Sの汚れや傷を低減しつつ、冊子の作成における生産性を向上できる。
また、画像形成システム1では、支持部材207の摩擦係数が第1ベルト203及び第2ベルト206の摩擦係数より小さい。このために、画像形成システム1では冊子Sが支持部材207と第1ベルト203又は第2ベルト206との間で跨って支持されている際に、冊子Sと第1ベルト203又は第2ベルト206との間で擦れが発生することを防ぐことができる。また、画像形成システム1では、支持部材207がケーシング101に対して回転可能に支持され、搬送される冊子Sに対して従動回転するので、冊子Sが第1ベルトコンベア201と第2ベルトコンベア204との間で滑らかに受け渡される。これにより、冊子Sと支持部材207との間で擦れが発生することを防ぐことができる。
なお、本実施形態の画像形成システム1では、冊子排出制御部216によって第1コンベアモータ208及び第2コンベアモータ209を制御するように構成されているが、これに限らない。例えば、画像形成システム1では、図10に示すように冊子排出制御部216によって第1コンベアモータ208を制御し、コンベア搬送制御部220によって第2コンベアモータ209を制御するように構成されていてもよい。この場合には、第1コンベアモータ208及び第2コンベアモータ209が異なる制御部によって制御されるために、搬送速度V1と搬送速度V2とを一致させることが難しい。しかしながら、画像形成システム1では、搬送速度V1と搬送速度V2が異なる速度であったとしても、冊子Sに汚れ又は傷が付くことを防ぐことができる。これにより、画像形成システム1では、搬送速度V1と搬送速度V2とを一致させる必要がなく、制御設計が複雑になることを防ぐことができる。
また、本実施形態の画像形成システム1では、接線E2が第2ベルト206の上面206aと交差しないように構成されているが、これに限らず、接線E2が第2ベルト206の上面206aと交差するように構成されていてもよい。この場合には、画像形成システム1は、第1ベルト203における接線E2との当接点から第2ベルト206の上面206aにおける接線E2との交点までの距離が、搬送し得る冊子の最大長さより長くなるように構成される必要がある。これにより、画像形成システム1は、冊子Sを第1状態において第2ベルト206に当接することなく搬送することができ、第1状態、第2状態及び第3状態に遷移させながら冊子Sを搬送することができる。従って、画像形成システム1は、冊子Sを第1ベルトコンベア201と第2ベルトコンベア204との間に跨って支持することなく、第1ベルトコンベア201から第2ベルトコンベア204に搬送することができる。画像形成システム1は、支持部材207が第1ベルト203によって搬送されるにつれて第1状態、第2状態及び第3状態に遷移する冊子Sを上部で支持可能に構成されているのであれば、本実施形態に限らない。
また、本実施形態の画像形成システム1は、第1ベルト203によって冊子Sが第1搬送方向Aに搬送されるが、これに限定されない。例えば、第1ベルト203の代わりに搬送ローラ対によって冊子Sが第1搬送方向Aに搬送されてもよい。
また、本実施形態の画像形成システム1では、製本された冊子を冊子排出部200によって排出するように構成されているが、これに限定されない。例えば、冊子排出部200を、ステイプル処理等の後処理が行われたシートを排出する排出部に適用するように構成されていてもよい。
また、本実施形態の画像形成システム1では、第1ベルトコンベア201及び第2ベルトコンベア204がそれぞれ異なる駆動源によって駆動回転するように構成されているが、これに限らず、同一の駆動源によって駆動回転するように構成されていてもよい。
また、画像形成システム1では、第2ベルトコンベア204及び支持部材207が製本装置110に設けられているが、これに限らない。例えば、フィニッシャ100は、第1ベルトコンベア201を有する製本装置110と、第2ベルトコンベア204及び支持部材207とを備えるように構成されていてもよい。また、第2ベルトコンベア204及び支持部材207は、フィニッシャ100に対して取り外し可能に取り付けられてもよい。
また、本実施形態において、プリンタ10は電子写真方式のレーザビームプリンタとして構成されているが、これに限らずノズルからインク液を吐出させることでシートに画像を形成するインクジェットプリンタとして構成されていてもよい。
1:画像形成システム、10:装置本体(プリンタ)、40:画像形成部、110:シート処理手段(製本装置)、200:シート搬送装置(冊子排出部)、202a:第3プーリ、202b:第4プーリ、203:第1回転体(第1ベルト)、205a:第1プーリ、205b:第2プーリ、206:第2回転体(第2ベルト)、207:支持体(支持部材)、208:駆動源(第1コンベアモータ)、209:駆動源(第2コンベアモータ)

Claims (9)

  1. 上部でシートを支持可能であり、回転することで第1搬送方向にシートを搬送可能な第1回転体と、
    第1プーリ及び第2プーリと、
    前記第1プーリ及び前記第2プーリに巻きかけられ、前記第1回転体から受け渡されたシートを上面で支持し、回転することで前記上面に支持されたシートを第2搬送方向に搬送可能な第2回転体と、
    前記第1回転体の前記上部に接し、前記第1搬送方向に平行に延びる直線より下方、かつ前記第2回転体の前記上面より上方に配置される支持体と、を備え、
    前記支持体は、前記第1回転体によって搬送されるにつれて第1状態、第2状態及び第3状態に遷移するシートを上部で支持可能であり、
    前記第1状態は、シートが前記第1回転体の前記上部と前記支持体の前記上部との間で跨って支持される状態であり、
    前記第2状態は、シートが前記第1回転体及び前記第2回転体から離間し、シートが前記支持体における前記上部のみで支持される状態であり、
    前記第3状態は、シートが前記第2回転体の前記上面と前記支持体の前記上部との間で跨って支持される状態である、
    ことを特徴とするシート搬送装置。
  2. 前記支持体は、前記第1回転体の前記上部及び前記支持体の前記上部の接線が前記第2回転体の前記上面と交差しない位置に配置される、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 前記第1回転体によって搬送されるシートの重心は、シートが前記第1状態から前記第2状態に遷移する際に、シートの下面と前記支持体の前記上部との当接点を越えて移動する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のシート搬送装置。
  4. 前記支持体の前記上部の摩擦係数は、前記第1回転体における前記上面の摩擦係数及び前記第2回転体における前記上面の摩擦係数より小さい、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  5. 前記第1回転体及び前記第2回転体は、駆動源によって駆動回転し、
    前記支持体は、前記第1回転体から前記第2回転体に向けて搬送されるシートに対して従動回転する、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  6. 第1回転体が巻きかけられる第3プーリ及び第4プーリを備え、
    前記第1回転体及び前記第2回転体は、それぞれ無端状ベルトである、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  7. 前記第1搬送方向は、前記第2搬送方向に対して平行である、
    ことを特徴とする請求項6に記載のシート搬送装置。
  8. シートを処理するシート処理手段と、
    前記シート処理手段により処理されたシートを搬送する、請求項1乃至7のいずれか1項に記載のシート搬送装置と、を備える、
    ことを特徴とするシート処理装置。
  9. 請求項8に記載のシート処理装置と、
    シートに画像を形成する画像形成部を有し、前記シート処理装置に接続される装置本体と、を備える、
    ことを特徴とする画像形成システム。
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