JP2020076657A - 情報提供システム、情報提供方法、及びコンピュータプログラム - Google Patents

情報提供システム、情報提供方法、及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】気象状況により車両の走行に支障が生じる道路区間を回避した走行経路に関する情報を車両の搭乗者に提供できるようにする。【解決手段】情報提供システム1において、情報提供装置6は、第1車載端末3Aから気象関連情報及び位置情報を受信するとともに、第2車載端末3Bから経路情報を受信する通信部61と、前記気象関連情報及び前記位置情報に基づいて、前記気象状況により車両の走行に支障が生じる道路区間を特定する特定部631と、前記経路情報に基づいて、前記走行経路に前記道路区間が含まれるか否かを判定する判定部632と、前記判定部の判定結果が肯定的である場合、前記走行経路について前記道路区間を回避した代替走行経路に関する代替経路情報を生成し、生成した前記代替経路情報を前記第2車載端末に送信するように前記通信部を制御する処理部633と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、情報提供システム、情報提供方法、及びコンピュータプログラムに関する。
近年、車両が各種センサにより検出した気象に関する情報を通信網を介してサーバへ送信し、サーバが、受信した気象に関する情報やその付随情報を、通信網を介して他の車両に送信するシステムが提案されている。
例えば、非特許文献1には、車両が車輪速信号に基づいて路面の滑り易さなどの情報を検出し、検出した情報を自車両の搭乗者に提供するだけでなく、通信網を介して他の車両へ配信することが開示されている。
また、特許文献1には、車両が、検出した自車両のふらつきを示す情報を通信網を介してサーバへ送信し、サーバが、受信したふらつきを示す情報と地図情報等に基づいて横風の発生位置を特定し、その発生位置を他の車両に通信網を介して送信する情報システムが開示されている。
住友ゴム工業株式会社、"タイヤセンシング技術「SENSING CORE」を開発",[online]、2017年5月16日、[2018年8月27日検索]、インターネット<http://www.srigroup.co.jp/newsrelease/2017/sri/2017_054.html>
特開2014−141191号公報 特開2001−247027号公報
上記のようなシステムでは、滑り易い路面や強い横風により、車両の走行速度が著しく低下する道路区間や、車両の走行が不能となる道路区間が存在する場合には、そのような道路区間を回避した安全な走行経路を車両の搭乗者に提供できるようにするのが望ましい。
本発明は、このような実情に鑑み、気象状況により車両の走行に支障が生じる道路区間を回避した走行経路に関する情報を車両の搭乗者に提供できるようにすることを目的とする。
本発明の一態様に係る情報提供システムは、第1車両に搭載された第1車載端末と、第2車両に搭載された第2車載端末と、前記第1車載端末及び第2車載端末それぞれと通信する情報提供装置と、を備える情報提供システムであって、前記第1車載端末は、前記第1車両の周囲の気象状況に関する気象関連情報及び前記第1車両の位置情報を外部に送信する第1車載通信部を備え、前記第2車載端末は、前記第2車両の出発地から目的地までの走行経路を特定可能な経路情報を外部に送信する第2車載通信部を備え、前記情報提供装置は、前記第1車載通信部から前記気象関連情報及び位置情報を受信するとともに、前記第2車載通信部から前記経路情報を受信する通信部と、前記気象関連情報及び前記位置情報に基づいて、前記気象状況により車両の走行に支障が生じる道路区間を特定する特定部と、前記経路情報に基づいて、前記走行経路に前記道路区間が含まれるか否かを判定する判定部と、前記判定部の判定結果が肯定的である場合、前記走行経路について前記道路区間を回避した代替走行経路に関する代替経路情報を生成し、生成した前記代替経路情報を前記第2車載端末に送信するように前記通信部を制御する処理部と、を備える、情報提供システムである。
本発明の一態様に係る情報提供方法は、第1車両に搭載された第1車載端末、及び第2車両に搭載された第2車載端末それぞれと通信する情報提供装置が実行する情報提供方法であって、前記第1車載端末から、前記第1車両の周囲の気象状況に関する気象関連情報及び前記第1車両の位置情報を受信するとともに、前記第2車載端末から、前記第2車両の出発地から目的地までの走行経路を特定可能な経路情報を受信する受信ステップと、前記気象関連情報及び前記位置情報に基づいて、前記気象状況により車両の走行に支障が生じる道路区間を特定する特定ステップと、前記経路情報に基づいて、前記走行経路に前記道路区間が含まれるか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップの判定結果が肯定的である場合、前記走行経路について前記道路区間を回避した代替走行経路に関する代替経路情報を生成し、生成した前記代替経路情報を前記第2車載端末に送信するように通信制御する生成ステップと、を含む情報提供方法である。
本発明の一態様に係るコンピュータプログラムは、第1車両に搭載された第1車載端末、及び第2車両に搭載された第2車載端末それぞれと通信する情報提供装置としてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラムであって、コンピュータを、前記第1車載端末から、前記第1車両の周囲の気象状況に関する気象関連情報及び前記第1車両の位置情報を受信するとともに、前記第2車載端末から、前記第2車両の出発地から目的地までの走行経路を特定可能な経路情報を受信する通信部と、前記気象関連情報及び前記位置情報に基づいて、前記気象状況により車両の走行に支障が生じる道路区間を特定する特定部と、前記経路情報に基づいて、前記走行経路に前記道路区間が含まれるか否かを判定する判定部と、前記判定部の判定結果が肯定的である場合、前記走行経路について前記道路区間を回避した代替走行経路に関する代替経路情報を生成し、生成した前記代替経路情報を前記第2車載端末に送信するように前記通信部を制御する処理部として機能させるためのコンピュータプログラムである。
本発明によれば、気象状況により車両の走行に支障が生じる道路区間を回避した走行経路に関する情報を車両の搭乗者に提供することができる。
本発明の実施形態に係る情報提供システムの全体構成図である。 車載端末の内部構成の一例を示すブロック図である。 情報提供装置が実行する処理を示すフローチャートである。 情報提供システムのサービス事例を示す説明図である。
[本発明の実施形態の説明]
最初に本発明の実施形態の内容を列記して説明する。
(1)本発明の実施形態に係る情報提供システムは、第1車両に搭載された第1車載端末と、第2車両に搭載された第2車載端末と、前記第1車載端末及び第2車載端末それぞれと通信する情報提供装置と、を備える情報提供システムであって、前記第1車載端末は、前記第1車両の周囲の気象状況に関する気象関連情報及び前記第1車両の位置情報を外部に送信する第1車載通信部を備え、前記第2車載端末は、前記第2車両の出発地から目的地までの走行経路を特定可能な経路情報を外部に送信する第2車載通信部を備え、前記情報提供装置は、前記第1車載通信部から前記気象関連情報及び位置情報を受信するとともに、前記第2車載通信部から前記経路情報を受信する通信部と、前記気象関連情報及び前記位置情報に基づいて、前記気象状況により車両の走行に支障が生じる道路区間を特定する特定部と、前記経路情報に基づいて、前記走行経路に前記道路区間が含まれるか否かを判定する判定部と、前記判定部の判定結果が肯定的である場合、前記走行経路について前記道路区間を回避した代替走行経路に関する代替経路情報を生成し、生成した前記代替経路情報を前記第2車載端末に送信するように前記通信部を制御する処理部と、を備える。
前記情報提供システムによれば、情報提供装置は、第1車載端末から第1車両の周囲の気象状況に関する気象関連情報及び第1車両の位置情報を受信し、その気象関連情報及び位置情報に基づいて、前記気象状況により車両の走行に支障が生じる道路区間を特定する。そして、情報提供装置は、特定した前記道路区間が第2車両の出発地から目的地までの走行経路に含まれている場合、前記走行経路について前記道路区間を回避した代替走行経路に関する代替経路情報を、第2車両の第2車載端末に送信する。これにより、前記代替走行経路に関する代替経路情報を第2車両の搭乗者に提供することができる。
(2)前記気象関連情報は、路面と前記第1車両のタイヤとの間の摩擦係数を示す情報を含むのが好ましい。
この場合、情報提供装置は、路面とタイヤとの間の摩擦係数を示す情報に基づいて、路面の凍結や路面上の雨水等によりタイヤがスリップし易い道路区間を特定することができる。これにより、タイヤがスリップし易い道路区間を回避した代替走行経路に関する代替経路情報を、第2車両の搭乗者に提供することができる。
(3)前記気象関連情報は、前記第1車両に対する横風の強度を示す情報を含んでいてもよい。
この場合、情報提供装置は、横風の強度を示す情報に基づいて、車両が横風によりふらつき易い道路区間を特定することができる。これにより、車両が横風によりふらつき易い道路区間を回避した代替走行経路に関する代替経路情報を、第2車両の搭乗者に提供することができる。
(4)前記代替経路情報は、前記代替走行経路を示す情報と、前記走行経路に含まれる前記道路区間を示す情報とを含むのが好ましい。
この場合、情報提供装置は、第2車載端末に対して、代替走行経路を示す情報だけでなく、走行経路に含まれる前記道路区間を示す情報を送信する。これにより、第2車両の搭乗者は、前記道路区間を示す情報に基づいて、目的地までの走行経路に、気象状況により車両の走行に支障が生じる道路区間が含まれていることを把握することができる。
(5)前記処理部は、前記判定部の判定結果が否定的である場合、前記走行経路に前記道路区間が含まれないことを示す情報を生成し、生成した情報を前記第2車載端末に送信するように前記通信部を制御するのが好ましい。
この場合、情報提供装置は、第2車両の出発地から目的地までの走行経路に、気象状況により車両の走行に支障が生じる道路区間が含まれていなければ、前記走行経路に前記道路区間が含まれないことを示す情報を第2車両の第2車載端末に送信する。これにより、第2車両の搭乗者は、第2車載端末から前記情報に基づいて、目的地までの走行経路に、気象状況により車両の走行に支障が生じる道路区間が含まれていないことを把握することができる。
(6)前記通信部は、複数の前記第1車両に搭載された第1車載端末から前記気象関連情報及び位置情報を受信するとともに、複数の前記第2車両に搭載された第2車載端末から前記経路情報を受信し、前記特定部は、複数の前記気象関連情報及び前記位置情報に基づいて、前記気象状況により車両の走行に支障が生じる道路区間を特定し、前記判定部は、複数の前記経路情報に基づいて、複数の前記第2車両それぞれの前記走行経路に前記道路区間が含まれるか否かを判定し、前記処理部は、前記判定部の判定結果が肯定的となった前記走行経路について前記代替経路情報を生成し、生成した前記代替経路情報を、対応する前記第2車載端末に送信するように前記通信部を制御するのが好ましい。
この場合、情報提供装置は、複数の第1車両から受信した気象関連情報及び位置情報に基づいて、複数の第2車両それぞれの搭乗者に、当該第2車両に対応する代替経路情報を提供することができる。
(7)本発明の実施形態に係る情報提供方法は、上述の情報提供システムを構成する情報提供装置が実行する情報提供方法である。したがって、本実施形態の情報提供方法は、上述の情報提供システムと同様の作用効果を奏する。
(8)本発明の実施形態に係るコンピュータプログラムは、コンピュータを、上述の情報提供システムを構成する情報提供装置として機能させるためのコンピュータプログラムである。したがって、本実施形態のコンピュータプログラムは、上述の情報提供システムと同様の作用効果を奏する。
[本発明の実施形態の詳細]
以下、本発明の実施形態について添付図面に基づき詳細に説明する。なお、以下に記載する実施形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
[情報提供システムの全体構成]
図1は、本発明の実施形態に係る情報提供システムの全体構成図である。図1に示すように、本実施形態の情報提供システム1は、第1車両2Aに搭載された第1車載端末3A、第2車両2Bに搭載された第2車載端末3B、及び交通管制センターなどに設置された情報提供装置6を備える。情報提供装置6は、インターネットなどよりなる公衆通信網7を介して、複数の第1車載端末3A及び複数の第2車載端末3Bと通信可能である。
本実施形態の情報提供装置6は、第1車載端末3Aから受信した、第1車両2Aの周囲の気象状況に関する気象関連情報及び第1車両2Aの位置情報に基づいて、前記気象状況により車両の走行に支障が生じる道路区間を特定する。そして、情報提供装置6は、第2車両2Bの出発地から目的地までの走行経路を特定可能な経路情報を第2車載端末3Bから受信すると、前記走行経路に前記道路区間が含まれている場合に、代替走行経路に関する代替経路情報を第2車載端末3Bに送信する、代替経路情報の提供サービスを実行可能である。
本明細書において「車両」とは、道路を通行可能な車両全般のことであり、道路交通法上の車両(自動車、原動機付自転車、軽車両及びトロリーバスなど)の他、自動二輪車などが含まれる。以下、第1車両2A及び第2車両2Bの共通事項を説明する場合は、車両2と総称する。
「車載端末」とは、情報提供装置6と通信可能な車両に搭載された端末装置であり、情報提供装置6から受信した代替経路情報を利用するためのアプリケーションがインストールされた、例えばカーナビゲーション装置よりなる。以下、第1車載端末3A及び第2車載端末3Bの共通事項を説明する場合は、車載端末3と総称する。
[車載端末の内部構成]
図2は、車載端末3の内部構成の一例を示すブロック図である。図2に示すように、車載端末3は、制御部(ECU:Electronic Control Unit)30、GPS受信機31、ジャイロセンサ32、車輪回転速度センサ33、記憶部34、ディスプレイ35、スピーカ36、入力デバイス37、横風検出センサ38、及び車載通信部39などを備える。
制御部30は、車両2の経路探索及び他の電子機器31〜39の制御などを行う。
車載通信部39は、公衆通信網7に繋がる基地局(図示せず)との無線通信に必要となる、増幅回路、周波数変換回路、変調及び復調回路などを有する無線通信機よりなる。
GPS受信機31、ジャイロセンサ32及び車輪回転速度センサ33は、車両2の現在位置、向き及び速度を計測するセンサ類である。
制御部30は、GPS受信機31が定期的に取得するGPS信号により自車両の車両位置を求める。制御部30は、ジャイロセンサ32及び車輪回転速度センサ33の入力信号に基づいて、車両位置及び方位を補完し、車両2の正確な現在位置及び方位を把握する。なお、車輪回転速度センサ33の出力信号は、ABS(Antilock Brake System)制御にも用いられる。
記憶部34は、地図データベースを備える。地図データベースは、制御部30に道路地図データを提供する。道路地図データは、リンクデータやノードデータを含み、DVD、CD−ROM、メモリカード、又はHDDなどの記録媒体に格納されている。記憶部34は、記録媒体から必要な道路地図データを読み出して制御部30に提供する。
ディスプレイ35とスピーカ36は、制御部30が生成した各種情報を車両2の搭乗者に通知するための出力装置である。
具体的には、ディスプレイ35は、経路探索の際の入力画面、自車周辺の地図画像及び目的地までの経路に関する情報などを表示する。スピーカ36は、車両2を目的地に誘導するためのアナウンスなどを音声出力する。これらの出力装置は、車載通信部39が情報提供装置6から受信した提供情報を搭乗者に通知することもできる。
入力デバイス37は、車両2の搭乗者が各種の入力操作を行うためデバイスである。入力デバイス37は、ハンドルに設けた操作スイッチ、ジョイスティック、及びディスプレイ35に設けたタッチパネルなどの組み合わせよりなる。搭乗者の音声認識によって入力を受け付ける音声認識装置を、入力デバイス37とすることもできる。入力デバイス37が生成した入力信号は、制御部30に送信される。
制御部30は、記憶部34に格納された各種の制御プログラムを実行する、マイクロコンピュータなどの演算処理装置により構成されている。制御部30は、上記制御プログラムを実行することにより、ディスプレイ35に地図画像を表示させる機能、出発地から目的地までの走行経路を算出する機能、算出した走行経路に従って車両2を目的地まで誘導する機能など、各種のナビゲーション機能を実行可能である。
車輪回転速度センサ33は、車輪の回転速度を検出するセンサである。車輪回転速度センサ33は、所定時間(例えば数秒)ごとに車輪の回転速度を検出している。
車輪回転速度センサ33としては、電磁ピックアップなどを用いて回転パルスを発生させてパルスの数から車輪の回転速度を測定する車輪速センサ、ダイナモのように回転を利用して発電を行ない、その電圧から車輪の回転速度を測定するものを含む角速度センサなどを用いることができる。
制御部30は、車輪回転速度センサ33が車輪の回転速度を検出するたびに、検出した回転速度に基づいて、周知の解析手法を用いて路面とタイヤとの間の摩擦係数を算出する。制御部30は、算出した摩擦係数に基づいて、運転中の搭乗者に対して注意喚起をディスプレイ35などの出力装置に出力させる。
例えば、制御部30は、前記摩擦係数が閾値以下の場合、タイヤが滑り易いので車両速度の低減を促す注意喚起をディスプレイ35に出力させる。
横風検出センサ38は、車両2に対する横風を検出するセンサである。横風検出センサ38は、所定時間(例えば数秒)ごとに横風を検出している。
横風検出センサ38としては、車両2のローリング(左右方向の傾斜)を検出するローリングセンサ、車両2に作用する横加速度を検出する横加速度センサなどを用いることができる。
制御部30は、横風検出センサ38が横風を検出するたびに、その検出値に基づいて横風の強度(例えば風速)を算出し、算出した横風の強度に基づいて、運転中の搭乗者に対する注意喚起をディスプレイ35などの出力装置に出力させる。
例えば、制御部30は、前記横風の強度が閾値以上の場合、車両が横風によりふらつき易いので車両速度の低減を促す注意喚起をディスプレイ35に出力させる。
制御部30は、車輪回転速度センサ33が車輪の回転速度を検出するたびに、上記のように算出した摩擦係数を示す情報を、車両2の周囲の気象状況に関する気象関連情報として生成する。また、制御部30は、車輪回転速度センサ33が車輪の回転速度を検出するたびに、車輪回転速度センサ33の検出時において、GPS受信機31などにより計測した車両位置を示す情報を、車両2の位置情報として生成する。
制御部30は、横風検出センサ38が横風を検出するたびに、上記のように算出した横風の強度を示す情報を、車両2の周囲の気象状況に関する気象関連情報として生成する。また、制御部30は、横風検出センサ38が横風を検出するたびに、横風検出センサ38の検出時において、GPS受信機31などにより計測した車両位置を示す情報を、車両2の位置情報として生成する。
制御部30は、生成した気象関連情報(摩擦係数を示す情報、横風の強度を示す情報)と位置情報を、車載通信部39により情報提供装置6に送信させる。
従って、第1車載端末3Aの車載通信部39は、第1車両2Aの周囲の気象状況に関する気象関連情報、及び第1車両2Aの位置情報を外部に送信する第1車載通信部として機能する。
制御部30は、上記のナビゲーション機能により算出した車両2の出発地から目的地までの走行経路を示す情報を、車両2の出発地から目的地までの走行経路を特定可能な経路情報として生成する。制御部30は、生成した経路情報を車載通信部39により情報提供装置6に送信させる。
従って、第2車載端末3Bの車載通信部39は、第2車両2Bの出発地から目的地までの走行経路を特定可能な経路情報を外部に送信する第2車載通信部として機能する。
本実施形態の制御部30は、気象関連情報、位置情報、及び経路情報を車載通信部39により情報提供装置6に送信させているが、第1車載端末3Aの制御部30は、少なくとも気象関連情報及び位置情報を車載通信部39により情報提供装置6に送信させればよい。また、第2車載端末3Bの制御部30は、少なくとも経路情報を車載通信部39により情報提供装置6に送信させればよい。
[情報提供装置の内部構成]
図1に示すように、情報提供装置6は、通信部61、記憶部62、及び制御部63などを備える。
通信部61は、公衆通信網7との有線通信に必要となる、増幅回路、周波数変換回路、変調及び復調回路などを有する通信機よりなる。通信部61は、複数の第1車載端末3Aから公衆通信網7を介して受信した情報(気象関連情報、位置情報)、及び複数の第2車載端末3Bから公衆通信網7を介して受信した情報(経路情報)を制御部63に与える。また、通信部61は、制御部63から与えられた情報を、公衆通信網7を介して、複数の第1車載端末3A及び複数の第2車載端末3Bに送信可能である。
記憶部62は、磁気記憶媒体又はフラッシュメモリなどの不揮発性記憶媒体よりなる。制御部63は、CPU、RAM、ROM、フラッシュメモリなどを備えたマイクロコンピュータよりなる。
制御部63は、記憶部62に記録されたコンピュータプログラムをCPUが読み出して実行することにより、各種の処理・機能を実現する。制御部63が実行する処理には、例えば、気象状況により車両の走行に支障が生じる道路区間(以下、走行支障区間という)を特定する処理、および走行支障区間を回避した代替走行経路に関する代替経路情報を生成する処理などがある。
記憶部62は、例えば交通状況マップを記憶している。交通状況マップは、静的情報である高精細の道路地図データに対して、時々刻々と変化する動的情報を重畳させたデータの集合体(仮想的なデータベース)である。本実施形態の交通状況マップには、動的情報として、複数の第1車載端末3Aから受信した気象関連情報と位置情報、及び制御部63で生成された走行支障区間に関する情報(後述)が重畳される。
制御部63は、記憶部62に格納された交通状況マップの動的情報を、所定の更新周期ごとに更新する。例えば、制御部63は、所定の更新周期ごとに、複数の第1車載端末3Aから気象関連情報と位置情報を収集し、収集した気象関連情報と位置情報に基づいて、交通状況マップの動的情報を更新する。
[情報提供装置の制御部の機能構成]
図1において、情報提供装置6の制御部63は、代替経路情報を第2車載端末3Bに送信するための処理を実行する機能として、特定部631、判定部632、及び処理部633を含む。これらの機能は、制御部63のCPUが記憶部62に記憶されている1つ又は複数コンピュータのプログラムを読み出して実行することによって、当該CPUにおいて実現される機能である。しかしながら、少なくとも一部機能が、電子回路などのハードウェアによって実現されてもよい。
特定部631は、一定時間(例えば数分)ごとに、その間に更新された交通状況マップの気象関連情報及び位置情報に基づいて、走行支障区間を特定する。
本実施形態の特定部631は、走行支障区間として、路面の凍結又は路面上の雨水等によりタイヤがスリップし易い道路区間(以下、「スリップ区間」という)、及び車両が横風によりふらつき易い道路区間(以下、「横風区間」という)を特定する。
例えば、特定部631は、摩擦係数が閾値以下となる摩擦係数を示す情報が含まれた気象関連情報を抽出し、抽出した気象関連情報に対応する位置情報と道路地図データに基づいて、摩擦係数が閾値以下となる道路区間をスリップ区間として特定する。
特定部631は、特定したスリップ区間の位置及び走行支障種別を走行支障区間に関する情報とし、交通状況マップの動的情報を更新する。走行支障種別は、走行支障区間の種別であり、本実施形態ではスリップ区間及び横風区間といった種別を示す。
特定部631は、横風の強度が閾値以上となる横風の強度を示す情報が含まれた気象関連情報を抽出し、抽出した気象関連情報に対応する位置情報と道路地図データに基づいて、横風の強度が閾値以上となる道路区間を横風区間として特定する。
特定部631は、特定した横風区間の位置及び走行支障種別を走行支障区間に関する情報とし、交通状況マップの動的情報を更新する。
判定部632は、通信部61が複数の第2車載端末3Bの車載通信部39から経路情報を受信すると、これらの経路情報を通信部61から取得する。判定部632は、取得した各経路情報と、道路地図データに基づいて、第2車両2Bそれぞれの出発地から目的地までの走行経路に、走行支障区間が含まれるか否かを判定する。本実施形態の判定部632は、取得した経路情報に基づいて、第2車両2Bの目的地までの走行経路に、スリップ区間及び横風区間のうち少なくとも一方の区間が含まれるか否かを判定する。
第2車両2Bの目的地までの走行経路に、例えばスリップ区間が含まれる場合、第2車両2Bは、スリップ区間の走行時にその走行を安全に行うために車両速度を低下させたり、走行不能なスリップ区間から他の道路まで引き返したりすることになる。このため、第2車両2Bの目的地までの走行経路にスリップ区間が含まれる場合、目的地の到着時刻が遅れることになる。そこで、処理部633は、判定部632の判定結果が肯定的となった走行経路がある場合、当該走行経路についてスリップ区間や横風区間を回避した代替走行経路に関する代替経路情報を、対応する第2車載端末3Bに送信するための処理を実行する。
具体的には、処理部633は、判定部632の判定結果が肯定的となった走行経路がある場合、道路地図データに基づいて、当該走行経路について走行支障区間(スリップ区間、横風区間)を回避した代替走行経路を探索する。
処理部633は、探索した代替走行経路を示す情報と、前記判定結果が肯定的となった走行経路に含まれる走行支障区間を示す情報とを含む情報を、前記代替経路情報として生成する。走行支障区間を示す情報には、例えば走行支障区間の位置及び走行支障種別が含まれる。
処理部633は、生成した代替経路情報を、対応する第2車載端末3Bに送信するように通信部61を制御する。なお、代替経路情報には、少なくとも代替走行経路を示す情報が含まれていればよい。
一方、処理部633は、判定部632の判定結果が否定的である場合、第2車両2Bの目的地までの走行経路に走行支障区間が含まれないことを示す情報を生成する。処理部633は、生成した情報を第2車載端末3Bに送信するように通信部61を制御する。
本実施形態では、スリップ区間及び横風区間を走行支障区間としているが、スリップ区間及び横風区間の一方の区間だけを走行支障区間としてもよい。また、走行支障区間は、気象状況により車両の走行に支障が生じる道路区間であれば、スリップ区間及び横風区間以外の道路区間であってもよい。例えば、霧や雨等により車両前方の視界が悪くなる道路区間を走行支障区間としてもよい。
[情報提供装置の処理]
図3は、情報提供装置6が実行する処理を示すフローチャートである。図3に示すように、情報提供装置6は、第1車両2Aから所定時間ごとに気象関連情報と位置情報を受信し(ステップST11)、受信した気象関連情報と位置情報に基づいて交通状況マップの動的情報を更新する。
情報提供装置6は、一定時間ごとに、その間に更新された交通状況マップの気象関連情報及び位置情報に基づいて走行支障区間を特定し(ステップST12)、特定した走行支障区間に関する情報に基づいて交通状況マップの動的情報を更新する。
情報提供装置6は、第2車両2Bから経路情報を受信すると(ステップST13で「Yes」の場合)、次のステップST14に移行する。一方、情報提供装置6は、第2車両2Bから経路情報を受信しなければ(ステップST13で「No」の場合)、ステップST11〜ステップST12の処理を繰り返し実行する。
ステップST14において、情報提供装置6は、第2車両2Bから受信した経路情報に基づいて、第2車両2Bの目的地までの走行経路に走行支障区間が含まれるか否かを判定する。具体的な判定方法は上述の通りである。
ステップST14の判定結果が肯定的である場合、情報提供装置6は、第2車両2Bの目的地までの走行経路について走行支障区間を回避した代替走行経路に関する代替経路情報を生成する(ステップST15)。代替経路情報の具体的な生成方法は上述の通りである。情報提供装置6は、生成した代替経路情報を第2車両2Bに送信し(ステップST16)、処理を終了する。
一方、ステップST14の判定結果が否定的である場合、情報提供装置6は、第2車両2Bの目的地までの走行経路に走行支障区間が含まれないことを示す情報を生成する(ステップST17)。そして、情報提供装置6は、生成した情報を第2車両2Bに送信し(ステップST18)、処理を終了する。
[情報提供システムのサービス事例]
図4は、情報提供システム1のサービス事例を示す説明図である。
図4に示すように、第1車両2Aはスリップ区間と横風区間を通過して走行している。このため、第1車両2Aは、スリップ区間を通過するときに、所定時間ごとに摩擦係数を示す情報を含む気象関連情報と位置情報を情報提供装置6に送信する。また、第1車両2Aは、横風区間を通過するときに、所定時間ごとに横風の強度を示す情報を含む気象関連情報と位置情報を情報提供装置6に送信する(ステップS21)。情報提供装置6は、第1車両2Aから受信した気象関連情報に基づいて交通状況マップを更新する。
情報提供装置6は、一定時間毎に、その間に第1車両2Aから受信して更新された、交通状況マップの摩擦係数を示す情報(気象関連情報)及び位置情報に基づいて、スリップ区間(走行支障区間)を特定する。また、情報提供装置6は、一定時間毎に、その間に第1車両2Aから受信して更新された、交通状況マップの摩擦係を示す情報(気象関連情報)及び位置情報に基づいて、横風区間(走行支障区間)を特定する(ステップS22)。
一方、出発地から目的地に向かう第2車両2Bは、ナビゲーション機能により算出した出発地から目的地までの走行経路に関する経路情報を情報提供装置6に送信する(ステップS23)。
情報提供装置6は、第2車両2Bから経路情報を受信すると、第2車両2Bの目的地までの走行経路にスリップ区間又は横風区間が含まれるか否かを判定する(ステップS24)。具体的な判定方法は上述の通りである。
図4の事例では、第2車両2Bの目的地までの走行経路にスリップ区間及び横風区間が含まれるため、情報提供装置6は、前記走行経路にスリップ区間又は横風区間が含まれると判定する。そして、情報提供装置6は、前記走行経路についてスリップ区間及び横風区間を回避した代替走行経路を探索し、探索した代替走行経路を示す情報と、前記走行経路に含まれるスリップ区間及び横風区間を示す情報とを含む代替経路情報を生成する(ステップS25)。そして、情報提供装置6は、生成した代替経路情報を第2車両2Bに送信する(ステップS26)。
第2車両2Bは、受信した代替経路情報に基づいて、例えば、ディスプレイ35及びスピーカ36(図2参照)により、運転中の搭乗者に対して、出発地から目的地までの走行経路に含まれるスリップ区間及び横風区間の位置などを通知し、このスリップ区間及び横風区間を回避した代替走行経路を提案する。
[本実施形態の効果]
本実施形態の情報提供システム1によれば、情報提供装置6は、第1車載端末3Aから第1車両2Aの周囲の気象状況に関する気象関連情報及び第1車両2Aの位置情報を受信し、その気象関連情報及び位置情報に基づいて走行支障区間を特定する。そして、情報提供装置6は、特定した走行支障区間が第2車両2Bの出発地から目的地までの走行経路に含まれている場合、前記走行経路について走行支障区間を回避した代替走行経路に関する代替経路情報を、第2車両2Bの第2車載端末3Bに送信する。これにより、前記代替走行経路に関する代替経路情報を第2車両2Bの搭乗者に提供することができる。
前記気象関連情報が、路面とタイヤとの間の摩擦係数を示す情報を含む場合、情報提供装置6は、その摩擦係数を示す情報に基づいて、路面の凍結又は路面上の雨水等によりタイヤがスリップし易いスリップ区間を特定することができる。これにより、スリップ区間を回避した代替走行経路に関する代替経路情報を、第2車両の搭乗者に提供することができる。
前記気象関連情報が、第1車両2Aに対する横風の強度を示す情報を含む場合、情報提供装置6は、その横風の強度を示す情報に基づいて、車両が横風によりふらつき易い横風区間を特定することができる。これにより、横風区間を回避した代替走行経路に関する代替経路情報を、第2車両の搭乗者に提供することができる。
情報提供装置6は、第2車載端末3Bに対して、代替走行経路を示す情報だけでなく、走行経路に含まれる走行支障区間を示す情報を送信する。これにより、第2車両2Bの搭乗者は、走行支障区間を示す情報に基づいて、目的地までの走行経路に走行支障区間が含まれていることを把握することができる。
情報提供装置6は、第2車両2Bの出発地から目的地までの走行経路に走行支障区間が含まれていない場合、前記走行経路に走行支障区間が含まれないことを示す情報を、第2車両2Bの第2車載端末3Bに送信する。これにより、第2車両2Bの搭乗者は、第2車載端末3Bから前記情報に基づいて、目的地までの走行経路に走行支障区間が含まれていないことを把握することができる。
情報提供装置6は、複数の第1車両2Aの周囲の気象状況に関する気象関連情報及び位置情報を受信するとともに、複数の第2車両2Bから経路情報を受信する場合、これらの気象関連情報及び位置情報に基づいて走行支障区間を特定する。そして、情報提供装置6は、複数の第2車両2Bの出発地から目的地までの走行経路それぞれに走行支障区間が含まれているか否かを判定し、判定結果が肯定的となった前記走行経路について走行支障区間を回避した代替走行経路に関する代替経路情報を、対応する第2車両2Bに送信する。これにより、情報提供装置6は、複数の第1車両2Aから受信した気象関連情報及び位置情報に基づいて、複数の第2車両2Bそれぞれの搭乗者に、当該第2車両2Bに対応する代替経路情報を提供することができる。
[その他]
本実施形態の第2車載端末3Bは、第2車両2Bの出発地から目的地までの走行経路を特定可能な経路情報として、前記走行経路を示す情報を生成しているが、前記出発地及び前記目的地を示す情報を前記経路情報として生成してもよい。この場合、情報提供装置6は、第2車載端末3Bから受信した経路情報に基づいて、第2車両2Bの出発地から目的地までの走行経路を推定し、推定した走行経路に走行支障区間が含まれるか否かを判定すればよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味、及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 情報提供システム
2A 第1車両
2B 第2車両
3A 第1車載端末
3B 第2車載端末
6 情報提供装置
7 公衆通信網
30 制御部
31 GPS受信機
32 ジャイロセンサ
33 車輪回転速度センサ
34 記憶部
35 ディスプレイ
36 スピーカ
37 入力デバイス
38 横風検出センサ
39 車載通信部(第1車載通信部,第2車載通信部)
61 通信部
62 記憶部
63 制御部
631 特定部
632 判定部
633 処理部

Claims (8)

  1. 第1車両に搭載された第1車載端末と、第2車両に搭載された第2車載端末と、前記第1車載端末及び第2車載端末それぞれと通信する情報提供装置と、を備える情報提供システムであって、
    前記第1車載端末は、前記第1車両の周囲の気象状況に関する気象関連情報及び前記第1車両の位置情報を外部に送信する第1車載通信部を備え、
    前記第2車載端末は、前記第2車両の出発地から目的地までの走行経路を特定可能な経路情報を外部に送信する第2車載通信部を備え、
    前記情報提供装置は、
    前記第1車載通信部から前記気象関連情報及び位置情報を受信するとともに、前記第2車載通信部から前記経路情報を受信する通信部と、
    前記気象関連情報及び前記位置情報に基づいて、前記気象状況により車両の走行に支障が生じる道路区間を特定する特定部と、
    前記経路情報に基づいて、前記走行経路に前記道路区間が含まれるか否かを判定する判定部と、
    前記判定部の判定結果が肯定的である場合、前記走行経路について前記道路区間を回避した代替走行経路に関する代替経路情報を生成し、生成した前記代替経路情報を前記第2車載端末に送信するように前記通信部を制御する処理部と、を備える、情報提供システム。
  2. 前記気象関連情報は、路面と前記第1車両のタイヤとの間の摩擦係数を示す情報を含む、請求項1に記載の情報提供システム。
  3. 前記気象関連情報は、前記第1車両に対する横風の強度を示す情報を含む、請求項1又は請求項2に記載の情報提供システム。
  4. 前記代替経路情報は、前記代替走行経路を示す情報と、前記走行経路に含まれる前記道路区間を示す情報とを含む、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の情報提供システム。
  5. 前記処理部は、前記判定部の判定結果が否定的である場合、前記走行経路に前記道路区間が含まれないことを示す情報を生成し、生成した情報を前記第2車載端末に送信するように前記通信部を制御する、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の情報提供システム。
  6. 前記通信部は、複数の前記第1車両に搭載された第1車載端末から前記気象関連情報及び位置情報を受信するとともに、複数の前記第2車両に搭載された第2車載端末から前記経路情報を受信し、
    前記特定部は、複数の前記気象関連情報及び前記位置情報に基づいて、前記気象状況により車両の走行に支障が生じる道路区間を特定し、
    前記判定部は、複数の前記経路情報に基づいて、複数の前記第2車両それぞれの前記走行経路に前記道路区間が含まれるか否かを判定し、
    前記処理部は、前記判定部の判定結果が肯定的となった前記走行経路について前記代替経路情報を生成し、生成した前記代替経路情報を、対応する前記第2車載端末に送信するように前記通信部を制御する、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の情報提供システム。
  7. 第1車両に搭載された第1車載端末、及び第2車両に搭載された第2車載端末それぞれと通信する情報提供装置が実行する情報提供方法であって、
    前記第1車載端末から、前記第1車両の周囲の気象状況に関する気象関連情報及び前記第1車両の位置情報を受信するとともに、前記第2車載端末から、前記第2車両の出発地から目的地までの走行経路を特定可能な経路情報を受信する受信ステップと、
    前記気象関連情報及び前記位置情報に基づいて、前記気象状況により車両の走行に支障が生じる道路区間を特定する特定ステップと、
    前記経路情報に基づいて、前記走行経路に前記道路区間が含まれるか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップの判定結果が肯定的である場合、前記走行経路について前記道路区間を回避した代替走行経路に関する代替経路情報を生成し、生成した前記代替経路情報を前記第2車載端末に送信するように通信制御する処理ステップと、を含む情報提供方法。
  8. 第1車両に搭載された第1車載端末、及び第2車両に搭載された第2車載端末それぞれと通信する情報提供装置としてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラムであって、
    コンピュータを、
    前記第1車載端末から、前記第1車両の周囲の気象状況に関する気象関連情報及び前記第1車両の位置情報を受信するとともに、前記第2車載端末から、前記第2車両の出発地から目的地までの走行経路を特定可能な経路情報を受信する通信部と、
    前記気象関連情報及び前記位置情報に基づいて、前記気象状況により車両の走行に支障が生じる道路区間を特定する特定部と、
    前記経路情報に基づいて、前記走行経路に前記道路区間が含まれるか否かを判定する判定部と、
    前記判定部の判定結果が肯定的である場合、前記走行経路について前記道路区間を回避した代替走行経路に関する代替経路情報を生成し、生成した前記代替経路情報を前記第2車載端末に送信するように前記通信部を制御する処理部として機能させるためのコンピュータプログラム。
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