JP2020075221A - フィルタの製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記第1加熱圧縮成形工程は、前記ろ材のひだ幅方向の両側のそれぞれを内側に仮折りする仮折り加工工程を含み、前記折込み加工工程は、仮折りされた前記ろ材のひだ幅方向の両側のそれぞれを折り込むことを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記仮折り加工工程は、前記ろ材のひだ幅方向の両側のそれぞれを、前記ろ材のひだ幅方向に沿う断面でL字状に仮折りすることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は2に記載の発明において、前記第1加熱圧縮成形工程は、成形型に前記ろ材を配置するとともに、前記成形型で前記ろ材を加熱圧縮し、前記仮折り加工工程は、前記成形型に備えられる仮折り機構で前記ろ材のひだ幅方向の両側のそれぞれを仮折りし、前記折込み加工工程は、前記成形型に備えられる折込み機構で前記ろ材のひだ幅方向の両側のそれぞれを折り込み、前記第2加熱圧縮成形工程は、前記成形型で前記ろ材を加熱圧縮することを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の発明において、前記折込み加工工程は、前記ろ材のひだ幅方向の両側のそれぞれを、前記ひだが立ち上がる側の表面同士が重なるように折り込むことを要旨とする。
また、前記第1加熱圧縮成形工程が、前記ろ材のひだ幅方向の両側のそれぞれを内側に向かって仮折りする仮折り加工工程を含み、前記折込み加工工程が、仮折りされた前記ろ材のひだ幅方向の両側のそれぞれを折り込む場合は、ろ材の所定部を容易且つ正確に折り込むことができる。
また、前記仮折り加工工程が、前記ろ材のひだ幅方向の両側のそれぞれを、前記ろ材のひだ幅方向に沿う断面でL字状に仮折りする場合は、ろ材の所定部を更に容易且つ正確に折り込むことができる。
また、前記第1加熱圧縮成形工程が、成形型に前記ろ材を配置するとともに、前記成形型で前記ろ材を加熱圧縮し、前記仮折り加工工程が、前記成形型に備えられる仮折り機構で前記ろ材のひだ幅方向の両側のそれぞれを仮折りし、前記折込み加工工程が、前記成形型に備えられる折込み機構で前記ろ材のひだ幅方向の両側のそれぞれを折り込み、前記第2加熱圧縮成形工程が、前記成形型で前記ろ材を加熱圧縮する場合は、フィルタを効率良く製造できる。さらに、成形型に備えられる仮折り機構及び折込み機構でろ材の所定部を仮折りして折り込むため、ろ材の所定部を容易且つ正確に折り込むことができる。
さらに、前記折込み加工工程が、前記ろ材のひだ幅方向の両側のそれぞれを、前記ひだが立ち上がる側の表面同士が重なるように折り込む場合は、ろ材の所定部を容易且つ正確に折り込むことができる。さらに、フィルタのろ過効率の低下を抑制できる。
本実施系に係るエアフィルタ1は、図6に示すように、ひだ折りされた濾過部2と、濾過部2の周縁に設けられるフランジ部3と、を備えている。この濾過部2のひだは、山部と谷部がひだ折方向Qに沿って連続して形成されている。さらに、濾過部2のひだ幅方向Pの両端側は、側壁4により閉塞されている。さらに、フランジ部3の目付量(例えば、200g/m2以上)は、濾過部2の側壁4を除く部位の目付量(例えば、70g/m2以下)よりも大きい。
なお、上記エアフィル1としては、フランジ部3が平坦状のままでベゼル5に支持される形態を採用してもよい。
本実施例に係るエアフィルタ1の製造方法は、ひだ折りされたろ材11の外周部を平坦状に加熱圧縮して、ひだ折りされた濾過部2の周縁にフランジ部3を備えるエアフィルタ1を製造する製法である。このエアフィルタ1の製造方法は、以下に述べる第1加熱圧縮成形工程、折込み加工工程及び第2加熱圧縮成形工程を備えている。この第1加熱圧縮成形工程は、以下に述べる仮折り加工工程を含んでいる。このエアフィルタ1の製造方法では、成形型17を用いてろ材11からエアフィルタ1が得られる。
なお、上記第2加熱圧縮成形工程の加熱圧縮は、第1加熱圧縮工程の加熱圧縮よりも大きな加圧力及び/又は長い加圧時間で行わる。
本実施例のエアフィルタ1の製造方法によると、ろ材11のひだ折方向Qの両側14のそれぞれを複数重ねた状態で平坦状に加熱圧縮するとともに、ろ材11のひだ幅方向Pの両側15のそれぞれを平坦状に加熱圧縮する第1加熱圧縮成形工程と、加熱圧縮されたろ材11のひだ幅方向Pの両側15のそれぞれを内側に折り込む折込み加工工程と、折り込まれたろ材11のひだ幅方向Pの両側15のそれぞれを加熱圧縮する第2加熱圧縮成形工程と、を備える。これにより、得られたフィルタ1において、濾過部2は、ろ材11の単層の部分から主に形成される一方、フランジ部3は、ろ材11が重ねられた部分から主に形成される。よって、濾過部2の圧力損失を低減させ得るとともに、フランジ部3の強度を高めることができる
これに対して、本実施例のエアフィルタ1の製造方法によると、別体ろ材を成形する工程を追加することなく、フランジ部3を補強できる。また、ろ材11の所定部15を正確に重ね合わせた状態で一体化して高強度のフランジ部3を形成できる。その結果、フランジ部3を濾過部2の近傍まで補強できる。さらに、シンプルな形状の場合、従来必要な余剰分のトリム加工をすることなく、製品形状を形成できる。
これに対して、ろ材11の所定部15をひだが立ち上がる側と反対側の表面同士が重なるように折り込む形態では、濾過部2の谷部の底縁側にろ材11の重なる部分が生じる可能性があり、その場合、エアフィルタ1のろ過効率が低下してしまう。
Claims (5)
- ひだ折りされたろ材の外周部を平坦状に加熱圧縮して、ひだ折りされた濾過部の周縁にフランジ部を備えるフィルタを製造するフィルタの製造方法であって、
前記ろ材のひだ折方向の両側のそれぞれを複数重ねた状態で平坦状に加熱圧縮するとともに、前記ろ材のひだ幅方向の両側のそれぞれを平坦状に加熱圧縮する第1加熱圧縮成形工程と、
加熱圧縮された前記ろ材のひだ幅方向の両側のそれぞれを内側に折り込む折込み加工工程と、
折り込まれた前記ろ材のひだ幅方向の両側のそれぞれを加熱圧縮する第2加熱圧縮成形工程と、を備えることを特徴とするフィルタの製造方法。 - 前記第1加熱圧縮成形工程は、前記ろ材のひだ幅方向の両側のそれぞれを内側に仮折りする仮折り加工工程を含み、
前記折込み加工工程は、仮折りされた前記ろ材のひだ幅方向の両側のそれぞれを折り込む請求項1に記載のフィルタの製造方法。 - 前記仮折り加工工程は、前記ろ材のひだ幅方向の両側のそれぞれを、前記ろ材のひだ幅方向に沿う断面でL字状に仮折りする請求項2記載のフィルタの製造方法。
- 前記第1加熱圧縮成形工程は、成形型に前記ろ材を配置するとともに、前記成形型で前記ろ材を加熱圧縮し、
前記仮折り加工工程は、前記成形型に備えられる仮折り機構で前記ろ材のひだ幅方向の両側のそれぞれを仮折りし、
前記折込み加工工程は、前記成形型に備えられる折込み機構で前記ろ材のひだ幅方向の両側のそれぞれを折り込み、
前記第2加熱圧縮成形工程は、前記成形型で前記ろ材を加熱圧縮する請求項2又は3に記載のフィルタの製造方法。 - 前記折込み加工工程は、前記ろ材のひだ幅方向の両側のそれぞれを、前記ひだが立ち上がる側の表面同士が重なるように折り込む請求項1乃至4のいずれか一項に記載のフィルタの製造方法。
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2018
- 2018-11-08 JP JP2018210922A patent/JP7070351B2/ja active Active
Patent Citations (5)
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