JP2020075115A - ゴルフクラブヘッド - Google Patents

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Abstract

【課題】フェースプレートを有するヘッドにおいて、反発性能を高める。【解決手段】ヘッド100は、ソール104を有するヘッド本体hb1と、ヘッド本体hb1に固定されたフェースプレートf1とを備えている。フェースプレートf1が、打撃フェース102の一部を構成するプレート前面f11と、プレート後面f12と、プレート側面f13とを有している。ヘッド本体hb1は、フェースプレートf1が配置される開口と、フェースプレートf1をバック側から支持するバック支持部130とを有している。バック支持部130が、プレート後面f12の外周縁部との当接により当接領域Rcを形成しているバック受け面132と、バック受け面132とは反対の面であるリア面134とを有している。リア面134のフェース周囲側の端136が、当接領域Rcのフェースセンター側の端140よりもフェース周囲側に位置する。【選択図】図8

Description

本開示は、ゴルフクラブヘッドに関する。
ヘッド本体にフェースプレートが固定されたヘッドが知られている。特許第5708870号公報は、フェース面およびフェース裏面を有する板状のフェース部材と、前記フェース部材の外周部を固定する枠部を有するヘッド本体とを備えたアイアン型ゴルフクラブヘッドを開示する。このヘッドでは、前記枠部が前記フェース裏面の外周部に当接可能な受け面を有する支持壁部を備えており、この支持壁部が、少なくとも一つの欠部を有している。
特許第5708870号公報
本発明者は、フェースプレートを有するヘッドの反発性を高めうる新たな構造を見いだすに至った。
本開示は、フェースプレートを有するヘッドにおいて、反発性能を高める新たな構造を提供する。
一つの態様では、ゴルフクラブヘッドは、ソールを有するヘッド本体と、前記ヘッド本体に固定されたフェースプレートとを備えている。前記フェースプレートが、打撃フェースの一部を構成するプレート前面と、前記プレート前面とは反対の面であるプレート後面と、前記プレート前面と前記プレート後面との間に延びるプレート側面とを有している。前記ヘッド本体が、前記フェースプレートが配置される開口と、前記フェースプレートをバック側から支持するバック支持部とを有している。前記バック支持部が、前記プレート後面の外周縁部との当接により当接領域を形成しているバック受け面と、バック受け面とは反対の面であるリア面とを有している。前記リア面のフェース周囲側の端が、前記当接領域のフェースセンター側の端よりもフェース周囲側に位置する。
一つの側面として、フェース周縁部での反発性能が向上しうる。
図1は、第1実施形態に係るゴルフクラブヘッドの正面図である。 図2は、図1のヘッドの背面図である。 図3は、図1のヘッドの斜視図である。 図4は、図1のヘッドの分解斜視図である。 図5は、第1部材の背面図である。 図6は、ヘッド本体の正面図である。 図7は、図2のA−A線に沿った断面図である。 図8は、図2のB−B線に沿った断面図である。 図9は、図2のC−C線に沿った断面図である。 図10は、第2実施形態に係るゴルフクラブヘッドの断面図である。 図11は、比較例のゴルフクラブヘッドの断面図である。 図12は、第3実施形態に係る第1部材の背面図である。 図13は、第4実施形態に係る第1部材の背面図である。 図14は、第1実施形態のヘッドの製造方法を示す工程図である。
本願において、以下の用語が定義される。
[トウ−ヒール方向]
最長フェースラインの延在方向が、トウ−ヒール方向と定義される。本願における「トウ側」及び「ヒール側」との用語の意味は、このトウ−ヒール方向に基づいて解釈される。
[上下方向]
打撃フェースに対して平行であり且つ前記トウ−ヒール方向に対して垂直である方向が、上下方向と定義される。本願において、「上側」及び「下側」との用語の意味は、この上下方向に基づいて解釈される。
[フェース−バック方向]
打撃フェースに対して垂直な方向が、フェース−バック方向と定義される。打撃フェースが曲面である場合、フェースセンターにおける法線の方向が、フェース−バック方向と定義される。本願における「フェース側」及び「バック側」との用語の意味は、このフェース−バック方向に基づいて解釈される。
[フェースセンター]
最長フェースラインのトウ−ヒール方向中心位置における、打撃フェースの上下方向中心位置が、フェースセンターである。
[フェース周囲側]
本願においてフェース周囲側とは、ヘッドの中心から離れる側を意味する概念として定義される。このフェース周囲側とは、ヘッドのソール側領域においては下側を意味し、ヘッドのトップ側領域においては上側を意味し、ヘッドのトウ側領域においてはトウ側を意味し、ヘッドのヒール側領域においてはヒール側を意味する。
[フェースセンター側]
本願においてフェースセンター側とは、ヘッドの中心に近づく側を意味する用語として定義される。このフェースセンター側とは、ヘッドのソール側領域においては上側を意味し、ヘッドのトップ側領域においては下側を意味し、ヘッドのトウ側領域においてはヒール側を意味し、ヘッドのヒール側領域においてはトウ側を意味する。「フェースセンター側」は、「フェース周囲側」の対義語である。
[ソール側領域、トップ側領域、トウ側領域、ヒール側領域]
ヘッドの各部分について、ソール側、トップ側、トウ側及びヒール側のいずれに帰属するかの判断が難しい場合がありうる。この場合、以下の平面Pa、Pb、Pc及びPdを基準として、ソール側領域、トップ側領域、トウ側領域及びヒール側領域が定義されうる。
図1が示すように、プレート前面f11の図心CFから、直線La、Lb、Lc及びLdを引くことができる。直線Laは、図心CFと点Aとを結ぶ直線である。直線Lbは、図心CFと点Bとを結ぶ直線である。直線Lcは、図心CFと点Cとを結ぶ直線である。
直線Ldは、図心CFと点Dとを結ぶ直線である。点Aは、トウ上領域に存在する外縁線E1において、最も曲率半径が小さい点である。トウ上領域とは、プレート前面f11の図心CFよりもトウ側かつ上側の領域を意味する。点Bは、ヒール上領域に存在する外縁線E1において、最も曲率半径が小さい点である。ヒール上領域とは、プレート前面f11の図心CFよりもヒール側かつ上側の領域を意味する。点Cは、ヒール下領域に存在する外縁線E1において、最も曲率半径が小さい点である。ヒール下領域とは、プレート前面f11の図心CFよりもヒール側かつ下側の領域を意味する。点Dは、トウ下領域に存在する外縁線E1において、最も曲率半径が小さい点である。トウ下領域とは、プレート前面f11の図心CFよりもトウ側かつ下側の領域を意味する。外縁線E1は、プレート前面f11の外縁線であり、打撃フェース102上に存在する。
上記直線Laを含み且つプレート前面f11に対して垂直な平面Paと、上記直線Lbを含み且つプレート前面f11に対して垂直な平面Pbと、上記直線Lcを含み且つプレート前面f11に対して垂直な平面Pcと、上記直線Ldを含み且つプレート前面f11に対して垂直な平面Pdとが定義される。これら4つの平面Pa、Pb、Pc及びPdにより、ヘッド、ヘッド本体、第1部材及びフェースプレートは、トウ側領域R1、ヒール側領域R2、トップ側領域R3及びソール側領域R4に区画されうる(図1参照)。
以下、適宜図面が参照されつつ、実施形態が詳細に説明される。
図1は、第1実施形態のヘッド100の正面図であり、図2はヘッド100の背面図であり、図3はヘッド100の斜視図である。
ヘッド100は、打撃フェース102、ソール104、トップ面106及びホーゼル108を有する。ホーゼル108は、ホーゼル孔110を有する。ホーゼル孔110には、シャフト(図示されず)が装着される。
打撃フェース102は、複数のフェースラインgvを有する。複数のフェースラインは、最長フェースラインgv1を含む。図1では、複数のフェースラインgvのうち、最もソール側に位置する最長フェースラインgv1のみが示されている。
ヘッド100は、アイアン型ゴルフクラブヘッドである。打撃フェース102は平面である。図2及び図3が示すように、ヘッド100は、バックキャビティ112を有する。ヘッド100は、キャビティバックアイアンである。
なお、ヘッド100は、アイアン型ヘッドでなくてもよい。ヘッド100は、ウッド型ヘッドであってもよいし、ユーティリティ型ヘッドであってもよいし、パター型ヘッドであってもよい。
図4は、ヘッド100の分解斜視図である。ヘッド100は、複数の部材により形成されている。ヘッド100は、ヘッド本体hb1とフェースプレートf1とを有する。フェースプレートf1はヘッド本体hb1に固定されている。ヘッド本体hb1は、第1部材h1と、第2部材b1とを有する。第2部材b1は、ウェイトwtを有する。
フェースプレートf1は、プレート前面f11と、プレート後面f12と、プレート側面f13とを有する。図1が示すように、プレートプレート前面f11は、打撃フェース102の一部を構成している。プレート前面f11は、打撃フェース102の大部分を構成している。プレート後面f12は、プレート前面f11とは反対側の面である。プレート側面f13は、プレート前面f11の外縁とプレート後面f12の外縁との間に延びている。
プレート後面f12は、外周縁部114を有する。本実施形態では、外周縁部114が、凸部とされている。すなわち、図4が示すように、プレート後面f12の外周縁部114は、周縁凸部116である。周縁凸部116は、プレート後面f12の外縁に沿って延びている。周縁凸部116は、プレート後面f12の全周に亘って形成されている。
図5は、第1部材h1の背面図である。図6は、ヘッド本体hb1の正面図である。
ヘッド本体hb1は、第1部材h1と第2部材b1とを有する。第1部材h1に第2部材b1が接合されることで、ヘッド本体hb1が形成されている。第2部材b1は、第1部材h1のバック側に固定されている。ヘッド本体hb1は、全体として一体成形されていてもよい。
図5が示すように、第1部材h1は、開口120を有する。開口120は、貫通孔である。開口120は、開口内面122を有している。フェースプレートf1は、開口120に配置されている。フェースプレートf1は、開口120に嵌め込まれている。開口120は、フェースプレートf1で塞がれている。第1部材h1は、フェースプレートf1を固定する枠体m1を構成している。
第1部材h1は、ホーゼル108の全体を構成している。第1部材h1は、トップ面106の全体を構成している。第1部材h1は、ソール104の一部(前方部)を構成している。第1部材h1は、打撃フェース102の一部(周縁部)を構成している。
第2部材b1は、第1部材h1のバック側に取り付けられている。第2部材b1は、ソール104の一部(後方部)を構成している。第2部材b1の重心は、ヘッド100の重心よりも下側に位置する。第2部材b1の重心は、ヘッド100の重心よりもバック側に位置する。
第2部材b1の材質は、第1部材h1の材質と同じであってもよい。第2部材b1の材質は、第1部材h1の材質とは異なっていてもよい。第2部材b1の比重が、第1部材h1の比重よりも大きくされてもよい。この場合、第2部材b1全体を重量体として利用することができる。接合強度の観点から、第2部材b1は第1部材h1に溶接可能であるのが好ましい。
図2及び図3において2点鎖線で示されるのは、第2部材b1と第1部材h1との境界線k1である。表面仕上げ処理がなされた完成品のヘッド100では、境界線k1は視認されない。本実施形態では、第2部材b1は第1部材h1に溶接されている。境界線k1は、溶接位置k2でもある。溶接以外の接合が用いられても良い。
第2部材b1は、ウェイトwtを有する。ウェイトwtは、第2部材b1の内側に固定されている。ウェイトwtの重心は、ヘッド100の重心よりもトウ側に位置する。ウェイトwtの重心は、ヘッド100の重心よりも下側に位置する。ウェイトwtの比重は、第1部材h1の比重よりも大きい。ウェイトwtの比重は、第2部材b1の比重よりも大きい。
図7は、図2のA−A線に沿った断面図である。図8は、図2のB−B線に沿った断面図である。図9は、図2のC−C線に沿った断面図である。
図7、図8及び図9が示すように、ヘッド本体hb1(第1部材h1)は、フェースプレートf1をバック側から支持するバック支持部130を有している。バック支持部130は、ヘッド本体hb1(第1部材h1)のソール側領域に設けられている。バック支持部130は、トウ側からヒール側へと延びる凸部(壁)である(図4及び図5参照)。バック支持部130は、ソール104の内面から上側に向かって突出している。バック支持部130は、第2部材b1から離れている。
バック支持部130は、バック受け面132を有する。バック受け面132は、バック支持部130の前面(フェース側の面)である。バック受け面132は、プレート後面f12の外周縁部114との当接により当接領域Rcを形成している(図9参照)。バック受け面132は、プレート後面f12の外周縁部114(周縁凸部116)に面接触している。本実施形態では、バック受け面132は平面である。
バック支持部130は、リア面134を有する。リア面134は、バック支持部130の後面である。リア面134は、バック受け面132とは反対側の面である。本実施形態では、リア面134は平面である。
リア面134は、第2部材b1から離れている。第2部材b1は、リア面134のバック側に位置する後方配置部128を有する。後方配置部128は、バック受け面132のバック側に位置する。後方配置部128は、当接領域Rcのバック側に位置する。後方配置部128は、ヘッド本体hb1の一部である。第1部材h1に第2部材b1が取り付けられているとき、バック側からリア面134を視認することはできない。第1部材h1に第2部材b1が取り付けられていないとき、バック側からリア面134を視認することができる。第1部材h1単体の状態では、バック側からリア面134を視認することができる。
リア面134は、フェース周囲側の端136を有する。バック支持部130がソール側領域に位置する場合、フェース周囲側は、下側を意味する。端136は、リア面134の下端である。本実施形態では、端136は、ソール104の内面とリア面134との交線である。
当接領域Rcは、フェースセンター側の端140と、フェース周囲側の端142とを有する。ソール側領域に位置するバック支持部130では、フェースセンター側は、上側を意味する。端140は、当接領域Rcの上端である。端142は、当接領域Rcの下端である。
リア面134の下端136は、当接領域Rcの上端140よりも下側に位置している(図7,図8及び図9参照)。
ヘッド100は、リア面134の下端136が当接領域Rcの下端142よりも下側に位置する部分を有している(図8参照)。ヘッド100は、リア面134の下端136が当接領域Rcの下端142よりも上側に位置する部分を有している(図9参照)。
ソール104は、リア面134のバック側に、薄肉部150を有している。薄肉部150は、ソール104において最も薄い部分である。薄肉部150の厚さは、4mm以下である。この厚さは、上下方向に沿って測定される。薄肉部150は、ソール104の一部を構成している。薄肉部150の外面は、ソール面104aである。リア面134の下端136は、薄肉部150の内面とリア面134との交線である。
薄肉部150は、リア面134の下端136からバック側に延在している。薄肉部150は、リア面134の下端136と第2部材b1とを繋いでいる。薄肉部150の後端面152は第2部材b1に接合されている。
図8が示すように、バック支持部130と後方配置部128との間に隙間154が設けられている。打撃に伴う変形により、バック支持部130は後方配置部128に近づく。打撃フェース102の撓みが大きい場合、バック支持部130は後方配置部128に接触する。すなわち、打撃に伴う打撃フェース102の撓みに起因して、バック支持部130は、後方配置部128に接触しうる。バック支持部130の変位量が隙間154のフェース−バック方向幅に達すると、バック支持部130は後方配置部128に接触する。後方配置部128は、バック支持部130の所定以上の変位を防止している。後方配置部128は、フェース102の過度な撓みによる耐久性の低下を抑制する。後方配置部128は、CORを所定値以下に抑制する。後方配置部128は、過度なCORを防止し、ボールの飛びすぎを抑制する。
打撃フェース102は、CORの測定においてバック支持部130が後方配置部128に接触する特定測定点を有する。すなわち、この特定測定点でCORを測定すると、バック支持部130が後方配置部128に接触する。特定測定点は、打撃フェース102におけるいずれかの点である。特定測定点は、フェースセンターであってもよい。特定測定点は、打撃フェース102の最大反発点であってもよい。最大反発点とは、CORが最大となる点である。特定測定点を有するヘッドでは、後方配置部128が打撃フェース102の過度な変形を抑制し、耐久性の低下が抑制され、過度なCORが防止されうる。
好ましくは、最大反発点におけるCORの測定において、バック支持部130が後方配置部128に接触する。この接触により、最大反発点におけるCORが効果的に抑制され、耐久性が向上しうる。最大反発点におけるCORが0.836以下であるのが好ましい。特定測定点におけるCORが0.836以下であるのが好ましい。CORの測定方法は後述される。最大反発点におけるCORが、後述される測定方法に規定されている基準プレート(Baseline Plate)のCOR以下であるのが好ましい。
図10は、第2実施形態のヘッド200のトップ側の部分を示す断面図である。ヘッド200は、ヘッド本体hb1とフェースプレートf1とを有している。ヘッド本体hb1は、トップ面202を構成している。
ヘッド200のヘッド本体hb1は、フェースプレートf1をバック側から支持するバック支持部230を有している。バック支持部230は、ヘッド本体hb1のトップ側領域に設けられている。バック支持部230は、トウ側からヒール側へと延びる凸部(壁)である。バック支持部230は、下側に向かって突出している。
バック支持部230は、バック受け面232を有する。バック受け面232は、バック支持部230の前面(フェース側の面)である。バック受け面232は、プレート後面f12の外周縁部214との当接により当接領域Rcを形成している。バック受け面232は、プレート後面f12の外周縁部214に面接触している。
バック支持部230は、リア面234を有する。リア面234は、バック支持部230の後面である。リア面234は、バック受け面232とは反対側の面である。
リア面234は、フェース周囲側の端236を有する。本実施形態では、バック支持部230がトップ側領域に位置する。このため、フェース周囲側は、上側を意味する。端236は、リア面234の上端である。
当接領域Rcは、フェースセンター側の端240を有する。本実施形態では、バック支持部230がトップ側領域に位置する。このため、フェースセンター側は、下側を意味する。端240は、当接領域Rcの下端である。リア面234の上端236は、当接領域Rcの下端240よりも上側に位置している。
前述したヘッド100と同じく、このヘッド200でも、次の構成Xが満たされている。
[構成X]:リア面のフェース周囲側の端が、当接領域のフェースセンター側の端よりもフェース周囲側に位置する。
この構成Xとして、次の構成X1、構成X2、構成X3及び構成X4が挙げられる。
[構成X1]:バック支持部がソール側領域に位置しており、リア面の下端が、当接領域の上端よりも下側に位置する。
[構成X2]:バック支持部がトップ側領域に位置しており、リア面の上端が、当接領域の下端よりも上側に位置する。
[構成X3]:バック支持部がトウ側領域に位置しており、リア面のトウ側の端が、当接領域のヒール側の端よりもトウ側に位置する。
[構成X4]:バック支持部がヒール側領域に位置しており、リア面のヒール側の端が、当接領域のトウ側の端よりもヒール側に位置する。
第1実施形態のヘッド100は、構成X1を満たすヘッドの一例である。第2実施形態のヘッド200は、構成X2を満たすヘッドの一例である。
打撃時に、フェースプレートf1には、バック側への撓み変形が起こる。この撓み変形に伴い、バック支持部には、リア面のフェース周囲側の端を起点とした、バック側に倒れるような変形(以下、倒れ変形とも称される)が起こりうる。上記構成Xにより、この倒れ変形が促進される。この結果、フェースプレートf1の変形が大きくなり、反発性能が向上しうる。
構成Xは、特に、当該構成Xの位置の近傍領域における反発性能を高める。前記構成X1は、特に、打撃フェースの下側における反発性能を高める。前記構成X2は、特に、打撃フェースの上側における反発性能を高める。前記構成X3は、特に、打撃フェースのトウ側における反発性能を高める。前記構成X4は、特に、打撃フェースのヒール側における反発性能を高める。
構成Xを有するヘッドは、構成X1、構成X2、構成X3及び構成X4からなる群から選ばれる少なくとも1つを有する。ヘッドは、構成X1、構成X2、構成X3及び構成X4からなる群から選ばれる2つ以上を有していてもよい。ヘッドは、構成X1、構成X2、構成X3及び構成X4からなる群から選ばれる3つ以上を有していてもよい。ヘッドは、構成X1、構成X2、構成X3及び構成X4を有していてもよい。ヘッドは、構成X1及び構成X2を有していてもよい。ヘッドは、構成X3及び構成X4を有していてもよい。
バック支持部130は、開口120の全周に形成されていなくてもよい。開口120の周囲の一部にバック支持部130が形成されていない部分があってもよい。例えば、ソール側領域にバック支持部130が形成されていない部分があってもよい。このバック支持部130が形成されていない部分には、例えば、ソール104を貫通する貫通孔が設けられていてもよい。
フェースプレートf1の中央部は、フェースプレートf1の周囲部に比べて、変形しやすい。周囲部の反発性能は、中央部の反発性能よりも低くなりやすい。これに対して、構成Xは、プレート後面の外周縁部に当接するバック支持部の変形を大きくするので、打撃フェースの周囲部の反発性能を高める。この結果、打撃フェースの周囲部と中央部との間での反発係数の差が小さくされうる。
図11は、比較例のヘッド300の断面図である。このヘッド300では、ヘッド本体hb1の開口部にフェースプレートf1が取り付けられている。このヘッド300では、ソール側領域におけるバック支持部302の剛性が高い。このため、打撃フェースの下側における反発係数が低い。これに対して、前記構成X1を有する第1実施形態のヘッド100は、打撃フェースの下側における反発係数が高められている。
特にアイアン型ゴルフクラブヘッドでは、打点が下側(ソール側)となりやすい。前記構成X1は、打点が下側の場合の反発性能を高めることができるので、アイアン型ゴルフクラブヘッドの反発性能を効果的に高める。
薄肉部150は、バック支持部130の根元の剛性を低くし、前記倒れ変形を促進しうる。フェースプレートf1の変形が大きくなり、反発性能が高くなる。この観点から、薄肉部150の厚さは、4mm以下が好ましく、3mm以下がより好ましく、2.5mm以下がより好ましい。強度の観点から、薄肉部150の厚さは、0.5mm以上が好ましく、1mm以上がより好ましい。薄肉部150の厚さは、上下方向に沿って測定される。
図8において両矢印W1で示されるのは、薄肉部150のフェース−バック方向幅である。バック支持部130の倒れ変形を促進し、反発性能を高める観点から、薄肉部150のフェース−バック方向幅W1は、1mm以上が好ましく、2mm以上がより好ましく、3mm以上がより好ましく、5mm以上がより好ましい。ヘッド寸法及びヘッド重量を考慮すると、薄肉部150のフェース−バック方向幅W1は、20mm以下が好ましく、18mm以下がより好ましく、16mm以下がより好ましい。
前述の通り、第2部材b1は第1部材h1に溶接されている。第1部材h1と第2部材b1との境界線k1は、溶接位置k2でもある。溶接位置k2は、ヘッド外面における溶接位置である。
図8において両矢印W3で示されるのは、溶接位置k2と端136との距離である。距離W3はフェース−バック方向に沿って測定される。本実施形態では、距離W3は上記幅W1に等しい。第1部材h1と第2部材b1との境界の溶接部分には、溶接ビードが形成される。溶接ビードが形成された部分では、剛性が高まる。溶接ビードが端136に近すぎると、溶接ビードによる剛性向上に起因して、バック支持部130の倒れ変形が阻害されうる。この観点から、距離W3は、1mm以上が好ましく、2mm以上がより好ましく、3mm以上がより好ましく、5mm以上がより好ましい。ヘッド寸法を考慮すると、距離W3は、20mm以下が好ましく、18mm以下がより好ましく、16mm以下がより好ましい。
図8において両矢印W4で示されるのは、当接領域Rcの上端140とリア面134の下端136との距離である。この距離は、上下方向に沿って測定される。バック支持部130の倒れ変形を促進し、反発性能を高める観点から、距離W4は、0.5mm以上が好ましく、1mm以上がより好ましく、2mm以上がより好ましく、3mm以上がより好ましい。当接領域Rcが過大であると、フェースプレートf1の変形が抑制されうる。この観点から、距離W4は、10mm以下が好ましく、8mm以下がより好ましく、6mm以下がより好ましい。
反発性能の観点から、当接領域Rcにおけるバック支持部の厚さは、4mm以下が好ましく、3mm以下がより好ましく、2.5mm以下がより好ましい。強度を考慮すると、当接領域Rcにおけるバック支持部の厚さは、0.5mm以上が好ましく、1mm以上がより好ましく、1.2mm以上がより好ましい。この厚さは、フェース−バック方向に沿って測定される。
反発性能の観点から、前記構成Xを満たす部分のトウ−ヒール方向長さは、大きいのが好ましい。図1において両矢印G1で示されるのは、最長フェースラインgv1のトウ−ヒール方向長さである。図5において両矢印L1で示されるのは、上記構成X1を満たす部分のトウ−ヒール方向長さである。反発性能の観点から、L1/G1は、0.5以上が好ましく、0.7以上がより好ましく、0.9以上がより好ましい。ヘッド寸法の制約から、L1/G1は、1.3以下が好ましく、1.2以下がより好ましく、1.1以下がより好ましい。
図12は、第3実施形態に係る第1部材h1の背面図である。第1部材h1は、バック支持部330を有する。バック支持部330には、欠け部332が設けられている。欠け部332は、バック支持部330が部分的に欠落することで形成されている。本実施形態では、欠け部332の数は1である。欠け部332の存在を除き、第3実施形態のヘッドの構成は、前述したヘッド100と同じである。
欠け部332により、フェースプレートの外周縁部に、バック支持部330で支持されない部分が形成される。更に、欠け部332により、バック支持部330が分断され、バック支持部330の剛性が低下する。結果として、フェースプレートf1の変形が大きくなり、反発性能が高まる。
第3実施形態では、欠け部332が、フェースセンターに対応した位置に設けられている。換言すれば、欠け部332のトウ−ヒール方向における存在範囲は、フェースセンターのトウ−ヒール方向位置を含む。この欠け部332は、フェースセンターの下側で打撃したときの反発性能を高める。
図13は、第4実施形態に係る第1部材h1の背面図である。第1部材h1は、バック支持部430を有する。後述する欠け部の存在を除き、第4実施形態のヘッドは、前述のヘッド100と同じである。
本実施形態では、複数の欠け部が設けられている。バック支持部430には、第1の欠け部432及び第2の欠け部434が設けられている。第1の欠け部432は、第2の欠け部434のヒール側に設けられている。第1の欠け部432は、フェースセンターよりもヒール側に設けられている。第2の欠け部434は、フェースセンターよりもトウ側に設けられている。欠け部432,434により、バック支持部430の剛性が低下する。特に、欠け部432と欠け部434との間の部分の剛性が効果的に低下する。この結果、バック支持部430の倒れ変形が大きくなり、反発性能が向上する。
このように、1又は2以上の欠け部により、反発性能が向上しうる。
図13で両矢印S1示されるのは、欠け部間の離間距離である。複数の欠け部が設けられている場合、互いに隣接する少なくとも1組の欠け部間において、離間距離S1が10mm以上であるのが好ましく、15mm以上がより好ましい。離間距離S1が大きくされることで、欠け部同士の間に存在するバック支持部が長くなる。この欠け部同士の間の部分は変形しやすく、反発性能の向上に寄与する。ヘッド寸法を考慮すると、離間距離S1は80mm以下が好ましい。
図12で両矢印W2で示されているのは、欠け部の幅である。反発性能の観点から、欠け部の幅W2は、1mm以上が好ましい。強度を考慮すると、欠け部の幅W2は、15mm以下が好ましい。バック支持部がソール側領域に位置する場合、欠け部の幅W2はトウ−ヒール方向に沿って測定される。
反発性能の観点から、欠け部は、最長フェースラインgv1の存在範囲Rgに設けられるのが好ましい(図1参照)。最長フェースラインgv1の存在範囲Rgとは、トウ−ヒール方向における範囲であって、最長フェースラインgv1のトウ側の端Ptから、最長フェースラインgv1のヒール側の端Phまでの範囲である。前述の欠け部332、欠け部432及び434は、最長フェースラインgv1の存在範囲Rgに設けられている。
欠け部は、バック支持部の高さ方向の全体に亘って形成されていてもよい。換言すれば、欠け部は、リア面のフェースセンター側の端から、リア面のフェース周囲側の端まで延在していてもよい。ソール側領域の欠け部は、バック支持部の上端からリア面の下端まで延在していてもよい。この場合、バック支持部の倒れ変形がより一層促進される。
前述したヘッド100では、バック支持部130が開口120の全周に亘って設けられている。環状に繋がったバック支持部130は、変形しにくい。このバック支持部130に欠け部が設けられることで、バック支持部130の剛性が効果的に低下しうる。
図14は、ヘッド100の製造方法を示す工程図である。フェースプレートf1が取り付けられる前において、第1部材h1は、カシメ凸部500を有する。カシメ凸部500は、開口120の外縁に沿って設けられた凸部(壁部)である。カシメ凸部500は、開口120の全周に設けられている。カシメ凸部500は、打撃フェース102に設けられている。一方、フェースプレートf1のプレート前面f11は、その外縁に、段差部502を有する。段差部502では、プレート前面f11が後退している。
この製造方法は、以下のステップを含む(図14参照)。
(1)フェースプレートf1を第1部材h1の開口120に配置する第1ステップSt1。
(2)カシメ凸部500を塑性変形させて、段差部502のフェース側に保持部504を形成する第2ステップSt2。
(3)第1部材h1に第2部材b1を接合する第3ステップSt3。
第2ステップSt2は、第1ステップSt1の後に実施される。第3ステップSt3は、第2ステップSt2の後に実施される。
第2ステップSt2は、カシメ工程とも称される。このカシメ工程では、カシメ凸部500が押し潰される。この結果、保持部504が形成される。ヘッド100では、フェースプレートf1の全周に保持部504が形成される。このカシメ工程では、カシメ凸部500を押し潰す際に、フェースプレートf1が押圧される。この押圧力は、バック受け面132に伝わる。このカシメ工程では、フェースプレートf1によってバック受け面132が押圧される。カシメ工程では、カシメ凸部500が押し潰されると共に、フェースプレートf1も押圧される。フェースプレートf1が押圧されると、バック支持部130が押圧される。バック支持部130には強い力が加わる。
このように、ヘッド100は、次の工程Yを含んで製造されている。
[工程Y]:フェースプレートf1によってバック受け面132が押圧される工程。
上記カシメ工程は、この工程Yの一例である。
工程Yでは、バック支持部130がフェースプレートf1によって押圧される。このため、バック支持部130には、この押圧力に耐えうる剛性及び強度が必要となる。この観点からは、図11のバック支持部302のような、剛性の高いバック支持部が好ましい。しかしこの場合、打撃時にバック支持部が変形しにくく、反発性能が低下する。
前記工程Yは、第2部材b1が取り付けられる前の第1部材h1に対して実施される。前述の通り、第2部材b1は、リア面134のバック側に位置する後方配置部128を有する。この後方配置部128は、リア面134をバック側から支持する際の障害となる。この製造方法では、後方配置部128を有する第2部材b1が無い状態で工程Yが実施されるので、リア面134をバック側から容易に支持することができる。よって、バック支持部130の剛性が低い場合であっても、前記工程Yを円滑に実施することができる。
したがって、好ましくは、ヘッド100は、次の工程Y1を含んで製造されている。
[工程Y1]:リア面134を治具で支持しながら、フェースプレートf1によってバック受け面132が押圧される工程。
リア面134の支持を容易とする観点から、この工程Y1は、第2部材b1が取り付けられていない第1部材h1に対して実施されるのが好ましい。
フェースプレートf1がカシメによってヘッド本体hb1に固定されているヘッドは、必須的に、上記工程Yを含んで製造されている。よって、このヘッドでは、ヘッド本体hb1が第1部材h1と第2部材b1とを有するのが好ましい。
上記工程Yは、カシメ工程に限られない。例えば、フェースプレートf1が第1部材h1の開口120に圧入されているヘッドは、上記工程Yを含んで製造されている。このヘッドでは、前記ステップSt1において、フェースプレートf1が第1部材h1の開口に圧入されている。この圧入では、開口内面122がプレート側面f13によって押圧された状態で、フェースプレートf1が開口120に嵌め込まれている。このヘッドでも、ヘッド本体hb1が第1部材h1と第2部材b1とを有するのが好ましい。
フェースプレートf1がバック受け面132に接着剤によって接着されているヘッドは、上記工程Yを含んで製造されている。なぜなら、この接着では、フェースプレートf1をバック受け面132に押圧した状態で接着剤を硬化させるからである。よって、このヘッドでも、ヘッド本体hb1が第1部材h1と第2部材b1とを有するのが好ましい。この接着は、フェースプレートf1の材質がFRP(繊維強化プラスチック)等の非金属である場合に好ましく採用される。
フェースプレートf1がバック受け面132に圧着されているヘッドは、上記工程Yを含んで製造されている。よって、このヘッドでも、ヘッド本体hb1が第1部材h1と第2部材b1とを有するのが好ましい。
[実施例]
第1実施形態のヘッド100と同じヘッドを作成した。第1部材h1は、鋳造(ロストワックス精密鋳造)により作製された。第1部材h1の材質はステンレス鋼とされた。フェースプレートf1は、圧延材にNC加工を施すことで作製された。フェースプレートf1の材質はチタン合金とされた。第2部材b1は鋳造(ロストワックス精密鋳造)により作製された。第2部材b1の材質はステンレス鋼とされた。ウェイトwtは、粉末焼結により作製された。ウェイトwtの材質は、タングステンニッケル合金とされた。ウェイトwtは、第2部材b1に設けられたウェイトポケットに接着剤で固定された。
バック支持部130をバック側から治具で支持しながら、フェースプレートf1を第1部材h1の開口120に圧入した。次に、バック支持部130をバック側から治具で支持しながら、第1部材h1のカシメ凸部500を塑性変形させて、段差部502のフェース側に保持部504を形成した。その後、第1部材h1に第2部材b1を溶接し、研磨等の表面仕上げを行って、ヘッドを得た。このヘッドの番手は6番アイアンであった。
[比較例]
図11に示されるヘッド300と同じヘッドを作製した。ヘッド本体hb1の構造が図11に示される通りとされた他は実施例と同じにして、比較例のヘッドを得た。
[評価]
フェースセンター(FC点)、フェースセンターから下側に5mmの地点(D5点)及び、フェースセンターから下側に10mmの地点(D10点)の3点について、CORを測定した。CORは、反発係数(Coefficient Of Restitution)を意味する。CORは、USGA(United States Golf Association:全米ゴルフ協会)で規定されている「Interim Procedure for Measuring the Coefficient of Restitution of an Iron Clubhead Relative to a Baseline Plate Revision 1.3 January 1, 2006」に基づいて測定される。
実施例及び比較例において、フェースセンターでの値に対するCORの割合(%)は、以下の通りであった。
[実施例]
・FC点 :100%
・D5点 :102%
・D10点:100%
[比較例]
・FC点 :100%
・D5点 :101%
・D10点: 99%
このように、実施例は、比較例に比べて、下側での打点におけるCORの低下率が低い。
上述した実施形態に関して、以下の付記を開示する。
[付記1]
ソールを有するヘッド本体と、前記ヘッド本体に固定されたフェースプレートとを備えており、
前記フェースプレートが、打撃フェースの一部を構成するプレート前面と、前記プレート前面とは反対の面であるプレート後面と、前記プレート前面と前記プレート後面との間に延びるプレート側面とを有しており、
前記ヘッド本体が、前記フェースプレートが配置される開口と、前記フェースプレートをバック側から支持するバック支持部とを有しており、
前記バック支持部が、前記プレート後面の外周縁部との当接により当接領域を形成しているバック受け面と、バック受け面とは反対の面であるリア面とを有しており、
前記リア面のフェース周囲側の端が、前記当接領域のフェースセンター側の端よりもフェース周囲側に位置するゴルフクラブヘッド。
[付記2]
前記バック支持部が、前記プレート後面のソール側領域の外周縁部に当接しており、
前記リア面の下端が、前記当接領域の上端よりも下側に位置する付記1に記載のゴルフクラブヘッド。
[付記3]
前記ソールが、前記リア面のバック側に薄肉部を有しており、
前記リア面の下端が、前記薄肉部の内面と前記リア面との交線であり、
前記薄肉部の厚さが4mm以下である付記2に記載のゴルフクラブヘッド。
[付記4]
アイアン型ゴルフクラブヘッドである付記2又は3に記載のゴルフクラブヘッド。
[付記5]
前記バック支持部が部分的に欠落することで形成された欠け部を更に有する付記1から4のいずれか1項に記載のゴルフクラブヘッド。
[付記6]
前記ヘッド本体が、前記バック支持部のバック側に配置された後方配置部と、前記バック支持部と前記後方配置部との間に形成された隙間とを有しており、
前記打撃フェースが、CORの測定において前記バック支持部が前記後方配置部に接触する特定測定点を有する付記1から5のいずれか1項に記載のゴルフクラブヘッド。
[付記7]
前記ヘッド本体が、前記バック支持部を含み前記フェースプレートが固定されている第1部材と、前記第1部材に接合されている第2部材とを有しており、
前記第2部材が、前記バック支持部のバック側に配置された後方配置部を有する付記1から6のいずれか1項に記載のゴルフクラブヘッド。
100・・・ゴルフクラブヘッド
102・・・打撃フェース
104・・・ソール
106・・・トップ面
108・・・ホーゼル
120・・・ヘッド本体の開口
128・・・リア面のバック側に位置する後方配置部
130・・・バック支持部
132・・・バック受け面
134・・・リア面
136・・・リア面のフェース周囲側の端
140・・・当接領域のフェースセンター側の端
150・・・薄肉部
f1・・・フェースプレート
f11・・・プレート前面
f12・・・プレート後面
hb1・・・ヘッド本体
h1・・・第1部材
b1・・・第2部材
Rc・・・当接領域

Claims (10)

  1. ソールを有するヘッド本体と、前記ヘッド本体に固定されたフェースプレートとを備えており、
    前記フェースプレートが、打撃フェースの一部を構成するプレート前面と、前記プレート前面とは反対の面であるプレート後面と、前記プレート前面と前記プレート後面との間に延びるプレート側面とを有しており、
    前記ヘッド本体が、前記フェースプレートが配置される開口と、前記フェースプレートをバック側から支持するバック支持部とを有しており、
    前記バック支持部が、前記プレート後面の外周縁部との当接により当接領域を形成しているバック受け面と、バック受け面とは反対の面であるリア面とを有しており、
    前記リア面のフェース周囲側の端が、前記当接領域のフェースセンター側の端よりもフェース周囲側に位置するゴルフクラブヘッド。
  2. 前記バック支持部のフェース−バック方向厚さが4mm以下である請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
  3. 前記バック支持部の上下方向高さが前記バック支持部のフェース−バック方向厚さよりも大きい請求項2に記載のゴルフクラブヘッド
  4. 前記バック受け面及び前記リア面が、前記当接領域よりもフェースセンター側にまで延びている請求項1から3のいずれか1項に記載のゴルフクラブヘッド。
  5. 前記ヘッド本体が、前記バック支持部を含み前記フェースプレートが固定されている第1部材と、前記第1部材に接合されている第2部材とを有しており、
    前記第2部材が、前記バック支持部のバック側に配置された後方配置部を有しており、
    前記バック支持部と前記後方配置部との間に隙間が設けられている請求項1から4のいずれか1項に記載のゴルフクラブヘッド。
  6. 前記バック支持部が、前記プレート後面のソール側領域の外周縁部に当接しており、
    前記リア面の下端が、前記当接領域の上端よりも下側に位置しており、
    前記リア面の下端が、前記ソールの内面と前記リア面との交線である請求項1から5のいずれか1項に記載のゴルフクラブヘッド。
  7. 前記ソールが、前記リア面のバック側に、厚さが4mm以下である薄肉部を有しており、
    前記リア面の下端が、前記薄肉部の内面と前記リア面との交線である請求項6に記載のゴルフクラブヘッド。
  8. 前記リア面の下端が前記当接領域の下端よりも上側に位置する部分を有している請求項6又は7に記載のゴルフクラブヘッド。
  9. 前記ヘッド本体が、前記バック支持部を含み前記フェースプレートが固定されている第1部材と、前記第1部材に溶接されている第2部材とを有しており、
    前記第2部材が、前記バック支持部のバック側に配置された後方配置部を有しており、
    前記第1部材と前記第2部材との境界の溶接位置と前記リア面の下端とのフェース−バック方向距離が、1mm以上である請求項6から8のいずれか1項に記載のゴルフクラブヘッド。
  10. 前記バック受け面及び前記リア面が、前記当接領域よりも上側にまで延びており、
    前記当接領域の上端と前記リア面の下端との上下方向距離が、0.5mm以上である請求項6から9のいずれか1項に記載のゴルフクラブヘッド。
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