JP7215014B2 - ゴルフクラブヘッド - Google Patents
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Description
図1は、このゴルフクラブヘッドの斜視図、図2は、ヘッドの基準状態での平面図、図3は、図2のA-A線断面図である。図1~図3に示すように、このゴルフクラブヘッド(以下、単に「ヘッド」ということがある)100は、内部空間を有する中空構造であり、フェース部1、クラウン部2、ソール部3、及びホーゼル部4によって壁面が形成されたウッド型のゴルフクラブヘッドである。具体的には、ユーティリティ(ハイブリッド)、フェアウェイウッド、ドライバーといったゴルフクラブヘッドに適用することができる。
本実施形態に係るゴルフクラブヘッド100は、図3に示すように、クラウン部2及びソール部3を有するヘッド本体101と、フェース部1及びその周縁から延びる周縁部15を有するカップ状に形成されたフェース部材102と、を組み立てることで構成される。このヘッド本体101は、クラウン部2及びソール部3で囲まれた開口18を有し、この開口18を塞ぐようにフェース部材102が取り付けられる。すなわち、フェース部材102の周縁部15の端面が、ヘッド本体101の開口18の端面と突き合わされ、これらが、溶接によって接合される(いわゆるカップフェース構造)。そして、フェース部材102は、ヘッド本体101の開口18の縁部に取付けられることで、ヘッド本体101と一体化され、これによって、フェース部材102の周縁部15は、ヘッド100のクラウン部2及びソール部3の一部として機能する。
続いて、クラウン部2について説明する。図1~図3に示すように、クラウン部2は、フェース部1側に配置される隆起部21と、隆起部21よりもバック側に配置される基部22とを備えている。隆起部21は、主として、フェース部1に沿ってトゥ-ヒール方向に延びる帯状の領域である。一方、基部22は、隆起部21よりも低い位置でクラウン部2の大半を占める領域であり、その周縁はソール部3と接している。また、図3に示すように、基部22は、断面において、上方に向かって凸となるように湾曲している。そして、隆起部21と基部22との境界には段差を構成する傾斜面23が形成されている。これにより、隆起部21と基部22との段差の分だけ、フェース部1の上下方向の高さが高くなっている。
次に、ソール部3の内壁面の構造について、図5及び図6も参照しつつ説明する。図5は、ヘッド本体を開口側から見た斜視図、図6は、図3のB-B線断面図である。
C参照)。
次に、上記のゴルフクラブヘッドの製造方法の一例について説明する。まず、上述したヘッド本体101とフェース部材102とを準備する。このようなヘッド本体101及びフェース部材102は、種々の方法で作製することができる。例えば、ヘッド本体101は、公知のロストワックス精密鋳造法などの鋳造によって製造することができる。また、フェース部材102は、例えば、鍛造製法や、平板のプレス加工、鋳造等により製造することができる。また、圧延材料を用いてフェース部材102を形成する場合、フェース部材102の加工前の平板は、圧延方向が、フェース部1のトゥ側の上部からヒール側の下部に向かう方向とほぼ一致するように加工される。
以上の実施形態によれば、次の効果を得ることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。また、以下の変形例は、適宜組み合わせることができる。例えば、以下の変更が可能である。
上記実施形態における厚肉部32の形態は一例であり、この形態に限定されるものではない。すなわち、厚肉部32はトゥーヒール方向に延び、中央付近において、トゥ側及びヒール側よりもリーディングエッジからの距離が長くなるように形成されていればよい。
第1薄肉部31の厚みは、一定でなくてもよく、異なる厚みを有していてもよい。例えば、凹部が形成されている部分を多少厚くしたりまたは薄くすることもできる。同様に、トゥ側及びヒール側を厚くしたり、あるいは薄くすることもできる。
上記実施形態では、フェース部材102の周縁部15が第1薄肉部31よりも肉厚が薄いため、この部分と第1薄肉部31とで本発明の薄肉部として機能する。また、周縁部15の肉厚は、第1薄肉部31と同じ、あるいは薄くてもよく、厚肉部32よりも肉厚が薄ければ、第1薄肉部31とともに本発明の薄肉部として機能する。
ソール部3の内面の形状は、特には限定されず、上記のように、厚肉部32よりもバック側の形状は特には限定されない。したがって、厚肉部32のバック側に接する部分(第2薄肉部33)が厚肉部32よりも肉厚が小さければよく、その他の形状は特には限定されない。よって、デザイン上、または構造上の観点から、第2薄肉部33の形状を含め、種々形状にすることができる。そのため、上記のような取付部34を設けない形状にすることもできる。
上記実施形態に係るヘッドは、カップフェース構造を有しているが、その他の態様であってもよい。例えば、フェース部1及びソール部3を備え、クラウン部2用の開口が形成されたヘッド本体に対し、クラウン部を開口に嵌め込んでヘッドを構成することができる。また、カップフェース構造でなくてもよく、フェース部1に形成された開口に平板状のフェース用部材を嵌め込み、ヘッド本体に溶接することでヘッドを構成することもできる。
クラウン部2の形状は特には限定されず、デザイン上、構造上の観点から、隆起部21、傾斜面23、基部22の形状も特には限定されない。また、隆起部21、傾斜面23を設けず、外面に凹凸が形成されていないクラウン部2とすることもできる。
2 クラウン部
3 ソール部
31 第1薄肉部
32 厚肉部
321 トゥ側部
322 中央部
323 ヒール側部
4 ホーゼル部
Claims (6)
- フェース部と、
クラウン部と、
ソール部と、
を備え、
前記ソール部の内面には、
前記フェース部からフェース-バック方向に所定の長さに亘ってトゥ-ヒール方向に延びる薄肉部と、
前記薄肉部よりもバック側に形成され、当該薄肉部よりも肉厚の大きい厚肉部と、
が形成されており、
前記厚肉部は、トゥ側からヒール側に並び、一体的に形成された、トゥ側部、中央部、及びヒール側部を有しており、
リーディングエッジを通りトゥ-ヒール方向に延びる基準直線から、前記中央部、トゥ側部、及びヒール側部までのフェース-バック方向の距離Dc、Dt及びDhを規定したとき、前記距離Dcは、前記距離Dt及び距離Dhよりも長く、
前記厚肉部は、フェース側を向く面に凹部を有しており、
前記凹部と対応する部位が、前記中央部を構成し、
前記薄肉部は、前記凹部に入り込むように形成されており、
前記中央部のフェース-バック方向の長さが、前記トゥ側部及びヒール側部のフェース-バック方向の長さよりも短い、ゴルフクラブヘッド。 - 前記中央部、トゥ側部、及びヒール側部のバック側を向く面は、フェース-バック方向において略同じ位置に配置されている、請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
- フェース部と、
クラウン部と、
ソール部と、
を備え、
前記ソール部の内面には、
前記フェース部からフェース-バック方向に所定の長さに亘ってトゥ-ヒール方向に延びる薄肉部と、
前記薄肉部よりもバック側に形成され、当該薄肉部よりも肉厚の大きい厚肉部と、
が形成されており、
前記厚肉部は、トゥ側からヒール側に並び、一体的に形成された、トゥ側部、中央部、及びヒール側部を有しており、
リーディングエッジを通りトゥ-ヒール方向に延びる基準直線から、前記中央部、トゥ側部、及びヒール側部までのフェース-バック方向の距離Dc、Dt及びDhを規定したとき、前記距離Dcは、前記距離Dt及び距離Dhよりも長く、
前記厚肉部は、フェース側を向く面に凹部を有しており、
前記凹部と対応する部位が、前記中央部を構成し、
前記薄肉部は、前記凹部に入り込むように形成されており、
前記凹部は、下方にいくにしたがって、トゥ-ヒール方向の長さが短くなるように形成されている、ゴルフクラブヘッド。 - フェース部と、
クラウン部と、
ソール部と、
を備え、
前記ソール部の内面には、
前記フェース部からフェース-バック方向に所定の長さに亘ってトゥ-ヒール方向に延びる薄肉部と、
前記薄肉部よりもバック側に形成され、当該薄肉部よりも肉厚の大きい厚肉部と、
が形成されており、
前記厚肉部は、トゥ側からヒール側に並び、一体的に形成された、トゥ側部、中央部、及びヒール側部を有しており、
リーディングエッジを通りトゥ-ヒール方向に延びる基準直線から、前記中央部、トゥ側部、及びヒール側部までのフェース-バック方向の距離Dc、Dt及びDhを規定したとき、前記距離Dcは、前記距離Dt及び距離Dhよりも長く、
前記厚肉部においてフェース側を向く面は、前記フェース部と略平行となるように形成されている、ゴルフクラブヘッド。 - フェース部と、
クラウン部と、
ソール部と、
を備え、
前記ソール部の内面には、
前記フェース部からフェース-バック方向に所定の長さに亘ってトゥ-ヒール方向に延びる薄肉部と、
前記薄肉部よりもバック側に形成され、当該薄肉部よりも肉厚の大きい厚肉部と、
が形成されており、
前記厚肉部は、トゥ側からヒール側に並び、一体的に形成された、トゥ側部、中央部、及びヒール側部を有しており、
リーディングエッジを通りトゥ-ヒール方向に延びる基準直線から、前記中央部、トゥ側部、及びヒール側部までのフェース-バック方向の距離Dc、Dt及びDhを規定したとき、前記距離Dcは、前記距離Dt及び距離Dhよりも長く、
前記クラウン部のバック側の部位を構成するバック側クラウン部と、前記ソール部のバック側の部位を構成するバック側ソール部とを有し、当該バック側クラウン部と前記バック側ソール部で囲まれた開口を有する、ヘッド本体と、
前記フェース部と、前記フェース部の周縁から延びる周縁部と、を有するカップ状に形成されたフェース部材と、
を備え、
前記周縁部が、前記クラウン部のフェース側の部位及び前記ソール部のフェース側の部位を構成し、前記フェース部材が、前記ヘッド本体の開口を塞ぐように構成されており、
前記厚肉部は、前記バック側ソール部に設けられている、ゴルフクラブヘッド。 - 前記薄肉部は、前記周縁部の一部と、前記バック側ソール部の一部により形成されている、請求項5に記載のゴルフクラブヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018154313A JP7215014B2 (ja) | 2018-08-20 | 2018-08-20 | ゴルフクラブヘッド |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018154313A JP7215014B2 (ja) | 2018-08-20 | 2018-08-20 | ゴルフクラブヘッド |
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JP2020028338A JP2020028338A (ja) | 2020-02-27 |
JP7215014B2 true JP7215014B2 (ja) | 2023-01-31 |
Family
ID=69622370
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2018154313A Active JP7215014B2 (ja) | 2018-08-20 | 2018-08-20 | ゴルフクラブヘッド |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005118157A (ja) | 2003-10-14 | 2005-05-12 | Daiwa Seiko Inc | アイアンクラブヘッド |
JP2010131369A (ja) | 2008-12-08 | 2010-06-17 | Roger Cleveland Golf Co Inc | ゴルフクラブヘッド |
JP2018011913A (ja) | 2016-07-08 | 2018-01-25 | 株式会社プロギア | ゴルフクラブヘッド |
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2018
- 2018-08-20 JP JP2018154313A patent/JP7215014B2/ja active Active
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JP2018011913A (ja) | 2016-07-08 | 2018-01-25 | 株式会社プロギア | ゴルフクラブヘッド |
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