JP2020074911A - 制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】次に座部を使用する人の快適性を向上させることができる制御装置を提供する。【解決手段】制御装置10は、座部に座る人に対して冷房、暖房または送風を行う室内空調装置18、シート空調装置20の作動を制御する。制御装置10は、人が座部から離れたことを検知した場合、次に使用する人が座部に座る前に、室内空調装置18およびシート空調装置20の作動によって座部の表面を冷却して座部の表面温度を35℃よりも低い温度にする、または、室内空調装置18およびシート空調装置20の作動によって座部の表面を加熱して座部の表面温度を37℃よりも高い温度にする。これによれば、人が座部から離れた後、次に使用する人が座部に座る前に、座部の表面温度を人間の体温から離れた温度にするので、次に座部に座った人が、前に使用した人の体温が座部に残っていると感じることを抑制することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、座部に座る人に対して冷房、暖房または送風を行う装置等の作動を制御する制御装置に関するものである。
シートに座った人の快適性向上のための装置として、シート空調装置がある(例えば、特許文献1参照)。また、車両用空調装置の制御として、一席集中モードがある。この一席集中モードは、例えば、乗員が運転者のみの場合、各席に対応する吹出口のうち運転席に対応する吹出口のみから空調風を吹き出すことで、乗員に快適な温感を与えつつ、省エネルギー化を図る制御である。
特許第3675160号公報
ところで、シェアカー、乗合バス、公共施設などにおいては、シートが共用される。共用されるシートにおいては、前の人が使用した直後に、次の人が使用することがある。この場合、次の人がシートに座ったときに、前に使用した人の体温がシートに残っていると、座った人は不快に感じる。また、次の人がシートに座ったときに、前に使用した人の臭いがシートに付着しているときも、座った人は不快に感じる。
なお、この問題は、座部と背もたれ部とを有するシートに人が座る場合に限らず、座部と背もたれ部とのうち座部のみを有するものに人が座る場合にも生じる。
本発明は上記点に鑑みて、座部またはシートを使用する人の快適性を向上させることができる制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明によれば、制御装置は、座部に座る人に対して冷房、暖房または送風を行う装置(18、20、22)の作動を制御するものである。制御装置は、人が前記座部から離れたことを検知した場合、次に使用する人が前記座部に座る前に、前記装置の作動によって前記座部の表面を冷却して前記座部の表面温度を35℃よりも低い温度にする、または、前記装置の作動によって前記座部の表面を加熱して前記座部の表面温度を37℃よりも高い温度にする。
前の人が使用した直後に、次の人が座部に座る場合、次の人が使用するときの座部の表面温度が人間の体温(すなわち、35℃から37℃の間の温度)と同じであると、次に座った人は、前に使用した人の体温が座部に残っていると感じる。
本発明によれば、人が座部から離れた後、次に使用する人が座部に座る前に、座部の表面温度を、人間の体温から離れた温度にする。これにより、次に座部に座った人が、前に使用した人の体温が座部に残っていると感じることを抑制することができる。よって、座部を使用する人の快適性を向上させることができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、制御措置は、座部に座る人に対して送風を行う装置(18、20)の作動を制御するものである。この装置は、前記座部とは別の位置に設けられた吹出口から前記座部の表面に向けて空気を吹き出すことと、前記座部の表面から空気を吸い込むことと、前記座部の表面から空気を吹き出すこととのいずれか1つを行うものであり、前記制御装置は、人が前記座部から離れたことを検知した場合、次に使用する人が前記座部に座る前に、前記装置を作動状態とする。
これによれば、人が座部から離れた後、次に使用する人が座部に座る前に、装置の作動によって座部の表面に付着する臭いを除去または低減することができる。これにより、次に座部を使用する人の快適性を向上させることができる。
また、請求項3に記載の発明によれば、前記装置は、前記座部の表面から空気を吸い込むことと、前記座部の表面から空気を温度調整せずに吹き出すこととのいずれか一方を行う送風装置(20)である。前記制御装置は、前記座部とは別の位置に設けられた吹出口から室内へ冷風または温風を吹き出す室内空調装置(18)の作動を制御するようになっている。前記制御装置は、人が前記座部から離れたことを検知した場合、次に使用する人が前記座部に座る前に、前記室内空調装置(18)の作動を停止した状態で、前記送風装置を作動状態とする。請求項2に記載の発明においては、請求項3に記載の発明を採用することができる。
また、請求項4に記載の発明によれば、制御装置は、座部と背もたれ部とを有するシートに座る人に対して冷房、暖房または送風を行う装置(18、20、22)の作動を制御するものである。この制御装置は、人が前記座部から離れたことを検知した場合、次に使用する人が前記座部に座る前に、前記装置の作動によって前記背もたれ部の表面を冷却して前記背もたれ部の表面温度を35℃よりも低い温度にする、または、前記装置の作動によって前記背もたれ部を加熱して前記背もたれ部の表面温度を37℃よりも高い温度にする。
前の人が使用した直後に、次の人がシートに座る場合、次の人が使用するときの背もたれ部の表面温度が人間の体温(すなわち、35℃から37℃の間の温度)と同じであると、次に座った人は、前に使用した人の体温が背もたれ部に残っていると感じる。
本発明によれば、人が座部から離れた後、次に使用する人が座部に座る前に、背もたれ部の表面温度を、人間の体温から離れた温度にする。これにより、次に座部に座った人が、前に使用した人の体温が背もたれ部に残っていると感じることを抑制することができる。よって、シートを使用する人の快適性を向上させることができる。
また、請求項5に記載の発明によれば、制御装置は、座部と背もたれ部とを有するシートに座る人に対して送風を行う装置(18、20)の作動を制御するものである。前記装置は、シートとは別の位置に設けられた吹出口から前記背もたれ部の表面に向けて空気を吹き出すことと、前記背もたれ部の表面から空気を吸い込むことと、前記背もたれ部の表面から空気を吹き出すこととのいずれか1つを行うものである。前記制御装置は、人が前記座部から離れたことを検知した場合、次に使用する人が前記座部に座る前に、前記装置を作動状態とする。
これによれば、人が座部から離れた後、次に使用する人が座部に座る前に、装置の作動によって背もたれ部の表面に付着する臭いを除去または低減することができる。これにより、次にシートを使用する人の快適性を向上させることができる。
また、請求項6に記載の発明によれば、前記装置は、前記背もたれ部の表面から空気を吸い込むことと、前記背もたれ部の表面から空気を温度調整せずに吹き出すこととのいずれか一方を行う送風装置(20)である。前記制御装置は、前記シートとは別の位置に設けられた吹出口から室内へ冷風または温風を吹き出す室内空調装置(18)の作動を制御するようになっている。前記制御装置は、人が前記座部から離れたことを検知した場合、次に使用する人が前記座部に座る前に、前記室内空調装置(18)の作動を停止した状態で、前記送風装置を作動状態とする。請求項5に記載の発明においては、請求項6に記載の発明を採用することができる。
また、請求項7に記載の発明によれば、前記制御装置は、人が前記座部から離れたことを検知し、かつ、その人が前記座部から離れてから次の人が前記座部に座るまでの時間が所定時間よりも短い場合に、前記装置を作動状態とする。
人が座部から離れてから次に使用する人が座部に座るまでの時間が短い場合に、次の人がシートに座ったときに、前に使用した人の体温や臭いがシートに残っているため、座った人は不快に感じるという問題が生じやすい。このため、請求項7に記載の発明のように、人が座部から離れてから次の人が座部に座るまでの時間が所定時間よりも短い場合に、装置を作動させることが好ましい。
なお、各構成要素等に付された括弧付きの参照符号は、その構成要素等と後述する実施形態に記載の具体的な構成要素等との対応関係の一例を示すものである。
第1実施形態の制御装置に対する信号の入出力を説明するための制御ブロック図である。 第1実施形態の制御装置が実行する制御処理を示すフローチャートである。 第3実施形態の制御装置に対する信号の入出力を説明するための制御ブロック図である。 第3実施形態の制御装置が実行する制御処理を示すフローチャートである。 第4実施形態の制御装置が実行する制御処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付して説明を行う。
(第1実施形態)
本実施形態の制御装置は、シェアカーに搭載される車両用空調装置を制御する空調制御装置である。シェアカーは、シェアリングサービスに用いられる車両である。車両用空調装置には、室内空調装置と、シート空調装置とが含まれる。
図1に示すように、制御装置10には、着座センサ12、外気温センサ14、外部サーバ16、室内空調装置18、シート空調装置20等が接続されている。
制御装置10は、電子制御装置である。制御装置10は、プロセッサ、メモリを含む周知のマイクロコンピュータとその周辺回路から構成される。メモリは、非遷移的実体的記憶媒体で構成される。制御装置10は、メモリに記憶されたプログラムに従って各種演算、処理を行う。
着座センサ12は、車両用のシートに人が着座していることを検出する検出部である。シートは、座部と背もたれ部とを有する。座部は、人の臀部を支える部分である。背もたれ部は、人の背中を支える部分である。着座センサ12は、座部に設置されている。なお、シートに人が着座していることを検出できるものであれば、他の検出部を用いてもよい。他の検出部としては、例えば、人感センサ、カメラ等が挙げられる。
外気温センサ14は、車室の外気の温度を検出する。外気温センサ14の検出結果は、空調運転として冷房と暖房のどちらを行うべきかの後述の判断に用いられる。なお、冷房と暖房のどちらを行うべきかの判断に、外気温センサ14の検出結果ではなく、シートに設けられた温度センサの検出結果、制御装置10が有するカレンダークロックから得た日時等を用いることもできる。
外部サーバ16は、車両に搭載された図示しない通信機との間で通信を行う。外部サーバ16は、シェアリングサービスを行うシステムを構成する。外部サーバ16は、シェアカーを利用する人の乗車および降車の予定時刻等についての情報を制御装置10に送る。
室内空調装置18は、室内の冷房、暖房または送風を行う装置であり、シートに座る人に対して冷房、暖房または送風を行う装置である。人に対して冷房を行うとは、人を冷やすことを意味する。人に対して暖房を行うとは、人を暖めることを意味する。人に対して送風を行うとは、人に対して温度調整していない風を送ることを意味する。室内空調装置18は、シートの前方のインストルメントパネルに設けられた吹出口(例えば、フェイス吹出口)からシートに座る人またはその周辺空間に向けて冷風、温風、温度調整されていない風を吹き出す。吹出口は、車室内のうちシートとは別の部位であれば、インストルメントパネル以外の部位、例えば、天井に設けられていてもよい。
室内空調装置18は、図示しないが、空調ケース、送風機、冷却用熱交換器、加熱用熱交換器等を備えている。空調ケースは、車室内のうちシートよりも前方側、すなわち、インストルメントパネルの内側の空間に配置される。送風機、冷却用熱交換器および加熱用熱交換器は、空調ケースの内部に収容される。送風機は、車室内に向かう空気流れを形成する。冷却用熱交換器は、車室内に向かう空気を冷却する。加熱用熱交換器は、車室内に向かう空気を加熱する。冷却用熱交換器によって空気が冷却された冷風または加熱用熱交換器によって空気が加熱された温風が、吹出口から吹き出される。
室内空調装置18は、車室内全体の席に対して吹出口から空調風を吹き出す全体席モードと、車室内全体の席のうち乗員が着座している席のみに対して吹出口から空調風を吹き出す一席集中モードとが実施可能に構成されている。
シート空調装置20は、座部の内部に設置された送風機と、背もたれ部の内部に設置された送風機とを備える。シート空調装置20は、室内空調装置18から吹き出された冷風または温風を、座部の表面および背もたれ部の表面から吸い込むことで、冷風または温風をシートに座る人に沿って流し、シートに座る人に対して冷房または暖房を行う装置である。また、シート空調装置20は、室内空調装置が停止した状態で、座部の表面および背もたれの表面から吸い込むことで、座部に座る人に対して送風を行う送風装置でもある。ここでいう「表面」は、シートに着座する乗員に接する側の表面である。なお、座部と背もたれ部の一方のみに設置された送風機によって、座部の表面および背もたれ部の表面から空気を吸い込む構成であってもよい。また、シートから離れた部位に設けられた送風機によって、座部の表面および背もたれ部の表面から空気を吸い込む構成であってもよい。
制御装置10は、室内空調装置18の運転として、全体席空調モードでの運転制御と、一席集中モードでの運転制御を行う。また、制御装置10は、室内空調装置18およびシート空調装置20の運転として、通常モードでの運転制御とは別に、体温除去モードでの運転制御を行う。通常モードは、乗員の快適性向上のための空調運転である。体温除去モードは、前に使用した人の体温を除去するための空調運転である。なお、ここでいう通常モードは、特に、空調運転の初期の運転を除く、定常運転時の空調運転を指す。
次に、体温除去モードでの室内空調装置18およびシート空調装置20の空調運転を行うための制御装置10の体温除去制御について説明する。図2は、制御装置10が実行する体温除去制御のフローチャートである。図中に示した各ステップは、各種機能を実現する機能部に対応するものである。このことは、他の図においても同様である。この体温除去制御は、エンジンまたは走行用の車両電源が停止された状態であっても、バッテリからの電源供給により制御装置10が作動することで、実行される。以下では、運転席に対して体温除去モードでの空調運転が行われる例について説明する。
ステップS1では、制御装置10は、運転席のシート(すなわち、座部)から人が離れたか否かを判定する。この判定は、制御装置10に入力される着座センサ12の検出結果に基づいて行われる。この判定は、人感センサの検出結果、カメラが取得した撮像データ等に基づいて行われてもよい。また、この判定は、車両のエンジンの停止、電動車両の場合の車両走行用電源がオフの状態であることに基づいて行われてもよい。
人がシェアカーから降りた場合、すなわち、人がシートから離れた場合、制御装置10は、YES判定して、ステップS2に進む。人がシートから離れていない場合、制御装置10は、NO判定して、図2に示すフローを終了し、再び、ステップS1を実行する。
ステップS2では、制御装置10は、人がシートから離れてから次の人が座るまでの時間t1を算出する。この時間t1は、例えば、ステップS1でシートから人が離れたと判定したときの時刻と、次の人の乗車予定時刻とに基づいて算出される。ステップS1で座部から人が離れたと判定したときの時刻は、制御装置10のカレンダークロックから取得される。外部サーバ16には、次に乗車する人の乗車予定時刻および降車予定時刻が記憶されており、次の人の乗車予定時刻は、外部サーバ16から取得される。なお、シートから人が離れたときの時刻として、外部サーバから取得した現在乗車している人の下車予定時刻が用いられてもよい。
ステップS3では、制御装置10は、ステップS2で算出した算出時間t1が、第1所定時間a1以上であるか否かを判定する。第1所定時間a1は、制御装置10のメモリに記憶されている。第1所定時間a1は、シートに残存する前の人の体温の除去が完了するまでに、体温除去モードでの空調運転が要する時間に基づいて、予め設定される。体温除去モードでの空調運転が要する時間は、実験等によって定められる。
算出時間t1が第1所定時間a1未満であれば、体温除去モードでの空調運転が行われても、体温除去の完了までに間に合わない。そこで、算出時間t1が第1所定時間a1未満の場合、制御装置10は、NO判定して、図2に示すフローを終了し、再び、ステップS1を実行する。したがって、算出時間t1が第1所定時間a1未満の場合、体温除去モードでの空調運転は行われない。これにより、体温除去モードでの空調運転が行われているときに、次の人がシートに着座することで、次に着座した人が不快に感じることを回避することができる。一方、算出時間t1が第1所定時間a1以上の場合、制御装置10は、YES判定してステップS4に進む。
ステップS4では、制御装置10は、ステップS2の算出時間t1が、第2所定時間a2未満であるか否かを判定する。第2所定時間a2は、制御装置10のメモリに記憶されている。第2所定時間a2は、体温除去モードでの空調運転を行う必要が生じる時間に基づいて、予め設定される。体温除去モードでの空調運転を行う必要が生じる時間は、実験等によって定められる。
算出時間t1が第2所定時間a2以上であれば、空調運転が行われなくても、シートの表面の温度が自然に低下するため、次の人がシートに座るときに、シートに前の人の体温が残らない。算出時間t1が第2所定時間a2よりも短い場合、次の人がシートに座ったときに、前に使用した人の体温がシートに残っているため、座った人は不快に感じるという問題が生じやすい。そこで、算出時間t1が第2所定時間a2以上の場合、制御装置10は、NO判定して、図2に示すフローを終了し、再び、ステップS1を実行する。したがって、算出時間t1が第2所定時間a2以上の場合、体温除去モードでの空調運転は行われない。一方、算出時間t1が第2所定時間a2よりも短い場合、制御装置10は、YES判定してステップS5に進む。
ステップS5では、制御装置10は、空調運転として冷房を行うか否かを判定する。ステップS5は、現在の車室内環境に適している空調運転が冷房か暖房かを判断するものである。この判定は、例えば、外気温センサ14の検出結果に基づいて行われる。外気温が所定温度よりも高い場合、空調運転として冷房運転が適切である。このため、外気温が所定温度よりも高い場合、制御装置10は、YES判定して、ステップS6に進む。一方、外気温が所定温度よりも低い場合、空調運転として暖房運転が適切である。このため、外気温が所定温度よりも低い場合、制御装置10は、NO判定して、ステップS7に進む。
なお、ステップS5の判定は、シートに設けられた温度センサの検出温度に基づいて行われてもよい。また、日時から冷房の使用時期、暖房の使用時期がわかるため、ステップS5の判定は、制御装置10が有するカレンダークロックから得た日時に基づいて行われてもよい。また、ステップS5の判定は、制御装置10のメモリに記憶されている前の人がシートに座っていたときの室内空調装置18の制御内容に基づいて行われてよい。また、ステップS5の判定は、外部サーバ16から受信した情報(例えば、現在の日時の外気温の情報等)に基づいて行われてもよい。
ステップS6では、制御装置10は、体温除去モードでの冷房運転およびシート空調運転を行う。体温除去モードでの冷房運転は、室内空調装置18の最大冷房運転である。最大冷房運転では、吹出口からの吹出風の目標吹出温度が最も低い温度とされ、かつ、吹出口からの吹出風の風速が最大とされる。また、体温除去モードでの冷房運転では、運転席のみに対して吹出口から冷風を吹き出す一席集中モードが実行される。体温除去モードでのシート空調運転では、送風機による吸込み風の風速が最大とされる。これにより、シートの表面が冷却され、シートの表面温度が35℃よりも低い温度となる。
ステップS7では、制御装置10は、体温除去モードでの暖房運転およびシート空調運転を行う。体温除去モードでの暖房運転は、室内空調装置18の最大暖房運転である。最大暖房運転では、吹出口からの吹出風の目標吹出温度が最も高い温度とされ、かつ、吹出口からの吹出風の風速が最大とされる。また、体温除去モードでの暖房運転では、運転席のみに対して吹出口から温風を吹き出す一席集中モードが実行される。体温除去モードでのシート空調運転では、送風機による吸込み風の風速が最大とされる。これにより、シートの表面が加熱され、シートの表面温度が37℃よりも高い温度となる。
ステップS6、S7では、シートの表面の冷却または加熱時間を短縮するために、室内空調装置18の吹出風とシート空調装置20の吸込み風のそれぞれの風速を最大としている。しかしながら、次に使用する人がシートに座るまでにシートの表面温度を体温から離れた温度にすることができれば、それぞれの風速は最大でなくてもよい。また、本実施形態では、省エネルギー等の観点から一席集中モードでの冷房または暖房運転を行うが、全体席モードでの冷房または暖房運転を行ってもよい。
運転者が降車するとき、エンジンまたは走行用の車両電源が停止される。このとき、室内空調装置18およびシート空調装置20は停止状態となる。したがって、ステップS6、S7では、制御装置10は、室内空調装置18およびシート空調装置20を停止状態から作動状態に切り替える。このときの運転状態が体温除去モードである。なお、運転者が降車した後でも、室内空調装置18およびシート空調装置20の作動状態が一定時間維持される場合、ステップS6、S7が実行されることで、室内空調装置18およびシート空調装置20の運転状態が通常モードから体温除去モードへ変更される。
ステップS8では、制御装置10は、ステップS6、S7の体温除去モードでの運転開始から一定時間経過したか否かを判定する。この判定は、制御装置10が有するタイマーが計測した時間と、メモリに予め記憶された所定時間とを比較することによって判定される。この一定時間は、ステップS6、S7の体温除去モードでの運転により、座部の表面温度および背もたれ部の表面温度を、35℃〜37℃の体温から離れた温度にすることができる時間に設定される。
一定時間経過した場合、制御装置10は、YES判定して、ステップS10に進む。ステップS10では、制御装置10は、体温除去モードでの室内空調運転、シート空調運転を停止する。これにより、体温除去モードでの空調運転が終了する。このとき、室内空調装置18およびシート空調装置20は停止状態とされる。または、室内空調装置18およびシート空調装置20は、体温除去モードから通常モードに変更される。
一方、一定時間経過していない場合、制御装置10は、ステップS8で、NO判定して、ステップS9に進む。ステップS9では、制御装置10は、人がシートに座っているか否かを判定する。この判定は、ステップS1と同様に、着座センサ12の検出結果等に基づいて行われる。人がシートに座っている場合、制御装置10は、YES判定して、ステップS10に進む。人がシートに座っていない場合、制御装置10は、NO判定して、ステップS8に進む。これにより、一定時間経過していない場合であっても、次の人がシートに着座すると、体温除去モードでの空調運転が終了する。
ステップS1〜S7の説明の通り、制御装置10は、人がシートから離れたことを検知し、かつ、その人がシートから離れてから次に使用する人がシートに座るまでの時間t1が第1所定時間a1よりも長く、第2所定時間a2よりも短い場合、次に使用する人がシートに座る前に、室内空調装置18およびシート空調装置20を体温除去モードで作動させる。
このとき、ステップS6の体温除去モードでの冷房運転、シート空調運転によって、シートの表面を冷却してシートの表面温度を35℃よりも低い温度にする。または、ステップS7のステップS7の体温除去モードでの暖房運転、シート空調運転によって、シートの表面を加熱してシートの表面温度を37℃よりも高い温度にする。すなわち、シートに残存する直前に使用した人の体温を除去する。
ここで、前の人が使用した直後に、次の人がシートを使用する場合、次の人が使用するときのシートの表面温度が人間の体温(すなわち、35℃から37℃の間の温度)と同じであると、次に座った人は、前に使用した人の体温がシートに残っていると感じる。本実施形態によれば、人がシートから離れた後、次に使用する人がシートに座る前に、シートの表面温度を、人間の体温から離れた温度にする。これにより、次にシートに座った人が、前に使用した人の体温がシートに残っていると感じることを抑制することができる。よって、次にシートを使用する人の快適性を向上させることができる。
(第2実施形態)
本実施形態の制御装置10は、事前に予約して乗車する乗合バスに搭載される車両用空調装置を制御する空調制御装置である。車両用空調装置には、室内空調装置18と、シート空調装置20とが含まれる。室内空調装置18は、それぞれのシートの周辺に設置された吹出口からシートに座る人に対して冷房、暖房または送風を行う。この室内空調装置18は、シートごとに吹出口からの吹出風の温度、風量の調整ができるように構成されている。
制御装置10は、シートごとに、第1実施形態で説明した体温除去制御を行う。本実施形態では、人がシートから離れて次の人が座る予定のシートに対して、体温除去モードでの空調運転が行われる。他のシートに対しては、通常モードでの空調運転が行われる。
また、本実施形態では、図2のステップS5の判定は、バス全体の空調の制御内容から判定される。他のステップは、第1実施形態と同じである。したがって、本実施形態によっても、第1実施形態と同じ効果が得られる。
(第3実施形態)
本実施形態の制御装置は、不特定多数の人を運送する乗合バスのシートや、映画館等の不特定多数の人が利用する施設のシートに設置されるシートヒータの作動を制御する。
図3に示すように、制御装置10には、着座センサ12、シートヒータ22等が接続されている。シートヒータ22は、シートの内部または表面に設置され、シートに座る人に対して暖房を行う装置である。シートヒータ22は、発熱体の熱によってシートに接する人を暖める。シートヒータ22は、シートの座部および背もたれ部に設けられている。
次に、本実施形態の制御装置10の体温除去制御について説明する。図4は、制御装置10が実行する体温除去制御のフローチャートである。図4では、図2と同一のステップに同一の符号を付している。
図4に示すように、制御装置10は、ステップS1でYES判定した場合、ステップS6−1に進む。ステップS6−1では、制御装置10は、シートヒータ22を停止状態から作動状態に切り替える。これにより、座部の表面および背もたれ部の表面が加熱され、座部および背もたれ部の表面温度が37℃よりも高い温度となる。
続いて、ステップS8では、制御装置10は、ステップS6−1のシートヒータ22の作動開始から一定時間経過したか否かを判定する。一定時間経過した場合、制御装置10は、YES判定して、ステップS10−1に進む。一定時間経過していない場合、制御装置10は、ステップS9に進む。ステップS10−1では、制御装置10は、シートヒータ22を停止する。
このように、本実施形態では、制御装置10は、人がシートから離れたことを検知した場合、次の人がシートに座る前に、シートヒータ22の作動によって、シートの表面を加熱してシートの表面温度を37℃よりも高い温度にする。このため、本実施形態によっても、第1実施形態と同様の効果が得られる。
なお、第1実施形態のステップS7を、本実施形態のステップS6−1に変更してもよい。すなわち、第1実施形態において、シートにシートヒータ22が設置されており、制御装置10は、ステップS5でNO判定の場合、シートヒータ22の作動によってシートの表面を加熱してシートの表面温度を37℃よりも高い温度にしてもよい。
(第4実施形態)
本実施形態は、第1実施形態の体温除去モードを臭い除去モードに変更したものである。臭い除去モードは、前に使用した人の臭いを除去するための空調運転である。本実施形態においても、第1実施形態と同様に、制御装置10には、着座センサ12、外気温センサ14、外部サーバ16、室内空調装置18、シート空調装置20等が接続されている。
図5は、制御装置10が実行する臭い除去制御のフローチャートである。この臭い除去制御も、エンジンまたは走行用の車両電源が停止された状態であっても、バッテリからの電源供給により制御装置10が作動することで、実行される。図5では、図2と同一のステップに同一の符号を付している。
図5に示すように、制御装置10は、ステップS4でYES判定した場合、ステップS6−2に進む。ステップS6−2では、制御装置10は、臭い除去モードでのシート空調運転を行う。体温除去モードでのシート空調運転では、送風機による吸込み風の風速が最大とされる。このとき、室内空調装置18の作動を停止した状態とする。これにより、シートの表面から空気が吸込まれることで、シートの表面に付着している臭いが除去または低減される。
第1実施形態での説明と同様に、運転者が降車するとき、エンジンまたは走行用の車両電源が停止される。このとき、室内空調装置18およびシート空調装置20は停止状態となる。ステップS6−2では、制御装置10は、シート空調装置20を停止状態から作動状態に切り替える。このときの運転状態が臭い除去モードである。なお、運転者が降車した後でも、シート空調装置20の作動状態が一定時間維持される場合、ステップS6−2が実行されることで、シート空調装置20の運転状態が通常モードから臭い除去モードへ変更される。
続いて、ステップS8では、制御装置10は、ステップS6−2のシート空調運転の開始から一定時間経過したか否かを判定する。一定時間経過した場合、制御装置10は、YES判定して、ステップS10−2に進む。一定時間経過していない場合、制御装置10は、ステップS9に進む。ステップS10−2では、制御装置10は、臭い除去モードでのシート空調運転を停止する。これにより、臭い除去モードでの空調運転が終了する。
人が座部から離れてから次の人が座部に座るまでの時間が短い場合に、次の人がシートに座ったときに、前に使用した人の臭いがシートに残っているため、座った人は不快に感じるという問題が生じやすい。
そこで、本実施形態では、制御装置10は、人がシートから離れたことを検知し、かつ、その人がシートから離れてから次に使用する人がシートに座るまでの時間t1が第1所定時間a1よりも長く、第2所定時間a2よりも短い場合、次の人がシートに座る前に、室内空調装置18の作動を停止した状態で、シート空調装置20を作動状態とする。本実施形態によれば、シート空調装置20の作動によって、シートの表面に付着している臭いを除去または低減することができる。これにより、次にシートを使用する人の快適性を向上させることができる。
(他の実施形態)
(1)第1、第2、第4実施形態では、シート空調装置20は、座部の表面および背もたれ部の表面から空気を吸い込む構成であったが、座部と背もたれ部の一方の表面のみから空気を吸い込む構成であってもよい。この場合、第1、第2実施形態では、シート空調装置20の作動によって、座部と背もたれ部の一方の表面のみが冷却または加熱される。第4実施形態では、シート空調装置20の作動によって、座部と背もたれ部の一方の表面から空気が吸込まれる。
(2)第3実施形態では、シートヒータ22は、座部と背もたれ部の両方に設けられているが、座部と背もたれ部の一方のみに設けられていてもよい。この場合、シートヒータ22の作動によって、座部と背もたれ部の一方の表面が加熱される。
(3)第1実施形態では、制御装置10は、ステップS6で、室内空調装置18を冷房運転で作動させ、シート空調装置20を作動させた。しかしながら、室内温度が35℃よりも低い場合、制御装置10は、ステップS6で、室内空調装置18を停止状態とし、シート空調装置20を作動させてもよい。室内温度が35℃よりも低い場合、シート空調装置20の作動のみによっても、シートの表面を冷却してシートの表面温度を35℃よりも低い温度にすることができる。
(4)第1実施形態では、シート空調装置20は、空気を吸い込む吸込み式であったが、温度調整された空調風を吹き出す温度調整式であってもよい。この場合、シート空調装置20は、座部と背もたれ部との少なくとも一方の表面から、冷風または温風を吹き出すことで、シートに座る人に対して冷房または暖房を行う装置である。この場合、制御装置10は、ステップS6で、室内空調装置18を停止状態とし、シート空調装置20を、最大風速で、冷風を吹き出す作動状態とする。これにより、座部と背もたれ部との少なくとも一方の表面が冷却され、その表面温度が35℃よりも低い温度となる。また、制御装置10は、ステップS7で、室内空調装置18を停止状態とし、シート空調装置20を、最大風速で、温風を吹き出す作動状態とする。これにより、座部と背もたれ部との少なくとも一方の表面が加熱され、その表面温度が37℃よりも高い温度となる。
また、シート空調装置20は、座部と背もたれ部との少なくとも一方の表面から空気を温度調整せずに吹き出すものであってもよい。この場合、シート空調装置20は、シートに座る人に対して送風を行う送風装置である。室内温度が35℃よりも低い場合、制御装置10は、ステップS6で、室内空調装置18を停止状態とし、シート空調装置20を作動させてもよい。室内温度が35℃よりも低い場合、シート空調装置20の作動のみによっても、座部と背もたれ部との少なくとも一方の表面を冷却してその表面温度を35℃よりも低い温度にすることができる。
(5)第1実施形態では、制御装置10は、ステップS7で、室内空調装置18を暖房運転で作動させ、シート空調装置20を最大風速で作動させていた。また、第3実施形態では、制御装置10は、ステップS6−1で、シートヒータ22を作動させていた。これらに替えて、制御装置10は、座部に座る人に対して暖房を行う他の暖房装置を作動させてもよい。他の暖房装置としては、例えば、シートの前方に設置された輻射ヒータが挙げられる。
(6)第3実施形態では、制御装置10は、映画館等の不特定多数の人が利用する施設のシートに設置されるシートヒータ22の作動を制御するものであった。しかしながら、シートヒータ22を、冷風または温風を吹き出すシート空調装置に変更してもよい。このシート空調装置は、座部と背もたれ部との少なくとも一方の表面から、冷風または温風を吹き出すことで、シートに座る人に対して冷房または暖房を行う装置である。
この場合、制御装置10は、図4のステップS1でYES判定のとき、シート空調装置20を、最大風速で、冷風を吹き出す作動状態とする。これにより、シートの表面が冷却され、シートの表面温度が35℃よりも低い温度となる。または、制御装置10は、図4のステップS1でYES判定のとき、シート空調装置20を、最大風速で、温風を吹き出す作動状態とする。これにより、シートの表面が加熱され、シートの表面温度が37℃よりも高い温度となる。そして、制御装置10は、図4のステップS8、S9でYES判定のとき、シート空調装置20を停止させる。これによっても、第1実施形態と同様の効果が得られる。
(7)第4実施形態では、制御装置10は、ステップS6−2で、室内空調装置18を停止状態とし、シート空調装置20を作動状態とした。しかしながら、制御装置10は、ステップS6−2で、シート空調装置20を停止状態とし、室内空調装置18を作動状態としてもよい。このときの室内空調装置18の作動状態は、吹出口からシートの表面に向けて吹き出す状態である。吹出口から吹き出される空気は温度調整されていても、温度調整されていなくてもよい。
また、制御装置10は、ステップS6−2で、室内空調装置18とシート空調装置20の両方を作動状態としてもよい。このときの室内空調装置18の作動状態は、吹出口からシートの表面に向けて空気を吹き出す状態である。吹出口から吹き出される空気は温度調整されていても、温度調整されていなくてもよい。
また、第4実施形態においても、シート空調装置20は、座部と背もたれ部との少なくとも一方の表面から空気を温度調整せずに吹き出すものであってもよい。この場合、制御装置10は、ステップS6−2で、室内空調装置18を停止状態とし、シート空調装置20を作動状態とする。これにより、座部と背もたれ部との少なくとも一方の表面から空気が吹き出されることで、座部と背もたれ部との少なくとも一方の表面に付着している臭いを除去または低減することができる。
(8)上述の各実施形態では、制御装置10は、ステップS8、S9でYES判定のときに、室内空調装置18、シート空調装置20、シートヒータ22等の作動を停止させていたが、これらの装置の停止のタイミングは、これに限定されない。例えば、シートの表面温度を検出する温度センサの検出結果が制御装置10に入力されるようになっている。この場合、制御装置10は、温度センサの検出温度が、所定の温度範囲(例えば、35℃から37℃までの温度範囲)から外れた場合に、これらの装置を停止させてもよい。
(9)上記各実施形態では、シートに本発明が適用されていた。しかしながら、本発明は、座部と背もたれ部とのうち座部のみを有するものに対しても適用可能である。
(10)本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能であり、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。また、上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、構成要素等の材質、形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の材質、形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その材質、形状、位置関係等に限定されるものではない。
10 制御装置
18 室内空調装置
20 シート空調装置
22 シートヒータ

Claims (7)

  1. 座部に座る人に対して冷房、暖房または送風を行う装置(18、20、22)の作動を制御する制御装置であって、
    前記制御装置は、人が前記座部から離れたことを検知した場合、次に使用する人が前記座部に座る前に、前記装置の作動によって前記座部の表面を冷却して前記座部の表面温度を35℃よりも低い温度にする、または、前記装置の作動によって前記座部の表面を加熱して前記座部の表面温度を37℃よりも高い温度にする、制御装置。
  2. 座部に座る人に対して送風を行う装置(18、20)の作動を制御する制御装置であって、
    前記装置は、前記座部とは別の位置に設けられた吹出口から前記座部の表面に向けて空気を吹き出すことと、前記座部の表面から空気を吸い込むことと、前記座部の表面から空気を吹き出すこととのいずれか1つを行うものであり、
    前記制御装置は、人が前記座部から離れたことを検知した場合、次に使用する人が前記座部に座る前に、前記装置を作動状態とする、制御装置。
  3. 前記装置は、前記座部の表面から空気を吸い込むことと、前記座部の表面から空気を温度調整せずに吹き出すこととのいずれか一方を行う送風装置(20)であり、
    前記制御装置は、前記座部とは別の位置に設けられた吹出口から室内へ冷風または温風を吹き出す室内空調装置(18)の作動を制御するようになっており、
    前記制御装置は、人が前記座部から離れたことを検知した場合、次に使用する人が前記座部に座る前に、前記室内空調装置(18)の作動を停止した状態で、前記送風装置を作動状態とする、請求項2に記載の制御装置。
  4. 座部と背もたれ部とを有するシートに座る人に対して冷房、暖房または送風を行う装置(18、20、22)の作動を制御する制御装置であって、
    前記制御装置は、人が前記座部から離れたことを検知した場合、次に使用する人が前記座部に座る前に、前記装置の作動によって前記背もたれ部の表面を冷却して前記背もたれ部の表面温度を35℃よりも低い温度にする、または、前記装置の作動によって前記背もたれ部を加熱して前記背もたれ部の表面温度を37℃よりも高い温度にする、制御装置。
  5. 座部と背もたれ部とを有するシートに座る人に対して送風を行う装置(18、20)の作動を制御する制御装置であって、
    前記装置は、シートとは別の位置に設けられた吹出口から前記背もたれ部の表面に向けて空気を吹き出すことと、前記背もたれ部の表面から空気を吸い込むことと、前記背もたれ部の表面から空気を吹き出すこととのいずれか1つを行うものであり、
    前記制御装置は、人が前記座部から離れたことを検知した場合、次に使用する人が前記座部に座る前に、前記装置を作動状態とする、制御装置。
  6. 前記装置は、前記背もたれ部の表面から空気を吸い込むことと、前記背もたれ部の表面から空気を温度調整せずに吹き出すこととのいずれか一方を行う送風装置(20)であり、
    前記制御装置は、前記シートとは別の位置に設けられた吹出口から室内へ冷風または温風を吹き出す室内空調装置(18)の作動を制御するようになっており、
    前記制御装置は、人が前記座部から離れたことを検知した場合、次に使用する人が前記座部に座る前に、前記室内空調装置(18)の作動を停止した状態で、前記送風装置を作動状態とする、請求項5に記載の制御装置。
  7. 前記制御装置は、人が前記座部から離れたことを検知し、かつ、その人が前記座部から離れてから次の人が前記座部に座るまでの時間が所定時間よりも短い場合に、前記装置を作動状態とする、請求項1ないし6のいずれか1つに記載の制御装置。
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