JP2020072606A - 搬送保護継電装置 - Google Patents

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Takanori Fujisaki
貴規 藤崎
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司 白濱
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Noboru Sato
昇 佐藤
亨 妹尾
Toru Senoo
亨 妹尾
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Hideaki Nakatani
英明 中谷
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直子 森久
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Daisuke Morimoto
大介 森本
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満里絵 月坂
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Yuta Nakamoto
雄太 中本
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Abstract

【課題】伝送不良が発生した場合に原因箇所を特定することにある。【解決手段】伝送処理部11は、制御部13から出力されたパラレルデータをシリアルデータに変換した後に、さらにシリアルデータを光信号に変換して送信系光回線6−1に送出する送信系回路11Tと、受信系光回線6−2から入力された光信号をシリアルデータに変換した後に、さらにシリアルデータをパラレルデータに変換して制御部13に出力する受信系回路11Rと、送信系回路の光信号を受信系回路の光信号として折り返すように切り替える第1スイッチと、送信系回路のシリアルデータを受信系回路のシリアルデータとして折り返すように切り替える第2スイッチと、を備え、制御部13は、常時監視不良が発生したことを判定した場合に、第1スイッチ、又は第2スイッチを切り替えて通信試験を行うことにより、伝送不良の原因箇所を特定する。【選択図】図2

Description

本発明は、伝送不良の原因箇所を特定するのに好適な搬送保護継電装置に関する。
従来の搬送保護継電装置としては、PCM電流差動保護継電装置が知られている。
PCM電流差動保護継電装置は、保護範囲である送電線路の各端子に設置し、例えば光通信回線を介して接続して事故様相情報等(故障電流、電圧等)を相互に送受信しており、各端子間の情報を演算することで事故判定して事故発生線路の各端子に設けられた遮断器(CB)を即時・同時に解列できる機能を有している。
この搬送保護継電装置は、伝送路により情報を送受信することが特徴であり、情報伝送の途絶(以降、伝送不良)がないこと(伝送路または搬送保護継電装置の内部に設けられた伝送処理部の故障)を常時監視している。
このような監視内容は、搬送保護継電装置に設けられたCPU部において受信レベルの低下、誤データ受信等を常に監視し、不良を検出した際には、遮断器(CB)の誤遮断を防止するため、搬送保護継電装置を不使用にする機能である。
特許文献1には、通信回線の切替えによっても、複数の電気所間における送信、受信の伝送遅延時間を同一に維持可能にすることを目的として、制御回路に、じょう乱検出回路によるじょう乱検出時に、正常な信号伝送状態にある他の通信回線を選択するための制御信号により自装置の通信回線を切替えるとともに、相手側電気所へ切替指令を出力させ、この出力にもとづく上記相手側電気所からの切替指令により、上記通信回線の切替えを行わせるという技術が開示されている。
特開平5−236635号公報
従来の搬送保護継電装置にあっては、以下のような課題が残されている。
すなわち、伝送不良が発生した場合、その原因が自然現象等による通信回線自体の故障によるものか、搬送保護継電装置の内部の異常によるものかを判断することが困難であり、その後の機能復旧に関する調査は別途行う必要があった。
また、正常な状態にある他の通信回線への切替機能を実現させるためには、常用回線に加えて切替可能な予備回線を準備する必要がある。通常、送電線は数キロメートル〜数十キロメートルと亘長が長く、予備回線を設ける場合は、常用回線とは別のルートを選定(同一ルートでは雷等の自然災害で同時に途絶することがリスクとなる)することも考慮する必要があるので高コストとなる。
ここで、伝送不良を起こす原因について説明する。
伝送不良が外部要因により発生する場合として、光ケーブル損傷(光ケーブルに強い外力が加わったり、工具などで傷つけられたりした場合)、通信回線の物理的な切断(雷撃による断線、作業による誤切断、クレーン接触等による切断等)等がある。
一方、伝送不良が内部要因により発生する場合として、搬送保護継電装置の内部の部品(基板等)不良がある。
しかしながら、伝送不良については、一定時間継続後、自然復旧しているケースが非常に多いため、不良発生時に搬送保護継電装置が設置されている場所に点検員が行った時点では、すでに復帰している場合が多い。そのため、搬送保護継電装置本体では、伝送不良を検出した時間と故障推定部位の記録は残っているが、故障推定部位だけでは、搬送保護継電装置の内部なのか通信回線なのか探索(切り分け)できなかった。
なお、従来、故障推定部位である箇所を、1箇所毎に部品交換し、一定期間に再発すれば、次の部品交換を行うようにして切り分け対応を実施していたため、原因箇所の特定に時間と手間がかかるといった問題があった。
本発明の一実施形態は、上記に鑑みてなされたもので、その目的は、伝送不良が発生した場合に原因箇所を特定することにある。
上記課題を解決するたに、請求項1記載の発明は、送信系光回線と受信系光回線により多重化構成された通信回線を介して通信データを送受信する伝送処理部と、前記伝送処理部から取得したデータを常時監視することにより常時監視不良が発生したか否かを判定する制御部と、を備える搬送保護継電装置であって、前記伝送処理部は、前記制御部から出力されたパラレルデータをシリアルデータに変換した後に、さらにシリアルデータを光信号に変換して前記送信系光回線に送出する送信系回路と、前記受信系光回線から入力された光信号をシリアルデータに変換した後に、さらにシリアルデータをパラレルデータに変換して前記制御部に出力する受信系回路と、前記送信系回路の光信号を前記受信系回路の光信号として折り返すように切り替える第1スイッチと、前記送信系回路のシリアルデータを前記受信系回路のシリアルデータとして折り返すように切り替える第2スイッチと、を備え、前記制御部は、前記常時監視不良が発生したことを判定した場合に、前記第1スイッチ、又は前記第2スイッチを切り替えて通信試験を行うことにより、伝送不良の原因箇所を特定することを特徴とする。
本発明によれば、伝送不良が発生した場合に原因箇所を特定することができる。
本発明の一実施形態に係わる搬送保護継電装置を含む搬送保護システムを示す図である。 本発明の一実施形態に係る搬送保護継電装置のハードウエア構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る搬送保護継電装置が通信試験に用いる試験信号のフレーム構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る搬送保護継電装置が用いる伝送処理部の内部回路が光信号の折り返し状態にあることを示す図である。 本発明の一実施形態に係る搬送保護継電装置が用いる伝送処理部の内部回路が電気信号の折り返し状態にあることを示す図である。 本発明の一実施形態に係る搬送保護継電装置が用いるフローチャートである。
以下、本発明を図面に示した実施の形態により詳細に説明する。
本発明は、伝送不良が発生した場合に原因箇所を特定するために、以下の構成を有する。
すなわち、本発明の搬送保護継電装置は、送信系光回線と受信系光回線により多重化構成された通信回線を介して通信データを送受信する伝送処理部と、伝送処理部から取得したデータを常時監視することにより常時監視不良が発生したか否かを判定する制御部と、を備える搬送保護継電装置であって、伝送処理部は、制御部から出力されたパラレルデータをシリアルデータに変換した後に、さらにシリアルデータを光信号に変換して送信系光回線に送出する送信系回路と、受信系光回線から入力された光信号をシリアルデータに変換した後に、さらにシリアルデータをパラレルデータに変換して制御部に出力する受信系回路と、送信系回路の光信号を受信系回路の光信号として折り返すように切り替える第1スイッチと、送信系回路のシリアルデータを受信系回路のシリアルデータとして折り返すように切り替える第2スイッチと、を備え、制御部は、常時監視不良が発生したことを判定した場合に、第1スイッチ、又は第2スイッチを切り替えて通信試験を行うことにより、伝送不良の原因箇所を特定することを特徴とする。
以上の構成を備えることにより、伝送不良が発生した場合に原因箇所を特定することができる。
上記記載の本発明の特徴について、以下の図面を用いて詳細に解説する。但し、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置などは特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
上記の本発明の特徴に関して、以下、図面を用いて詳細に説明する。
次に、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
<搬送保護システム>
図1は、本発明の一実施形態に係わる搬送保護継電装置を含む搬送保護システムを示す図である。
搬送保護システム1は、搬送保護継電装置5A、5B、遠隔監視制御装置7A、7B、遠方監視装置9A、9Bを備えている。
搬送保護継電装置5A、5Bは、それぞれ電気所A、Bに配置されており、保護範囲である送電線路4の各端子に設置し、例えば光通信回線6−1、6−2を介して接続して事故様相情報等(故障電流、電圧等)を相互に送受信しており、各端子に設けられた変流器CTA、CTBからの電流信号を演算することで、事故判定して事故発生線路の各端子に設けられた遮断器CB1、CB2を即時・同時に解列できる機能を有している。
遠隔監視制御装置7A、7Bは、それぞれ電気所(変電所、発電所)3A、3Bに配置されており、ネットワークNを介して遠方監視装置9A、9Bへ情報を伝送するとともに、遠方監視装置9A、9Bからの操作情報も受け取り、現地機器である搬送保護継電装置5A、5Bへの制御信号を出力する。
遠方監視装置9A、9Bは、変電所、発電所の電力系統情報を24時間体制で監視している遠方監視箇所に配置されており、ネットワークNを介して相互に接続されている。遠方監視装置9A、9Bは、停電事故発生時には、電力の安定供給のため、早期復旧のための操作や事故情報の発信等を行っており、また、送電線路4の作業に伴う停電操作も行う。
遠方監視装置9A、9Bは、後述するCRCチェックにより伝送不良が発生したことを検知した場合、故障部位の探索(光通信回線6−1、6−2または搬送保護継電装置5A、5B)を目的とした処理を行う。これにより、搬送保護継電装置5A、5Bの内部に設けられた伝送処理部から光通信回線6−1、6−2を含めた回路において、故障部位がどこなのか容易に切り分けが可能であり、切り分けした結果については、外部出力表示により、遠方にて監視することが可能となる。
なお、切り分け回路は、光通信回線6−1、6−2(送・受信)の折り返しをしているため、既存の光通信回線6−1、6−2のみで処理できる構成となっているため、新たな光通信回線の増設コストはかからない。
<搬送保護継電装置のハードウエア構成>
図2は、本発明の一実施形態に係る搬送保護継電装置のハードウエア構成を示す図である。
図2に示すように搬送保護継電装置5Aは、伝送処理部11、制御部13、報知部15、DI部17、I/V変換部19、A/D変換部21、操作表示制御部23、モニタ25を備えている。
伝送処理部11は、送信系光回線6−1と受信系光回線6−2により多重化構成された通信回線を介して通信データを送受信する。なお、図2に示す伝送処理部11は正常時の接続関係を示している。
伝送処理部11は、送信系回路11T、受信系回路11Rを備えている。送信系回路11Tは、P/S部31(パラレルシリアル変換器)、第2スイッチSW2a、E/O部33(電気光変換器)、第1スイッチSW1aを備えている。
P/S部31(パラレルシリアル変換器)は、制御部13から出力されたパラレルデータをシリアルデータに変換する。
E/O部33(電気光変換器)は、パラレルシリアル変換器から出力されたシリアルデータを光信号に変換して送信系光回線6−1に送出する。
送信系回路11Tは、制御部13から出力されたパラレルデータをP/S部31によりシリアルデータに変換した後に、さらにシリアルデータをE/O部33により光信号に変換して送信系光回線6−1に送出する。
受信系回路11Rは、第1スイッチSW1b、O/E部35(光電気変換器)、第2スイッチSW2b、S/P部37(シリアルパラレル変換器)を備えている。
O/E部35(光電気変換器)は、受信系光回線6−2から入力された光信号をシリアルデータに変換する。
S/P部37(シリアルパラレル変換器)は、O/E部35から出力されたシリアルデータをパラレルデータに変換して制御部13に出力する。
第1スイッチSW1a、SW1bは、制御部13による制御信号に応じて、送信系回路11Tの光信号を受信系回路の光信号として折り返すように切り替える。
第2スイッチSW2a、SW2bは、制御部13による制御信号に応じて、送信系回路11Tのシリアルデータを受信系回路11Rのシリアルデータとして折り返すように切り替える。
受信系回路11Rは、受信系光回線6−2から入力された光信号をO/E部35によりシリアルデータに変換した後に、さらにS/P部によりシリアルデータをパラレルデータに変換して制御部13に出力する。
制御部13は、CPU41、DO部43を備えている。
CPU41は、内部にROM(read only memory)、RAM(random access memory)を有し、ROMからオペレーティングシステムOSを読み出してRAM上に展開してOSを起動し、OS管理下において、ROMからプログラム(処理モジュール)を読み出し、各種処理を実行する。
制御部13は、伝送処理部11から取得したデータを常時監視することにより常時監視不良が発生したか否かを判定する。
制御部13は、常時監視不良が発生したことを判定した場合に、第1スイッチSW1a、SW1b、又は第2スイッチSW2a、SW2bを切り替えて通信試験を行うことにより、伝送不良の原因箇所を特定する。
制御部13は、常時監視不良が発生したことを判定した場合に、第1スイッチSW1a、SW1bを切り替えて、送信系回路11Tの光信号を受信系回路11Rの光信号として折り返し、通信試験を行うことにより、伝送系不良が継続するか否かを判定する。
制御部13は、伝送系不良が継続しないと判定した場合に、通信回線が不良であると特定する。
制御部13は、伝送系不良が継続することと判定した場合に、第2スイッチSW2a、SW2bを切り替えて、送信系回路11Tのシリアルデータを受信系回路11Rのシリアルデータとして折り返し、通信試験を行うことにより、伝送系不良が継続するか否かを判定する。
制御部13は、伝送系不良が継続しないと判定した場合に、E/O部33又はO/E部35に不良が発生したこととして特定する。
制御部13は、伝送系不良が継続していると判定した場合に、P/S部31又はS/P部37に不良が発生したこととして特定する。
報知部15は、接点S1a、S1b〜S3a、S3bを有するリレーRy1〜Ry3を備えている。
DI(デジタルインプット)部17は、遠隔監視制御装置7Aからの制御信号を受け取り、CPU41がこの制御信号に応じて搬送保護継電装置5Aに設けられたSW1a、SW1b、SW2a、SW2b、Ry1、Ry2、Ry3を切り替えることにより、遠方から制御することができる。
I/V変換部19は、送電線路4の各端子に設けられた変流器CTAから出力される電流Iを電圧Vに変換する。
A/D変換部21は、I/V変換部19により変換された後の電圧Vをアナログ信号からデジタルデータにA/D変換することにより、デジタルデータである電圧データをCPU41及びP/S部31に出力する。
図2に示すリレーRy1〜Ry3をそれぞれONすることにより、それぞれの接点S1a〜S1b、接点S2a〜S2b、接点S3a〜S3bがONする。ここで、接点S1a〜S1bがONするとP/S部31・S/P部37の不良、接点S2a〜S2bがONするとE/O部33・O/E部35の不良、接点S3a〜S3bがONすると通信不良であることを表し、遠隔監視制御装置(TC)7Aへ取り込み、ネットワークNを介して遠方監視装置9Aへ表示することで警報する。
操作表示制御部23は、制御部13から出力されるメッセージテキストからメッセージ画像を生成してモニタ25に表示する。
<試験信号のフレーム構成>
図3は、本発明の一実施形態に係る搬送保護継電装置が通信試験に用いる試験信号のフレーム構成を示す図である。
伝送不良の検出は、次の(1)〜(4)の監視による。
(1)CRC(Cyclic Redundancy Check)チェック
CRCチェックでは、CRCコードを伝送し、受信側でチェックする。
CRCは、伝送データの誤りを検出するために付加するチェック用のデータである。CRCデータとしては、フレーム同期フラグを除いた伝送データを生成多項式(CCITT方式;X16+X12+X+1)で除した(モジュロ2;XOR演算)剰余値を伝送する。
受信側では、受信データ+CRCデータを同一の生成多項式で除して(モジュロ2;XOR演算)剰余が0になることをチェックする。
(2)固定ビットチェック
固定ビットの有無をチェックする。
(3)フレーム同期チェック
フレーム同期パターンの受信タイミングをチェックする。
(4)マルチフレーム同期チェック
マルチフレーム同期パターンの受信タイミングをチェックする。
<光信号の折り返し状態>
図4は、本発明の一実施形態に係る搬送保護継電装置が用いる伝送処理部の内部回路が光信号の折り返し状態にあることを示す図である。
制御部13がON制御信号を第1スイッチSW1a、SW1bに出力した場合、第1スイッチSW1a、SW1bは、制御部13からのON制御信号に応じて、それぞれの接点1−3が接続状態になり、E/O部33から出力される光信号を、第1スイッチSW1a、SW1bのそれぞれの接点1−3を介してO/E部35に折り返すように切り替える。
このように、常時監視不良が発生したことを判定した場合に、第1スイッチSW1a、SW1bを切り替えて、送信系回路11Tの光信号を受信系回路11Rの光信号として折り返し、通信試験を行うことにより、伝送系不良が継続するか否かを判定することで、伝送不良が発生した場合に原因箇所を特定することができる。
また、伝送系不良が継続しないと判定した場合に、E/O部33又はO/E部35に不良が発生したこととして特定することで、伝送不良が発生した場合に原因箇所を特定することができる。
<電気信号の折り返し状態>
図5は、本発明の一実施形態に係る搬送保護継電装置が用いる伝送処理部の内部回路が電気信号の折り返し状態にあることを示す図である。
制御部13がON制御信号を第2スイッチSW2a、SW2bに出力した場合、第2スイッチSW2a、SW2bは、制御部13からのON制御信号に応じて、それぞれの接点1−3が接続状態になり、P/S部から出力されるシリアルデータを、第2スイッチSW2a、SW2bのそれぞれの接点1−3を介してS/P部37に折り返すように切り替える。
このように、伝送系不良が継続することと判定した場合に、第2スイッチSW2a、SW2bを切り替えて、送信系回路11Tのシリアルデータを受信系回路11Rのシリアルデータとして折り返し、通信試験を行うことにより、伝送系不良が継続するか否かを判定することで、伝送不良が発生した場合に原因箇所を特定することができる。
また、伝送系不良が継続していると判定した場合に、P/S部31又はS/P部37に不良が発生したこととして特定することで、伝送不良が発生した場合に原因箇所を特定することができる。
<フローチャート>
図6は、本発明の一実施形態に係る搬送保護継電装置が用いるフローチャートである。
ステップS1では、制御部13は、CRCチェックにより常時監視処理を行う。
ステップS5では、制御部13は、常時監視不良が発生したか否かを判定する。すなわち、CPUにより常時監視不良として、例えば、相手端子(3B)からのデータを受信できなかったか(受信レベルが低下して回線が途絶えた(断)とき)判定する。また、伝送遅延(同期不良)等により、データ送受信が正常な状態でないか判定する。
制御部13は、常時監視不良が発生したことと判定した場合に、ステップS10に進み、一方、常時監視不良が発生していないことと判定した場合に、処理を終了する。
ステップS10では、制御部13は、伝送系に重故障が発生したと判定し、重故障に設定する。すなわち、伝送系不良が発生した場合は、作業員(ユーザ)の操作により重故障(43C不使用、当該搬送保護継電装置を不使用にする)と設定する。
ステップS15では、制御部13は、伝送系の不良が発生したか否かを判定する。
制御部13は、伝送系の不良が発生したことと判定した場合に、ステップS20に進み、一方、伝送系の不良が発生していないことと判定した場合に、ステップS40に進む。
ステップS20では、制御部13は、伝送系不良の切り分け処理を行うか否かを問い合わせる旨のメッセージを表示する。すなわち、制御部13は、「伝送系不良の原因箇所を特定するために、切り分け処理を行いますか?」、「Yes」、「No」というメッセージのテキスト文章を生成して、操作表示制御部23に出力する。操作表示制御部23は制御部13から受け付けたテキスト文書をモニタ25に表示する。
モニタに表示された「伝送系不良の原因箇所を特定するために、切り分け処理を行いますか?」、「Yes」、「No」というメッセージを目視確認した作業員(ユーザ)は、上述した切り分け処理を行いたい場合はモニタ上の「Yes」ボタン、切り分け処理を行わない場合はモニタ上の「No」ボタンを押す。
なお、伝送不良切り分け処理を常時行えるように構成した場合、自端子(3A)だけでなく相手端子(3B)との処理の競合により、適切な判断ができなくなる。すなわち、自端子(3A)で折り返し処理を実施しているタイミングでは、相手端子(3B)から見れば、回線が切断された状態となる。また、通信回線自体を点検するような作業時等に、誤って伝送不良切り分け処理を実行することを防止するためにステップS20での処理が必要になる。
ステップS25では、制御部13は、伝送系不良の切り分け処理を行うか否かを判定する。すなわち、制御部13は、モニタから操作表示制御部23を介して「Yes」ボタンが押されたことと判定した場合には、ステップS30に進み、一方、「No」ボタンが押されたことと判定した場合には、ステップS40に進む。
<光信号の折り返し状態>
ステップS30では、制御部13は、光スイッチSW1a、SW1bをONする。すなわち、制御部13は、DO部43に光スイッチSW1a、SW1bのON指令を出力すると、DO部は光スイッチSW1a、SW1bを動作させ、E/O部33の出力端からSW1a、SW1b、O/E部35の入力端までの光経路を形成する。
ステップS35では、制御部13は、図3に示す試験信号を出力する。すなわち、ステップS30により形成された光経路Pを用いて、自端子(3A)のみでE/O部33から出た光信号(試験信号)をO/E部35まで折り返すことで、通信回線との切り分け処理を実施する。この際、制御部13は、自ら発信した電気信号がE/O部33で光信号に変換され、この光信号がさらにO/E部35で電気信号に変換されて返信されているか確認する。
一方、ステップS40では、制御部13は、通常の不良対応を促すメッセージを表示する。通常の不良としては、CPU不良、アナログ入力不良、電源異常、整定回路不良、入出力回路不良、自動点検不良、伝送回路監視不良(伝送系不良)等の種類がある。例えば、通常の不良対応では、DI部あるいはDO部の基板を調査しておき、基板交換を行う場合もある。
ステップS45では、制御部13は、伝送処理部11の不良が継続か否かを判定する。すなわち、制御部13は、光信号の折り返し状態において、伝送系不良が継続している場合、通信回線以外に故障推定部位が存在していることと判断できる。一方、光信号の折り返し状態において、伝送系が復帰した場合、通信回線の不良があると判定する。
このように、常時監視不良が発生したことを判定した場合に、第1スイッチSW1a、SW1bを切り替えて、送信系回路11Tの光信号を受信系回路11Rの光信号として折り返し、通信試験を行うことにより、伝送系不良が継続するか否かを判定することで、伝送不良が発生した場合に原因箇所を特定することができる。
上述したステップS45において、光信号の折り返し状態において、伝送系が復帰した場合、通信回線の不良があると判定したので、ステップS60では、制御部13は、通信回線不良が発生したこととして特定する。
このように、伝送系不良が継続しないと判定した場合に、通信回線が不良であると特定することで、伝送不良が発生した場合に原因箇所を特定することができる。
ステップS65では、制御部13は、LED3をONし、リレーRy3をONする。この際、スイッチSW1a、SW1bは動作状態(ON)である。
<電気信号の折り返し状態>
ステップS50では、制御部13は、スイッチSW2a、SW2bをONする。すなわち、制御部13は、DO部にスイッチSW2a、SW2bのON指令を出力すると、DO部はスイッチSW2a、SW2bを動作させ、P/S部31の出力端からSW2a、SW2b、S/P部37の入力端までの電気信号経路を形成する。
ステップS55では、制御部13は、図3に示す試験信号を出力する。すなわち、ステップS50により形成された電気信号経路Sを用いて、自端子(3A)のみでP/S部31から出力されたシリアル信号をS/P部37まで折り返すことで、E/O部33、O/E部35との切り分け処理を実施する。この際、制御部13は、自ら発信したパラレル信号がP/S部31でシリアル信号に変換され、このシリアル信号がさらにS/P部37でパラレル信号に変換されて返信されているか確認する。
ステップS70では、制御部13は、伝送処理部11の不良が継続か否かを判定する。すなわち、制御部13は、シリアル信号の折り返し状態において、伝送系不良が継続している場合、通信回線、E/O部33(電気光変換器)、O/E部35(光電気変換器)以外に故障推定部位が存在していると判断できる。一方、シリアル信号の折り返し状態において、伝送系が復帰した場合、E/O部33(電気光変換器)、O/E部35(光電気変換器)の不良があると判定する。この後、LED2、リレーRy2がONになる。
このように、伝送系不良が継続することと判定した場合に、第2スイッチSW2a、SW2bを切り替えて、送信系回路11Tのシリアルデータを受信系回路11Rのシリアルデータとして折り返し、通信試験を行うことにより、伝送系不良が継続するか否かを判定することで、伝送不良が発生した場合に原因箇所を特定することができる。
ステップS75では、制御部13は、P/S部31、S/P部37に不良が発生したこととして特定する。
このように、伝送系不良が継続していると判定した場合に、P/S部31又はS/P部37に不良が発生したこととして特定することで、伝送不良が発生した場合に原因箇所を特定することができる。
ステップS80では、制御部13は、LED1をONし、リレーRy1をONする。すなわち、CPU41からDO部43に対応して、リレーRy1を作動して、接点をONさせ、例えば、LED1を点灯させる。すなわち、DO部43を搭載する基板に設けられたLED1を点灯する、その後、DO部43からのON接点情報(外部出力表示用の接点がON)は、遠隔監視制御装置(TC)へ出力する。
ステップS85では、制御部13は、E/O部33、O/E部35に不良が発生したこととして特定する。
このように、伝送系不良が継続しないと判定した場合に、E/O部33又はO/E部35に不良が発生したこととして特定することで、伝送不良が発生した場合に原因箇所を特定することができる。
ステップS90では、制御部13は、LED2をONし、リレーRy2をONする。
上述したRy1〜3がONすることにより発生した情報は、遠隔監視制御装置7Aに取り込まれ、ネットワークNを介して遠方監視装置9Aに伝送される。遠方監視装置9Aでは、「○○変電所の○○送電線に設けられた搬送保護継電装置5Aの「電気光変換器が不良」」であることを、監視画面の表示警報を目視して確認することができる。遠方監視装置9Aは、計算機および監視卓等で構成されており、複数の電気所(変電所・発電所)情報を監視制御している。
このように、常時監視不良が発生したことを判定した場合に、第1スイッチSW1a、SW1b、又は第2スイッチSW2a、SW2bを切り替えて通信試験を行うことにより、伝送不良の原因箇所を特定することで、伝送不良が発生した場合に原因箇所を特定することができる。
また、常時監視不良が発生したことを判定した場合に、第1スイッチSW1a、SW1b、又は第2スイッチSW2a、SW2bを切り替えて通信試験を行うことにより、伝送不良の原因箇所として、P/S部31とS/P部37、E/O部33とO/E部35、通信回線6の少なくとも1組を特定することができ、伝送不良が発生した場合に原因箇所を特定することができる。
ステップS100では、制御部13は、遠隔監視制御装置7A、7BからDI部17を介して制御信号を受信した場合に、ステップS5に進む。
遠隔監視制御装置7A、7Bは、それぞれ電気所(変電所、発電所)3A、3Bに配置されており、ネットワークNを介して遠方監視装置9A、9Bへ情報を伝送するとともに、遠方監視装置9A、9Bからの操作情報も受け取り、現地機器である搬送保護継電装置5A、5Bへの制御信号を出力する際に、図6に示すフローチャートに進むことが可能になる。
ステップS100では、制御部13は、遠隔監視制御装置7A、7BからDI部17を介して制御信号を受信した場合に、ステップS5に進む。
<本実施形態による効果>
(1)故障部位の切り分けを実現することができる。(伝送不良の切り分けは特に時間を要する)。
(2)故障部位の切り分けにより、初動対応を迅速化することができる。
(3)故障部位の切り分けに用いる回路として、スイッチを用いるので、シンプルであり汎用性が高い。
(4)光通信回線の追加が不要であり、既存の光通信回線に適用できるため、低コストで実現できる。
(5)搬送保護継電装置が配置されている現地において、作業者が確認をすることなく、伝送不良が発生した故障部位を遠方で判断することが可能になる。
(6)遠方監視装置により切り分け処理の使用・不使用を選択することができるので、自動切り分けの他、ユーザによる任意での切り分け処理も可能になる。
<本実施形態の態様例の作用、効果のまとめ>
<第1態様>
本態様の搬送保護継電装置5Aは、送信系光回線6−1と受信系光回線6−2により多重化構成された通信回線6を介して通信データを送受信する伝送処理部11と、伝送処理部11から取得したデータを常時監視することにより常時監視不良が発生したか否かを判定する制御部13と、を備える搬送保護継電装置であって、伝送処理部11は、制御部13から出力されたパラレルデータをシリアルデータに変換した後に、さらにシリアルデータを光信号に変換して送信系光回線6−1に送出する送信系回路11Tと、受信系光回線6−2から入力された光信号をシリアルデータに変換した後に、さらにシリアルデータをパラレルデータに変換して制御部13に出力する受信系回路11Rと、送信系回路11Tの光信号を受信系回路11Rの光信号として折り返すように切り替える第1スイッチSW1a、SW1bと、送信系回路11Tのシリアルデータを受信系回路11Rのシリアルデータとして折り返すように切り替える第2スイッチSW2a、SW2bと、を備え、制御部13は、常時監視不良が発生したことを判定した場合に、第1スイッチSW1a、SW1b、又は第2スイッチSW2a、SW2bを切り替えて通信試験を行うことにより、伝送不良の原因箇所を特定することを特徴とする。
本態様によれば、常時監視不良が発生したことを判定した場合に、第1スイッチSW1a、SW1b、又は第2スイッチSW2a、SW2bを切り替えて通信試験を行うことにより、伝送不良の原因箇所を特定することで、伝送不良が発生した場合に原因箇所を特定することができる。
<第2態様>
本態様の送信系回路11Tは、制御部13から出力されたパラレルデータをシリアルデータに変換するP/S部31と、P/S部31から出力されたシリアルデータを光信号に変換して送信系光回線6−1に送出するE/O部33と、を備え、受信系回路11Rは、受信系光回線6−2から入力された光信号をシリアルデータに変換するO/E部35と、O/E部35から出力されたシリアルデータをパラレルデータに変換して制御部13に出力するS/P部37と、を備えることを特徴とする。
本態様によれば、常時監視不良が発生したことを判定した場合に、第1スイッチSW1a、SW1b、又は第2スイッチSW2a、SW2bを切り替えて通信試験を行うことにより、伝送不良の原因箇所として、P/S部31とS/P部37、E/O部33とO/E部35、通信回線6の少なくとも1組を特定することができ、伝送不良が発生した場合に原因箇所を特定することができる。
<第3態様>
本態様の制御部13は、常時監視不良が発生したことを判定した場合に、第1スイッチSW1a、SW1bを切り替えて、送信系回路11Tの光信号を受信系回路11Rの光信号として折り返し、通信試験を行うことにより、伝送系不良が継続するか否かを判定することを特徴とする。
本態様によれば、常時監視不良が発生したことを判定した場合に、第1スイッチSW1a、SW1bを切り替えて、送信系回路11Tの光信号を受信系回路11Rの光信号として折り返し、通信試験を行うことにより、伝送系不良が継続するか否かを判定することで、伝送不良が発生した場合に原因箇所を特定することができる。
<第4態様>
本態様の制御部13は、伝送系不良が継続しないと判定した場合に、通信回線が不良であると特定することを特徴とする。
本態様によれば、伝送系不良が継続しないと判定した場合に、通信回線が不良であると特定することで、伝送不良が発生した場合に原因箇所を特定することができる。
<第5態様>
本態様の制御部13は、伝送系不良が継続することと判定した場合に、第2スイッチSW2a、SW2bを切り替えて、送信系回路11Tのシリアルデータを受信系回路11Rのシリアルデータとして折り返し、通信試験を行うことにより、伝送系不良が継続するか否かを判定することを特徴とする。
本態様によれば、伝送系不良が継続することと判定した場合に、第2スイッチSW2a、SW2bを切り替えて、送信系回路11Tのシリアルデータを受信系回路11Rのシリアルデータとして折り返し、通信試験を行うことにより、伝送系不良が継続するか否かを判定することで、伝送不良が発生した場合に原因箇所を特定することができる。
<第6態様>
本態様の制御部13は、伝送系不良が継続しないと判定した場合に、E/O部33又はO/E部35に不良が発生したこととして特定することを特徴とする。
本態様によれば、伝送系不良が継続しないと判定した場合に、E/O部33又はO/E部35に不良が発生したこととして特定することで、伝送不良が発生した場合に原因箇所を特定することができる。
<第7態様>
本態様の制御部13は、伝送系不良が継続していると判定した場合に、P/S部31又はS/P部37に不良が発生したこととして特定することを特徴とする。
本態様によれば、伝送系不良が継続していると判定した場合に、P/S部31又はS/P部37に不良が発生したこととして特定することで、伝送不良が発生した場合に原因箇所を特定することができる。
Ry1、Ry2、Ry3…リレー、SW1a、SW1b…光スイッチ、SW2a、SW2b…スイッチ、1…搬送保護システム、4…送電線路、5A、5B…搬送保護継電装置、6…光通信回線、6−2…受信系光回線、6−1…送信系光回線、7A、7B…遠隔監視制御装置、9A、9B…遠方監視装置、11…伝送処理部、11R…受信系回路、11T…送信系回路、13…制御部、15…報知部、17…DI部、23…操作表示制御部、25…モニタ、31…P/S部、33…E/O部、35…O/E部、37…S/P部、41…CPU、43…DO部

Claims (7)

  1. 送信系光回線と受信系光回線により多重化構成された通信回線を介して通信データを送受信する伝送処理部と、
    前記伝送処理部から取得したデータを常時監視することにより常時監視不良が発生したか否かを判定する制御部と、を備える搬送保護継電装置であって、
    前記伝送処理部は、
    前記制御部から出力されたパラレルデータをシリアルデータに変換した後に、さらにシリアルデータを光信号に変換して前記送信系光回線に送出する送信系回路と、
    前記受信系光回線から入力された光信号をシリアルデータに変換した後に、さらにシリアルデータをパラレルデータに変換して前記制御部に出力する受信系回路と、
    前記送信系回路の光信号を前記受信系回路の光信号として折り返すように切り替える第1スイッチと、
    前記送信系回路のシリアルデータを前記受信系回路のシリアルデータとして折り返すように切り替える第2スイッチと、を備え、
    前記制御部は、前記常時監視不良が発生したことを判定した場合に、前記第1スイッチ、又は前記第2スイッチを切り替えて通信試験を行うことにより、伝送不良の原因箇所を特定することを特徴とする搬送保護継電装置。
  2. 前記送信系回路は、
    前記制御部から出力された前記パラレルデータをシリアルデータに変換するパラレルシリアル変換器と、
    前記パラレルシリアル変換器から出力されたシリアルデータを光信号に変換して前記送信系光回線に送出する電気光変換器と、を備え、
    前記受信系回路は、
    前記受信系光回線から入力された光信号をシリアルデータに変換する光電気変換器と、
    前記光電気変換器から出力されたシリアルデータをパラレルデータに変換して前記制御部に出力するシリアルパラレル変換器と、を備えることを特徴とする請求項1記載の搬送保護継電装置。
  3. 前記制御部は、
    前記常時監視不良が発生したことを判定した場合に、前記第1スイッチを切り替えて、前記送信系回路の光信号を前記受信系回路の光信号として折り返し、前記通信試験を行うことにより、伝送系不良が継続するか否かを判定することを特徴とする請求項1記載の搬送保護継電装置。
  4. 前記制御部は、
    前記伝送系不良が継続しないと判定した場合に、前記通信回線が不良であると特定することを特徴とする請求項3記載の搬送保護継電装置。
  5. 前記制御部は、
    前記伝送系不良が継続することと判定した場合に、前記第2スイッチを切り替えて、前記送信系回路のシリアルデータを前記受信系回路のシリアルデータとして折り返し、前記通信試験を行うことにより、前記伝送系不良が継続するか否かを判定することを特徴とする請求項3記載の搬送保護継電装置。
  6. 前記制御部は、
    前記伝送系不良が継続しないと判定した場合に、前記電気光変換器又は前記光電気変換器に不良が発生したこととして特定することを特徴とする請求項5記載の搬送保護継電装置。
  7. 前記制御部は、
    前記伝送系不良が継続していると判定した場合に、前記パラレルシリアル変換器又は前記シリアルパラレル変換器に不良が発生したこととして特定することを特徴とする請求項5記載の搬送保護継電装置。
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