JP2020072002A - 燃料電池セル及びセルスタック装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料電池セルにおけるクラックを抑制する。【解決手段】本発明の燃料電池セル10は、平板形の燃料電池セルである。燃料電池セル10は、固体電解質11と、空気極12と、燃料極13と、を備えている。空気極12は、固体電解質11の一方面に設けられている。燃料極13は、固体電解質11の他方面に設けられている。燃料電池セル10の外周縁部10aの一部から他の材料が含浸されてなる緻密領域14が形成されている。【選択図】図3

Description

本発明は、燃料電池セル及びセルスタック装置に関するものである。
平板状の固体電解質と、固体電解質を挟むように設けられた燃料極及び空気極と、を有する燃料電池セルが複数積層された平板形のセルスタック装置が知られている(例えば特許文献1)。特許文献1には、燃料電池セル本体と、セパレータとを備える、セパレータ付燃料電池セルが開示されている。燃料電池セル本体は、固定電解質を空気極及び燃料極で挟んで構成される。セパレータは、Agを含むロウ材で構成される接合部を介して、燃料電池セル本体に取り付けられる開口部を有する。
特開2014−49324号公報
上記特許文献1の燃料電池セルに、応力が加えられると、クラックが発生する場合がある。そこで、本発明の課題は、燃料電池セルにおけるクラックを抑制することにある。
本発明のある側面に係る燃料電池セルは、平板形の燃料電池セルである。燃料電池セルは、固体電解質と、空気極と、燃料極と、を備えている。空気極は、固体電解質の一方面に設けられている。燃料極は、固体電解質の他方面に設けられている。燃料電池セルの外周縁部の一部から他の材料が含浸されてなる緻密領域が形成されている。
この構成によれば、燃料電池セルは、外周縁部の一部から他の材料が含浸されてなる緻密領域を有する。これにより、燃料電池セルの外周縁部の強度を向上できる。このため、反りが発生する等によって、外周縁部に応力が加えられても、燃料電池セルにおけるクラックを抑制することができる。
好ましくは、固体電解質と空気極との間に配置された反応防止膜をさらに備えている。緻密領域は、燃料極、固体電解質及び反応防止膜の少なくとも1つに形成される。
好ましくは、緻密領域は、他の材料が1.0μm以上含浸されてなる。
好ましくは、他の材料は、ガラスまたはろう材である。
好ましくは、緻密領域が形成される部材の気孔率は、10%以上60%以下である。
好ましくは、燃料極は、固体電解質側の位置する主面を含む。主面は、固体電解質から露出する露出領域を有する。緻密領域は、露出領域から、他の材料が含浸されてなる。
本発明のセルスタック装置は、燃料電池セルと、セパレータと、シール部材と、を備えている。セパレータは、燃料極と空気極との間を隔離する。シール部材は、燃料電池セルとセパレータとを接合する。
好ましくは、緻密領域は、シール部材を構成する材料と同じ材料が含浸されてなる。
本発明によれば、燃料電池セルにおけるクラックを抑制することができる。
セルスタック装置の斜視図。 セルスタック装置の断面図。 セルスタックの拡大断面図。 緻密領域の詳細を示す拡大断面図。 変形例の緻密領域の詳細を示す拡大断面図。 変形例の緻密領域の詳細を示す拡大断面図。
以下、本発明に係るセルスタック装置の実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図1及び図2に示すように、セルスタック装置1は、複数の燃料電池セル10と、締結部材21〜28と、セパレータ30と、シール部材100と、を備えている。セルスタック装置1は、複数の燃料電池セルが複数積層された構造を有している。すなわち、セルスタック装置1は、いわゆる平板形のセルスタック構造である。
締結部材21〜28は、複数の燃料電池セル10を締結する。締結部材の4本には、積層方向(z軸)に沿って酸化剤ガスまたは燃料ガスが流れる流路が形成されている。本実施形態では、締結部材23は燃料ガス供給管として用いられ、締結部材27は燃料ガス排出管として用いられ、締結部材25は酸化剤ガス供給管として用いられ、締結部材21は酸化剤ガス排出管として用いられる。
[燃料電池セル]
図2及び図3に示すように、燃料電池セル10は、固体電解質11と、空気極12と、燃料極13と、を有している。燃料電池セル10は、平面視(z軸方向視)において、矩形状である。なお、燃料電池セル10は、固体酸化物形燃料電池として構成されている。
固体電解質11は、平板状であり、主面が積層方向(z軸方向)を向いている。空気極12は、固体電解質11の一方の主面に配置されている。燃料極13は、固体電解質11の他方の主面に配置されている。すなわち、固体電解質11は、空気極12と燃料極13とによって挟まれている。なお、本実施形態では、固体電解質11の上面に空気極12が配置され、固体電解質11の下面に燃料極13が配置されている。
燃料電池セル10の厚さ(z軸方向の寸法)は全体に渡って実質的に均一である。例えば、燃料電池セル10の厚さは、100〜2100μm程度である。本実施形態では、燃料極13は、固体電解質11及び空気極12の各々よりも厚く構成されている。このため、燃料極13は、固体電解質11及び空気極12を支持するように構成されている。
固体電解質11は、例えば、YSZを含む緻密質材料で構成される。固体電解質11の気孔率は、例えば0〜10%である。なお、固体電解質11は、GDCなどの多孔質材料で構成されてもよい。固体電解質11の厚さは、例えば1〜50μmである。固体電解質11の熱膨張率は、例えば9〜11ppm/Kである。
空気極12は、例えば、LSM(La(Sr)MnO:ランタンストロンチウムマンガナイト)、LSCF((La,Sr)(Co,Fe)O:ランタンストロンチウムコバルトフェライト)などを含む多孔質材料で構成される。空気極12の気孔率は、例えば15〜55%である。空気極12の厚さは、例えば50〜200μmである。空気極12の熱膨張率は、例えば11〜17ppm/Kである。
燃料極13は、燃料極基板131及び燃料極活性部132を有している。燃料極基板131上に、燃料極活性部132が配置されている。
図3に示すように、燃料極13は、第1主面13aと、第2主面13cと、外周面13bと、を含む。第1主面13aは、固体電解質11側に位置する。第2主面13cは、第1主面13aと反対側に位置する。外周面13bは、第1主面13a及び第2主面13cの外周縁を連結する。本実施形態の燃料極13の第1主面13aは、燃料極活性部132の主面と、燃料極基板131の主面の外周縁部とで構成される。第1主面13aは、被覆領域及び露出領域133を有している。被覆領域は、固体電解質11によって覆われている。露出領域133は、固体電解質11から露出する。
燃料極基板131は、例えば、NiとYSZとを含む多孔質材料で構成される。燃料極基板131の気孔率は、例えば15〜55%である。燃料極基板131の厚さは、例えば50〜2000μmである。燃料極基板131の熱膨張率は、例えば11〜14ppm/Kである。燃料極基板131は、主面131a及び外周面131bを有している。主面131aは、固体電解質11から露出した露出領域133を有している。
燃料極活性部132は、例えば、NiとYSZとを含む多孔質材料で構成される。燃料極活性部132の気孔率は、例えば15〜55%である。燃料極活性部132の厚さは、例えば5〜100μmである。燃料極活性部132の熱膨張率は、例えば11〜14ppm/Kである。
燃料電池セル10は、固体電解質11と空気極12との間に配置された反応防止膜(図示せず)をさらに備えている。反応防止膜は、固体電解質11を構成する材料と空気極12を構成する材料とが反応して固体電解質11と空気極12との界面に電気抵抗が大きい反応層が形成される現象の発生を抑制するために設けられている。反応防止膜は、例えば、GDCから構成される。反応防止膜の気孔率は、例えば10〜30%である。反応防止膜の厚さは、例えば、3〜50μmである。
本明細書において「気孔率」は、FE−SEMの断面画像を画像解析により気孔部分を数値化することで測定される値である。具体的には、FE−SEMで1000〜20000倍に拡大した画像をMVTec社製の画像解析ソフトHALCONによって解析する。解析後の断面画像上でシール部材を構成する材料部分と気孔部分とのそれぞれの面積占有率を求め、気孔部分の面積占有率を気孔率として定義する。断面画像は、各10視野について撮影して気孔率を数値化し、その平均値を気孔率とする。
[緻密領域]
図3及び図4に示すように、緻密領域14は、燃料電池セル10の外周縁部10aの一部から他の材料が含浸されてなる。なお、燃料電池セル10の外周縁部10aは、外周面を含む縁部である。本実施形態の緻密領域14は、燃料極13に形成されている。詳細には、図4に示すように、緻密領域14は、露出領域133、及び、外周面131bにおける主面側131aに位置する領域134から、他の材料が含浸されてなる。すなわち、緻密領域14は、露出領域133から他の材料が含浸されている部分を有する。緻密領域14は、外周面131bの一部である領域134から他の材料が含浸されてなる部分をさらに有する。緻密領域14は、燃料電池セル10の外周縁部10aの全てから他の材料が含浸されてなる場合、例えば、連続した枠状、または断続的な枠状である。
緻密領域14が形成される部材は、多孔質材料で構成されている。緻密領域14が形成される部材の気孔率は、10%以上60%以下である。
緻密領域14は、多孔質材料の気孔の少なくとも一部に、他の材料が配置されている。他の材料は、特に限定されないが、例えば、ガラス、ろう材、セラミックスなどであり、ガラスまたはろう材であることが好ましい。他の材料は、1種の材料であってもよく、複数の材料であってもよい。ガラスとしては、例えば結晶化ガラス、非晶質ガラス、部分的に結晶化する部分結晶化ガラスを用いることができ、結晶化ガラス及び非晶質ガラスが好ましく、結晶化ガラスがより好ましい。結晶化ガラスとしては、例えば、SiO−B系、SiO−CaO系、またはSiO−MgO系が採用され得る。なお、本明細書では、結晶化ガラスとは、全体積に対する「結晶相が占める体積」の割合(結晶化度)が60%以上であり、全体積に対する「非晶質相及び不純物が占める体積」の割合が40%未満のガラスを指す。なお、他の材料として、非晶質ガラス等が採用されてもよい。具体的には、緻密領域14は、多孔質材料の気孔に、SiO−MgO−B−Al系及びSiO−MgO−Al−ZnO系よりなる群から選ばれる少なくとも一種である他の材料が配置されている。ろう材としては、例えば、Ag、Ni、Cuなどを含む材料が採用され得る。
他の材料は、後述する第1シール部材110と同じ材料であることが好ましい。この場合、緻密領域14は、領域133、134の少なくとも一方から、第1シール部材110と同じ材料が含浸されてなる。本実施形態の緻密領域14は、燃料極13を構成する多孔質材料の気孔の少なくとも一部に、第1シール部材110を構成する材料と同じ材料が配置されてなる。例えば、第1シール部材110が結晶化ガラスで構成されており、緻密領域14は結晶化ガラスが含浸されてなる。第1シール部材110が非晶質ガラスで構成されており、緻密領域14は非晶質ガラスが含浸されてなる。第1シール部材110がろう材で構成されており、緻密領域14はろう材が含浸されてなる。
第1シール部材110が複数の材料で構成されている場合には、緻密領域14は、第1シール部材110を構成する少なくとも1つの材料が含浸されている。例えば、第1シール部材110はガラス及びろう材で構成され、緻密領域14はガラス及びろう材の少なくとも一方が含浸されてなる。
なお、領域133、134から含浸される他の材料は、互いに異なる材料であってもよい。例えば、第1シール部材110は結晶化ガラスで構成されており、緻密領域14は非晶質ガラスまたはろう材が含浸されてなる。第1シール部材110は非晶質ガラスで構成されており、緻密領域14は結晶化ガラスまたはろう材が含浸されてなる。第1シール部材110はろう材で構成されており、緻密領域14は結晶化ガラスまたは非晶質ガラスが含浸されてなる。第1シール部材110はろう材で構成されており、緻密領域14は異なるろう材が含浸されてなる。
緻密領域14は、燃料極13を構成する多孔質材料よりも気孔率が低い。緻密領域14の気孔率は、例えば、10%以下であり、好ましくは7%以下である。なお、緻密領域14の気孔率は0%であってもよい。
緻密領域14は、領域133、134のそれぞれから内部に向けて延びる。具体的には、緻密領域14は、他の材料が1.0μm以上含浸されてなる。詳細には、緻密領域14において領域133、134からの他の材料の含浸深さD1、D2は、1.0μm以上であり、好ましくは1.5μm以上1000μm以下である。なお、含浸深さD1、D2は、含浸面からの距離が一定であってもよく、一定でなくてもよい。一定でない場合には、含浸深さD1、D2は、最大の深さである。緻密領域14が、複数の領域から他の材料が含浸されている場合には、含浸深さは、それぞれの領域133、134の含浸深さD1、D2の最大値である。本実施形態の含浸深さは、領域133からの含浸深さD1及び領域134からの含浸深さD2のうちの最大深さが1.0μm以上である。なお、領域133からの含浸深さD1は、主面131aと直交する方向(図4におけるz軸方向)の最大深さである。領域134からの含浸深さD2は、外周面131bと直交する方向(図4におけるy軸方向)の最大深さである。
領域133の主面131aに沿った方向(y軸方向)の長さL1、及び領域134の外周面131bに沿った方向(z軸方向)の長さL2は、例えば0を超えて3.0mm以下である。なお、領域133と領域134とは、連続している。
含浸深さは、多孔質材料の気孔に配置する他の材料の粒子径、多孔質材料に他の材料を含浸させる含浸処理時の減圧などによって調整できる。具体的には、粒子径の小さい材料を含浸することで、含浸深さは大きくなる。また、含浸する際に、多孔質材料内部の圧力を低くすることで、含浸深さは大きくなる。
また、緻密領域14を形成するべき位置以外の領域にマスクを形成した状態で、含浸処理をすることによって、緻密領域14の位置を調整できる。
[セパレータ]
図2及び図3に示すように、セパレータ30は、燃料電池セル10に接続される。詳細には、セパレータ30は、固体電解質11と第1シール部材110により接合されている。セパレータ30は、固体電解質11の周端部と接続されている。セパレータ30は、燃料ガスが流れる空間と酸化剤ガスが流れる空間とを区画する。このため、セパレータ30は、酸化剤ガスと燃料ガスとの混合を防止する機能を有している。
セパレータ30は、枠状である。セパレータは、例えば、金属で構成される。セパレータ30は、好ましくは、フェライト系ステンレス、オーステナイト系ステンレス、あるいはNi系耐熱合金(例えば、インコネル600及びハステロイ等)で構成されている。セパレータ30の厚みは、例えば10〜1000μmとすることができる。セパレータの熱膨張率は、例えば11〜18ppm/K程度とすることができる。
[インターコネクタ]
インターコネクタ40は、燃料電池セル10間の導通を確保する。また、インターコネクタ40は、燃料電池セル10間でのガスの混合を防止する。インターコネクタ40は、板状であり、x軸方向及びy軸方向に延びる。インターコネクタ40は、例えば、金属で構成される。
なお、図2に示すように、最上層及び最下層には、インターコネクタ40の代わりに、保持板41が配置されてもよい。
[集電体]
集電体50は、燃料電池セル10の空気極12及び燃料極13と、インターコネクタ40との間の導通を確保する。集電体50は、例えば、インターコネクタ40から空気極12に向けて突出する複数の突出部である。また集電体50は、例えば、インターコネクタ40から燃料極13に向けて突出する複数の突出部である。各突出部は、互いに間隔をあけて配置されている。各突出部の間は、ガス流路を構成する。例えば、集電体50は、y軸方向に間隔をあけて配置され、x軸方向に延びている。集電体は、例えば、金属で構成される。
[シール部材]
シール部材100は、セルスタック装置1を構成する部材の隙間を密閉する。シール部材100は、例えば、板状部材に挟まれている。セルスタック装置1において、シール部材100は、複数設けられている。シール部材100は、例えば、図2及び図3に示すように、第1シール部材110及び第2シール部材120を含む。
詳細には、第1シール部材110は、空気極12と燃料極13との間を隔離している。すなわち、第1シール部材110は、燃料ガスが流れる空間と、酸化剤ガスが流れる空間とを区画している。第1シール部材110は、例えば、固体電解質11とセパレータ30とを接合する接合材である。
第2シール部材120は、複数の部材の隙間を密閉した結果、セルスタック装置1の内部空間と外部空間とを区画している。すなわち、第2シール部材120は、セルスタック装置1の内部と外部とを隔離している。第2シール部材120は、例えば、空気極12に供給する酸化剤ガスの流路、及び燃料極13に供給する燃料ガスの流路を構成する部材に設けられた接合材である。第2シール部材120は、例えば、セパレータ30、インターコネクタ40及び締結部材23、27を接合する接合材である。
また、シール部材は、第3シール部材(図示せず)をさらに含んでもよい。第3シール部材は、例えばセパレータ30とインターコネクタ40とを接合する接合材である。詳細には、第3シール部材は、セパレータ30とインターコネクタ40とを、他の部材を用いずに単独で、または、他の部材が配置された状態で、接合する。他の部材は、例えばセパレータ30とインターコネクタ40との間を絶縁するための絶縁材、コンプレッションシール材などである。なお、セパレータ30とインターコネクタ40とが他の部材で封止されている場合には、第3シール部材は、省略されてもよい。
シール部材100は、酸化剤ガス、燃料ガスなどのガスと接する。すなわち、シール部材100は、気相と面している。第1及び第2シール部材110、120は、枠状である。すなわち、第1及び第2シール部材110、120は、連続した一体の環状である。
シール部材100は、例えば、結晶化ガラスである。結晶化ガラスとしては、例えば、SiO−B系、SiO−CaO系、またはSiO−MgO系が採用され得る。なお、シール部材100の材料として、非晶質ガラス、ろう材、またはセラミックス等が採用されてもよい。具体的には、シール部材100は、SiO−MgO−B−Al系及びSiO−MgO−Al−ZnO系よりなる群から選ばれる少なくとも一種である。
セルスタック装置1において、絶縁を確保するための絶縁材(図示せず)が適宜配置される。絶縁材は、例えば、セパレータ30とインターコネクタ40との間、燃料ガス及び酸化剤ガスの流路となる締結部材21、23、25、27などに対して配置される。
以上のように構成されたセルスタック装置1は、次のようにして発電する。空気極12に酸化剤ガスを流すとともに、燃料極13に燃料ガス(水素ガス等)を流す。そして、このセルスタック装置1を外部の負荷に接続すると、空気極12において下記(1)式に示す電気化学反応が起こり、燃料極13において下記(2)式に示す電気化学反応が起こり、電流が流れる。
(1/2)・O+2e→O2− …(1)
+O2−→HO+2e …(2)
このような発電時、還元過程の際などに、燃料電池セル10に反りが発生することにより、燃料電池セル10の外周縁部10aに応力が加えられる。本実施形態の燃料電池セル10は、応力が加えられやすい外周縁部10aに、緻密領域14を有している。したがって、燃料電池セル10におけるクラックを抑制できる。
[変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
上述した実施形態では、緻密領域14は、燃料極基板131に形成されているが、これに限定されない。図5に示すように、燃料電池セル10は、燃料極活性部132の外周面132bから他の材料が含浸された緻密領域15をさらに備えてもよい。また、図6に示すように、燃料電池セル10は、固体電解質11の主面11a及び外周面11bから他の材料が含浸された緻密領域16をさらに備えてもよい。また、反応防止膜の主面及び外周面から他の材料が含浸されてなる緻密領域(図示せず)をさらに備えていてもよい。なお、燃料電池セル10は、反応防止膜に形成された緻密領域及び緻密領域14〜16のいずれか1つ以上を備えていてもよい。
[実施例1]
本実施例では、燃料電池セルの外周縁部の一部から他の材料が含浸されてなる緻密領域の効果について調べた。
(サンプルNo.1〜9)
図1〜図4に示すセルスタック装置を準備した。具体的には、燃料極基板131の気孔率は、40%であった。燃料極基板131の露出領域133は、主面131aにおいて、外周面131bから50μm(図4におけるL1)内側に延び、領域134は、外周面131bにおいて、主面131aから50μm(図4におけるL2)下方に延びていた。領域133、134に、下記の表1のスラリー状のガラスを塗布した。真空引きをして燃料極基板131の外周縁部10aにガラスを含浸させた。各サンプルにおいて、真空引きの時間を変更して、領域133、134からの含浸深さを調整した。その後、熱処理を施すことにより、緻密領域14を形成した。領域133、134からの含浸深さを、下記の表1に記載する。なお、燃料電池セル10とセパレータ30とを接合する第1シール部材110は、結晶化ガラスで構成されていた。
(サンプルNo.10)
サンプルNo.10のセルスタック装置は、燃料極基板131に他の材料を含浸しなかった点において、サンプルNo.1〜9と異なっていた。つまり、サンプルNo.10の燃料電池セルは、緻密領域を備えていなかった。
(評価方法)
サンプルNo.1〜10のセルスタック装置について、熱サイクル試験により、燃料電池セルの強度及び接合強度を調べた。具体的には、各セルスタック装置を電気炉内に設置し、室温から800℃まで昇降温速度400℃/hrでの上げ下げを10回繰り返した後、電気炉から取り出して、燃料電池セルにおけるクラック発生の有無及びガスリーク量と、第1シール部材におけるクラック発生の有無を調べた。
ガスリーク量については、空気極から燃料極へのリークするガスの流量を測定した。詳細には、セルスタック装置1の酸化剤ガス排出管出口端部及び燃料ガス排出管入口端部を封止した上で、酸化剤ガス供給管よりアルゴンガスを供給し、燃料ガス供給管の出口端部に設けた流量計によりガスリーク量を測定した。クラック有無の確認については、セルスタック装置を解体して燃料電池セルの外周縁部に浸透探傷剤を塗布し、マイクロスコープで観察することにより行った。下記の表1の「セルの強度」において、「◎」はクラックがなく、ガスリークがなかったことを意味し、「○」は微小なクラックがあったが、ガスリークがなかったことを意味し、「×」はクラックがあり、ガスリークがあったことを意味する。
接合強度については、第1シール部材の外側面に浸透探傷剤を塗布し、マイクロスコープで観察することによりクラックの有無を確認した。その結果を下記の表1に記載する。表1の「接合強度」において、「◎」はクラックがなかったことを意味し、「○」は微小なクラックがあったことを意味し、「×」はクラックがあったことを意味する。
Figure 2020072002
(評価結果)
表1に示すように、緻密領域14を有するサンプルNo.1〜9は、燃料電池セルの強度を向上できた。特に、他の材料が1.0μm以上含浸されてなる緻密領域14を有するサンプルNo.2〜6、8及び9は、燃料電池セルの強度をより向上できた。
また、第1シール部材を構成する材料と同じ材料を含浸させたサンプルNo.1〜6は、異なる材料を含浸させたサンプルNo.7〜9に比べて、接合強度を向上できた。
一方、緻密領域を有していないサンプルNo.10は、燃料電池セルの外周縁部の強度が非常に低かった。このため、熱サイクル試験時に燃料電池セル10に反りが発生したことに起因して、燃料電池セルにクラックが生じた。また、第1シール部材との接合部分にもクラックが生じた。
以上より、本実施例によれば、外周縁部10aの一部から他の材料が含浸されてなる緻密領域14を有することによって、燃料電池セル10におけるクラックを抑制できることが確認できた。また、燃料電池セル10に含浸させる材料と第1シール部材110とが同一材料であることによって、接合強度が高まることが確認できた。
なお、本発明者は、含浸深さが1000μmを超えても、燃料電池セル10の強度がほとんど向上しないという知見を得ている。このため、他の材料を容易に含浸させる観点、含浸させる他の材料を低減する観点などから、含浸深さの好ましい上限は1000μmである。
このように、本発明者は、応力によって燃料電池セル10のクラックが発生しやすい部分である外周縁部10aの強度を含浸により高めることによって、クラックを抑制することでガスリークを抑制できるという特有の効果を見出した。続いて、本発明者は、この効果が顕著に発現できる燃料極基板131の気孔率について検討した。具体的には、以下のように燃料極基板131の気孔率を種々変更して、燃料電池セルを製造した。
(サンプルNo.11〜14)
サンプルNo.11〜14のセルスタック装置のそれぞれは、気孔率が8%、10%、60%及び70%の気孔率の多孔質材料で構成された燃料極基板となる材料を準備した点において、サンプルNo.2と異なっていた。
気孔率が10%未満のサンプルNo.11は、領域133、134からガラスが含浸しにくかった。また、燃料極基板131自体の強度は高いので、緻密領域14による効果が小さかった。
また、気孔率が60%を超えるサンプルNo.14は、領域133、134からガラスが含浸しやすかった。しかし、燃料極基板131自体の強度が低いので、第1シール部材110との接合部分が剥がれやすく、微小なクラックがあった。
一方、気孔率が10%以上60%以下のサンプルNo.12及び13は、緻密領域14による効果が大きく発現したため、燃料電池セル10の強度を向上できた。また、領域133、134からガラスを含浸しやすかったので、緻密領域14を容易に形成できた。さらに、第1シール部材110との接合部分にクラックが発生しなかった。
以上より、10%以上60%以下の気孔率を有する多孔質材料で構成された燃料極基板131を用いることにより、緻密領域14による効果が顕著であるとともに、接合強度を向上できることが確認できた。この結果から、緻密領域14が形成される部材の気孔率は、10%以上60%以下であることが好ましいことがわかる。
ここで、上記実施例では、燃料極基板131が緻密領域14を有している構造について、説明した。燃料極活性部132、固体電解質11及び反応防止膜の少なくとも1つが緻密領域14を有している場合にも、同様の結果であった。
また、上記実施例では、ガラスが含浸された緻密領域14の効果について、説明した。ろう材が含浸された緻密領域14についても、同様の結果であった。
また、上記実施例では、結晶化ガラスで構成された第1シール部材110について説明した。第1シール部材110が非晶質ガラスで構成される場合にも、同様の効果であった。詳細には、第1シール部材110が非晶質ガラスで構成されたセルスタック装置において、結晶化ガラスが含浸されてなる緻密領域14を備える場合よりも、非晶質ガラスが含浸されてなる緻密領域14を備える場合に、接合強度が高いことを確認した。
また、上記実施例では、1種の材料が含浸されてなる緻密領域14の効果について説明した。複数の材料が含浸されてなる緻密領域14についても、同様の結果であった。詳細には、第1シール部材110がろう材及びガラスで構成されており、ろう材及びガラスが含浸されてなる緻密領域14について、同様の結果であることを確認した。
1 セルスタック装置
10 燃料電池セル
14,15,16 緻密領域
30 セパレータ
100 シール部材

Claims (8)

  1. 平板形の燃料電池セルであって、
    固体電解質と、
    前記固体電解質の一方面に設けられた空気極と、
    前記固体電解質の他方面に設けられた燃料極と、
    を備え、
    前記燃料電池セルの外周縁部の一部から他の材料が含浸されてなる緻密領域が形成される、
    燃料電池セル。
  2. 前記固体電解質と前記空気極との間に配置された反応防止膜をさらに備え、
    前記緻密領域は、前記燃料極、前記固体電解質及び前記反応防止膜の少なくとも1つに形成される、
    請求項1に記載の燃料電池セル。
  3. 前記緻密領域は、他の材料が1.0μm以上含浸されてなる、
    請求項1または2に記載の燃料電池セル。
  4. 前記他の材料は、ガラスまたはろう材である、
    請求項1から3のいずれかに記載の燃料電池セル。
  5. 前記緻密領域が形成される部材の気孔率は、10%以上60%以下である、
    請求項1から4のいずれかに記載の燃料電池セル。
  6. 前記燃料極は、前記固体電解質側の位置する主面を含み、
    前記主面は、前記固体電解質から露出する露出領域を有し、
    前記緻密領域は、前記露出領域から、他の材料が含浸されてなる、
    請求項1から5のいずれかに記載の燃料電池セル。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載の燃料電池セルと、
    前記燃料極と前記空気極との間を隔離するセパレータと、
    前記燃料電池セルと前記セパレータとを接合するシール部材と、
    を備える、
    セルスタック装置。
  8. 前記緻密領域は、前記シール部材を構成する材料と同じ材料が含浸されてなる、
    請求項7に記載のセルスタック装置。
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