JP2020071790A - 交通安全装置、交通安全方法、プログラム、記録媒体、及び交通安全システム - Google Patents

交通安全装置、交通安全方法、プログラム、記録媒体、及び交通安全システム Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、対象の死角にある交通状況を対象が認識することができる、交通安全装置、交通安全方法、プログラム、記録媒体、及び交通安全システムを提供することを目的とする。【解決手段】本発明の交通安全装置は、車両に配置され、車両外の情報を取得する情報取得手段と、情報取得手段により取得された情報中の、車両及び車両の搭乗者以外の対象に伝達すべき交通状況を認識する交通状況認識手段と、交通状況認識手段により認識された交通状況を、対象に提示する交通状況提示手段とを備える。交通状況認識手段は、取得された情報中の信号機部分を特定する信号機部分特定手段と、信号機部分特定手段により特定された信号機の灯色情報及び灯色関連情報を認識する信号機状況認識手段とを備える。【選択図】図6A

Description

本発明は、交通安全装置、交通安全方法、プログラム、記録媒体、及び交通安全システムに関する。
交差点手前において赤信号により停車する際、前方に大型トラック、バス等の車高が高く、車長が長い車両の後方で停車すると、ドライバーの視界が前方の車両に遮られ、信号機を視認できない場合がある。この状態で、信号機の灯色が赤色から青色に変わり、前方の車両が発進し、これに続いて発進した場合、後方の車両のドライバーは、信号機の状況を視認できない状態で車両を発進させることになる。このような場合には、信号機の灯色が青色から既に赤色に変わっていたとしても、後方の車両のドライバーは、その状況に気が付かないおそれがあり、例えば、交通規則違反になり、又は、交通事故を起こすおそれがある。
例えば、特許文献1には、画像や文字を表示するディスプレイ装置を後部に搭載し、前部に設けたカメラで撮像した前方の視界の映像をこのディスプレイ装置に表示することによって、この車両が遮ってしまう前方の視界の情報を後続車両に提供する情報表示装置は開示されている。
しかしながら、そのディスプレイ装置では、信号機の色が、あと何秒で、いつ変化するかは分からないという問題があった。
また、上記信号機による停車の問題に限らず、ドライバー(又は、自動運転車等の場合は、車両そのものも含む。以下、「対象」という)の死角にある交通状況、例えば、大型トラック前方の渋滞、後方からの車両の急接近、車両の前方、上方及び側方の少なくとも1つの災害状況(例えば、がけ崩れ、高波、落下物、道路陥没、道路冠水等)等を、対象が認識できることが望ましい。
特開平9−261627号公報
そこで、本発明は、対象の死角にある交通状況を対象が認識することができる、交通安全装置、交通安全方法、プログラム、記録媒体、及び交通安全システムを提供することを目的とする。
本発明者は、前記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、
車両に配置され、車両外の情報を取得する情報取得手段と、
前記情報取得手段により取得された情報中の、前記車両及び前記車両の搭乗者以外の対象に伝達すべき交通状況を認識する交通状況認識手段と、
前記交通状況認識手段により認識された交通状況を、前記対象に提示する交通状況提示手段とを備え、交通安全装置が、対象の死角にある交通状況を対象に認識させることができる。本発明は、このような知見に基づき完成されたものである。
すなわち、本発明は、下記交通安全装置、交通安全方法、プログラム、記録媒体、及び交通安全システムに関する。
項1.車両に配置され、車両外の情報を取得する情報取得手段と、
前記情報取得手段により取得された情報中の、前記車両及び前記車両の搭乗者以外の対象に伝達すべき交通状況を認識する交通状況認識手段と、
前記交通状況認識手段により認識された交通状況を、前記対象に提示する交通状況提示手段とを備える、交通安全装置。
項2.前記情報取得手段が、前記車両外の画像を取得する画像取得手段を備える、項1に記載の交通安全装置。
項3.前記情報取得手段が、前記車両外の電波を受信する電波受信手段を備える、項1又は2に記載の交通安全装置。
項4.前記交通状況提示手段が、前記交通状況認識手段により認識された交通状況を、前記対象に表示する表示手段を備える、項1〜3のいずれか一項に記載の交通安全装置。
項5.前記伝達すべき交通状況が、前記車両の前方の信号機の灯色情報であり、
前記交通状況認識手段が、前記取得された情報中の信号機部分を特定する信号機部分特定手段と、前記信号機部分特定手段により特定された信号機の灯色情報を認識する信号機状況認識手段とを備え、
前記交通状況提示手段が、前記認識された信号機の灯色情報を提示する、項1〜4のいずれか一項に記載の交通安全装置。
項6.前記伝達すべき交通状況は、前記信号機の灯色関連情報をさらに含み、
前記信号機状況認識手段が、前記信号機部分特定手段により特定された信号機の灯色関連情報を認識し、
前記交通状況提示手段は、前記信号機の灯色関連情報をさらに提示する、項5に記載の交通安全装置。
項7.前記灯色関連情報が、灯色が変化するまでの時間の情報である、項6に記載の交通安全装置。
項8.前記伝達すべき交通状況が、前記車両の前方の車両の進行状況を含み、
前記交通状況認識手段が、前記取得された情報中の前記車両の前方の車両部分を特定する車両部分特定手段と、前記車両部分特定手段により特定された車両の進行状況を認識する進行状況認識手段とを備え、
前記交通状況提示手段が、前記認識された車両の進行状況を提示する、項1〜7のいずれか一項に記載の交通安全装置。
項9.前記進行状況認識手段が、前記車両部分特定手段により特定された車両部分の進行状況を取得する進行状況取得手段、又は、前記車両部分特定手段により特定された車両部分の進行状況を判定する進行状況判定手段を備え、
前記交通状況提示手段は、前記進行状況取得手段で取得された前記車両の進行状況、又は、前記進行状況判定手段により判定された前記車両の進行状況を提示する、項8に記載の交通安全装置。
項10.前記伝達すべき交通状況は、前記車両の前方、側方及び上方の少なくとも1つの災害状況を含み、
前記交通状況認識手段は、前記取得された情報中の前記災害状況部分を特定する災害状況部分特定手段と、前記災害状況部分特定手段により特定された災害状況を認識する災害状況認識手段をさらに備え、
前記交通状況提示手段は、前記認識された災害状況を提示する、項1〜9のいずれか一項に記載の交通安全装置。
項11.前記交通状況認識手段は、前記伝達すべき交通状況の中から緊急性の高い情報を選択する優先提示情報選択手段をさらに備え、
前記交通状況提示手段は、前記優先提示情報選択手段により選択された情報のみを提示する請求項1〜10のいずれか一項に記載の交通安全装置。
項12.車両外の情報を取得する情報取得工程と、
前記情報取得工程において取得された情報中の、前記車両及び前記車両の搭乗者以外の対象に伝達すべき交通状況を認識する交通状況認識工程と、
前記交通状況認識工程において認識された交通状況を、前記対象に提示する交通状況提示工程とを備える、交通安全方法。
項13.前記情報取得工程が、前記車両外の画像を取得する画像取得工程を備える、項12に記載の交通安全方法。
項14.前記情報取得工程が、前記車両外の電波を受信する電波受信工程を備える、項12又は13に記載の交通安全方法。
項15.前記交通状況提示工程が、前記交通状況認識工程において認識された交通状況を、前記対象に表示する交通状況表示工程を備える、項12〜14のいずれか一項に記載の交通安全方法。
項16.前記伝達すべき交通状況が、前記車両前方の信号機の灯色情報であり、
前記交通状況認識工程が、前記取得された情報中の信号機部分を特定する信号機部分特定工程と、前記信号機部分特定工程において特定された信号機の灯色情報を認識する信号機状況認識工程とを備え、
前記交通状況提示工程が、前記認識された信号機の灯色情報を提示する、項12〜15のいずれか一項に記載の交通安全方法。
項17.前記伝達すべき交通状況は前記信号機の灯色関連情報をさらに含み、
前記交通状況認識工程は、前記信号機部分特定工程において特定された信号機の灯色関連情報を認識し、
前記交通状況提示工程は、前記認識された信号機の灯色関連情報をさらに提示する、項16に記載の交通安全方法。
項18.前記伝達すべき交通状況が、前記車両の前方の車両の進行状況を含み、
前記交通状況認識工程が、前記取得された情報中の前記車両の前方の車両部分を特定する車両部分特定工程と、前記車両部分特定工程において特定された車両の進行状況を認識する進行状況認識工程とを備え、
前記交通状況提示工程が、前記認識された進行状況を提示する、項12〜17のいずれか一項に記載の交通安全方法。
項19.前記進行状況認識工程が、前記車両部分特定工程により特定された車両部分の進行状況を取得する進行状況取得工程、又は、前記車両部分特定工程において特定された車両部分の進行状況を判定する進行状況判定工程を備え、
前記交通状況提示工程は、前記進行状況取得工程で取得された前記車両の進行状況、又は、前記進行状況判定工程により判定された前記車両の進行状況を提示する、項18に記載の交通安全方法。
項20.前記伝達すべき交通状況は、前記車両の前方、側方及び上方の少なくとも1つの災害状況を含み、
前記交通状況認識工程は、前記取得された情報中の前記災害状況部分を特定する災害状況部分特定工程と、前記災害状況部分特定工程により特定された災害状況を認識する災害状況認識工程とを備え、
前記交通状況提示工程は、前記認識された災害状況を提示する、項12〜19のいずれか一項に記載の交通安全方法。
項21.前記交通状況認識工程は、前記伝達すべき交通状況の中から緊急性の高い情報を選択する優先提示情報選択工程をさらに備え、
前記交通状況提示工程は、前記優先提示情報選択工程により選択された情報のみを提示する請求項12〜20のいずれか一項に記載の交通安全装置。
項22.項12〜21のいずれか一項に記載の交通安全方法をコンピュータに実行させる、プログラム。
項23.項22に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
項24.車両に配置され、車両外の情報を取得する情報取得手段と、
前記情報取得手段により取得された情報中の、前記車両及び前記車両の搭乗者以外の対象に伝達すべき交通状況を認識する交通状況認識手段と、
前記交通状況認識手段により認識された交通状況を、前記対象に提示する交通状況提示手段とを備え、
前記交通状況認識手段は、前記取得された情報中の信号機部分を特定する信号機部分特定手段と、前記信号機部分特定手段により特定された前記信号機の灯色情報及び灯色関連情報を認識する信号機状況認識手段とを備え、
前記情報取得手段及び前記交通状況提示手段が、システム外の通信回線網を介して、前記交通状況認識手段と接続されている、交通安全システム。
本発明によれば、対象の死角にある交通状況を対象が認識することができる、交通安全装置、交通安全方法、及び交通安全システムを提供することができる。
図1Aは、実施形態1における交通安全装置のブロック図である。 図1Bは、実施形態1の交通安全装置が車両に設置されている状態を示す模式図である。 図2Aは、実施形態1における交通安全方法のフローチャートである。 図2Bは、交差点手前において赤信号により停車している状況の一例を示す模式図である。 図3Aは、大型トラック後方に位置する車両のドライバー(対象)の視界を示す図である。 図3B(a)は、カメラ110により取得された画像である。図3B(b)は、信号機部分が特定されている画像である。 図3C(a)は、モニタ130により表示された灯色情報の一例を示す模式図である。図3C(b)は、モニタ130により表示された灯色情報の他の例を示す模式図である。 図4Aは、実施形態2における交通安全装置のブロック図である。 図4Bは、実施形態2における交通安全方法のフローチャートである。 図4Cは、モニタ130により表示された信号機状況の一例を示す模式図である。 図5Aは、実施形態3における交通安全装置のブロック図である。 図5Bは、実施形態3の交通安全装置が車両に設置されている状態を示す模式図である。 図6Aは、実施形態3における交通安全方法のフローチャートである。 図6Bは、交差点手前において赤信号により停車している状況の他の例を示す模式図である。 図6C(a)は、モニタ130により表示された灯色情報の一例を示す模式図である。図6C(b)は、モニタ130により表示された灯色情報及び灯色関連情報の他の例を示す模式図である。 図7Aは、実施形態4における交通安全装置のブロック図である。 図7Bは、実施形態4の交通安全装置が車両に設置されている状態を示す模式図である。 図8Aは、実施形態4における交通安全方法のフローチャートである。 図8Bは、車両の連続的な進行状況の一例を示す模式図である。 図9(a)は、カメラ110により取得された画像である。図9(b)は、車両部分が特定されている画像である。図9(c)は、モニタ130により表示された進行状況の一例を示す模式図である。 図10Aは、実施形態5における交通安全装置のブロック図である。 図10Bは、交差点手前において赤信号により停車している状況の更に他の例を示す模式図である。 図10Cは、車両の連続的な進行状況の他の例を示す模式図である。 図11Aは、実施形態7における交通安全装置のブロック図である。 図11Bは、実施形態7における交通安全方法のフローチャートである。 図11C(a)は、カメラ110により取得された画像である。図11C(b)は、災害状況部分が特定されている画像である。 図11Dは、モニタ130により表示された災害状況の一例を示す図である。 図12は、本発明の交通安全装置の他の実施形態を示すブロック図である。 図13は、実施形態9における交通安全システムのブロック図である。
本明細書において、「車両外の情報」という用語は、前記車両及び前記車両の搭乗者以外の対象に伝達すべき交通状況を含む情報を意味する。前記車両に対する、このような交通状況が生じている相対位置としては、特に限定はなく、例えば、前記車両の前方(前記車両の進行方向)、後方、上方、側方、下方等が挙げられる。また、本交通安全装置の情報取得手段により取得される「情報」は、特に限定はなく、例えば、画像(可視光)、電波、音波、熱、臭気等が挙げられる。前記情報が画像である場合、前記情報取得手段は、例えば、画像取得手段(例えば、カメラ)である。前記情報が電波である場合、例えば、前記情報取得手段は、電波受信手段(例えば、アンテナ)である。前記情報が音波である場合、例えば、前記情報取得手段は、例えば、音波受信手段(例えば、マイクロホン)である。前記情報が熱である場合、前記情報取得手段は、例えば、熱情報取得手段(例えば、赤外線カメラ又はサーモグラフィー)である。前記情報が臭気である場合、前記情報取得手段は、例えば、臭気情報取得手段(例えば、臭気センサ)である。前記情報取得手段は、例えば、1つを単独で使用することができ、又は、複数の情報取得手段を組み合わせて使用することができる。前記組み合わせは、特に限定はなく、例えば、画像取得手段と電波受信手段との組み合わせ(例えば、カメラとアンテナとの組み合わせ)が挙げられる。
本明細書において、「前記車両及び前記車両の搭乗者以外の対象に伝達すべき交通状況」としては、例えば、前方の信号機の灯色情報及び灯色関連情報、前記車両の前方の車両の進行状況(例えば、交通渋滞による前方車両の停車、高速道路料金所での前方車両の停車)、前記対象の後方からの車両等の急接近、並びに、前記車両の前方、上方及び側方の少なくとも1つの災害状況(例えば、がけ崩れ、高波、落下物、道路陥没、道路冠水、大雨、地震等)等が挙げられる。
本明細書において、「対象」という用語は、前述のように、前記車両及び前記車両の搭乗者以外の対象を意味する。「対象」は、例えば、前記車両の後続車両のドライバー(人間)である。ただし、前記車両に対する前記対象の相対位置は、後方には限定されない。なお、本明細書において、「対象」は、人間には限定されず、例えば、前述の後続車両が自動運転車である場合、特に、人間による制御によらずに自動車の三要素(走る、曲がる、止まる)を実行する自動運転車である場合には、この自動運転車も「対象」である。また、自動運転車には定義されないが、自動車の三要素のうちの1つ以上を制御する自動車も、本明細書では「対象」に含まれる。本明細書において、これらの自動車を、「自動運転車等」と言う場合がある。
本明細書において、「対象に提示する」という用語は、対象が人間である場合には、前記交通状況を対象に対して、例えば、視覚的又は聴覚的に提示することを意味し、対象が自動運転車等である場合には、前記交通状況を対象に対して、例えば、画像的(視覚的)又は音声的(聴覚的)に提示するのに加えて、電波により提示することを意味する。
つぎに、本発明の実施形態について説明するが、本発明は、以下の実施形態には限定されない。なお、以下の図1Aから図13において、同一部分には、同一符号を付している。また、各実施形態の説明は、特に断らない限り、互いの説明を援用できる。さらに、各実施形態の構成は、特に断らない限り、組合せ可能である。
(実施形態1)
本実施形態では、前記伝達すべき交通状況が、車両の前方の信号機の灯色情報であり、この信号機の灯色情報の画像が、画像取得手段により取得される。
図1Aに、本実施形態における交通安全装置100のブロック図を示す。図1Aに示すように、本実施形態の交通安全装置100は、車両に配置され、車両外の情報を取得する画像取得手段110(情報取得手段)、交通状況認識手段120、及び交通状況認識手段120により認識された交通状況を対象に提示する交通状況提示手段130を、主要な構成要素として備える。画像取得手段110は、交通状況認識手段120に電気的に接続されている。交通状況認識手段120は、交通状況提示手段130に電気的に接続されている。本実施形態では、交通状況認識手段120は、画像取得手段110により取得された情報中の灯色情報を認識するものであり、信号機部分特定手段121及び信号機状況認識手段122を備える。
画像取得手段110は、車両外の画像を取得するための手段であり、例えば、CCD(Charge Coupled Device)カメラ、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)カメラ等が挙げられる。本明細書において、「カメラ」という用語は、例えば、可視光を受信する受信機を意味する。交通状況認識手段120としては、例えば、中央処理装置(CPU)等が挙げられる。信号機部分特定手段121は、画像取得手段110により取得された画像中の信号機部分を特定するための手段である。信号機状況認識手段122は、信号機部分特定手段121により特定された信号機の灯色情報を認識するための手段である。本実施形態では、信号機状況認識手段122は、信号機部分特定手段121により特定された信号機の灯色情報を判定することができる信号機状況判定手段126を備える。交通状況提示手段130は、信号機状況判定手段126により判定された信号機の灯色情報を、対象に提示するための手段であり、例えば、映像により出力(表示)する表示手段つまりモニタ(例えば、液晶ディスプレイ(LCD)、有機エレクトロルミネッセンスディスプレイ(OELD)等の各種画像表示装置等)、音声により出力するスピーカ、点灯パターンにより出力するランプ、電波により出力する電波送信機等が挙げられる。
図1Bに、本実施形態の交通安全装置100が車両に設置されている状態を示す模式図を示す。図1Bにおいて、車両は、大型トラック10である。画像取得手段110は、大型トラック10の前方の画像を取得するカメラである。このカメラは、例えば、車載カメラ(例えば、ドライブレコーダ)を利用することができる。交通状況認識手段120は、大型トラックに搭載されているCPUである。交通状況提示手段130は、大型トラックの後方の対象に対して、信号機の灯色情報を表示するモニタ(例えば、液晶ディスプレイ)である。図1Bに示すように、カメラ110は、大型トラック10の前側上部に設置されている。CPU120は、大型トラック10の車内に搭載されている。モニタ130は、大型トラック10の後部に設置されている。なお、図1Bは模式図であるため、大型トラック10に対するカメラ110、CPU120、及びモニタ130の寸法、比率等は、実際のものとは異なる場合がある。以下についても、同様である。また、図1Bにおいて、カメラ110は、大型トラック10の車外に設置されているが、例えば、車内に設置されていてもよい。
交差点手前において赤信号により停車する際、前方に大型トラック、バス等の車高が高く、車長が長い車両の後方で停車すると、ドライバーの視界が前方の車両に遮られ、信号機が視認できない場合がある。この状況を、図2B及び図3Aを使用して具体的に説明する。図2Bに、交差点手前において赤信号により停車している状況の一例を示す模式図を示す。図3Aに、大型トラック10の後方に位置する車両(後続車)20のドライバーの視界を示す。図2Bにおいて、後続車20から信号機30に向かって伸びる二点鎖線は、後続車20のドライバーの視線を示す。図2B及び図3Aに示すように、大型トラック10が、停止線40で停車しており、後続車20が、大型トラック10の後方に停車している。この状況では、後続車20のドライバーは、大型トラック10により視界を遮られて、信号機30を視認できない(図3Aにおいて、信号機30は破線で示される)。すなわち、信号機30は、後続車20のドライバーの死角にある。この状態で、信号機30の灯色が赤色から青色に変わり、前方の大型トラック10が発進し、これに続いて、後続車20のドライバーが後続車20を発進させた場合、後続車20のドライバーは、信号機30の状況を視認できない状態で後続車20を発進させることになる。このような場合には、信号機30の灯色が青色から既に赤色に変わっていたとしても、後続車20のドライバーは、その状況に気が付かないおそれがあり、例えば、交通規則違反になり、交通事故を起こすおそれがある。本実施形態の交通安全装置及び交通安全方法は、後続車20のドライバーの死角にある信号機30の状況を後続車20のドライバーに認識させ、このような状況を回避することを目的としている。
図2Aに、本実施形態における交通安全方法のフローチャートを示す。本実施形態の交通安全方法は、例えば、図1A及び図1Bの交通安全装置100を用いて、次のように実施する。
まず、カメラ110により、図3B(a)に示すように、大型トラック10の前方の画像111を取得する(S10)。カメラ110による画像取得のタイミングは、特に限定はなく、例えば、常時の画像取得、特定のタイミングでの画像取得等が挙げられる。特定のタイミングでの画像取得は、例えば、大型トラック10の停車時における画像取得、及び、グローバル・ポジショニング・システム(GPS)、例えばカーナビゲーションシステムからの情報に基づくタイミングでの画像取得等が挙げられる。後者の画像取得は、例えば、カーナビゲーションシステムの地図情報から交差点及び/又は信号機の位置に関する情報を生成し、この情報に基づくタイミングで画像を取得することである。このようにすれば、大型トラック10が進入しようとしている交差点の信号機が写った画像を、効率良くかつ正確に取得することができる。
次に、信号機部分特定手段121により、図3B(b)に示すように、取得された画像111中の信号機部分112を特定する(S21)。信号機部分112の特定は、例えば、画像111中の信号機の形状が存在する信号機領域を抽出し、この信号機領域における光源(可視光)を特定する、等の従来技術により行われる。また、この特定は、従来の機械学習(例えば、深層学習)技術を利用することにより精度を向上させることができる。また、この特定は、例えば、GPS、例えば、カーナビゲーションシステムと連動させることにより、精度を向上させることができる。具体的には、カーナビゲーションシステムの地図情報から、信号機30の位置に関する情報を生成し、カメラ110が設置されている位置から信号機30の位置までの距離を算出し、この距離から画像中に存在し得る信号機30のサイズを予備的に特定し、このサイズに基づいて、信号機部分112を特定する。
次に、信号機状況判定手段126により、特定された信号機部分112の灯色情報を判定する(S22−1)。この判定は、特定された信号機部分112を、光源が存在する複数の光源領域に分割し、複数の光源領域間の明るさ(可視光強度)の差に基づいて、点灯中の光源を特定し、この特定に基づいて、信号機部分112の灯色情報(本実施形態では、赤色(+右向き矢印))を判定する、等の従来技術により行われる。
次に、モニタ130により、図3C(a)に示すように、特定された信号機部分112の灯色情報131を、対象に表示する(S30)。このとき、例えば、図3C(b)に示すように、矢印情報を省略して、灯色情報132を対象に表示することもできる。
後続車20のドライバーにとって死角にある信号機30の状況を、大型トラック10の後部に設置されたモニタ130により、後続車20のドライバーに表示することで、後続車20のドライバーは、信号機30の状況を認識することができる。また、本実施形態の交通安全装置100及び交通安全方法によれば、個々の車両に設置されている画像取得手段110を使用して、信号機30の状況を把握するため、例えば、交通インフラに対する別途の設備投資(例えば、信号機状況に関する情報を含む電波を発する電波発信機の個々の信号機への設置及び同電波発信機のメンテナンス及び更新等)を必要としない。
(実施形態2)
本実施形態では、実施形態1と同様に、前記伝達すべき交通状況が、車両の前方の信号機の灯色情報であり、この信号機の灯色情報の画像が、画像取得手段により取得される。
図4Aに、本実施形態における交通安全装置200のブロック図を示す。図4Aに示すように、本実施形態の交通安全装置200は、画像取得手段110、交通状況認識手段120、及び交通状況提示手段130を、主要な構成要素として備える。画像取得手段110は、交通状況認識手段120に電気的に接続されている。交通状況認識手段120は、交通状況提示手段130に電気的に接続されている。交通状況認識手段120は、信号機部分特定手段121及び信号機状況認識手段122を備える。本実施形態では、信号機状況認識手段122は、実施形態1の信号機状況判定手段126に代えて、信号機部分特定手段121により特定された信号機の状況をそのまま画像として取得する信号機状況取得手段127を備える。本実施形態の交通安全装置200の車両への設置は、実施形態1の交通安全装置100の車両への設置と同様である。
図4Bに、本実施形態における交通安全方法のフローチャートを示す。本実施形態の交通安全方法は、例えば、図4Aの交通安全装置200を用いて、次のように実施する。
まず、実施形態1と同様に、大型トラック10の前方の画像111を取得する(S10、図3B(a))。次に、実施形態1と同様に、取得された画像111中の信号機部分112を特定する(S21、図3B(b))。
次に、信号機状況取得手段127により、特定された信号機部分112の状況を取得する(S22−2)。この取得は、特定された信号機部分112の灯色情報(例えば、赤色が点灯している状況)を、画像解析による灯色の判定を行うことなく、そのまま画像として取得することを意味する。
次に、モニタ130により、図4Cに示すように、取得された信号機状況231すなわち取得した信号機部分112の灯色情報を、対象に表示する(S30−2)。本実施形態では、画像解析による灯色の判定を行わないため、より簡易に、信号機30の灯色情報を後続車20のドライバーに表示することができる。
(実施形態3)
本実施形態では、前記伝達すべき交通状況が、車両の前方及び/又は側方の信号機の灯色情報及び灯色関連情報であり、この信号機の灯色情報及び灯色関連情報を含む電波が、電波受信手段により取得される。
図5Aに、本実施形態における交通安全装置300のブロック図を示す。図5Aに示すように、本実施形態の交通安全装置300は、車両に配置され、車両外の情報を取得する電波受信手段310(情報取得手段)、交通状況認識手段120、及び交通状況提示手段130を、主要な構成要素として備える。電波受信手段310は、交通状況認識手段120に電気的に接続されている。交通状況認識手段120は、交通状況提示手段130に電気的に接続されている。本実施形態では、交通状況認識手段120は、電波受信手段310により取得された情報中の灯色情報及び灯色関連情報を認識するものであり、信号機部分特定手段321及び信号機状況認識手段322を備える。本実施形態の交通安全装置300の車両への設置は、図5Bに示すように、画像取得手段110に代えて、電波受信手段310を、同じ位置に設置することを除いて、実施形態1の交通安全装置100の車両への設置と同様である。電波受信手段310は、車両外の電波を受信するための手段であり、例えば、受信すべき電波の周波数に応じたアンテナである。図5Bにおいて、電波受信手段310は、信号機から発せられた信号機状況に関する情報を含む電波を受信するアンテナである。
図6Aに、本実施形態における交通安全方法のフローチャートを示す。本実施形態の交通安全方法は、例えば、図5A及び図5Bの交通安全装置300を用いて、次のように実施する。
図6Bに示すように、信号機30に設置された電波発信機50から、信号機30の状況に関する情報を含む電波51が発せれている場合、まず、この電波51(車両外の情報)を、アンテナ310により受信する(S10−3)。電波51には、例えば、電波の周波数及び出力の情報、電波の暗号化情報、信号機の位置及び高さの情報、信号機の灯色情報、信号機の灯色関連情報等の情報が含まれている。ここで、信号機の灯色情報とは、現在の灯色の情報(例えば、現在、青色であるという情報)及び矢印の表示がある場合の現在の矢印の灯色の情報であり、信号機の灯色関連情報とは、灯色が変化するまでの時間の情報(例えば、青色の状態で50秒が経過しており、後10秒で灯色が黄色へ変化するという情報;赤色の状態で50秒が経過しており、後10秒で灯色が青信号へ変化するという情報;青色の状態で3分が経過しており、後10秒で黄色に変化するという情報)等の信号機の現在の灯色(矢印の灯色を含む)以外の情報である。灯色が変化するまでの時間の情報の提示方法としては、特に限定はなく、例えば、文字で秒数を表す方法、色の数及び/又は色の種類(青色から黄色、黄色から赤色、赤色から青色)で秒数を表す方法等が挙げられる。文字を秒数で表す方法としては、数字を視覚で見れる状態であれば特に限定はなく、数字をデジタル表示する方法等が挙げられる。色の数で秒数を表す方法としては、特に限定はなく、色の面積が秒数ごと(例えば、1秒毎、5秒毎、10秒毎等)に減っていくことで表す方法等が挙げられる。色の種類で秒数を表す方法としては、青色から黄色、黄色から赤色、及び赤色から青色へと変化させれば特に限定はなく、例えば、現在の信号の色と、信号の色が10秒後又は5秒後に変化することを点滅又は矢印で表す方法等が挙げられる。電波51の周波数としては、特に限定はなく、例えば、700MHz帯又は5.8GHz帯等が挙げられる。例えば、電波51の周波数を5.8GHz帯とすれば、既存の車載機器(例えば、ETC車載機)を使用することができる。
次に、受信された電波51から対象に伝達すべき交通状況を認識する(交通状況認識工程)。具体的には、信号機部分特定手段321により、受信された電波51に含まれる信号機部分の情報を特定する(S21−3)。この特定は、電波51に含まれる情報から、前述の信号機の灯色情報及び灯色関連情報を取得することにより行われる。
次に、信号機状況認識手段322により、特定された信号機の灯色情報及び灯色関連情報を認識する(S22−3)。この認識は、信号機部分特定手段321により取得された信号機の灯色情報及び灯色関連情報に基づいて、信号機30の現在の灯色の情報(例えば、現在の灯色は青色である)、またこれに加えて、灯色が変化するまでの時間の情報(例えば、残り10秒で灯色が変化する)を認識する。
次に、モニタ130により、図6C(a)に示すように、特定された信号機部分の灯色情報331(例えば、現在の灯色は青色である)を、対象に表示する(S30)。また、例えば、図6C(b)に示すように、灯色が変化するタイミングを示すインジケータを加えて、灯色関連情報332を対象に表示することもできる。これにより、例えば、後続車20のドライバーは、図6C(b)に示すような信号機30の状況であれば、交差点を渡りきるまえに信号機30の灯色が赤色に変化する可能性があることを事前に予測することができ、交差点に進入しないという判断をすることができる。
本実施形態において、信号機状況の情報を含む電波51は、信号機30に設置された電波発信機50から発せられているが、本発明はこれには限定されない。例えば、前記電波発信機は、信号機とは別に、交差点手前の任意の箇所に設定されていてもよい。
(実施形態4)
本実施形態では、前記伝達すべき交通状況が、前記車両の前方の車両の進行状況であり、この車両の進行状況の画像が、画像取得手段により取得される。
図7Aに、本実施形態における交通安全装置400のブロック図を示す。図7Aに示すように、本実施形態の交通安全装置400は、画像取得手段110、交通状況認識手段120、及び交通状況提示手段130を、主要な構成要素として備える。画像取得手段110は、交通状況認識手段120に電気的に接続されている。交通状況認識手段120は、交通状況提示手段130に電気的に接続されている。交通状況認識手段120は、車両部分特定手段421及び進行状況認識手段422を備える。車両部分特定手段421は、画像取得手段110により取得された画像中の車両の前方の車両部分を特定するための手段である。進行状況認識手段422は、車両部分特定手段421により特定された車両の進行状況を認識するための手段である。本実施形態では、進行状況認識手段422は、車両部分特定手段421により特定された車両の進行状況を判定するための進行状況判定手段426を備える。交通状況提示手段130は、判定された進行状況を、対象に提示するための手段である。本実施形態の交通安全装置400の車両への設置は、図7Bに示すように、実施形態1の交通安全装置100の車両への設置と同様である。
連続的に車両が進行している状況において、大型トラック、バス等の車高が高く、車長が長い車両の後方に位置すると、ドライバーの視界が前方の車両に遮られ、前方の車両より更に前方の車両の進行状況が視認できない場合がある。この状況を、図8Bを使用して具体的に説明する。図8Bに、車両の連続的な進行状況の一例を示す模式図を示す。図8Bにおいて、後続車20から前方車両60に向かって伸びる二点鎖線は、後続車20のドライバーの視線を示す。図8Bに示すように、大型トラック10の前方に車両60が走行しており、大型トラック10の後方に車両20が走行している。この状況では、後続車20のドライバーは、大型トラック10により視界を遮られて、車両60を視認できない。すなわち、車両60は、後続車20のドライバーの死角にある。この状態で、車両60が同車両前方の渋滞に伴って急減速した(例えば、急ブレーキに加えて、渋滞を知らせるためにハザードランプを点灯させた)としても、後続車20のドライバーは、それに気が付かないおそれがあり、大型トラック10が急減速した場合、後続車20のブレーキが間に合わず、後続車20が大型トラック10に追突してしまうおそれがある。本実施形態の交通安全装置400及び交通安全方法は、後続車20のドライバーの死角にある前方の車両60の進行状況を後続車20のドライバーに認識させ、このような状況を回避することを目的としている。
図8Aに、本実施形態における交通安全方法のフローチャートを示す。本実施形態の交通安全方法は、例えば、図7A及び図7Bの交通安全装置400を用いて、次のように実施する。
まず、カメラ110により、図9(a)に示すように、大型トラック10前方の画像113を取得する(S10)。カメラ110による画像取得のタイミングは、特に限定はなく、例えば、常時の画像取得、特定のタイミングでの画像取得等が挙げられる。特定のタイミングでの画像取得は、例えば、高速での連続的な走行時における画像取得、及び、グローバル・ポジショニング・システム(GPS)、例えばカーナビゲーションシステムからの情報に基づくタイミングでの画像取得等が挙げられる。後者の画像取得は、例えば、カーナビゲーションシステムにより生成される渋滞情報に基づくタイミングで画像を取得することである。このようにすれば、渋滞が発生していると予測される状況での画像を、効率良く取得することができる。
次に、車両部分特定手段421により、図9(b)に示すように、取得された画像113中の車両部分114を特定する(S21−4)。車両部分114の特定は、例えば、画像113中の車両の後部の形状が存在する車両領域を抽出する、等の従来技術により行われる。また、この特定は、例えば、従来の機械学習(例えば、深層学習)技術を利用することにより精度を向上させることができる。
次に、進行状況判定手段426により、特定された車両部分114の進行状況を判定する(S22−4)。この判定は、例えば、車両部分114と大型トラック10との相対距離の急激な短縮(すなわち、車両部分114の急激な減速)の認識、車両部分114におけるテールランプの灯火、ハザードランプの点滅の有無の認識等の従来技術により行われる。例えば、前述の相対距離の急激な短縮、テールランプの灯火、ハザードランプの点滅等に基づいて、進行状況判定手段426により、進行状況が「渋滞中」であると判定される。
次に、モニタ130により、図9(c)に示すように、特定された車両部分114の進行状況431を、対象に表示する(S30−4)。なお、図9(c)では、「渋滞中」と示されているが、進行状況の表示は、例えば、「ブレーキ」、「危険」等でもよい。また、モニタ130による表示に加えて、大型トラック10のハザードランプを(例えば、大型トラック10のドライバーによる操作によらずに)点滅させてもよい。
後続車20のドライバーにとって死角にある車両60の進行状況を、大型トラック10の後部に設置されたモニタ430により、後続車20のドライバーに表示することで、後続車20のドライバーに車両60の進行状況(例えば、渋滞中の状況)を認識させることができる。
なお、本実施形態では、進行状況判定手段426により、特定された車両部分114の進行状況を判定している(S22−4)が、本発明は、これには限定されない。例えば、進行状況認識手段422は、進行状況判定手段426の代わりに、車両部分特定手段421により特定された前方の車両60の進行状況を取得する進行状況取得手段を備えてもよい。そして進行状況判定手段426による車両部分の進行状況の判定を行わず、その代わりに、進行状況取得手段を使用して、車両の進行状況をそのまま画像として取得してもよい。この取得は、例えば、図9(b)に示すように、特定された車両部分114の進行状況(例えば、渋滞中の状況)を、画像解析(例えば、相対距離の急激な短縮の解析等)による進行状況の判定を行うことなく、そのまま画像として取得することを意味する。この取得に基づいて、モニタ130により、取得された進行状況の画像をそのまま、対象に表示する。このような実施形態では、画像解析による進行状況の判定を行わないため、より簡易に、車両の進行状況を後続車のドライバーに表示することができる。
(実施形態5)
本実施形態では、前記伝達すべき交通状況が、車両の前方の信号機の灯色情報であり、この信号機の灯色情報が、電波により対象に提示される。
図10Aに、本実施形態における交通安全装置500のブロック図を示す。図10Aに示すように、本実施形態の交通安全装置500は、画像取得手段110、交通状況認識手段120、及び交通状況認識手段120により認識された交通状況を対象に提示する交通状況提示手段530を、主要な構成要素として備える。画像取得手段110は、交通状況認識手段120に電気的に接続されている。交通状況認識手段120は、交通状況提示手段530に電気的に接続されている。交通状況認識手段120は、信号機部分特定手段121及び信号機状況認識手段122を備える。交通状況提示手段530は、大型トラック10の後方の対象に対して、信号機30の灯色情報を含む電波を発信する電波発信機である。電波発信機530により使用される電波71は、特に限定はなく、例えば、各種の周波数帯(例えば、700MHz帯、5.8GHz帯等)の電波等を使用することができる。本実施形態の交通安全装置500の車両への設置は、画像を表示する交通状況提示手段130に代えて、電波を発信する交通状況提示手段530を、大型トラック10の後部に設置することを除いて、実施形態1の交通安全装置100の車両への設置と同様である。
次に、本実施形態における交通安全方法を、図10Bを参照して説明する。本実施形態の交通安全方法は、例えば、図10Aの交通安全装置500を用いて、次のように実施する。
本実施形態において、画像取得工程(S10)、信号機部分特定工程(S21)、及び信号機状況判定工程(S22−1)は、図2Aに示す実施形態1と同様である。
次に、電波発信機530により、図10Bに示すように、特定された信号機部分の灯色情報を含む電波71を発信する。後続車20がこの電波を受信すると、例えば、後続車20のカーナビゲーションシステム、インスツルメントパネル(インパネ)、フロントガラス、ドライブレコーダ、レーダ探知機等に、図3C(a)若しくは(b)又は図6C(a)に示すような灯色情報が、映像として表示される。また、例えば、この灯色情報が音声として再生される。
本実施形態において、信号機の灯色が赤色である場合、電波発信機530により発信された電波71には、灯色情報に加えて、停止線40で停車するように後続車20に要求する情報が含まれてもよい。後続車20が自動運転車等である場合、このような要求を含む電波71を後続車20が受信すると、前述のように灯色情報を表示するのに加えて、例えば、後続車20に設置されている停止線認識センサ及び自動ブレーキシステム(図示せず)により、停止線40で後続車20を停車させることができる場合もある。
(実施形態6)
本実施形態では、前記伝達すべき交通状況が、前記車両の前方の車両の進行状況であり、この進行状況が、電波により対象に提示される。
本実施形態における交通安全装置は、実施形態5の交通安全装置500と同様の構成である。本実施形態の交通安全装置の車両への設置は、実施形態5の交通安全装置500の車両への設置と同様である。
次に、本実施形態における交通安全方法を、図10Cを参照して説明する。本実施形態の交通安全方法は、例えば、本実施形態の交通安全装置を用いて、次のように実施する。
本実施形態において、画像取得工程(S10)、車両部分特定工程(S21−4)、及び進行状況況判定工程(S22−4)は、図8Aに示す実施形態4と同様である。
次に、電波発信機530により、図10Cに示すように、特定された車両部分の進行状況に関する情報を含む電波72を発信する。後続車20がこの電波72を受信すると、例えば、後続車20のカーナビゲーションシステム、インスツルメントパネル(インパネ)、フロントガラス、ドライブレコーダ、レーダ探知機等に、図9(c)で示したような進行状況が、映像として表示される。また、例えば、この進行状況が音声として再生される。
本実施形態において、進行状況が「渋滞中」である場合、電波発信機530により発せられた電波72には、この進行状況に加えて、減速するように後続車20に要求する情報が含まれてもよい。後続車20が自動運転車等である場合、このような要求を含む電波72を後続車20が受信すると、前述のように進行状況を表示するのに加えて、例えば、後続車20に設置されている自動ブレーキシステム(図示せず)により、後続車20を減速させることができる場合もある。
(実施形態7)
本実施形態では、前記伝達すべき交通状況が、車両の前方、側方及び上方の少なくとも1つの災害状況であり、この災害状況が、画像により対象に提示される。
図11Aに、本実施形態における交通安全装置600のブロック図を示す。図11Aに示すように、本実施形態の交通安全装置600は、画像取得手段110、交通状況認識手段120、交通状況提示手段130を、主要な構成要素として備える。画像取得手段110は、交通状況認識手段120に電気的に接続されている。交通状況認識手段120は、交通状況提示手段130に電気的に接続されている。本実施形態では、交通状況認識手段120は、画像取得手段110により取得された情報中の災害状況を認識するものであり、災害状況部分特定手段621及び災害状況認識手段622を備える。
災害状況部分特定手段621は、画像取得手段110により取得された画像中の災害状況部分を特定するための手段である。災害状況認識手段622は、災害状況部分特定手段621により特定された災害状況を認識するための手段である。ここで、災害状況とは、がけ崩れ、高波、落下物、道路陥没、道路冠水等の道路の通行に影響を及ぼす状況をいう。交通状況提示手段130は、災害状況認識手段622により認識された災害状況を、対象に提示するための手段である。本実施形態の交通安全装置600の車両への設置は、実施形態1の交通安全装置100の車両への設置と同様である。
図11Bに、本実施形態における交通安全方法のフローチャートを示す。本実施形態の交通安全方法は、例えば、図11Aの交通安全装置600を用いて、次のように実施する。
まず、カメラ110により、図11Cに示すように、大型トラック10の前方、上方及び側方の少なくとも1つの画像611を取得する(S10−7)。このとき、360°の画像を取得できるパノラマカメラを用いて任意の方向の画像611を取得してもよいし、カメラ110を複数個設けて任意の方向の画像611を取得してもよい。
次に、災害状況部分特定手段621により、図11C(b)に示すように、取得された画像611中の災害状況機部分612を特定する(S21−7)。災害状況部分612の特定は、例えば、画像611中の災害が発生している領域を抽出し、この領域を特定する、等の従来技術により行われる。また、この特定は、従来の機械学習(例えば、深層学習)技術を利用することにより精度を向上させることができる。
次に、災害状況認識手段622により、特定された災害状況部分612の災害内容(例えば、がけ崩れ)を認識する(S22−7)。この認識は、特定された災害状況部分612を特定し、例えば予め災害状況認識手段622に登録されている災害状況の画像と照らし合わせて、災害内容を認識する、等の従来技術により行われる。
次に、モニタ130により、図11Dに示すように、特定された災害内容(例えば、「がけ崩れ」)を、対象に表示する(S30−7)。後続車20のドライバーにとって死角にある大型トラック10の前方、上方、側方等の災害状況を、大型トラック10の後部に設置されたモニタ130により、後続車20のドライバーに表示することで、後続車20のドライバーは、災害時に災害状況を瞬時に認識することができる。この災害状況の提示は、モニタ130に限られず、例えば音声等により災害状況を通知することができる。また、モニタ130と音声とを併用してもよい。
以上の実施形態では、画像取得手段及び電波受信手段は両方とも、車両の前部に設置され、車両外前方の情報を取得しているが、本発明はこれには限定されない。本発明において、画像取得手段及び電波受信手段等の情報取得手段が車両に設置される箇所は、前部には限定されず、また、情報が取得される方向は、車両前方には限定されない。例えば、対象に伝達すべき交通状況が、対象後方からの車両の急接近等の場合を想定して、情報取得手段の設置個所は、車両の任意の位置とすることができる。また、画像取得手段は、例えば、画像を広角に取得できるカメラ、例えば、360°の画像を取得できるパノラマカメラでもよい。
また、上記実施形態1、2及び5では、伝達すべき交通状況が車両の前方の信号機の灯色情報のみであるが、例えば、灯色が変化するまでの時間の情報が表示される信号機30であれば、画像取得手段110によって取得された画像から、信号機状況認識手段122によって灯色関連情報を認識し、交通状況提示手段130,530によって、認識した灯色関連情報を提示してもよい。
また、上記実施形態では、伝達すべき交通状況が、車両の前方及び/又は側方の信号機の灯色情報及び灯色関連情報、車両の前方の車両の進行状況、並びに、車両の前方、上方及び側方の少なくとも1つの災害状況のいずれか1つであったが、複数の伝達すべき交通状況を一度に伝達するようにしてもよい。この場合、情報取得手段110,310及び交通状況提示手段130,530は、複数の情報を取得及び提示できるように構成される。
また、伝達すべき交通状況を複数取得できる場合、図12に示すように、交通状況認識手段120は、伝達すべき交通状況の中から緊急性の高い情報を選択する優先提示情報選択手段123を設けてもよい。このとき、交通安全方法は、交通状況認識工程(信号機状況認識工程、進行状況認識工程、災害状況認識工程)の後に優先提示情報選択工程が設けられる。優先提示情報選択工程では、例えば信号機は青信号であるが、前方の道路にがけ崩れが発生している場合に、がけ崩れの情報を優先提示情報として選択する。そして、交通状況提示手段130,530は、優先提示情報選択手段123により選択された優先提示情報のみを提示する。このような構成とすることで、交通状況提示手段130,530を不必要に大きくする必要がなくなる。
(実施形態8)
本実施形態のプログラムは、上記実施形態1〜7の交通安全方法及びその変形例を、コンピュータ上で実行可能なプログラムである。本実施形態のプログラムは、例えば、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。前記記録媒体としては、特に限定はなく、例えば、読み出し専用メモリ(ROM)、ハードディスク(HDD)、フラッシュメモリ、光ディスク(CD、DVD、BD)、フロッピー(登録商標)ディスク(FD)等が挙げられる。
(実施形態9)
本実施形態では、前記伝達すべき交通状況が、信号機の灯色情報及びであり、この信号機の灯色情報の画像が、画像取得手段により取得される。
図13に、本発明の交通安全装置を用いた交通安全システム800のブロック図を示す。図13に示すように、本実施形態の交通安全システム800は、車両に配置され、車両外の情報を取得する画像取得手段110(情報取得手段)、交通状況提示手段130、通信インタフェース840、及びサーバ850を主要な構成要素として備える。画像取得手段110及び交通状況提示手段130は、通信インタフェース840に接続されている。通信インタフェース840とサーバ850とが、回線網860を介して接続されている。図13において、二点鎖線は、画像取得手段110、交通状況提示手段130、及び通信インタフェース840が設置されている車両を示す。なお、図13において、説明の便宜上、通信インタフェース840と回線網860との間の接続が有線であるように表現されているが、本実施形態の交通安全システムでは、車両と回線網とが接続されているので、当然、これらの間は無線での接続が想定される。
交通安全システム800では、サーバ850側に、画像取得手段110により取得された画像中の、対象に伝達すべき交通状況を認識する交通状況認識手段として、信号機部分特定手段及び信号機状況判定手段が設けられている。例えば、画像取得手段110により取得された車両の前方の画像を、サーバ850に送信し、サーバ850側で、信号機部分特定手段によって取得された画像中から信号機部分を特定し、信号機状況判定手段によって特定された信号機の灯色情報を判定する。また、信号機状況判定手段によって判定された灯色情報はサーバ850から車両に伝達され、交通状況提示手段130により、対象に提示する。
交通安全システム800によれば、画像取得手段及び交通状況提示手段を車両に設置し、サーバは別の場所に設置して、オンラインによる信号機部分の特定及び信号機の灯色情報の判定が可能である。このため、例えば、メンテナンスやソフトウェアの更新が容易である。また、本実施形態の交通安全システムは、例えば、クラウドコンピューティングに対応したものであってもよい。
また、上記交通安全システムは、信号機部分の特定及び灯色情報の判定の態様のみに限定されるものではなく、例えば、前述の実施形態2〜7及びその変形例における態様に対応したシステムとすることができる。
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
本発明によれば、対象の死角にある交通状況を対象が認識することができる、交通安全装置、交通安全方法、及び交通安全システムを提供でき、本発明は、幅広い用途に適用できる。
10 大型トラック
20 後続車
30 信号機
40 停止線
50 電波発信機
51 信号機状況に関する情報を含む電波
60 前方車両
71 信号機の灯色情報及び灯色関連情報を含む電波
72 進行状況の情報を含む電波
100、200、300、400、500、600 交通安全装置
110 画像取得手段(カメラ、情報取得手段)
111、113 カメラ110により取得された画像
112 画像111中の特定された信号機部分
114 画像113中の特定された車両部分
120 交通状況認識手段(CPU)
121、321 信号機部分特定手段
122、322 信号機状況認識手段
123 優先提示情報選択手段
126 信号機状況判定手段
127 信号機状況取得手段
130 交通情報提示手段(モニタ、表示手段)
131、132、331 灯色情報
231 取得された信号機状況
310 電波受信手段(アンテナ、情報取得手段)
332 灯色関連情報
421 車両部分特定手段
422 進行状況認識手段
426 進行状況判定手段
431 進行状況「渋滞中」
530 交通状況提示手段(電波発信機)
611 画像
612 特定された災害状況部分
621 災害状況部分特定手段
622 災害状況認識手段
800 交通安全システム
840 通信インタフェース
850 サーバ
860 通信網

Claims (12)

  1. 車両に配置され、車両外の情報を取得する情報取得手段と、
    前記情報取得手段により取得された情報中の、前記車両及び前記車両の搭乗者以外の対象に伝達すべき交通状況を認識する交通状況認識手段と、
    前記交通状況認識手段により認識された交通状況を、前記対象に提示する交通状況提示手段とを備え、
    前記伝達すべき交通状況は、前記車両の前方の信号機の灯色情報及び灯色関連情報であり、
    前記交通状況認識手段は、前記取得された情報中の信号機部分を特定する信号機部分特定手段と、前記信号機部分特定手段により特定された前記信号機の灯色情報及び灯色関連情報を認識する信号機状況認識手段とを備え、
    前記交通状況提示手段は、前記認識された信号機の灯色情報及び灯色関連情報を提示する、交通安全装置。
  2. 前記灯色関連情報が、灯色が変化するまでの時間の情報である、請求項1に記載の交通安全装置。
  3. 前記情報取得手段が、前記車両外の画像を取得する画像取得手段、及び、前記車両外の電波を受信する電波受信手段の少なくとも1つを備える、請求項1又は2に記載の交通安全装置。
  4. 前記交通状況提示手段が、前記交通状況認識手段により認識された交通状況を、前記対象に表示する表示手段を備える、請求項1〜3のいずれか一項に記載の交通安全装置。
  5. 前記伝達すべき交通状況は、前記車両の前方の車両の進行状況をさらに含み、
    前記交通状況認識手段は、前記取得された情報中の前記車両の前方の車両部分を特定する車両部分特定手段と、前記車両部分特定手段により特定された車両の進行状況を認識する進行状況認識手段をさらに備え、
    前記交通状況提示手段は、前記認識された車両の進行状況を提示する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の交通安全装置。
  6. 前記進行状況認識手段は、前記車両部分特定手段により特定された車両部分の進行状況を取得する進行状況取得手段、又は、前記車両部分特定手段により特定された車両部分の進行状況を判定する進行状況判定手段を備え、
    前記交通状況提示手段は、前記進行状況取得手段で取得された前記車両の進行状況、又は、前記進行状況判定手段により判定された前記車両の進行状況を提示する、請求項5に記載の交通安全装置。
  7. 前記伝達すべき交通状況は、前記車両の前方、側方及び上方の少なくとも1つの災害状況をさらに含み、
    前記交通状況認識手段は、前記取得された情報中の前記災害状況部分を特定する災害状況部分特定手段と、前記災害状況部分特定手段により特定された災害状況を認識する災害状況認識手段をさらに備え、
    前記交通状況提示手段は、前記認識された災害状況を提示する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の交通安全装置。
  8. 前記交通状況認識手段は、前記伝達すべき交通状況の中から緊急性の高い情報を選択する優先提示情報選択手段をさらに備え、
    前記交通状況提示手段は、前記優先提示情報選択手段により選択された情報のみを提示する請求項1〜7のいずれか一項に記載の交通安全装置。
  9. 車両外の情報を取得する情報取得工程と、
    前記情報取得工程において取得された情報中の、前記車両及び前記車両の搭乗者以外の対象に伝達すべき交通状況を認識する交通状況認識工程と、
    前記交通状況認識工程において認識された交通状況を、前記対象に提示する交通状況提示工程とを備え、
    前記交通状況認識工程は、前記取得された情報中の信号機部分を特定する信号機部分特定工程と、前記信号機部分特定工程により特定された前記信号機の灯色情報及び灯色関連情報を認識する信号機状況認識工程とを備える、交通安全方法。
  10. 請求項9に記載の交通安全方法をコンピュータに実行させる、プログラム。
  11. 請求項10に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  12. 車両に配置され、車両外の情報を取得する情報取得手段と、
    前記情報取得手段により取得された情報中の、前記車両及び前記車両の搭乗者以外の対象に伝達すべき交通状況を認識する交通状況認識手段と、
    前記交通状況認識手段により認識された交通状況を、前記対象に提示する交通状況提示手段とを備え、
    前記交通状況認識手段は、前記取得された情報中の信号機部分を特定する信号機部分特定手段と、前記信号機部分特定手段により特定された前記信号機の灯色情報及び灯色関連情報を認識する信号機状況認識手段とを備え、
    前記情報取得手段及び前記交通状況提示手段が、システム外の通信回線網を介して、前記交通状況認識手段と接続されている、交通安全システム。


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