JP2020068969A - コマ玩具及びコマ玩具セット - Google Patents

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Abstract

【課題】回転特性の切換えができ、切換えによって走行モードとなるコマ玩具及びコマ玩具セットを提供すること。【解決手段】軸部本体と接地部110,120とを有する軸部10と、前記軸部10の上に設けられた胴体40とを備え、前記軸部本体の回転動力によって回転するように構成されたコマ玩具1において、前記軸部本体に、前記接地部の少なくとも一部を構成するとともに前記接地部の外周を形成し盤面を転動可能な輪状体120が設けられ、前記輪状体120は、軸線方向で胴体に接近した第1状態と、手動操作によって前記軸線方向で前記胴体40から離間して前記軸部本体に固定される第2状態とを取り得、前記第2状態では前記輪状体120が外周や下面とで前記盤面を転動して走行可能に構成されている。【選択図】図7

Description

本発明はコマ玩具及びコマ玩具セットに関するものである。
従来、回転軸の接地面積を変えることによって回転特性を変えるために、接地部の接地面を小さくしてその位置で自転させたり、接地面を大きくして公転させたりするコマ玩具が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このコマ玩具においては、胴部周面に回動板が配設され、その回動板が一方向に回動されることによって第1の接地部が下部材(第2の接地部)の下端から突出し、それによって接地面を小さくし、回動板が他方向に回動されることによって第1の接地部が下部材に没入され、第2の接地部である下部材の下端が接地されることにより接地面を大きくしている。
特許第5793631号公報
しかしながら、このコマ玩具では、第1の接地部を取り囲む下部材は丈が低い逆円錐状に形成されていることから、下部材が接地されている場合には次のような問題が生ずる。
例えば、周囲に壁を有するゲーム盤の盤上でコマ玩具を回した場合に、壁が低いと、下部材が壁に摺接して乗り上げてしまうし、反対に壁が高いと、下部材の外周が壁に当たり、コマ玩具が大きく弾かれてしまう虞がある。
また、丈が低い逆円錐状の下部材の場合、接地面に傾斜があると下部材の下面が接地し易く、下部材の底面が接地したときには、コマ玩具が大きく動き回ってしまう。
本発明は、このような問題点に鑑みなされたもので、回転特性の切換えができ、切換えによって走行モードとなるコマ玩具及びコマ玩具セットを提供することを目的としている。
第1の手段は、
軸部本体と接地部とを有する軸部と、前記軸部の上に設けられた胴体とを備え、前記軸部本体の回転動力によって回転するように構成されたコマ玩具において、
前記軸部本体に、前記接地部の少なくとも一部を構成するとともに前記接地部の外周を形成し盤面を転動可能な輪状体が設けられ、
前記輪状体は、軸線方向で胴体に接近した第1状態と、手動操作によって前記軸線方向で前記胴体から離間して前記軸部本体に固定される第2状態とを取り得、前記第2状態では前記輪状体が外周や下面とで前記盤面を転動して走行可能に構成されていることを特徴とするコマ玩具である。
第2の手段は、第1の手段において、前記接地部は、半径方向中央に位置する第1の接地部と、前記第1の接地部を半径方向外方から取り囲む前記輪状体とから構成され、前記輪状体は、前記軸線方向で前記胴体に対して離接する方向に動作可能に構成され、前記盤面が水平で前記軸線が直立した状態のときに、前記第1状態で前記第1の接地部だけが接地し、且つ、前記第2状態で前記輪状体の下端だけが接地することを特徴とする。
第3の手段は、第1の手段において、前記接地部は円板状の前記輪状体によって構成され、前記第1状態では前記軸本体に対して前記軸部本体に対して前記軸心を中心として回転フリーとなっていることを特徴とする。
第4の手段は、第1の手段〜第3の手段のいずれか一の手段のコマ玩具と、平面視で円形の遊戯フィールと前記遊戯フィールドに連結され前記コマ玩具が当該遊戯フィールドに対して入出可能な走行路とが形成されたゲーム盤と、を備えたことを特徴とするコマ玩具セットである。
第1の手段〜第3の手段によれば、手動操作によって円環状接地部が胴体から離間されたときに固定され、環状接地部の下面や外周が当接面に当接可能となることにより、走行に適したコマ玩具を実現できる。
第4の手段によれば、第2状態にあるときに円環状接地部が走行路に入り込むと、走行するので、斬新なコマ玩具セットを実現できる。
第1実施形態に係るコマ玩具の一実施形態の遊び方を示した斜視図である。 コマ玩具の分解斜視図である。 コマ玩具の胴体及びフライホイールの半部を示した斜視図である。 軸部を上方から見た状態を示した分解斜視図である。 軸部を下方から見た状態を示した分解斜視図である。 接地部材を示した斜視図である。 接地部材の状態を示し、(A)は第1状態を示した断面図、(B)は第2状態を示した断面図である。 胴体と軸部との結合状態を示し、(A)は結合解除状態を示した平面図、(B)は結合状態を示した平面図である。 ゲーム盤を示した平面図である。 ランチャーを示した斜視図である。 第2実施形態に係るコマ玩具の軸部を示した斜視図である。 軸部を上方から見た状態を示した分解斜視図である。 軸部を下方から見た状態を示した分解斜視図である。 取付部材及び接地部材を示した斜視図である。 接地部材の状態を示し、(A)は第1状態を示した断面図、(B)は第2状態を示した断面図である。
以下、本発明のコマ玩具を図面に示した実施形態に基づいて説明する。
(全体)
図1はバトル中のコマ玩具の外観を示した斜視図、図2はコマ玩具の分解斜視図である。
このうちコマ玩具1は、例えば、コマ玩具同士の衝突を通じて勝敗を競うバトルゲーム等に使用される。このコマ玩具1は、軸部10、フライホイール30及び胴体40を備えている。
(細部)
1.軸部10について
図2に示すように、軸部10は、下端部に接地部材(図4の第1の接地部材110及び第2の接地部材120)、上下方向中間部に鍔12、上部に円筒部13を備えている。 このうち鍔12と円筒部13とは一体に形成され軸部上部を構成し、この鍔12及び円筒部13は軸部下部に対して雄ネジ19(図4及び図5参照)で固定されている。
(1)軸部下部
図4は軸部10を上方から見た状態を示した分解斜視図、図5は軸部10を下方から見た状態を示した分解斜視図である。これらの図に示すように、軸部下部は、板状の取付部材100と、第1の接地部材110及び第2の接地部材120とを備える。
取付部材100の上面中央には座繰り孔101が形成されている。また、取付部材100の左右のそれぞれにネジ挿通孔102が1個ずつ形成されている。
取付部材100の下側には棒状の第1の接地部材110と環状の第2接地部材(輪状体)120とが設けられている。すなわち、第2の接地部材120の中央の孔121には下方から第1の接地部材110の軸111が通され、軸111には、取付部材100の座繰り孔101を上方から挿通させた雄ネジ103が螺合されている。
ここで、第1の接地部材110と第2の接地部材120について説明する。
第1の接地部材110は、コマ玩具1の軸心に配置される軸111と、軸111の下端に取り付けられた半球状の接地部112(図5参照)とを備えている。接地部112と軸111との境には鍔113が設けられている(図6参照)。また、軸111の外周面の左右には、図6に示すように、半径方向外方に向けて張り出すとともに上下方向に延びる張出部114が1個ずつ設けられている。各張出部114の下端には、半径方向外方に向けて突出する突起115が設けられている。また、図示はしないが、軸111には、突起115と鍔113との間に上下方向に延びる凸条が設けられている。
一方、第2の接地部材120の天井部分には上記孔121が形成されている。孔121は、下方から第1の接地部材110の軸111が挿入可能に形成されている。すなわち、孔121は、第1の接地部材110の軸111を挿入可能な円形状の孔部分121aと、第1の接地部材110の張出部114及び突起115を挿入可能な2個の切欠き部分121bとを結合した形となっている。孔121の縁下は空洞となっている。また、円形状の孔部分121aを構成する縁には位置決め用の窪み123が形成されている。さらに、第2の接地部材120の天井部分には、切欠き部分121bの縁に三角形の突起122が形成されている。
(2)軸部上部
鍔12及び円筒部13には、軸心を挟み前後方向で対峙する部位のそれぞれに孔14が形成されている。また、円筒部13には、軸心を挟み左右方向で対峙する部位のそれぞれに突出部15が形成されている。この突出部15の外面は鍔12の外周面と面一となっている。
また、図2、図4及び図5に示すように、円筒部13の内側には円柱体16が立設されている。この円柱体16は内部が空洞で下方に開口している。また、円柱体16の外周下端には左右に張り出す短冊状の突片160が1個ずつ設けられている。各突片160にはネジ挿通孔161が形成されている。
また、軸部10は環状の押圧部材18を備えている。押圧部材18は、円筒部13の内側に円柱体16の外周を取り囲むようにして設置されている。押圧部材18の外周下端には脚部18cが設けられている。脚部18cは軸心を挟み前後方向で対峙する部位のそれぞれに1個ずつ形成されている。この押圧部材18は、脚部18cが孔14の上縁で上方への移動が規制され、常態では、押圧部材18の上端は円筒部13の上端と同一高さ位置にある。また、押圧部材18の天井部の上面には、軸心を挟み左右方向で対峙する部位のそれぞれに半径方向に延びる凸条(突起)21が1個ずつ形成されている。
(3)軸部10の組立
鍔12付きの円筒部13に押圧部材18を下方から嵌め合わせるとともに、スプリング20を巻回させた円柱体16を下方から押圧部材18に嵌め合わせる。この組立体を、説明の便宜上、上部組立体と称する。一方、取付部材100に第1の接地部材110及び第2の接地部材120を取り付ける。この組立体を、説明の便宜上、下部組立体と称する。
次に、上部組立体と下部組立体とを近付ける。そして、雄ネジ19を取付部材100のネジ挿通孔102と突片160のネジ挿通孔161に下から挿通させて鍔12の雌ネジ12aに螺合させる。
これによって、軸部10が組み立てられる。
(4)軸部10の操作
第2の接地部材120を胴体40側に押し込んだ状態(図7(A)に示す第1状態)にすると、第1の接地部材110の突起115の上に第2の接地部材120の孔121の縁が僅かに乗り、押し込んだ状態が保持される。この第2の状態では、第2の接地部材120の下端から第1の接地部材110の接地部112が僅かに突出している。この状態から手で第2の接地部材120を引き出す。すると、第2の接地部材120の孔121の縁は第1の接地部材110の突起115を乗り越え、孔121の縁が鍔113に突き当たる。そしたら、第2の接地部材120を平面視で反時計方向に回転させる。すると、第2の接地部材120の突起122が第1の接地部材110の張出部114の側面に突き当たる。一方で、第1の突起122が鍔113と突起115との間に挟み込まれ、第2の接地部材120の上下の動きが阻止される。また、このとき、第2の接地部材120の窪み123と第1の接地部材110の凸条(図示せず)とが嵌まり合い、第2の接地部材120の回転が阻止される。この状態が図7(B)に示す第2状態である。この第2状態から第1状態にするには逆の手順の操作をすればよい。
2.フライホイール30について
図2に示すように、フライホイール30は板状を成している。図3に示すように、このフライホイール30の底面には軸部10の鍔12が下方から収容可能な環状段部31が形成されている。また、このフライホイール30の上面には、軸心を挟み左右方向で対峙する部位のそれぞれに上方に向けて張り出す突出部32が形成されている。各突出部32の下側部分には、軸部10の突出部15を下方から収容可能な凹部33が形成されている。また、フライホイール30の上面には、各突出部32の直ぐ外側に上方に延びる舌片34が形成されている。舌片34は突出部32よりも上方に突出している。
3.胴体40について
図2に示すように、胴体40の外周には凹凸40aが形成されている。また、胴体40の中央には円孔41が形成されている。さらに、胴体40の下面には、図3に示すように、フライホイール30の突出部32を下方から収容可能な環状凹部42が形成されている。 この環状凹部42を画成する内周壁43aの内周面下端には、軸心を挟み前後方向で対峙する部位のそれぞれに半径方向内側に向けて張り出す爪(係合部)44が突設されている。
また、内周壁43aの内周面の上下方向中間部には、軸心を挟み左右方向で対峙する部位のそれぞれに半径方向内側に向けて張り出す突起47が突設されている。
さらに、内周壁43aの下端面には、軸心を挟み左右方向で対峙する部位のそれぞれに、凹凸が連続して形成され上記凸条21に噛み合う起伏部45が形成されている。 また、胴体40の環状凹部42を区画形成する天井壁43bには、フライホイール30の舌片34を下方から挿入可能な弧状スリット46が形成されている。この弧状スリット46の長さは舌片34が十分に移動し得る長さとなっている。また、孤状スリット46の一端部は、後述のランチャー50の爪54bが縁下に係合するよう狭幅となっている。
4.識別用部品60について
図2に示すように、識別用部品60は円孔41に取り付けられている。この識別用部品60はコマ玩具1の識別やプレイヤの識別のために使用される。 この識別のため、実施形態では、図示はしないが、この識別用部品60として互いに異なる模様及び/又は色を有するものが用意され、その中からプレイヤが選択した1つの識別用部品60が円孔41に突起47を利用してねじ式で取り付けられる。
《組立方法》
次に、コマ玩具1の組立方法の一例を説明する。なお、ここでは、軸部10の組立は既に終了しているものとする。また、識別用部品60の円孔41への取付けも終了しているものとする。
まず、軸部10の突出部15を下方からフライホイール30の凹部33に合致させるようにして、軸部10とフライホイール30を嵌合状態に組み付ける。
次に、この組付け体を胴体40に下方から近付ける。この際、上記組付け体のフライホイール30の舌片34を胴体40の弧状スリット46の所定の端に合致させる(図8(A))。この状態は、軸部10の爪17と胴体40の爪44とが上下方向で重なっていない状態である。この状態が結合解除状態である。
その後、上記組付け体の軸部10を胴体40側に押圧する。すると、まず、フライホイール30が胴体40の下面に押し当てられる。さらに、スプリング20が縮み、軸部10の爪17が胴体40の爪44よりも上方に相対的に押し上げられる。
そして、軸部10をフライホイール30と一体的に胴体40に対して舌片34が上記所定の端とは反対側の端まで移動するまで回転させる(図8(B))。この場合の回転は、胴体40及びフライホイール30と軸部10との相対的な回転であって、図8(B)では、胴体40側を胴体40及びフライホイール30に対して回転させた状態が示されている。すると、軸部10の爪17と胴体40の爪44とが上下で重なった状態となる。そして、軸部10から手を離すと、スプリング20の付勢力によって、軸部10の爪17の下面と胴体40の爪44の上面とが当接される 軸部10の爪17の下面と胴体40の爪44の上面とが当接された状態が結合状態である。これにより、軸部10と、フライホイール30及び胴体40が結合され、コマ玩具1が組み立てられる。
《遊び方》
続いて、このコマ玩具1を使用しての遊び方の一例を説明する。 この遊び方の一例では、コマ玩具1を回転させて、相手方のコマ玩具1とバトルを行う。
図9には、その際に使用されるゲーム盤400が示されている。このゲーム盤400には、すり鉢状のバトルフィールド410と、バトルフィールド410に連結された走行路420とが設けられている。バトルフィールド410は平面視で円形に形成され、周囲に壁401が形成されている。走行路420は壁401の欠損部を介してバトルフィールド410に連結されている。走行路420の両側には壁420がそれぞれ形成されている。そして、バトルフィールド410と走行路420との連結部にはコマ玩具1の入出路421が形成されている。この走行路420によれば、1つの入出路421から走行路420に入ったコマ玩具1は他方の入出口421からバトルフィールド410に帰還する。
図10には、コマ玩具1の回転力のチャージに使用されるランチャー50が示されている。
ランチャー50は、内部に図示しない円板を備え、その円板を図示しないゼンマイばねで一の回転方向に付勢するとともに、円板の周囲に卷回させた図示しない紐をハンドル51で引くと、円板が回転され、コマホルダー53が回転されるように構成されている。このコマホルダー53の回転は、下方に突設されたフォーク54によってコマ玩具1に伝達され、コマ玩具1を回転する。
この場合、フォーク54は胴体40の弧状スリット46に差し込まれ、孤状スリット46の縁下に爪54bが係合される。そして、ランチャー50のハンドル51を引き切ると、円板ひいてはコマホルダー53の回転が停止する一方で、コマ玩具1は慣性力によって尚も回転するので、フォーク54の傾斜面54aを倣ってコマ玩具1がコマホルダー53から外れる。なお、図5において符号52はコマホルダー53に対して出没可能なロッドである。このロッド52はコマホルダー53にコマ玩具1を装着した際にコマ玩具1の上面に押されてコマホルダー53に没する。このロッド52は例えばコマ玩具1の着脱の検出に使用される。
このランチャー50によってコマ玩具1に回転付勢力を付与する前に、軸部10の第2の接地部材120を第1状態又は第2状態にしておく。そして、ランチャー50によってコマ玩具1に回転付勢力を与え、コマ玩具1をバトルフィールド410に向けて発射する。すると、発射されたコマ玩具1はバトルフィールド410で回転させられる。
この場合、第2の接地部材120が第1状態となっていると、発射直後又は相手方のコマ玩具と衝突した場合を除いて概ねバトルフィールド410の中央の1箇所に留まってその場で回転し、相手方のコマ玩具と衝突する。勿論、衝突した弾みでコマ玩具1は弾き飛ばされて多少は動き回る。
一方、軸部10の第2の接地部材120が第2状態となっていると、第2の接地部材120の下面が接地して盤面を強く蹴るのでコマ玩具1は大きく動き回り、時には、第2の接地部材120の外周で壁401を転動しながら或いは直接、入出口421から走行路420に入る。そして、走行路420に入ったコマ玩具1は第2の接地部材120の外周の角部や外周で床や壁421を転動して走行路420に沿って走行し、他の入出口421からバトルフィールド410に帰還する。そして、相手方のコマ玩具に衝突する。
このようにして、コマ玩具1が相手方のコマ玩具に衝突すると、衝突による衝撃力や擦れ等によって、胴体40には、軸部10及びフライホイール30の回転方向とは反対の方向の力が作用し、それによって、胴体40が軸部10及びフライホイール30の回転方向に対して反対の方向に相対的に回転する。すると、胴体40の起伏部45に凸条21が噛合し、凸条21にはスプリング20の付勢力が作用するので、衝突による衝撃力が作用する毎に、胴体40に対して軸部10が相対回転して噛み合い位置を変更する。そして、結合解除位置に達すると、胴体40の爪44が軸部10の爪17から外れるため、スプリング20の付勢力によって胴体40が軸部10から離反する。そして、図1において、右側に示すように、コマ玩具1は分解される。
《第2実施形態》
図11は第2実施形態のコマ玩具の軸部10Aを示している。
第2実施形態のコマ玩具1は軸部10Aだけが第1実施形態のコマ玩具1の軸部10と異なっている。したがって、軸部10Aだけについて説明する。なお、軸部10Aにおいて軸部10の構成部材と対応する部材については適宜同一符号を用い、その詳しい説明は省略する。
(1)軸部下部
図12は軸部101Aを上方から見た状態を示した分解斜視図、図13は軸部101Aを下方から見た状態を示した分解斜視図である。これらの図に示すように、軸部下部は、椀状の取付部材300と、この取付部材300に取り付けられた接地部材(輪状体)310とを備える。
取付部材300の左右のそれぞれにはネジ挿通孔301が1個ずつ形成されている。取付部材300の内周は下方に行くに従って狭まっており、図14に示すように、上下方向途中には内方に張り出す張出部302が設けられている。そして、張出部302によって中央の孔303が画成されている。孔303は円形の孔部分303aと2つの孤状の切欠き部分303bとを結合させた形となっている。
張出部302の下側は概ね空洞となっているが、切欠き部分303bの円周方向一端側の縁は取付部材300の下端まで延びる規制部304を構成している。規制部304は接地部材310の上下動の際のガイドとして機能するとともに、接地部材310を固定する際のストッパとして機能する。
また、図示はしないが、取付部材300の内周には、円形の孔部分303aの下に上下方向に延びる凸条が設けられている。
ここで、接地部材310について説明する。
接地部材310は、コマ玩具1の軸心に配置されるもので、軸311と、軸311の下端に取り付けられた円板状の接地部(輪状体)312とを備えている。また、軸311の外周左右にはそれぞれ半径方向外方に向けて張り出す突片313が1個ずつ設けられている。突片313の先端は孤状に湾曲している。この先端には窪み314が形成されている。
一方、取付部材300の上には円板320が設置されている。この円板320は、取付部材300の内面に形成された段状の支持部305の段部に載置されている。円板320の中央には軸321が緩く貫通して設けられ、軸321の上端部には抜け防止具322が取り付けられている。また、軸321は接地部材310の軸311に嵌合されている。
(3)軸部10Aの組立
鍔12付きの円筒部13に押圧部材18を下方から嵌め合わせるとともに、スプリング20を巻回させた円柱体16を下方から押圧部材18に嵌め合わせる。この組立体を、説明の便宜上、上部組立体と称する。一方、取付部材300の下側から接地部材310を挿入するとともに、抜け防止具322を頭部に取り付けた軸321を円板320の中央の孔から挿通させ、軸321を軸311に嵌め込む。この組立体を、説明の便宜上、下部組立体と称する。
次に、上部組立体と下部組立体とを近付ける。そして、雄ネジ19を取付部材300のネジ挿通孔301と突片160のネジ挿通孔161に下から挿通させて鍔12の雌ネジ12aに螺合させる。
これによって、軸部10Aが組み立てられる。
(4)軸部10Aの操作
接地部材310を胴体4側に押し込んだ状態(図15(A)に示す第1状態)にすると、接地部材310は取付部材300に対して回転可能な状態に保持される。この第1状態では、接地部材310が取付部材300に対して回転可能な状態に保持されるので、コマ玩具1は大きくは動き回らない。この第1状態から図15(B)に示す第2状態にするには、接地部材310を回転させながら、接地部材310を引き出せる位置、つまり取付部材300の孤状の切欠き部303bと接地部材310の突片313とが合致する位置を探す。そして、手で接地部材310を引き出す。そして、接地部材310が規制部304に突き当たるまで回転させる。すると、接地部材310の窪み314と取付部材300の凸条(図示せず)とが嵌まり合うとともに、抜け防止具322が円板320に当たることにより、接地部材310の回転や上下の動きが阻止される。この状態が第2状態である。この第2状態ではコマ玩具1は大きく動き回るとともに、接地部材310が壁を転動することになる。
この第2状態から第1状態にするには逆の手順の操作をすればよい。
《本発明の変形例》
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、かかる実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、種々変形が可能であることは言うまでもない。
1 コマ玩具
10 軸部
10A 軸部
40 胴体
100 取付部材
110 接地部材
120 接地部材(輪状体)
300 取付部材
310 接地部材(輪状体)
400 ゲーム盤
410 バトルフィールド
420 走行路
421a 走行路入口
421b 走行路入口
422 走行路出口
従来、回転軸の接地面積を変えることによって回転特性を変えるために、接地部の接地面を小さくしてその位置で自転させたり、接地面を大きくして公転させたりするコマ玩具が知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
特許第5793631号公報 実用新案登録第3083515号
第3の手段は、第1の手段において、前記接地部は円板状の前記輪状体によって構成され、前記第1状態では前記軸部本体に対して前記軸心を中心として回転フリーとなっていることを特徴とする。
第1の手段は、
軸部本体と接地部とを有する軸部と、前記軸部の上に設けられた胴体とを備え、ゲーム盤の上で前記軸部本体の回転動力によって回転するように構成されたコマ玩具において、
前記軸部本体に、中心軸が前記コマ玩具の軸線に合致し、下面が前記接地部を構成するとともに、外周で前記ゲーム盤の盤面を転動可能に構成された円板状の輪状体が設けられ、
前記輪状体は、前記軸線方向で前記胴体に接近した第1状態と、手動操作によって前記軸線方向で前記胴体から離間して前記軸部本体に前記軸部本体と一緒に回転するように固定される第2状態とを取り得、前記第1状態では前記輪状体が前記軸部本体に対して前記軸線を中心として回転フリーとなり、前記第2状態では前記外周や前記下面の前記ゲーム盤の盤面への当接によって前記コマ玩具が走行するように構成されていることを特徴とするコマ玩具である。
第2の手段は、1の手段のコマ玩具と、平面視で円形の遊戯フィールドと前記遊戯フィールドに連結され前記コマ玩具が当該遊戯フィールドに対して入出可能な走行路とが形成されたゲーム盤と、を備え、前記ゲーム盤の盤面には前記輪状体が外周で転動可能な壁が立設されていることを特徴とするコマ玩具セットである。
第1の手段によれば、手動操作によって輪状体が胴体から離間されたときに固定され、輪状体の下面や外周が当接面に当接可能となることにより、走行に適したコマ玩具を実現できる。
第2の手段によれば、第2状態にあるときに輪状体が走行路に入り込むと、走行するので、斬新なコマ玩具セットを実現できる。

Claims (4)

  1. 軸部本体と接地部とを有する軸部と、前記軸部の上に設けられた胴体とを備え、前記軸部本体の回転動力によって回転するように構成されたコマ玩具において、
    前記軸部本体に、前記接地部の少なくとも一部を構成するとともに前記接地部の外周を形成し盤面を転動可能な輪状体が設けられ、
    前記輪状体は、軸線方向で胴体に接近した第1状態と、手動操作によって前記軸線方向で前記胴体から離間して前記軸部本体に固定される第2状態とを取り得、前記第2状態では前記輪状体が外周や下面とで前記盤面を転動して走行可能に構成されている
    ことを特徴とするコマ玩具。
  2. 前記接地部は、半径方向中央に位置する第1の接地部と、前記第1の接地部を半径方向外方から取り囲む前記輪状体とから構成され、前記輪状体は、前記軸線方向で前記胴体に対して離接する方向に動作可能に構成され、前記盤面が水平で前記軸線が直立した状態のときに、前記第1状態で前記第1の接地部だけが接地し、且つ、前記第2状態で前記輪状体の下端だけが接地することを特徴とする請求項1に記載のコマ玩具。
  3. 前記接地部は円板状の前記輪状体によって構成され、前記第1状態では前記軸本体に対して前記軸部本体に対して前記軸心を中心として回転フリーとなっていることを特徴とする請求項1に記載のコマ玩具。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のコマ玩具と、平面視で円形の遊戯フィールと前記遊戯フィールドに連結され前記コマ玩具が当該遊戯フィールドに対して入出可能な走行路とが形成されたゲーム盤と、を備えたことを特徴とするコマ玩具セット。
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