JP2020068211A - 可動検出器 - Google Patents

可動検出器 Download PDF

Info

Publication number
JP2020068211A
JP2020068211A JP2019194164A JP2019194164A JP2020068211A JP 2020068211 A JP2020068211 A JP 2020068211A JP 2019194164 A JP2019194164 A JP 2019194164A JP 2019194164 A JP2019194164 A JP 2019194164A JP 2020068211 A JP2020068211 A JP 2020068211A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
detector
probe
vacuum chamber
measurement method
charged particle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019194164A
Other languages
English (en)
Inventor
ゴラン ダニエル
Goran Daniel
ゴラン ダニエル
ハーン ヴァルデマール
Hahn Waldemar
ハーン ヴァルデマール
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bruker Nano GmbH
Original Assignee
Bruker Nano GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bruker Nano GmbH filed Critical Bruker Nano GmbH
Publication of JP2020068211A publication Critical patent/JP2020068211A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/02Details
    • H01J37/20Means for supporting or positioning the objects or the material; Means for adjusting diaphragms or lenses associated with the support
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/02Details
    • H01J37/244Detectors; Associated components or circuits therefor
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2237/00Discharge tubes exposing object to beam, e.g. for analysis treatment, etching, imaging
    • H01J2237/02Details
    • H01J2237/024Moving components not otherwise provided for
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2237/00Discharge tubes exposing object to beam, e.g. for analysis treatment, etching, imaging
    • H01J2237/20Positioning, supporting, modifying or maintaining the physical state of objects being observed or treated
    • H01J2237/202Movement
    • H01J2237/20207Tilt
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2237/00Discharge tubes exposing object to beam, e.g. for analysis treatment, etching, imaging
    • H01J2237/20Positioning, supporting, modifying or maintaining the physical state of objects being observed or treated
    • H01J2237/202Movement
    • H01J2237/20278Motorised movement
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2237/00Discharge tubes exposing object to beam, e.g. for analysis treatment, etching, imaging
    • H01J2237/244Detection characterized by the detecting means
    • H01J2237/24455Transmitted particle detectors
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2237/00Discharge tubes exposing object to beam, e.g. for analysis treatment, etching, imaging
    • H01J2237/244Detection characterized by the detecting means
    • H01J2237/24475Scattered electron detectors

Abstract

【課題】単一の検出器を使用して、真空を開放することなく、EBSD法とTKD法の両測定方法に対する検出器の配置/配向を最適に調整できる電子顕微鏡を提供する。【解決手段】装置(100)は、真空チャンバ(104)内の電気機械ユニット(114)と、電気機械ユニット(114)上に配置された、複数の検出ユニットを含む検出器(110)とを含み、電気機械ユニット(114)は、真空チャンバ(104)の外部から実行可能な対応する電気機械ユニット(114)の作動時に、検出器(110)を、ビーム発生器(102)に対する第1の位置からビーム発生器(102)に対する第2の位置に、及びこの逆に動かすことができる。【選択図】図1

Description

本発明は、プローブ特性を検出するための可動検出器に関する。さらに、本発明は、電子後方散乱回折法(EBSD)測定及び透過菊池回折法(TKD)測定を実行する可動検出器を含む電子顕微鏡(EM)にも関する。
通常、電子顕微鏡は、電子ビームを使用して材料又はプローブの特性を検出/分析するために使用される。電子顕微鏡では、真空チャンバ内のプローブの表面に電子ビームが当たるようにすることにより、電子顕微鏡の真空チャンバ内に相互作用粒子及び/又は相互作用放射線が発生する。プローブ特性を検出するには、これらの相互作用粒子及び/又は相互作用放射線を様々な検出器によって検出する。1つの例では、検出器を使用して、結晶性材料の結晶配向などの結晶特性を(サブミクロンの空間分解能で)検出することができる。
プローブ特性を検出できる測定法には、電子後方散乱回折法(EBSD)及び透過菊池回折法(TKD)などの異なる方法がある。後方散乱菊池回折(BKD)とも呼ばれるEBSDでは、電子ビームとプローブとの間の相互作用によって発生した回折後方散乱電子をEBSD検出器によって検出する。後方散乱電子がEBSD検出器の蛍光面に衝突すると光が発生する。この光をEBSD検出器の電荷結合素子(CCD)又は相補型金属酸化物半導体(CMOS)カメラによって検出し、さらなる分析のためにデジタル形式でコンピュータに送信する。このように、EBSD法を使用してプローブの微細構造表現を形成する。EBSD法の主な利点の1つは、局所組織(結晶配向分布)と微細構造との間の相間を行える点である。さらに、EBSD法を通じて取得された測定値に基づいて、粒界及び粒径の定量分析を容易に実行することもできる。
さらに、同じEBSD検出器を使用して、TKD法を通じた測定を実行することもできる。TKDは、透過電子後方散乱回折法(t−EBSD)とも呼ばれる。TKD法では、異なるプローブ/材料の試料を準備する。TKD法で使用する試料は電子透過性試料であり、これをEBSD検出器の蛍光面の上方に傾けて配置する。この試料を、プローブの上面に電子ビームが当たるように保持し、透過した散乱電子をEBSD検出器によって検出する。このようにして、透過性プローブの下面(出射面)からの回折パターンを取得する。TKD法は、EBSD法と比べて最大1桁大きな横方向空間分解能を提供する。しかしながら、この軸外TKDとしても知られているプローブ−検出器配置には、測定速度又は品質結果、或いはこれらの両方が低下するという2つの大きな制限がある。この配置では、散乱電子信号を捕捉するのに最適な、収量が最大であって歪みが最小である位置に検出器面が配置されない。このため、新たなプローブ−検出器配置、すなわち軸上TKDが提案された。この特殊な配置では、入射ビームが試料面に直角にぶつかり、検出器面が試料の下に配置されて、SEMの光軸又は透過ビームが検出器面の中心にぶつかるようになる。軸上TKD配置では、散乱電子信号をその最も強い地点、すなわちSEMの光軸の周囲においてグノモン投影の歪みが最小の状態で捕捉して、データ取得速度及びデータ品質を大幅に改善することができる。
従って、たとえEBSD及びTKDの両方法に同じEBSD検出器を使用できる場合でも、方法毎にEBSD検出器の異なる配置/配向が必要であるとともに、EBSD法又はTKD法に適した異なるプローブ試料が必要である。1つの従来の方法では、複数の検出器と共に電子顕微鏡を使用し、検出器の一部をEBSD法に使用して検出器の一部をTKD法に使用する。このような従来の方法では、真空チャンバ内の真空が維持されるように電子顕微鏡内でエアロック機構を使用することによって、方法毎に試料を交換する。
別の従来の方法では、単一のEBSD検出器を含む電子顕微鏡を使用して、両方法を通じて測定を行う。ただし、EBSD検出器の配置/配向は、方法毎に手動で調整される。このような従来の方法では、特定の測定法に合わせてESBD検出器の構成を調整するために真空チャンバを毎回開放する必要があるが、これには非常に時間がかかり、真空チャンバの清浄度に影響が及ぶ恐れがある。
従って、本明細書に開示する本発明の目的は、両測定法に単一の検出器を使用するとともに、電子顕微鏡内の真空チャンバを開放する必要なく最適な測定法の要件に従って検出器の配置/配向を調整できる電気機械ユニットを備えた電子顕微鏡を提供することである。
上述した技術的課題を解決するために、プローブ特性を検出するための装置及び方法を提供する。単一の検出器を使用してEBSD測定及びTKD測定を実行することによって特性を検出する。
ある実施形態では、プローブ特性検出装置を開示する。この装置は、真空チャンバと、真空チャンバ内で荷電粒子ビームを生成するように適合されたビーム発生器とを含む。プローブに荷電粒子ビームが当たると、真空チャンバ内で相互作用粒子及び/又は相互作用放射線が発生する。
1つの例では、装置が走査型電子顕微鏡(SEM)又は透過型電子顕微鏡(TEM)の一方であり、荷電粒子が電子である。さらに、真空チャンバは、同義的にチャンバ又は相互作用チャンバと呼ぶこともできる。
装置は、複数の検出ユニットを含む検出器をさらに含む。複数の検出ユニットが配置された表面は、活性表面又は検出表面と呼ぶことができる。
装置は、真空チャンバ内に、検出器が配置された又は取り付けられた電気機械ユニットをさらに含む。電気機械ユニットは、検出器をビーム発生器に対する第1の位置からビーム発生器に対する第2の位置に動かすように構成される。電気機械ユニットは、真空チャンバの外部から実行可能な対応する電気機械ユニットの作動時に、検出器を第1の位置又は第2の位置に移動/調整する。1つの例では、第1の位置及び第2の位置を、生成される荷電粒子ビームが沿うビーム軸に対して定めることもできる。
検出器は、第1の位置で第1の測定を実行し、第2の位置で第2の測定を実行するように構成されることが好ましい。1つの例では、第1の測定法が電子後方散乱回折法(EBSD)であり、第2の測定法が透過菊池回折法(TKD)である。
例示的な実施形態では、第1の位置において、検出器の活性表面が、生成される荷電粒子ビームが沿うビーム軸と実質的に平行である。活性表面は、複数の検出ユニットが配置された検出器の表面として理解することができる。さらに、第1の位置における検出器の配向は、プローブの配向に依存することもできる。1つの例では、第1の測定法の場合、検出器が、検出器の活性表面がプローブ表面に対して所定の角度を成して実質的にビーム軸と平行になるように配向される。所定の角度は、プローブに対して10〜30度とすることができる。
第2の位置では、検出器の活性表面が、生成される荷電粒子ビームが沿うビーム軸に実質的に垂直である。1つの例では、第2の測定法の場合、検出器が、検出器の活性表面がプローブ表面と実質的に平行になるように配向される。
真空チャンバ内における検出器の配向及び/又は高さは、プローブの位置及び/又は高さに基づいて再較正できることが好ましい。
装置の電気機械ユニットは、傾動ユニットと、傾動ユニットに接続された駆動システムとを含むことが好ましい。電気機械ユニットは、駆動システムに接続された電源と、真空チャンバの外部に配置された作動インターフェイスとをさらに含む。1つの例では、電気機械ユニットが、作動インターフェイスを介した電気機械ユニットの作動時に傾動ユニットを動かして、傾動ユニットに取り付けられた検出器を所定の角度内で傾けるように適合される。検出器の第1の位置と検出器の第2の位置との間の所定の角度は、90度に設定することができる。
別の実施形態では、プローブ特性検出方法を開示する。この方法は、ビーム発生器が、真空チャンバ内で第1の荷電粒子ビームを生成するステップを含む。第1の荷電粒子ビームがプローブに当たると、相互作用粒子及び/又は相互作用放射線が発生する。この方法は、第1の位置にある検出器が相互作用粒子及び/又は相互作用放射線を検出して第1の測定法を実行するステップをさらに含む。この方法は、電気機械ユニットが、真空チャンバの外部から実行可能な対応する電気機械ユニットの作動時に、検出器を第1の位置から第2の位置に動かすステップをさらに含む。
第2の位置における第2の測定法の実行前には、プローブの試料を交換して第2の測定法の要件通りにプローブの配向を調整することが必要となり得る。
この方法は、ビーム発生器が真空チャンバ内で第2の荷電粒子ビームを生成するステップをさらに含むことが好ましい。この方法は、第2の位置にある検出器が、第2の荷電粒子ビームがプローブに当たった時に、第1の測定法とは異なる第2の測定法を実行するステップをさらに含む。
第1の測定法は、電子後方散乱回折法(EBSD)に対応し、第2の測定法は、軸上透過菊池回折法(TKD)に対応することが好ましい。
第1の位置では、検出器の活性表面が、生成される荷電粒子ビームが沿うビーム軸と実質的に平行であってビーム軸から離れていることが好ましい。検出器が第1の位置から第2の位置に調整されると、検出器の活性表面は、生成される荷電粒子ビームが沿うビーム軸と実質的に垂直になってビーム軸内に配置される。
別の実施形態では、コンピュータ可読媒体(CRM)を開示する。CRMは、プロセッサにロードできるプログラム命令を含み、このプログラム命令は、実行時に、真空チャンバ内で第1の荷電粒子ビームを生成するステップを含む動作を実行する。動作は、検出器が第1の位置にある時に、荷電粒子ビームがプローブに当たった時に発生する相互作用粒子及び/又は相互作用放射線を検出して第1の測定法を実行するステップをさらに含む。動作は、真空チャンバの外部から実行可能な対応する電気機械ユニットの作動時に、電気機械ユニットが検出器を第1の位置から第2の位置に移動又は調整するステップをさらに含む。動作は、真空チャンバ内で第2の荷電粒子ビームを生成するステップをさらに含む。動作は、第2の荷電粒子ビームがプローブに当たって検出器が第2の位置にある時に、第2の測定法を実行するステップをさらに含む。さらに、第1の測定法は、第2の測定法とは異なる。
1つの例では、第1の測定法が電子後方散乱回折法(EBSD)測定であり、第2の測定法が透過菊池回折法(TKD)測定である。
なお、第1の測定法及び第2の測定法は、本発明の範囲から逸脱することなくあらゆる順序で実行することができる。
ある実施形態では、プローブ特性検出装置を提供する。この装置は、真空チャンバと、真空チャンバ内で荷電粒子ビームを生成するように適合されたビーム発生器とを含む。プローブに荷電粒子ビームが当たると、相互作用粒子及び/又は相互作用放射線が発生する。装置は、真空チャンバ内の電気機械ユニットと、電気機械ユニット上に配置された、複数の検出ユニットを含む検出器とをさらに含む。電気機械ユニットは、真空チャンバの外部から実行可能な対応する電気機械ユニットの作動時に、検出器をビーム発生器に対する第1の位置からビーム発生器に対する第2の位置に、及びこの逆に動かすことができる。
装置は、単一の検出器を使用した、異なる配向/位置を必要とする異なる測定法の実行を可能にする。さらに、本発明の装置では、検出器の配向/位置を変更するための作動を真空チャンバの外部から実行できるので、検出器の配向/位置を調整するために真空チャンバを開放する必要がない。
検出器は、第1の位置で第1の測定法を実行し、第2の位置で第2の測定法を実行するように構成されることが好ましい。第2の測定法は、第1の測定法とは異なる。装置の検出器は異なる位置に配置できるので、この装置を使用して、検出器の異なる配向/位置を必要とする測定法を容易に実行することができる。
第1の測定法は、電子後方散乱回折法(EBSD)に対応することが好ましい。EBSDは、固体結晶相の結晶構造及び結晶配向などのプローブ特性を決定するために測定データを提供する。
第2の測定法は、透過菊池回折法(TKD)に対応することが好ましい。TKDは、100nm未満の結晶/粒子サイズを有するナノ材料又は超微細粒材料の定量的特性化にとってTKDを理想的なものにする高空間分解能を有する測定データを提供する。
好ましい実施形態によれば、電気機械ユニットは、傾動ユニットと、傾動ユニットに接続された駆動システムとを含む。電気機械ユニットは、駆動システムに接続された電源と、真空チャンバの外部に配置された作動インターフェイスとをさらに含む。傾動ユニット上には検出器が配置され、電気機械ユニットは、作動インターフェイスを介した電気機械ユニットの作動時に傾動ユニットを動かして、検出器をビーム発生器に対して所定の角度内で傾けるように適合される。
電気機械ユニットは、作動インターフェイスを単純に使用して、検出器を真空チャンバの外部から作動できるようにする。電気機械ユニットでは、オペレータが作動インターフェイスを介して検出器を容易に制御することができる。
第1の位置では、検出器の活性表面が、生成される荷電粒子ビームが沿うビーム軸と実質的に平行であることが好ましい。検出器を第1の位置に配置すると、EBSD測定を正確に実行するための回折電子の検出が可能になる。
第2の位置では、検出器の活性表面が、生成される荷電粒子ビームが沿うビーム軸と実質的に垂直であることが好ましい。検出器を第2の位置に配置すると、TKD測定を正確に実行するための、電子透過性試料を透過した電子の検出が可能になる。
好ましい実施形態では、第2の位置において、検出器の活性表面がプローブ表面と実質的に平行である。プローブ−検出器の配置/配向は、ほとんどの透過電子が検出器の活性表面に当たるのを確実にする。
好ましい実施形態では、真空チャンバ内における検出器の配向及び/又は高さが、プローブの位置及び/又は高さに基づいて再較正される。検出器の配向及び/又は高さの再較正は、装置の摩耗に起因して装置の様々なコンポーネントの配置に発生するあらゆる偏差が測定法の実行前に調整されることを確実にする。
装置は、走査型電子顕微鏡(SEM)及び透過型電子顕微鏡(TEM)の一方であることが好ましい。様々なコンポーネントの配置は、プローブ特性を決定するためにSEM又はTEMに容易に実装できるようにされる。
別の実施形態では、プローブ特性検出方法を提供する。この方法は、ビーム発生器が真空チャンバ内で第1の荷電粒子ビームを生成するステップを含む。第1の荷電粒子ビームがプローブに当たると、相互作用粒子及び/又は相互作用放射線が発生する。この方法は、第1の位置にある検出器が相互作用粒子及び/又は相互作用放射線を検出して第1の測定法を実行するステップと、電気機械ユニットが、真空チャンバの外部から実行可能な対応する電気機械ユニットの作動時に、検出器を第1の位置から第2の位置に動かすステップとをさらに含む。
この方法は、単一の検出器を使用して、異なる配向/位置を必要とする異なる測定法を実行することができる。さらに、この方法は、検出器の配向/位置を真空チャンバの外部から確実に調整できるため、2つの異なる測定法を切り替える際に真空チャンバを開放する必要がなく、これによってチャンバ汚染のリスクが軽減されるとともに相当量の時間が節約される。
この方法は、ビーム発生器が真空チャンバ内で第2の荷電粒子ビームを生成するステップと、第2の荷電粒子ビームがプローブに当たった時に、第2の位置にある検出器が第2の測定法を実行するステップとをさらに含むことが好ましい。第1の測定法は、第2の測定法とは異なる。検出器は、異なる位置に調整できるので、単一の検出器を使用して、異なる位置又は配向を必要とする様々な測定法を実行することができる。
第1の測定法は、電子後方散乱回折法(EBSD)に対応し、第2の測定法は、透過菊池回折法(TKD)に対応することが好ましい。EBSDは、固体結晶相の結晶構造及び結晶配向などのプローブ特性を決定するために測定データを提供し、TKDは、100nm未満の結晶/粒子サイズを有するナノ材料又は超微細粒材料の定量的特性化にとってTKDを理想的なものにする高空間分解能を有する測定データを提供する。
好ましい実施形態では、第1の位置において、検出器の活性表面が、生成される第1の荷電粒子ビームが沿うビーム軸と実質的に平行であり、第2の位置において、検出器の活性表面が、生成される第2の荷電粒子ビームが沿うビーム軸に実質的に垂直である。
検出器を第1の位置に配置すると、EBSD測定を正確に実行するための回折電子の検出が可能になり、検出器を第2の位置に配置すると、TKD測定を正確に実行するための、電子透過性試料を透過した電子の検出が可能になる。
別の実施形態では、実行時にプロセッサにプローブ特性検出方法を実行させる、プロセッサにロードできるプログラム命令を含むコンピュータ可読記憶媒体を提供する。このコンピュータ可読記憶媒体は、オペレータが真空チャンバの外部から作動を実行して検出器の位置を調整できるようにするため、真空チャンバを開放する必要がなく、単一の検出器を使用して様々な測定法を実行することができ、これによって多くの時間及びリソースが節約される。
特許請求の範囲及び本明細書からは、本発明のさらなる態様を得ることもできる。
本発明の実施形態によるプローブ特性検出装置を示す図である。 本発明の実施形態による、電気機械ユニットのコンポーネントを示す図である。 本発明の実施形態による、電気機械ユニットに取り付けられた検出器の動きを示す図である。 本発明の実施形態による、電気機械ユニットに取り付けられた検出器の第1の測定法のための配向を示す図である。 本発明の実施形態による、電気機械ユニットに取り付けられた検出器の第1の測定法のための配向を示す図である。 本発明の実施形態による、電気機械ユニットに取り付けられた検出器の第2の測定法のための配向を示す図である。 本発明の実施形態による、電気機械ユニットに取り付けられた検出器の第2の測定法のための配向を示す図である。 本発明の実施形態による例示的なプローブ特性検出方法を示す図である。
以下、添付図面に例を示す実施形態を詳細に参照する。添付図面を参照しながら、例示的な実施形態の効果及び特徴、並びにその実装方法について説明する。図面では、同じ要素を同じ参照番号によって示し、冗長な説明は省略する。本明細書で使用する「及び/又は(and/or)」という用語は、関連する1又は2以上の記載項目のありとあらゆる組み合わせを含む。さらに、本発明の実施形態を説明する際の「〜できる(may)」の使用は、「本発明の1又は2以上の実施形態」を参照する。
様々な要素を説明するために「第1の(first)」及び「第2の(second)」という用語を使用しているが、これらの要素をこれらの用語によって限定すべきではないと理解されるであろう。これらの用語は、1つの要素を別の要素と区別するために使用するものにすぎない。
本明細書では、図に示す1つの要素又は特徴と(単複の)別の要素又は特徴との関係を示す説明を容易にするために「〜の下(beneath、below、under)」及び「〜の上(above、upper)」などの空間的相対語を使用していることがある。これらの空間的相対語は、図示の使用中又は動作中の機器の配向に加えて異なる配向を含むように意図されていると理解されるであろう。
図1に、本発明の実施形態によるプローブ特性検出装置100を示す。図1に示すように、装置100は、ビーム発生器102と真空チャンバ104とを含む。ビーム発生器102は、真空チャンバ内で荷電粒子ビームを生成するように適合される。荷電粒子ビームは、プローブに当たるようにビーム軸106に沿って生成される。装置100は、試料ホルダ108をさらに含み、その上にプローブが位置決め又は配置される。
荷電粒子ビームがプローブに当たると、真空チャンバ104内に相互作用粒子及び/又は相互作用放射線が発生する。装置100は、真空チャンバ104内で発生した相互作用粒子及び/又は相互作用放射線を検出する複数の検出ユニットを有する検出器を含む。図1に示すように、検出器110は、真空チャンバ104の外部から制御される電気機械ユニット114の傾動ユニット112上に取り付けられ又は配置される。
装置100は走査型電子顕微鏡(SEM)であり、ビーム発生器は電子ビームを生成することが好ましい。電子ビームがプローブの表面に当たると、後方散乱電子が発生する。その後、この後方散乱電子が検出器110によって検出される。検出器は、複数の検出ユニットを含む。複数の検出ユニットが配置された表面は、(図2に示す)活性表面202又は検出表面202と呼ぶことができる。後方散乱電子は、この活性表面202によって検出され、その後に後方散乱電子の検出がプローブ特性分析機器116にレポートされる。1つの例では、検出器110から受け取られた情報を使用してプローブの構造、結晶配向及び位相を分析することができる。
1つの例では、検出器110が、電子後方散乱回折(EBSD)検出器である。プローブ特性を検出するために、同じ検出器110を使用して様々な測定法に従って異なる測定を実行することができる。
上記実施形態では、検出器110が、ビーム発生器102に対する第1の位置で第1の測定を実行し、ビーム発生器102に対する第2の位置で第2の測定を実行することができる。なお、検出器110の位置は、ビーム発生器102に加えてプローブの配向に基づいて調整することもできる。第1の測定法及び第2の測定法を実行するための第1の位置及び第2の位置については、それぞれ図4(b)及び図5(b)に関連して詳細に説明する。
図2に、本発明の実施形態による電気機械ユニット114のコンポーネントを示す。図2に示すように、電気機械ユニット114は、検出器110又は検出器110の部品を保持するように適合された傾動ユニット112を含む。複数の検出ユニットが配置された検出器110の上面は、活性表面202又は検出表面202と呼ぶことができる。傾動ユニット112の上側は、検出器110を保持するように適合され、傾動ユニット112の下側には第1の接続部材204が設けられる。傾動ユニット112の上側は、傾動ユニット112の下側に対向する。
図2に示すように、電気機械ユニット114は、一端に第2の接続部材208を有する本体206をさらに含む。第1の接続部材204及び第2の接続部材208は、電気機械ユニット114内にヒンジ継ぎ手が形成されるように結合部材210を通じて互いに結合される。傾動ユニット112は、作動時にヒンジ継ぎ手によって1つの位置から別の位置に動くことができる。図2に示すように、傾動ユニット112は、第1の接続部材、第2の接続部材及び結合部材の配置によって形成されたヒンジ継ぎ手によって、回転軸214に沿って動いて1つの位置から別の位置に移動することができる。電気機械ユニット114は、結合部材210を通じて第1の接続部材204と第2の接続部材208とを固定して結合する固定ユニット212をさらに含む。
電気機械ユニット114は、傾動ユニット112に接続された駆動システムと、駆動システムに接続された電源(図示せず)とを含むことが好ましい。駆動システム及び電源は、作動時に傾動ユニット112を駆動することができる。電気機械ユニット114は、真空チャンバ104の外部に位置する作動インターフェイスをさらに含むことができる。作動インターフェイスは、オペレータが機器116を通じて装置100を操作することによって制御することができる。
1つの例では、第1の測定法及び/又は第2の測定法を実行するために、作動インターフェイスを介して作動を送信して、傾動ユニット112又は検出器110を測定法に適した位置に調整することができる。別の例では、測定を正確に行うために、作動インターフェイスが、ビーム軸106に対する傾動ユニット112の位置、及び/又はプローブの配向を較正することができる。作動インターフェイスは、傾動ユニット112の位置又は配向に加えて、プローブの高さ又は位置に基づいて検出器の高さを再較正又は調整することもできる。
なお、傾動ユニット112の1つの位置から別の位置への移動を可能にするには、異なるタイプの機構を使用することもできる。例えば、傾動ユニット112は、本発明の範囲から逸脱することなく電気的に、機械的に又は油圧的に操作することができる。
図3に、本発明の実施形態による、電気機械ユニット114に取り付けられた検出器110の動きを示す。図3に示すように、傾動ユニット112は、検出器110の活性表面202が水平に向いた第2の位置304にある。傾動ユニット112は、検出器110を第1の位置に90度だけ動かすように適合される。第1の位置では、検出器110の活性表面202が垂直に向く。なお、本明細書に示す傾動ユニット112の動きは例示的なものであり、動きの程度もプローブの位置に応じて様々とすることができる。1つの例では、第1の位置302と第2の位置304の間に所定の角度が存在する。さらに、第1の位置302及び第2の位置304の両位置は安定した位置である。
図4(a)及び図4(b)に、本発明の実施形態による、電気機械ユニット114に取り付けられた検出器110の第1の測定法のための配向を示す。図4(a)に示すように、傾動ユニット112は、検出器110の活性表面202が垂直に向いた第1の位置にある。1つの例では、第1の測定法が電子後方散乱回折法(EBSD)に対応する。
図4(b)には、傾動ユニット112に取り付けられた検出器110の、試料/プローブ、並びに荷電粒子ビームが生成されてプローブに当たるビーム軸106に対する第1の位置を示す。図4(a)に示すように、検出器110の活性表面202は実質的にビーム軸106と平行である。動作中、検出器110が未だ第1の位置302に配向されていない場合には、第1の測定法を実行するために、オペレータが機器116を通じて、傾動ユニット112を第1の位置302に配向/調整する命令を作動インターフェイスに送信することができる。傾動ユニット112と、傾動ユニット112に取り付けられた検出器とが第1の位置302に配向されると、ビーム発生器102は、ビーム軸106に沿って電子ビームを生成することができる。その後、電子ビームがプローブの表面上に当たって後方散乱電子が発生する。これらの後方散乱電子を検出器110が検出し、後方散乱電子の検出時に受け取られた像を分析のために機器116に送信する。このように、第1の測定法であるEBSDは、第1の位置302にある検出器110を使用して実行される。
その後、オペレータは、第2の測定法を実行するために、検出器110の位置を調整して試料ホルダ108に配置されたプローブの試料を交換する必要がある。1つの例では、第2の測定法が透過菊池回折法(TKD)に対応する。TKDでは、プローブの電子透過性試料が必要である。1つの例では、TKD測定にプローブのTEMラメラ、自立膜、結晶性ナノ粒子を使用することができる。さらに、透過電子のほとんどが検出器110の活性表面202に当たるように試料を配向する必要もある。
オペレータは、装置100に設けられたエアロック機構を使用してTKD法の要件通りにプローブの試料を交換し、従って真空チャンバ104内の真空を維持することができる。さらに、第2の測定法には同じ検出器110が使用され、検出器110の位置又は配向は、作動インターフェイスから受け取られた作動信号を通じて真空チャンバ104の外部から調整される。
図5(a)及び図5(b)に、本発明の実施形態による、電気機械ユニット114に取り付けられた検出器の第2の測定法のための配向を示す。図5(a)に示すように、傾動ユニット112は、検出器110の活性表面202が水平に向いた第2の位置304にある。
図5(b)には、検出器110の活性表面202が実質的にビーム軸106に垂直な第2の位置304にある検出器を示す。動作中、オペレータは、第2の測定法を実行するために、検出器110が第2の位置304にあるか否かを判定することができる。オペレータは、第1の測定法の直後に第2の測定法を実行する場合、傾動ユニット112を第2の位置304に調整又は移動するように作動インターフェイスに命令することができる。さらに、オペレータは、第2の測定法のためにプローブの電子透過性試料を使用する必要もある。また、オペレータは、試料ホルダ108を使用して、試料と検出器110との間に所定の角度が存在するように試料の配向を調整する必要もある。
検出器110が第2の測定法のために第2の位置に調整されると、ビーム発生器102は、プローブの電子透過性試料に当たるようにビーム軸に沿って電子ビームを生成することができる。その後、試料の下部の第2の位置に水平に配置された検出器110によって、試料の下面を透過した透過電子と呼ばれる電子が検出される。その後、検出器110は、透過電子に基づく検出された像をさらなる分析のために機器116に送信することができる。このように、第2の測定法は、第2の位置304にある検出器110を使用して実行される。
従って、本主題の装置100は、第1の測定法及び第2の測定法を単一の検出器110によって実行することができる。さらに、検出器110の位置は真空チャンバ104の外部から調整されるので、検出器110の位置を変更するために真空チャンバ104を開放する必要がない。
図6に、本発明の実施形態による例示的なプローブ特性検出方法を示す。方法の説明順は、限定として解釈されることを意図するものではなく、あらゆる数の説明する方法ブロックをあらゆる順序で組み合わせてこの方法又は別の方法を実行することができる。
ステップS1において、プローブ又は材料の特性を検出して分析するために、ビーム発生器102が、プローブに当たるようにビーム軸106に沿って第1の荷電粒子ビームを生成する。荷電粒子ビームがプローブに当たると、真空チャンバ内で相互作用粒子及び/又は相互作用放射線が発生する。1つの例では、ビーム発生器102が、プローブの表面に当たる第1の電子ビームを生成することができる。第1の電子ビームがプローブの表面に当たると、真空チャンバ104内で後方散乱電子が発生する。
ステップS2において、第1の位置302にある検出器110が相互作用粒子及び/又は相互作用放射線を検出して第1の測定法を実行する。1つの例では、第1の測定法が電子後方散乱回折法(EBSD)に対応する。真空チャンバ104内の後方散乱電子が検出器110の活性表面202にぶつかり、検出された信号をデジタル形式で機器116に送信することができる。
第1の位置302では、検出器110の活性表面202が、実質的にビーム軸106と平行に配向されることが好ましい。なお、検出器110の配向は、プローブの配向に応じて変化することもできる。1つの例では、第1の測定法の場合、検出器110を、活性表面202と試料/プローブ表面との間の角度が10〜30度の範囲になるように配向することができる。
ステップS3において、真空チャンバ104の外部から実行可能な対応する電気機械ユニット114の作動時に、検出器110が第1の位置302から第2の位置304に動いて第2の方法を実行する。1つの例では、第2の測定法が透過菊池回折法に対応する。
第2の位置では、検出器110の活性表面202が実質的にビーム軸106又はビーム発生器102と垂直に配向又は配置されることが好ましい。
さらに、第2の測定法の実行前には、プローブをプローブの電子透過性試料と交換し、試料ホルダ108を、電子透過性試料又はプローブ表面が検出器110の活性表面202と実質的に平行になるように配向することができる。プローブを交換して検出器110が第2の位置にくると、ビーム発生器102は、ビーム軸106に沿って透過性試料に当たる別の荷電粒子ビーム(第2のビーム)を生成することができる。1つの例では、透過性試料に当たる電子ビームが生成される。その後、試料の下部に配置された検出器110の活性表面202によって、試料の下面を透過した透過電子と呼ばれる電子が検出される。このように、第2の位置304に配置された検出器によって第2の測定法が実行される。
なお、第1の測定法及び第2の測定法は、本発明の範囲から逸脱することなくあらゆる順序で実行することができる。1つの例では、オペレータが最初に第2の測定法を実行し、その後に第1の測定法を実行することができる。このような例では、検出器110が最初に第2の位置に配置され、第2の測定が実行されると第2の位置304から第1の位置302に移動する。
さらに、本開示と一致する実施形態の実装では、1又は2以上のコンピュータ可読記憶媒体を利用することができる。コンピュータ可読記憶媒体は、プロセッサによる読み取りが可能な情報又はデータを記憶できるあらゆるタイプの物理メモリを意味する。従って、コンピュータ可読記憶媒体は、本明細書で説明した実施形態と一致するステップ又は段階を(単複の)プロセッサに実行させる命令を含む、1又は2以上のプロセッサによって実行される命令を記憶することができる。「コンピュータ可読媒体」という用語は、有形の要素を含んで搬送波及び過渡信号を除外し、すなわち非一時的なものであると理解されたい。一例としては、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、ハードドライブ、CD−ROM、DVD、フラッシュドライブ、ディスク、及び他のいずれかの既知の物理的記憶媒体が挙げられる。
100 装置
102 ビーム発生器
104 真空チャンバ
106 ビーム軸
108 試料ホルダ
110 検出器
112 傾動ユニット
114 電気機械ユニット
116 機器
202 活性表面
204 第1の接続部材
206 本体
208 第2の接続部材
210 結合部材
212 固定ユニット
214 回転軸
302 第1の位置
304 第2の位置

Claims (15)

  1. プローブの特性を検出するための装置(100)であって、
    真空チャンバ(104)と、
    前記真空チャンバ(104)内で、前記プローブに当たった時に相互作用粒子及び/又は相互作用放射線を発生させる荷電粒子ビームを生成するように適合されたビーム発生器(102)と、
    前記真空チャンバ(104)内の電気機械ユニット(114)と、
    前記電気機械ユニット(114)上に配置された、複数の検出ユニットを含む検出器(110)と、
    を備え、前記電気機械ユニット(114)は、前記真空チャンバ(104)の外部から実行可能な対応する前記電気機械ユニット(114)の作動時に、前記検出器(110)を、前記ビーム発生器(102)に対する第1の位置(302)から前記ビーム発生器(102)に対する第2の位置(304)に、及びこの逆に動かすことができる、
    ことを特徴とする装置。
  2. 前記検出器(110)は、
    前記第1の位置(302)において第1の測定法を実行し、
    前記第2の位置(304)において、前記第1の測定法とは異なる第2の測定法を実行する、
    ように構成される、請求項1に記載の装置(100)。
  3. 前記第1の測定法は、電子後方散乱回折法(EBSD)に対応する、
    請求項2に記載の装置(100)。
  4. 前記第2の測定法は、透過菊池回折法(TKD)に対応する、
    請求項2に記載の装置(100)。
  5. 前記電気機械ユニット(114)は、
    傾動ユニット(112)と、
    前記傾動ユニット(112)に接続された駆動システムと、
    前記駆動システムに接続された電源と、
    前記真空チャンバ(104)の外部に配置された作動インターフェイスと、
    を備え、前記検出器(110)は、前記傾動ユニット(12)上に配置され、前記電気機械ユニット(114)は、前記作動インターフェイスを介した前記電気機械ユニット(114)の作動時に、前記傾動ユニット(112)を動かして、前記検出器(110)を前記ビーム発生器(102)に対して所定の角度内で傾けるように適合される、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の装置(100)。
  6. 前記検出器(110)の活性表面(202)は、前記第1の位置(302)において、生成される前記荷電粒子ビームが沿うビーム軸(106)と実質的に平行である、
    請求項2に記載の装置(100)。
  7. 前記検出器(110)の活性表面(202)は、前記第2の位置(304)において、生成される前記荷電粒子ビームが沿うビーム軸(106)と実質的に垂直である、
    請求項2に記載の装置(100)。
  8. 前記検出器(110)の前記活性表面(202)は、前記第1の位置(302)において、プローブ表面に対して実質的に10〜30度の範囲内の所定の角度であり、前記検出器(110)の前記活性表面(202)は、前記第2の位置(304)において、前記プローブ表面と実質的に平行である、
    請求項7に記載の装置(100)。
  9. 前記真空チャンバ(104)内における前記検出器(110)の配向及び/又は高さは、前記プローブの位置及び/又は高さに基づいて再較正される、
    請求項1から8のいずれか一項に記載の装置(100)。
  10. 前記装置は、走査型電子顕微鏡(SEM)及び透過型電子顕微鏡(TEM)の一方である、
    請求項1に記載の装置(100)。
  11. プローブの特性を検出する方法であって、
    ビーム発生器(102)が、前記プローブに当たった時に相互作用粒子及び/又は相互作用放射線を発生させる第1の荷電粒子ビームを真空チャンバ(104)内で生成するステップと、
    第1の位置(302)にある前記検出器(110)が、前記相互作用粒子及び/又は相互作用放射を検出して第1の測定法を実行するステップと、
    電気機械ユニット(114)が、前記真空チャンバ(104)の外部から実行可能な対応する電気機械ユニット(14)の作動時に、前記検出器(110)を前記第1の位置(302)から第2の位置(304)に動かすステップと、
    を含むことを特徴とする方法。
  12. 前記ビーム発生器(104)が、前記真空チャンバ(104)内で第2の荷電粒子ビームを生成するステップと、
    前記第2の荷電粒子ビームが前記プローブに当たった時に、前記第2の位置(304)にある前記検出器(110)が、前記第1の測定法とは異なる第2の測定法を実行するステップと、
    をさらに含む、請求項11に記載の方法。
  13. 前記第1の測定法は、電子後方散乱回折法(EBSD)に対応し、前記第2の測定法は、透過菊池回折法(TKD)に対応する、
    請求項12に記載の方法。
  14. 前記検出器(110)の活性表面(202)は、前記第1の位置(302)において、生成される前記第1の荷電粒子ビームが沿うビーム軸(106)と実質的に平行であり、
    前記検出器(110)の活性表面(202)は、前記第2の位置(304)において、生成される前記第2の荷電粒子ビームが沿うビーム軸(106)と実質的に垂直である、
    請求項13に記載の方法。
  15. 実行時に請求項11から14に記載の方法をプロセッサに実行させる、前記プロセッサにロードすることができる命令を含む、
    ことを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
JP2019194164A 2018-10-25 2019-10-25 可動検出器 Pending JP2020068211A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP18202722.7 2018-10-25
EP18202722.7A EP3644341A1 (en) 2018-10-25 2018-10-25 Moveable detector

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020068211A true JP2020068211A (ja) 2020-04-30

Family

ID=63998669

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019194164A Pending JP2020068211A (ja) 2018-10-25 2019-10-25 可動検出器

Country Status (3)

Country Link
US (1) US11087953B2 (ja)
EP (1) EP3644341A1 (ja)
JP (1) JP2020068211A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3770945A1 (en) * 2019-07-26 2021-01-27 Bruker Nano GmbH Kikuchi diffraction detector
EP4312021A1 (en) * 2022-07-26 2024-01-31 Bruker Nano GmbH Detector and method for obtaining kikuchi images

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2913584A (en) * 1955-04-18 1959-11-17 Leo T Ratigan Microspectrographic system
US3629579A (en) * 1970-01-16 1971-12-21 Hitachi Ltd Electron probe specimen stage with a scattered electron detector mounted thereon
FR2644290A1 (fr) * 1989-03-10 1990-09-14 Labo Electronique Physique Micromanipulateur
US4962306A (en) * 1989-12-04 1990-10-09 Intenational Business Machines Corporation Magnetically filtered low loss scanning electron microscopy
JP4653666B2 (ja) * 2006-01-23 2011-03-16 株式会社日立ハイテクノロジーズ 電子顕微鏡およびその制御方法
JP5386453B2 (ja) * 2010-08-24 2014-01-15 株式会社日立ハイテクノロジーズ 荷電粒子線装置および試料観察方法
DE102010056321B9 (de) * 2010-12-27 2018-03-22 Carl Zeiss Microscopy Gmbh Partikelstrahlmikroskop
WO2012164092A1 (en) * 2011-06-01 2012-12-06 Total Sa An x-ray tomography device
NL2007596C2 (en) * 2011-10-14 2013-04-16 Univ Delft Tech A hadron radiation installation and verification method.
EP2899744A1 (en) * 2014-01-24 2015-07-29 Carl Zeiss Microscopy GmbH Method for preparing and analyzing an object as well as particle beam device for performing the method
GB2541391B (en) * 2015-08-14 2018-11-28 Thermo Fisher Scient Bremen Gmbh Detector and slit configuration in an isotope ratio mass spectrometer
JP6359002B2 (ja) * 2015-12-14 2018-07-18 株式会社Tslソリューションズ Ebsd検出装置
US9905394B1 (en) * 2017-02-16 2018-02-27 Carl Zeiss Microscopy Gmbh Method for analyzing an object and a charged particle beam device for carrying out this method

Also Published As

Publication number Publication date
US20200135426A1 (en) 2020-04-30
EP3644341A1 (en) 2020-04-29
US11087953B2 (en) 2021-08-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5164317B2 (ja) 電子線による検査・計測方法および検査・計測装置
US9733164B2 (en) Lamella creation method and device using fixed-angle beam and rotating sample stage
JP4922962B2 (ja) 回路パターンの検査方法及び検査装置
US10811218B2 (en) Tilting parameters calculating device, sample stage, charged particle beam device, and program
JP4679978B2 (ja) 荷電粒子ビーム応用装置
US9535020B2 (en) Analyzing an object using a particle beam apparatus
JP2016045206A (ja) Ebspパターンの取得方法
WO2013187115A1 (ja) 荷電粒子線装置
TW202046018A (zh) 帶電粒子束裝置及其操作系統和方法
JP5883658B2 (ja) 荷電粒子線顕微鏡、荷電粒子線顕微鏡用試料ホルダ及び荷電粒子線顕微方法
US10811217B2 (en) Crystal orientation figure creating device, charged particle beam device, crystal orientation figure creating method, and program
JP2020068211A (ja) 可動検出器
JP2017010608A (ja) 荷電粒子線の傾斜補正方法および荷電粒子線装置
JP2004342341A (ja) ミラー電子顕微鏡及びそれを用いたパターン欠陥検査装置
JP2004014485A (ja) ウェハ欠陥検査方法及びウェハ欠陥検査装置
JP6406032B2 (ja) 試料台およびそれを備えた電子顕微鏡
WO2017186198A1 (en) Method for characterization of a sample surface by using scanning electron microscope and scanning probe microscope
CN107607564B (zh) 电子背散射衍射仪
JP2018022592A (ja) 試料台およびそれを備えた電子顕微鏡
CN108666192B (zh) 带电粒子束装置
JP2005235665A (ja) 暗視野走査透過電子顕微鏡および観察方法
JP4845452B2 (ja) 試料観察方法、及び荷電粒子線装置
JP4895525B2 (ja) 走査透過電子顕微鏡装置
JP2013101791A (ja) 走査透過電子顕微鏡、および試料観察方法
WO2015145706A1 (ja) 荷電粒子線装置用試料ホルダおよび荷電粒子線装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221024

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230906

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230911

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20240408