JP2005235665A - 暗視野走査透過電子顕微鏡および観察方法 - Google Patents

暗視野走査透過電子顕微鏡および観察方法 Download PDF

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Abstract

【課題】走査透過電子顕微鏡を用い、結晶性試料で回折された特定方向の回折電子線にて結像する暗視野像観察の実現。
【解決手段】走査透過電子顕微鏡の投射レンズと電子線検出器の間に設置された偏向コイルや制限回折像しぼりを用い、電子線検出器に特定回折方向の電子線のみを入射させる。
【効果】着目した結晶面の存在する部分を明るい像として、それ以外の部分を暗い像として走査透過電子顕微鏡の拡大像を形成できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、走査透過電子顕微鏡を用い、形成される回折像における特定方向への回折電子線のみで結像することにより、観察試料内の特定構造に着目した観察を実現する装置と観察方法に関する。
試料を薄膜化して電子線を透過させて観察する電子顕微鏡には、代表的なものとして、透過電子顕微鏡(TEM;Transmission Electron Microscope)、走査透過電子顕微鏡(STEM;Scanning Transmission Electron Microscope)が挙げられる。現在、加速電圧が100kVから1MV程度の装置が一般的に活用されており、空間分解能は0.1-0.2nm程度である。従って、試料の構造を原子レベルの分解能で評価できる。さらに、X線分析器や透過電子線のエネルギー分析器と併用することにより、1nm以下の空間分解能で組成分析、電子状態解析が可能になってきている。このように、透過型の電子顕微鏡は様々な情報を提供できる強力な評価ツールである。透過型電子顕微鏡で得られる拡大像には、明視野像、暗視野像、高分解能像(格子像)などのいくつかの種類がある。
走査透過電子顕微鏡では、上記3種の拡大像のうち、明視野像、高分解能像(格子像)についてのみ透過電子顕微鏡で得られる像と等価の情報が得られており、暗視野像については、TEMにより得られる暗視野像ほど高精度な画像ないし情報を得ることはできない。名称が同じであるため紛らわしいが、従来においても、STEMを用いて暗視野像と称される画像が撮像されてきた。しかしながら、走査透過電子顕微鏡で従来撮像されてきた「暗視野像」とはTEMで撮像される暗視野像とは異なるものである。
以下にこれら従来の観察法を記載し、後ほど述べる本出願の方法との違いを明確にしたい。
図3には、透過電子顕微鏡(以下、TEM)を用いて回折像を得る構成の光路図を示す。電子源1から電子線は広い角度に放射される。ここで、コンデンサしぼり2により、光軸70を中心に限定された角度に放射された電子線のみ第1コンデンサレンズ3に入射させる。第1コンデンサレンズ3と第2コンデンサレンズ4により成形された電子線は対物レンズ前磁場5にて成形されて試料6に照射される。通常、TEMでは、図3に示されるように、電子線は試料に平行照射される。
すなわち、TEMにおいては、試料に対して電子線は光軸70と平行に入射する。試料6は試料ステージと試料ホルダ19により位置を制御される。すなわち光軸70に平行方向(図3における上下)と光軸70に対して垂直な面内(図3における左右と奥行き方向)での位置制御がなされる。試料6内で一部の電子線は散乱され、残りの電子線はそのまま透過する。試料6下の対物レンズ後磁場7のレンズ作用により、このレンズ倍率に対応した拡大像A10が形成される。また、対物レンズ後磁場7と拡大像A10の間の対物しぼり8位置には後焦点面回折像9が形成される。後焦点面回折像9を投射レンズA11により拡大回折像A17に、投射レンズB13によりさらに拡大回折像18に結像する。
こうして得られた拡大回折像18は、CCDカメラ15で撮影され、コンピュータ16上に表示されるほか、CCD15位置に設置されたネガフィルムに焼き付けられるなどの記録がなされる。以上が、TEMによる回折像形成の原理である。
次に、図5,図6を用いて、TEMで特定の回折指数の回折電子線を検出する方式について説明する。図5には、TEMによる暗視野拡大像の光路図を示す。図5は図2の明視野拡大像の結像光路図とほぼ同じである。違いは、後焦点面回折像9位置に設置された対物しぼりの設置条件である。すなわち、図2ではすべての回折電子を透過させる形状にしぼりが設置されていたのに対し、図5では、3つの回折点を通る電子線のうち、最も左の電子線のみ透過するような形状にしぼりが設置されている。図5において、対物しぼり8を透過した電子線光路を実線、対物しぼり8で遮断された電子線の遮断前の光路を破線で示した。試料6と対物しぼり8周辺の拡大図を図6に示す。
電子線20は試料6の左側で透過、散乱する。また、電子線21は試料6右側で透過、散乱する。前者の透過電子線は透過電子線A22、散乱電子線は回折電子線A23と回折電子線B24で示される。後者の透過電子線は透過電子線B25、散乱電子線は回折電子線C26と回折電子線D27で示される。図6では、回折電子線A23と回折電子線C26のみが透過できるように対物しぼり8が設置されている。このため、拡大像A10は回折電子線A23と回折電子線C26のみで形成されている。このことは、拡大像A10では、着目した特定の結晶面しか拡大されないことを示す。以上が、TEMによる様々な結像法についての説明である。
電子顕微鏡には、上記のTEMのほかに、走査透過電子顕微鏡(以下、STEM)が広く知られている。図7には、従来から知られるSTEMの拡大像光路図を示す。電子線が電子線源1から放射され、コンデンサしぼり2で角度制限されて第1コンデンサレンズ3と第2コンデンサレンズ4で成形される点はTEMに類似である。しかし、STEMでは、電子線は対物レンズ前磁場5により、試料面上で微小に収束される。微小に収束された電子線はスキャンコイル30にて試料面上で2次元的に走査される。光軸70に垂直な面をx-y面とすると、スキャンコイル30による電子線走査位置x,yが拡大像Aにおける2次元位置を決定する。
また、透過した電子線強度が走査位置ごとの像強度を決定する。このため、STEMにおいては、拡大回折像A17近辺に設置された電子線検出器で電子線強度を測定し、スキャンコイル30の2次元走査位置情報と同期させてコンピュータ16上に拡大像を表示させる。電子線検出器としては、光軸70近辺の低角散乱電子を検出する明視野電子線検出器32と、これ以外の高角散乱電子を検出する暗視野電子線検出器31が一般的に使用される。試料6と検出器の3次元的配列関係を図11に示す。これから明らかなように、暗視野電子線検出器31は穴の空いたディスク形状とすることで、試料で等角に散乱された電子線をバランスよく検出できる。
図11には、CCDカメラ15上に投影される拡大回折像Aを示した。尚、拡大回折像Aにおける各回折点は、試料上の電子線入射位置によらず、特定角度に回折された電子線は1点で収束することから、走査電子線の中心軸が光軸に平行に走査される限り、拡大回折像AはCCDカメラ15上では不動である。
従来のSTEMにおいては、試料を透過した電子線の強度のみ測定するため、回折像の2次元分布を把握できない。従って、回折像と検出器の位置関係を把握できない。また、位置関係を調整する機能を有していない。このため、特定の回折電子線のみの測定ができず、TEMで実現される暗視野像形成に相当する結像法が実現できなかった。
研究の結果、STEMを用いて暗視野像を精度良く観察するために設けるべき構成要件を纏めると以下の通りであることがわかった。
(1)任意の回折電子線を電子線検出器で検知するため、回折像と電子線検出器の相対的な位置関係を調整する手段を設ける。
(2)電子線検出器位置で回折点同士が重ならないように回折点のディスク径を小さく収束させる手段を設ける。
(3)観察したい回折指数の回折電子線のみを用いて画像を構成する。
着目した結晶面の存在する部分を明るい像として、それ以外の部分を暗い像として走査透過電子顕微鏡の拡大像を形成できる。
以下の実施例では、本発明を以下の3種類の構成により実現した場合の例について説明する
(1)試料と電子線検出器の間に偏向コイルを設けることで、回折像と電子線検出器の相対的な位置関係を調整できるようにした。
(2)偏向コイルと電子線検出器の間に制限回折像しぼりを設けた。これにより、着目した回折電子線が電子線検出器に入射させ、他回折電子線を遮断することで、特定の回折電子線のみを用いた結像を可能にした。さらに、暗視野像観察時にはコンデンサしぼりの穴径を小さくすることで、試料への照射角αを小さくし、回折点のディスク径を小さくした。また、光軸方向に試料、電子線検出器を移動できるようにし、回折像を電子線検出器位置でフォーカスさせ、回折点のディスク径を小さくした。
(3)コンデンサしぼり、スキャンコイル、偏向コイル、電子線検出器、CCDカメラ、試料ステージ、投射レンズをコンピュータで統合して制御するソフトを設けた。これにより、電子線検出器上で回折像をフォーカスさせるとともに、特定回折電子での結像を制御可能とした。
図1にSTEMを用いた特定回折電子線による暗視野結像光路の一実施例を示す。電子源1から電子線は広い角度に放射される。ここで、コンデンサしぼり2により、光軸70を中心に限定された角度に放射された電子線のみ第1コンデンサレンズ3に入射させる。第1コンデンサレンズ3と第2コンデンサレンズ4により成形された電子線は対物レンズ前磁場5にて成形されて試料6に照射される。本実施例はSTEM応用であり、電子線は対物レンズ前磁場5により、試料面上で微小に収束される。通常、200kVクラスの加速電圧を有するSTEMでは、収束径は0.2nm以下となる。微小に収束された電子線はスキャンコイル30にて試料面上で2次元的に走査される。光軸70に垂直な面をx-y面とすると、スキャンコイル30による電子線走査位置x,yが拡大像Aにおける2次元位置を決定する。
また、透過した電子線強度が走査位置ごとの像強度を決定する。このため、STEMにおいては、拡大回折像A17近辺に設置された電子線検出器で電子線強度を測定し、スキャンコイル30の2次元走査位置情報と同期させて画像表示手段を備えたコンピュータ16上に拡大像を表示させる。また、図示されていないが、コンピュータ16は、装置ユーザが装置を操作する際に入力が必要となる制御パラメータを入力するための入力手段も備えている。電子線検出器としては、光軸70近辺の低角散乱電子を検出する明視野電子線検出器32と、これ以外の高角散乱電子を検出する暗視野電子線検出器31が一般的に使用される。
本発明では、対物レンズ後磁場直下の回折像面付近に偏向コイル40、拡大回折像A17近辺に偏向コイル41を設置した。さらに、偏向コイル41と暗視野電子線検出器31の間に制限回折しぼり33を設置した。図1の電子線光路は偏向コイル40、偏向コイル41を動作させず、従って、回折像も透過スポットが光軸70上に配置している。スキャンコイル30への電圧印加装置84、偏向コイル40への電圧印加装置85、偏向コイル41への電圧印加装置86、明視野電子線検出器32の移動装置83、暗視野電子線検出器31の移動装置82、制限回折しぼり33の移動装置81はいずれもコンピュータ16で制御されるものとする。
図8には、制限回折しぼり33近辺の拡大図を模式的に示す。ここでは、偏向コイル41に電圧を印加することで、制限回折しぼり33位置に形成される拡大回折像A17を1回折点周期分シフトさせた。尚、制限回折しぼり33の穴径は、所望の回折指数以外の透過電子線図が通過しない程度の大きさに収める必要がある。例えば、図12で示した透過電子線スポット50や回折電子線スポット51の直径以下程度の大きさにすると、制限回折しぼり33は、選択した1つの回折点を通る電子線のみ透過させ、そのほかの回折電子線、透過電子線を遮断することができる。これにより、発明が解決しようとする課題の項で述べた問題点(1)が解決された。
明視野電子線検出器32では、上記選択の回折電子線のみ検知することから、スキャンコイル30の2次元走査位置情報で同期をとった明視野電子線検出器32出力のコンピュータ16上に表示される2次元画像は、図5に示されるTEMによる暗視野拡大像と同等の情報を持たせることが可能であることがわかる。また、既にSTEMの暗視野像として認知されている図7および図11の暗視野電子線検出器31から得られる像とは明確に区別される別情報であることがわかる。また、電子線の収束角αが大きい場合、回折電子線スポット径より制限回折しぼり33の穴径を小さくすることで、ディスクに入射する一部の電子線のみ取り込むことができ、他の回折、透過電子線を遮断できる。但し、穴径を小さくしすぎると、暗視野電子線検出器31で検知される電流が低下し、像のS/N(Signal-to-Noise ratio)が低下する。
穴径は、対物レンズ後磁場8や投射レンズA11の拡大率により異なるが、投射レンズAが1段構成の場合は数10ミクロン〜数100ミクロン程度となる。電子回折像の回折点配列形状や間隔は、試料の材料や結晶構造で変化する。このため、制限回折しぼり33はいくつかの径を持った穴を交換できる仕組みを有することが望ましい。これについては、長い板状のしぼり板に、十分に離れた間隔で異なる径を有する穴を整列させ、この板状しぼりを電子顕微鏡鏡体外(真空外)からベローズを介した位置制御機構で設定位置を調整する方式が適当と考えられる。
さて、図7の従来STEMにおいては、拡大回折像A17の2次元形状を観察できなかったため、着目した回折電子線スポット51と制限回折しぼり33の相対的位置関係を調整することは困難である。従って、本出願では、暗視野電子線検出器31と明視野電子線検出器32近傍にCCDカメラ15を設置することにした。図1では、CCDカメラは明視野電子線検出器32下に設置されているが、暗視野電子線検出器31上でも、場合によっては制限回折しぼり33上でも可能である。ここで、暗視野電子線検出器31、明視野電子線検出器32、CCDカメラ15とも、光軸70に対し垂直面内で移動する機構を有するものとする。これにより、たとえば、CCDカメラ15で回折像を観察する際は、暗視野電子線検出器31と明視野電子線検出器32は光軸70から十分に離れた位置に退避できるものとする。
図12と図13には、電子線検出器と回折像の位置関係を示す。これは、図11で示した各々の位置関係を電子線光軸方向から観察したものに等しい。図12では、STEMで形成される典型的な回折像を示した。また、図13では、図3で説明したように、電子線を試料に平行照射したTEMで観察した回折像を示した。透過電子線スポット50を中心に、試料の結晶構造に対応した幾何学的配置に回折電子線スポット51が配列する。STEMでは、試料に収束した電子線が照射される。STEMで得られる電子回折像は、通常、図12に示すように回折点が点ではなく広がったディスク形状になる。
回折点が図13のように収束されない理由は、(1)試料に入射する電子線が収束角αを有していることと、(2)フォーカスされた拡大回折像A17位置に電子線検出器や制限回折しぼり33が設定されるとは限らないためである。(1)に対応するためには、コンデンサしぼり2の穴径を通常の像観察時に比べて小さくする手段が考えられる。即ち、コンデンサしぼり2の穴径を小さくするほどトータルの電子線量が低下するため、像が暗くなる。このため、電子線の明るさを優先した場合と、回折像観察時の回折点スポット径を小さくする場合とでは、コンデンサしぼりの最適穴径は異なる。本実施例では、回折点の明るさは十分であり、スポット径の最小化が優先されるため、コンデンサしぼり2の穴径を通常の像観察時に比べて小さくすることにした。
図16には、図1における試料6から上の照射光学光路図を示す。図1で示した電子線光路を破線、コンデンサしぼり2の穴径を小さくした場合の光路を実線で示した。これにより、試料に入射する電子線の照射角αを低減でき、回折像におけるスポット径を小さくできる。図14には、実際に電子顕微鏡で用いられているコンデンサしぼりを用い、しぼり径と照射スポット径の関係を実測した結果を示す。照射角αが小さくなった結果、試料面上での照射スポット径が小さくなったことがわかる。
次に、上記(2)で示したフォーカスされた拡大回折像A17位置と電子線検出器や制限回折しぼり33位置ずれによる回折点の非収束に対応する方法を検討する。試料6の位置を試料ステージと試料ホルダ19を用い、光軸70方向に前後させることにより、回折像の形成される位置も光軸方向に前後する。従って、CCDカメラ15で観察しながら、最も回折点が小さくなる位置に試料ステージと試料ホルダ19位置を調整する方法がある。このほか、制限回折しぼり33、暗視野電子線検出器31と明視野電子線検出器32を光軸70方向にシフトさせることで、フォーカスされた回折像を撮影することが考えられる。上記調整により、回折像のスポット径は、図13に示されるように小さくすることができる。
以上のフローを図15に纏めた。すなわち、電子線を試料に照射後、暗視野電子線検出器31、明視野電子線検出器32と制限回折しぼり33は、光軸70から十分に離れた位置に退避させてCCDカメラ15で回折像を観察する。回折点が大きい場合は、コンデンサしぼり2の穴径を小さくすることで、回折点径を小さくする。この状態で、偏向コイル40もしくは偏向コイル41を用い、着目した回折点を光軸位置(偏向コイル動作前には透過電子スポットの位置していた位置)にシフトさせる。ここで、制限回折しぼり33を挿入し、着目していない電子線が電子線検出器に入射できないように遮断する。
次に、明視野電子線検出器32を光軸70上に挿入し、明視野電子線検出器32出力とスキャンコイル30の同期を取り、画像をコンピュータ16に付随した画像表示手段上に表示させる。これにより、STEMにおいても、図5に示したTEMの暗視野像と同等の暗視野像を観察できるようになる。ここで得られた暗視野像は、図7と図11に示される従来のSTEM暗視野像とは別のものであることは明らかである。
図9には、暗視野電子線検出器31と明視野電子線検出器32を用いず、CCDカメラ15で電子線回折像の強度を測定して暗視野像を形成する方法を示す。本実施例では、CCDカメラで直接回折像を観察する。この場合、コンピュータ16上には、図12のような回折像が表示される。実施例1と同様に、図示されていないが、コンピュータ16は、装置ユーザが装置を操作する際に制御パラメータを入力するための入力手段も備えている。CCDカメラは2次元電子線強度検出器である。従って、特定の画素の電子線強度を積分してアナログ出力することにより、制限回折しぼりを設定することなく、着目した回折電子線の強度を測定できる。
図17にCCDカメラ15を用いた回折像における特定回折電子線強度の測定例を示す。図17(a)は、CCD上に投影された電子回折像を光軸70方向から見た図である。細かい四角パターンは各々画素を示す。この像はコンピュータ16上に表示されるため、これを見ながら、着目する画素は水平方向に画素aと画素bの間、垂直方向に画素cと画素また、偏向コイル40、偏向コイル41を動作させることなく、着目した回折点の位置する画素dの間にあることがわかる。CCDから映像はアナログ信号としてモニタ表示可能である。この場合、2次元的な表示位置情報は、モニタへの縦横2方向の同期信号にて特定することができる。
図17(b)と図17(c)にはそれぞれ横方向走査信号(水平走査信号)と縦方向走査信号(垂直走査信号)を示す。横軸は時間、縦軸は座標電圧であり、各々の方向におけるCCD上の座標(画素位置)を示す。この走査信号に同期して図17(d)の信号が併せて出力される。ここでも横軸は時間であり、縦軸は像強度(像の明るさ)である。通常はこの3信号をモニタに入力することで、CCD全域にわたる画像が出力される。
一方、本発明では、CCD上の特定の選ばれた領域のみの信号を得ることが求められる。例えば、図17(a)において、水平方向では画素aと画素bの間、垂直方向では、画素cと画素dの間である。従って、コンピュータ16にて、図17(b)において座標電圧が画素aと画素bの間にあり、かつ、図17(c)において座標電圧が画素cと画素dの間にあるときのみの信号出力のみ選択画像として取り出すことにより、特定の回折点のみの強度を測定できることになる。尚、ここでの回折点の強度とは、図17(e)で選ばれた信号の積分強度である。領域選択が正しいかどうかは、映像信号に図17(d)を用いた場合と、図17(e)を用いた場合とで得た2画像を比較することで確認することができる。
図10には、TEM鏡体を用いたSTEM観察の実施例を示す。ここでは、拡大回折像18は図3のTEMによる回折像形成と類似の光路図で示されている。図3との違いは、試料6上で電子線が収束されているため、拡大回折像18のスポット径は図12のように大きいことである。TEMの特徴は、投射レンズをSTEMより多く有している点にある。このことは、投射レンズB13を用いて、電子線検出器上に回折像をフォーカスできるという特長を生む。
従って、実施例1に示したような、試料ステージや検出器位置を光軸70方向にシフトさせることなく、図15のフローに従い、STEMにて暗視野像を形成できる。さらに、実施例2に示したように、暗視野電子線検出器31と明視野電子線検出器32を用いず、CCDカメラ15のみで電子線回折像の強度を測定して暗視野像を形成することも可能である。
ここでは、実際にシステムを動作させる際のGUI(Graphical User Interface)についての一実施例を図18を用いて記載する。操作画面は大きく操作部と結果表示部に分かれている。操作部には、データ収集開始・停止ボタン300が設けられている。取得画像の解像度は、電子線スキャン幅や取得画像の画像処理で調整可能であり、設定値を解像度選択プルダウンメニュー303で選択する。同様にスキャン速度を走査速度選択プルダウンメニュー304で選択する。ここで、解像度を増やすほど画像取得に時間がかかる。また、走査速度を遅くするほど像のS/Nは向上するが画像取得に時間がかかるようになり、目的に応じた最適値に設定する必要がある。さらに回折像の焦点合せや回折像の大きさを、回折像焦点制御・表示バー305やカメラ長制御・表示バー306で調整する。
結果表示部では、複数種の画像を並列表示できる。ここでは明視野像313、暗視野像314、回折像315を同時に表示可能としている。材料や格子面の種類により格子面間隔が異なる。従って、回折像における回折点の配列や間隔が異なる。そこで本実施例では、これらの値をデータベースとして保有し、測定後は、材料・面方位選択プルダウンメニュー310で条件を設定することで、回折像の解釈や暗視野像形成のための回折点選択を補助するものとする。ここで設定された回折点は、回折像315上のポインタ319で明示される。本実施例では、透過電子317は常に回折像315の中心にアライメントされているものとする。
また、制限回折像しぼり33の孔径をしぼり径表示318で補助的に表示するものとする。画像の階調や輝度に応じて適当な画像の明るさ・コントラスト調整が必要であり、表示画像輝度調整バー311で画像のゲインとオフセット量を調整する。また、画像をコンピュータのハードディスクなどに保管する際、データに関する覚え書きをテキストファイルで添付して保管できるようにする。この際のコメント入力欄312が結果表示部に備えられる。表示画像輝度調整バー311とコメント入力欄312が有効である画像は結果画面切替ボタン308で選択する。
これにより、選択表示ウィンドウ309が明示されることにする。明視野像313上には、ポインタ320が設置される。このポインタ320を位置指定し、データ収集開始・停止ボタン300で電子線走査を停止させることにより、ポインタ位置の回折像が回折像315として表示される。着目する回折点は、スポット測定位置・測定値表示316で数値入力して選択することができる。ポインタ319で着目した回折点を指定し、結果画面切替ボタン308で暗視野像314を表示させることにより、指定された回折電子線による暗視野像314が表示される。本実施例では、明視野像313に示される多結晶構造のうち、選択された格子面を有するグレインのみ明るい像として得られている様子が示されている。
走査透過電子顕微鏡(STEM)の暗視野拡大像光路図(本発明)。 透過電子顕微鏡(TEM)の拡大像光路図(従来例)。 透過電子顕微鏡(TEM)の回折像光路図(従来例)。 結晶性試料における回折像形成を示す図。 透過電子顕微鏡(TEM)の暗視野拡大像光路図(従来例)。 透過電子顕微鏡(TEM)の暗視野拡大像光路の拡大図(従来例)。 走査透過電子顕微鏡(STEM)の拡大像光路図(従来例)。 走査透過電子顕微鏡(STEM)における回折像の偏向と暗視野形成の原理を示す図(本発明)。 走査透過電子顕微鏡(STEM)の暗視野拡大像光路図別実施例(本発明)。 透過電子顕微鏡による走査透過電子暗視野拡大像光路図(本発明)。 走査透過電子顕微鏡(STEM)における試料、電子線、電子線検出器と回折像の位置関係を示す図。 フォーカスのとれていない回折像と電子線検出器の位置関係を示す図。 フォーカスのとれた回折像と電子線検出器の位置関係を示す図。 コンデンサしぼり穴径と試料面上の電子線照射径の関係を示す実測データ例。 STEMにより暗視野拡大像を形成する手順を示すフローチャート。 コンデンサしぼり穴径と試料面上電子線照射角の関係を示す図。 CCDカメラによる回折像の特定回折スポット強度の測定法を示す図。 システムのユーザインターフェースを示す図。
符号の説明
1:電子源、2:コンデンサしぼり、3:第1コンデンサレンズ、
4:第2コンデンサレンズ、5:対物レンズ前磁場、6:試料、7:対物レンズ後磁場、
8:対物しぼり、9:後焦点面回折像、10:拡大像A、11:投射レンズA、
12:拡大像B、13:投射レンズB、14:拡大像、15:CCDカメラ、
16:コンピュータ、17:拡大回折像、18:制限視野しぼり、
19:試料ステージと試料ホルダ、20:入射電子線A、21:入射電子線B、
22:透過電子線A、23:回折電子線A、24:回折電子線B、25:透過電子線B、
26:回折電子線C、27:回折電子線D、30:スキャンコイル、
31:暗視野電子線検出器、32:明視野電子線検出器、33:制限回折像しぼり、
40:偏向コイルA、41:偏向コイルB、50:透過電子線スポット、
51:回折電子線スポット、52:暗視野電子線検出器内径、
53:暗視野電子線検出器外径、60:入射電子線、61:結晶面A、62:結晶面B、
63:結晶面C、70:光軸
81:移動装置、82:移動装置、83:移動装置、84:電圧印加装置、
85:電圧印加装置、86:電圧印加装置
300:データ収集開始・停止ボタン、303:解像度選択プルダウンメニュー、
304:走査速度選択プルダウンメニュー、305:回折像焦点制御・表示バー、
306:カメラ長制御・表示バー、308:結果画面表示切替ボタン、
310:材料・面方位選択プルダウンメニュー、311:表示画像輝度調整バー、
312:コメント入力欄、313:明視野像、314:暗視野像、315:回折像、
316:スポット測定位置・測定値表示、317:透過電子、318:しぼり径表示、
319:ポインタ、320:ポインタ。

Claims (11)

  1. 試料を保持する試料台と、
    該試料の表面上で電子線を走査するための照射光学系と、
    該電子線の走査により試料を透過した電子線を検出する検出器と、
    該検出器で検出された信号から前記試料の透過像を形成する手段と、
    該透過像を表示する手段とを有し、
    前記試料を透過した電子線から所望の結晶指数面からの回折線のみを前記検出器へ到達させる手段を有する電子顕微鏡。
  2. 請求項1に記載の電子顕微鏡において、
    前記所望の結晶指数面からの回折線のみを前記検出器へ到達させる手段として、
    前記試料台と検出器との間に配置された制限回折絞りと、該制限回折絞りの移動装置とを備えることを特徴とする電子顕微鏡。
  3. 請求項2に記載の電子顕微鏡において、
    更に前記制限回折絞りと前記試料台との間に配置された偏向コイルを備えることを特徴とする電子顕微鏡。
  4. 請求項3に記載の電子顕微鏡において、
    前記制限回折絞りは絞り穴径を可変とする機能を有することを特徴とする電子顕微鏡。
  5. 請求項3に記載の電子顕微鏡において、
    前記形成された透過像を記憶する画像格納手段を有し、
    前記表示手段に表示された透過像を切換えるための入力手段とを有することを特徴とする電子顕微鏡。
  6. 請求項3に記載の電子顕微鏡において、
    前記偏向コイルに印加する電圧の制御手段を備えることを特徴とする電子顕微鏡。
  7. 請求項3に記載の電子顕微鏡において、
    前記透過電子検出器として、暗視野検出器と明視野検出器の2つを備え、
    更に、該暗視野検出器と明視野検出器とを移動する手段とを備えたことを特徴とする電子顕微鏡。
  8. 試料を保持する試料台と、
    該試料の表面上で電子線を走査するための照射光学系と、
    該電子線の走査により試料を透過した電子線を検出する二次元電子線検出器と、
    該検出器で検出された信号から前記試料の透過像を形成する画像処理装置と、
    該透過像を表示する表示手段と、
    所望の回折線指数を入力するための入力手段とを有し、
    前記表示手段に表示すべき回折線画像の指数の入力要求を表示し、
    前記画像処理装置は、
    前記入力要求に応じて入力された指数の値に基づき、前記二次元電子線検出器の検出信号から、該指数に対応する回折電子線に相当する信号を抽出し、
    該抽出された信号から回折線画像を形成し、
    該形成した回折線画像を前記表示装置へ表示することを特徴とする電子顕微鏡。
  9. 請求項8に記載の電子顕微鏡において、
    前記二次元電子線検出器がCCDから成ることあることを特徴とする電子顕微鏡。
  10. 電子線を被観察試料の表面上に走査することにより該試料を透過する透過電子線を生成し、
    該透過電子線から所望の指数の回折線のみを抽出し、
    当該抽出された回折電子線から電子線画像を形成し、
    形成した画像を表示することを特徴とする走査透過像観察方法。
  11. 請求項10に記載の走査透過像観察方法において、
    前記試料を透過した電子線を画像表示し、
    前記所望の回折指数の入力要求を表示手段に表示し、
    該入力要求に対する入力値に対応する指数の回折電子線が電子線検出器に照射されるように透過電子線の偏向量を算出し、
    前記入力された指数の回折電子線が電子線検出器に到達するように制限回折しぼり位置を調整し、
    該制限絞りを通過した電子線を検出し、
    検出された検出信号から前記入力された指数に対応する回折透過電子線像を形成し、
    前記表示手段に表示することを特徴とする走査透過像観察方法。
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