JP2020066955A - ラグスクリューボルトの埋設方法、同方法による木造建築物の構造躯体の接合構造及び木造建築物 - Google Patents

ラグスクリューボルトの埋設方法、同方法による木造建築物の構造躯体の接合構造及び木造建築物 Download PDF

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Abstract

【課題】ラグスクリューボルトを埋設する際の施工性がよく、木部に対して大きな引っ張り耐力が発現されるラグスクリューボルトの埋設方法、同方法による木造建築物の構造躯体の接合構造及び木造建築物を提供する。【解決手段】木造建築物の構造躯体の接合構造として、例えば柱と梁とをT字金具を介して連結固定する際に、T字金具を柱に対して固定するために使用されるラグスクリューボルト1を柱側の下穴16にねじ込みながら埋設する際の埋設方法であって、下穴16の内周壁面16aにラグスクリューボルト1のスクリュー部1aのネジ山を案内するためのらせん状の案内溝を形成し、ラグスクリューボルト1をねじ込む際にスクリュー部1aの先端寄りのネジ山を案内溝内において木部に食い込ませるともにネジ山を案内溝に案内させながら進出させてラグスクリューボルト1を埋設するようにした。【選択図】図4

Description

本発明はラグスクリューボルトの埋設方法、同方法による木造建築物の構造躯体の接合構造及び木造建築物等に関するものである。
従来から木造建築物の木製構造躯体を連結固定するため、構造躯体の接合面に接合金具を配置することが行われている。例えば、構造躯体としての梁と柱を接合するためにはラグスクリューボルトを使用して接合金具を梁や柱や土台等に固定し、これらの接合金具に対して他の柱や梁を連結するようにする。また、例えば、柱を基礎に固定する際には接合金具を基礎にセットし、この接合金具に対してラグスクリューボルトを使用して柱を立設させる。
このようにラグスクリューボルトを使用して木製構造躯体と接合金具を連結する建築工法の例として特許文献1及び2を示す。特許文献1では構造躯体としての梁11の上に同じく構造躯体としての管柱12を連結するためにラグスクリューボルト15で接合金具としてのT字金具13を固定し、管柱12を接合金具を介して連結固定する技術が開示されている。また、例えば特許文献2では基礎56上に固定された柱脚金物57に 柱58を立設させる際に柱58の下端面からラグスクリューボルト69をねじ込みながら埋設して柱脚金物57に対してこのラグスクリューボルト69で柱58を固定する。
特開2000−64426号公報 特開2017−154165号公報
ところで、このようなラグスクリューボルトを木製構造躯体に埋設する際には、まず、ラグスクリューボルトを埋め込む面にドリルで案内穴を形成し、この案内穴に対して開口部側からジグを用いてラグスクリューボルトを無理嵌め状にねじ込んでいくものである。ラグスクリューボルトをねじ込むことによってスクリュー部のネジ山が案内穴の内周壁面に食い込んで雄ネジと雌ネジの嵌合関係となるためラグスクリューボルトの引っ張り耐力が発現されるというものである。
しかし、埋設が進むにつれてラグスクリューボルトのスクリュー部のネジ山が案内穴の内周壁面に食い込んで木部とスクリュー部との摩擦が大きくなるためねじ込みのトルクもそれに伴って大きくならざるを得ず、施工性がよくなかった。
また、スクリュー部のネジ山が案内穴の内周壁面の繊維方向に対してこれを剪断するように進行するので内周壁面がささくれるように破壊されることとなり、また、図10に示すように、内周壁面100がラグスクリューボルト101のスクリュー部101aのネジ山に押圧されることで山と山の間の内周壁面100が引っ張られてしまってラグスクリューボルト101のネジ山が木部と密着せずにネジ山側面と木部の間に予定外の隙間102ができてしまう場合もあった。それら木部破壊や隙間の発生は引っ張り耐力を低下させる原因ともなる。
本発明は、主として上記の課題等を解決したラグスクリューボルトの埋設方法、同方法による木造建築物の構造躯体の接合構造及び木造建築物を提供するものである。
手段1として、木造建築物の第1の木製構造躯体と第2の木製構造躯体とを接合金具を介して連結固定する際に、前記接合金具を前記第1の木製構造躯体に対して固定するために使用されるラグスクリューボルトを前記第1の木製構造躯体側のボルト用穴にねじ込みながら埋設する際の埋設方法であって、前記ボルト用穴の内周壁面に前記ラグスクリューボルトのスクリュー部のネジ山を案内するためのらせん状の案内溝を形成し、前記ラグスクリューボルトをねじ込む際に前記スクリュー部の先端寄りのネジ山を前記案内溝内において木部に食い込ませるともに前記スクリュー部のネジ山を前記案内溝に案内させながら進出させて前記ラグスクリューボルトを埋設するようにした。
また、手段2として、木造建築物の木製構造躯体を基礎側に連結固定する際に、前記基礎上に設置される柱脚金具と前記木製構造躯体とを連結するために使用されるラグスクリューボルトを前記木製構造躯体側のボルト用穴にねじ込みながら埋設する際の埋設方法であって、前記ボルト用穴の内周壁面に前記ラグスクリューボルトのスクリュー部のネジ山を案内するためのらせん状の案内溝を形成し、前記ラグスクリューボルトをねじ込む際に前記スクリュー部の先端寄りのネジ山を前記案内溝内において木部に食い込ませるともに前記スクリュー部のネジ山を前記案内溝に案内させながら進出させて前記ラグスクリューボルトを埋設するようにした。
このような構成において、手段1では第1の木製構造躯体の、手段2では木製構造躯体のそれぞれ取り付け面に形成したボルト用穴の開口部からラグスクリューボルトをねじ込んでいくと、ラグスクリューボルトはそのスクリュー部のネジ山がボルト用穴の内周壁に形成された案内溝に案内されながらボルト用穴の奥に進出していく。その際にラグスクリューボルトの先端寄りのスクリュー部のネジ山は案内溝内において案内溝の内壁を押圧しながら食い込む(めり込む)こととなる。後続のネジ山は先行する(先端寄りの)ネジ山によって拡開された案内溝に先行するネジ山よりも浅く食い込みながら(あるいは食い込むことなく)案内されていくこととなる。
ネジ山はネジ山に応じてボルト用穴に凹設された案内溝に案内されて進出するため、ねじ込みのトルクは案内されない場合に比べて小さくてよく施工性が向上する。また、案内されながらもネジ山は木部に食い込むため、特にラグスクリューボルトのスクリュー部先端寄りは木部にしっかりと保持されることなり、後続のスクリュー部も案内溝内において、ねじ作用によって密着して固定されるためラグスクリューボルト全体として非常に大きな引っ張り耐力が発現されることとなる。
また、スクリュー部のネジ山は凹凸関係で対応する案内溝内に配置され従来のようにネジ山をボルト用穴の内周壁面木部に深く食い込ませなくともよくなり、ネジ山間の内周壁面が引っ張られてしまって内周壁面が傷つくにくく、木部破壊も生じにくく、内周壁面が引っ張られることによるラグスクリューボルトとの間の隙間もできにくくなる。
ここに手段1の「第1の(第2の)木製構造躯体」は、木造建築物を建築する際の骨組み(架構を構成する部材)にあたる部分であって、例えば壁、柱、横架材(梁、桁等)、土台、母屋等を広くいう。手段2の「木製構造躯体」も、木造建築物を建築する際の骨組み(架構を構成する部材)にあたる部分であって基礎側に連結固定される部材である。例えば壁、柱等をいう。また、これらはムクの木でも集成材、例えば、CLT(Cross Laminated Timber)と称される直交集成板であってもよい。
「らせん状の案内溝」のらせん形状はラグスクリューボルトのスクリュー部のネジ山と同ピッチに構成されることがよい。ピッチが一緒であるとスクリュー部のネジ山が案内溝と一致してずれずに案内されるからである。また、ここでスクリュー部のネジ山を案内溝内に配置してねじ込んでいくようにしていることは案内溝がない場合にボルト用穴の内周面木部へスクリュー部のネジ山が直接食い込む食い込み量を軽減することが狙いである。案内溝を設けることでネジ山の一部のみ、例えば三角の断面の山であれば山の先端寄りの尖端部分のみを食い込ませることが可能となる。もし、スクリュー部が案内溝内においてまったく食い込まないのであればラグスクリューボルトの機能を果たすことはできない。つまり、案内溝はラグスクリューボルトのスクリュー部を案内し、ネジ作用でグスクリューボルトを保持するとともに、案内溝の内部でスクリュー部が木部に食い込んで保持させるという2つの保持作用を発揮させるものとなる。
「ラグスクリューボルト」は、普通のナットや雌ネジと螺合させるのではなく、木ネジと同様にドリルのように木部に自ら食い込ませて木部と雄雌のネジ作用で固定される固定部材である。例えばヘッドを有していてもヘッドの代わりにナットで締め付けるためのボルト部を有していてもよい。
ラグスクリューボルトは「第1の(第2の)木製構造躯体」や「木製構造躯体」に対して1本でもよく複数が埋設される構成でもよい。
以上の語句の説明は以下の手段においても同様である。
また、手段3として、前記案内溝は前記ボルト用穴の奥寄りから開口部方向側に向かって徐々に深くなるように形成されている部分を有するようにした。
つまり、案内溝はボルト用穴の奥側ほど浅くなるような部分を有する。これによってラグスクリューボルトをねじ込んだ際に、奥側が強く木部に食い込むこととなり、ラグスクリューボルトの埋設工程終期においてラグスクリューボルト先端が特にしっかりと保持されることとなる。
また、手段4として、前記ボルト用穴の開口部寄りに形成される前記案内溝を均等な形状とするようにした。
これによってラグスクリューボルトのねじ込み動作において、ねじ込み開始から雄ネジ部が均等な形状の案内溝内を進行する限りは一定の挿入状態までは均等なトルクでラグスクリューボルトを回転させることができることとなり作業効率がよくなる。
また手段5として、前記ラグスクリューボルトの前記スクリュー部のネジ山は先端寄り位置に定常的な形状よりも相対的に雄ネジ外形が小さくなる部分を有するようにした。
これによって、ねじ込み当初は小さなトルクでラグスクリューボルトをねじ込むことができる。また、ラグスクリューボルトをねじ込んでいき、案内溝が浅くなっている部分に達した際も当初は小さなトルクでラグスクリューボルトをねじ込むことができる。
また、手段6として、前記ラグスクリューボルトの前記スクリュー部のネジ山の谷径は前記ボルト用穴の内径よりもわずかに小さいようにした。
少なくともラグスクリューボルトのスクリュー部のネジ山の谷径はボルト用穴の内径とよりも小さくなければラグスクリューボルトをボルト用穴に挿入する際の抵抗が大きすぎてしまい挿入が困難であるからである。また、あまり谷径が小さすぎるとがたつきが発生してしまう原因となるからでもある。
また手段7として、前記ラグスクリューボルトの前記スクリュー部のネジ山の山径は前記案内溝の谷径よりもわずかに大きいようにした。
これによって、ラグスクリューボルトのスクリュー部のネジ山を案内溝内で確実に木部に食い込ませることができる。
また手段8として、前前記ラグスクリューボルトの前記スクリュー部のネジ山と前記案内溝は、横断面方向において同じフランク角となるように形成されているようにした。
つまり、このような形状であるとラグスクリューボルトのスクリュー部のネジ山外周が案内溝にぴったり嵌まる形状であるため、両者の密着性が非常に高くラグスクリューボルトの保持力が向上することとなる。
また、手段1〜8のいずれかの方法で前記ラグスクリューボルトを埋設している木造建築物の構造躯体の接合構造としたり、そのような接合構造を備えた木造建築物を構築するようにした。
本発明によれば、ラグスクリューボルトのスクリュー部はその先端寄りで木部に食い込んでしっかりと保持されることなり、後続のスクリュー部も案内溝内において、ねじ作用によって密着して固定されることとなるためラグスクリューボルト全体として木部に対して大きな引っ張り耐力が発現されることとなる。
(a)は実施形態で使用するラグスクリューボルトの正面図、(b)は同じラグスクリューボルトの(a)のA−Aにおける断面図。 (a)はタップの前方側における正面図、(b)は同じタップの(a)のB−B線における断面図、(c)は同じタップの(a)のC−C線における断面図。 (a)は第1の木製構造躯体又は木製構造躯体に下穴を形成した状態でのその下穴における断面図、(b)は(a)の下穴の内周面に案内溝を形成した状態の断面図。 (a)は図3(b)の状態の下穴の領域Aまでラグスクリューボルトを埋設した埋設途中の状態を説明する説明図、(b)は同じく埋設完了状態の説明図。 実施例1に使用するT字金具の斜視図。 実施例1においてラグスクリューボルトが埋設された柱にそのラグスクリューボルトを使用してT字金具を固着する直前の説明図。 実施例1においてラグスクリューボルトとT字金具を介在させて柱と梁を連結固定する際の連結構造を説明する分解斜視図。 実施例2において(a)はラグスクリューボルトが埋設された柱を基礎上の柱脚金物を連結固定する際の連結構造を説明する分解正面図、(b)は同じく連結固定完了後の正面図。 他の実施の形態で使用されるラグスクリューボルトの正面図。 ラグスクリューボルトを下穴に埋設した際の従来の問題点を説明する説明図。
以下、本発明の一実施の形態であるラグスクリューボルトの埋設方法について図面に基づいて説明する。
まず、本実施の形態に使用するラグスクリューボルト1について説明する。
図1(a)(b)に示すように、ラグスクリューボルト1はスクリュー部1aを外周に備えたネジ部材である。本実施の形態では一例としてラグスクリューボルト1は全長240mmとされ、スクリュー部1aが約200mmにわたって形成されている。スクリュー部1aにおけるネジのピッチは本実施の形態2では一例として6.0mmで、内径(谷径)14.1mm、外径(山径)20.5mmとされている。スクリュー部1aに隣接した位置にはナット部1bが形成されている。ナット部1bはラグスクリューボルト1を回動させる際に図示しないジグが係合される部分であり外径が正六角形状に構成されている。スクリュー部1aの各山の角度(フランク角)は40度とされている。ナット部1bの幅(軸方向高さ)は8mmとされている。ナット部1bに隣接した基端側領域には雄ネジ部1cが35mmにわたって形成されている。尚、ラグスクリューボルト1のスクリュー部1aの長さ、ナット部1bの幅、ネジ部1cの長さ、スクリュー部1aのネジのピッチ等の寸法は木製構造躯体に応じて適宜変更される。
次にラグスクリューボルト1を埋設するボルト用穴(下穴16)の内周に案内溝を形成するためのタップ5について説明する。
図2(a)〜(c)に示すように、タップ5はタップ本体6と、切削加工部7と、案内コマ8とから構成されている。タップ本体6は削りだし加工で作成された合金製の横断面円形形状に構成された中実の棒状部材である。タップ本体6の先端には他の部分に比べて大径とされた円柱形形状の案内用ヘッド6aが削りだし加工によってタップ本体6と一体的に形成されている。切削加工部7は案内用ヘッド6a後方の隣接した取り付け位置に固定されている。切削加工部7は本体7aと本体7a外周に配置された5枚の錐刃7bとから構成されている。錐刃7bは所定の山径、谷径、フランク角、ピッチのラグスクリューボルト用の雄ネジを想定し、その雄ネジを周方向の均等な間隙9(隙間)の5箇所で軸方向に沿ってカットした形状を前提とする。但し、後述するように山径のサイズのみは先端から後方に向かって順に徐々に高くなるように構成している。間隙9は切削した木くずを排出する通路の役割を果たす。この想定される雄ネジとはこの実施の形態ではラグスクリューボルト1のスクリュー部1aのネジということになる。
各錐刃7bは軸方向に沿って板状に延出されており、切削刃となる9つの山11(つまり周方向でカットされた雄ネジ形状)が形成されている。
軸方向に隣接する山11のピッチはラグスクリューボルト1のネジのピッチと一致する。各山11の切削刃となる上端面は周方向に湾曲しており、5枚の錐刃7bの山11は図2(b)に示すように先端から目視した際に円弧状に配置される。各山11の鞍部の長手方向はタップ5の軸方向に対して雄ネジに対応して若干斜めに交差する方向に延出されており、各山11の鞍部を長手方向は隣接する錐刃7bの山11の鞍部を指向している。つまり、すべての錐刃7bの山11はらせん状に連なるように配置されている。山11はタップ5先端側が最も低く、後方(基部側)に向かって順に徐々に高くなるように構成されている。最も後方の山11はラグスクリューボルト1のスクリュー部1aのネジ山と同形状に構成され(これを完成形形状とする)、それよりも前方の山11はその位置に応じて完成形形状に対して上部がカットた形状とされている。
切削加工部7に隣接したタップ本体6の外周には合金製の案内コマ8が固着されている。案内コマ8は円柱形形状の一種の筒体であり、切削加工部7を案内用ヘッド6aと協働してタップ5の直進方向の進出の案内をする。案内用ヘッド6aと切削加工部7の間のタップ本体6回りと切削加工部7と案内コマ8の間のタップ本体6回りは、タップ5を後述する下穴16に挿入した際に切削した木くずを排出する際に木くずを溜める滞留領域12とされる。
タップにおいては使用されるラグスクリューボルト及び下穴16との関係で各部のサイズが決定される。本実施の形態のタップ5では、案内用ヘッド6aと案内コマ8の径は15.8mmであり、後述する下穴16の径16.0mmに対してわずかに小径とされている。また、切削加工部7の錐刃7bの完成形形状の山11の径は20.4mmとされており、谷径は14.1mmとされている。このように、切削加工部7は下穴径よりも小さいため、タップ本体6に案内用ヘッド6aと案内コマ8を設けて下穴16を案内させるようにしているものである。
このようなタップ5はタップ本体6基部が図示しない周知の電気式ドリル装置に装着されて使用される。
尚、タップ5の案内用ヘッド6a、錐刃7bの形状、各山11のピッチ等の寸法はラグスクリューボルト1の寸法に応じて適宜変更される。
次に上記のようなタップ5を使用して下穴16内周面にらせん状に案内溝を形成させ、その下穴16にラグスクリューボルト1を埋設する際の施工内容について説明する。下穴16は適宜第1の木製構造躯体と第2の木製構造躯体とを接合する際に第1の木製構造躯体となる例えば壁、柱、横架材(梁、桁等)、土台、母屋等の所定位置に形成される。あるいはや木製構造躯体を基礎側に連結固定する際に木製構造躯体となる例えば壁、柱等の所定位置に形成される。
図3(a)に示すように、木質構造躯体(例えば、柱、壁、梁等)15の平らな壁面17所定の位置に図示しない周知のドリル装置によってボルト用穴としての下穴16を穿設する。この穴の径は16.0mmであり内周壁面16aは滑らかに形成される。
図3(b)に示すように、上記タップ5を下穴16の開口部16bから挿入し、図示しない周知のドリル装置によって内周壁面16aに案内溝18を形成する。
このとき、タップ5は図2(a)(b)に示すように案内用ヘッド6aに案内させて下穴16に挿入され、切削加工部7の錐刃7bを正回転方向、つまり、切削しながら切削抵抗で前進する力が作用する方向に回転させて内周壁面16aを切削していく。錐刃7bは先端寄りの高さの浅い山11から木部に接して切削していき、後続する山11は徐々に高く構成されているため、木部に対して常に錐刃7bが深く木部に食い込むことなく、切削におけるタップ5のトルクは比較的安定した低トルクでの切削が可能である。切削することで発生する木くずは間隙9や滞留領域12に収容される。切削加工部7の錐刃7bの最も後方の山1が通過することで案内溝18が予定された深さで形成されていく(完成されていく)。
予定された位置(ここでは下穴16先端まで)に案内用ヘッド6aを進出進出させた段階でドリル装置を操作してタップ5を逆回転させる。これによってタップ5は自身が切削した案内溝18に案内されながら速やかに下穴16の開口部16bから離脱する。その際に間隙9や滞留領域12に収容された木くずも排出される。この状態が図2(b)の状態である。図2(b)に示すように、下穴16の内部には案内溝18が全般にわたって形成されることとなるが、タップ5が最も進出した位置は案内用ヘッド6aが配置されることとなるため、下穴16最深部領域には案内溝18は形成されない。また、案内用ヘッド6aに続く奥位置では切削加工部7の錐刃7bが配置されるが、この領域では切削加工部7の錐刃7bの山11の高さに応じて奥側ほど浅くなる溝が形成される。
このようにして案内溝18が形成された下穴16に対してラグスクリューボルト1を埋設する。埋設においては図示しないジグによってナット部1bを支持して正方向(時計回り方向)にねじ込んでいく。
ラグスクリューボルトのスクリュー部1aのネジ山ピッチとは案内溝18の形状と一致する。一方、山径と谷径は一致していない。山径は20.5mmであるため、図3(a)における領域A(つまり完成形形状の山11が通過した部分)では20.4mmの案内溝18の底にスクリュー部1aの先端寄りのネジ山はごくわずかにくいこむこととなる。後続するスクリュー部1aのネジ山は案内溝18が同じフランク角で構成されているため、ピッタリと面で密着しながらネジ作用で埋設されていく。図4(a)で示すように、ラグスクリューボルト1は領域Aの部分では比較的低い均等なトルクで、かつネジ作用によって前方に送られながら埋設されることとなる。
一方、ラグスクリューボルト1が図4(a)の位置から図4(b)の位置まで進出する際には、まず図3(b)における領域Bでは徐々に案内溝18の溝深さが浅くなるため、それに伴ってトルクが大きくなっていく。つまり、ラグスクリューボルト1のスクリュー部1aは先端寄りが深く木部に食い込んでいくこととなる。そして図3(b)における領域Cは案内溝18がない領域であるためトルクは最大となりラグスクリューボルト1のスクリュー部1aは先端寄りは最も深く木部に食い込むこととなる。本実施の形態ではラグスクリューボルト1のスクリュー部1aがすべて下穴16内に埋設されナット部1bとネジ部1cが外部に露出する。
以上のような実施の形態によって次のような効果が奏される。
(1)ラグスクリューボルト1のスクリュー部1aはその先端寄りで木部に食い込んでしっかりと保持されることなり、後続のスクリュー部1aも案内溝内において、ねじ作用によって密着して固定されることとなるため、ラグスクリューボルト1全体として非常に大きな引っ張り耐力が発現され、しっかりと第1の木製構造躯体又は木製構造躯体に埋設されることとなる。また、完成形形状の案内溝18はラグスクリューボルト1と同形状であるが、案内溝18の谷径(つまり、タップ5の山径)よりもラグスクリューボルト1の山径の方がごくわずかに大きい。そのため、ラグスクリューボルト1のスクリュー部1aのネジ山は先端寄りが案内溝18の谷にごくわずかに食い込み、形状が同じであるためネジ山側面が案内溝18の内壁に強く密着されることとなるため、ラグスクリューボルト1のスクリュー部1aにおける保持力が非常に大きくなる。
(2)ラグスクリューボルト1を第1の木製構造躯体又は木製構造躯体に埋設する際に、下穴16だけ開けて埋設する場合に比べ、ラグスクリューボルトのスクリュー部1aは案内溝18内に配置され、案内溝18にわずかに食い込むだけである。そのため、特に領域Aでは下穴16がの内部壁面がスクリュー部1aに強く押圧されて木部破壊が生じることがなく、木部破壊による強度の劣化がない。
(3)案内溝18は下穴16奥部において奥側ほど浅くなるように構成され、最深部に溝を形成しないようにしている。そのため、ラグスクリューボルト1は下穴16の開口部16bから領域Aの部分では比較的低い均等なトルクで速やかにラグスクリューボルト1を進出させることができ、奥側でのみ強く木部に食い込むこととなり、作業性と大きな引っ張り耐力の両方が実現できる。
(4)領域Bの部分では徐々に案内溝18が浅くなるように構成されているため、ラグスクリューボルト1を埋設する際に一気にスクリュー部1aが木部に食い込むことがなく、木部破壊や破断が生じにくくなっている。
次に、上記の実施の形態を使用した具体的な構造の実施例を説明する。
(実施例1)
実施例1は第1の木製構造躯体としての柱21と第2の木製構造躯体としての梁22を接合する場合に接合金具としてのT字金具23と組み合わせて上記ラグスクリューボルト1を使用する例である。
図4に示すように圧延鋼材よりなるT字金具23は略長方形の当接プレート24と略長方形の挿入プレート25とが平面視においてT字状となるように溶接によって接合されて構成されている。柱21に当接される当接プレート24には上下方向(垂直方向)において等間隔に4つの透孔26が形成されている。当接プレート24の前面には上下方向に沿って4つのジベル27が溶接によって固着されている。ジベル27は等幅・等厚のベルト状の板材を無端状のリングとして構成されている。ジベル27の中央位置にはラグスクリューボルト1のネジ部1cを挿通する透孔28が形成されている。挿入プレート25の当接プレート24に隣接した位置であって各ジベル27に面した位置には小判形状の長孔を短径側に沿って半分にカットしたような形状のナット取り付け穴29が形成されている。挿入プレート25には1つの切り欠き30と4つの透孔31が上下方向に直列に配置されて形成されている。
柱21と梁22との接合においては、まず、図6に示すように、上記の手法でラグスクリューボルト1をジベル嵌合溝32が形成されている所定の位置に埋設した柱21に対してT字金具23の当接プレート24をジベル27が対応するジベル嵌合溝32に嵌合されるように取り付ける。そして、透孔28からナット取り付け穴29に露出したラグスクリューボルト1のネジ部1cに対してワッシャ33を介してナット34を締め付け固定する。これによってT字金具23は柱21側面にしっかりと固定される。
次いで、このような状態のT字金具23に対して梁22を接合する。梁22の端面にはスリット35が形成されている。スリット35内に挿入プレート25が収容されるように梁22を導いて側方からドリフトピン36を打ち込んで梁22を固定する。尚、実際の施工では一番上のドリフトピン用透孔37に前もってドリフトピン38を打ち込んでおくことで、梁22を下降させてそのドリフトピン38を切り欠き30に干渉させて梁22の位置決めをする。他のドリフトピン38はその位置決め後に打ち込まれることとなる。
このように本実施の形態の方法で埋設されたラグスクリューボルト1を使用した場合には柱21に対する梁22の横方向の引き抜き力に対する耐力が従来の場合と比較して非常に向上することとなる。
(実施例2)
実施例2は木製構造躯体としての柱41を基礎B上に固定する際に柱脚金物42と組み合わせて上記ラグスクリューボルト1を使用する例である。
図8(a)(b)に示すように、柱脚金物42はベース部としての上板43と、上板43に対して平行に配置された上板43の下方に配置される下板44と、上板43と下板44との間に間隔を空けて配設された2枚の同形状の脚板45とから構成されたボックス形状を成している。上板43と下板44に対して各脚板45は上下位置で溶接によって接合されている。上板43にはラグスクリューボルト1のネジ部1cを上板43の下方に露出させるための第1の透孔46が形成され、下板44には基礎B上に埋設されたアンカーボルト47を下板44の上方に露出させるための第2の透孔47が形成されている。
柱41を柱脚金物42を介して基礎B上に接合においては、図8(a)(b)に示すように、柱脚金物42を基礎B上のアンカーボルト47を第2の透孔47から上方に露出するように配置し、ワッシャ48とナット49によって締め付け固定する。そして、そのようにして基礎B上に固定された柱脚金物42の上板43上に上記の手法でラグスクリューボルト1を下端面41aに埋設した柱41を立設する。柱41はラグスクリューボルト1のネジ部1cが上板43の第1の透孔46から下方に露出するように配置し、ワッシャ50とナット51によって締め付け固定する。
このように本実施の形態の方法で埋設されたラグスクリューボルト1を使用した場合には柱21に対する上下方向の引き抜き力に対する耐力が従来の場合と比較して非常に向上することとなる。
上記実施の形態は本発明の原理およびその概念を例示するための具体的な実施の形態として記載したにすぎない。つまり、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。本発明は、例えば次のように変更した態様で具体化することも可能である。
・上記実施の形態のラグスクリューボルト1の形状は一例であって、他の形態で実施することも自由である。例えばネジ山の形状やピッチ、フランク角の変更はもとより、例えば、上記ではラグスクリューボルト1を回転させるためにナット部1bをスクリュー部1aとネジ部1cの間に設けるような仕様であったが、例えばナット部1bを設けずにスクリュー部にネジ部を隣接させ、ネジ部の端面位置にナット部を形成したり、ネジ部やナット部を設けずに六角ヘッドをスクリュー部端部に設けるような仕様でもよい。また、上記ラグスクリューボルト1のスクリュー部1aは先端までネジ山が同寸で形成されていたが、これを例えば図9のように先端側を下穴16に挿入しやすくするためにネジ山を小さくして小径に構成するようにしてもよい。
・グスクリューボルト1の仕様態様の実施例として上記では実施例1と実施例2を示したが、他の態様でもよい。
・ラグスクリューボルト1は下穴16にスクリュー部1aをすべて埋設しなくともよい。・タップ5で形成される案内溝18の領域A〜Cの長さは適宜変更可能である。
・上記実施の形態ではラグスクリューボルト1のスクリュー部1aの形状は案内溝18の領域Aで若干スクリュー部1aの山径を大きく構成していた。これによって案内溝18領域でラグスクリューボルト1は木部に食い込むような構成であった。しかし、ラグスクリューボルト1のトルクをより軽減するために案内溝18にラグスクリューボルト1のスクリュー部1aが食い込まないような領域を設けるようにしてもよい。例えば、スクリュー部1aの山径と案内溝18の谷径を一致させたり、むしろ案内溝18の谷径を一部で大きくする等で構成するようにしてもよい。
・実施例1や実施例2に使用されるT字金具23や柱脚金物42は一例である。梁22や柱41のサイズに応じて適宜ジベル27の数や大きさ・形状を変更したT字金具23や柱脚金物42が使用される。
本願発明は上述した実施の形態に記載の構成に限定されない。上述した各実施の形態や変形例の構成要素は任意に選択して組み合わせて構成するとよい。また各実施の形態や変形例の任意の構成要素と、発明を解決するための手段に記載の任意の構成要素または発明を解決するための手段に記載の任意の構成要素を具体化した構成要素とは任意に組み合わせて構成するとよい。これらについても本願の補正または分割出願等において権利取得する意思を有する。
また、意匠出願への変更出願により、全体意匠または部分意匠について権利取得する意思を有する。図面は本装置の全体を実線で描画しているが、全体意匠のみならず当該装置の一部の部分に対して請求する部分意匠も包含した図面である。例えば当該装置の一部の部材を部分意匠とすることはもちろんのこと、部材と関係なく当該装置の一部の部分を部分意匠として包含した図面である。当該装置の一部の部分としては、装置の一部の部材としてもよいし、その部材の部分としてもよい。
1…ラグスクリューボルト、1a…スクリュー部、16…ボルト用穴としての下穴、16a…内周壁面、18…案内溝、21…第1の木製構造躯体としての柱、22…第1の木製構造躯体としての梁、23…接合金具としてのT字金具、41…木製構造躯体としての柱、42…柱脚金具としての柱脚金物、B…基礎。

Claims (10)

  1. 木造建築物の第1の木製構造躯体と第2の木製構造躯体とを接合金具を介して連結固定する際に、前記接合金具を前記第1の木製構造躯体に対して固定するために使用されるラグスクリューボルトを前記第1の木製構造躯体側のボルト用穴にねじ込みながら埋設する際の埋設方法であって、
    前記ボルト用穴の内周壁面に前記ラグスクリューボルトのスクリュー部のネジ山を案内するためのらせん状の案内溝を形成し、前記ラグスクリューボルトをねじ込む際に前記スクリュー部の先端寄りのネジ山を前記案内溝内において木部に食い込ませるともに前記スクリュー部のネジ山を前記案内溝に案内させながら進出させて前記ラグスクリューボルトを埋設するようにしたラグスクリューボルトの埋設方法。
  2. 木造建築物の木製構造躯体を基礎側に連結固定する際に、前記基礎上に設置される柱脚金具と前記木製構造躯体とを連結するために使用されるラグスクリューボルトを前記木製構造躯体側のボルト用穴にねじ込みながら埋設する際の埋設方法であって、
    前記ボルト用穴の内周壁面に前記ラグスクリューボルトのスクリュー部のネジ山を案内するためのらせん状の案内溝を形成し、前記ラグスクリューボルトをねじ込む際に前記スクリュー部の先端寄りのネジ山を前記案内溝内において木部に食い込ませるともに前記スクリュー部のネジ山を前記案内溝に案内させながら進出させて前記ラグスクリューボルトを埋設するようにしたラグスクリューボルトの埋設方法。
  3. 前記案内溝は前記ボルト用穴の奥寄りから開口部方向側に向かって徐々に深くなるように形成されている部分を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のラグスクリューボルトの埋設方法。
  4. 前記ボルト用穴の開口部寄りに形成される前記案内溝を均等な形状とすることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のラグスクリューボルトの埋設方法。
  5. 前記ラグスクリューボルトの前記スクリュー部のネジ山は先端寄り位置に定常的な形状よりも相対的に雄ネジ外形が小さくなる部分を有することを特徴とする1〜4のいずれかに記載のラグスクリューボルトの埋設方法。
  6. 前記ラグスクリューボルトの前記スクリュー部のネジ山の谷径は前記ボルト用穴の内径よりもわずかに小さいことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のラグスクリューボルトの埋設方法。
  7. 前記ラグスクリューボルトの前記スクリュー部のネジ山の山径は前記案内溝の谷径よりもわずかに大きいことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のラグスクリューボルトの埋設方法。
  8. 前記ラグスクリューボルトの前記スクリュー部のネジ山と前記案内溝は、横断面方向において同じフランク角となるように形成されていることを特徴とする請求項7に記載のラグスクリューボルトの埋設方法。
  9. 請求項1〜8のいずれかの方法で前記ラグスクリューボルトを埋設している木造建築物の構造躯体の接合構造。
  10. 請求項9に記載の木造建築物の構造躯体の接合構造を備えた木造建築物。
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