JP2008255626A - 木質部材の接合方法 - Google Patents

木質部材の接合方法 Download PDF

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Hiroyuki Nakajima
拓之 中島
Shigeaki Kawahara
重明 川原
Takeshi Shimizu
武 清水
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Meiken Kogyo Kk
銘建工業株式会社
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Abstract

【課題】木質の、柱の側面と梁木口との間に配設される接合金物を用いて、柱梁接合の施工性を向上させる。
【解決手段】柱Cと梁Bの所定箇所にラグスクリュー12b,12cを埋め込む工程、前記下部金物3を柱側面に仮固定する工程、仮固定した下部金物3の柱側プレートのボルト孔を貫通して、ボルト14をラグスクリュー12c頭部のメネジ部に螺入する工程、上部金物2を梁端部上面に載置して、当該上部金物2の梁側プレートのボルト孔を貫通して、ボルト14を梁内に埋め込まれたラグスクリュー12b頭部のメネジ部に螺入する工程、梁端部の下面を下部金物3のリブプレート6a上に載置する工程、下部金物3の梁側プレートのボルト孔を貫通して、ボルト14をラグスクリュー12b頭部のメネジ部に螺入する工程、及び上部金物2の柱側プレートのボルト孔を貫通して、ボルト14をラグスクリュー12c頭部のメネジ部に螺入する工程、を含む。
【選択図】図2

Description

本発明は木質部材の接合方法に関する。さらに詳しくは、木造建築、特に大規模木造建築において、ラグスクリューを用いて木質部材からなる柱と梁を接合する方法に関する。
木造建築において木材や集成材などの木質部材同士を接合する手段として、従来、嵌合、釘、ボルトなどが知られているが、近年、接合部の剛性を高めるために、特に体育館、講堂、ホールなどの大規模木造建築においてラグスクリューが用いられており、その構造及び工法について種々の提案がなされている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、大断面の集成材を用いた柱と梁の接合構造が開示されており、軸部のラグスクリューネジ部と端部のボルトネジ部を有するラグスクリューボルトと、鋼製板によりT字型に形成されているとともに、そのT字頭部板に前記ラグスクリューボルトのボルトネジ部がナット締めされる貫通孔が複数設けられ、かつT字脚部板にドリフトピンが貫通嵌合される複数の小孔が穿設されているガセットプレートとを用いて柱と梁とを接合することが記載されている。
特許文献1記載の接合構造では、まず柱にラグスクリューボルトをねじ込み、ついでこのラグスクリューボルトの端部のボルトネジ部を、ガセットプレートの貫通孔を貫通させてナットで締結することにより当該ガセットプレートを柱の側面に固定する。そして、ガセットプレートのT字脚部板を梁端部に形成したスリットに嵌入して、当該ガセットプレートの小孔及びこれに対応した梁の貫通孔にドリフトピンを打ち込み、固定することで柱と梁の接合が完了する。
特開平7−252888号公報
ところで、特許文献1記載の接合構造を含む従来の柱―梁接合構造では、ボルトやドリフトピンを用いて梁と柱を接合する際にクレーンなどの重機を用いて梁を吊った状態で当該梁を所定の位置に保持し続ける必要があり、施工性が悪く、時間とコストが掛かっていた。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、ラグスクリューを用いて柱と梁を接合する際の施工性を向上させることができる木質部材の接合方法を提供することを目的としている。
本発明の第1の観点に係る木質部材の接合方法は、柱の側面と梁木口との間に配設される上部金物と下部金物とからなる接合金物を用いて柱と梁とを接合する方法であって
前記上部金物及び下部金物は、それぞれ柱の側面に当接する柱側プレートと、梁木口に当接する梁側プレートと、前記柱側プレートと梁側プレートとの間に設けられる複数のリブプレートとを有しており、
前記下部金物は、梁端部の下面を載置させ得るリブプレート、及び前記下部金物の柱側プレートの上部において柱の側面に当接する背板を有しており、
前記柱側プレートには、柱に埋め込まれるラグスクリュー頭部に形成されたメネジ部に螺入されるボルトが貫通するボルト孔が形成されるとともに、前記梁側プレートには、梁に埋め込まれるラグスクリュー頭部に形成されたメネジ部に螺入されるボルトが貫通するボルト孔が形成されており、且つ
前記背板の柱側表面には、柱の側面に穿設された凹部内に嵌入される突起が形成されており、
前記接合方法は、
柱及び梁の所定箇所にラグスクリューを埋め込む工程、
前記柱の凹部内に前記突起を嵌入して下部金物を柱側面に仮固定する工程、
仮固定した下部金物の柱側プレートのボルト孔を貫通して、ボルトを、柱内に埋め込まれたラグスクリューの頭部に形成されたメネジ部に螺入する工程、
上部金物を梁端部上面に載置して、当該上部金物の梁側プレートのボルト孔を貫通して、ボルトを、梁内に埋め込まれたラグスクリューの頭部に形成されたメネジ部に螺入する工程、
梁端部の下面を下部金物のリブプレート上に載置する工程、
下部金物の梁側プレートのボルト孔を貫通して、ボルトを、梁内に埋め込まれたラグスクリューの頭部に形成されたメネジ部に螺入する工程、及び
上部金物の柱側プレートのボルト孔を貫通して、ボルトを、柱内に埋め込まれたラグスクリューの頭部に形成されたメネジ部に螺入する工程
を含むことを特徴としている(請求項1)。
本発明の第1の観点に係る木質部材の接合方法では、互いに別体である上部金物と下部金物とからなる接合金物を用いて柱の側面に梁木口を接合しており、柱の側面に固定された下部金物に形成されたリブプレート上に梁端部の下面を載置している。したがって、柱及び梁に埋め込まれたラグスクリューを用いて当該柱の側面に梁木口を接合するに際し、梁を上方から落とし込むことで当該梁を所定の位置に位置決めすることができ、従来のようにクレーンなどの重機を用いて梁を吊った状態で当該梁を所定の位置に保持し続ける必要がない。その結果、施工時間を短縮することができ、また施工のための設備も簡素化することができる。これにより、施工コストを低減させることができる。
前記背板の梁側表面に、当該背板に直交する方向であって、且つ柱の軸に平行な方向にリブプレートが立設されるとともに、このリブプレートに、当該リブプレートを梁端部に固定するための固着手段が挿通する固定孔が形成されており、且つ
前記梁の端部には、前記背板に立設されたリブプレートが嵌入し得るスリットが形成されており、
前記接合方法は、前記固着手段を固定孔に貫通して梁をリブプレートに固定する工程をさらに含んでいるのが好ましい。
この場合、背板に形成された突起に加えて、リブプレートの固定孔に挿通されるボルトやピンなどの固着手段により、柱と梁の接合部に作用するせん断力に抵抗することができ、せん断強度を向上させることができる。
本発明の第2の観点に係る木質部材の接合方法は、柱の側面と梁木口との間に配設される上部金物と下部金物とからなる接合金物を用いて柱と梁とを接合する方法であって
前記上部金物及び下部金物は、それぞれ柱の側面に当接する柱側プレートと、梁木口に当接する梁側プレートと、前記柱側プレートと梁側プレートとの間に設けられる複数のリブプレートとを有しており、
前記下部金物は、梁端部の下面を載置させ得るリブプレートを有しており、
前記柱側プレートには、柱に埋め込まれるラグスクリュー頭部に形成されたメネジ部に螺入されるボルトが貫通するボルト孔が形成されるとともに、前記梁側プレートには、梁に埋め込まれるラグスクリュー頭部に形成されたメネジ部に螺入されるボルトが貫通するボルト孔が形成されており、
前記接合金物は、前記上部金物と下部金物との間における柱の側面及び梁木口に形成されたスリット内に嵌入される鋼板を有しており、且つ
前記鋼板には、当該鋼板を柱及び梁端部に固定するための固着手段が挿通する固定孔が形成されており、
前記接合方法は、
柱及び梁の所定箇所にラグスクリューを埋め込む工程、
下部金物の柱側プレートのボルト孔を貫通して、ボルトを、柱内に埋め込まれたラグスクリューの頭部に形成されたメネジ部に螺入する工程、
前記鋼板を柱の側面に形成されたスリットに嵌入する工程、
上部金物を梁端部上面に載置して、当該上部金物の梁側プレートのボルト孔を貫通して、ボルトを、梁内に埋め込まれたラグスクリューの頭部に形成されたメネジ部に螺入する工程、
梁端部に形成されたスリットに前記鋼板を嵌入させつつ当該梁端部の下面を下部金物のリブプレート上に載置する工程、
固着手段を前記固定孔に貫通して梁を鋼板に固定する工程
下部金物の梁側プレートのボルト孔を貫通して、ボルトを、梁内に埋め込まれたラグスクリューの頭部に形成されたメネジ部に螺入する工程、及び
上部金物の柱側プレートのボルト孔を貫通して、ボルトを、柱内に埋め込まれたラグスクリューの頭部に形成されたメネジ部に螺入する工程
を含むことを特徴としている。
本発明の第2の観点に係る木質部材の接合方法においても、前記第1の観点に係る木質部材の接合方法と同様に、互いに別体である上部金物と下部金物とからなる接合金物を用いて柱の側面に梁木口を接合しており、柱の側面に固定された下部金物に形成されたリブプレート上に梁端部の下面を載置している。したがって、柱及び梁に埋め込まれたラグスクリューを用いて当該柱の側面に梁木口を接合するに際し、梁を上方から落とし込むことで当該梁を所定の位置に位置決めすることができ、従来のようにクレーンなどの重機を用いて梁を吊った状態で当該梁を所定の位置に保持し続ける必要がない。その結果、施工時間を短縮することができ、また施工のための設備も簡素化することができる。これにより、施工コストを低減させることができる。
前記ラグスクリューの頭部に形成されたメネジ部に螺入され当該ラグスクリューと接合金物を固定するためのボルトの径よりも、当該接合金物に形成されたボルト孔を大きくして、ラグスクリュー及びボルトへのせん断力の伝達を遮断するように構成されているのが好ましい。この場合、ラグスクリューと接合金物を固定するためのボルトの径よりもボルト孔を大きくしているので、ラグスクリュー及びボルトへのせん断力の伝達を遮断することができる。これにより、ラグスクリューにより曲げモーメントを伝達し、前記突起又は鋼板の固定孔に挿通される固着手段、並びに下部金物のリブプレートの載置面と梁端部との係合によりせん断力に抵抗することができる。こうして、力の伝達経路を明確に区分けすることにより、ラグスクリューへのせん断力の伝達を回避することができる。その結果、せん断力による木質部材の割裂を防止することができ、大きな曲げモーメントを伝達することができる。
本発明の木質部材の接合方法によれば、ラグスクリューを用いて柱と梁を接合する際の施工性を向上させることができる。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の木質部材の接合方法(以下、単に「接合方法」ともいう)の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の接合方法で用いられる接合金物の例の説明図であり、(a)は正面説明図、(b)はA−A矢視図である。この接合金物は、木質部材からなる柱の側面と梁木口とを接合するのに用いられる。
接合金物1は、上部金物2と下部金物3とからなっており、各金物2、3は、柱Cの側面に当接する柱側プレート4と、梁木口に当接する梁側プレート5と、前記柱側プレート4と梁側プレート5との間に設けられる複数のリブプレート6とを有している。また、下部金物3は、梁端部の下面を載置させ得るリブプレート6a、及び当該下部金物3の柱側プレート4の上部において柱の側面に当接する背板7を有している。そして、この背板7の柱側表面には、柱Cの側面に穿設された凹部内に嵌入される突起8が形成されている。この突起8は、鋼製の丸棒、短円筒体、短各筒体などで形成することができ、溶接により背板7の柱側表面に固着されている。また、背板7の梁側表面には、当該背板7と直交する方向であって、柱Cの軸に平行な方向にリブプレート6bが配設されている。このリブプレート6bには、固定孔20が穿設されており、この固定孔20に挿通される固着手段である丸棒又はボルト13によって、当該リブプレート6bと梁Bとが接合される。
梁Bの木口の上部及び下部には、それぞれ4本ずつラグスクリュー12bが埋め込まれており、このラグスクリュー12bに対向する箇所の柱側面にはラグスクリュー12cが埋め込まれている。前記ラグスクリュー12b、12cの頭部には、メネジ部が形成されており、ボルト14を螺入することで当該ラグスクリュー12b、12cを柱側プレート4又は梁側プレート5に固定している。各プレートに形成された、ボルト14用のボルト孔は、当該ボルト14の外径よりも5〜10mm程度大きくされており、梁Bにせん断力が作用したときに、ラグスクリュー12b、12c及びボルト14に当該せん断力が伝達されるのを遮断するようになっている。
前記上部金物2及び下部金物3を構成するプレートは、それぞれ鋼板で作製されており、溶接により互いに固着されている。前記背板7は、下部金物3の柱側プレート4と同じ一枚の鋼板から作製されている。
かかる接合金物1を用いた柱と梁の接合では、梁端部の下面が下部金物3のリブプレート6aに載置されるとともに、背板7の柱側表面に形成された突起8が、柱Cの側面に穿設された凹部内に嵌入される。また、丸棒又はボルト13によってリブプレート6bと梁Bとが接合される。さらに、ラグスクリュー12b、12cと上部金物2又は下部金物3を固定するためのボルト14の径よりもボルト孔を大きくしているので、ラグスクリュー12b、12c及びボルト14へのせん断力の伝達を遮断することができる。これにより、ラグスクリュー12b、12cにより曲げモーメントを伝達し、前記突起8及び丸棒又はボルト13、並びに梁端部の下面とリブプレート6aの載置面との係合によりせん断力に抵抗することができる。こうして、力の伝達経路を明確に区分けすることにより、ラグスクリュー12へのせん断力の伝達を回避することができる。その結果、せん断力による木質部材の割裂を防止することができ、大きな曲げモーメントを伝達することができる。
また、大地震時には、ラグスクリュー接合部が破壊する前に、接合金物1及びボルト14が降伏し、塑性化するため高いエネルギー吸収性能を得ることができる。一方、前記接合金物1などが降伏した後は、平面保持の仮定が崩れ、各構成部材への応力の再配分が生じ、局部的な応力集中が生じる。その影響は、特に大変形時において顕著となり、ラグスクリュー接合部にせん断力が生じることになるが、このときはせん断抵抗用に配設した突起8及び丸棒又はボルト13が曲げモーメントにも抵抗することから、ラグスクリュー接合部への急激な応力の伝達が防止されるとともに、その破壊が抑制される。
また、火災時には梁Bの表面に近い部分に埋設されているラグスクリュー12bは、抵抗力を失う可能性があるが、木質部材は火災により一定の深さまでは炭化するが内部は火災による影響が少ない。したがって、ラグスクリュー12bによる接合部が火災により耐力を失った後に、前記突起8及び丸棒又はボルト13による接合がその役割を担うことによって、建物の倒壊を防ぐことが可能となる。
なお、大きな曲げモーメントに抵抗するためには複数本のラグスクリュー12を使用する必要があるが、これらラグスクリュー12を接合金物1と緊結するボルト14に均等な一定張力を導入することによって、安定した性能を確保することができる。
図2〜4は、図1に示される接合金物1を用いて柱と梁を接合する手順を示している。まず、柱C及び梁Bの所定箇所に穿設した下穴内にラグスクリュー12b、12cをねじ込んで、当該ラグスクリュー12b、12cを梁B及び柱Cにそれぞれ埋設する。ついで、図2に示されるように、ラグスクリュー12cを埋設した柱Cの側面に下部金物3を取り付ける。この場合、予め柱Cの側面に穿設した凹部内に下部金物3の背板7に形成した突起8を嵌入することで、容易に下部金物3の位置決め及び取付け(仮固定)を行うことができる。ついで、柱Cの下側に配設されたラグスクリュー12c頭部のメネジ部にボルト14を螺入することで、下部金物3を柱側面に固定させる。
そして、上部金物2を梁端部上面に載置して、当該上部金物2の梁側プレート5のボルト孔を貫通して、ボルト14を、梁B内に埋め込まれたラグスクリュー12bの頭部に形成されたメネジ部に螺入する。
ついで、ボルト14により上部金物2を固定した梁Bを、前記下部金物3のリブプレート上に載置する。このとき、梁Bの端部に形成されたスリットに、前記背板7に立設されたリブプレート6bが嵌入される。
ついで、図3に示されるように、リブプレート6bに穿設された固定孔20に丸棒又はボルト13を挿通させ、最後に、図4に示されるように、下部金物3の梁側プレート5のボルト孔を貫通して、ボルト14を、梁B内に埋め込まれたラグスクリュー12bの頭部に形成されたメネジ部に螺入するとともに、上部金物2の柱側プレート4のボルト孔を貫通して、ボルト14を、柱C内に埋め込まれたラグスクリュー12cの頭部に形成されたメネジ部に螺入する。
このように、本実施の形態に係る接合方法においては、互いに別体である上部金物2と下部金物3とからなる接合金物1を用いて柱Cの側面に梁木口を接合しており、柱Cの側面に固定された下部金物3に形成されたリブプレート6a上に梁端部の下面を載置している。したがって、柱C及び梁Bに埋め込まれたラグスクリュー12b、12cを用いて当該柱Cの側面に梁木口を接合するに際し、梁Bを上方から落とし込むことで当該梁Bを所定の位置に位置決めすることができ、従来のようにクレーンなどの重機を用いて梁Bを吊った状態で当該梁Bを所定の位置に保持し続ける必要がない。その結果、施工時間を短縮することができ、また施工のための設備も簡素化することができる。これにより、施工コストを低減させることができる。
図5は、本発明の接合方法で用いられる接合金物の他の例の説明図であり、(a)は正面説明図、(b)はA−A矢視図である。なお、この接合金物31において、前記接合金物1と同じ構成部材については、同一の参照符号を付し、簡単のためにそれらの説明を省略する。
接合金物31では、せん断力を受け持つ手段として、前記背板7に形成された突起8、及び当該背板7に立設されたリブプレートに代えて、柱Cの側面及び梁木口に形成されたスリットに嵌入される鋼板50を採用している。鋼板50には、固定孔51が穿設されており、この固定孔51に挿通される固着手段である丸棒又はボルト13によって、当該鋼板50と柱C及び梁Bとが接合される。前記鋼板50は、上部金物2及び下部金物3とは別体となっている。
この接合金物31においても、前記接合金物1における突起8及びリブプレートと同様に、柱Cの側面及び梁木口に形成されたスリット内に嵌入される鋼板50を挿通する丸棒又はボルト13、並びに梁端部の下面とリブプレートの載置面との係合よりせん断力に抵抗することができ、接合金物1と同様の作用効果を奏することができる。
かかる接合金物31を用いて柱Cの側面と梁木口を接合する場合、まず、柱C及び梁Bの所定箇所に穿設した下穴内にラグスクリュー12b、12cをねじ込んで、当該ラグスクリュー12b、12cを梁B及び柱Cにそれぞれ埋設する。ついで、ラグスクリュー12cを埋設した柱Cの側面の所定位置に下部金物3の柱側プレートを当接させ、ついでラグスクリュー12c頭部のメネジ部にボルト14を螺入することで、当該下部金物3を柱側面に固定させる。
つぎに、前記鋼板50を柱Cの側面に形成されたスリットに嵌入する。この鋼板50は、一部が柱Cの側面に形成されたスリットに嵌入され、残りが柱Cの側面から突出した状態になる。
そして、上部金物2を梁端部上面に載置して、当該上部金物2の梁側プレート5のボルト孔を貫通して、ボルト14を、梁B内に埋め込まれたラグスクリュー12bの頭部に形成されたメネジ部に螺入する。
ついで、ボルト14により上部金物2を固定した梁Bを、前記下部金物3のリブプレート上に載置する。このとき、梁Bの端部に形成されたスリットに、柱側面から突出している前記鋼板50が嵌入される。
ついで、鋼板50に穿設された固定孔51に丸棒又はボルト13を挿通させ、最後に、下部金物3の梁側プレート5のボルト孔を貫通して、ボルト14を、梁B内に埋め込まれたラグスクリュー12bの頭部に形成されたメネジ部に螺入するとともに、上部金物2の柱側プレート4のボルト孔を貫通して、ボルト14を、柱C内に埋め込まれたラグスクリュー12cの頭部に形成されたメネジ部に螺入する。
接合金物31を用いた接合方法においても、前記と同様に施工時間を短縮することができ、また施工のための設備も簡素化することができる。これにより、施工コストを低減させることができる。
本発明の接合方法で用いられる接合金物の例の説明図であり、(a)は正面説明図、(b)はA−A矢視図である。 図1に示される接合金物を用いて柱と梁を接合する手順を示す図である。 図1に示される接合金物を用いて柱と梁を接合する手順を示す図である。 図1に示される接合金物を用いて柱と梁を接合する手順を示す図である。 本発明の接合方法で用いられる接合金物の他の例の説明図であり、(a)は正面説明図、(b)はA−A矢視図である。
符号の説明
1 接合金物
2 上部金物
3 下部金物
4 柱側プレート
5 梁側プレート
6 リブプレート
7 背板
8 突起
12 ラグスクリュー
13 固着手段
14 ボルト
20 固定孔
31 接合金物
50 鋼板
51 固定孔
B 梁
C 柱

Claims (4)

  1. 柱の側面と梁木口との間に配設される上部金物と下部金物とからなる接合金物を用いて柱と梁とを接合する方法であって
    前記上部金物及び下部金物は、それぞれ柱の側面に当接する柱側プレートと、梁木口に当接する梁側プレートと、前記柱側プレートと梁側プレートとの間に設けられる複数のリブプレートとを有しており、
    前記下部金物は、梁端部の下面を載置させ得るリブプレート、及び前記下部金物の柱側プレートの上部において柱の側面に当接する背板を有しており、
    前記柱側プレートには、柱に埋め込まれるラグスクリュー頭部に形成されたメネジ部に螺入されるボルトが貫通するボルト孔が形成されるとともに、前記梁側プレートには、梁に埋め込まれるラグスクリュー頭部に形成されたメネジ部に螺入されるボルトが貫通するボルト孔が形成されており、且つ
    前記背板の柱側表面には、柱の側面に穿設された凹部内に嵌入される突起が形成されており、
    前記接合方法は、
    柱及び梁の所定箇所にラグスクリューを埋め込む工程、
    前記柱の凹部内に前記突起を嵌入して下部金物を柱側面に仮固定する工程、
    仮固定した下部金物の柱側プレートのボルト孔を貫通して、ボルトを、柱内に埋め込まれたラグスクリューの頭部に形成されたメネジ部に螺入する工程、
    上部金物を梁端部上面に載置して、当該上部金物の梁側プレートのボルト孔を貫通して、ボルトを、梁内に埋め込まれたラグスクリューの頭部に形成されたメネジ部に螺入する工程、
    梁端部の下面を下部金物のリブプレート上に載置する工程、
    下部金物の梁側プレートのボルト孔を貫通して、ボルトを、梁内に埋め込まれたラグスクリューの頭部に形成されたメネジ部に螺入する工程、及び
    上部金物の柱側プレートのボルト孔を貫通して、ボルトを、柱内に埋め込まれたラグスクリューの頭部に形成されたメネジ部に螺入する工程
    を含むことを特徴とする木質部材の接合方法。
  2. 前記背板の梁側表面に、当該背板に直交する方向であって、且つ柱の軸に平行な方向にリブプレートが立設されるとともに、このリブプレートに、当該リブプレートを梁端部に固定するための固着手段が挿通する固定孔が形成されており、且つ
    前記梁の端部には、前記背板に立設されたリブプレートが嵌入し得るスリットが形成されており、
    前記接合方法は、前記固着手段を固定孔に貫通して梁をリブプレートに固定する工程をさらに含んでいる請求項1に記載の木質部材の接合方法。
  3. 柱の側面と梁木口との間に配設される上部金物と下部金物とからなる接合金物を用いて柱と梁とを接合する方法であって
    前記上部金物及び下部金物は、それぞれ柱の側面に当接する柱側プレートと、梁木口に当接する梁側プレートと、前記柱側プレートと梁側プレートとの間に設けられる複数のリブプレートとを有しており、
    前記下部金物は、梁端部の下面を載置させ得るリブプレートを有しており、
    前記柱側プレートには、柱に埋め込まれるラグスクリュー頭部に形成されたメネジ部に螺入されるボルトが貫通するボルト孔が形成されるとともに、前記梁側プレートには、梁に埋め込まれるラグスクリュー頭部に形成されたメネジ部に螺入されるボルトが貫通するボルト孔が形成されており、
    前記接合金物は、前記上部金物と下部金物との間における柱の側面及び梁木口に形成されたスリット内に嵌入される鋼板を有しており、且つ
    前記鋼板には、当該鋼板を柱及び梁端部に固定するための固着手段が挿通する固定孔が形成されており、
    前記接合方法は、
    柱及び梁の所定箇所にラグスクリューを埋め込む工程、
    下部金物の柱側プレートのボルト孔を貫通して、ボルトを、柱内に埋め込まれたラグスクリューの頭部に形成されたメネジ部に螺入する工程、
    前記鋼板を柱の側面に形成されたスリットに嵌入する工程、
    上部金物を梁端部上面に載置して、当該上部金物の梁側プレートのボルト孔を貫通して、ボルトを、梁内に埋め込まれたラグスクリューの頭部に形成されたメネジ部に螺入する工程、
    梁端部に形成されたスリットに前記鋼板を嵌入させつつ当該梁端部の下面を下部金物のリブプレート上に載置する工程、
    固着手段を前記固定孔に貫通して梁を鋼板に固定する工程
    下部金物の梁側プレートのボルト孔を貫通して、ボルトを、梁内に埋め込まれたラグスクリューの頭部に形成されたメネジ部に螺入する工程、及び
    上部金物の柱側プレートのボルト孔を貫通して、ボルトを、柱内に埋め込まれたラグスクリューの頭部に形成されたメネジ部に螺入する工程
    を含むことを特徴とする木質部材の接合方法。
  4. 前記ラグスクリューの頭部に形成されたメネジ部に螺入され当該ラグスクリューと接合金物を固定するためのボルトの径よりも、当該接合金物に形成されたボルト孔を大きくして、ラグスクリュー及びボルトへのせん断力の伝達を遮断するように構成されている請求項1〜3のいずれかに記載の木質部材の接合方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109750793A (zh) * 2019-01-09 2019-05-14 湖北工业大学 一种预制空心墙柱及其施工方法
CN111910925A (zh) * 2020-07-31 2020-11-10 中国建筑第二工程局有限公司 一种奶昔杯状景观装饰构件及其施工方法

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