JP2020066360A - 表示制御装置、表示制御方法及び表示制御用プログラム - Google Patents

表示制御装置、表示制御方法及び表示制御用プログラム Download PDF

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聡 大橋
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智愛 若狭
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康平 原田
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Abstract

【課題】車両の移動状態をより体感できるように画像を表示させることが可能な表示制御装置を提供する。【解決手段】基準画像と、当該基準画像の表示態様の変化に連動して表示態様が変化する連動画像と、からなる画像群の表示態様を、車両の移動態様に対応させて制御する処理部1を備える。【選択図】図2

Description

本願は、表示制御装置、表示制御方法及び表示制御用プログラムの技術分野に属する。より詳細には、画像を表示させるための制御を行う表示制御装置及び表示制御方法並びに当該表示制御装置用のプログラムの技術分野に属する。
近年、車両等の移動体における移動中の画像表示について、種々の技術が開発されている。このような従来技術の一例として、下記特許文献1に記載された技術がある。
この特許文献1に記載されている技術では、自動運転実行中の搭乗者の乗り物酔いの抑制を目的として、自動運転中に表示可能となるコンテンツを車両の挙動に応じて変化させて表示させる構成とされている。
特開2004−271613号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載されている技術では、表示されるコンテンツの変化は単調なものであり、搭乗者が車両の移動状態をより体感できるような画像表示が望まれる。
そこで本願は、上記の問題点及び要請に鑑みて為されたものであり、その課題の一例は、車両の移動状態をより体感できるように画像を表示させることが可能な表示制御装置及び表示制御方法並びに当該表示制御装置用のプログラムを提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、基準画像と、当該基準画像の表示態様の変化に連動して表示態様が変化する連動画像と、からなる画像群の表示態様を、移動体の移動態様に対応させて制御する制御手段を備える。
上記の課題を解決するために、請求項13に記載の発明は、制御手段を備える表示制御装置において実行される表示制御方法であって、基準画像と、当該基準画像の表示態様の変化に連動して表示態様が変化する連動画像と、からなる画像群の表示態様を、移動体の移動態様に対応させて前記制御手段により制御する制御工程を含む。
上記の課題を解決するために、請求項14に記載の発明は、コンピュータを、請求項1から請求項12のいずれか一項に記載の表示制御装置として機能させる。
実施形態に係る表示制御装置の概要構成を示すブロック図である。 実施例に係るプロジェクション装置の概要構成を示すブロック図である。 実施例に係る表示制御処理を示すフローチャートである。 実施例に係る画像群の表示態様を例示する図(I)である。 実施例に係る画像群の表示態様を例示する図(II)である。 実施例に係る画像群の表示態様を例示する図(III)である。 実施例に係る画像群の表示態様を例示する図(IV)である。 実施例に係る画像群の表示態様を例示する図(V)である。 各変形例に係る画像群の表示態様を例示する図(I)であり、(a)は第5変形例に係る画像群の表示態様を例示する図であり、(b)は第6変形例に係る画像群の表示態様を例示する図であり、(c)及び(d)は第7変形例に係る画像群の表示態様をそれぞれ例示する図であり、(e)は第8変形例に係る画像群の表示態様を例示する図である。 各変形例に係る画像群の表示態様を例示する図(II)であり、(a)及び(b)は第9変形例に係る画像群の表示態様をそれぞれ例示する図であり、(c)は第10変形例に係る画像群の表示態様を例示する図であり、(d)は第11変形例に係る画像群の表示態様を例示する図であり、(e)は第12変形例に係る画像群の表示態様を例示する図であり、(f)は第13変形例に係る画像群の表示態様を例示する図である。
次に、本願を実施するための形態について、図1を用いて説明する。なお図1は、実施形態に係る表示制御装置の概要構成を示すブロック図である。
図1に示すように、実施形態に係る表示制御装置Sは、制御手段1を備えて構成されている。
この構成において制御手段1は、基準画像と、当該基準画像の表示態様の変化に連動して表示態様が変化する連動画像と、からなる画像群の表示態様を、移動体の移動態様に対応させて制御する。ここで上記「連動」には、基準画像の表示態様の変化と連動画像の表示態様の変化との連動が同時に行われる(又は当該連動が同時に開始される)場合と、各変化の連動が時間差をもって行われる(又は当該連動が時間差をもって開始される)場合と、の双方を含む。
以上説明したように、実施形態に係る表示制御装置Sの動作によれば、基準画像と、連動画像と、からなる画像群の表示態様を、移動体の移動態様に対応させて制御するので、移動体の移動態様を体感できるように画像群を表示させることができる。
次に、上述した実施形態に対応する具体的な実施例について、図2乃至図8を用いて説明する。なお以下に説明する実施例は、実施形態に係る移動体の一例である車両の車室内の例えば天井部に、投影により画像を表示するプロジェクション装置における表示制御に対して本願を適用した場合の実施例である。
また、図2は実施例に係るプロジェクション装置の概要構成を示すブロック図であり、図3は実施例に係る表示制御処理を示すフローチャートであり、図4乃至図8は実施例に係る画像群の表示態様をそれぞれ例示する図である。このとき図2では、図1に示した実施形態に係る表示制御Sにおける構成部材に対応する実施例の構成部材について、当該表示制御装置Sにおける構成部材と同一の部材番号を用いている。
図2に示すように、実施例に係るプロジェクション装置Pは、上記車両に搭載されている。なお以下の説明において、プロジェクション装置Pが搭載されている車両を、単に「車両」と称する。当該プロジェクション装置Pは、当該車両に搭載されているオーディオ装置又はナビゲーション装置に組み込まれていてもよい。そして、当該プロジェクション装置Pは、図示しないCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等からなる処理部1と、投影用光源及び焦点調整部等からなる投影部2と、GPS(Global Positioning System)センサ、加速度センサ、舵角センサ及び音量センサ等からなるセンサ部3と、リモコン又は操作ボタン等からなる操作部4と、HDD(Hard Disc Drive)又はSSD(Solid State Drive)等からなる記憶部5と、により構成されている。このとき処理部1が、実施形態に係る制御手段1の一例、本願に係る「回転制御手段」の一例、「移動制御手段」の一例、「大きさ制御手段」の一例、「移動路画像表示制御手段」の一例及び「音変化画像表示制御手段」の一例に、それぞれ相当する。またセンサ部3が、本願に係る「速度情報取得手段」の一例及び「音情報取得手段」の一例に、それぞれ相当する。
以上の構成において、記憶部5には、実施例に係るプロジェクション装置Pにより投影されて表示される画像を構成する素材となる素材画像が予め記憶されている。また記憶部5には、車両が移動している又は移動予定の道路を示す地図データが予め記憶されている。一方センサ部3は、上記GPSセンサ等からの出力に基づいて、車両の速度、ハンドルの蛇角及び当該車両に印加される加速度等を検出し、それぞれの検出結果を処理部1に出力する。なおセンサ部3は、プロジェクション装置Pが例えば上記ナビゲーション装置に組み込まれている場合には、当該ナビゲーション装置を構成する加速度センサ等からそれらの検出結果を取得してもよい。またセンサ部3は、実施例に係る画像が投影されて表示されている間に上記車室内に放音されている音楽等の音がある場合、その音量を検出し、その検出結果を処理部1に出力する。なお上記音量を示す情報については、センサ部3からの検出結果の他に、例えば、当該音量の設定操作に対応した当該音量を示す情報を処理部1が取得してもよいし、プロジェクション装置P以外の図示しない装置からの当該音量を示す情報を処理部1が取得してもよい。更に操作部4は、当該操作部4においてプロジェクション装置Pの使用者による操作が行われた場合、当該操作に対応する操作信号を生成して処理部1に出力する。これらにより処理部1は、センサ部3からの各検出結果に基づき、記憶部5に記憶されている素材画像を用いて、上記天井部等に投影されて表示される実施例に係る画像に相当する画像情報を生成し、投影部2に出力する。そして投影部2は、処理部1から出力された画像情報に相当する画像を上記天井部等に投影する。
次に、実施例に係る表示制御処理について、具体的に図3乃至図8を用いて説明する。
対応するフローチャートを図3に示すように、処理部1は、例えばプロジェクション装置Pの図示しない電源スイッチがオンとされた以降、実施例に係る表示制御処理を開始する旨の開始操作が操作部4において行われたか否かを、上記操作信号等に基づいて監視する(ステップS1)。ステップS1の監視において、当該開始操作が行われない場合(ステップS1:NO)、処理部1は、例えばプロジェクション装置Pとしての他の処理に移行する。
一方ステップS1の監視において、上記開始操作が行われた場合(ステップS1:YES)、処理部1は、車両に印加される加速度の検出結果を示す加速度情報、当該車両におけるハンドルの蛇角の検出結果を示す蛇角情報、及び、上記車室内に放音されている音の音量の検出結果を示す音量情報をセンサ部3等から取得する(ステップS2乃至ステップS4)。これに加えて処理部1は、当該車両が現在移動している道路及び移動予定の道路のそれぞれについて、特にその形状(直線道路であるか、カーブであるか(カーブしている方向を含む)等)を示す道路情報を、記憶部5に記憶されている地図データから取得する(ステップS5)。ここで、上記ステップS2乃至ステップS5の順序は、図3に示す順に限られるものではなく、これらの順序が入れ替わってもよいし、当該ステップS2乃至ステップS5が同時に実行されてもよい。
その後処理部1は、ステップS2乃至ステップS4で取得した上記加速度情報等、及びステップS5で取得した道路情報に基づき、記憶部5に記憶されている素材画像を用いて、上記天井部等に投影されて表示される実施例に係る画像に相当する画像情報を生成する(ステップS6)。そして処理部1は、当該生成した画像情報を投影部2に出力し、上記天井部等に投影させて表示させる(ステップS7)。なお、上記ステップS6及びステップS7の処理については、後ほど詳述する。
その後処理部1は、実施例に係る表示制御処理を終了する旨の終了操作が操作部4において行われたか否かを、上記操作信号等に基づいて監視する(ステップS8)。ステップS8の監視において、当該終了操作が行われない場合(ステップS8:NO)、処理部1は、上記ステップS2に戻って上述した一連の表示制御処理を繰り返す。一方ステップS8の監視において、当該終了操作が行われた場合(ステップS8:YES)、処理部1は、例えばプロジェクション装置Pとしての他の処理に移行する。
次に、上記ステップ6及びステップS7の処理について、投影されて表示される画像の具体例と共に、図4乃至図8を用いて説明する。なお、図4乃至図8においては、図面中下方が車両の進行方向である。
先ず、車両が直進しており、更に、移動予定の道路も直線道路である場合、上記天井部等の投影領域ARには、図4(a)に例示する画像が投影されて表示される。このとき処理部1は、例えばそれぞれが正三角形である主画像G0乃至主画像G8が、図4(a)に例示するように全体として三角形を構成するように並べて表示する。この主画像G0乃至主画像G8により構成される三角形の画像群が、実施形態に係る画像群の一例に相当する。また、主画像G0が本願に係る「基準画像」の一例に相当し、主画像G1乃至主画像G8が本願に係る「連動画像」の一例に相当する。なお以下の説明において、主画像G0乃至主画像G8により構成される三角形の画像群を、単に「画像群」と称する。この画像群の形状が全体として下向きの三角形であることから、当該画像群が、車両の進行方向を示していることになる。これに加えて処理部1は、画像群の背景として、車両の進行方向に略平行な複数の直線から構成され且つ全体として主画像G0乃至主画像G8のそれぞれと相似形状である複数の第1背景画像10と、車両が移動した又は移動予定の道路の形状を示す例えばそれぞれが線状である複数の道路画像11と、を、それぞれ表示する。このとき処理部1は、第1背景画像10及び道路画像11のそれぞれを、投影領域AR内を図4中下から上に、車両の移動速度に応じた速度で移動させつつ表示する。また処理部1は、道路画像11に関し、例えばルート設定中や自動運転中である場合において、投影領域ARにおいて画像群の下方に表示される道路画像11の形状を、車両がこれから移動する道路の形状に合わせて変化させる。更に処理部1は、投影領域ARにおいて画像群の上方に表示される道路画像11の形状を、車両が通り過ぎた道路の形状に合わせて変化させてもよい。この場合に処理部1は、移動予定の道路の形状に対応した形状の道路画像11の位置と、通過した道路の形状に対応した形状の道路画像11の位置と、を、画像群の位置を境界として切り換えてもよいし、当該画像群の位置の前後いずれかの位置で切り換えてもよい。なお、道路画像11の形状としては、道路を想起し得るものであれば、例えば帯状等であってもよい。また、道路画像11それぞれの形状が単独で道路を想起し得るものだけでなく、複数の道路画像11の形状の集合全体で道路を想起し得るものであってもよい。より具体的には、例えば、連続する点状の道路画像11により道路を想起し得る形状とする等、複数の道路画像11で形成された形状全体が道路を想起し得るものであってもよい。
次に、例えば車両のハンドルが時計方向に回転されて車両の進行方向が右に変わる場合、処理部1は、図4(b)に例示する画像を投影領域ARに投影させて表示させる。このとき処理部1は、上記ハンドル操作による蛇角の変化に応じて、主画像G0乃至主画像G8のそれぞれを、反時計方向に回転させつつ投影させて表示させる。この場合に処理部1は、主画像G0乃至主画像G8それぞれの回転を同時に開始させてもよいし、或いは、例えば主画像G0から離れたものほど予め設定された時間だけ遅延させつつ、主画像G1乃至主画像G8の回転を開始させてもよい。
これに加えて処理部1は、上記加速度情報により示される加速度の方向(図4(b)に例示する場合は、車両の進行方向が右に変わることから、加速度の方向は図4(b)中左方向となる)に対応した移動方向(図4(b)に例示する場合は図4(b)中左方向)に主画像G0乃至主画像G8を連動させて移動させる。このとき処理部1は、主画像G0から離れて投影されて表示される主画像G1乃至主画像G8ほど遅延させて、当該主画像G1乃至主画像G8を移動させる。この場合の主画像G1乃至主画像G8の移動は、主画像G0の移動と同時に開始されてもよいし、予め設定された遅延時間だけ遅延されて開始されてもよい。また処理部1は、主画像G0乃至主画像G8の回転及び移動に際し、画像群としてのそれぞれの位置関係、即ち、例えば主画像G0を頂点として主画像G1乃至主画像G3で第1の三角形を形成し、更に主画像G0を頂点として主画像G4乃至主画像G8で第2の三角形を形成する位置関係を維持するように投影させて表示させる。このとき処理部1は、当該位置関係を、例えば、主画像G0乃至主画像G8それぞれの外接円の中心の位置をもって制御する。更に処理部1は、対応する主画像G0乃至主画像G8の位置に対応した位置に各第1背景画像10を投影させて表示させる。これらに加えて処理部1は、図4(b)に例示するように、車両の進行方向の変化に合わせた方向に変えて道路画像11を投影させて表示させる。更に処理部1は、主画像G0乃至主画像G8のいずれかの背景となる位置に、当該主画像G0乃至主画像G8と相似形の第2背景画像12を投影させて表示させる。図4(b)に例示する場合は、主画像G3に対応した第2背景画像12の一部が、当該主画像G3の位置に対応した位置に投影されて表示されている。
なお処理部1は、上記主画像G0乃至主画像G8、第1背景画像10、道路画像11及び第2背景画像12それぞれの投影に当たっては、それぞれに対応した素材画像を記憶部5から読み出してそれらの投影の制御に用いる。
次に、図4(b)に例示する状態から、ハンドルを時計方向に回転し終えたタイミングにおいて投影領域ARに投影されて表示される画像を、図5(a)を用いて例示する。図5(a)に例示されるように、主画像G0乃至主画像G8は、図4(b)に例示する状態から連続して更に回転及び移動されて投影されて表示される。更に、ハンドルの回転による車両の進行方向に対応して、各第1背景画像10は主画像G0乃至主画像G8と共に投影されて表示され、更に道路画像11もその方向が変えられて投影されて表示される。
次に、図5(a)に例示する状態(即ち、ハンドルの回転を終えた状態)から、今度はハンドルを反時計方向に回転させ始めた(即ち、ハンドルを戻し始めた)タイミングにおいて投影領域ARに投影されて表示される画像を、図5(b)を用いて例示する。
即ち、ハンドルが反時計方向に回転されて車両の進行方向が直進に戻る場合、処理部1は図5(b)に例示するように、上記反時計方向へのハンドル操作による蛇角の変化に応じて、主画像G0乃至主画像G8のそれぞれを、時計方向に回転させつつ(即ち元の方向に戻しつつ)投影させて表示させる。この場合に処理部1は、主画像G0乃至主画像G8それぞれの回転を同時に開始させてもよいし、或いは、例えば主画像G0から離れたものほど予め設定された時間だけ遅延させつつ、主画像G1乃至主画像G8の回転を開始させてもよい。
これに加えて処理部1は、上記加速度情報により示される加速度の方向(図5(b)に例示する場合は、車両の進行方向が直進に変わる(戻る)ことから、加速度の方向は図5(b)中右方向となる)に対応した移動方向(図5(b)に例示する場合は図5(b)中右方向)に主画像G0乃至主画像G8を連動させて移動させる(即ち、元の位置(図4(a)参照)に戻るように移動させる)。このとき処理部1は、主画像G0から離れて投影されて表示される主画像G1乃至主画像G8ほど遅延させて、当該主画像G1乃至主画像G8を移動させる。この場合の主画像G1乃至主画像G8の移動も、主画像G0の移動と同時に開始されてもよいし、予め設定された遅延時間だけ遅延されて開始されてもよい。また処理部1は、主画像G0乃至主画像G8の回転及び移動に際し、図4(b)に例示する場合と同様に、画像群としてのそれぞれの位置関係を維持するように投影させて表示させる。これらに加えて処理部1は、図5(b)に例示するように、車両の進行方向の変化に合わせた方向に変えて道路画像11を投影させて表示させる。更に処理部1は、主画像G0乃至主画像G8のいずれかの背景となる第2背景画像12を投影させて表示させる。図5(b)に例示する場合は、主画像G1、主画像G3、主画像G5及び主画像G7それぞれに対応した第2背景画像12の一部が、当該主画像G3等の位置にそれぞれ対応した位置に投影されて表示されている。そして、ハンドルの反時計方向への回転が終了して車両が直進に戻った場合に、処理部1は、図4(a)に例示される画像を投影領域ARに再び投影する。
次に、図4(b)及び図5を用いて説明した場合と反対の回転方向にハンドルが操作された場合に投影領域ARに投影されて表示される画像について、図6を用いて説明する。
即ち、車両のハンドルが反時計方向に回転されて車両の進行方向が左に変わる場合、処理部1は、図6(a)に例示する画像を投影領域ARに投影させて表示させる。このとき処理部1は、上記ハンドル操作による蛇角の変化に応じて、主画像G0乃至主画像G8のそれぞれを、時計方向に回転させつつ投影させて表示させる。このときの回転の態様は、回転方向が反対となる点を除いて、図4(b)を用いて説明した場合と同様の態様である。
これに加えて処理部1は、上記加速度情報により示される加速度の方向(図5(a)に例示する場合は、車両の進行方向が左に変わることから、加速度の方向は図5(a)中右方向となる)に対応した移動方向(図5(a)に例示する場合は図5(a)中右方向)に主画像G0乃至主画像G8を連動させて移動させる。このときの連動した移動の態様も、移動方向が反対となる点を除いて、図4(b)を用いて説明した場合と同様の態様である。これに加えて処理部1は、図5(a)に例示するように、車両の進行方向の変化に合わせた方向に変えて道路画像11を投影させて表示させる。更に処理部1は、主画像G0乃至主画像G8のいずれかの背景となる位置に、当該主画像G0乃至主画像G8と相似形の第2背景画像12を投影させて表示させる。図4(b)に例示する場合は、主画像G1、主画像G2、主画像G3及び主画像G5にそれぞれ対応した第2背景画像12の一部が、当該主画像G1等の位置にそれぞれ対応した位置に投影されて表示されている。
次に、図6(a)に例示する状態から、ハンドルを反時計方向に回転し終えたタイミングにおいて投影領域ARに投影されて表示される画像を、図6(b)を用いて例示する。図6(b)に例示されるように、主画像G0乃至主画像G8は、図6(a)に例示する状態から連続して更に回転及び移動されて投影されて表示される。更に、ハンドルの回転による車両の進行方向に対応して、各第1背景画像10は主画像G0乃至主画像G8と共に投影されて表示され、更に道路画像11もその方向が変えられて投影されて表示される。
次に、図6(b)に例示する、ハンドルの回転を終えた状態から、今度はハンドルを時計方向に回転させ始めた(即ち、ハンドルを戻し始めた)タイミングにおいて投影領域ARに投影されて表示される画像を、図6(c)を用いて例示する。
即ち、ハンドルが時計方向に回転されて車両の進行方向が直進に戻る場合、処理部1は図6(c)に例示するように、上記時計方向へのハンドル操作による蛇角の変化に応じて、主画像G0乃至主画像G8のそれぞれを、反時計方向に回転させつつ(即ち元の方向に戻しつつ)投影させて表示させる。このときの回転の態様は、回転方向が反対となる点を除いて、図5(b)を用いて説明した場合と同様の態様である。
これに加えて処理部1は、上記加速度情報により示される加速度の方向(図6(c)に例示する場合は、車両の進行方向が直進に変わることから、加速度の方向は図6(c)中左方向となる)に対応した移動方向(図6(c)に例示する場合は図6(c)中左方向)に主画像G0乃至主画像G8を連動させて移動させる(即ち、元の位置(図4(a)参照)に戻るように移動させる)。このときの連動した移動の態様も、移動方向が反対となる点を除いて、図5(b)を用いて説明した場合と同様の態様である。これらに加えて処理部1は、図6(c)に例示するように、車両の進行方向の変化に合わせた方向に変えて道路画像11を投影させて表示させる。更に処理部1は、主画像G0乃至主画像G8のいずれかの背景となる第2背景画像12を投影させて表示させる。図6(c)に例示する場合は、主画像G1及び主画像G3それぞれに対応した第2背景画像12の一部が、当該主画像G1等の位置に対応した位置に投影されて表示されている。そして、ハンドルの時計方向への回転が終了して車両が直進に戻った場合に、処理部1は、図4(a)に例示される画像を投影領域ARに再び投影する。
次に、図4(b)乃至図6を用いて説明した、ハンドルの操作に応じた投影領域ARへの投影の態様の制御に加えて、当該投影と並行して例えば車両内に音楽が流されている場合の、その音量に応じた投影の態様の制御について、図7及び図8を用いて説明する。なお、図7及び図8に示されている主画像G0乃至主画像G8及び道路画像11等の回転及び位置の変化は、上記ハンドルの操作に応じた変化である(図4(b)乃至図6参照)。
上記音量に応じた投影の態様の制御は、主として上記音量情報に基づいて行われる。そして処理部1は、当該音量情報に基づいて、第2背景画像12の大きさ及び主画像G0乃至主画像G8の大きさを変えることにより、音量の変化を視覚的に認識可能に投影する。
より具体的に、例えば図7及び図8(b)に例示するように、ハンドルの操作に応じて車両の進行方向が変更されている場合において、同時に車両内に放音されている音楽の音量が変化した場合、処理部1は、第2背景画像12の一部又は全部の大きさを、例えば音量が大きいほど大きくなるように、又は音量が小さいほど小さくなるように、それぞれ制御して投影させて表示させる。この場合に処理部1は、図7(a)に例示するように各第2背景画像12の大きさを同じように変化させてもよいし、図7(b)又は図8(b)に例示するように異なるように変化させてもよい。更に処理部1は、図8(a)に例示するように、車両が直進している場合においても、同様に、第2背景画像12の大きさを、音量の変化に基づいて変化させる。
なお処理部1は、第2背景画像12の大きさに加えて、当該第2背景画像12の色を、音楽の音量や内容(サビの部分や静かに聞くべき部分等)に応じて変化させてもよい。
以上それぞれ説明したように、実施例に係る表示制御処理によれば、主画像G0等からなる画像群の投影態様を、車両の移動態様に対応させて制御するので、車両の移動態様を体感できるように画像群を投影して表示させることができる。
また、主画像G0と、複数の主画像G1乃至主画像G8と、からなる画像群の投影態様を、車両の移動態様に対応させて制御するので、車両の移動態様をより体感できるように画像群を投影して表示させることができる。
更に、画像群が、全体として車両の進行方向を示す三角形の形状を有するので、その進行方向を含めた車両の移動態様をより体感できるように画像群を投影させて表示させることができる。
更にまた、舵角の変化に応じて主画像G0及び主画像G1乃至主画像G8を回転させると共に、車両に印加される加速度の方向に対応した移動方向に複数の主画像G0及び主画像G1乃至主画像G8を連動させて画像群として移動させ、更に、主画像G0から離れて投影されて表示される主画像G1乃至主画像G8ほど遅延させて主画像G1乃至主画像G8を移動方向に移動させる。よって、車両に印加される加速度を体感できるように画像群を投影させて表示させることができる。
また、主画像G0の投影(表示)位置と主画像G1乃至主画像G8の投影(表示)位置との相対的な関係を維持しつつ、主画像G0及び主画像G1乃至主画像G8を回転させると共に、主画像G0及び主画像G1乃至主画像G8を連動させて移動させるので、より臨場感を高めて車両の移動態様を体感できるように画像群を投影させて表示させることができる。
更に、道路の形状を表す道路画像11を画像群と共に投影して表示させるので、車両の移動態様をより臨場感を高めて体感させることができると共に、今後移動する予定の道路の形状を予測させることができる。
更にまた、車両の移動速度が速いほど道路画像11の変化の速度が速くなるように当該道路画像11を投影させて表示させるので、より臨場感を高めて車両の移動態様を体感させることができる。
また、主画像G0及び主画像G1乃至主画像G8の投影と並行して車両内に放音される音楽の変化に応じて投影態様を変化させつつ第2背景画像12を投影して表示させるので、より臨場感を高めつつ、車両の移動態様と共に音楽の変化を体感させることができる。
更に、第2背景画像12を、対応する主画像G0又は主画像G1乃至主画像G8の位置に対応する位置に投影して表示させるので、車両の移動態様と共に音の変化をより体感させることができる。
[変形例]
次に、実施形態に対応する複数の変形例について説明する。
(1)第1変形例
先ず第1変形例として、上述した実施例の他に、処理部1は、車両の移動速度の変化に応じて、例えば主画像G0又は主画像G1乃至主画像G8の少なくともいずれかの大きさを変えるように制御してもよい。例えば処理部1は、車両の移動速度が速いほど主画像G0又は主画像G1乃至主画像G8の少なくともいずれかの大きさを小さくするように制御してもよい(図7参照)。この場合には、速度の変化をより体感できるように画像群を投影して表示させることができる。
(2)第2変形例
次に第2変形例として処理部1は、音量の変化に対応させて、主画像G0及び主画像G1乃至主画像G8の間隔を変化させつつ、当該主画像G0及び当該主画像G1乃至主画像G8を投影させてもよい(図7及び図8参照)。この場合には、より興味深く、車両の移動態様と共に音量又は音楽の変化を体感させることができる。
(3)第3変形例
次に第3変形例として処理部1は、主画像G0等を回転又は移動させる際の蛇角を、センサ部3による車両の進行方向の検出結果を用いて検出してもよい。
(4)第4変形例
次に第4変形例として処理部1は、音量の変化に対応させて、主画像G0及び主画像G1乃至主画像G8の大きさを変化させつつ、当該主画像G0及び当該主画像G1乃至主画像G8を投影して表示させてもよい。この場合には、更に興味深く、車両の移動態様と共に音の変化を体感させることができる。
(5)第5変形例
次に第5変形例について、図9(a)を用いて説明する。なお図9(a)は、第5変形例に係る画像群の表示態様を例示する図である。
図9(a)に例示するように、第5変形例として処理部1は、移動に伴う車両の傾きや地形による車両の傾きを画像群の形の変化として投影/表示してもよい。より具体的に処理部1は、初めに例えば車両のロール角(車両の進行方向に平行な軸周りの傾斜角)を、センサ部3の加速度センサを用いて検出する。その後処理部1は、当該検出されたロール角に応じて、図9(a)左に画像群GG1として例示するように、上記進行方向を示す軸(図9(a)左において一点鎖線矢印で示す)を回転軸として当該ロール角の方向に回転させるように画像群を投影/表示する。なお処理部1は、検出されたロール角に応じて、図9(a)中央に画像群GG2として例示するように、当該ロール角の方向に各主画像をずらす(スライドさせる)ように画像群を投影/表示してもよいし、図9(a)右に画像群GG3として例示するように、当該ロール角の方向に各主画像が分離して離れていくように画像群を投影/表示してもよい。また処理部1は、車両のピッチ角(車両の進行方向に垂直且つ水平な軸周りの傾斜角)をセンサ部3により検出し、その検出結果に応じて画像群の投影/表示態様を変更してもよい。
(6)第6変形例
次に第6変形例について、図9(b)を用いて説明する。なお図9(b)は、第6変形例に係る画像群の表示態様を例示する図である。
図9(b)に例示するように、第6変形例として処理部1は、移動に伴う車両の加速の状態を画像群の形の変化として投影/表示してもよい。より具体的に処理部1は、加速時の車両の加速度を、センサ部3の加速度センサを用いて検出する。その後処理部1は、当該検出された加速度に応じて、図9(b)左に画像群GG4として例示するように、全体として後方や斜め後方に延びたり、加速による慣性を表現したりするような形状として画像群を投影/表示する。更に処理部1は、図9(b)中央に画像群GG5として例示するように全体として前方に延びる画像群の形状により加速を表現するように投影/表示してもよいし、図9(b)右に画像群GG6として例示するように全体として前後に延びる画像群の形状により加速を表現するように投影/表示してもよい。
(7)第7変形例
次に第7変形例について、図9(c)及び図9(d)を用いて説明する。なお図9(c)及び図9(d)は、第7変形例に係る画像群の表示態様をそれぞれ例示する図である。
図9(c)及び図9(d)にそれぞれ例示するように、第7変形例として処理部1は、移動に伴う車両の速度を画像群の表示態様の変化として投影/表示してもよい。より具体的に処理部1は、センサ部3の加速度センサ等を用いて車両の速度を検出する。その後処理部1は、当該検出された速度が速くなった場合、図9(c)に例示するように、具体的な速度を示す速度表示SPと共に、速度が遅いときの画像群GG7の投影/表示位置を検出後の速度に対応する位置に移動させ、画像群GG8として投影/表示する。この場合に処理部1は、画像群GG7の例えば色と画像群GG8の色とを異ならせて投影/表示するのが好適である。また処理部1は、当該検出された速度が速くなった場合、図9(d)に例示するように、段階的な速度の上昇を示す枠画像Fと共に、速度が遅いときに小さく投影/表示されていた画像群GG9を、検出後の速度に対応する大きさを有する画像群GG10として投影/表示してもよい。
(8)第8変形例
次に第8変形例について、図9(e)を用いて説明する。なお図9(e)は、第8変形例に係る画像群の表示態様を例示する図である。
図9(e)に例示するように、第8変形例として処理部1は、移動に伴う車両の減速の状態を画像群の形の変化として投影/表示してもよい。より具体的に処理部1は、減速時の車両の加速度を、センサ部3の加速度センサを用いて検出する。その後処理部1は、当該検出された加速度に応じて、図9(e)左に画像群GG11として例示するように、全体として前後方向に押し潰された形状(即ち、第6変形例の場合とは逆の形状)として画像群を投影/表示する。更に処理部1は、急ブレーキによる減速が検出された場合には、図9(e)右に画像群GG12として例示するように、大きさの異なる二つの画像群を重ねて例えば赤色で投影/表示すると共に、その中央に「!」マークを表示するのが好適である。
(9)第9変形例
次に第9変形例について、図10(a)及び図10(b)を用いて説明する。なお図10(a)及び図10(b)は、第9変形例に係る画像群の表示態様をそれぞれ例示する図である。
図10(a)に例示するように、第9変形例として処理部1は、車両の発進又は車両の後退を画像群の形の変化として投影/表示してもよい。より具体的に処理部1は、例えば車両のアクセサリ(Accessory)スイッチがオンとなった時点又はブレーキが踏まれている時点では図10(a)左に例示するようにバラバラに移動する九個の点からなる点群PGを投影/表示しておき、実際にエンジンがかけられた時点又はブレーキがリリースされた時点で画像群GGに切り換えて投影/表示する。更に処理部1は、車両のシフトレバーが後退位置(R位置)となった時点で、画像群GGの天地を入れ換えて図10(b)に例示する画像群GGIを投影/表示してもよい。この他に処理部1は、車両のシフトレバーが駐車位置(P位置)となった時点で、予め設定された到着時の態様として画像群GGを投影/表示してもよいし、赤信号で停止する場合には、画像群GG全体の色を赤色としたり画像群GG自体の形状を丸形状としたりしてもよい。
(10)第10変形例
次に第10変形例について、図10(c)を用いて説明する。なお図10(c)は、第10変形例に係る画像群の表示態様をそれぞれ例示する図である。
図10(c)に例示するように、第10変形例として処理部1は、プロジェクション装置Pが搭載されている車両以外の他車(以下、プロジェクション装置Pが搭載されている車両以外の他車を、単に「他車」と称する)の状態を示す画像群を、画像群GGと共に投影/表示してもよい。より具体的に処理部1は、例えばいわゆる車車間通信や車載カメラ、或いはいわゆるLiDAR(Laser imaging Detection And Ranging)センサ等により他車の位置や車両との関係を検出し、その検出結果を、図10(c)に例示するように投影/表示する。このとき図10(c)に示す例では、車両が移動する道路R上において、車両の左後方に大型の他車が移動しており、それを示す画像群GG13が、車両を示す画像群GGよりも大きな(又はより多い主画像からなる)画像群として投影/表示されている。更に図10(c)に示す例では、上記道路R上において、車両の右前方に小型の他車(例えばバイク等)が移動しており、それを示す画像群GG14が、画像群GGよりも小さな(又はより少ない主画像からなる)画像群として投影/表示されている。このとき処理部1は、大型の他車が接近している旨やそれにより車両が揺れる可能性がある旨を、画像群GG13と合わせて警告するように投影/表示してもよい。更に処理部1は、小型の他車が割り込んできている旨やそれにより急ブレーキの可能性がある旨を合わせて警告するように投影/表示してもよい。
(11)第11変形例
次に第11変形例について、図10(d)を用いて説明する。なお図10(d)は、第11変形例に係る画像群の表示態様をそれぞれ例示する図である。
図10(d)に例示するように、第11変形例として処理部1は、車両におけるウインカの動作状態を画像群の形の変化として投影/表示してもよい。より具体的に処理部1は、例えばセンサ部3によりウインカの動作状態を検出する。その後処理部1は、当該検出された動作状態に応じて、例えば右のウインカが動作している場合は、図10(d)に例示するように画像群GGの向かって右縁の主画像の表示色を例えば橙色に代えて投影/表示すると共に、その右方向に段階的に小さくなる複数の三角形の画像を追加して投影/表示してもよい。これに加えて処理部1は、センサ部3を用いて、これから移動する道路の形状や周囲の状況、又は車両の次の動きが右/左折なのかレーンチェンジなのか等の車両の挙動を判断し、事前に画像群GGの表示態様の変化として投影/表示してもよい。
(12)第12変形例
次に第12変形例について、図10(e)を用いて説明する。なお図10(e)は、第12変形例に係る画像群の表示態様をそれぞれ例示する図である。
図10(e)に例示するように、第12変形例として処理部1は、実施例に係る画像群に代えて、三角形の主画像を例えば縦方向に繋げたリボン状の画像群GG16を投影/表示してもよい。この第12変形例として処理部1は、実施例に係る表示制御処理(図3参照)におけるステップS1乃至ステップS5を実行し、その後、投影/表示する画像を生成する段階で、図10(e)に例示する画像群GG16として投影/表示すればよい。
(13)第13変形例
次に第13変形例について、図10(f)を用いて説明する。なお図10(f)は、第13変形例に係る画像群の表示態様をそれぞれ例示する図である。
第13変形例として処理部1は、上述してきた実施例及び各変形例における画像群GG1等又は主画像G0等を投影/表示する場合の車両のいわゆる運転モードを「通常モード」とした場合に、それ以外の運転モード(例えば「スポーツモード」や「エコモード」等の他の運転モード)において投影/表示される画像群及び主画像の形状を、例えば運転モードごとに、実施例及び各変形例における画像群又は主画像G0等の形状と異ならせてもよい。より具体的には、例えば上記エコモード(低燃費モード)である場合には、実施例に係る画像群GGに代えて、図10(f)に例示するような、全体として緩やかな曲線からなる形状の画像群GG17を投影/表示し、これにより車両の挙動等を表現してもよい。このように主画像G0等又は画像群GG1等の形状は、三角形に限定されるものではなく、例えば、楕円形や矢印の形状等、車両の移動方向等、車両が移動している状態を想起し得る形状であればよい。
(14)その他の変形例
その他の変形例として、第1に、実施例及び各変形例に係る画像群GG等の態様の制御に用いられる情報としては、実施例及び各変形例に係る蛇角等の他に、以下の各情報が挙げられる。
●車両としての情報
・エンジン回転数
・車両の大きさ(車体サイズ)
・信号情報活用運転支援システム(各信号が変わるタイミング等の情報)
・乗員人数を示す情報や着席位置を示す情報(内部カメラ画像等)
・自動運転時等における走行モードの情報
●車外の情報
・周囲環境(高速道路、トンネル内、天候、踏切等)を示す情報
・日時情報
・道路形状(形状、凸凹、勾配等)を示す情報
・歩行者や落下物の有無を示す情報
・路面状況(濡れてる/乾いている等)の情報
・信号の状態を示す情報
・その他、車両の挙動に関わる情報
一方、上記各情報を用いて制御される表示要素(実施例及び各変形例では、画像群GG又は主画像G0等)としてより一般的には、以下のものが挙げられる。
●車両を示す表示要素
・表示要素のスケール(太さ・長さ・大きさ等)
・表示要素の回転角度(道路の勾配や加減速感を示すように表示することもできる)
・表示要素の透明度
・表示要素の位置
・表示要素の向き
・表示要素の配置(例えば第12変形例参照)
・表示要素の数
・表示要素の形状(角部の曲率や円形、四角形等の形状)
・表示要素の素材(色や画像等)
・表示要素の相互距離
●車外を示す表示要素
・表示要素のスケール(太さ・長さ等)
・表示要素の角度(曲がり具合)
・表示要素の透明度
・表示要素の位置
・表示要素の数や密度
・表示要素の形状(ラインでなく粒子状にする、等)
・表示要素の素材(色や画像等。例えば道路画像を使用する場合に用いられる。)
・外界に対応する表示要素同士の重心距離を示す表示要素
・外界に対応する表示要素全体の形状を示す表示要素(道路上の落下物や陥没部分の表示等)
・外界の変化に対するブレーキ等の反応速度を示す表示要素(それを踏まえて事前に反応させれば安心安全に寄与する)
・外界用のカメラのカメラアングルを示す表示要素(車両の前方を映し出せば安心安全に寄与する)
・車両に関する情報以外の他車等の情報を示す表示要素
次に、その他の変形例の第2として処理部1は、実際の車両の挙動等に基づいて画像群GGの態様を変化させる他に、ルート設定時や自動運転時において、将来的な車両の挙動に基づいて画像群GGの態様を制御してもよい。更に処理部1は、ルート設定時や自動運転時以外に、例えばいわゆるクルーズコントロール時やレーンキープ機能実行時において予測される車両の挙動や、山道や高速道路等の分岐がない道路におけるその道路形状に基づいて予測される車両の挙動を用いて、画像群GG等の態様を制御することもできる。
次に、その他の変形例の第3として、実施例に係る表示制御処理では、主画像G1乃至主画像G8が本願に係る「連動画像」の一例に相当するとしたが、これ以外に、本願に係る「連動画像」の一例としては、三角形の主画像が一以上あれば足りる。
また、実施例に係る表示制御処理は、上記天井部等に投影されて表示される場合だけでなく、従来のナビゲーション装置の画像として、車両の例えばコンソール部に表示されてもよい。この場合は、画像としては、その上方が進行方向前方となるように(即ち、例えば図4乃至図10に例示する場合は上下逆にして)表示されるのが好ましい。
更には、実施例に係る表示制御処理は、車両内での投影/表示だけでなく、例えば、家庭用又は携帯用のゲーム装置等において実行されてもよい。
また、図3に示したフローチャートに相当するプログラムを、光ディスク又はハードディスク等の記録媒体に記録しておき、或いはインターネット等のネットワークを介して取得しておき、これを汎用のマイクロコンピュータ等に読み出して実行することにより、当該マイクロコンピュータ等を実施例に係る処理部2として機能させることも可能である。
1 制御手段(処理部)
2 投影部
10 第1背景画像
11 道路画像
12 第2背景画像
S 表示制御装置
P プロジェクション装置
G0、G1、G2、G3、G4、G5、G6、G7、G8 主画像

Claims (14)

  1. 基準画像と、当該基準画像の表示態様の変化に連動して表示態様が変化する連動画像と、からなる画像群の表示態様を、移動体の移動態様に対応させて制御する制御手段を備えることを特徴とする表示制御装置。
  2. 請求項1に記載の表示制御装置において、
    前記制御手段は、前記基準画像と、複数の前記連動画像と、からなる前記画像群の表示態様を前記移動態様に対応させて制御することを特徴とする表示制御装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の表示制御装置において、
    前記画像群は、全体として前記移動体の進行方向を示す形状を有することを特徴とする表示制御装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の表示制御装置において、
    前記制御手段は、
    前記移動体の舵角の変化に応じて、前記基準画像及び前記連動画像を回転させる回転制御手段と、
    前記移動体に印加される加速度の方向に対応した移動方向に前記基準画像及び複数の前記連動画像を連動させて移動させる移動制御手段であって、前記基準画像から離れて表示される前記連動画像ほど遅延させて前記連動画像を前記移動方向に移動させる移動制御手段と、
    を備えることを特徴とする表示制御装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の表示制御装置において、
    前記基準画像の表示位置と前記連動画像の表示位置との相対的な関係を維持しつつ、前記回転制御手段は当該基準画像及び当該連動画像を回転させ、前記移動制御手段は当該基準画像及び前記連動画像を連動させて移動させることを特徴とする表示制御装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の表示制御装置において、
    前記制御手段は、
    前記移動体の移動速度を示す速度情報を取得する速度情報取得手段と、
    前記取得された速度情報により示される前記移動速度の変化に応じて、前記基準画像又は前記連動画像の少なくともいずれか一方の大きさを変える大きさ制御手段と、
    を更に備えることを特徴とする表示制御装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の表示制御装置において、
    前記移動体が移動する移動路の形状を表す移動路画像を、前記画像群と共に表示させる移動路画像表示制御手段を更に備えることを特徴とする表示制御装置。
  8. 請求項7に記載の表示制御装置において、
    前記移動路画像表示制御手段は、前記移動体の移動速度を示す速度情報を取得する速度情報取得手段を更に備え、
    前記取得された速度情報により示される前記移動速度が速いほど前記移動路画像の変化の速度が速くなるように当該移動路画像を表示させることを特徴とする表示制御装置。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の表示制御装置において、
    前記基準画像及び前記連動画像の表示と並行して放音される音の変化を示す音情報を取得する音情報取得手段と、
    前記取得された音情報により示される前記変化に応じて表示態様が変化する音変化対応画像を表示させる音変化画像表示制御手段と、
    を更に備えることを特徴とする表示制御装置。
  10. 請求項9に記載の表示制御装置において、
    前記音変化画像表示制御手段は、前記音変化対応画像を、対応する前記基準画像又は前記連動画像の表示位置に対応する表示位置に表示させることを特徴とする表示制御装置。
  11. 請求項9又は請求項10に記載の表示制御装置において、
    前記制御手段は、前記取得された音情報により示される前記音の変化に対応させて、前記基準画像及び前記連動画像の間隔を変化させつつ当該基準画像及び当該連動画像を表示させることを特徴とする表示制御装置。
  12. 請求項9から請求項11のいずれか一項に記載の表示制御装置において、
    前記制御手段は、前記取得された音情報により示される前記音の変化に対応させて、前記基準画像及び前記連動画像の大きさを変化させつつ当該基準画像及び当該各連動画像を表示させることを特徴とする表示制御装置。
  13. 制御手段を備える表示制御装置において実行される表示制御方法であって、
    基準画像と、当該基準画像の表示態様の変化に連動して表示態様が変化する連動画像と、からなる画像群の表示態様を、移動体の移動態様に対応させて前記制御手段により制御する制御工程を含むことを特徴とする表示制御方法。
  14. コンピュータを、請求項1から請求項12のいずれか一項に記載の表示制御装置として機能させることを特徴とする表示制御用プログラム。
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