JP2020065336A - 金属閉鎖形配電盤 - Google Patents

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Abstract

【課題】金属閉鎖形配電盤の内部に余分なスペースを設けることなく、容易に外れることがない仕切り板を設けたので、母線接続作業の作業効率を容易に向上することができる金属閉鎖形配電盤を得ること。【解決手段】母線コンパートメントと、ケーブルコンパートメントと、母線コンパートメントとケーブルコンパートメントを区画分けする仕切り板とを備えた金属閉鎖形配電盤であって、仕切り板を水平方向にスライド可能に支持する第1のレールと、隣り合う他の金属閉鎖形配電盤に配設された仕切り板を、壁面を貫通する開口部を介して内部へ移動させる第2のレールを備えた。【選択図】図2

Description

本願は、金属閉鎖形配電盤に関するものである。
金属閉鎖形配電盤の内部は、制御機器を集約した制御コンパートメント、真空遮断器、主母線が設置された母線コンパートメント、ケーブルと変流器と接地装置が設置されたケーブルコンパートメントから構成され、隣接した母線コンパートメントとケーブルコンパートメントを区画分けするために仕切り板が取り付けられている。IEC規格(IEC62271−200)には、母線コンパートメントとケーブルコンパートメントを区画分けすることが規定されている。そのため、ねじ止めにより固定された仕切り板で母線コンパートメントとケーブルコンパートメントは区画分けされており、主母線の接続作業をする際はねじを外して仕切り板を取り外し、主母線の接続作業後に仕切り板を再度ねじ止めして取付けるという仕切り板の着脱作業が行われる。
複数の金属閉鎖形配電盤が横方向に列盤され、納入先に対応した電気設備が構成されるが、金属閉鎖形配電盤を列盤して現地で据え付けた後に、主母線の接続作業が行われる。真空遮断器を上下方向に2段積みした金属閉鎖形配電盤では、上段側の母線接続作業に関しては、金属閉鎖形配電盤の上部の天井側からのアクセスが可能であるため、金属閉鎖形配電盤の内部に設けられた仕切り板を取り外すことなく容易に主母線を接続することができる。しかしながら、下段側の金属閉鎖形配電盤についてはねじ止めで固定された複数の仕切り板を取り外して母線接続作業が行われるため、仕切り板を取り外す際にケーブルなど他の構成機器を破損させるおそれがあるという課題があった。また、取り外した仕切り板を金属閉鎖形配電盤の内部に一時保管するスペースはないため、仕切り板を金属閉鎖形配電盤の内部に仮置きした際に配電盤内を傷つけてしまうおそれがあり、さらに仮置き状態では作業スペースが限定されるという課題もあった。また、仕切り板を金属閉鎖形配電盤の外部に仮置きすると、外部の通行が妨げられて作業効率が低下するという課題もあった。
これらの課題を解決するために、閉鎖配電盤内の低圧室と高圧室を仕切る遮蔽板において、遮蔽板に設けた取手の内側を貫通する支持棒で配電盤に係合された遮蔽板を配電盤から分離させることなく、配電盤の内部のスライドレール上に摺動させて収納することができるという遮蔽板の収納機構が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
実開平2−125504号公報
上記特許文献1においては、遮蔽板は取手を介して支持棒に係合されており、配電盤の内部から遮蔽板を取り外す必要はない。また、遮蔽板を収納するスペースが配電盤の内部に確保されており、配電盤の内部に遮蔽板を仮置きすることもないため、盤内を破損させるおそれがなく、作業効率を向上させることができる。しかしながら、遮蔽板に設けただるま形の引掛孔を介して遮蔽板は配電盤に固定ボルトで取り付けられているため、IEC規格の配電盤において内部アーク発生時の安全性を考慮するとだるま形の引掛孔では事故時の衝撃で遮蔽板が容易に外れてしまうという課題があった。また、遮蔽板を摺動させてスライドレール上に収納するためには遮蔽板の下端部を持って支持棒を軸に遮蔽板を上方に回動させ水平状態にする必要があるため、配電盤の内部に遮蔽板を回動させるための余分なスペースを確保しなければならないという課題があった。また、遮蔽板の厚みに加えて、さらに支持棒を含む取手を加えた厚みで収納する載置スペースを配電盤の内部に確保しなければならないという課題があった。
本願は前記のような課題を解決するためになされたものであり、金属閉鎖形配電盤の内部に余分なスペースを設けることなく、容易に外れることがない仕切り板を設けたので、母線接続作業の作業効率が容易に向上された金属閉鎖形配電盤を得ることを目的とする。
本願に開示される金属閉鎖形配電盤は、母線コンパートメントと、ケーブルコンパートメントと、母線コンパートメントとケーブルコンパートメントを区画分けする仕切り板とを備えた金属閉鎖形配電盤であって、仕切り板を水平方向にスライド可能に支持する第1のレールと、隣り合う他の金属閉鎖形配電盤に配設された仕切り板を、壁面を貫通する開口部を介して内部へ移動させる第2のレールを備えたものである。
本願に開示される金属閉鎖形配電盤によれば、金属閉鎖形配電盤の内部に余分なスペースを設けることなく、容易に外れることがない仕切り板を設けたので、母線接続作業の作業効率を容易に向上することができる。
実施の形態1に係る金属閉鎖形配電盤の側面断面図である。 実施の形態1に係る金属閉鎖形配電盤の概略構成を示す平面断面図である。 実施の形態1に係る仕切り板と第1のレールの概略構成を示す斜視図である。 実施の形態1に係る別の金属閉鎖形配電盤の概略構成を示す平面断面図である。 実施の形態1に係る仕切り板と別の第1のレールの概略構成を示す断面図である。 実施の形態1に係る別の金属閉鎖形配電盤の概略構成を示す平面断面図である。 実施の形態1に係る別の金属閉鎖形配電盤の概略構成を示す平面断面図である。 実施の形態1に係る別の金属閉鎖形配電盤の概略構成を示す平面断面図である。 実施の形態2に係る金属閉鎖形配電盤の概略構成を示す平面断面図である。 実施の形態2に係る仕切り板と第1のレールの概略構成を示す斜視図である。 実施の形態3に係る金属閉鎖形配電盤の側面断面図である。 実施の形態3に係る仕切り板とレールの概略構成を示す斜視図である。 実施の形態4に係る金属閉鎖形配電盤の側面断面図である。 実施の形態4に係る仕切り板とレールの概略構成を示す斜視図である。 実施の形態4に係る別の金属閉鎖形配電盤の概略構成を示す平面断面図である。
以下、実施の形態の金属閉鎖形配電盤を図に基づいて説明するが、各図において同一、または相当部材、部位については同一符号を付して説明する。
実施の形態1.
図1は実施の形態1に係る金属閉鎖形配電盤1を示す側面断面図である。図1において、真空遮断器3を上下方向に2段積みした金属閉鎖形配電盤1は、フレーム6の中に制御コンパートメント2と真空遮断器3と母線コンパートメント4とケーブルコンパートメント5とを備える。母線コンパートメント4の内部には主母線7が設置され、ケーブルコンパートメント5の内部にはケーブル9と変流器10と接地装置11が設置される。接地装置11は、送電線もしくは変電設備を停止して点検などの作業を行う場合、停止部分を接地装置11で接地して、点検時に作業者が感電することを防止する。母線コンパートメント4とケーブルコンパートメント5とは隣接して設けられており、ねじ止めで固定された仕切り板8によりこれらは区画分けされている。なお、金属閉鎖形配電盤1は図1のX方向に列盤されている。
金属閉鎖形配電盤1を列盤する際に、主母線7の接続作業が行われる。主母線7が設けられた母線コンパートメント4は仕切り板8で区画分けされているため、本実施の形態では仕切り板8を水平方向にスライドして隣に列盤された他の金属閉鎖形配電盤1に移動した後に主母線7の接続作業を実施する。なお、上段側の真空遮断器3における接続作業については、金属閉鎖形配電盤1の上部の天井側から主母線7へのアクセスが可能であるため、仕切り板8の移動を行わずに天井側から主母線7の接続を行うことができる。そのため、接続作業時の作業性を考慮して上段側の主母線7は縦方向に設置され、下段側の主母線7は横方向に設置される。また、接続作業時の作業性を鑑みて上段側と下段側で変流器10の取付位置は異なる。
仕切り板8の移動機構について説明する。図2は図1の一点鎖線A−Aにおける平面断面図で、図3は仕切り板8と第1のレール14の概略構成を示す斜視図である。図2に示すように、ここでは3つの金属閉鎖形配電盤1がX方向に列盤されているがこれに限るものではなく、さらに複数の金属閉鎖形配電盤1をX方向に列盤しても構わない。図2において、1つの第2のレール15を備えた左端の金属閉鎖形配電盤1を第1の金属閉鎖形配電盤1a、2つの第2のレール15、15aを備えた中間の金属閉鎖形配電盤1を第2の金属閉鎖形配電盤1bとして以下説明する。なお、図2においては簡単のために、仕切り板8と第2のレール15の構成のみを示し、他の構成要素については省略する。
図3に示すように、仕切り板8の上部と下部をU字形状に設けられた第1のレール14で挟み込むことで、仕切り板8は水平方向にスライド可能に支持される。仕切り板8には取手13が取り付けられ、仕切り板8のスライドは取手13を持って行われる。また、仕切り板8はねじ12にて金属閉鎖形配電盤1のフレーム6に設けたねじ固定用の付け板(不図示)に固定されているが、仕切り板8を隣に列盤された他の金属閉鎖形配電盤1に移動する際にねじ12は取り外される。仕切り板8は、鉄材、ステンレス鋼材、メッキ鋼板などの金属材料で作製される。
図2に示すように、第1の金属閉鎖形配電盤1aは第1のレール14(不図示)と平行に、右側に列盤された隣り合う第2の金属閉鎖形配電盤1bに配設された仕切り板8を移動させる第2のレール15(破線部)を備える。第2のレール15は第1のレール14と同様のU字形状で仕切り板8の上部と下部を支持し、仕切り板8は第2のレール15に移動される。本実施の形態では、第1のレール14と第2のレール15は金属閉鎖形配電盤1のフレーム6の壁面6aに対して斜めに設置される。金属閉鎖形配電盤1の左側に隣接する壁面6aに、第2のレール15に沿って仕切り板8を差し込むために壁面6aを貫通する開口部16が設けられる。左側に列盤された金属閉鎖形配電盤1の第2のレール15に、仕切り板8は図2に示した矢印の方向にスライドされ、開口部16を介して移動される。左端に配置された第1の金属閉鎖形配電盤1aの仕切り板8aにおいては、さらに左側に列盤された金属閉鎖形配電盤1が存在しないため、右側の第2の金属閉鎖形配電盤1bに設けられた第2のレール15aに、他の仕切り板8とは逆の方向にスライドして移動される。
次に、図4に実施の形態1に係る列盤された別の金属閉鎖形配電盤1の平面断面図を示す。図4に示す第2の金属閉鎖形配電盤1bにおいては、図2で示した第2のレール15aを設けておらず、列盤された全ての金属閉鎖形配電盤1において、第2のレール15は同一の構成としている。左端に配置された第1の金属閉鎖形配電盤1aの仕切り板8aを移動させる第2のレール15aは設けられていないものの、第1の金属閉鎖形配電盤1aにおける接続作業については、側壁部17の側から母線コンパートメント4へのアクセスが可能であるため、仕切り板8aの移動を行わなくても構わない。
以上のように、この金属閉鎖形配電盤1では仕切り板8は上部と下部が第1のレール14で支持されてスライドするため、容易に外れることがなく、母線接続作業の作業効率を容易に向上することができる。また、この金属閉鎖形配電盤1では仕切り板8は水平方向にスライドさせることが可能で、隣接して設置された金属閉鎖形配電盤1が備える第2のレール15に移動させることができるため金属閉鎖形配電盤1の内部に余分なスペースを設けることなく、また仕切り板8を取り外して仮置きすることも、盤内を破損させるおそれもなく、母線接続作業の作業効率を容易に向上することができる。また、移動させるスペースは仕切り板8の厚み相当分でよいため、金属閉鎖形配電盤1の内部に余分なスペースを設けることなく、母線接続作業の作業効率を容易に向上することができる。また、仕切り板8を斜めに設置してスライドする構成としているため、同一方向にスライドさせる仕切り板8を移動させる開口部16は何れの金属閉鎖形配電盤1においても壁面6aの同じ位置に設けることができ、容易に開口部16を備えたフレーム6の設計をすることができる。
なお、本実施の形態1では第1のレール14および第2のレール15は何れもU字形状としたがこれに限るものではなく、図5の仕切り板8と別の第1のレール14aの概略構成を示す断面図に示すように、溝形状のレールの断面部を仕切り板8が設置されるフレーム部に形成し、この第1のレール14aにて仕切り板8の上部と下部を支持し、別部材となる第1のレール14を設けることなく仕切り板8をスライドさせるものであっても構わない。
なお、本実施の形態1では図2に示すように左端に列盤された第1の金属閉鎖形配電盤1aが備えた仕切り板8aのみ右方向にスライドする構成としたがこれに限るものではなく、図6の列盤された別の金属閉鎖形配電盤1の平面断面図に示すように、右端に列盤された金属閉鎖形配電盤1にも第2のレール15aを設け、中央の仕切り板8bが左右の何れの金属閉鎖形配電盤1にもスライドして移動させることができる構成であっても構わない。また図7の列盤された別の金属閉鎖形配電盤1の平面断面図に示すように、全ての金属閉鎖形配電盤1にも第2のレール15aを設け、第2のレール15と第2のレール15aの2つのレールを設ける構造を標準とすることで設計を容易化する構成であっても構わない。
なお、本実施の形態1では図2に示すように左端に列盤された金属閉鎖形配電盤1が備えた仕切り板8aを除いて仕切り板8は左方向にスライドする構成としたがこれに限るものではなく、図8の列盤された別の金属閉鎖形配電盤1の平面断面図に示すように、右端に列盤された第1の金属閉鎖形配電盤1aが備えた仕切り板8cを除いて仕切り板8は右方向にスライドする構成であっても構わない。
実施の形態2.
実施の形態2に係る金属閉鎖形配電盤1について説明する。図9は金属閉鎖形配電盤の概略構成を示す平面断面図である。実施の形態1では第1のレール14と第2のレール15は金属閉鎖形配電盤1のフレーム6の壁面6aに対して斜めに設置されていたが、実施の形態2では第1のレール14と第2のレール15はフレーム6の壁面6aに対して垂直に設置されるものである。なお、他の構成については、実施の形態1の記載と同様であるため同一の符号を付して説明を省略する。
図9において、左端の金属閉鎖形配電盤1を第1の金属閉鎖形配電盤1a、中間の金属閉鎖形配電盤1を第2の金属閉鎖形配電盤1b、右端の金属閉鎖形配電盤1を第3の金属閉鎖形配電盤1cとして以下説明する。第1の金属閉鎖形配電盤1aは仕切り板8を支持する第1のレール14(不図示)と平行に、右側に列盤された第2の金属閉鎖形配電盤1bの仕切り板8を移動させる第2のレール15a(破線部)を備える。本実施の形態では、第1のレール14と第2のレール15は金属閉鎖形配電盤1のフレーム6の壁面6aに対して垂直に設置される。隣り合う金属閉鎖形配電盤1の仕切り板8を移動させるために、隣り合う金属閉鎖形配電盤1の第1のレール14と第2のレール15の位置は上側と下側に逆に設置される。第2の金属閉鎖形配電盤1bには上側に第2のレール15bが設けられ、左側の第1の金属閉鎖形配電盤1aと右側の第3の金属閉鎖形配電盤1cには下側に第2のレール15a、15cが設けられる。第2のレール15に沿って仕切り板8を差し込むための開口部16は、フレーム6の両側の壁面6aに設けられる。中央の第2のレール15bには、左側から仕切り板8aを矢印の方向にスライドして移動させることができ、右側から仕切り板8cを矢印の方向にスライドして移動させることもできる。また、中央の仕切り板8bは左側の第2のレール15aに矢印の方向にスライドして移動させることができ、右側の第2のレール15cに矢印とは反対の方向にスライドして移動させることもできる。
以上のように、この金属閉鎖形配電盤1では第1のレール14と第2のレール15はフレーム6の壁面6aに対して垂直に設置するため、第1のレール14と第2のレール15の製造時に斜めの加工が不要となり容易に加工することができる。また、これらのレールが金属閉鎖形配電盤1の内部に占有するスペースを斜めに設置した場合よりも少なくすることができる。また、列盤時に端に設置された金属閉鎖形配電盤1以外の仕切り板8は、左右に隣り合う何れの金属閉鎖形配電盤1が備える第2のレール15にも移動可能であるため、母線接続作業の作業効率を容易に向上することができる。また、左右に何れの第2のレール15に不具合が生じた際、不具合のない第2のレール15に仕切り板8を移動させることができる。
なお、本実施の形態2では一つの仕切り板8に一つの取手13を取り付けた例を示したがこれに限るものではなく、図10の仕切り板8bと第1のレール14bの概略構成を示す斜視図に示すように、ねじ12の着脱を妨げない位置に二つめの取手13を取り付けて、何れかの取手13を利用して左右の何れの方向にもスライドしやすく、取手13とともに開口部16を介して移動させる構成としても構わない。
実施の形態3.
実施の形態3に係る金属閉鎖形配電盤1について説明する。図11は金属閉鎖形配電盤1の概略構成を示す側面断面図で、図12は仕切り板8とレール18の概略構成を示す斜視図である。実施の形態1では第1の金属閉鎖形配電盤1aに隣接して設置する第2の金属閉鎖形配電盤1bが備える仕切り板8を移動させる第2のレール15を第1の金属閉鎖形配電盤1aの内部に備えていたが、実施の形態3では金属閉鎖形配電盤1の内部に仕切り板8を垂直方向にスライドして移動させるものである。なお、他の構成については、実施の形態1の記載と同様であるため同一の符号を付して説明を省略する。
図12に示すように、仕切り板8の両側面部をU字形状に設けられたレール18で挟み込むことで、仕切り板8は垂直方向にスライド可能に支持される。仕切り板8には取手13が取り付けられ、仕切り板8のスライドは取手13を持って行われる。図12は母線コンパートメント4とケーブルコンパートメント5を区画分けして支持されたときの仕切り板8を示しており、レール18はこの仕切り板8を固定する箇所から金属閉鎖形配電盤1の内部へ移動させる方向にさらに伸長されているが、図では省略する。また、仕切り板8はねじ12にて金属閉鎖形配電盤1のフレーム6に設けたねじ固定用の付け板(不図示)に固定されているが、仕切り板8をスライドして金属閉鎖形配電盤1内に移動させる際にねじ12は取り外される。
図11においてレール18は破線で示され、仕切り板8は矢印の方向にスライドすることで金属閉鎖形配電盤1の内部に移動させる。レール18の下端部19には平面部が設けられており、スライドした際の仕切り板8の抜け落ちを防止する。なお、スライド時に仕切り板8とケーブル9の接触を避けるために、ケーブル9は予め下方向に湾曲させて設置される。なお、仕切り板8は金属閉鎖形配電盤1の内部に移動させるため、金属閉鎖形配電盤1は何れに位置に列盤しても構わない。
以上のように、この金属閉鎖形配電盤1では金属閉鎖形配電盤1の内部に金属閉鎖形配電盤1が備えた仕切り板8を垂直方向にスライドして移動させるため、主母線7の配置に沿った方向にスライドができ作業スペースが広がり、容易に母線接続作業をすることができる。また、隣接して設置する他の金属閉鎖形配電盤1に仕切り板8を移動させないため、列盤の際の金属閉鎖形配電盤1間の開口部16を介した第1のレール14と第2のレール15の位置合わせは不要であり、容易に列盤作業をすることができる。
実施の形態4.
実施の形態4に係る金属閉鎖形配電盤1について説明する。図13は金属閉鎖形配電盤1の概略構成を示す側面断面図で、図14は仕切り板8とレール18の概略構成を示す斜視図である。実施の形態1では第1の金属閉鎖形配電盤1aに隣接して設置する第2の金属閉鎖形配電盤1bが備える仕切り板8を移動させる第2のレール15を第1の金属閉鎖形配電盤1aの内部に備えていたが、実施の形態4では金属閉鎖形配電盤1の外部に仕切り板8を垂直方向にスライドして移動させるものである。なお、他の構成については、実施の形態1の記載と同様であるため同一の符号を付して説明を省略する。
図14に示すように、仕切り板8の両側面部をU字形状に設けられたレール18で挟み込むことで仕切り板8は支持され、レール18に沿って仕切り板8は垂直上方向にスライドする。仕切り板8には取手13が取り付けられ、仕切り板8のスライドは取手13を持って行われる。図14は母線コンパートメント4とケーブルコンパートメント5を区画分けして支持されたときの仕切り板8を示しており、レール18はこの仕切り板8を固定する箇所から金属閉鎖形配電盤1の外部へ移動させる方向にさらに伸長されているが、図では省略する。また、仕切り板8はねじ12にて金属閉鎖形配電盤1のフレーム6に設けたねじ固定用の付け板(不図示)に固定されているが、仕切り板8をスライドして金属閉鎖形配電盤1の外部へ移動させる際にねじ12は取り外される。
図13においてレール18は破線で示され、仕切り板8は矢印の方向にスライドして金属閉鎖形配電盤1の外部に移動させる。レール18の上端部にはフラッパー構造(不図示)が設けられていて仕切り板8を支えるため、スライドした仕切り板8の落下は防止される。なお、仕切り板8は金属閉鎖形配電盤1の垂直上方向の外部に移動させるため、金属閉鎖形配電盤1は最上部に設置される。
以上のように、この金属閉鎖形配電盤1では金属閉鎖形配電盤1の外部に金属閉鎖形配電盤1が備えた仕切り板8を垂直方向にスライドして移動させるため、主母線7の配置に沿った方向にスライドができ作業スペースが広がり、容易に母線接続作業をすることができる。また、隣接して設置する他の金属閉鎖形配電盤1に仕切り板8を移動させないため、列盤の際の金属閉鎖形配電盤1の位置合わせは不要であり、容易に列盤作業をすることができる。また、金属閉鎖形配電盤1の内部に仕切り板8を移動させないため、内部のケーブル9等の位置を考慮することなく、内部を容易に設計することができる。
なお、本実施の形態4では図13に示すように金属閉鎖形配電盤1が備えた仕切り板8を金属閉鎖形配電盤1の外部の垂直上方向にスライドして移動させる構成としたがこれに限るものではなく、図15の列盤された別の金属閉鎖形配電盤1の平面断面図に示すように、左端に列盤された第1の金属閉鎖形配電盤1aが備えた仕切り板8aを水平方向にスライドして外部に移動させる構成であっても構わない。図15は図4に示した左端の第1の金属閉鎖形配電盤1aにレール18を加え、第1の金属閉鎖形配電盤1aの仕切り板8aの取手13の位置を変更した構成であり、その他の構成は図4と共通するため詳細な説明は省略する。仕切り板8は金属閉鎖形配電盤1の水平左方向の外部に移動させるため、金属閉鎖形配電盤1は列盤の際、左端に設置される。
本願は、様々な例示的な実施の形態及び実施例が記載されているが、1つ、または複数の実施の形態に記載された様々な特徴、態様、及び機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで実施の形態に適用可能である。
従って、例示されていない無数の変形例が、本願明細書に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
1 金属閉鎖形配電盤、1a 第1の金属閉鎖形配電盤、1b 第2の金属閉鎖形配電盤、1c 第3の金属閉鎖形配電盤、2 制御コンパートメント、3 真空遮断器、4 母線コンパートメント、5 ケーブルコンパートメント、6 フレーム、6a 壁面、7 主母線、8 仕切り板、9 ケーブル、10 変流器、11 接地装置、12 ねじ、13 取手、14 第1のレール、15 第2のレール、16 開口部、17 側壁部、18 レール、19 下端部

Claims (4)

  1. 母線コンパートメントと、ケーブルコンパートメントと、前記母線コンパートメントと前記ケーブルコンパートメントを区画分けする仕切り板と、を備えた金属閉鎖形配電盤であって、
    前記仕切り板を水平方向にスライド可能に支持する第1のレールと、
    隣り合う他の金属閉鎖形配電盤に配設された仕切り板を、壁面を貫通する開口部を介して内部へ移動させる第2のレールを備えたことを特徴とする金属閉鎖形配電盤。
  2. 前記第1のレールおよび前記第2のレールは前記壁面に対して斜めに設置されたことを特徴とする請求項1に記載の金属閉鎖形配電盤。
  3. 母線コンパートメントと、ケーブルコンパートメントと、前記母線コンパートメントと前記ケーブルコンパートメントを区画分けする仕切り板と、を備えた金属閉鎖形配電盤であって、
    前記仕切り板を垂直方向にスライド可能に支持するレールを備え、
    前記レールは前記仕切り板を固定する箇所から前記金属閉鎖形配電盤の内部に移動する方向に伸長されていることを特徴とする金属閉鎖形配電盤。
  4. 母線コンパートメントと、ケーブルコンパートメントと、前記母線コンパートメントと前記ケーブルコンパートメントを区画分けする仕切り板と、を備えた金属閉鎖形配電盤であって、
    前記仕切り板を垂直方向または水平方向にスライド可能に支持するレールを備え、
    前記レールは前記仕切り板を固定する箇所から前記金属閉鎖形配電盤の外部に移動する方向に伸長されていることを特徴とする金属閉鎖形配電盤。
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