JP2020063573A - 橋台の補強構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】施工が容易であり、かつ引張荷重にも対抗可能な橋台の補強構造を提供する。【解決手段】背面が盛土の延長方向の端部に隣接する橋台の補強構造は、盛土の延長方向に一致する幅方向の端部で互いに連結される複数の鋼矢板で構成され、少なくとも片面で盛土の土圧を支持する鋼矢板壁を備える。複数の鋼矢板のうち、橋台に隣接する鋼矢板の幅方向の一方の端部は、橋台に連結される。【選択図】図2

Description

本発明は、橋台の補強構造に関し、特に、背面が盛土に隣接する橋台の補強構造に関する。
橋台の背面が盛土に隣接する箇所では、例えば地震荷重が作用したときに、盛土の土圧によって橋台が傾斜または滑動したり、橋台の側面側に構築されたウイングが変形または崩壊したりする可能性がある。このような場合において、盛土が流出または沈下すると、盛土上に敷設された軌道または道路の輸送に障害が発生する。
従来、このような箇所における橋台の補強には、橋台の前面側からグラウンドアンカーを貫入させたり、盛土を地盤改良したりする工法が用いられてきた。しかしながら、グラウンドアンカーは、橋台の前面側に施工用の空間が確保できない場合には施工が困難であり、地盤改良は盛土を掘り返す等の作業を伴うため供用中の施工が困難である。
このような点に鑑み、特許文献1では、橋台の背面側に位置する盛土中に複数の柱状体からなる盛土改良体を鉛直方向に設けた橋台の補強構造が提案されている。特許文献1に記載の技術において、複数の盛土改良体は、橋軸方向に対して交差する方向に隣接させて壁状に連結された状態で、直線で形成される波線状に配列される。
上記の特許文献1に記載の技術では、地震発生時の土圧の波が壁状の盛土改良体によって分断されて小さくなるため、橋台の背面に加わる土圧を分散させることができる。また、地震によって揺り動かされる盛土の振動が、盛土と盛土改良体との摩擦によって減衰されるため、地震発生時に橋台の背面に加わる盛土の土圧を低減することができる。
特開2016−148196号公報
しかしながら、上記の特許文献1に記載の技術の場合、盛土改良体は、削孔撹拌ドリルで盛土を掘削しながらセメントミルクと撹拌することによって形成されるソイルセメントであるため、圧縮荷重には強いが引張荷重には弱い。また、ソイルセメントで形成される盛土改良体を橋台と一体化させることも容易ではない。従って、例えば地震発生時に盛土改良体に対して引張荷重が作用したような場合に、盛土改良体の連結構造が破断した部分や、盛土改良体と橋台との間の隙間から盛土が流出する可能性がある。
そこで、本発明は、施工が容易であり、かつ引張荷重にも対抗可能な橋台の補強構造を提供することを目的とする。
本発明のある観点によれば、背面が盛土の延長方向の端部に隣接する橋台の補強構造は、盛土の延長方向に一致する幅方向の端部で互いに連結される複数の鋼矢板で構成され、少なくとも片面で盛土の土圧を支持する鋼矢板壁を備える。複数の鋼矢板のうち、橋台に隣接する鋼矢板の幅方向の一方の端部は、橋台に連結される。
上記の橋台の補強構造は、複数の鋼矢板の頭部を互いに連結する連結部材をさらに備えてもよい。
上記の橋台の補強構造において、橋台に隣接する鋼矢板の幅方向の一方の端部は、橋台の側面または背面に連結されてもよい。
上記の橋台の補強構造において、鋼矢板壁は、盛土の延長方向に敷設される軌道または道路に対して水平方向で重複しない位置に配置されてもよい。
上記の橋台の補強構造において、複数の鋼矢板の少なくとも一部には、幅方向に直交する方向に貫通孔が形成されてもよい。
上記の橋台の補強構造において、複数の鋼矢板は、第1の深さまで打設される第1の鋼矢板と、第1の深さよりも深い第2の深さまで打設される第2の鋼矢板とを含んでもよい。
上記の橋台の補強構造は、複数の鋼矢板の少なくとも一部で打設後に地中部になる位置に接合され、鋼矢板の長手方向に直交する断面に閉合領域を形成する閉合部材をさらに備えてもよい。
上記の橋台の補強構造は、複数の鋼矢板の少なくとも一部で打設後に地中部になる位置に接合され、鋼矢板の長手方向に直交する断面において、鋼矢板の幅方向に略直交する方向に突出する突出部材をさらに備えてもよい。
上記の橋台の補強構造は、鋼矢板の打設によって施工可能であるため、例えば盛土上に敷設される軌道や道路の供用中であっても施工が容易である。また、鋼矢板は鋼材で形成されるため引張荷重に強く、また鋼矢板の継手は引張応力が作用することを前提として設計されているため、鋼矢板壁の全体としても引張荷重に十分に対抗可能である。このような鋼矢板壁を橋台に連結することによって、橋台の背面に作用する土圧を低減し、土圧による橋台の変位を抑制することができる。
本発明の第1の実施形態に係る橋台の補強構造の側面図である。 本発明の第1の実施形態に係る橋台の補強構造の平面図である。 本発明の第1の実施形態における軌道の配置例を示す平面図である。 本発明の第1の実施形態における軌道の配置例を示す平面図である。 本発明の第2の実施形態に係る橋台の補強構造の側面図である。 本発明の第2の実施形態に係る橋台の補強構造の平面図である。 本発明の第3の実施形態に係る橋台の補強構造の側面図である。 本発明の第3の実施形態に係る橋台の補強構造の平面図である。 本発明の第4の実施形態に係る橋台の補強構造の平面図である。 本発明の第4の実施形態に係る橋台の補強構造の平面図である。 橋台の背面に形成されたキャビティを用いて鋼矢板を連結する構造の例を示す図である。 橋台の背面に形成されたキャビティを用いて鋼矢板を連結する構造の例を示す図である。 橋台の背面に形成されたキャビティを用いて鋼矢板を連結する構造の例を示す図である。 橋台の背面に形成されたキャビティを用いて鋼矢板を連結する構造の例を示す図である。 本発明の第5の実施形態に係る橋台の補強構造の平面図である。 本発明の第5の実施形態に係る橋台の補強構造の平面図である。 本発明の第6の実施形態に係る橋台の補強構造の側面図である。 本発明の第6の実施形態に係る橋台の補強構造の側面図である。 本発明の第6の実施形態に係る橋台の補強構造の側面図である。 本発明の第7の実施形態に係る橋台の補強構造の側面図である。 本発明の第7の実施形態に係る橋台の補強構造の側面図である。 本発明の第7の実施形態に係る橋台の補強構造の側面図である。 本発明の第7の実施形態に係る橋台の補強構造の側面図である。 本発明の実施形態において鋼矢板に突出部材を接合する例を示す図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
図1Aおよび図1Bは、本発明の第1の実施形態に係る橋台の補強構造の側面図および平面図である。図1Aおよび図1Bには、互いの図の関係を示すIA−IA線およびIB−IB線が示されている。なお、図1B以降の平面図では、橋桁Bおよび水面は図示を省略されている。図1Aおよび図1Bに示されるように、橋桁Bを支持し、盛土1の延長方向(図中のx方向)の端部に背面2Aが隣接する橋台2の補強構造3は、鋼矢板壁4を含む。鋼矢板壁4は、幅方向が盛土1の延長方向に一致するように配置される複数のハット形の鋼矢板5で構成される。それぞれの鋼矢板5の幅方向の端部には継手(図示せず)が形成されており、複数の鋼矢板5は継手を互いに嵌合させることによって、幅方向の端部で互いに連結される。図示された例において、それぞれの鋼矢板5は盛土1に所定の深さまで打設されており、これによって鋼矢板壁4は両面で盛土1の土圧を支持する。
なお、橋台2は、図1AではL字形の断面形状で図示されているが、この例には限定されず、例えば逆T字形の断面を有してもよい。また、橋台2は杭基礎(木杭を含む)であってもよい。また、図示された例では鋼矢板5が盛土1に打設される深さが橋台2の底面深さと略一致しているが、この例には限定されず、鋼矢板5は橋台2の底面よりも浅く打設されてもよいし、あるいは橋台2の底面よりも深く打設されてもよい。
図1Aに示された例では、鋼矢板5に、幅方向に直交する方向に貫通孔5Bが形成される。貫通孔5Bを形成することによって、例えば盛土1の内部での透水性を確保することができる。貫通孔5Bは、一部の鋼矢板5に形成されてもよいし、全部の鋼矢板5に形成されてもよいし、例えば鉛直方向に十分な透水性が得られる場合は形成されなくてもよい。盛土1の内部での透水性を確保することによって、降雨時における盛土1の内部の水位上昇を防止し、水位上昇の後に水位が低下するときに発生する土の細粒分の流出を抑制することができる。なお、図1B以降の図では貫通孔5Bの図示が省略されているが、図1Aの例と同様に貫通孔5Bを形成することが可能である。
ここで、本実施形態において、鋼矢板壁4を構成する複数の鋼矢板5のうち橋台2に隣接する鋼矢板5Aの幅方向の一方の端部は、アンカー6を用いて橋台2の側面2Bに連結される。より具体的には、例えば、鋼矢板5Aの幅方向の一方の端部に形成されるアーム部分が、直接的にアンカー6を用いて橋台2の側面2Bに連結されてもよい。あるいは、アンカー6を用いて橋台2の側面2Bに継手部材が取り付けられ、鋼矢板5Aの幅方向の一方の端部に形成される継手がこの継手部材に嵌合することによって、鋼矢板5Aが橋台2の側面2Bに連結されてもよい。
上記のように、本実施形態では、補強構造3が鋼矢板壁4を含んで構成される。鋼矢板壁4を構成する鋼矢板5は鋼材で形成されるため引張荷重に強く、また鋼矢板5の継手は引張応力が作用することを前提として設計されているため、鋼矢板壁4の全体としても幅方向(図中のx方向)の引張荷重に十分に対抗可能である。
また、本実施形態では、鋼矢板壁4を構成し、かつ橋台2に隣接する鋼矢板5Aが、橋台2の側面2Bに連結される。これによって、橋台2の背面2Aに作用する土圧を低減し、また土圧による盛土1の延長方向(図中のx方向)における橋台2の変位を、鋼矢板5の幅方向(図中のx方向)のせん断抵抗力、および鉛直支持力によって抑制することができる。また、橋台2の背面2Aに隣接する部分の盛土1が橋台2と鋼矢板5Aとの間の隙間から流出することを防止できる。
図2および図3は、本発明の第1の実施形態における軌道の配置例を示す平面図である。図2に示される例では、盛土1上に、盛土1の延長方向(図中のx方向)に単線の軌道Tが敷設され、図3に示される例では、同じ方向に複線の軌道T1、T2が敷設されている。これらの例において、橋台2の補強構造3を構成する鋼矢板壁4は、軌道Tまたは軌道T1、T2に対して水平方向(図中のx方向およびy方向)で重複しない位置に配置されている。これによって、例えば軌道Tまたは軌道T1、T2が既に敷設された盛土1および橋台2について補強構造3を事後的に施工する場合も、鋼矢板壁4を構築するために打設される鋼矢板5が軌道Tまたは軌道T1、T2を支障することがなく、軌道Tまたは軌道T1、T2の供用中においても容易に補強構造3を施工することができる。
なお、例えば軌道Tまたは軌道T1、T2がまだ敷設されていない場合であっても、鋼矢板5を打設する工程は、例えば地盤改良やグラウンドアンカーの貫入などの工程に比べると容易である。また、上記の軌道Tまたは軌道T1、T2と同様に道路が敷設されている場合も、道路の供用中における補強構造3の施工が容易になる。
図4Aおよび図4Bは、本発明の第2の実施形態に係る橋台の補強構造の側面図および平面図である。図4Aおよび図4Bには、互いの図の関係を示すIVA−IVA線およびIVB−IVB線が示されている。上記の第1の実施形態との違いとして、本実施形態では、橋台2の補強構造3Aが、鋼矢板壁4を構成する複数の鋼矢板5の頭部を互いに連結するコンクリート製の連結部材7をさらに含む。なお、それ以外の点について、本実施形態の構成は第1の実施形態と同様であるため、重複した説明は省略する。
連結部材7は、例えば現場打ちのコンクリートで形成される。具体的には、連結部材7はすべての鋼矢板5の盛土1への打設が完了した後に施工される。本実施形態では、連結部材7によって複数の鋼矢板5の頭部が互いに連結されることによって、例えば橋台2が前面の下端位置2Cを中心に転動または傾動しようとした場合に、鉛直方向のせん断力によって複数の鋼矢板5が互いに深さ方向に摺動するのを防止し、複数の鋼矢板5の鉛直支持力を橋台2に確実に伝達して橋台2の変位を抑制することができる。
図5Aおよび図5Bは、本発明の第3の実施形態に係る橋台の補強構造の側面図および平面図である。図5Aおよび図5Bには、互いの図の関係を示すVA−VA線およびVB−VB線が示されている。なお、図5Bにおいて、橋桁Bおよび水面は図示を省略されている。上記の第1の実施形態との違いとして、本実施形態では、橋台2の補強構造3Bが、鋼矢板壁4を構成する複数の鋼矢板5の頭部を互いに連結する鋼製の連結部材8をさらに含む。なお、それ以外の点について、本実施形態の構成は第1の実施形態と同様であるため、重複した説明は省略する。
連結部材8は、溶接、またはボルトなどの接合部材を用いて、それぞれの鋼矢板5の頭部に連結される。例えば、連結部材8は、すべての鋼矢板5の打設が完了した後に、それぞれの鋼矢板5に接合される。連結部材8は、図示された例のような板状の部材には限られず、H形鋼、溝形鋼、T形鋼など、各種の形状の鋼材を連結部材8に用いることができる。本実施形態でも、上記の第2の実施形態と同様に、連結部材8によって複数の鋼矢板5の頭部が互いに連結されることによって、鉛直方向のせん断力によって複数の鋼矢板5が互いに深さ方向に摺動するのを防止し、複数の鋼矢板5の鉛直支持力を橋台2に確実に伝達して橋台2の変位を抑制することができる。なお、図示された例では連結部材8が盛土1の幅方向(図中のy方向)で見た場合に鋼矢板壁4の内側に配置されているが、連結部材8は鋼矢板壁4の外側に配置されてもよく、あるいは連結部材8が鋼矢板壁4の内側および外側の両方に配置されてもよい。
図6および図7は、本発明の第4の実施形態に係る橋台の補強構造の平面図である。図6および図7は、それぞれ上記の図2および図3(第1の実施形態)に対応する。第1の実施形態との違いとして、本実施形態に係る橋台2の補強構造3Cでは、鋼矢板壁4を構成する複数の鋼矢板5のうち、橋台2に隣接する鋼矢板5Aの幅方向の一方の端部が、継手部材9を用いて橋台2の背面2Aに連結される。なお、それ以外の点について、本実施形態の構成は第1の実施形態と同様であるため、重複した説明は省略する。
継手部材9は、例えば平鋼に継手部分を溶接により接合した部材であり、平鋼が橋台2の背面2Aにアンカーを用いて連結され、継手部分が鋼矢板5Aの継手部分に嵌合する(後述する図8Cに示す継手部材9Gと鋼矢板5Aとの関係も参照)。鋼矢板5Aが継手部材9を用いて橋台2の背面2Aに連結されていることによって、橋台2の背面2Aに作用する土圧を低減し、また盛土1の延長方向(図中のx方向)における橋台2の変位を抑制することができる点は、上記の第1の実施形態と同様である。
また、本実施形態では、橋台2の背面2Aに隣接する部分で、盛土1の幅方向(図中のy方向)で見た場合に鋼矢板壁4の間に挟まれた領域の盛土1が流出することが防止される。鋼矢板壁4の外側の領域の盛土1については補強構造3Cによる流出防止の効果はないが、軌道Tは鋼矢板壁4の間に挟まれた領域に位置するため、軌道Tの輸送機能を維持する点では上記の第1の実施形態と同様の効果が得られる。
なお、本実施形態でも、鋼矢板壁4は、軌道Tまたは軌道T1、T2に対して水平方向(図中のx方向およびy方向)で重複しない位置に配置されている。従って、本実施形態でも、鋼矢板壁4を構築するために打設される鋼矢板5が軌道Tまたは軌道T1、T2を支障することがなく、軌道Tまたは軌道T1、T2の供用中においても容易に補強構造3Cを施工することができる。
図8Aから図8Dは、橋台の背面に形成されたキャビティを用いて鋼矢板を連結する構造の例を示す図である。図8Aに示された例では、橋台2の背面に接続部と円形の拡大部とを含む球根状断面のキャビティ9Aが形成される。鋼矢板5Aの打設時に継手部分をキャビティ9Aに差し込み、打設後にキャビティ9Aにモルタル9Bを充填することによって鋼矢板5Aが橋台2に背面に連結される。図8Bに示された例では、図8Aの例の構成に加えてキャビティ9Aの内面にC字形断面の補強鋼板9Cを嵌め込むことによって、鋼矢板5Aに引張応力が作用したときにキャビティ9Aの接続部が変形するのを防止する。図8Cに示された例では、橋台2の背面に接続部と矩形の拡大部とを含む断面のキャビティ9Dが形成される。キャビティ9Dの内部には平鋼9Eと継手部分9Fとが溶接された継手部材9Gが配置される。鋼矢板5Aの打設時に継手部分を継手部材9Gの継手部分9Fに嵌合させ、打設後にキャビティ9Dにモルタル9Bを充填することによって鋼矢板5Aが継手部材9Gを介して橋台2の背面に連結される。図8Dに示された例では、図8Bの例と同様に球根状断面のキャビティ9Aの内面に補強鋼板9Cが嵌め込まれ、補強鋼板9Cの内側に図8Cの例と同様に平鋼9Eと継手部分9Fとが溶接された継手部材9Gが配置される。平鋼9Eは、例えば溶接などによって補強鋼板9Cに接合されてもよい。
上記の例において、キャビティ9A、9Dは、橋台2の背面の上端から下端までの全長にわたって形成されていてもよい。この場合、鋼矢板5Aの打設深さに関わらず、鋼矢板5Aの継手部分を橋台2の背面に形成されたキャビティ9A、9Dに差し込むことによって鋼矢板5Aを橋台2の背面に固定することができる。あるいは、キャビティ9A、9Dは、橋台2の背面の上端側の一部に形成され、下端に達していなくてもよい。この例において、鋼矢板5Aの打設深さがキャビティ9A、9Dの長さを越える場合は、キャビティ9A、9Dの長さを超える部分で鋼矢板5Aの継手部分を切り落とすことによって、キャビティ9A、9Dが形成されない部分でも鋼矢板5Aと橋台2とが干渉することを防止できる。
図9および図10は、本発明の第5の実施形態に係る橋台の補強構造の平面図である。図9および図10は、それぞれ上記の図3(第1の実施形態)および図7(第4の実施形態)に対応する。第1および第4の実施形態との違いとして、本実施形態に係る橋台2の補強構造3Dは、盛土1の幅方向(図中のy方向)で見た場合に複線の軌道T1、T2の両外側に配置される鋼矢板壁4に加えて、複線の軌道T1、T2の線間に配置される鋼矢板壁4Dを含む。なお、それ以外の点について、本実施形態の構成は第1または第4の実施形態と同様であるため、重複した説明は省略する。
鋼矢板壁4Dは、鋼矢板壁4と同様に複数の鋼矢板5で構成され、複数の鋼矢板5のうち橋台2に隣接する鋼矢板5Aの幅方向の一方の端部は、上記の第4の実施形態で説明したのと同様の継手部材9を用いて橋台2の背面2Aに連結される。軌道T1、T2の両外側に配置される鋼矢板壁4は、上記の第1の実施形態と同様に橋台2の側面2Bに連結されてもよいし(図9の例)、第4の実施形態と同様に橋台2の背面2Aに連結されてもよい(図10の例)。
本実施形態では、軌道T1、T2の両外側の鋼矢板壁4に加えて、軌道T1、T2の線間に鋼矢板壁4Dが配置され、鋼矢板壁4および鋼矢板壁4Dがいずれも橋台2に連結される。これによって、補強構造3Dが橋台2の背面2Aに作用する土圧を低減し、また盛土1の延長方向(図中のx方向)における橋台2の変位を抑制する効果が増強される。
図11A〜図11Cは、本発明の第6の実施形態に係る橋台の補強構造の側面図である。本実施形態に係る補強構造3Eでは、鋼矢板壁4を形成する複数の鋼矢板5が、第1の深さd1まで打設される第1の鋼矢板5Cと、第1の深さd1よりも深い第2の深さd2まで打設される第2の鋼矢板5Dとを含む。図11A〜図11Cに示された例では、複数の鋼矢板5の打設される深さが異なることによって、鋼矢板壁4の深さが階段状に変化している。なお、それ以外の点について、本実施形態の構成は上述した第1〜第5のいずれかの実施形態と同様であるため、重複した説明は省略する。
図11Aに示された例では、鋼矢板壁4の深さが、橋台2に隣接する鋼矢板5Aから階段状に深くなっている。図11Bに示された例では、鋼矢板壁4の深さが、鋼矢板5Aから何枚かの鋼矢板5では一定であり、そこから階段状に深くなっている。例えば、橋台2が前面の下端位置2Cを中心に転動または傾動しようとした場合には、橋台2から離れた鋼矢板5により大きな引き抜き力がかかる。上記のように鋼矢板壁4の深さを橋台2から離れるにつれて深くすることによって、より大きな引き抜き力がかかる鋼矢板5ではより大きな鉛直支持力を得ることができる。
一方、図11Cに示された例では、鋼矢板壁4の深さが、橋台2に隣接する鋼矢板5Aから階段状に浅くなっている。例えば、盛土1の延長方向(図中のx方向)への橋台2の滑動(水平移動)の抑制が主な目的である場合は、橋台2に近い鋼矢板5で鋼矢板5の幅方向(図中のx方向)のせん断抵抗力を得ることができるため、橋台2から離れた鋼矢板5は補助的なせん断抵抗力を発揮できる程度に浅く打設して、鋼矢板5の材料を節約してもよい。
図12A〜図12Dは、本発明の第7の実施形態に係る橋台の補強構造の側面図である。本実施形態では、補強構造3Fが、鋼矢板壁4を形成する複数の鋼矢板5のうちの少なくとも一部で打設後に地中部になる位置に接合され、鋼矢板5の長手方向に直交する断面に閉合領域を形成する閉合部材10をさらに含む。なお、閉合部材10を用いて鋼矢板の断面に閉合領域を形成する方法については、例えば特許第4916932号公報などに記載されている。閉合部材10を用いて閉合領域を形成することによって、鋼矢板5の鉛直支持力を増大させることができる。それ以外の点について、本実施形態の構成は上述した第1〜第6のいずれかの実施形態と同様であるため、重複した説明は省略する。
図12Aに示された例では、複数の鋼矢板5のうち、橋台2から最も離れた鋼矢板5の下端部に閉合部材10が接合されている。上述のように、例えば橋台2が前面の下端位置2Cを中心に転動または傾動しようとした場合には、橋台2から離れた鋼矢板5により大きな引き抜き力がかかる。従って、閉合部材10を用いて閉合領域を形成することによって橋台2から離れた鋼矢板5の鉛直支持力を増大させれば、鋼矢板壁4が全体として橋台2の転動または傾動を抑制する効果が増強される。
同様の効果を得るために、図12Bに示された例のように、本実施形態と上記の第6の実施形態とを組み合わせ、鋼矢板壁4の深さを階段状に深くするとともに、橋台2から最も離れた鋼矢板5の下端部に閉合部材10を接合してもよい。また、図12Cに示された例のように、橋台2から最も離れた鋼矢板5を含む数本の鋼矢板5の打設される深さを他の鋼矢板5よりも深くし、それらの鋼矢板5の下端部に閉合部材10を接合してもよい。
図12Dに示された例では、複数の鋼矢板5のうち、橋台2から最も離れた鋼矢板5と、橋台2に隣接する鋼矢板5A、およびその隣の鋼矢板5に閉合部材10が接合されている。橋台2に隣接する鋼矢板5には、橋台2が前面の下端位置2Cを中心に転動または傾動しようとした場合に押し込みの力がかかる可能性があるため、橋台2に隣接する鋼矢板5Aおよびその隣の鋼矢板5についても閉合部材10を接合して鉛直支持力を増大させることによって、鋼矢板壁4が全体として橋台2の転動または傾動を抑制する効果が増強される。
図13は、本発明の実施形態において鋼矢板に突出部材を接合する例を示す図である。図13に示されるように、上述したような本発明の実施形態において、鋼矢板5の少なくとも一部で、打設後に地中部になる位置に、突出部材11を接合してもよい。突出部材11は、鋼矢板5の長手方向(図中のz方向)に直交する断面において、鋼矢板5の幅方向(図中のx方向)に略直交する方向に突出する。このような突出部材11を接合することによって、鋼矢板5の幅方向のせん断抵抗力を増大させることができる。突出部材11は、図示された例のような板状の部材には限られず、H形鋼、溝形鋼、T形鋼など、各種の形状の鋼材を突出部材11に用いることができる。
なお、上記の実施形態では補強構造3において鋼矢板壁4を構成する鋼矢板5がハット形の鋼矢板である例について説明したが、例えばU形鋼矢板や直線鋼矢板など、各種の形状の鋼矢板で鋼矢板壁を構成することが可能である。また、上記の実施形態では鋼矢板5を盛土1に打設することによって鋼矢板壁4が両面で盛土1の土圧を支持したが、鋼矢板5を予め地盤に打設して鋼矢板壁4を構築した上で、鋼矢板壁4の内側に盛土1を形成してもよい。あるいは、既存の盛土1に鋼矢板5を打設して鋼矢板壁4を構築した上で、鋼矢板壁4よりも外側の盛土1を撤去してもよい。これらの場合、鋼矢板壁4は、橋台2の補強構造3を構成するとともに、片面で盛土1の土圧を支持する擁壁としても機能する。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1…盛土、2…橋台、2A…背面、2B…側面、2C…下端位置、3、3A、3B、3C、3D、3E、3F…補強構造、4、4D…鋼矢板壁、5、5A…鋼矢板、5B…貫通孔、5C…第1の鋼矢板、5D…第2の鋼矢板、6…アンカー、7、8…連結部材、9…継手部材、10…閉合部材、11…突出部材。

Claims (8)

  1. 背面が盛土の延長方向の端部に隣接する橋台の補強構造であって、
    前記盛土の延長方向に一致する幅方向の端部で互いに連結される複数の鋼矢板で構成され、少なくとも片面で前記盛土の土圧を支持する鋼矢板壁を備え、
    前記複数の鋼矢板のうち、前記橋台に隣接する鋼矢板の幅方向の一方の端部は、前記橋台に連結される、橋台の補強構造。
  2. 前記複数の鋼矢板の頭部を互いに連結する連結部材をさらに備える、請求項1に記載の橋台の補強構造。
  3. 前記橋台に隣接する鋼矢板の幅方向の一方の端部は、前記橋台の側面または背面に連結される、請求項1または請求項2に記載の橋台の補強構造。
  4. 前記鋼矢板壁は、前記盛土の延長方向に敷設される軌道または道路に対して水平方向で重複しない位置に配置される、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の橋台の補強構造。
  5. 前記複数の鋼矢板の少なくとも一部には、前記幅方向に直交する方向に貫通孔が形成される、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の橋台の補強構造。
  6. 前記複数の鋼矢板は、第1の深さまで打設される第1の鋼矢板と、前記第1の深さよりも深い第2の深さまで打設される第2の鋼矢板とを含む、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の橋台の補強構造。
  7. 前記複数の鋼矢板の少なくとも一部で打設後に地中部になる位置に接合され、前記鋼矢板の長手方向に直交する断面に閉合領域を形成する閉合部材をさらに備える、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の橋台の補強構造。
  8. 前記複数の鋼矢板の少なくとも一部で打設後に地中部になる位置に接合され、前記鋼矢板の長手方向に略直交する断面において、前記鋼矢板の幅方向に直交する方向に突出する突出部材をさらに備える、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の橋台の補強構造。
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