JP2020061923A - 電力供給装置及びプラグ保持具 - Google Patents

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Abstract

【課題】縦面に沿って本体が設置された場合において、保持部に対してプラグ部を保持させる際の使い勝手のよさを実現し得る電力供給装置及びプラグ保持具を提供する。【解決手段】電力供給装置1は、本体2と、プラグ部3と、電力線4と、保持部54とを備える。本体2は、移動体8の動力源として用いられる蓄電池82の充電用の電力を出力し、所定の施工面71に取付け可能である。プラグ部3は、移動体8の充電口に接続可能である。電力線4は、本体2とプラグ部3とをつなぎ、本体2から出力された電力をプラグ部3へ伝える。保持部54は、非使用時のプラグ部3を保持する。プラグ部3は、持ち手部32を有するプラグ本体31と、プラグ本体31に設けられた電力供給端子38とを有する。プラグ部3が保持部54に保持された状態で、電力供給端子38の先端と持ち手部32の電力供給端子38とは反対側の端とを通る直線S2は施工面71に対して傾斜する。【選択図】図1

Description

本発明は、電力供給装置及びプラグ保持具に関する。より詳細には、移動体の蓄電池へ充電するためのプラグ部を保持可能な電力供給装置及びプラグ保持具に関する。
特許文献1には、従来の電力供給装置が記載されている。この電力供給装置は、充電パドルと、パドル装着部と、を備える。充電パドルは、充電時には、車両に接続されて車両に電力を供給し、非充電時には、パドル装着部に装着される。特許文献1に記載の電力供給装置では、パドル装着部は、筐体の側面に取り付けられている。
国際公開第2009/047988号
ところで、特許文献1に記載の電力供給装置は、例えば、壁面の前において設置されることがある。この場合、ユーザが充電パドルを手でつかんで、パドル装着部に装着する際に、壁面に手が当たって使い勝手が悪いことがある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされ、保持部に対してプラグ部を保持させる際に、使い勝手のよさを実現し得る電力供給装置及びプラグ保持具を提供することを目的とする。
本発明に係る一態様の電力供給装置は、本体と、プラグ部と、電力線と、保持部とを備える。前記本体は、移動体の動力源として用いられる蓄電池の充電用の電力を出力し、所定の施工面に取付け可能である。前記プラグ部は、前記移動体の充電口に接続可能である。前記電力線は、前記本体と前記プラグ部とをつなぎ、前記本体から出力された電力を前記プラグ部へ伝える。前記保持部は、非使用時の前記プラグ部を保持する。前記プラグ部は、持ち手部を有するプラグ本体と、前記プラグ本体に設けられ前記充電口に接続可能な電力供給端子と、を有する。前記プラグ部が前記保持部に保持された状態で、前記電力供給端子の先端と、前記持ち手部の前記電力供給端子とは反対側の端と、を通る直線は、前記施工面に対して傾斜する。
本発明に係る一態様のプラグ保持具は、移動体の蓄電池の充電口に接続可能なプラグ部を、非使用時に保持するプラグ保持具である。前記プラグ保持具は、取付け部と、保持部と、ガイド部と、を備える。前記取付け部は、取付け面に取付け可能である。前記保持部は、前記取付け部に設けられ、非使用時の前記プラグ部を保持する。前記ガイド部は、前記保持部に対し前記プラグ部を所定方向に沿って差し込む際のガイドとなる。前記所定方向は、前記取付け面に対して傾斜している。
本発明に係る上記態様の電力供給装置及びプラグ保持具は、保持部に対してプラグ部を保持させる際に、使い勝手のよさを実現し得る、という利点がある。
図1は、本発明の一実施形態に係る電力供給装置の斜視図である。 図2は、同上の電力供給装置、制御装置及び移動体のブロック図である。 図3Aは、同上の電力供給装置のプラグ部の側面図である。図3Bは、同上の電力供給装置のプラグ部の正面図である。 図4は、同上のプラグ保持具の分解斜視図である。 図5Aは、同上の電力供給装置の非使用時の側面図である。図5Bは、同上の電力供給装置の使用時の側面図である。 図6は、同上の電力供給装置の非使用時の平面図である。 図7は、同上の電力供給装置の非使用時の正面図である。 図8は、変形例1に係る電力供給装置の非使用時の平面図である。 図9は、変形例2に係る電力供給装置の斜視図である。 図10は、同上の電力供給装置の非使用時の側面図である。 図11は、同上の電力供給装置の水平断面図である。 図12は、同上のプラグ保持具の分解斜視図である。 図13は、同上のプラグ保持具の調整部材の斜視図である。
(1)実施形態
(1.1)概要
本実施形態に係る電力供給装置1は、図1に示すように、所定の施工面71に取付け可能な本体2と、プラグ部3と、本体2とプラグ部3とをつなぐ電力線4と、保持部54とを備える。本体2は、移動体8(図2参照)の動力源として用いられる蓄電池82の充電用の電力を出力する。プラグ部3は、蓄電池82の充電口に接続可能に構成される。本体は、プラグ部3が蓄電池82の充電口に接続された状態で、充電用の電力を出力することで、当該電力を、プラグ部3を介して蓄電池82へ充電することができる。保持部54は、非使用時のプラグ部3を保持する。
移動体8は、蓄電池82を有し、蓄電池82に充電された電気エネルギを用いて移動する。移動体8は、本実施形態では、電気自動車であるが、本開示では、例えば、エンジンの出力と電動機の出力とを組み合わせて走行するプラグインハイブリッド車、電動カート、電動二輪車、電動三輪車、四輪バギー等であってもよい。ここでいう「電動二輪車」には、オートバイ、電動バイク及び電動アシスト二輪車が含まれる。また、「電動三輪車」には、電動バイク及び電動アシスト三輪車が含まれる。また、移動体8は、ドローン、航空機等の飛行体も含まれる。
図1に示すように、本体2は施工面71に取り付けられる。本開示でいう「施工面71」は、電力供給装置1の本体2が取り付けられる面を意味し、例えば、建物の壁面、柱の一面、専用スタンドの取付け面等が例示される。施工面71を有する建物としては、住宅、駐車場、オフィス、病院、福祉施設、美術館、博物館、工場、倉庫、スポーツ施設、店舗、学校、ホール、スタジオ、ホテル、旅館、交通施設、農業施設等が挙げられる。施工面71は、鉛直面に沿っていてもよいし、鉛直面から傾いていてもよい。また施工面71は、平面に限らず、凹凸面であってもよい。
プラグ部3は、図3に示すように、持ち手部32を有するプラグ本体31と、充電口に接続可能な電力供給端子38と、を備える。プラグ部3は、上述のように、非使用時において保持部54に対して保持される。プラグ部3が保持部54に保持された状態では、電力供給端子38の先端と、持ち手部32の電力供給端子38とは反対側の端とを通る直線は、図6に示すように、施工面71に対して傾斜する。本開示でいう「直線が施工面71に対して傾斜する」には、当該直線が施工面71に交差することのほか、当該直線が、施工面71を含む仮想平面に対して交差することも含む。
このため、プラグ部3が保持部54に保持された状態では、持ち手部32と施工面71とが離れる。この結果、本実施形態によれば、ユーザが手で持ち手部32をつかんで、プラグ部3を保持部54に保持させる際に、手が施工面71に当たりにくく、使い勝手のよさが実現できる。
(1.2)詳細
(1.2.1)全体構成
以下、本実施形態に係る電力供給装置1について詳細に説明する。以下では、特に断りのない限り、施工面71は鉛直な平面であるとして説明し、施工面71が向く方向(施工面71に直交し、かつ施工面71から離れる方向)を前方向とする。また、前方向の反対方向を後方向とする。前方向及び後方向を併せて「前後方向」という場合がある。また、前後方向に直交し、かつ水平面に沿う互いに反対向きの二方向を「左右方向」として定義する。
ただし、これらの方向の定義は、電力供給装置1の使用態様を限定する趣旨ではない。また、図面中の各方向を示す矢印は、説明のために表記しているに過ぎず、実体を伴わない。
本実施形態に係る電力供給装置1は、移動体8の蓄電池82(図2参照)へ電力を充電するために、電力を出力する装置である。電力供給装置1は、本実施形態では、移動体8としての電気自動車の専用の充電器である。充電器としては、本実施形態では普通充電器であるが、本開示では、急速充電器であってもよい。
本開示にいう「移動体8」は、上述のように、蓄電池82を有し、蓄電池82に充電された電気エネルギを用いて走行する。移動体8は、図2に示すように、蓄電池82と、充電回路81と、を備える。蓄電池82は、移動体8に搭載され、移動体8の動力源として用いられる。充電回路81は、電力供給装置1から電力の供給を受けて、蓄電池82の充電を実行する回路である。
電力供給装置1は、図1に示すように、施工面71に沿って設置される。本実施形態に係る電力供給装置1は、施工面71に対して、複数の固着具(ここでは、ねじ具)によって取り付けられており、本体2は施工面71に対して固定されている。
本実施形態に係る電力供給装置1は、図2に示すように、制御装置9によって制御される。制御装置9は、電力供給装置1とは別の装置であり、種々の制御対象となる機器(設備を含む)を制御する装置である。制御装置9は、例えば、住宅の内部に設置され、電力供給装置1は住宅の外に設置されているが、制御装置9と電力供給装置1とは同じ場所に設置されてもよい。制御装置9は、少なくとも本実施形態に係る電力供給装置1に対しては、充電の開始を指示するための「充電指令」、及び充電の停止を指示するための「停止指令」を出力することで、電力供給装置1を制御し、電力供給装置1による蓄電池82の充電を制御する。
制御装置9と電力供給装置1とは互いに通信可能に構成されている。ここでいう「通信可能」とは、有線通信又は無線通信の適宜の通信方式により、直接的、又はネットワーク若しくは中継器等を介して間接的に、情報を授受できることを意味する。すなわち、制御装置9と電力供給装置1とは、互いに情報を授受することができる。本実施形態では、制御装置9と電力供給装置1とは、互いに双方向に通信可能であって、制御装置9から電力供給装置1への情報の送信、及び電力供給装置1から制御装置9への情報の送信の両方が可能である。
また、本実施形態に係る制御装置9は、例えば、ユーザの持つ情報端末91(例えば、タブレット、スマートフォン等)と通信可能に構成されており、情報端末91からの電気信号に基づいて、電力供給装置1の制御を行うことも可能である。
本実施形態に係る電力供給装置1は、図1に示すように、本体2と、プラグ部3と、電力線4と、プラグ保持具5と、引出し部61と、ケーブル支持部62と、を備える。
(1.2.2)本体
本体2は、移動体8の蓄電池82へ充電可能な電力を出力する部分である。本体2は、本実施形態では、電源コネクタ(不図示)を介して電源(例えば、商用交流電源)に接続され、電力の供給を受ける。本体2は、充電部21(図2参照)と、充電部21を収める筐体22と、を備える。
充電部21は、移動体8の蓄電池82へ充電可能な電力を出力する。充電部21は、図2に示すように、通信部211と、通電制御部212と、リレー213と、保護回路214と、車両通信部215と、を備える。
通信部211は、直接的、又はネットワーク若しくは中継器等を介して間接的に、制御装置9と通信する。通信部211と制御装置9(詳しくは、制御装置9の通信部)との間の通信方式としては、無線通信又は有線通信の適宜の通信方式が採用される。本実施形態では一例として、通信部211と制御装置9との間の通信方式は、有線LAN(Local Area Network)等の通信規格に準拠した有線通信である。通信部211と制御装置9との間の通信における通信プロトコルは、例えば、Ethernet(登録商標)、又はECHONET Lite(登録商標)等である。
通電制御部212は、電力供給装置1から移動体8への通電を制御する。ここでは、通電制御部212は、制御装置9からの充電指令及び停止指令に従って、リレー213を駆動することにより、移動体8への通電を制御する。基本的には、通信部211が制御装置9からの充電指令を受信すると、通電制御部212は、リレー213をオン(導通状態)にして、電力供給装置1から移動体8への通電を行うことで、蓄電池82の充電を行う。一方、通信部211が制御装置9からの停止指令を受信すると、通電制御部212は、リレー213をオフ(遮断状態)にして、電力供給装置1から移動体8への通電を停止することで、蓄電池82の充電を停止する。
ただし、制御装置9は、あくまで蓄電池82の充電を制御するだけであって、例えば、蓄電池82が満充電である等、そもそも蓄電池82が充電できない状況にあるような場合には、当然ながら蓄電池82は充電されない。同様に、プラグ部3が移動体8に接続されておらず、電力供給装置1と移動体8とが電気的に接続されていない場合等においても、当然ながら蓄電池82は充電されない。そのため、このように蓄電池82が充電できない状況にあるような場合には、制御装置9からの充電指令を受信したとしても、通電制御部212は、リレー213をオン(導通状態)にせず、電力供給装置1から移動体8への通電を行わない。
本実施形態では、通電制御部212は、メモリ及びプロセッサを含むコンピュータシステムを主構成とする。すなわち、コンピュータシステムのメモリに記録されたプログラムを、プロセッサが実行することにより、通電制御部212の機能が実現される。プログラムはメモリに予め記録されていてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通して提供されてもよく、メモリカード等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。
リレー213は、蓄電池82への電力の供給路に設けられている。具体的には、電力供給装置1のうち、電力入力側の接続端子と、電力線4との接続端子と、の間にリレー213が設けられている。これにより、リレー213がオン(導通状態)であれば、電力供給源(例えば、電力系統又は太陽光発電設備等)から移動体8の蓄電池82への電力の供給が可能になる。一方、リレー213がオフ(遮断状態)であれば、電力供給源から移動体8の蓄電池82への電力が供給されなくなる。リレー213は、通電制御部212によって制御可能であればよく、機械接点を有するメカニカルリレー又は機械接点を有しない半導体リレーであってもよい。本実施形態では一例として、リレー213はメカニカルリレーにて実現されている。
保護回路214は、例えば、漏電又は過電流等の異常の検出時に、リレー213をオフすることにより、電力供給装置1及び移動体8を保護する回路である。保護回路214は、リレー213とは別に、移動体8への電力の供給を遮断する素子を有していてもよい。
車両通信部215は、直接的、又はネットワーク若しくは中継器等を介して間接的に、移動体8と通信する。車両通信部215と移動体8との間の通信方式としては、無線通信又は有線通信の適宜の通信方式が採用される。本実施形態では一例として、車両通信部215は、少なくともCPLT(Control Pilot)信号により、電力供給装置1と移動体8との接続確認、及び移動体8の状態確認等のための通信を行う。
電力供給装置1では、上述したように、本体2が、プラグ部3に対し、電力線4を介して電気的に接続されている。電力供給装置1では、本体2は、プラグ部3が移動体8に接続されると、電力線4を介して移動体8と電気的に接続される。これにより、本体2は、電力線4を介して、移動体8(蓄電池82)に電力を供給可能になり、かつ移動体8と通信可能になる。
筐体22は、充電部21を収める箱である。筐体22は、図1に示すように、本実施形態では、前面に開口面を有する筐体本体23と、筐体本体23の開口面を閉じる蓋24とを備える。筐体本体23は、天板231と、底板232(図5A参照)と、一対の側板233と、背板234(図5A参照)と、で構成されている。背板234(図5A参照)は、施工面71に沿って配置され、本実施形態では、施工面71に対してねじ止めにて取り付けられ、固定されている。天板231、一対の側板233及び底板232は、背板234が施工面71に取り付けられた状態で、施工面71に対して交差しており、本実施形態では、これらは施工面71に対して直交している。各側板233の前後方向の幅寸法は、蓋24の左右方向の幅寸法よりも短い。天板231及び底板232の前後方向の幅寸法も、各側板233と同様に、蓋24の左右方向の幅寸法よりも短い。
ここで、本体2は、外周面25を有する。外周面25は、本体2の外面をなす面であり、天面26、底面27(図5A参照)、及び外側面28を含む。天面26は、上方向を向く面であり、本実施形態では、天板231の上側の面である。底面27は、下方向を向く面であり、本実施形態では、底板232の下側の面である。外側面28は、右側面281と、左側面282(図6参照)と、前面283と、後面284とを含む。右側面281は、本実施形態では、右側の側板233において右側の面である。左側面282は、本実施形態では、左側の側板233において左側の面である。前面283は、本実施形態では蓋24の前側の面である。後面284は、本実施形態では背板234の後側の面である。
図1に示すように、筐体22の底板232には、引出し部61が設けられている。引出し部61は、筐体22内の充電部21につながる電力線4を筐体22の外部に引き出す部分である。引出し部61から引き出された電力線4の端部には、プラグ部3がつながっている。なお、引出し部61については、後述の「(1.2.6)引出し部及びケーブル支持部」で説明する。
(1.2.3)プラグ部
プラグ部3は、移動体8の蓄電池82の充電口に接続可能に構成されている。プラグ部3が充電口に接続された状態で、本体2から電力が出力されることで、蓄電池82に電力を充電することができる。また、プラグ部3が充電口に接続された状態で、移動体8から出力された電気信号を、プラグ部3及び電力線4を介して本体2に伝えることができる。プラグ部3は、図3Aに示すように、プラグ本体31と、端子部37と、を備える。
プラグ本体31は、端子部37を支える部分であり、電力線4につながっている。電力線4と端子部37とは、プラグ本体31を介して接続される。プラグ本体31は、持ち手部32と、先端部33と、を備える。本実施形態に係るプラグ本体31は、持ち手部32の端に電力線4がつながっている。
持ち手部32は、プラグ部3を使用する際にユーザがつかむ部分である。持ち手部32は、プラグ本体31の長手方向の一端部を構成する。持ち手部32は、本実施形態では、図3Aに示すように、一直線(この一直線を第一直線S1という場合がある)に沿って延びている。
本開示でいう「一直線に沿って延びる」とは、一直線を基準に、一直線から離れ過ぎないような細長い形状であることを意味し、一直線に平行でなくてもよく、全体の形状がおおよそ細長ければよい。一直線に沿って延びた形状としては、例えば、直線状、円弧状、波形状等が挙げられる。本実施形態に係る持ち手部32は、円弧状かつ棒状に形成されている。
先端部33は、持ち手部32に一体的に設けられている。先端部33は、持ち手部32の長手方向の一端部から、第一直線S1に対して交差する方向に突出している。要するに、先端部33の突出方向D1は、第一直線S1に平行な方向に対して交差する。本実施形態では、第一直線S1に平行な方向と、突出方向D1とのなす角度θ1は、例えば、0°以上かつ90°以下である。先端部33の内部には、端子部37が設けられている。
プラグ本体31は、引掛け部34と、操作部35と、被ガイド部36と、を更に備える。引掛け部34は、プラグ保持具5に対して、引っ掛けられる部分である。引掛け部34は、本実施形態では、引掛け位置(図3Aの実線で示す位置)と、解除位置(図3Aの想像線で示す位置)との間で移動可能に構成されている。引掛け部34は、操作部35に連動しており、ユーザが操作部35を操作することで、引掛け部34を引掛け位置と解除位置との間で切り替えることができる。ここで、「操作」には、例えば、操作部35を押し込む「押し操作」、又は操作部35をプラグ本体31の表面に沿ってスライドさせる「スライド操作」を含む。
本実施形態では、引掛け部34は、常時、引掛け位置に向かって力を受けているため、プラグ部3をプラグ保持具5に向かって差し込むことで、引掛け部34をプラグ保持具5の引掛け穴581(図5B参照)に対して引掛けることができる。そして、操作部35を「押し操作」することで、引掛け部34を解除位置に切り替え、プラグ保持具5からプラグ部3を外すことができる。
被ガイド部36は、後述のプラグ保持具5のガイド部57(図5B参照)にガイドされる部分である。本実施形態では、被ガイド部36は、先端部33に設けられた突条361である。被ガイド部36は、ガイド部57に対応した形状であればよく、例えば、孔、レール、壁等であってもよい。突条361は、先端部33の下面から突出方向D1に直交する方向(径方向)の外側に向かって突出している。また、突条361の長手方向は、突出方向D1に沿っている。
端子部37は、移動体8の蓄電池82の充電口の端子に対して接続される。端子部37は、本実施形態では、図3Bに示すように、電力供給端子38と、接地用端子370と、信号伝送端子39と、を備える。電力供給端子38は、電力線4から送られた電力を蓄電池82の充電口に出力する端子である。電力供給端子38は、本実施形態では、複数(ここでは二つ)の端子38a,38bを備える。電力供給端子38の各端子38a,38bは、突出方向D1に沿って延びている。電力供給端子38の複数の端子38a,38bは、全て同じ長さであり、先端面が同一平面上に位置している。電力供給端子38は、本実施形態では複数の端子38a,38bを備えるが、本開示では一つの端子で構成されてもよい。
信号伝送端子39は、移動体8から充電口を介して出力された電気信号が入力される端子である。信号伝送端子39は、本実施形態では、複数(ここでは二つ)の端子39a,39bを備える。信号伝送端子39の各端子39a,39bは、突出方向D1に沿って延びている。信号伝送端子39の複数の端子39a,39bは、全て同じ長さであり、先端面が同一平面上に位置している。信号伝送端子39の各端子39a,39bは、電力供給端子38の各端子38a,38bよりも断面積が小さい。信号伝送端子39は、本実施形態では、複数の端子39a,39bを備えるが、本開示では一つの端子で構成されてもよい。電力供給端子38及び信号伝送端子39の各端子38a,38b,39a,39bは、接地用端子370よりも短い。
接地用端子370は、接地を行うための端子である。接地用端子370は、突出方向D1に沿って延びている。接地用端子370は、本実施形態では一つである。ただし、接地用端子370として、複数の端子で構成されてもよい。
(1.2.4)電力線
電力線4は、本体2とプラグ部3とを電気的につなぐ。電力線4は、少なくとも、本体2から出力された電力をプラグ部3へ伝える。本実施形態では、電力線4は、移動体8の蓄電池82から出力された電気信号を、本体2に伝える機能も有する。電力線4は、可とう性を有しており、例えば、真っ直ぐにしたり、巻き回したりなどの変形が可能である。電力線4は、本実施形態では、複数(ここでは2本)の給電線(不図示)と、1本の接地線(不図示)と、1本の信号線(不図示)と、これらを被覆するシース41と、を含む。給電線は、電力供給端子38の各端子38a,38b,に接続されている。信号線は、信号伝送端子39の各端子39a,39bに接続されている。接地線は、接地用端子370に接続されている。
(1.2.5)プラグ保持具
プラグ保持具5は、図1に示すように、プラグ部3を非使用時に保持させることができる保持部54を有する部材である。プラグ保持具5は、所定位置に取り付けられる。プラグ保持具5は、本実施形態では、筐体22の右側の側板233に取り付けられており、すなわち、本体2の右側面281に取り付けられている。言い換えると、本実施形態では、所定位置は本体2の右側面281である。ただし、本開示では、プラグ保持具5が取り付けられる所定位置は、左側面282であってもよい。要するに、外周面25のうち施工面71に対して交差し、かつ鉛直面に沿った面29(ここでは、右側面281及び左側面282)のいずれかであってもよい。その他、所定位置としては、天面26、底面27、前面283であってもよいし、後面284において施工面71に接触していない部分があれば、後面284であってもよい。要するに、所定位置としては、本体2の外周面25のうちのいずれかであってもよい。
ここで、本実施形態に係る「所定位置」は、本体2の外周面25のうちのいずれかであることを説明したが、本開示では「所定位置」は、本体2の内部であってもよい。さらに本開示に係る「所定位置」は、本体2にある必要はなく、施工面71、プラグ保持具5専用のスタンド、ポール、施工面71に併設された壁等であってもよく、プラグ部3が保持できる箇所であれば、特に制限はない。
プラグ保持具5は、本実施形態では、本体2において、中心よりも下に取り付けられている。本実施形態では、保持部54が、本体2の鉛直方向の中心よりも下となるように、プラグ保持具5が本体2に取り付けられている。より詳細には、プラグ保持具5は、本体2の面29の下端部に取り付けられている。
本開示において、保持部54が「本体2の中心よりも下に取り付けられる」とは、所定位置にプラグ保持具5が取り付けられた状態で、保持部54の少なくとも一部が、本体2の中心よりも下に位置していることを意味する。したがって、プラグ保持具5は、保持部54の少なくとも一部が本体2の鉛直方向の中心よりも下に位置していれば、本体2部の鉛直方向の略中央部に取り付けられてもよい。これによって、ユーザはプラグ部3を保持部54に保持させやすい。
プラグ保持具5は、図4に示すように、取付け部51と、保持部54と、備える。
取付け部51は、取付け面72に取付け可能な部分である。取付け部51は、本実施形態では、保持部54と取付け面72との間に配置され、保持部54が取り付けられる。保持部54は、本実施形態では、取付け部51に対して固定されている。
ここで、本開示でいう「取付け面72」は、プラグ保持具5が取り付けられる面であり、所定位置にある面を意味する。本実施形態では、取付け面72は、本体2の面29であって、鉛直面であるが、鉛直面に対して傾斜する傾斜面であってもよいし、水平面であってもよい。また、取付け面72は平面に限らず、例えば、凹凸面、段差面、波面等であってもよい。取付け面72は、本実施形態では、施工面71に対して直交し、かつ鉛直面に沿っている。
取付け部51は、図4に示すように、フレーム52と、ケース53と、を備える。フレーム52は、取付け部51の骨格をなす部材である。フレーム52は、取付け面72に対向する対向面521と、対向面521に対して傾く保持部固定面522とを備える。対向面521及び保持部固定面522は、いずれも平面である。フレーム52は、対向面521が取付け面72に対向し、取付け面72に接触した状態で、取付け面72に取り付けられる。本実施形態では、フレーム52は、取付け面72に対してねじ止めされる。
保持部固定面522は、本実施形態では、鉛直方向にみて、対向面521に対して傾いている。具体的に、保持部固定面522は、対向面521との間の寸法が、後方向に行くに従って広くなるように傾斜している。さらに、保持部固定面522は、前後方向にみて、対向面521に対して傾いている。具体的に、保持部固定面522は、対向面521との間の寸法が、下方向に行くに従って狭くなるように傾斜している。
ケース53は、フレーム52を覆う。ケース53は、本実施形態では、フレーム52に対して取り付けられるが、取付け面72に直接取り付けられてもよい。ケース53は、角筒状に形成されている。
保持部54は、非使用時のプラグ部3を保持する部分である。保持部54は、本実施形態では、フレーム52の保持部固定面522に取り付けられ、保持部固定面522に対して固定されている。保持部54は、固定プレート55と、固定プレート55に一体的に設けられた保持筒56と、ガイド部57と、引掛け穴581を有する係合部材58と、を備える。
固定プレート55は、保持部固定面522に対して固定される。固定プレート55は、本実施形態では、矩形板状に形成されている。固定プレート55の四隅には複数の貫通孔551が形成されており、各貫通孔551に通したねじが保持部固定面522にねじ込まれることで、固定プレート55は、フレーム52に対して固定される。
保持筒56は、プラグ部3が差し込まれる部分である。保持筒56は、中心軸561(図5B参照)が固定プレート55に対して直交する。保持筒56の固定プレート55側の端は、固定プレート55によって閉じられており、有底筒状に形成されている。保持筒56は、本実施形態では円筒状である。保持筒56の中心軸561(図5参照)は、保持部固定面522に対して直交する。
ガイド部57は、保持部54に対し、プラグ部3を一方向に沿って差し込む際のガイドとなる部分である。ガイド部57は、プラグ部3の一部と接触することで、前記一方向以外の方向(一方向に交差する方向)へのプラグ部3の移動を規制する。ガイド部57のガイドする方向は、本実施形態では、取付け面72に対して傾斜している。したがって、本実施形態では、ガイド部57のガイドする方向は、施工面71に対しても傾斜している。
ガイド部57は、本実施形態では、保持筒56の一部に形成された溝であり、当該溝は、保持筒56の中心軸561に平行である。したがって、本実施形態では、「一方向」は、保持筒56の中心軸561に平行であり、本体2に対して左右方向の外側に行くに従って、下方向かつ前方向に行くように、施工面71に対して傾いている。ただし、本開示でいう「一方向」は、本体2に対して左右方向の外側に行くに従って、下方向かつ前方向に行く方向に沿う必要はなく、所定方向に沿っていればよい。ここでいう「所定方向」とは、保持部54に対して、任意の位置からプラグ部3が適切に保持される位置に向かう方向を意味する。本実施形態では「一方向」は直線に沿っているが、本開示では、「一方向」は、螺旋の一部、円弧等の曲線に沿っていてもよい。
ここで、ガイド部57は、本実施形態では、保持筒56の一部に形成されているが、例えば、保持筒56とは別の場所に、保持筒56の中心軸561に平行なガイドレールが設けられてもよいし、ガイドピンが設けられてもよい。また、保持筒56の内周面をガイド部57としてもよく、ガイド部57と保持筒56とを兼用してもよい。
係合部材58は、プラグ部3の引掛け部34が引っ掛かる引掛け穴581を有する部材である。係合部材58は、本実施形態では、保持筒56の上に配置されており、固定プレート55にねじ止めされる。これによって、係合部材58は、保持筒56に対して固定されている。
本開示では、係合部材58の配置される箇所は、プラグ部3が保持筒56に差し込まれたときの引掛け部34に対応する位置にあればよく、保持筒56に対して前方向、後方向又は下方向に配置されてもよい。また、引掛け穴581は、本実施形態では、底面27を有する凹所であるが、貫通していてもよい。
プラグ保持具5には、図5Aに示すように、プラグ部3が保持される。ユーザは、プラグ部3の被ガイド部36(突条361)をガイド部57に沿わせ、プラグ部3をプラグ保持部54に向かって移動させる。すると、プラグ部3は、ガイド部57に導かれて一方向に沿って移動し、引掛け部34が引掛け穴581に引掛かる。これによって、プラグ部3は保持部54に保持される。
本実施形態では、ガイド部57がプラグ部3を導く一方向が施工面71に対して傾斜している。このため、図6に示すように、電力供給端子38の先端の中心38c(図3B参照)と、持ち手部32の長手方向において端子38とは反対側の端(以下、後端)の中心321とを通る直線S2(第二直線S2という場合がある)が、施工面71に対して傾斜する。したがって、ユーザは持ち手部32をつかんで、プラグ部3を保持部54に保持させても、持ち手部32をつかむ手が施工面71に当たるのを抑えることができる。なお、図6において、θ2は、施工面71に対する直線S2の角度を表す。θ2は、例えば、0°より大きく90°より小さい。特に、θ2は、5°以上45°以下であってよい。更に、θ2は、10°以上20°以下であってよい。
本開示でいう「電力供給端子38の先端の中心38c」は、電力供給端子38の先端面の図心を意味する。したがって、本実施形態では、図3Bに示すように、電力供給端子38の二つの端子38a,38bの先端面の間の中心である。仮に、電力供給端子38が三つの端子を備える場合、各端子の先端面の中心を結んで形成された図形(三角形)の図心である。複数の端子が直線状に並ぶ場合、各端子の先端面の中心を結んで形成された線分の中心である。また、本開示でいう「持ち手部32の後端の中心321」とは、持ち手部32の後端面の外形状の図心を意味する。
プラグ部3が保持部54に保持されると、図6に示すように、プラグ部3は、第一仮想平面H1と、第二仮想平面H2との間に収まる。第一仮想平面H1は、本体2において、施工面71とは反対側の面(つまり、前面283)を含む仮想平面である。第二仮想平面H2は、施工面71を含む仮想平面である。第二仮想平面H2は、本実施形態では、施工面71であり、実体を有している。第一仮想平面H1と第二仮想平面H2とは、本実施形態では平行であるが、平行でなくてもよい。プラグ部3が、第一仮想平面H1と第二仮想平面H2との間に収まると、プラグ部3が保持部54の保持されたときの収納性を高くすることができる。
ここで、本開示でいう「収まる」とは、第一仮想平面H1(又は第二仮想平面H2)とプラグ部3の表面とが同一平面状に位置することも含む。ただし、本実施形態では、プラグ部3は、第一仮想平面H1に対して、第二仮想平面H2側に離れている。
また、本実施形態では、図7に示すように、ガイド部57がプラグ部3を導く一方向は、左右方向において、プラグ保持具5から本体2に向かう方向に行くに従って上方向に行くように傾いている。したがって、ユーザは持ち手部32をつかんで、プラグ部3をプラグ保持部54に向かって移動させると、プラグ部3の先端部33を、持ち手部32よりも上側に位置させた状態で移動させることができる。これにより、電力線4を必要以上に持ち上げることを抑えながら、プラグ部3を移動させることができ、ユーザは使い勝手がよい。
このとき、プラグ部3が保持部54に保持された状態では、第二直線S2は、プラグ保持具5から本体2側に向かう方向に行くに従って上方向に行くように傾く。したがって、電力線4をプラグ部3の持ち手部32に沿って下方向に垂らすことができ、電力線4の収納性を高めることができる。電力線4は、本体2の底板232に設けられたケーブル支持部62に支持される。
(1.2.6)引出し部及びケーブル支持部
引出し部61は、図1に示すように、筐体22内の充電部21につながる電力線4を筐体22の外部に引き出す部分である。引出し部61は、図5Bに示すように、筐体22の底板232に設けられている。図5Bに示すように、引出し部61は、底板232から下方向に突出した筒状に形成されている。ただし、引出し部61は、底板232に形成された貫通孔であってもよい。引出し部61には、電力線4が通され、電力線4が本体2の底面27から引き出される。
引出し部61の中心は、本体2の前後方向の中央よりも後方向に位置している。ただし、引出し部61は、本体2の底面27に対して、前後方向の任意の位置に配置されてもよい。
ケーブル支持部62は、電力線4の一部を支持することができる。ケーブル支持部62は、本実施形態では、施工面71と直交する方向において、引出し部61の中心よりも施工面71とは反対側にある。すなわち、ケーブル支持部62は、引出し部61の中心よりも前に配置されている。本開示において、「施工面71と直交する方向において、引出し部61の中心よりも施工面71とは反対側にある」とは、ケーブル支持部62と底板232との接続部621の境界が、引出し部61の中心よりも施工面71とは反対側にあることを意味する。本実施形態では、接続部621が鉛直方向に沿って直線状であるが、本開示では、鉛直面に対して傾いたり、段状に形成されたりしてもよく、この場合にあっても、接続部621の上端が引出し部61の中心よりも前に位置していればよい。
ケーブル支持部62は、接続部621と、支持部622と、規制部623と、を備える。接続部621は、支持部622と底板232とをつなぐ部分である。本実施形態では、接続部621は、底板232から下方向に延びた一対の棒体で構成されるが、上述のように、鉛直面に対して傾斜してもよい。支持部622は、電力線4の一部を支える部分である。本実施形態では、支持部622は、接続部621の下端から前方向に延びている。規制部623は、支持部622に支えられた電力線4の移動を規制する。規制部623は、支持部622の前端から上方向に突出している。規制部623の前端は、図5Bに示すように、本体2の前面283と同一面上に位置している。要するに、規制部623の前端は、第一仮想平面H1と同一平面上に位置している。
ここで、規制部623の前端は、第一仮想平面H1に対して、前後方向において、同じ位置かあるいはそれよりも後方向に位置することが好ましい。これによって、ケーブル支持部62が邪魔になるのを抑えることができる。また、ケーブル支持部62が引出し部61よりも前に配置されることで、電力線4を支持部622に支える作業(例えば、支持部622に巻き回す作業)が行いやすく、使い勝手がよい。
(2)変形例
上記実施形態は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。以下、変形例を説明する。以下に説明する変形例は、適宜組み合わせて適用可能である。
(2.1)変形例1
上記実施形態に係る電力供給装置1は、ガイド部57がプラグ部3を導く方向が施工面71に対して傾いていたが、図8に示すように、変形例1では、当該方向D2は、施工面71に沿っている。ただし、本変形例1では、プラグ部3は、上記実施形態の突出方向D1に沿う軸S3を回転軸として回転した状態で保持部54に保持されており、持ち手部32が延びる方向である第一直線S1が、施工面71に対して傾斜している。第一直線S1は、第一位置P1と第二位置P2とを通ると仮定すると、施工面71と第二位置P2との間の寸法A2は、施工面71と第一位置P1との間の寸法A1よりも大きい。本実施形態では、第一位置P1は、持ち手部32の長手方向の先端部33側の端部の中心に位置している。第二位置は、本実施形態では、持ち手部32の長手方向の後端の中心321に位置している。
本変形例によれば、施工面71に対して、第一直線S1が傾いており、これによって、プラグ部3が保持部54に保持されると、電力供給端子38の先端の中心38cと持ち手部32の後端の中心321とを通る直線S2が、施工面71に対して傾斜する。したがって、本変形例によれば、ガイド部57が、保持部54に対し、プラグ部3を施工面71に沿って導く構造であっても、ユーザがプラグ部3を保持部54に保持させる場合に持ち手部32を持つ手が施工面71に当たるのを抑えることができる。
本開示において、「施工面71に沿って導く」とは、施工面71に平行でなくてもよく、施工面71に対して僅かに傾いていてもよい。
(2.2)変形例2
図9〜図11は、変形例2の電力供給装置1Aを示す。電力供給装置1Aは、本体2の左側の側面である筐体22の左側面282に、プラグ保持具5Aを備えている点で、上記実施形態に係る電力供給装置1と異なる。プラグ保持具5Aは、取付け部51及び保持部54を備えており、これらはプラグ保持具5と同じ構造である。つまり、上記実施形態に係る電力供給装置1は、本体2の右側の側面である筐体22の右側面281にプラグ保持具5が取り付けられたが、本変形例に係る電力供給装置1Aでは、同じ構造の取付け部51及び保持部54を用いて、プラグ保持具5Aが左側面282に取り付けられている。要するに、本体2に対して一方向の両側の面のうちの一方の面と、他方向の面とのいずれかを選択して、プラグ保持具(5,5A)を取り付けることができる。これによって、例えば、プラグ保持具5を右側面281へ取り付ける場合と、プラグ保持具5Aを左側面282へ取り付ける場合とで、取付け部51及び保持部54の部材の共通化を図ることができ、在庫管理や製造コストを省くことができる。
プラグ保持具5Aは、図10〜図12に示すように、取付け部51と、保持部54と、調整部材59と、備える。取付け部51及び保持部54については、実施形態1の構造と同じである。
調整部材59は、図11に示すように、保持部54がプラグ部3を保持するときの第二直線S2を、施工面71に対して傾斜するように調整するための部材である。調整部材59は、電力供給装置1と同様に、第二直線S2を施工面71に対して角度θ2だけ傾斜させる。調整部材59は、取付け部51と保持部54との間に設けられている。より詳しくは、調整部材59は、ケース53と、保持部55との間に配置されている。
調整部材59は、図12及び図13に示すように、第一部材591と、第二部材593とを備える。
第一部材591は、第一面592を有する。第一面592は、取付け部51の少なくとも一部の面に対向する面である。第一面592は、第一平板591の厚み方向の一方の面(外面)である。第一面592は、平面であり、ケース53内の仕切り板に対向する。第一平板591は、固着具F2を介して、フレーム52に対して固定されている。より詳細には、第一部材591は、第一平板部5911と、一対の第一側板部5912とを備える。第一平板部5911は、矩形状である。第一平板部5911における取付け部51側の面が、第一面592である。一対の第一側板部5912は、第一平板部5911の厚み方向に直交する第一方向の両端部から第二部材593側(取付け部51とは反対側)に突出する。各第一側板部5912は、三角形状である。各第一側板部5912は、第一平板部5911の厚み方向及び第一方向に直交する第二方向の第一端部から第二端部に向かうほど第一平板部5911から突出する。一対の第一側板部5912は、それぞれ、固着具595を通す一対の通し孔5913を有する。また、第一平板部5911は、第2方向の両端部にそれぞれ、固着具F2を通す一対の通し孔5914,5914を有する。第一部材591は、固着具F2及び通し孔5914を用いて、取付け部51に取付けられる。
第二部材593は、第二面594を有する。第二面594は、保持部54の少なくとも一部の面に対向する面である。第二面594は、第二平板593の厚み方向の一方の面(外面)である。第二面594は、平面であり、保持部54の固定プレート55に対向する。第二平板593は、固着具F1を介して、保持部54に対して固定されている。より詳細には、第二部材593は、第二平板部5931と、一対の第二側板部5932とを備える。第二平板部5931は、矩形状である。第二平板部5931における保持部54側の面が、第二面594である。一対の第二側板部5932は、第二平板部5931の厚み方向に直交する第一方向の両端部から第一部材591側(保持部54とは反対側)に突出する。ここで、一対の第二側板部5932は、一対の第一側板部5912間に配置可能なように第一平板部5911及び第二平板部5931の寸法が設定されている。各第二側板部5932は、三角形状である。各第二側板部5932は、第二平板部5931の厚み方向及び第一方向に直交する第二方向の第一端部から第二端部に向かうほど第二平板部5931から突出する。一対の第二側板部5932は、それぞれ、固着具595に対応する一対のねじ孔5933を有する。また、第二平板部5931は、第2方向の両端部にそれぞれ、固着具F1に対応する一対のねじ孔5934,5934を有する。第二部材593には、固着具F1及びねじ孔5934を用いて、保持部54が取り付けられる。
本変形例では、固着具595,F1,F2はねじである。なお、固着具F1,F2は、ねじのほか、例えば、ピン、リベット等であってもよい。ただし、調整部材59の取付け部51に対する取付け、保持部54の調整部材59に対する取付けは、固着具に限らず、例えば、接着、溶着、嵌合、引掛け構造、スナップフィット構造等を利用して実現してもよい。
第一部材591と第二部材593とは、第二面594は、第一面592に対して傾斜するようにして、互いに結合される。より詳細には、第一部材591及び第二部材593は、第一部材591の第2方向の第1端部及び第2端部が第二部材593の第2方向の第1端部及び第2端部にそれぞれ対向し、更に、一対の第二側板部5932,5932が一対の第一側板部5911,5911間に位置するように配置される。そして、固着具595を通し孔5913を通してねじ孔5933に結合することで、第一部材591と第二部材593とは、互いに結合され、図13に示す調整部材59が得られる。
調整部材59では、第二面594は、第一面592に対して傾斜している。第二面594と第一面592とのなす角度θ3は、例えば、0°<θ3<90°である。特に、本変形例において、θ3は、2θ2に等しい。
調整部材59(第一部材591及び第二部材593)は、フレーム52と同じ材料で構成されている。このため、調整部材59(第一部材591及び第二部材593)の剛性は、筐体22よりも高い。また、調整部材59(第一部材591及び第二部材593)の強度は、筐体22の強度よりも高い。調整部材59の第一部材591及び第二部材593は、金属板を、曲げ加工することで形成されている。ここでいう金属板としては、例えば、スチール、ステンレス、アルミニウム、鋼板等が挙げられる。ただし、調整部材59は、合成樹脂で構成されてもよい。また、調整部材59は、板状の材料で構成されなくてもよく、例えば、クサビ状のゴム材、合成樹脂等で構成されてもよい。また、調整部材59は、第一平板部5911と第二平板部5931とを溶接により接合して形成されてもよい。
(2.3)その他の変形例
以下、実施形態の変形例を列挙する。
上記実施形態では、施工面71は、前後方向にみて、本体2よりも大きいが、本開示では、施工面71は、専用のスタンド等のように、前後方向にみて本体2と同じ大きさであってもよい。この場合であっても、施工面71が、例えば、壁面、生垣の表面、柵やフェンスで仕切られた面、ネットや網で仕切られた面等の鉛直面に沿った面(縦面)に近接するように設置される場合には、上記実施形態と同様、手が縦面に当たりにくい。この結果、この態様であっても、使い勝手のよさが実現できる。
上記実施形態では、保持部54を含むプラグ保持具5を備えたが、保持部54は、プラグ部3の外形状をかたどった凹みを天板231に形成した態様であってもよい。この場合、プラグ部3を保持部54に対して載せることになるが、本開示では「載せる」についても「保持」に含まれる。
上記実施形態では、プラグ部3は、保持部54に対して、一方向に差し込むことで保持されたが、本開示では、プラグ部3を保持部54に対して保持させる構造は、差し込みを実現する構造に限らない。例えば、上述の載せる構造のほか、引っ掛ける構造等であってもよい。
上記実施形態では、ガイド部57は、保持部54に含まれたが、本開示では、保持部54とガイド部57とは別々の部材であってもよい。
本開示に係るプラグ保持具5,5Aは、筐体22の側板23に直接取り付けられてもよいし、他の部材を介して取り付けられてもよい。例えば、電力供給装置1,1Aは、水平断面略L字状の取付け具を備えてもよい。取付け具は、例えば、施工面に取り付けられる板部と、プラグ保持具5,5Aが取り付けられる板部と、を備え、水平断面略L字状に形成される。
また、本開示において「下端部」及び「下端」などのように、「…端部」と「…端」とで区別した表現が用いられている。例えば、「下端部」とは、「先端」を含む一定の範囲を持つ部分を意味する。他の「…端部」を伴った表現についても同様である。
(3)態様
以上説明したように、第1の態様に係る電力供給装置(1;1A)は、本体(2)と、プラグ部(3)と、電力線(4)と、保持部(54)とを備える。本体(2)は、移動体(8)の動力源として用いられる蓄電池(82)の充電用の電力を出力し、所定の施工面(71)に沿って取付け可能である。プラグ部(3)は、移動体(8)の充電口に接続可能である。電力線(4)は、本体(2)とプラグ部(3)とをつなぎ、本体(2)から出力された電力をプラグ部(3)へ伝える。保持部(54)は、非使用時のプラグ部(3)を保持する。プラグ部(3)は、持ち手部(32)を有するプラグ本体(31)と、プラグ本体(31)に設けられ充電口に接続可能な電力供給端子(38)と、を有する。プラグ部(3)が保持部(54)に保持された状態で、電力供給端子(38)の先端と、持ち手部(32)の電力供給端子(38)とは反対側の端と、を通る直線(S2)が、施工面(71)に対して傾斜する。
この態様によれば、プラグ部(3)が保持部(54)に保持された状態では、持ち手部(32)と施工面(71)とが離れる。したがって、ユーザが手で持ち手部(32)をつかんで、プラグ部(3)を保持部(54)に保持させる際に、手が施工面(71)等に当たりにくく、使い勝手のよさが実現できる。
第2の態様に係る電力供給装置(1;1A)では、第1の態様において、保持部(54)に対し、プラグ部(3)を所定方向に沿って差し込む際のガイドとなるガイド部(57)を更に備える。前記所定方向が施工面(71)に対して傾斜する。
この態様によれば、既存のプラグ部(3)の構造を持つ電力供給装置(1;1A)に対して、ガイド部(57)の態様を変えた電力供給装置(1;1A)とすることで、ユーザの手を施工面(71)に当たりにくくすることができる。
第3の態様に係る電力供給装置(1;1A)では、第1の態様において、保持部(54)に対し、プラグ部(3)を施工面(71)に沿って差し込む際のガイドとなるガイド部(57)を更に備える。持ち手部(32)は、プラグ部(3)が保持部(54)に保持された状態において、一直線に沿って延びる。一直線は、第一位置(P1)と、第二位置(P2)とを通る。施工面(71)と第二位置(P2)との間の距離(A2)は、施工面(71)と第一位置(P1)との間の距離(A1)よりも大きい。一直線は施工面(71)に対して傾斜する。
この態様によれば、ガイド部(57)が施工面(71)に沿って保持部(54)を導く構造であっても、ユーザが手で持ち手部(32)をつかんで、プラグ部(3)を保持部(54)に保持させる際に、手が施工面(71)等に当たりにくくできる。
第4の態様に係る電力供給装置(1;1A)では、第1〜第3のいずれか一つの態様において、保持部(54)は、本体(2)に取り付けられている。
この態様によれば、電力供給装置(1;1A)を施工する際に、作業性よく施工作業を行うことができる。
第5の態様に係る電力供給装置(1;1A)では、第4の態様において、保持部(54)は、本体(2)の外周面(25)のうちのいずれかに取り付けられている。
この態様によれば、ユーザはプラグ部(3)を保持部(54)に保持させる際に使い勝手がよい。
第6の態様に係る電力供給装置(1;1A)では、第5の態様において、保持部(54)は、外周面(25)のうち、施工面(71)に対して交差し、かつ鉛直面に沿った面(29)に取り付けられている。
この態様によれば、プラグ部(3)を保持部(54)に保持させた状態で、本体(2)の前面(283)よりも前側に、プラグ部(3)が大きく突出するのを抑えることができる。
第7の態様に係る電力供給装置(1;1A)では、第4〜第6のいずれか一つの態様において、保持部(54)は、本体(2)の中心よりも下に取り付けられている。
この態様によれば、ユーザは、持ち手部(32)をつかんで、プラグ部(3)を保持部(54)に保持させる際に、プラグ部(3)を持ち上げる距離を短くでき、使い勝手がよい。
第8の態様に係る電力供給装置(1;1A)では、第1〜第7のいずれか一つの態様において、プラグ部(3)は、プラグ部(3)が保持部(54)に保持された状態で、第一仮想平面(H1)と第二仮想平面(H2)との間に収まる。第一仮想平面(H1)は、本体(2)において施工面(71)とは反対側の面(前面(283))を含む。第二仮想平面(H2)は、施工面(71)を含む。
この態様によれば、プラグ部(3)を保持部(54)に保持させた状態で、本体(2)の前面(283)よりも前側に、プラグ部(3)が突出するのを抑えることができ、収納性を高くすることができる。
第9の態様に係る電力供給装置(1;1A)では、第1〜第8のいずれか一つの態様において、引出し部(61)と、ケーブル支持部(62)と、を更に備える。引出し部(61)は、電力線(4)を本体(2)の底面(27)から引き出す。ケーブル支持部(62)は、底面(27)に取り付けられ、電力線(4)の一部を支持可能に構成される。ケーブル支持部(62)は、施工面(71)と直交する方向において、引出し部(61)の中心よりも施工面(71)とは反対側にある。
この態様によれば、引出し部(61)から電力線(4)を引き出すためのスペースを確保しながら、ケーブル支持部(62)を配置することができる。
第10の態様に係る電力供給装置(1;1A)は、本体(2)と、プラグ部(3)と、電力線(4)と、保持部(54)とを備える。本体(2)は、移動体(8)の動力源として用いられる蓄電池(82)の充電用の電力を出力し、所定の施工面(71)に沿って取付け可能である。プラグ部(3)は、移動体(8)の充電口に接続可能である。電力線(4)は、本体(2)とプラグ部(3)とをつなぎ、本体(2)から出力された電力をプラグ部(3)へ伝える。保持部(54)は、非使用時のプラグ部(3)を保持する。プラグ部(3)は、プラグ部(3)が保持部(54)に保持された状態で、施工面(71)に対して傾斜する。
この態様によれば、プラグ部(3)が保持部(54)に保持された状態では、プラグ部(3)の少なくとも一部が施工面(71)から離れる。したがって、ユーザが手でプラグ部(3)をつかんで、プラグ部(3)を保持部(54)に保持させる際に、手が施工面(71)等に当たりにくい。これにより、この態様によれば、使い勝手のよさが実現できる。
第11の態様に係る電力供給装置(1A)では、第1〜第10のいずれか一つの態様において、取付け部(51)と、調整部材(59)と、を更に備える。取付け部(51)は、本体(2)に取り付けられ、かつ保持部(54)が取り付けられる。調整部材(59)は、取付け部(51)と保持部(54)との間に設けられる。
この態様によれば、調整部材(59)によって、保持部(54)の角度を調整することができる。このため、この態様によれば、保持部(54)及び取付け部(51)について、部材の共通化を図ることができる。
第12の態様に係る電力供給装置(1A)では、第11の態様において、取付け部(51)は、本体(2)に取り付けられるフレーム(52)を有する。調整部材(59)はフレーム(52)に対して固定されている。
この態様によれば、フレーム(52)に対する調整部材(59)の位置ずれを抑えることができる。
第13の態様に係る電力供給装置(1A)では、第12の態様において、取付け部(51)は、フレーム(52)に対して取り付けられたケース(53)を有する。調整部材(59)は、ケース(53)と保持部(54)との間に設けられている。
この態様によれば、ケース(53)によってフレーム(52)を覆うことができ、見栄えが損なわれるのを抑えることができる。
第14の態様に係る電力供給装置(1A)では、第11〜第13のいずれか一つの態様において、調整部材(59)は、取付け部(51)に対向する第一面(592)と、保持部(54)に対向する第二面(594)と、を有する。第二面(594)は第一面(592)に対して傾斜している。
この態様によれば、簡略化した構成の調整部材(59)を用いて、ユーザがプラグ部(3)を保持部(54)に保持させる際に、手が施工面(71)等に当たりにくく、使い勝手のよさを実現できる。
第15の態様に係るプラグ保持具(5;5A)は、移動体(8)の蓄電池(82)の充電口に接続可能なプラグ部(3)を、非使用時に保持するプラグ保持具(5;5A)である。プラグ保持具(5;5A)は、取付け部(51)と、保持部(54)と、ガイド部(57)と、を備える。取付け部(51)は、取付け面(72)に取付け可能である。保持部(54)は、取付け部(51)に設けられ、非使用時のプラグ部(3)を保持する。ガイド部(57)は、保持部(54)に対し、プラグ部(3)を所定方向に沿って差し込む際のガイドとなる。所定方向は、取付け面(72)に対して傾斜している。
この態様によれば、プラグ保持具(5;5A)を取付け面(72)に取り付けることで、既に設置された電力供給装置(1;1A)のプラグ部(3)に対して、プラグ保持具(5;5A)を設けることができる。これにより、プラグ部(3)が保持部(54)に保持された状態では、持ち手部(32)と施工面(71)とを離すことができる。この結果、ユーザが手で持ち手部(32)をつかんで、プラグ部(3)を保持部(54)に保持させる際に、手が施工面(71)等に当たりにくく、使い勝手のよさが実現できる。
第16の態様に係る電力供給装置(1;1A)では、第12〜第14のいずれか一つの態様において、調整部材(59)と、フレーム(52)とは、同じ剛性を持つ材料で構成されている。
この態様によれば、プラグ部(3)を保持部(54)に保持させる際に、調整部材(59)が変形するのを抑えることができる。
第17の態様に係る電力供給装置(1;1A)では、第16の態様において、調整部材(59)が金属製である。
この態様によれば、プラグ部(3)を保持部(54)に保持させる際に、調整部材(59)が変形するのを抑えることができる。
第18の態様に係る電力供給装置(1;1A)では、第12〜第14、第16、第17のいずれか一つの態様において、調整部材(59)は、第一平板部(591)と、第一平板部(591)に対して傾斜する第二平板部(593)と、で構成される。
この態様によれば、簡略化した構成の調整部材(59)を用いて、ユーザがプラグ部(3)を保持部(54)に保持させる際に、手が施工面(71)等に当たりにくく、使い勝手のよさを実現できる。
第2〜第18の態様に係る構成については、電力供給装置(1;1A)に必須の構成ではなく、適宜省略可能である。
1,1A 電力供給装置
2 本体
25 外周面
27 底面
29 面
3 プラグ部
31 プラグ本体
32 持ち手部
321 中心
33 先端部
38 電力供給端子
38c 中心
4 電力線
5,5A プラグ保持具
52 フレーム
53 ケース
54 保持部
57 ガイド部
59 調整部材
592 第一面
594 第二面
61 引出し部
62 ケーブル支持部
71 施工面
72 取付け面
8 移動体
82 蓄電池
S2 直線(第二直線)
H1 第一仮想平面
H2 第二仮想平面

Claims (15)

  1. 移動体の動力源として用いられる蓄電池の充電用の電力を出力し、所定の施工面に取付け可能な本体と、
    前記移動体の充電口に接続可能なプラグ部と、
    前記本体と前記プラグ部とをつなぎ、前記本体から出力された前記電力を前記プラグ部へ伝える電力線と、
    非使用時の前記プラグ部を保持する保持部と、
    を備え、
    前記プラグ部は、
    持ち手部を有するプラグ本体と、
    前記プラグ本体に設けられ前記充電口に接続可能な電力供給端子と、
    を有し、
    前記プラグ部が前記保持部に保持された状態で、前記電力供給端子の先端と、前記持ち手部の前記電力供給端子とは反対側の端と、を通る直線は前記施工面に対して傾斜する、
    電力供給装置。
  2. 前記保持部に対し前記プラグ部を所定方向に沿って差し込む際のガイドとなるガイド部を更に備え、
    前記所定方向が前記施工面に対して傾斜する、
    請求項1記載の電力供給装置。
  3. 前記保持部に対し前記プラグ部を前記施工面に沿って差し込む際のガイドとなるガイド部を更に備え、
    前記持ち手部は、前記プラグ部が前記保持部に保持された状態において、第一位置と、第二位置とを通る一直線に沿って延びており、
    前記施工面と前記第二位置との間の距離は、前記施工面と前記第一位置との間の距離よりも大きく、
    前記一直線が前記施工面に対して傾斜する、
    請求項1記載の電力供給装置。
  4. 前記保持部は、前記本体に取り付けられている、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の電力供給装置。
  5. 前記保持部は、前記本体の外周面のうちのいずれかに取り付けられている、
    請求項4記載の電力供給装置。
  6. 前記保持部は、前記外周面のうち、前記施工面に対して交差し、かつ鉛直面に沿った面に取り付けられている、
    請求項5記載の電力供給装置。
  7. 前記保持部は、前記本体の中心よりも下に取り付けられている、
    請求項4〜6のいずれか一項に記載の電力供給装置。
  8. 前記プラグ部は、前記プラグ部が前記保持部に保持された状態で、前記本体において前記施工面とは反対側の面を含む第一仮想平面と、前記施工面を含む第二仮想平面との間に収まる、
    請求項1〜7のいずれか一項に記載の電力供給装置。
  9. 前記電力線を前記本体の底面から引き出す引出し部と、
    前記底面に取り付けられ、前記電力線の一部を支持可能なケーブル支持部と、
    を更に備え、
    前記ケーブル支持部は、前記施工面と直交する方向において、前記引出し部の中心よりも前記施工面とは反対側にある、
    請求項1〜8のいずれか一項に記載の電力供給装置。
  10. 移動体の動力源として用いられる蓄電池の充電用の電力を出力し、所定の施工面に取付け可能な本体と、
    前記移動体の充電口に接続可能なプラグ部と、
    前記本体と前記プラグ部とをつなぎ、前記本体から出力された前記電力を前記プラグ部へ伝える電力線と、
    非使用時の前記プラグ部を保持する保持部と、
    を備え、
    前記プラグ部は、前記プラグ部が前記保持部に保持された状態で、前記施工面に対して傾斜する、
    電力供給装置。
  11. 前記本体に取り付けられ、かつ前記保持部が取り付けられる取付け部と、
    前記取付け部と前記保持部との間に設けられた調整部材と、
    を更に備える、
    請求項1〜10のいずれか一項に記載の電力供給装置。
  12. 前記取付け部は、前記本体に取り付けられるフレームを有し、
    前記調整部材は前記フレームに対して固定されている、
    請求項11記載の電力供給装置。
  13. 前記取付け部は、前記フレームに対して取り付けられたケースを有し、
    前記調整部材は、前記ケースと前記保持部との間に設けられている、
    請求項12記載の電力供給装置。
  14. 前記調整部材は、
    前記取付け部に対向する第一面と、
    前記保持部に対向する第二面と、
    を有し、
    前記第二面は前記第一面に対して傾斜している、
    請求項11〜13のいずれか一項に記載の電力供給装置。
  15. 移動体の蓄電池の充電口に接続可能なプラグ部を、非使用時に保持するプラグ保持具であって、
    取付け面に取付け可能な取付け部と、
    前記取付け部に設けられ、前記非使用時の前記プラグ部を保持する保持部と、
    前記保持部に対し前記プラグ部を所定方向に沿って差し込む際のガイドとなるガイド部と、
    を備え、
    前記所定方向は、前記取付け面に対して傾斜している、
    プラグ保持具。
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