JP2020061509A - ヒートシンク、その製造方法及び熱交換器 - Google Patents

ヒートシンク、その製造方法及び熱交換器 Download PDF

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Abstract

【課題】生産効率を向上させることができ、発熱体搭載面の平坦度が高く、圧力損失の増大を抑制しつつ冷却性能を向上させることができるヒートシンク及びこのヒートシンクを備えた熱交換器を提供する。【解決手段】ヒートシンク1は、長方形状を呈し発熱体搭載面21を備えたベース板2と発熱体搭載面21の背面に配置された複数のフィン3とを有している。フィン3は、ベース板2から突出したフィン基部31とフィン基部31から突出した複数のピン32とを有している。フィン基部31は、第1方向Xに互いに間隔をあけて配置され、第1方向Xと直交する第2方向Yに延在している。ピン32は第2方向Yに間隔をあけて配置されている。ピン32同士の間隔Wpはフィン基部31同士の間隔Wbよりも狭く、ピン32の高さHpに対するフィン基部31の高さHbの比Hb/Hpは0<Hb/Hp<0.20である。【選択図】図1

Description

本発明は、ヒートシンク、その製造方法及び熱交換器に関する。
インバータやコンバータ等の電力変換装置は、電力変換を行うための半導体素子と、半導体素子を冷却するための熱交換器とを有している。例えば自動車等の車両に搭載される電力変換装置においては、冷却効率をより高めるために、液冷式の熱交換器が使用されている。液冷式の熱交換器は、ヒートシンクと、ヒートシンクとともに冷媒流路を構成するジャケットとを有している。また、熱交換器は、軽量化を目的として、アルミニウム材(アルミニウム及びアルミニウム合金を含む。以下同様。)から構成されていることがある。
この種のヒートシンクは、冷媒流路内に配置した際の圧力損失の増大を抑制しつつ冷却性能を高めるため、ピンフィンを備えていることが多い。例えば特許文献1には、頂壁および底壁を有しかつ内部に冷却液流路が設けられたケーシングと、ケーシング内の冷却液流路に配置された放熱器とを備えており、ケーシングの頂壁外面および底壁外面のうちいずれか一方に発熱体取付部が設けられ、放熱器が、基板、および基板に対して突出するように千鳥配置状に設けられた複数のピンフィンを有する液冷式冷却装置が記載されている。
特許文献1の放熱器は、高さの異なる2種類のピンフィンを有している。高低2種類のピンフィンのうち高ピンフィンの横断面形状は平行四辺形であり、かつ当該平行四辺形における1つの角部が冷却液流路における冷却液流れ方向上流側を向くとともに、当該角部と対角線上に位置する角部が同じく冷却液流れ方向下流側を向いている。かかる放熱器は、放熱器の元板に、冷却液流路における冷却液流れ方向下流側に向かって一方に傾斜した第1直線に沿って切削する第1の切削加工と、冷却液流れ方向下流側に向かって他方に傾斜した第2直線に沿って切削する第2の切削加工とを行うことにより形成される。
近年では、発熱体をより効率よく冷却するため、ヒートシンクに直接発熱体を搭載するように構成された熱交換器も提案されている(例えば、特許文献2)。
特開2016−4806号公報 特開2015−153925号公報
特許文献1の放熱器においては、ケーシングと放熱器との間の熱抵抗を低減するため、ピンフィンの背面、つまり、ケーシングに接合される面の平坦度を高くすることが求められる。しかし、特許文献1の放熱器に高ピンフィンを形成するためには、第1の切削加工または第2の切削加工のうちいずれかの切削加工において、高ピンフィンの高さと等しい深さの溝を形成する必要がある。そのため、切削深さによっては元板に歪みが生じ、ピンフィンの背面の平坦度が低下するおそれがある。ピンフィンの背面の平坦度が低い場合、ケーシングと放熱器との間に隙間が形成されやすくなる。その結果、ケーシングと放熱器との間の熱抵抗の増大を招くおそれがある。
同様に、特許文献2のようにヒートシンクに発熱体が搭載される場合にも、ヒートシンクと発熱体との間の熱抵抗を低減する観点から、ピンフィンの背面の平坦度を高くすることが求められる。また、ヒートシンクに発熱体が搭載される場合には、ピンフィンの背面の平坦度が低下すると発熱体に加わる熱応力の増大を招くおそれもある。
更に、切削加工は比較的加工コストが高く、加工効率も低い加工方法であるため、特許文献1の製造方法よりも更にヒートシンクの生産効率を向上し、かつ、加工コストを低減することが望まれている。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたものであり、押出形材を用いて効率よく生産することができ、発熱体搭載面の平坦度が高く、圧力損失の増大を抑制しつつ冷却性能を向上させることができるヒートシンク、その製造方法及びこのヒートシンクを備えた熱交換器を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、厚み方向から視た平面視において長方形状を呈し、発熱体が搭載される発熱体搭載面を備えたベース板と、
前記ベース板における前記発熱体搭載面の背面に配置された複数のフィンと、を有し、
前記フィンは、
前記ベース板から突出し、前記ベース板の外周端縁におけるいずれか一辺に平行な方向である第1方向に互いに間隔をあけて配置されるとともに、前記第1方向と直交する第2方向に延在したフィン基部と、
前記フィン基部から突出し、前記第2方向に間隔をあけて配置された複数のピンと、を有しており、
前記第2方向における前記ピン同士の間隔Wpが前記第1方向における前記フィン基部同士の間隔Wbよりも狭く、
前記ピンの高さHpに対する前記フィン基部の高さHbの比Hb/Hpが0<Hb/Hp<0.20を満たす、ヒートシンクにある。
本発明の他の態様は、前記ヒートシンクを保持するジャケットと、を備えた熱交換器であって、
前記ジャケットは、
前記ヒートシンクの前記フィンに対面して配置される底壁部と、
前記底壁部の外周縁部から立設され、前記ヒートシンクのベース板を保持する周壁部と、
前記ベース板、前記底壁部及び前記周壁部によって囲まれる空間からなる冷媒流路と、
前記周壁部における、複数の前記フィンのうち前記第1方向の一端に配置されたフィンに対面する位置に配置された冷媒導入口と、
前記周壁部における、複数の前記フィンのうち前記第1方向の他端に配置されたフィンに対面し、かつ、前記第2方向において前記冷媒導入口とは異なる位置に配置された冷媒導出口と、を有する、熱交換器にある。
本発明のさらに他の態様は、前記の態様のヒートシンクの製造方法であって、押出成形により、前記ベース板と、前記ベース板から突出し、板状を呈するとともに押出方向に直角な方向に互いに間隔をあけて配置された複数のフィン予定部とを備えた押出形材を作製し、
複数の前記フィン予定部に前記押出方向とは異なる方向に延びる直線に沿って切削加工を施して前記フィンを形成する、ヒートシンクの製造方法にある。
前記ヒートシンクは、発熱体搭載面を備えたベース板と、ベース板における発熱体搭載面の背面に設けられた複数のフィンと、を有している。また、各フィンは、ベース板から突出したフィン基部と、フィン基部から突出した複数のピンと、を有している。更に、ピン同士の間隔Wp、フィン基部同士の間隔Wb、ピンの高さHpに対するフィン基部の高さHbの比Hb/Hpが前記特定の関係を満たしている。これにより、圧力損失の増大を抑制しつつ前記ヒートシンクの冷却性能を高めることができる。
前記ヒートシンクは、前記の態様の製造方法、つまり、押出加工によってベース板とフィン予定部とを備えた押出形材を作製した後、フィン予定部に切削加工を施す方法により作製することができる。かかる製造方法においては、ツールがベース板から離隔した状態でフィン予定部に切削加工を施すことにより、フィン基部とピンとを備えたフィンを形成することができる。それ故、前記の態様の製造方法によれば、切削加工時のベース板の歪みを低減し、ひいては発熱体搭載面の平坦度を向上させることができる。
また、前記の態様の製造方法によれば、フィン基部同士の隙間を押出加工によって形成することができるため、従来のヒートシンクに比べて切削加工の回数を削減することができる。それ故、前記ヒートシンクを高い効率で生産することができる。
実施例1における、ヒートシンクの斜視図である。 実施例1における、ヒートシンクの平面図である。 図2のIII−III線一部矢視断面図である。 図2のIV−IV線一部矢視断面図である。 実施例1における、押出形材の斜視図である。 実施例2における、ヒートシンクの要部を示す一部断面図である。 実施例3における、熱交換器の斜視図である。 実施例3における、熱交換器の分解斜視図である。 実施例3における、熱交換器の平面図である。
前記ヒートシンクは、アルミニウム材から構成されていてもよい。ヒートシンクを構成するアルミニウム材としては、例えば、A1000系アルミニウム、A3000系合金、A5000系合金、A6000系合金等を採用することができるが、これらのアルミニウム材に限定されるものではない。
前記ヒートシンクにおけるベース板は、その厚み方向から視た平面視において長方形状を呈している。ここで、「長方形状」の概念には、長方形、正方形及びこれらの形状における角部を丸めた形状が含まれる。
ベース板における厚み方向の一方の面には、発熱体が搭載される発熱体搭載面が設けられている。発熱体搭載面に搭載される発熱体は、例えば、電力変換回路を構成する半導体素子等であってもよい。また、半導体素子は、発熱体搭載面に直接搭載されていてもよいし、発熱体搭載面と発熱体との間に、回路基板が介在していてもよい。回路基板としては、例えば、セラミックス板の両面に金属板が接合されてなる積層基板等を使用することができる。
ベース板における厚み方向の他方の面、つまり、発熱体搭載面の背面には、複数のフィンが配置されている。複数のフィンは、ベース板を厚み方向から視た平面視における外周端縁のうちいずれか一辺に平行な方向である第1方向に互いに間隔をあけて配置されている。フィンの厚み、つまり、第1方向におけるフィンの外寸法は、例えば1.0〜3.0mmとすることができる。
フィン基部同士の間隔Wbは、例えば、0.9〜3.0mm、好ましくは1.0〜2.4mmとすることができる。フィン基部同士の間隔Wbは、前記の態様の製造方法における、押出加工に用いるダイスの形状等によって定まる値である。フィン基部同士の間隔Wbを0.9mmより狭くしようとすると、ダイスにおけるフィン基部同士の間に対応する部位の肉厚が過度に薄くなり、ダイスの耐久性の低下を招くおそれがある。
各フィンは、ベース板から突出し、第1方向と直交する第2方向に延在したフィン基部と、フィン基部から突出した複数のピンと、を有している。即ち、各フィンは、複数のピンがフィン基部を介して接続された櫛歯状を呈している。ピンの幅、つまり、第2方向におけるピンの端面間の距離は、例えば1.0〜4.0mm、好ましくは1.1〜3.9mmとすることができる。また、ピンの高さHp、つまり、ベース板からピンの先端までの距離は、例えば、4.0〜10.0mm、好ましくは5.0〜7.0mmとすることができる。
ピン同士の間隔Wpは、例えば、0.7〜2.5mm、好ましくは0.8〜1.8mmとすることができる。ピン同士の間隔Wpは、前記の態様の製造方法における、切削加工に用いるツールの加工径等によって定まる値である。ピン同士の間隔Wbを0.7mmより狭くしようとすると、ツールの加工径が過度に小さくなり、ツールの耐久性の低下を招くおそれがある。
突出方向におけるピンの断面形状は、正方形、長方形または平行四辺形であることが好ましい。これらの断面形状は、板状のフィン予定部に切削加工を施すことによって容易に形成することができる。そのため、前記ヒートシンクの生産効率をより向上させることができる。
ピンは、第2方向、つまりフィン基部の延設方向から視た場合に、高さ方向の全範囲に亘って一定の太さを有していてもよいし、高さ方向の位置によって太さが変化していてもよい。第2方向から視たピンの形状は、押出加工に用いるダイスの孔の形状によって定まる。そのため、第2方向から視たピンの形状を比較的自由に設定することができる。
第2方向から視たピンの形状は、例えば、フィン基部との付け根から先端に向かうにつれて細くなる先細り形状であってもよい。このように、付け根の太さを太くすることにより、ベース板とピンとの熱抵抗をより低減することができる。また、ピンの付け根よりも温度が低く、冷却効率の低いピンの先端の太さを細くすることにより、冷却性能の低下を回避しつ冷媒の流路断面積を広くすることができる。これらの結果、圧力損失の増大をより効果的に抑制しつつ、冷却性能をより向上させることができる。
第2方向におけるピン同士の間隔Wpは、第1方向におけるフィン基部同士の間隔Wbよりも狭い。これにより、前記ヒートシンクを冷媒流路内に配置した際の圧力損失の増大を抑制することができる。ピン同士の間隔Wpがフィン基部同士の間隔Wb以上の場合には、圧力損失の増大を招くおそれがある。
また、ピンの高さHpに対する前記フィン基部の高さHbの比Hb/Hpは0<Hb/Hp<0.20を満たしている。このように、フィン基部をベース板からわずかに突出させることにより、冷媒がピン同士の間を通過する際に、フィン基部によってベース板近傍における冷媒の流れを乱し、冷媒を攪拌することができる。その結果、ベース板上における冷媒の温度境界層の発達を抑制し、冷却性能をより向上させることができる。
Hb/Hpの値が0の場合、つまり、ピン同士の間がベース板と面一に形成されている場合には、冷媒がピン同士の間を通過する際に、ベース板近傍における冷媒の流れを乱す効果が得られない。そのため、ベース板上に、温度境界層、つまり、比較的ベース板の温度に近い温度を有する冷媒の層が発達しやすい。この場合、ベース板から離れた位置を流れる比較的低温の冷媒が温度境界層によって遮られ、ベース板に接触することが難しくなる。その結果、冷却性能の悪化を招くおそれがある。
Hb/Hpの値が0.20以上の場合には、冷媒がピン同士の間を通過する際の流通抵抗が高くなりやすい。そのため、この場合には、圧力損失の増大を招くおそれがある。
圧力損失の増大を抑制しつつ冷却性能をより向上させる観点からは、フィンの厚みが1.5mm〜2.5mmであり、ピンの幅が1.1〜1.6mmであり、ピン同士の間隔Wpが0.8〜1.8mmであり、フィン基部同士の間隔Wbが1.0〜2.4mmであり、フィン基部同士の間隔Wbに対するピン同士の間隔Wpの比Wp/Wbが0<Wp/Wb<0.80を満たすことが好ましい。
前記ヒートシンクは、ジャケットと組み合わせることにより熱交換器を構成することができる。ジャケットは、ヒートシンクのフィンに対面して配置される底壁部と、
底壁部の外周縁部から立設され、ヒートシンクのベース板を保持する周壁部と、
ベース板、底壁部及び周壁部によって囲まれる空間からなる冷媒流路と、
周壁部における、複数の前記フィンのうち第1方向の一端に配置されたフィンに対面する位置に配置された冷媒導入口と、
周壁部における、複数の前記フィンのうち第1方向の他端に配置されたフィンに対面し、かつ、第2方向において冷媒導入口とは異なる位置に配置された冷媒導出口と、を有している。
冷媒導入口及び冷媒導出口をそれぞれフィンに対面するように配置することにより、ピン同士の間に冷媒導入口から流入する冷媒を導くことができる。ピン同士の間には、前述したように、ベース板からわずかに突出したフィン基部が存在している。そのため、フィン基部によってピン同士の間を通過しようとする冷媒を攪拌し、温度境界層の発達を抑制することができる。
また、冷媒導出口を第2方向において冷媒導入口からずれた位置に配置することにより、冷媒導入口から流入する冷媒を、第1方向だけではなく第2方向へも流動させることができる。これにより、ヒートシンクと冷媒との熱交換効率をより高めることができる。
これらの結果、前記熱交換器は、圧力損失の増大を抑制しつつ冷却性能を向上させることができる。
また、ピンの断面形状が正方形、長方形または平行四辺形のいずれかである場合には、冷媒導出口を第2方向において冷媒導入口からずれた位置に配置することにより、冷媒流路内に、ピンの側面に存在する角部に向かう方向の冷媒の流れを形成することができる。これにより、冷却性能を向上させるとともに、熱交換器の圧力損失をより低減することができる。
前述の作用効果をより高める観点からは、冷媒導入口はフィンにおける第2方向の一端に対面する位置に配置されており、冷媒導出口はフィンにおける第2方向の他端に対面する位置に配置されていることが好ましい。つまり、冷媒導入口は冷媒流路のいずれかの角部に配置されており、冷媒導出口は冷媒導入口が配置された角部の対角となる角部に配置されている。この場合には、冷媒流路全体に冷媒の流れを形成し、ヒートシンクと冷媒との熱交換効率をより高めることができる。その結果、前記熱交換器の冷却性能をより向上させることができる。
(実施例1)
前記ヒートシンクの実施例について、図を用いて説明する。図1及び図2に示すように、ヒートシンク1は、厚み方向から視た平面視において長方形状を呈し、発熱体が搭載される発熱体搭載面21を備えたベース板2と、ベース板2における発熱体搭載面21の背面に配置された複数のフィン3と、を有している。フィン3は、ベース板2から突出したフィン基部31と、フィン基部31から突出した複数のピン32と、を有している。
図2及び図3に示すように、フィン基部31は、ベース板2の外周端縁のうちいずれか一辺に平行な方向である第1方向Xに互いに間隔をあけて配置されている。また、フィン基部31は、図2及び図4に示すように、第1方向Xと直交する第2方向Yに延在している。各フィン3に設けられたピン32は、第2方向Yに間隔をあけて配置されている。
また、第2方向Yにおけるピン32同士の間隔Wp(図4参照)は第1方向Xにおけるフィン基部31同士の間隔Wb(図3参照)よりも狭く、ピン32の高さHp(図4参照)に対するフィン基部31の高さHbの比Hb/Hpは0<Hb/Hp<0.20を満たしている。以下、本例のヒートシンク1の構成をより詳細に説明する。
本例のヒートシンク1は、アルミニウム材から構成されている。ヒートシンク1のベース板2の寸法は、特に制限されるものではない。例えば、本例のベース板2は、長辺150mm、短辺110mmの長方形状を呈している。図には示さないが、ベース板2の一方の板面の中央には発熱体搭載面21が設けられている。また、図1及び図2に示すように、発熱体搭載面21の背面には、複数のフィン3が配置されている。発熱体搭載面21の背面における複数のフィン3の周囲は、ジャケットに取り付けるためのフランジ面22を構成している。
図2に示すように、本例のフィン基部31は、ベース板2を厚み方向から視た平面視における長辺と平行な方向である第1方向Xに互いに間隔をあけて配置されており、短辺と平行な方向である第2方向Yに延在している。つまり、本例のヒートシンク1は、ベース板2の長手方向に並んで配置され、短手方向に延設された複数のフィン基部31を有している。
フィン基部31の長さ及び厚みは特に制限されるものではない。例えば、本例のフィン基部31の長さは90mmであり、フィン基部31の厚みA、つまり、第1方向Xにおけるフィン基部31の外寸法は2.0mmである。また、図3に示すフィン基部31同士の間隔Wb、つまり、第2方向Yにおいて隣り合うフィン基部31同士の距離は2.4mmであり、図4に示すフィン基部31のベース板2からの高さHbは0.50mmである。
図2及び図4に示すように、各フィン基部31は、第2方向Y、つまり、フィン基部31の延設方向に互いに間隔をあけて並んだ複数のピン32を有している。本例のピン32は、四角柱状を呈している。図4に示すピン32の高さHpは6.0mmであり、ピン32同士の間隔Wp、つまり、第1方向Xにおいて隣り合うピン32同士の距離は0.9mmであり、第2方向Yにおけるピン32の幅Bは1.5mmである。なお、図3に示すように、第1方向Xにおけるピン32の厚みは2.0mmであり、フィン基部31の厚みAと等しい。
本例のヒートシンク1は、以下の方法により作製することができる。まず、押出成形により、ベース板2と、ベース板2から突出し、板状を呈するとともに押出方向Eに直角な方向に互いに間隔をあけて配置された複数のフィン予定部30とを備えた押出形材10を作製する(図5参照)。フィン予定部30の及びフィン予定部30同士の間隔は、それぞれ、フィン基部31の厚みA及びフィン基部31同士の間隔Wbと同一である。また、フィン予定部30の高さは、ピン32の高さHpと同一である。
押出成形を行った後、必要に応じて、押出形材10を所望の長さに切断してもよい。
次に、複数のフィン予定部30に押出方向Eとは異なる方向に延びる直線に沿って切削加工を施してフィン3を形成する。本例においては、押出方向Eに対して直角な方向に延びる直線に沿って切削加工を施す。これにより、フィン予定部30にスリットを形成するとともに、スリットによってフィン予定部30を複数のピン32に区画することができる。切削加工によって形成しようとするスリットの幅は、ピン32同士の間隔Wpと同一である。また、スリットの深さは、ピン32の高さHpからフィン基部31の高さHbを差し引いた値と同一である。
本例では、切削加工の際に、フィン予定部30にスリットを形成するとともに、押出方向Eにおける前端部301及び後端部302に存在する不要なフィン予定部30を切除する。これにより、複数のフィン3の周囲にジャケット5に接合するためのフランジ面22を形成する。以上により、図1に示すヒートシンク1を得ることができる。
本例のヒートシンク1は、発熱体搭載面21を備えたベース板2と、ベース板2における発熱体搭載面21の背面に設けられた複数のフィン3と、を有している。また、各フィン3は、ベース板2から突出したフィン基部31と、フィン基部31から突出した複数のピン32と、を有している。更に、ヒートシンク1におけるピン32同士の間隔Wp、フィン基部31同士の間隔Wb、ピン32の高さHpに対するフィン基部31の高さHbの比Hb/Hpが前記特定の関係を満たしている。これにより、圧力損失の増大を抑制しつつ前記ヒートシンク1の冷却性能を高めることができる。
また、フィン3を備えたヒートシンク1は、前述したように、押出加工によってベース板2とフィン予定部30とを備えた押出形材10を作製した後、フィン予定部30に切削加工を施す方法により作製することができる。かかる製造方法においては、切削加工の際に、ツールがベース板2から離隔した状態でフィン予定部30に切削加工を施すことにより、フィン基部31とピン32とを備えたフィン3を形成することができる。それ故、切削加工時のベース板2の歪みを低減し、ひいては発熱体搭載面21の平坦度を向上させることができる。そして、かかるヒートシンク1の発熱体搭載面21に発熱体を搭載することにより、発熱体とヒートシンク1との接触熱抵抗を低減することができる。
また、前記の態様の製造方法によれば、フィン基部31同士の隙間を押出加工によって形成することができるため、従来のヒートシンク1に比べて切削加工の回数を削減することができる。それ故、ヒートシンク1を高い効率で生産することができる。
なお、本例においては、フィン基部31同士の間隔Wb、ピン32同士の間隔Wp、フィン基部31の厚みA及び第2方向Yにおけるピン32の幅Bが全て同一であるヒートシンク1の例を説明したが、これらの値は、ベース板2上の位置によって異なっていてもよい。例えば、一部のフィン3におけるフィン基部31同士の間隔Wbを、残りのフィン3におけるフィン基部31同士の間隔Wbとは異なる値としてもよい。同様に、複数のピン32のうち一部のピン32におけるピン32同士の間隔Wpを、残りのピン32におけるピン32同士の間隔とは異なる値としてもよい。
(実施例2)
本例においては、第1方向から見て先細り形状を備えたピン34を有するヒートシンク102を説明する。なお、本例以降において用いる符号のうち、既出の実施例等と同一の符号については、特に説明のない限り既出の実施例等と同様の構成要素等を示す。
図6に示すように、本例のヒートシンク102は、ベース板2と、ベース板2の一方の板面に設けられた発熱体搭載面21と、発熱体搭載面21の背面に設けられた複数のフィン303と、を有している。各フィン303は、フィン基部33と、フィン基部33上に配置された複数のピン34と、を有している。本例のピン34は、第2方向Yから視た平面視において、フィン基部33への付け根341から先端342に向かうにつれて細くなる先細り形状を有している。その他は実施例1と同様である。
本例のように、ピン34の付け根341の太さをピン先端342より太くすることにより、フィン基部33からピン34に熱が伝わりやすくすることができる。これにより、ベース板2とピン34との熱抵抗をより低減することができる。また、ピン34の付け根341よりも温度が低く、冷却効率の低い先端342の太さを細くすることにより、冷却性能の低下を回避しつつ冷媒の流路断面積を広くすることができる。これらの結果、本例のヒートシンク102によれば、圧力損失の増大をより効果的に抑制し、かつ、冷却性能をより高めることができる。その他、本例のヒートシンク102は実施例1と同様の作用効果を奏することができる。
(実施例3)
本例は、ヒートシンク1を備えた熱交換器4の例である。図7及び図8に示すように、本例の熱交換器4は、ヒートシンク1と、ヒートシンク1を保持するジャケット5と、を有している。図8に示すように、ジャケット5は、ヒートシンク1のフィン3に対面して配置される底壁部51と、底壁部51の外周縁部から立設され、ヒートシンク1のベース板2を保持する周壁部52と、を有している。
図8及び図9に示すように、熱交換器4の冷媒流路41は、ベース板2、底壁部51及び周壁部52によって囲まれる空間から構成されている。また、周壁部52には、熱交換器4の外部から冷媒流路41内に冷媒を導入する冷媒導入口521と、冷媒流路41から熱交換器4の外部へ冷媒を導出する冷媒導出口522とが設けられている。
図9に示すように、冷媒導入口521は、複数のフィン3のうち第1方向Xの一端に配置されたフィン3aに対面する位置に配置されている。冷媒導出口522は、複数のフィン3のうち第1方向Xの他端に配置されたフィン3bに対面し、かつ、第2方向Yにおいて冷媒導入口521とは異なる位置に配置されている。
本例のジャケット5は、アルミニウム材から構成されており、底壁部51と周壁部52とからなる有底箱状を呈している。図8に示すように、周壁部52の頂面には、ヒートシンク1のベース板2を保持するための段差部523が形成されている。段差部523上には、ベース板2のフランジ面22が配置される。周壁部52とベース板2との間は、液密に封止されている。周壁部52とベース板2とは、例えばろう材や接着剤等によって接合されていてもよい。また、周壁部52とベース板2との間にOリング等のシール材を配置し、ボルトなどの締結部材によってヒートシンク1をジャケット5に締結することにより、周壁部52とベース板2との隙間を液密に封止してもよい。
図9に示すように、本例の冷媒導入口521は、具体的には、フィン3aにおける第2方向Yの一端に対面する位置に配置されている。また、冷媒導出口522は、フィン3bにおける第2方向Yの他端に対面する位置に配置されている。つまり、冷媒導入口521は冷媒流路41のいずれかの角部に配置されており、冷媒導出口522は冷媒導入口521が配置された角部の対角となる角部に配置されている。
本例の熱交換器4は、冷媒導入口521及び冷媒導出口522がそれぞれフィン3に対面するように配置されているため、ピン32同士の間に冷媒導入口521から流入する冷媒を導くことができる。ピン32同士の間には、前述したように、ベース板2からわずかに突出したフィン基部31が存在している。そのため、フィン基部31によってピン32同士の間を通過しようとする冷媒を攪拌し、温度境界層の発達を抑制することができる。
また、冷媒導出口522を第2方向Yにおいて冷媒導入口521からずれた位置に配置することにより、冷媒導入口521から流入する冷媒を、第1方向Xだけではなく第2方向Yへも流動させることができる。特に、本例の冷媒導入口521はフィン3aにおける第2方向Yの一端に対面する位置に配置されており、冷媒導出口522はフィン3bにおける第2方向Yの他端に対面する位置に配置されている。そのため、冷媒流路41全体に冷媒の流れを形成し、ヒートシンク1と冷媒との熱交換効率を高めることができる。
更に、ピン32の断面形状を正方形、長方形または平行四辺形のいずれかとすることにより、冷媒流路41内に、ピン32の側面に存在する角部321(図2参照)に向かう方向の冷媒の流れを形成することができる。これにより、冷却性能を向上させるとともに、熱交換器4の圧力損失をより低減することができる。
これらの結果、熱交換器4は、圧力損失の増大を抑制しつつ冷却性能を向上させることができる。
(実験例1)
本例では、ヒートシンク1におけるフィン基部31及びピン32の寸法を種々変更した場合の圧力損失及び冷却性能を、熱流体解析シミュレーションによって評価する。解析に用いた構造モデルは、フィン基部31同士の間隔Wb、ピン32同士の間隔Wp、フィン基部31の高さHb、ピン32の高さHp、フィン基部31の厚みA及び第2方向Yにおけるピン32の幅Hpを表1に示す値とした以外は、実施例3と同様である。
なお、表1に示す構造モデルのうち、モデル1、5、9、13、17のフィン3は、スリットによって複数のピン32に区画されておらず、板状を呈している。また、モデル31のフィンは、フィン基部31を有さず、ピン32がベース板2から突出している。
解析に用いた物性値は、具体的には以下の通りである。
・冷媒:50%エチレングリコール水溶液(温度20℃、密度1057.4kg/m3、粘度8.8×10-4Pa・s、比熱3349.2K/(kg・K)、熱伝導度0.411W/(m・K))
・冷媒温度:20℃
・冷媒流量:10L/min
・発熱体の発熱量:100W
熱流体解析においては、各構造モデルの発熱体搭載面21に6個の発熱体を配置し、冷媒流路41内に冷媒を流す。そして、定常状態における圧力損失ΔP[kPa]の値と、熱抵抗Rth[K/W]の値とを算出する。圧力損失ΔPaの値は、冷媒導入口521における冷媒の圧力から冷媒導出口522における冷媒の圧力を差し引いた値である。また、熱抵抗Rth[K/W]の値は、発熱体搭載面21の最高温度Tmax[℃]を用い、以下の式により算出される値である。
Rth=(Tmax−20)/100
各構造モデルにおけるΔPの値及びRthの値を表1に示す。圧力損失の評価においては、ΔPの値が60.0kPa以下の場合に「評価」欄に記号「A」、60.0kPa超え66.0kPa以下の場合に記号「B」、66.0kPaよりも高い場合に記号「C」を記載した。そして、ΔPの値が66.0kPa以下である記号「A」及び「B」の場合を、圧力損失の増大を抑制できているため合格と判定した。
冷却性能の評価においては、Rthの値が0.155K/Wの場合に「評価」欄に記号「A」、0.155K/W超え0.175K/W以下の場合に記号「B」、0.175K/Wよりも高い場合に記号「C」を記載した。Rthの値が0.175K/W以下である記号「A」及び「B」の場合を、優れた冷却性能を有するため合格と判定した。
また、「総合評価」欄には、圧力損失及び冷却性能がいずれも「A」の場合に記号「A」、圧力損失及び冷却性能のうち一方が「B」であり、他方が「A」または「B」の場合に記号「B」、圧力損失及び冷却性能のうち少なくとも一方が「C」の場合に記号「C」を記載した。
Figure 2020061509
表1に示した構造モデルのうちフィン基部31同士の間隔Wbが同一である構造モデルについて比較すると、フィン3にスリットを設け、複数のピン32に分割した構造モデルは、スリットを有しないフィン3に比べて熱抵抗が小さくなる傾向を有していることが理解できる。また、フィン3にスリットを設けた構造モデルの中でも、ピン32同士の間隔Wpがフィン基部31同士の間隔Wbよりも狭く、ピン32の高さHpに対するフィン基部31の高さHbの比Hb/Hpが0<Hb/Hp<0.20を満たす構造モデルは、これらの条件を満たさない構造モデルに比べて圧力損失ΔPの増大を抑制することができる。
従って、ピン32同士の間隔Wpがフィン基部31同士の間隔Wbよりも狭く、ピン32の高さHpに対するフィン基部31の高さHbの比Hb/Hpが0<Hb/Hp<0.20を満たすヒートシンク1によれば、圧力損失の増大を抑制しつつ冷却性能を向上させることができる。
これらの構造モデルの中でも特に、フィン基部31の厚みAが1.5mm〜2.5mmであり、ピン32の幅Bが1.1〜1.6mmであり、ピン32同士の間隔Wpが0.8〜1.8mmであり、フィン基部31同士の間隔Wbが1.0〜2.4mmであり、フィン基部31同士の間隔Wbに対するピン32同士の間隔Wpの比Wp/Wbが0<Wp/Wb<0.80を満たす構造モデル6、10、11は、これらの条件のいずれかを満たさない構造モデルよりも更に熱抵抗及び圧力損失を低減することができる。
従って、フィン基部31の厚みAが1.5mm〜2.5mmであり、ピン32の幅Bが1.1〜1.6mmであり、ピン32同士の間隔Wpが0.8〜1.8mmであり、フィン基部31同士の間隔Wbが1.0〜2.4mmであり、フィン基部31同士の間隔Wbに対するピン32同士の間隔Wpの比Wp/Wbが0<Wp/Wb<0.80を満たすヒートシンク1によれば、冷却性能を更に向上させることができる。
本発明に係るヒートシンク1、その製造方法及び熱交換器4は、前述した実施例及び実験例の態様に限定されるものではなく、本発明の趣旨を損なわない範囲で適宜構成を変更することができる。
1、102 ヒートシンク
2 ベース板
21 発熱体搭載面
3、303 フィン
31、33 フィン基部
32、34 ピン

Claims (5)

  1. 厚み方向から視た平面視において長方形状を呈し、発熱体が搭載される発熱体搭載面を備えたベース板と、
    前記ベース板における前記発熱体搭載面の背面に配置された複数のフィンと、を有し、
    前記フィンは、
    前記ベース板から突出し、前記ベース板の外周端縁におけるいずれか一辺に平行な方向である第1方向に互いに間隔をあけて配置されるとともに、前記第1方向と直交する第2方向に延在したフィン基部と、
    前記フィン基部から突出し、前記第2方向に間隔をあけて配置された複数のピンと、を有しており、
    前記第2方向における前記ピン同士の間隔Wpが前記第1方向における前記フィン基部同士の間隔Wbよりも狭く、
    前記ピンの高さHpに対する前記フィン基部の高さHbの比Hb/Hpが0<Hb/Hp<0.20を満たす、ヒートシンク。
  2. 前記フィンの厚みが1.5mm〜2.5mmであり、前記第2方向における前記ピンの幅が1.1〜1.6mmであり、前記ピン同士の間隔Wpが0.8〜1.8mmであり、前記フィン基部同士の間隔Wbが1.0〜2.4mmであり、前記フィン基部同士の間隔Wbに対する前記ピン同士の間隔Wpの比Wp/Wbが0<Wp/Wb<0.80を満たす、請求項1に記載のヒートシンク。
  3. 請求項1または2記載のヒートシンクと、前記ヒートシンクを保持するジャケットと、を備えた熱交換器であって、
    前記ジャケットは、
    前記ヒートシンクの前記フィンに対面して配置される底壁部と、
    前記底壁部の外周縁部から立設され、前記ヒートシンクのベース板を保持する周壁部と、
    前記ベース板、前記底壁部及び前記周壁部によって囲まれる空間からなる冷媒流路と、
    前記周壁部における、複数の前記フィンのうち前記第1方向の一端に配置されたフィンに対面する位置に配置された冷媒導入口と、
    前記周壁部における、複数の前記フィンのうち前記第1方向の他端に配置されたフィンに対面し、かつ、前記第2方向において前記冷媒導入口とは異なる位置に配置された冷媒導出口と、を有する、熱交換器。
  4. 前記冷媒導入口は前記フィンにおける前記第2方向の一端に対面する位置に配置されており、前記冷媒導出口は前記フィンにおける前記第2方向の他端に対面する位置に配置されている、請求項3に記載の熱交換器。
  5. 請求項1または2に記載のヒートシンクの製造方法であって、
    押出成形により、前記ベース板と、前記ベース板から突出し、板状を呈するとともに押出方向に直角な方向に互いに間隔をあけて配置された複数のフィン予定部とを備えた押出形材を作製し、
    複数の前記フィン予定部に前記押出方向とは異なる方向に延びる直線に沿って切削加工を施して前記フィンを形成する、ヒートシンクの製造方法。
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