JP2020060835A - 情報処理装置及び混雑状況表示システム - Google Patents

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Abstract

【課題】利用者の利便性の向上を図ることが可能な情報処理装置及び混雑状況表示システムを提供する。【解決手段】表示装置10に列車50の混雑状況を表示させる情報処理装置20は、運行中の列車50から列車50の車内の情報を含む列車内情報を受信し、他の情報処理装置30から列車50の乗車券の販売情報である乗車券販売情報を受信し、列車50に備えられた座席の区分ごとの混雑率を列車内情報から求め、座席の区分のうち座席指定の有る座席について、未購入の座席数である残席数を乗車券販売情報から求め、列車50の混雑率を示す情報と残席数とを対応づけて表示する表示指示を表示装置10に送信する制御部21を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置及び混雑状況表示システムに関する。
従来、特急列車等を利用しようとする利用者は、駅の窓口や切符の券売機において乗車を希望する列車の発着時間を確認し乗車券を購入する。さらに、利用者は、乗車予定の列車について、自由席に乗車すべきか、指定席に乗車すべきかを検討する。列車に乗車する当日に指定席券の購入を検討する利用者は、当日の空席情報や駅の状況を検討した上で指定席券の購入を検討することが多い。
このような、特急列車等を利用しようとする利用者に対して空席情報を提供する技術がある。たとえば、情報提供装置において、自由席車両に乗車しようとしている利用者に対して乗車口ごとの案内情報を提供する技術が知られている。
特開2016−207116号公報
従来技術は、自由席の車両の空席情報のみを利用者に対して提供するものであり、自由席と指定席との混雑状況について比較できるものではなかった。
また、利用者は、列車の座席区分において自由席・指定席のどちらを選択した場合であっても、利用者の想定とは異なる状況が発生する場合があった。たとえば、自由席を利用する予定の利用者は、乗車券購入後に自由席を利用する予定で駅ホームへ向かい、駅ホームの行列や到着列車の車内状況を目視し、自由席が想定以上に混雑していることを確認し、指定席券を購入しなかったことを後悔する場合があった。また、指定席を利用する予定の利用者は、列車に乗車した後で指定席の車両よりも自由席の車両に空席が多い状態に気付き、指定席券を購入しながらも自由席に移動する場合があった。
このため、列車の混雑状況の情報の提示について、列車の利用者から更なる利便性の向上が求められていた。
1つの側面では、本願発明は、利用者の利便性の向上を図ることが可能な情報処理装置及び混雑状況表示システムを提供する。
上記課題を解決するために、情報処理装置が提供される。情報処理装置は、表示装置に列車の混雑状況を表示させる。情報処理装置は、制御部を備える。制御部は、運行中の列車から列車の車内の情報を含む列車内情報を受信し、他の情報処理装置から列車の乗車券の販売情報である乗車券販売情報を受信し、列車に備えられた座席の区分ごとの混雑率を列車内情報から求め、座席の区分のうち座席指定の有る座席について、未購入の座席数である残席数を乗車券販売情報から求め、列車の混雑率を示す情報と残席数とを対応づけて表示する表示指示を表示装置に送信する。
1態様によれば、情報処理装置は、利用者の利便性の向上を図ることができる。
第1の実施形態の情報処理システムの一例を示す図である。 第2の実施形態の列車情報システムの一例を示す図である。 第2の実施形態の混雑状況管理サーバのハードウェア構成の一例を示す図である。 第2の実施形態の列車情報システムの機能の一例を示す図である。 第2の実施形態の列車運行イメージの一例を示す図である。 第2の実施形態の車内人数管理情報の一例を示す図である。 第2の実施形態の残席数管理情報の一例を示す図である。 第2の実施形態の混雑状況表示画面の一例を示す図である(パターン1)。 第2の実施形態の混雑状況表示画面の一例を示す図である(パターン2)。 第2の実施形態の列車情報送信処理のフローチャートの一例を示す図である。 第2の実施形態の列車情報収集処理のフローチャートの一例を示す図である。 第2の実施形態のホームエリア情報表示処理のフローチャートの一例を示す図である。 第2の実施形態の販売エリア情報表示処理のフローチャートの一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
まず、第1の実施形態の情報処理システムについて図1を用いて説明する。図1は、第1の実施形態の情報処理システムの一例を示す図である。
情報処理システム70は、表示装置10、情報処理装置20,30を含むシステムであり、乗物(たとえば、列車50)の情報を提供するシステムである。情報処理装置20は、表示装置10、情報処理装置30および列車50とネットワークを介して情報の送受信が可能である。ネットワークは、有線ネットワークであってもよいし、無線ネットワークであってもよい。
表示装置10は、乗車券を購入しようとする利用者等が閲覧する装置である。表示装置10は、たとえば、駅のホームエリアに設置された行先案内表示盤や、乗車券売エリアに設置されたディスプレイや表示パネルである。表示装置10は、情報処理装置20から受信した表示指示に基づき、混雑状況表示画面40を表示する。
表示装置10は、制御部11と表示部12とを備える。制御部11は、表示装置10の制御を行うものであり、たとえば、プロセッサである。制御部11は、表示装置10全体を制御し、情報の受け付け、情報の送受信の制御を行う。表示部12は、情報の表示を行うものであり、たとえば、ディスプレイである。表示部12は、混雑状況表示画面40を表示する。混雑状況表示画面40は、列車50の混雑状況を表示する画面である。
情報処理装置20は、列車50から列車内情報を取得し、情報処理装置30から乗車券販売情報を取得し、取得した情報に基づき表示装置10に表示指示を送信するコンピュータである。情報処理装置20は、制御部21と記憶部22とを備える。制御部21は、情報処理装置20の制御を行うものであり、たとえば、プロセッサである。制御部21は、列車内情報および乗車券販売情報を受信し、記憶部22に記憶する。記憶部22は、メモリやディスク等の記憶装置である。
情報処理装置30は、乗車券(指定席券を含む)の販売情報を収集および管理するコンピュータである。情報処理装置30は、収集した情報を乗車券販売情報として情報処理装置20に送信する。なお、情報処理装置30は、所定時間ごとに乗車券販売情報を情報処理装置20に送信してもよいし、情報処理装置20からの要求に応じて乗車券販売情報を送信してもよい。情報処理装置30は、制御部31と記憶部32とを備える。制御部31は、情報処理装置30の制御を行うものであり、たとえば、プロセッサである。制御部31は、乗車券販売機や乗車券販売窓口の端末から乗車券の販売情報を受信し、記憶部32に記憶する。記憶部32は、メモリやディスク等の記憶装置である。なお、乗車券販売機や乗車券販売窓口の端末は、図示を省略する。
列車50は、列車内に撮像装置やセンサを備え、撮像装置で撮影した画像およびセンサから取得した情報を列車内情報として情報処理装置20に送信する機能を備える。なお、列車50は、1台に限らず、複数台の列車50が運行中であるものとする。各列車50は、列車内情報をそれぞれ情報処理装置20に送信するものとする。
列車50は、座席を指定して乗車券を購入した利用者が着席できる指定席車両と、座席の指定をせずに乗車券を購入した利用者が着席できる自由席車両とを含んで編成される。列車50は、運行中であり、表示装置10が設置された駅(対象駅)に向かって進行しているものとする。なお、指定席および自由席は、列車50が備える座席の区分の一例に過ぎず、その他の区分(たとえば、指定席よりも高いサービスや設備を備えた座席区分)を含んでもよい。また、列車は、乗物の一例に過ぎず、座席の区分を少なくとも2以上含むものであればその他の乗物であってもよい。以下、第2の実施形態においても同様とする。
ここで、情報処理システム70における、混雑状況表示方法について説明する。情報処理装置20の制御部21は、運行中の列車50から列車50の車内の情報を含む列車内情報を受信する。制御部21は、他の情報処理装置(情報処理装置30)から列車50の乗車券の販売情報である乗車券販売情報を受信する。制御部21は、列車50に備えられた座席の区分ごとの混雑率を列車内情報から求める。制御部21は、座席の区分のうち座席指定の有る座席について、未購入の座席数である残席数を乗車券販売情報から求める。未購入の座席数とは、指定席券(運行日時、列車、座席を指定して発行する座席券)として販売中の座席券のうち未だ顧客に購入されていないため売れ残っている数をいう。制御部21は、列車50の混雑率を示す情報と残席数とを対応づけて表示する表示指示を表示装置10に送信する。混雑率を示す情報とは、混雑率の値でもよいし、混雑率を記号に置き換えて表示するものであってもよい。
表示装置10の制御部11は、制御部21から受信した表示指示に基づき混雑状況表示画面40を表示する。表示装置10は、混雑状況表示画面40に、列車50の混雑率を示す情報と指定席の残席数とを対応づけた情報が表示する。
また、制御部21は、複数の列車50から列車内情報をそれぞれ受信し、表示装置10が設置された駅(対象駅)に列車50が到着する到着順に、列車50の残席数と混雑率を示す情報とを対応づけて表示する表示指示を表示装置10に送信する。表示装置10は、混雑状況表示画面40に、対象駅に到着する列車50の順序に従って残席数と混雑率とを示す情報を表示する。
また、制御部21は、混雑率を示す情報を列車50に備えられた座席の区分ごとに並べて表示する表示指示を表示装置10に送信する。表示装置10は、混雑状況表示画面40に、混雑率を示す情報を座席の区分ごとに(自由席、指定席の座席区分ごとに)表示する。
また、制御部21は、到着順のうち最先に対象駅に到着する列車50である第1列車から受信した第1列車内情報に基づいて、第1列車に備えられた座席の区分のうち座席指定のない座席(自由席)の未着席数である第1残席数を求める。また、制御部21は、座席指定のない座席の混雑率である第1混雑率と、第1列車に備えられた座席の区分が座席指定の有る座席の混雑率である第2混雑率とを求める。たとえば、第1残席数は、自由席の残席数である。また、第1混雑率は、自由席の混雑率である。また、第2混雑率は、指定席の混雑率である。また、制御部21は、乗車券販売情報から第1列車の座席指定の有る座席の未購入の座席数である第2残席数を求める。たとえば、第2残席数は、第1列車の指定席の残席数である。
制御部21は、第1残席数と、第1混雑率と、第2残席数と、第2混雑率とを対応づけて表示する表示指示を表示装置10に送信する。言い換えると、表示装置10は、混雑状況表示画面40に、第1列車について自由席の残席数と、自由席の混雑率と、指定席の残席数と、指定席の混雑率とを対応づけて表示する。
こうして、情報処理装置20が表示装置10に混雑状況を表示させることにより、利用者の利便性を高めることができる。
なお、列車50の自由席の残席数や混雑率は、指定席のように乗車券販売情報からは判別できない情報である。また、運行中の列車50の自由席の残席数は、対象駅に至るまでに経由する駅における利用者の乗降により不確定な値となる。
このため、情報処理システム70は、運行中の列車50であって、かつ、対象駅に到着する順序が最先の列車50(対象駅の隣駅を出発し隣接する区間を運行中の列車50)から取得した列車内情報に基づき自由席の残席数や混雑率を求めて、表示装置10に表示指示を送信する。これにより、情報処理システム70は、自由席の残席数および混雑率の不確定性を軽減させるとともに、利用者に列車50の最新の情報を提供できる。利用者は、運行中の列車50の自由席の残席数や混雑率を把握し指定席の情報と対比することで、乗車する座席の区分を選択するための情報を得ることができる。
[第2の実施形態]
次に、第2の実施形態として、列車情報システムについて図2を用いて説明する。図2は、第2の実施形態の列車情報システムの一例を示す図である。
列車情報システム600は、列車500の混雑状況を表示するシステムである。列車情報システム600は、混雑状況管理サーバ100、乗車券販売管理サーバ200、駅構内サーバ300、表示装置400,450および列車500に搭載される列車情報処理装置501がネットワーク280を介して情報通信を行うシステムである。ネットワーク280は、無線ネットワーク、有線ネットワークを問わない。なお、列車情報システム600は、列車位置状態検知装置等も含むが図示を省略する。なお、列車位置状態検知装置は、各列車500に設置された位置状態検知装置であってもよいし、線路上にトランスポンダを設置して列車500の位置を検知する装置であってもよいし、鉄道システムにおける複数の装置を連携して列車500の位置や状態を検知するものであってもよい。列車情報システム600に含まれる各構成要素は、列車位置状態検知装置から列車500の状態(発車、走行中、停止、現在位置、運行時刻等)を取得できる。また、列車情報システム600は、各構成要素について1台に限らず複数台含むものとしてもよい。
混雑状況管理サーバ100は、列車情報処理装置501から列車500の情報を受信し、列車500の車内人数や着席情報等を蓄積および管理するコンピュータである。また、混雑状況管理サーバ100は、駅構内サーバ300と情報通信を行い、駅構内サーバ300に情報を送信する機能を有するコンピュータである。
乗車券販売管理サーバ200は、乗車券販売窓口で用いられるコンピュータや乗車券販売機から受け付けた情報に基づいて、乗車券や指定席券の販売情報(以下、乗車券販売情報と記載する)を管理するコンピュータである。乗車券販売管理サーバ200は、駅構内サーバ300と情報通信を行い、駅構内サーバ300に情報を送信する機能を有するコンピュータである。なお、乗車券販売窓口で用いられるコンピュータや乗車券販売機の図示は省略する。
駅構内サーバ300は、混雑状況管理サーバ100や乗車券販売管理サーバ200から取得した情報に基づき、列車500の利用者に提示する情報の表示指示を表示装置400,450に対して送信するコンピュータである。駅構内サーバ300は、各駅施設に設置された表示装置400,450に対して異なる表示指示を送信し、表示装置400,450に応じた情報を表示させる機能を有するコンピュータである。
表示装置400,450は、情報を表示する装置である。たとえば、表示装置400は、駅のホームエリアに設置される装置であり、列車名や発車時刻等を提示する電光掲示板や、液晶パネルや、ディスプレイ等である。また、表示装置450は、乗車券販売窓口や乗車券販売機が配置されたエリアに設置される装置であり、電光掲示板や、液晶パネルや、ディスプレイ等である。なお、表示装置400,450は、情報を表示可能な装置であれば、その他の装置であってもよい。また、表示装置400,450は、設置エリアに応じて異なる装置であってもよいし、単一の装置であってもよい。
列車500は、列車情報処理装置501と、座席502にそれぞれ設置される座席センサ503と、カメラ505とを備える。列車500は、車両ごとにカメラ505を備え、車両ごとに所定数の座席502(たとえば、1車両に100席の座席)を備えるが、図示を省略する。
列車情報処理装置501は、列車500ごとに搭載するコンピュータである。列車情報処理装置501は、列車500に設置された各種センサや装置の情報を収集し、混雑状況管理サーバ100に送信する機能を備える。列車情報処理装置501は、運行中の列車500の各種情報(位置情報、運行状態等)を混雑状況管理サーバ100に送信する機能を備えてもよい。
座席センサ503は、座席502が空席か否かを検知する検知部の一実施形態である。座席センサ503は、重量センサ、熱センサ、または圧力センサであってもよいし、座席502の状態を検知することが可能であればその他のセンサであってもよい。たとえば、座席センサ503が重量センサである場合、座席センサ503は、所定の重量がかかったことを検知し、座席502の識別情報(座席番号)と車両の識別情報(車両番号)とともに着席状態である旨を列車情報処理装置501に通知する。列車情報処理装置501は、座席センサ503から座席502が着席状態である旨の情報を受信し、混雑状況管理サーバ100に情報を送信する。以下、座席センサ503が送信する情報を、センサ情報と記載する。
カメラ505は、列車情報処理装置501の指示に従い、列車500内を撮像した画像を列車情報処理装置501に送信する。列車情報処理装置501は、画像を混雑状況管理サーバ100に送信する。以下、カメラ505が撮像し、列車情報処理装置501が混雑状況管理サーバ100に送信する情報を、車内画像情報と記載する。
また、列車500は、列車情報システム600がRFID(Radio Frequency Identification)タグ付きの乗車券を販売するシステムである場合、RFIDタグを読み取る機能を備えたチケットセンサ506も備えることができる。チケットセンサ506は、列車情報処理装置501の指示に従い、検知したRFIDタグの情報を列車情報処理装置501に送信する。列車情報処理装置501は、取得したRFIDタグ情報を混雑状況管理サーバ100に送信する。
なお、列車情報システム600に含まれる構成要素は一例であり、構成要素の組み合わせは適宜決定できる。
次に、第2の実施形態の混雑状況管理サーバのハードウェア構成について図3を用いて説明する。図3は、第2の実施形態の混雑状況管理サーバのハードウェア構成の一例を示す図である。
混雑状況管理サーバ100は、プロセッサ111、RAM(Random Access Memory)112、HDD(Hard Disk Drive)113、画像信号処理部114、入力信号処理部115、媒体リーダ116、通信インタフェース117を含む。混雑状況管理サーバ100は、プロセッサ111によって装置全体が制御されている。プロセッサ111には、バス118を介してRAM112と複数の周辺機器が接続されている。プロセッサ111は、マルチプロセッサであってもよい。プロセッサ111は、たとえば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、またはPLD(Programmable Logic Device)である。また、プロセッサ111は、CPU、MPU、DSP、ASIC、PLDのうちの2以上の要素の組み合わせであってもよい。
RAM112は、混雑状況管理サーバ100の主記憶装置として使用される。RAM112には、プロセッサ111に実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に記憶される。また、RAM112には、プロセッサ111による処理に必要な各種データが記憶される。
バス118に接続されている周辺機器としては、HDD113、画像信号処理部114、入力信号処理部115、媒体リーダ116および通信インタフェース117がある。
HDD113は、内蔵したディスクに対して、磁気的にデータの書き込みおよび読み出しを行う。HDD113は、混雑状況管理サーバ100の補助記憶装置として使用される。HDD113には、OSのプログラム、アプリケーションプログラム、および各種データが記憶される。なお、HDD113に限らず、SSD(Solid State Drive)を使用することもできる。なお、補助記憶装置としては、フラッシュメモリ等の半導体記憶装置を使用することもできる。
画像信号処理部114は、プロセッサ111からの命令にしたがって、混雑状況管理サーバ100に接続されたディスプレイ114aに画像を出力する。ディスプレイ114aとしては、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、プラズマディスプレイ、有機EL(OEL:Organic Electro-Luminescence)ディスプレイ等、任意の種類のディスプレイを用いることができる。
入力信号処理部115は、混雑状況管理サーバ100に接続された入力デバイス115aから入力信号を取得し、プロセッサ111に出力する。入力デバイス115aとしては、マウス、タッチパネル、タッチパッド、トラックボール、キーボード、リモートコントローラ、ボタンスイッチ等、任意の種類の入力デバイスを用いることができる。また、混雑状況管理サーバ100に、複数の種類の入力デバイスが接続されていてもよい。
媒体リーダ116は、記録媒体119に記録されたプログラムやデータを読み取る読み取り装置である。記録媒体119として、たとえば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク(MO:Magneto-Optical disk)、半導体メモリ等を使用できる。磁気ディスクには、フレキシブルディスク(FD:Flexible Disk)やHDDが含まれる。光ディスクには、CD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)が含まれる。
媒体リーダ116は、たとえば、記録媒体119から読み取ったプログラムやデータを、RAM112やHDD113等の他の記録媒体にコピーする。読み取られたプログラムは、たとえば、プロセッサ111によって実行される。なお、記録媒体119は可搬型記録媒体であってもよく、プログラムやデータの配布に用いられることがある。また、記録媒体119やHDD113を、コンピュータ読み取り可能な記録媒体と言うことがある。
通信インタフェース117は、ネットワーク280を介して他のコンピュータ、装置、または通信機器との間でデータの送受信を行う。
以上のようなハードウェア構成によって、第2の実施形態の混雑状況管理サーバ100の処理機能を実現することができる。なお、第1の実施形態の情報処理装置20,30は、図3に示した混雑状況管理サーバ100のハードウェア構成で実現できる。また、第2の実施形態の乗車券販売管理サーバ200、駅構内サーバ300、列車情報処理装置501も、図3に示した混雑状況管理サーバ100のハードウェア構成で実現できる。
なお、上記の構成は一例であり、構成部の組み合わせは適宜決定できる。たとえば、上記構成のうち必要のないものを削除するとしてもよい。
混雑状況管理サーバ100は、たとえばコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムを実行することにより、第2の実施形態の処理機能を実現する。混雑状況管理サーバ100に実行させる処理内容を記述したプログラムは、様々な記録媒体に記録しておくことができる。たとえば、混雑状況管理サーバ100に実行させるプログラムをHDD113に記憶しておくことができる。プロセッサ111は、HDD113内のプログラムの少なくとも一部をRAM112にロードし、プログラムを実行する。また、混雑状況管理サーバ100に実行させるプログラムを、光ディスク、メモリ装置、メモリカード等の可搬型記録媒体に記録しておくこともできる。可搬型記録媒体に記憶されたプログラムは、たとえばプロセッサ111からの制御により、HDD113にインストールされた後、実行可能となる。また、プロセッサ111が、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み出して実行することもできる。
次に、第2の実施形態の列車情報システムの機能について図4を用いて説明する。図4は、第2の実施形態の列車情報システムの機能の一例を示す図である。
列車情報システム600に含まれる複数の構成要素のうち、一例として混雑状況管理サーバ100、乗車券販売管理サーバ200、駅構内サーバ300、列車情報処理装置501について図示する。
混雑状況管理サーバ100は、制御部150および記憶部160を有する。制御部150は、プロセッサ111により実現される。具体的には、プロセッサ111は、RAM112に記憶されたプログラムを実行することで、制御部150の機能を発揮する。なお、制御部150は、FPGA(Field Programmable Gate Array)やASIC等のハードワイヤードロジックにより実現されてもよい。制御部150は、列車情報処理装置501からセンサ情報と車内画像情報を受信し、記憶部160に記憶する。なお、制御部150は、列車500ごとの列車情報(列車名、運行時間等)と受信時間とともに、センサ情報と車内画像情報を記憶部160に記憶する。
記憶部160は、RAM112の記憶領域や混雑状況管理サーバ100が備えるHDD113の記憶領域を用いて実現される。記憶部160は、車内人数管理情報と残席数管理情報を記憶する。車内人数管理情報は、車内画像情報に基づき列車500の各車両の人数を記録した情報である。車内人数管理情報は、後で図6を用いて説明する。残席数管理情報は、センサ情報から求めた列車500の残席数を記録した情報である。残席数管理情報は、後で図7を用いて説明する。
乗車券販売管理サーバ200は、制御部250および記憶部260を有する。制御部250は、プロセッサにより実現される。具体的には、プロセッサは、RAMに記憶されたプログラムを実行することで、制御部250の機能を発揮する。なお、制御部250は、FPGAやASIC等のハードワイヤードロジックにより実現されてもよい。記憶部260は、RAMの記憶領域や乗車券販売管理サーバ200が備えるHDDの記憶領域を用いて実現される。記憶部260は、乗車券販売情報を記憶する。なお、乗車券販売情報の図示は省略する。
駅構内サーバ300は、制御部350および記憶部360を有する。制御部350は、プロセッサにより実現される。具体的には、プロセッサは、RAMに記憶されたプログラムを実行することで、制御部350の機能を発揮する。制御部350は、混雑状況管理サーバ100および乗車券販売管理サーバ200から取得した情報に基づき、表示装置400,450に表示指示を行う。なお、制御部350は、FPGAやASIC等のハードワイヤードロジックにより実現されてもよい。記憶部360は、RAMの記憶領域や駅構内サーバ300が備えるHDDの記憶領域を用いて実現される。
列車情報処理装置501は、制御部550および記憶部560を有する。制御部550は、プロセッサにより実現される。具体的には、プロセッサは、RAMに記憶されたプログラムを実行することで、制御部550の機能を発揮する。なお、制御部550は、FPGAやASIC等のハードワイヤードロジックにより実現されてもよい。記憶部560は、RAMの記憶領域や列車情報処理装置501が備えるHDDの記憶領域を用いて実現される。記憶部560は、列車に関する各種の情報を記憶する。制御部550は、座席センサ503からセンサ情報(着席状態の情報、座席番号、車両番号を含む情報)を取得し、記憶部560に記憶する。制御部550は、カメラ505から車内画像情報(カメラ505が撮像した車内の画像、カメラ505が設置された車両番号またはカメラ505の識別情報を含む情報)を取得し、記憶部560に記憶する。制御部550は、記憶部560から記憶したセンサ情報と車内画像情報とを読み出し、列車情報を付加して制御部150に送信する。
ここで、列車情報システム600における混雑情報表示方法の概略について説明する。混雑状況管理サーバ100の制御部150は、列車500の運行に応じて、制御部550からセンサ情報および車内画像情報を受信し、記憶部160に記憶する。乗車券販売管理サーバ200の制御部250は、乗車券や指定席券の販売情報を乗車券販売機や窓口端末から受信し、記憶部260に記憶する。駅構内サーバ300の制御部350は、混雑状況管理サーバ100および乗車券販売管理サーバ200が記憶した情報を取得し、列車ごとに自由席および指定席の混雑状況が対比可能な混雑情報を生成する。制御部350は、列車500の運行に応じて、生成した混雑情報の表示装置400,450に表示指示を送信する。
表示装置400,450は、駅構内サーバ300から受信した表示指示に従い、列車500の自由席および指定席の混雑状況について対比可能な情報を表示する。列車500に乗車する予定の利用者は、表示装置400,450に表示された情報を目視で確認し、自由席にすべきか指定席券を購入すべきかを検討することができる。なお、自由席および指定席は、座席の区分の一例であり、その他の区分であってもよい。
なお、混雑状況管理サーバ100、乗車券販売管理サーバ200および駅構内サーバ300の機能を実現するプログラムは、それぞれ異なるサーバで実行してもよいし、単一のサーバで実行してもよい。
次に、第2の実施形態の列車の運行状態を示す列車運行イメージについて図5を用いて説明する。図5は、第2の実施形態の列車運行イメージの一例を示す図である。
列車運行イメージ700は、列車情報システム600を適用する際の列車500の運行状態のイメージを示した図である。列車500a,500b,500c,500dは、列車500と同様の機能を備えているものとする。列車500a,500b,500c,500dは、A駅を始発駅とし、B駅、C駅、D駅、E駅、…を経由して終着駅であるZ駅(図示を省略)に向かって走行中であるものとする。
列車500aは、列車名が「特急A」であり、A駅とB駅の間の区間(AB駅間)においてE駅の方向に向かうものとする。列車500bは、列車名が「特急B」であり、B駅とC駅の間の区間(BC駅間)においてE駅の方向に向かうものとする。列車500cは、列車名が「特急C」であり、C駅とD駅の間の区間(CD駅間)においてE駅の方向に向かうものとする。列車500dは、列車名が「特急D」であり、D駅とE駅の間の区間(DE駅間)においてE駅の方向に向かうものとする。列車500dは、対象駅であるE駅の隣駅であるD駅を発車してE駅に向かっており、運行中の列車のうち最先の順番でE駅に到着するものとする。また、D駅とE駅の間に経由する駅は無く、列車500dは、D駅を出発しE駅に到着するまでの間(E駅と隣接する区間)において、利用者の乗降が発生することがないものとする。
以下の説明において、E駅を対象駅とし、E駅に到着予定順に列車500d,500c,500b,500aの混雑情報をE駅に設置された表示装置400,450に表示するものとする。また、列車500a,500b,500c,500dは、全て3両編成であり、1号車が自由席、2号車が指定席、3号車が自由席であるものとする。また、以下の説明において、列車500a,500b,500c,500dのいずれかを特定しない場合には、列車500と記載する。
なお、列車運行イメージ700において、運行中の列車500は4台であるが、これは一例に過ぎず、他の台数であってもよい。また、列車500は、3両編成として説明するが、これは一例に過ぎず、他の車両編成であってもよい。
次に、第2の実施形態の車内人数管理情報について図6を用いて説明する。図6は、第2の実施形態の車内人数管理情報の一例を示す図である。
車内人数管理情報800は、混雑状況管理サーバ100が列車500から受信した車内画像情報から求めた列車500の各車両の車内の利用者の人数を管理する情報である。混雑状況管理サーバ100は、画像解析機能を備えており、車内画像情報に基づき列車500内の人数をカウントする。混雑状況管理サーバ100は、車両ごと(座席の区分ごと)に車内人数を計数し、車内人数管理情報800に記録する。なお、混雑状況管理サーバ100は、列車情報処理装置501からチケットセンサ506が検知したRFIDタグの情報を受信した場合、RFIDタグの情報に基づき列車500の車内の人数を算出してもよい。車内人数管理情報800は、制御部150が記憶部160に記憶する情報である。
車内人数管理情報800は、運行日、列車名、各車両(1号車、2号車、3号車)車内人数の項目を含む。運行日の項目には、列車500の運行日が登録される。列車名の項目には、列車500の列車名が登録される。各車両車内人数の項目には、列車500の走行路線の区間の項目が登録される。区間の項目には、当該区間における列車500内の車内に存在する利用者の人数が登録される。車内人数は、列車500が既に走行した区間と、列車500が現在運行中の区間について登録される値である。列車500が、未だ走行していない区間については車内人数に「−(未登録)」が登録される。たとえば、列車名「特急A」は、A駅とB駅の間の区間を運行中であり、B駅よりも先の区間は未だ走行していないため、AB駅間の区間のみ車内人数が登録され、それ以外の区間については「−」が登録される。
なお、車内人数管理情報800に含まれる各項目は一例であり、項目の組み合わせは適宜決定できる。たとえば、車内人数管理情報800に、各列車の運行時間の項目や、列車500から情報を受信した時刻の項目を加えてもよい。また、車内人数管理情報800に含まれる指定席車両の項目について、指定席の販売情報により利用者の人数を計数するため、指定席車両の車内人数の項目を省略するものとしてもよい。
ここで、車内人数管理情報800に登録されるエントリについて説明する。たとえば、車内人数管理情報800は、運行日が「2018/7/25」、列車名が「特急D」という情報が登録される。また、1号車車内人数(自由席)の項目において、AB駅間が「70」、BC駅間が「80」、CD駅間が「78」、DE駅間が「90」という情報が登録される。また、2号車車内人数(指定席)の項目において、AB駅間が「90」、BC駅間が「92」、CD駅間が「95」、DE駅間が「95」という情報が登録される。また、3号車車内人数(自由席)の項目において、AB駅間が「20」、BC駅間が「23」、CD駅間が「25」、DE駅間が「20」という情報が登録される。
これは、列車名「特急D」の列車の運行日が「2018年7月25日」であることを示す。また、「特急D」の1号車(自由席)の車内人数が、AB駅間で「70」人、BC駅間で「80」人、CD駅間で「78」人、DE駅間で「90」人であることを示す。また、「特急D」の2号車(指定席)の車内人数が、AB駅間で「90」人、BC駅間で「92」人、CD駅間で「95」人、DE駅間で「95」人であることを示す。また、「特急D」の3号車(自由席)の車内人数が、AB駅間で「20」人、BC駅間で「23」人、CD駅間で「25」人、DE駅間で「20」人であることを示す。
次に、第2の実施形態の残席数管理情報について図7を用いて説明する。図7は、第2の実施形態の残席数管理情報の一例を示す図である。
残席数管理情報810は、混雑状況管理サーバ100が列車500から受信したセンサ情報から求めた列車500の各車両の座席の残席数を管理する情報である。残席数は、利用者によって着席されずに残っている座席の数(空席数)を意味する。残席数は、列車500に設置された座席502の数と着席状態の座席の数との差分によって求められるものとする。着席状態の座席の数は、センサ情報に含まれる各座席の識別情報(座席番号)と各座席の着席有無を示す情報から求めることができる。列車500は、1車両に100席の座席を備えるものとする。残席数管理情報810は、制御部150が記憶部160に記憶する情報である。なお、図7の説明において、図6と同様の内容については適宜省略するものとする。
残席数管理情報810は、運行日、列車名、各車両(1号車、2号車、3号車)残席数の項目を含む。運行日および列車名は、図6と同様であるため説明を省略する。各車両残席数の項目には、列車500の走行路線の区間の項目が登録される。区間の項目には、当該区間における列車500の各車両の残席数が登録される。残席数は、列車500が既に走行した区間と、列車500が現在運行中の区間について登録される値である。列車500が、未だ走行していない区間については車内人数に「−(未登録)」が登録される。
なお、残席数管理情報810に含まれる各項目は一例であり、項目の組み合わせは適宜決定できる。
ここで、残席数管理情報810に登録されるエントリについて説明する。たとえば、残席数管理情報810は、運行日が「2018/7/25」、列車名が「特急D」という情報が登録される。また、1号車残席数(自由席)の項目において、AB駅間が「30」、BC駅間が「20」、CD駅間が「22」、DE駅間が「8」という情報が登録される。また、2号車残席数(指定席)の項目において、AB駅間が「10」、BC駅間が「8」、CD駅間が「5」、DE駅間が「5」という情報が登録される。また、3号車残席数(自由席)の項目において、AB駅間が「77」、BC駅間が「75」、CD駅間が「78」、DE駅間が「78」という情報が登録される。
これは、列車名「特急D」の列車の運行日が「2018年7月25日」であることを示す。また、「特急D」の1号車(自由席)の残席数が、AB駅間で「30」席、BC駅間で「20」席、CD駅間で「22」席、DE駅間で「8」席であることを示す。また、「特急D」の2号車(指定席)の残席数が、AB駅間で「10」席、BC駅間で「8」席、CD駅間で「5」席、DE駅間で「5」席であることを示す。また、「特急D」の3号車(自由席)の残席数が、AB駅間で「77」席、BC駅間で「75」席、CD駅間で「78」席、DE駅間で「78」席であることを示す。
なお、車内人数管理情報800と残席数管理情報810の値は、それぞれ独立した値である。具体的には、車内人数がカメラ505で撮像した車内画像情報から求める値であり、残席数が座席センサ503で検知したセンサ情報から求める値であり、それぞれ異なる値である。
また、車内人数管理情報800と残席数管理情報810の2つの管理情報に含まれる値を加算した値と、列車500に設置された座席502数とは異なる。この理由は、自由席においては着席する利用者の制限がなく、乗車人数の制限もないため、利用者が車内混雑等により着席できず通路やデッキ付近に立った状態で乗車する場合があり、座席502数以上の利用者が車内人数となるためである。また、利用者による座席502の利用状態(荷物の載置、利用者1人で2席利用等)に応じて、車内人数と残席数に不整合が生じることもあるためである。
次に、第2の実施形態の混雑状況表示画面について図8を用いて説明する。図8は、第2の実施形態の混雑状況表示画面の一例を示す図である(パターン1)。
混雑状況表示画面(パターン1)900は、対象駅のホームエリアに設置された表示装置400に表示される画面の一例である。以下、混雑状況表示画面(パターン1)900を、混雑状況表示画面900と記載する。なお、混雑状況表示画面900は、表示装置400に限らず表示装置450に表示することも可能である。
混雑状況表示画面900は、項目表示領域901、次列車表示領域902、後続列車表示領域903を含む。なお、混雑状況表示画面900は、各列車の発着時間、発着ホーム番号等の表示も含めることができるが、図示を省略する。
項目表示領域901は、混雑状況表示画面900で表示する内容の項目を表示する領域である。項目表示領域901は、到着順、列車名、各号車および座席種別の項目を含む。座席種別は、各車両の座席の種別である。なお、自由席および指定席は、列車500に備えられた座席502の区分(グループ分け)の一例であり、その他の区分であってもよい。たとえば、列車500内で利用者に提供されるサービスや、列車500内における設備が座席502ごとに異なる場合、車両ごとではなく、サービスや設備の有無に応じて座席502をグループ分けしてもよい。サービスとは、たとえば、列車500内での利用者に対する飲食物の提供、ひざ掛け・スリッパ等の貸与、乗務員による利用者への対応等である。また、設備とは、たとえば、列車500内のインテリア、座席502の間隔、座席502の機能(座席の大きさ、リクライニング角度の大きさ、読書灯、乗務員呼び出しボタン、テーブルの有無)等である。
次列車表示領域902は、対象駅(E駅)に次に到着する列車の混雑状況を表示する領域である。次列車表示領域902は、列車の到着順、列車名、車両を模擬した図形を含む。車両を模擬した図形は、混雑状況を示す記号および残席数を含む。
混雑状況を示す記号(混雑記号)は、「◎」、「○」、「△」、「×」の4種類である。記号「◎」は、混雑率0%〜20%未満を示す。記号「○」は、混雑率20%以上〜40%未満を示す。記号「△」は、混雑率40%以上〜100%未満を示す。記号「×」は、混雑率100%以上を示す。なお、混雑記号は、混雑率として求めた値について所定範囲ごとに4種類の記号に対応させて表示するものとしたが、これは一例であり、その他の表示であってもよい。
混雑率は、車内人数管理情報800に基づき、車内人数を座席数(1車両100席)で割った値で求めるものとする。たとえば、ある車両(対象車両と記載する。)について車内人数が「100人」であり、対象車両の座席数が「100席」である場合、対象車両は混雑率「100%」であり、対象車両を模擬した図形に記号「×」が表示される。なお、混雑率の算出方法は一例に過ぎず、その他の方法で求めてもよい。
残席数は、自由席については、残席数管理情報810に登録された残席数の値を表示する。指定席については、乗車券販売管理サーバ200が記憶する乗車券販売情報のうち指定席券の販売数を表示する。
つまり、混雑状況表示画面900において、座席の区分に応じて残席数の内容が異なる。座席指定の有る座席(指定席)については、乗車券販売情報に基づき残席数を表示する。座席指定のない座席(自由席)については、列車500から受信したセンサ情報から求めた残席数を記録した残席数管理情報810に基づき残席数を表示する。言い換えると、混雑状況表示画面900において、座席指定の有る座席(指定席)については未購入の座席の数を残席数として表示し、座席指定のない座席(自由席)については未着席の座席の数を表示する。
後続列車表示領域903は、対象駅(E駅)に次の列車以降に到着する列車の到着順に混雑状況を表示する領域である。後続列車表示領域903は、列車の到着順、列車名、車両を模擬した図形を含む。車両を模擬した図形は、指定席車両については混雑記号および残席数を含み、自由席車両については混雑記号を含む。なお、図8において、車両を模擬した図形は、略長方形であるが、その他の形状であってもよい。
混雑状況表示画面900において、後続列車表示領域903よりも次列車表示領域902を強調表示することが可能である。たとえば、次列車表示領域902について、後続列車表示領域903に表示された文字よりも文字や線を太く表示したり、強調色で表示したり(下地を黄色等で表示)することも可能である。また、混雑状況表示画面900において、列車の到着順に画面の下方の情報をより小さいサイズで表示することも可能である。
これは、次列車表示領域902で表示される情報のほうが後続列車表示領域903で表示される情報よりも確実性が高いため、後続列車表示領域903よりも次列車表示領域902に利用者の注意を引く場合に有効な表示方法である。より具体的には、混雑状況表示画面900に表示される各列車の情報は、列車の到着順に画面の上方に表示された列車情報ほど確実性が高く、画面の下方に表示された列車情報ほど確実性が低い情報となる。この理由は、対象駅に到着予定の列車のうち、次の列車の情報は、対象駅と隣駅との区間における車内人数を取得して表示することが可能であり、対象駅に到着までに他の駅に停車することなく、利用者の乗降による人数変動が少ないと見込まれるためである。また、後続列車は、対象駅に到着するまでに他の駅に停車することによる人数変動が多いと見込まれるためである。
こうして、混雑状況表示画面900において、列車500の座席種別ごとに混雑状況および残席数を表示することにより、列車500の指定席券の購入を検討するために指標となる情報を提供し、利用者の利便性を高めることができる。また、混雑状況表示画面900において、複数の列車500について到着順に混雑状況および残席数を表示することで、どの列車500に乗車すべきかを検討するために指標となる情報を提供し、利用者の利便性を高めることができる。
たとえば、利用者は、混雑状況表示画面900を確認し、時間にゆとりがあり、かつ、指定席を希望する場合は4本目の「特急A」の指定席券を購入することを検討できる。また、利用者は、急ぎで自由席に乗車することを希望する場合は、次の列車「特急D」の3号車の自由席に乗車するようホームに向かうことができる。
このように、混雑状況表示画面900を提示することにより、自由席と指定席との混雑状況を対比するとともに、列車500の到着順に混雑情報を比較することが可能となり、利用者の利便性が向上する。
なお、列車500内で利用者に提供されるサービスや設備が座席502ごとに異なる場合、混雑状況表示画面900は、サービスや設備に応じて座席502をグループ分け(区分)し、区分ごとに混雑状況を対比した情報を提供してもよい。たとえば、列車500が、自由席(第1区分の席)と指定席(第2区分の席)のみではなく、サービスや設備を向上させた指定席(第3区分の席)を備えている場合、それぞれの区分ごとに混雑状況を対比させた情報を提供できる。
次に、第2の実施形態の混雑状況表示画面について図9を用いて説明する。図9は、第2の実施形態の混雑状況表示画面の一例を示す図である(パターン2)。
混雑状況表示画面(パターン2)910は、乗車券販売エリアに設置された表示装置450に表示される画面の一例である。以下、混雑状況表示画面(パターン2)910を、混雑状況表示画面910と記載する。なお、混雑状況表示画面910は、表示装置450に限らず表示装置400に表示することも可能である。
混雑状況表示画面910は、列車500の到着順、列車名、指定席の空席状況、自由席の空席状況、お知らせの各項目を並べて表示した画面である。また、混雑状況表示画面910は、表示内容の説明、列車500の発着駅名、情報更新日時等も合わせて表示する。なお、混雑状況表示画面910は、列車500の発着時間等も合わせて表示できるが、図示を省略する。
到着順の項目には、対象駅(E駅)に到着する列車500の順序を示す情報(次の列車、2本目、3本目、4本目)が表示される。列車名の項目には、到着順に従って列車名が表示される。
指定席の空席状況の項目には、列車500ごとの指定席の残席数が表示される。指定席の残席数は、乗車券販売管理サーバ200が記憶する乗車券販売情報のうち指定席券の販売数を表示する。
自由席の混雑状況の項目には、列車500に含まれる自由席全体の混雑率を表示する。なお、図8においては、車両ごとの混雑率を表示したが、図9においては、列車500全体の混雑率を表示する。
お知らせの項目には、指定席の空席状況および自由席の混雑状況に基づき、利用者に対して通知する情報が適宜表示される。たとえば、駅構内サーバ300は、乗車券販売情報に基づき、指定席の窓側の座席が未だ購入されずに残っている場合、「窓側の指定席の購入が可能です。」というメッセージをお知らせの項目に表示する表示指示を表示装置450に送信する。また、駅構内サーバ300は、指定席の残席数が5席未満であり、かつ、自由席の混雑率が100%以上である場合、「指定席・自由席ともに混雑しています。」というメッセージをお知らせの項目に表示する表示指示を表示装置450に送信する。
このように、混雑状況表示画面910により、列車ごとに指定席と自由席の状況を対比することが可能となり、利用者の利便性が向上する。
次に、第2の実施形態の列車情報処理装置501が実行する列車情報送信処理について図10を用いて説明する。図10は、第2の実施形態の列車情報送信処理のフローチャートの一例を示す図である。
列車情報送信処理は、列車情報処理装置501が列車500の情報を混雑状況管理サーバ100に送信する処理である。列車情報送信処理は、列車情報処理装置501の制御部550が駅から列車500が発車したことを検知し実行する処理である。
なお、制御部550は、列車位置状態検知装置から列車500の状態(発車、走行中、停止、現在位置等)に関する情報(列車状態情報)を取得し、列車500の状態を判定できるものとする。
[ステップS11]制御部550は、列車位置状態検知装置から列車状態情報を取得し、列車500が駅から発車したか否かを判定する。制御部550は、列車500が駅から発車した場合はステップS12にすすみ、そうでない場合はステップS11にもどる。
[ステップS12]制御部550は、着席見込時間が経過したか否かを判定する。着席見込時間は、列車500の発車時刻から利用者が座席502に着席したと見込まれる時刻までの時間である。着席見込時間は、予めシステム管理者等が所定の時間(たとえば、列車500の発車時刻から3分後)を設定し記憶部560に記憶することができる。
制御部550は、着席見込時間が経過した場合はステップS13にすすみ、そうでない場合はステップS12にもどる。
[ステップS13]制御部550は、カメラ505に列車500内を撮像する指示を送信し、カメラ505が撮像した画像を車内画像情報として記憶部560に記憶する。
[ステップS14]制御部550は、座席センサ503からセンサ情報を取得し、記憶部560に記憶する。
[ステップS15]制御部550は、記憶部560に記憶した車内画像情報とセンサ情報を混雑状況管理サーバ100に送信する。
[ステップS16]制御部550は、列車位置状態検知装置から列車状態情報を取得し、列車500が駅に到着したか否かを判定する。制御部550は、列車500が駅に到着した場合はステップS17にすすみ、そうでない場合はステップS16にもどる。
[ステップS17]制御部550は、到着した駅が終着駅であるか否かを判定する。なお、制御部550は、列車状態情報と列車の運行情報に基づき到着した駅が終着駅であるか否かを判定できるものとする。制御部550は、列車500が終着駅に到着していない場合はステップS11にもどり、列車500が終着駅に到着した場合は処理を終了する。
次に、第2の実施形態の混雑状況管理サーバ100が実行する列車情報収集処理について図11を用いて説明する。図11は、第2の実施形態の列車情報収集処理のフローチャートの一例を示す図である。
列車情報収集処理は、混雑状況管理サーバ100が列車500から情報を受信し、車内人数管理情報800と残席数管理情報810を更新する処理である。列車情報収集処理は、混雑状況管理サーバ100の制御部150が列車500の列車情報処理装置501から情報を受信し、実行する処理である。
[ステップS21]制御部150は、車内画像情報およびセンサ情報を列車500が備える列車情報処理装置501から受信する。
[ステップS22]制御部150は、車内画像情報に基づき、送信元の列車500に対応する車内人数管理情報800を更新する。
[ステップS23]制御部150は、センサ情報に基づき、送信元の列車500に対応する残席数管理情報810を更新する。
このように、制御部150は、走行中の列車500から車内画像情報およびセンサ情報を受信することにより、運行状態にある列車500の車内人数管理情報800と残席数管理情報810を随時更新することができる。
次に、第2の実施形態の駅構内サーバ300が実行するホームエリア情報表示処理について図12を用いて説明する。図12は、第2の実施形態のホームエリア情報表示処理のフローチャートの一例を示す図である。
ホームエリア情報表示処理は、駅構内サーバ300が混雑状況管理サーバ100および乗車券販売管理サーバ200から情報を取得し、列車500の混雑状態を示す混雑状況表示画面900を表示する表示指示を表示装置400に送信する処理である。表示装置400は、駅構内サーバ300から受信した表示指示に従い混雑状況表示画面900を表示する。
ホームエリア情報表示処理は、駅構内サーバ300の制御部350が混雑状況管理サーバ100および乗車券販売管理サーバ200から情報を取得し、実行する処理である。
なお、制御部350は、列車位置状態検知装置から列車500の状態(発車、走行中、停止、現在位置等)に関する情報(列車状態情報)を取得し、列車500の状態を判定できるものとする。
[ステップS31]制御部350は、混雑状況管理サーバ100から車内人数管理情報800と残席数管理情報810を取得する。具体的には、制御部350は、駅構内サーバ300が設置されている対象駅の駅名と日時とを混雑状況管理サーバ100に送信する。混雑状況管理サーバ100は、受信した情報に基づき、車内人数管理情報800および残席数管理情報810から対象駅に到着予定の列車500の情報を所定数のエントリ抽出し、制御部350に送信する。所定数のエントリとは、たとえば、対象駅に次に到着する列車500のエントリ(列車名「特急D」のエントリ)から到着順に4本目の列車500のエントリ(列車名「特急A」のエントリ)まで4つのエントリである。なお、エントリ数は4つに限らず、その他の数であってもよい。制御部350は、車内人数管理情報800と残席数管理情報810から抽出された情報を混雑状況管理サーバ100から取得する。
[ステップS32]制御部350は、乗車券販売管理サーバ200から乗車券販売情報を取得する。具体的には、制御部350は、駅構内サーバ300が設置されている対象駅の駅名と日時とを乗車券販売管理サーバ200に送信する。乗車券販売管理サーバ200は、受信した情報に基づき、乗車券販売情報から対象駅に到着予定の列車500の乗車券販売情報を抽出し、制御部350に送信する。制御部350は、乗車券販売情報から抽出された情報を乗車券販売管理サーバ200から取得する。
[ステップS33]制御部350は、車内人数管理情報800に基づき、車両ごとの混雑率(車両別混雑率)を算出する。
[ステップS34]制御部350は、車両別混雑率に基づき、列車500の到着順に各車両の表示位置に混雑記号(◎,○,△,×)を表示する表示指示を表示装置400に送信する。
[ステップS35]制御部350は、残席数管理情報810から、対象駅に次に到着する列車(次の列車)の情報を抽出し、次列車表示領域902に自由席の車両ごとに自由席の残席数を表示する表示指示を表示装置400に送信する。
[ステップS36]制御部350は、乗車券販売情報に基づき、列車500の到着順に各指定席の残席数を表示する表示指示を表示装置400に送信する。
[ステップS37]制御部350は、列車位置状態検知装置から列車状態情報を取得し、列車500が対象駅から出発したか否かを判定する。制御部350は、列車500が対象駅から出発した場合はステップS38にすすみ、そうでない場合はステップS37にもどる。
[ステップS38]制御部350は、対象駅から出発した列車500が最終列車か否かを判定し、最終列車でない場合はステップS31にもどり、最終列車である場合は処理を終了する。
このように、制御部350は、列車500が対象駅を出発するごとに情報を取得して表示指示を行うことで、表示装置400に表示する混雑状況表示画面900の内容を更新する。
次に、第2の実施形態の駅構内サーバ300が実行する販売エリア情報表示処理について図13を用いて説明する。図13は、第2の実施形態の販売エリア情報表示処理のフローチャートの一例を示す図である。
販売エリア情報表示処理は、駅構内サーバ300が混雑状況管理サーバ100および乗車券販売管理サーバ200から情報を取得し、列車500の混雑状態を示す混雑状況表示画面910を表示する表示指示を表示装置450に送信する処理である。表示装置450は、駅構内サーバ300から受信した表示指示に従い混雑状況表示画面910を表示する。
販売エリア情報表示処理は、駅構内サーバ300の制御部350が混雑状況管理サーバ100および乗車券販売管理サーバ200から情報を取得し、実行する処理である。
なお、制御部350は、列車位置状態検知装置から列車500の状態(発車、走行中、停止、現在位置等)に関する情報(列車状態情報)を取得し、列車500の状態を判定できるものとする。
[ステップS41]制御部350は、混雑状況管理サーバ100から車内人数管理情報800と残席数管理情報810を取得する。本ステップの処理は、ホームエリア情報表示処理のステップS31と同様であるため、説明を省略する。
[ステップS42]制御部350は、乗車券販売管理サーバ200から乗車券販売情報を取得する。本ステップの処理は、ホームエリア情報表示処理のステップS32と同様であるため、説明を省略する。
[ステップS43]制御部350は、車内人数管理情報800に基づき、列車500ごとの自由席の混雑率(自由席混雑率)を算出する。
[ステップS44]制御部350は、乗車券販売情報に基づき、列車500の到着順に各列車500の「指定席の空席状況」の表示位置に指定席の残席数を表示する表示指示を表示装置450に送信する。
[ステップS45]制御部350は、自由席混雑率に基づき、列車500の到着順に各列車500の「自由席の混雑状況」の表示位置に混雑記号(◎,○,△,×)を表示する表示指示を表示装置450に送信する。
[ステップS46]制御部350は、乗車券販売情報と自由席混雑率に基づき、各列車500の「お知らせ」の表示位置にメッセージを表示する表示指示を表示装置450に送信する。
[ステップS47]制御部350は、列車位置状態検知装置から列車状態情報を取得し、列車500が対象駅から出発したか否かを判定する。制御部350は、列車500が対象駅から出発した場合はステップS48にすすみ、そうでない場合はステップS47にもどる。
[ステップS48]制御部350は、対象駅から出発した列車500が最終列車か否かを判定し、最終列車でない場合はステップS41にもどり、最終列車である場合は処理を終了する。
このように、制御部350は、列車500が対象駅を出発するごとに情報を取得して表示指示を行うことで、表示装置400に表示する混雑状況表示画面910の内容を更新する。
このように、列車情報システム600は、走行中の列車500から混雑状況を示す情報を取得し、乗車券販売情報と対比して表示させることで、自由席と指定席の混雑状況を比較可能な情報を提供できる。利用者は、複数の列車500について自由席と指定席の混雑状況の情報を参照して指定席券を購入できるので、指定席だけの空席状況が提示される場合よりも利用者の希望条件を満たす座席を購入できるようになる。また、列車情報システム600は、複数の列車について到着順に自由席と指定席の混雑状況を対比した情報を提示するため、指定席券を購入するか、自由席の列に並ぶか、迷う客にとって有効な情報を提示できる。列車情報システム600は、利用者が指定席券を購入した場合、列車500の指定席券の売上の向上に貢献でき、利用者が自由席に乗車する場合、利用者の利便性の向上に貢献できる。
こうして、列車情報システム600は、利用者の利便性の向上を図ることができる。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、情報処理装置20,30、混雑状況管理サーバ100、乗車券販売管理サーバ200、駅構内サーバ300、列車情報処理装置501が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。
10 表示装置
11,21,31 制御部
12 表示部
20,30 情報処理装置
22,32 記憶部
40 混雑状況表示画面
50 列車
70 情報処理システム

Claims (6)

  1. 表示装置に列車の混雑状況を表示させる情報処理装置であって、
    運行中の列車から前記列車の車内の情報を含む列車内情報を受信し、
    他の情報処理装置から前記列車の乗車券の販売情報である乗車券販売情報を受信し、
    前記列車に備えられた座席の区分ごとの混雑率を前記列車内情報から求め、
    前記座席の区分のうち座席指定の有る座席について、未購入の座席数である残席数を前記乗車券販売情報から求め、
    前記列車の混雑率を示す情報と前記残席数とを対応づけて表示する表示指示を前記表示装置に送信する制御部、
    を備える情報処理装置。
  2. 前記制御部は、
    複数の前記列車から前記列車内情報をそれぞれ受信し、
    前記表示装置が設置された駅に前記列車が到着する到着順に、前記列車の前記残席数と前記混雑率を示す情報とを対応づけて表示する表示指示を前記表示装置に送信する、
    請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記制御部は、
    前記到着順のうち最先に前記駅に到着する列車であり前記駅と隣接する区間を運行中である第1列車から受信した第1列車内情報に基づいて、前記第1列車に備えられた座席の区分のうち座席指定のない座席の未着席数である第1残席数と、前記座席指定のない座席の混雑率である第1混雑率と、前記第1列車に備えられた座席の区分が座席指定の有る座席の混雑率である第2混雑率とを求め、
    前記乗車券販売情報から前記第1列車の前記座席指定の有る座席の未購入の座席数である第2残席数を求め、
    前記第1残席数と、前記第1混雑率と、前記第2残席数と、前記第2混雑率とを対応づけて表示する表示指示を前記表示装置に送信する、
    請求項2記載の情報処理装置。
  4. 前記制御部は、
    前記混雑率を前記列車に備えられた座席の区分ごとに並べて表示する表示指示を前記表示装置に送信する、
    請求項1記載の情報処理装置。
  5. 前記制御部は、
    前記残席数または前記混雑率に応じたメッセージを表示する表示指示を前記表示装置に送信する、
    請求項1記載の情報処理装置。
  6. 情報処理装置と表示装置とを含む混雑状況表示システムであって、
    前記情報処理装置は、
    運行中の列車から前記列車の車内の情報を含む列車内情報を受信し、
    他の情報処理装置から前記列車の乗車券の販売情報である乗車券販売情報を受信し、
    前記列車に備えられた座席の区分ごとの混雑率を前記列車内情報から求め、
    前記座席の区分のうち座席指定の有る座席について、未購入の座席数である残席数を前記乗車券販売情報から求め、
    前記列車の混雑率を示す情報と前記残席数とを対応づけて表示する表示指示を前記表示装置に送信する制御部を備え、
    前記表示装置は、
    前記情報処理装置から前記表示指示を受信し、
    前記表示指示に基づき混雑状況表示画面を表示部に表示させる制御部を備える、
    混雑状況表示システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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