JP2020060560A - 計時器用のレトログラード表示を調整するデバイス - Google Patents

計時器用のレトログラード表示を調整するデバイス Download PDF

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Abstract

【課題】計時器用のレトログラード表示機構の表示精度を改善する。【解決手段】メインプレートと、及び歯列2の中心にある第1の軸を中心として第1のアーバーのまわりを回転するラック1とを有するレトログラード表示機構である。これは、第2の軸を中心として第2のアーバーのまわりを回転するカム4を追従する感知用要素3を有する。第1の回転軸及び/又は第2の回転軸の位置は、第1のアーバー及び/又は第2のアーバーを担持する調整プレート30によってメインプレートに対して調整可能である。この調整プレート30は、メインプレートに対して少なくとも1つの自由度で動くことができ、メインプレートに対する位置を調整制御手段50、又はメインプレートに固定され偏心ねじ51によって調整可能であり、調整プレート30に形成されたノッチ52と連係する。この逆も可能である。【選択図】図3

Description

本発明は、メインプレートと、及び第1の回転軸のまわりを回転し前記第1の回転軸を中心とする歯列を有する第1のアーバーに回転可能にマウントされている少なくとも1つのラックとを有する計時器用のレトログラード表示機構に関し、前記ラックは、当該レトログラード表示機構が備えるカムの周部を追従するように構成している感知用フィンガーを有し、前記カムは、第2の回転軸のまわりを回転する第2のアーバーに回転可能にマウントされている。
本発明は、さらに、少なくとも1つのこのようなレトログラード表示機構を有する計時器用ムーブメントに関する。
本発明は、さらに、少なくとも1つのこのようなレトログラード表示機構を有する計時器、特に、腕時計、に関する。
本発明は、計時器用表示機構の分野に関し、より詳細には、レトログラード表示機構の分野に関する。
カムと感知用フィンガーを利用するレトログラード表示機構は、設計のために不正確になっている。実際に、不正確さは、感知用ラックと表示ピニオンの間のギヤ比に依存する。具体的な例において、利用可能な空間が小さいためにラックの運動角度が25°しか可能でなく、表盤上にて270°表示しなければならない場合、この構成のギヤ比は10.8である。そして、論理的に、いずれの不正確さも(要素の配置の許容誤差、形状の許容誤差、ピボット遊び、カムがそのアーバーの方に押されるときの変形、アーバーにある感知用ラックなど)表示上にて同じファクターで増幅されることになる。このように、いずれの誤差もギヤ比のおかげで同じ比で増幅される。したがって、当初は270°の角区画を意図していた表示が、266°や274°の角区画でしか表示されないことがあり得る。これにはユーザーが気づき、ユーザーを不快にしてしまう。表盤の設計によって光学的作用がさらに増幅されることがあるからである。
本発明は、従来技術の制約を克服するレトログラード表示の角度を調整するシステムを開発し、良好な表示精度を確実にすることを提案するものである。
本発明は、感知用ラックと表示ピニオンの間の前記のような高い減速比を活用する単純な調整システムを提案するものである。
このために、本発明は、請求項1に記載の計時器用のレトログラード表示機構に関する。
本発明は、さらに、少なくとも1つのこのようなレトログラード表示機構を有する計時器用ムーブメントに関する。
本発明は、さらに、少なくとも1つのこのようなレトログラード表示機構を有する計時器、特に、腕時計、に関する。
本発明によって、感知用ラック及び/又はカムのピボットセンターのわずかなシフトが可能になる。例えば、下で説明する図示している例において、感知用ラックの角度を±0.37°変えることによって、レトログラード表示に対する±4°の調整が可能になる。この調整は、バッチごとの予測不能な部品の製造上の不正確さを補償することを可能にするために必要である。
添付図面を参照しながら下記の詳細な説明を読むことで、本発明の他の特徴及び利点を理解することができるであろう。
メインプレート上で回転する感知用ラックを備える従来技術によるレトログラード表示コントローラーの概略平面図である。これは、スネールカムの周部輪郭を追従するフィンガーを有し、感知用ラックには、針のようなレトログラード表示メンバーを担持するピニオンと噛み合う歯付き区画がある。 図1のカムの輪郭の幾何学的構成、そして、感知用要素がスネールカム上に落ちたときのレトログラード戻り位置を図1と同様な形態で示している。 特定の変種における本発明に係るレトログラード表示機構を図1と同様な形態で示している。これにおいて、感知用ラックアーバーの位置は、アーバーを支持している中間プレートによって調整可能である。この中間プレートの位置は、特に、2つのガイド開口や穴、及び調整用の偏心ねじによって、メインプレートに対して調整可能である。遊び補償ばねは、このアーバーに支持され、プレートに対して常に同じ方向に力を与えて、いずれの遊びをも補償し、調整時や何らかの衝撃を受けたときのインデックス外れを避ける。 図3のカムの輪郭の幾何学的構成、そして、感知用要素がスネールカム上に落ちたときのレトログラード戻り位置を図2と同様な形態で示している。カムの方への感知用ラックアーバーの回転軸のその理論位置に対する変位の値は、0.0493mmであり、これは、スネールカム上への25.2991°の落ち角度に対応する。 図3のカムの輪郭の幾何学的構成、そして、感知用要素がスネールカム上に落ちるときのレトログラード戻り位置を図4と同様な形態で示している。カムから離れる感知用ラックアーバーの回転軸のその理論位置に対する変位の値は、0.0585mmであり、これは、スネールカム上への24.5679°の落ち角度に対応する。 これらの理論位置の両側の2つの位置にある、レトログラード戻りの間に感知用フィンガーがカムと接触する点を、図4及び5と同様な形態で示している。 調整についての変種の概略平面図であり、メインプレートが備えるトラニオンと連係するオブロング状の穴が形成されたプレートを介して感知用要素の軸の位置を調整可能である。 調整についての変種の概略平面図であり、メインプレートに形成されたオブロング状の穴と連係するトラニオンを有するプレートを介して感知用要素の軸の位置を調整可能である。 調整についての変種の概略平面図であり、メインプレートが備えるトラニオンと連係するオブロング状の穴を有するプレートを介してカム軸の位置を調整可能である。 調整についての変種の概略平面図であり、メインプレートに形成されたオブロング状の穴と連係するトラニオンを有するプレートを介してカム軸の位置を調整可能である。 このようなレトログラード表示機構を有するムーブメントを有する計時器、特に、腕時計、を表しているブロック図である。
本発明は、メインプレート20と少なくとも1つの感知用ラック1を有する計時器用のレトログラード表示機構10に関する。このラック1は、第1の回転軸D1のまわりを回転する第1のアーバー11に回転可能にマウントされ、この第1の回転軸D1を中心とする歯列2を有する。ラック1は、感知用フィンガー3を有し、これは、このレトログラード表示機構10に設けられたカム4の周部を追従するように構成しており、カム4は、第2の回転軸D2のまわりを回転する第2のアーバー12に回転可能にマウントされている。ラック1の歯列2は、表示ピニオン21を駆動するように構成しており、この表示ピニオン21は、針のような表示メンバー(図示せず)を担持又は駆動する。
図示している例(これに限定されない)において、感知用ラックと表示ピニオンの間の減速比は、130/12である。24.929°のラックの理論的な合計角度は、表示ピニオン上の270.06°の理論的な角度に対応する。当然、製造プロセスによって非常に小さい誤差が蓄積し、特に、これがギヤ比のおかげで増幅すると、レトログラード表示の実角度が270°であるその理論値とは相当に異なることがあり、例えば、267°しかないことがある。このような差異は、表示において気づかれるものであり、回避しなければならない。
避けられない誤差としては、以下のようないくつかの原因があり、その影響は累積的に大きくなるものである。すなわち、要素の配置の許容誤差、形の許容誤差、ピボット遊び、カムがそのアーバーに押し付けられたときの変形、又は感知用ラックがそのアーバーに押し付けられたときの変形などの原因がある。
本発明は、調整システムによって新規な設計を提案するものである。感知用ラックは、プレートにマウントされているアーバーのまわりを回転する。このプレートは、偏心ねじを介して、感知用要素の角度に最も大きな影響を及ぼすと判断される少なくとも1つの軸に沿って摺動することができる。
したがって、本発明によると、第1の回転軸D1及び/又は第2の回転軸D2の位置はそれぞれ、第1のアーバー11及び/又は第2のアーバー12を担持している調整プレート30、40によってメインプレート20に対して調整可能であり、メインプレート20に対して少なくとも1つの自由度で運動可能にマウントされ、メインプレート20に対する位置は、調整制御手段50によって調整可能であり、これによって、レトログラード表示の合計角度を調整する。
特に、調整プレート30、40には、メインプレートに形成されたオブロング状の穴21、22内を運動可能な少なくとも1つのトラニオン31、32、41、42があり、かつ/又はメインプレート20が備えるトラニオン23、24と連係するように構成している少なくとも1つのオブロング状の穴33、34、43、44がある。計時器においてはオブロング状の穴がオブロング状のガイド開口であることを思い出していただきたい。図7〜11は、これらの構成の変種(これに限定されない)を単純なバージョンで示している。これにおいて、オブロング状の穴が直線状であり、各調整プレートが2つのオブロング状の穴/トラニオンの対によって並進運動するようにガイドされる。当然、他の構成も考えることができ、例えば、調整プレートが回転することが可能になるように円弧に沿った形状の単一のオブロング状の穴を形成したり、メインプレートの平面に対する二次元的なポジショニングを可能にするような2つよりも多いオブロング状の穴、特に、交差する方向のオブロング状の穴、を形成したりすることができる。図示している変種には、特に、オブロング状の穴の方向が第1の回転軸D1と第2の回転軸D2の両方の理論的位置によって定められる方向と実質的に平行であるときに、非常に単純であり、実装が容易であり、調整の必要性を完全に満たすという利点がある。
したがって、変種の1つにおいて、調整プレート30、40は、2つのトラニオン31、32、41、42を有し、その各トラニオンは、メインプレートに形成されたオブロング状の穴21、22内にて動くことができる。特に、第1のアーバー11及び/又は第2のアーバー12は、トラニオン31、32、41、42のうちの1つを形成する。
別の変種において、調整プレート30、40には、2つのオブロング状の穴33、34、43、44があり、その各穴は、メインプレート20が備えるトラニオン23、24と連係するように構成している。
好ましくは、レトログラード表示機構10は、第1のアーバー11及び/又は第2のアーバー12を常にメインプレート20に対して同じ向きに押し、調整プレート30、40を保持するように構成している少なくとも1つの遊び補償ばね61、62を有する。
特に、調整制御手段50は、プレートに固定された偏心ねじ51を有し、この偏心ねじ51は、調整プレート30、40に形成されたノッチ52と連係するように構成している。代わりに、調整制御手段50には、メインプレート20に形成されたノッチがあり、調整プレート30、40に固定される偏心ねじがこのノッチと連係するように構成している。特に、調整制御手段は、この単一の偏心ねじ51のみによって構成する。
特に、感知用フィンガー3は、ゼロ帰還動作の後にカム4と直接接触するように構成しており、カム4は、感知用フィンガー3用のトラベル止めの端を形成する。
変種の1つにおいて、調整制御手段50は、第1の回転軸D1によって形成される感知用フィンガー3の回転中心の並進運動を制御するように構成している。
第1の回転軸D1及び/又は第2の回転軸D2の直線状のトラベルは、製造が低コストであり前の調整に戻ることが容易な好ましい実施形態に対応している。このことは、平面内に延在する幾何学的な調整の可能性を排除するものではない。
変種の1つにおいて、調整制御手段50は、第1の回転軸D1によって形成される感知用フィンガー3の回転中心の回転を制御するように構成している。
変種の1つにおいて、調整制御手段50は、第2の回転軸D2によって形成されるカム4の回転中心の並進運動を制御するように構成している。
変種の1つにおいて、調整制御手段は、第2の回転軸D2によって形成されるカム4の回転中心の回転を制御するように構成している。
別の図示していない変種において、第1の回転軸D1と第2の回転軸D2の位置は調整可能であり、それらの相対的運動は、それらの対応する調整プレート30、40の間の機械的な接続によって制限される。これは、例えば、調整プレート30、40の1つにある穴内をそれぞれが動く2つのピンを有する棒体によって制限される。
本発明は、基本的に零点調整に関するが、その原理を動的調整に対して外挿によって当てはめることができる。したがって、別の図示していない変種において、調整手段50は、計時器の動作時に運動可能であり、例えば、周期的な角トラベルを描くように偏心ねじ51又は52を計時器用ムーブメントによって制御することができる。
本発明は、さらに、少なくとも1つのこのようなレトログラード表示機構を有する計時器用ムーブメントに関する。
本発明は、さらに、少なくとも1つのこのようなレトログラード表示機構を有する計時器、特に、腕時計、に関する。
本発明のおかげで、レトログラード表示の合計角度を広げたり狭めたりして、コンパクトなシステムで正確な表示を行うことができる。実際に、一般的には、表示における不正確さを避けるために、感知用要素の角度とレトログラード表示の角度の比として、約6が必要である。この場合、調整システムなしで表盤にて300°の表示をするには、50°の角度をカバーする感知用要素がなければならない。
感知用要素は、ゼロ帰還動作の後にカムと接触するように戻る。このとき、カムは最小止め状態となっている。この構成は、表示角度を広げるために感知用要素がカムに対してではなく偏心ねじに対して落ちるような調整システムを備える機構よりも良い。表示角度を広げると、表示用の針又はディスクである場合の表示メンバーなどが再び離れる前に幾分かの時間ゼロに留まるという別の問題が発生する。
図示している変種において、単一の偏心ねじによって、表示範囲を調整することが可能になる。このように、調整は非常に単純である。
本発明に係る機構の構成は、あまり複雑ではなく、感知用要素及び/又はカムの回転中心を変位(並進運動又は回転)させることによってレトログラード表示の角度を高い信頼性で調整することができる。この機構は単に以下が必要である。
− 当該ラックを並進運動させることを可能にする調整プレートにマウントされているラック
− 腕時計技師による介在を容易にするようにこの調整プレートが偏心ねじによって制御されていること
− 調整プレートを保持し様々な要素のピボット遊びを補うばね
短く書くと、達成することが単純である本発明には、以下のような非常に大きな利点がある。
− 単に偏心ねじ、特に、単一の偏心ねじ、の作用によって、要素のレトログラード表示角度を調整することができる。
− レトログラード表示の製造上の許容できない誤差を補うことができる。
1 ラック
2 歯列
3 感知用フィンガー
4 カム
10 レトログラード表示機構
11 第1のアーバー
12 第2のアーバー
20 メインプレート
21、22、33、34、43、44 オブロング状の穴
23、24、31、32、41、42 トラニオン
30、40 調整プレート
50 調整制御手段
51 偏心ねじ
52 ノッチ
61、62 遊び補償ばね
100 ムーブメント
1000 計時器
D1 第1の回転軸
D2 第2の回転軸

Claims (16)

  1. メインプレート(20)と、及び第1の回転軸(D1)のまわりを回転し前記第1の回転軸(D1)を中心とする歯列(2)を有する第1のアーバー(11)に回転可能にマウントされている少なくとも1つのラック(1)とを有する計時器用のレトログラード表示機構(10)であって、
    前記ラック(1)は、当該レトログラード表示機構(10)が備えるカム(4)の周部を追従するように構成している感知用フィンガー(3)を有し、
    前記カム(4)は、第2の回転軸(D2)のまわりを回転する第2のアーバー(12)に回転可能にマウントされており、
    前記第1の回転軸(D1)及び/又は前記第2の回転軸(D2)の位置は、前記第1のアーバー(11)及び/又は前記第2のアーバー(12)を担持している調整プレート(30、40)によって前記メインプレート(20)に対して調整可能であり、
    前記調整プレート(30、40)は、前記メインプレート(20)に対して少なくとも1つの自由度で運動可能にマウントされており、
    前記メインプレート(20)に対する前記調整プレート(30、40)の位置は、前記レトログラード表示の合計角度を調整するように調整制御手段(50)によって調整可能である
    ことを特徴とするレトログラード表示機構(10)。
  2. 前記調整プレート(30、40)には、前記メインプレートに形成されたオブロング状の穴(21、22)内にて運動可能な少なくとも1つのトラニオン(31、32、41、42)があり、かつ/又は前記メインプレート(20)が備えるトラニオン(23、24)と連係するように構成している少なくとも1つのオブロング状の穴(33、34、43、44)がある
    ことを特徴とする請求項1に記載のレトログラード表示機構(10)。
  3. 前記調整プレート(30、40)は、2つのトラニオン(31、32、41、42)を有し、その各トラニオンは、前記メインプレートに形成されたオブロング状の穴(21、22)内にて運動可能である
    ことを特徴とする請求項2に記載のレトログラード表示機構(10)。
  4. 前記第1のアーバー(11)及び/又は前記第2のアーバー(12)は、前記トラニオン(31、32、41、42)のうちの1つを形成する
    ことを特徴とする請求項3に記載のレトログラード表示機構(10)。
  5. 前記調整プレート(30、40)には、2つのオブロング状の穴(33、34、43、44)があり、その各穴は、前記メインプレート(20)が備える1つのトラニオン(23)と連係するように構成している
    ことを特徴とする請求項2に記載のレトログラード表示機構(10)。
  6. 当該レトログラード表示機構(10)は、少なくとも1つの遊び補償ばね(61、62)を有し、この遊び補償ばねは、常に、前記プレート(20)に対して同じ向きに前記第1のアーバー(11)及び/又は前記第2のアーバー(12)を押し、前記調整プレート(30、40)を保持するように構成している
    ことを特徴とする請求項1に記載のレトログラード表示機構(10)。
  7. 前記調整制御手段には、前記メインプレートに固定されており前記調整プレート(30、40)に形成されたノッチ(52)と係合するように構成している偏心ねじ(51)があり、あるいは前記メインプレート(20)に形成されており前記調整プレート(30、40)に固定された偏心ねじと係合するように構成しているノッチがある
    ことを特徴とする請求項1に記載のレトログラード表示機構(10)。
  8. 前記調整制御手段は、前記偏心ねじ(51)を1つのみ有する
    ことを特徴とする請求項7に記載のレトログラード表示機構(10)。
  9. 前記感知用フィンガー(3)は、ゼロ帰還動作の後に前記カム(4)と直接接触するように戻るように構成しており、
    前記カム(4)は、前記感知用フィンガー(3)用のトラベル止めの端を形成する
    ことを特徴とする請求項1に記載のレトログラード表示機構(10)。
  10. 前記調整制御手段は、前記第1の回転軸(D1)にて形成される前記感知用フィンガー(3)の回転中心の並進運動を制御するように構成している
    ことを特徴とする請求項1に記載のレトログラード表示機構(10)。
  11. 前記調整制御手段は、前記第1の回転軸(D1)にて形成される前記感知用フィンガー(3)の回転中心の回転を制御するように構成している
    ことを特徴とする請求項1に記載のレトログラード表示機構(10)。
  12. 前記調整制御手段は、前記第2の回転軸(D2)にて形成される前記カム(4)の回転中心の並進運動を制御するように構成している
    ことを特徴とする請求項1に記載のレトログラード表示機構(10)。
  13. 前記調整制御手段は、前記第2の回転軸(D2)にて形成される前記カム(4)の回転中心の回転を制御するように構成している
    ことを特徴とする請求項1に記載のレトログラード表示機構(10)。
  14. 請求項1に記載のレトログラード表示機構(10)を少なくとも1つ有する
    ことを特徴とする計時器用ムーブメント(100)。
  15. 請求項1に記載のレトログラード表示機構(10)を少なくとも1つ有する
    ことを特徴とする計時器(1000)。
  16. 腕時計である
    ことを特徴とする請求項15に記載の計時器(1000)。
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