JP2020060232A - 車輪支持用転がり軸受ユニット - Google Patents
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(1) 内周面に複列の外輪軌道を有する外輪と、
外周面に複列の内輪軌道を有すると共に、アウトボード側に車輪を支持固定する為の回転側フランジを有するハブと、
前記複列の外輪軌道と前記複列の内輪軌道との間に転動自在に設けられた複数の円錐ころと、
を備え、
前記ハブは、前記回転側フランジを有するハブ輪と、該ハブ輪の外周面に圧入によって外嵌され、前記ハブ輪のインボード側端部に形成された加締め部によって、前記ハブ輪に位置決めされる少なくとも一つの内輪と、を備え、
インボード側の前記内輪軌道を有する前記内輪には、その大鍔部側の軸方向内端面から軸方向にそれぞれ延びる複数の切り欠きが、円周方向に間欠的に形成される、
車輪支持用転がり軸受ユニット。
(2) 前記各切り欠きは、前記大鍔部側の軸方向内端面と前記大鍔部の外周面に亘って形成される、(1)に記載した車輪支持用転がり軸受ユニット。
(3) 前記ハブは、互いに共通の形状を有する一対の前記内輪を備える、(1)に記載した車輪支持用転がり軸受ユニット。
(4) 前記内輪の大鍔部側の軸方向内端面は、軸方向において、前記外輪の軸方向内端面と略等しい位置、又は、該軸方向内端面よりアウトボード側に配置されている、(1)〜(3)のいずれかに記載した車輪支持用転がり軸受ユニット。
第1実施形態の車輪支持用転がり軸受ユニットは、従動輪用であり、外輪1と、ハブ2と、複数の円錐ころ3、3と、複数本のスタッドボルト4と、シールリング5と、エンドキャップ6とを備える。
なお、大鍔部14側の軸方向内端面14aは、本実施形態のように、軸方向において、外輪1の軸方向内端面1aと略等しい位置、又は、該軸方向内端面1aよりアウトボード側に配置されることが、車輪支持用転がり軸受ユニットの軽量化の観点から好ましい。
一方、エンドキャップ6は、有底円筒状に構成されており、外輪1の内周面の軸方向内端部に組み付けられた状態で、内部空間28の軸方向内端開口を塞いでいる。
また、各切り欠き15は、大鍔部14側の軸方向内端面14aのうち、加締め部23が当接する部分よりも外径側に形成されている。この結果、円周方向において隣り合う切り欠き15間には、径方向に延びるリブ16が形成される。
さらに、切り欠き15は、内輪10を鍛造加工する際に形成されるので、新たな加工工程を追加する必要がなく、コストアップなしで形成することができる。
次に、第2実施形態の車輪支持用転がり軸受ユニットについて、図2を参照して説明する。なお、第1実施形態と同一、又は同等部分については、同一符号を付して、説明を省略或いは簡略化する。
また、各切り欠き15aは、大鍔部14の外周面には開口されていないので、大鍔部14の外周面にスリンガ18bを安定して外嵌固定することができる。
次に、第3実施形態の車輪支持用転がり軸受ユニットについて、図3を参照して説明する。なお、第1又は第2実施形態と同一、又は同等部分については、同一符号を付して、説明を省略或いは簡略化する。
一方、内部空間28の軸方向内端開口は、第1実施形態と同様に、エンドキャップ6によって塞がれている。
また、インボード側の内輪10a2の大鍔部14の外周面14bには、断面L字形のスリンガ20が外嵌固定され、スリンガ20の軸方向内側面に、エンコーダ19が取り付けられている。この場合、エンコーダ19の磁束信号は、エンドキャップ6を介してセンシングされるため、エンドキャップ6は、非磁性材料で形成される。
さらに、本実施形態では、ハブ2bが、互いに共通の形状を有する一対の内輪10a1、10a2を備えるので、一対の内輪10a1、10a2が同一部品によって構成され、部品点数を削減することができる。
なお、複列の内輪軌道12a、12bを一対の内輪10a1、10a2によってそれぞれ形成する構成は、図2に示す駆動輪側の車輪支持用転がり軸受ユニットにも適用可能である。
例えば、第1及び第2実施形態の車輪支持用転がり軸受ユニットは、複列の円錐ころの互いのピッチ円直径を異ならせた、所謂、異径PCDタイプの複列円錐ころ軸受としてもよい。
2、2a、2b ハブ
3 円錐ころ
4 スタッドボルト
5 シールリング
6 キャップ
7 静止側フランジ
8a、8b 外輪軌道
9、9a、9b ハブ輪
10、10a、10a1、10a2 内輪
11 回転側フランジ
12a、12b 内輪軌道
13 小径段部
14 大鍔部
15、15a 切り欠き
23 加締め部
24 保持器
28 内部空間
Claims (4)
- 内周面に複列の外輪軌道を有する外輪と、
外周面に複列の内輪軌道を有すると共に、アウトボード側に車輪を支持固定する為の回転側フランジを有するハブと、
前記複列の外輪軌道と前記複列の内輪軌道との間に転動自在に設けられた複数の円錐ころと、
を備え、
前記ハブは、前記回転側フランジを有するハブ輪と、該ハブ輪の外周面に圧入によって外嵌され、前記ハブ輪のインボード側端部に形成された加締め部によって、前記ハブ輪に位置決めされる少なくとも一つの内輪と、を備え、
インボード側の前記内輪軌道を有する前記内輪には、その大鍔部側の軸方向内端面から軸方向にそれぞれ延びる複数の切り欠きが、円周方向に間欠的に形成される、
車輪支持用転がり軸受ユニット。 - 前記各切り欠きは、前記大鍔部側の軸方向内端面と前記大鍔部の外周面に亘って形成される、請求項1に記載した車輪支持用転がり軸受ユニット。
- 前記ハブは、互いに共通の形状を有する一対の前記内輪を備える、請求項1に記載した車輪支持用転がり軸受ユニット。
- 前記内輪の大鍔部側の軸方向内端面は、軸方向において、前記外輪の軸方向内端面と略等しい位置、又は、該軸方向内端面よりアウトボード側に配置されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載した車輪支持用転がり軸受ユニット。
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JP2018190949A JP7172407B2 (ja) | 2018-10-09 | 2018-10-09 | 車輪支持用転がり軸受ユニット |
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2018
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