JP2020059318A - 運行管理支援システムおよび運行管理支援装置 - Google Patents

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光教 岡田
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Abstract

【課題】気象変動が列車の運行に支障をきたすのを抑制する。【解決手段】 臨速集約システム100は、気象予報システム101、地上機器102、駅システム103、通告伝達システム104、運行管理システム105および列車106より情報送受信部1001を介して各種情報を受信し、情報処理部1002にて予想規制区間および規制対象列車の判定を行う。規制対象列車は、予想規制区間において速度規制の対象となる列車である。この速度規制に伴って、予想規制区間を通過する列車106に臨時速度が設定される。臨時速度は、予想規制区間を走行している列車106の速度の上限である。さらに、臨速集約システム100は、規制対象列車に対する臨時速度を決定および更新し、臨時速度に基づいて予想ダイヤを作成および更新する。さらに、臨速集約システム100は、情報送受信部1001を介し、運行管理システム105に予想ダイヤを送信し、列車106に臨時速度を送信する。【選択図】図1

Description

本発明は、気象変動に基づく列車の臨時速度の制御やダイヤ情報の更新などに適用可能な運行管理支援システムおよび運行管理支援装置に関する。
風雨や降雪などの気象現象の発生時に脱線や人身事故が発生することを防止するため、鉄道沿線に配置されている計測装置から防災情報を把握し、指令員に対し規制情報を発報することで列車に対する運転規制の判断を迅速に行う通告伝達システムが知られている。
規制情報の発報は現時点の気象情報を基に行われる。このため、規制対象列車に対する運転規制の実施によるダイヤの乱れを平復するための運転整理案の立案が遅れ、列車の遅延の拡大や十分な輸送力の確保が困難になることがあった。
ダイヤ乱れ予測に対応する運転計画案の自動作成を実現するため、特許文献1には、気象予測値を外部から取得し、計測機器の計測予測値を求め、計測予測値が計測値の閾値以上となった後、速度規制で走行する設定時間と解除時間を求める技術が開示されている。
特開2015−209050号公報
しかしながら、特許文献1の開示された技術では、速度規制の設定時刻から解除時刻を計算するため、狭い地域における急激な天候変化等、長期的な気象情報を有しないと速度規制の設定時間と解除時間の予測が難しい場合があった。
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、その目的は、気象変動が列車の運行に支障をきたすのを抑制することが可能な運行管理支援装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、第1の観点に係る運行管理支援システムは、気象予測情報に基づいて速度規制の設定または解除が行われる予想規制区間を判定し、前記予想規制区間において速度規制の対象となる列車を判定する規制対象判定部と、前記予想規制区間における臨時速度を決定する臨時速度作成部と、前記臨時速度に基づいて予想ダイヤを作成する予想ダイヤ作成部とを備える。
本発明によれば、気象変動が列車の運行に支障をきたすのを抑制することができる。
図1は、実施形態に係る運行管理支援システムの構成を示すブロック図である。 図2は、図1の規制区間管理テーブルの格納データの一例を示す図である。 図3は、図1の臨時速度管理テーブルの格納データの一例を示す図である。 図4は、図1の乗降時間管理テーブルの格納データの一例を示す図である。 図5は、図1の気象予測情報受信部にて受信された気象予報情報の一例を示す図である。 図6は、図1の規制対象ファイルの格納データの一例を示す図である。 図7は、図1の予想規制区間判定部の予想規制区間判定方法を示すフローチャートである。 図8は、図1の規制対象列車判定部の規制対象列車判定方法を示すフローチャートである。 図9は、図1の臨時速度計算部の臨時速度計算方法を示すフローチャートである。 図10(a)は、規制象列車の判定方法の一例を示すダイヤ図、図10(b)は、図10(a)の各区間境界地点の列車の区間通過予想時刻を示す図、図10(c)は、図10(a)の予想規制区間の規制開始時刻および規制終了時刻を示す図、図10(d)は、図10(a)の予想規制区間と規制象列車との対応関係を示す図である。 図11(a)は、予想ダイヤの計算に用いられる基準ダイヤを示す図、図11(b)は、図11(a)の基準ダイヤ上の各列車の区間通過予想時刻を示す図である。 図12(a)は、図11(a)の基準ダイヤに予想規制区間を設定した状態を示す図、図12(b)は、図12(a)の基準ダイヤ上の各列車の区間通過予想時刻を示す図である。 図13(a)は、図12(a)の予想規制区間が設定された基準ダイヤから作成した予想ダイヤを示す図、図13(b)は、図13(a)の予想ダイヤ上の各列車の区間通過予想時刻を示す図である。 図14は、図1の臨速集約システムのハードウェア構成を示すブロック図である。
実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている諸要素及びその組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、実施形態に係る運行管理支援システムの構成を示すブロック図である。
図1において、この運行管理支援システムには臨速集約システム100が設けられている。臨速集約システム100には、情報送受信部1001、情報処理部1002および記憶装置1003が設けられている。臨速集約システム100は、気象予報システム101、地上機器102、駅システム103、通告伝達システム104、運行管理システム105および列車106と通信可能である。
臨速集約システム100は、気象予報システム101、地上機器102、駅システム103、通告伝達システム104、運行管理システム105および列車106より情報送受信部1001を介して各種情報を受信し、情報処理部1002にて予想規制区間および規制対象列車の判定を行う。規制対象列車は、予想規制区間において速度規制の対象となる列車である。この速度規制に伴って、予想規制区間を通過する列車106に臨時速度が設定される。臨時速度は、予想規制区間を走行している列車106の速度の上限である。さらに、臨速集約システム100は、規制対象列車に対する臨時速度を決定および更新し、臨時速度に基づいて予想ダイヤを作成および更新する。この予想ダイヤには、規制対象列車の予想ダイヤだけでなく、速度規制の対象とならない列車の予想ダイヤも含めることができる。さらに、臨速集約システム100は、情報送受信部1001を介し、運行管理システム105に予想ダイヤを送信し、列車106に臨時速度を送信する。
情報送受信部1001には、気象予測情報受信部1011、機器情報受信部1012、ホーム混雑情報受信部1013、規制区間受信部1014、ダイヤ情報送受信部1015、列車情報受信部1016および臨時速度送信部1017が設けられている。情報処理部1002には、規制対象判定部1021、臨時速度作成部1025および予想ダイヤ作成部1028が設けられている。
規制対象判定部1021は、気象予測情報に基づいて速度規制の設定または解除が行われる予想規制区間を判定し、予想規制区間において速度規制の対象となる列車を判定する。臨時速度作成部1025は、予想規制区間における臨時速度を決定する。予想ダイヤ作成部1028は、臨時速度に基づいて予想ダイヤを作成する。この時、予想ダイヤ作成部1028は、予想規制区間を通過する列車ごとに予想ダイヤを作成することができる。さらに、速度規制の対象とならないが、規制対象列車の設定によって遅延が生じる列車についても予想ダイヤを作成することができる
規制対象判定部1021には、予想規制区間判定部1022、規制対象列車判定部1023および規制対象ファイル更新部1024が設けられている。臨時速度作成部1025には、臨時速度計算部1026および臨時速度ファイル更新部1027が設けられている。予想ダイヤ作成部1028には、予想ダイヤ計算部1029および予想ダイヤファイル更新部1030が設けられている。
記憶装置1003には、規制区間管理テーブル1031、規制対象ファイル1032、臨時速度管理テーブル1033、臨時速度ファイル1034、乗降時間管理テーブル1035および予想ダイヤファイル1036が格納される。
規制区間管理テーブル1031は、予想規制区間の設定要否を判断するための気象条件を管理する。規制対象ファイル1032は、規制対象判定部1021で判定された規制区間および規制対象列車を特定する情報を保持する。臨時速度管理テーブル1033は、予想規制区間の臨時速度を管理する。臨時速度ファイル1034は、臨時速度作成部1025で作成された臨時速度の情報を保持する。乗降時間管理テーブル1035は、ホーム混雑度および列車混雑度に応じた乗降時間を管理する。予想ダイヤファイル1036は、予想ダイヤ作成部1028で作成された予想ダイヤ情報を保持する。
気象予報システム101は、気象予測情報を生成し、臨速集約システム100に通知する。地上機器102は、沿線に沿って設置され、列車の運行に使用される機器である。地上機器102は、例えば、駅構内の信号機、転轍機および連動装置7である。地上機器102は、その装置状態を臨速集約システム100に通知する。駅システム103は、各駅のホーム混雑情報を臨速集約システム100に送信する。通告伝達システム104は、鉄道沿線に配置されている計測装置から防災情報を把握し、指令員に対し規制情報を発報する。規制情報は規制区間を含む受信する。通告伝達システム104からの規制情報の発報は現時点の気象情報を基に行われる。運行管理システム105は、ダイヤ情報に基づいて列車106の運行を管理する。列車106には車上装置107が設けられている。車上装置107は、臨速集約システム100から列車106の臨時速度を受信したり、列車106の列車混雑情報を臨速集約システム100に送信したりする。
気象予測情報受信部1011は、気象予報システム101より、単位時間ごとの予想風速と予想降水量を区間単位に受信する。機器情報受信部1012は、地上機器102より地上機器102の装置状態を受信する。ホーム混雑情報受信部1013は、駅システム103よりホーム混雑情報を受信する。規制区間受信部1014は、通告伝達システム104より現在の気象情報や地上機器102の支障情報を基に作成される規制区間を受信する。ダイヤ情報送受信部1015は、運行管理システム105よりダイヤ情報を受信したり、臨速集約システム100で作成した予想ダイヤを運行管理システム105に送信する。列車情報受信部1016は、列車106より列車混雑情報を受信する。臨時速度送信部1017は、臨速集約システム100で作成した臨時速度を列車106へ送信する。
予想規制区間判定部1022は、気象予測情報受信部1011にて受信した気象予測情報と、機器情報受信部1012にて受信した機器情報と、規制区間受信部1014にて受信した規制区間と、規制対象ファイル1032の参照結果に基づいて、予想規制区間を作成する。
規制対象列車判定部1023は、予想規制区間判定部1022で作成または更新した予想規制区間と、ダイヤ情報送受信部1015にて受信したダイヤ情報に基づいて、規制対象列車を判定する。
規制対象ファイル更新部1024は、予想規制区間判定部1022で判定した予想規制区間の情報と、規制対象列車判定部1023で判定した規制対象列車の情報を、規制対象ファイル1032へ格納する。
臨時速度計算部1026は、気象予測情報受信部1011にて受信した気象予報情報と、臨時速度管理テーブル1033の参照結果に基づいて、規制対象ファイル1032で特定される規制対象列車に対して臨時速度を設定する。
臨時速度ファイル更新部1027は、規制対象列車に対して設定された臨時速度情報を、臨時速度ファイル1034へ格納する。
ここで、臨時速度計算部1026は、予想規制区間を走行予定の規制対象列車の臨時速度を計算し、臨時速度送信部1017は、予想規制区間を走行予定の規制対象列車に臨時速度を通知することができる。
これにより、規制対象列車は、予想規制区間を走行する前に、将来の天候変化に対応した臨時速度を取得することが可能となる。このため、規制対象列車は、予想規制区間の走行時の速度変化に予め備えることが可能となり、予想規制区間を走行する時に列車速度の急激な加減速を抑制することが可能となることから、急な天候変化でも安全かつ快適に走行することができる。
また、予想規制区間判定部1022は、気象予測情報受信部1011で受信された第1気象予測情報に基づいて予想規制区間を設定し、その予想規制区間の設定後に気象予測情報受信部1011で受信された第2気象予測情報に基づいて予想規制区間の規制終了時刻を更新することができる。
これにより、中〜長期の気象予報情報を用いることで予想規制区間の設定および解除を行うことが可能となり、短期の気象予報情報を用いた場合に比べて臨時速度の設定および解除を区間単位かつ時間単位でより詳細に行うことが可能となる。この結果、狭い地域における急激な天候変化等に対応したきめ細やかな列車の速度制御を行うことができ、列車の遅延を抑制しつつ、列車の運行時の安全性を確保することが可能となる。
予想ダイヤ計算部1029は、ダイヤ情報送受信部1015にて受信したダイヤ情報と、ホーム混雑情報受信部1013にて受信したホーム混雑情報と、列車情報受信部1016にて受信した列車混雑情報と、臨時速度ファイル1034の参照結果に基づいて、予想ダイヤを作成する。ここで、予想ダイヤ計算部1029は、規制対象列車に設定された臨時速度に基づいて予想ダイヤを作成することができる。この時、予想ダイヤ計算部1029は、ホーム混雑情報受信部1013で受信されたホーム混雑情報と、列車情報受信部1016で受信された列車混雑情報を、乗降時間管理テーブル1035で管理されるホーム混雑度および列車混雑度とを比較することができる。そして、それらの比較結果に基づいて乗降時間管理テーブル1035から列車106の乗降時間を取得し、予想ダイヤで設定される各駅の予想出発時刻に加算するようにしてもよい。
予想ダイヤファイル更新部1030は、予想ダイヤ計算部1029にて計算された区間通過予想時刻および駅出発予想時刻を予想ダイヤファイル1036に反映する。
ここで、予想ダイヤ計算部1029は、予想規制区間を走行予定の規制対象列車の臨時速度に基づいて、規制対象列車および速度規制の対象とならない列車の予想ダイヤを作成し、ダイヤ情報送受信部1015は、その予想ダイヤを運行管理システム105に通知することができる。
これにより、規制対象列車だけでなく速度規制の対象とならない列車も含めた遅延の程度を予め見積もることができ、速度規制終了後の輸送力の確保のために実施されるダイヤ平復作業時の運転整理案を早期に立案することが可能となる。
図2は、図1の規制区間管理テーブルの格納データの一例を示す図である。
図2において、規制区間管理テーブル1031には、列車106が走行する区間ごとに基準風速、基準降水量および基準累積降水量が登録される。基準風速は、予想規制区間の設定要否を判断するための風速である。気象予測情報で与えられる予想風速が基準風速を超過した場合、その超過した区間および時間に対して予想規制区間が設定される。気象予測情報で与えられる予想風速が基準風速を下回った場合、その下回った区間および時間に対し、予想規制区間が解除される。基準降水量は、予想規制区間の設定要否を判断するための降水量である。気象予測情報で与えられる予想降水量が基準降水量を超過した場合、その超過した区間および時間に対して予想規制区間が設定される。気象予測情報で与えられる予想降水量が基準風速を下回った場合、その下回った区間および時間に対し、予想規制区間が解除される。基準累積降水量は、予想規制区間の設定要否を判断するための累積降水量である。気象予測情報で与えられる予想降水量から算出された予想累積降水量が基準累積降水量を超過した場合、その超過した区間および時間に対して予想規制区間が設定される。気象予測情報で与えられる予想降水量から算出された予想累積降水量が基準累積降水量を下回った場合、その下回った区間および時間に対し、予想規制区間が解除される。
図3は、図1の臨時速度管理テーブルの格納データの一例を示す図である。
図3において、臨時速度管理テーブル1033には、図2の規制区間管理テーブル1031に登録された各区間ごとに気象条件に応じて臨時速度が登録される。この時、予想風速と予想降水量が、基準風速と基準降水量を超過しているか判定し、予想風速と基準風速の比較によって算出する臨時速度と、予想降水量と基準降水量の比較によって算出する臨時速度のうち、遅い方を規制対象列車に対する臨時速度として設定することができる。例えば、予想規制区間が区間1で定められており、予想風速が30(m/s)、予想降水量が20(mm/h)であるとする。この時、予想風速と基準風速の比較によって算出される臨時速度は40(km/s)であり、予想降水量と基準降水量の比較によって算出される臨時速度は30(km/s)である。従って、速度が遅い30(km/s)を規制対象列車に対して臨時速度として設定することができる。
図4は、図1の乗降時間管理テーブルの格納データの一例を示す図である。
図4において、乗降時間管理テーブル1035には、駅ごとに列車種別および行先に応じてホーム混雑度および列車混雑度が登録され、ホーム混雑度および列車混雑度に応じた乗降時間が登録されている。ここで、ホーム混雑度および列車混雑度が大きい程、乗降に時間がかかるので、乗降時間が長くなる。
図5は、図1の気象予測情報受信部にて受信された気象予報情報の一例を示す図である。なお、図5の例では、5分ごとに気象予報情報が作成される場合を示した。
図5において、気象予報情報では、各時刻の予想風速および予想降水量が区間ごとに与えられる。
この時、例えば、区間1の予想降水量は、時刻13:50〜時刻14:10において、図2の規制区間管理テーブル1031に登録されている区間1の基準降水量=10(mm/h)を超過している。このため、時刻13:50〜時刻14:10において区間1が予想規制区間として設定される。
また、区間1の予想降水量は、時刻13:50〜時刻14:10において、図3の臨時速度管理テーブル1033に登録されている区間1の基準降水量=10(mm/h)を超過し、かつ基準降水量=20(mm/h)を下回っている。このため、時刻13:50〜時刻14:10において区間1が予想規制区間として設定された時の臨時速度は40(km/h)に設定される。
図6は、図1の規制対象ファイルの格納データの一例を示す図である。
図6において、規制対象ファイル1032には、予想規制区間が設定された区間ごとに規制開始時刻、規制終了時刻および規制対象列車が登録される。ここで、気象予報情報で与えられた各時刻の予想風速および予想降水量を、規制区間管理テーブル1031に登録された予基準風速および基準降水量と区間ごとに比較する。そして、気象予報情報で与えられた各時刻の予想風速または予想降水量が、規制区間管理テーブル1031に登録された予基準風速または基準降水量を超過した時刻を規制開始時刻とする。気象予報情報で与えられた各時刻の予想風速および予想降水量が、規制区間管理テーブル1031に登録された予基準風速および基準降水量を下回った時刻を規制終了時刻とする。さらに、規制開始時刻と規制対象列車との間に予想規制区間を走行する列車を、その予想規制区間における規制対象列車とすることができる。規制開始時刻と規制対象列車との間に予想規制区間を走行する列車は、ダイヤ情報送受信部1015にて受信したダイヤ情報に基づいて特定することができる。
図7は、図1の予想規制区間判定部の予想規制区間判定方法を示すフローチャートである。
図7のステップ701にて、予想規制区間判定処理が開始されると、ステップ702にて、予想規制区間判定部1022は、気象予報システム101、地上機器102および通告伝達システム104から送信された気象予測情報と機器情報と規制区間を、気象予測情報受信部1011、機器情報受信部1012および規制区間受信部1014を介して取得する。
次に、ステップ703にて、気象予測情報と機器情報から予想累積降水量を計算する。
次に、ステップ704にて、規制対象ファイル1032を参照し、予想規制区間の有無を判定する。予想規制区間が存在する場合、ステップ705にて、規制区間管理テーブル1031を参照することで、該当の予想規制区間の気象予測値が規制基準値を下回っているか判断する。気象予測値は、気象予報システム101から受信した予想風速、予想降水量およびステップ703で計算した予想累積降水量である。規制基準値は、規制区間管理テーブル1031に登録された基準風速、基準降水量および基準累積降水量である。
例えば、図6の予想規制区間として設定されている区間2について、予想風速が基準風速の15(m/s)を下回り、予想降水量が基準降水量の5(mm/h)を下回り、予想累積降水量が基準累積降水量の5(mm)を下回っている場合、区間2は規制基準値を下回っていると判定する。規制基準値を下回っていると判断すると、ステップ706にて該当の予想規制区間を規制対象ファイル1032から削除する。
ステップ706の予想規制区間の削除では、予想規制区間の中で初めて気象予測値が規制基準値を下回る時刻を新しい規制終了時刻として更新し、更新前の規制終了時刻を削除する。例えば、規制開始時刻が14:00、規制終了時刻が14:30である予想規制区間において、その予想規制区間の設定後に受信した気象予報情報では、14:20の予想風速と予想降水量が規制基準値を下回る場合、14:20を新たに規制終了時刻として規制対象ファイル1032を更新し、14:20〜14:30の予想規制区間を削除する。
次に、ステップ707にて、規制区間管理テーブル1031を参照することで、規制基準値を超過している区間の有無を判定する。例えば、区間3において、予想風速が基準風速の30(m/s)を超過している、あるいは予想降水量が基準降水量の15(mm/h)を超過している、あるいは予想累積降水量が基準累積降水量の15(mm)を超過している場合、区間3は規制基準値を超過していると判定する。規制基準値を超過している区間がある場合、ステップ708にて予想規制区間を作成し、規制対象ファイル1032に設定する。
ステップ708の予想規制区間の作成では、ステップ702で受信した気象予測情報より、各区間に対し、規制基準値を初めて超過する時刻を規制開始時刻、規制開始時刻以降初めて規制基準値を下回る時刻を規制終了時刻とし、規制開始時刻から規制終了時刻までの期間を予想規制区間と定める。
次に、ステップ709にて、ステップ702で受信した規制区間と、ステップ708で作成した予想規制区間を比較し、重複のある区間を予想規制区間から除外する。これは、実際の列車運行業務を行うに当たり、現時点の気象情報や機器情報から算出される情報の方を、気象予測値より算出される情報より優先させるためである。
次に、ステップ710にて、受信した規制区間の規制解除時刻を新しい規制開始時刻として更新し、更新前の規制開始時刻を削除する。
以下、ステップ703の予想累積降水量の計算方法を示す。
各区間において、予想累積降水量の計算に用いられる変数および定数を以下のように定義する。
t:時刻
:現在時刻
:t 以降、初めてr(t)>0となる時刻
:t 以降、初めてr(t)=0となり、以降L以上r(t)=0を満たす時刻
L:任意の時分
h(t):時刻tにおける予想累積降水量(mm)
h(0):機器情報に含まれる現時刻における累積降水量(mm)
r(t):気象予報情報に含まれる時刻tにおける予想降水量(mm/h)
int:気象予報情報内の時系列データにおける単位時間(min)
α:0<α<1を満たす任意の定数値
時分Lは、断続的に降水している状況を想定して定義する。時分L以内に降水が再開する場合、降水量が0でも降水が継続していると判断する。以下の計算例では、L=60(min)とする。単位時間Tintは、以下の計算例では、5(min)とする。定数値αは、区間毎に定義する。定数値αは、土壌などに浸透する雨量をモデル化するための因子で、時間経過とともに過去の累積降水量が減少することを示す。以下の計算例では、各区間で0.95と定める。
上記定義より、時刻tにおける予想累積降水量h(t)は、以下の式で与えることができる。αに対するべき乗の単位は(h)である。
Figure 2020059318
以下、予想累積降水量の計算例を示する。ここでは、図5の区間1についての予想累積降水量の計算を行う。なお、現在時刻tを13:00とする。図5において、13:25以前と、14:35以降の区間1の降水量は0(mm/h)で、h(0)は0(mm)であるとする。
まず、時刻tを求める。13:30の予想降水量が5(mm/h)であるので、時刻tは13:30である。
続いて、時刻tを求める。13:35において、予想降水量が0(mm/h)であるが、13:40の予想降水量が5(mm/h)であるため、時刻tとしない。14:25に予想降水量が0(mm/h)となり、以降の予想降水量が0(mm/h)であるので、14:25を時刻tとする。これらを用いて、14:00の予想累積降水量h(14:00)を以下の通り計算する。
t=14:00において、t≦t≦tを満たすため、以下の式に示すように、h(14:00)は5.78(mm)である。
Figure 2020059318
図8は、図1の規制対象列車判定部の規制対象列車判定方法を示すフローチャートである。
図8のステップ801にて、規制対象列車判定処理が開始されると、ステップ802にて、規制対象列車判定部1023は、運行管理システム105から送信されたダイヤ情報を、ダイヤ情報送受信部1015を介して取得する。
次に、ステップ803にて、規制対象ファイル1032を参照し、規制対象列車の有無を判定する。規制対象列車が存在する場合、ステップ804にて、予想規制区間判定部1022で作成された予想規制区間の範囲内に規制対象列車が存在するか判定する。規制対象列車が予想規制区間の範囲外に存在する場合、ステップ805にて、その規制対象列車を規制対象ファイル1032から除外する。
次に、ステップ806にて、規制対象ファイル1032と予想ダイヤを参照し、予想規制区間の範囲内に列車が存在するか判定する。予想規制区間の範囲内に列車が存在する場合、ステップ807にて、該当列車を規制対象列車として規制対象ファイル1032に設定する。
ステップ804、806の予想規制区間における規制対象列車の判定では、ステップ802で受信した予想ダイヤより、区間境界地点を通過する時刻(区間境界地点が駅の場合、列車が駅を出発する時刻)が予想規制区間に含まれているかを判定する。
図9は、図1の臨時速度計算部の臨時速度計算方法を示すフローチャートである。
図9のステップ901にて、臨時速度計算処理が開始されると、ステップ902にて、臨時速度計算部1026は、気象予報システム101から送信された気象予測情報を、気象予測情報受信部1011を介して受信する。
次に、ステップ903にて、臨時速度ファイル1034を参照し、臨時速度設定済列車の有無を判定する。臨時速度設定済列車が存在する場合、ステップ904にて、規制対象ファイル1032に含まれる規制対象列車と一致しているか判定する。不一致の場合、ステップ905にて、臨時速度設定済列車を臨時速度ファイル1034から除外する。
次に、ステップ906にて、規制対象ファイル1032より規制対象列車の有無を判定する。規制対象列車が存在する場合、ステップ907にて、規制対象列車と臨時速度ファイル1034に含まれる臨時速度設定済列車が一致しているか判定する、不一致の場合、ステップ908にて、規制対象列車に対して臨時速度設定を行い、臨時速度設定済列車を臨時速度ファイル1034に設定する。
ステップ908の臨時速度設定では、臨時速度未設定の規制対象列車に対し、臨時速度設定を行う。すなわち、ステップ902にて受信した気象予報情報より、予想規制区間における予想風速と予想降水量を取得する。そして、臨時速度管理テーブル1033を参照し、予想風速と予想降水量を基準風速と基準降水量と比較することで臨時速度を取得し、規制対象列車に対し臨時速度を設定する。
図10(a)は、規制象列車の判定方法の一例を示すダイヤ図、図10(b)は、図10(a)の各区間境界地点の列車の区間通過予想時刻を示す図、図10(c)は、図10(a)の予想規制区間の規制開始時刻および規制終了時刻を示す図、図10(d)は、図10(a)の予想規制区間と規制象列車との対応関係を示す図である。
図10(a)において、横軸が時間、縦軸が距離であり、列車1101〜1103はそれぞれ区間0から区間3へ進むものとする。実斜線は臨速集約システム100によって更新される前の基準ダイヤであり、図10(b)に示す区間通過予想時刻に、各列車1101〜1103が各区間境界地点を通過する。また、図10(c)に示すように、図10(a)のダイヤ図に設定される各予想規制区間KR1、KR2の規制開始時刻および規制終了時刻が与えられる。
そして、図10(b)の各区間境界地点の列車1101〜1103の区間通過予想時刻が、各予想規制区間KR1、KR2の範囲内にあるかどうかを判断することにより、規制対象列車を判定する。例えば、区間1において、予想規制区間KR1の範囲内に区間0、1の区間境界地点を通過する列車は、列車1101〜1103である。このため、図10(d)に示すように、区間1において、列車1101、1102、1103が規制対象列車として規制対象ファイル1032に設定される。
また、区間2において、予想規制区間KR2の範囲内に区間1、2の区間境界地点を通過する列車は、列車1102、1103である。このため、図10(d)に示すように、区間2において、列車1102、1103が規制対象列車として規制対象ファイル1032に設定される。
図11(a)は、予想ダイヤの計算に用いられる基準ダイヤを示す図、図11(b)は、図11(a)の基準ダイヤ上の各列車の区間通過予想時刻を示す図である。
図11(a)において、横軸が時間、縦軸が距離であり、列車1111〜1114はそれぞれ区間6から区間1へ進むものとする。実斜線は臨速集約システム100によって更新される前の基準ダイヤである。区間6の開始地点には駅D、区間4、5の境界地点には駅C、区間2、3の境界地点には駅B、区間6の終了地点には駅Aが存在しているものとする。図11(a)では、列車1111、1113、1114は駅D、C、Bに停車し、列車1112は駅Cに停車することを示している。
また、図11(b)に示すように、ステップ902で受信したダイヤ情報より、各列車1111〜1114の区間通過予想時刻および駅出発予想時刻が算出される。
図12(a)は、図11(a)の基準ダイヤに予想規制区間を設定した状態を示す図、図12(b)は、図12(a)の基準ダイヤ上の各列車の区間通過予想時刻を示す図である。
図12(a)において、図6の規制対象ファイル1032に設定された各区間2、3の規制開始時刻および規制終了時刻に基づいて、図11(a)のダイヤ図に予想規制区間KR2、KR3が設定される。
図13(a)は、図12(a)の予想規制区間が設定された基準ダイヤから作成した予想ダイヤを示す図、図13(b)は、図13(a)の予想ダイヤ上の各列車の区間通過予想時刻を示す図である。
図13(a)において、実斜線は臨速集約システム100によって更新される前の基準ダイヤ、点斜線は臨速集約システム100によって更新された後の予想ダイヤである。規制対象ファイル1032に規制対象列車として設定されている各列車1111〜1114に対し、臨時速度ファイル1034に設定されている臨時速度に基づいて、各列車1111〜1114の区間通過予想時刻および駅出発予想時刻を計算する。
計算した区間通過予想時刻および駅出発予想時刻に対し、各駅A〜Dの駅出発予想時刻については、ホーム間雑情報受信部1013にて受信したホーム混雑情報と、列車情報受信部1016にて受信した列車混雑情報に基づいて、乗降時間管理テーブル1035から乗降時間を取得する。そして、各駅A〜Dの駅出発予想時刻に乗降時間を加え、区間通過予想時刻および駅出発予想時刻を更新することで予想ダイヤを作成するようにしてもよい。
これにより、複数線区の乗り入れがある駅や、優等列車の乗換え待ちが生じる駅などにおいて、臨時速度設定時の輸送力の低下によるホーム混雑度の上昇と、列車に乗ろうとする乗客が増加することによる列車混雑度の上昇に起因して乗降時間が増大した場合においても、遅延の拡大を防止することができ、速度規制終了後の輸送力の確保のために実施されるダイヤ平復作業時の運転整理案の立案精度を向上させることができる。
図14は、図1の臨速集約システムのハードウェア構成を示すブロック図である。
図14において、臨速集約システム100には、プロセッサ11、通信制御デバイス12、通信インターフェース13、主記憶デバイス14および外部記憶デバイス15が設けられている。プロセッサ11、通信制御デバイス12、通信インターフェース13、主記憶デバイス14および外部記憶デバイス15は、内部バス16を介して相互に接続されている。主記憶デバイス14および外部記憶デバイス15は、プロセッサ11からアクセス可能である。
また、臨速集約システム100の入出力インターフェースとして、入力デバイス20および出力デバイス30が設けられている。入力デバイス20および出力デバイス30は、内部バス16に接続されている。
プロセッサ11は、臨速集約システム100全体の動作制御を司るハードウェアである。主記憶デバイス14は、例えば、SRAMまたはDRAMなどの半導体メモリから構成することができる。主記憶デバイス14には、プロセッサ11が実行中のプログラムを格納したり、プロセッサ11がプログラムを実行するためのワークエリアを設けることができる。
外部記憶デバイス15は、大容量の記憶容量を有する記憶デバイスであり、例えば、ハードディスク装置やSSD(Solid State Drive)である。外部記憶デバイス15は、各種プログラムの実行ファイルを保持することができる。外部記憶デバイス15には、運行管理支援プログラム15Aを格納することができる。プロセッサ11が運行管理支援プログラム15Aを主記憶デバイス14に読み出し、運行管理支援プログラム15Aを実行することにより、図1の臨速集約システム100の各機能を実現することができる。
通信制御デバイス12は、外部との通信を制御する機能を有するハードウェアである。通信制御デバイス12は、通信インターフェース13を介してネットワーク19に接続される。臨速集約システム100は、通信インターフェース13を介して気象予報システム101、地上機器102、駅システム103、通告伝達システム104、運行管理システム105および列車106と通信することができる。入力デバイス20は、臨速集約システム100のオペレータが各種操作入力を行うためのキーボードやマウスなどを含むことができる。出力デバイス30は各種情報を表示するための液晶ディスプレイなどを含むことができる。
上述した実施形態は、本発明の説明のための例示であり、本発明の範囲をそれら実施形態のみに限定する趣旨ではない。当業者は、本発明の要旨を逸脱することなしに、他の様々な態様で本発明を実施することができる。
100 臨速集約システム、101 気象予報システム、102 地上機器、103 駅システム、104 通告伝達システム、105 運行管理システム、106 列車、1001 情報送受信部、1002 情報処理部、1003 記憶装置、1011 気象予測情報受信部、1012 機器情報受信部、1013 ホーム混雑情報受信部、1014 規制区間受信部、 1015ダイヤ情報送受信部、1016 列車情報受信部、1017 臨時速度送信部、1021 規制対象判定部、1025 臨時速度作成部、1028 予想ダイヤ作成部、1022 予想規制区間判定部、1023 規制対象列車判定部、1024 規制対象ファイル更新部、1026 臨時速度計算部、1027 臨時速度ファイル更新部、1029 予想ダイヤ計算部、1030 予想ダイヤファイル更新部、1031 規制区間管理テーブル、1032 規制対象ファイル、1033 臨時速度管理テーブル、1034 臨時速度ファイル、1035 乗降時間管理テーブル、1036 予想ダイヤファイル

Claims (15)

  1. 気象予測情報に基づいて速度規制の設定または解除が行われる予想規制区間を判定し、前記予想規制区間において速度規制の対象となる列車を判定する規制対象判定部と、
    前記予想規制区間における臨時速度を決定する臨時速度作成部と、
    前記臨時速度に基づいて予想ダイヤを作成する予想ダイヤ作成部とを備える運行管理支援システム。
  2. 気象予報システムから前記気象予測情報を受信する気象予測情報受信部と、
    地上機器から機器情報を受信する機器情報受信部と、
    駅システムからホーム混雑情報を受信するホーム混雑情報受信部と、
    運行管理システムとの間でダイヤ情報を授受するダイヤ情報送受信部と、
    前記列車から列車情報を受信する列車情報受信部と、
    前記列車へ臨時速度を送信する臨時速度送信部とをさらに備える請求項1に記載の運行管理支援システム。
  3. 前記予想規制区間の設定要否を判断するための気象条件を管理する規制区間管理テーブルと、
    前記予想規制区間の臨時速度を管理する臨時速度管理テーブルと、
    ホーム混雑度および列車混雑度に応じた乗降時間を管理する乗降時間管理テーブルとをさらに備える請求項2に記載の運行管理支援システム。
  4. 前記規制対象判定部は、
    前記気象予測情報受信部で受信された気象予測情報と、前記規制区間管理テーブルで管理される気象条件との比較結果に基づいて、前記予想規制区間の設定要否を判断し、
    前記ダイヤ情報送受信部で受信されたダイヤ情報に基づいて、前記予想規制区間において速度規制の対象となる列車を判定し、
    前記臨時速度作成部は、前記予想規制区間において速度規制の対象となる列車に対して臨時速度を設定または解除し、
    前記予想ダイヤ作成部は、前記臨時速度を設定または解除した列車ごとに予想ダイヤを作成する請求項3に記載の運行管理支援システム。
  5. 前記規制対象判定部は、前記気象予測情報で与えられる気象予測値が前記規制区間管理テーブルで定められる規制基準値を超過した場合、その超過した区間および時間に対して前記予想規制区間を設定する請求項3に記載の運行管理支援システム。
  6. 前記規制対象判定部は、前記気象予測情報で与えられる気象予測値が前記規制区間管理テーブルで定められる規制基準値を下回った場合、その下回った区間および時間に対し、前記予想規制区間を解除する請求項5に記載の運行管理支援システム。
  7. 前記臨時速度作成部は、前記ダイヤ情報送受信部で受信されたダイヤ情報に基づいて、前記予想規制区間を走行予定の列車を特定し、前記特定した列車に対して臨時速度を設定する請求項3に記載の運行管理支援システム。
  8. 前記臨時速度作成部は、前記ダイヤ情報送受信部で受信されたダイヤ情報に基づいて、前記予想規制区間が解除された区間を走行予定の列車を特定し、前記特定した列車に対して前記臨時速度を解除する請求項7に記載の運行管理支援システム。
  9. 前記予想ダイヤ作成部は、前記設定または解除した臨時速度と、前記ホーム混雑情報と、前記列車混雑情報に基づいて、前記予想ダイヤの区間通過予想時刻を前記列車ごとに計算する請求項4に記載の運行管理支援システム。
  10. 前記予想ダイヤ作成部は、区間と区間の境界が駅の場合、前記区間通過予想時刻を駅出発予想時刻とする請求項9に記載の運行管理支援システム。
  11. 前記予想ダイヤ作成部は、区間と区間の境界が駅で、前記列車が前記駅に停車する場合、前記ダイヤ情報と、前記駅ホーム混雑情報と、前記列車混雑情報に基づいて、前記乗降時間管理テーブルで定められた乗降時間を前記駅出発予想時刻に加算する請求項9に記載の運行管理支援システム。
  12. 前記臨時速度送信部は、前記臨時速度の設定または解除の情報を前記列車に送信し、
    前記ダイヤ情報送受信部は、前記予想ダイヤを前記運行管理システムに送信する請求項4に記載の運行管理支援システム。
  13. 気象予測情報を受信する気象予測情報受信部と、
    前記気象予測情報受信部で受信された気象予測情報に基づいて予想規制区間を設定する予想規制区間判定部と、
    列車の運行情報に基づいて、前記予想規制区間を走行予定の列車を判定する規制対象列車判定部と、
    前記予想規制区間を走行予定の列車の臨時速度を計算する臨時速度計算部と、
    前記予想規制区間を走行予定の列車に前記臨時速度を通知する臨時速度送信部とを備える運行管理支援装置。
  14. 気象予測情報を受信する気象予測情報受信部と、
    第1気象予測情報に基づいて予想規制区間を設定し、前記予想規制区間の設定後に受信された第2気象予測情報に基づいて前記予想規制区間の規制終了時刻を更新する予想規制区間判定部とを備える運行管理支援装置。
  15. 前記予想規制区間判定部は、
    前記第1気象予測情報に基づいて、前記予想規制区間の規制開始時刻を第1時刻、規制終了時刻を第2時刻に設定し、
    前記第2気象予測情報で示される前記予想規制区間の気象予測値が前記第2時刻より前の第3時刻で規制基準値を下回る場合、前記予想規制区間の規制終了時刻を前記第2時刻から前記第3時刻に変更する請求項14に記載の運行管理支援装置。
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