JP2010221839A - 列車運行予測装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】駅における列車の停車時間の予測を、統計データを用いて精度良く高速に求める方法を提供する。
【解決手段】停車時間のデータを作成する際に、停車時間に対応する路線名,駅名,番線名などの各要素情報を併せてデータに保持する。このとき把握が困難な前記各要素情報については当該数値無し状態を保持する。ダイヤに従って運行する列車の予測を行う際の駅停車時間を求める段階で、各要素情報のうち当該数値無し状態でない情報を用いて、停車時間に該当する時間帯などの停車時間の条件と合致する各要素情報に該当する停車時間をデータから得て、該当する停車時間のデータが複数存在する場合には平均値若しくは最大値などの算術演算を実施した値を用いることで、データから駅停車時間の予測値を得る。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ダイヤに従って運行する列車の将来位置を予測する列車運行予測装置に係わり、特に予測の際に列車の停車時間あるいは走行時間のデータを用いる列車運行予測装置に関する。
これまでの予測ダイヤ作成では、駅の停車時間あるいは走行時間は予め定められた数値を適用して予測を行っている。この数値は、例えばラッシュ時間帯では長く、ラッシュ以外の時間帯では短く設定するなど時間帯によって設定を変えた値となっている。また、各駅停車と快速など列車種別の違いによって駅毎の停車時間あるいは走行時間を変える方法もある。
このような停車時間あるいは走行時間に予め定められた値を用いる方法に対して、駅の停車時間及び走行時間を、曜日及び月毎に統計処理したデータから求める方法が、〔特許文献1〕に示されている。また、データに登録された過去の列車乗降客数より、時間帯や曜日あるいは月日が同じデータを用いて予測列車乗降客数を作成し、予測列車乗降客数と予測ダイヤから駅停車時間の予測値を求める方法が、〔特許文献2〕に記載されている。
又、〔特許文献3〕に記載のように、現在の列車の走行状況に対応した遅延時間を算出するために、列車位置P1〜Pnを列車位置ノードとして、各列車位置ノードに記憶された列車位置における列車の実速度と標準の走行パターンにおける当該位置での速度と相対速度から遅延時間の学習値を求める列車運行管理装置がある。
特開平7−52803号公報 特開平9−156507号公報 特開2002−249049号公報
〔特許文献1〕に記載のように、列車の停車時間あるいは走行時間を曜日及び月毎に統計処理した場合は、例えば列車がダイヤ通りに運行した場合と、列車が故障して運行に遅れが発生した場合とが同じデータ属性に入ることになる。このため、データから列車がダイヤ通りに運行した場合や、列車が故障して運行に遅れが発生した場合とを分離して取り出すことができず、得られる停車時間あるいは走行時間の精度が低下する可能性がある。
また、〔特許文献2〕に記載のように、曜日や時間帯毎の予測列車乗降客数から駅停車時間あるいは走行時間の予測値を求める方法では、まず予測列車乗降客数を求めてから駅停車時間あるいは走行時間を計算するため、例えばデータから停車時間を直接求める方法と比較して計算量が増えることになる。
また、〔特許文献3〕に記載のように、各列車位置ノードに記憶された列車位置における列車の実速度と標準の走行パターンにおける当該位置での速度と相対速度から遅延時間の学習値を求める方法では、例えば列車がダイヤ通りに運行した場合と、列車が故障して運行に遅れが発生した場合とが同じデータ属性に入ることになる。このため、データから列車がダイヤ通りに運行した場合や、列車が故障して運行に遅れが発生した場合とを分離して取り出すことができないという〔特許文献1〕と同様な問題がある。
本発明の目的は、駅における列車の停車時間あるいは走行時間の予測を、過去の停車時間の実績値データを基にした統計処理により精度良く高速に求める列車運行予測装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、まず停車時間や走行時間のデータを作成する際に、停車時間に対応する路線名,駅名,番線名,運転方向,列車種別,日付,曜日,時間帯,天候,ホームの気温,ホームの混雑状況,駅改札通過人数,列車の乗車率,列車内の温度,計画されていたダイヤに対する列車の遅れ時間,計画されていたダイヤの列車運転間隔に対する差分,ドア再開閉扱い回数,他列車との待ち合わせ有無の各要素情報を併せて前記データに保持する。このとき把握が困難な前記各要素情報については当該数値無し状態を保持する。そしてダイヤに従って運行する列車の予測を行う際の駅停車時間あるいは走行時間を求める段階で、前記各要素情報のうち前記当該数値無し状態でない情報を用いて、前記停車時間あるいは走行時間に該当する前記時間帯などの前記停車時間の条件と合致する前記各要素情報に該当する停車時間あるいは走行時間を前記データから得て、前記該当する停車時間あるいは走行時間のデータが複数存在する場合には平均値若しくは最大値などの算術演算を実施した値を用いることで、前記データから駅停車時間あるいは駅間走行時間の予測値を得る構成とする。
本発明によれば、ダイヤに従って運行する列車の予測を行う際の駅停車時間あるいは走行時間を求める際に、時間帯などの要素情報と駅停車時間あるいは駅間走行時間のデータを用いた検索より得ることで、要素情報に合致する駅停車時間あるいは駅間走行時間を高精度に求めることができる。
本発明の一実施例である予測ダイヤ作成装置の構成図。 予測ダイヤ作成装置の計画ダイヤデータが保持する情報を示した図。 予測ダイヤ作成装置の予測ダイヤデータが保持する情報を示した図。 予測ダイヤ作成装置の列車情報検知手段が収集する列車情報を示した図。 予測ダイヤ作成装置の駅情報検知手段が収集する駅情報を示した図。 予測ダイヤ作成装置の列車位置検知手段が収集する列車位置情報を示した図。 予測ダイヤ作成装置の停車時間データが保持する情報を示した図。 予測ダイヤ作成装置の走行時間データが保持する情報を示した図。 予測ダイヤ作成装置の停車時間予測部が停車時間を求める手順を示した図。 予測ダイヤ作成装置の走行時間予測部が走行時間を求める手順を示した図。 予測ダイヤ作成部が停車時間予測部及び走行時間予測部に与えるデータの収集条件のフィルタ処理の構成図。 予測ダイヤ作成装置のデータの収集条件のフィルタ処理データを示した図。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。本実施例の列車運行予測装置の構成を図1に示す。列車運行を予測する装置として列車運行予測装置1が設置され、列車運行予測装置1は、予測ダイヤを作成する際に、停車時間及び走行時間のデータを用いた停車時間及び走行時間の予測を行う。
列車3には、車上情報検知手段31が設けられており、乗車率や車内温度などの車上情報を車上情報検知手段31で収集し、情報伝送手段5を経由して列車運行予測装置1に送る。駅2には、駅情報検知手段21が設けられ、ホームの混雑状況や改札通過人数,天候などの駅情報を駅情報検知手段21で収集し、情報伝送手段5を経由して列車運行予測装置1に送る。列車位置検出手段6は、列車3の駅2に対する到着及び出発時刻の位置情報を収集し、情報伝送手段5を経由して列車運行予測装置1に送る。
列車運行予測装置1は、情報伝送手段5を介して列車3から車上情報を、駅2から駅情報を、列車位置検出手段6から位置情報をそれぞれ受け取り、予測ダイヤ作成部11が予測ダイヤデータ41を作成し、表示装置14で内容を表示する。作成した予測ダイヤデータ41を情報伝送手段5より列車3及び駅2に送る。列車3及び駅2は、情報伝送手段5より受信した予測ダイヤデータ41の内容を、車上案内装置32及び駅案内装置22による案内に用いる。
列車運行予測装置1は、情報伝送手段5を介して受け取った車上情報,駅情報,位置情報を、停車時間データ管理部13が停車時間データ42に追加する。走行時間データ管理部16は、走行時間データ46に追加する。予測ダイヤ作成部11は、予測ダイヤを作成する際に、列車の停車時間を停車時間予測部12より、列車の走行時間を走行時間予測部15より得る。
停車時間予測部12は、停車時間データ42を用いて停車時間を予測する。走行時間予測部15は、走行時間データ46を用いて走行時間を予測する。予測ダイヤ作成部11は、停車時間の予測値と、走行時間の予測値と、計画ダイヤデータ43,列車性能データ44,路線設備データ45を用いて予測ダイヤを作成し、予測ダイヤデータ41に記録する。
計画ダイヤデータ43より予測ダイヤ作成部11が受ける情報の例を図2に示す。計画ダイヤデータ43は、列車の列車番号55と駅名52,駅における列車の到着予定日時57及び出発予定日時58を保持する。その他、線路名51,番線53,運転方向54,列車種別56も保持する。
予測ダイヤ作成部11が作成する予測ダイヤデータ41の例を図3に示す。予測ダイヤデータ41は、図2に示す計画ダイヤデータ43の内容に加えて、停車時間の予測値を考慮して予測した到着及び予測した出発の時刻情報を保持する。
車上情報の例を図4に示す。車上情報は、列車の駅における乗車率や待ち合わせによる発車遅れ時間61の情報を持つ。この他、線路名51,駅名52,運転方向54,列車番号55,列車種別56,ドア情報57,列車情報62を保持する。
駅情報の例を図5に示す。駅情報は駅2における混雑状況やホームの温度や天候の駅ホーム情報64と、データ取得時刻の情報を持つ。この他に、路線名51,駅名52,番線53を保持する。
位置情報の例を図6に示す。位置情報は、駅2における列車3の実際の到着日時65及び実際の出発日時66の情報を持つ。到着日時65及び出発日時66の差が停車時間となる。また同じ路線について、手前駅の出発日時と当該駅の到着日時の差が走行時間となる。この他に、路線名51,駅名52,番線53を保持する。
以上述べた車上情報,駅情報,位置情報を用いて、停車時間データ管理部13は、停車時間及び停車時間に関係する情報を関連付け、停車時間データ42に保持する。
停車時間データ42の例を図7に示す。停車時間データ42は、駅における列車の停車時間と停車時間に関係する情報を関連付けて保持するので、図2に示す駅における列車の到着予定日時及び出発予定日時を関連付けた計画ダイヤデータ43の内容に、車上情報,駅情報、位置情報を追加して持つ。
すなわち、図7に示すように、路線名51,駅名52,番線53,運転方向54,列車番号55,列車種別56,到着予定日時57,出発予定日時58,実際の到着日時65,実際の出発日時66,ドア情報67,待ち合わせによる発射遅れ時間61,列車情報62,駅ホーム情報64を保持する。
同様に、走行時間データ管理部16は、走行時間及び走行時間に関係する情報を関連付け、走行時間データ46に保持する。
走行時間データ46の例を図8に示す。走行時間データ46は、手前駅及び当該駅における列車の走行時間と走行時間に関係する情報を関連付けて保持するので、図2に示す駅における列車の到着予定日時及び出発予定日時を関連付けた計画ダイヤデータ43の内容に、車上情報,手前駅および当該駅の駅情報,位置情報を追加して持つ。
すなわち、図8に示すように、図7に示す保持内容で、ドア情報57が手間駅と当該駅の両方記録され、駅ホーム情報64が手間駅と当該駅の両方記録されている。
予測ダイヤ作成部11は、予測ダイヤデータ41を作成する際の停車時間を停車時間予測部12より、走行時間を走行時間予測部15よりそれぞれ得る。まず停車時間を停車時間予測部12より得る手順を図9に示す。処理開始101より、まず予測ダイヤ作成部11は求める停車時間に該当する条件作成する処理102を行い、次に作成した検索条件を停車時間予測部12に送る処理103を行う。停車時間予測部12は、求める停車時間に該当する条件の内容に該当する停車時間を停車時間データ42より検索する処理104を行う。
この検索結果について処理105にて、該当する停車時間が無い場合、求める停車時間に該当する条件の一部を除いた条件で、再度該当する停車時間を検索するための処理106及び107を行う。また該当する停車時間がひとつの場合、処理108にて、ひとつの停車時間を予測ダイヤ作成部11に送る処理112及び処理113を行い、終了114となる。
該当する停車時間が複数の場合、まず処理109にて検索で条件を追加するか判定する。条件を追加する場合、条件を追加して再度該当する停車時間を検索する処理110及び処理111を行う。条件を追加しない場合、算術演算を行ってひとつの停車時間を作成し、予測ダイヤ作成部11に送る処理112及び処理113を行い、終了114となる。
同様に、走行時間を走行時間予測部15より得る手順を図10に示す。処理開始201より、まず予測ダイヤ作成部11は、求める走行時間に該当する条件作成する処理202を行い、次に作成した検索条件を走行時間予測部15に送る処理203を行う。
走行時間予測部15は、求める走行時間に該当する条件の内容に該当する走行時間を走行時間データ46より検索する処理204を行う。この検索結果について処理205にて、該当する走行時間が無い場合、求める走行時間に該当する条件の一部を除いた条件で、再度該当する走行時間を検索するための処理206及び処理207を行う。
また該当する走行時間がひとつの場合、処理208にて、ひとつの走行時間を予測ダイヤ作成部11に送る処理212及び処理213を行い、終了214となる。
該当する走行時間が複数の場合、まず処理209にて検索で条件を追加するか判定する。条件を追加する場合、条件を追加して再度該当する走行時間を検索する処理210及び処理211を行う。条件を追加しない場合、算術演算を行ってひとつの走行時間を作成し、予測ダイヤ作成部11に送る処理212及び処理213を行い、終了214となる。
以上述べた手順のうち、停車時間予測部12の処理102における、求める停車時間に該当する条件作成、あるいは走行時間予測部15の処理202における求める走行時間に該当する条件作成について説明する。
条件作成で用いる条件は、求める停車時間あるいは求める走行時間のそれぞれについて、または全て共通で、または一部共通で設定する。条件は固定情報として予測ダイヤ作成部11に保持する方法、または図11に示す構成として、収集条件フィルタ処理部17及び収集条件フィルタデータ47により管理する方法がある。
固定情報として予測ダイヤ作成部11に保持する方法について説明する。予測ダイヤ作成部11は、固定情報として図12に示す収集条件テーブルを保持する。収集条件テーブルには、求める停車時間あるいは求める走行時間のそれぞれについて、条件作成で用いる条件を保持する。
図12より、例えば求める停車時間の条件作成で用いる条件として、列車種別,番線,天候などの情報を保持する。図12の収集条件テーブルにおいて、AB駅からAA駅までの走行時間の条件は、混雑状況のみを用いることを示す。これ以外のAA駅の停車時間などについての条件は、それぞれ2項目を保持する。
なお、図12の収集条件テーブルで保持する最大の条件数は2であるが、最大の条件数、及び停車時間及び走行時間のそれぞれにおいて用いる条件数は、任意に設定してよい。
次に、収集条件フィルタ処理部17及び収集条件フィルタデータ47により管理する方法について説明する。装置構成を図11に示す。
予測ダイヤ作成部11は、条件作成で用いる条件の作成を収集条件フィルタ処理部17に指令する。収集条件フィルタ処理部17は指令を受けると、収集条件フィルタデータ47を用いて、条件作成で用いる条件を作成して予測ダイヤ作成部11に送る。予測ダイヤ作成部11は、収集条件フィルタ処理部17より得た条件作成で用いる条件を用いて処理を行う。予測ダイヤ作成部11が行う処理は、先に述べた図12に示す収集条件テーブルを保持する場合と同じであり、収集条件フィルタデータ47は上述した図12に示す収集条件テーブルと同じ内容を保持する。これ以外は図1について説明した内容と同じである。
算術演算は、例えば複数の停車時間について平均を求める方法、また分布の特徴を考慮して求める方法がある。例えば分布を標準正規分布と扱い、99.74%の確率で入る±3σの幅を考慮した最小値あるいは最大値を用いる方法がある。走行時間についても同様である。
これにより、予測ダイヤ作成部11は、予測ダイヤデータ41の作成における駅停車時間及び走行時間を、車上情報検知手段31で収集した車上情報,駅情報検知手段21を用いて収集した駅情報,列車位置検出手段6を用いて収集した位置情報から得ることができる。
この装置構成により、駅停車時間及び駅停車時間に関係する情報、及び走行時間及び走行時間に関係する情報を関連付けて作成保持し、併せて駅停車時間に関係する情報から駅停車時間を、また走行時間に関係する情報から走行時間を得る方法が示された。
また、先に述べた予測ダイヤ作成部11において、予測ダイヤデータ41の作成で必要となる駅停車時間及び走行時間を、これまで述べた停車時間予測部12及び走行時間予測部15を用いて予め作成して予測ダイヤ作成部11の内部に保持し、処理を行う方法もある。
例えば、予測ダイヤ作成部11が図6に示す停車時間データ42や図9に示す走行時間データ46の内容のうち、列車種別のみを用いて処理を行う場合、停車時間予測部12及び走行時間予測部15が用いる情報は、計画ダイヤデータ43の保持する列車種別情報のみとなる。この場合、予測ダイヤ作成部11は、予め予測ダイヤデータ41の作成に用いる全ての駅停車時間及び走行時間を、停車時間予測部12及び走行時間予測部15を用いて作成することができる。予測ダイヤ作成部11は、作成した全ての駅停車時間及び走行時間を内部に保持して予測ダイヤデータ41を作成することができる。この場合、予測ダイヤ作成部11は、予測ダイヤデータ41作成の途中で停車時間予測部12及び走行時間予測部15を用いて駅停車時間及び走行時間を得る必要が無い。
なお、停車時間データ42に保持する停車時間あるいは走行時間は、駅2のうち一部の駅や駅間のみである場合や、列車種別のうち一部の列車種別のみである場合がある。この場合、一部の駅あるいは列車種別については以上に述べた方法によって駅停車時間及び駅間走行時間を求めることができる。また、一部の駅以外の駅や駅間、一部の列車種別以外の列車種別については、停車時間データ42及び走行時間データ46に情報がないことになるので、計画ダイヤデータ43から停車時間及び走行時間を得ることになる。これは計画ダイヤデータ43に従ったダイヤを作成することであり、本実施例が対象とする停車時間及び走行時間のデータを用いた停車時間及び走行時間の予測を行うものではないため、説明は省略する。
以上述べた方法により、本実施例は、ダイヤに従って運行する列車の予測を行う際の駅停車時間及び駅間走行時間を求める際に、時間帯などの要素情報と駅停車時間のデータを用いた検索より得ることで、要素情報に合致する駅停車時間及び駅間走行時間を高速に求めることができる。
1 列車運行予測装置
2 駅
3 列車
4 軌道
5 情報伝送手段
6 列車位置検出手段
11 予測ダイヤ作成部
12 停車時間予測部
13 停車時間データ管理部
14 表示装置
15 走行時間予測部
16 走行時間データ管理部
17 収集条件フィルタ処理部
21 駅情報検知手段
22 駅案内装置
31 車上情報検知手段
32 車上案内装置
41 予測ダイヤデータ
42 停車時間データ
43 計画ダイヤデータ
44 列車性能データ
45 路線設備データ
46 走行時間データ
47 収集条件フィルタデータ

Claims (7)

  1. 過去の駅での実際の停車時間,駅間における実際の走行時間,前記停車時間及び走行時間に、少なくとも駅に到着した日時と、列車種別の情報を関連付けて保持するデータを有し、列車種別と前記列車が駅に到着する予定時刻が対応する列車の停車時間あるいは走行時間を求める際に、前記データより前記列車の種別が合致し、かつ前記列車が駅に到着する予定時刻が一定の時間差以内となる過去の列車の停車時間あるいは走行時間を求めて算術演算を行い、求める停車時間あるいは走行時間として予測することを特徴とする列車運行予測装置。
  2. 請求項1において、前記停車時間,走行時間に関連付けた前記データに保持する情報として、駅付近の天候,駅における使用番線,ホームの気温,ホームの混雑状況,駅改札通過人数,列車の乗車率,列車内の温度,計画されていたダイヤに対する列車到着時刻の差分時間,計画された列車運転間隔に対する差分,他列車との待ち合わせ有無のうちの少なくとも1つを有することを特徴とする列車運行予測装置。
  3. 請求項2において、前記求める停車時間あるいは走行時間は、前記駅付近の天候,駅における使用番線,ホームの気温,ホームの混雑状況,駅改札通過人数,列車の乗車率,列車内の温度,計画されていたダイヤに対する列車到着時刻の差分時間,計画された列車運転間隔に対する差分、他列車との待ち合わせ有無のうちの少なくとも1つが、合致あるいは一定の差分以内となる前記データに保持する前記停車時間,走行時間であることを特徴とする列車運行予測装置。
  4. 請求項1又は2において、前記データの作成更新を行う際には、前記予測以前の運行の実績より前記停車時間、走行時間を得ることと併せて、前記停車時間,走行時間に関連付けた情報として、前記列車が到着した日付及び時刻と、列車種別の情報と、前記停車時間あるいは走行時間に関連付けた情報を前記データに保持することを特徴とする列車運行予測装置。
  5. 請求項2において、前記データに保持する停車時間,走行時間は、前記駅の一部あるいは前記列車種別の一部であり、前記関連付けた情報の一部であることを特徴とする列車運行予測装置。
  6. 請求項1又は3において、前記列車の停車時間,走行時間を予測する段階に先立って、求める停車時間,走行時間を予め作成して保持し、前記列車の走行を予測する段階において、前記保持した停車時間あるいは走行時間を用いることを特徴とする列車運行予測装置。
  7. 請求項1又は3において、前記求める停車時間,走行時間を作成するために用いる前記データに保持する前記停車時間,走行時間に関連付けた情報のうち、適用する前記情報を停車時間あるいは走行時間データの収集条件フィルタ条件として保持することを特徴とする列車運行予測装置。
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