JP2020059189A - 画像形成システム、及び、用紙破損検出方法 - Google Patents

画像形成システム、及び、用紙破損検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】用紙搬送ユニットを引き出した際に用紙搬送ユニットと画像形成装置の本体との間での用紙の破損を検知することが可能な画像形成システムを提供する。【解決手段】画像形成装置と、画像形成装置内に設けられた着脱可能な用紙搬送ユニットと、音を電気信号に変換する音センサーと、画像形成装置の全体を制御する制御部とを有する画像形成システムを構成する。画像形成システムでは、用紙搬送ユニットが画像形成装置の本体から引き出される際に音センサーが周辺の音を収録し、制御部が、音センサーが収録した音から用紙が破損する音を検出する。【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置と、画像形成装置から着脱可能な用紙搬送ユニットとを備える画像形成システム、及び、画像形成システムにおける用紙破損検出方法に係わる。
画像形成装置でのジャム等が発生した場合に、用紙搬送ユニットを画像形成装置の本体から引き出してジャムが発生した用紙を除去する処置を行われる。しかし、用紙搬送ユニットを引き出す際に、用紙搬送ユニットと画像形成装置との間の用紙搬送経路に用紙が滞留している場合がある。この場合、用紙搬送ユニットを引き出すことによって、用紙が用紙搬送ユニット側と画像形成装置側とに分かれるため、用紙が破損する。破損によって用紙が分断された場合には、分断された用紙の少なくとも1片(以降、紙片)が画像形成装置の本体に残留する。
画像形成装置内に紙片が残留した状態で次のジョブを開始すると、次に搬送された用紙が残留紙片に衝突することでジャムの発生頻度が高くなる。また、用紙と残留紙片との衝突により、画像形成後の成果物にキズや皺などの損傷が発生することがある。このような紙片の残留による不具合の発生を抑制する方法として、用紙搬送ユニット着脱に起因したジャムを特定する手法(例えば、特許文献1、特許文献2参照)や、電磁波センサーを用いた紙片検出(例えば、特許文献3参照)が提案されている。
特開2015−87476号公報 特開2015−229543号公報 特開2009−23782号公報
しかしながら、上述の各手法では、いずれも用紙搬送ユニットを引き出してジャム処理を行い、さらに用紙搬送ユニットを取り付けた後に残留した紙片を検出する。このため、用紙搬送ユニットを再度取出して紙片の除去を行う必要があり、残留紙片を除去するための作業が繁雑になる。そこで、用紙搬送ユニットと画像形成装置の本体との間での用紙の破損を、用紙搬送ユニットを引き出した際に検知することが求められている。
上述した問題の解決のため、本発明においては、用紙搬送ユニットを引き出した際に用紙搬送ユニットと画像形成装置の本体との間での用紙の破損を検知することが可能な画像形成システム、及び、用紙破損検出方法を提供する。
本発明の画像形成システムは、画像形成装置と、画像形成装置内に設けられた着脱可能な用紙搬送ユニットと、音を電気信号に変換する音センサーと、画像形成装置の全体を制御する制御部とを有する。そして、用紙搬送ユニットが画像形成装置の本体から引き出される際に音センサーが周辺の音を収録し、制御部が、音センサーが収録した音から用紙が破損する音を検出する。
本発明の用紙破損検出方法は、画像形成装置と、画像形成装置内に設けられた着脱可能な用紙搬送ユニットと、音を電気信号に変換する音センサーと、画像形成装置を制御する制御部とを有する画像形成システムにおいて用紙の破損を検出する方法であって、用紙搬送ユニットが画像形成装置の本体から引き出される際に、音センサーが周辺の音を収録し、制御部が、音センサーが収録した音から用紙が破損する音を検出する。
本発明によれば、用紙搬送ユニットを引き出した際に用紙搬送ユニットと画像形成装置の本体との間での用紙の破損を検知することができる。
画像形成システムの概略構成を示す図である。 音センサーが収録する音の電気信号の出力例を示す図である。 用紙搬送ユニットの用紙リレー部の周辺の構成を示す図である。 用紙搬送ユニットの用紙リレー部の周辺の構成を示す図である。 音センサーが収録する音の電気信号の出力例を示す図である。 画像形成システムの機能ブロック図である。 用紙搬送ユニットを引き出す際の用紙の破損を検出するためのフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態の例を説明するが、本発明は以下の例に限定されるものではない。
図1に、画像形成システムの概略構成図を示す。図1に示す画像形成システムは、画像形成装置10と、画像形成装置10の用紙搬送方向の上流側に配置された大容量給紙装置17と、画像形成装置10の用紙搬送方向の下流側に配置された後処理装置18とを備える。
画像形成装置10は、例えば、スキャナー、カラーコピー機、及び、カラーレーザープリンターの機能を併せ持つMFP(multi-function peripheral)11から構成される。MFP11は、自動原稿給紙部12と、画像形成部13と、操作表示部19とを備える。また、画像形成装置10は、一部の用紙搬送路が画像形成装置10の本体から着脱可能な用紙搬送ユニット30を備える。
また、画像形成装置10には、上記用紙搬送ユニット30の着脱を検知するためのユニットセット検知センサー31を備える。ユニットセット検知センサー31において、用紙搬送ユニット30が画像形成装置10の本体に取り付けられている(ON)状態か、本体から引き出されている(OFF)状態かを検知する。
自動原稿給紙部12は、原稿の読み取りに際して、原稿を自動給送する。自動原稿給紙部12は、内部に設けられたスキャナーよって、自動原稿給紙部12で自動搬送される原稿の画像を読み取ることができる。
画像形成部13は、帯電部、感光体、露光部、現像部、中間転写ベルト、及び、定着部等から構成される。画像形成部13では、帯電部が感光体に対して電荷を付加した後、露光部からレーザ光を照射して感光体に静電潜像を形成する。そして、現像部で感光体の表面に静電潜像を顕像化させてトナー像を形成する。その後、トナー像を中間転写ベルトに転写させ、中間転写ベルトに転写させたトナー像を所定のタイミングで搬送されてくる用紙の表面に転写させる。画像が転写された用紙は定着部に搬送される。定着部は、例えば、加圧ローラーや定着ローラー、ベルト等から構成され、トナー像が形成された用紙に加熱及び加圧処理を行い、トナー像を用紙に定着させる。
操作表示部19は、例えば画像形成処理等のジョブの開始を指示する操作部としての機能を備えている。操作表示部19は、操作部と表示部を兼用している。操作表示部19はLCD(Liquid Crystal Display)等を含むタッチパネルで構成され、ユーザーによる操作、及び、情報の表示が可能になっている。なお、操作部をマウスやタブレット等で構成し、表示部とは別体で構成することも可能である。
大容量給紙装置17は、画像形成装置10の用紙搬送方向の上流側に配置され、画像形成装置10において画像が形成される用紙(記録媒体)が収納される複数の給紙トレイを有している。大容量給紙装置17は、画像形成ジョブが選択されると、ピックアップローラーや捌きローラー等によって給紙トレイから用紙を取り出す。そして、取り出した用紙を搬送ローラー等によって一枚ずつ画像形成装置10に搬送する。
後処理装置18は、画像形成装置10の用紙搬送方向の下流側に配置され、MFP11からの指示に応じて、受け取った用紙に対して後処理を行う。この後処理には、例えば用紙を束に整合する処理や、その束をステープルで綴じる処理等を含む。また、後処理装置18は複数の排紙トレイを含む。例えば、画像形成不良等が発生せずに正常に出力された用紙を排紙するためのトレイと、画像形成不良等の発生によって除外する用紙を排紙するためのサブトレイを有する。
用紙搬送ユニット30は、画像形成装置10において、ジャムへの対応処理等を行い易くするために、画像形成装置10の本体から引き出し可能なユニットである。画像形成装置10において着脱可能に設けられた用紙搬送ユニット30は、用紙搬送方向と直交する方向に引き出し可能に取り付けられている。
用紙搬送ユニット30は、例えば、用紙を搬送するための搬送ローラー対や、レジストローラ対、用紙搬送用のガイドレール等を備える。そして、画像形成装置10において、用紙搬送ユニット30と、画像形成装置10の他の構成の用紙搬送経路との間で用紙の受け渡しが可能なように設けられている。即ち、用紙搬送ユニット30と他の構成との接続部分間には、用紙搬送ユニット30の用紙搬送経路と他の構成の用紙搬送経路とが近接し、用紙の受け渡し(搬送)が行われる接続部分(以下、用紙リレー部)が設けられている。例えば、大容量給紙装置17から用紙搬送ユニット30へと用紙が搬送される用紙リレー部や、用紙搬送ユニット30から後処理装置に用紙が搬送される用紙リレー部等を備える。なお、用紙搬送ユニット30は、複数の用紙搬送ユニットの組み合わせによって形成されていてもよい。このため、各用紙反訴ユニット間での用紙リレー部を有していてもよい。
また、画像形成装置10は、用紙搬送ユニット30の引き出しを制限するための架台ロック機構を備える。架台ロック機構を動作させることにより、用紙搬送ユニット30を画像形成装置10の本体から引き出す方向には動かないようにできる。また、架台ロック機構は、引き出す動作中の用紙搬送ユニット30に対して架台ロック機構を動作させた状態では、用紙搬送ユニット30を画像形成装置10の本体に取り付ける動作を行うことが可能なように構成されている。
画像形成装置10は、画像形成装置10の内部に少なくとも1箇所以上に音センサーSを備える。音センサーSは、好ましくは、画像形成装置10における上記用紙リレー部のそれぞれの近傍に配置される。より好ましくは、図1に示すように、各用紙リレー部の近傍にそれぞれ配置された、複数の音センサーS1,S2,…,Sn(添え字nは自然数)を備える。以下、音センサーS1,…,Snを区別する必要がない場合には、「音センサーS」と表記する。
音センサーSは、画像形成装置10から発生する音を収録し、収録した音を電気信号に変換して制御部20(図6参照)へ供給する。具体的には、音センサーSは、画像形成装置10の本体から用紙搬送ユニット30が引き出された際の音を収録する。また、画像形成装置10では、用紙搬送ユニット30が引き出された際に、用紙リレー部に用紙が残留していると、用紙搬送ユニット30と他の構成との間で分断されるため、用紙に破れや皺等の破損が発生する。このため、音センサーSは、用紙搬送ユニット30が引き出された際の音と合わせて、用紙リレー部において用紙が破損する音を収録する。
図2に、音センサーSが収録する音の電気信号の出力の一例を示す。図2は、縦軸が音センサーSで収録された音の大きさを表す電圧を示し、横軸が用紙搬送ユニット30の引き出し開始からの時間経過を示すグラフである。このグラフからは、用紙搬送ユニット30を本体から引き出す際の音量の変化がわかる。
図2において、線Nは、用紙リレー部に用紙が滞留していない状態(以下、通常の状態)で、用紙搬送ユニット30を引き出した際に音センサーSが収録する音を示している。また、線Uは、用紙リレー部に用紙が滞留した状態で用紙搬送ユニット30を引き出して用紙が破損した際に、音センサーSが収録する音を示している。さらに、通常の状態で発生する最大音が閾値Tとして設定されている。なお、閾値Tは、通常の状態で発生する最大音を基に、最大音よりも大きい値を設定してもよい。
用紙が存在していない用紙リレー部では、用紙搬送ユニット30を引き出した際にも用紙の破損が発生しないため、閾値を超える音は発生しない。従って、制御部20は、用紙搬送ユニット30を引き出した際に、閾値を越える音が発生しない場合には、その用紙搬送ユニット30と他の構成との間の用紙リレー部には、用紙が存在していないと判断できる。
一方、用紙が滞留している用紙リレー部では、用紙搬送ユニット30を引き出した際に用紙の破損が発生するため、通常の状態での音(線N)に用紙が破損する音が加わる。このため、閾値Tを超える音(線U)が発生する。従って、制御部20は、用紙搬送ユニット30を引き出した際に、閾値を越える音が発生した場合には、その用紙搬送ユニット30と他の構成との間の用紙リレー部に用紙が存在し、用紙搬送ユニット30を引き出した際に用紙の破損が発生したと判断できる。従って、制御部20が用紙搬送ユニット30を引き出した際の音を検出することにより、用紙搬送ユニット30を引き出したときに用紙リレー部の用紙の有無を判断することができる。
なお、画像形成装置10が着脱可能な用紙搬送ユニット30を複数備える場合には、用紙搬送ユニット30毎に引き出し音が異なる場合がある。このため、複数の用紙搬送ユニット30を備える場合には、各用紙搬送ユニット30に音センサーを配置し、各用紙搬送ユニット30の通常の状態での引き出し音を予め収録し、用紙搬送ユニット30毎にそれぞれ閾値が設定されていることが好ましい。そして、各用紙搬送ユニット30において、用紙搬送ユニット30を引き出した際の音を検出して各閾値と比較することにより、用紙搬送ユニット30を引き出したときに用紙リレー部の用紙の有無を判定することができる。
次に、図3に、用紙搬送ユニット30の用紙搬送路、他の構成(例えば、後処理装置18)の用紙搬送路、及び、両者の用紙搬送路の間に設けられる用紙リレー部と、この用紙リレー部に残存する用紙、及び、用紙リレー部に配置された音センサーSを示す。また、図4に、用紙搬送ユニット30の引き出す際に、用紙が破損する様子を示す。
図3は、画像形成装置にジャム等が発生し、用紙搬送路上で用紙が停止した状態を想定し、用紙搬送ユニット30と後処理装置18との用紙リレー部において、用紙搬送ユニット30と後処理装置18とに跨った状態で用紙が滞留(停止)した状態を示している。また、用紙リレー部近傍の用紙搬送ユニット30において、用紙搬送方向と直交する方向には、用紙を挟んで対向する位置に第1の音センサーS11と第2の音センサーS12が配置されている。
図4に示すように、用紙リレー部に用紙が滞留した状態で用紙搬送ユニット30を引き出すと、用紙が用紙搬送ユニット30と後処理装置18との間で滞留している用紙が破損する場合がある。具体的には、後処理装置18側で保持されて画像形成装置10の本体側に残る部分と、用紙搬送ユニット30側で保持されて画像形成装置10の本体から引き出される部分との間で、用紙に破れ皺等の破損が発生する。
また、図3及び図4に示すように、用紙リレー部には、用紙搬送方向と直交する方向で用紙を挟んで対向する位置に2つの音センサーS(第1の音センサーS11、第2の音センサーS12)を配置することが好ましい。用紙搬送ユニット30に2つの音センサーSを配置することにより、第1の音センサーS11側と第2の音センサーS12側とのいずれかに近い位置で用紙が破損したかを検出することができる。
図5に、第1の音センサーS11と第2の音センサーS12とが収録する音の電気信号の出力の一例を示す。図5は、縦軸が第1の音センサーS11と第2の音センサーS12で収録された音の大きさを表す電圧を示し、横軸が用紙搬送ユニット30の引き出し開始からの時間経過を示すグラフである。このグラフでは、第1の音センサーS11で収録された音を示す線U11と、第2の音センサーS12で収録された音を示す線U12とが示されている。
図5に示すグラフでは、第1の音センサーS11で収録された音を示す線U11のピークが、第2の音センサーS12で収録された音を示す線U12のピークよりも大きい。音センサーSで収録される音の大きさは、音センサーSと音の発生源との距離に比例するため、より大きい破損音を検出した音センサーSの近くで、用紙の破損が発生したと判断することができる。
このように、2つ以上の音センサーSを配置し、各音センサーSで収録された音量を比較することにより、どの音センサーSの近くで用紙が破損したかを検出することができる。このため、複数の音センサーを備える構成とすることで、画像形成装置10内において用紙が破損した位置を検出することができる。
上述の画像形成装置10によれば、音センサーSによって用紙搬送ユニット30の引き出し時の用紙の破損を検出することができる。また、用紙の破損音を検出した音センサーSの位置や、検出した用紙の破損音の大きさを各音センサーS同士で比較することによって、破損した用紙や紙片の位置を特性することができる。
このように、上述の画像形成装置10では、用紙搬送ユニット30の引き出すときに、用紙の破損と、発生位置とを検出することができる。このため、ジャム処理等において用紙搬送ユニット30の引き出した際に、発生した紙片や破損した用紙を除去することができる。この結果、次のジョブにおいて、紙片と用紙との接触による用紙の破損を防ぐことができる。また、次のジョブに移行する時間を短縮することができるため、ユーザーの負担を軽減できる。
[ブロック図]
次に、画像形成システムの機能ブロック図を図6に示す。
画像形成システムは、システム全体の動作を制御する制御部20を備えている。制御部20は、CPU21、RAM22、及び、ROM23を含む。CPU21はファームウェア等のプログラムに従って、画像形成装置10の各構成を制御する。RAM22は、CPU21がファームウェアを実行する際の作業領域をCPU21に提供すると共に、操作表示部19が受け付けた印刷条件等を記憶する。ROM23はファームウェア等の情報が格納された書き込み不可の半導体メモリ装置と、CPU21に環境変数等の保存領域等を提供するEEPROM等の書き換え可能な半導体メモリ装置やHDD等を含む。
また、制御部20は、画像形成装置10内の各部の動作を制御するコンピューターの一例として用いられる。例えば、制御部20は、操作表示部19を通じて行われるユーザーの印刷指示に基づいた画像形成部13の画像形成処理(印刷動作)の制御や、画像データのオブジェクト化処理を行う。また、制御部20は、操作表示部19からユーザーの後処理装置18での用紙の加工条件等の指定を受け取る。
エンジン制御部40は、画像形成システム全体の用紙の搬送を行う用紙搬送経路41の制御を行う。エンジン制御部40の制御は、制御部20のCPU21が専用のファームウェアを実行することによって行われる。エンジン制御部40は、制御部20による通常のジョブ処理において、用紙の搬送動作を制御する。
エンジン制御部40は、画像形成システムの動作モードやジョブ条件等に応じて、各モーター駆動回路や各モーターを制御する。エンジン制御部40の指示に従ってモーター駆動回路が各モーターを駆動し、給紙部14から用紙搬送ユニット30、大容量給紙装置から用紙搬送ユニット30、及び、用紙搬送ユニット30から後処理装置18等への用紙の移動が行われる。
操作表示部19は、例えば、タッチパネル付の液晶ディスプレイ(LCD)で構成され、表示部及び操作部として機能する。操作表示部19は、制御部20から入力される表示制御信号に従って、各種操作画面、各機能の動作状況等の表示を行う。また、操作表示部19は、ユーザーによるタッチ操作や、テンキー、スタートキー等の各種操作キーによる操作を受け付けて、操作信号を制御部20に出力する。ユーザーによる各種入力操作を受け付けて、操作信号を制御部20に出力する。ユーザーは、操作表示部19を操作して、画質設定、倍率設定、応用設定、出力設定及び用紙設定等の画像形成に関する設定、用紙搬送指示、及び。装置の停止操作等を行うことができる。
また、制御部20は、画像形成装置10においてジャム等を検知した場合に、操作表示部19にジャムの発生を表示してユーザーに通知する。例えば、制御部20は、画像形成装置10の本体から着脱可能に設けられた用紙搬送ユニット30においてジャムが発生した場合に、ジャムが発生した用紙搬送ユニット30を操作表示部19に表示する。
引き出し音記憶部32は、用紙リレー部に用紙が存在しない状態(通常時)において、用紙搬送ユニット30を画像形成装置10の本体から引き出す際に音センサーSで収録された音を記憶する。引き出し音記憶部32は、画像形成装置10に設けられる各音センサーSに対応して、それぞれの音センサーSで封録された用紙搬送ユニット30の引き出し音を記憶する。制御部20は、引き出し音記憶部32に記憶されている通常時の音を基に用紙が破損したかどうかを判定するための閾値を設定する。
制御部20は、音センサーS(第1の音センサーS11、第2の音センサーS12、・・・・・・第nの音センサー)で収録された音の電気信号を受け取る。そして、制御部20は、ユーザーによって用紙搬送ユニット30が引き出される際に、用紙搬送ユニット30が引き出された際に音センサーSで収録された音を、引き出し音記憶部32で記憶されている通常時の音と比較し、収録された音が閾値を超えるかどうかを判定する。そして、収録された音が閾値を超えた場合には、その音が収録された音センサーSの近傍の用紙リレー部において用紙が破損したと判断し、用紙リレー部における用紙の破損の発生、及び、用紙が破損した位置を検出する。
制御部20は、用紙リレー部において用紙の破損が検出された場合には、ユーザーに用紙の破損が発生したことを通知する。制御部20は、用紙が破損した位置の用紙搬送ユニット30、及び、破損した用紙の位置を操作表示部19に表示し、用紙搬送ユニット30での用紙の破損をユーザーに通知する。
また、制御部20は、用紙の破損を検知した場合であって、用紙搬送ユニット30が本体に取り付けられていることをユニットセット検知センサー31が検知している場合には、架台ロック機構33を動作させることにより、用紙搬送ユニット30の引き出し動作を停止させる。即ち、用紙搬送ユニット30の引き出し動作によって用紙が破損したものの、用紙搬送ユニット30自体が画像形成装置10の本体から完全に取り外されていなく、用紙搬送経路41の駆動によって用紙搬送ユニット30の用紙の搬送が可能な場合には、用紙搬送ユニット30の引き出し動作を途中で停止させる。
[フローチャート]
次に、図7に、用紙搬送ユニット30を引き出す際の用紙の破損を検出するためのフローチャートを示す。なお、以下の説明は、画像形成ジョブ中にジャムが発生した場合を例として、用紙搬送ユニット30を引き出す際の用紙の破損の検出する方法について説明する。
まず、ユーザーの指示により画像形成ジョブを開始し、画像形成装置においてジャムが発生しているかどうかを判定する(ステップS1)。ジャムが発生していない場合(ステップS1のNO)には、指定されたジョブが完了しているか判断し、ジョブを終了するかどうかを判定する(ステップS2)。ジョブを終了しない場合(ステップS2のNO)は、指定されたジョブが完了するまでステップS1とステップS2の動作を繰り返す。
ジャムが発生した場合(ステップS1のYES)には、制御部20がエンジン制御部40に用紙搬送経路41の駆動を停止するように指示する。さらに、制御部20は、用紙搬送ユニット30を画像形成装置10の本体から引き出してジャムの原因となった用紙を取り出すように、ユーザーへの指示を操作表示部19に表示する。この指示に従い、ユーザーが用紙搬送ユニット30を画像形成装置10の本体から引き出す(ステップS3)。
制御部20は、ユーザーが用紙搬送ユニット30を画像形成装置10の本体から引き出す際に、音センサーSが収録した音から用紙が破損する音を検出したかどうかを判定する(ステップS4)。制御部20が用紙の破損音を検出した場合(ステップS4のYES)、制御部20は架台ロック機構33を起動し、ユーザーによる用紙搬送ユニット30の引き出し動作を途中で停止させる(ステップS5)。
制御部20が用紙の破損音を検出していない場合(ステップS4のNO)、制御部20は、架台ロック機構33を起動せず、ユーザーが用紙搬送ユニット30を画像形成装置10の本体から引き出して、ユーザーがジャムの原因となった用紙を取り除く(ステップS15)。
架台ロック機構33を起動して用紙搬送ユニット30の引き出し動作を停止させた状態において、制御部20は、ユニットセット検知センサー31のON/OFF状態を確認し、用紙搬送ユニット30が引き出されている(OFF)状態かどうかを判定する(ステップS6)。
用紙搬送ユニット30が引き出されている(OFF)状態の場合(ステップS6のYES)は、用紙が破損した位置を操作表示部19に表示する(ステップS7)。ユーザーは、操作表示部19に表示された位置を参考にして、破損した用紙や破損によって分断された紙片等が除去可能かどうかを判断する(ステップS8)。
ユーザーは、破損した用紙等を除去できると判断した場合(ステップS8のYES)、用紙搬送ユニット30から破損した用紙等を除去する(ステップS12)。
一方、ユーザーは、破損した用紙等を除去できないと判断した場合(ステップS8のNO)、引き出した用紙搬送ユニット30を画像形成装置10の本体の所定の位置まで戻す(ステップS9)。破損した用紙等を除去できない場合としては、例えば、駆動ローラー等に挟まって用紙を除去できない場合や、ユーザーの手が届かない位置に用紙が存在している場合等が考えられる。
なお、上述の紙片が除去可能かどうかの判断は画像形成装置10の制御部20が行ってもよい。例えば、予め通常時(紙片がない場合)にローラーを駆動した音を音センサーSで収録し、引き出し音記憶部32等に記憶しておく。そして、紙片の発生した位置のローラーを駆動する際の音を音センサーSで収録し、記憶されている通常時(紙片がない場合)の音と異なる音を制御部20が検出した場合に、紙片が除去できないと判断することもできる。
引き出した用紙搬送ユニット30を画像形成装置10の本体の所定の位置まで戻した後、破損した用紙が存在する用紙搬送経路41を駆動させる(ステップS10)。この用紙搬送経路41の駆動により、破損した用紙や紙片等を移動させ、破損した用紙等をユーザーが除去できる位置に移動させる。この用紙搬送経路41の駆動は、ユーザーによる操作表示部19からの指示や、制御部20での判断等によって行う。
用紙搬送経路41の駆動によって破損した用紙等をユーザーが取り出せる位置に移動させた後、ユーザーは再度、用紙搬送ユニット30を画像形成装置10の本体から引き出す(ステップS11)。そして、ユーザーは、用紙搬送ユニット30から破損した用紙等を除去する(ステップS12)。
ユニットセット検知センサー31のON/OFF状態の判定において、用紙搬送ユニット30が取り付けられている(ON)状態の場合(ステップS6のNO)、制御部20は、用紙搬送ユニット30を画像形成装置10の本体の所定の位置まで戻すように、ユーザーへの指示を操作表示部19に表示する。そして、ユーザーが用紙搬送ユニット30を画像形成装置10の本体の所定の位置まで戻した後、制御部20は破損した用紙が存在する用紙搬送経路41のローラー等を駆動させ、用紙リレー部から退避させる(ステップS13)。
制御部20は破損した用紙等を用紙リレー部から退避させた後、ユーザーは再度、用紙搬送ユニット30を画像形成装置10の本体から引き出し、用紙搬送ユニット30から破損した用紙等を除去する(ステップS14)。
用紙搬送ユニット30から破損した用紙等を除去(ステップS12、又は、ステップS14)した後、ジャムの原因となった用紙を取り除く(ステップS15)。そして、用紙搬送ユニット30を再度画像形成装置10の本体に取り付けて、画像形成ジョブを再度開始する(ステップS16)。
画像形成ジョブを再度開始した後、上述のステップS1及びステップS2の処理を繰り返す。そして、指定されたジョブが完了し、ジョブを終了する場合(ステップS2のYES)には、本フローチャートによる処理を終了する。
上述の用に構成された画像形成システムによれば、用紙搬送ユニットを引き出した際に、用紙搬送ユニットと画像形成装置の本体との間での用紙の破損を検知することができる。このため、用紙搬送ユニットを引き出した際に発生した、残留紙片を除去するための作業の繁雑さを抑制することができる。
なお、本発明は上述の実施形態例において説明した構成に限定されるものではなく、その他本発明構成を逸脱しない範囲において種々の変形、変更が可能である。
10 画像形成装置、11 MFP、12 自動原稿給紙部、13 画像形成部、14 給紙部、17 大容量給紙装置、18 後処理装置、19 操作表示部、20 制御部、21 CPU、22 RAM、23 ROM、30 用紙搬送ユニット、31 ユニットセット検知センサー、32 引き出し音記憶部、33 架台ロック機構、40 エンジン制御部、41 用紙搬送経路、S 音センサー、S11 第1の音センサー、S12 第2の音センサー

Claims (10)

  1. 画像形成装置と、
    前記画像形成装置内に設けられた着脱可能な用紙搬送ユニットと、
    音を電気信号に変換する音センサーと、
    前記画像形成装置を制御する制御部と、を有し、
    前記用紙搬送ユニットが前記画像形成装置の本体から引き出される際に、前記音センサーが周辺の音を収録し、
    前記制御部が、前記音センサーが収録した音から前記用紙が破損する音を検出する
    画像形成システム。
  2. 前記画像形成装置内に2以上の前記音センサーを備え、
    前記制御部は、前記用紙が破損した音が検出された前記音センサーの位置に基づいて、前記用紙が破損した位置を特定する
    請求項1に記載の画像形成システム。
  3. 前記音センサーとして、前記画像形成装置内における前記用紙搬送ユニットと他の構成との接続部の用紙搬送路において、前記用紙の搬送方向と直交する方向の両端側に第1の音センサーと第2の音センサーとを備える
    請求項1又は2に記載の画像形成システム。
  4. 前記制御部は、予め記憶された通常時の前記用紙搬送ユニットの引き出し音の最大値を超える音を検出した場合、前記用紙の破損が発生したと判断する
    請求項1から3のいずれかに記載の画像形成システム。
  5. 前記制御部は、前記第1の音センサーと前記第2の音センサーとで収録したそれぞれの音量を比較し、音量が大きい方の前記音センサー側で前記用紙の破損が発生していると判断する
    請求項3に記載の画像形成システム。
  6. 前記用紙搬送ユニットの引き出し動作を停止させる架台ロック機構を備え、
    前記制御部は、前記用紙の破損を検出した際に前記架台ロック機構を動作させて前記用紙搬送ユニットの引き出し動作を停止させる
    請求項1又は2に記載の画像形成システム。
  7. 前記用紙搬送ユニットが前記画像形成装置の設定した位置に取り付けられているかを検知するユニットセット検知センサーを備え、
    前記制御部は、前記架台ロック機構が動作した際に、前記画像形成装置に前記用紙搬送ユニットが取り付けられていることを前記ユニットセット検知センサーが検知している場合、前記用紙搬送ユニットを駆動して前記用紙リレー部から前記用紙を退避させる
    請求項6に記載の画像形成システム。
  8. 前記用紙搬送ユニットが前記画像形成装置に取り付けられているかを検知するユニットセット検知センサーを備え、
    前記架台ロック機構が動作した際に、前記画像形成装置から前記用紙搬送ユニットが引き出されていることを前記ユニットセット検知センサーが検知している場合、前記制御部は前記用紙の位置を表示部に表示する
    請求項6に記載の画像形成システム。
  9. 前記画像形成装置の本体から引き出された前記用紙搬送ユニットが、前記画像形成装置の本体に取り付けられた後、前記用紙搬送ユニットを駆動させて前記用紙を移動させる
    請求項8に記載の画像形成システム。
  10. 画像形成装置と、前記画像形成装置内に設けられた着脱可能な用紙搬送ユニットと、音を電気信号に変換する音センサーと、前記画像形成装置を制御する制御部とを有する画像形成システムにおいて用紙の破損を検出する方法であって、
    前記用紙搬送ユニットが前記画像形成装置の本体から引き出される際に、前記音センサーが周辺の音を収録し、
    前記制御部が、前記音センサーが収録した音から前記用紙が破損する音を検出する
    用紙破損検出方法。
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