JP2020059092A - 動作補助装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】腰や上体を左右にひねる動作を含む場合においても、上体の動きに追従しつつ、前屈姿勢から起き上がるときの腰の伸展動作を補助することができる。【解決手段】索状体は、多関節構造体に沿ってそれぞれ設けられており、一方の端が多関節構造体の一方の端近傍に設けられ、他方の端は弾性部材に設けられている。使用者が前屈姿勢になると、一対の多関節構造体が背中に沿って屈曲し、多関節構造体が屈曲することで索状体に引っ張られて弾性部材が変形し、その復元力により多関節構造体を伸展させる。また、一対の多関節構造体は、略平行かつ離間して設けられている。【選択図】図1
Description
本発明は、動作補助装置に関する。
特許文献1には、腰に巻くベルトの一部が伸縮し、ベルトと脊椎補助部とを滑車を介してワイヤーで接続されてなる腰痛防止装着具が開示されている。この腰痛防止装着具は、使用者が前に屈んだ際にベルトが締まり、腹部に力を入れることによりワイヤーが引かれ、脊椎補助部が真っ直ぐになるように働く。
しかしながら、特許文献1に記載の腰痛防止装着具においては、腹圧を利用して脊椎の動作を補助するため、使用者は多かれ少なかれ腹部を意識して使用することになり、作業の妨げになる。また、重量物を持ち上げる動作と腹圧の発生は直接関連のある事象ではないため、十分な動作補助効果を得られないおそれがある。さらに、特許文献1に記載の腰痛防止装着具では、脊椎補助部及びワイヤーが使用者の背中略中央に1個ずつであるため、腰や上体を左右にひねる動作を含むときに、上体の動きに追従して上体を起こす動作を補助することはできない。
本発明はこのような事情を鑑みてなされたもので、腰や上体を左右にひねる動作を含む場合においても、上体の動きに追従しつつ、前屈姿勢から起き上がるときの腰の伸展動作を補助することができる動作補助装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る動作補助装置は、例えば、使用者の腰部に固定可能な腰部固定部材と、前記使用者の右肩及び左肩にそれぞれ固定可能な一対の肩部固定部材と、複数の関節体が揺動可能に連結されて屈曲可能に構成された帯状の一対の多関節構造体であって、一方の端が一対の前記肩部固定部材にそれぞれ設けられ、他方の端が前記腰部固定部材に設けられた一対の多関節構造体と、前記一対の多関節構造体に沿ってそれぞれ設けられた一対の索状体と、前記一対の索状体にそれぞれ設けられた一対の弾性部材と、を備え、前記一対の多関節構造体は、略平行かつ離間して設けられ、前記索状体は、一方の端が前記多関節構造体の一方の端近傍に設けられ、他方の端は前記弾性部材に設けられ、前記弾性部材は、前記多関節構造体が屈曲することで前記索状体に引っ張られて変形し、その復元力により前記多関節構造体を伸展させることを特徴とする。
本発明に係る動作補助装置によれば、索状体は、多関節構造体に沿ってそれぞれ設けられており、一方の端が多関節構造体の一方の端近傍に設けられ、他方の端は弾性部材に設けられている。使用者が前屈姿勢になると、一対の多関節構造体が背中に沿って屈曲し、多関節構造体が屈曲することで索状体に引っ張られて弾性部材が変形し、その復元力により多関節構造体を伸展させる。これにより、前屈姿勢から起き上がるときの腰の伸展動作を補助することができる。また、略平行かつ離間して設けられた一対の多関節構造体を有するため、背骨の左側と右側とで多関節構造体の屈曲を異ならせることができ、腰や上体を左右にひねる動作を含む場合においても、上体の動きに追従しつつ、前屈姿勢から起き上がるときの腰の伸展動作を補助することができる。
ここで、前記多関節構造体は、隣接する前記関節体を揺動可能に連結する連結軸と、前記索状体を案内する複数のガイドと、を有し、前記連結軸は、前記腰部固定部材及び前記肩部固定部材を前記使用者に固定した装着状態において前記使用者に近い内側に設けられ、前記ガイドは、前記装着状態において前記使用者から遠い外側に設けられ、前記関節体の連結方向両端部近傍には、それぞれ前記ガイドが設けられていてもよい。このように、ガイドと連結軸が関節体上において離れた位置に配置されるため、関節体が連結軸で回転すると、互いに異なる関節体に設けられる隣接するガイドが大きく離間する。したがって、より効率よく関節体の回転を索状体の張力に変換することができ、結果として腰の伸展動作をより効果的に補助することができる。
ここで、前記多関節構造体は、互いに連結される3個以上の前記関節体を有し、前記関節体の少なくとも2個は、連結方向の長さが異なっていてもよい。これにより、前屈時に多く屈曲する位置に対応して関節体の連結部分が配置されるよう調整することができ、腰の伸展動作をより効果的に補助することができる。
ここで、前記使用者の下肢それぞれに固定可能な1対の下肢固定部材と、前記関節体が複数連結されて帯状に構成され、隣接する前記関節体の接続部で変形することで屈曲可能な一対の下肢用多関節構造体であって、一方の端が一対の前記下肢固定部材にそれぞれ設けられ、他方の端が前記腰部固定部材に設けられた一対の下肢用多関節構造体と、前記一対の下肢用多関節構造体に沿ってそれぞれ設けられた一対の下肢用索状体と、前記一対の下肢用索状体にそれぞれ設けられた一対の下肢用弾性部材と、を備え、前記一対の下肢用多関節構造体は、略平行かつ離間して設けられ、前記下肢用索状体は、一方の端が前記多関節構造体の一方の端近傍に設けられ、他方の端は前記下肢用弾性部材に設けられ、前記下肢用弾性部材は、前記多関節構造体が屈曲することで前記下肢用索状体に引っ張られて変形し、その復元力により前記下肢用多関節構造体を伸展させてもよい。これにより、下肢についても伸展動作を補助することができる。
本発明によれば、腰や上体を左右にひねる動作を含む場合においても、上体の動きに追従しつつ、前屈姿勢から起き上がるときの腰の伸展動作を補助することができる。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。本発明に係る動作補助装置は、索状体を用いて使用者の腰を伸ばす動作を補助するものである。
<第1の実施の形態>
以下、本発明にかかる動作補助装置の第1実施形態について、図面を参照しながら説明する。
以下、本発明にかかる動作補助装置の第1実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、第1の実施形態に係る動作補助装置1の概略を示す背面斜視図である。図1では、使用者が紙面奥側を向いたときの動作補助装置1の様子を示す。説明のため、上下左右の方向は、使用者から見たときの方向を基準とする。以下、使用者の後から前に向かう方向を+Y方向とし、使用者の左から右に向かう方向を+X方向とし、使用者の下から上に向かう方向を+Z方向とする。
動作補助装置1は、主として、腰部固定部材2と、1対の肩部固定部材13、23と、1対の多関節構造体14、24と、索状体15、25(図6参照)と、連結部材30と、1対の弾性体収容部16、26と、を備える。動作補助装置1は、X方向においてZ軸に略対称である。
腰部固定部材2は、使用者の腰部外周に巻きつけられて固定可能な帯状の部材である。腰部固定部材2の内周には、緩衝材2aが配置されていて、装着時に使用者の腰にかかる締め付けの負担を軽減する。装着状態において使用者の正面側には、腰部固定部材2の内周長を調節可能な調節部2bが設けられている。調節部2bは、例えばZ軸方向に対をなす小孔が長さ方向に沿って複数設けられ、小孔が腰部固定部材2に設けられる適宜の突起と嵌合可能に構成されていて、いずれの小孔を嵌合させるかによって腰部固定部材2の内周長を変更することができる。
1対の肩部固定部材13、23は、それぞれ、使用者の右肩及び左肩に掛けられて固定可能な帯状の部材である。肩部固定部材13、23の一端は、上下に伸びる多関節構造体14、24それぞれの上端(ここでは、上端固定部141a、241a)に連結されている。肩部固定部材13、23の他端は、多関節構造体14、24の、外側を向く側面に設けられる側端固定部144e及び側端固定部244c(図6参照)に略左右対称になるように連結されている。肩部固定部材13、23には、内周長を調節可能な調節部(図示せず)が設けられている。
腰部固定部材2及び肩部固定部材13、23を使用者に固定した装着状態において、肩部固定部材13、23は、多関節構造体14、24の上端から使用者の背中に沿って延設され、肩の上部を経て腕の下方を通り、脇腹に沿って多関節構造体14、24の側面に至る。肩部固定部材13、23の、使用者の正面側には、肩部固定部材13、23が使用者の胸に食い込むのを防ぐため、長さ方向に沿って適宜の緩衝材13a、23aが設けられていてもよい。
腰部固定部材2及び肩部固定部材13、23により動作補助装置1が装着されると、多関節構造体14、24を背中に背負うような状態になり、動作補助装置1の対称軸が使用者の正中線、すなわち背骨に沿う。この装着状態において、1対の多関節構造体14、24は、略平行かつ離間して設けられており、使用者の背骨を挟んで左右対称に配置される。索状体15、25は、多関節構造体14、24に沿ってそれぞれ設けられている。
多関節構造体14、24は、装着状態においてY軸方向に延びる細長い帯状の部材である。多関節構造体14、24は、それぞれ、複数の関節体141〜146、241〜246を有する。関節体141〜146は、直方体であり、略同一形状である。関節体141〜146、241〜246は、+y方向から−y方向に向かって順に直列的に連結されて構成されている。多関節構造体14、24は、隣接する関節体141〜146、241〜246の接続部で変形することで屈曲可能である。多関節構造体14、24は、一方の端が肩部固定部材13、23にそれぞれ設けられ、他方の端が腰部固定部材2に設けられている。
多関節構造体14、24は、本実施の形態においてはそれぞれ6個の関節体により構成されているが、多関節構造体14、24が有する関節体の数はこれに限られない。ただし、前屈時に多関節構造体が背骨に沿って屈曲することができるため、多関節構造体が有する関節体の数を3個以上とするのが好ましい。多関節構造体14、24は左右対称であり、略同一の構成であるため、以降の説明では主に多関節構造体14及びその周辺の構成について詳細に説明する。
図2は、多関節構造体14近傍を拡大して表示した背面斜視図である。多関節構造体14は、連結軸51〜55を有する。連結軸51〜55は、それぞれ、関節体141〜146のうちの隣接する2つを揺動可能に連結する。連結軸51〜55は、X方向に沿う略丸棒であり、装着状態において使用者に近い内側の面、すなわち+Y方向を向く面の近傍にそれぞれ保持されている。装着状態において使用者が前屈すると、関節体141と関節体142とは連結軸51を軸に揺動し、関節体142と関節体143とは連結軸52を軸に揺動し、関節体143と関節体144とは連結軸53を軸に揺動し、関節体144と関節体145とは連結軸54を軸に揺動し、関節体145と関節体146とは連結軸55を軸に揺動する。
多関節構造体14の上端に位置する関節体141には、X軸方向に延びるスリット状の開口を有する上端固定部141aが上端部に突設されている。上端固定部141aの開口には、肩部固定部材13の一端が連結されている。
関節体144の−X方向及び+Y方向の端には、Z軸方向に延びるスリット状の開口を有する側端固定部144eが突設されている。側端固定部144eの開口には、肩部固定部材13の他端が連結されている。
図3は、動作補助装置1の腰部固定部材2近傍を拡大して表示した背面斜視図である。多関節構造体14の下端に位置する関節体146には、+X側の側面に連結部146rが突設され、−X側の側面に連結部146lが突設されている。連結部146r及び連結部146lは、略対称形である。連結部146r、146lは、関節体146の下端近傍に配置されている。
多関節構造体24の下端に位置する関節体246には、連結部246rが突設されている。連結部146rと連結部246rとの間には、略直方体状の連結部材30が配置されており、連結部146r及び連結部246rは連結部材30のX方向両側にそれぞれ連結されている。
連結部材30は、多関節構造体14、多関節構造体24、及び腰部固定部材2を連結する部材である。連結部材30の+Y方向を向く面は、腰部固定部材2に固定されている。連結部材30のX方向両側には、連結部30a、30bが設けられている。連結部30aは、突出部301a、302aを有し、突出部301a、302aの間に連結部146rが挿入される。同様に、連結部30bは、突出部301b、302bを有し、突出部301b、302bの間に連結部246rが挿入される。
連結部30aと連結部146r、及び連結部30bと連結部246rは、Z方向に伸びる連結軸56により、互いに揺動可能に連結されていてもよい。
連結部146lは、弾性体収容部16が有する連結部16aと連結されている。連結部16aは、突出部161a、162aを有する。突出部161a、162aの間に連結部146lが挿入されることで、連結部16aと連結部146lとが連結される。連結部16aと連結部146lは、Z方向に伸びる連結軸57により互いに揺動可能に連結されている。
図2の説明に戻る。関節体141〜146の使用者から遠い外側の面、すなわち−Y側の面には、ガイド収容部141s〜146sが形成されている。ガイド収容部141s〜146sは、スリット状の凹部であって、Z方向に沿って形成されている。関節体141〜146が連結されている状態において、ガイド収容部141s〜146sはZ方向に沿って連続する。
索状体15は、ガイド収容部141s〜146sに沿って設けられている。索状体15の上端は、関節体141が有する固定軸141tに連結されている。固定軸141tは、関節体141の内部かつ上端近傍にX軸方向に渡って配設される略丸棒(図4参照)である。固定軸141tは、ガイド収容部141sを横切るように配置されており、ガイド収容部141sに一部が露出している。索状体15は、固定軸141tの当該露出部分に連結されている。つまり、索状体15の一方の端は、多関節構造体14の上端近傍に設けられている。
索状体15と同様、索状体25は、多関節構造体24のガイド収容部(符号省略)に設けられている(図1参照)。索状体25の上端は、関節体241が有する固定軸241t(図5参照)に連結されることで、多関節構造体24の上端近傍に設けられている。
図4は、動作補助装置1の要部を示す背面斜視図であり、多関節構造体14及び弾性体収容部16の内部を示した図である。図5は、動作補助装置1の要部を示す背面図であって、多関節構造体14及び弾性体収容部16の内部を示した図である。関節体141〜146の内部には、索状体15を案内する複数のガイド142a〜146a、141b〜146bが設けられている。ガイド142a〜146a、141b〜146bは、ガイド収容部141s〜146sの内部に露出している。ガイド142a〜146a、141b〜146bは、それぞれ、関節体141〜146に対して回転可能なプーリであり、軸142c〜146c、141d〜146dの略中央に設けられている。ガイド142a〜146a、141b〜146bをプーリとすることで、索状体15の移動に伴ってガイド142a〜146a、141b〜146bが回転するため、索状体15が移動するときの摩擦による損失を減らすことができる。ただし、ガイド142a〜146a、141b〜146bは、プーリに限られず、例えば回転しない略円板状や略丸棒状の部材であってもよい。
図6は、多関節構造体14の右側面図であって、要部を透視した図である。ガイド142a〜146a、141b〜146bは、装着状態において使用者から遠い外側、すなわち関節体141〜146の−Y側の面近傍に設けられている。
ガイド142a〜146a、141b〜146bは、各関節体141〜146の連結方向両端近傍に設けられている。すなわち、ガイド141bは関節体141の下端近傍に設けられ、ガイド142a、142bは関節体142の上端近傍及び下端近傍にそれぞれ設けられ、ガイド143a、143bは関節体143の上端近傍及び下端近傍にそれぞれ設けられ、ガイド144a、144bは関節体144の上端近傍及び下端近傍にそれぞれ設けられ、ガイド145a、145bは関節体145の上端近傍及び下端近傍にそれぞれ設けられ、ガイド146a、146bは関節体146の上端近傍及び下端近傍にそれぞれ設けられている。
連結軸51〜55は、多関節構造体14の使用者に近い内側に配置され、ガイド142a〜146a、141b〜146b及び索状体15が多関節構造体14の使用者から遠い外側に配置されているため、関節体141〜146が連結軸51〜55を軸に揺動して多関節構造体14が屈曲すると、隣接するガイド、すなわちガイド141bとガイド142a、ガイド142bとガイド143a、ガイド143bとガイド144a、ガイド144bとガイド145a、ガイド145bとガイド146aとの間隔が離れ、索状体15が引っ張られる(図7参照)。
図4、5の説明に戻る。関節体146の内部には、ガイド146eが設けられている。ガイド146eは、Y方向に沿った軸を有する略円板状の部材であり、例えばプーリである。索状体15は、ガイド146a、ガイド146b及びガイド146eにこの順に掛けられることにより伸展方向が転換され、下端が弾性体収容部16の内部に至る。
弾性体収容部16は、中空の略直方体の部材である。弾性体収容部16の内部には、弾性部材16b、16cが設けられている。弾性部材16b、16cは、例えばコンプレッションスプリングであり、略平行に配設されている。ただし、弾性部材16b、16cはコンプレッションスプリングに限られず、例えばぜんまいばねやトーションばねであってもよい。
弾性体収容部16の連結部16aと反対側の面は開放されており、当該開放端には圧縮部材17が設けられている。圧縮部材17は、弾性体収容部16の内部を摺動可能である。索状体15の下端は、連結部16aの略中央に設けられる孔160を通って弾性体収容部16の内部に挿入され、圧縮部材17に連結されている。つまり、索状体15の一端は、圧縮部材17を介して弾性部材16b、16cに連結されている。
弾性部材16b、16cは、一端が弾性体収容部16の連結部16a側の面に設けられており、他端が圧縮部材17の内側面に設けられている。したがって、索状体15が引っ張られると、弾性部材16b、16cの付勢力に抗して圧縮部材17が摺動し、圧縮部材17が弾性部材16b、16cを変形(圧縮)させる。
弾性体収容部16と同様、弾性体収容部26は中空の略直方体の部材である。弾性体収容部26は、連結部26a(突出部261b、262b)の間に連結部246lが挿入されることで、関節体146に設けられている。弾性体収容部26の内部には、弾性部材26b、26cが設けられている。圧縮部材27は、弾性体収容部26の内部を摺動可能である。索状体15の一端は、圧縮部材27を介して弾性部材26b、26cに連結されている。
次に、動作補助装置1が行う動作補助について説明する。図7は、使用者が前屈している状態の動作補助装置1の様子を示す背面斜視図である。装着状態において使用者が前屈すると、関節体141〜146が連結軸51〜55に沿って回転し、多関節構造体14が使用者の背中に沿って+Y軸方向に屈曲する。本実施の形態では、ガイド142a〜146a、141b〜146bと連結軸51〜55とが関節体141〜146上において離れた位置に配置されているため、関節体が連結軸51〜55で揺動して多関節構造体14が屈曲すると、互いに隣接するガイド収容部141s〜146sの間、すなわち隣接するガイド(ガイド141bとガイド142a、ガイド142bとガイド143a、ガイド143bとガイド144a、ガイド144bとガイド145a、ガイド145bとガイド146a)の間隔が大きくなる。
特に、ガイド142a〜146a、141b〜146bがそれぞれ関節体141〜146の上端又は下端に配置されているため、関節体141〜146の揺動を索状体15の張力に効率よく変換することができる。結果として、腰の伸展動作をより効果的に補助することができる。また、ガイド142a〜146a、141b〜146bがそれぞれ関節体141〜146の上端又は下端に配置されているため、屈曲により関節体141〜146間の距離が離れた場合にも、索状体15をガイド収容部141s〜146sに沿って確実に案内することができる。
多関節構造体14の屈曲により索状体15が引っ張られることで、索状体15の下端に接続される圧縮部材17が索状体15により引っ張られる。その結果、弾性部材16b、16cが変形する。ここでは、弾性部材16b、16cにコンプレッションスプリングを用いているため、圧縮部材17に押されて弾性部材16b、16cが圧縮する。
弾性部材16b、16cの復元力により、圧縮部材17が索状体15を引っ張り、その結果索状体15が多関節構造体14を伸展させる。多関節構造体24についても、索状体25及び弾性部材26b、26cにより同様の動作が行われる。その結果、動作補助装置1が使用者の腰を伸ばす動作を補助する。
本実施の形態によれば、電気等の外部の動力を用いることなく、簡易な構成で、前屈姿勢から起き上がるときの腰の伸展動作を補助することができる。また、使用者の正中線の左右に多関節構造体14、24が配置され、それぞれ互いに異なる弾性部材16b、16c、26b、26cからの復元力を受けることになるため、左右の筋肉(主に、広背筋、僧帽筋)を別々に補助することができる。
例えば、斜め前方に載置された荷物を持ち上げる場合には、上体を屈曲させる動きに加え、腰や上体を左右にひねる動作を含む(腰をひねりながら上体が屈曲する)。使用者の正中線の左右に多関節構造体14、24がそれぞれ設けられ、それぞれ異なる索状体15、25及び弾性部材16b、16c、26b、26cにより多関節構造体14、24の進展動作が補助されるため、多関節構造体14、24の屈曲量及び進展動作時の復元力は多関節構造体14、24毎に異なる。したがって、腰や上体を左右にひねる動作を含む場合においても、上体の動きに追従しつつ、前屈姿勢から起き上がるときの腰の伸展動作を補助することができる。
なお、本実施の形態では、隣接する関節体141〜146は連結軸51〜55により揺動可能に連結されているが、関節体141〜146を揺動可能に連結する形態はこれに限られない。例えば、関節体141〜146の両端近傍にそれぞれギアを設け、隣接するギアが噛み合うように構成されていてもよい。ギアは、連結軸51〜55よりも使用者側(内側)に設けられている。ギア比は、1:1であってもそれ以外であってもよい。適切なギア比にすることで、腰近傍を大きく曲げ、背中の部分をあまり曲げないような屈曲にも対応することができる。
また、本実施の形態では、関節体141〜146の大きさが略同じであったが、関節体141〜146の形状はこれに限られない。例えば、複数の関節体の少なくとも2個は、互いに連結方向(Z軸方向)の長さが異なっていてもよい。例えば、使用者の背中が屈曲するときに屈曲角度の大きい部位に沿う関節体は、連結方向の長さが短くてもよい。前屈時に多く屈曲する領域により多くの関節体を配置することで、前屈時に多く屈曲する位置に対応して関節体の連結部分が配置されるよう調整することができ、腰の伸展動作を効果的に補助することができる。
<第2の実施の形態>
本発明にかかる動作補助装置の第2実施形態について、先に説明した実施の形態と異なる部分を中心に説明する。第2の実施の形態は、弾性体収容部16、26の配置が異なる形態である。なお、以降の説明において、第1の実施形態と同様の構成については同一の符号を付した。
本発明にかかる動作補助装置の第2実施形態について、先に説明した実施の形態と異なる部分を中心に説明する。第2の実施の形態は、弾性体収容部16、26の配置が異なる形態である。なお、以降の説明において、第1の実施形態と同様の構成については同一の符号を付した。
図8は、第2の実施形態に係る動作補助装置1Aの概略を示す背面斜視図である。動作補助装置1Aは、弾性体収容部16、26が多関節構造体14A、24Aの上端(関節体141Aの上側)に設けられている点で動作補助装置1と異なる。索状体15、25(図8では図示省略)の上端が弾性体収容部16、26の圧縮部材17、27に接続され、索状体15、25の下端が関節体146、246に設けられている。多関節構造体14A、24Aは、関節体141A、241Aの形状、及び、固定軸141t、241tに変えて、索状体15、25が連結される固定軸(図示せず)が関節体146、246に設けられている点で多関節構造体14A、24Aと異なり、その他は略同一である。
本実施の形態によれば、腰付近の構成を簡素化できる。これにより、腰付近に別の構成、例えばポーチなどを装着することが可能となる。
<第3の実施の形態>
本発明にかかる動作補助装置の第3実施形態について、先に説明した実施の形態と異なる部分を中心に説明する。第3の実施の形態は、下肢用の多関節構造体を有する形態である。
本発明にかかる動作補助装置の第3実施形態について、先に説明した実施の形態と異なる部分を中心に説明する。第3の実施の形態は、下肢用の多関節構造体を有する形態である。
図9は、第3の実施形態に係る動作補助装置1Bの概略を示す背面斜視図である。動作補助装置1Bは、主として、腰部固定部材2と、1対の肩部固定部材13、23と、1対の多関節構造体14、24と、索状体15、25(図9では図示省略)と、連結部材30、31と、1対の下肢固定部材33a、33bと、1対の下肢用多関節構造体34、44と、1対の下肢用索状体35、45と、弾性体収容部16、26、36、46と、圧縮部材17、27、37、47と、を備える。動作補助装置1Bは、X軸方向においてZ軸に略対称である。
1対の下肢固定部材33a、33bは、使用者の下肢それぞれに固定される円環状の部材である。1対の下肢用多関節構造体34、44は、それぞれ多関節構造体14、24と同様に複数の関節体341〜346、441〜446が揺動可能に連結されて帯状に構成されている。下肢用多関節構造体34、44は、多関節構造体14、24と同様に、隣接する関節体341〜346、441〜446の接続部で変形することで屈曲可能である。
下肢用多関節構造体34、44は、多関節構造体14、24と同様に、隣接する関節体341〜345、441〜445を揺動可能に連結する連結軸(符号省略)を有し、連結軸は関節体341〜345、441〜445の使用者側(内側)に設けられている。また、関節体341〜345、441〜445は、多関節構造体14、24と同様に、下肢用索状体35、45を案内する複数のガイド(符号省略)と、を有する。ガイドは、使用者から遠い外側、かつ、関節体341〜345、441〜445の連結方向両端部近傍に設けられる。下肢用多関節構造体34、44の構成は多関節構造体14、24の構成と略同一であるため、詳細な説明を省略する。
下肢用多関節構造体34、44は、多関節構造体14、24に連続して下方に伸び出ている。つまり、下肢用多関節構造体34、44は、略平行かつ離間して設けられている。下肢用多関節構造体34、44は、連結部材31に連結されている。下肢用多関節構造体34、44を連結部材31に連結する構成は、多関節構造体14、24を連結部材30に連結する構成と同様であるため、説明を省略する。多関節構造体14、24、下肢用多関節構造体34、44は、連結部材30、31を介して腰部固定部材2に設けられる。下肢用多関節構造体34、44の下端は、下肢固定部材33a、33bそれぞれに設けられている。
1対の下肢用索状体35、45は、それぞれ、下肢用多関節構造体34、44に沿って設けられる。下肢用索状体35、45は、下肢用多関節構造体34、44のそれぞれに設けられているガイド収容部に沿って、ガイドに案内された状態で配置されている。下肢用索状体35、45の第1端は下肢用多関節構造体34、44の下端近傍に設けられる。下肢用索状体35、45の上端は、弾性体収容部36、46の内部に入り込み、圧縮部材37、47に連結されている。弾性体収容部36、46の内部にはそれぞれ弾性体36b、36c、46b、46cが収容されている。下肢用索状体35、45の上端は、それぞれ、圧縮部材37、47を介して弾性体36b、36c、46b、46cに設けられている。
下肢用多関節構造体34、44の屈曲に伴って下肢用索状体35、45が引っ張られ、下肢用索状体35、45が圧縮部材37、47を引っ張る。これにより、圧縮部材37、47が弾性体36b、36c、46b、46cを変形(圧縮)させる。弾性体36b、36c、46b、46cの復元力は圧縮部材37、47を押し戻すため、その復元力により下肢用索状体35、45は圧縮部材37、47に引っ張られ、下肢用多関節構造体34、44を伸展させる。
本実施の形態によれば、上半身の背中を伸展させる動作に加えて、下肢の屈曲を伸展させる動作も補助することができる。また、上半身の屈曲及び下半身の屈曲の程度が異なっている場合であっても、上半身及び下半身をそれぞれ独立して補助することができる。さらに、下半身についても、左右の筋肉(主に、臀筋群)を別々に補助することができる。
<第4の実施の形態>
図10は、第4の実施形態に係る動作補助装置1Cの概略を示す背面斜視図である。動作補助装置1Cは、索状体15、25、下肢用索状体35、45に付勢力を加える弾性部材の構成が動作補助装置1Bと異なる。
図10は、第4の実施形態に係る動作補助装置1Cの概略を示す背面斜視図である。動作補助装置1Cは、索状体15、25、下肢用索状体35、45に付勢力を加える弾性部材の構成が動作補助装置1Bと異なる。
動作補助装置1Cは、弾性体収容部16A、26Aと、圧縮部材17A、17B、27A、27Bと、を有する。弾性体収容部16A、26Aの内部には、それぞれ弾性部材16b、16c、26b、26cが設けられている。弾性部材16bは圧縮部材17Aに連結され、弾性部材16cは圧縮部材17Bに連結され、弾性部材26bは圧縮部材27Aに連結され、弾性部材26cは圧縮部材27Bに連結されている。
索状体15(図10では図示省略)は圧縮部材17Aに連結され、索状体25(図10では図示省略)は圧縮部材17Bに連結され、下肢用索状体35(図10では図示省略)は圧縮部材27Aに連結され、下肢用索状体45(図10では図示省略)は圧縮部材27Bに連結されている。
本実施の形態によれば、弾性体収容部が弾性体収容部16A、26Aの2つで済み、動作補助装置1Cの構成を簡素化することができる。
<第5の実施の形態>
本発明にかかる動作補助装置の第5実施形態について、先に説明した実施の形態と異なる部分を中心に説明する。第5の実施の形態は、多関節構造体が1本の形態である。
本発明にかかる動作補助装置の第5実施形態について、先に説明した実施の形態と異なる部分を中心に説明する。第5の実施の形態は、多関節構造体が1本の形態である。
図11は、第5の実施形態に係る動作補助装置1Dの概略を示す背面斜視図である。動作補助装置1Dは、1個の多関節構造体14Bを有する。多関節構造体14Bの構成は多関節構造体14と略同一である。多関節構造体14Bの下端に位置する関節体146が2箇所に配置される弾性体収容部16、26にそれぞれ連結されている。
関節体141Bには、1対の肩部固定部材13、23を連結する連結部141eが設けられている。索状体15、25の上端は関節体141Bに設けられ、索状体15、25の下端はそれぞれ弾性体収容部16、26に設けられている。索状体15、25は、ガイド142a〜146a、141b〜146b(図11では符号省略)により案内され、ガイド収容部141s〜146s(図11では符号省略)に沿って設けられる。
本実施の形態によれば、多関節構造体14Bを一対の索状体15、25及び一対の弾性部材16b、16c、26b、26cを用いて伸展させるため、1個の多関節構造体を伸展させる力(補助力)をより大きくすることができる。
<第6の実施の形態>
図12は、第6の実施形態に係る動作補助装置1Eの概略を示す背面斜視図である。動作補助装置1Eは、索状体の数及び弾性部材の配置が動作補助装置1Dと異なる。
図12は、第6の実施形態に係る動作補助装置1Eの概略を示す背面斜視図である。動作補助装置1Eは、索状体の数及び弾性部材の配置が動作補助装置1Dと異なる。
動作補助装置1Eは、多関節構造体14Cを有する。1本の索状体15が多関節構造体14Cに沿って設けられている。多関節構造体14Cは、関節体146Bの形状が多関節構造体14Bと異なり、その他の構成は略同一である。弾性体収容部16は、多関節構造体14Cの下端に設けられている。
本実施の形態によれば、弾性体収容部が弾性体収容部16の1つで済み、使用者の腰付近の構成を簡素化することができる。また、弾性体収容部16が多関節構造体14Bの下端に設けられているため、使用者が上体を反らす動きをする場合であっても使用者の動きを妨げにくい。
以上、この発明の実施形態を、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
また、本発明において、「略」とは、厳密に同一である場合のみでなく、同一性を失わない程度の誤差や変形を含む概念である。例えば、略平行、略直交とは、厳密に平行、直交の場合には限られない。また、例えば、単に平行、直交等と表現する場合においても、厳密に平行、直交等の場合のみでなく、略平行、略直交等の場合を含むものとする。また、本発明において「近傍」とは、例えばAの近傍であるときに、Aの近くであって、Aを含んでも含まなくてもよいことを示す概念である。
1、1A、1B、1C、1D、1E:動作補助装置
2 :腰部固定部材
2a :緩衝材
2b :調節部
13 :肩部固定部材
13a :緩衝材
14、14A、14B、14C、24、24A:多関節構造体
15、25:索状体
16、16A、26、26A:弾性体収容部
16a :連結部
16b、16c、26b、26c:弾性部材
17、17A、17B、27、27A、27B:圧縮部材
23 :肩部固定部材
23a :緩衝材
30、31:連結部材
30a、30b:連結部
33a、33b:下肢固定部材
34、44:下肢用多関節構造体
35、45:下肢用索状体
36、46:弾性体収容部
36b、36c46b、46c:弾性体
37、47:圧縮部材
51、52、53、54、55、56、57:連結軸
141〜146、241〜246、341〜346、441〜446:関節体
141a :上端固定部
141b、142a、142b、143a、143b、144a、144b、145a、145b、146a、146b、146e:ガイド
141e :連結部
141s、142s、143s、144s、145s、146s:ガイド収容部
141t :固定軸
142c〜146c、141d〜146d:軸
144e、244c:側端固定部
146l、146r、246r:連結部
160 :孔
161a、162a:突出部
301a、301b、302a、302b:突出部
2 :腰部固定部材
2a :緩衝材
2b :調節部
13 :肩部固定部材
13a :緩衝材
14、14A、14B、14C、24、24A:多関節構造体
15、25:索状体
16、16A、26、26A:弾性体収容部
16a :連結部
16b、16c、26b、26c:弾性部材
17、17A、17B、27、27A、27B:圧縮部材
23 :肩部固定部材
23a :緩衝材
30、31:連結部材
30a、30b:連結部
33a、33b:下肢固定部材
34、44:下肢用多関節構造体
35、45:下肢用索状体
36、46:弾性体収容部
36b、36c46b、46c:弾性体
37、47:圧縮部材
51、52、53、54、55、56、57:連結軸
141〜146、241〜246、341〜346、441〜446:関節体
141a :上端固定部
141b、142a、142b、143a、143b、144a、144b、145a、145b、146a、146b、146e:ガイド
141e :連結部
141s、142s、143s、144s、145s、146s:ガイド収容部
141t :固定軸
142c〜146c、141d〜146d:軸
144e、244c:側端固定部
146l、146r、246r:連結部
160 :孔
161a、162a:突出部
301a、301b、302a、302b:突出部
Claims (4)
- 使用者の腰部に固定可能な腰部固定部材と、
前記使用者の右肩及び左肩にそれぞれ固定可能な一対の肩部固定部材と、
複数の関節体が揺動可能に連結されて屈曲可能に構成された帯状の一対の多関節構造体であって、一方の端が一対の前記肩部固定部材にそれぞれ設けられ、他方の端が前記腰部固定部材に設けられた一対の多関節構造体と、
前記一対の多関節構造体に沿ってそれぞれ設けられた一対の索状体と、
前記一対の索状体にそれぞれ設けられた一対の弾性部材と、
を備え、
前記一対の多関節構造体は、略平行かつ離間して設けられ、
前記索状体は、一方の端が前記多関節構造体の一方の端近傍に設けられ、他方の端は前記弾性部材に設けられ、
前記弾性部材は、前記多関節構造体が屈曲することで前記索状体に引っ張られて変形し、その復元力により前記多関節構造体を伸展させる
ことを特徴とする動作補助装置。 - 前記多関節構造体は、隣接する前記関節体を揺動可能に連結する連結軸と、前記索状体を案内する複数のガイドと、を有し、
前記連結軸は、前記腰部固定部材及び前記肩部固定部材を前記使用者に固定した装着状態において前記使用者に近い内側に設けられ、
前記ガイドは、前記装着状態において前記使用者から遠い外側に設けられ、
前記関節体の連結方向両端部近傍には、それぞれ前記ガイドが設けられる
ことを特徴とする請求項1に記載の動作補助装置。 - 前記多関節構造体は、互いに連結される3個以上の前記関節体を有し、
前記関節体の少なくとも2個は、連結方向の長さが異なる
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の動作補助装置。 - 前記使用者の下肢それぞれに固定可能な1対の下肢固定部材と、
前記関節体が複数連結されて帯状に構成され、隣接する前記関節体の接続部で変形することで屈曲可能な一対の下肢用多関節構造体であって、一方の端が一対の前記下肢固定部材にそれぞれ設けられ、他方の端が前記腰部固定部材に設けられた一対の下肢用多関節構造体と、
前記一対の下肢用多関節構造体に沿ってそれぞれ設けられた一対の下肢用索状体と、
前記一対の下肢用索状体にそれぞれ設けられた一対の下肢用弾性部材と、
を備え、
前記一対の下肢用多関節構造体は、略平行かつ離間して設けられ、
前記下肢用索状体は、一方の端が前記多関節構造体の一方の端近傍に設けられ、他方の端は前記下肢用弾性部材に設けられ、
前記下肢用弾性部材は、前記多関節構造体が屈曲することで前記下肢用索状体に引っ張られて変形し、その復元力により前記下肢用多関節構造体を伸展させる
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の動作補助装置。
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JP2018192106A Pending JP2020059092A (ja) | 2018-10-10 | 2018-10-10 | 動作補助装置 |
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-
2018
- 2018-10-10 JP JP2018192106A patent/JP2020059092A/ja active Pending
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