JP2020057001A - レンズのようなエレメントの位置を精密調整するための移動調節可能な機械式のホルダ - Google Patents

レンズのようなエレメントの位置を精密調整するための移動調節可能な機械式のホルダ Download PDF

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Abstract

【課題】ホルダに取付け可能なレンズのような光学エレメントの位置を精密調整するための移動調節可能な機械式のホルダを提供する。【解決手段】機械式のホルダ1は、保持構造15aに機械式のホルダ1を固定するための定置の固定領域7と、エレメントを保持するための保持領域15と、を含む。機械式のホルダ1は、少なくとも1つの第1の平行四辺形ガイドが、保持領域15と固定領域7との間に設けられ、第1の平行四辺形ガイドが、保持領域15を固定領域7に可動に結合し、さらに可動の第1のアクチュエータが設けられ、アクチュエータを用いて保持領域15が、第1の平行四辺形ガイドによって第1の空間方向5aに沿って可動である。【選択図】図1

Description

本発明は、ホルダに取付け可能な、または取り付けられたエレメント、特にレンズのような光学エレメントの位置を精密調整するための移動調節可能な機械式のホルダに関する。機械式のホルダは、保持構造に機械式のホルダを固定するための定置の固定領域と、エレメントを保持するための保持領域と、を含んでいる。
例えばセンサ、測定ヘッド、ケーブルもしくは光導波体用の保持エレメントのようなエレメント、または例えばレンズのような光学エレメントを保持するための機械式のホルダもしくは保持装置は、従来技術に基づいて公知である。例えば公知のレンズホルダは、純粋に例えばプレート形状の保持領域を有することができ、この保持領域においてレンズが収容され、かつ固定されており、このときプレート形状の保持領域は、アクチュエータを介して、保持領域の平面に位置している回転軸線を中心にして旋回可能である。多くの場合アクチュエータは、載置体を有しており、これらの載置体は、例えばばねのようなテンショニングエレメントを介して、定置の固定領域に結合されたアクチュエータに押圧される。したがって従来技術に基づく機械式のホルダは、複雑化された構造を有していて、かつさらに複数の構成部分の正確な適合調整を必要とし、これによってこのような機械式のホルダは、それが極めて大きいことに基づいて、極めて僅かしか使用可能でない構造空間での適用時には、しばしば使用することができない。
したがって本発明の課題は、単純かつコンパクトな構造形式を有していて、迅速かつ安価に製造可能であり、かつ簡単に取り扱うことができる、移動調節可能な機械式のホルダを提供することである。
冒頭に述べた移動調節可能な機械式のホルダは、上に記載の課題を、少なくとも1つの第1の平行四辺形ガイドが、保持領域と固定領域との間に設けられていて、第1の平行四辺形ガイドが、保持領域を固定領域に可動に結合しており、かつさらに可動の第1のアクチュエータが設けられていて、該アクチュエータを用いて保持領域が、第1の平行四辺形ガイドによって第1の空間方向に沿って可動であることによって、解決する。
本発明に係る機械式のホルダは、単純な構造を有していて、かつ極めてコンパクトかつ安価に製造することができる。
以下において、本発明の、それぞれそれ自体好適な別の構成について詳説する。構成において記載された技術的な特徴は、互いに任意に組み合わせることができ、または削除された技術的な特徴によって生ぜしめられた技術的な効果に問題がない限りにおいては、完全に削除することができる。
可動のアクチュエータというのは、本開示においては、機械的に可動のシステムであって、運動を発生させることができるシステムであると理解すべきである。この運動は、アクチュエータに、より正確にはアクチュエータの可動の部分に、運動を伝達するように結合されたエレメントを、位置固定のベースに関して移動させるために使用することができる。
単純な機械式のアクチュエータのための一例は、ねじであり、このとき好ましくは、調節ねじもしくはマイクロメータねじが使用される。それというのは、調節ねじもしくはマイクロメータねじは、標準ねじ山(例えばメートルねじ山)との比較において僅かなねじ山ピッチに基づいて、アクチュエータのより正確な移動を、かつこれによって移動させるべきエレメントのより正確な移動を可能にするからである。使用されるねじ、調節ねじ、またはマイクロメータねじは例えば、例えば手によって操作可能なねじ頭として形成された操作エレメントを有することができ、この操作エレメントは、アクチュエータの可動の部分を移動させるために、使用者によって操作されることができる。手によって操作可能なこのようなねじのための例は、ローレットねじ(Raendelschraube)または羽根付きねじ(Fluegelschraube)である。さらに、電気式のモータを用いてアクチュエータの移動を可能にするアクチュエータが設けられていてもよい。このようなアクチュエータは、例えば制御コンピュータである制御装置によって、アクチュエータの移動に対応された相応な命令により、応働させられ、かつ駆動制御されることができる。
平行四辺形ガイドというのは、機械式のシステムであって、該システムを用いて、アームまたは脚に固定されたエレメントが、アームが1つの軌道に沿って旋回される場合に、本来の傾斜角(アームの移動平面内における)に留まる、システムであると理解すべきである。
平行四辺形ガイドは、平行四辺形として構成されていて、つまり平行な辺もしくは脚のそれぞれ2つの対を有しており、このとき脚は互いに旋回可能に配置されている。さらに脚は、延伸によっても圧縮によってもその長さが変化不能であり、これによって、1つの第1の脚が不動に位置していて、かつ第1の脚に隣接して配置された第2の脚が旋回した場合に、第2の脚に平行に向かい合って位置している第4の脚が、単に、平行にずらされて第2の脚と同様に旋回させられる。第1の脚に向かい合って位置している第3の脚は、第1の脚に対する平行な方向付けに留まっているが、しかしながら第2の脚および第4の脚の旋回に応じて空間的にずらされる。
同様にアクチュエータは、旋回運動の代わりに直線運動を脚に伝達することができ、つまりアクチュエータはほぼ脚の方向付けに沿って方向付けられていて、かつ可動であることができ、かつこの脚を操作方向において移動させる。これによって移動させられた脚は、脚の、上に述べた(任意でかつ制限しない)呼称において、第4の変位させられた脚に相当する。
本発明に係る第1のアクチュエータは、好ましくは1つの脚のこのような変位を実現し、このときさらに保持領域は、第4の脚と一緒に移動させられ、かつこれによって保持領域の変位が実現される。このような場合において、移動させられた第4の脚に向かい合って位置している第2の脚は、位置固定のままであり、これに対して位置固定の第2の脚と直線的に移動させられた第4の脚との間に位置している第1の脚および第3の脚は、旋回させられる。この旋回時に、これらの脚は互いに平行なままである。
脚の、上において使用された番号付けは、純粋に一例であり、かつ制限的ではない。使用された番号付けにおいて、第2の脚および第4の脚は、固定領域と保持領域との間において延びており、これに対して第1の脚は、固定領域の近傍に配置されていて、かつ第3の脚は、保持領域の近傍に配置されている。これらの脚は、時計回り方向に番号付けされていて、かつ平行四辺形を形成している。
特に第1の空間方向は、操作方向に相当していてよく、つまり操作方向に平行に方向付けられていてよい。
可動の第1のアクチュエータは、1つの操作側から操作可能であってよく、つまりこの操作側に向いていてよい。
精密調整というのは、数マイクロメートルから数ミリメートルの範囲における保持領域の可能な移動調節であると理解すべきである。アクチュエータの全移動調節範囲は、数ミリメートルの範囲内であってよい。
保持構造は、例えば、内部においてエレメントが可動である、つまり移動調節可能に保持されることが望まれている機器であってよい。保持領域は、収容すべきエレメントに対して相補的に構成されていてよい。
本発明に係る機械式のホルダの別の構成では、可動の第2のアクチュエータが設けられていて、このとき可動の第2のアクチュエータは、運動を伝達するように、曲げ剛性のブームに結合されており、該ブームを介してトルクが、第1の平行四辺形ガイドの少なくとも1つの脚に伝達可能であり、これによって保持領域は、第1の平行四辺形ガイドによって第2の空間方向に沿って可動である。
このように構成されていると、第1の平行四辺形ガイドを、第1のアクチュエータを用いて保持領域を第1の空間方向に沿って移動させるために、かつ第2のアクチュエータを用いて保持領域を第2の空間方向に沿って移動させるために、使用することができる。
特に、第1の空間方向と第2の空間方向とは、互いに垂直に方向付けられていてよい。
特に好ましくは、可動の第2のアクチュエータもまた操作側から操作可能であってよく、これによって、第1および第2の可動の両アクチュエータは、操作側に向くことができ、かつこの操作側から接近可能でかつ操作可能であることができる。
さらに好ましいと思われる構成では、別の構成において少なくとも、トルクが加えられ得る脚、例えば第2の脚は、回転軸線を中心にして回転可能である。
1つの回転軸線には、トルクが加えられ得る第2の脚の回転が、この脚によって確定され、これによって、回転が一平面において行われる、という利点がある。この回転平面は、特に、第1の平行四辺形ガイドのすべての脚が位置している平面に相当していてよい。
トルクは単に、回転軸線が提供されている場合、回転だけを生ぜしめる。回転軸線は、平行四辺形ガイドと固定領域との間に位置していることができ、かつ特に、ヒンジ、またはフレキシビリティが減じられた領域によって形成されていてよい。このような領域は例えば、回転軸線の領域における軟質材料の使用、もしくは材料厚さの低減によって実現される。
例えば、曲げ剛性のブームを定置の固定領域に結合することができる、フィルムヒンジが設けられていてよい。
曲げ剛性のブームは、特に、平行四辺形ガイドの、回転すべき第2の脚に移行することができる。これによって固定領域への平行四辺形ガイドの結合は、この回転軸線もしくは旋回箇所を介して行われることができる。
特に、ブームと第2の脚とから成るシステムは、第1の平行四辺形ガイドの平面に関して曲げ剛性であってよく、このように構成されていると、平行四辺形としての構成に基づいて、第2の脚の角度変位つまり旋回を、向かい合って位置している第4の脚にも伝達することができる。
1つの構成では、回転軸線は平行四辺形ガイドの外側に位置していてよい。この場合第1のアクチュエータは、第1の平行四辺形ガイドの第1の脚のための載置体として働くことができる。平行四辺形ガイドの、固定領域に向けられた第1の脚は、この載置体に沿って滑動可能であってよい。第1のアクチュエータによって形成された載置体に沿った、第1の脚のこの滑動時に、第1の脚と第2の脚との間における角度、および第3の脚と第4の脚との間における角度が減じられる。平行四辺形機構に基づいて、第3の脚はほぼ第2の空間方向に沿って移動させられる。
回転軸線は、別の構成では、平行四辺形の1つの角隅点に、つまり互いに隣接した2つの脚が互いに可動に結合されている位置に、位置していることができる。例えばこのような回転軸線は、第1の脚と第2の脚との間における角隅点に配置されていてよい。この構成において第2の脚が、脚に作用するトルクによって時計回り方向で回転軸線を中心にして回転させられる場合に、第1の脚は位置固定のままである。この構成においては、第1のアクチュエータにおける滑動する支持は行われない。
機械式のホルダの別の好適な構成では、少なくとも1つの第2の平行四辺形ガイドが、保持領域と固定領域との間に設けられていてよく、第2の平行四辺形ガイドは、保持領域を、固定領域に可動に結合しており、このときさらに可動の第3のアクチュエータが設けられていてよく、該第3のアクチュエータを用いて保持領域は、第1の平行四辺形ガイドの変位とは無関係に、第2の平行四辺形ガイドによって第3の空間方向に沿って可動である。このような構成には、ホルダに取付け可能な、または取り付けられたエレメントが、好ましくは互いに垂直に方向付けられている3つのすべての空間方向に移動する、つまり空間において位置決めされ得る、という利点がある。したがってこの構成は、移動調節可能な、機械式の三次元型のホルダである。
本発明に係る機械式のホルダの特に好適な構成では、可動の第3のアクチュエータもまた操作側から操作可能であってよく、このように構成されていると、3つのすべてのアクチュエータが、操作側に向いていて、かつこの操作側から接近可能でかつ操作可能であることができる。このことには、3つのすべての空間方向における機械式のホルダの移動調節が、ホルダのただ1つの側から、つまり例えば操作側から可能である、という利点がある。
特に、第2の平行四辺形ガイドは、第1の平行四辺形ガイドに対して垂直に方向付けられていてよい。
さらに別の構成では、第2の平行四辺形ガイドの1つの脚から奥行き方向に延びている、曲げ剛性の第2のブームが設けられていてよく、このとき奥行き方向は、第1の平行四辺形ガイドに対してほぼ垂直に方向付けられており、このとき曲げ剛性の第2のブームによって、トルクが、第2の平行四辺形ガイドの少なくとも1つの脚に伝達可能であり、これによって保持領域は、第2の平行四辺形ガイドによって第3の空間方向に沿って可動である。
第2の平行四辺形ガイドは、第1の平行四辺形ガイドと同様に構成されていてよい。このとき特に好ましくは、第2の平行四辺形ガイドの1つの脚と、第1の平行四辺形ガイドの1つの脚、第2の脚とは、同一である。
誤解を回避するために、以下においては、同様に一般性の制限なしに、第2の平行四辺形ガイドの脚は、第5の脚、第6の脚、第7の脚、および第8の脚と呼ぶことにする。番号付けは、第1の平行四辺形ガイドにおける遣り方と同様に、時計回り方向で、かつ固定領域の近傍に配置された脚から始めて行われる。このような番号付けでは、第1の平行四辺形ガイドの第2の脚は、第2の平行四辺形ガイドの第8の脚に相当することができる。
曲げ剛性の第2のブームは、第6の脚または第8の脚に配置されていてよく、かつ第2の平行四辺形ガイドの第5の脚または第7の脚に平行に延びていてよい。
これによって第3のアクチュエータの操作時に、トルクが第6の(または第8の)脚に伝達され、これによって、トルクが加えられた脚は回転させられる。この回転は、平行四辺形機構に基づいて、それぞれ他方の脚、つまり第8の(もしくは第6の)脚にも伝達される。
固定領域の近傍における、第2の平行四辺形ガイドの第5の脚は、位置固定のままであり、これに対して第7の脚は、第5の脚に対する平行性を維持しながら、第3の空間方向に沿って変位可能である。
第7の脚または第8の脚の回転は、第1の回転軸線に対して垂直に方向付けられていてよい第2の回転軸線を中心にして行うことができる。先行する説明において単に1つの回転軸線だけが述べられる場合には、したがってこの回転軸線は、明示的に、それを中心にして第2の脚が回転可能である第1の回転軸線を意味している。
第2の回転軸線は、特に好ましくは、第2の平行四辺形ガイドの内部に配置することができる。この構成には、第8の(または第7の)脚の回転時に、第5の脚または第7の脚の平行なシフトが行われない、という利点がある。
特に好ましくは、本発明に係る機械式のホルダの別の構成では、第2のブームは、第2の平行四辺形ガイドの内部に配置されていてよい。
特にこの構成では、さらに好ましくは、第1の平行四辺形ガイドは、第1の平行四辺形ガイドの内部に配置された中央のブーム脚を有しており、該ブーム脚は、第1の平行四辺形ガイドを2つの部分平行四辺形に分割していて、かつブーム脚に第2のブームが固定されている。
このようなブーム脚は、支持構造であってよく、この支持構造は、一方では、第3のアクチュエータによってもたらされたトルクを、第1の平行四辺形ガイドの第4の脚にも伝達し、かつ第2の脚の旋回を第4の脚に伝達する。さらにこのような支持構造には、第2の平行四辺形ガイドの脚によって形成された内室を利用することができるので、コンパクトな機械式のホルダが得られる、という利点がある。
したがってブーム脚は、平行四辺形ガイドの構造を支持しており、これによって平行な脚におけるねじれを最小にする、もしくは阻止することができる。
別の構成によれば、平行四辺形ガイドは、モノリシックに互いに結合されていてよい。特に平行四辺形ガイドは、また固定領域および/または保持領域にもモノリシックに結合されていてよい。
そして機械式のホルダは、金属を含むことができ、かつ金属ブランクから、切削加工、例えばフライス加工によって製造されていてよい。
別の好適な構成では、第1の平行四辺形ガイドおよび/または第2の平行四辺形ガイドは、少なくともそれぞれ4つのジョイント領域を有しており、このときジョイント領域によって、相応の平行四辺形ガイドの互いに隣接した脚の間における角度が可変である。
ジョイント領域は、好ましくは平行四辺形ガイドの角隅点の近傍に配置されていてよい。
特に、1つの平行四辺形ガイドにおいて2つの脚が、曲げ剛性にかつ互いに平行に配置されていてよい。第1の平行四辺形ガイドの場合において、この脚は第2の脚および第4の脚であり、第2の平行四辺形ガイドの場合において、この脚は第5の脚および第7の脚である。これらの脚対は、別の脚の別の対によって互いに平行に保持される。それぞれの脚は、好ましくはその端部において、少なくとも1つのジョイント領域を介してそれぞれ1つの別の脚に結合されている。
機械式のホルダの1つの構成では、平行四辺形ガイドの脚のジョイント領域は、剛性が減じられた領域によって形成されていてよい。
剛性が減じられた領域は、例えば周囲の材料との比較において、局部的に(例えば材料の機械的な、化学的な、または光学的な処理によって)減じられた材料強さによって、かつ/または減じられた材料厚さによって得ることができる。
特に、ジョイント領域は可逆式に弾性的に変位可能であってよい。このことは例えば、ジョイント領域がフィルムヒンジもしくはフィルムジョイントまたはばね結合部として構成されている場合に保証されている。さらにジョイント領域には、予荷重が加えられていてよく、このことは、アクチュエータを用いて可能である。言い換えれば、機械式のホルダの製品状態、特にホルダの製造後における平行四辺形ガイドの脚の位置は、機械式のホルダの作動時において0位置に相当していなくてよい。
このような予荷重によって、機械式のホルダがそれぞれ空間方向の両方向において移動調節可能であることを保証することができる。
特に、本発明に係る機械式のホルダの1つの構成では、単に第1のアクチュエータおよび第3のアクチュエータだけを、相応のジョイント領域に予荷重を加えるために使用することができる。第1のアクチュエータによって調節される予荷重は、例えば、第1のブームに第2のアクチュエータに向かって予荷重を加えるのに十分であってよい。
好ましくは、ジョイント領域は、可逆式に変位可能なフィルムヒンジとして形成されている。しかしながらまたジョイント領域は、例えばまた軸および相補的なフォークによって形成されていてもよい。このような構成には、その内部において互いに隣接した脚の間における角度変化が調節可能である平面が、明瞭に確定されていて、かつこの平面からの1つの脚の回転が、ジョイント領域のこのような構成によって阻止される、という利点がある。
フィルムヒンジの可能な比較的小さなねじれ剛性を阻止するために、機械式のホルダの別の構成では、少なくとも1つの支持脚が設けられていてよく、該支持脚は、第1の平行四辺形ガイドおよび第2の平行四辺形ガイドに結合されている。このような支持脚は、不所望のねじれを、例えば、平行四辺形ガイドの平面からの第1の平行四辺形ガイドの第2の脚および第4の脚の互いに異なった回転を減じる、もしくは阻止することができる。
別の構成では、第1の平行四辺形ガイド、第2の平行四辺形ガイド、および支持脚はほぼ、固定領域を保持領域に可動に結合している可動の平行六面体を形成していてよい。
このような平行六面体は、複数の平行四辺形ガイドから成っている構造であると理解することができる。1つの構成では、平行六面体の6つの面のそれぞれが、平行四辺形ガイドであってよい。
特に好適な構成において平行六面体は、0位置において立方体または直方体であると記載可能であってよい。このことには、空間方向のうちの1つの空間方向に沿った保持領域の変位を、単に僅かな偏差を有するが、ほぼ直線運動であると見なすことができる、という利点がある。
全体として6つの平行四辺形ガイドから成っている平行六面体は、重層的に決定されているので、本発明に係る機械式のホルダの別の構成では、第1の平行四辺形ガイドおよび第2の平行四辺形ガイドの、それぞれ固定領域および/または保持領域に向けられた脚は、それぞれ平行六面体の閉鎖された側面を形成することができる。このとき側面は、角度固定である。このような構成には、機械式のホルダがねじれ剛性であり、かつこれによって、保持領域の位置の容易な(つまり使用者の僅かな力の使用による)調節を可能にする、曲がりやすいばねヒンジをも使用することができる、という利点がある。
閉鎖された側面を備えた機械式のホルダの構成に基づいて、平行六面体の、互いに平行に配置されたそれぞれ2つの平行四辺形を、それぞれ個々の平行四辺形ガイドとして理解することができる。それというのは、互いに平行に配置されたこれらの平行四辺形は、側面によってその運動が連結されている、もしくは同期化されているからである。
側面は角度固定であるので、これらの側面はさらに第3の平行四辺形ガイドを形成しない。
本発明に係る機械式のホルダの別の構成では、保持領域は、第1の平行四辺形ガイドの1つの脚に固定されていて、かつ第1の平行四辺形ガイドの別の脚から機械的に遮断されていてよい。好ましくは、保持領域は第1の平行四辺形ガイドの第4の脚に固定されていてよい。単に1つの脚における固定には、ジョイント領域を介して互いに変位可能な脚が、自由に変位可能であり、かつ保持領域に基づいて、1つの脚の変位の追加的な機械的な制限が発生しない、という利点がある。
本発明に係る機械式のホルダの別の好適な構成では、すべてのアクチュエータは、機械式のホルダの1つの側から接近可能であってよい。
このような構成には、機械式のホルダを、使用可能な小さな構造空間においても、かつ特にこの構造空間への制限された接近可能性においても、構成しかつ作動させることができる、という利点がある。
機械式のホルダの1つの側からの、特に操作側からの3つのすべてのアクチュエータへの接近可能性は、両平行四辺形ガイドおよび曲げ剛性のブームの構造、方向付け、および配置形式によって実現される。
両平行四辺形ガイドによって、3つのアクチュエータによって生ぜしめられた運動、およびこれによって発生する力をすべて1つの共通の方向に作用させることを、達成することができる。しかしながら機械式のホルダの構造によって、共通の方向に作用する3つの力のそれぞれを、ホルダに取付け可能な、または取り付けられたエレメントの、好ましくは互いに垂直に位置している運動に、変換することが可能である。
これによって3つのすべてのアクチュエータは、ただ1つの側に、特に操作側に向くことができ、しかも異なった空間方向への、保持体に取付け可能な、または取り付けられたエレメントの移動を可能にすることができる。
したがって好ましくは互いに垂直な方向においてに行われるそれぞれの移動への、3つのアクチュエータの、共通の方向に作用する3つの力の変換は、相応の回転軸線および載置点(これらに沿って1つの脚がシフトされ得る)を備えた、曲げ剛性のブームにおける平行四辺形ガイドの配置形式に基づいている。
それぞれのアクチュエータによって発生させられて共通の方向に作用する力のそれぞれの力は、機械式のホルダの構造の異なった位置において作用する。これによって、機械式のホルダのそれぞれ異なった変位が生ぜしめられる。第1のアクチュエータは、例えば第2の脚の旋回を生ぜしめ、これに対して第2のアクチュエータの作動は、第2の脚の状態および位置を変化させないが、第2の脚に対する第4の脚の平行性を維持しながら、かつ第2の脚および第4の脚に関する第1の脚および第3の脚の角度変化を生ぜしめながら、第4の脚の状態変化を惹起する。
第3のアクチュエータの作動は、第1の平行四辺形ガイドの本来の平面からの、もしくはこの平面への、第1の平行四辺形ガイドの屈曲もしくは旋回を生ぜしめる。
このとき第1の平行四辺形ガイドの内角は、変化しない。第2の平行四辺形ガイドをシフトさせるための、可動の第3のアクチュエータの作動は、第1のアクチュエータの作動によって生ぜしめられる、第1の平行四辺形ガイドの運動と同じである。
しかしながら空間における平行四辺形ガイドの平面の回転軸線および方向付けは、両運動において異なっている。相応の両回転軸線、および相応の両平面は、好ましくは互いに垂直に方向付けられている。
これによって機械式のホルダは、機器の一種のポケットまたは凹部内に固定されていてよく、かつそれにもかかわらず、一方の開口から3つのすべての空間方向において移動調節可能である。
さらにただ1つの工具開口が設けられていてよく、この工具開口を介して、例えばねじ回しまたは六角レンチを機械式のホルダに当て付けることができ、これによって機械式のホルダを任意の空間方向において精密調整のために移動調節することができる。
特に好ましくは、本発明に係る移動調節可能なホルダの固定領域、保持領域、および2つの平行四辺形ガイドは、モノリシックに構成されており、保持領域は、互いに無関係な3つのアクチュエータを介して、互いに垂直な3つの空間方向において移動調節可能であり、かつすべてのアクチュエータは、ホルダの単に1つの側から接近可能である。
以下において、本発明に係る移動調節可能なホルダについて、例示された図面を参照しながら詳説する。図面は、要求された機械式のホルダの単に1つの特殊な構成を示すものであり、このときこの構成は、要求される保護範囲を制限するように理解されるべきではない。要求される保護範囲は、請求項によって定義されている。図面において、技術的な特徴、および同じ機能の技術的な特徴は、同じ符号で記載されている。個々の技術的な特徴は、任意に互いに組み合わせることができ、かつ/または削除された技術的な特徴によって生ぜしめられた技術的な効果に問題がない限りにおいては、削除することができる。
本発明に係る機械式のホルダの1つの構成を示す第1の斜視図である。 図1の機械式のホルダを示す正面図である。 図1の機械式のホルダを示す側面図である。 図1の機械式のホルダを示す第2の斜視図である。 第1の空間方向に沿った機械式のホルダの移動調節を明瞭にする図である(休止位置)。 第1の空間方向に沿った機械式のホルダの移動調節を明瞭にする図である(変位させられた位置)。 第2の空間方向に沿った機械式のホルダの移動調節を明瞭にする図である(休止位置)。 第2の空間方向に沿った機械式のホルダの移動調節を明瞭にする図である(変位させられた位置)。 第3の空間方向に沿った機械式のホルダの移動調節を明瞭にする図である(休止位置)。 第3の空間方向に沿った機械式のホルダの移動調節を明瞭にする図である(変位させられた位置)。
図1〜図4において、移動調節可能な機械式のホルダ1は、異なった斜視図で示されている。以下の記載は、これら4つの図面に関し、このとき適宜な箇所において個々の図面における技術的な特徴の可視性が参照される。
図面にはそれぞれカルテシアン座標系3が示されている。このカルテシアン座標系3は、互いに垂直に方向付けられていてかつx軸x、y軸y、およびz軸zによって記載することができる3つの空間方向5を示す。3つの空間方向5の図示は、純粋に一例であり、かつ限定的に選択されたものではなく、つまり空間方向5の個々に選択された定義とは異なった座標系3もまた、本発明の開示によって考慮されている。
x軸の正の方向は、純粋に一例であり、かつ限定的に第1の方向5aを示すものではない。相応に、第2の空間方向5bはy軸に沿って、かつ第3の空間方向5cはz方向に沿って方向付けられている。
機械式のホルダ1は、特に第1の空間方向5aに沿って延びており、第2の空間方向5bに沿った比較的短い長さと、第3の空間方向5cに沿った最も短い長さと、を有している。
機械式のホルダ1は、定置の固定領域7を含んでおり、この固定領域7は、例えば保持構造7a(図5参照)に固定可能である。定置の固定領域7は、機械式のホルダ1の図示の構成では、L字形のねじれ剛性のボディ9であり、このボディ9は、図示の構成では、孔13として形成された2つの固定開口11を有している。
さらに機械式のホルダ1は、保持領域15を含んでおり、この保持領域15には、エレメント17、特にレンズ21のような光学エレメント19を収容することができる(図2参照)。保持領域15は、例えば複数の保持フィンガ15bとして形成された保持構造15a、ならびにここでは壁15dとして形成されたストッパ15cを有している。
壁15dは、円筒形の保持容積25の端部23に位置しており、保持容積25は、保持フィンガ15bの間に位置している、もしくは保持フィンガ15bによって確定されている。保持容積25は、第3の空間方向5cとは逆向きに保持開口27を介して接近可能であり(図4参照)、この保持開口27を介して、エレメント17は保持領域15内に挿入可能であり、このときエレメント17は、壁15dに接触しており、このことは、エレメント17の予め確定された位置、および/または方向付けを保証する。
第1の空間方向5aに沿って見て、固定領域7と保持領域15との間には少なくとも1つの平行四辺形ガイド29が位置している。
第1の平行四辺形ガイド31が、図2に示されていて、かつ破線で示唆されている。第1の平行四辺形ガイド31は、ブーム脚35によって2つの部分平行四辺形37に分割されており、このとき部分平行四辺形37は、同様に破線で示されており、もしくは分割されて示されている。
第1の平行四辺形ガイド31を用いて、固定領域7は、運動を伝達するように、つまり可動に、保持領域15に結合されている。言い換えれば第1の平行四辺形ガイド31によって、エレメント17の位置17aを、固定領域7に関する保持領域15の位置17aの変化によって変化させることができる。
位置17aのこのような変化は、第1のアクチュエータ39によって実現することができる。第1のアクチュエータ39は、図2および図4において認識可能であり、このとき第1のアクチュエータ39は、マイクロメータねじ41として形成されている。マイクロメータねじ41は、操作端部43と載置端部45とを有している。操作端部43は、例えば、工具(図示せず、図5〜図10参照)を用いて操作可能なねじ頭43aであり、かつ載置端部45は、玉載置体45aである。
第1のアクチュエータ39は、第1の空間方向5aに沿って方向付けられていて、かつ同様にこの第1の空間方向5aに沿って可動である。
玉載置体45aは、第1の脚49と第4の脚55とによって形成される角隅47上に位置している。第1の脚49に平行に第3の脚53が配置されていて、かつ第4の脚55に平行に第2の脚51が配置されている。これら4つの脚57は、第1の平行四辺形ガイド31を形成している。
第1の空間方向5aにおいて、第4の脚55は保持領域15の保持構造15aにおいて開口している。これによって保持領域15は、この脚57に、つまり第4の脚55において、第1の平行四辺形ガイド31に結合されていて、かつ別の脚57から、特に第3の脚53から機械的に遮断されている。
第3の脚53と保持構造15aとの間には、中間室59が配置されている。この中間室59内において、第3の脚53は内部に移動することができる。
さらに機械式のホルダ1は、第2のアクチュエータ61を有しており、この第2のアクチュエータ61は、第1のアクチュエータ39と同様に構成されている。第2のアクチュエータ61は、その玉載置体45aで曲げ剛性のブーム65のガイド溝63内に載置されている。
第2のアクチュエータ61もまた、第1の空間方向5aに沿って方向付けられていて、かつこの第1の空間方向5aにおいて可動である。
第2のアクチュエータ61を介して、第1の回転軸線67において作用するトルクMが、曲げ剛性のブーム65と第1の平行四辺形ガイド31の少なくとも1つの脚57とに伝達可能である。特に、トルクMは、第2の脚51に伝達される。
作用するトルクMは、第1の回転軸線67を中心にして曲げ剛性のブーム65を回転させ、これによって保持領域15は、第2の空間方向5bに沿って可動である。この運動については、後で図7および図8を参照しながら詳説する。
本発明に係る機械式のホルダ1の図示の構成は、さらに第2の平行四辺形ガイド33を含んでおり、この第2の平行四辺形ガイド33は、図3に示されていて、かつ破線で示されている。
第2の平行四辺形ガイド33もまた同様に4つの脚57を有しており、これらの脚57は、誤解を回避するために、第5の脚69、第6の脚71、第7の脚73,および第8の脚75と呼ばれる。
第2の平行四辺形ガイド33もまた、保持領域15と固定領域7との間に配置されていて、かつ保持領域15を固定領域7に可動に結合している。
第3のアクチュエータ77を介して保持領域15は、第1の平行四辺形ガイド31の変位とは無関係に、第2の平行四辺形ガイド33によって第3の空間方向5cに沿って変位可能である。
第3のアクチュエータ77もまた、第1の空間方向5aに沿って方向付けられていて、かつ可動である。
第3のアクチュエータ77は、曲げ剛性の第2のブーム79に接触しており、この第2のブーム79は、第2の平行四辺形ガイド33の脚57から、特に第8の脚75から、z方向もしくは第3の空間方向5cに相当する奥行き方向81に延びている。
奥行き方向81は、特に、第1の平行四辺形ガイド31に対して垂直に方向付けられている。
第3のアクチュエータ77を用いて、曲げ剛性の第2のブーム79によってトルクMが、脚57に、特に第8のトルク75に伝達可能であり、これによって保持領域15は、第2の平行四辺形ガイド33によって第3の空間方向5cに沿って可動である。
特に図3から認識できるように、第2のブーム79は、第2の平行四辺形ガイド33内に延びている。
別の構成では、第2のブーム79は、第6の脚71に配置されていて、かつこの第6の脚71から第3の空間方向5cに延びていてもよい。
図面に示された機械式のホルダ1は、モノリシックのホルダ83であり、つまり固定領域7、保持領域15、および両平行四辺形ガイド31,33は、互いにモノリシックに互いに結合されていて、かつ例えばブランク(図示せず)からフライス加工によって製造されている。
図面において分かるように、第2のブーム79はブーム脚35に固定されており、このときブーム脚35は、第1の平行四辺形ガイド31の内部において中央に配置されている。
第1の平行四辺形ガイド31の脚57および第2の平行四辺形ガイド33の脚57は、少なくともそれぞれ4つのジョイント領域83を有している。これらのジョイント領域83は、図2および図3の図面に示されている。
ジョイント領域83は、好ましくは、それぞれの平行四辺形ガイド31,33の角隅47の近傍に配置されている。図2には単に1つの角隅47だけが示されており、図3には図面を見やすくするために、3つの角隅47だけが示されている。
ジョイント領域83は、両平行四辺形ガイド31,33の脚57の間における角度85の変化を可能にする。
機械式のホルダ1の、図1〜図4に示された休止状態89において、角度85はほぼ90°である。角度85は、単に図3において第7の脚73と第8の脚75との間において示されている。
平行四辺形37としての構成に基づいて、対角線方向で互いに向かい合っている角度85は同じ大きさである。残りの2つの角度は、四角形の内角を用いて簡単に求めることができる。
ジョイント領域83は、剛性が減じられた領域91によって形成されている。言い換えれば、これらの領域においては、観察された脚57の材料もしくは厚さとの比較において、僅かな材料強度および/または僅かな材料厚さが提供されている。
機械式のホルダ1の図示の構成において、減じられた剛性は、材料厚さが減じられた領域93によって実現されており、これによって、可逆式に弾性的に変位可能なフィルムジョイント95として形成されたジョイント領域83が提供されている。
フィルムジョイント95は、単に図3において第2の平行四辺形ガイド33のために示されているが、しかしながら第1の平行四辺形ガイド31のジョイント領域83も同様に、フィルムジョイント95として構成されている。
図4にはさらに支持脚97が示されており、この支持脚97は、第1の平行四辺形ガイド31および第2の平行四辺形ガイド33に結合されている。この支持脚97は、優先的に、フィルムジョイント95を介して結合された脚57を互いに可動に連結するために働き、このとき捩れが発生すること、つまり例えば第2の脚51と第3の脚53との互いに異なった変位が発生することはない。
そのために特に、第1の平行四辺形ガイド31および第2の平行四辺形ガイド33の、固定領域7および保持領域15に向けられた脚57は、このようにして成形された平行六面体101の閉鎖された側面99を形成することができる。このとき側面99は、角度固定であり、つまり第1の空間方向5aの方向で見て、平行四辺形ガイド29が形成されていない。
平行六面体101および角度固定に閉鎖された側面99を明らかにするために、平行六面体101および側面99は、図4において機械式のホルダ1のそばに概略的に示されている。閉鎖された側面99は、ハッチング103を用いて示されている。好ましくは、平行六面体101は直方体105である。それというのは、このように構成されていると、脚57の変位が、3つの空間方向5a,5b,5cのうちの1つの空間方向に沿ったほぼ直線的な変位を生ぜしめるからである。
図1〜図4から分かるように、すべてのアクチュエータ39,61,77は、第1の空間方向5aに沿って方向付けられていて、かつただ1つの側107、操作側107から接近可能である。
図5〜図10を参照しながら、以下、3つの空間方向5a,5b,5cのうちのそれぞれの空間方向に沿った、本発明に係る機械式のホルダ1の変位について、それぞれ個々に記載する。
図5および図6には、第1の空間方向5aに沿った保持領域15の変位が記載されている。
さらに図5には、固定エレメント7b、図示の場合には2つのねじ7cを用いた、保持構造7a(例えば壁)における固定領域7の固定が示されている。
第1の空間方向5aに沿った保持領域15の移動のために、第1のアクチュエータ39(これは、L字形のねじれ剛性のボディ9によって覆われていて、かつしたがって破線で示されている)は、工具109を用いて操作され、かつ機械式のホルダ1において第1の方向5aにねじ込まれる。
玉載置体45aは、力Fを第1の空間方向5aに沿って、第1の平行四辺形ガイド31の第4の脚55へと加える。
第2の脚51は、第1のブーム65に基づいて第2のアクチュエータ61を介して、定置の固定領域7に対して不動である。
いまや力Fによって、フィルムジョイント95のそれぞれのフィルムジョイントは、弾性的にかつ可逆式に変位させられ、その結果第4の脚55は、第1の方向5aに移動し、かつこのとき第1の脚49および第3の脚53をフィルムジョイント95によって旋回させる。保持領域15は第4の脚55に結合されているので、この第4の脚55もまた第1の空間方向5aに沿って移動する。
図5の機械式のホルダ1の図示を図2の機械式のホルダ1の図示と比較すると、第1の脚49および第3の脚53の幾分の傾斜110を認識することができる。言い換えれば、第1の脚49と第2の脚51との間における角度85は、90°よりも小さい。したがってこのことは、第1のアクチュエータ39を用いて予荷重111が第1の平行四辺形ガイド31に加えられたことを想起させる。このことは、第1のアクチュエータ39を第1の空間方向5aとは逆向きに移動させることを可能にし、このとき保持領域15もまたこの方向に移動する。
機械式のホルダ1の図2に示された方向付けを、0位置と見なす限り、第1の空間方向5aとは逆向きの第1のアクチュエータ39の移動は、単に、第1のアクチュエータ39が第4の脚55から離れることだけを生ぜしめ、このときしかしながら第1の空間方向5aとは逆向きの第4の脚55の移動を生ぜしめない。
図5および図6に示された移動時に、第2の脚51と第4の脚55との間における平行性は維持される。同様に、第1の脚49、ブーム脚35、および第3の脚53は、全移動中に互いに平行に方向付けられている。
図7および図8には、第2の空間方向5bに沿った保持領域15の移動が示されている。
このような移動のために第2のアクチュエータ61は、工具109を用いて操作され、特に第1の空間方向5aに沿って機械式のホルダ1内にねじ込まれる。
第2のアクチュエータ61によって第1のブーム65に加えられた力Fは、第1のブーム65、およびこの第1のブーム65に不動に結合された第2の脚51の回転可能な支持に基づいて、回転軸線67において作用するトルクMを生ぜしめる。
このトルクMは、第1のブーム65および第2の脚51を、回転軸線67を中心にして回転させる。
この回転によって、第1のアクチュエータ39の玉載置体45aに接触している第1の脚49は、ほぼ第2の空間方向5bに沿って、玉載置体45aに沿ってシフトさせられる。
同様に第3の脚53もまた、第1の脚49に平行に、ほぼ第2の空間方向5bに沿ってシフトさせられる。
第4の脚55は、この移動中に第2の脚51に平行に方向付けられる。
この移動時に、一方では、固定領域7と第1のブーム65との間におけるジョイント領域83が変位させられ、また、第1の平行四辺形ガイド31のフィルムヒンジ95も変位させられる。
保持領域15は、第2のアクチュエータ61によって第2の空間方向5bに沿って移動調節される。このことは、保持領域15の第1の中心位置16aと第2の中心位置16bとによって象徴的に示されている。このとき第1の中心位置16aは、図7のホルダ1の調節における保持領域15の中心であり、かつ点線で示されたクロスで示されている。相応に、実線で示されたクロスは第2の中心位置16bを、つまり図8に示された調節における保持領域15の中心を象徴化している。これによって保持領域は、第2の空間方向5bに沿って、第1の中心位置16aと第2の中心位置16bとの間の距離だけ移動調節されている。このシフトは、純粋に象徴的に示されており、したがってこのシフトの値は、寸法通りではない。
先行の図面において記載された予荷重111に関して、ここで付言しておくと、第2の空間方向5bに沿った移動は、第1のアクチュエータ39の予荷重111によって得ることができ、かつこれによって、第1の回転軸線67の領域においてジョイント領域83に予荷重を加える、第2のアクチュエータ61による別の予荷重111は、不要である。
図9および図10を用いて、第3の空間方向5cとは逆向きの機械式のホルダ1の移動調節が示されている。
機械式のホルダ1の側面図において、固定領域7、第2のアクチュエータ61、第1のブーム65、第1の平行四辺形ガイド31の第2の脚51および第4の脚55、ならびに第2の平行四辺形ガイド33の第5の脚69、第6の脚71、第7の脚73、および第8の脚75が示されている。第2の平行四辺形ガイド33の第8の脚75は、第1の平行四辺形ガイド31の第2の脚51に相当している。
さらに、第1の平行四辺形ガイド31の第3の脚53を保持領域15から切り離している中間室59が認識可能である。同様に、支持脚97が認識可能である。
工具109は、第3のアクチュエータ77のねじ頭43aを操作し、かつ力Fを第2のブーム79に加える。これによって、ジョイント領域83を、つまり第2の平行四辺形ガイド33のフィルムヒンジ95を弾性的に変位させ、かつ第2の平行四辺形ガイド33の第8の脚75を回転させるトルクMが生ぜしめられる。
平行四辺形としての配置形態に基づいて、第1の平行四辺形ガイド31の第4の脚55もしくは支持脚97のジョイント領域83もしくはフィルムヒンジ95もまた、弾性的にかつ可逆式に変位させられる。
第3のアクチュエータ77およびこのアクチュエータ77によって惹起されたトルクM、ならびに結果として生じる、第6の脚71および第8の脚75の回転によって、第3の空間方向5cとは逆向きの保持領域15の移動が行われる。
空間方向5a,5b,5cに沿った上に記載された移動は、互いに無関係である。すなわち3つの空間方向5a,5b,5cに沿った(もしくは第3の空間方向5cとは逆方向の)個々の移動の任意の直線組合せを、本発明に係る機械式のホルダ1によって実現することができる。変位の組合せは、時間的に相前後して、または同時に行うことができる。
図5〜図10から認識可能であるように、それぞれのアクチュエータ39,61,77への接近は、それぞれ同一の側107から行われるので、機械式のホルダ1は操作のために、単にこの1つの側107から接近可能であればよい。さらに機械式のホルダ1は、そのモノリシックな構成によって極めてコンパクトである。
1 機械式のホルダ
3 カルテシアン座標系
5 空間方向
5a 第1の空間方向
5b 第2の空間方向
5c 第3の空間方向
7 定置の固定領域
7a 保持構造
7b 固定エレメント
7c ねじ
9 L字形のねじれ剛性のボディ
11 固定開口
13 孔
15 保持領域
15a 保持構造
15b 保持フィンガ
15c ストッパ
15d 壁
16a 第1の中心位置
16b 第2の中心位置
17 エレメント
17a 位置
19 光学エレメント
21 レンズ
23 端部
25 保持容積
27 保持開口
29 平行四辺形ガイド
31 第1の平行四辺形ガイド
33 第2の平行四辺形ガイド
35 ブーム脚
37 部分平行四辺形
39 第1のアクチュエータ
41 マイクロメータねじ
43 操作端部
43a ねじ頭
45 載置端部
45a 玉載置体
47 角隅
49 第1の脚
51 第2の脚
53 第3の脚
55 第4の脚
57 脚
59 中間室
61 第2のアクチュエータ
63 ガイド溝
65 曲げ剛性のブーム
67 第1の回転軸線
69 第5の脚
71 第6の脚
73 第7の脚
75 第8の脚
77 第3のアクチュエータ
79 曲げ剛性の第2のブーム
81 奥行き方向
83 ジョイント領域
85 角度
89 休止状態
91 剛性が減じられた領域
93 材料厚さが減じられた領域
95 フィルムジョイント
97 支持脚
99 閉鎖された側面
101 平行六面体
103 ハッチング
105 直方体
107 側
109 工具
110 傾斜
111 予荷重
F 力
M トルク
x x軸
y y軸
z z軸

Claims (14)

  1. ホルダ(1)に取付け可能な、または取り付けられたエレメント(17)、特にレンズ(21)のような光学エレメント(19)の位置を精密調整するための移動調節可能な機械式のホルダ(1)であって、
    -保持構造(7a)に前記機械式のホルダ(1)を固定するための定置の固定領域(7)と、
    -前記エレメント(17)を保持するための保持領域(15)と、
    を含んでいる、機械式のホルダ(1)において、
    少なくとも1つの第1の平行四辺形ガイド(31)が、前記保持領域(15)と前記固定領域(7)との間に設けられていて、前記第1の平行四辺形ガイド(31)は、前記保持領域(15)を前記固定領域(7)に可動に結合しており、
    さらに可動の第1のアクチュエータ(39)が設けられていて、前記第1のアクチュエータ(39)を用いて前記保持領域(15)は、前記第1の平行四辺形ガイド(31)によって第1の空間方向(5a)に沿って可動である、
    機械式のホルダ(1)。
  2. 可動の第2のアクチュエータ(61)が設けられていて、前記可動の第2のアクチュエータ(61)は、運動を伝達するように、曲げ剛性のブーム(65)に結合されており、前記ブーム(65)を介してトルク(M)が、前記第1の平行四辺形ガイド(31)の少なくとも1つの脚(57)に伝達可能であり、これによって前記保持領域(15)は、前記第1の平行四辺形ガイド(31)によって第2の空間方向(5b)に沿って可動である、
    請求項1記載の機械式のホルダ(1)。
  3. 前記トルク(M)が加えられ得る前記脚(57)は、回転軸線(67)を中心にして回転可能である、
    請求項2記載の機械式のホルダ(1)。
  4. 少なくとも1つの第2の平行四辺形ガイド(33)が、前記保持領域(15)と前記固定領域(7)との間に設けられていて、前記第2の平行四辺形ガイド(33)は、前記保持領域(15)を、前記固定領域(7)に可動に結合しており、
    さらに第3のアクチュエータ(77)が設けられていて、前記第3のアクチュエータ(77)を用いて前記保持領域(15)は、前記第1の平行四辺形ガイド(31)の変位とは無関係に、前記第2の平行四辺形ガイド(33)によって第3の空間方向(5c)に沿って可動である、
    請求項1から3までのいずれか1項記載の機械式のホルダ(1)。
  5. 前記第2の平行四辺形ガイド(33)の1つの脚(57)から奥行き方向(81)に延びている、曲げ剛性の第2のブーム(79)が設けられており、前記奥行き方向(81)は、前記第1の平行四辺形ガイド(31)に対してほぼ垂直に方向付けられており、前記曲げ剛性の第2のブーム(79)によって、トルク(M)が、前記第2の平行四辺形ガイド(33)の少なくとも1つの脚(57)に伝達可能であり、これによって前記保持領域(15)は、前記第2の平行四辺形ガイド(33)によって前記第3の空間方向(5c)に沿って可動である、
    請求項4記載の機械式のホルダ(1)。
  6. 前記第2のブーム(79)は、前記第2の平行四辺形ガイド(33)の内部に配置されている、
    請求項5記載の機械式のホルダ(1)。
  7. 前記第1および第2の平行四辺形ガイド(31,33)は、モノリシックに互いに結合されている、
    請求項4から6までのいずれか1項記載の機械式のホルダ(1)。
  8. 前記第1の平行四辺形ガイド(31)は、前記第1の平行四辺形ガイド(31)の内部に配置された中央のブーム脚(35)を有しており、前記ブーム脚(35)は、前記第1の平行四辺形ガイド(31)を2つの部分平行四辺形(37)に分割していて、かつ、前記ブーム脚(35)に前記第2のブーム(79)が固定されている、
    請求項6または7記載の機械式のホルダ(1)。
  9. 前記第1の平行四辺形ガイド(31)および/または前記第2の平行四辺形ガイド(33)は、少なくともそれぞれ4つのジョイント領域(83)を有しており、前記ジョイント領域(83)によって、相応の前記第1および第2の平行四辺形ガイド(31,33)の互いに隣接した脚(57)の間における角度(85)が可変である、
    請求項1から8までのいずれか1項記載の機械式のホルダ(1)。
  10. 前記第1および第2の平行四辺形ガイド(31,33)の前記脚(57)の前記ジョイント領域(83)は、剛性が減じられた領域(91)によって形成されている、
    請求項9記載の機械式のホルダ(1)。
  11. 少なくとも1つの支持脚(97)が設けられていて、前記支持脚(97)は、前記第1の平行四辺形ガイド(31)および前記第2の平行四辺形ガイド(33)に結合されている、
    請求項4から10までのいずれか1項記載の機械式のホルダ(1)。
  12. 前記第1の平行四辺形ガイド(31)および前記第2の平行四辺形ガイド(33)の、それぞれ前記固定領域(7)および/または前記保持領域(15)に向けられた脚(57)は、それぞれ平行六面体(101)の閉鎖された側面(99)を形成しており、前記側面(99)は、角度固定である、
    請求項11記載の機械式のホルダ(1)。
  13. 前記保持領域(15)は、前記第1の平行四辺形ガイド(31)の1つの脚(57)に固定されていて、かつ、前記第1の平行四辺形ガイド(31)の別の脚(57)から機械的に遮断されている、
    請求項1から12までのいずれか1項記載の機械式のホルダ(1)。
  14. すべての前記アクチュエータ(39,61,77)は、前記機械式のホルダ(1)の1つの側(107)から接近可能である、
    請求項2から13までのいずれか1項記載の機械式のホルダ(1)。
JP2019181137A 2018-10-02 2019-10-01 レンズのようなエレメントの位置を精密調整するための移動調節可能な機械式のホルダ Active JP6949084B2 (ja)

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