JP2020056545A - 避圧調整ユニット - Google Patents
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Abstract
Description
設定された気圧に保つように特許文献1(特開2013−170766号公報)がある。特許文献1には、吸気側と排気側にエア圧を測定する圧力センサを設けてエアの流量を制御する空調設備が提案されている。このような空調設備でコントロールできない場合、異常な気圧の増減があった場合には、部屋構造の弱いところが破れることがあり、異常対応をする必要がある。
過陰圧調整装置は、
開閉する過陰圧調整パネルを備え、
過陰圧調整パネルは、回転軸に軸着された回転開閉パネルであり、常閉であって、一定の開放抵抗が設けられており、
過陽圧調整装置は、周囲に設けられた周面材と上面に設置された吸気方向に開口する開閉板とを備えた昇降型の逃がし弁を備えており、
開放抵抗以上の陰圧が発生した場合に過陰圧パネルが回動して開となり、過陽圧調整装置の開閉板が開口して吸気し、想定以上の陽圧が発生した場合に昇降型の逃がし弁が上昇して排気することを特徴とする避圧調整ユニット。
2.過陰圧調整パネルに設けられる開放抵抗は、回転軸に取り付けられたバランスウェイトであることを特徴とする1.記載の避圧調整ユニット。
3.過陰圧調整装置は、開閉する過陰圧調整パネルに対して室内側にフィルターを配置したことを特徴とする1.又は2.記載の避圧調整ユニット。
4.昇降型の逃がし弁の昇降は、案内ポールに取り付けられたリニアブッシュによって昇降が案内されることを特徴とする1.〜3.のいずれかに記載の避圧調整ユニット。
5.1.〜4.のいずれかに記載された避圧調整ユニットが天井に設置された陽圧または陰圧に保たれたクリーンルーム。
2.薬剤の製剤室や実験室、電算気室など陽圧や陰圧に管理している部屋用に適用することができる。
3.本発明は、特に、天井に設置できる避圧調整ユニットである。天井材は上から吊っている構造が多く、軽い材料で構成されている。壁や床などよりも支持力が小さく、気圧変動の影響を受けやすいので、天井に設置して、天井の破損防止をすることができる。
本発明の避圧調整ユニットは、過陰圧調整装置と過陽圧調整装置を備えている。
過陰圧調整装置は、開閉する過陰圧調整パネルを備えており、過陰圧調整パネルは通常は常閉であって、大きな陰圧が発生すると開となる。例えば、過陰圧調整パネルは、回転軸に軸着された回転開閉パネルであり、バランスウェイトなどで一定の開放抵抗が設けられている。さらに、過陰圧調整パネルに対して室内側には吸気が通過するフィルターを配置して、クリーンルームなど汚染しないようにする。
過陽圧調整装置は、周囲に設けられた周面材と上面に設置された吸気方向に開口する開閉板とを備えた昇降型の逃がし弁を備えている。例えば、枡を逆さにしたような立方体が上下に昇降するタイプの逃がし弁である。立方体の天井面になる上面には吸気方向に開口する開閉板が設けられている。
この避圧調整ユニットは、開放抵抗以上の陰圧が発生した場合に過陰圧調整パネルが回動して開となり、開口して吸気して異常な陰圧の発生を回避する。
また、想定以上の陽圧が発生した場合に、過陰圧調整パネルが閉じた状態となり、昇降型の逃がし弁が上昇して、隙間から排気することでき、異常な陽圧の発生を回避する。
本発明の避圧調整ユニットは、室内の気圧が想定以上に変動した際に、その変動圧によって吸気/排気できる構造であって、電気などの動力を必要としないので、停電などの非常事態でも作動することができる。
避圧調整ユニット1は、過陰圧調整装置2と過陽圧調整装置3を備えている。避圧調整ユニット1は、例えば建物の天井9に設置される。過陰圧調整装置2は室外側、過陽圧調整装置3は室内側に配置されている。避圧調整ユニット1の筐体の天井には、過陰圧調整パネル4が設けられ、下部側側面には排気用開口13が設けられている。
避圧調整ユニット1の筐体は、陰圧調整用筐体11と陽圧調整用筐体12に分離可能に設けられている。陰圧調整用筐体11は、過陰圧調整装置2の筐体であり、陽圧調整用筐体12は過陽圧調整装置3の筐体である。
室内の気圧が低下して、長片と短片に印加する陰圧の差が設定以上になったときに、過陰圧調整パネルが回転して、開口し、吸気することとなる。
なお、ストッパー43を設けて、回転制限を行っている。
昇降型の逃がし弁6は陽圧調整用筐体12の内周面に沿うように設けられた箱体である。
この箱体は、下部側が開口されており、天井部に開閉板7が設けられている。この箱体は、枡を逆さにしたイメージである。
開閉板は吸気側に開口し、排気時には閉鎖され、上方回動はストッパーなどでできない構成である。基本は常閉とするが、必ずしも常閉である必要はなく、開閉抵抗は必要がない。逃がし弁6には調整錘65が設置されている。排気用開口13の下端よりも下方に着座66が設けられていて、逃がし弁6の下端が着座66に設置して、密閉状態となっている。
通常時には昇降型の逃がし弁6の下端は排気用開口13を閉鎖する位置にある。室内の気圧が想定以上に上昇した場合、逃がし弁6は上昇して排気用開口13を開放し、排気されることとなる。
通常状態(a)では、吸気も排気もおこなわれない状態であるので、過陰圧調整パネル41a、41bは閉じており、逃がし弁6の下端は着座66に密着していて、吸排気は行われない。
過陰圧状態(b)では、過陰圧調整パネル41は、バランスウェイト44に抗して下側に回動して開口して、吸気する。その時、逃がし弁6の天井部にある開閉板7も下向きに回動して、通風する。
過陽圧状態(c)では、実内側から押し上げられて逃がし弁6は上昇し、排気用開口13と室内が連通して、排気されることとなる。
平面図と側面図を用いて、通常時(a)、過陰圧時(b)、過陽圧時(c)の状態を示している。
避圧調整ユニット1は、上部に設置した過陰圧調整装置2と下部に設置した過陽圧調整装置3とから構成される。
本実施例では、陰圧調整用筐体11の上部に過陰圧調整パネル41、内部にヘパフィルター51が設けられている。3枚の過陰圧調整パネル41が回転軸42に取り付けられている。回転軸42の一端にバランスウェイト44が取り付けられている。陰圧調整用筐体11の内部にはストッパー43が設けられており、過陰圧調整パネル41が回転して当接する。陰圧調整用筐体11の内部で、過陰圧調整パネル41の下方にはヘパフィルター51が設けられている。通常雰囲気で良ければヘパフィルター51を設ける必要はない。
逃がし弁6は箱形で周壁と天井で構成され、下方は開口している。天井部には、開閉板7が設けられている。逃がし弁6はリニアブッシュ64が取り付けられ、案内杆63にリニアブッシュ64が挿通して、案内昇降される。逃がし弁6には調整錘65が設けられている。
逃がし弁6は通常では排気用開口13を塞ぐ状態になっている。
箱形の逃がし弁は、スムーズに昇降する必要があるので、本実施例はリニアブッシュを使用して、傾きなどの障害が発生せずに昇降できる構成としている。昇降案内機構としてこれ以外にも使用できる。
方形の陽圧調整用筐体12、陽圧調整用筐体12の下部側面に排気用開口13が設けられている。筐体の底板14の中央部には開口17が設けられ、室内側に向いている。開口17の周縁にはパッキン15が設けられている。
底板14から案内稈63が立設されている。陽圧調整用筐体12の中間に枠体18が設けられていて案内稈63が貫通しているとともに、内側にパッキン16が設けられている。枠体18は逃がし弁6が通常位置にあるときに逃がし弁6の天井板62の裏面が当接する高さに設定してあり、パッキン16に接触する。案内稈63の上端は陽圧調整用筐体12に取り付けられているL形支持板19に取り付けられている。
逃がし弁6の天板62は、箱体の周板61よりも大きく、枠体18に設けられているパッキン16に当接する大きさである。また、逃がし弁6の周板61には、リニアブッシュ64が取り付けられ、リニアブッシュの貫通孔には案内稈63が挿通している。逃がし弁6には、自重のほか調整錘65が設けられていて、逃がし弁6の浮き上がり抵抗となる。
過陽圧時には、逃がし弁6は上昇し、排気用開口13と室内が連通して、余分なエアが排出され、室内の気圧が設定許容内に低下すると、逃がし弁が下降して、通常状態となる。なお、過陽圧状態では、過陰圧調整パネル41は閉鎖しており、エア漏れしない。
したがって、この避圧調整ユニット1は、動力を使用することなく、室内の異常な気圧変動に対応することができる。
11 陰圧調整用筐体
12 陽圧調整用筐体
13 排気用開口
14 底板
15、16 パッキン
17 開口
18 枠体
19 L形支持板
2 過陰圧調整装置
3 過陽圧調整装置
4 過陰圧調整パネル
41 過陰圧調整パネル
42 回転軸
43 ストッパー
44 バランスウェイト
5 フィルター
51 ヘパフィルター
6 逃がし弁
61 周板
62 天板
63 案内杆
64 リニアブッシュ
65 調整錘
66 着座
7 開閉板
9 天井
Claims (5)
- 過陰圧調整装置と過陽圧調整装置を備えた避圧調整ユニットであって、
過陰圧調整装置は、
開閉する過陰圧調整パネルを備え、
過陰圧調整パネルは、回転軸に軸着された回転開閉パネルであり、常閉であって、一定の開放抵抗が設けられており、
過陽圧調整装置は、周囲に設けられた周面材と上面に設置された吸気方向に開口する開閉板とを備えた昇降型の逃がし弁を備えており、
開放抵抗以上の陰圧が発生した場合に過陰圧パネルが回動して開となり、過陽圧調整装置の開閉板が開口して吸気し、想定以上の陽圧が発生した場合に昇降型の逃がし弁が上昇して排気することを特徴とする避圧調整ユニット。 - 過陰圧調整パネルに設けられる開放抵抗は、回転軸に取り付けられたバランスウェイトであることを特徴とする請求項1記載の避圧調整ユニット。
- 過陰圧調整装置は、開閉する過陰圧調整パネルに対して室内側にフィルターを配置したことを特徴とする請求項1又は2記載の避圧調整ユニット。
- 昇降型の逃がし弁の昇降は、案内ポールに取り付けられたリニアブッシュによって昇降が案内されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の避圧調整ユニット。
- 請求項1〜4のいずれかに記載された避圧調整ユニットが天井に設置された陽圧または陰圧に保たれたクリーンルーム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018187965A JP7101094B2 (ja) | 2018-10-03 | 2018-10-03 | 避圧調整ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018187965A JP7101094B2 (ja) | 2018-10-03 | 2018-10-03 | 避圧調整ユニット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020056545A true JP2020056545A (ja) | 2020-04-09 |
JP7101094B2 JP7101094B2 (ja) | 2022-07-14 |
Family
ID=70106900
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018187965A Active JP7101094B2 (ja) | 2018-10-03 | 2018-10-03 | 避圧調整ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7101094B2 (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS641344U (ja) * | 1987-06-22 | 1989-01-06 | ||
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JPH10220854A (ja) * | 1997-02-07 | 1998-08-21 | Tabai Espec Corp | 内圧調整機構付き環境試験装置 |
-
2018
- 2018-10-03 JP JP2018187965A patent/JP7101094B2/ja active Active
Patent Citations (5)
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