JP2020055656A - 荷物引受装置及び荷物引受システム - Google Patents

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Abstract

【課題】セキュリティが向上された荷物引受装置を提供すること。【解決手段】荷物20を引き受ける引受部110と、引受部110により引き受けられた荷物20を搬送する搬送部と、搬送部により搬送された荷物20を排出する排出部170と、を備え、引受部110の引受口と排出部170の排出口とが異なる向きを向くように設けられている。【選択図】図3

Description

本発明は、荷物引受装置及び荷物引受システムに関する。
特許文献1には、荷物配送の受付店舗に設置される荷物受付装置が開示されている。荷物受付装置は、荷物送付依頼者によって持ち込まれた荷物が載置される荷物載置台を備える。
特開2002−334140号公報
特許文献1には、受け付けが完了した後の荷物の取り扱いについては開示されていない。荷物引受装置を用いて荷物を引き受ける場合において、引き受け後の荷物のセキュリティに関して改善の余地があった。
本発明は、セキュリティが向上された荷物引受装置及び荷物引受システムを提供することを目的とする。
本発明の一観点によれば、荷物を引き受ける引受部と、前記引受部により引き受けられた前記荷物を搬送する搬送部と、前記搬送部により搬送された前記荷物を排出する排出部と、を備え、前記引受部の引受口と前記排出部の排出口とが異なる向きを向くように設けられている、荷物引受装置が提供される。
本発明の他の一観点によれば、荷物を引き受ける引受部と、前記引受部により引き受けられた前記荷物を搬送する搬送部と、前記搬送部により搬送された前記荷物を前記引受部の引受口が向いている向きと異なる向きに排出する排出部と、を備える荷物引受装置と、前記排出部から排出された前記荷物を保管する荷物保管部と、を備える荷物引受システムが提供される。
本発明によれば、セキュリティが向上された荷物引受装置及び荷物引受システムを提供することができる。
第1実施形態に係る荷物引受装置の概略構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る制御装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 第1実施形態に係る荷物引受装置の全体斜視図である。 シャッターが閉状態である場合の荷物引受装置の全体斜視図である。 シャッターの構造を示す断面図である。 シャッターの構造を示す断面図である。 第1実施形態に係る荷物引受装置における荷物の搬送を示す模式図である。 第1実施形態に係る荷物引受装置における載置部の構成を示す断面図である。 第1実施形態に係る寸法測定装置の構成を示す模式図である。 第1実施形態に係る第1投光器の構成を示す模式図である。 第1実施形態に係る荷物引受装置の動作を示すフローチャートである。 運送料金の算出に用いられるテーブルの一例である。 第1実施形態に係る荷物引受システムの概略構成を示す模式図である。 第1実施形態に係る荷物引受システムの搬送装置及びその周辺の構造を示す模式図である。 第1実施形態に係る荷物引受システムの荷物保管領域を示す模式図である。 第1実施形態に係る荷物引受システムの荷物取出口を示す模式図である。 第1実施形態に係る荷物引受システムの別の例の概略構成を示す模式図である。 第2実施形態に係る荷物引受装置が用いられるネットワーク構成を模式的に示す図である。 事前登録用の登録画面の例である。 事前登録の完了画面の例である。 第2実施形態に係る荷物引受装置の動作を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る荷物引受装置の動作を示すフローチャートである。 第3実施形態に係る荷物引受装置の概略構成を示すブロック図である。 第4実施形態に係る荷物引受システムの概略構成を示すブロック図である。
以下、図面を参照して、本発明の例示的な実施形態を説明する。図面において同様の要素又は対応する要素には同一の符号を付し、その説明を省略又は簡略化することがある。
[第1実施形態]
本実施形態の荷物引受装置10は、荷物の運送を依頼しようとする運送依頼者が持参した荷物を自動的に引き受ける装置である。荷物引受装置10は、郵便局、宅配業者等の運送業者の店舗又はコンビニエンスストア、スーパーマーケット等の小売業者の店舗に設置され得る。本実施形態の荷物引受装置10は、自動的に荷物の重量、寸法及び宛先を取得して、荷物を受け入れることができるため、上述の店舗における省力化が実現される。
図1は、本実施形態に係る荷物引受装置10の概略構成を示すブロック図である。荷物引受装置10は、引受部110、タッチパネル120、二次元コードリーダ122、カードリーダ124、預かり票排出部126、メインディスプレイ130、インターフォン140、シャッター150、ラベル貼付装置160及び排出部170を備える。更に、荷物引受装置10は、人感センサ190、制御装置200、重量測定装置210、寸法測定装置220、撮像装置230、文字認識装置240、搬送装置250及び通信装置260を備える。
通信装置260は、イーサネット(登録商標)、Wi−Fi(登録商標)等の有線又は無線による通信規格に対応した通信モジュール等により構成される。通信装置260は、荷物引受装置10と、事前登録サーバ等の他の装置との通信を行うための装置である。その他の各部の詳細については後述する。
図2は、本実施形態に係る制御装置200のハードウェア構成例を示すブロック図である。制御装置200は、演算、制御及び記憶の機能を備えたコンピュータであり、主として、荷物引受装置10の制御を行う。制御装置200は、サーバ、PC(Personal Computer)、マイクロコンピュータ、PLC(Programmable Logic Controller)等であり得る。また、制御装置200は、荷物引受装置10の全体の制御を担うPCと機構部分の制御を担うPLCとを組み合わせる等、複数のハードウェアにより構成されていてもよい。
制御装置200は、CPU(Central Processing Unit)201、RAM(Random Access Memory)202、ROM(Read Only Memory)203、フラッシュメモリ204及びI/F(Interface)205を備える。CPU201、RAM202、ROM203、フラッシュメモリ204及びI/F205は、バス206を介して相互に接続される。なお、制御装置200は、荷物引受装置10の各部を駆動するための不図示の駆動装置を備えていてもよい。
図2では、制御装置200を構成する各部が一体の装置として図示されているが、これらの機能の一部は外付け装置により提供されるものであってもよい。
CPU201は、ROM203、フラッシュメモリ204等に記憶されたプログラムに従って所定の演算を行うとともに、荷物引受装置10の各部を制御する機能をも有するプロセッサである。RAM202は、揮発性記憶媒体から構成され、CPU201の動作に必要な一時的なメモリ領域を提供する。ROM203は、不揮発性記憶媒体から構成され、制御装置200の動作に用いられるプログラム等の必要な情報を記憶する。フラッシュメモリ204は、不揮発性記憶媒体から構成され、取得した情報、制御装置200の動作用プログラム等の記憶を行う記憶装置である。
I/F205は、イーサネット、Wi−Fi、Bluetooth(登録商標)、USB(Universal Serial Bus)、RS−232C(Recommended Standard 232 version C)等の規格に基づく通信インターフェースである。I/F205は、各種の通信規格に対応した通信モジュール等により構成される。I/F205は、制御装置200と、荷物引受装置10内の各部との通信に用いられる。
なお、図2に示されているハードウェア構成は例示であり、これら以外の装置が追加されていてもよく、一部の装置が設けられていなくてもよい。例えば、制御装置200は、ディスプレイ等の表示装置を有していてもよく、ユーザからの操作を受け付ける入力装置を有していてもよい。また、一部の装置が同様の機能を有する別の装置に置換されていてもよい。例えば、フラッシュメモリ204は、HDD(Hard Disk Drive)等に置換されていてもよい。更に、本実施形態の一部の機能がネットワークを介して他の装置により提供されてもよく、本実施形態の機能が複数の装置に分散されて実現されるものであってもよい。例えば、フラッシュメモリ204は、クラウドストレージに置換されていてもよい。
図3は、本実施形態に係る荷物引受装置10の全体斜視図である。図中に示されている座標軸は、説明の便宜のために付されたものである。図3以降の各図において、座標軸の方向は統一されている。
引受部110は、運送依頼者が持参した荷物を引き受ける部分であり、荷物引受装置10の開口部とその内側に設けられた載置部111とを含む。引受部110の開口部は、引受口と呼ばれることもある。運送依頼者は、引受部110内の載置部111に荷物20を載置する。図3は、載置部111に運送依頼者が荷物20を載置した直後の状態を示している。また、引受部110には、載置部111に近い高さに配されたガイド112が設けられている。運送依頼者は、まずガイド112に荷物20を載置して、その後、荷物20を滑らせるように載置部111に移動させることにより、スムーズに荷物20を載置することができる。載置部111には、搬送装置250であるベルトコンベアが備えられており、載置部111に載置された荷物20は、荷物引受装置10の奥方向(y軸の正方向)に向かって搬送される。なお、搬送装置250は、荷物20の搬送が可能であればベルトコンベア以外の装置であってもよく、例えば、ローラコンベア、チェーンコンベア等であってもよい。
タッチパネル120は、液晶ディスプレイ、OLED(Organic Light Emitting Diode)ディスプレイ等であって、操作入力用のGUI(Graphical User Interface)等の表示に用いられる。また、タッチパネル120には、タッチ操作に対応したタッチセンサが表示面上に備えられている。これにより、タッチパネル120は、表示の機能と入力を受け付ける機能とを兼ね備えている。運送依頼者は、タッチパネル120を操作することにより、運送依頼者の氏名、運送依頼者の住所、運送対象者の氏名、宛先等の運送依頼に必要な情報を入力することができる。なお、タッチパネル120への入力方法は、上述の情報を文字により入力するものであってもよいが、運送依頼者のID(Identifier)、荷物20から読み取った情報、運送依頼者の過去の履歴等から抽出された複数の候補を表示してユーザに選択させるものであってもよい。
二次元コードリーダ122は、宛先等の情報を事前登録サーバに事前登録していた場合に、事前登録サーバから端末に配信されるQRコード(登録商標)等の二次元コードを読み取る装置である。運送依頼者は自らが保有する端末に二次元コードを表示させ、二次元コードリーダ122にかざすことにより、二次元コードに保持されている情報を二次元コードリーダ122に読み取らせることができる。二次元コードを活用した処理については後述する。
カードリーダ124は、クレジットカード、デビットカード、プリペイドカード、電子マネーカード等の電子決済に対応したカードを読み取る装置である。カードリーダ124は、例えば、磁気ストライプカード、IC(Integrated Circuit)カード等に記憶されている情報の読み取りに対応した装置であり、読み取りの方式は接触型、非接触型のいずれであってもよい。このように、カードリーダ124は、荷物引受装置10の決済部として機能し、無人での決済が実現される。
預かり票排出部126は、荷物引受装置10が荷物を引き受けた後に預かり票を印刷して排出する印刷装置である。預かり票には、荷物20を引き受けた旨、荷物20の種別、荷物20の寸法、荷物20の重量、荷物20の追跡番号、引き受け日時、荷物引受装置10の識別番号、預かり票の発行番号、連絡先等が記載される。預かり票の発行番号、荷物20の追跡番号等は、荷物20と対応付けられており、運送依頼者は、事前登録サーバにアクセスしてこれらの番号を入力することにより、荷物20の照会を行うことができる。
メインディスプレイ130は、液晶ディスプレイ、OLEDディスプレイ等のタッチパネル120よりも大型なディスプレイである。メインディスプレイ130は、運送依頼者へのメッセージの表示等、運送依頼者への情報の通知に用いられる。
インターフォン140は、荷物引受装置10の管理を行っている係員又はコールセンターの担当者に問い合わせを行うための電話である。荷物引受装置10は、原則として運送依頼者が単独で荷物20の引き渡し作業を行うことができるように構成されているため、通常は係員等への通知を行う必要はない。しかしながら、操作に不明点が生じた場合、不具合の発生時等に問い合せが必要となることもあり得るため、荷物引受装置10には、インターフォン140が備えられている。
ラベル貼付装置160は、粘着紙等に所定の情報を印刷したラベルを作成し、荷物引受装置10の内部に搬送された荷物にラベルを貼付するための装置である。このラベルには、宛先への配達に必要な住所等の情報、荷物集積所での荷物20の自動仕分けに必要なバーコード等の識別情報等が印刷される。ラベル貼付装置160は、直角移載機構、位置決め板、ラベル貼付アーム等を備えている。ラベル貼付装置160は、荷物20を直角移載機構によりx方向に移動させて位置決め板に沿うように位置決めしてから、ラベル貼付アームでラベルを荷物20に押し付けることにより、ラベルの貼付を行う。
排出部170は、ラベルの貼付が完了した荷物20を排出するための荷物引受装置10の開口部を有する。排出部170の開口部は、排出口と呼ばれることもある。排出部170の開口部は、不図示であるが、引受部110と同様の形態である。なお、排出部170から排出された荷物20を更に搬送するためのベルトコンベアが設置されていてもよく、その場合、排出部170から排出された荷物20は、自動的にベルトコンベアの上に移され、ベルトコンベアにより店舗のバックヤード等に搬送される。なお、このベルトコンベアは、荷物20の搬送が可能であればベルトコンベア以外の装置であってもよく、例えば、ローラコンベア、チェーンコンベア等であってもよい。
人感センサ190は、荷物引受装置10の前面に配されており、運送依頼者等の人物が荷物引受装置10の前面にいるか否かを検出するセンサである。人感センサ190は、例えば、赤外線センサ、光センサ、静電容量センサ等であり得る。
引受部110、ラベル貼付装置160及び排出部170の下方には、これらの各部を支持する支持部180が設けられている。支持部180は荷物引受装置10の筐体で覆われており、筐体の内側の空間には、制御装置200、通信装置260、各装置の駆動装置等の不図示の装置が配され得る。
また、支持部180の下方には、キャスターが設けられていてもよく、その場合、荷物引受装置10を可搬とすることができる。この構成は、荷物引受装置10の設置場所を移動させることがある場合に有効である。
シャッター150は、引受部110の前面(第1のシャッター位置)又は引受部110と、ラベル貼付装置160との間(第2のシャッター位置)に移動自在に設けられている遮蔽部材である。シャッター150は制御装置200の制御に応じて第1のシャッター位置と第2のシャッター位置の間を移動することができる。以下、シャッター150が第2のシャッター位置にある状態を開状態、シャッター150が第1のシャッター位置にある状態を閉状態と呼ぶことがある。また、シャッター150を第2のシャッター位置に移動させることを「シャッター150を開ける」と表現し、シャッター150を第1のシャッター位置に移動させることを「シャッター150を閉じる」と表現することもある。
なお、荷物引受装置10のz方向の高さは約150cmである。また、支持部180のz方向の高さは、約50cmである。
図3は、シャッター150が開状態である場合の荷物引受装置10の全体斜視図を示している。これに対し、図4は、シャッター150が閉状態である場合の荷物引受装置10の全体斜視図を示している。荷物引受装置10が使用されていないときには、図4に示されるように、シャッター150は、引受部110を覆うことにより装置内部を保護する。また、搬送装置250の搬送中等、荷物引受装置10の駆動部が動いている場合にも、シャッター150が閉状態になることにより、運送依頼者が荷物引受装置10の内部に触れることができないようになるため、安全性が向上する。また、シャッター150が開状態である場合には、シャッター150は、ラベル貼付装置160の手前に配置され、引受部110へのアクセスを可能にしつつ、ラベル貼付装置160の内部を保護する機能を有する。
図5及び図6を参照して、シャッター150の構造をより詳細に説明する。図5及び図6は、荷物引受装置10の断面模式図である。図5及び図6においては、単純化のための荷物引受装置10の筐体等、シャッター150の説明に不要な要素は不図示となっている場合がある。
図5は、シャッター150が開状態である場合の断面模式図を示している。荷物引受装置10は、駆動モーター151、タイミングベルト152、レール153及び連結具154を有する。駆動モーター151は、制御装置200の制御に基づいて、タイミングベルト152を回転させる。レール153は、シャッター150の位置を規定する部材であり、シャッター150は、レール153に沿って摺動する。タイミングベルト152とシャッター150とは、連結具154により連結されている。タイミングベルト152の回転に応じて連結具154が上下に動くことにより、シャッター150もレール153に沿って摺動する。シャッター150は、開状態において、寸法測定装置220の後方とラベル貼付装置160の前面の間を遮蔽している。
図6は、シャッター150が閉状態である場合の断面模式図を示している。図5の状態において、制御装置200の制御により駆動モーター151がタイミングベルト152を回転させ、連結具154が上方向に動くと、シャッター150が閉状態になる。シャッター150は、開状態において、引受部110の開口部の前面を遮蔽している。
このように、荷物引受装置10は、開状態においてシャッター150が寸法測定装置220の後方とラベル貼付装置160の前面の間にあるため、引受部110の引受口から排出部170の排出口を視認できないようになっている。すなわち、本実施形態のシャッター150は、引受部110の開口部から排出部170の開口部を視認できないようにする遮蔽部として機能している。また、閉状態においても、引受部110の引受口の前面にシャッター150があるため、同様に排出口は視認されない。このように、シャッター150は、引き受けが完了した荷物20を視認させないようにすることでセキュリティを高める効果を有している。
図7は、本実施形態に係る荷物引受装置10における荷物20の搬送を示す模式図である。内部機構を示すため、図7においては、荷物引受装置10の筐体等、荷物20の搬送の説明に不要な部材についてはは不図示としている。
搬送装置250は、y軸の正方向又は負方向に荷物20を搬送するベルトコンベアである。図7は、荷物20がy軸の正方向に向かって搬送されている途中の状態を示している。図中の一点鎖線Eは筐体の内壁の位置を示している。また、図中の破線は、開状態におけるシャッター150の位置を示している。
図8は、本実施形態に係る荷物引受装置10における載置部111の構成を示す断面図である。図6は、載置部111の近傍におけるy―z断面を示している。図7及び図8を参照して重量測定装置210の構成を説明する。
重量測定装置210は、荷重に応じた信号を生成する重量センサを含んで構成される。重量測定装置210は、載置部111に荷物20が載置されているときに、荷物20及び載置部111から受ける荷重を測定できるように、載置部111の下方に取り付けられている。重量測定装置210で生成された信号は、重量測定装置210から制御装置200に送信され、荷物20の重量を示すデータとしてフラッシュメモリ204等の記憶装置に記憶される。このように、重量測定装置210は、荷物引受装置10の重量取得部として機能する。なお、重量の取得の過程において、制御装置200又は重量測定装置210は、載置部111の重量を差し引いて荷物20の正味の重量を取得する処理を行う。
図9は、本実施形態に係る寸法測定装置220の構成を示す模式図である。図10は、本実施形態に係る第1投光器221の構成を示す模式図である。図7、図9及び図10を参照して寸法測定装置220の構成を説明する。寸法測定装置220は、第1投光器221、第1受光器222、第2投光器223、第2受光器224及び寸法算出部225を備える。第1投光器221、第1受光器222、第2投光器223及ぶ第2受光器224は制御装置200により制御される。制御装置200は、プログラムを実行することにより、寸法算出部225として機能する。あるいは、寸法算出部225は、制御装置200とは別のハードウェアにより構成されていてもよい。
図10に示されるように、第1投光器221は、x方向に並ぶ複数の発光素子226を備えている。発光素子226は、例えば、赤外線を発するLED(Light Emitting Diode)である。発光素子226は、千鳥配置になっており、これにより、発光素子226を一直線に並べた場合と比べてx方向のピッチを小さくして、寸法測定の分解能を向上させることができる。発光素子226のx方向のピッチは例えば5mmであり、これにより、5mm程度の分解能で荷物20の寸法を測定することが可能となる。
第1投光器221の複数の発光素子226はそれぞれ、z軸の正方向に平行に光を発する。第1受光器222は、発光素子226のそれぞれに対応する受光素子を有している。受光素子は、例えば、赤外線を受けて電気信号を生成するフォトダイオードである。受光素子も図10と同様に配列されているため、第1受光器222の受光素子の配置に関する詳細な説明は省略する。
第2投光器223の複数の発光素子226はそれぞれ、x軸の負方向に平行に光を発する。第2受光器224は、発光素子226のそれぞれに対応する受光素子を有している。第2投光器223、第2受光器224の構造は、それぞれ、第1投光器221、第1受光器222と同様である。
第1投光器221、第1受光器222、第2投光器223及び第2受光器224で囲まれた検出領域を荷物20が通過すると、荷物20により遮られた範囲の受光素子で検出される光量が低下した状態となる。寸法算出部225は、検出光量が低下した受光素子の個数をカウントすることにより、荷物20の幅(x方向の寸法)と高さ(z方向の寸法)を計測することができる。
また、寸法算出部225は、受光素子での検出光量が低下した時間と、搬送装置250の搬送速度とを乗算することにより、荷物20の長さ(y方向の寸法)を計測することができる。以上により、寸法算出部225は、幅、長さ及び高さの3辺の寸法を取得することができる。荷物20の寸法は、フラッシュメモリ204等の記憶装置に記憶される。このように、寸法測定装置220は、荷物引受装置10の寸法取得部として機能する。
再び図7に戻り、撮像装置230について説明する。撮像装置230は、カメラ等の荷物20の画像を取得する装置である。撮像装置230は、搬送装置250によって搬送される荷物20の天面に貼付されている送り状21を撮影することができるように配置されている。送り状21は、運送依頼者の氏名、運送依頼者の住所、運送対象者の氏名、宛先等の運送依頼に必要な情報が所定のフォーマットで記入されたラベルである。運送依頼者は、送り状21をあらかじめ作成して荷物20の天面に貼付しておく。
撮像装置230により撮影された送り状21の画像は、フラッシュメモリ204等の記憶装置に記憶される。その後、文字認識装置240は、送り状21の画像から送り状21に記載されている文字を認識する。文字認識装置240は、OCR(Optical Character Recognition)の機能を有するコンピュータである。文字認識装置240は、制御装置200とは別のコンピュータであってもよいが、制御装置200がOCRのプログラムを実行することにより、文字認識装置240として機能する構成であってもよい。文字認識装置240の機能は、荷物引受装置10の内部に含まれていてもよく、また、文字認識装置240は、荷物引受装置10の外部に設けられていてもよい。文字認識装置240は、運送依頼者の氏名、運送依頼者の住所、運送対象者の氏名、宛先等の運送依頼に必要な情報をテキストデータとして取得し、フラッシュメモリ204等の記憶装置に記憶させる。このように、撮像装置230及び文字認識装置240は、荷物引受装置10の宛先取得部として機能する。また、文字認識装置240は、送り状21の画像から運送会社を区別する情報を更に取得してもよい。
図11は、本実施形態に係る荷物引受装置10の動作を示すフローチャートである。図11を参照しつつ、荷物引受装置10によって実行される荷物引受処理を説明する。
図11の処理は、人感センサ190が運送依頼者の接近を検出したとき等、荷物20の引き受けの必要が生じたときに開始される。荷物の引き受けの必要が生じたときの他の例としては、運送依頼者がタッチパネル120にタッチしたとき、運送依頼者が荷物20を引受部110に近づけたとき等が挙げられる。
なお、荷物の引き受けの必要が生じる前の期間においては、シャッター150が閉状態になっていてもよい。その場合、制御装置200は、荷物20の引き受けの必要が生じたときに、シャッター150を開ける制御を行う。また、荷物20の引き受けの必要が生じる前の期間においては、荷物引受装置10は、一部の機能が制限されたスリープ状態になっていてもよい。その場合、制御装置200は、荷物20の引き受けの必要が生じたときに、荷物引受装置10をスリープ状態から復帰させる制御を行う。
ステップS101において、重量測定装置210、撮像装置230等は、制御装置200の制御に基づいて、荷物20の載置を検出する。荷物20の載置が検出された後、処理はステップS102に移行する。この検出は、例えば、重量測定装置210が荷物20の重量を検出することによって行われてもよく、撮像装置230により撮影される画像の解析によって行われてもよい。また、荷物検出用センサが更に設けられていてもよい。この場合、荷物検出用センサの検出領域は、載置部111の近傍とすることで、荷物20の載置を検出することができる。
ステップS102において、制御装置200は、シャッター150を制御して、シャッター150を閉じる処理を行わせる。これにより、荷物引受装置10の駆動部が動いているときに運送依頼者が荷物引受装置10の内部に触れることができないようになるため、安全性が向上する。また、処理中に運送依頼者が荷物20を持ち去ってしまうことを防ぐこともできる。
ステップS103において、重量測定装置210は、制御装置200の制御に基づいて、荷物20の重量を取得する。取得された重量は、制御装置200に送信され、フラッシュメモリ204に記憶される。
ステップS104において、撮像装置230及び文字認識装置240は、制御装置200の制御に基づいて、荷物20に付された送り状21から荷物20の宛先を含む運送依頼に必要な情報を取得する。取得された宛先等の情報は、制御装置200に送信され、フラッシュメモリ204に記憶される。
ステップS105において、搬送装置250は、制御装置200の制御に基づいて、荷物20の搬送を開始する。
ステップS106において、寸法測定装置220は、制御装置200の制御に基づいて、荷物20の幅、長さ及び高さの寸法を取得する。取得された寸法は、制御装置200に送信され、フラッシュメモリ204に記憶される。
ステップS107において、制御装置200は、荷物20の重量、宛先及び寸法に基づいて荷物20の運送料金を算出する。運送料金の算出方法について、図12を参照して説明する。
図12は、運送料金の算出に用いられるテーブルの一例である。図12に示されるように、運送料金は、発送元の所在地、宛先、荷物20の幅、長さ及び高さの3辺の合計値、荷物20の重量に基づいて定められる。フラッシュメモリ204には、図12に示されるようなテーブルがあらかじめ記憶されている。また、発送元は、荷物引受装置10の設置場所と一致するため、事前に確定しており、フラッシュメモリ204に記憶されている。したがって、制御装置200は、取得された宛先、重量、幅、長さ及び高さの情報から、幅、長さ及び高さの合計値を算出して、図12のテーブルを参照するという処理により、自動的に運送料金を取得することができる。このように制御装置200は荷物引受装置10の運送料金算出部として機能し、運送料金の自動算出が実現される。
なお、テーブルの参照に基づく運送料金の算出方法は一例であり、これ以外の方法で運送料金が算出されるものであってもよい。例えば、運送料金は、あらかじめ定義されている関数により算出されてもよく、他のサーバに情報を送信して問い合せることにより取得されてもよい。
ステップS108において、タッチパネル120又はメインディスプレイ130は、制御装置200の制御に基づいて、算出された運送料金を表示し、運送依頼者に運送料金の決済を促す。更に、カードリーダ124は、制御装置200の制御に基づいて、電子決済を受け付け可能な状態にする。運送依頼者がカードをカードリーダ124に読み取らせて電子決済を行うと、制御装置200は、取得された宛先、重量、幅、長さ及び高さから算出された運送料金が正しく決済されたか否かを判定し、決済が行われた場合には、処理はステップS109に移行する。すなわち、制御装置200は、荷物20の引受可否を判定する判定部として機能する。なお、タッチパネル120又はメインディスプレイ130は、電子決済が完了した旨を更に表示してもよい。
ステップS109において、預かり票排出部126は、制御装置200の制御に基づいて、預かり票を印刷し、排出する。
ステップS110において、ラベル貼付装置160は、制御装置200の制御に基づいて、ラベルを印刷し、荷物20にラベルを貼り付ける。なお、この処理において、搬送装置250は、制御装置200の制御に基づいて、ラベルの貼付に適切な位置に荷物20を誘導する。
ステップS111において、搬送装置250は、制御装置200の制御に基づいて、更に荷物20をy軸の正方向に移動させ、排出部170から荷物20を配出させる。排出部170から排出された荷物は、そのまま排出部170の近傍に集積されてもよく、係員により他の場所に移動されてもよい。また、排出部170から排出された荷物20を更に搬送するためのベルトコンベアが設置されている場合には、荷物20は、自動的にベルトコンベアの上に移され、ベルトコンベアにより店舗のバックヤード等に搬送されてもよい。
本実施形態の荷物引受装置10は、運送依頼者が持参した荷物20を受け入れるとともに、運送料金の算出等に必要となる荷物20の重量、宛先及び寸法を自動的に取得することができる。したがって、本実施形態によれば、荷物の自動引き受けに必要な情報を自動的に取得することができる荷物引受装置10が提供される。
また、本実施形態の荷物引受装置10は、荷物20の引受時に重量、宛先及び寸法を自動的に取得することができる。これにより、荷物20の引き受けの前に登録した重量、宛先及び寸法をそのまま用いる場合のように引受時以外のタイミングでこれらの情報を取得した場合と比較して、荷物20の実際の重量、宛先及び寸法を確実に取得することができる。
次に、荷物引受装置10の設置態様の例について説明する。本実施形態の荷物引受装置10は、倉庫80に備え付けられ得る。本明細書において、荷物引受装置10と倉庫80とを合わせて荷物引受システムと呼ぶこともある。
図13は、本実施形態に係る荷物引受システムの概略構成を示す模式図である。荷物引受システムは、荷物引受装置10と倉庫80とを備える。倉庫80は、荷物引受装置10により引き受けられた荷物20を一時的に保管する。荷物20は、運送業者に引き取られるまで、倉庫80に保管される。倉庫80は、例えば、コンビニエンスストア等の店舗の屋外に設置される。倉庫80は店舗とは独立した建物であってもよく、コンテナのような簡易的な保管庫であってもよい。一例としては、倉庫80は、店舗の駐車場の一角に設置される。これにより、自動車で来店した運送依頼者がスムーズに荷物20を引き渡すことができる。
荷物引受装置10は、倉庫80の壁面801の中央部に設けられている。荷物引受装置10の引受部110は、外部から視認でき、かつ、外部から荷物20を引き受けることができるように、壁面801から突出している。一方、荷物引受装置10の排出部170は、壁面801により遮蔽された倉庫80の中にあり、運送依頼者が立ち入り不能である。これにより、運送依頼者が他人の荷物20に触れることを避けることができる。
壁面801は、引受部110側から排出部170側が視認できないように設けられている。また、シャッター150により、引受部110の引受口から排出部170の排出口を覗き込んで視認することもできないようになっており、シャッター150は遮蔽部として機能している。引受部110側から排出部170側が視認できないようにすることにより、運送依頼者により他人の荷物20が見られることを抑止することができ、個人情報がより確実に保護される。
本実施形態の荷物引受装置10は、引受部110の引受口と排出部170の排出口とが異なる向きを向いている。そして、引受部110の引受口は、運送依頼者が立ち入り可能な倉庫80の外部(第1の領域)を向くように設けられており、排出部170は、運送依頼者が立ち入り不能な倉庫80の内部(第2の領域)を向くように設けられている。倉庫80が店舗の屋外に配されている場合には、第1の領域は屋外であり、第2の領域は倉庫80の中である。上述の構成により荷物20に対するセキュリティが向上されているので、本実施形態の荷物引受装置10は、屋外にも設置可能である。
図14は、本実施形態に係る荷物引受システムの搬送装置及びその周辺の構造を示す模式図である。図14は、荷物引受装置10の近傍の透視上面図であり、倉庫80の天井は不図示とされており、倉庫80の壁面801は破線で示されている。
図14に示されるように、引受部110は、第1の領域R1に配されており、排出部170は第2の領域R2に配されている。搬送装置250は、引受部110から排出部170に荷物20を搬送する。このため、搬送装置250は、壁面801を貫通するように配されている。排出部170から排出された荷物20は、ベルトコンベア802により、倉庫80の更に奥に搬送される。
図15は、本実施形態に係る荷物引受システムの荷物保管領域を示す模式図である。ベルトコンベア802により、倉庫80の奥に搬送された荷物20は、第1の保管領域803又は第2の保管領域804に保管される。ベルトコンベア802は、搬送されている荷物20を、第1の保管領域803又は第2の保管領域804のいずれかに搬送することができるように分岐部を有している。ベルトコンベア802は、荷物20の属性に応じて荷物20を第1の保管領域803又は第2の保管領域804に振り分けて搬送するように、分岐部の付近の駆動機構を制御する。
ここで、荷物20の振り分けのための基準となる荷物20の属性は、例えば、荷物20を運送する運送会社である。運送会社は、撮像装置230及び文字認識装置240により荷物20に付された送り状21の画像から取得される。これにより、複数の運送会社により運送される荷物を1つの荷物引受装置10で引き受けることが可能となる。
なお、保管領域の個数は、図15では2つであるが、1つでもよく、3つ以上であってもよい。また、荷物20のそれぞれが別の保管領域に保管される態様であってもよい。
第1の保管領域803には、荷物取出口805が設けられており、第2の保管領域804には荷物取出口806が設けられている。荷物取出口805と荷物取出口806は、それぞれが異なる鍵により施錠される扉である。これにより、権限を有しない人物が荷物20を倉庫80から取り出すことが抑止される。ここで、荷物20を倉庫80から取り出すことができる権限保有者は、例えば運送会社の運送担当者である。また、非常時に備えて、倉庫80が設置される店舗の従業員も権限保有者であってもよい。
図16は、本実施形態に係る荷物引受システムの荷物取出口を示す模式図である。図16は、倉庫80の引受部110が設けられている側とは反対側を図示している。壁面801には、ABC運送用の荷物取出口805とDEF運送用の荷物取出口806が設けられている。荷物取出口805の鍵は、ABC運送に配布されており、荷物取出口806の鍵は、DEF運送に配布されている。
すなわち、荷物取出口805は、ABC運送の運送担当者(第1のグループの権限保有者)のみが開閉でき、ABC運送の運送担当者は、第1の保管領域803のみから荷物20を取り出すことができる。また、荷物取出口806は、DEF運送の運送担当者(第2のグループの権限保有者)のみが開閉でき、DEF運送の運送担当者は、第2の保管領域804のみから荷物20を取り出すことができる。これにより、運送会社間での荷物20の取り違えが抑止される。なお、荷物取出口805、806は、権限保有者によってのみ荷物20を取り出すことができるようになっていれば、鍵の配布以外の手法によるものであってもよい。例えば、荷物取出口805、806は、運送担当者の顔、指紋等の生体情報を用いた生体認証によるロックがかけられた扉であってもよい。
次に、荷物引受装置10の設置態様の別の例について説明する。本実施形態の荷物引受装置10は店舗内のカウンター807に備え付けられ得る。本明細書において、荷物引受装置10とカウンター807とを合わせて荷物引受システムと呼ぶこともある。
図17は、本実施形態に係る荷物引受システムの別の例の概略構成を示す模式図である。荷物引受システムは、荷物引受装置10とカウンター807とを備える。カウンター807は、運送依頼者が立ち入り可能な第1の領域R1と、運送依頼者が立ち入り不能な第2の領域R2とに店舗を区分するように設けられている。第2の領域R2は、店舗の従業員の執務領域である。引受部110の引受口は、第1の領域R1を向くように配されており、排出部170の排出口は第2の領域R2を向くように配されている。本例においても運送依頼者が他人の荷物20に触れることを避けることができる。
なお、本例において、カウンター807は、壁であってもよい。
上述の2つの荷物引受システムの構成例において、荷物引受装置10の引受部110の引受口と排出部170の排出口とが異なる向きを向くように設けられている。したがって、引受部110で引き受けられた荷物20が運送依頼者が立ち入り不能な第2の領域R2に設けられた排出部170に搬送されるように配置する等、セキュリティを向上させる配置方法が実現可能である。これにより、運送依頼者が他人の荷物20に触れることを避けることができる。したがって、本実施形態によれば、セキュリティが向上された荷物引受装置10及び荷物引受システムを提供することができる。
本実施形態において、倉庫80は、荷物20を保管可能であればよく、例えば荷物20を個別に収容可能なロッカー等であってもよい。倉庫80、ロッカー等はより一般的に荷物保管部と呼ばれることもある。
[第2実施形態]
第1実施形態では、荷物引受装置10が荷物20の重量、宛先及び寸法を取得して荷物20を受け入れる場合について説明した。これに対し、本実施形態では、運送依頼者が荷物20の重量、宛先及び寸法を事前登録している場合における荷物引受装置10での処理について説明する。以下では主として第1実施形態との相違点について説明するものとし、共通部分については説明を省略又は簡略化する。
図18は、第2実施形態に係る荷物引受装置10が用いられるシステムにおけるネットワーク構成を模式的に示す図である。本実施形態において、荷物引受装置10は、通信装置260を用いて事前登録サーバ30と通信可能に接続される。また、運送依頼者が保有するスマートフォン等の端末40も、無線通信回線を介して事前登録サーバ30と通信可能に接続される。
事前登録サーバ30は、運送依頼者が運送を依頼しようとする荷物20の重量、宛先及び寸法等の搬送料金の決定に必要な情報及び、運送依頼者の氏名、住所、運送先の氏名、住所等の運送に必要な情報等を事前登録するためのサーバである。事前登録は、運送業者が配布する登録用のアプリケーションソフトを用いて行ってもよく、事前登録用のウェブサイトにアクセスして行ってもよい。
図19は、事前登録用アプリケーションソフトの登録画面の例である。運送依頼者が端末40を操作して自らのID(ユーザID AAA)により事前登録画面にログインすると、図19のような画面が端末40の画面に表示される。運送依頼者が運送先の住所、氏名と、荷物20の重量、寸法(3辺の合計)とを入力すると、運送料金が自動計算され画面に表示される。なお、ここで運送依頼者が入力する重量及び寸法は、荷物引受装置10で測定されたものではなく、運送依頼者が自分で重量計、巻尺等を用いて測定した重量及び寸法である。
運用依頼者が確定ボタンを押下すると、入力された情報は、端末40から事前登録サーバ30に送信され、事前登録が完了する。なお、確定ボタンの押下時に、運送依頼者のクレジットカード等により電子決済が行われる。なお、運送依頼者の氏名、住所、決済情報(クレジットカード番号等)等は、ユーザIDの登録時にあらかじめ事前登録サーバ30に登録されているものとしているが、これらを入力する入力領域が更に登録画面に追加されていてもよい。
図20は、事前登録用アプリケーションソフトの登録完了画面の例である。運送依頼者が確定ボタンを押下して登録が完了すると、事前登録サーバ30は、受付番号と二次元コードを生成し、受付番号と二次元コードを含む登録完了画面のデータを端末40に送信する。この受付番号は、運送予定の荷物20に一意に対応付けられた識別情報である。また、二次元コードは、受付番号又はこれに相当する情報を含む。二次元コードは、住所、郵便番号等の荷物20の運送又は荷物20の仕分けに必要な情報を更に含んでもよい。
図21及び図22は、本実施形態に係る荷物引受装置10の動作を示すフローチャートである。図21及び図22を参照しつつ、荷物引受装置10によって実行される荷物引受処理を説明する。なお、図21及び図22のフローチャートの各ステップにおいて、図11に示すフローチャートと同様の符号が付されているものは、第1実施形態と同様の処理が行われるものであるため、説明を省略又は簡略化する。
図21及び図22の処理も第1実施形態と同様に、運送依頼者の接近等、荷物の引き受けの必要が生じたときに開始される。ステップS101の処理は第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
ステップS121において、二次元コードリーダ122は、制御装置200の制御に基づいて、運送依頼者が持参した端末40に表示されている二次元コードを読み取る処理を行う。この処理に先立って、二次元コードを二次元コードリーダ122にかざすように運送依頼者に促すメッセージがタッチパネル120又はメインディスプレイ130に表示されてもよい。このメッセージは、例えば、「スマートフォンに二次元コードを表示させて、読み取り部にかざしてください」というようなものであり得る。
なお、ステップS101とステップS121の順序は逆であってもよく、両方を受付可能にして順序を運送依頼者に選択させてもよい。
ステップS122において、二次元コードリーダ122は、取得した二次元コードから宛先等の情報を取得する。取得された情報は、制御装置200に送信され、フラッシュメモリ204に記憶される。このように、二次元コードリーダ122は、荷物引受装置10の宛先取得部として機能する。なお、二次元コードリーダ122は、撮影機能のみを有しているものであってもよく、その場合、制御装置200が、二次元コードの解読プログラムを実行して、撮影された画像から宛先等の情報を取得することができる。また、本ステップにおける情報の取得は二次元コードに含まれている情報を取得するものであってもよいが、二次元コードに含まれている受付番号を事前登録サーバ30に送信し、受付番号に対応する情報を要求することにより、情報を取得するものであってもよい。このように、制御装置200及び二次元コードリーダ122は、荷物引受装置10の宛先取得部として機能する。
ステップS102及びステップS103の処理は、第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
ステップS123において、制御装置200は、取得した荷物20の重量が、所定の範囲内であるか否かを判定する。重量が所定の範囲内である場合(ステップS123においてYES)、処理はステップS104に移行する。重量が所定の範囲内ではない場合(ステップS123においてNO)、処理はステップS125に移行する。
なお、本処理において、重量に関して「所定の範囲」であるとは、運送依頼者が事前登録した重量と重量測定装置210により取得された重量とが実質的に同一であるといえる程度の範囲であり得る。例えば、「所定の範囲」は、事前登録した重量から測定誤差程度の範囲内であり得る。あるいは、「所定の範囲」は、事前登録した重量に基づいて算出された運送料金に対して、運送料金が変化しない範囲又は運送料金が増加しない範囲であり得る。
ステップS104の処理は、第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
ステップS124において、制御装置200は、取得した荷物20の宛先が、適切なものであるか否かを判定する。宛先が適切なものである場合(ステップS124においてYES)、処理は図22のステップS105に移行する。宛先が適切なものではない場合(ステップS124においてNO)、処理はステップS125に移行する。
なお、本処理において宛先が「適切」である場合とは、運送依頼者が事前登録した宛先と文字認識装置240により取得された宛先とが同一である場合であり得る。他方、本処理において宛先が「適切」ではない場合とは、運送依頼者が事前登録した所定の宛先と文字認識装置240により取得された宛先とが異なっている場合、あるいは、文字認識装置240により宛先が読み取れなかった場合であり得る。
ステップS125において、制御装置200は、重量が所定範囲外であること、又は宛先が適切でないことを運送依頼者に警告するメッセージをタッチパネル120又はメインディスプレイ130に表示させる。このメッセージは例えば、「荷物の重量が事前登録と相違するため、お引き受けできません」、「荷物の宛先が事前登録と相違するため、お引き受けできません」、「荷物の宛先が読み取れません」等であり得る。なお、この警告は、荷物引受装置10がスピーカーを備えている場合には、音声によるものであってもよい。
ステップS126において、制御装置200は、シャッター150を制御して、シャッター150を開ける処理を行わせる。これにより、荷物20は、荷物引受装置10から取り出し可能な状態となり、運送依頼者に返却される。このように、制御装置200は、重量が所定の範囲外である場合又は宛先が適切でない場合に荷物20の搬送を開始しないように、搬送装置250を制御する。
ステップS105及びステップS106の処理は、第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
ステップS127において、制御装置200は、取得した荷物20の寸法が、所定の範囲内であるか否かを判定する。寸法が所定の範囲内である場合(ステップS127においてYES)、処理はステップS109に移行する。寸法が所定の範囲内ではない場合(ステップS127においてNO)、処理はステップS128に移行する。
なお、本処理において、寸法に関して「所定の範囲」であるとは、運送依頼者が事前登録した寸法と寸法測定装置220により取得された寸法とが実質的に同一であるといえる程度の範囲であり得る。例えば、「所定の範囲」は、事前登録した寸法から測定誤差程度の範囲内であり得る。あるいは、「所定の範囲」は、事前登録した寸法に基づいて算出された運送料金に対して、運送料金が変化しない範囲又は運送料金が増加しない範囲であり得る。また、事前登録した寸法と寸法測定装置220により取得された寸法との比較においては、寸法のうちの幅、長さ、高さのそれぞれについて比較が行われてもよく、処理の簡略化のため幅、長さ、高さの合計値に対して比較が行われてもよい。
ステップS109、ステップS110及びステップS111の処理は、第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
ステップS128において、搬送装置250は、制御装置200の制御に基づいて、搬送の向きを反転させ、荷物20を逆方向(y軸の負方向)に搬送させることにより、荷物20の位置を引受部110の近傍に戻す。
ステップS129において、制御装置200は、シャッター150を制御して、シャッター150を開ける処理を行わせる。これにより、荷物20は、荷物引受装置10から取り出し可能な状態となり、運送依頼者に返却される。
上述の処理において、制御装置200は、取得した重量、寸法及び宛先が事前登録された情報と比較して適切であるか否かを判定し、比較結果に応じて、荷物20の引き受けの可否を判定している。すなわち、制御装置200はこの判定を行う判定部として機能している。そして、重量、寸法が所定の範囲外である場合又は宛先が適切でない場合には、荷物20の受け入れを拒否するように、搬送装置250の駆動が制御される。
本実施形態の荷物引受装置10は、運送依頼者が持参した荷物20を受け入れるとともに、事前登録されている荷物20の情報の検証等に必要となる荷物20の重量、宛先及び寸法を自動的に取得することができる。したがって、本実施形態によれば、荷物の自動引き受けに必要な情報を自動的に取得することができる荷物引受装置10が提供される。
また、本実施形態の荷物引受装置10は、搬送装置250を備えている。荷物引受装置10は、運送依頼者が持参した荷物20を受け入れて、荷物20の重量、寸法等を自動的に取得し、これらの情報に基づいて、搬送装置250の駆動を制御する。これにより、重量、寸法等が不適切な荷物20を搬送しないようにすることができる。したがって、本実施形態によれば、荷物の自動搬送を適切に行うことができる荷物引受装置10が提供される。
本実施形態のステップS121及びステップS122において、二次元コードを取得することにより、必要な情報の取得が行われているが、同様の情報が取得可能であれば、これ以外の手法であってもよい。例えば、運送依頼者にタッチパネル120にユーザID、受付番号等の識別情報を入力させることにより、情報の取得が行われてもよい。また、あらかじめユーザID、受付番号等の識別情報と運送依頼者の顔画像等の生体情報とを対応付けておくことにより、荷物引受装置10は、顔認証等の生体認証を利用して運送依頼者を特定し、事前登録サーバ30から情報の取得を行うこともできる。
なお、本実施形態においては二次元コードを用いる例を説明したが、必要な情報量を確保することができれば、二次元コードではなく一次元コードを用いてもよい。一次元コード及び二次元コードはより一般的にコードと呼ばれることもある。
また、第1実施形態の処理と第2実施形態の処理は運送依頼者の操作、荷物引受装置10の管理者の操作等に応じて切り替え可能であってもよく、事前登録の有無を判定して、荷物引受装置10が自動的に切り替えてもよい。
本実施形態の荷物引受装置10についても第1実施形態で述べた2つの例の設置態様が適用可能である。したがって、本実施形態においても第1実施形態と同様に、セキュリティが向上された荷物引受装置10及び荷物引受システムを提供することができる。
上述の実施形態において説明した装置又はシステムは、以下の第3実施形態及び第4実施形態のようにも構成することができる。
[第3実施形態]
図23は、第3実施形態に係る荷物引受装置90の機能ブロック図である。荷物引受装置90は、引受部901、搬送部902及び排出部903を備える。引受部901は、荷物を引き受ける。搬送部902は、引受部901により引き受けられた荷物を搬送する。排出部903は、搬送部902により搬送された荷物を排出する。引受部901の引受口と排出部903の排出口とが異なる向きを向くように設けられている。
本実施形態によれば、セキュリティが向上された荷物引受装置90が提供される。
[第4実施形態]
図24は、第4実施形態に係る荷物引受システム9の機能ブロック図である。荷物引受システム9は、荷物引受装置90及び荷物保管部91を備える。荷物引受装置90は、引受部901、搬送部902及び排出部903を備える。引受部901は、荷物を引き受ける。搬送部902は、引受部901により引き受けられた荷物を搬送する。排出部903は、搬送部902により搬送された荷物を引受部901の引受口が向いている向きと異なる向きに排出する。荷物保管部91は、排出部から排出された荷物を保管する。
本実施形態によれば、セキュリティが向上された荷物引受システム9が提供される。
[変形実施形態]
本発明は、上述の実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
上述の実施形態において、ラベル貼付装置160は、情報が印刷された粘着紙等で構成されたラベルを貼付するものであることを前提としているが、RFID(Radio Frequency Identifier)タグが付されたラベルを貼付するものであってもよい。この場合、荷物集積所での仕分け作業、運送作業等において、複数の荷物20のラベルを一括して読み取ることができるため、仕分け及び運送の効率が向上する。また、ラベル貼付装置160を用いることで自動的にRFIDタグが付されたラベルを貼付することができるため、貼付作業の効率が、手作業の場合と比べて向上する。
上述の実施形態において、荷物引受装置10は、決済の機能を備えており、荷物引受装置10が自動的に決済を行うことが想定されている。あるいは、荷物引受装置10に荷物20を持参する前に決済を済ませていることが前提となっている。しかしながら、荷物引受装置10は、荷物20の引き受けの後に決済を行う店舗にも適用可能である。
例えば、コンビニエンスストアの店舗内に荷物引受装置10を設置する場合には、運送依頼者は、まず、荷物引受装置10に荷物20を持参して引き渡し作業を行う。その後、運送依頼者は、荷物引受装置10から排出された預かり票を店員のいるカウンターに持参して、カウンターのレジスタを用いて決済を行う。このように、上述の実施形態の荷物引受装置10は、無人店舗だけでなく、有人店舗で用いられてもよい。また、洋服の販売店等の会員登録が可能な店舗に荷物引受装置10が設置されている場合には、荷物20の引き受け時に荷物引受装置10で取得した情報を会員登録情報とリンクさせて、荷物20の引き受けの際に会員ポイントを付与する等の処理を行ってもよい。
上述の実施形態においては、運送料金は電子決済されることを前提としているが、現金による決済に対応できるように荷物引受装置10の構成を変形してもよい。例えば、現金投入口、釣銭返却口、現金保管庫、釣銭計算機等の現金の授受に必要な機構を荷物引受装置10に追加することで、現金の決済に対応することができる。また、現金の授受に用いられる現金決済機が、荷物引受装置10に外付けされる構成であってもよい。この場合、現金決済に対応可能な荷物引受装置10と、現金決済に対応しない荷物引受装置10の構造を共用化することができる。
荷物引受装置10の設置場所は、上述の実施形態で例示したものに限定されない。例えば、土産物店、即売会場、アパレルショップ、外国人旅行者向け販売店等のような購入した商品をすぐに送付したいというニーズがある販売店に設置することも考えられる。このような場合、荷物引受装置10の近くに梱包材の自動販売機を設置してもよい。また、荷物引受装置10と梱包材の自動販売機の間で通信を行って情報を共有する等の装置間の連携を行ってもよく、荷物引受装置10の前段に自動梱包機を設置することで梱包から発送までを一括処理してもよい。
上述の荷物引受装置10で受け入れ可能な荷物20の梱包材は典型的にはダンボール箱であるが、これ以外のものであってもよい。梱包材の別の例としては、プラスチック等を材料とする再利用可能箱であってもよい。再利用可能箱は繰り返し利用可能であるため、梱包材のコストが低減される。また、再利用可能箱は定形であるため、荷物20の分類、運搬等の効率が向上する。このように、再利用可能箱にはコスト面の優位性があるため、再利用可能箱の利用を促すため、再利用可能箱とそれ以外の梱包材を用いた場合とで運送料金が異なっていてもよい。その場合、荷物引受装置10は、撮像装置230で取得した画像の解析等により、運送料金の計算時に梱包材の種類を判別して運送料金を計算してもよい。
上述の荷物引受装置10により受け入れられる荷物20の梱包材にRFIDタグが付されていてもよい。RFIDタグには荷物20のID、宛先等の運送関連の情報が含まれ得る。荷物引受装置10に設けられているRFIDリーダでRFIDタグを読み取ることにより、荷物20の宛先等を自動的に取得してもよい。なお、上述の再利用可能箱にRFIDを付してもよく、この場合、繰り返し利用できるため、RFIDタグの単価が高いことによるコスト面のデメリットが吸収される。
上述の実施形態において荷物引受装置10は、小包の引き受けに用いられることを前提としているが、それ以外のはがき、封筒等の郵便物の引き受けに用いられるものであってもよい。すなわち、荷物20は、小包だけでなく、はがき、封筒等を含み得る。郵便物の運送料金は、郵便物のカテゴリ、オプションの有無等により定まる。郵便物は、重量及び寸法に応じて、定形郵便物、定形外郵便物等のカテゴリに分類され、基本料金が定まる。また、オプションの種類には、速達、一般書留、簡易書留、配達証明、内容証明等があり、それぞれのオプションの有無により追加料金が発生する。通常、一般書留等のオプションを利用する場合には、封筒の表面にその旨を記載することになっているので、表面の文字からオプションの有無を判定可能である。荷物引受装置10は、重量測定装置210、寸法測定装置220により、郵便物の重量と寸法をそれぞれ取得して郵便物のカテゴリを判定する。また、荷物引受装置10は、撮像装置230、文字認識装置240により、郵便物に記載されたオプションの有無を判定する。これらにより、荷物20が小包である場合と同様の引受処理が実現される。
上述の実施形態の機能を実現するように該実施形態の構成を動作させるプログラムを記憶媒体に記録させ、記憶媒体に記録されたプログラムをコードとして読み出し、コンピュータにおいて実行する処理方法も各実施形態の範疇に含まれる。すなわち、コンピュータ読取可能な記憶媒体も各実施形態の範囲に含まれる。また、上述のプログラムが記録された記憶媒体だけでなく、そのプログラム自体も各実施形態に含まれる。また、上述の実施形態に含まれる1又は2以上の構成要素は、各構成要素の機能を実現するように構成されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の回路であってもよい。
該記憶媒体としては例えばフロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD(Compact Disk)−ROM、磁気テープ、不揮発性メモリカード、ROMを用いることができる。また該記憶媒体に記録されたプログラム単体で処理を実行しているものに限らず、他のソフトウェア、拡張ボードの機能と共同して、OS(Operating System)上で動作して処理を実行するものも各実施形態の範疇に含まれる。
上述の各実施形態の機能により実現されるサービスは、SaaS(Software as a Service)の形態でユーザに対して提供することもできる。
なお、上述の実施形態は、いずれも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
上述の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
荷物を引き受ける引受部と、
前記引受部により引き受けられた前記荷物を搬送する搬送部と、
前記搬送部により搬送された前記荷物を排出する排出部と、
を備え、
前記引受部の引受口と前記排出部の排出口とが異なる向きを向くように設けられている、
荷物引受装置。
(付記2)
前記引受口は、前記荷物を持参した運送依頼者が立ち入り可能な第1の領域を向くように設けられており、
前記排出口は、前記第1の領域とは異なる、前記運送依頼者が立ち入り不能な第2の領域を向くように設けられている、
付記1に記載の荷物引受装置。
(付記3)
前記引受口から前記排出口が視認できないように設けられた遮蔽部を更に備える、
付記1又は2に記載の荷物引受装置。
(付記4)
前記遮蔽部は、前記引受口と前記排出口との間と、前記引受口の前面との間を移動可能に設けられている、
付記3に記載の荷物引受装置。
(付記5)
前記排出部の排出口は、前記荷物を保管する荷物保管領域を向くように設けられており、
前記荷物保管領域に保管された前記荷物は、権限保有者によってのみ取り出すことができる、
付記1乃至4のいずれか1項に記載の荷物引受装置。
(付記6)
前記荷物保管領域は、第1のグループの権限保有者によってのみ前記荷物の取り出しが可能な第1の保管領域と、第2のグループの権限保有者によってのみ前記荷物の取り出しが可能な第2の保管領域とを有する、
付記5に記載の荷物引受装置。
(付記7)
店舗内に設けられ、
前記引受口が向いている第1の領域と、前記排出口が向いている第2の領域との間にはカウンターが配されている、
付記1乃至6のいずれか1項に記載の荷物引受装置。
(付記8)
荷物を引き受ける引受部と、前記引受部により引き受けられた前記荷物を搬送する搬送部と、前記搬送部により搬送された前記荷物を前記引受部の引受口が向いている向きと異なる向きに排出する排出部と、を備える荷物引受装置と、
前記排出部から排出された前記荷物を保管する荷物保管部と、
を備える荷物引受システム。
9 荷物引受システム
10、90 荷物引受装置
20 荷物
21 送り状
30 事前登録サーバ
40 端末
80 倉庫
91 荷物保管部
110、901 引受部
111 載置部
112 ガイド
120 タッチパネル
122 二次元コードリーダ
124 カードリーダ
126 預かり票排出部
130 メインディスプレイ
140 インターフォン
150 シャッター
151 駆動モーター
152 タイミングベルト
153 レール
154 連結具
160 ラベル貼付装置
170、903 排出部
180 支持部
190 人感センサ
200 制御装置
201 CPU
202 RAM
203 ROM
204 フラッシュメモリ
205 I/F
206 バス
210 重量測定装置
220 寸法測定装置
221 第1投光器
222 第1受光器
223 第2投光器
224 第2受光器
225 寸法算出部
226 発光素子
230 撮像装置
240 文字認識装置
250 搬送装置
260 通信装置
801 壁面
802 ベルトコンベア
803 第1の保管領域
804 第2の保管領域
805、806 荷物取出口
807 カウンター
902 搬送部

Claims (8)

  1. 荷物を引き受ける引受部と、
    前記引受部により引き受けられた前記荷物を搬送する搬送部と、
    前記搬送部により搬送された前記荷物を排出する排出部と、
    を備え、
    前記引受部の引受口と前記排出部の排出口とが異なる向きを向くように設けられている、
    荷物引受装置。
  2. 前記引受口は、前記荷物を持参した運送依頼者が立ち入り可能な第1の領域を向くように設けられており、
    前記排出口は、前記第1の領域とは異なる、前記運送依頼者が立ち入り不能な第2の領域を向くように設けられている、
    請求項1に記載の荷物引受装置。
  3. 前記引受口から前記排出口が視認できないように設けられた遮蔽部を更に備える、
    請求項1又は2に記載の荷物引受装置。
  4. 前記遮蔽部は、前記引受口と前記排出口との間と、前記引受口の前面との間を移動可能に設けられている、
    請求項3に記載の荷物引受装置。
  5. 前記排出口は、前記荷物を保管する荷物保管領域を向くように設けられており、
    前記荷物保管領域に保管された前記荷物は、権限保有者によってのみ取り出すことができる、
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載の荷物引受装置。
  6. 前記荷物保管領域は、第1のグループの権限保有者によってのみ前記荷物の取り出しが可能な第1の保管領域と、第2のグループの権限保有者によってのみ前記荷物の取り出しが可能な第2の保管領域とを有する、
    請求項5に記載の荷物引受装置。
  7. 店舗内に設けられ、
    前記引受口が向いている第1の領域と、前記排出口が向いている第2の領域との間にはカウンターが配されている、
    請求項1乃至6のいずれか1項に記載の荷物引受装置。
  8. 荷物を引き受ける引受部と、前記引受部により引き受けられた前記荷物を搬送する搬送部と、前記搬送部により搬送された前記荷物を前記引受部の引受口が向いている向きと異なる向きに排出する排出部と、を備える荷物引受装置と、
    前記排出部から排出された前記荷物を保管する荷物保管部と、
    を備える荷物引受システム。
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