JP2020055230A - ペン - Google Patents
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Abstract
【課題】突出パイプを突設しているキャップと、ペン軸の後端側との安定した嵌合を及び格別の力を必要としない嵌入及び嵌出をシンプルな設計の下に実現し得る構成を提供すること。【解決手段】筆記用ペン、及び化粧用ペンのキャップ1において、ペン軸2と嵌合する側に当該キャップ1本体の外表面よりも小さい径による外表面を有する突出パイプ11を突設し、ペン軸2内に固着されているか、又はスライド自在にて当接され、かつペン先22を支持する筒状部23の後端側にペン軸2の長手方向と交叉する方向の凹溝24を設け、ペン軸2の後端側に嵌入したキャップ1の突出パイプ11を押圧するOリング3を凹溝24に嵌合することによって、前記課題を達成することができるペン。【選択図】図4
Description
本発明は、筆記具用及び化粧用のペンにおいて、ペン軸の先端側及び後端側と嵌合自在であるキャップを備えているペンの構成を対象としている。
従来、キャップは、ペン先を保護すると共に、ペンを使用する場合には、大抵の場合、ペン軸の後端側をカバーし、必要に応じて筆記などの使用に適切な長さの実現に寄与している。
上記保護及びカバー並びに寄与を実現するために、キャップのペン軸と嵌合する側に、キャップ本体の外表面よりも小さい径による外表面を有する突出パイプを設け、当該突出パイプをペン軸の先端側及び後端側に対し嵌合自在とする形態が採用されている。
出願人は、上記構成に立脚した上で、図5(a)、(b)に示すように、ペン軸2の嵌合するペン軸2の先端側及び後端側において、ペン軸2の内壁と離れた状態にある1個の胴部から曲げ弾性を備えている複数枚の内側片を突設している部材25を採用し、当該内側片によって、ペン軸2の先端側及び後端側に嵌入する突出パイプ11を内側から押圧する実施形態による構成を提唱し、当該構成については、既に特許第4050549号による権利が成立している。
上記構成においては、内側片の弾性変形によって、キャップ1とペン軸2との堅固な嵌合を実現することができる。
然るに、ペン軸2内に収納する前記部材25を備えるような比較的煩雑な設計を必要とし、しかも個別のキャップ1及びペン軸2の設計に対応して、前記部材25の設計を余儀なくされることを考慮するならば、前記部材25の製造工程は決してシンプルではない。
しかも、部材25の疲労によって弾性変形の程度が減少した場合には、堅固な嵌合状態が喪失するという欠点を避けることができない。
後述するように、近年キャップ本体の内壁のうち、ペン先と当接する領域に、伸縮可能である樹脂を塗布することによって、キャップの先端側との篏合については、適切な嵌合を実現可能としているが、後端側においては、前記部材25の採用は必ずしも必要ではない。
しかしながら、キャップ1とペン軸2の後端側との嵌合は、専ら突出パイプ11の嵌入及び嵌出によって実現している以上、キャップ1とペン軸2の後端側の嵌合については、前記実施形態による構成につき更なる改良が要請されている。
本発明は、突出パイプを突設しているキャップと、ペン軸の後端側との安定した嵌合をシンプルな設計の下に実現し得る構成を提供することを課題としている。
前記課題を解決するため、本発明の基本構成は、筆記用ペン、及び化粧用ペンのキャップにおいて、ペン軸と嵌合する側に当該キャップ本体の外表面よりも小さい径による外表面を有する突出パイプを突設し、ペン軸内に固着されているか、又はスライド自在にて当接され、かつペン先を支持する筒状部の後端側にペン軸の長手方向と交叉する方向の凹溝を設け、ペン軸の後端側に嵌入したキャップの前記突出パイプを押圧するOリングを前記凹溝に嵌合しているペンからなる。
前記基本構成に立脚している本発明においては、ペン軸内のペン先を支持する筒状部の後端側における凹溝及び当該凹溝と嵌合するOリングというシンプルな設計によって、キャップの突出パイプとペン軸の後端側との嵌合状態を実現することができる。
しかも、Oリングの材質、断面形状及び周方向の径を適宜選択することによって、ペン先を支持する筒状部と突出パイプとの安定した嵌合状態及び格別の力を不要とする円滑な嵌入及び嵌出を実現することができる。
本発明に係るペンは、ボールペン、シャープペンシル、万年筆、サインペンなどの筆記用のペン、及び化粧用のペンなどを包摂しているが、図1に示すように、本発明のキャップ1は、キャップ1のペン軸2と嵌合する側に、キャップ1本体の外表面よりも小さい径の外表面を有している突出パイプ11を設けていることを技術的前提としている。
当該突出パイプ11は、図2(a)に示すように、ペンとして使用していない段階では、ペン先22をカバーするために、当該突出パイプ11をペン軸2の先端側に嵌合させ、ペンとして使用する段階では、図2(b)に示すように、ペン軸2の後端側に嵌合させている(図2(a)、(b)では、嵌合する前段階によるキャップ1を実線で描いており、嵌入のために移動している段階にあるキャップ1を点線によって描いている。)。
上記技術的前提及び上記嵌合状態を考慮するならば、突出パイプ11の径は、ペン軸2の外表面の径21よりも小さいことを必要不可欠としている。
上記嵌合において、図3(a)、(b)に示すように、キャップ1本体の径をペン軸2の外表面21の径と、同一に設定する実施形態を採用した場合には、キャップ1をペン軸2の先端側に嵌合させた場合、及び後端側に嵌合させた場合の何れにおいても、ペン軸2とキャップ1とが連続した形状を呈しており、極めてスマートな印象を与え、かつコンパクトな形状を実現することができる。
キャップ1の突出パイプ11と、ペン軸2の後端側との嵌合は、図4(a)、(b)に示すように、ペン先22を支持し、かつペン軸2によって固着されるか、又はスライド自在に当接されている筒状部23の後端側に、ペン軸2の長手方向と交叉する方向の凹溝24を設け、ペン軸2の後端側に嵌入した突出パイプ11を自らの弾性変形によって押圧するOリング3を凹溝24に嵌合することによって実現することができる。
筒状部23は、通常周囲に鍔状部231を突設し、ペンとして万年筆又はボールペンの場合には、鍔状部231はペン軸2の内壁によって固着される一方、ペンが後述するようなボールペンの場合には、鍔状部231はペン軸2の内壁によってスライド自在にて当接されている。
凹溝24及びOリング3の材質、断面形状及び周方向の径は、突出パイプ11及び筒状部23の径を斟酌することによって、適宜選択することができる。
但し、Oリング3の弾性変形による突出パイプ11に対する押圧力によって、突出パイプ11の嵌入及び嵌出を指先による操作によって格別の力を要せずにスムースに実現可能とし、しかも安定した嵌合状態を維持することが実現されるように上記選択が行われねばならない。
このような選択は、試行錯誤を伴う試験及び経験則の蓄積によって遂行することができる。
図4(a)、(b)においては、1個の凹溝24及びOリング3の状態を示すが、突出パイプ11と筒状部23との隙間が狭い場合には、小さな径の凹溝24及びOリング3を採用したうえで、2個以上の凹溝24及びOリング3を設定する構成も採用可能である。
凹溝24及びOリング3のペン軸2の長手方向に対する交叉状態としては、通常図4(a)に示すように、直交状態が採用されており、しかも、凹溝24の断面として180度の円弧状体である半円形状が採用されている。
但し、凹溝24及びOリング3の前記長手方向に対する交叉方向を斜交状態とする設計も可能であり、当該選択の場合には、Oリング3が突出パイプ11を押圧する領域を広範囲とすることができる。
しかも、Oリング3の一周する径を凹溝24の一周する径よりも稍小さく設定することによって、Oリング3が凹溝24を圧接した状態による設計も可能であり、その場合には、凹溝24を180度よりも小さな円弧(例えば120度の円弧)による設計も採用可能である。
いずれの設計の場合であっても、突出パイプ11と筒状部23との間に、凹溝24及びOリング3を介在させることによって、本発明においては、キャップ1のペン軸2の後端側に対し、格別の力を不要とするスムースな嵌入及び嵌出、及び安定した嵌合状態を実現することができる。
ペン軸2の先端側は、キャップ1の突出パイプ11の領域だけでなく、キャップ1本体の内壁とも嵌合することが多い。
このような場合、既に背景技術の項において説明したように、キャップ1の内壁のうち、ペン軸2の先端側と当接する領域に伸縮可能である樹脂を塗布した実施形態の場合には、ペン軸2の先端側との篏合を安定した状態とすることができる。
したがって、上記実施形態の場合には、後端側の場合のような凹溝24及びOリング3の介在による嵌合を必ずしも必要とする訳ではない。
但し、本発明においては、ペン先22を保持している筒状部23の先端側においても、ペン軸2の長手方向と交叉する凹溝24を採用し、当該凹溝24と嵌入する突出パイプ11を内側から押圧するOリング3と嵌合する実施形態も当然採用可能である。
実施例においては、本発明のペンを筆記用のシャープペンシルとして使用した場合に、キャップ1がノックも兼用しており、ペン先22を支持している筒状部23の後端側において芯咬止チャック23を採用していることを特徴としている。
芯咬止チャック23は、ペン軸2の後端側の内壁によってスライド自在にて当接されているが、筆記のために、突出パイプ11がペン軸2の後端側に嵌入した場合には、Oリング3は芯咬止チャック23と共にペン先22の側に向かって前進する。
筆記が終了した段階では、芯咬止チャック23は、ペン軸2内部のスプリング(図示せず)によって後退するが、芯咬止チャック23の後端側と当接しているキャップ1は、当該スプリングによって芯咬止チャック23とともに後退する。
尚、実施例の場合には、突出パイプ11の前後方向幅として、単にペン軸2の先端に嵌合する幅だけでなく、ノックとして前後に移動するに必要な余裕幅をも考慮し、通常の場合よりもやや長く設計すると良い。
このように、ペン先を支持する筒状部の後端側と嵌入するキャップの突出パイプとの間に凹溝及びOリングが介在している本発明においては、シンプルな設計によって、ペン軸とキャップとの安定した嵌合状態及びスムースな嵌入及び嵌出を実現することができ、その利用範囲は広範である。
1 キャップ
11 突出パイプ
2 ペン軸
21 ペン軸の外表面
22 ペン先
23 ペン先を支持する筒状部及び芯咬止チャック
231 鍔状部
24 凹溝
25 胴部から曲げ弾性を有している複数枚の内側片を突設している部材
3 Oリング
11 突出パイプ
2 ペン軸
21 ペン軸の外表面
22 ペン先
23 ペン先を支持する筒状部及び芯咬止チャック
231 鍔状部
24 凹溝
25 胴部から曲げ弾性を有している複数枚の内側片を突設している部材
3 Oリング
Claims (5)
- 筆記用ペン、及び化粧用ペンのキャップにおいて、ペン軸と嵌合する側に当該キャップ本体の外表面よりも小さい径による外表面を有する突出パイプを突設し、ペン軸内に固着されているか、又はスライド自在にて当接され、かつペン先を支持する筒状部の後端側にペン軸の長手方向と交叉する方向の凹溝を設け、ペン軸の後端側に嵌入したキャップの前記突出パイプを押圧するOリングを前記凹溝に嵌合しているペン。
- ペン軸の外表面と、キャップ本体の外表面とが同一径を形成することによる請求項1記載のペン。
- キャップの内壁のうち、ペン軸の先端側と当接する領域に、伸縮可能である樹脂を塗布していることを特徴とする請求項1、2の何れか一項に記載のペン。
- ペン先を支持する筒状部の先端側にペン軸の長手方向と交叉する方向の凹溝を設け、ペン軸の先端側に嵌入したキャップの前記突出パイプを押圧するOリングを前記凹溝に嵌合していることを特徴としている請求項1、2、3の何れか一項に記載のペン。
- ペンがシャープペンシルであって、かつOリングが嵌合する凹溝を、ペン軸内にてスライド自在にて当接されている芯咬止チャックに設けていることを特徴とする請求項1、2、3、4の何れか一項に記載のペン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018187841A JP2020055230A (ja) | 2018-10-03 | 2018-10-03 | ペン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018187841A JP2020055230A (ja) | 2018-10-03 | 2018-10-03 | ペン |
Publications (1)
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JP2020055230A true JP2020055230A (ja) | 2020-04-09 |
Family
ID=70106104
Family Applications (1)
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JP2018187841A Pending JP2020055230A (ja) | 2018-10-03 | 2018-10-03 | ペン |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2020055230A (ja) |
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2018
- 2018-10-03 JP JP2018187841A patent/JP2020055230A/ja active Pending
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