JP2020055010A - ステンレス箔の溶接方法および溶接構造体 - Google Patents

ステンレス箔の溶接方法および溶接構造体 Download PDF

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Abstract

【課題】ステンレス箔をレーザ溶接する場合において、溶接時に穴あきの発生を抑制し、かつ連続的に安定して溶接する。【解決手段】ステンレス箔の重ね合わせ部を、重ね合わせ部を構成する2層のステンレス箔同士の板間隙間GがG≦1tを満足するとともに、レーザを照射する側のステンレス箔の表面におけるレーザ溶接部の幅Wが1t≦W≦10tを満足するようにレーザ溶接する(t:レーザを照射する側のステンレス箔の厚さ)。【選択図】図1

Description

本発明はステンレス箔の溶接方法および溶接構造体に関する。
各種の機器の軽量化および省スペース化等のため、ステンレス鋼板の軽量化および薄肉化が求められる場合がある。ステンレス鋼板の軽量化および薄肉化の手段の一つとして、ステンレス箔を用いることが挙げられる。
特許文献1では、銅製のバッキングプレート上に金属箔を重ね、ブロック状の固定治具および帯板状弾性体のエッジで金属箔を抑えた状態にて、レーザ溶接またはプラズマ溶接を行う方法が開示されている。
特許文献2では、2枚の薄板の重ね合わせ部を2回のレーザ照射で溶接する方法が開示されている。
特開平5−8089号公報 特開2010−23047号公報
しかしながら、ステンレス箔同士をレーザ溶接する場合、レーザ溶接時に局所的に加えられた熱によりステンレス箔が変形する。そして、ステンレス箔が変形することによって穴が生じる等の溶接不良が発生する虞がある。ましてや、連続的に安定して溶接することは困難であった。
本発明の一態様は、ステンレス箔をレーザ溶接する場合において、溶接時に穴あきの発生を抑制し、かつ連続的に安定して溶接することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るステンレス箔の溶接方法は、ステンレス箔の重ね合わせ部をレーザ照射することにより溶接するステンレス箔の溶接方法であって、前記重ね合わせ部を構成する2層のステンレス箔のうち、レーザが照射される側のステンレス箔を第1のステンレス箔とし、他方のステンレス箔を第2のステンレス箔とすると、前記第1のステンレス箔と前記第2のステンレス箔との板間隙間Gが下記式(1)を満足し、かつ、前記レーザの照射によって形成されるレーザ溶接部の延伸方向に対して垂直な方向の幅であって、前記第1のステンレス箔の表面における前記レーザ溶接部の幅Wが下記式(2)を満足する様に溶接する。
G≦1t・・・(1)
1t≦W≦10t・・・(2)
ここで、tは前記第1のステンレス箔の厚さである。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る溶接構造体は、ステンレス箔の重ね合わせ部がレーザ溶接された溶接部を備える溶接構造体であって、前記重ね合わせ部を構成する2層のステンレス箔のうち、レーザを照射された側のステンレス箔を第1のステンレス箔とし、他方のステンレス箔を第2のステンレス箔とすると、前記溶接部は、該溶接部の延伸方向に垂直な面で切ったときの断面において、該溶接部の近傍における前記第1のステンレス箔と前記第2のステンレス箔との板間隙間Gが下記式(1)を満足するとともに、前記溶接部の前記延伸方向に対して垂直な方向の幅であって、前記第1のステンレス箔の表面における前記溶接部の幅Wが下記式(2)を満足するように形成されている。
G≦1t・・・(1)
1t≦W≦10t・・・(2)
ここで、tは前記第1のステンレス箔の厚さである。
本発明の一態様によれば、ステンレス箔をレーザ溶接する場合においても、溶接時に穴あきの発生を抑制でき、かつ連続的に安定して溶接することができる。
本発明の一実施形態に係る溶接構造体の構成を概略的に示す斜視図である。 2枚のステンレス箔を板押え治具にて固定するとともに板間隙間を調節可能とした状態にて行ったレーザ溶接試験について説明するための図である。 本発明の一実施形態におけるステンレス箔の溶接方法に用いられるレーザ溶接装置の一例を示す図である。 レーザ溶接部の断面について、光学顕微鏡を用いて観察した様子を示す模式図であって、(a)〜(c)はステンレス箔の板厚40μmであって、それぞれ板間隙間が10μm、80μm、40μmの場合の結果について示し、(d)はステンレス箔の板厚400μm、板間隙間が120μmの場合の結果について示す図である。
〔実施形態1〕
以下に、本発明の一実施形態における、ステンレス箔同士を重ね合わせてレーザ溶接する溶接方法について説明する。なお、以下の記載は発明の趣旨をより良く理解させるためのものであり、特に指定のない限り、本発明を限定するものではない。また、本明細書において特記しない限り、数値範囲を表す「A〜B」は、「A以上B以下」を意味する。本出願における各図面に記載した構成の形状および寸法(長さ、奥行き、幅等)は、実際の形状および寸法を必ずしも反映させたものではなく、図面の明瞭化および簡略化のために適宜変更している。
始めに、図1を参照して、ステンレス箔同士を長距離(例えば100mm以上の長さ)にわたって連続的にレーザ溶接する方法について、本発明者らが見出した本発明の知見について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る溶接構造体1の構成を概略的に示す斜視図である。
図1に示すように、溶接構造体1は、板厚100μm程度以下のステンレス箔(第1のステンレス箔)2aおよびステンレス箔(第2のステンレス箔)2bを重ね合わせて、ステンレス箔2aにレーザを照射することにより形成された構造体である。溶接構造体1は、ステンレス箔2aおよびステンレス箔2bが互いにレーザ溶接された溶接部3を有している。ステンレス箔2aおよびステンレス箔2bは、平面視したときの形状が長方形であり、長手方向の寸法が100mm以上である。溶接構造体1も同様に、平面視したときの形状が長方形となっている。
上記溶接部3は、溶接構造体1の3辺に形成されており、例えば端から10mmの位置に、100mm以上の長さにわたって形成されている。
なお、本実施形態では、図1に示す溶接構造体1を例示して説明するが、本発明の一態様におけるステンレス箔の溶接方法を用いて形成される溶接構造体は、必ずしもこれに限らない。本発明の一態様におけるステンレス箔の溶接方法は、板厚の薄い(例えば板厚100μm程度以下)ステンレス箔同士を重ね合わせてレーザ溶接する場合に好適に用いることができる。特に、100mm程度以上の長さの溶接部を形成するような場合に、より一層好適に用いることができる。本発明の一態様における溶接構造体は、そのような溶接方法により形成された溶接部を有するものであればよく、特に限定されない。
(発明の知見の概要)
上記ステンレス箔2a・2bは、通常のステンレス鋼板よりも板厚が薄いことから、シワが非常に生じ易く、かつ熱歪みの影響を大きく受ける。そして、ステンレス箔が変形することによって溶接部に穴があく等の溶接不良が発生し易い。従来、このようなステンレス箔2a・2bを重ね合わせてレーザ溶接することによって、溶接部3を安定的に形成すること、特に長距離にわたって安定的に形成することは困難であった。
本発明者らは、鋭意検討を行い、以下の知見を得て本発明を想到した。本発明の知見について、以下に経緯とともに説明する。
治具等を用いてステンレス箔2a・2bを押さえ込むとしても、レーザ溶接時の熱歪みによってシワが生じ易い。該シワが生じると、板間隙間が大きくなり溶接部3に穴あきなどの溶接不良が発生し得る。
一方、レーザの照射を受けた側のステンレス箔の溶融により形成される溶融金属が、ステンレス箔同士の板間隙間を埋める。しかし、該板間隙間が広すぎると穴あき(溶け落ち)の不具合が生じ易い。特に、ステンレス鋼は、鉄やアルミニウムに比べて熱伝導率が小さいことから局所的な温度変化が生じ易く、そのため熱歪によるシワが発生し易い。加えて、例えばSUS304のようなオーステナイト系のステンレス鋼を用いる場合、熱膨張係数が比較的大きいことから、レーザによって加熱された際の熱歪が大きく成り得る。
本発明者らは、以下のように着想した。すなわち、レーザ溶接により形成される溶接部の幅(以下、溶接幅と称することがある)が広いと溶融金属量も多くなり、溶け落ち等の不具合を防止し得る。その一方で、溶接幅が広すぎると溶接部近傍に熱歪によるシワが生じ易く、局所的に板間隙間を増大させる要因となり得る。上記のような板厚の薄いステンレス箔2a・2bをレーザ溶接するにあたって、溶接時の溶け落ちや穴開きを防止するには、板間隙間を制御するのみならず、溶接幅を適切に管理することが重要であると推察した。
そこで、本発明者らは、図2に示すような試験を行い、板間隙間および溶接幅の適切な条件について詳細に調べた。図2は、2枚のステンレス箔を板押え治具にて固定するとともに板間隙間を調節可能とした状態にて行ったレーザ溶接試験について説明するための図である。
図2に示すように、支持台11の上に、下側板押え治具12b、ステンレス箔10b、シム板13、ステンレス箔10a、および上側板押え治具12aをこの順に載置して試験を行った。シム板13は、ステンレス箔10aおよびステンレス箔10bに挟持されており、シム板13の厚さを変化させることによって、ステンレス箔10aとステンレス箔10bとの間の距離(板間隙間G1)を調節することができる。なお、当該試験において用いたステンレス箔10a、およびステンレス箔10bは、板間隙間G1をシム板13の厚みに制御するため、シワのないステンレス箔を用いた。そのため、板間隙間G1は、シム板13の厚さと略同一である。
上側板押え治具12aには、ステンレス箔10aにレーザビームLB1を照射するための溝14aが形成されている。下側板押え治具12bには、溝14aに対応する位置に溝14bが形成されている。この下側の溝14bは、レーザビームLB1の照射熱の伝熱により下側板押え治具12bが溶解することを防止する。なお、溝14aおよび溝14bは、実際は、紙面を貫く方向の手前側から奥側に連続して形成されている(図2のように断面で見た場合、矩形の開口部となる)。
ステンレス箔(第1のステンレス箔)10aにレーザビームLB1が照射されることにより、ステンレス箔10aおよびステンレス箔(第2のステンレス箔)10bが互いにレーザ溶接されて、図中、2つのシム板13の間の部分に溶接部(図示せず)が形成される。ここで、本明細書において、レーザビームLB1が照射されたステンレス箔10aの面における、溶接部の延伸方向に対して垂直な方向の上記溶接部の幅を溶接幅と称する。
本発明者らは、種々の条件にて試験を行った結果、レーザ溶接時の板間隙間G1の増大を抑制するためには、熱変形を低減させる必要があり、溶接幅の上限を制御しなければならないことを見出した。また、一方で溶接幅を狭くしすぎると、ステンレス箔10a(上板)の溶け落ちが生じてしまうということも見出した。
そして、更なる検討の結果、ステンレス箔10aの板厚をtとすると、上記板間隙間G1を1t以下とし、レーザ溶接後の溶接幅が1t〜10tの範囲となるようにレーザ溶接の条件を管理することによって、溶接部を安定的に形成できることを見出した。
<溶接方法>
本実施形態におけるステンレス箔の溶接方法について、図3を用いて以下に説明する。図3は、本実施形態におけるステンレス箔の溶接方法に用いられるレーザ溶接装置の一例を示す図である。
図3に示すように、本実施形態におけるレーザ溶接装置20は、支持台11の上に下側板押え治具22を載置し、下側板押え治具22と板押えローラ23・24とによってステンレス箔10a・10bを挟持した状態にて、レーザビームLB2を照射するようになっている。
板押えローラ24は、レーザビームLB2をステンレス箔10aに照射するための光路を形成するように、板押えローラ23から離間して配置されている。
図3に示す断面において、板押えローラ23がステンレス箔10aに接触する位置と、板押えローラ24がステンレス箔10aに接触する位置との間の距離(板押え間距離)Xは、適宜設定されてよく、例えば2.5mmであってよい。また、板押え間距離Xは、1mm以上5mm以下であってよい。
また、板押えローラ23および板押えローラ24は、バネまたはゴム等の弾性体25を介して押さえつけるとよい。或いは、板押えローラ23および板押えローラ24は、弾性体25の代わりにまたは弾性体25と組み合わせて、図示しない油圧シリンダまたは空圧シリンダが接続されていてもよい。この場合、油圧シリンダまたは空圧シリンダは、板押えローラ23・24に対してステンレス箔10aを押圧するように力を加える。
そして、バネまたはゴム等の弾性体25による押付け量またはバネ定数を変化させることにより板押えローラ23および板押えローラ24による押え力を調節してもよい。或いは、油圧シリンダまたは空圧シリンダを用いる場合では、圧力調整バルブを用いて油圧シリンダまたは空圧シリンダによる押え力を調整してもよい。このように、押え力を調節することにより板間隙間Gを調整することができる。
本実施形態におけるステンレス箔の溶接方法は、レーザビームLB2を用いてステンレス箔10a・10bの重ね合わせ部をレーザ溶接する方法であって、ステンレス箔10aとステンレス箔10bとの板間隙間Gが下記式(1)を満足するように、レーザ溶接する。
G≦1t・・・(1)
ここで、tは前記第1のステンレス箔の厚さである。
そして、本実施形態におけるステンレス箔の溶接方法は、上記式(1)を満足するとともに、さらに下記式(2)を満足するようにレーザ溶接する。
1t≦W≦10t・・・(2)
ここで、Wは、溶接部の延伸方向に対して垂直な方向の幅であって、ステンレス箔10aの表面における溶接部の幅である。
上記の構成によれば、レーザ溶接の際に適正量の溶融金属によって板間隙間Gを埋めることができ、溶接部を安定して形成することができる。
本実施形態における溶接方法では、複数回のレーザ照射ではなく1回のレーザ照射にてレーザ溶接を行うことによって、溶接部を形成する。
なお、上記レーザ溶接装置は一例であって、本発明の一態様における溶接方法は、上述の板間隙間および溶接幅の条件を満たすようにレーザ溶接を行うことができればよい。レーザ溶接装置の具体的な態様は特に限定されるものではない。
(ステンレス箔)
ステンレス箔10a・10bはフェライト系ステンレス鋼であってもよく、その他のステンレス鋼種であってもよい。ステンレス箔10a・10bは、強度および成形加工性の観点から、SUS304等のオーステナイト系ステンレス鋼が好ましい。該オーステナイト系ステンレス鋼は、熱膨張係数が比較的大きいため熱歪の影響を大きく受ける。本溶接方法によれば、そのようなオーステナイト系ステンレス鋼のステンレス箔同士についても、安定してレーザ溶接を行うことができる。
また、ステンレス箔10a・10bの厚さは、その強度の観点から、20μm以上であることが好ましく、30μm以上であることがより好ましく、40μm以上であることがさらに好ましい。また、ステンレス箔10a・10bの厚さは、軽量化および溶接の安定性の観点から、100μm以下であることが好ましく、70μm以下であることがより好ましく、50μm以下であることがさらに好ましい。ステンレス箔10a・10bの厚さは、20μm以上100μm以下であることが好ましい。
より具体的に、ステンレス箔10a・10bは、強度、化学的安定性および成形加工性などの観点から、その引張強さが700MPa以上であり、その伸びが45%以上であるオーステナイト系ステンレス鋼であることが好ましい。
ステンレス箔10a・10bの引張強さは、上記強度の観点から、700MPa以上であることが好ましく、750MPa以上であることがより好ましい。また、ステンレス箔10a・10bの引張強さの上限値は、入手の容易さなどの実現性の観点から適宜に決めることができ、例えば、900MPa以下であることが好ましく、800MPa以下であることがより好ましい。ステンレス箔10a・10bの引張強さは、引張試験によって測定することができ、例えば焼鈍または調質圧延によって調整することができる。
ステンレス箔10a・10bの伸びは、上記成形加工性の観点から、45%以上であることが好ましく、55%以上であることがより好ましい。ステンレス箔10a・10bの伸びの上限値は、入手の容易さなどの実現性の観点から適宜に決めることができ、例えば、75%以下であることが好ましく、70%以下であることがより好ましい。ステンレス箔10a・10bの伸びは、引張試験によって測定することができ、例えば圧延した後に希ガスまたは非酸化性ガス(水素ガスなど)の雰囲気で焼鈍することによって高めることができる。
また、ステンレス箔1a・1bは、溶接の安定性の観点から、ラミネートなどの樹脂層を表面に有さないことが好ましい。
(溶接条件)
レーザビームLB1が照射されたステンレス箔10aは、レーザビームLB1によって溶融したステンレス箔10a(ステンレス箔10aのレーザビームLB1によって溶融した部分を溶融金属と称する)が、重力によって垂下することによりステンレス箔10bと接触する。次に、レーザビームLB1の照射による熱が、溶融金属を介してステンレス箔10bに伝播してステンレス箔10aおよびステンレス箔10bが融合する。その後、急冷されて、凝固収縮することにより溶接される。そのため、板間隙間の大きさに比べ溶融金属の量が少ない場合では、溶融金属がステンレス箔10bと接触する前にステンレス箔10aから溶け落ち、穴あきの要因となる。
本実施形態の溶接方法では、板間隙間Gをステンレス箔10aの板厚t以下にすることにより、溶融金属が下方に曲がるように垂れていき、ステンレス箔10b(下板)に接触するという現象が生じる安定性を高めることができる。
また、溶接幅Wがステンレス箔10aの板厚tの1.0倍未満の場合、レーザが局所的に照射されることによって溶融部が狭くなりすぎ、板間隙間を埋めるための溶融金属を生成し難い。そして、溶接幅Wがステンレス箔10aの板厚tの10倍を超えると、熱歪により深いシワが発生する。そのため、板間隙間が大きくなりすぎてステンレス箔10aの穴あきを誘発し得る。したがって、溶接幅Wは、ステンレス箔10aの板厚tの1.0倍以上10倍以下の大きさとする。
以上のような板間隙間Gおよび溶接幅Wの条件を共に満たすように、レーザ溶接を行うことによって、レーザ溶接部を安定して形成することができる。
<溶接構造体>
溶接構造体1について、図1および図4の(a)を用いて以下に説明する。図4の(a)は、溶接部3が延びる方向(溶接部3の延伸方向)に垂直な面で切ったときの断面を拡大して示す断面図である。
図4の(a)に示す様に、上記断面において、レーザが照射された側のステンレス箔(第1のステンレス箔)10aの表面S1と、溶接部3との境界を2点特定することができる。特定された境界の間の距離が、溶接部3の溶接幅W1となる。
また、溶接構造体1における板間隙間G1は、溶接部3の近傍のステンレス箔10a・10bの間の距離として特定する。これは、レーザ溶接を行う際のステンレス箔10a・10bの板間隙間について、レーザ溶接を行った後には、もはや直接的に知ることはできないためである。
なお、溶接部3の近傍とは、例えば溶接部3から40〜80μm離れた位置である。該位置は、溶接部3の両脇に存在するが、それぞれの位置における板間隙間が異なる場合、値が大きい方をレーザ溶接前の板間隙間Gとして採用できる。板間隙間G1は、上記断面を観察することにより直接的に計測してもよく、非接触光学式厚み計を用いて溶接部3の近傍を計測することにより得られた計測値からステンレス箔10a・10bの合計板厚を減じることにより測定してもよい。板間隙間G1は、溶接部3から40〜80μmの範囲内の複数箇所を測定して得られた結果を平均した平均値であってよい。或いは、板間隙間G1は、上記範囲内における測定結果のうち最大値を採用してもよい。
(変形例1)
上記実施の形態におけるステンレス箔の溶接方法では、レーザを照射する箇所のステンレス箔は2枚の構成となっていた。しかし、本発明の一態様におけるステンレス箔の溶接方法は、これに限定されない。本発明の一態様におけるステンレス箔の溶接方法は、2層のステンレス箔により構成された重ね合わせ部に適用することができる。
例えば、一変形例におけるステンレス箔の溶接方法は、1枚のステンレス箔を折り曲げること、または円筒形状に湾曲させることによって形成される重ね合わせ部を溶接する場合に適用することもできる。上記重ね合わせ部は、1枚のステンレス箔における一方の第1の端部付近と、該第1の端部の反対側の第2の端部付近とが重なり合うことにより形成される。この場合、上記第1の端部付近が第1のステンレス箔となり、上記第2の端部付近が第2のステンレス箔となる。
本発明の実施例について以下に説明する。
ステンレス箔として、寸法165mm×220mm、板厚20、40、60、80、100μmのSUS304のBA材を用いた。
(実施例1)
溶接前の板間隙間を変えてレーザ溶接を行った試験(図2参照)の結果について、図4を用いて説明する。図4は、溶接部の断面が観察可能となるように処理を行った観察用試料について、光学顕微鏡を用いて上記断面を観察した様子について示す模式図である。図4の(a)〜(c)は、板厚が40μmのステンレス箔10aおよびステンレス箔10bを用いて、それぞれ板間隙間G1が10μm、80μm、40μmの場合の結果について示す図である。また、図4の(d)は、板厚が400μmのステンレス箔18aおよびステンレス箔18bを用いて、板間隙間G1が120μmの場合の参考例の結果について示す図である。ここで、図4に示す断面は、レーザ溶接部が延びる方向(延伸方向)に垂直な面で切ったときの断面である。なお、図4で網掛けを施した部位は、ステンレス箔の内、レーザ溶接により溶融した部位である。
図4の(a)に示すように、板間隙間G1を10μm(ステンレス箔10aの板厚tの板間隙間に対する板厚比0.25t)として試験した結果、均整のとれた形状のレーザ溶接部15aが形成された。図4の(c)に示すように、板間隙間G1を40μm(ステンレス箔10aの板厚tの板間隙間に対する板厚比1.0t)として試験した結果、レーザ溶接部16bが形成された。
一方で、図4の(b)に示すように、板間隙間G1を80μm(ステンレス箔10aの板厚tの板間隙間に対する板厚比2.0t)として試験した結果、ステンレス箔10aが溶け落ち、レーザ溶接部を形成することができなかった。これは、板間隙間G1が溶融金属の延展できる範囲を超えたため、溶融金属が溶け落ちたと考えられる。つまり、図4の(c)に示すようなレーザ溶接部16bとステンレス箔10aの表面S1との境界を示す境界点17a・17bにて溶融金属を支えきれず、溶け落ちると推察される。
また、板厚が400μmのステンレス箔18aおよびステンレス箔18bを用いた場合の参考例では、図4の(d)に示すように、レーザ溶接により穴あきが発生した。この場合、板間隙間G1は120μmであり、ステンレス箔18aの板厚tの板間隙間に対する板厚比は0.3tとなっている。この参考例では、板厚が400μmと厚いためステンレス箔の熱容量が大きい。そのため、レーザ溶接時に溶融状態が比較的長く続き、溶融金属が垂れてしまって穴あきが生じる。
図4の(a)に示す実施例と図4の(d)に示す参考例とを比較すると、板厚比が同程度であっても、板厚が小さい場合は溶け落ちが生じることなく健全な溶接部を形成することができ、その一方で、板厚400μmの厚いステンレス箔の場合は穴あきが生じ得ることがわかる。
(実施例2)
前述したレーザ溶接装置(図3参照)を用いてレーザ溶接することにより溶接部を形成した。レーザビームLB2は、焦点位置をステンレス箔10aの表面とし、レーザスポット径はφ30、100、200μm、レーザ出力は300W以下とした。溶接速度は最大12.5m/minとした。板押え間距離は2.5mmとした。
表1は、板間隙間G1を1tに固定した場合における溶接幅W1とステンレス箔の板厚tとの関係を示す表である。
溶接幅W1の調整は以下のように行った。すなわち、レーザビームLB1のスポット径をφ30μm、100μm、200μmに変化させるとともに、レーザ出力を300W以下、溶接速度を12.5m/min以下の範囲にて種々変化させて調整した。
Figure 2020055010
上記表1では、レーザ照射側の板(上板)であるステンレス箔10aに穴が開いたり溶け落ちが生じたりした条件に×印を付している。また、ステンレス箔10aに穴が開くことなくレーザ溶接部を形成することができた条件に○印を付している。また、板厚に対する溶接幅の長さの比(板厚比)を示している。
いずれの板厚tの条件においても、溶接幅W1が10tを超えると不適であった。これは、熱歪により深いシワが発生することによって、板間隙間が大きくなりすぎてステンレス箔10aの穴開きを誘発したと考えられる。また、溶接幅W1が1t未満の場合も不適であった。これは、レーザが局所的に照射されることによって溶融部が狭くなりすぎ、板間隙間1tを埋めるための溶融金属を生成することができず、ステンレス箔10aに穴が開いたと考えられる。
(実施例3)
次に、板厚tが20、40、60、80、100μmのステンレス箔10aについて、溶接部の種々の位置における板間隙間Gを測定するとともに穴あきの有無を調べた。また、参考例として、板厚tが400μmのステンレス箔18aについても試験を行い、穴開きの有無を評価した。結果をまとめて表2に示す。
Figure 2020055010
表2に示すように、板間隙間Gが1t以下の場合、上板の溶け落ちが生じることなく、穴開きは発生しなかった(本発明例)。一方で、板間隙間Gが1tを超えると、上板の溶け落ちが生じることによって穴開きが発生した(比較例)。
また、板厚tが400μmのステンレス箔(No.22および23の参考例)の場合、板間隙間Gが0.8tの条件であっても穴開きが生じることがあった。これは、本発明例である板厚tが20〜100μmのステンレス箔の場合とは異なる結果である。本発明例では、板間隙間Gが0.8tの場合であっても、正常に溶接することができる。
この理由は、参考例のように板厚が厚い場合、熱容量が大きくレーザ溶接時に抜熱しにくいため金属の溶融状態が本発明例に比べて長く続くことから、溶融金属が垂れて穴あきを生じ易いためであると考えられる。
(参考例:板間隙間)
また、本発明例との比較のために、板厚tが400μmの参考例について、板間隙間がさらに小さい場合におけるレーザ溶接部の穴あきの有無を調査する試験を行った。具体的には、溶接幅Wが3.5tの条件にて板間隙間を110μm〜200μm、すなわち板厚比0.28t〜0.5tとした場合について試験した。結果を表3に示す。
Figure 2020055010
表3に示すように、板厚tが400μmのステンレス箔を用いる場合、板厚比0.28tでは穴あきが生じなかったものの(No.31)、0.28tよりも大きい板厚比では穴開きが生じた(No.32〜34)。
以上の結果を総括すると、本発明例では板厚が20〜100μmという薄い材料を対象としており、溶融状態での熱容量が小さいことから、溶融金属の冷却が早く、かつ熱影響部は収縮を伴って凝固してレーザ溶接部を形成する。そのため、板間隙間Gの板厚比が 1.0tと大きい場合であっても、また溶接幅Wが10tと大きい場合であっても、穴あきを生じることなくレーザ溶接部を形成することができる。換言すれば、本発明例では、板厚が薄いことによって熱容量が小さいこと等の理由により、例えば400μmのような板厚のステンレス箔を用いる場合とは明確に異なる現象が生じている。よって、従来技術に基づいて、本発明の板間隙間および溶接幅の条件範囲(技術的思想)には容易に想到し得ないことがわかる。
(気密性評価)
袋状に3辺をレーザ溶接した溶接構造体1(図1参照)を作成し、外観検査にて問題の無かった(穴あきが生じなかった)試料を供試材とした。供試材の内部に赤色浸透液を充填し、漏れの発生の有無を調べた。その結果、外観観察で問題のなかった供試材は、1時間経過後も漏れが発生せず、溶接部が気密性を有していることが確認された。
本発明は、リチウムイオン電池などの二次電池に好適に利用することができる。例えば、電気自動車等の車両に搭載される二次電池、各種電子機器に搭載される二次電池、等に利用することができる。
1 溶接構造体
2a、2b、10a、10a・10b、10b、18a、18b ステンレス箔
3 溶接部
11 支持台
12a 上側板押え治具
12b 下側板押え治具
13 シム板
14a、14b 溝
15a、16a レーザ溶接部
17a、17b 境界点
23、24 板押えローラ
25 弾性体
LB1、LB2 レーザビーム
S1 ステンレス箔10aの表面
t 板厚
W1 溶接幅
図3に示すように、本実施形態におけるレーザ溶接装置20は、支持台21の上に下側板押え治具22を載置し、下側板押え治具22と板押えローラ23・24とによってステンレス箔10a・10bを挟持した状態にて、レーザビームLB2を照射するようになっている。
また、ステンレス箔10a・10bは、溶接の安定性の観点から、ラミネートなどの樹脂層を表面に有さないことが好ましい。

Claims (4)

  1. ステンレス箔の重ね合わせ部をレーザ照射することにより溶接するステンレス箔の溶接方法であって、
    前記重ね合わせ部を構成する2層のステンレス箔のうち、レーザが照射される側のステンレス箔を第1のステンレス箔とし、他方のステンレス箔を第2のステンレス箔とすると、
    前記第1のステンレス箔と前記第2のステンレス箔との板間隙間Gが下記式(1)を満足し、かつ、
    前記レーザの照射によって形成されるレーザ溶接部の延伸方向に対して垂直な方向の幅であって、前記第1のステンレス箔の表面における前記レーザ溶接部の幅Wが下記式(2)を満足する様にレーザ溶接することを特徴とする溶接方法。
    G≦1t・・・(1)
    1t≦W≦10t・・・(2)
    (ここで、
    t:前記第1のステンレス箔の厚さ)
  2. 前記第1および第2のステンレス箔は、板厚が20μm以上100μm以下であることを特徴とする請求項1に記載の溶接方法。
  3. ステンレス箔の重ね合わせ部がレーザ溶接された溶接部を備える溶接構造体であって、
    前記重ね合わせ部を構成する2層のステンレス箔のうち、レーザを照射された側のステンレス箔を第1のステンレス箔とし、他方のステンレス箔を第2のステンレス箔とすると、
    前記溶接部は、該溶接部の延伸方向に垂直な面で切ったときの断面において、
    該溶接部の近傍における前記第1のステンレス箔と前記第2のステンレス箔との板間隙間Gが下記式(1)を満足するとともに、
    前記溶接部の前記延伸方向に対して垂直な方向の幅であって、前記第1のステンレス箔の表面における前記溶接部の幅Wが下記式(2)を満足するように形成されていることを特徴とする溶接構造体。
    G≦1t・・・(1)
    1t≦W≦10t・・・(2)
    (ここで、
    t:前記第1のステンレス箔の厚さ)
  4. 前記第1および第2のステンレス箔は、板厚が20μm以上100μm以下であることを特徴とする請求項3に記載の溶接構造体。
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