JP2020054940A - ラック - Google Patents

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Abstract

【課題】処理内容に応じて、複数の容器を保持したラックの向きを変化させ、容器を適切に保持することができるラックを提供する。【解決手段】ラック20は、第1方向D1に開口した内部空間ISを区画する外枠部30と、第1方向D1に直交する第2方向D2に内部空間ISを区分けして各々に容器10が収容される収容空間ASを形成する仕切壁部45と、を有している。外枠部30及び仕切壁部45の少なくとも一方は、収容空間ASを区画し且つ第1方向D1に沿った高さが可変である部分を含む。【選択図】図4

Description

本発明は、複数の容器を収容するラックに関する。
例えば特許文献1に開示されているように、複数の容器を互いから区別して収容するラックが知られている。このようなラックを用いる場合、ラックに保持された複数の容器に対して複数の処理が順次なされていくと、効率的であり、またトレーサビリティの観点からも好ましい。
特開2008−202940号公報
処理内容に応じて、複数の容器を保持したラックの向きを変化させる必要が生じる。本開示は、このような点を考慮してなされたものであり、複数の処理を行う際に容器を適切に保持することができるラックの提供を目的とする。
本開示による第1のラックは、
第1方向に開口した内部空間を区画する外枠部と、
前記第1方向に直交する第2方向に前記内部空間を区分けして各々に容器が収容される収容空間を形成する仕切壁部と、を備え、
前記外枠部及び前記仕切壁部の少なくとも一方は、前記収容空間を区画し且つ第1方向に沿った高さが可変である部分を含む。
本開示による第1のラックにおいて、前記外枠部は、前記第2方向から前記内部空間を区画し且つ前記第1方向に沿った高さが可変である第1側壁部を含むようにしてもよい。
本開示による第1のラックにおいて、前記外枠部は、前記第1方向及び前記第2方向の両方に直交する第3方向から前記内部空間を区画し且つ前記第1方向に沿った高さが可変である第2側壁部を含むようにしてもよい。
本開示による第1のラックが、前記外枠部に取り外し可能に取り付けられた落下防止部であって、前記内部空間に前記第1方向から対面する位置に配置されて前記容器の前記収容空間からの脱落を規制する落下防止部を、更に備えるようにしてもよい。
本開示による第1のラックにおいて、前記落下防止部は、持ち手として機能するようにしてもよい。
本開示による第1のラックにおいて、前記仕切壁部の前記第1方向に沿った高さが可変であるようにしてもよい。
本開示による第1のラックが、各収容空間を他の収容空間から識別するための表示手段を更に備えるようにしてもよい。
本開示による第1のラックが、他のラックと識別するための表示手段を備えるようにしてもよい。
本開示による第1のラックが、他のラックとの接続に用いられる接続具を更に備えるようにしてもよい。
本開示による第1のラックにおいて、各収容空間は、対向して配置されたフィルム基材を有したフィルム容器を収容する偏平した空間であってもよい。
本開示による第1のラックにおいて、各収容空間は、前記第2方向に沿った幅が、前記第1方向に沿った深さよりも小さく且つ前記第1方向及び前記第2方向の両方に直交する第3方向に沿った幅よりも小さい、偏平した空間であってもよい。
本開示による第2のラックは、
内部空間を区分けしてなる複数の収容空間に容器を収容するラックであって、
第1方向における一側から前記内部空間を区画する底部と、前記第1方向に直交する方向から前記内部空間を区画する外壁部と、前記第1方向に直交する第2方向に前記内部空間を区分けして前記収容空間を形成する仕切壁部と、を有し、前記第1方向における他側に開口したラック箱体と、
前記外壁部に取り外し可能に接続したラック枠体と、を備え、
前記ラック枠体は、前記外壁部にそれぞれ取り外し可能に取り付けられて前記外壁部の前記第1方向における他側に延び出す延長外枠部と、一対の延長外枠部を連結し前記内部空間に前記第1方向における他側から対面する連結枠部と、を有する。
本開示による第2のラックにおいて、
前記ラック箱体の前記外壁部は、前記第2方向における両側から前記内部空間を区画する一対の第1側壁部を含み、
前記ラック枠体の前記一対の延長外枠部は、前記一対の第1側壁部にそれぞれ取り外し可能に取り付けられていてもよい。
本開示による第2のラックにおいて、前記ラック枠体は、前記連結枠部から延出した複数の延長仕切枠部であって、各仕切壁部の前記第1方向における他側に位置し且つ隣り合う二つの収容空間を区分けする複数の延長仕切枠部を、更に有するようにしてもよい。
本開示による第2のラックにおいて、前記ラック枠体は、前記第1方向及び前記第2方向の両方に直交する第3方向に離間した複数のラック枠体を含むようにしてもよい。
本開示による第3のラックは、
内部空間を区分けしてなる複数の収容空間に容器を収容するラックであって、
第1方向における一側から前記内部空間を区画する底部と、前記第1方向に直交する方向から前記内部空間を区画する外壁部と、前記第1方向に直交する第2方向に前記内部空間を区分けして前記収容空間を形成する仕切壁部と、を有し、前記第1方向における他側に開口したラック箱体と、
前記外壁部上に取り外し可能に設けられ前記外壁部の前記第1方向における他側に位置するラック延長壁体と、を備える。
本開示による第3のラックにおいて、前記ラック延長壁体は、四角筒状の輪郭を有する筒状延長外壁部を含むようにしてもよい。
本開示による第3のラックにおいて、前記ラック延長壁体は、各仕切壁部の前記第1方向における他側に位置し且つ隣り合う二つの収容空間を区分けする複数の延長仕切壁部を、含むようにしてもよい。
本開示による第4のラックは、
内部空間を区分けしてなる複数の収容空間に容器を収容するラックであって、
第1方向から前記内部空間を区画する底部と、
前記第1方向に直交する方向から前記内部空間を区画する外壁部と、
前記第1方向に直交する第2方向に前記内部空間を区分けして前記収容空間を形成する仕切壁部と、
前記外壁部に相対移動可能に支持された延長外壁部であって、前記外壁部に対して相対移動することで前記外壁部を前記第1方向に延長させた位置に配置される延長外壁部と、を備える。
本開示による第4のラックにおいて、前記延長外壁部は、前記外壁部に摺動可能に支持されていてもよい。
本開示による第4のラックにおいて、前記延長外壁部は、前記外壁部に揺動可能に支持されていてもよい。
本開示による第4のラックにおいて、
前記外壁部は、前記第2方向から前記内部空間を区画する第1側壁部を含み、
前記延長外壁部は、前記第1側壁部に相対移動可能に支持された第1延長側壁部であって、前記第1側壁部に対して相対移動することで前記第1側壁部を前記第1方向に延長させた位置に配置される第1延長側壁部を含むようにしてもよい。
本開示による第4のラックにおいて、
前記外壁部は、前記第1方向及び前記第2方向の両方に直交する第3方向から前記内部空間を区画する第2側壁部を含み、
前記延長外壁部は、前記第2側壁部に相対移動可能に支持された第2延長側壁部であって、前記第2側壁部に対して相対移動することで前記第2側壁部を前記第1方向に延長させた位置に配置される第2延長側壁部を含むようにしてもよい。
本開示による第4のラックが、前記仕切壁部に相対移動可能に支持された延長仕切壁部であって、前記仕切壁部に対して相対移動することで前記仕切壁部を前記第1方向に延長させた位置に配置される延長仕切壁部を、更に備えるようにしてもよい。
本開示による第5のラックは、
内部空間を区分けしてなる複数の収容空間に容器を収容するラックであって、
第1方向から前記内部空間を区画する底部と、
前記第1方向に直交する方向から前記内部空間を区画する外壁部と、
前記第1方向に直交する第2方向に前記内部空間を区分けして前記収容空間を形成する仕切壁部と、を備え、
前記第1方向における前記底部の前記外壁部に対する位置が可変となっている。
本開示による第5のラックにおいて、前記底部は、前記第1方向における位置が変更可能となるように前記外壁部によって支持されていてもよい。
本開示による第6のラックは、
内部空間を区分けしてなる複数の収容空間に容器を収容するラックであって、
第1方向における一側から前記内部空間に対向する固定底部と、
前記第1方向に直交する方向から前記内部空間を区画する外壁部と、
前記固定底部よりも前記第1方向における他側となる位置に前記外壁部によって取り外し可能に支持される補助底部と、
前記第1方向に直交する第2方向に前記内部空間を区分けして前記収容空間を形成する仕切壁部と、を備える。
本開示によれば、容器に対して複数の処理を順に行う間、ラックによって複数の容器を適切に保持することができる。
図1は、フィルム容器を示す平面図である。 図2は、本開示の一実施の形態を説明するための図であって、ラックを示す斜視図である。 図3は、図2に示されたラックを図2とは異なる状態で示す斜視図である。 図4は、図2に示されたラックを示す縦断面図である。 図5は、図2に示されたラックの作用を説明するための図であって、ラックを示す縦断面図である。 図6は、図2に示されたラックの作用を説明するための図であって、ラックを示す縦断面図である。 図7は、図2に示されたラックの作用を説明するための図である。 図8は、図2に示されたラックの作用を説明するための図である。 図9は、ラックの第1具体例を示す斜視図である。 図10は、図9に示されたラックを示す縦断面図である。 図11は、ラックの第2具体例を示す斜視図である。 図12は、図11に示されたラックを示す縦断面図である。 図13は、ラックの第3具体例を模式的に示す縦断面図である。 図14は、図13に示されたラックを図13とは異なる状態で模式的に示す縦断面図である。 図15は、図13に示されたラックを模式的に示す縦断面図である。 図16は、図15に示されたラックを図15とは異なる状態で模式的に示す縦断面図である。 図17は、図13及び図14に対応する図であって、第3具体例の一変形例を説明するための図である。 図18は、ラックの第4具体例を示す斜視図である。 図19は、図18に示されたラックを示す縦断面図である。 図20は、図19に示されたラックを図19とは異なる状態で示す縦断面図である。 図21は、図20に対応する図であって、第4具体例の一変形例を説明するための図である。 図22は、図19に対応する図であって、第4具体例の他の変形例を説明するための図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。なお、本件明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。
本実施に形態によるラック20は、内部空間ISを区分けしてなる複数の収容空間ASを有している。このラック20は、各収容空間ASに他の容器10から区別して容器10を収容するようになっている。とりわけ図示された例において、各収容空間ASに一つの容器10が収容することができる。そして、このラック20は、複数の容器10に対して処理を行う際に当該複数の容器10を保持する装置として用いられる。例えば、複数の容器10を運搬する際に用いられる運搬用のトレーとして、複数の容器に対して加熱、冷却、乾燥、殺菌等を行う際に容器を保持するための装置として、複数の容器を保管する際の保管場所として、ラック20は機能し得る。なお、容器10に対する処理とは、容器10に何らかの処理や処置を行うことを目的として実施される処理だけでなく、容器10に収容された内容物に対する処理や処置を目的として行う処理であって、容器10自体は何等の変形や変質等を生じない処理も含むものとする。
容器10に対して異なる種類の複数の処理を行う場合、処理内容に応じて、複数の容器を保持したラックの向きや、更にはラックによる容器の保持方法、例えば把持領域を変化させる必要が生じる。一方、本実施の形態による容器10には、複数の処理を行う際に容器10を適切に保持することを可能とするための工夫がなされている。詳しくは後述するが、ラック20は、収容空間を区画(すなわち、画成または規定)する壁部または側部の少なくとも一部分における高さ、言い換えると収容空間ASの内壁部または内側部の少なくとも一部分における高さが、可変となっている。これにより、各処理が施される容器10を適切且つ安定してラック20の収容空間ASに保持することが可能となっている。
本実施の形態によるラック20は、種々の形式および種々の大きさの容器を、その収容空間ASに収容されるべき容器10として選択することができる。すなわち、本実施の形態によるラック20の収容空間ASに収容される容器10は特に限定されない。
ラック20の収容空間ASに収容されるべき容器10として、図1に示されたフィルム容器を例示することができる。フィルム容器は、フィルム基材12を用いて作製された容器である。フィルム容器10は、パウチとも呼ばれる。典型的には、フィルム容器10は、樹脂製フィルムからなるフィルム基材12を用いて作製され、柔軟性を有している。このようなフィルム基材12は、内部に収容した液体の量に応じて容易に変形することができる。したがって、フィルム容器10からの液体排出にともなって、フィルム容器10のフィルム基材12が変形し得る。同様に、フィルム容器10内への液体供給にともなってフィルム容器10のフィルム基材12が変形し得る。
このようなフィルム容器10は、安価で取り扱い性に優れるといった利点を有している。また、フィルム基材12に含まれる層に応じて、遮光性、耐候性、バリア性等の種々の特性をフィルム容器10に付与することもできる。その一方で、フィルム容器は容易に変形することから、フィルム容器に対して処理を行う場合には、フィルム容器をしっかりと保持する必要がある。とりわけ、フィルム容器内に内容物を充填する際には、フィルム容器の形状および大きさが連続的に変化する。この点において、容器10を安定して保持し得る本実施の形態によるラック20は、フィルム容器として形成された容器10に対して好適である。
ここで図1は、フィルム容器10の一例を示す平面図である。図1に示すように、フィルム容器10は、容器本体11と、容器本体11の内部に通じる注出入口15と、を有している。注出入口15は、容器本体11の内部と外部とを連通させている。とりわけ注出入口15は、閉鎖可能に容器本体11の内部と外部とを連通させることができる。フィルム容器10は、容器本体11の内部に液体Lを保持することができる。また、フィルム容器10は、保持した液体Lを注出入口15を介して排出することができ、且つ、注出入口15を介して容器本体11の内部に液体Lを受け入れることができる。
具体的な構成として、フィルム容器10は、二枚のフィルム基材12と、フィルム基材12の間に挟まれた筒状材16と、を有している。二枚のフィルム基材12は、重ね合わされ、その周縁部に封止部Sを形成されている。封止部Sは、対向する一対のフィルム基材12を接合した部分である。封止部Sの一具体例として、対向する一対のフィルム基材12を熱溶着してなるヒートシール部とすることができる。筒状材16は、二枚のフィルム基材12の間に配置され、フィルム基材12と熱溶着している。筒状材16は、封止部Sを横断して延びている。筒状材16の内部通路によって、注出入口15が形成されている。また、筒状材16及び封止部Sによって周状に囲まれた領域が、容器本体11の内部を形成している。この例において、フィルム基材12として、例えば低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、プ ロピレン−エチレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン系不飽和カルボン酸乃至その無水物でグラフト変性されたオレフィン樹脂等のオレフィン系樹脂等を用いることができる。
また、本実施の形態によるラック20の収容空間ASに収容された容器10の内容物も特に限定されない。ただし、容器10内に液体が充填されている場合、容器10の姿勢に応じて、容器10内の液体が流動して容器10の形状が変化する。この点において、容器10を安定して保持し得る本実施の形態によるラック20は、液体を収容したフィルム容器に対して好適である。液体としては、水、飲料、薬品等とすることができる。また、液体は、厳密な液体に限られることなく、細胞、タンパク質、粒子等が溶媒に分散した懸濁液とすることもできる。本実施の形態によるラック20を用いることで、容器10に対する処理が安定し、これにより、生産性や歩留まりを大幅に向上させることも可能となる。したがって、高価な液体、例えば細胞やタンパク質が懸濁した懸濁液を収容することを意図された容器10に対して、本実施の形態によるラック20は好適である。
以下、本実施の形態によるラック20について説明する。以下においては、ラック20はフィルム容器を容器10として収容空間ASに収容し、この容器10に液体が収容される例について説明する。ただし、上述したように以下の例に限られことなく、種々の形式および種々の大きさの容器をラック20の収容空間ASに収容することができ、容器10には液体以外のもの、例えば粒状物等の固体が収容されるようにしてもよい。
図2に示すように、ラック20は、第1方向D1に開口した内部空間ISを区画する外枠部30と、内部空間ISに設けられた仕切壁部45と、を有している。仕切壁部45は、第1方向D1に直交する第2方向D2に内部空間ISを区分けしている。仕切壁部45は、内部空間ISを第2方向D2に区分けすることで、内部空間ISを複数の収容空間ASに分割している。図4に示すように、図示されたラック20では、複数の仕切壁部45が、第2方向D2に設けられている。したがって、複数の収容空間ASは、第2方向D2に配列されている。
図2及び図3に示すように、ラック20には、各収容空間ASを他の収容空間ASから識別するための識別表示手段27が設けられている。すなわち、識別表示手段27は、各収容空間ASに対して固有の表示を行っている。この識別表示手段27を用いることによって、ラック20の各収容空間ASに収容された容器10、さらには当該容器10に収容された内容物を特定することができる。すなわち、特定の内容物を収容した容器10を、当該容器10が収容されている収容空間ASに割り振られた識別表示手段27に基づいて、追跡および特定することができる。また、収容空間ASに割り振られた識別表示手段27に基づいて、例えばパーソナルコンピュータ等の端末やサーバに記録された情報にアクセスして、当該収容空間ASに収容された容器10内の内容物の種類、重量、液量、異物数等を特定することができる。
同様に、図2及び図3に示すように、各ラック20には、他のラック20と識別するためのラック識別表示手段28が設けられている。したがって、複数のラック20が使用されている状況下においても、各ラック20の各収容空間ASを追跡および特定することができる。
識別表示手段27及びラック識別表示手段28は、特に限定されることなく、種々の表示を利用することができる。例えば識別表示手段27及びラック識別表示手段28として、通し番号、バーコード、QRコード、タグ等を用いることができる。
図4に示すように、各収容空間ASには、対向する一対のフィルム基材12の間に内部保持空間を形成するフィルム容器、例えば図1に示されたフィルム容器が収容される。容器10は、一対のフィルム基材12が第2方向D2に対向するよう、収容空間AS内に収容される。したがって、収容空間ASは、第2方向D2への厚みが薄い偏平した空間となっている。そして、各収容空間ASの第2方向D2に沿った幅は、第1方向D1に沿った深さよりも小さく且つ第1方向D1及び第2方向D2の両方に直交する第3方向D3に沿った幅よりも小さくなっている。
なお、第1方向D1、第2方向D2及び第3方向D3は、ラック20の割り当てられた方向である。多くの添付図において、図示されたラック20とともに、第1方向D1、第2方向D2及び第3方向D3を示している。第1方向D1は、ラック20及び収容空間ASの高さ方向となり、第2方向D2は収容空間ASの配列方向となり、第3方向D3は収容空間AS及び収容空間ASに収容された容器10の幅方向となる。
図2及び図4の示すように、外枠部30は、底部35及び外壁部40を有している。底部35は、第1方向D1における一側S1から内部空間ISを区画、すなわち規定または画成する。外壁部40は、第1方向D1に直交する方向から内部空間ISを区画、すなわち規定または画成する。したがって、内部空間IS及び各収容空間ASは、第1方向D1における他側S2に向けて開口している。
とりわけ図示された例において、外枠部30は、直方体形状の外輪郭を有している。そして、外壁部40は、四辺を有する四角形筒状の筒状外壁部40Xとなっている。外壁部40は、第2方向D2に対向する一対の第1側壁部41(図6参照)と、第3方向D3に対向する一対の第2側壁部42(図2及び図4参照)と、を含んでいる。一対の第1側壁部41は、第2方向D2における両側から内部空間ISを外部から区分けしている。また、一対の第2側壁部42は、第3方向D3における両側から内部空間ISを外部から区分けしている。底部35は、筒状外壁部40Xの一方の開口を塞ぐように、筒状外壁部40Xに固定されている。仕切壁部45は、一対の第2側壁部42の間に設けられている。図示された仕切壁部45は、一対の第2側壁部42を連結している。また、図示された仕切壁部45は、底部35に固定されている。
外枠部30を構成する底部35及び外壁部40と、仕切壁部45は、容器10に対して実施される処理等に応じ、容器10を適切に保持することができる材料を用いて形成される。底部35、外壁部40及び仕切壁部45は、一例として、金属や樹脂等を用いて作製される。なお、底部35、外壁部40及び仕切壁部45は、内部空間ISや収容空間ASと他の空間との間に位置する部分となる。ただし、底部35、外壁部40及び仕切壁部45は、領域を完全に区分けすることができる部材、例えば板状と呼べる部材ではなくてもよい。したがって、底部35、外壁部40及び仕切壁部45は、例えば、開口を形成された板状の部材であってもよいし、さらには網状の部材やストライプ状の部材であってもよい。容器10を収容したラック20を液体中に浸漬する処理が想定される場合には、ラックの収容区間ASから液体を排出することができるよう、むしろ開口等が設けられている方が良い。
上述したように、本実施の形態のラック20において、外枠部30及び仕切壁部45の少なくとも一方の少なくとも一部分が、第1方向D1における高さを可変としている。すなわち、収容空間ASの内壁部または内側部の少なくとも一部分における高さを可変としている。ラック20の複数の収容空間ASのいずれかに他の容器10から区別して収容された複数の容器10は、ラック20に保持されたままの状態で、複数の処理を順に実施される。複数の処理を順に実施される間、複数の容器10を保持したラック20の向きや、更にはラック20による容器の保持方法を変化させる必要が生じる。この点について、収容空間ASを区画する外枠部30又は仕切壁部45の一部分の高さを変化させることで、複数の処理を行う際に容器を適切に保持すること、例えばラック20の向きに依らず容器10を安定して保持することができる。
図示された例では、図2及び図3の比較や図4から理解され得るように、第2方向D2における両側から収容空間ASを区画する一対の第1側壁部41の第1方向D1に沿った高さが可変となっている。また、第3方向D3における両側から収容空間ASを区画する一対の第2側壁部42の第1方向D1に沿った高さが可変となっている。さらに、第2方向D2において二つの収容空間ASを区分けする仕切壁部45の第1方向D1に沿った高さが可変となっている。
ここで、図5は、収容空間ASを区画する壁部40,45の第1方向D1に沿った高さが低くなった状態で、ラック20に保持された容器10に対して行われる処理の一例を示している。図5に示された例において、ラック20の収容空間ASに収容された容器10に対して液体を充填する処理が行われている。
図5に示された例において、ラック20の第1方向D1が鉛直方向に沿うようにして、且つ、第1方向D1の他側S2が上側に位置するようにして、ラック20が配置されている。また、フィルム容器としての容器10は、注出入口15が鉛直方向における上側を向くようにして、収容空間ASに収容されている。
図5に示すように、収容空間ASを区画する壁部40,45の第1方向D1に沿った高さを低くすると、容器10の注出入口15の周辺を収容空間ASの外部に露出させることができる。この状態によれば、注出入口15を介した処理、例えば図5に示すように容器10内への液体の充填、とりわけ柔軟性を有したフィルム容器への液体の充填を安定して実施することができる。
図5に示された例において、充填装置70は、液体を吐出する充填ノズル71と、容器10を把持するためのクランプ機構72と、を有している。壁部40,45の高さを低くすることで、容器10の注出入口15の周辺がラック20外に露出している。このためクランプ機構72は、容器10の注出入口15の周辺部分を把持することができる。このようなクランプ機構72による容器10の把持によって、注出入口15の位置や向きが安定する。そして、クランプ機構72が容器10を把持した状態で、充填ノズル71が注出入口15に挿入され、容器10への液体充填が実施される。これにより、ラック20に保持されたフィルム容器10への液体充填を安定して実施することができる。
なお、図示された例では、クランプ機構72が容器10の注出入口15周辺を把持した例を示したが、人間の手によっても容器10の注出入口15周辺を十分に把持することができる。この例においても、ラック20に保持されたフィルム容器への液体充填を安定して実施することができる。また、図示された例において、充填装置70は、三つの充填ノズル71と三つのクランプ機構72とを有している。この充填装置70は、三つの容器10に対して並行して液体充填を実施することができるようになっている。
一方、図6及び図7は、収容空間ASを区画する壁部40,45の第1方向D1に沿った高さが高くなった状態で、ラック20に保持された容器10に対して行われる処理の一例を示している。図6及び図7に示された例では、収容空間ASに容器10を収容したラック20を、処理液体を貯留したタンク内に移送し、処理液体に浸漬する処理が行われている。このような処理として、図5に示された処理の後に実施される処理であって容器10内の液体を液体窒素によって凍結する処理が、想定され得る。
図6及び図7に示された例において、ラック20の第2方向D2が鉛直方向に沿うようにして、ラック20が配置されている。このとき、フィルム容器としての容器10は、注出入口15が水平方向を向くようにして、収容空間ASに収容されている。
図6に示されているように、壁部40,45の高さを高くすると、すなわち収容空間ASの内壁部または内側部を高くすると、ラック20の収容空間ASに容器10を安定して保持することが可能となる。したがって、ラック20の第1方向D1が鉛直方向から傾斜するように、更には第1方向D1が鉛直方向から直交するようにラック20を保持した場合(図6参照)にも、容器10が収容空間ASから滑り出したり落下したりすることを効果的に防止して、容器10を収容空間ASに安定して保持することができる。とりわけ、液体が充填されたフィルム容器10を均一な厚さとしながら安定して保持することも可能になり、容器10内の液体に均一な処理を行うことが可能となる。また図6に示すように、第2方向D2が鉛直方向に沿うようにしてラック20が配置された場合に、第1側壁部41の高さを長くしておくことで、ラック20を床面等に載置した場合の安定性を向上させることができる。
ラック20は、第2方向D2に配列された複数の収容空間ASを有している。したがって、ラック20は第2方向D2に長手方向を有する傾向にある。一方、例えば貯留した液体内で処理を実施するタンク75は、外気との積極的な接触等を防止する観点から小面積の挿入孔75aが設けられる傾向にある。そして、挿入孔75aを介してタンク75内にラック20を挿入する際、第2方向D2が鉛直方向に沿うようにラック20を保持することが要望される。
具体例として、細胞懸濁液等を収容した容器10を液体窒素タンク75に挿入して、容器10内の液体を凍結させることがある。図7は、このような処理を示している。図7に示すように、液体窒素タンク75の挿入孔75aは液体窒素の蒸発を防ぐべく小型化されており、ラック20をその長手方向における一方側から液体窒素タンク75内に挿入する必要がある。ラック20を挿入する際、ラック20に保持治具77が固定され、この保持治具77を操作してラック20がタンク75内に誘導される。また、液体窒素タンク75内に挿入されたラック20は、ラック20に固定された保持治具77を液体窒素タンク75の挿入孔75aに引っ掛けておくことで、その姿勢を維持される。更に、ラック20がタンク75の底部に載置されると、第1側壁部41の高さが長くなっているのでラック20の姿勢が更に安定する。また、第1側壁部41の高さが長くなっていることから、ラック20によって複数の容器10を安定して保持することができ、ラック20に保持された容器10への処理を安定して実施することができる。このような作用効果は、図示された例のように、仕切壁部45の第1方向D1に沿った高さが可変であることで、より顕著とすることができる。
さらに、図8は、収容空間ASを区画する壁部40,45の第1方向D1に沿った高さが高くなった状態で、ラック20に保持された容器10に対して行われる処理の他の例を示している。図8に示された例において、ラック20の第3方向D1が鉛直方向に沿うようにして、ラック20が配置されている。このとき、フィルム容器としての容器10は、注出入口15が水平方向を向くようにして、収容空間ASに収容されている。
図示されたラック20は、第1方向D1における高さが可変な第2側壁部42を有している。したがって、図8の示されたラック20の配置時に、容器10をより安定して保持することができる。ラック20は第1方向D1に開口した内部空間IS(収容空間AS)を有している。また、ラック20は、第2方向D2に配列された複数の収容空間ASを有することにともなって、第2方向D2に長手方向を有している。したがって、ラック20を安定して積み重ねるには、第3方向D3が鉛直方向に沿うようにラック20を配置することが有効となる。これにより、限られた容積の処理装置76内で多数の容器10をラックによって保持したまま一括で処理することができ、しかも処理効率を改善することができる。このような処理装置76として、加熱炉や乾燥炉、さらには保管庫を例示することができる。
ところで、図8に示されたラック20は、他のラック20との接続に用いられる接続具29を有している。接続具29を用いることで、複数のラック20を纏めて取り扱うことができる。さらに図8に示すように複数のラック20を積載した場合には、複数のラック20の間での相対位置のずれを効果的に防止して、積載状態を安定して維持することが可能となる。すなわち接続具29によって、ラック20の取り扱い性を大幅に改善することができる。
また、図3に実線で示し且つ図4に二点鎖線で示すように、ラック20が、外枠部30に取り外し可能に取り付けられた落下防止部25を更に有するようにしてもよい。図示された落下防止部25は、内部空間IS(収容空間AS)に第1方向D1の他側S2から対面する位置に配置されている。したがって、落下防止部25は、容器10の収容空間ASからの脱落を規制することができる。落下防止部25を設けることで、第1方向D1が鉛直方向を向く向きからラック20の向きを変更した場合、例えばラック20の第2方向D2や第3方向D3が鉛直方向に沿うようにラック20を保持した場合(図6及び図8参照)にも、収容空間ASから容器10が落下してしまうことを効果的に防止して、容器10を収容空間ASに安定して保持することができる。また、落下防止部25をラックを取り扱うための取っ手26として用いることも可能である。
以上のように、本実施の形態によるラック20は、第1方向D1に開口した内部空間ISを区画する外枠部30と、第1方向D1に直交する第2方向D2に内部空間ISを区分けして各々に容器10が収容される収容空間ASを形成する仕切壁部45と、を有している。外枠部30及び仕切壁部45の少なくとも一方は、収容空間ASを区画し且つ第1方向D1に沿った高さが可変である部分を含んでいる。したがって、容器10に対する処理内容に応じて内部空間ISに対面する壁部40,45の高さを調節することによって、すなわち収容空間ASの内壁部または内側部の高さを変更して、各処理が施される容器10を適切且つ安定して収容空間ASに保持することが可能となる。したがって、内容物量や保持される向きに応じて大きく変形し易いフィルム容器、とりわけ液体を充填されるフィルム容器に対して、ラック20は好適である。さらに、容器10およびその内容物に対する処理が安定することで処理効率、生産性、歩留り等を改善することができるので、例えばタンパク質を含有した容器や細胞を懸濁した細胞懸濁液等の高価な液体を保持する容器に対して、好適である。
上述した一実施の形態の一具体例として、外枠部30は、第2方向D2における両側から内部空間ISを区画し且つ第1方向D1に沿った高さが可変である一対の第1側壁部41を含んでいる。第2方向D2が鉛直方向に沿うようにしてラック20が配置された場合に、第1側壁部41の高さを長くすることで、ラック20の配置を安定させることができる。ラック20は、第2方向D2に配列された複数の収容空間ASを有している。したがって、ラック20は第2方向D2に長手方向を有する傾向にあることから、例えば処理液体が充填されたタンク75内に挿入する際に、第2方向D2が鉛直方向に沿うようにラック20を保持することが要望されることもある。このようなラック20の取り扱い時に、ラック20によって複数の容器10を安定して保持することができ、しかもラック20自体の配置も安定する。
上述した一実施の形態の一具体例として、外枠部30は、第3方向D3における両側から内部空間ISを区画し且つ第1方向D1に沿った高さが可変である一対の第2側壁部42を含んでいる。ラック20の外枠部30が、第1方向D1における高さが可変な第2側壁部42を更に有することで、容器10をより安定して保持することができる。ラック20は、第1方向D1に開口した内部空間IS(収容空間AS)を有し且つ第2方向D2に配列された複数の収容空間ASを有していることから、第2方向D2に長手方向を有する傾向にある。したがって、ラック20を安定して積み重ねるには、第3方向D3が鉛直方向に沿うようにラック20を配置することが有効である。これにより、限られた容積の処理装置76内で多数の容器10をラック20によって保持したまま一括で処理することができる。このようなラック20の配置時に、ラック20によって複数の容器10を安定して保持することができ、しかも処理効率を改善することができる。
上述した一実施の形態の一具体例として、仕切壁部45の第1方向D1に沿った高さが可変となっている。第2方向D2が鉛直方向に沿うようにしてラック20が保持された場合に、仕切壁部45の第1方向D1への高さを長くすることで、容器10を安定して保持することができる。ラック20は、第2方向D2に配列された複数の収容空間ASを有していることから、第2方向D2に長手方向を有する傾向にある。したがって、例えば処理液体が充填されたタンク75内に挿入する際に、第2方向D2が鉛直方向に沿うようにラック20を保持することが有効である。このようなラック20の配置時に、ラック20によって複数の容器10を安定して保持することができる。
上述した一実施の形態の一具体例として、ラック20が各収容空間ASを他の収容空間ASから識別するための識別表示手段27を有している。この表示手段27によれば、ラック20に保持された複数の容器10のそれぞれを特定し、他の容器10から区別して管理することができる。
上述した一実施の形態の一具体例として、ラック20が他のラック20と識別するためのラック識別表示手段28を有している。このラック識別表示手段28によれば、複数のラック20を用いる場合にも、各ラック20を他のラック20から区別して管理することができる。
上述した一実施の形態の一具体例として、各収容空間ASは、対向する一対のフィルム基材12の間に内部収容空間を形成するフィルム容器10を収容する偏平した空間となっている。このラック20によれば、容器10を安定して保持することができるので、柔軟性を有して変形し易いフィルム容器に対してとりわけ好適である。
上述した一実施の形態の一具体例として、各収容空間ASは、第2方向D2に沿った幅が、第1方向D1に沿った深さよりも小さく且つ第1方向D1及び第2方向D2の両方に直交する第3方向D3に沿った幅よりも小さくなっている、偏平した空間である。このようなラック20は、偏平形状の容器10を高密度に適切に保持することができる。したがって、加熱、冷却、乾燥、殺菌等の処理を目的として、炉やタンク等の処理装置75,76の処理空間内に、ラック20によって安定して保持された複数の容器10を高密度で投入することができる。これにより、処理性や生産性を向上させることができる。
上述してきたように、本実施の形態によるラック20において、外枠部30及び仕切壁部45の少なくとも一方が、収容空間ASを区画し且つ第1方向D1に沿った高さが可変である部分を含み、収容空間ASの内壁部または内側部を可変とすることができる。以下、収容空間ASを区画する部分の高さを可変とする構成の具体例について説明する。なお、以下の説明および添付図面において、既に説明した構成に対応する構成、及び、以下に説明する複数の具体例の間で対応する構成については、同一の符号を付すとともに、重複する説明を省略する。
<第1具体例>
まず、図9及び図10を参照して、ラック20の第1具体例について説明する。
第1具体例によるラック20は、ラック箱体21と、ラック箱体21に取り外し可能に取り付けられるラック枠体22と、を有している。ラック箱体21は、上述した外枠部30と仕切壁部45とを組み合わせた構成と同様の構成を有している。すなわち、ラック箱体21は、第1方向D1における一側S1から内部空間ISを区画する底部35と、第1方向D1に直交する方向から内部空間ISを区画する外壁部40と、第1方向D1に直交する第2方向D2に内部空間ISを区分けして収容空間ASを形成する仕切壁部45と、を有している。ラック箱体21は、第1方向D1における他側S2に開口している。
ラック枠体22は、外壁部40に着脱可能となっている。ラック枠体22は、外枠部30にそれぞれ取り外し可能に取り付けられて外壁部40の第1方向D1における他側に延び出す延長外枠部50と、一対の延長外枠部50を連結し内部空間ISに第1方向D1における他側S2から対面する連結枠部51と、を有している。一例として、延長外枠部50の端部を外枠部30に形成された穴に挿入することで、ラック枠体22を外壁部40に取り付けることができる。また、延長外枠部50の端部を外枠部30に形成された穴から抜き出すことで、ラック枠体22を外壁部40から取り外すことができる。ただし、この例に限られず、接続具等を介してラック枠体22が外壁部40に着脱可能となっていてもよい。
ラック枠体22は、樹脂や金属を用いて作製され得る。また図示された例において、ラック枠体22は、屈曲した棒状に形成されているが、湾曲した棒状に形成されてもよいし、屈曲または湾曲した帯状に形成されてもよいし、屈曲または湾曲した板状に形成されてもよい。つまり、ラック枠体22の断面形状や幅等を適宜選択することができる。
以上のように、第1具体例では、ラック枠体22が、外壁部40にそれぞれ取り外し可能に取り付けられて外壁部40の第1方向D1における他側S2に延び出す延長外枠部50と、一対の延長外枠部50を連結し内部空間ISに第1方向D1における他側S2から対面する連結枠部51と、を有している。このような第1具体例では、ラック枠体22をラック箱体21に着脱することによって、延長外枠部50が取り付けられる位置において内部空間ISに対面する内側部の第1方向D1に沿った高さを可変とすることができる。つまり、第1具体例によるラック箱体21の外壁部40とラック枠体22の延長外枠部50とが、上述した高さ可変の部分(内側部、内壁部)、より具体的には図2〜図8を参照して説明した高さ可変の第1側壁部を構成している。
したがって、ラック枠体22をラック箱体21に取り付けることで、内部空間ISに対面する内側部(内壁部)の第1方向D1に沿った高さを高くすることができる。ラック枠体22をラック箱体21から取り外すことで、内部空間ISに対面する内側部(内壁部)の第1方向D1に沿った高さを低くすることができる。このように、内側部(内壁部)の高さを可変とすることにより、各処理が施される容器10を適切且つ安定してラック20の収容空間ASに保持することが可能となる。
また、ラック枠体22は、一対の延長外枠部50を連結する連結枠部51を有しており、連結枠部51は、内部空間ISに第1方向D1における他側S2から対面する。したがって、第1方向D1が鉛直方向を向く向きからラック20の向きを変更した場合、例えばラック20の第2方向D2が鉛直方向に沿うようにラック20を保持した場合にも、連結枠部51が内部空間ISの開口に対面していることから、容器10が収容空間ASから落下してしまうことを効果的に防止することができる。すなわち、ラック枠体22が上述の落下防止部25として機能する。また、連結枠部51をラック20の取っ手26として使用することもでき、ラック20の取り扱い性を改善することもできる。さらに、連結枠部51が一対の延長外枠部50を連結することで。ラック枠体22およびラック20の剛性を効果的に向上させることができ、容器10を更に安定して保持することが可能となる。
図示された第1具体例において、ラック枠体22の一対の延長外枠部50は、一対の第1側壁部41にそれぞれ取り外し可能に取り付けられる。ラック枠体22をラック箱体21に取り付けることによって、例えば第2方向D2が鉛直方向に沿うようにしてラック20が配置された場合に、ラック20によって複数の容器10を安定して保持することができ、しかもラック20自体の配置も安定する。
また、図示された第1具体例において、ラック枠体22は、連結枠部51から延出した複数の延長仕切枠部52であって、各仕切壁部45の第1方向D1における他側S2に位置し且つ隣り合う二つの収容空間ASを区分けする複数の延長仕切枠部52を、更に有している。ラック枠体22をラック箱体21に取り付けることによって、例えば第2方向D2が鉛直方向に沿うようにしてラック20が配置された場合に、ラック20によって複数の容器10を安定して保持することができる。
さらに、図示された第1具体例において、ラック枠体22は、第3方向D3に離間して配置された複数のラック枠体22を含んでいる。複数のラック枠体22によって、容器10を更に安定して保持することができ、且つ、ラック20の剛性をより補強することができる。なお、図示された例において、ラック20は、二つのラック枠体22を有するが、三以上のラック枠体22を有するようにしてもよいし、ラック枠体22を一つしか有さないようにしてもよい。
図示された第1具体例において、ラック20が、第2方向D2に延びるラック枠体22を有する例について説明したが、上述したラック枠体22に加えて、外壁部40に着脱可能であって第3方向D3延びるラック枠体を更に有するようにしてもよい。
<第2具体例>
次に、図11及び図12を参照して、ラック20の第2具体例について説明する。
第2具体例によるラック20は、ラック箱体21と、ラック箱体21の外壁部40上に取り外し可能に設けられ外壁部40の第1方向D1における他側S2に位置するラック延長壁体23と、を有している。第2具体例におけるラック箱体21は、第1具体例で説明したラック箱体と同様に構成され得る。
例えば接続具等を介して、ラック延長壁体23が、外壁部40に着脱可能となっている。ラック延長壁体23は、外枠部30にそれぞれ取り外し可能に取り付けられて外壁部40の第1方向D1における他側に延び出す延長外壁部60を有している。延長外壁部60は、ラック箱体21の筒状外壁部40X上に位置する筒状延長外壁部60Xとして構成されている。筒状延長外壁部60Xは、四角形筒状に形成されている。このような延長外壁部60は、外壁部40の一対の第1側壁部41のそれぞれと第1方向D1に対面する一対の第1延長側壁部61と、外壁部40の一対の第2側壁部42のそれぞれと第1方向D1に対面する一対の第2延長側壁部62と、を有している。
このような第2具体例では、ラック延長壁体23をラック箱体21に着脱することによって、ラック延長壁体23が設けられる位置において内部空間ISに対面する内壁部(内側部)の第1方向D1に沿った高さを可変とすることができる。より具体的には、第2具体例によるラック箱体21の第1側壁部41とラック延長壁体23の第1延長側壁部61とによって、図2〜図8を参照して説明した高さ可変の第1側壁部を構成している。また、第2具体例によるラック箱体21の第2側壁部42とラック延長壁体23の第2延長側壁部62とによって、図2〜図8を参照して説明した高さ可変の第2側壁部を構成している。したがって、ラック延長壁体23をラック箱体21に上に設けることで、内部空間ISに対面する壁部(側部)の第1方向D1に沿った高さを高くして、収容空間ASの内壁部または内側部を高くすることができる。また、ラック延長壁体23をラック箱体21から取り外すことで、内部空間ISに対面する壁部(側部)の第1方向D1に沿った高さを低くして、収容空間ASの内壁部または内側部を低くすることができる。このように、壁部(側部)の高さを可変とすることにより、各処理が施される容器10を適切且つ安定してラック20の収容空間ASに保持することが可能となる。
また、図示された第2具体例において、ラック延長壁体23は、四角筒状の輪郭を有する筒状延長外壁部60Xを含んでいる。このような第2具体例では、ラック延長壁体23をラック箱体21に取り付けることによって、例えば第1方向D1が鉛直方向から傾斜または直交するようにラック20が配置された場合に、筒状延長外壁部60Xによって第2方向D2及び第3方向D3から複数の容器10を安定して保持することができ、しかもラック20自体の配置も安定させることができる。
さらに、上述した第2具体例において、ラック延長壁体23は、各仕切壁部45の第1方向D1における他側S2に位置し且つ隣り合う二つの収容空間ASを区分けする複数の延長仕切壁部63を、含んでいる。つまり、第2具体例による仕切壁部45とラック延長壁体23の延長仕切壁部63とによって、図2〜図8を参照して説明した高さ可変の仕切壁部を構成している。このような第2具体例では、ラック延長壁体23をラック箱体21に取り付けることによって、例えば第2方向D2が鉛直方向に沿うようにラック20が配置された場合に、複数の容器10を安定して保持することができる。
<第3具体例>
次に、図13〜図17を参照して、ラック20の第3具体例について説明する。
第3具体例によるラック20は、底部35と、外壁部40と、仕切壁部45と、外壁部40に相対移動可能に支持された延長外壁部60と、を有している。底部35は、第1方向D1における一側S1から内部空間ISを区画する。外壁部40は、第1方向D1に直交する方向から内部空間ISを区画する。仕切壁部45は、第1方向D1向に直交する第2方向D2に内部空間ISを区分けして収容空間ASを形成している。底部35、外壁部40および仕切壁部45は、上述した底部、外壁部又は仕切壁部と同一に構成することができる。延長外壁部60は、外壁部40と同一材料を用いて同様に構成される。
図13〜図16に示すように、延長外壁部60は、外壁部40に対して相対移動することで、外壁部40を第1方向D1に延長させた位置に配置される。このような第3具体例では、延長外壁部60を外壁部40に対して相対移動させることで、延長外壁部60が設けられた位置において内部空間ISに対面する壁部(側部)の第1方向D1に沿った高さを可変とすることができる。このように、壁部(側部)の高さを可変としたことにより、収容空間ASの内壁部または内側部の高さを調節することができ、各処理が施される容器10を適切且つ安定してラック20の収容空間ASに保持することが可能となる。また、延長外壁部60は、補強材としても機能し、ラック20の剛性を向上させることができる。
図示された例において、延長外壁部60は、一対の第1延長側壁部61と、一対の第2延長側壁部62と、延長仕切壁部63と、を有している。図13及び図14は、第1方向D1及び第2方向D2の両方に沿ったラック20の断面を示しており、一対の第1延長側壁部61及び延長仕切壁部63が示されている。図15及び図16は、第1方向D1及び第3方向D3の両方に沿ったラック20の断面を示しており、一対の第2延長側壁部62が示されている。
図13及び図14に示すように、一対の第1延長側壁部61は、外壁部40の各第1側壁部41に相対移動可能に支持されている。各第1延長側壁部61は、第1側壁部41に対して相対移動することで、第1側壁部41を第1方向D1における他側S2に延長させた位置に配置される。つまり、第3具体例による外壁部40の第1側壁部41と延長外壁部60の第1延長側壁部61とによって、上述した高さ可変の部分(内側部、内壁部)、より具体的には図2〜図8を参照して説明した高さ可変の第1側壁部を構成している。このような第3具体例によれば、第1延長側壁部61を第1側壁部41に対して相対移動させることによって、例えば第2方向D2が鉛直方向に沿うようにしてラック20が配置された場合に、ラック20によって複数の容器10を安定して保持することができ、しかもラック20自体の配置も安定させることができる。
また、図15及び図16に示すように、一対の第2延長側壁部62は、外壁部40の各第2側壁部42に相対移動可能に支持されている。各第2延長側壁部62は、第2側壁部42に対して相対移動することで、第2側壁部42を第1方向D1における他側S2に延長させた位置に配置される。つまり、第3具体例による外壁部40の第2側壁部42と延長外壁部60の第2延長側壁部62とによって、上述した高さ可変の部分(内側部、内壁部)、より具体的には図2〜図8を参照して説明した高さ可変の第2側壁部を構成している。このような第3具体例によれば、第2延長側壁部62を第2側壁部42に対して相対移動させることによって、例えば第3方向D3が鉛直方向に沿うようにしてラック20が配置された場合に、ラック20によって複数の容器10を安定して保持することができ、しかもラック20自体の配置も安定させることができる。
さらに、図13及び図14に示すように、延長仕切壁部63は、仕切壁部45に相対移動可能に支持されている。各延長仕切壁部63は、仕切壁部45に対して相対移動することで、仕切壁部45を第1方向D1に延長させた位置に配置される。つまり、第3具体例による仕切壁部45と延長外壁部60の延長仕切壁部63とによって、上述した高さ可変の部分(内側部、内壁部)、より具体的には図2〜図8を参照して説明した高さ可変の仕切壁部を構成している。このような第3具体例によれば、延長仕切壁部63を仕切壁部45に対して相対移動させることによって、例えば第2方向D2が鉛直方向に沿うようにしてラック20が配置された場合に、ラック20によって複数の容器10を安定して保持することができる。
図13〜図16に示された例において、延長外壁部60は外壁部40に揺動可能に支持されている。第1延長側壁部61は、その一端において、第1側壁部41の上端に揺動可能に接続している。第2延長側壁部62は、その一端において、第2側壁部42の上端に揺動可能に接続している。延長仕切壁部63は、その一端において、仕切壁部45の上端に揺動可能に接続している。第1延長側壁部61の揺動軸線および延長仕切壁部63の揺動軸線は、第3方向D3に平行となっている。第1延長側壁部61の長さ及び延長仕切壁部63の長さは、収容空間AS内で揺動可能となる範囲において適宜設定することができる。したがって、第1延長側壁部61の長さ及び延長仕切壁部63の長さを、例えば、収容空間ASの第2方向D2に沿った幅未満に設定することができる。同様に、第2延長側壁部62の揺動軸線は、第2方向D2に平行となっている。第2延長側壁部62の長さは、収容空間AS内で揺動可能となる範囲において適宜設定することができる。したがって、第2延長側壁部62の長さを、例えば、収容空間ASの第3方向D3に沿った幅未満に設定することができる。
なお、延長外壁部60と外壁部40との相対移動は、揺動に限られず、一例として並進移動であってもよい。同様に、延長仕切壁部63と仕切壁部45との相対移動は、揺動に限られず、一例として並進移動であってもよい。図17には、延長外壁部が、外壁部40に対して摺動可能に支持されている。図17に示された例において、延長外壁部60は外壁部40に対して第1方向D1に並進移動する。図17に示された例によれば、延長外壁部60の外壁部40からの延出量を最大延出量以下の範囲で任意に調節することができる。この例によれば、容器10の大きさに応じて、例えばフィルム容器への内容量に応じて、延長外壁部60及び外壁部40からなる壁部(側部)の第1方向D1に沿った高さを調節することが可能となる。
なお、図17に示された例において、延長外壁部60は、第1延長側壁部61と延長仕切壁部63とを含んでいるが、第2側壁部42に摺動可能に支持された第2延長側壁部62を有するようにしてもよい。
延長外壁部60と外壁部40との相対移動は、揺動でも摺動による並進移動であっても、簡単な操作によって、延長外壁部60を外壁部40から第1方向D1に延出させることができる。
<第4具体例>
次に、図18〜図22を参照して、ラック20の第4具体例について説明する。
第4具体例によるラック20は、第1方向D1における一側S1から内部空間ISを区画する底部35と、第1方向D1に直交する方向から内部空間ISを区画する外壁部40と、第1方向D1に直交する第2方向D2に内部空間ISを区分けして収容空間ASを形成する仕切壁部45と、を有している。上述してきた他の具体例では、底部35は外壁部40に固定されていてもよかった。一方、第4具体例でのラック20は、外壁部40に着脱可能な底部35を含んでいる。
まず、図18〜図21に示された第4具体例では、第1方向D1における底部35の外壁部40に対する位置が可変となっている。図18〜図21に示された例において、外壁部40の一対の第1側壁部41の各々に、第1貫通孔65及び第2貫通孔66が形成されている。一対の第1側壁部41に形成された第1貫通孔65は、第1方向D1に沿って同一の位置に形成され、第2方向D2に平行な一直線上に位置して第2方向D2に対面している。同様に、一対の第1側壁部41に形成された第2貫通孔66は、第1方向D1に沿って同一の位置に形成され、第2方向D2に平行な一直線上に位置して第2方向D2に対面している。底部35は、一対の第1側壁部41に形成された一対の第1貫通孔65に取り外し可能に挿入される。また、底部35は、一対の第1側壁部41に形成された一対の第2貫通孔66に取り外し可能に挿入される。
第1貫通孔65は、第2貫通孔66よりも第1方向D1における他側S2に位置している。したがって、図18及び図19に示すように、底部35が一対の第1貫通孔65を通過することで外壁部40の支持されている場合、外壁部40のうちの内部空間IS(収容空間AS)を区画する部分は短くなり、すなわち収容空間ASの内壁部または内側部は低くなり、収容空間ASの第1方向D1への深さは浅くなる。一方、図20に示すように、底部35が一対の第2貫通孔66を通過することで外壁部40の支持されている場合、外壁部40のうちの内部空間IS(収容空間AS)を区画する部分は長くなり、すなわち収容空間ASの内壁部または内側部は高くなり、収容空間ASの第1方向D1への深さは深くなる。
なお、図18〜図20に示された例において、仕切壁部45にも、第1側壁部41の第1貫通孔65及び第2貫通孔66に対応した、第1貫通孔67及び第2貫通孔68が形成されている。底部35は、第1側壁部41の第1貫通孔65を通過するとき、仕切壁部45の第1貫通孔67も通過する。また、底部35は、第1側壁部41の第2貫通孔66を通過するとき、仕切壁部45の第2貫通孔68も通過する。このような例によれば、底部35を外壁部40によって安定して支持することができる。ただし、その一方で、図21に示すように、仕切壁部45の第1方向D1における一側S1での端部が、第1側壁部41の第1貫通孔65よりも、第1方向D1における他側S2に位置するようにしてもよい。図21に示す例によれば、底部35を支持するための貫通孔を仕切壁部45に設ける必要がなくなる。
図18〜図21に示された第4具体例によれば、第1方向D1における底部35の外壁部40に対する位置が可変となっている。このような第4具体例では、外壁部40に対する底部35の位置を調整することで、内部空間ISに対面する底部35の第1方向に沿った高さを可変とし、収容空間ASの内壁部または内側部の高さを調節することができる。このように、底部35の高さを可変としたことにより、各処理が施される容器10を適切且つ安定してラック20の収容空間ASに保持することが可能となる。
次に、図22は、第4具体例の一変形例を示している。図22に示されたラック20は、第1方向D1における一側から内部空間ISに対向する固定底部35Aと、固定底部35Aよりも第1方向D1における他側となる位置に外壁部40によって取り外し可能に支持される補助底部35Bと、を有している。ラック枠体22の外壁部40及び仕切壁部45には、図18〜図21を参照して説明したラック20と同様に、第1貫通孔65,67が設けられている。補助底部35Bは、図18〜図21を参照して説明したラック20における底部35と同様に構成され得る。補助底部35Bは、第1貫通孔65,67に挿入されることで外壁部40に取り付けられ、第1貫通孔65,67から抜くことで外壁部40から取り外される。一方、図22に示されたラック枠体22では、図18〜図21を参照して説明したラック20における第2貫通孔66,68が設けられておらず、代わりに、固定底部35Aが設けられている。図22に示された例では、外壁部40に対する補助底部35Bの着脱により、外壁部40のうちの内部空間ISに対面する部分の第1方向1に沿った高さを可変とすることができ、収容空間ASの内壁部または内側部を調節することができる。このように、外壁部40のうちの内部空間ISに対面する部分の高さを可変としたことにより、各処理が施される容器10を適切且つ安定してラック20の収容空間ASに保持することが可能となる。
なお、上述した第4具体例では、第1側壁部41や仕切壁部45に形成された貫通孔を通過させることによって、底部35及び補助底部35Bを外壁部40で支持し得るようにした。しかしながら、この例に限られず、第2側壁部42に形成された貫通孔を通過させることによって、底部35及び補助底部35Bを外壁部40で支持するようにしてもよい。或いは、貫通孔の通過によらず、種々の接続具等を用いることで、底部35及び補助底部35Bを外壁部40によって支持するようにしてもよい。
以上において、第1〜第4具体例を参照しながら一実施の形態について説明してきた。上述した一実施の形態によるラック20は、第1方向D1に開口した内部空間ISを区画する外枠部30と、第1方向D1に直交する第2方向D2に内部空間ISを区分けして各々に容器10が収容される収容空間ASを形成する仕切壁部45と、を有している。そして、外枠部30及び仕切壁部45の少なくとも一方が、収容空間ASを区画し且つ第1方向D1に沿った高さが可変である部分(壁部、側部)を含んでいる。
したがって、容器10に対する処理内容に応じて内部空間ISに対面する壁部の高さを調節することにより、各処理が施される容器10を適切且つ安定して収容空間ASに保持することが可能となる。したがって、内容物量や保持される向きに応じて大きく変形し易いフィルム容器、とりわけ液体を充填されるフィルム容器に対して、ラック20は好適である。さらに、容器10およびその内容物に対する処理が安定して処理効率、生産性、歩留りを向上させることができることから、例えばタンパク質を含有した容器や細胞を懸濁した細胞懸濁液等の高価な液体を保持する容器10に対して、好適である。
より具体的には、壁部の高さを低くして収容空間ASの内壁部または内側部を低くすると、容器10の注出入口15の周辺を収容空間ASの外部に露出させることができる。この場合、注出入口15を介した処理、例えば、容器10の内部への液体の充填、とりわけ柔軟性を有したフィルム容器への液体の充填を安定して実施することができる。また、容器10の注出入口15の周辺が収容空間ASの外部に露出するので、容器10の注出入口15の周辺を手や機械によって把持することも可能となる。一方、壁部の高さを高くして収容空間ASの内壁部または内側部を高くすると、ラック20の収容空間ASに容器10を安定して保持することが可能となる。したがって、ラック20の第1方向D1が鉛直方向から傾斜するように、更には第1方向D1が鉛直方向から直交するようにラック20を保持した場合にも、容器10が収容空間ASから滑り出したり落下したりすることを効果的に防止して、容器10を収容空間ASに安定して保持することができる。とりわけ、液体が充填されたフィルム容器を均一な厚さとしながら安定して保持することも可能になり、容器10内の液体に均一な処理を行うことが可能となる。
一実施の形態を複数の具体例により説明してきたが、これらの具体例が一実施の形態を限定することを意図していない。上述した一実施の形態は、その他の様々な具体例で実施されることが可能であり、その要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、追加を行うことができる。例えば、ラック20に保持される容器10をフィルム容器以外の容器とすることができる。また、容器10に収容される内容物を、タンパク質を含有した容器や細胞を懸濁した細胞懸濁液以外の液体としてもよいし、更には液体以外としてもよい。
10 容器
11 容器本体
12 フィルム基材
15 注出入口
16 筒状材
20 ラック
21 ラック箱体
22 ラック枠体
23 ラック延長壁体
25 落下防止部
26 取っ手
27 識別表示手段
28 ラック識別表示手段
29 接続具29
30 外枠部
35 底部
35A 固定底部
35B 補助底部
40 外壁部
40X 筒状外壁部
41 第1側壁部
42 第2側壁部
45 仕切壁部
50 延長外枠部
51 連結枠部
52 延長仕切枠部
53 補強枠部
60 延長外壁部
60X 筒状延長外壁部
61 第1延長側壁部
62 第2延長側壁部
63 延長仕切壁部
65 第1貫通孔
66 第2貫通孔
67 第1貫通孔
68 第2貫通孔
70 充填装置
71 充填ノズル
72 クランプ機構
75 タンク
76 処理装置
D1 第1方向
S1 一側
S2 他側
D2 第2方向
D3 第3方向
IS 内部空間
AS 収容空間

Claims (26)

  1. 第1方向に開口した内部空間を区画する外枠部と、
    前記第1方向に直交する第2方向に前記内部空間を区分けして各々に容器が収容される収容空間を形成する仕切壁部と、を備え、
    前記外枠部及び前記仕切壁部の少なくとも一方は、前記収容空間を区画し且つ第1方向に沿った高さが可変である部分を含む、ラック。
  2. 前記外枠部は、前記第2方向から前記内部空間を区画し且つ前記第1方向に沿った高さが可変である第1側壁部を含む、請求項1に記載のラック。
  3. 前記外枠部は、前記第1方向及び前記第2方向の両方に直交する第3方向から前記内部空間を区画し且つ前記第1方向に沿った高さが可変である第2側壁部を含む、請求項1又は2に記載のラック。
  4. 前記外枠部に取り外し可能に取り付けられた落下防止部であって、前記内部空間に前記第1方向から対面する位置に配置されて前記容器の前記収容空間からの脱落を規制する落下防止部を、更に備える、請求項1〜3のいずれか一項に記載のラック。
  5. 前記仕切壁部の前記第1方向に沿った高さが可変である、請求項1〜4のいずれか一項に記載のラック。
  6. 各収容空間を他の収容空間から識別するための表示手段を更に備える、請求項1〜5のいずれか一項に記載のラック。
  7. 他のラックと識別するための表示手段を備える、請求項1〜6のいずれか一項に記載のラック。
  8. 他のラックとの接続に用いられる接続具を更に備える、請求項1〜7のいずれか一項に記載のラック。
  9. 各収容空間は、対向して配置されたフィルム基材を有したフィルム容器を収容する偏平した空間である、請求項1〜8のいずれか一項に記載のラック。
  10. 各収容空間は、前記第2方向に沿った幅が、前記第1方向に沿った深さよりも小さく且つ前記第1方向及び前記第2方向の両方に直交する第3方向に沿った幅よりも小さい、偏平した空間である、請求項1〜9のいずれか一項に記載のラック。
  11. 内部空間を区分けしてなる複数の収容空間に容器を収容するラックであって、
    第1方向における一側から前記内部空間を区画する底部と、前記第1方向に直交する方向から前記内部空間を区画する外壁部と、前記第1方向に直交する第2方向に前記内部空間を区分けして前記収容空間を形成する仕切壁部と、を有し、前記第1方向における他側に開口したラック箱体と、
    前記外壁部に取り外し可能に接続したラック枠体と、を備え、
    前記ラック枠体は、前記外壁部にそれぞれ取り外し可能に取り付けられて前記外壁部の前記第1方向における他側に延び出す延長外枠部と、一対の延長外枠部を連結し前記内部空間に前記第1方向における他側から対面する連結枠部と、を有する、ラック。
  12. 前記ラック箱体の前記外壁部は、前記第2方向における両側から前記内部空間を区画する一対の第1側壁部を含み、
    前記ラック枠体の前記一対の延長外枠部は、前記一対の第1側壁部にそれぞれ取り外し可能に取り付けられる、請求項11に記載のラック。
  13. 前記ラック枠体は、前記連結枠部から延出した複数の延長仕切枠部であって、各仕切壁部の前記第1方向における他側に位置し且つ隣り合う二つの収容空間を区分けする複数の延長仕切枠部を、更に有する、請求項11又は12に記載のラック。
  14. 前記ラック枠体は、前記第1方向及び前記第2方向の両方に直交する第3方向に離間した複数のラック枠体を含む、請求項11〜13のいずれか一項に記載のラック。
  15. 内部空間を区分けしてなる複数の収容空間に容器を収容するラックであって、
    第1方向における一側から前記内部空間を区画する底部と、前記第1方向に直交する方向から前記内部空間を区画する外壁部と、前記第1方向に直交する第2方向に前記内部空間を区分けして前記収容空間を形成する仕切壁部と、を有し、前記第1方向における他側に開口したラック箱体と、
    前記外壁部上に取り外し可能に設けられ前記外壁部の前記第1方向における他側に位置するラック延長壁体と、を備える、ラック。
  16. 前記ラック延長壁体は、四角筒状の輪郭を有する筒状延長外壁部を含む、請求項15に記載のラック。
  17. 前記ラック延長壁体は、各仕切壁部の前記第1方向における他側に位置し且つ隣り合う二つの収容空間を区分けする複数の延長仕切壁部を、含む、請求項15又は16に記載のラック。
  18. 内部空間を区分けしてなる複数の収容空間に容器を収容するラックであって、
    第1方向から前記内部空間を区画する底部と、
    前記第1方向に直交する方向から前記内部空間を区画する外壁部と、
    前記第1方向に直交する第2方向に前記内部空間を区分けして前記収容空間を形成する仕切壁部と、
    前記外壁部に相対移動可能に支持された延長外壁部であって、前記外壁部に対して相対移動することで前記外壁部を前記第1方向に延長させた位置に配置される延長外壁部と、を備える、ラック。
  19. 前記延長外壁部は、前記外壁部に摺動可能に支持されている、請求項18に記載のラック。
  20. 前記延長外壁部は、前記外壁部に揺動可能に支持されている、請求項18に記載のラック。
  21. 前記外壁部は、前記第2方向から前記内部空間を区画する第1側壁部を含み、
    前記延長外壁部は、前記第1側壁部に相対移動可能に支持された第1延長側壁部であって、前記第1側壁部に対して相対移動することで前記第1側壁部を前記第1方向に延長させた位置に配置される第1延長側壁部を含む、請求項18〜20のいずれか一項に記載のラック。
  22. 前記外壁部は、前記第1方向及び前記第2方向の両方に直交する第3方向から前記内部空間を区画する第2側壁部を含み、
    前記延長外壁部は、前記第2側壁部に相対移動可能に支持された第2延長側壁部であって、前記第2側壁部に対して相対移動することで前記第2側壁部を前記第1方向に延長させた位置に配置される第2延長側壁部を含む、請求項18〜21のいずれか一項に記載のラック。
  23. 前記仕切壁部に相対移動可能に支持された延長仕切壁部であって、前記仕切壁部に対して相対移動することで前記仕切壁部を前記第1方向に延長させた位置に配置される延長仕切壁部を、更に備える、請求項18〜22のいずれか一項に記載のラック。
  24. 内部空間を区分けしてなる複数の収容空間に容器を収容するラックであって、
    第1方向から前記内部空間を区画する底部と、
    前記第1方向に直交する方向から前記内部空間を区画する外壁部と、
    前記第1方向に直交する第2方向に前記内部空間を区分けして前記収容空間を形成する仕切壁部と、を備え、
    前記第1方向における前記底部の前記外壁部に対する位置が可変となっている、ラック。
  25. 前記底部は、前記第1方向における位置が変更可能となるように前記外壁部によって支持されている、請求項24に記載のラック。
  26. 内部空間を区分けしてなる複数の収容空間に容器を収容するラックであって、
    第1方向における一側から前記内部空間に対向する固定底部と、
    前記第1方向に直交する方向から前記内部空間を区画する外壁部と、
    前記固定底部よりも前記第1方向における他側となる位置に前記外壁部によって取り外し可能に支持される補助底部と、
    前記第1方向に直交する第2方向に前記内部空間を区分けして前記収容空間を形成する仕切壁部と、を備える、ラック。
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