JP2020054552A - 洗濯機 - Google Patents

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Masao Imanari
正雄 今成
智則 金子
Tomonori Kaneko
智則 金子
川村 圭三
Keizo Kawamura
圭三 川村
康博 松井
Yasuhiro Matsui
康博 松井
浩司 千葉
Koji Chiba
浩司 千葉
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Noriyuki Kita
慎勇希 北
益明 井上
Masuaki Inoue
益明 井上
丈 曽我
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丈 曽我
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Takashi Kuroda
隆 黒田
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卓也 立山
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Ryohei Yamamoto
涼平 山本
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Abstract

【課題】測定対象とする液面の変動に対する影響を受けにくく、安定した液面検知が可能な洗濯機を提供する。【解決手段】洗濯液を格納するタンクと、タンクを収納するタンクトレイと、洗濯液の残量を検知する残量検知手段と、を有し、残量検知手段は、磁石を備えたフロートと、タンクの底裏、且つタンクトレイ底部に設けた磁気センサを有し、磁気センサは、磁気センサと非接触で磁石を検知して洗濯液の残量を検知し、フロートは、タンクに接続されたヒンジにより、洗濯液の液面に伴い移動可能とし、磁石は、フロートが可動範囲の最下部に位置した状態において、磁気センサ側に磁極のどちらかが向き合う配置とした構成とする。【選択図】 図6

Description

本発明は、衣類等の洗濯を行う洗濯機に関する。
核家族化が定着して久しいが、最近では少子高齢化に伴い家族の構成人員は一人から世代を渡っての大家族まで、ますます多分類化されてきている。生活スタイルも、あえて自然に親しんで暦に同調して日の出、日の入りに伴った寝食を好むスタイルから、昼夜の区別に拘わらずに趣味や実益を重視した時間間隔によるスタイルまで、多様化してきている。
その反面、洗濯という家事を無縁とする生活を営む人は少なく、かえってさまざまな汚れに応じて洗濯に工夫をこらす人も少なくない。しかしながら洗濯工程そのものを楽しむ人は少なく、できるかぎり手間を省いて、汚れ落ちの結果を重んじる要求・ニーズは強まる傾向にある。
洗濯機における洗剤自動投入機構は省手間につながる技術の一つである。とくに最近は液体洗剤が急速に普及し、液体洗剤に限った自動投入機構であっても要求度は高い。洗剤自動投入機構の搭載には、残りの洗剤量を検知する技術が必須となる。洗剤残量が不足しているのに、そのまま洗濯を複数回し続けると汚れは落ちないどころか、もし布に沈着してしまえば、その後に洗剤を使用してもきわめて汚れが落ちにくい状態を引き起こす。よって洗剤の残りが少なければ次回の洗濯までに、ユーザにお知らせしなければならない。
洗剤タンク内の残量を検知する手法としては、残量に基づく質量、液面高さなどの物理量を検知するのが手軽で効果的である。なかでも液面を検知する手段としては大別して2つある。
一つは、液面高さの変化に応じて変位する可動部を設け、さらにその変位を直接読み取るかもしくは信号に変換して判別する方法である。
一つは、液面高さに応じて変化する物理量を検知して、判定する方法である。
前者に値する特許文献1には「リードスイッチ9を内蔵した支柱11と、その周囲に配設し液面により上下動して内部のリードスイッチ9をON/OFFする磁性体フロート12と、支柱11の下部に設けたおもり部13からなる」ものが記載されており、「タンク内に設けるフロートスイッチはその支柱を少なくとも下部がタンク内の液体中に沈んでタンク部の底面に載置状態になるように形成するとともに、支柱からリード線を出してタンク外に導くように構成」したものが記載されている。
後者に関する特許文献2には、「サーミスタを有する液面検知手段とを備え、容器内の液体洗剤の変位をサーミスタの電気的特性の変化によって検知するようにした電気洗濯機」が記載されている。
特開平4−276522号公報 特開2006−334204号公報
特許文献1記載の液面検知装置では、支柱が浸水した後にフロートが降下してくると、支柱とフロートの隙間は液で満たされて、揮発成分を含む液体洗剤では、揮発成分が抜けるに従って固着する。またフロートを浸水させずに常に液面高さ付近で浮くものとすると、支柱とフロートの摺動高さ範囲を大きくせざるを得ないので、支柱に内蔵したリードスイッチに磁性体の磁力を伝えるためには、摺動部の隙間を十分開けられず、固着しやすい。逆にフロートの摺動高さ範囲を狭めて、ある液面高さにおいてのみ検知できるものとすると、タンクに十分な液がある状態(フロートの上限高さよりも液面が完全に上に位置している状態)では、フロートは水没した状態で上限高さにとどまることになり、固着しやすい。またフロートの摺動高さ範囲を狭めたことで、タンクの底面付近に常に磁性体がとどまることになり、磁性体からの磁力線が筐体内の他の電気品へ影響を及ぼしてしまう。
特許文献2に記載のサーミスタ方式では、洗剤タンクを本体から取り外して洗浄可能とした場合、サーミスタへの供給電源のケーブルの脱着を必要とする。使い勝手が悪く、通電有無に対する安全策も必要となる。
また一般的には、タンクの内容積は液体洗剤を充填できる実容積に繋がるので、タンクの満液時における検知手段の占有容積は小さいほうがよく、フロートを用いた場合においても小さいほうが望ましい。その反面、フロートの高さ変化を検知に利用する場合は、液面変動に対するフロートの安定性も必要とされる。
よって本発明は、測定対象とする液面の変動に対する影響を受けにくく、安定した液面検知が可能な洗濯機を提供することを目的とする。
上記課題を解決する為に、本発明の洗濯機は、洗濯液を格納するタンクと、タンクを収納するタンクトレイと、洗濯液の残量を検知する残量検知手段と、を有し、残量検知手段は、磁石を備えたフロートと、タンクの底裏、且つタンクトレイ底部に設けた磁気センサを有し、磁気センサは、磁気センサと非接触で磁石を検知して洗濯液の残量を検知し、フロートは、タンクに接続されたヒンジにより、洗濯液の液面に伴い移動可能とし、磁石は、フロートが可動範囲の最下部に位置した状態において、磁気センサ側に磁極のどちらかが向き合う配置とした構成とする。
また、洗濯液を格納するタンクと、タンクを収納するタンクトレイと、洗濯液の残量を検知する残量検知手段と、を有し、残量検知手段は、磁石を備えたフロートと、フロートは非接触に設けた複数の磁気センサを有し、磁気センサは、磁石を検知して洗濯液の残量を検知し、フロートは、タンクに接続されたヒンジにより、洗濯液の液面に伴い所定の軌跡で移動可能とし、複数の磁気センサの各々は、磁石の軌跡に対して、磁石の磁極と向き合うように並べて配置させた構成とする。
本発明によれば、測定対象とする液面の変動に対する影響を受けにくく、安定した液面検知が可能な洗濯機を提供することができる。
本発明の実施形態に係る洗濯機を示す外観斜視図である。 本発明の実施形態に係る洗濯機の内部構造を示す右側面の概略断面図である。 本発明の実施形態に係る洗濯機の制御装置の構成を示すブロック図である。 第1実施形態例に係る洗濯機における洗濯運転の運転工程を説明する工程図である。 第1実施形態例に係る洗濯機における洗剤自動投入ユニットの斜視図である。 第1実施形態例に係る洗濯機における洗剤タンクの断面図である。 第1実施形態例に係る洗濯機におけるタンクトレイを上側から見た斜視図である。 第1実施形態例に係る洗濯機における外槽を本体正面側からみた斜視図である。 本発明の実施形態に係る洗濯機の洗剤タンクの変形例を示した断面図である。 第2実施形態例に係る洗濯機における洗剤自動投入ユニットの斜視図である。 第2実施形態例に係る洗濯機における洗剤タンクと柔軟剤タンクの断面図である。
以下、実施例を図面を用いて説明する。洗濯工程においては、ドラム式洗濯機でも、洗濯物を入れるバスケットの出し入れ口を上方とし回転モータを下方に収めて、設置面に対してバスケットの回転主軸を略垂直としたいわゆるタテ型洗濯乾燥機(以下、タテ型洗濯乾燥機と呼ぶ)でも基本的には同じ工程であるため、以下の実施例ではドラム式洗濯乾燥機を用いて説明する。
図1は、本発明の第1の実施例に係るもので、ドラム式洗濯乾燥機の外観斜視図を示す。また図2は、本発明の第1の実施例に係るもので、ドラム式洗濯乾燥機の内部構造を示す右側面の概略断面図である。
まず外観及び概略構造について簡単に説明する。ベース1hの上部に、主に鋼板と樹脂成形品で作られた側板1a及び補強材(図示せず)を組合わせて骨格を構成し、さらにその上に前面カバー1c、下部前面カバー1f、上面カバー1eを取り付けることで筐体1を形成している。前面カバー1cには洗濯物207を出し入れするドア9が設けられており、背面には背面カバー1dがとりつけられている。
図1に示す筐体1の内側には図2のごとく、ほぼ中央部に外槽2が備えられている。外槽2は下部の複数個のダンパ5により支持されている。外槽2の内側に回転可能に設けたドラム3には、ドア9を開けて洗濯物207を投入する。ドア9自体は、ドア枠9bにドアガラス9aを固定したものであり、ヒンジ9cにより、筐体に取り付けられている(図1参照)。回転可能なドラム3の開口部の外周には、脱水時の洗濯物207のアンバランスによる振動を低減するための、流体バランサー208が設けられている。また、ドラム3の内側には洗濯物207を持ち上げる複数個のリフター209が設けられている。回転可能なドラム3は金属製フランジ210に連結された主軸211を介して、ドラム駆動用のモータM10aに直結されている。外槽2の開口部には弾性体からなるゴム製のベローズ10が取付けられている。このゴム製のベローズ10は、外槽2内とドア9との水密性を維持する役割をしている。これにより、洗い、すすぎ及び脱水時の水漏れの防止が図られている。回転可能なドラム3は、側壁である円筒部に遠心脱水および通風用の多数の小孔(図示せず)を有する。
洗濯水を外槽2の上部までくみ上げて、ドラム3内の洗濯物207に散布するための循環ポンプ18は、外槽2よりも下部の筐体のベース1h側に固定されている。洗濯水は、外槽下部に設けられた水受け部54の排水口21から、糸くずフィルタ222を通して循環ポンプ18の吸込口側に入り、循環ポンプ18で昇圧されたのち、散水ノズル223からドラム3内に向けて散水される。また水受け部54の底部に排水のために設けた排水口21は、糸くずフィルタ222と排水弁V1を介して、排水ホース26に通じており、水受け部54内の水を排水できる。
一方、オーバーフローホース205は、外槽の前部に取り付けられており、排水弁V1手前で排水口21からの連結ホース(図示せず)と合流している。即ち、排水弁V1が開となれば、オーバーフローホース205は、排水ホース26と連通される構成となっている。水密性よりも水圧上昇に対する安全性を重視させた場合、即ちオーバーフローホース205が取り付けてある所定の水位よりも水量が増えてしまった場合には、いかなる場合でも強制的に排水できるように、オーバーフローホース205を排水弁V1よりも下流側で、排水ホース26と連通させる構成としてもなんら差し支えない。
ドラム3内の洗濯物207に気流を導く送風ダクト29と、送風手段である送風ファン20は、外槽2から離して筐体1に固定(図示せず)されている。吹出しノズル203は、外槽2に、洗濯乾燥機正面からみて回転可能なドラム3の中心軸よりも上側且つ、洗濯乾燥機側面からみて、正面寄りの前側の位置に固定されている。前記吹出しノズル203と温風ヒータ213の出口は、柔軟構造のゴム製の蛇腹管212で、その長手伸縮方向が外槽2に対して略垂直となる配置で接続しており、外槽2の振動を吸収している。排水口21、送風ファン20の吸気口(図示せず)及び吐出口(図示せず)には温度センサ(図示せず)が設けてある。本実施例の加熱手段の一つである温風ヒータ213は必要に応じて、送風温度を調節するのに用いる。
つぎに、洗濯から乾燥工程までを簡単に説明する。図3は、第1実施形態例に係るドラム式洗濯乾燥機における洗濯運転(洗い〜すすぎ〜脱水)の運転工程を説明する工程図である。また図4は、洗濯乾燥運転を制御する制御装置100の構成を示すブロック図である。
制御装置100(運転制御手段)は、モータM10aおよび給水ユニット15、設定に応じて洗剤自動投入ユニット301を制御して洗い運転を実行可能にすると共に、電導度検出手段4で検出した外槽2内の液体の電導度から電導度の算出、液体内に含有している柔軟仕上剤の有無の判定(基準濃度に対する判別)、脱水工程の短縮の判定、すすぎ工程の短縮の判定等を行う装置である。図4に示すように、制御装置100は、マイクロコンピュータ(以下「マイコン」と称する)110、駆動回路、操作スイッチ12、13や電導度検出手段4や各種センサからの入力回路等で構成される。マイコン110は、使用者の操作や、洗濯工程、乾燥工程での各種情報信号を受ける。マイコン110は、駆動回路を介して、モータM10a、給水電磁弁16、排水弁V1、送風ファン20等に接続され、これらの開閉、回転、通電を制御する。また、使用者にドラム式洗濯機に関する情報を知らせるために、表示器14やブザー(図示せず)等を制御する。
洗濯もしくは洗濯乾燥コースを選んで運転を開始すると、投入された洗剤もしくは洗剤自動投入が設定されていればセンシングして判定した負荷に応じた洗剤を投入して洗濯工程から開始する。洗剤自動投入ユニット301にて投入する洗剤量は、圧縮機である供給ポンプ237における単位時間当たりの吐出量と供給ポンプ237の稼動時間から見積もる。
具体的には、工程制御部112は、モータM10aを駆動してドラム3を回転させるとともに、衣類重量算出部114が注水前の洗濯物207の重量(布量)を算出する。電導度測定部115は、給水された水の電導度(硬度)を検出する。また、外槽2の下部(例えば、排水口21)に設けられた温度センサT1で、給水された水の温度を検出する。洗剤量・洗い時間決定部116は、検出した布量、電導度測定部115において電導度検出手段4からの検出値を用いて求めた水の電導度(硬度)、水の温度に基づいてマップ検索により、投入する洗剤量と運転時間を決定する。そして工程制御部112は、決定された洗剤量・運転時間を表示器14に表示する。このとき洗剤自動投入が選択されていれば、所定量の洗濯液である洗剤を自動投入する。以下、洗剤自動投入設定有を前提に説明する。
洗濯工程は、本実施例において基本的には洗剤溶かし工程、前洗い工程、本洗い工程に大別され、さらに本洗い工程は、第1本洗い工程とそれにつづく第2本洗い工程に別れるが、運転経過に対して各々の工程に明確に区別されていなくても機能上はなんら差し支えなく、また後述する工程中の動作の一部を省略しても洗濯工程全体としての機能に変わりは無い。
洗剤溶かし工程は、洗濯開始時の布量センシングで判定した負荷に応じた洗剤投入量を提示し、外部から投入もしくは自動投入された洗剤を水で溶かして、ドラム3内の洗濯物207に散布する工程である。
外部投入用の洗剤投入部7から洗剤自動投入ユニット301のタンクトレイ302を経て投入経路317(図2参照)に給水された水は、自動投入ユニット301からの洗濯液、例えば洗剤が混入された後に、ドラム3底部に位置する水受け部54に導かれる。循環ポンプ18を駆動すると、水受け部54の水は、排水口21から糸くずフィルタ222を介して循環ポンプ18の吸込口(図示せず)に入る。循環ポンプ18で昇圧された洗濯水は、循環ポンプ18の出口と連通する循環吐出口から再び水受け部54に戻される(洗剤溶かし工程の循環経路)。この循環を繰り返すことで、少ない水で洗剤を溶かした高濃度洗剤液を生成する。この高濃度洗剤液をドラム3を回転させて、洗濯物207を攪拌させながら循環ポンプ18にて満遍なく散布する。
図5は、洗剤自動投入ユニットの斜視図である。洗剤自動投入ユニット301は洗剤タンク303、柔軟剤タンク304、これらと逆止弁313を介して接続されるタンクトレイ302、タンクトレイ302の底部外側に各々のタンクに対して設けた磁気センサ310と、逆止弁313から流出する洗濯液である洗剤及び柔軟剤を投入経路に送り込む供給ポンプ237から主に構成されている。
図6は、洗剤タンク303の断面図である。なお、洗剤もしくは柔軟剤の供給動作以外の基本構成や制御動作などは洗剤タンク303及び柔軟剤タンク304で共通となるので、以下の説明においては代表して洗剤タンク303を中心として言及する。洗剤タンク303には、洗剤タンク内部で回転軸314に対して回転自由に取り付けられたフロート305が収められており、このフロート305は、さらに磁石309が内装された浮き部306、フロート305の回転軸314を支えるヒンジ部308、ヒンジ部308と浮き部306を繋ぐアーム307から構成されている。
浮き部306は、液が満たされた状態で、ある沈み込み(たとえば7mm)をもって、浮く質量に調整されており、浮き部306が浮くと磁石309の底面(洗剤タンク及び柔軟剤タンクの底裏側)とタンクトレイ302の底部に、磁石309と非接触で設けた磁気センサ310との距離が定まり、磁気センサ310の受ける磁束密度から磁気センサ310出力が得られる。すなわち、液面高さによって磁石309の底面の位置が定まるので、液面が安定していれば磁気センサ310出力も安定する。また液面に対する浮き部306の高さを、磁束密度の変化で検知するため、液と磁気センサ310とは非接触での測定となる。このためタンクトレイ302からの洗剤タンク303と柔軟剤タンク304の脱着は、電気配線の脱着を伴わずに行える。フロート305内の磁石309の配置は、フロート305が稼動範囲の最下部に位置した状態において、洗剤タンク303及び柔軟剤タンク304を収納するタンクトレイ302の底部に設けた磁気センサ310側にS極もしくはN極の磁極を向けた配置とする。
なお磁極の選択は、磁気センサ310の特性とあわせて選択するが、フロート305の基本動作は変わらない。このような構成とすることで、回転軸314方向での磁気センサ310と磁石309の位置ズレが起きたとしても、磁極は基本的には磁気センサ310側を向いたレイアウトを維持できるので、磁気センサ310で受ける磁束密度の変動を小さく抑えられて磁気センサ310出力への影響を小さくすることができる。さらに必要に応じて、磁石309の断面形状を、図5の洗剤タンク303のフロート305の磁石309のように、回転軸314の軸方向に対して長くすることで、回転軸314方向の磁石309と磁気センサ310の位置ズレに対して、より安定した磁気センサ310出力を確保することができる。
洗剤が使用されるに従い、フロート305の沈み込み深さよりも液面が浅くなり、浮き部306が洗剤タンク303底面に接触する。いわゆる底付きした状態が、磁石309と磁気センサ310がもっとも接近した状態であり、それよりも液が満たされていると、浮き部306がヒンジ部308を中心軸として洗剤タンク303内で弧を描くような軌跡を伴って浮いた状態となる。このため、タンクトレイ302からその周囲(筐体内)への磁束の影響が大きくなるのは、浮き部306が底付き状態のとき(磁石309の磁極が最も洗剤タンク303の内壁に接近した状態)であり、それ以外の状態では、磁石309は洗剤タンク303の側壁や底壁からある程度内側に収まった軌道を描くので、タンクトレイ302周囲の電気部品などへの磁束の影響を小さく抑えることができる。
また本実施例では、洗剤タンク303の底部には洗剤タンク303高さ方向に対して傾斜を設けて、特に液面が低い領域において液の減り具合に対する液面高さ変化を大きくしている。これにより、洗剤が残り少なくなったときに、液の減り具合に対する磁石309の動きを大きくできるので、磁気センサ310に対する磁束密度の変化割合を大きくできる。
またフロート305の浮き部306の形状について、フロート305の回転軸314方向となるフロート305の幅を、同方向のタンク幅の7割以上とするか、もしくはフロート305の回転軸314まわりの円運動における周方向長さ即ちフロート305の長さに対して、フロート305の幅を0.7倍以上とする。液面が上がっている状態ではフロート305の浮き部306の沈み込み深さは深いが、液面が下がってくると沈み込み量は浅くなってくる(沈みこみの容積はほぼ同じ)。このとき上記のようにフロート305の幅を確保しておくと、フロート305の底面と液面で形成される沈み込みの角度が同じ場合、沈み込み深さの変化量を小さくできる。フロート305の浮き部306の幅を長さに対して0.7倍以上としておくことで、液面低下に伴う浮き部306の沈み込み変化に対して、フロート305の上下方向の変動を抑えて安定させることができる。
例えば、沈みこみ容積7mLを必要とする浮き部306において、長さ50mm、幅20mm(長さに対して0.4倍)では沈み込み角度45度から30度に変化した場合、沈み込み深さは35mmから30.3mmとなり4.7mmの深さ変化となる。一方、長さ50mm、幅35mm(長さに対して0.7倍)では沈み込み深さは20mmから17.3mmとなり2.3mmの変化に抑えられる。
またフロート305の幅を洗剤タンク303の幅の7割以上とすることで、外乱による液面変動が起きても自由液面の幅を3割に抑えておくことで、液面変動の影響を受けにくくできるので、フロート305の動きをより安定させることができる。
以上のように、洗剤タンク303の底部側に配置させた磁気センサ310に対して、磁束密度変化への外乱の影響を抑えて、本来の液面高さ変化に基づく浮き部306の高さ方向の変化割合も円滑な動きとすることができる浮き部306の形状とすることが好ましい。
しかしながら磁気センサ310の出力は液面の変動などの影響を受ける可能性があるので、計測は過去の計測値との比較による推定使用量と、供給ポンプ237の可動時間からの推定吐出量から今回の使用量を見積もるのが好ましい。このため、本実施例では磁気センサ310の出力は液面高さの変化に応じた変化として読み取れるアナログ式としている。
アナログ式では通常、S極とN極で反転させずに出力させるために0mTを印加電圧の中間電圧値にシフトさせた出力にかえているものが多い。たとえば印加電圧5Vの場合、磁束の掛かっていない0mT時の設定出力は2.5Vとなるが、実際には製品ばらつきにより、ずれている場合もある。そこで磁束の掛かっていない状態での出力を2.5Vとする回路上の補正を施すことで、測定精度をより向上させることができる。
さらに磁石309の磁束密度の差異を取り除いて、より精度を向上させるには、フロート305が最下点に位置したときの磁気センサ310出力と前述の0mT時の磁気センサ310出力の2点を測定して補正するのが好ましい。具体的には2点間の出力差が基準とする磁気センサ310の2点間の出力差に対してどの程度(比率)のレベルかを割り出し、この比率に従って、その都度測定した磁気センサ310出力を補正すると、より精度を向上させることができる。
図7は洗剤自動投入ユニット301のタンクトレイ302を上側から見た斜視図である。磁束密度の変化に対する磁気センサ310の出力変化の測定は非接触となるため、洗剤タンク303をタンクトレイ302から外しての清掃時には、電気配線の脱着などを必要とせずユーザの負担を軽減できる。さらに非接触式では、測定面の汚れは測定に影響を及ぼすが、本実施例では、洗剤供給時の給水の一部を、外部投入の洗剤投入部7およびタンクトレイ302を介して外槽底部に給水する通水経路318を通すとともに、さらに給水の一部もしくは供給ポンプ237およびその周囲配管(図示せず)の残水を、取入口315を通して流水経路316から磁気センサ310取付部周辺に流す構成としている。これにより、常にタンクトレイ302内面は洗浄できる構成となっているので、磁気センサ310と磁石309が向き合う間隙を形成する内壁の清掃性を保持できる。通水経路316を通過した水は外槽2の給水口2a(図2、図8参照)に給水される。なお、磁気センサ310は、洗剤タンクの長手方向中央近傍に配置され、ヒンジ308の設置位置に対して、洗剤タンクの投入トビラ312の洗濯液投入口とは反対側の位置に設けられた構成にしている。
ヒンジ部308は、規定量の洗剤量を充填したときでも液面に浸されない洗剤タンク303上部に設けている。具体的に本実施例においては、回転軸314を受ける軸受部を備えたヒンジ部308をタンク側面間で渡して、側面上部に固定した構成としている。このため仮にフタ311を外して洗剤を充填しようとしたときでも、フロート305の浮き部306はタンク内に収まった状態にできるので、洗剤を周囲にたらさないで済む。また磁気センサ310と向き合う面となるフロート305の浮き部306底面を、フロート305を必要以上に外部に露出させないことで、磁束に影響を及ぼす鉄分などを浮き部306の底面に付着させずに済む。
洗剤を充填する場合、フロート305の浮き部306の沈み込み容積分も目視確認しつつ充填させることができるので、充填後にフタ311を閉めたときでも、万が一洗剤を溢れさせてしまう心配もない。またフタ311を外したときに、洗剤がヒンジ部308から滴り落ちている状況や、有色の洗剤ならばヒンジ部308まで飛び跳ねた形跡も確認できるので、拭き掃除の必要性や洗剤充填量の調整の判断も容易にできる。
循環ポンプ18の出力は、最大洗濯負荷に応じた洗濯水を、外槽2の上方に設けた散水ノズル223まで、くみ上げるのに十分な仕様となっている。このため、前述の洗剤溶かし工程の循環経路で循環させると、循環ポンプ18の所要動力は最終的には熱エネルギーに変わり、高濃度洗剤液の温度を上昇させる。生成された高濃度洗剤液は、この後の工程において外槽2の上方に設けた散水ノズル223までくみ上げられて、ドラム3内の洗濯物207へ散布される。このとき、循環ポンプ18の出口には、外槽2上方まで導く経路と、上述のように散布せずに水受け部54に戻す経路が必要となるが、本実施例では、循環ポンプ18のケーシング外周に各々の経路につながる吐出口(図2参照)を設けておき、循環ポンプ18の回転方向を替えることで、回転方向に応じて最初に連通する吐出口側から吐出させることで経路を切り替えている。あるいは循環ポンプ18の吐出口は一箇所として、その下流側で分岐させて流路を切り替えても、機能としてはなんら差し支えない。
前洗い工程では、通常は外槽2内には洗剤液のしみこんだ洗濯物207と、外槽2底部の水受け部54に少量の洗剤液が存在する。ドラム3を回転させることで、洗濯物207をドラム3上部に持ち上げた後、重力により底部まで落下させるタンブリング動作に基づくたたき洗いを行い続けると、洗濯物207にしみこんだ洗剤液が搾り出てくるので、必要に応じて間欠的に循環ポンプ18を駆動させて、再び洗濯物207に洗剤液を散布する。この動作中においても、洗濯水と洗濯物のいわゆる洗浄温度を上げると、洗浄性能を向上できる。
洗濯されたコースに応じて、高濃度洗剤液が散布された洗濯物207に、送風ファン20からの気流を、温風ヒータ213にて温めたのちに吹きつけて、洗濯物207を温めながら洗浄する。洗濯物207は高濃度洗剤液を保水した状態であるため、洗濯物207の繊維隙間を空気が占めるよりも熱伝導は良く、効率よく加熱できる。また温度を上げることで、保水されている高濃度洗剤液の表面張力を下げることができる。さらに洗濯物207の温度が上がると、繊維中の空気が繊維を膨潤させるので、高濃度洗剤液の繊維への浸透をより促進できる。これにより繊維から、より多くの汚れを短時間で分離できる。分離できた汚れは、保水された高濃度洗剤液内に迅速に分散されるので、再び凝集して再付着することを防ぐことができる。
また汚れによっては、洗濯物207にかけた洗濯水の水量が少ない(洗剤濃度が濃い)ほうがよく落ちる場合と、逆に洗濯水の水量が多い(洗剤濃度が薄い)ほうが良く落ちる場合とがある。両者に作用する汚れ落ちの原動力には違いがあり、以下のように解釈できる。洗剤の主成分の一つである界面活性剤は、繊維の濡れを促進して、さらに汚れや布の表面電位を、界面活性剤のマイナス極性に引き寄せることで、負に帯電させる働きがある。これにより、洗濯物から浮かせた汚れ同士や繊維と汚れの間の反発力を増す効果がある。このため、ファン・デル・ワールス力を主体として付着している固形の汚れの洗浄には、界面活性剤の濃度が濃いほうが、ファン・デル・ワールス力に対抗させる前述の反発力を増強できる。よって固形汚れなどは、一般的に界面活性剤濃度が濃いほうがよく落とせる。
一方、水や洗濯水に溶け易いいわゆる水溶性の汚れは、溶媒である洗濯水に対する溶質となる汚れの濃度によって、溶解速度が変わる。汚れの濃度が薄い液では溶解速度が大きいが、濃い液では溶解速度が低下する。このため洗濯物207が保水する洗濯水中に分散している汚れの濃度を薄めておけば、さらに洗濯物207から汚れが落ちやすい。換言すれば、洗濯物207の保水する洗濯水は、汚れの濃度の極めて低い洗濯水に置き替えてやるか、汚れの濃度を薄めてやる処置が必要となる。即ち、この種の汚れに対する界面活性剤の役割は、洗濯物207からはがした汚れを分散保持して、凝集や再付着を防ぐ役割が大きいので、ある程度の洗剤濃度が満たされていれば、汚れ落ちに対する洗剤濃度の依存性は小さい。
また、どちらの汚れに対しても、洗浄温度を上げることは、結果的に洗浄力を増すことにつながる。前者に対しては、温度を上げることで、洗濯水中の分子拡散が促進されるので、布表面や汚れ表面に、より多くの界面活性剤を付着させることができ、反発力を増強できる。後者に対しても、洗剤溶液中での界面活性剤の拡散が向上し、布表面の濡れを促進できる。さらに分離させた汚れも効果的に拡散できる。
また、循環ポンプ18よりも小流量の循環ポンプ(図示せず)を別置し、水受け部54から汲み上げて送風ファン20出口近傍にて温風内に散布することで、温風に液滴を混ぜて、洗濯物207に散布させてもよい。洗濯工程の途中で、通常の循環量レベルを確保できるまで追加給水して、循環ポンプ18にて散布させると、洗濯物207の温度は急激に低下してしまうが、このような構成にして、少量の循環水を温風にのせて散布させれば、洗濯物207に含まれる水を満遍なく且つ僅かずつ入れ替えることができるため、洗濯物207の急激な温度低下も抑えることができるので、より洗浄性能を向上させることができる。
その後の本洗い工程では、前洗い工程が終了した時点で追加給水して、水受け部54の水量を増やして、水位を上げる。この水位は、循環ポンプ18により水受け部54から洗濯水をくみ上げて、外槽上部の散水ノズル223から連続して散布するのに十分な水位を保つものとする。負荷や水硬度から算出した投入洗剤量を、前記洗剤溶かし工程と本洗い工程で分けて投入しても良い。たとえば洗浄に対して洗剤濃度よりも洗浄温度が効く汚れに対しては、少ない洗濯水量の時に効率よく水温を上げて落とし、その後に規定量に対する残りの洗剤の投入と水の追加で、水温は前半よりも低いが洗剤濃度を前半よりも上げることで、洗剤濃度の影響の大きい汚れを重点的に落とす運転が好ましい。
また全洗濯工程において分割投入される累積の洗剤投入量を規定量よりも増やして、全体的に洗剤濃度を高めにした特別コースを設けるのも良い。散水ノズル223からの散布は、連続であっても間欠であってもよい。具体的には、洗濯物207の裏側などに多くの汚れがまだ付着している間は、連続で散布して洗濯水の攪拌を促進することで、洗濯物207が保水する洗濯水を、常に汚れ濃度の低い洗濯水に入れ替えることができる。その後、汚れがほとんど落ちた後は、たたき洗いの機械力を主体として残りの汚れを落とすほうが洗浄効率がよい。よって後半の散布は、機械力を妨げないように間欠散布とするのが好ましい。
また循環ポンプ18の駆動力を間欠とすることで、消費電力量を抑えられるので、省エネルギーの面からも好ましい。なお散水ノズル223は、外槽2に、洗濯乾燥機正面からみて回転可能なドラム3の中心軸よりも上側且つ、洗濯乾燥機側面からみて、正面寄りの前側の位置に固定されており、散水ノズル223からの噴出範囲を、ドラム3の半径方向に対して広角にして散布する構造としている。この本洗い工程では、広範囲の散布とともに、ドラム3の回転によりドラム3内の下方に溜まった洗濯物207を持ち上げて、ドラム3内の上方から落下させることにより、洗濯物207に機械的な力を与えてたたき洗いをする。ドラム径が大きいほど、広範囲の散布とたたき洗いの相乗効果が得られ、本洗い工程の時間を短縮できる。この工程において、洗濯物及び洗濯水の洗浄温度を上げるには、前洗い工程のように温風を用いても本質的には変わらない。温風吹き出しノズル203と散水ノズル223とは、洗濯乾燥機を正面から見て、中心軸に対して相対する配置としている。ドラム3内の水位を上げることで、同じ回転数に対する循環ポンプの循環水量が増えても、温風による水滴の随伴や水流との直接接触に伴う発泡を抑えた構成としている。
また本実施例では、本洗い工程は、第1本洗い工程および第1本洗い工程の後に実行される第2本洗い工程を実行する。第1本洗い工程の終了時に給水して第2本洗い工程の水量は、第1本洗い工程の水量よりも多くして、第2本洗い工程の循環ポンプ18の循環流量は、第1本洗い工程での循環ポンプ18の循環流量よりも大きくする。さらに、第2本洗い工程のドラム駆動のモータM10aの回転速度は、第1本洗い工程のモータM10aの回転速度よりも低くする。
本洗い工程は主に、水量の少ない前洗い工程では洗いにくい衣類の内側やポケットの中などの汚れを洗濯物207から分離させるために行う。このためさまざまな汚れを落とすために、前述のように水量とドラム駆動のモータM10aの回転速度を変えた、少なくとも2つ以上の工程の組み合わせとするのがより好ましい。第1本洗い工程では、ドラム3の回転速度を高くするため、ドラム3の回転とともに上方に持ち上げられた洗濯物207は、全て下方に落ちずに、大半は遠心力により、ドラム3の内壁にへばり着いた状態で、ドラム3とともに回転している。そこに循環ポンプ18から洗濯水を散布させるので、洗濯物207への洗濯水の貫通流速を速くしている。これにより、汚れを洗濯物207から溶け出しやすくしている。
これに続く第2本洗い工程では、ドラム3の回転速度を第1本洗い工程よりも低くして、遠心力を弱めて前述の洗濯物207のドラム3へのへばりつきを極力抑えて、ドラム3の上方から下方に叩き落すたたき洗いを重視した工程としている。これにより、洗濯物207に機械力を作用させることで、主に疎水性の汚れを落としやすくできる。洗濯物207をドラム3の上方から下方に叩き落とす際に、ドラム3の下方に停留している洗濯水の水位を高くして、かつ循環水量も多くすることで、必要以上に洗濯物207どうしが直接ぶつかり合って、繊維を圧迫させることを防ぐこともできる。
以上のように、本実施例における第1本洗い工程と第2本洗い工程の組み合わせは、洗濯物207の黒ずみ、ごわつきを抑制させる運転アルゴリズムとしており、以下にそのメカニズムを中心に説明する。第1本洗い工程の後に第2本洗い工程を行うが、第2本洗い工程の水位WL2は、第1本洗い工程の水位WL1よりも高くなっている(WL1<WL2)。即ち、外槽2内の洗浄水の水量を増やすことにより、洗濯物207から剥がされた汚れを洗浄水に分散させることができ、洗濯物207から剥がされた汚れが再び洗濯物207に付着することにより生じる「洗濯物の黒ずみ」を抑制することができる。
また、第2本洗い工程のドラム3の回転速度DR2は、第1本洗い工程のドラム3の回転速度DR1よりも遅くなっている(DR1>DR2)。ドラム3の回転速度DR2を回転速度DR1より遅くすることにより、ドラム3の回転によりドラム3内の下方に溜まった洗濯物207を持ち上げてドラム3内の上方から落下させる際、落下を開始する位置が低くなる。即ち、たたき洗いされる洗濯物207に加わる落下衝撃(機械力)が抑制され、「洗濯物のごわつき」を抑制することができる。
また、水位WL2を高くすることによっても、落下衝撃(機械力)が抑制され、「洗濯物のごわつき」を抑制することができる。一方ドラム3の回転速度DR1は、遠心力によってドラム3内壁に張り付いた洗濯物207が、上方に持ち上げられるまでに、重力により全て剥がれ落ちてしまうよりも速い回転速度で回して(遠心力>重力)、すべての洗濯物に対して、たたき洗いのような落下をさせない運転としても、差支えない。即ち、たたき洗いを極力抑えつつ、通常の洗濯運転よりも多い循環量を洗濯物207に通過させることで、洗浄する運転としてもよい。
しかしながら、たたき洗いによる洗浄性能が低下するおそれがあるが、これに対し、第2本洗い工程の循環ポンプ18の流量PF2を、第1本洗い工程の循環ポンプ18の流量PF1よりも大きくすることで(PF1<PF2)、水流による洗浄性能を確保させることができる。たとえば循環ポンプ18の循環流量は、30L/min以上80L/min以下とすることが望ましい。また、第1本洗い工程の運転時間(T1)と第2本洗い工程の運転時間(T2)は、第2本洗い工程の運転時間(T2)の方が第1本洗い工程の運転時間(T1)よりも長くなるように設定するのが望ましい(T1<T2)。このようにすることにより、「洗濯物のごわつき」をより抑制することができる。
また本洗い工程時の制御には主に濁度判定部117と閾値記憶部118を用いて、以下のように制御する。ここで濁度判定部117は、電導度測定部115が測定した電導度に基づいて、衣類の汚れ具合(以下、濁度とする)を判定する機能を有する。閾値記憶部118は、濁度判定部117が衣類の汚れ具合(濁度)を判定する際に用いる閾値を記憶する機能を有する。第1本洗い工程の前後において、電導度測定部115により、洗浄水の電導度EC1を計測する。なお、電導度を計測する際は、給水電磁弁16による外槽2への給水、循環ポンプ18による循環、モータM10aによるドラム3の回転は停止されていることが望ましい。
濁度判定部117において、第1本洗い工程の前後で測定した電導度EC1の差が、閾値記憶部118に記憶された閾値以上か否かを判定する。もし否(閾値よりも低い)であれば、汚れが少ないと判断し、可であれば、汚れが多いと判断して、その後の第2本洗い工程に進む。
第2本洗い工程は、前述のように第1本洗い工程よりも水位を高くして、さらに循環ポンプ18の循環流量も多くしたたたき洗いとしている。即ち、洗濯物207がドラム3上方に持ち上げられて、下方にたたき落とされた際に、洗濯物207どうしがぶつかり合って、繊維を圧迫するのを防いでいる。しかしながらこの工程が長いほど、洗濯物207のごわつきは増大する傾向にある。したがって、汚れが比較的少ない場合は、第2本洗い工程を極力短くしたい。そこで、汚れが少ないと判断できた場合には、第2本洗い工程の運転時間を短く調整する。なお、濁度の判定は、他の工程間の切り替えタイミングや各工程の運転時間の見直しにも使用できる。
すすぎ工程では、排水弁V1を開けて、洗濯水を排水した後、排水弁V1を閉じて、外槽2内に所定の水位まですすぎ水を給水する。柔軟剤の自動投入が設定されていれば、すすぎ工程のうち、最後のすすぎ工程において洗剤自動投入と同様に投入する。手動柔軟剤投入部およびタンクトレイに給水された水は、洗剤自動投入ユニット301からの柔軟剤が混入された後に、ドラム3底部に位置する水受け部54に導かれる。その後、ドラム3を回転させて、洗濯物207とすすぎ水を攪拌してすすぐ。
自動投入後は、洗剤および柔軟剤どちらにおいても残量検知を行う。タイミングとしては、磁気センサ310への電気的ノイズや液面の振動に伴うフロート305の浮き部306の変動が現れないかもしくは補正できる程度のタイミングで行う。
洗濯工程及びすすぎ工程時の給水と工程内での洗濯水とすすぎ水の電導度測定に用いる給水経路50および電導度検出手段4について説明する。図8は、外槽2を本体正面側からみた斜視図である。外槽2は、外周壁51と底壁52とを有する。外槽2の底壁52の背面53(内面)には、水、洗剤、漂白剤等を含む液体を給水口2aから外槽2の下方部分に導くための給水経路50(溝55)が形成されている。ここでは、外周壁51から底壁52にかけての円筒形状の外周壁51の内径が徐々に減少する繋ぎ部分は、底壁52に含まれることとする。
給水経路50は、外槽2内の上部に供給された水を、外槽2の内底部に形成された水受け部54に流れるようにガイドする経路である。この給水経路50は、例えば、外槽2の上部に形成され、外槽2内に液体を供給する給水口2aと、外槽2の底壁52に形成され、液体を給水口2aから外槽2の下方部分に導くための溝55と、溝55の下端部以外を覆って管路を形成するカバー部材61と、を備えて構成されている。なお、カバー部材61は、設けなくても構わない。
溝55は、給水口2aから鉛直方向下方に延び、外槽2の下方部分に向けて、緩やかにカーブした略円弧形状に形成された流路(給水経路50)からなる。溝55は、縦断面視においてコ字状に形成され、給水口2aから外槽2内への給水は、矩形断面の奥側隅部付近を流れ、溝55内から外槽2内に広がり出ることはない。
カバー部材61は、溝55の形状に対応して平面上で湾曲した帯状板体であり、カバー部材61の材質としては、例えば外槽2と同じPP(ポリプロピレン)が使用されている。外槽2の溝55の両側部には、背面53よりも後方に退避した段部(図示省略)が形成されており、この段部(図示省略)上にカバー部材61が配置されることにより、カバー部材61の上面(前面)が背面53よりも前方に出っ張らないようになっている。カバー部材61は、その帯状板体の両側部の複数個所に設けられたねじ穴にねじ部材(図示省略)等により外槽2に固定されて、給水経路50の管路が形成される。
電導度検出手段4は、給水口2aから供給された水が最初に触れる位置に設けられている。即ち、給水口2aから供給された水が溝55から水受け部54に流下する位置に設けてある。このため電導度検出手段4は、水道水が給水された場合、水の電導度を正しく測定することができる。洗剤や柔軟剤が供給された場合も、電導度検出手段4は、水の中に洗剤や柔軟剤が含まれていることを検知することができる。また、電導度検出手段4は、水受け部54の内部に配置されているので、前述の洗剤溶かし工程において、洗剤が溶かされた水の電導度を検出することができるようになっている。
また電導度検出手段4は、洗濯前の水道水、洗濯運転(洗い、すすぎ、脱水)時の洗濯水の電導度を検出するセンサであり、合成樹脂製のセンサベースに、一対の電極(図示せず)を備えた構成となっている。電極は、たとえば平板形状とすることにより、電極面積を棒状の電極に比べて広く確保することができ、安定した電導度の検知が可能になる。電導度検出手段4を用いれば、洗濯水やすすぎ水内の洗剤や柔軟剤の有無が判定できるので、洗剤自動投入ユニット301による洗剤もしくは柔軟剤の投入レベルの確認にも併用できる。
具体的には、供給ポンプ237の駆動時間から見積もった洗剤量による洗浄水濃度と、電導度検出手段4で検出した濃度が合っているかモニタして記憶しておく。たとえば大きくずれた状態での運転が数回続いていたら、洗剤自動投入ユニット301からの洗剤供給が良好でないと判断し、使用者に報知する。
脱水工程においては、排水弁V1を開いて外槽2内のすすぎ水を排水した後、ドラム3を回転させて洗濯物207を遠心脱水する。脱水回転数は、洗濯物207のバランスがとれずにモータM10aの電流値が上限を超えるなどの不具合がない限り、負荷に応じた設定回転数まで上昇させる。脱水水の一部が送風ダクト29側に巻き上げられてきても、外槽20背面部と送風ダクト29下部をつなぐジャバラホース215ならびに外槽側取付部18に、送風ダクト29から外槽20背面部に向かって下り傾斜をつけてあるため、速やかに外槽側に戻すことが出来る。脱水回転数を上げて、回転ドラム3が高速回転すると、外槽20にも振動が伝わり、外槽20自身も僅かながら振動する。
送風ダクト29は筐体1に固定されているため、外槽20背面部と送風ダクト29下部をつなぐジャバラホース215が連動して、振動の一部を吸収する。さらに回転ドラム3の高速回転に伴って、振動がドア9側にも伝わるが、ファン出口ダクトのゴム製の蛇腹管212により、送風ファン20への振動伝播を吸収して防ぐことができる。
乾燥工程の前半では、図2に示したように、送風ファン20による断熱圧縮で昇温した空気を回転ドラム3内へ吹出しノズル部203を通して送風して、洗濯物207と熱交換させるとともに洗濯物207から水分を蒸発させる。蒸発した水分を含んで高湿となった空気を、送風ダクト29を通して送風ファン20の吸込口に導き、再び昇圧した後、回転ドラム3内へ送風する。吸気弁204は送風ダクト29の壁面の一部を形成して、送風ダクト29の内と外を隔離した全閉状態としている。回転ドラム3出口の高湿な空気は、外槽2及び送風ダクト29を通るときに、外槽2及び送風ダクト29とも熱交換してもし露点温度以下となれば、飽和蒸気圧が下がる分の水分を外槽2及び送風ダクト29の壁面において凝縮させる。送風ダクト29内で凝縮した水分は、やがて送風ダクト29の下部からジャバラホース215に溜まってくるが、送風ダクト29から外槽2の背面部に向かって下り傾斜をつけてあるため、凝縮水も外槽2を介して排水口39付近まで移送できる。もし凝縮量を増やして乾燥時間の短縮を図る場合は、送風ダクト29内上部に冷却水散水部(図示せず)を設けて、送風ダクト29内に散水して空気を露点以下まで強制的に冷やして、除湿しても何ら差し支えない(水冷除湿方式との併用)。
乾燥工程の後半では、吸気弁204および排水弁V1を開く。図2に、乾燥工程後半における洗濯乾燥機内の空気の流れを示す。送風ファン20吸込側にある吸気弁204を送風ダクト29の内側(風路内)に折り曲げるようにして開く。開度θは、送風ダクト29の風路を大略(漏洩レベルは無視)塞ぐように開いた全開状態θTに対して、本実施例では略半分開く(0<θ<θT)。吸気弁204から送風ダクト29外の筐体内空気を吸い込み、循環空気の一部と混ぜて、回転ドラム3内へ送風する。回転ドラム3から押し出される空気は、排水孔より排水ホース26を通り、排水口21に排出される。一般的な排水トラップ202の場合、水封じ高さは50〜80mm程度あるため、この工程のはじめに、吸気弁204を全開にして、ドラム内圧力を上げて水封じを破っておく。水封じを破るには排水ホース26側の圧力は約1000Pa以上必要となるので、適度に送風ファン20の回転数を上げて昇圧するのが好ましい。また乾燥が進むにつれ、凝縮水が生じ、排水トラップ202に溜まって来る。このため、一定間隔をおいて、前記水封じを破る動作を行なう。
回転ドラム3からの排気は、排水孔から排水弁V1までの接続ホースと、オーバーフローホース205とを通して排気させる。一方、主に筐体底部から筐体内に取り込まれた吸気は、筐体上部にある吸気弁204までの間に、回転ドラム駆動用モータM10やファンモータ214の周囲を通されるため、高温となって吸気弁204から送風ダクト29内に取り込まれる。このため通常は、送風ファン20出口に設けてある温風ヒータ213は通電する必要はない。回転ドラム3からオーバーフローホース205を通して排水弁V1から排気する排気経路内に、外槽2背面部の外槽側取付部とジャバラホース215が含まれるが、外槽2背面部から送風ダクト29に対しては上り傾斜となり、排気の送風ダクト29への流入角は、90度よりも大きい鈍角となり、排気経路の風路損失を減らすことが出来る。
乾燥判定は、乾燥開始時もしくはある運転開始からの規定時間において排水温度センサT1により外槽下部排水口温度T1aと外気温度センサT4により外気温度T4aを測定する(初期温度の設定)。その後、負荷に見合った規定時間経過後に終了判定のための外槽下部排水口温度T1bと外気温度T4bを測定し、各々初期温度と終了判定温度との差を求め(ΔT1=T1a-T1b、 ΔT2=T2a-T2b)、さらにそれらの温度差(ΔT1-ΔT2)が規定温度以上であるかどうかを確認して乾燥終了を判定する。
乾燥終了後は、排水口21側の圧力より排水ホース26側の圧力を高く保ちながら水封じを破らない圧力レベルまで送風ファン20の回転数を下げて、給水電磁弁(図示せず)を開いて水を流し、排水トラップ202の水封じを回復させて乾燥工程終了となる。
このように、乾燥終了後に、排水ホース26側の圧力を所定以上に保ちながら排水ホース26を経由して排水孔に水を供給することにより、排水孔からの臭気を抑えながら排水トラップ202の水封じを回復させることができる。なお、この排水トラップ202の回復は、排水ホース26側の圧力を高く保っていれば、(排水ホース排気の)乾燥運転の最後又は乾燥運転の終了後のいずれでも良い。
本実施例の洗濯乾燥運転における残量検知のタイミングは、基本的には筐体の振動による液面変動や構成機器の可動による電気的ノイズの干渉が確実に回避できる主電源の投入直後が好ましい。この時点で残量がなければ報知する。必要に応じて、洗剤や柔軟剤投入後の構成機器への電源投入がないかもしくは残量検知に影響がないタイミングにおいて、残量有無の判定を行う。洗濯運転直後に残量の確認を行い、もし残量が無ければ、この時点で報知する。さらに洗濯乾燥運転の場合では、乾燥終了時点(洗濯乾燥運転終了後)においても残量を確認し、もし残量がなければ報知するのが好ましい。
図9は、本発明に用いる洗剤タンク303の変形例を示した断面図である。本実施例では、フロート305に対して、3個の磁気センサ310をタンクの高さ方向にずらして配置させた構成となっている。具体的にはフロート305は回転軸314に対して、一定長さのアーム307を介して弧を描くように移動するため、タンク内部に弧の軌道に沿った凹部を設けて、凹部の外面に高さを変えて磁気センサ310を設けている。このような構成とすることによりフロート305の高さ変化に応じて、各々の磁気センサ310の出力が変化するため、タンク内液量を幅広く検知させることができる。また本実施例では時期センサの数を3個としているが、タンクの形状やフロート305の浮き部306の可動範囲に応じて設けるので、数に制限はない。
図10は本発明の第2の実施例に係る洗剤自動投入ユニット301の斜視図である。本実施例ではタテ型洗濯乾燥機の前面カバー1c側に搭載した構成となっている。このような構成とすることで、洗剤タンク303および柔軟剤タンク304のタンクトレイ302に対する脱着が、より容易にできる。また図11は、第2の実施例の洗剤タンク303および柔軟剤タンク304の断面図である。洗剤タンク303と柔軟剤タンク304は、タンク内のフロート305が向き合う方向にタンクを並べた構成としている。このような構成とすることにより、タンクの設置スペースを極力小さく抑えられ、さらにはフロート305の浮き部306の磁石309の動きに伴うタンクトレイ302周囲への磁束の影響もより小さく抑えることができる。
301 洗剤自動投入ユニット
302 タンクトレイ
303 洗剤タンク
304 柔軟剤タンク
305 フロート
306 浮き部
307 アーム
308 ヒンジ部
309 磁石
310 磁気センサ
311 フタ
312 投入トビラ
314 回転軸

Claims (6)

  1. 洗濯液を格納するタンクと、
    前記タンクを収納するタンクトレイと、
    前記洗濯液の残量を検知する残量検知手段と、を有し、
    前記残量検知手段は、磁石を備えたフロートと、前記タンクの底裏、且つ前記タンクトレイ底部に設けた磁気センサを有し、
    前記磁気センサは、前記磁気センサと非接触で前記磁石を検知して前記洗濯液の残量を検知し、
    前記フロートは、前記タンクに接続されたヒンジにより、前記洗濯液の液面に伴い移動可能とし、
    前記磁石は、前記フロートが可動範囲の最下部に位置した状態において、前記磁気センサ側に磁極のどちらかが向き合う配置とした、ことを特徴とする洗濯機。
  2. 請求項1記載の洗濯機であって、
    前記磁気センサは、前記タンクの長手方向中央近傍に配置され、前記ヒンジの設置位置に対して、前記タンクの洗濯液投入口とは反対側の位置に設けられた、洗濯機。
  3. 請求項1記載の洗濯機であって、
    前記フロートは、前記ヒンジの設置位置に対して、前記洗濯液投入口側とは反対側にのみ移動可能とする、洗濯機。
  4. 請求項1記載の洗濯機であって、
    前記フロートは、沈み込みを伴って浮く浮き部と、前記ヒンジから前記浮き部へ伸ばしたアームと、を有し、
    前記浮き部は、前記磁石を有し、
    前記ヒンジは、前記アームの他端を、最大量に規定した洗剤量を充填した場合においても浸水しない前記タンク上部に設けた、洗濯機。
  5. 洗濯液を格納するタンクと、
    前記タンクを収納するタンクトレイと、
    前記洗濯液の残量を検知する残量検知手段と、を有し、
    前記残量検知手段は、磁石を備えたフロートと、前記フロートは非接触に設けた複数の磁気センサを有し、
    前記磁気センサは、前記磁石を検知して前記洗濯液の残量を検知し、
    前記フロートは、前記タンクに接続されたヒンジにより、前記洗濯液の液面に伴い所定の軌跡で移動可能とし、
    前記複数の磁気センサの各々は、前記磁石の前記軌跡に対して、前記磁石の磁極と向き合うように並べて配置させた、ことを特徴とする洗濯機。
  6. 請求項1又は請求項5に記載の洗濯機であって、
    前記フロートは、前記ヒンジの回転軸に対して、所定の軌跡にて移動可能であり、
    前記磁石の断面形状は、前記回転軸に対して描く軌跡に沿う方向の長さよりも、前記回転軸方向の長さが長い形状である、洗濯機。
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