JP2020053854A - ネットワークシステム、通信制御装置、通信制御方法およびプログラム - Google Patents

ネットワークシステム、通信制御装置、通信制御方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】同一のネットワークに接続された情報処理装置のうち、特定の情報処理装置のみを発見する。【解決手段】通信端末30Aを通信ネットワーク5に接続させるスイッチ50Aおよび通信端末の接続先である情報処理装置90Xa、90Xbを通信ネットワークに接続させるスイッチ50Xを介して、通信端末と情報処理装置との間の通信を制御する通信制御装置10は、通信端末から送信されたディスカバリパケットを受信し、スイッチ50Aを識別するための送信元情報とスイッチ50Xを識別するための転送先情報とが関連付けられた通信経路情報に基づいて、パケットを転送した特定のスイッチ50Aを識別するための特定の送信元情報に関連付けられた特定の転送先情報によって識別される特定のスイッチ50Xを、パケットの転送先として決定し、決定したスイッチ50Xに対して、パケットを転送する。【選択図】図2

Description

本発明は、ネットワークシステム、通信制御装置、通信制御方法およびプログラムに関する。
企業等の組織体内におけるネットワークシステムにおいて、LAN(Local Area Network)等による通信ネットワークを構築し、組織体内で使用する通信端末とプリンタ等の情報処理装置とを、通信ネットワークを介して互いに接続することができる技術が知られている。。
また、通信端末が通信ネットワークに接続された情報処理装置を自動的に特定するための手法として、近隣探索プロトコル(Neighbor Discovery Protocol)が知られている(例えば、特許文献1)。この近隣探索プロトコルに則って、ディスカバリパケット(探索要求)を通信端末からブロードキャストし、プロトコルに対応した情報処理装置から応答を受信することによって、通信端末は、通信ネットワークに接続された情報処理装置の情報を取得することができる。
しかしながら、従来の方法では、LAN等の同一のネットワークに接続された全ての情報処理装置に対して通信端末からのディスカバリパケット(例えば、情報処理装置への応答要求)がブロードキャストされるため、特定の情報処理装置のみを発見することができないという課題があった。
請求項1に係るネットワークシステムは、通信端末と、前記通信端末の接続先である情報処理装置と、前記通信端末を通信ネットワークに接続させる第1のスイッチおよび前記情報処理装置を前記通信ネットワークに接続させる第2のスイッチを介して、前記通信端末と前記情報処理装置との間の通信を制御する通信制御装置と、を備えるネットワークシステムであって、前記通信制御装置は、前記通信端末から送信された、前記情報処理装置への応答要求を受信する受信手段と、前記第1のスイッチを識別するための送信元情報と前記第2のスイッチを識別するための転送先情報とが関連付けられた通信経路情報に基づいて、前記応答要求を転送した特定の第1のスイッチを識別するための特定の送信元情報に関連付けられた特定の転送先情報によって識別される特定の第2のスイッチを、前記応答要求の転送先として決定する決定手段と、前記決定された前記特定の第2のスイッチに対して、前記応答要求を転送する転送手段と、を有し、前記通信端末は、前記情報処理装置への応答要求を送信する応答要求送信手段と、前記特定の第2のスイッチに接続される特定の情報処理装置から送信される、前記応答要求に対する応答を受信する応答受信手段と、を有する。
本発明によれば、通信端末から送信される情報処理装置への応答要求に対して、同一のネットワークに接続された情報処理装置のうち、特定の情報処理装置のみを発見することができる。
実施形態に係るネットワークシステムのシステム構成の一例を示す図である。 実施形態に係るネットワークシステムにおける送信経路決定処理の一例の概略を説明するための概略図である。 実施形態に係るコンピュータのハードウエア構成の一例を示す図である。 実施形態に係るOpenFlowスイッチのハードウエア構成の一例を示す図である。 実施形態に係るネットワークシステムの機能構成の一例を示す図である。 実施形態に係る通信経路管理テーブルの一例を示す図である。 実施形態に係る認証情報管理テーブルの一例を示す図である。 実施形態に係る通信端末におけるネットワーク認証処理の一例を示すシーケンス図である。 実施形態に係る通信端末における情報処理装置の探索処理の一例を示すシーケンス図である。 実施形態に係る通信制御装置における通信経路決定処理の一例を示すフローチャートである。 実施形態に係るネットワークシステムにおける通信経路情報の設定処理の一例を示すシーケンス図である。 実施形態に係る通信経路設定画面の一例を示す図である。 実施形態に係る通信経路管理テーブルの変形例を示す図である。
以下、図面を参照しながら、発明を実施するための形態を説明する。なお、図面の説明において同一要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
●システム構成●
図1は、実施形態に係るネットワークシステムのシステム構成の一例を示す図である。図1に示すネットワークシステム1は、通信端末から送信される情報処理装置への応答要求に対して、同一のネットワークに接続された情報処理装置90のうち、特定の情報処理装置90のみを通信端末30が発見することができるシステムである。
図1に示すネットワークシステム1は、会社等の組織体内において、各装置が通信可能に接続される通信ネットワーク5が構築される。ネットワークシステム1は、各会議室に設けられた通信端末30(30Aa,30Ab,30B,30C、以下区別する必要がない場合は、通信端末30と称する。)、複数の情報処理装置90(90Xa,90Xb,90Ya,90Yb,90Za,90Zb、以下、区別する必要のない場合は、情報処理装置90と称する。)、各通信端末30または各情報処理装置90を通信ネットワーク5に接続させるためのOpenFlowスイッチ50(50A,50B,50C,50X,50Ya,50Yb,50Z、以下区別する必要がない場合は、OpenFlowスイッチ50と称する。)、通信端末30と情報処理装置90の間の通信を制御する通信制御装置10、認証サーバ70および管理者端末40等によって構成される。
ネットワークシステム1は、OpenFlow Switching技術を用いて、通信端末30に接続されたOpenFlowスイッチ50(50A,50B,50C)と、情報処理装置90に接続されたOpenFlowスイッチ50(50X,50Ya,50Yb,50Z)との間で送受信されるパケットの転送先を通信制御装置10によって制御する。ここで、ここで、OpenFlow Switchingは、通信をエンド・ツー・エンドのフローと捉え、データの解析、転送先判断、決定制御の部分であるコントロールプレーンと、パケットの物理的な伝送を担う部分であるデータプレーンとを分離する技術である。この技術では、コントロールプレーンの処理をつかさどるOpenFlowコントローラ(通信制御装置)10が転送先ルールを指示し、データプレーンの処理を担うOpenFlowスイッチ50がOpenFlowコントローラ(通信制御装置)10からの指示に従ってパケットの転送を行う。詳細には、OpenFlowコントローラ(通信制御装置)10が、OpenFlowスイッチ50がもつフローテーブルに追加、書き換えを行い、OpenFlowスイッチ50が、そのフローテーブルに従ってパケットの転送を行う。
ネットワークシステム1は、会議室ごとに異なる空間単位のネットワークのノードを形成する。例えば、会議室Aにおいて、無線端末である通信端末30Aaおよび30Abは、無線LANアクセスポイント(AP)を介してOpenFlowスイッチ50Aに接続される。そして、通信端末30Aaおよび30Abは、OpenFlowスイッチ50Aを介して、通信ネットワーク5に接続することができる。また、会議室Bにおいて、有線端末である通信端末30Bは、スイッチングハブ63Bを介して、OpenFlowスイッチ50Bに接続される。そして、通信端末30Bは、OpenFlowスイッチ50Bを介して、通信ネットワーク5に接続することができる。さらに、会議室Cにおいて、有線端末である通信端末30Cは、スイッチングハブ63Cを介して、OpenFlowスイッチ50Cに接続されるとともに、OpenFlowスイッチ50Cよりも上位に存在するルータ65Cに接続される。そして、通信端末30Cは、ルータ65Cを介して、通信ネットワーク5に接続することができる。なお、会議室Cのような場合、会議室内のネットワークと情報処理装置90とのネットワークセグメントが異なることになる。
通信端末30は、例えば、ユーザにより携帯または操作可能なノートPCやタブレット端末等であり、無線または有線等によって通信ネットワーク5に接続される。通信端末30は、携帯電話、スマートフォン、ゲーム機、PDA、デジタルカメラ、ウェアラブルPC、デスクトップPC等でもよい。
情報処理装置90は、例えば、プリンタ、電子黒板(IWB;Interactive White Board:相互通信が可能な電子式の黒板機能を有する白板)、プロジェクタ等の会議室ごとに割り当てられた共有設備である。例えば、会議室Aに割り当てられた情報処理装置90は、プリンタXaおよびプリンタXbであり、会議室Bに割り当てられた情報処理装置90は、プリンタYおよび電子黒板Yであり、会議室Cに割り当てられた情報処理装置90は、プリンタZおよびプロジェクタZである。なお、情報処理装置90は、これに限られず、デジタルサイネージ等の出力装置、HUD(Head Up Display)装置、デジタルサイネージ等の出力装置、産業機械、撮像装置、集音装置、医療機器、ネットワーク家電、ノートPC(Personal Computer)、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、ゲーム機、PDA(Personal Digital Assistant)、デジタルカメラ、ウェアラブルPCまたはデスクトップPC等でもあってもよい。
また、情報処理装置90は、プリンタXaおよびプリンタXbのように、一つのOpenFlowスイッチ50Xに複数の接続される構成であってもよいし、プリンタYおよび電子黒板Yのように、それぞれがOpenFlowスイッチ50YaおよびOpenFlowスイッチ50Ybに接続される構成であってもよいし、プリンタZおよびプロジェクタZにように、OpenFlowスイッチ50Zの異なる通信ポートに接続される構成であってもよい。
認証サーバ70は、通信端末30を利用するユーザまたは通信端末30に対するネットワーク認証処理を行うサーバ装置である。管理者端末40は、ネットワークシステム1の管理者が使用する端末である。管理者端末40は、例えば、管理者の入力操作に基づいて、通信制御装置10が管理する各種情報の設定または変更操作を行う。管理者端末40は、例えば、デスクトップPC等の通信装置である。管理者端末40は、ノートPC、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、ウェアラブルPC等であってもよい。
なお、ネットワークシステム1を構成する各OpenFlowスイッチ50は、会議室内に設けられた無線LANAP61A、スイッチングハブ63B、スイッチングハブ63Cもしくはルータ65C等のネットワーク機器、または各情報処理装置90の内部に実装される構成であってもよい。
●概略●
図2は、実施形態に係るネットワークシステムにおける情報処理装置の探索処理の一例の概略を説明するための概略図である。図2は、図1に示した会議室Aに属する通信端末30Aから送信されるディスカパリパケットの流れを説明する。ディスカバリパケットは、近隣探索プロトコル(Neighbor Discovery Protocol)に従って通信端末30からブロードキャスト送信される、通信ネットワーク5に接続された情報処理装置90を探索するためのパケットである。ディスカバリパケットは、情報処理装置90への応答要求の一例である。なお、図2は、実施形態に係るネットワークシステムの概略を簡略的に説明したものであり、ネットワークシステム1が実現する機能等の詳細は、後述する図面等を用いて説明する。
まず、通信端末30Aは、ユーザから情報処理装置90の探索要求を受け付けた場合、ディスカバリパケット(情報処理装置90への応答要求)をブロードキャスト送信する。通信端末30Aから送信されたディスカバリパケットは、OpenFlowスイッチ50Aのポート(eth)0−Aで受信(パケットイン)される。次に、ディスカバリパケットは、OpenFlowスイッチ50Aのポート(eth)1−Aから通信ネットワーク5を介して、OpenFlowコントローラ(通信制御装置)10へを転送される。ここで、会議室等の空間単位のネットワークに接続され、通信端末30を通信ネットワーク5に接続させるOpenFlowスイッチ50(例えば、会議室Aに位置するOpenFlowスイッチ50A)は、第1のスイッチの一例である。
そして、OpenFlowコントローラ(通信制御装置)10は、受信(パケットイン)したディスカバリパケットに含まれる情報と、後述する通信経路管理テーブル150とに基づいて、適切なOpenFlowスイッチにディスカバリパケットを転送(パケットアウト)する。ここでは、OpenFlowコントローラ(通信制御装置)10は、ディスカバリパケットを、OpenFlowスイッチ50Xに転送する。
通信制御装置10から転送されたディスカバリパケットは、OpenFlowスイッチ50Xのポート(eth)0−Xで受信(パケットイン)される。次に、ディスカバリパケットは、OpenFlowスイッチ50Xのポート(eth)1−Xから、プリンタXa(情報処理装置)90XaおよびプリンタXb(情報処理装置)90Xbへ転送される。ここで、情報処理装置90を通信ネットワーク5に接続させるOpenFlowスイッチ50(例えば、OpenFlowスイッチ50X)は、第2のスイッチの一例である。
この結果、通信端末30Aから送信されたディスカバリパケットは、プリンタXa(情報処理装置)90XaおよびプリンタXb(情報処理装置)90Xbに到達する。これにより、ネットワークシステム1は、通信制御装置10によってOpenFlowスイッチ50からOpenFlowスイッチ50へのパケットイン/パケットアウトを制御することにより、通信端末30から特定の情報処理装置90へディスカバリパケットを送信することができる。
さらに、ディスカバリパケットを受信した情報処理装置90は、受信したディスカバリパケットの送信元である通信端末30Aに対して、ディスカバリパケットに対する応答を送信する。そして、通信端末30Aは、情報処理装置90からの応答を受信することによって、通信ネットワーク5に接続された情報処理装置90のうち、ディスカバリパケットを受信した情報処理装置90のみを発見することができる。
●ハードウエア構成●
続いて、図3および図4を用いて、実施形態に係る各装置のハードウエア構成について説明する。実施形態に係る各装置のハードウエア構成は、一般的なコンピュータの構成を有する。まず、図3を用いて、一般的なコンピュータのハードウエア構成例について説明する。
●コンピュータのハードウエア構成
図3は、実施形態に係るコンピュータのハードウエア構成の一例を示す図である。コンピュータ200は、CPU(Central Processing Unit)201、ROM(Read Only Memory)202、RAM(Random Access Memory)203、ストレージ204、キーボード205、ディスプレイインターフェース(I/F)206、メディアインターフェース(I/F)207、ネットワークインターフェース(I/F)208およびバスライン209を備える。
CPU201は、ROM202やストレージ204等に格納された本発明に係るプログラムやデータをRAM203上に読み出し、処理を実行することで、コンピュータ200の各機能を実現する演算装置である。例えば、通信制御装置10は、本発明に係るプログラムが実行されることで本発明に係る通信制御方法を実現する。
ROM202は、電源を切ってもプログラムやデータを保持することができる不揮発性のメモリである。ROM202は、例えば、フラッシュROM等により構成される。ROM202は、SDK(Software Development Kit)およびAPI(Application Programming Interface)等のアプリケーションをインストールしており、インストールされたアプリケーションを用いて、コンピュータ200の機能やネットワーク接続等を実現することが可能である。
RAM203は、CPU201のワークエリア等として用いられる揮発性のメモリである。ストレージ204は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等のストレージデバイスである。ストレージ204は、例えば、OS(Operation System)、アプリケーションプログラムおよび各種データ等を記憶する。
キーボード205は、文字、数値、各種指示等の入力のための複数のキーを備えた入力手段の一種である。入力手段は、キーボード205のみならず、例えば、マウス、タッチパネルまたは音声入力装置等であってもよい。ディスプレイI/F206は、LCD(Liquid Crystal Display)等のディスプレイ206aに対するカーソル、メニュー、ウィンドウ、文字または画像等の各種情報の表示を制御する。ディスプレイ206aは、入力手段を備えたタッチパネルディスプレイであってもよい。
メディアI/F207は、USB(Universal Serial Bus)メモリ、メモリカード、光学ディスクまたはフラッシュメモリ等の記録メディア207aに対するデータの読み出しまたは書き込み(記憶)を制御する。
ネットワークI/F208は、コンピュータ200をネットワークに接続し、他のコンピュータや、電子機器等とデータの送受信を行うためのインターフェースである。ネットワークI/F208は、例えば、有線または無線LAN(Local Area Network)等の通信インターフェースである。また、ネットワークI/F208は、3G(3rd Generation)、LTE(Long Term Evolution)、4G(4rd Generation)、5G(5rd Generation)、Zigbee(登録商標)、BLE(Bluetooth(登録商標)Low Energy)、ミリ波無線通信の通信インターフェースを備えてもよい。
バスライン209は、上記の各構成要素に共通に接続され、アドレス信号、データ信号、および各種制御信号等を伝送する。CPU201、ROM202、RAM203、ストレージ204、キーボード205、ディスプレイI/F206、メディアI/F207およびネットワークI/F208は、バスライン209を介して相互に接続されている。
なお、実施形態に係る各装置のハードウエア構成は、必要に応じて構成要素が追加または削除されてもよい。例えば、通信制御装置10および認証サーバ70は、キーボード905等の入力手段およびディスプレイ206aを備えていない構成であってもよい。また、情報処理装置90は、装置の種別に応じた機能やサービスを提供するためのモジュール等を備えてる構成であってもよい。
●OpenFlowスイッチのハードウエア構成
続いて、図4を用いて、OpenFlowスイッチ50のハードウエア構成例について説明する。図4は、実施形態に係るOpenFlowスイッチのハードウエア構成の一例を示す図である。OpenFlowスイッチ50は、CPU501、ROM502、RAM503、ストレージ504、メディアインターフェース(I/F)505、ネットワークインターフェース(I/F)506およびバスライン507を備える。
CPU501は、ROM502やストレージ504等に格納された本発明に係るプログラムやデータをRAM503上に読み出し、処理を実行することで、OpenFlowスイッチ50の各機能を実現する演算装置である。ROM502は、電源を切ってもプログラムやデータを保持することができる不揮発性のメモリである。ROM502は、例えば、フラッシュROM等により構成される。ROM502は、SDK(Software Development Kit)およびAPI(Application Programming Interface)等のアプリケーションをインストールしており、インストールされたアプリケーションを用いて、OpenFlowスイッチ50の機能やネットワーク接続等を実現することが可能である。
RAM503は、CPU501のワークエリア等として用いられる揮発性のメモリである。ストレージ504は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等のストレージデバイスである。ストレージ504は、例えば、OS(Operation System)、アプリケーションプログラムおよび各種データ等を記憶する。
メディアI/F505は、USB(Universal Serial Bus)メモリ、メモリカード、光学ディスクまたはフラッシュメモリ等の記録メディア505aに対するデータの読み出しまたは書き込み(記憶)を制御する。
ネットワークI/F506は、OpenFlowスイッチ50をネットワークに接続し、他のコンピュータや、電子機器等とデータの送受信を行うためのインターフェースである。ネットワークI/F506は、接続先の異なる複数の通信インターフェース(ポート(eth)0(506a),ポート(eth)1(506b))を有する。通信インターフェースは、例えば、TCP(Transmission Control Protocol)プロトコルに準拠した通信ポートである。なお、通信ポートの数は、これに限られず、例えば、図1に示したOpenFlowスイッチ50Zは、3つの通信ポートを有する。
バスライン507は、上記の各構成要素に共通に接続され、アドレス信号、データ信号、および各種制御信号等を伝送する。CPU501、ROM502、RAM503、ストレージ504、メディアI/F505およびネットワークI/F506は、バスライン507を介して相互に接続されている。
●機能構成●
続いて、図5を用いて、実施形態に係る文書管理システムの機能構成について説明する。図5は、実施形態に係るネットワークシステムの機能構成の一例を示す図である。
●通信制御装置の機能構成
まず、通信制御装置10の機能構成について説明する。図5に示す通信制御装置10によって実現される機能は、送受信部11、判断部12、生成部13、設定部14、記憶・読出部15および記憶部100を含む。
送受信部11は、通信ネットワーク5を介して、外部装置と各種データの送受信を行う機能である。送受信部11は、例えば、通信端末30から送信されOpenFlowスイッチ50を介して転送された、ディスカバリパケットを受信する。また、送受信部11は、後述する判断部12によって決定された転送先であるOpenFlowスイッチ50に対して、ディスカバリパケットを転送する。送受信部11は、例えば、図3に示したネットワークI/F208およびCPU201で実行されるプログラム等によって実現される。送受信部11は、受信手段の一例である。また、送受信部11は、転送手段の一例である。
判断部12は、送受信部11によって受信されたディスカバリパケットと、後述する通信経路管理テーブル150とに基づいて、ディスカバリパケットの転送先を判断する機能である。判断部12は、例えば、通信経路管理テーブル150に含まれる、ディスカバリパケットを転送したOpenFlowスイッチ50を特定するための送信元情報に関連付けられた転送先情報に示されるOpenFlowスイッチ50を、ディスカバリパケットを転送先として決定する。判断部12は、例えば、図3に示したCPU201で実行されるプログラム等によって実現される。判断部12は、決定手段の一例である。
生成部13は、判断部12によって決定されたディスカバリパケットの転送先に基づいて、ディスカバリパケットの送信経路を示すフローテーブルを生成する機能である。生成部13は、例えば、OpenFlow Switching技術において使用される、ディスカバリパケットの転送元と転送先のOpenFlowスイッチ50を示すフローテーブルを生成する。生成部13は、例えば、図3に示したCPU201で実行されるプログラム等によって実現される。生成部13は、生成手段の一例である。
設定部14は、所定のアプリケーションを用いて、後述する通信経路管理テーブル150に示される通信経路情報を設定する機能である。設定部14は、例えば、図3に示したCPU201で実行されるプログラム等によって実現される。記憶・読出部15は、記憶部100に各種データを記憶し、記憶部100から各種データを読み出す機能である。記憶・読出部15は、例えば、図3に示したCPU201で実行されるプログラム等により実現される。記憶・読出部15は、記憶制御手段の一例である。また、記憶部100は、例えば、図3に示したROM202、ストレージ204または記録メディア207a等により実現される。さらに、記憶部100は、通信経路管理テーブル150を記憶している。
○通信経路管理テーブル
ここで、記憶部100に記憶された通信経路管理テーブル150について説明する。図6は、実施形態に係る通信経路管理テーブルの一例を示す図である。図6に示す通信経路管理テーブル150は、通信端末30と情報処理装置90との間で送受信されるパケットの転送ルールが設定されたものである。通信経路管理テーブル150は、図1に示した会議室側(通信端末30側)のOpenFlowスイッチ50と情報処理装置90側のOpenFlowスイッチ50との組み合わせを管理している。具体的には、通信経路管理テーブル150は、会議室側(通信端末30側)のOpenFlowスイッチ50を特定するための送信元情報と、情報処理装置90側のOpenFlowスイッチ50を特定するための転送先情報とが関連付けられた通信経路情報を、それぞれの組み合わせごとに管理している。ここで、会議室側(通信端末30側)のOpenFlowスイッチ50は、第1のスイッチの一例であり、情報処理装置90側のOpenFlowスイッチ50は、第2のスイッチの一例である。
送信元情報は、通信端末30が位置(所属)する会議室等の組織体を識別するためのラベル名、通信端末30から送信されたパケットを転送したOpenFlowスイッチ50の通信経路(データ経路)を示すデータパスID、通信端末30から送信されたパケットを転送したOpenFlowスイッチ50の通信インターフェース(通信ポート)を特定するためのポート番号を含む。ポート番号は、例えば、OpenFlowスイッチ50のTCPプロトコルに準拠したTCPポート番号である。ここで、送信元情報に含まれるデータパスIDは、送信元経路識別情報の一例であり、送信元情報に含まれるポート番号は、送信元経路情報の一例である。
また、転送先情報は、通信端末30から送信されるパケットの送信先となる情報処理装置90を識別するためのラベル名、情報処理装置90へパケットを転送するOpenFlowスイッチ50の通信経路(データ経路)を示すデータパスID、情報処理装置90へパケットを転送するOpenFlowスイッチ50の通信インターフェース(通信ポート)を特定するためのポート番号を含む。ここで、転送先情報に含まれるデータパスIDは、送信先経路識別情報の一例であり、転送先情報に含まれるポート番号は、送信先経路情報の一例である。
●通信端末の機能構成
次に、通信端末30の機能構成について説明する。図5に示す通信端末30によって実現される機能は、送受信部31、受付部32および表示制御部33を含む。
送受信部31は、通信ネットワーク5を介して、外部装置と各種データの送受信を行う機能である。送受信部31は、例えば、通信ネットワーク5を介して、近隣探索プロトコルに従うディスカバリパケットをブロードキャスト送信する。送受信部31は、例えば、図3に示したCPU201で実行されるプログラム等によって実現される。送受信部31は、応答要求送信手段の一例である。また、送受信部31は、応答受信手段の一例である。
受付部32は、図2に示したキーボード205等の入力手段に対するユーザ入力を受け付ける機能である。表示制御部33は、図2に示したディスプレイ206aに各種画面情報を表示させる機能である。表示制御部33は、例えば、ユーザによる入力操作を受け付ける操作画面等を、WEBブラウザを用いてディスプレイ206aに表示させる。表示制御部33は、例えば、HTML(HyperText Markup Language)等のWebページを、ディスプレイ206aに表示させる。
●管理者端末の機能構成
次に、管理者端末40の機能構成について説明する。図5に示す管理者端末40によって実現される機能は、送受信部41、受付部42および表示制御部43を含む。
送受信部41は、通信ネットワーク5を介して、外部装置と各種データの送受信を行う機能である。送受信部41は、例えば、通信ネットワーク5を介して、パケットの通信経路の設定要求を、通信制御装置10へ送信する。また、送受信部41は、通信ネットワーク5を介して、後述する通信経路設定画面400を用いて設定された通信経路情報を、通信制御装置10へ送信する。送受信部41は、例えば、図2に示したネットワークI/F208およびCPU201で実行されるプログラム等によって実現される。
受付部42は、図2に示したキーボード205等の入力手段に対するユーザ入力を受け付ける機能である。表示制御部43は、図2に示したディスプレイ206aに各種画面情報を表示させる機能である。表示制御部43は、例えば、ユーザによる入力操作を受け付ける操作画面等を、WEBブラウザを用いてディスプレイ206aに表示させる。表示制御部43は、例えば、HTML等のWebページを、ディスプレイ206aに表示させる。
●OpenFlowスイッチの機能構成
次に、OpenFlowスイッチ50の機能構成について説明する。図5に示すOpenFlowスイッチ50によって実現される機能は、第1の送受信部51および第2の送受信部52を含む。なお、図5は、OpenFlowスイッチ50が異なる二つの通信ポート(例えば、ポート(eth)0(506a),ポート(eth)1(506b))を有する場合について説明するが、異なる三つ以上の通信ポートが存在する場合には、OpenFlowスイッチ50によって実現される機能は、通信ポートの数に対応した送受信部を含む。
第1の送受信部51および第2の送受信部52は、OpenFlowスイッチ50が有する通信ポートを用いて、OpenFlowスイッチ50に接続された通信端末30または情報処理装置90との間で各種データを送受信する。第1の送受信部51は、通信端末30または情報処理装置90に接続された通信ポート(例えば、ポート(eth)0−A,ポート(eth)1−X)を介して、各種データの送受信を行う。第2の送受信部52は、通信ネットワーク5に接続される通信ポート(例えば、ポート(eth)1−A,ポート(eth)0−X)を介して、各種データの送受信を行う。第1の送受信部51および第2の送受信部52は、例えば、図4に示したネットワークI/F506およびCPU501で実行されるプログラム等によって実現される。
●認証サーバの機能構成
次に、認証サーバ70の機能構成について説明する。図5に示す認証サーバ70によって実現される機能は、送受信部71、認証部72、記憶・読出部73および記憶部700を含む。
送受信部71は、通信端末30との間で、通信ネットワーク5に対する認証処理を行うための各種データを送受信する機能である。送受信部71は、例えば、通信端末30から送信されてきた、通信端末30を利用するユーザまたは通信端末30の通信ネットワーク5に対する認証要求を受信する。また、送受信部71は、例えば、受信した認証要求に対する認証結果を示す情報を、通信端末30へ送信する。送受信部71は、例えば、図3に示したネットワークI/F208およびCPU201で実行されるプログラム等によって実現される。
認証部72は、通信端末30を使用するユーザの通信ネットワーク5に対する認証処理を行う機能である、認証部72は、例えば、送受信部71によって受信された認証要求と、認証情報管理テーブルに含まれる認証情報とに基づいて、ユーザの認証処理を行う。認証部72によって認証されたユーザが使用する通信端末30は、通信ネットワーク5に接続することができる。認証部72は、例えば、図3に示したCPU201で実行されるプログラム等によって実現される。
記憶・読出部73は、記憶部700に各種データを記憶し、記憶部700から各種データを読み出す機能である。記憶・読出部73は、例えば、図3に示したCPU201で実行されるプログラム等により実現される。また、記憶部700は、例えば、図3に示したROM202、ストレージ204または記録メディア207a等により実現される。さらに、記憶部700は、認証部72によるユーザ認証処理に用いる認証情報管理テーブル750を記憶している。
○認証情報管理テーブル
図7は、実施形態に係る認証情報管理テーブルの一例を示す図である。図7に示す認証情報管理テーブル750は、認証サーバ70によるユーザ認証処理に用いる認証情報を管理するものである。認証情報管理テーブル750は、ユーザ名およびパスワードを関連付けて記憶している。ユーザ名は、通信端末30を利用するユーザを識別するためのユーザ識別情報である。なお、ユーザ識別情報は、通信端末30を識別するための端末IDまたは端末名等の端末識別情報であってもよい。
●情報処理装置の機能構成
次に、情報処理装置90の機能構成について説明する。図5に示す情報処理装置90によって実現される機能は、送受信部91、受付部92および表示制御部93を含む。なお、情報処理装置90によって実現される機能は、装置特有の構成またはサービスを実現するための機能(例えば、プリンタの印刷制御部等)を含んでもよい。
送受信部91は、通信ネットワーク5を介して、外部装置と各種データの送受信を行う機能である。送受信部91は、例えば、通信ネットワーク5を介して、通信端末30から送信されてきたディスカバリパケットを受信する。また、送受信部91は、例えば、通信ネットワーク5を介して、受信したディスカバリパケットに対する応答を、当該ディスカバリパケットを送信してきた通信端末30に送信する。送受信部91は、例えば、図3に示したCPU201で実行されるプログラム等によって実現される。
受付部92は、主に、図3に示したCPU201からの命令によって、図3に示したキーボード905等の入力手段に対するユーザ入力を受け付ける機能である。表示制御部93は、主に、図3に示したCPU201からの命令によって、図3に示したディスプレイ206aに各種画面情報を表示させる機能である。
●実施形態における処理または動作●
●ネットワーク認証処理
続いて、実施形態に係るネットワークシステムの処理または動作について説明する。まず、図8を用いて、通信端末30を利用するユーザのネットワーク認証処理について説明する。図8は、実施形態に係る通信端末におけるネットワーク認証処理の一例を示すシーケンス図である。図8は、会議室Aに設置された通信端末30Aを利用するユーザの認証処理の例を説明する。なお、会議室A以外に設定された通信端末30においても同様の処理によって、ユーザの認証処理を行うことができる。
ステップS11において、通信端末30Aの送受信部31は、通信端末30Aを利用するユーザの認証要求を、OpenFlowスイッチ50Aへ送信する。ユーザの認証要求は、ユーザ名およびパスワードの情報を含む。そして、OpenFlowスイッチ50Aの第1の送受信部51は、通信端末30Aから送信された認証要求を受信する。
ステップS12において、OpenFlowスイッチ50Aの第2の送受信部52は、第1の送受信部51によって受信された認証要求を、認証サーバ70へ送信する。そして、認証サーバ70の送受信部71は、通信端末30Aから送信されてきた認証要求を受信する。
ステップS13において、認証サーバ70の認証部72は、ユーザ名およびパスワードを利用してユーザの認証を行う。具体的には、記憶・読出部73は、記憶部700に記憶された認証情報管理テーブル750において、送受信部71によって受信されたユーザ名およびパスワードの組に対応するユーザ名およびパスワードの組を検索する。対応する組がある場合には、認証部72は、要求元のユーザを正当なユーザであると判断する。対応する組がない場合には、認証部72は、要求元のユーザを不当な(正当でない)ユーザであると判断する。以下、正当である場合について説明を続ける。
ステップS14において、認証サーバ70の送受信部71は、認証成功通知をOpenFlowスイッチ50Aへ送信する。そして、OpenFlowスイッチ50Aの第2の送受信部52は、認証成功通知を受信する。ステップS15において、OpenFlowスイッチ50Aの第1の送受信部51は、第2の送受信部52によって受信された認証成功通知を、通信端末30Aへ送信する。そして、通信端末30Aの送受信部31は、認証成功通知を受信する。
これにより、ネットワークシステム1は、会議室Aに位置する通信端末30Aを使用するユーザが認証サーバ70によって認証されることで、通信端末30Aを通信ネットワーク5に接続させることができる。なお、ネットワークシステム1は、認証サーバ70が会議室ごとにユーザの認証情報を管理し、会議室ごとにネットワークの接続権限を異ならせる構成であってもよい。また、ネットワークシステム1は、会議予約サーバ等の外部サーバと連携して、ユーザのネットワーク認証を行う構成であってもよい。
●情報処理装置の探索処理
続いて、図9および図10を用いて、通信端末30によるネットワーク上に存在する情報処理装置90の探索処理について説明する。図9は、実施形態に係る通信端末における情報処理装置の探索処理の一例を示すシーケンス図である。なお、図9は、会議室Aに位置する通信端末30Aによる探索処理の例を説明するが、他の通信端末30においても同様である。
ステップS31において、通信端末30Aの送受信部31は、ディスカバリパケットを、ブロードキャスト送信する。具体的には、通信端末30Aの送受信部31は、近隣探索プロトコルに従うディスカバリパケットを、OpenFlowスイッチ50Aへ送信する。そして、OpenFlowスイッチ50Aの第1の送受信部51は、ポート(eth)0−Aから、ディスカバリパケットを受信する。
ステップS32において、OpenFlowスイッチ50Aの第2の送受信部52は、第1の送受信部51によって受信されたディスカバリパケットを、通信ネットワーク5を介して、ポート(eth)1−Aから通信制御装置10へ転送する。そして、通信制御装置10の送受信部11は、OpenFlowスイッチ50Aから転送されてきたディスカバリパケットを受信する(受信ステップの一例)。
ステップS33において、通信制御装置10は、送受信部11によってディスカバリパケットを受信した場合、ディスカバリパケットの通信経路の決定処理を実行する。ここで、図10を用いて、通信制御装置10によって実行される処理について説明する。図10は、実施形態に係る通信制御装置における通信経路決定処理の一例を示すフローチャートである。なお、図10は、図9と同様に、通信端末30Aからディスカバリパケットが送信される場合の例を説明する。
ステップS33-1において、通信制御装置10の送受信部11は、通信端末30Aから送信されてきた、ディスカパリパケットを受信する。ここで、送受信部11によって受信されるディスカバリパケットには、ディスカバリパケットを転送したOpenFlowスイッチ50の通信経路(データ経路)を示す送信元経路識別情報と、ディスカバリパケットを転送したOpenFlowスイッチ50Aの通信インターフェースを特定するための送信元経路情報とを含む。ここで、送信元経路情報は、例えば、OpenFlowスイッチ50Aが有する通信ポートのTCPポート番号である。
次に、ステップS33-2において、通信制御装置10の記憶・読出部15は、記憶部100に記憶された通信経路管理テーブル150を読み出す。ステップS33-3において、通信制御装置10の判断部12は、送受信部11によって受信されたディスカバリパケットに含まれる送信元経路識別情報および送信元経路情報を検索キーとして、通信経路管理テーブル150に含まれる対応する送信元経路識別情報および送信元経路情報に関連付けられた、転送先情報を抽出する。この場合、通信端末30から送信されたディスカバリパケットがOpenFlowスイッチ50Aによって転送されたため、送信元経路識別情報(データパス)は、「0000000000000001」であり、送信元経路情報(ポート番号)は、「ポート(eth)0−A」である。したがって、判断部12は、転送先情報として、ラベル「プリンタ群」、送信先経路識別情報(データパス)「0000000000000002」、送信先経路情報(ポート番号)「ポート(eth)1−X」を、ディスカバリパケットの転送先として決定する。
ステップS33-4において、通信制御装置10の生成部13は、判断部12によって抽出された転送先情報に基づいて、ディスカバリパケットの送信経路を示すフローテーブルを生成する。具体的には、生成部13は、例えば、OpenFlow Switching技術において使用される、ディスカバリパケットの転送元と転送先のOpenFlowスイッチ50を示すフローテーブルを生成する。この場合、生成部13は、ディスカバリパケットの転送元がOpenFlowスイッチ50Aであり、転送先がOpenFlowスイッチ50Xであるフローテーブルを生成する。
これにより、通信制御装置10は、会議室Aに位置する通信端末30Aから送信されてきたディスカバリパケットを、OpenFlowスイッチ50Xに接続された情報処理装置90Xにのみ送信されるように、ディスカバリパケットの転送先となるOpenFlowスイッチを決定することができる。
図9に戻り、ネットワークシステム1における情報処理装置90の探索処理の説明を続ける。ステップS34において、通信制御装置10の送受信部11は、ステップS33の通信経路決定処理において決定されたディスカバリパケットの転送先であるOpenFlowスイッチ50Xへ、通信端末30Aから送信されてきたディスカバリパケットを転送する(転送ステップの一例)。OpenFlowスイッチ50Aの第2の送受信部52は、通信制御装置10から転送されたディスカバリパケットを、ポート(eth)0−Xから受信する。
ステップS35において、OpenFlowスイッチ50Xの第1の送受信部51は、第2の送受信部52によって受信されたディスカバリパケットを、ポート(eth)1−Xから情報処理装置90Xへ送信する。この場合、第1の送受信部51は、OpenFlowスイッチ50Xに接続された全ての情報処理装置90X(例えば、図1に示したプリンタ90Xa、プリンタ90Xb)にディスカバリパケットを送信する。
ステップS36において、情報処理装置90Xの送受信部91は、通信端末30Aから送信されてきディスカバリパケットを受信した場合、受信したディスカバリパケットに対する応答を、通信端末30Aに対して送信する。ここで、ディスカバリパケットに対する応答には、情報処理装置90Xを特定するための識別情報、および通信端末30Aの宛先を示す宛先情報が含まれる。宛先情報は、例えば、通信端末30AのMAC(Media Access Control)アドレスである。具体的には、送受信部91は、OpenFlowスイッチ50Xへディスカバリパケットに対する応答を送信する。そして、OpenFlowスイッチ50Xの第1の送受信部51は、ディスカバリパケットに対する応答をポート(eth)1−Xから受信する。
ステップS37において、OpenFlowスイッチ50Xの第2の送受信部52は、第1の送受信部51によって受信されたディスカバリパケットに対する応答を、通信ネットワーク5を介して、ポート(eth)0−XからOpenFlowスイッチ50Aへ送信する。そして、OpenFlowスイッチ50Aの第2の送受信部51は、ディスカバリパケットに対する応答を、ポート(eth)1−Aから受信する。
ステップS38において、OpenFlowスイッチ50Aの第1の送受信部51は、第2の送受信部52によって受信されたディスカバリパケットに対する応答を、ポート(eth)0−Aから通信端末30Aへ送信する。そして、通信端末30Aの送受信部31は、ディスカバリパケットに対する応答を受信する。
ステップS39において、通信端末30Aは、ディスカバリパケットに対する応答を送信した情報処理装置90との接続処理を実行する。具体的には、通信端末30Aは、例えば、送受信部31によって受信された応答に含まれる識別情報によって特定される情報処理装置90Xとの接続を確立し、利用可能な情報処理装置90としてディスプレイ206aに表示させる。
このように、ネットワークシステム1は、通信端末30が位置する会議室等の空間単位のネットワークごとに、通信端末30から送信されるディスカバリパケットの送信先を通信制御装置10によって決定する。そのため、ネットワークシステム1は、通信端末30から特定の情報処理装置90のみにディスカバリパケットを送信することができる。そして、通信端末30は、送信したディスカバリパケットに対する応答に基づいて、特定の情報処理装置90のみを発見することができる。
●通信経路情報の設定処理
続いて、図11および図12を用いて、通信制御装置10において管理される通信経路情報の設定処理について説明する。図11は、実施形態に係る情報処理システムにおける通信経路情報の設定処理の一例を示すシーケンス図である。
ステップS51において、管理者端末40の送受信部41は、通信経路情報の設定開始要求を、通信制御装置10へ送信する。管理者端末40の送受信部41は、例えば、ディスプレイに表示された所定の管理者画面に対するユーザ入力を受付部42が受け付けることによって、通信経路情報の設定開始要求を送信する。そして、通信制御装置10の送受信部11は、管理者端末40から送信された設定開始要求を受信する。
ステップS52において、通信制御装置10の送受信部11は、通信経路情報の設定開始要求を受信した場合、通信経路情報の設定処理を行うための画面を示す設定画面情報を、管理者端末40へ送信する。具体的には、通信制御装置10の設定部14は、送受信部11によって通信経路情報の設定要求が受信された場合、アプリケーション上で表示させる設定画面情報を生成する。そして、送受信部11は、設定部14によって生成された設定画面情報を、管理者端末40へ送信する。
ステップS53において、管理者端末40の表示制御部43は、送受信部41によって受信された設定画面情報に基づいて、管理者端末40のディスプレイ(図3に示したディスプレイ206a)に通信経路設定画面400を表示させる。図12は、実施形態に係る送信経路設定画面の一例を示す図である。図12に示す通信経路設定画面400には、送信元情報を設定するための会議室(通信端末30)側のOpenFlowスイッチ50の各種情報を選択させる送信元情報設定領域410、転送先情報を設定するための情報処理装置90側のOpenFlowスイッチ50の各種情報を選択させる転送先情報設定領域430、設定処理を中止する場合に押下されるキャンセルボタン450、設定処理を行う場合に押下される設定ボタン455が含まれている。
ステップS54において、管理者端末40の受付部42は、通信経路設定画面400に対する入力を受け付ける。具体的には、受付部42は、送信元情報設定領域410に含まれる入力欄411に送信元情報を設定する会議室の名称の入力を受け付ける。次に、受付部42は、参照ボタン413bが押下されることで、送信元情報として設定するOpenFlowスイッチ50の選択を受け付ける。選択されたOpenFlowスイッチ50は、表示欄413aに表示される。そして、受付部42は、参照ボタン415bが押下されることで、送信元経路情報として設定するOpenFlowスイッチ50のポート番号の選択を受け付ける。選択されたOpenFlowスイッチ50のポート番号は、表示欄415aに表示される。同様に、受付部42は、転送先情報設定領域430に含まれる入力欄431に転送先情報を設定する情報処理装置90の名称の入力を受け付ける。次に、受付部42は、参照ボタン433bが押下されることで、転送先情報として設定するOpenFlowスイッチ50の選択を受け付ける。選択されたOpenFlowスイッチ50は、表示欄433aに表示される。そして、受付部42は、参照ボタン435bが押下されることで、送信先経路情報として設定するOpenFlowスイッチ50のポート番号の選択を受け付ける。選択されたOpenFlowスイッチ50のポート番号は、表示欄435aに表示される。
ステップS55において、管理者端末40の送受信部41は、受付部42によって設定ボタン455に対する入力が受け付けられた場合、通信経路設定画面400において入力された通信経路情報を、通信制御装置10へ送信する。ここで、送信される通信経路情報は、ラベル名、データパスIDおよびポート番号を含む送信元情報、並びにラベル名、データパスIDおよびポート番号を含む転送先情報を含む。そして、通信制御装置10の送受信部11は、通信経路情報を受信する。ステップS56において、通信制御装置10の記憶・読出部15は、送受信部11によって受信された送信経路情報を、通信経路管理テーブル150に記憶させる。なお、送信元情報および転送先情報に含まれるデータパスIDは、通信経路設定画面400に入力された情報に基づいて管理者端末40によって設定されてもよいし、管理者端末40から送信経路情報を受信した通信制御装置10によって設定されてもよい。
●通信経路管理テーブルの変形例
続いて、図13を用いて、図7に示した通信経路管理テーブルの変形例を説明する。図13に示す通信経路管理テーブル150aは、送信元情報に、パケットを送信した通信端末30を識別するための端末識別情報を含む。端末識別情報は、通信端末30の端末名である送信元端末名および通信端末30のMACアドレスである送信元MACアドレスを含む。
図13に示す通信経路管理テーブル150aを用いた場合、図10に示したステップS33-3において、判断部12は、送受信部11によって受信されたディスカバリパケットに含まれる送信元経路識別情報、送信元経路情報および端末識別情報を検索キーとして、通信経路管理テーブル150aに含まれる対応する送信元経路識別情報、送信元経路情報および端末識別情報に関連付けられた、転送先情報を抽出する。これにより、通信制御装置10は、ディスカバリパケットの送信元のOpenFlowスイッチ50が存在する空間単位のネットワークに加え、ディスカバリパケットを送信した通信端末30に応じて、ディスカバリパケットの転送先を決定することで、ディスカバリパケットを送信した通信端末30に応じて異なる転送先へディスカバリパケットを転送することができる。
●まとめ●
以上説明したように、本発明の一実施形態に係るネットワークシステムは、通信端末30と、通信端末30の接続先である情報処理装置90と、通信端末30を通信ネットワーク5に接続させるOpenFlowスイッチ50(第1のスイッチの一例)および通信端末30の接続先である情報処理装置90を通信ネットワーク5に接続させるOpenFlowスイッチ50(第2のスイッチの一例)を介して、通信端末30と情報処理装置90との間の通信を制御する通信制御装置10と、を備えるネットワークシステム1である。また、通信制御装置10は、通信端末30から送信されたディスカバリパケット(情報処理装置90への応答要求の一例)を受信し、第1のスイッチを識別するための送信元情報と第2のスイッチを識別するための転送先情報とが関連付けられた通信経路情報(通信経路管理テーブル150の一例)に基づいて、ディスカバリパケットを転送した特定の第1のスイッチを識別するための特定の送信元情報に関連付けられた特定の転送先情報によって識別される特定の第2のスイッチを、ディスカバリパケットの転送先として決定する。そして、通信制御装置10は、決定された特定の第2のスイッチに対して、ディスカバリパケットを転送する。さらに、通信端末30は、情報処理装置90への応答要求を送信するとともに、通信制御装置10によって決定された特定の第2のスイッチに接続される特定の情報処理装置から送信される、ディスカバリパケットに対する応答を受信する。これにより、ネットワークシステム1は、パケットの転送ルールである通信経路情報に基づいて、ディスカバリパケットの転送先となる第2のスイッチを決定することで、通信端末30から送信されたディスカバリパケットによって、特定の情報処理装置90のみを発見することができる。
また、本発明の一実施形態に係る通信制御装置おいて、送信元情報は、通信端末30から送信されたディスカバリパケット(情報処理装置90への応答要求の一例)を受信する第1のスイッチの通信ポートを識別するための送信元経路情報を含み、転送先情報は、ディスカバリパケットを送信する第2のスイッチの通信ポートを識別するための転送先経路情報を含む。そして、通信制御装置10は、ディスカバリパケットを受信した特定の第1のスイッチの特定の通信ポートを識別するための特定の送信元経路情報に関連付けられた転送先経路情報によって識別される特定の第2のスイッチの特定の通信ポートを、ディスカバリパケットの転送先として決定する。これにより、通信制御装置10は、パケットの転送ルールである通信経路情報に基づいて、ディスカバリパケットの転送先となる第2のスイッチの通信ポートを決定することで、特定の情報処理装置90のみにディスカバリパケットが送信されるように、ディスカバリパケットを転送することができる。
さらに、本発明の一実施形態に係る通信制御装置おいて、送信元経路情報は、第1のスイッチの通信ポートのTCPポート番号であり、送信先経路情報は、第2のスイッチの通信ポートのTCPポート番号である。これにより、通信制御装置10は、ディスカバリパケットの送信元および転送先の通信プロトコルに応じたディスカバリパケットの転送先を決定することができる。
また、本発明の一実施形態に係る通信制御装置おいて、送信元情報は、ディスカバリパケット(情報処理装置90への応答要求の一例)を送信した通信端末30を識別するための端末識別情報を含む。そして、通信制御装置10は、通信経路情報(通信経路管理テーブル150の一例)に含まれる、ディスカバリパケットを送信した特定の通信端末30の特定の端末識別情報に関連付けられた特定の送信先情報によって識別される特定の第2のスイッチを、ディスカバリパケットの転送先として決定する。これにより、通信制御装置10は、ディスカバリパケットの送信元のOpenFlowスイッチ50が存在する空間単位のネットワークに加え、ディスカバリパケットを送信した通信端末30に応じて、ディスカバリパケットの転送先を決定することで、ディスカバリパケットを送信した通信端末30に応じて異なる転送先へディスカバリパケットを転送することができる。
●補足●
なお、実施形態の機能は、アセンブラ、C、C++、C#、Java(登録商標)等のレガシープログラミング言語やオブジェクト指向プログラミング言語等で記述されたコンピュータ実行可能なプログラムにより実現でき、各実施形態の機能を実行するためのプログラムは、電気通信回線を通じて頒布することができる。
また、実施形態の機能を実行するためのプログラムは、ROM、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable Read-Only Memory)、フラッシュメモリ、フレキシブルディスク、CD(Compact Disc)−ROM、CD−RW(Re-Writable)、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、ブルーレイディスク、SDカード、MO(Magneto-Optical disc)等の装置可読な記録媒体に格納して頒布することもできる。
さらに、実施形態の機能の一部または全部は、例えばFPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブル・デバイス(PD)上に実装することができ、またはASICとして実装することができ、各実施形態の機能をPD上に実現するためにPDにダウンロードする回路構成データ(ビットストリームデータ)、回路構成データを生成するためのHDL(Hardware Description Language)、VHDL(Very High Speed Integrated Circuits Hardware Description Language)、Verilog−HDL等により記述されたデータとして記録媒体により配布することができる。
これまで本発明の一実施形態に係るネットワークシステム、通信制御装置、通信制御方法およびプログラムについて説明してきたが、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態の追加、変更または削除等、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
1 ネットワークシステム
10 通信制御装置
11 送受信部(受信手段の一例、転送手段の一例)
12 判断部(決定手段の一例)
13 生成部(生成手段の一例)
15 記憶・読出部(記憶制御手段の一例)
30 通信端末
31 送受信部(応答要求送信手段の一例、応答受信手段の一例)
50 OpenFlowスイッチ(第1のスイッチの一例、第2のスイッチの一例)
90 情報処理装置
100 記憶部
150 通信経路管理テーブル(通信経路情報の一例)
特開2015‐114842号公報

Claims (11)

  1. 通信端末と、
    前記通信端末の接続先である情報処理装置と、
    前記通信端末を通信ネットワークに接続させる第1のスイッチおよび前記情報処理装置を前記通信ネットワークに接続させる第2のスイッチを介して、前記通信端末と前記情報処理装置との間の通信を制御する通信制御装置と、を備えるネットワークシステムであって、
    前記通信制御装置は、
    前記通信端末から送信された、前記情報処理装置への応答要求を受信する受信手段と、
    前記第1のスイッチを識別するための送信元情報と前記第2のスイッチを識別するための転送先情報とが関連付けられた通信経路情報に基づいて、前記応答要求を転送した特定の第1のスイッチを識別するための特定の送信元情報に関連付けられた特定の転送先情報によって識別される特定の第2のスイッチを、前記応答要求の転送先として決定する決定手段と、
    前記決定された前記特定の第2のスイッチに対して、前記応答要求を転送する転送手段と、を有し、
    前記通信端末は、
    前記情報処理装置への応答要求を送信する応答要求送信手段と、
    前記特定の第2のスイッチに接続される特定の情報処理装置から送信される、前記応答要求に対する応答を受信する応答受信手段と、を有する
    ネットワークシステム。
  2. 前記送信元情報は、前記通信端末から送信された前記応答要求を受信する前記第1のスイッチの通信ポートを識別するための送信元経路情報を含み、
    前記転送先情報は、前記情報処理装置へ前記応答要求を送信する前記第2のスイッチの通信ポートを識別するための送信先経路情報を含み、
    前記決定手段は、前記応答要求を受信した前記特定の第1のスイッチの特定の通信ポートを識別するための特定の送信元経路情報に関連付けられた前記送信先経路情報によって識別される前記特定の第2のスイッチの特定の通信ポートを、前記転送先として決定する請求項1に記載のネットワークシステム。
  3. 前記送信元経路情報は、前記第1のスイッチの通信ポートのTCP(Transmission Control Protocol)ポート番号であり、
    前記送信先経路情報は、前記第2のスイッチの通信ポートのTCPポート番号である請求項2に記載のネットワークシステム。
  4. 前記送信元情報は、前記応答要求を送信した前記通信端末を識別するための端末識別情報を含み、
    前記決定手段は、前記通信経路情報に含まれる、前記応答要求を送信した特定の通信端末の特定の端末識別情報に関連付けられた前記特定の送信先情報によって識別される前記特定の第2のスイッチを、前記転送先として決定する請求項1乃至3のいずれか一項に記載のネットワークシステム。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載のネットワークシステムであって、
    前記通信経路情報を記憶部に記憶させる記憶制御手段を備え、
    前記記憶制御手段は、前記通信制御装置から提供されるアプリケーションを用いて設定された前記通信経路情報を、前記記憶部に記憶させるネットワークシステム。
  6. 前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチは、OpenFlow Switching技術において使用されるOpenFlowスイッチであり、
    前記通信制御装置は、前記OpenFlow Switching技術において使用されるOpenFlowコントローラである請求項1乃至5のいずれか一項に記載のネットワークシステム。
  7. 請求項6に記載のネットワークシステムであって、
    前記決定手段によって決定された前記転送先に基づいて、前記OpenFlow Switching技術において使用されるフローテーブルを生成する生成手段を備え、
    前記転送手段は、前記生成されたフローテーブルに基づいて、前記応答要求を転送するネットワークシステム。
  8. 前記応答要求は、前記通信端末からブロードキャスト送信される、近隣探索プロトコル(Neighbor Discovery Protocol)に従うディスカバリパケットである請求項1乃至7のいずれか一項に記載のネットワークシステム。
  9. 通信端末を通信ネットワークに接続させる第1のスイッチおよび前記通信端末の接続先である情報処理装置を前記通信ネットワークに接続させる第2のスイッチを介して、前記通信端末と前記情報処理装置との間の通信を制御する通信制御装置であって、
    前記通信端末から送信された、前記情報処理装置への応答要求を受信する受信手段と、
    前記第1のスイッチを識別するための送信元情報と前記第2のスイッチを識別するための転送先情報とが関連付けられた通信経路情報に基づいて、前記応答要求を転送した特定の第1のスイッチを識別するための特定の送信元情報に関連付けられた特定の転送先情報によって識別される特定の第2のスイッチを、前記応答要求の転送先として決定する決定手段と、
    前記決定された第2のスイッチに対して、前記応答要求を転送する転送手段と、
    を備える通信制御装置。
  10. 通信端末を通信ネットワークに接続させる第1のスイッチおよび前記通信端末の接続先である情報処理装置を前記通信ネットワークに接続させる第2のスイッチを介して、前記通信端末と前記情報処理装置との間の通信を制御する通信制御装置が実行する通信制御方法であって、
    前記通信端末から送信された、前記情報処理装置への応答要求を受信する受信ステップと、
    前記第1のスイッチを識別するための送信元情報と前記第2のスイッチを識別するための転送先情報とが関連付けられた通信経路情報に基づいて、前記応答要求を転送した特定の第1のスイッチを識別するための特定の送信元情報に関連付けられた特定の転送先情報によって識別される特定の第2のスイッチを、前記応答要求の転送先として決定する決定ステップと、
    前記決定された特定の第2のスイッチに対して、前記応答要求を転送する転送ステップと、
    を実行する通信制御方法。
  11. コンピュータに、請求項10に記載の通信制御方法を実行させるプログラム。
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