JP7110638B2 - 情報処理システム、情報処理装置、及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理装置、及び情報処理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理システム、情報処理装置、及び情報処理プログラムに関する。
今日において、例えばBLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)通信等の近距離無線通信を用いて、様々な周辺機器と通信を行う技術が知られている。このBLE通信は、低消費電力を実現しながらブルートゥース通信を行える通信規格である。BLE通信は、セントラル機器(Central:通信接続する方の機器)とペリフェラル機器(Peripheral:周辺機器:通信接続される方の機器)との二種類の機器の間で行われる。
また、複数の周辺機器が存在し、例えば印刷又はスキャン等の異なるサービスが提供されている場合、BLE通信の電波強度により、周辺機器とセントラル機器との間の距離を判定し、セントラル機器に近接している周辺機器に対して通信接続する技術が知られている。
例えば、ユーザが現在、位置している会議室に設置されている周辺機器のみと接続可能とし、隣の会議室に設置された周辺機器とは接続不可にしたい場合等、通信接続を可能とする周辺機器を、所定のエリアに設置されている周辺機器に限定したい場合に、上述の近接判定が用いられる。
ここで、例えばユーザが現在、位置している部屋及び隣接する部屋に、それぞれ一つ又は複数の周辺機器が設けられている場合において、ユーザのセントラル機器は、ユーザが現在、位置している部屋及び隣接する部屋の各周辺機器から受信した複数の電波のうち、どの電波が、希望する機能を有する周辺機器の電波か判断することは困難である。
このような場合、ユーザは、例えば隣接する部屋に設置されている周辺機器のサービスを誤って利用しないために、サービスを利用する周辺機器の近くまで移動してセントラル機器を近接させ、電波強度等によって所望の周辺機器を特定してサービスを利用していた。
しかし、従来は、ユーザが誤って、所望のサービスを提供していない周辺機器にセントラル機器を近接させて通信接続することで、所望のサービスを受けることが困難となる問題があった。
また、所望のサービスを提供している周辺機器が遠くに位置しており、セントラル機器を近接させることが困難な場合、遠くに位置している周辺機器と通信接続することが困難となり、所望のサービスの提供を受けることが困難となる問題があった。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、特定の機能を提供していない周辺機器に通信接続した場合でも、複数存在する周辺機器の中から特定の機能を提供可能な周辺機器を選択して特定の機能を利用可能とした情報処理システム、情報処理装置、及び情報処理プログラムの提供を目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、少なくとも一つの情報端末と、複数の周辺機器とを備えた情報処理システムであって、複数の周辺機器は、それぞれ自機を特定するための発信情報を発信し、自機が提供する機能を示す機能情報、及び、他の周辺機器がそれぞれ提供する機能を示す転送用機能情報を情報端末に送信する送信部を備え、情報端末は、複数の前記周辺機器から受信する前記発信情報の電波強度に基づいて、各周辺機器に対する当該情報端末の近接状態を判定する近接状態判定部を備え、前記近接状態判定部で判定された所定の距離以下の近接状態にある周辺機器から選択された最も近接している周辺機器に対して、通信回線を接続する通信部を制御する通信制御部と、通信している一つの周辺機器から機能情報及び転送用機能情報を取得する取得部と、取得した機能情報及び転送用機能情報に基づいて、特定の機能が提供されているか否かを判定する判定部と、を備え、前記通信制御部は、通信している前記周辺機器が前記特定の機能を提供していない場合、他の周辺機器のうち、特定の機能を提供している周辺機器に対して通信接続するように前記通信部を制御する。
本発明によれば、特定の機能を提供していない周辺機器に通信接続した場合でも、複数存在する周辺機器の中から特定の機能を提供している周辺機器を選択して特定の機能を利用可能とすることができるという効果を奏する。
図1は、第1の実施の形態の通信システムのシステム構成図である。 図2は、第1の実施の形態の通信システムのセントラル機器のハードウェア構成図である。 図3は、第1の実施の形態の通信システムの周辺機器のハードウェア構成図である。 図4は、セントラル機器のソフトウェア構成を示す機能ブロック図である。 図5は、周辺機器のソフトウェア構成を示す機能ブロック図である。 図6は、第1の実施の形態の通信システムの通信動作の流れを示すフローチャートである。 図7は、周辺機器から送信されているアドバタイズメントパケットの一例を示す図である。 図8は、サービス情報の一例を示す図である。 図9は、転送用サービス情報の一例を示す図である。 図10は、第1の実施の形態の通信システムにおける、セントラル機器の表示画面の一例を示す図である。 図11は、第1の実施の形態の通信システムにおける具体的な通信例を説明するための図である。 図12は、第2の実施の形態の通信システムにおける具体的な通信例を説明するための図である。 図13は、セントラル機器が、NFCタグ装置との間でNFC通信を行い、IWB及びプロジェクタ装置との間でHTTP通信を行う場合のシステム全体の構成例を示す図である。 図14は、セントラル機器が、NFCタグ装置から取得する転送用サービス情報の一例を示す図である。 図15は、第2の実施の形態におけるセントラル機器と各周辺機器との間の通信動作を説明するためのフローチャートである。
以下、一例として、情報処理システム、情報処理装置、及び情報処理プログラムを適用した実施の形態の通信システムの説明をする。
[第1の実施の形態]
(システム構成)
図1は、第1の実施の形態の通信システムのシステム構成図である。この図1に示すように、第1の実施の形態の通信システムは、一つ又は複数の情報端末1(セントラル機器の一例)、及び、一つ又は複数の周辺機器2を有している。情報端末1としては、例えば携帯端末、タブレット型端末、ノート型のパーソナルコンピュータ装置等を用いることができる。また、周辺機器としては、例えば複合機(MFP:Multifunction Peripheral)、プロジェクタ装置、電子黒板装置(IWB:Interactive Whiteboard)、タブレット端末、パーソナルコンピュータ装置、テレビ会議システム、スマートスピーカ等を用いることができる。
(動作概要)
このような通信システムは、情報端末1が、周囲の周辺機器2(ペリフェラル機器の一例)との間の近距離無線通信(例えばBLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)通信)の電波強度に基づいて、例えば最も電波強度が強い周辺機器2との間で近距離無線通信回線を確立し、周辺機器2が提供するサービス(機能)の一覧であるサービス情報(機能情報の一例)を取得して記憶部に記憶する。
情報端末1は、サービス情報を解析することで、周辺機器2により、目的とするサービスが提供されているか否かを判定する。周辺機器2により、目的とするサービスが提供されている場合、その周辺機器2から目的とするサービスを受ける。これに対して、周辺機器22により、目的とするサービスが提供されていない場合、情報端末1は、現在、通信回線を確立している周辺機器2から、現在、通信回線を確立していない他の周辺機器2が提供しているサービスの一覧を示す転送用サービス情報(転送用機能情報の一例)を取得する。そして、転送用サービス情報に基づいて、目的とするサービスを提供している他の周辺機器2を検出し、この検出した他の周辺機器2に対して近距離無線通信接続を行い、所望のサービスの提供を受ける。
これにより、ユーザは、各周辺機器2で提供されるサービスを把握していなくても、また、離れた位置に設置されている周辺機器2の位置まで移動しなくても、近接している周辺機器2との間で近距離無線通信を行うことで、目的とするサービスを提供している周辺機器2により、目的とするサービスを利用することができる。
なお、例えば予約した会議室に対するチェックイン時に、机上のタブレット端末等の周辺機器2に情報端末1を近接させることが決まっている場合等、情報端末1を近接させる周辺機器2が明確である場合、その周辺機器2のみに上述のサービス情報及び転送用サービス情報を記憶させておけばよい。これに対して、ユーザが情報端末1を近接させる周辺機器2が不明である場合、ユーザが情報端末1を近接させる可能性のある全ての周辺機器2に、上述のサービス情報及び転送用サービス情報を記憶させておく。
(セントラル機器のハードウェア構成)
図2は、セントラル機器のハードウェア構成を示す図である。この図2に示すように、情報端末1は、CPU(Central Processing Unit)11、RAM(Random Access Memory)12、ROM(Read Only Memory)13、HDD(Hard Disk Drive)14、及びインタフェース(I/F)15を、バスライン介して相互に接続することで構成されている。I/F15には、例えばBLE等の近距離無線通信を行う近距離無線通信部16、例えばWIFI通信等のネットワーク通信を行うネットワーク通信部17、及び第2の実施の形態の説明で後述する非接触通信部(NFC:Near Field Communication)20が接続されている。
CPU11は、情報端末1全体の動作を制御する。RAM12は、情報の高速な読み書きが可能な揮発性の記憶媒体であり、CPU11が情報を処理する際の作業領域等として用いられる。ROM13は、読み出し専用の不揮発性記憶媒体であり、OS(Operating System)及びファームウェア等のプログラムが記憶されている。HDD14は、情報の読み書きが可能な不揮発性の記憶媒体であり、各種制御プログラム、及び後述する通信制御プログラム等のアプリケーションプログラム等が記憶されている。
I/F15は、バスラインと各種ハードウェア及びネットワーク等を接続し制御する。液晶表示部(LCD)18は、タッチパネル付きの液晶表示部18となっており、上述のサービス情報に基づく周辺機器の一覧画面等を表示するための視覚的ユーザインタフェースである。
操作部19は、キーボード及びマウス装置等の、ユーザが情報端末1に情報を入力するためのユーザインタフェースである。近距離無線通信部16としては、ソフトウェアレベルで受信強度を検出可能な、例えばBLE等を用いることができる。また、ネットワーク通信部17としては、例えばWIFI(登録商標)等のネットワーク通信を用いることができる。
(周辺機器のハードウェア構成)
図3は、周辺機器2の一例となるMFPのハードウェア構成を示す図である。この図3に示すように、MFPは、コントローラ20とエンジン部(Engine)33とをPCI(Peripheral Component Interface)バスライン36で接続して形成されている。
コントローラ20は、MFP全体の制御、描画、通信、及び図示しない操作表示部35からの入力を制御するコントローラである。エンジン部33は、PCIバスライン36に接続可能なプリンタエンジンであり、例えば白黒プロッタ、1ドラムカラープロッタ、4ドラムカラープロッタ、スキャナ又はファックスユニット等である。
なお、このエンジン部33には、プロッタ等のいわゆるエンジン部分に加えて、誤差拡散及びガンマ変換等の画像処理部が含まれている。コントローラ20は、CPU21、ノースブリッジ(NB)23、システムメモリ(MEM-P)22、サウスブリッジ(SB)24、ローカルメモリ(MEM-C)27と、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)26、ハードディスクドライブ(HDD)28を有している。
ノースブリッジ(NB)23及びASIC26は、AGP(Accelerated Graphics Port)バスライン25を介して相互に接続されている。MEM-P22は、ROM(Read Only Memory)22a及びRAM(Random Access Memory)22bを有する。
MFP全体の動作制御を行うCPU21は、NB23、MEM-P22及びSB24からなるチップセットを介して他の機器と接続されている。NB23は、CPU21に対して、MEM-P22、SB24、AGPバスライン25を接続するためのブリッジであり、MEM-P22に対する読み書きなどを制御するメモリコントローラ、PCIマスタ及びAGPターゲットを有する。
MEM-P22は、ROM22aとRAM22bを有しており、プログラム及びデータの格納用メモリ、プログラム及びデータの展開用メモリ、又はプリンタの描画用メモリ等として用いられるシステムメモリである。ROM22aは、プログラムやデータの格納用メモリとして用いる読み出し専用のメモリであり、RAM22bは、プログラムやデータの展開用メモリ、プリンタの描画用メモリ等として用いる書き込み及び読み出し可能なメモリである。
SB24は、NB23とPCIデバイス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。このSB24は、PCIバスラインを介してNB23と接続されている。このPCIバスラインには、ネットワークインターフェース(I/F)部等も接続される。
ASIC26は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのIC(Integrated Circuit)であり、AGPバスライン25、PCIバスライン、HDD28及びMEM-C27をそれぞれ接続するブリッジとして機能する。このASIC26は、PCIターゲット及びAGPマスタと、ASIC26の中核をなすアービタ(ARB)と、MEM-C27を制御するメモリコントローラと、ハードウェアロジック等により画像データの回転等を行う複数のDMAC(Direct Memory Access Controller)、エンジン部33との間でPCIバスライン36を介したデータ転送を行うPCIユニットとを有している。
このASIC26には、PCIバスライン36を介してFCU(Facsimile Control Unit)30、USB(Universal Serial Bus)31、IEEE1394(the Institute of Electrical and Electronics Engineers 1394)インタフェース32、BLE通信部等の近距離無線通信部34が接続される。
操作表示部35は、ASIC26に直接接続されている。MEM-C27は、コピー用画像バッファ、及び符号バッファとして用いるローカルメモリである。HDD28は、画像データの蓄積、プログラムの蓄積、フォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うためのストレージである。また、HDD28は、MFPで実行されるアプリケーションのライセンスファイルを保存する。さらに、HDD28には、上述のサービス情報を記憶するためのサービス情報記憶部36、及び、他の周辺機器2が提供しているサービスの一覧情報である転送サービス情報を記憶するための転送サービス情報記憶部37が設けられている。
AGPバスライン25は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレーターカード用のバスインターフェースであり、MEM-P22に高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックスアクセラレーターカードを高速にするものである。
(セントラル機器のソフトウェア構成)
図4は、情報端末1のソフトウェア構成を示す図である。情報端末1のCPU11は、HDD14に記憶されている通信制御プログラムを実行することで、図4に示すように近距離無線通信制御部41、サービス判定部42、記憶制御部43、転送情報取得部44、近接状態判定部45、及び第2の実施の形態の詳述する非接触無線通信制御部47を実現する。
近距離無線通信制御部41は、複数の周辺機器2から送信されるBLEパケットをそれぞれ受信するように近距離無線通信部16を制御する。近接状態判定部45は、受信されたBLEパケットを解析し、情報端末1との間の距離が所定以下の距離の周辺機器2を判定する(近接状態判定機能)。近距離無線通信制御部41は、近接状態判定部45により、情報端末1との間の距離が所定以下の距離であると判定された各周辺機器2のうち、情報端末1のユーザに選択された周辺機器2との間にBLE通信回線を接続するように、近距離無線通信部16を制御する。
すなわち、情報端末1のCPU11は、近接状態判定部45により、情報端末1との間の距離が所定以下の距離であると判定された周辺機器2を示す情報を、液晶表示部18に対して一覧表示する。情報端末1のユーザは、この一覧表示された周辺機器2の中から、例えば自分の情報端末1と最も近接している周辺機器2等のような、所望の周辺機器2を選択して指定する。近距離無線通信制御部41は、指定された周辺機器2との間にBLE通信回線を確立するように、近距離無線通信部16を制御する。
このように周辺機器2との間にBLE通信回線が確立されると、近距離無線通信制御部41は、周辺機器2との間でBLE通信を行い、サービス情報を取得する。記憶制御部43は、取得されたサービス情報をHDD14のサービス情報記憶部36に記憶制御する。
サービス判定部42は、周辺機器2から取得されたサービス情報に基づいて、情報端末1のユーザから、予め情報端末1の画面を介して指定されている所望のサービスが、その周辺機器2で提供されているか否かを判定する。ユーザが目的としているサービスが、周辺機器2で提供されていない場合、転送情報取得部44が、近距離無線通信制御部41を介して、周辺機器2から、他の周辺機器2で提供されているサービスを示す転送用サービス情報を取得する。記憶制御部43は、取得された転送用サービス情報を、HDD14の転送サービス情報記憶部37に記憶制御する。
なお、この例では、サービス情報を取得し、その周辺機器2で所望のサービスが提供されていない場合に、他の周辺機器2から転送用サービス情報を取得することとした。しかし、サービス情報及び転送用サービス情報を一度に取得し、サービス判定部42が、サービス情報及び転送用サービス情報で示される全てのサービスから、ユーザに指定されているサービスの有無を判定してもよい。
サービス判定部42は、サービス情報を取得した周辺機器でユーザから指定されているサービスが提供されていないと判定した場合に、取得された転送用サービス情報に基づいて、目的とするサービスを提供している他の周辺機器2を判定(特定)する。他の周辺機器の中に、目的とするサービスを提供する他の周辺機器2が存在する場合、情報端末1の近距離無線通信制御部41は、他の周辺機器2との間で近距離無線通信を行い、目的とするサービスの提供を受ける。
なお、この例では、近距離無線通信制御部41~近接状態判定部45(及び非接触無線通信制御部47)は、ソフトウェアで実現されることとしたが、これらのうち、一部又は全部を、IC(Integrated Circuit)等のハードウェアで実現してもよい。
また、通信制御プログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD-ROM、フレキシブルディスク(FD)などのコンピュータ装置で読み取り可能な記録媒体に記録して提供してもよい。また、CD-R、DVD(Digital Versatile Disk)、ブルーレイディスク(登録商標)、半導体メモリなどのコンピュータ装置で読み取り可能な記録媒体に記録して提供してもよい。また、インターネット等のネットワーク経由でインストールするかたちで提供してもよいし、機器内のROM等に予め組み込んで提供してもよい。
(周辺機器のソフトウェア構成)
図3は、周辺機器2の一例であるMFPのソフトウェア構成を示す図である。MFPのCPU21は、HDD28に記憶されている通信制御プログラムを実行することで、図5に示すように近距離無線通信制御部51、及び記憶制御部52を実現する。
近距離無線通信制御部41(通信制御部の一例)は、BLEパケットを送信し、情報端末1に対して、自身の存在を通知するように、近距離無線通信部34(通信部の一例)を通信制御する。この際、近距離無線通信制御部41は、送信している電波強度の情報、及び、BLEパケットを送信している周辺機器2の機器名(この場合は、MFP)をBLEパケットに含めて送信制御する。また、近距離無線通信部41は、情報端末1との間で近距離無線通信回線が確立されると、記憶制御部52によりHDD28のサービス情報記憶部36から読み出されたサービス情報を情報端末1に送信する。さらに、近距離無線通信制御部41は、情報端末1から、他の周辺機器2で提供しているサービスの一覧情報である転送用サービス情報の取得要求が行われると、記憶制御部52によりHDD28の転送サービス情報記憶部36から読み出された転送用サービス情報を情報端末1に送信する。
(サービスの提供動作)
図6は、第1の実施の形態の通信システムにおいて、情報端末1側で、いずれかの周辺機器2から、目的とするサービスの提供を受けるまでの流れを示すフローチャートである。このフローチャートに示す各処理は、以下のとおりである。
1.情報端末1の近距離無線通信制御部41は、各周辺機器2が一定間隔で送信しているBLEパケット(アドバタイズメントパケット)を受信するように近距離無線通信部16を制御する(ステップS1)。情報端末1の記憶制御部43は、受信した周辺機器2のパケットの情報をHDD14等の記憶部に記憶する。
2.情報端末1の近接状態判定部45は、BLEパケットに含まれる送信出力レベルを示す情報を解析することで、BLEパケットを送信した周辺機器2が近接状態にあるか否かを判定する(ステップS2、ステップS3)。近接状態判定部45により、情報端末1に対して近接状態にある周辺機器2ではないと判定された場合、以降の処理は実行されない。また、他のBLEパケットを受信していた場合には(ステップS4:Yes)、上述と同様に、BLEパケットの出力レベルが解析され、BLEパケットを送信した周辺機器2が近接状態にあるか否かが判定される。
3.BLEパケットを送信した周辺機器2が近接状態にあると判定された場合、情報端末1の近距離無線通信制御部41は、近接状態にある周辺機器2との間でBLE通信を開始するように近距離無線通信部16を制御する(ステップS5)。
4.近接状態にある周辺機器2との間でBLE通信が開始されると、情報端末1の近距離無線通信制御部41(取得部の一例)は、周辺機器2からサービス情報を取得する。そして、サービス判定部42が、周辺機器2で提供されているサービスの中に、情報端末1のユーザから指定されている、目的とするサービスが存在するか否かを判定する(ステップS6)。周辺機器2で提供されているサービスの中に、情報端末1のユーザから指定されているサービスが存在する場合、そのまま目的のサービスを受ける(ステップS8)。
5.これに対して、周辺機器2で提供されているサービスの中に、情報端末1のユーザから指定されている、目的とするサービスが存在しない場合、情報端末1の転送情報取得部44(取得部の一例)が近距離無線通信制御部41を介して、現在、BLE通信を行っている周辺機器2から、他の周辺機器2が提供しているサービスの一覧となる転送用サービス情報を取得する。そして、サービス判定部42(判定部の一例)が、転送用サービス情報に基づいて、目的とするサービスを提供している他の周辺機器2が存在するか否かを判別する(ステップS7)。
6.目的のサービスを提供している他の周辺機器2が存在すると判定された場合、転送情報取得部44が、目的のサービスを提供している他の周辺機器2に対してネットワーク通信接続するために必要な情報を、転送用サービス情報から取得する(ステップS9)。なお、目的のサービスを提供している他の周辺機器2が存在しないと判定された場合、以降の処理は行わない。
7.複数受信しているアドバタイズメントパケットのうち、転送用サービス情報から目的のサービスを提供していることが判定された他の周辺機器2から受信したアドバタイズメントパケットに基づいて、目的のサービスを提供している周辺機器2との間でBLE通信を開始するように、近距離無線通信制御部41が近距離無線通信部16を制御する(ステップS10)。これにより、目的のサービスに対する、目的のデータの読み書きを行い、目的のサービスを利用することができる(ステップS11)。
一般的に、BLE通信により所定のサービスを提供する周辺機器2は、提供するサービスのUUID(Universally Unique Identifier)と、サービス実現のためのデータ送受信用の1個以上のキャラクタリスティック(Characteristic)を有する。サービスは、認証登録又はMFPの機器情報取得等の、その周辺機器2が提供する機能を示す。キャラクタリスティックは、サービスの機能を実現するためのデータ通信を行うためのものであり、送信及び受信用のものが1個以上、サービス情報に含まれている。
(アドバタイズメントパケット)
周辺機器2は、周囲にアドバタイズメントパケットを送信することで自身の存在を通知する。アドバタイズメントパケットには、図7に示すようにデバイス名及び出力レベル(TxPowerLevel)の情報が含まれている。図4に示す近接状態判定部45は、アドバタイズメントパケットの出力レベル(TxPowerLevel)と、実際に受信しているアドバタイズメントパケットの電波強度とを比較することで、情報端末1と周辺機器2との間の距離を推定し、その周辺機器2が近接状態にあるか否かを判定する。
(サービス情報)
図8に、周辺機器2の一例であるMFPに記憶されているサービス情報の一例を示す。この図8において、情報端末1の目的とするサービスが第1のサービスであった場合、情報端末1は、MFPとのBLE通信を開始した後、MFPのサービスに「XXXX...」のUUIDのサービスが存在するか否かを確認する。BLE通信を行うことで、MFPが提供するサービスのUUIDの一覧を取得できるため、目的とするサービスのUUIDの有無を確認することができる。目的のサービスのUUIDは、情報端末1が、事前に把握しているものとする。
情報端末1が目的とするサービスが、MFPから提供されていない、「1234...」のUUIDの第3のサービスであった場合、情報端末1は、この第3のサービスを示す「1234...」のUUIDの転送用サービス情報の有無を確認する。転送用サービスのUUIDは、情報端末1が事前に把握しているものとする。
(転送用サービス情報のキャラクタリスティック)
図9(a)及び図9(b)に、転送用サービス情報のキャラクタリスティックの一例を示す。転送用サービス情報のキャラクタリスティックは、この図9(a)及び図9(b)に示すようにサービスを示すUUIDと、サービスを提供している周辺機器2のデバイス名とを関連付けた情報となっている。例えば、図9(a)に示す例は、「XXXX...」のUUIDのサービスはMFPで提供されていることを示している。また。「YYYY...」のUUIDのサービスはIWBで提供され、「ZZZZ...」のUUIDのサービスはタブレットで提供されていることを示している。
図9(b)に示す例は、「XXXX...」のUUIDのサービスはMFP1で提供されていることを示している。また。「YYYY...」のUUIDのサービスはMFP2で提供され、「ZZZZ...」のUUIDのサービスはMFP3で提供されていることを示している。
(転送用サービス情報に基づくサービスの提供動作)
図9(a)及び図9(b)に示したように、転送用サービス情報は、サービスのUUIDと、そのサービスを提供する周辺機器2のデバイス名が対になっている。このため、提供を受けようとするサービスのUUIDに基づいて転送用サービス情報を参照することで、提供を受けようとするサービスのUUIDが関連付けされているデバイス名を特定することができる。図7に示したように、周辺機器2から発信されているアドバタイズメントパケットには、デバイス名が含まれている。このため、情報端末1は、提供を受けようとするサービスのUUIDに基づいて転送用サービス情報を参照することで、提供を受けようとするサービスのUUIDが関連付けされているデバイス名を特定し、この特定したデバイス名を含むアドバタイズメントパケットを、現在受信している複数のアドバタイズメントパケットの中から選択してBLE通信回線を確立する。
換言すると、情報端末1は、転送用サービス情報に含まれるUUIDのうち、ユーザから端末の画面を介して選択を受け付けたサービスのUUIDと一致するUUIDに関連づけられているデバイス名を特定し、この特定したデバイス名を含むアドバタイズメントパケットを、現在受信している複数のアドバタイズメントパケットの中から選択してBLE通信回線を確立する。これにより、目的のサービスを提供している周辺機器2との間でBLE通信回線を確立し、目的のサービスの提供を受けることができる。
なお、転送用サービス情報のキャラクタリスティックとしては、例えば同一会議室内の機器等のように、BLE通信接続を許可する周辺機器2のキャラクタリスティックのみを登録することが好ましい。
また、サービス情報のUUIDとしては、サービスが特定できる情報であればよく、例えば印刷(print)、スキャン(scan)等の機能名をキーにしても良い。
さらに、各周辺機器2に対するサービス情報及び転送用サービス情報の登録は、管理者等が周辺機器2毎に予め登録してもよいし、各周辺機器2が他の周辺機器2のサービス情報及び転送用サービス情報を取得して自動的に登録してもよい。
(画面操作例)
図10は、情報端末1のユーザが所望のサービスの選択画面の一例を示している。この図10に示すように、情報端末1の液晶表示部18には、例えば「ファイル投影」及び「チェックイン」等のような、選択可能な機能が一覧表示される。ユーザは、この一覧の中から所望の機能(特定の機能)を選択操作する。機能と、周辺機器2で提供しているサービスが対応しているため、機能の一覧から目的とするサービスを特定できる。情報端末1は、事前にサービスのUUIDを把握しているため、目的のサービスが特定できれば、探索すべきUUIDが特定できる。
なお、ユーザが目的とする機能と、周辺機器2のサービスのUUIDは、必ずしも一対一に対応させる必要はない。例えば、ユーザはコピー機能を利用したいが、カラーコピーでもよいし、モノクロコピーでも良い場合、カラーコピー機能のサービスのUUIDと、モノクロコピーのサービスのUUIDのどちらもが探索対象に入って良い。
(具体例)
図11に示すように、情報端末1をスマートフォン端末とし、第1の周辺機器2をダブレット端末61とし、第2の周辺機器2をIWB62として具体例を説明する。タブレット端末は、転送用サービス情報に、IWB62の機能に対応したサービスのUUIDとIWB62のデバイス名を保持している。この図12は、ユーザがIWB62のファイル投影機能を利用したい場合に、スマートフォンで機能を選択しタブレット端末61にかざしてから、機能実行されるまでの処理の流れを示している。
1.ユーザは、IWB62にファイル投影をする場合、例えばスマートフォン端末の画面に表示された「ファイル印刷」、「ファイル投影」、「スキャン」、及び「ファイル転送」等の中から「ファイル投影」を選択し、スマートフォン端末をタブレット端末61に近づける(ステップS21)。
2.スマートフォン端末は、近接状態判定部45が、上述のようにタブレット端末61と近接状態にあるか否かを判定する(ステップS22)。
3.近接状態であれば、スマートフォン端末は、タブレット端末61とBLE通信を開始する(ステップS23、ステップS33)。
4.スマートフォン端末は、タブレット端末61に記憶されているサービス情報を取得する(ステップS24)。
5.スマートフォン端末は、タブレット端末61から取得したサービス情報で示されるサービスの中に、ステップS21で選択されたファイル投影用のサービスが存在するか否かを判定する(ステップS25)。この判定は、サービス情報に示されているUUIDとファイル投影用サービスに対応するUUIDとを対比することで行われる。
6.タブレット端末61が提供しているサービスに、目的とするファイル投影用のサービスが存在しない場合、スマートフォン端末は、タブレット端末61から転送用サービス情報を取得する(ステップS26、ステップS27)。
7.スマートフォン端末は、転送用サービス情報に示されているUUIDとファイル投影用サービスに対応するUUIDとを対比することで、転送用サービス情報で示される他の周辺機器2が提供しているサービスの中に、ファイル投影用サービスが存在した場合、そのファイル投影用サービスに関連付けされている周辺機器2のデバイス名を検出する。これにより、ファイル投影用サービスを提供している周辺機器2としてIWB62を検出できる。
8.スマートフォン端末は、タブレット端末61との間のBLE通信回線を切断する(ステップS28、ステップS34)。
9.スマートフォン端末は、現在、タブレット端末61から発信されるアドバタイズメントパケットと、IWB62から発信されるアドバタイズメントパケットとを受信している。各アドバタイズメントパケットには、タブレット端末61のデバイス名、又は、IWBのデバイス名が含まれる(図7参照)。スマートフォン端末は、ファイル投影用サービスを提供している周辺機器2のデバイス名であるIWB62のデバイス名を含むアドバタイズメントパケットを選択し、BLE通信回線を確立してBLE通信を開始する(ステップS29、ステップS35)。
10.スマートフォン端末は、ファイル投影サービスの中からIWB62の接続情報(IPアドレス)を読み取る(ステップS30)。
11.スマートフォン端末は、IWB62とのBLE通信を終了する(ステップS31、ステップS36)。
12.スマートフォン端末は、読み取ったIWB62の接続情報(IPアドレス)を用いて、ネットワーク通信部17からIWB62に投影指示を送信する(ステップS32)。
13.IWB62は、スマートフォン端末からの投影指示に従ってファイルを投影する(ステップS37)。
周辺機器2の接続情報は、一例としてIPアドレスであることとしたが、この他、Wi-Fiのプロファイル情報等でもよい。また、機器情報の取得方法についても上記方法に限定しない。きっかけとなる一部の情報のみ受け取り別の通信手段で接続情報を受け取る方法などでも良い。
(第1の実施の形態の効果)
以上の説明から明らかなように、第1の実施の形態の通信システムは、各周辺機器2に、自機で提供可能なサービスを示すサービス情報、及び、他の周辺機器2で提供可能なサービスを示す転送用サービス情報を記憶させる。情報端末1のユーザは、近距離無線通信回線を確立可能な周辺機器2のうち、所望の周辺機器2を選択して近距離無線を行い、その周辺機器2からサービス情報に基づいて、所望のサービスが提供されているか否かを判別する。
近距離無線通信を行っている周辺機器2が、所望のサービスを提供していない場合、情報端末1のユーザは、現在、近距離無線通信を行っている周辺機器2から転送用サービス情報を取得して、所望のサービスを提供している周辺機器2を検出する。そして、現在、近距離無線通信を行っている周辺機器2との間の近距離無線通信回線を切断し、現在、近距離無線通信が可能な複数の周辺機器2の中から、所望のサービスを提供している周辺機器2を選択して、再度、近距離無線通信回線を確立して、所望のサービスの提供を受ける。
これにより、情報端末1と所望のサービスを提供していない周辺機器2との間で近距離無線通信回線を確立してしまった後でも、転送用サービス情報に基づいて、所望のサービスを提供している周辺機器2を選択して、近距離無線通信回線を接続し直すことができる。このため、複数存在する周辺機器2のうち、どの周辺機器2と近距離無線通信回線を確立しても、ユーザが目的とするサービスを提供している周辺機器2と近距離無線通信回線を接続して、ユーザが目的とするサービスの提供を受けることを可能とすることができる。
[第1の実施の形態の変形例]
上述の第1の実施の形態は、情報端末1は各周辺機器2との間でBLE通信のみで通信する例であったが、情報端末1は、転送用サービス情報に基づいて特定された周辺機器2に対して通信接続する場合に、図2に示すネットワーク通信部17を介して、WIFI(登録商標)通信を行うようにしてもよい。
この場合、情報端末1のCPU11は、BLE通信で各周辺機器2からのBLEパケットを受信して近接判定を行い、BLE通信接続した周辺機器2からサービス情報を取得し、取得したサービス情報に基づいて、現在、BLE通信接続している周辺機器2は、目的とするサービスを提供可能であるか否かを判定する。そして、現在、BLE通信接続している周辺機器2は、目的とするサービスを提供していないと判定された場合に、転送用サービス情報を取得し、この転送用サービス情報に基づいて、目的とするサービスを提供している周辺機器2を特定するまでは、上述のとおりである。
この変形例の場合、転送用サービス情報に基づいて、目的とするサービスを提供している周辺機器2が特定されると、この特定された周辺機器2に対して、例えばWIFI(登録商標)通信回線を確立するように、近距離無線通信制御部41がネットワーク通信部17を制御する。
換言すると、転送用サービス情報に基づいて特定された周辺機器2に対して通信接続する場合、近距離無線通信制御部41は、BLE通信からWIFI(登録商標)通信に切り替えて通信接続を行う。この場合でも上述の第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
[第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態の通信システムの説明をする。上述の第1の実施の形態の通信システムは、情報端末1が、各周辺機器2との間で近距離無線通信を行う例であった。以下に説明する第2の実施の形態の通信システムは、情報端末1が各周辺機器2との間で、非接触無線通信(NFC:Near Field Communication)及びネットワーク通信(HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)通信)を行う例である。この点以外は、上述の第1の実施の形態と同様であるため、以下、差異の説明のみ行い、重複説明を省略する。
(第2の実施の形態の具体的なシステム構成及び通信動作)
図13は、情報端末1(この例の場合、スマートフォン)が、NFCタグ装置70との間でNFC通信を行い、IWB62及びプロジェクタ装置63との間でHTTP通信を行う場合のシステム全体の構成例を示す図である。NFCタグ装置70、IWB62及びプロジェクタ装置63は、例えばLAN(Local Area Network)等の同じネットワークに接続されている。また、図15は、第2の実施の形態における情報端末1と各周辺機器2との間の通信動作を説明するためのフローチャートである。
この図13及び図15において、ユーザは、情報端末1をNFCタグ装置70に近接させることで(ステップS21)、図4に示す非接触無線通信制御部47が図2に示す非接触無線通信部20を制御し、NFCタグ装置70との間でNFC通信を行う(ステップS22)。NFCタグ装置70の記憶部には、例えば図14に示すようにIWB62及びプロジェクタ装置63等の周辺機器2が提供しているIWB投影又はプロジェクタ投影等の機能名と、各機能を提供している周辺機器2の、上述のネットワーク内におけるIPアドレスとを関連付けた転送用サービス情報が記憶されている。情報端末1は、NFCタグ装置70との間でNFC通信を行うことで、この転送用サービス情報を取得する(ステップS23)。
情報端末1は、取得した転送用サービス情報に基づいて、機能名(サービス)及びそのサービスを提供している周辺機器2のIPアドレスを液晶表示部18に表示する。ユーザは、この表示を見て、所望のサービスの有無を判断し(ステップS24)、所望のサービスに対応する機能名(サービス)を選択操作する(ステップS24:Yes)。なお、所望のサービスが存在しない場合(ステップS24:No)、情報端末1のCPU11は、図15のフローチャートの処理を終了する。
情報端末1のCPU11は、選択操作された機能名(サービス)に関連付けされているIPアドレスに対してアクセスするように、ネットワーク通信部17を制御する(ステップS25)。これにより、例えば「IWB投影」の機能名(サービス)が選択操作された場合には、情報端末1からIWB62に対してアクセスされ、ネットワーク通信回線が確立され、ユーザに対してIWB投影のサービスが提供される(ステップS26)。同様に、例えば「プロジェクタ投影」の機能名(サービス)が選択操作された場合には、情報端末1からプロジェクタ装置63に対してアクセスされ、ネットワーク通信回線が確立され、ユーザに対してプロジェクタ投影のサービスが提供される。
(第2の実施の形態の効果)
以上の説明から明らかなように、第2の実施の形態の通信システムは、情報端末1がNFCタグ装置70との間でNFC通信を行うことで、各サービスのサービス名(機能名)を示す情報と、各サービスを提供している各周辺機器2のIPアドレスとを含む転送用サービス情報を取得する。そして、転送用サービス情報に基づいて、所望のサービスを選択する。これにより、転送用サービス情報のIPアドレスに基づいて、選択されたサービスを提供している周辺機器2との間のネットワーク通信が確立され、所望のサービスの提供を受けることができる他、上述の第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
最後に、上述の実施の形態は、一例として提示したものであり、本発明の範囲を限定することは意図していない。また、上述の新規な実施の形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことも可能である。また、実施の形態および実施の形態の変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 情報端末
2 周辺機器(ペリフェラル機器)
16 近距離無線通信部
17 ネットワーク通信部
20 非接触通信部
34 近距離無線通信部
36 サービス情報記憶部
37 転送サービス情報記憶部
41 近距離無線通信制御部
42 サービス判定部
43 記憶制御部
44 転送情報取得部
45 近接状態判定部
47 非接触無線通信制御部
51 近距離無線通信制御部
52 記憶制御部
61 タブレット端末
62 電子黒板装置(IWB)
63 プロジェクタ装置
70 NFCタグ装置
特開2004-272888号公報

Claims (5)

  1. 少なくとも一つの情報端末と、複数の周辺機器とを備えた情報処理システムであって、
    複数の前記周辺機器は、
    それぞれ自機を特定するための発信情報を発信しており、自機が提供する機能を示す機能情報、及び、他の前記周辺機器がそれぞれ提供する機能を示す転送用機能情報を前記情報端末に送信する送信部を備え、
    前記情報端末は、
    複数の前記周辺機器から受信する前記発信情報の電波強度に基づいて、各周辺機器に対する当該情報端末の近接状態を判定する近接状態判定部を備え、
    前記近接状態判定部で判定された所定の距離以下の近接状態にある周辺機器から選択された最も近接している周辺機器に対して、通信回線を接続する通信部を制御する通信制御部と、
    通信している一つの前記周辺機器から前記機能情報及び前記転送用機能情報を取得する取得部と、
    取得した前記機能情報及び前記転送用機能情報に基づいて、特定の機能が提供されているか否かを判定する判定部と、
    を備え、
    前記通信制御部は、通信している前記周辺機器が前記特定の機能を提供していない場合、他の前記周辺機器のうち、前記特定の機能を提供している周辺機器に対して通信接続するように前記通信部を制御する
    とを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記判定部は、
    取得した前記機能情報に基づいて、現在、通信している前記周辺機器で特定の機能が提供されているか否かを判定し、現在、通信を行っている周辺機器は、特定の機能を提供していないと判定した場合に、取得した前記転送用機能情報に基づいて、特定の機能を提供している他の前記周辺機器を特定すること
    を特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記通信制御部は、前記転送用機能情報に基づいて特定された他の前記周辺機器に対して通信接続を行う場合、他の前記周辺機器が特定されるまでに用いられていた第1の近距離無線通信を、前記第1の近距離無線通信とは異なる第2の近距離無線通信に切り替えて、他の前記周辺機器との間の通信回線を確立するように前記通信部を制御すること
    を特徴とする請求項1または2に記載の情報処理システム。
  4. 複数の周辺機器のうち、特定の機能を提供する周辺機器との間で通信回線を確立して通信を行う情報処理装置であって、
    複数の前記周辺機器から受信する発信情報の電波強度に基づいて、各周辺機器に対する当該情報処理装置の近接状態を判定する近接状態判定部を備え、
    前記近接状態判定部で判定された所定の距離以下の近接状態にある周辺機器から選択された最も近接している周辺機器に対して、通信回線を接続する通信部を制御する通信制御部と、
    通信している一つの前記周辺機器から前記周辺機器が提供している機能を示す機能情報及び通信している周辺機器以外の他の周辺機器が提供している機能を示す転送用機能情報を取得する取得部と、
    取得した前記機能情報及び前記転送用機能情報に基づいて、特定の機能が提供されているか否かを判定する判定部と、
    を備え、
    前記通信制御部は、通信している前記周辺機器が前記特定の機能を提供していない場合、他の前記周辺機器のうち、前記特定の機能を提供している周辺機器に対して通信接続するように前記通信部を制御する
    とを特徴とする情報処理装置。
  5. コンピュータを、
    複数の周辺機器から受信する発信情報の電波強度に基づいて、各周辺機器に対する当該装置である情報端末の近接状態を判定する近接状態判定部と、
    前記近接状態判定部で判定された所定の距離以下の近接状態にある周辺機器から選択された最も近接している周辺機器に対して、通信回線を接続する通信部を制御する通信制御部と、
    通信している一つの周辺機器から、当該周辺機器が提供する機能を示す機能情報、及び他の周辺機器が提供している機能を示す転送用機能情報を取得する取得部と、
    取得した前記機能情報及び前記転送用機能情報に基づいて、特定の機能が提供されているか否かを判定する判定部と、
    として機能させ、
    前記通信制御部を、通信している前記周辺機器が前記特定の機能を提供していない場合、他の前記周辺機器のうち、前記特定の機能を提供している周辺機器に対して通信接続するように機能させること
    を特徴とする情報処理プログラム。
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