JP2020053533A - 配線基板、電子部品パッケージおよび電子装置 - Google Patents

配線基板、電子部品パッケージおよび電子装置 Download PDF

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Abstract

【課題】信号線路間にあるグランドを強化し、クロストークを抑制し、高周波の信号を良好な条件で伝送する配線基板を提供する。【解決手段】配線基板は、第1凹部11を有する絶縁基板10と、絶縁基板10の上面に、平面視において第1凹部11を挟み、第1凹部11に沿って位置する部分を有する一対の信号線路と、絶縁基板10の上面に位置し、かつ平面視において一対の信号線路と間を空けるとともに、一対の信号線路を基準にして第1凹部11が位置する側と反対側に沿ってそれぞれ位置する部分を有する上面グランド導体22と、平面視において絶縁基板10の内部に位置する第1内部グランド導体と、を備える。第1凹部11は、第1凹部11が位置する側面と反対側に位置する端部に、第1凹部11と連続する第2凹部12を有する。第2凹部12は、内周面に、第1内部グランド導体と繋がる内周グランド導体を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、配線基板、配線基板を用いた電子部品パッケージおよび電子装置に関する。
情報技術の発達に伴い、大容量の情報を高速に伝送することを可能とする高周波の利用が進められている。電子装置を構成し、高周波の信号の伝送に配線基板が用いられている例が特許文献1に開示されている。
特開2016−146439号公報
特許文献1に開示された高周波用半導体素子収納用パッケージに関する技術は、セラミックス基体と、グランド導体層と、グランド線路導体と、差動線路導体と、差動信号線路導体の間にセラミックス基体の端面から差動信号線路導体に沿って延出する切欠きを有する。しかしながら、特許文献1の技術では、2本のペアの線路導体間において高周波の干渉によるクロストークが生じ、高周波の信号の伝送において損失が大きくなるおそれがあった。
本発明の一実施形態に係る配線基板は、絶縁基板と、一対の信号線路と、上面グランド導体と、を備えている。絶縁基板は、上面から側面にかけて位置する第1凹部を有している。一対の信号線路は、絶縁基板の上面に位置し、かつ平面視において第1凹部を挟むとともに、第1凹部に沿って位置する部分を有している。上面グランド導体は、絶縁基板の上面に位置し、かつ平面視において一対の信号線路と間を空けるとともに、一対の信号線路を基準にして第1凹部が位置する側と反対側に沿ってそれぞれ位置する部分を有している。第1凹部は、平面視における端部のうち、第1凹部が位置する側面と反対側に位置する端部に、第1凹部と連続し、平面視において一対の信号線路の間に位置する第2凹部を有している。第2凹部は、内周面に、第1内部グランド導体と繋がる内周グランド導体を有している。
本発明の一実施形態にかかる電子部品パッケージは、平板と、枠体と、枠体の貫通孔に固定された配線基板と、を備えている。枠体は、平板に接合され、内外を貫通する貫通孔を有している。
本発明の一実施形態にかかる電子装置は、上述の電子部品パッケージと、平板に実装され、電子部品パッケージの配線基板と電気的に接続された電子部品と、枠体に接合され、電子部品を覆う蓋体と、を備えている。
本発明の一実施形態に係る配線基板は、上記のような構成であることによって、一対の信号線路の間に第1内部グランド導体と繋がる内周グランド導体が位置するため、高周波の干渉を低減することができる。そのため、クロストークを抑制し、ひいては高周波の信号を良好な条件で伝送することができる電子部品パッケージおよび電子装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る電子部品パッケージ2の斜視図である。 本発明の一実施形態に係る配線基板1の斜視図である。 本発明の一実施形態に係る配線基板1の要部を拡大した斜視図である。 本発明の一実施形態に係る配線基板1の平面図である。 本発明の一実施形態に係る配線基板1の要部を拡大した平面図である。 本発明の一実施形態に係る配線基板1の側面図である。 本発明の一実施形態に係る配線基板1の要部を拡大した側面図である。 本発明の一実施形態に係る電子装置3の斜視図である。
以下、本発明の実施形態に係る配線基板1について、図面を参照しながら説明する。
<配線基板の構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る電子部品パッケージ2の斜視図である。図2は、本発明の一実施形態に係る配線基板1の斜視図である。図3は、本発明の一実施形態に係る配線基板1の要部を拡大した斜視図である。図4は、本発明の一実施形態に係る配線基板1の平面図である。図5は、本発明の一実施形態に係る配線基板1の要部を拡大した平面図である。図6は、本発明の一実施形態に係る配線基板1の側面図である。図7は、本発明の一実施形態に係る配線基板1の要部を拡大した側面図である。図8は、本発明の一実施形態に係る電子装置3の斜視図である。これらの図において、電子部品パッケージ2は、配線基板1を備えている。配線基板1は、絶縁基板10、第1凹部11、信号線路21、上面グランド導体22および第1内部グランド導体31を備えている。
絶縁基板10は、平面視において、たとえば矩形状であり、大きさが4mm×8mm〜25mm×50mmで、高さが1mm〜10mmである。また、絶縁基板10は、平面視においてU字形状であってもよい。絶縁基板10は誘電体材料からなっており、複数の誘電体を積層して形成されていてもよい。誘電体材料には、たとえば酸化アルミニウム質焼結体、ムライト質焼結体、炭化珪素質焼結体、窒化アルミニウム質焼結体または窒化珪素質焼結体のようなセラミック材料、またはガラスセラミック材料等を用いることができる。
絶縁基板10の上面には、上面から側面にかけて設けられる第1凹部11が位置している。第1凹部11は絶縁基板10の上面から下面に向かって深さ成分を持っている。また、第1凹部11は、絶縁基板10の側面に接する形で上面から下面にかけて切削等で切欠いて形成してもよい。絶縁基板10が複数の誘電体を積層して形成されている場合は、第1凹部11が位置する場所について、複数の誘電体を一部切り取り、重ね合わせることで第1凹部11を形成してもよい。
第1凹部11は平面視において、たとえば矩形状であり、大きさが0.2mm×1mm〜2mm×10mmである。また第1凹部11は、平面視において半長円状であってもよい。平面視において第1凹部11の形状が、半長円状である場合、その曲率半径の大きさは、0.1mm〜1mmであるのがよい。平面視において第1凹部11の形状が半長円状であることにより、絶縁基板10のクラックを低減することができる。
また、第1凹部11は、側面視において、たとえば矩形状であり、第1凹部11の深さは、0.5mm〜5mmである。ここで第1凹部11の深さとは、第1凹部を絶縁基板10の上面から下面にかけて見た場合の最大の深さのことである。第1凹部11は、側面視においてテーパ状、逆テーパ状および階段形状であってもよい。第1凹部11は、空気あるいは樹脂材料やガラス材料等を含んでいる誘電体材料で満たされており、絶縁基板10よりも誘電率が低くなっているのがよい。これによって、一対の信号線路21の間隔を狭くすることによる静電容量の増加を低減できる。
絶縁基板10の上面には、第1凹部11を挟むとともに、第1凹部11に沿って位置する部分を有する一対の信号線路21が位置している。信号線路21の形状は、平面視において、たとえば矩形状であり、幅が0.05mm〜2mm、長さが1mm〜20mmである。信号線路21は、たとえば金、銀、銅、ニッケル、タングステン、モリブデンおよびマンガンなどの金属材料を含んでおり、絶縁基板10の上面にメタライズ層やめっき層等の形態で同時焼成されたり、金属めっきされたりするものでもよい。また、信号線路21は、たとえば10〜60GHz帯に属する高周波の信号を伝送する。なお、本明細書において、第1凹部11を挟むことは、第1凹部11の幅方向の中心を通る仮想直線14を挟むことを指す。
上面グランド導体22は、絶縁基板10の上面に、信号線路21と間を空けて位置している。また、上面グランド導体22は、一対の信号線路21を基準にして、各線路の辺のうち、第1凹部11が位置する側と反対側のそれぞれの辺に沿って外側から信号線路21を挟む部分を有している。上面グランド導体22は、平面視において、たとえば信号線路21を囲うU字形状である。また、上面グランド導体22は、平面視において、信号線路21を囲うU字形の一部が切り欠かれている形状であってもよい。上面グランド導体22は、たとえば金、銀、銅、ニッケル、タングステン、モリブデンおよびマンガンなどの金属材料からなり、最上層の絶縁層の表面にメタライズ層やめっき層等の形態で同時焼成されたり、金属めっきされたりするものでもよい。
信号線路21および上面グランド導体22は、GSSG構造(差動線路構造)になっている。これによって、信号線路21は、差動線路として信号を伝送することができる。また、上面グランド導体22は、信号線路21を挟む部分を有することで信号配線21をコプレーナ構造とすることができる。コプレーナ構造とすることによって、高周波の信号を円滑に伝達することができる。
信号線路21の上面および上面グランド導体22の上面には、信号線路21および上面グランド導体22に対して互いに平行に位置した接続部60をさらに備えていてもよい。接続部60は、たとえばリード端子等である。
第1内部グランド導体31は、平面視において絶縁基板10の内部に位置し、信号線路21、上面グランド導体22と重なるように位置していてもよい。また、絶縁基板10が複数の誘電体を積層して形成される場合、第1内部グランド導体31は誘電体の間に積層されていてもよい。第1内部グランド導体31は、たとえば、タングステン、モリブデンおよびマンガンなどの金属材料を含む。また、表面にニッケルめっきや金めっき等が施されていてもよい。第1内部グランド導体31は、ビア40等で上面グランド導体22と電気的に接続されている。
絶縁基板10の上面には、平面視における第1凹部11の端部のうち、第1凹部11が位置する側面と反対側に位置する端部と連続し、一対の信号線路21の間に位置する第2凹部12が位置する。第2凹部12は絶縁基板10の上面から下面に向かって深さ成分を持っている。これによって、一対の信号線路21間に空間が形成され、一対の信号線路21間の誘電率を小さくすることができる。このため、一対の信号線路21の間隔を狭くすることにより静電容量が大きくなり過ぎることを低減することができる。
第2凹部12は、平面視において、たとえば矩形状であり、大きさが0.1mm×0.
1mm〜1mm×1mmである。また、第2凹部12は、平面視において半長円状や半円状であってもよい。平面視において第2凹部12の形状が半長円状や半円状であることにより、矩形状に比較して角部に発生する応力を分散できるため、絶縁基板10のクラックを低減することができる。
また、第2凹部12は、側面視において第1内部グランド導体31が露出しており、第2凹部12の内周面に沿って、第1内部グランド導体31とつながる内周グランド導体33が位置している。つまり、第2凹部12の底面の少なくとも一部が第1内部グランド導体31で覆われていてもよい。内周グランド導体33は、たとえば、タングステン、モリブデンおよびマンガンなどの金属材料からなり、表面にニッケルめっきや金めっきが施されている。内周グランド導体33は、露出した第1内部グランド導体31と電気的に接続されている。これによって、一対の信号線路21の間にグランドビアとして機能する領域が増えるので、一対の信号線路21の間における高周波の干渉が低減され、クロストークを抑制することができる。
平面視において第2凹部12の開口幅の大きさは、第1凹部11の開口幅の大きさの半分以下の大きさであってもよい。これにより、信号線路21と第1凹部11間にグランドビアを設けることなく、信号線路21のグランド強化を図ることができるため、配線基板の寸法をより小さくすることが可能となる。
なお、本明細書における開口幅は、平面視における第1凹部11および第2凹部12の端部のうち、第1凹部11が位置する側面側に位置する端部の幅を指す。
また、第1内部グランド導体31は、第2凹部12の底面まで延びていてもよい。これによって、一対の信号線路21の間にグランドとして機能する領域が更に増えるので、クロストークを抑制することができ、配線基板1の高周波数特性を向上することができる。
また、第2凹部12は、側面視において、たとえば矩形状であり、第2凹部12の深さは、0.5mm〜5mmである。第2凹部12は、側面視においてテーパ状、逆テーパ状および階段形状であってもよい。第2凹部12は、空気あるいは樹脂材料やガラス材料等を含んでいる誘電体材料で満たされており、絶縁基板10よりも誘電率が低くなっているのがよい。
第2凹部12の深さは、たとえば第1凹部11の深さと同じであってもよい。これによって、第2凹部12の底面まで延びている第1内部グランド導体31が、更に第1凹部11の底面まで延びている場合に、一対の信号線路21の間にグランドとして機能する領域が更に増えるので、信号線路間のクロストークを抑制することができ、ひいては配線基板1の高周波特性を向上することができる。また、第2凹部12の深さは、第1凹部11の深さより浅くてもよい。これによって、配線基板1を構成する絶縁基板10が複数の誘電体からなる場合、配線基板1の基準グランドを信号配線21と近い距離で設けることができるため、配線基板1の内層の信号配線設計が容易となる。第2凹部12の開口幅は、平面視における第2凹部12の端部のうち、第1凹部11が位置する側面側に位置する端部の幅方向を結んだ直線の長さを指す。
また、第2凹部12は、一対の信号線路21と互いに平行して位置し、平面視において第1凹部11の幅方向の中心を通る仮想直線14上に位置していてもよい。これによって、第2凹部12が仮想直線14上に位置していていない場合と比べ、第2凹部12の内周に配置される内周グランド導体33と一対の信号線路21の各線路との距離を均等にすることができ、各信号線に対し、グランドとしての機能を均一に発揮できる。これによって、差動信号において、一対の信号線路間の伝送差によって発生する伝搬遅延等を低減することができる。
第2内部グランド導体32は、平面視において絶縁基板10の内部に位置し、断面視において、第1内部グランド導体31よりも上方に位置している。また、絶縁基板10が複数の誘電体を積層して形成される場合、第2内部グランド導体32は誘電体の間に積層されていてもよい。第2内部グランド導体32は、平面視において信号線路21、上面グランド導体22、第1内部グランド導体31と重なって位置していてもよい。また、側面視において第2凹部12の内壁面に、第2内部グランド導体32が露出している。第2内部グランド導体32は、たとえば、タングステン、モリブデンおよびマンガンなどの金属材料からなり、表面にニッケルめっきや金めっきが施されている。
第2内部グランド導体32は、ビア40等で上面グランド導体22、第1内部グランド導体31と電気的に接続されている。また、第2凹部12の内周面において、内周グランド導体33は、第1内部グランド導体31と第2内部グランド導体32の間にのみ位置していてもよい。これによって、一対の信号線路21の間のような、製造上ビア40を打つことができない位置にある第1内部グランド導体31と第2内部グランド導体32を内周グランド導体33によって電気的に接続することができる。そのため、グランドとして機能する領域の電位を安定させることができる。
また、第2凹部12の内周面において、内周グランド導体33は第1内部グランド導体31と上面グランド導体22とつながっていてもよい。これによって、一対の信号線路21の間のような、製造上ビア40を打つことができない位置にある第1内部グランド導体31と上面グランド導体22を内周グランド導体33によって電気的に接続することができる。そのため、グランドとして機能する領域の電位を安定させることができる。
一対の第3凹部13は、絶縁基板10の上面から側面にかけて位置するとともに、平面視において一対の信号線路21の各線路の辺のうち、第1凹部11が位置する側と反対側のそれぞれの辺に沿ってそれぞれ位置している。第3凹部13は、絶縁基板10の上面から下面に向かって深さ成分を持っている。また、第3凹部13は、絶縁基板10の側面に接する形で、上面から下面に切削等で切欠いて形成してもよい。絶縁基板10が複数の誘電体が積層して形成されている場合は、第3凹部13が位置する場所について、複数の誘電体を一部切り取り、重ね合わせることで第3凹部13を形成してもよい。第3凹部13は平面視において、たとえば矩形状であり、大きさが0.2mm×1mm〜2mm×10mmである。また、第3凹部13は、平面視において、たとえば半長円状であってもよい。第3凹部13は空気あるいは樹脂材料やガラス材料等を含んでいる誘電体材料で満たされており、絶縁基板10よりも誘電率が低くなっているのがよい。これにより、信号線路21と上面グランド導体22との間の誘電率を低減することができ、信号線路21と上面グランド導体22間のインピーダンス整合を行うことが容易となる。
平面視における第3凹部13の形状が、半長円状である場合、その曲率半径の大きさは、0.1mm〜1mmであるのがよい。また、第3凹部13は、断面視において、たとえば矩形状であり、第3凹部13の深さは、第1凹部11の深さ以下であり、0.5mm〜5mmである。これにより、第3凹部底面から下面にかけて設けられている内層において、信号配線を行う面積を広くすることが可能となり、配線基板1の信号配線設計が容易となる。また、第3凹部13は、断面視においてテーパ状、逆テーパ状および階段形状であってもよい。第3凹部13は、空気あるいは樹脂材料やガラス材料等を含んでいる誘電体材料で満たされており、絶縁基板10よりも誘電率が低くなっているのがよい。このため、信号線路21と上面グランド導体22の間隔を狭くすることによる静電容量の増加を低減することができる。
また、絶縁基板10の側面のうち、第1凹部11および一対の第3凹部13が位置する側面には溝部50が位置していてもよい。また、平面視において第3凹部13と溝部50が、連続するように位置していてもよい。溝部50の内周面には、側面グランド導体34が位置していてもよい。側面グランド導体34は、たとえば、タングステン、モリブデンおよびマンガンなどの金属材料からなり、表面にニッケルめっきや金めっきが施されている。側面グランド導体34は絶縁基板10の上面と、溝部50の境界で上面グランド導体22と繋がっていてもよい。これによって、図2に示すように、配線基板1に一対の信号線路21が複数配置されている場合、隣接する一対の信号線間同士のクロストークを低減し、一対の信号線路21の周波数特性を向上させることができる。
第3内部グランド導体35は、平面視において絶縁基板10の内部に位置し、断面視において、第1内部グランド導体31よりも下方に位置している。また、絶縁基板10が複数の誘電体を積層して形成される場合、第3内部グランド導体35は誘電体の間に積層されていてもよい。第3内部グランド導体35は、平面視において信号線路21、上面グランド導体22、第1内部グランド導体31、第2内部グランド導体32と重なって位置していてもよい。また、第3グランド導体35は、側面視において、絶縁基板10の側面に露出している。第3内部グランド導体35は、たとえば、タングステン、モリブデンおよびマンガンなどの金属材料からなり、表面にニッケルめっきや金めっきが施されている。第3内部グランド導体35は、ビア40等で上面グランド導体22、第1内部グランド導体31、第2内部グランド導体32と電気的に接続されている。
また、第3内部グランド導体35は、側面グランド導体34と繋がっていてもよい。これによって、図2に示すように、配線基板1に一対の信号線路21が複数配置されている場合、隣接する一対の信号線間同士のクロストークを低減し、一対の信号線路21の周波数特性を向上させることができる。
第3凹部13の底面には、底面グランド導体36が位置していてもよい。底面グランド導体36は、たとえば、タングステン、モリブデンおよびマンガンなどの金属材料からなり、表面にニッケルめっきや金めっきが施されている。底面グランド導体36は、第3凹部13の底面と溝部50の境界で側面グランド導体34と繋がっていてもよい。これによって、配線基板1に一対の信号線路21が複数配置されている場合、さらに隣接する一対の信号線間同士のクロストークを低減できるため、一対の信号線路21の周波数特性をさらに向上させることができる。
<配線基板の製造方法>
絶縁基板10は、たとえば複数の絶縁層が酸化アルミニウム質焼結体からなる場合であれば、次のようにして作製される。まず、酸化アルミニウムおよび酸化ケイ素等の原料粉末に適当な有機バインダおよび溶剤等を添加混合してスラリーを作製する。次に、スラリーをドクターブレード法等の成形法でシート状に成形することにより複数枚のセラミックグリーンシートを作製する。その後、上記のセラミックグリーンシートを積層して、圧着する。最後にこの積層されたセラミックグリーンシートを還元雰囲気中において約1600℃の温度で焼成するとともに、切断加工や打ち抜き加工により適当な形状とすることによって所望の形状からなる絶縁基板10を作製することができる。
信号線路21、上面グランド導体22、第1内部グランド導体31、第2内部グランド導体32は、たとえば、タングステンやモリブデン、マンガン等の高融点の金属からなるメタライズ層からなる場合、次のようにして形成することができる。まず高融点の金属の粉末を有機溶剤およびバインダとともによく混ざるように練って作製した金属ペーストを、絶縁層の上面や下面となるセラミックグリーンシートの所定部位にスクリーン印刷等の方法で印刷する。その後、これらの金属ペーストが印刷されたセラミックグリーンシートを積層するとともに圧着し、同時焼成する。以上の工程によって、絶縁基板10の上面や内部にメタライズ層が信号線路21、上面グランド導体22、第1内部グランド導体31、第2内部グランド導体32として被着される。また、信号線路21、上面グランド導体22、第1内部グランド導体31、第2内部グランド導体32は、表面にニッケルめっきや金めっきを設けてもよい。これにより、それぞれの金属層の表面における、ろう材やはんだ等の接合材の濡れ性を向上することができ、金属層と接合される平板4等の接合性を向上することができるとともに、耐腐食性や耐候性を向上することができる。
ビア40は、たとえば複数の絶縁層となるセラミックグリーンシートに貫通孔6を設けておいて、貫通孔6内に上面グランド導体22や第1内部グランド導体31を形成するのと同様の金属ペーストを充填し、それぞれのセラミックグリーンシートを積層するとともに圧着し、同時焼成することによって設けることができる。貫通孔6は、たとえば金属ピンを用いた機械的な打ち抜き加工、またはレーザ光を用いた加工等の孔あけ加工によって設けることができる。金属ペーストの貫通孔6への充填の際には、真空吸引等の手段を併用して金属ペーストの充填を容易なものとする。
<電子部品の構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る電子部品パッケージ2の斜視図である。これらの図において、電子部品パッケージ2は、平板4、枠体5および本発明の実施形態に係る配線基板1を備えている。なお、この図面において配線基板1は上面を下向きにして取り付けられている。
平板4は、平面視において例えば矩形状であり、平面視における大きさが5mm×10mm〜50mm×50mmで、高さが0.3mm〜20mmである。
平板4を取り囲むように、枠体5が設けられている。枠体5は、平面視において例えば矩形状であり、大きさが5mm×10mm〜50mm×50mmで、高さが2mm〜15mmである。また、厚みは0.5mm〜2mmである。
平板4、枠体5は、たとえば鉄、銅、ニッケル、クロム、コバルト、モリブデンまたはタングステンのような金属、あるいはこれらの金属の合金、たとえば銅−タングステン合金、銅−モリブデン合金、鉄−ニッケル−コバルト合金などを用いることができる。このような金属材料のインゴットに圧延加工法、打ち抜き加工法のような金属加工法を施すことによって、平板4を構成する金属部材を作製することができる。
枠体5の側壁部には貫通孔6が設けられている。貫通孔6には、上記に記載した配線基板1や電子部品パッケージ2の内側と外側とを電気的に接続する、酸化アルミニウム質焼結体からなる絶縁端子が挿入固定されている。つまり、電子部品パッケージ2において、配線基板1は、入出力端子の役割を果たす。
<電子装置の構成>
図8に示すように、本発明の一実施形態に係る電子装置3の斜視図を示している。この図において、電子装置3は、本発明の実施形態に係る電子部品パッケージ2、電子部品7および蓋体8を備えている。
電子部品7は、たとえばレーザーダイオード(LD)である。電子部品7は、フォトダイオード(PD)等であってもよい。
蓋体8は、枠体5に、電子部品パッケージ2の内部を覆うように接合される。蓋体8は、平面視において例えば矩形状であり、大きさが5mm×10mm〜50mm×50mmで、高さが0.5mm〜2mmである。蓋体8は、たとえば鉄、銅、ニッケル、クロム、コバルト、モリブデンまたはタングステンを含む金属、あるいはこれらの金属の合金、たとえば銅−タングステン合金、銅−モリブデン合金、鉄−ニッケル−コバルト合金等を用いることができる。このような金属材料のインゴットに圧延加工法、打ち抜き加工法のような金属加工法を施すことによって、蓋体8を構成する金属部材を作製することができる。
以上、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更等が可能である。さらに、特許請求の範囲に属する変更等は全て本発明の範囲内のものである。
1:配線基板
2:電子部品パッケージ
3:電子装置
4:平板
5:枠体
6:貫通孔
7:電子部品
8:蓋体
10:絶縁基板
11:第1凹部
12:第2凹部
13:第3凹部
14:仮想直線
21:信号線路
22:上面グランド導体
31:第1内部グランド導体
32:第2内部グランド導体
33:内周グランド導体
34:側面グランド導体
35:第3内部グランド導体
36:底面グランド導体
40:ビア
50:溝部
60:接続部

Claims (10)

  1. 上面から側面にかけて位置する第1凹部を有する絶縁基板と、
    前記絶縁基板の上面に、平面視において前記第1凹部を挟むとともに、前記第1凹部に沿って位置する部分を有する一対の信号線路と、
    前記絶縁基板の上面に位置し、かつ平面視において前記一対の信号線路と間を空けるとともに、前記一対の信号線路を基準にして前記第1凹部が位置する側と反対側に沿ってそれぞれ位置する部分を有する上面グランド導体と、
    前記絶縁基板の内部に位置する第1内部グランド導体と、を備えており、
    前記絶縁基板は、平面視における前記第1凹部の端部のうち、前記第1凹部が位置する前記側面と反対側に位置する端部に、前記第1凹部と連続し、平面視において前記一対の信号線路の間に位置する第2凹部を更に有しており、
    前記第2凹部の内周面に、前記第1内部グランド導体と電気的に接続する内周グランド導体が位置することを特徴とする配線基板。
  2. 前記第2凹部は、前記一対の信号線路と互いに平行して位置し、前記第1凹部の幅方向の中心を通る仮想直線上に位置していることを特徴とする請求項1に記載の配線基板。
  3. 平面視における前記第1凹部の端部および前記第2凹部の端部のうち、前記第1凹部が位置する前記側面と反対側に位置する端部の形状は、平面視において半長円状であり、
    前記第2凹部の開口幅の大きさは、前記第1凹部の開口幅の大きさよりも小さいことを特徴とする請求項1〜請求項2のいずれか1つに記載の配線基板。
  4. 平面視において前記絶縁基板の内部に位置し、かつ前記第1内部グランド導体よりも上方に位置している第2内部グランド導体をさらに備え、
    側面視において、前記内周グランド導体が、前記第1内部グランド導体および前記第2内部グランド導体の間にのみ位置することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の配線基板。
  5. 前記第1内部グランド導体は、前記第2凹部の底面まで延びていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載の配線基板。
  6. 前記内周グランド導体が、前記内周面に沿って前記上面グランド導体と電気的に接続していることを特徴とする請求項1〜請求項3および請求項5のいずれか1つに記載の配線基板。
  7. 前記第2凹部の前記上面からの深さは、前記第1凹部の前記上面からの深さと同じであることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1つに記載の配線基板。
  8. 前記絶縁基板は、前記絶縁基板の上面から側面にかけて位置するとともに、平面視において前記一対の信号線路の前記第1凹部が位置する側と反対側に沿ってそれぞれ位置し、かつ前記一対の信号線路と前記上面グランド導体との間にそれぞれ位置する一対の第3凹部をさらに備え、
    前記第1凹部の前記上面からの深さは、前記一対の第3凹部の前記上面からのそれぞれの深さ以上の深さであることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1つに記載の配線基板。
  9. 平板と、
    前記平板に接合され、内外を貫通する貫通孔を有する枠体と、
    前記枠体の前記貫通孔に固定された請求項1〜請求項8のいずれか1つに記載の配線基
    板と、を備えていることを特徴とする電子部品パッケージ。
  10. 請求項9に記載の電子部品パッケージと、
    前記平板に実装され、前記電子部品パッケージの前記配線基板と電気的に接続された電子部品と、
    前記枠体に接合され、前記電子部品を覆う蓋体と、を備えていることを特徴とする電子装置。
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