JP2021120985A - 配線基体および電子装置 - Google Patents

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好正 杉本
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Abstract

【課題】高周波信号の伝送が安定した配線基体および電子装置を提供する。【解決手段】本開示の一実施形態に係る配線基体は、絶縁基体と、信号導体と、リード端子と、を有する。絶縁基体は、第1面と、第1面と繋がる第2面と、第2面に開口する第1凹部と、を有する。また、絶縁基体は、絶縁材を含む。信号導体は、第1面上に位置する。リード端子は、信号導体に接続され、第1方向に延びるとともに、前記絶縁基体からはみ出して位置する。第1凹部は、第1面と直交するとともに第1方向を含む断面視をした場合、信号導体と絶縁材を介して対向している。【選択図】図3

Description

本開示は配線基体および電子装置に関する。
従来、ミリ波帯の高周波信号を伝送させるために用いられる入出力端子として、セラミック多層基板上に信号導体と接地導体が位置するとともに、セラミック多層基板の中間層にベタ導体膜が位置する入出力端子が開示されている(特許文献1参照)。
特開2009−158511号公報
しかしながら、特許文献1のような入出力端子は、不要な共振が発生しやすかった。また、このような入出力端子を備える誘電体共振は、高周波信号を効率的な伝送の障害となっていた。
本開示の一実施形態に係る配線基体は、絶縁基体と、信号導体と、リード端子と、を有する。絶縁基体は、第1面と、第1面に繋がる第2面と、第2面に開口する第1凹部と、を有する。また、絶縁基体は、絶縁材を含む。信号導体は、第1面上に位置する。リード端子は、信号導体に接続され、第1方向に延びるとともに、前記絶縁基体からはみ出して位置する。第1凹部は、第1面と直交するとともに第1方向を含む断面視をした場合、信号導体と絶縁材を介して対向している。
本開示の一実施形態に係る電子装置は、上述した構成の配線基体と、配線基体と接続された電子部品と、を備える。
本開示の一実施形態に係る配線基体は高周波特性に優れる。上述の配線基体を備える電子装置は、高周波信号の伝送効率に優れる。
本開示の一実施形態に係る電子装置の上方からの斜視図である。 図1に示す電子装置の下方からの斜視図である。 本開示の一実施形態に係る配線基体の上方からの斜視図である。 本開示の一実施形態に係る配線基体の上方からの斜視図である。 本開示の一実施形態に係る配線基体の上方からの斜視図である。 本開示の一実施形態に係る配線基体の上方からの斜視図である。 図4〜図6に示す配線基体の平面図である。 図3に示す配線基体のVIII−VIIIにおける断面図である。 図4に示す配線基体のIX−IXにおける断面図である。 図5に示す配線基体のX−Xにおける断面図である。 図6に示す配線基体のXI−XIにおける断面図である。 本開示の一実施形態に係る電子装置の上方からの斜視図である。
以下、本開示の実施形態に係る配線基体1および電子装置100について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明では、配線基体1に電子部品101が実装された構成を電子装置100とする。本明細書において、便宜的に、直交座標系xyzを定義する場合がある。また、z方向の正側を上方とし、z方向の負側を下方として説明する場合がある。
<配線基体1の構成>
図3〜図11に示す配線基体1は、絶縁基体10と、信号導体20と、リード端子40と、を備えている。
絶縁基体10は絶縁材11を含んでいる。絶縁材11としては、例えば、酸化アルミニウム質焼結体、ムライト質焼結体、炭化珪素質焼結体、窒化アルミニウム質焼結体または窒化珪素質焼結体のようなセラミック材料、またはガラスセラミック材料等の誘電体材料を用いることができる。
絶縁基体10は、誘電体材料の積層によって形成されてもよい。本明細書において、誘電体材料の積層を絶縁層として説明する場合がある。また、絶縁基体10は、第1面12を有している。絶縁基体10の形状は、例えば、直方体形状であってもよい。また、絶縁基体10は、第1面12に向かう平面視において、矩形状あるいはU字形であり、その大きさが2mm×2mm〜25mm×50mmであってもよい。また、絶縁基体10の高さは1mm〜10mmであってもよい。なお、絶縁基体10および第1面12の大きさは適宜設定できる。
第1面12に向かう平面視において、第1面12上には信号導体20が位置している。信号導体20は、後述する第1方向に沿って延びていてもよい。本明細書において、第1方向とは、リード端子40が延びる方向である。また、第1方向は、図面のx軸方向に対応する。
本開示における信号導体20は、高周波信号(例えば10〜100GHz)が伝送される伝送路である。信号導体20と接続されるリード端子40は信号端子として機能する。
信号導体20は、幅が0.05mm〜2mm、第1方向に沿った長さが0.5mm〜20mm、厚みが0.01mm〜0.1mmであってもよい。なお、信号導体20の幅、長さ、および厚みは限定されるものではなく、適宜設定できる。
第1面12には、グランド電位を有する接地導体21が位置していてもよい。接地導体21に接続されるリード端子40は接地端子として機能する。接地導体21は、信号導体20に沿っていてもよい。信号導体20が第1方向に沿って延びている場合、接地導体21も第1方向に延びていてもよい。
接地導体21の大きさは、幅が0.05mm〜2mmで、長さが0.5mm〜20mmで、厚みが0.01mm〜0.1mmあってもよい。なお、接地導体21の幅、長さ、および厚みは適宜設定できる。
信号導体20および接地導体21は、それぞれ複数あってもよい。また、複数の信号導体20および複数の接地導体21は、交互に配列されていても、差動配線となるように配列されていてもよい。差動配線とは、図7に示すように、第1面12に向かう平面視において、接地導体21、信号導体20、信号導体20、接地導体21の順に並んでいることを指す。信号導体20と接地導体21とが差動配線となるように配列された配線基体1は
、耐ノイズ性に優れる。また、複数の接地導体21は、図7に示すように、第1面12に向かう平面視で、第2面13が位置する外周を基準としてx軸方向の負側で繋がっていてもよい。これによって、グランドとして機能する面積が増加する。グランドとして機能する面積が増加した配線基体1は、高周波特性が安定している。
信号導体20および接地導体21は第1面12に形成されたメタライズ層であってもよい。メタライズ層は、タングステン(W)、モリブデン(Mo)、マンガン(Mn)、銀(Ag)、もしくは銅(Cu)を含んでいてもよく、ニッケルめっきあるいは金めっきなどが施されていてもよい。また、メタライズ層は、上述の金属材料のうち少なくとも1種以上を含有する合金等を含んでいてもよい。信号導体20または接地導体21と、リード端子40とは接合材によって接続されてもよい。接合材は、例えば、半田あるいはろう材を用いることができる。
図7に示す通り、信号導体20間、あるいは信号導体20と接地導体21との間には、第2凹部15が位置していてもよい。第2凹部15が形成する空間は比誘電率が1である空気で満たされており、信号導体20近傍の実効的な誘電率が低くなるため、配線基体1のインピーダンスが整合される。インピーダンスが整合した配線基体1は、高周波特性に優れる。
第2凹部15の形状は特に限定されないが、第2凹部15の空間体積を大きくするために、第1方向に直交する断面視において、第2凹部15を形成する絶縁材11をテーパ状としてもよい。第2凹部15の空間体積を大きくすることにより、信号導体20近傍の実効的な誘電率を低くすることができる。信号導体20近傍の実効的な誘電率を低くすることで、配線基体1のインピーダンスが整合される。インピーダンスが整合した配線基体1は、高周波特性に優れる。
第2凹部15は、第1面12に向かう平面視において、矩形状であってもよい。また、第2凹部15は、第1面12に向かう平面視において、半円形状あるいは半長円形状であってもよい。第2凹部15の形状が半円形状あるいは半長円形状である配線基体1は、第2凹部15の端部におけるクラックが少ない。
また、図7に示すように、第1面12に向かう平面視において、第2凹部15の端部には、窪み16が位置していてもよい。窪み16によって、信号導体20近傍の実効的な誘電率が更に低くなるため、その結果、配線基体1のインピーダンスが整合される。インピーダンスが整合した配線基体1は、高周波特性に優れる。なお、窪み16は、第1面12に向かう平面視において、矩形状であってもよい。窪み16は、半円形状、あるいは、半長円形状であってもよい。窪み15が半円形状あるいは半長円形状である配線基体1は、第2凹部15の端部におけるクラックが少ない。
リード端子40は、第1面12に向かう平面視をした場合に、第1方向に延びるとともに、絶縁基体10からはみ出して位置する。リード端子40は、信号導体20あるいは接地導体21に接続されており、外部の電気回路基板等と電気的に接続するために用いられる。信号導体20あるいは接地導体21に接続される各リード端子40は、平行に位置していてもよい。これによって、各リード端子40は、電気的に絶縁されるとともに、電磁気的な結合が低減された状態で外部の電気回路基板等と接続することができる。
リード端子40は、第1方向に直交する断面視形状が、例えば、矩形状あるいは円形状であってもよい。また、リード端子40は、図8〜図11のように、第1面12に直交するとともに第1方向を含む断面視において、一部が屈曲した形状であってもよいし、直線形状であってもよい。リード端子40は、一部が屈曲した形状であることによって、配線
基体1を、リード端子40を介してプリント板などに接続する際、配線基体1とプリント板との間に発生する応力を緩和できる。その結果、一部が屈曲した形状であるリード端子40を有する配線基体1は応力による破損がしにくい。また、リード端子40は、直線形状であることによって、リード端子40の長さを短く形成することができる。その結果、直線形状であるリード端子40を有する配線基体1は小型になる。
絶縁基体10は、第1面12と繋がる第2面13を有している。第2面13の形状は、第2面13に向かう平面視で、例えば、矩形状であってもよい。第2面13の形状が矩形状であるとき、第2面13の大きさは2mm×2mm〜25mm×50mmであってもよい。
図3に示すように、絶縁基体10は、第2面13に開口する第1凹部14を有している。また、図8に示すように、第1凹部14は、第1面12と直交するとともに第1方向を含む断面視をした場合、信号導体20と絶縁材11を介して対向している。第1凹部14を有する配線基体1は、信号導体20の下方に絶縁材11が位置しない領域ができる。その結果、配線基体1は、信号導体20の下方に位置する絶縁材11の厚みに起因した誘電体共振の発生が少なく、高周波特性に優れる。なお、信号導体20および接地導体21が差動配線となっている場合、第1凹部14は、一対の信号導体20と1つの第1凹部14とが、絶縁材11を介して対向していてもよい。
絶縁基体10の厚み方向を第2方向としたとき、配線基体1は、第2方向において信号導体20から第1凹部14までの距離D1が、信号導体20が伝送する信号の周波数における実効波長の1/2以下であってもよい。D1が伝送される実効波長の1/2以下であることによって、信号導体20と第1凹部14との間において、絶縁基体10と信号導体20との共振の発生を低減することができる。絶縁基体10と信号導体20との共振の発生が低減された配線基体1は、高周波特性に優れる。なお、実効波長とは、使用する高周波信号の波長を、絶縁基体10の比誘電率の平方根で割ることによって求められるものである。また、第2方向は、図面のz軸方向に対応する。
図6に示すように、配線基体1は、信号導体20および第1凹部14を複数有していてもよい。このとき、第1凹部14は、信号導体20に一対一対応していてもよい。つまり、複数の信号導体20のそれぞれの下方に、第1凹部14が1つ位置していてもよい。言い換えると、配線基体1は、複数の信号導体20と、それぞれの信号導体20に対応する複数の第1凹部14を有していてもよい。それぞれの信号導体20に対応する複数の第1凹部14を有する配線基体1は、誘電体共振の発生を低減できるため、高周波特性に優れる。また、後述のように絶縁基体10を、絶縁層の積層と加圧によって形成する場合、複数の第1凹部14が絶縁材11で区切られていることで、第1凹部14間の絶縁材11が柱として機能するため、第1凹部14の形状が保持されやすくなる。第1凹部14の形状が保持された配線基体1は、強度が高いとともに、高周波信号の伝送が安定している。
複数の第1凹部14を有するとき、第1面12と直交するとともに第1方向および各第1凹部14を含む断面視をした場合のそれぞれの絶縁基体10の断面形状は、同形状であってもよい。また、各信号導体20と対応する第1凹部14とのD1も同じであってもよい。
絶縁基体10は、第2面13に繋がるとともに、第1面12と反対に位置する第3面17を有していてもよい。このとき、図4に示すように、第1凹部14は、第2面13から第3面17にかけて開口していてもよい。第1凹部14が第2面13から第3面17にかけて開口する配線基体1は、誘電体共振の発生を低減できるため、高周波特性に優れる。また、後述のように絶縁基体10を、絶縁層の積層と加圧によって形成する場合、第1凹
部14が第2面13から第3面17にかけて開口することで、第1凹部14の下方に絶縁材11が存在しない。そのため、第1凹部14を形成する絶縁材11のうち未加圧になってしまう部分が少ない。第1凹部14を形成する絶縁材11のうち未加圧となる部分が少ない配線基体1は、強度が高いとともに、高周波信号の伝送が安定している。
第1凹部14が第2面13から第3面17にかけて開口するとき、第3面17に向かう平面視で第3面17はU字形状であってもよい。また、第1面12と直交するとともに第1方向を含む断面視をした場合における絶縁基体10の断面形状は、図9に示すように、L字形状となっていてもよい。
第3面17の形状は、例えば、矩形状であってもよい。第3面17の形状が矩形状であるとき、第3面17の大きさは2mm×2mm〜25mm×50mmであってもよい。
第2方向における第1凹部14の幅W1は、空間波長λの1/4以上であってもよい。W1が空間波長λの1/4以上であることにより、電磁界が第1凹部14を介して第1凹部14の下部の絶縁材11に伝搬しにくくなるため、誘電体共振の発生を低減できる。そのため、W1が空間波長λの1/4以上である配線基体1は、高周波特性に優れる。なお、本明細書において、空間波長とは使用する高周波信号の真空中での波長を指す。
図5に示すように、第1凹部14は、第2面13を基準として第1方向の負側にかけてW1が狭くなる段部141を有していてもよい。言い換えると、第1凹部14は、第2面13に向かう平面視における第1凹部14の底を基準として、x軸の正側にかけてW1が大きくなるように段部141が位置していてもよい。更に言い換えると、図10に示すように、第1面12と直交するとともに第1方向を含む断面視をした場合、絶縁基体10は、第2面13を基準として第1方向の負側にかけてz軸の正側に向かって高くなる階段状となっている部分を有していてもよい。配線基体1は、外部環境との比誘電率の差の影響を受けるため、第1面12に向かう平面視で、絶縁基体10の外周近くに位置する信号導体20の直下ほど共振が発生しやすい。これに対し、第1凹部14が、上述の段部141を有するので、絶縁基体10と信号導体20との共振の発生を低減できる。そのため、段部141を有する配線基体1は、高周波特性に一層優れる。
段部141の大きさは、例えば、第1方向の長さが0.1mm〜0.3mm、第2方向の長さが0.1mm〜0.3mmであってもよい。また、段部141は1〜5段あってもよい。
本明細書において、第1方向における第1凹部14の深さをd1とする。また、第1面12と直交するとともに第1方向を含む断面視をした場合、リード端子40の端部のうち第1面12上に位置する端部から絶縁基体10の外周までの距離をD2とする。図8〜図10に示すように、d1はD2よりも大きくてもよい。これによって、第1凹部14の空間体積を大きく設計しやすくなるため、絶縁基体10と信号導体20との共振の発生を一層低減できる。そのため、d1がD2よりも大きく、第1凹部14の空間体積が大きい配線基体1は、高周波特性に優れる。また、図11に示すように、配線基体1は、d1が、D2以下でもよい。d1がD2以下であることによって、第1凹部14の空間体積を小さく設計しやすくなる。第1凹部14の空間体積が小さい配線基体1は、強度が高い。
絶縁基体10は、絶縁層間に内層導体22を含んでいてもよい。例えば、絶縁層間に位置する内層導体22は、第1面12に向かう平面透視をした場合、信号導体20、接地導体21、第2凹部15の周囲、および窪み16の周囲と重なる位置等に位置していてもよい。なお、本明細書において、平面透視とは、任意の平面に向かって透視をしたものであり、奥行きが異なる物体の位置関係を説明する場合に用いる。
内層導体22は、高周波信号が伝送される導体である場合、ビア導体30によって、第1面12上に位置する信号導体20と接続してもよい。信号導体20と接続する内層導体22は、信号導体20と第1凹部14との間に位置していなくてもよく、これによって、絶縁基体10と信号導体20との共振の発生を低減できる。
内層導体22がグランド電位である場合、第1面12上に位置する接地導体21と接続してもよい。また、図11に示すように、グランド電位を有する内層導体22は、第2面13を基準として第1凹部14のx軸の負側に位置していてもよい。これによって、信号導体20の下方にグランド電位が位置することになるため、その結果、インピーダンスが整合される。インピーダンスが整合された配線基体1は、高周波特性に優れる。
ビア導体30によって絶縁層間に位置する内層導体22と信号導体20および接地導体21と接続する場合、それぞれと接続する内層導体22同士は、短絡しないように配置される必要がある。また、同じ電位を持つ内層導体22は、それぞれがビア導体30で接続されていてもよい。
絶縁基体10は、第1面12および電子部品101が実装される部分である載置部51を有していてもよい。言い換えると、載置部51は絶縁基体10と一体であってもよい。絶縁基体10が載置部51を有している場合、載置部51は、第1面12上に位置する面であってもよいし、第1面12と反対に位置する面であってもよい。また、載置部51は、絶縁基体10と別体である基板50に位置していてもよい。
基板50は、平面視をした場合、例えば矩形状であってもよく、平面視をした場合の大きさが5mm×10mm〜50mm×50mmであってもよい。
基板50は、例えば、鉄(Fe)、銅(Cu)、ニッケル(Ni)、クロム(Cr)、コバルト(Co)、モリブデン(Mo)あるいはタングステン(W)のような金属、あるいはこれらの金属の合金を含んでいてもよい。基板50が金属材料を含むとき、金属材料のインゴットに圧延加工法、打ち抜き加工法のような金属加工法を施すことによって、基板50を作製することができる。また、基板50は、誘電体材料を含んでいてもよい。誘電体材料としては、例えば、酸化アルミニウム質焼結体、ムライト質焼結体、炭化珪素質焼結体、窒化アルミニウム質焼結体あるいは窒化珪素質焼結体のようなセラミック材料あるいはガラスセラミック材料を用いることができる。基板50が誘電体材料を含んでいる場合、基板50の表面には、ニッケルめっきあるいは金めっきを設けてもよい。ニッケルめっき、あるいは金めっきを表面に設けた基板50は、接合材の濡れ性、耐腐食性および耐候性に優れる。
絶縁基体10は、載置部51を囲んで位置する枠部60を有していてもよい。枠部60は絶縁基体10と一体であってもよい。また、枠部60は、絶縁基体10と別体であってもよい。枠部60には、側壁に貫通孔62を設けて、光ファイバ等を配線基体1に導入できるようにしてもよい。なお、図1、図2および図12では載置部51、枠部60および絶縁基体10が別体になっている配線基体1を開示している。
枠部60は、平面視をした場合、矩形状であってもよい。枠部60の大きさは、例えば、5mm×10mm〜50mm×50mmで、高さが2mm〜15mmであってもよい。枠部60の、厚みは0.5mm〜2mmであってもよい。
枠部60は、例えば、鉄(Fe)、銅(Cu)、ニッケル(Ni)、クロム(Cr)、コバルト(Co)、モリブデン(Mo)あるいはタングステン(W)のような金属、ある
いはこれらの金属の合金を含んでいてもよい。枠部60が金属材料を含むとき、金属材料のインゴットに圧延加工法、打ち抜き加工法のような金属加工法を施すことによって、枠部60を作製することができる。また、枠部60は、誘電体材料を含んでいてもよい。誘電体材料としては、例えば、酸化アルミニウム質焼結体、ムライト質焼結体、炭化珪素質焼結体、窒化アルミニウム質焼結体あるいは窒化珪素質焼結体のようなセラミック材料あるいはガラスセラミック材料を用いることができる。枠部60が誘電体材料を含んでいる場合、枠部60の表面には、ニッケルめっきあるいは金めっきを設けてもよい。表面にニッケルめっき、あるいは金めっきを設けた枠部60は、接合材との濡れ性、耐腐食性および耐候性に優れる。
載置部51および枠部60が絶縁基体10と別体であるとき、枠部60の側壁には配線基体1が篏合される篏合部61を有していてもよい。篏合部61は、電子部品101が実装される載置部51の実装面に沿った方向に枠部60の内外を貫通していてもよい。
<電子装置100の構成>
図12に示す電子装置100は、上述した配線基体1と、電子部品101と、を備えている。
電子部品101は、例えば、コンデンサ、LD(Laser diode)あるいはPD(Photo Diode)等の光半導体であってもよい。また、電子部品101は、LED(Light Emitting
Diode)等の発光素子あるいはLSI(Large Scale Integration)等の集積回路等であ
ってもよい。
電子装置100は、載置部51に電子部品101を搭載している。電子部品101は、例えば、ボンディングワイヤあるいはフリップチップなどで配線基体1と電気的に接続している。
電子装置100は、蓋体102を備えていてもよい。蓋体102は、枠部60の上方に位置し、電子装置100を覆っていてもよい。蓋体102が電子装置100を覆うとき、蓋体102は、電子装置100を封止していてもよい。枠部60が絶縁基体10と別体であるとき、蓋体102と枠部60とは一体であってもよい。蓋体102と枠部60と一体であるとき、枠部60と基体2とは同じ材料から構成されていてもよい。蓋体102と枠部60とが別体であるとき、蓋体102と枠部60とは接合材で接合されていてもよい。接合材は、例えば、熱硬化性樹脂または低融点ガラスまたは金属成分を含むろう材等を用いることができる。
蓋体102は、第1面12に向かう平面視をした場合、矩形状であってもよく、矩形状である場合、大きさが5mm×10mm〜50mm×50mmで、厚みが0.5mm〜2mmであってもよい。蓋体102は、例えば、鉄(Fe)、銅(Cu)、ニッケル(Ni)、クロム(Cr)、コバルト(Co)、モリブデン(Mo)あるいはタングステン(W)のような金属、あるいはこれらの金属の合金を含んでいてもよい。このような金属材料のインゴットに圧延加工法、打ち抜き加工法のような金属加工法を施すことによって、蓋体102を構成する金属部材を作製することができる。
<配線基体1および電子装置100の製造方法>
次に、本開示の一実施形態の配線基体1および電子装置100の製造方法の一例について説明する。なお、下記で示す製造方法の一例は、多数個取り基体を用いた絶縁基体10の製造方法である。
(1)まず、絶縁基体10を構成するセラミックグリーンシートを形成する。主に酸化
アルミニウム(Al)質焼結体である絶縁基体10を得る場合は、例えば、Alの粉末に、焼結助材としてシリカ(SiO)、マグネシア(MgO)またはカルシア(CaO)等の粉末を添加する。そして、Alの粉末に対して、適当なバインダー、溶剤および可塑剤を更に添加する。添加後に混錬することで、混合物をスラリー状とする。多数個取り基体用のセラミックグリーンシートは、スラリー状の混合物に、ドクターブレード法またはカレンダーロール法等の成形方法を施すことで得る。このとき、セラミックグリーンシートの所定の位置に、第1凹部14、第2凹部15および窪み16となる切欠きを設けてもよい。第1凹部14、第2凹部15および窪み16を設ける場合、セラミックグリーンシートの所定の箇所に、金型、パンチングあるいはレーザ等を用いて切欠きを設けてもよい。
(2)次に、スクリーン印刷法等によって、上記(1)の工程で得られたセラミックグリーンシートのうち、信号導体20、接地導体21、内層導体22およびビア導体30等となる部分に、金属ペーストを塗布または充填する。金属ペーストは、上述した金属材料を含む金属粉末に適当な溶剤およびバインダーを加えて混練し、適度な粘度に調整して作製する。金属ペーストは、絶縁基体10との接合強度を高めるために、ガラスまたはセラミックスを含んでいてもよい。
(3)次に、(2)までの工程で得られたセラミックグリーンシートを、金型等で加工する。
(4)次に、(3)により加工されたセラミックグリーンシートを積層し、加圧することにより、セラミックグリーンシート積層体を得る。
(5)次に、このセラミックグリーンシート積層体を約1500℃〜1800℃の温度で焼成し、絶縁基体10が複数配列された多数個取り基体を得る。なお、(1)の工程で、第1凹部14、第2凹部15および窪み16となる切欠きを設けておくことで、焼成後に、第1凹部14、第2凹部15および窪み16を作製できる。また、(5)の工程によって、前述した金属ペーストは、絶縁基体10となるセラミックグリーンシートとともに焼成され、それぞれ信号導体20、接地導体21、内層導体22およびビア導体30となる。上記の製造方法によって得られた配線基体1は、絶縁基体10に、信号導体20、接地導体21、内層導体22およびビア導体30を備える。
(6)次に、(5)の工程で得られた配線基体1の表面にめっきなどの表面処理を行う。
(7)次に、配線基体1が複数配列された多数個取り基体を分断する。多数個取り基体の分断は、配線基体1の外縁となる箇所に沿って多数個取り基体に分断溝を形成し、分割溝に沿って破断させてもよい。あるいは、多数個取り基体の分断は、スライシング装置等を用い、配線基体1の外縁となる箇所に沿って切断してもよい。分断溝は、焼成後にスライシング装置により多数個取り基体の厚みより小さく切り込むことによって形成してもよい。分断溝は、多数個取り基体用のセラミックグリーンシート積層体にカッター刃を押し当てたり、スライシング装置によりセラミックグリーンシート積層体の厚みより小さく切り込んだりすることで形成してもよい。なお、上述した多数個取り基体は、分断する前に電解を用いて、配線基体1にめっきを被着させてもよい。あるいは、上述した多数個取り基体は、分割した後に電解を用いて、配線基体1にめっきを被着させてもよい。
(8)次に、電子部品101を、配線基体1に実装することにより、電子装置100を得ることができる。電子部品101はワイヤボンディング等の接合材で配線基体1に電気的に接合させてもよい。このとき、電子部品101または配線基体1に接着材等を用いる
ことで、電子部品101を配線基体1に固定してもよい。また、配線基体1と蓋体102とは、電子部品101を配線基体1に実装した後に、接合材を用いて接合してもよい。
なお、本開示は上述の実施形態の例に限定されるものではない。また、各構成は、数値などの種々の変形が可能である。なお、本開示の一実施形態の種々の組み合わせは上述の実施形態の例に限定されるものでない。
1:配線基体
10:絶縁基体
11:絶縁材
12:第1面
13:第2面
14:第1凹部
141:段部
15:第2凹部
16:窪み
17:第3面
20:信号導体
21:接地導体
22:内層導体
30:ビア導体
40:リード端子
50:基板
51:載置部
60:枠部
61:篏合部
62:貫通孔
100:電子装置
101:電子部品
102:蓋体

Claims (8)

  1. 第1面と、前記第1面に繋がる第2面と、該第2面に開口する第1凹部とを有する絶縁基体と、
    前記第1面上に位置する信号導体と、
    前記信号導体に接続され、前記第1面に向かう平面視をした場合に、第1方向に延びるとともに、前記絶縁基体からはみ出して位置するリード端子と、を有し、
    前記絶縁基体は、絶縁材を含み、
    前記第1凹部は、前記第1面と直交するとともに前記第1方向を含む断面視をした場合、前記信号導体と前記絶縁材を介して対向している、配線基体。
  2. 前記絶縁基体の厚み方向である第2方向において、前記信号導体から前記第1凹部までの距離をD1とし、
    前記D1は、前記信号導体が伝送する信号の周波数における実効波長の1/2以下である、請求項1に記載の配線基体。
  3. 前記第1方向における前記第1凹部の深さをd1とし、
    前記断面視をした場合、前記第1面上に位置する前記リード端子の端部から前記絶縁基体の外周までの距離をD2とし、
    前記d1は、前記D2よりも大きい、請求項1または請求項2に記載の配線基体。
  4. 前記第2方向における前記第1凹部の幅をW1とし、
    前記W1は、空間波長λの1/4以上である、請求項1〜3のいずれか1つに記載の配線基体。
  5. 前記第1凹部は、前記第2面から第1方向にかけて前記W1が狭くなる段部を有している、請求項4に記載の配線基体。
  6. 前記信号導体および前記第1凹部を複数有し、
    前記第1凹部は、前記信号導体に一対一対応する、請求項1〜5のいずれか1つに記載の配線基体。
  7. 前記絶縁基体は、前記第2面に繋がるとともに、前記第1面と反対に位置する第3面を有し、
    前記第1凹部は、前記第2面から前記第3面にかけて開口している、請求項1〜6のいずれか1つに記載の配線基体。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれか1つに記載の配線基体と、
    該配線基体と接続された電子部品と、を備える電子装置。
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