JP2020053502A - パワーモジュール - Google Patents

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祐一 藤澤
Yuichi Fujisawa
祐一 藤澤
慎哉 齋藤
Shinya Saito
慎哉 齋藤
哲 小野寺
Satoru Onodera
哲 小野寺
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Abstract

【課題】パワー半導体に荷重がかかることを防止する。【解決手段】パワー半導体6と、前記パワー半導体6と電気的に接続される電極5とを備えるパワーモジュール1であって、前記パワー半導体6と非接触であると共に、前記パワー半導体6及び前記電極5が収容されるケーシング2と、前記パワー半導体6の表面を覆うと共に前記ケーシング2よりも軟質な素材により構成される封止材8とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、パワーモジュールに関するものである。
パワーモジュールにおいては、パワー半導体に対して酸素、水分、異物等が接触することを防止するために、パワー半導体を封止する場合がある。例えば、特許文献1では、電極と電気的に接続された半導体チップの外周を封止樹脂によりモールドすることにより封止している。
特開2016−27142号公報
しかしながら、このようなモールドされたパワー半導体を用いたパワーモジュールにおいては、パワー半導体の発熱や、外的要因による高温状態となり、樹脂が膨張または変形することがある。樹脂が変形すると、樹脂によりパワー半導体に対して大きな荷重がかかる可能性がある。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、パワー半導体に荷重がかかることを防止することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では、第1の手段として、パワー半導体と、前記パワー半導体と電気的に接続される電極とを備えるパワーモジュールであって、前記パワー半導体と非接触であると共に、前記電極を固定するようにインサート成形され、前記パワー半導体及び前記電極が収容されるケーシングと、前記パワー半導体の表面を覆うと共に前記ケーシングよりも軟質な素材により構成される封止材とを備える、という構成を採用する。
第2の手段として、上記第1の手段において、前記ケーシングは、前記半導体チップの周囲を囲うと共に前記パワー半導体よりも突出して立設される壁部を有する、という構成を採用する。
第3の手段として、上記第2の手段において、前記封止材は、シリコンであり、前記壁部の内側に充填されることにより前記パワー半導体の表面を覆う、という構成を採用する。
第4の手段として、上記第3の手段において、前記ケーシング及び前記電極が配置される冷却器を備える、という構成を採用する。
本発明によれば、パワー半導体の周囲をケーシングの樹脂よりも軟質な封止材により覆う。このため、高温によりケーシングの樹脂が変形した場合でも、封止材が荷重を分散する。したがって、パワー半導体に荷重がかかることを防止することができる。
本発明の一実施形態に係るパワーモジュールの一部を示す模式断面図である。 本発明の一実施形態に係るパワーモジュールの一部を示す平面図である。
以下、図面を参照して、本発明に係るパワーモジュールの一実施形態について説明する。
パワーモジュール1は、図1及び図2に示すように、ケーシング2と、冷却器3と、絶縁シート4と、電極5と、複数のパワー半導体チップ6と、金属接合部材7と、封止材8とを備えている。
ケーシング2は、電極5と、複数のパワー半導体チップ6と、金属接合部材7とを収容する樹脂製部材である。ケーシング2は、冷却器3に絶縁シート4が設けられ、さらに絶縁シート4上に電極5及びパワー半導体チップ6が設置された状態で、パワー半導体チップ6を露出させてインサート成形することにより形成される。また、ケーシング2は、パワー半導体チップ6を囲うように立設された壁部2aを有している。壁部2aは、パワー半導体チップ6よりも突出している。
冷却器3は、絶縁シート4と一面が接触した状態で設けられている。冷却器3は、例えば水冷式とされ、内部に冷却水が流通することにより、電極5及びパワー半導体チップ6を冷却する。
絶縁シート4は、電気抵抗率の高い(絶縁性)の部材により構成されるシートである。絶縁シート4は、電極5と冷却器3との間に設けられることにより、電極5と冷却器3とを絶縁している。
電極5は、絶縁シート4に設けられる銅(Cu)製の電極である。電極5は、電子回路の一部とされ、パワー半導体チップ6と電気的に接続されている。
パワー半導体チップ6は、例えば、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)であり、電極5に対して金属接合部材7により接合されている。このようなパワー半導体チップ6は、直流を交流に変換、または電圧及び周波数の変換を目的として実装されている。
金属接合部材7は、主に溶融したはんだを固化させることにより形成され、電極5とパワー半導体チップ6とを電気的に接続させる層である。
封止材8は、ケーシング2から露出したパワー半導体チップ6を覆うように、壁部2aの内側に充填されて固化されたシリコン製部材である。なお、封止材8に用いられるシリコンは、ケーシング2の樹脂よりも軟質であり、また固化温度が上記樹脂よりも低いものとする。また、封止材8は、ケーシング2と隙間なく密着しており、パワー半導体チップ6に酸素、水分、異物等が侵入することを防止している。
このようなパワーモジュール1は、パワー半導体チップ6の発熱や、外的要因による高温に晒されると、ケーシング2が膨張または変形する場合がある。このとき、ケーシング2により封止材8が圧迫されて変形または圧縮される共に、荷重が分散される。封止材8は、ケーシング2よりも軟質なシリコンにより構成されているため、パワー半導体チップ6に対して過大な荷重をかけることがない。また、ケーシング2が変形した際にも、パワー半導体チップ6と封止材8との間に隙間が生じることがなく、パワー半導体チップ6を常に密封することが可能である。
また、ケーシング2は、パワー半導体チップ6を露出させた状態で、インサート成形により電極5を固定した状態とされる。したがって、電極5が変位することを防止できる。
また、ケーシング2は、パワー半導体チップ6よりも突出して立設される壁部2aを備えている。これにより、壁部2aの内側に封止材8を充填することが容易となり、封止材8とケーシング2との間及び封止材8とパワー半導体チップ6との間に隙間が生じず、密閉することが可能である。
以上、図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の趣旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
上記実施形態においては、封止材8は、シリコンにより構成されるものとしたが、本発明はこれに限定されない。封止材8は、例えば、パワー半導体チップ6と接触する部位が軟質なシリコン製とされ、外側(外部に露出する側の部位)がより硬質な素材により構成されるものとしてもよい。この場合、外側が硬質であるため、封止材8の強度を向上させることが可能であると共に、封止性をより向上させることが可能である。
また、封止材8は、パワー半導体チップ6に密着し、かつケーシング2よりも軟質な部材であれば、シリコンに限定されるものではない。例えば、封止材8は、ゲル状の部材としてもよい。また、封止材8の外表面をカバー状の部材で覆うものとしてもよい。さらに、金属接合部材7は、はんだ以外の焼結材等により構成されるものとしてもよい。
1……パワーモジュール
2……ケーシング
2a……壁部
5……電極
6……パワー半導体チップ
8……封止材

Claims (4)

  1. パワー半導体と、前記パワー半導体と電気的に接続される電極とを備えるパワーモジュールであって、
    前記パワー半導体と非接触であると共に、前記電極を固定するようにインサート成形され、前記パワー半導体及び前記電極が収容されるケーシングと、
    前記パワー半導体の表面を覆うと共に前記ケーシングよりも軟質な素材により構成される封止材と
    を備えることを特徴とするパワーモジュール。
  2. 前記ケーシングは、前記パワー半導体の周囲を囲うと共に前記パワー半導体よりも突出して立設される壁部を有することを特徴とする請求項1記載のパワーモジュール。
  3. 前記封止材は、シリコンであり、
    前記壁部の内側に充填されることにより前記パワー半導体の表面を覆うことを特徴とする請求項2記載のパワーモジュール。
  4. 前記ケーシング及び前記電極が配置される冷却器を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のパワーモジュール。
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