JP2020053492A - 画像形成装置および基板 - Google Patents

画像形成装置および基板 Download PDF

Info

Publication number
JP2020053492A
JP2020053492A JP2018179571A JP2018179571A JP2020053492A JP 2020053492 A JP2020053492 A JP 2020053492A JP 2018179571 A JP2018179571 A JP 2018179571A JP 2018179571 A JP2018179571 A JP 2018179571A JP 2020053492 A JP2020053492 A JP 2020053492A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
pattern
power supply
fluctuation
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018179571A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7247503B2 (ja
Inventor
慎平 川島
Shimpei Kawashima
慎平 川島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2018179571A priority Critical patent/JP7247503B2/ja
Priority to CN201910137810.4A priority patent/CN110941156B/zh
Priority to US16/293,143 priority patent/US11150584B2/en
Publication of JP2020053492A publication Critical patent/JP2020053492A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7247503B2 publication Critical patent/JP7247503B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)
  • Structure Of Printed Boards (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

【課題】過渡的な電流変動の大きさが異なる素子を複数有する半導体集積回路に電源電圧を印加する際、長方形状の端子を介してこの半導体集積回路に電源電圧を印加する場合と比較して、配線面積を抑制する。【解決手段】過渡的な電流変動の大きさが異なる複数の素子を有する半導体集積回路を搭載する基板と、基板における半導体集積回路が搭載されている領域の裏面に接地して設けられる接地端子と、接地端子の外周に沿って設けられ、複数の素子のうち過渡的な電流変動が大きい素子に電圧を印加する大変動端子と、大変動端子を挟んで接地端子とは反対側において大変動端子に沿って設けられ、複数の素子のうち過渡的な電流変動が小さい素子に電圧を印加する小変動端子とを備える画像形成装置。【選択図】図6

Description

本発明は、画像形成装置および基板に関する。
特許文献1には、グランド用電極パッドと電源用電極パッドが、プリント配線基板に実装された半導体集積回路の中央部に集中して互いに対向するように配列され、かつ、配線パターンとによって接続されることが記載されている。また、プリント配線基板の反対面には、グランド用電極パッドと電源用電極パッドに至近に対応する位置に、電極がスルーホールを介してそれらの電極パッドに接続されたデカップリング・コンデンサが実装されることが記載されている。
特開2000−307005号公報
ところで、半導体集積回路に求められる機能が増加することにともない、1つの半導体集積回路に対して、動作周波数が互いに異なるなど過渡的な電流変動の大きさが異なる複数の素子を設けることがある。そして、このような半導体集積回路を搭載する基板においては、半導体集積回路に対して複数の電源電圧を印加することが求められる。ここで、半導体集積回路に印加される電源電圧の変動を抑制するためには、例えば電源電圧を印加する長方形状の端子の線幅を大きくする構成が考えられる。しかしながら、例えば線幅を広げた端子を複数並べると、配線面積が大きくなる。
そこで、本発明では、過渡的な電流変動の大きさが異なる素子を複数有する半導体集積回路に電源電圧を印加する際、長方形状の端子を介してこの半導体集積回路に電源電圧を印加する場合と比較して、配線面積を抑制することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、過渡的な電流変動の大きさが異なる複数の素子を有する半導体集積回路を搭載する基板と、前記基板における前記半導体集積回路が搭載されている領域の裏面に接地して設けられる接地端子と、前記接地端子の外周に沿って設けられ、前記複数の素子のうち過渡的な電流変動が大きい素子に電圧を印加する大変動端子と、前記大変動端子を挟んで前記接地端子とは反対側において当該大変動端子に沿って設けられ、前記複数の素子のうち過渡的な電流変動が小さい素子に電圧を印加する小変動端子とを備える画像形成装置である。
請求項2に記載の発明は、前記大変動端子は、前記接地端子の外周の一部に沿って設けられ、前記小変動端子は、前記接地端子の外周における前記大変動端子が設けられていない部分に沿って設けられる請求項1記載の画像形成装置である。
請求項3に記載の発明は、前記接地端子は、前記裏面における中央側に設けられ、前記大変動端子が前記接地端子における互いに隣接する長さは、前記小変動端子が当該接地端子に隣接する長さより長い請求項2記載の画像形成装置である。
請求項4に記載の発明は、前記接地端子は、前記裏面における中央側に設けられるとともに4辺以上の辺からなる形状で形成され、前記大変動端子は、前記接地端子における互いに隣接する3辺に沿って設けられ、前記小変動端子は、前記接地端子における前記3辺以外の辺に沿って設けられる請求項3記載の画像形成装置である。
請求項5に記載の発明は、前記大変動端子および前記接地端子が対向する部分に設けられ当該大変動端子および当該接地端子と接続される第1コンデンサと、前記小変動端子および前記接地端子が対向する部分に設けられ当該小変動端子および当該接地端子と接続される第2コンデンサとを有する請求項4記載の画像形成装置である。
請求項6に記載の発明は、前記裏面において前記小変動端子の外周に沿って配置され、かつ接地して設けられる他の接地端子を有する請求項1記載の画像形成装置である。
請求項7に記載の発明は、前記小変動端子および前記他の接地端子が対向する部分に設けられ当該小変動端子および当該他の接地端子と接続されるコンデンサを有する請求項6記載の画像形成装置である。
請求項8に記載の発明は、前記裏面において前記他の接地端子の外周に沿って配置され、前記複数の素子のうちの前記過渡的な電流変動が大きい素子および前記過渡的な電流変動が小さい素子以外の他の素子に電圧を印加する他の動作端子を有する請求項7記載の画像形成装置である。
請求項9に記載の発明は、前記基板は、前記裏面に形成され、前記接地端子、前記大変動端子、および前記小変動端子を有する裏面層と、前記大変動端子と接続される高動作層および前記小変動端子と接続される低動作層が並べて設けられる動作層と、前記接地端子と接続して設けられる接地層と、前記領域側に形成され、前記半導体集積回路が搭載される搭載層とを有する請求項1記載の画像形成装置である。
請求項10に記載の発明は、前記動作層において前記高動作層および前記低動作層は対向して設けられ、前記高動作層および前記低動作層の少なくとも一方は凹部を有し、他方の先端が当該凹部内に配置される請求項9記載の画像形成装置である。
請求項11に記載の発明は、過渡的な電流変動の大きさが異なる複数の素子を有する半導体集積回路を搭載する基板本体と、前記基板本体における前記半導体集積回路が搭載されている領域の裏面に接地して設けられる接地端子と、前記接地端子の外周に沿って設けられ、前記複数の素子のうち過渡的な電流変動が大きい素子に電圧を印加する大変動端子と、前記大変動端子を挟んで前記接地端子とは反対側において当該大変動端子に沿って設けられ、前記複数の素子のうち過渡的な電流変動が小さい素子に電圧を印加する小変動端子とを備える基板である。
請求項1の発明によれば、過渡的な電流変動の大きさが異なる素子を複数有する半導体集積回路に電源電圧を印加する際、長方形状の端子を介してこの半導体集積回路に電源電圧を印加する場合と比較して、配線面積を抑制することが可能となる。
請求項2の発明によれば、過渡的な電流変動が小さい素子に印加される電圧が安定する。
請求項3の発明によれば、過渡的な電流変動が大きい素子に印加される電圧が安定する。
請求項4の発明によれば、過渡的な電流変動が大きい素子に印加される電圧が安定する。
請求項5の発明によれば、過渡的な電流変動が大きい素子および小さい素子に印加される電圧が安定する。
請求項6の発明によれば、過渡的な電流変動が小さい素子に印加される電圧が安定する。
請求項7の発明によれば、過渡的な電流変動が小さい素子に印加される電圧が安定する。
請求項8の発明によれば、他の素子に印加される電圧が安定する。
請求項9の発明によれば、基板の層数が抑制される。
請求項10の発明によれば、動作層の面積が抑制される。
請求項11の発明によれば、過渡的な電流変動の大きさが異なる素子を複数有する半導体集積回路に電源電圧を印加する際、長方形状の端子を介してこの半導体集積回路に電源電圧を印加する場合と比較して、配線面積を抑制することが可能となる。
本実施の形態が適用される画像形成装置の構成を示した図である。 制御基板の概略構成を説明する図である。 図2のIII−IIIにおける制御基板の断面図である。 SoC基体におけるSoC端子の配置を示す図である。 (a)は第1層を説明する図であり、(b)は第2層を説明する図である。 (a)は第3層を説明する図であり、(b)は第4層を説明する図である。 PLL電源を供給するための回路構成を説明する図である。 PLL電源を供給する他の回路構成を説明する図である。 (a)および(b)は変形例を説明するための図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
<画像形成装置1>
図1は、本実施の形態が適用される画像形成装置1の構成を示した図である。
まず、図1を参照しながら、本実施の形態が適用される画像形成装置1の構成について説明をする。
画像形成装置1は、用紙Pなどの記録材、すなわちシートに対して画像を形成する。図示の画像形成装置1は、用紙Pを収容する用紙収容部10と、用紙Pに画像を形成する画像形成部13と、画像が形成された用紙Pを排出する排出ロール15と、画像形成装置1の動作を制御する制御部20とを有する。
なお、以下の説明においては、図1に示す画像形成装置1における上下方向、すなわち鉛直方向を単に「上下方向」ということがある。また、図1における上下方向における上側を単に「上側」、上下方向における下側を単に「下側」ということがある。また、図1に示す画像形成装置1における紙面の左右方向を、単に「幅方向」ということがある。また、図1における紙面左側を単に「一方側」、紙面右側を単に「他方側」ということがある。また、図1に示す画像形成装置1における紙面の奥行方向を、単に「奥行方向」ということがある。また、図1における紙面手前側を単に「手前側」、紙面奥側を単に「奥側」ということがある(図2参照)。
用紙収容部10は、各々サイズや種類の異なる用紙Pを収容する。図示の例においては、用紙収容部10は複数設けられる。用紙収容部10の各々は、奥行方向手前側に引き出し可能である。
画像形成部13は、用紙収容部10から搬送されてくる用紙Pに画像を形成する。画像形成部13は、感光体に付着させたトナーを用紙Pに転写して像を形成する電子写真方式により用紙Pに画像を形成する。なお、画像形成部13が画像を形成する方式は特に限定されるものではなく、用紙P上にインクを吐出して像を形成するインクジェット方式などにより画像を形成してもよい。
排出ロール15は、画像形成部13によって画像が形成された用紙Pを排出する。図示の例における排出ロール15は、ロール対からなり、このロール対が各々回転することにともない、用紙Pを画像形成装置1から排出する。
制御部20は、画像形成装置1に設けられる各構成部材の動作を制御する。この制御部20は制御基板100を有する。図示の例における制御基板100は、画像形成装置1の幅方向における他方側の側面に設けられ、板面が上下方向に沿うように配置されている。
ここで、画像形成装置1の動作について説明をする。まず、制御部20から指示信号が出力されることにともない、用紙収容部10から用紙Pが1枚ずつ送り出される。そして、画像形成部13によって用紙Pに画像が形成された後、排出ロール15によって画像が形成された用紙Pが排出される。
<制御基板100>
図2は、制御基板100の概略構成を説明する図である。
図2を参照しながら、制御基板100の概略構成を説明する。
図2に示すように、制御基板100は、ガラスエポキシ基板などにより構成される所謂プリント基板である基板本体150と、基板本体150に搭載される素子の1つであるSoC(System on a Chip)200と、SoC200で発生する熱を放熱するヒートシンク250とを有する。図示の例においては、SoC200は、基板本体150の上下方向における中央CLよりも上側に設けられる。
ここで、SoC200は、半導体集積回路の一例であり、画像形成装置1の動作に必要な複数の機能を果たす1個の半導体チップである。図示のSoC200は、動作周波数が互いに異なる複数のCPUを備えるとともに、動作周波数が互いに異なる複数のクロック生成回路、すなわちPhase Locked Loop(PLL)回路を備える。なお、ここでは基板本体150に搭載される素子の1つとしてSoC200を説明するが、基板本体150にはSoC200を含め複数の素子が搭載される。なお、基板本体150に搭載される素子としては、例えば、ハードディスク、CPU(Central Processing Unit)、メモリ、コンデンサなどである主制御用素子、ファクシミリやUSB(Universal Serial Bus)機器といった画像形成装置1の外部機器との接続を行う素子である外部接続用素子、あるいは高電圧コア電源(例えば、1.1V)および低電圧コア電源(例えば0.9V)を含む電圧供給用素子などが含まれてもよい。
なお、動作周波数が互いに異なる複数のCPUは、過渡的な電流変動が異なる複数のCPUとして捉えることができる。ここで、過渡的な電流変動が大きいとは、例えば動作周波数が高いことや、半導体集積回路の規模が大きいことなどを指し、過渡的な電流変動が小さいとは、例えば動作周波数が低いことや、半導体集積回路の規模が小さいことなどを指す。
<制御基板100の断面>
図3は、図2のIII−IIIにおける制御基板100の断面図である。なお、図3においては、ヒートシンク250の記載は省略している。
次に、図3を参照しながら制御基板100の詳細構成について説明をする。
図3に示すように、基板本体150は、SoC200を搭載する面である第1面105と、第1面105とは反対側の面であり、コンデンサ300を搭載する面である第2面107とを有する。基板本体150は、複数の層を積層して形成される。より具体的には、基板本体150は、第1層110、第2層120、第3層130、および第4層140の4つの層により形成されている。第1層110乃至第4層140は、第1面105から第2面107に向かう向きにおいて、この順で設けられている。また、基板本体150は、基板本体150を厚み方向に貫通して設けられ、第1層110乃至第4層140を互いに接続するビア190を有する。
SoC200は、内部に複数のCPUなどが設けられた平板状のSoC基体205と、SoC基体205の板面に設けられ基板本体150に電気的に接続されるSoC端子210とを有する。ここで、SoC基体205におけるSoC端子210とは反対側の面である天面207には、ヒートシンク250(図2参照)が固定される。
コンデンサ300は、基板本体150の第2面107に複数設けられ、第4層140と電気的に接続される。
<SoC端子210の配置>
図4はSoC基体205におけるSoC端子210の配置を示す図である。また、図4は、幅方向一方側から他方側に向かう向きにSoC基体205を見た図である。
次に、図4を参照しながらSoC基体205におけるSoC端子210の配置について説明をする。図4に示すように、SoC端子210は、平面視略長方形状であるSoC基体205の板面上に分散して設けられた、多数の端子により構成される。なお、以下の説明においては、SoC基体205における板面の中心(例えば、重心や対角線の交点)を通り、かつ幅方向に沿う仮想線(図3参照)を単に中心線CPということがある。また、SoC基体205の板面における中心線CP周辺を単に中央側ということがあり、SoC基体205の板面外周側を単に外側ということがある。
SoC端子210は、複数の種別の端子により構成される。具体的には、SoC端子210は、第1グランド端子211、第1高電源端子212、第2高電源端子213、第2グランド端子214、PLL電源端子215、および信号端子216を有する。ここで、第1グランド端子211および第2グランド端子214は、接地して設けられる。第1高電源端子212および第2高電源端子213は、上記のようにSoC基体205内に設けられ動作周波数が互いに異なるCPUの各々に電源電圧を供給する。図示の例においては、第1高電源端子212を介して供給される電源電圧の周波数は、第2高電源端子213を介して供給される電源電圧の周波数よりも大きい。PLL電源端子215は、SoC基体205内に設けられるPLL回路に電源電圧を供給する。図示の例においては、PLL電源端子215を介して流れる電流は、第1高電源端子212および第2高電源端子213よりも流れる電流が少ない。
次に、SoC基体205の板面上におけるSoC端子210各々の位置関係について説明をする。まず、第1グランド端子211は、SoC基体205の中央側に設けられている。さらに説明をすると、第1グランド端子211は、SoC基体205の中央側における略長方形状の領域217に設けられている。
第1高電源端子212および第2高電源端子213は、第1グランド端子211よりもSoC基体205の外側に設けられている。また、第1高電源端子212および第2高電源端子213は、領域217の外周に沿って設けられる。ここで、図示の第2高電源端子213は、領域217の外周に沿って並べて設けられる第1高電源端子212の間に配置される。
また、第2グランド端子214、PLL電源端子215、および信号端子216は、第1高電源端子212および第2高電源端子213よりもSoC基体205の外側に設けられている。さらに説明をすると、第2グランド端子214、PLL電源端子215、および信号端子216は、SoC基体205の中央側から外側に向かう向きにおいてこの順番で配置されている。なお、図示の信号端子216は、SoC基体205における板面の各辺に沿って設けられる。さらに説明をすると、信号端子216は、PLL電源端子215の外周を囲う配置である。
<基板本体150>
図5(a)は第1層110を説明する図であり、図5(b)は第2層120を説明する図である。
図6(a)は第3層130を説明する図であり、図6(b)は第4層140を説明する図である。
なお、図5および図6において、信号端子216と接続されるパターンの図示は省略する。また、図5および図6は、幅方向他方側から一方側に向かう向きにSoC基体205を見た各層の構成図である。
次に、図4乃至図6を参照しながら、基板本体150が有する第1層110、第2層120、第3層130、および第4層140各々の構成について順に説明をする。なお、以下においては、信号端子216と接続されるパターン(不図示)についての説明を省略する。また、以下の説明においては、各層における中心線CP周辺を単に中央側ということがあり、中心線CPから離間する側を単に外側ということがある。
<第1層110>
図5(a)に示すように、第1層110は、複数の種別のパターンにより構成される。具体的には、第1層110は、第1グランドパターン111、第1高電源パターン112、第2高電源パターン113、第2グランドパターン114、およびPLL電源パターン115を有する。第1グランドパターン111、第1高電源パターン112、第2高電源パターン113、第2グランドパターン114、およびPLL電源パターン115は、SoC200におけるSoC端子210、すなわち第1グランド端子211、第1高電源端子212、第2高電源端子213、第2グランド端子214、およびPLL電源端子215の各々と電気的に接続される。
また、第1グランドパターン111、第1高電源パターン112、第2高電源パターン113、第2グランドパターン114、およびPLL電源パターン115は、ビア190と電気的に接続される。なお、以下の説明においては、第1グランドパターン111、第1高電源パターン112、第2高電源パターン113、第2グランドパターン114、およびPLL電源パターン115と接続されるビア190の各々を、第1ビア191、第2ビア192、第3ビア193、第4ビア194、および第5ビア195ということがある。
以下、第1グランドパターン111、第1高電源パターン112、第2高電源パターン113、第2グランドパターン114、およびPLL電源パターン115の位置関係について説明をする。
まず、第1グランドパターン111は、第1層110の中央側に設けられている。さらに説明をすると、第1グランド端子211は、第1層110の中央側における略長方形状の領域117に設けられている。また、第1高電源パターン112、第2高電源パターン113、第2グランドパターン114、およびPLL電源パターン115は、第1層110の中央側から外側に向かう向きにおいてこの順番で配置されている。
ここで、第1層110は、上記のSoC200におけるSoC端子210の各々と対向する位置に設けられている。例えば、図示の第1グランドパターン111は、SoC端子210の第1グランド端子211に対向する位置に設けられている。また、第1グランドパターン111は、複数の端子により形成されており、各々の端子は配線パターンにより互いに接続されている。さらに説明をすると、図5(a)における第1グランドパターン111の端子は、外周が太線の円および細線の円により図示されている。ここで、太線の円は、基板本体150に搭載されるSoC200における第1グランド端子211に対向する端子を示している。一方で、細線の円は、基板本体150を貫通する第1ビア191と対向する端子を示している。
また、第1高電源パターン112は、SoC端子210の第1高電源端子212に対向する。第2高電源パターン113は、SoC端子210の第2高電源端子213に対向する。第2グランドパターン114は、SoC端子210の第2グランド端子214に対向する。PLL電源パターン115は、SoC端子210のPLL電源端子215に対向する。なお、詳細な説明は省略するが、図示の第1高電源パターン112、第2高電源パターン113、第2グランドパターン114、およびPLL電源パターン115の各々の端子においては、SoC端子210の端子と対向する端子が太線の円により示され、ビア190(第2ビア192乃至第5ビア195)と対向する端子が細線の円により示されている。
なお、第1層110が設けられる領域は、SoC200によって覆われる領域、すなわちSoC200と対向する領域である。ここで、第1層110が設けられる領域は、SoC200によって覆われる領域より大きくてもよいし、小さくてもよい。付言すると、第2層120、第3層130、および第4層140は、SoC200によって覆われる領域と対応する位置に設けられてもよいし、SoC200によって覆われる領域より大きくても小さくてもよい。
<第2層120>
図5(b)に示すように、第2層120は、平板状でかつ接地して設けられたグランド層121により構成される。グランド層121は、第1ビア191および第4ビア194を介して、第1層110の第1グランドパターン111および第2グランドパターン114と電気的に接続される。また、グランド層121は、複数の貫通孔123を有する。この貫通孔123は、第2ビア192、第3ビア193、および第5ビア195が貫通する。なお、貫通孔123を貫通する第2ビア192、第3ビア193、および第5ビア195は、グランド層121と電気的に接続されない。
<第3層130>
図6(a)に示すように、第3層130は、平板状に形成された層により構成される。この第3層130は、第1高電源層131および第2高電源層135を有する。ここで、第1高電源層131は、第2ビア192を介して、第1層110の第1高電源パターン112と電気的に接続される。また、第1高電源層131は、複数の貫通孔132を有する。この貫通孔132は、第1ビア191、第3ビア193、第4ビア194、および第5ビア195が貫通する。なお、貫通孔132を貫通する第1ビア191、第3ビア193、第4ビア194、および第5ビア195は、第1高電源層131と電気的に接続されない。
第2高電源層135は、第3ビア193を介して、第1層110の第2高電源パターン113と電気的に接続される。また、第2高電源層135は、複数の貫通孔136を有する。この貫通孔136は、第4ビア194および第5ビア195が貫通する。なお、貫通孔132を貫通する第4ビア194および第5ビア195は、第2高電源層135と電気的に接続されない。
さて、第1高電源層131および第2高電源層135は、平面視略長方形状である。また、第1高電源層131および第2高電源層135は、各々の長手方向が上下方向に沿う向きに設けられ、かつ上下方向に並べて配置される。また、第1高電源層131および第2高電源層135が対向する領域において、第1高電源層131および第2高電源層135は切り欠き133および切り欠き137を各々有する。そして、第1高電源層131および第2高電源層135が対向する領域において、一方の先端が他方の切り欠き133,137内に配置される。いわば、第1高電源層131および第2高電源層135は、入れ子状の構成である。
以下、第1高電源層131および第2高電源層135各々の構成について詳細に説明する。
まず、第1高電源層131は、奥行方向の幅が広い幅広部1311と、幅広部1311の上下方向下側に位置し幅広部1311よりも幅が狭い幅狭部1312とを有する。この第1高電源層131の幅狭部1312は、第2高電源層135の切り欠き137内に収容される形状である。例えば、図示の第1高電源層131の幅狭部1312の寸法(例えば、長さや幅)は、第2高電源層135の切り欠き137の寸法と対応する。
また、第2高電源層135は、奥行方向の幅が広い幅広部1351と、幅広部1351の上下方向上側に位置し幅広部1351よりも幅が狭い幅狭部1352とを有する。この第2高電源層135の幅狭部1352は、第1高電源層131の切り欠き133内に収容される形状である。例えば、図示の第2高電源層135の幅狭部1352の寸法(例えば、長さや幅)は、第1高電源層131の切り欠き133の寸法と対応する。
ここで、第1高電源層131の幅狭部1312は、第2高電源層135の幅狭部1352よりも奥行方向の幅が広い。すなわち、第1高電源層131および第2高電源層135が対向する領域において、第1高電源層131の第2ビア192と接続される領域が、第2高電源層135の第3ビア193と接続される領域よりも大きい。このことにより、第1高電源層131を介して供給される電源電圧が安定する。
<第4層140>
図6(b)に示すように、第4層140は、複数の種別のパターンにより構成される。具体的には、第4層140は、第1グランドパターン141、第1高電源パターン142、第2高電源パターン143、第2グランドパターン144、およびPLL電源パターン145を有する。第1グランドパターン141および第2グランドパターン144は、第1ビア191および第4ビア194を介して、第2層120のグランド層121と電気的に接続される。また、第1高電源パターン142は、第2ビア192を介して、第3層130の第1高電源層131と電気的に接続される。また、第2高電源パターン143は、第3ビア193を介して、第3層130の第2高電源層135と電気的に接続される。また、PLL電源パターン145は、第5ビア195を介して、第1層110のPLL電源パターン115と電気的に接続される。
以下、第1グランドパターン141、第1高電源パターン142、第2高電源パターン143、第2グランドパターン144、およびPLL電源パターン145の構成について詳細に説明する。
まず、第1グランドパターン141は、第4層140の中央側で平面視略長方形状に形成されている。一方で、第1高電源パターン142、第2高電源パターン143、第2グランドパターン144、およびPLL電源パターン145は、第1グランドパターン141よりも外側で、略コの字状、言い替えるとC字状に形成されている。これらの第1高電源パターン142、第2高電源パターン143、第2グランドパターン144、およびPLL電源パターン145の各々は、帯状に形成され、長手方向における複数の箇所において屈曲した構成として捉えることができる。
なお、第1高電源パターン142と、第2高電源パターン143、第2グランドパターン144、およびPLL電源パターン145とは、各々が配置される向きが異なる。具体的には、第1高電源パターン142は奥行方向における手前側を開放して設けられるのに対して、第2高電源パターン143、第2グランドパターン144、およびPLL電源パターン145は奥行方向における奥側を開放して設けられる。
ここで、第1高電源パターン142は、第1グランドパターン141の外周に沿って形成されている。図示の例の第1高電源パターン142は、第1グランドパターン141の外周のうち、第1グランドパターン141の一辺を開放し、他の三辺と対向するように設けられている。この構成により、第1グランドパターン141と、第1高電源パターン142とが対向する領域の面積が大きくなり、第1高電源パターン142および第1グランドパターン141の間における静電容量が増加する。また、第1グランドパターン141と第1高電源パターン142との間には、複数のコンデンサ300が設けられている。
第2高電源パターン143は、第1高電源パターン142の外周に沿って形成されている。図示の例の第2高電源パターン143は、第1グランドパターン141における第1高電源パターン142によって覆われていない1辺と対向する部分を有する。第2高電源パターン143と、第1グランドパターン141との間には、コンデンサ300が設けられている。一方で、第2高電源パターン143と第1高電源パターン142との間には、コンデンサ300は設けられていない。
第2グランドパターン144は、第2高電源パターン143の外周に沿って形成されている。図示の例の第2グランドパターン144は、第2高電源パターン143と同じ向きの略コの字状に形成されている。このことにより、第2グランドパターン144と第2高電源パターン143とが対向する面積が大きくなる。第2グランドパターン144と第2高電源パターン143との間には、複数のコンデンサ300が設けられている。
PLL電源パターン145は、第2グランドパターン144の外周に沿って形成されている。図示の例のPLL電源パターン145は、第2グランドパターン144と同じ向きの略コの字状に形成されている。このことにより、PLL電源パターン145と第2グランドパターン144とが対向する面積が大きくなる。PLL電源パターン145と第2グランドパターン144との間には、複数のコンデンサ300が設けられている。
さて、上記説明においては、基板本体150が4層の構成であることを説明した。ここで、本実施の形態と異なる態様として、SoC200を搭載する基板(不図示)において、6層の構成が採用されることがある。これは、例えば、端子の線幅(面積)を広くすることや、多数のコンデンサ300を設けるための配線面積を確保するためである。一方で、基板の層数を増やすことは、基板の製造コストを増加させる。そこで、図示の基板本体150のように配線をすると、相対的に配線面積が少ない4層基板においても配線が可能となる。付言すると、図示の基板本体150においては、例えば6層の基板(不図示)と比較して、電源品質を維持しつつ、基板における層の数が抑制される。
<ビア190による接続関係>
上記のように、ビア190、すなわち第1ビア191乃至第5ビア195により、第1層110乃至第4層140が互いに接続される。ここで、第1ビア191乃至第5ビア195の各々による接続関係について説明をする。
まず、第1ビア191は、第1層110の第1グランドパターン111、第2層120のグランド層121、および第4層140の第1グランドパターン141を互いに電気的に接続する。また、第1ビア191は、接地して設けられる。
第2ビア192は、第1層110の第1高電源パターン112、第3層130の第1高電源層131、および第4層140の第1高電源パターン142を互いに電気的に接続する。
第3ビア193は、第1層110の第2高電源パターン113、第3層130の第2高電源層135、および第4層140の第2高電源パターン143を互いに電気的に接続する。
第4ビア194は、第1層110の第2グランドパターン114、第2層120のグランド層121、および第4層140の第2グランドパターン144を互いに電気的に接続する。また、第4ビア194は、接地して設けられる。
第5ビア195は、第1層110のPLL電源パターン115、および第4層140のPLL電源パターン145を互いに電気的に接続する。
ここで、上記のように、第1高電源パターン142乃至PLL電源パターン145は、幅に対して長さが長い構成、すなわち、所謂細長いパターン形状である。そして、このような細長いパターンの長手方向の複数の箇所においてビア190が設けられる。すなわち、SoC200に対して並列にビア190を接続する。このことにより、ビア190が有する見かけ上のインダクタンスが抑制される。
<第4層140における接続関係>
次に、第4層140における各パターンの接続関係について説明をする。
まず、上記のように、第4層140の第1グランドパターン141は、第4層140の中央側で平面視略長方形状に形成される。また、第1グランドパターン141は、複数の第1ビア191と接続されている。このように構成される第1グランドパターン141は、第1高電源パターン142、第2高電源パターン143、およびPLL電源パターン145よりも面積が大きく、電位が安定する。
また、第1高電源パターン142、第2高電源パターン143、およびPLL電源パターン145のうち、動作周波数の最も高い第1高電源パターン142が、第1グランドパターン141の外周、すなわち最も中央側に設けられる。このように、第1高電源パターン142を中央側に配置することにより、第1高電源パターン142と第1グランドパターン141との間隔が抑制される。このように、第1高電源パターン142と第1グランドパターン141との間隔が抑制されると、寄生容量が増加し、例えばコンデンサ300を配置するのと等価な効果が得られる。したがって、第1高電源パターン142を介して供給される電源のノイズが抑制される。
なお、図示の例においては、寄生容量をより高めるためコンデンサ300を第1高電源パターン142と第1グランドパターン141との間に配置するが、上記のように第1高電源パターン142を中央側に配置することで、設けられるコンデンサ300の個数が抑制される。付言すると、図示の例における第1高電源パターン142および第1グランドパターン141の間に設けられるコンデンサ300は、略直方体状であり、長手方向に沿う部分(長辺)が電極となっている。そして、コンデンサ300は、第1高電源パターン142および第1グランドパターン141の外周辺に沿って設けられる。このことにより、第1高電源パターン142および第1グランドパターン141の間の距離が抑制される。付言すると、図示の例においては、コンデンサ電極間の距離を縮める手段として、長辺が電極となっている長辺電極のコンデンサ300を使用しているが、小型の短辺電極コンデンサ(不図示)など他の構成のコンデンサを用いてもよい。
また、図示の例においては、第1高電源パターン142が第1グランドパターン141を囲むように設けられる。この構成により、第1高電源パターン142が第1グランドパターン141と並走する配置となる。そして、第1高電源パターン142が第1グランドパターン141と並走するパターン面積が大きくなることにより、寄生容量が大きくなり、結果として電源ノイズが吸収されやすくなる。
また、図示の例においては、第2高電源パターン143が第1グランドパターン141および第1高電源パターン142を囲むように設けられる。そして、第2高電源パターン143は、第1高電源パターン142よりも小さいが、第1グランドパターン141と並走する部分を有する。このように、第2高電源パターン143が、中央側の安定した第1グランドパターン141に沿わせて配線することにより、電源ノイズが吸収されやすくなる。
また、図示の例においては、第1高電源パターン142および第2高電源パターン143を囲むように、第2グランドパターン144を配線する。そして、第2グランドパターン144を囲むように、PLL電源パターン145を配線する。これは、第1高電源パターン142および第2高電源パターン143を配線したことにより、PLL電源パターン145を第1グランドパターン141に沿わせる構成に替えて、第2グランドパターン144を配線したものである。そして、PLL電源パターン145は、第2グランドパターン144と並走する部分を有する。このように、PLL電源パターン145を、中央側の安定した第2グランドパターン144に沿わせて配線することにより、PLL電源のノイズが吸収されやすくなる。
ここで、SoC200のPLL回路は、一般的にノイズに対する耐性が弱い。さらに説明をすると、PLL電源パターン145は、第1高電源パターン142および第2高電源パターン143に比べて、消費電流は少ないため大きな寄生容量は必要としないが、例えば、供給電源にノイズが発生すると、PLLロックが外れることがある。そこで、第2グランドパターン144を設けることにより、第1高電源パターン142および第2高電源パターン143から受けるノイズの影響が低減される。
<PLL電源供給回路構成>
図7は、PLL電源を供給するための回路構成を説明する図である。
次に、図7を参照しながらPLL電源を供給するための回路構成について説明をする。
まず、上記のようにSoC200のPLL回路はノイズに対する耐性が弱い。そこで、一般的には、SoC200の各電源ピンの手前にコンデンサ(不図示)を配置し、さらにその前段にフィライトビーズ等のノイズ対策部品(不図示)を追加するとともに、PLL電源パターン(不図示)を個別パターン化しノイズ耐性を向上させることがある。ここで、上記SoC200のように、PLL回路が複数あると、フィライトビーズ等のノイズ対策部品の搭載および個別パターン化は、より大きな基板(不図示)の配線面積を必要とする。
そこで、本実施の形態においては、以下のような構成を採用することで、複数のPLL回路を有するSoC200においても、PLL電源に必要なノイズ除去能力を維持しつつ、上記のようなノイズ対策部品の搭載を抑制する。すなわち、少ないスペースでPLL電源のノイズ耐性を増加させる。
以下、図7を参照しながら、PLL電源を供給するための回路構成を具体的に説明する。
まず、上記では説明を省略したが、基板本体150の第1層110は、PLL電源パターン115から離間して設けられ、PLL電源パターン115とともにSoC基体205内に設けられるPLL回路に電源電圧を供給する他のPLL電源パターン119を有する。
また、基板本体150の第4層140は、PLL電源パターン145(図6(b)参照)から離間して設けられ、PLL電源パターン115および他のPLL電源パターン119と電気的に接続される、他のPLL電源パターン149を有する。なお、ここでは他のPLL電源パターン149を、上記PLL電源パターン145とは別の配線パターンとして説明をするが、PLL電源パターン145を他のPLL電源パターン149として用いてもよい。
また、基板本体150は、PLL電源パターン115および他のPLL電源パターン149を電気的に接続する第1PLLビア198と、他のPLL電源パターン119および他のPLL電源パターン149を電気的に接続する第2PLLビア199とを有する。付言すると、PLL電源は、他のPLL電源パターン119、第2PLLビア199、他のPLL電源パターン149、第1PLLビア198、およびPLL電源パターン115を介して、SoC200に供給される。
また、基板本体150の第2面107には、一方の端子電極がPLL電源パターン145に接続され、他方の端子電極が接地して設けられるコンデンサ310が設けられる。
ここで、PLL電源パターン115および他のPLL電源パターン119と、コンデンサ310とは、インダクタンス成分をもつ配線を介して接続されている。具体的には、PLL電源パターン115とコンデンサ310とは、第1PLLビア198により電気的に接続される。また、他のPLL電源パターン119とコンデンサ310とは、第2PLLビア199により電気的に接続される。
ここで、第1PLLビア198および第2PLLビア199は、PLL電源パターン115および他のPLL電源パターン119よりも、細い配線パターンとして捉えることができる。この第1PLLビア198および第2PLLビア199は、例えば1nH程度のインダクタンス成分を有する。そして、この第1PLLビア198および第2PLLビア199が有するインダクタンス成分を、ノイズ除去フィルタとして作用させる。さらに説明をすると、第1PLLビア198および第2PLLビア199は、他のPLL電源パターン119、他のPLL電源パターン149、およびPLL電源パターン115を介して、SoC200に供給されるPLL電源のノイズ除去フィルタとして機能する。
付言すると、図示の例においては、電源供給配線パターン、すなわち他のPLL電源パターン119、他のPLL電源パターン149、およびPLL電源パターン115自体は、ノイズの影響を受けにくいよう所謂低インピーダンス配線とする。そして、他のPLL電源パターン119、他のPLL電源パターン149、およびPLL電源パターン115の間にノイズを除去する機能を有するコンデンサ310、第1PLLビア198、および第2PLLビア199を設ける。
また、ノイズ除去用コンデンサであるコンデンサ310と、SoC200のPLL電源端子215との間は、図示のようにSoC端子210がBGA(Ball Grid Array)タイプの場合は、第1PLLビア198および第2PLLビア199を介して接続する。一方で、QFP(Quad Flat Package)のようにSoC200と同一面で接続できる場合は、PLL電源のノイズ除去フィルタとして機能する構成を、SoC200と同一面に設けてもよい。
<他のPLL電源供給回路構成>
図8は、PLL電源を供給する他の回路構成を説明する図である。
次に図8を参照しながらPLL電源を供給する他の回路構成について説明をする。
さて、上記図7で説明した構成とは異なり、SoC200において動作周波数が異なるPLL電源端子215が接近しており、個別に上記ノイズ除去用ビア、すなわち第1PLLビア198および第2PLLビア199を配置できないことがある。
そこで、図8に示すようなPLL電源を供給する回路構成として、基板本体150の第4層140に設けられる他のPLL電源パターン1490を用いてもよい。他のPLL電源パターン1490は、平面視略長方形であり、長手方向の一端1491側(図中上側)に第1スリット1493および第2スリット1494を有する。第1スリット1493および第2スリット1494は、他のPLL電源パターン1490の一端1491から他端1492に向けて延びる溝部である。
この第1スリット1493および第2スリット1494が形成されることにより、他のPLL電源パターン1490の一端1491側は、第1幅狭部1495、第2幅狭部1496、および第3幅狭部1497に分岐した構成となる。いわば、他のPLL電源パターン1490は、フォーク形状である。ここで、第1幅狭部1495乃至第3幅狭部1497各々の幅(図中幅W1参照)は、他のPLL電源パターン1490の他端1492側の幅(図中幅W2参照)よりも狭い。ここで、第1幅狭部1495乃至第3幅狭部1497各々の幅は、例えば0.5mm以下である。また、第1幅狭部1495乃至第3幅狭部1497各々の長さ(図中L1参照)は、例えば0.5mm以上である。
また、第1幅狭部1495、第2幅狭部1496、および第3幅狭部1497には、ノイズを除去する機能を有する第1コンデンサ311、第2コンデンサ312、および第3コンデンサ313が設けられる。ここで、第1コンデンサ311は、一方の端子電極が第1幅狭部1495に接続され、他方の端子電極が接地して設けられる。同様に、第2コンデンサ312は、一方の端子電極が第2幅狭部1496に接続され、他方の端子電極が接地して設けられる。また、第3コンデンサ313は、一方の端子電極が第3幅狭部1497に接続され、他方の端子電極が接地して設けられる。
さらに、第1幅狭部1495、第2幅狭部1496、および第3幅狭部1497の各々には、第1幅狭部ビア1981、第2幅狭部ビア1982、第3幅狭部ビア1983が設けられる。また、他のPLL電源パターン1490の他端1492には、複数の幅広部ビア1991が設けられる。
上記構成により、他のPLL電源パターン1490を介して、第1コンデンサ311乃至第3コンデンサ313と、PLL電源パターン115とが接続される。また、他のPLL電源パターン1490においては、上記のように他端1492側よりも幅が狭い第1幅狭部1495乃至第3幅狭部1497で、第1コンデンサ311乃至第3コンデンサ313と接続されることにより、第1幅狭部1495乃至第3幅狭部1497の各々がインダクタンス成分を持つことを利用する。図示の例においては、動作周波数が異なるPLL電源端子215が接近している場合、PLL電源端子215が複数あるために、幅の細い配線パターン(第1幅狭部1495乃至第3幅狭部1497)が複数存在し、他のPLL電源パターン1490はフォーク形状となっている。
なお、PLL電源端子215が互いに近接していない場合、上記幅の細い配線パターンを使った場合は必ずしもフォーク形状とはならない。例えば、複数の細い配線パターンが各々異なる向きとなる配置であってもよい。
また、上記図7および図8に示す構成は以下のような配線基板として捉えることができる。すなわち、複数の素子と、各々の素子に互いに異なる動作周波数のクロック信号を供給する複数のクロック生成回路とを有する半導体集積回路を搭載する基板本体と、基板本体に設けられ複数のクロック生成回路のうちの1のクロック生成回路に電源を供給する電源配線と、電源配線に接続され電源配線を介して供給される電源のノイズを抑制するコンデンサと、電源配線およびコンデンサを接続するとともに電源配線よりも線幅が狭い接続線とを備える配線基板として捉えることができる。
<変形例>
図9(a)および(b)は変形例を説明するための図である。
次に、図9を参照しながら上記実施の形態の変形例について説明をする。また、以下の説明においては、上記の実施の形態と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略することがある。
まず、上記図6(b)を参照しながら説明をした実施の形態においては、第4層140の第1グランドパターン141を二つの高電源パターンである第1高電源パターン142および第2高電源パターン143で囲うことを説明したがこれに限定されない。例えば、図9(a)に示す第4層1400のように、第1グランドパターン1410を3つの高電源パターンが囲う構成であってもよい。具体的に説明をすると、第1グランドパターン1410が、第1高電源パターン1420、第2高電源パターン1430、および第3高電源パターン1440と各々対向するように形成されてもよい。
また、上記図6(b)を参照しながら説明をした実施の形態においては、第1高電源パターン142が第1グランドパターン141の3辺を囲うことを説明したがこれに限定されない。例えば、図9(b)に示す第4層2400のように、第1高電源パターン2420が第1グランドパターン2410の4辺を囲う構成であってもよい。なお、図示の第2高電源パターン2430は、第1高電源パターン2420の4辺を囲う構成である。
さて、図示は省略するが、上記図6(b)に示すように第1グランドパターン141の周囲に二種類の高電源パターンである第1高電源パターン142および第2高電源パターン143を設ける構成とは異なり、3種類以上の高電源パターンを設ける場合には、以下のように構成してもよい。すなわち、中心側から外側に向かうにしたがって動作周波数が低くなる電源パターンを配置する。また、グランドパターンを囲う2つの電源パターン、すなわち2種類の電源パターンの外側は、他のグランドパターンを配置する。そして、この他のグランドパターンをさらに別の電源パターンで囲うパターン配線を繰り返してもよい。
また、上記第1グランドパターン141は、略長方形状であることを説明したが、これに限定されない。例えば第1グランドパターン141の一部に凹部や凸部が設けられる構成であってもよいし、隅部が湾曲した構成であってもよい。また、第1グランドパターン141が5角形以上の多角形により構成されてもよい。さらに説明をすると、第1高電源パターン142は、例えば5角形で形成された第1グランドパターン141における互いに隣接する3辺を覆い、第2高電源パターン143は、第1高電源パターン142によって覆われていない第1グランドパターン141の辺を覆う構成であってもよい。
また、上記図6(a)の説明においては、第1高電源層131および第2高電源層135を入れ子状に配置することを説明したが、これに限定されない。例えば第1高電源層131および第2高電源層135の一方の先端に凹部を形成し、この凹部内に他方の先端を配置してもよい。
また、上記図6(b)の説明においては、第4層140における第1グランドパターン141、第1高電源パターン142、第2高電源パターン143、第2グランドパターン144、およびPLL電源パターン145同士の間にコンデンサ300を設けることを説明したが、コンデンサ300を設けない構成であってもよい。
また、上記の説明においては、4層からなる基板本体150に上記構成を設けることを説明したが、4層以外の層数を有する基板本体(不図示)において、上記構成を設けてもよい。例えば、6層以上の基板本体(不図示)において、6層以上の層のうちの4層に上記構成を設けてもよい。
なお、上記の説明における制御基板100は基板の一例である。SoC200は半導体集積回路の一例である。第2面107は、裏面の一例である。第1グランドパターン141は、接地端子の一例である。第1高電源パターン142は、大変動端子の一例である。第2高電源パターン143は、小変動端子の一例である。SoC200に設けられる動作周波数が互いに異なる複数のCPUのうち、動作周波数が高いCPUは過渡的な電流変動が大きい素子の一例であり、動作周波数が高いCPUは過渡的な電流変動が大きい素子の一例である。コンデンサ300は、第1コンデンサおよび第2コンデンサの一例である。第2グランドパターン144は、他の接地端子の一例である。PLL電源パターン145は、他の動作端子の一例である。第1層110は、搭載層の一例である。第2層120は、接地層の一例である。第3層130は、動作層の一例である。第4層140は、裏面層の一例である。切り欠き133は、凹部の一例である。幅狭部1352は、凸部の一例である。SoC200に設けられるPLL回路は、他の素子の一例である。第1高電源層131は、高動作層の一例である。第2高電源層135は、低動作層の一例である。
なお、上記では種々の実施形態および変形例を説明したが、これらの実施形態や変形例同士を組み合わせて構成してももちろんよい。
また、本開示は上記の実施形態に何ら限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施することができる。
1…画像形成装置、100…制御基板、150…基板本体、200…SoC、210…SoC端子、141…第1グランドパターン、142…第1高電源パターン、143…第2高電源パターン

Claims (11)

  1. 過渡的な電流変動の大きさが異なる複数の素子を有する半導体集積回路を搭載する基板と、
    前記基板における前記半導体集積回路が搭載されている領域の裏面に接地して設けられる接地端子と、
    前記接地端子の外周に沿って設けられ、前記複数の素子のうち過渡的な電流変動が大きい素子に電圧を印加する大変動端子と、
    前記大変動端子を挟んで前記接地端子とは反対側において当該大変動端子に沿って設けられ、前記複数の素子のうち過渡的な電流変動が小さい素子に電圧を印加する小変動端子と
    を備える画像形成装置。
  2. 前記大変動端子は、前記接地端子の外周の一部に沿って設けられ、
    前記小変動端子は、前記接地端子の外周における前記大変動端子が設けられていない部分に沿って設けられる
    請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記接地端子は、前記裏面における中央側に設けられ、
    前記大変動端子が前記接地端子における互いに隣接する長さは、前記小変動端子が当該接地端子に隣接する長さより長い
    請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記接地端子は、前記裏面における中央側に設けられるとともに4辺以上の辺からなる形状で形成され、
    前記大変動端子は、前記接地端子における互いに隣接する3辺に沿って設けられ、
    前記小変動端子は、前記接地端子における前記3辺以外の辺に沿って設けられる
    請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記大変動端子および前記接地端子が対向する部分に設けられ当該大変動端子および当該接地端子と接続される第1コンデンサと、
    前記小変動端子および前記接地端子が対向する部分に設けられ当該小変動端子および当該接地端子と接続される第2コンデンサと
    を有する請求項4記載の画像形成装置。
  6. 前記裏面において前記小変動端子の外周に沿って配置され、かつ接地して設けられる他の接地端子を有する
    請求項1記載の画像形成装置。
  7. 前記小変動端子および前記他の接地端子が対向する部分に設けられ当該小変動端子および当該他の接地端子と接続されるコンデンサを有する請求項6記載の画像形成装置。
  8. 前記裏面において前記他の接地端子の外周に沿って配置され、前記複数の素子のうちの前記過渡的な電流変動が大きい素子および前記過渡的な電流変動が小さい素子以外の他の素子に電圧を印加する他の動作端子を有する
    請求項7記載の画像形成装置。
  9. 前記基板は、
    前記裏面に形成され、前記接地端子、前記大変動端子、および前記小変動端子を有する裏面層と、
    前記大変動端子と接続される高動作層および前記小変動端子と接続される低動作層が並べて設けられる動作層と、
    前記接地端子と接続して設けられる接地層と、
    前記領域側に形成され、前記半導体集積回路が搭載される搭載層と
    を有する
    請求項1記載の画像形成装置。
  10. 前記動作層において前記高動作層および前記低動作層は対向して設けられ、
    前記高動作層および前記低動作層の少なくとも一方は凹部を有し、他方の先端が当該凹部内に配置される
    請求項9記載の画像形成装置。
  11. 過渡的な電流変動の大きさが異なる複数の素子を有する半導体集積回路を搭載する基板本体と、
    前記基板本体における前記半導体集積回路が搭載されている領域の裏面に接地して設けられる接地端子と、
    前記接地端子の外周に沿って設けられ、前記複数の素子のうち過渡的な電流変動が大きい素子に電圧を印加する大変動端子と、
    前記大変動端子を挟んで前記接地端子とは反対側において当該大変動端子に沿って設けられ、前記複数の素子のうち過渡的な電流変動が小さい素子に電圧を印加する小変動端子と
    を備える基板。
JP2018179571A 2018-09-25 2018-09-25 画像形成装置および基板 Active JP7247503B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018179571A JP7247503B2 (ja) 2018-09-25 2018-09-25 画像形成装置および基板
CN201910137810.4A CN110941156B (zh) 2018-09-25 2019-02-25 图像形成装置及基板
US16/293,143 US11150584B2 (en) 2018-09-25 2019-03-05 Image forming apparatus and board

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018179571A JP7247503B2 (ja) 2018-09-25 2018-09-25 画像形成装置および基板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020053492A true JP2020053492A (ja) 2020-04-02
JP7247503B2 JP7247503B2 (ja) 2023-03-29

Family

ID=69994197

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018179571A Active JP7247503B2 (ja) 2018-09-25 2018-09-25 画像形成装置および基板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7247503B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11261181A (ja) * 1998-03-16 1999-09-24 Nec Corp プリント回路基板
JP2000307005A (ja) * 1999-04-19 2000-11-02 Canon Inc 半導体集積回路およびプリント配線基板ならびに電子機器
JP2010040787A (ja) * 2008-08-05 2010-02-18 Canon Inc プリント配線基板及び該プリント配線基板を有する装置
JP2013141097A (ja) * 2011-12-28 2013-07-18 Mitsumi Electric Co Ltd 高周波モジュール、及び該高周波モジュールを備えた電子機器
WO2017038905A1 (ja) * 2015-08-31 2017-03-09 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 半導体装置、チップモジュール及び半導体モジュール

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11261181A (ja) * 1998-03-16 1999-09-24 Nec Corp プリント回路基板
JP2000307005A (ja) * 1999-04-19 2000-11-02 Canon Inc 半導体集積回路およびプリント配線基板ならびに電子機器
JP2010040787A (ja) * 2008-08-05 2010-02-18 Canon Inc プリント配線基板及び該プリント配線基板を有する装置
JP2013141097A (ja) * 2011-12-28 2013-07-18 Mitsumi Electric Co Ltd 高周波モジュール、及び該高周波モジュールを備えた電子機器
WO2017038905A1 (ja) * 2015-08-31 2017-03-09 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 半導体装置、チップモジュール及び半導体モジュール

Also Published As

Publication number Publication date
JP7247503B2 (ja) 2023-03-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3647307B2 (ja) プリント配線基板および電子機器
JP4844080B2 (ja) 印刷配線板及びその電源雑音抑制方法
JP2008535207A (ja) 共平面導体を有する調整器
US20130265726A1 (en) Printed circuit board
US20210159166A1 (en) Semiconductor device
JP2007305642A (ja) 多層回路基板及び電子装置
JP2006310859A (ja) 通気口を有する半導体パッケージのための方法及びシステム
JPH07153869A (ja) 半導体装置
JPH09223861A (ja) 半導体集積回路及びプリント配線基板
US9252132B2 (en) Semiconductor device and semiconductor module
WO2001005201A1 (fr) Carte a circuit imprime, substrat auxiliaire de montage hierarchique et dispositif electronique
JP7247503B2 (ja) 画像形成装置および基板
JPH1187880A (ja) プリント配線板
US11150584B2 (en) Image forming apparatus and board
JP2004006513A (ja) 半導体集積回路、プリント配線基板及び電子機器
US8125794B2 (en) Multilayer printed wiring board and electronic device using the same
JP3514221B2 (ja) プリント配線基板
JP2007335618A (ja) プリント回路基板
JP4280179B2 (ja) 積層型半導体装置
JP4338545B2 (ja) コンデンサシート
JP2008098251A (ja) 配線基板
TW201014488A (en) Multilayer circuit board and manufacturing method thereof
US20100117214A1 (en) Image forming apparatus, chip, and chip package
US11178749B2 (en) Printed circuit board assembly and electronic apparatus using the same
US20230082556A1 (en) Design technique of wiring to be provided on wiring circuit board to be mounted in electronic apparatus

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210906

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220526

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220614

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220810

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220823

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221020

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230214

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230227

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7247503

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150