JP2020049963A - 鞍乗り型車両のフロントフォーク - Google Patents

鞍乗り型車両のフロントフォーク Download PDF

Info

Publication number
JP2020049963A
JP2020049963A JP2018177940A JP2018177940A JP2020049963A JP 2020049963 A JP2020049963 A JP 2020049963A JP 2018177940 A JP2018177940 A JP 2018177940A JP 2018177940 A JP2018177940 A JP 2018177940A JP 2020049963 A JP2020049963 A JP 2020049963A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fork
cover
support member
tube
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018177940A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6759297B2 (ja
Inventor
真之 平丸
Masayuki Hiramaru
真之 平丸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2018177940A priority Critical patent/JP6759297B2/ja
Priority to CN201910856587.9A priority patent/CN110937060B/zh
Publication of JP2020049963A publication Critical patent/JP2020049963A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6759297B2 publication Critical patent/JP6759297B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62KCYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
    • B62K25/00Axle suspensions
    • B62K25/04Axle suspensions for mounting axles resiliently on cycle frame or fork
    • B62K25/06Axle suspensions for mounting axles resiliently on cycle frame or fork with telescopic fork, e.g. including auxiliary rocking arms
    • B62K25/08Axle suspensions for mounting axles resiliently on cycle frame or fork with telescopic fork, e.g. including auxiliary rocking arms for front wheel
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F9/00Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium
    • F16F9/32Details
    • F16F9/38Covers for protection or appearance
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62KCYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
    • B62K2202/00Motorised scooters

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Axle Suspensions And Sidecars For Cycles (AREA)
  • Fluid-Damping Devices (AREA)
  • Steering Devices For Bicycles And Motorcycles (AREA)

Abstract

【課題】鞍乗り型車両のフロントフォークにおいて、水の排出を簡単な構造でコントロールして、外観性を良好にできるようにする。【解決手段】左右一対のフォークチューブ44と、フォークチューブ44を左右に連結するボトムブリッジ43と、ボトムブリッジ43の上方でフォークチューブ44を左右に連結するトップブリッジと、トップブリッジとボトムブリッジ43との間で前記フォークチューブ44を覆うフォークカバー50と、フォークカバー50の下端部を支持する筒状のカバー支持部材51と、フォークカバー50に侵入する水を排出する水抜き孔70とを備える鞍乗り型車両のフロントフォークにおいて、ボトムブリッジ43は、フォークチューブ44を狭持する割締め部60を備え、カバー支持部材51は、水抜き孔70と、割締め部60の割り溝60bに係合する突出部68とを備える。【選択図】図6

Description

本発明は、鞍乗り型車両のフロントフォークに関する。
従来、左右一対のフォークチューブと、フォークチューブを左右に連結するボトムブリッジ及びトップブリッジと、トップブリッジとボトムブリッジとの間でフォークチューブを覆うフォークカバーと、フォークチューブの下端部を支持する筒状のカバー支持部材とを備える鞍乗り型車両のフロントフォークが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1では、カバー支持部材は、特に回り止めされておらず、フォークカバーに侵入する水を排出する水抜き孔は、カバー支持部材の全周に亘って複数配列されている。
特開2005−28920号公報
しかし、上記従来の鞍乗り型車両のフロントフォークでは、カバー支持部材の全周に亘り設けられる水抜き孔から水が排出されるため、フロントフォークの外観性に影響が出る可能性がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、鞍乗り型車両のフロントフォークにおいて、水の排出を簡単な構造でコントロールして、外観性を良好にできるようにすることを目的とする。
鞍乗り型車両のフロントフォークは、左右一対のフォークチューブ(44)と、前記フォークチューブ(44)を左右に連結するボトムブリッジ(43)と、前記ボトムブリッジ(43)の上方で前記フォークチューブ(44)を左右に連結するトップブリッジ(42)と、前記トップブリッジ(42)と前記ボトムブリッジ(43)との間で前記フォークチューブ(44)を覆うフォークカバー(50)と、前記フォークカバー(50)の下端部を支持する筒状のカバー支持部材(51)と、前記フォークカバー(50)に侵入する水を排出する水抜き孔(70)とを備える鞍乗り型車両のフロントフォークにおいて、前記ボトムブリッジ(43)は、前記フォークチューブ(44)を狭持する割締め部(60)を備え、前記カバー支持部材(51)は、前記水抜き孔(70)と、前記割締め部(60)の割り溝(60b)に係合する突出部(68)とを備えることを特徴とする。
また、上述の構成において、前記ボトムブリッジ(43)の左右に設けられる前記割り溝(60b)は、左右対称に設けられ、前記水抜き孔(70)は、前記突出部(68)を境にして、前記突出部(68)の左右に同数が設けられても良い。
また、上述の構成において、前記フォークチューブ(44)は、車両側面視で後傾して配置され、前記水抜き孔(70)は、前記フロントフォークが左右方向に操舵されておらず正面を向く状態で前記カバー支持部材(51)の後端部に位置する第1の水抜き孔(71a,71b)と、前記フロントフォークが左右に操舵された状態で前記カバー支持部材(51)の後端部に位置する第2の水抜き孔(72a,72b)とを備えても良い。
さらに、上述の構成において、ウインカー(47)を支持するウインカー支持部材(57)が前記トップブリッジ(42)の下方に設けられ、前記ウインカー支持部材(57)は、前記フォークチューブ(44)に嵌合する筒状であるとともに、前記フォークカバー(50)の上端部が嵌合する環状溝(57d)を備え、前記フォークカバー(50)の上端部は、前記環状溝(57d)に嵌合することで前記ウインカー支持部材(57)によって覆われるとともに、前記上端部と前記環状溝(57d)の上端(57e)との間には、前記フォークカバー(50)の軸方向に隙間(77)が設けられても良い。
また、上述の構成において、前記フォークチューブ(44)を覆う筒状のフォークブーツ(52)が前記ボトムブリッジ(43)の下方に設けられ、前記フォークチューブ(44)は、前記ボトムブリッジ(43)に支持される固定チューブ(54)と、前記固定チューブ(54)に対し軸方向にストロークする可動チューブ(55)とを備え、前記フォークブーツ(52)は、前記フォークブーツ(52)から水を排出するブーツ水抜き孔(80)と、前記可動チューブ(55)の外周に設けられる凸部(55b)に係合する凹部(52d)とを備えても良い。
また、上述の構成において、前記フォークチューブ(44)は、車両側面視で後傾して配置され、前記凸部(55b)は、前記可動チューブ(55)の後端部に設けられ、前記ブーツ水抜き孔(80)は、前記凸部(55b)と前記凹部(52d)との間に設けられる隙間(80)であっても良い。
また、上述の構成において、前記フォークブーツ(52)の後面には、エア抜き孔(79)が設けられても良い。
また、上述の構成において、前記水抜き孔(70)は、前記カバー支持部材(51)の軸方向に延びる縦孔部(73)と、前記縦孔部(73)を前記カバー支持部材(51)の径方向外側に連通させる横孔部(74)とを備えても良い。
さらに、上述の構成において、前記カバー支持部材(51)は、前記フォークカバー(50)の下端部の内周部に嵌合し、前記フォークカバー(50)の前記下端部によって外側から覆われ、前記カバー支持部材(51)は、前記フォークカバー(50)に対し軸方向に当接する段部(51c)を備え、前記段部(51c)は、前記横孔部(74)が外側に露出するように前記フォークカバー(50)を軸方向に位置決めしても良い。
鞍乗り型車両のフロントフォークは、左右一対のフォークチューブと、フォークチューブを左右に連結するボトムブリッジと、ボトムブリッジの上方でフォークチューブを左右に連結するトップブリッジと、トップブリッジとボトムブリッジとの間でフォークチューブを覆うフォークカバーと、フォークカバーの下端部を支持する筒状のカバー支持部材と、フォークカバーに侵入する水を排出する水抜き孔とを備え、ボトムブリッジは、フォークチューブを狭持する割締め部を備え、カバー支持部材は、水抜き孔と、割締め部の割り溝に係合する突出部とを備える。
この構成によれば、カバー支持部材の突出部をボトムブリッジの割締め部の割り溝に係合させることで、カバー支持部材を位置決めでき、カバー支持部材の水抜き孔を簡単な構造で任意の位置に位置させることができる。これにより、水抜き孔の数を低減できるとともに、水抜き孔を外観性に影響し難い位置に配置できる。このため、水の排出を簡単な構造でコントロールして、鞍乗り型車両の外観性を良好にできる。
また、上述の構成において、ボトムブリッジの左右に設けられる割り溝は、左右対称に設けられ、水抜き孔は、突出部を境にして、突出部の左右に同数が設けられても良い。
この構成によれば、カバー支持部材をボトムブリッジの左右で共通して使用でき、部品の種類を低減できる。
また、上述の構成において、フォークチューブは、車両側面視で後傾して配置され、水抜き孔は、フロントフォークが左右方向に操舵されておらず正面を向く状態でカバー支持部材の後端部に位置する第1の水抜き孔と、フロントフォークが左右に操舵された状態でカバー支持部材の後端部に位置する第2の水抜き孔とを備えても良い。
この構成によれば、フロントフォークが左右方向に操舵されておらず正面を向く状態では、第1の水抜き孔から効率良く排水でき、フロントフォークが左右に操舵された状態では、第2の水抜き孔から効率良く排水できる。このため、フロントフォークの操舵の状態に対応しながら、少ない数の水抜き孔で効率良く排水できる。
さらに、上述の構成において、ウインカーを支持するウインカー支持部材がトップブリッジの下方に設けられ、ウインカー支持部材は、フォークチューブに嵌合する筒状であるとともに、フォークカバーの上端部が嵌合する環状溝を備え、フォークカバーの上端部は、環状溝に嵌合することでウインカー支持部材によって覆われるとともに、上端部と環状溝の上端との間には、フォークカバーの軸方向に隙間が設けられても良い。
この構成によれば、フォークカバーの上端部をウインカー支持部材の環状溝に嵌合させてフォークカバーを簡単な構造で固定できるとともに、ウインカー支持部材とフォークカバーとの外観上の隙間を無くすことができ、外観性が良い。また、フォークカバーの上端部と環状溝の上端との間には、フォークカバーの軸方向に隙間が設けられるため、フォークカバーの軸方向の寸法の管理が容易になる。
また、上述の構成において、フォークチューブを覆う筒状のフォークブーツがボトムブリッジの下方に設けられ、フォークチューブは、ボトムブリッジに支持される固定チューブと、固定チューブに対し軸方向にストロークする可動チューブとを備え、フォークブーツは、フォークブーツから水を排出するブーツ水抜き孔と、可動チューブの外周に設けられる凸部に係合する凹部とを備えても良い。
この構成によれば、フォークブーツは、可動チューブの外周の凸部に凹部が係合することで位置決めされるため、ブーツ水抜き孔を外観性に影響し難い位置に簡単な構造で位置決めできる。
また、上述の構成において、フォークチューブは、車両側面視で後傾して配置され、凸部は、可動チューブの後端部に設けられ、ブーツ水抜き孔は、凸部と凹部との間に設けられる隙間であっても良い。
この構成によれば、可動チューブの凸部とフォークブーツの凹部との間の隙間を利用してブーツ水抜き孔を簡単な構造で設けることができる。また、可動チューブの後端部で外観性に影響し難く且つフォークブーツにおいて低くなっている部分から効率良く排水できる。
また、上述の構成において、フォークブーツの後面には、エア抜き孔が設けられても良い。
この構成によれば、エア抜き孔がフォークブーツの後面に配置されて目立ち難いため、外観性が良い。
また、上述の構成において、水抜き孔は、カバー支持部材の軸方向に延びる縦孔部と、縦孔部をカバー支持部材の径方向外側に連通させる横孔部とを備えても良い。
この構成によれば、縦孔部を介してカバー支持部材の軸方向に流れる水を、横孔部を介してカバー支持部材の径方向に流すことができ、効率良く排水できる。
さらに、上述の構成において、カバー支持部材は、フォークカバーの下端部の内周部に嵌合し、フォークカバーの下端部によって外側から覆われ、カバー支持部材は、フォークカバーに対し軸方向に当接する段部を備え、段部は、横孔部が外側に露出するようにフォークカバーを軸方向に位置決めされても良い。
この構成によれば、横孔部が外側に露出するように、カバー支持部材の段部によってフォークカバーを簡単な構造で軸方向に位置決めできる。また、カバー支持部材の外側への露出を小さくでき、外観性が良い。
本発明の実施の形態に係る自動二輪車の左側面図である。 自動二輪車を前方側から見た正面図である。 自動二輪車の前部の上部を前方側から見た斜視図である。 フォークカバー、カバー支持部材、及びウインカー支持部材のフォークチューブに対する分解斜視図である。 ボトムブリッジの周辺部の構造を後方側から見た図である。 左側の割締め部を図5の矢印Zの方向に見た図である。 フォークカバーの正面図である。 カバー支持部材をフォークチューブの軸方向に上方から見た平面図である。 図8のIX−IX断面図である。 自動二輪車の直立状態において水抜き孔の位置を示す側面図である。 自動二輪車の直立状態において、左側のカバー支持部材の周辺部を外側方から見た側面図である。 自動二輪車を操舵するとともにサイドスタンドを用いて傾斜した状態で駐車した場合において、水抜き孔の位置を示す側面図である。 自動二輪車を操舵するとともにサイドスタンドを用いて傾斜した状態で駐車した場合において、カバー支持部材をフォークチューブの軸方向に上方から見た図である。 図1のXIII−XIII断面図である。 左側のフォークブーツの周辺部を後方側から見た斜視図である。 フォークブーツの下端部の取付構造を後方側から見た図である。 図16のXVI−XVI断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示している。また、各図では、後述するフォークチューブ44の軸方向における上方向及び下方向を矢印AU及び矢印ADで示すことがある。
図1は、本発明の実施の形態に係る自動二輪車1の左側面図である。
自動二輪車1は、車体フレーム10にパワーユニットとしてのエンジン11が支持され、前輪2を操舵可能に支持するフロントフォーク12が車体フレーム10の前端に操舵可能に支持され、後輪3を支持するスイングアーム13が車体フレーム10の後部側に設けられる車両である。
自動二輪車1は、乗員がシート14に跨るようにして着座する鞍乗り型車両であり、シート14は、車体フレーム10の後部の上方に設けられる。
車体フレーム10は、車体フレーム10の前端に設けられるヘッドパイプ15と、ヘッドパイプ15から後下方に延びる左右一対のメインフレーム16と、ヘッドパイプ15においてメインフレーム16の下方から後下方に延びるダウンフレーム17と、メインフレーム16の後端から下方に延出する左右一対のピボットフレーム18と、メインフレーム16の後部及びピボットフレーム18の上部から後方に延びるシートフレーム19とを備える。
また、車体フレーム10は、ダウンフレーム17の上部とメインフレーム16の上部とを接続する補強フレーム20を複数備える。
スイングアーム13は、左右のピボットフレーム18に支持されるピボット軸21に軸支される。ピボット軸21は、車幅方向に水平に延びる。スイングアーム13は、前端部をピボット軸21に軸支され、ピボット軸21を中心に上下に揺動する。
後輪3は、スイングアーム13の後端部に設けられる車軸3aに軸支される。
自動二輪車1は、スイングアーム13の後端部とシートフレーム19との間に掛け渡されるリアサスペンション22を左右一対備える。
エンジン11は、メインフレーム16の下方でダウンフレーム17とピボットフレーム18との間に配置され、車体フレーム10に固定される。
エンジン11は、車幅方向(左右方向)に水平に延びるクランク軸25を支持するクランクケース26と、クランクケース26の前部から上方に延びるシリンダー部27とを備える。シリンダー部27のシリンダー軸線27aは鉛直に対し前傾する。
エンジン11の吸気装置(不図示)は、シリンダー部27の後面の吸気ポートに接続される。
エンジン11の排気管28は、シリンダー部27の前面の排気ポートから下方に延出し、エンジン11の下方を通って後方に延びる。排気管28の後端には、後輪3の側方に配置されるマフラー29が接続される。
クランクケース26の後部は、変速機を収容する変速機ケース部26bである。エンジンの出力は、上記変速機の出力軸と後輪3とを接続する駆動チェーン30によって後輪3に伝達される。
エンジン11のラジエーター31は、ダウンフレーム17に支持される。
燃料タンク32は、メインフレーム16の上方でヘッドパイプ15とシート14との間に配置される。
シートフレーム19とメインフレーム16との間の部分は、サイドカバー33によって覆われる。
前輪2を上方から覆うフロントフェンダー35は、フロントフォーク12に支持される。
後輪3は、リアフェンダー36によって上方から覆われる。
テールライト37及びライセンスプレートホルダー38は、リアフェンダー36に支持される。
シート14の乗員が足を置くステップ39は、ピボットフレーム18の前方に配置される。
自動二輪車1の駐車時に地面に接地して車体を支持するサイドスタンド40は、左側のピボットフレーム18の下端部に支持される。
図2は、自動二輪車1を前方側から見た正面図である。図3は、自動二輪車1の前部の上部を前方側から見た斜視図である。なお、図2では、後述のフォークカバー50及びフォークブーツ52は、左側のもののみが図示され、右側のものは不図示である。
図1〜図3を参照し、フロントフォーク12は、ヘッドパイプ15に回動自在に軸支されるステアリングシャフト41と、ステアリングシャフト41の上端に固定されるトップブリッジ42と、ステアリングシャフト41の下端に固定されるボトムブリッジ43と、トップブリッジ42及びボトムブリッジ43に支持される左右一対のフォークチューブ44,44と、トップブリッジ42に固定される操舵用のハンドル45とを備える。
トップブリッジ42は、ヘッドパイプ15の上方でステアリングシャフト41から車幅方向に延び、左右のフォークチューブ44,44の上端部を連結する。
ボトムブリッジ43は、ヘッドパイプ15の下方でステアリングシャフト41から車幅方向に延び、左右のフォークチューブ44,44を連結する。
前輪2は、左右のフォークチューブ44,44の下端部間に渡される車軸2aに軸支される。
ヘッドパイプ15は、車両側面視で、鉛直方向に対し後傾して配置される。ヘッドパイプ15に支持されるステアリングシャフト41及びフォークチューブ44,44は、自動二輪車1のキャスター角に対応し、車両側面視で後傾して配置される。
ヘッドライト46は、ステー46aを介し、ボトムブリッジ43に支持される。ヘッドライト46は、トップブリッジ42とボトムブリッジ43との間、且つ、左右のフォークチューブ44,44の間に位置する。
左右一対の前ウインカー47,47は、左右のフォークチューブ44,44の上端部に取り付けられる。
フロントフォーク12は、フォークチューブ44,44においてトップブリッジ42とボトムブリッジ43との間の部分を覆う左右一対のフォークカバー50,50と、フォークカバー50,50の下端部を支持する左右一対のカバー支持部材51,51と、ボトムブリッジ43の下方でフォークチューブ44,44を覆う左右一対のフォークブーツ52,52とを備える。
各フォークチューブ44は、断面円形のチューブ状である。各フォークチューブ44は、トップブリッジ42及びボトムブリッジ43に支持される固定チューブ54と、固定チューブ54に対し軸方向にストロークする可動チューブ55とを備える。
可動チューブ55は、固定チューブ54よりも大径のチューブであり、可動チューブ55の内周に固定チューブ54の外周が嵌合した状態で、固定チューブ54に対し摺動する。
車軸2aは、可動チューブ55の下端部に設けられる。
図4は、フォークカバー50、カバー支持部材51、及び後述のウインカー支持部材57のフォークチューブ44に対する分解斜視図である。フォークカバー50、カバー支持部材51、及びウインカー支持部材57は左右対称に設けられるため、図4では、左側のものを図示する。
フォークカバー50は、円筒状のチューブであり、トップブリッジ42とボトムブリッジ43との間において、固定チューブ54の外周にフォークカバー50を被せるように設けられる。
カバー支持部材51は、円筒状であり、固定チューブ54の外周に嵌合する。カバー支持部材51は、ボトムブリッジ43の上面とフォークカバー50の下端部との間に配置される。
前ウインカー47は、固定チューブ54に取り付けられるウインカー支持部材57を介しフォークチューブ44に支持される。
ウインカー支持部材57は、筒状の割締め体57aと、割締め体57aから車幅方向外側に延出する腕部57bとを備える。前ウインカー47は、腕部57bの先端に固定される。割締め体57aには、割締め体57aの内径を縮径させる割締めボルト57cが締結される。
ウインカー支持部材57は、割締め体57aが固定チューブ54の外周に嵌合され、割締めボルト57cの締結によって割締め体57aが固定チューブ54を狭持することで固定される。
ウインカー支持部材57は、トップブリッジ42の下面とフォークカバー50の上端部との間に配置される。
図5は、ボトムブリッジ43の周辺部の構造を後方側から見た図である。
ボトムブリッジ43は、車幅方向に長いブロック状である。
ボトムブリッジ43は、車幅方向の中央部に、ステアリングシャフト41が接続されるシャフト孔部59を備え、車幅方向(左右方向)の両端部にフォークチューブ44,44を支持する割締め部60,60を備える。
図6は、左側の割締め部60を図5の矢印Zの方向に見た図である。割締め部60は、左右で対称に設けられるため、ここでは左側の割締め部60を参照して説明する。
図5及び図6に示すように、各割締め部60は、固定チューブ54が挿通されるフォーク支持孔60aと、割り溝60bとを備える。
フォーク支持孔60aは、ボトムブリッジ43を板厚方向に貫通する丸孔であり、フォーク支持孔60aの内周には固定チューブ54の外周が嵌合する。
割り溝60bは、フォーク支持孔60aから径方向外側に延びてフォーク支持孔60aをボトムブリッジ43の外側に開放させる溝である。
割締め部60には、割り溝60bに直交するように設けられるフォーク割締めボルト60cが車幅方向外側から締結される。フォーク割締めボルト60cが締結されると、割り溝60bの幅が小さくなり、フォーク支持孔60aが縮径する。
すなわち、フォークチューブ44の固定チューブ54は、フォーク割締めボルト60cの締結によって割締め部60のフォーク支持孔60aが固定チューブ54を狭持することでボトムブリッジ43に固定される。
また、固定チューブ54の上端部は、割締め部60と同様にトップブリッジ42に設けられる割締め部(不図示)によって、トップブリッジ42に固定される。
割り溝60bは、ボトムブリッジ43の後部に設けられる。割り溝60bは、フォーク支持孔60aの後部から直線状に後方に延び、フォーク支持孔60aをボトムブリッジ43の後方に連通させる。
詳細には、割り溝60bは、車両後方側に行くに従って車幅方向内側に位置するように斜めに延びる。車両前後方向に対する割り溝60bの傾斜角度は角度θである。
また、割り溝60bは、ボトムブリッジ43をフォークチューブ44の軸方向(ボトムブリッジ43の板厚方向)に貫通する。
図7は、フォークカバー50の正面図である。図7では、フォークカバー50の略半分は断面が示される。
フォークカバー50は、円筒状のカバー本体部63と、カバー本体部63から下方に行くに従ってテーパー状に拡径する拡径部64と、拡径部64の下端から下方に延びる大径部65とを備える。
カバー本体部63は、固定チューブ54の外周に沿って直線的に延びる。カバー本体部63の内径は、固定チューブ54の外周とカバー本体部63の内周との間に空間ができるように、固定チューブ54の外径よりも大径である。
大径部65は、フォークカバー50の下端部に位置し、直線的に延びる。大径部65の内径は、カバー本体部63の内径よりも大径である。
図8は、カバー支持部材51をフォークチューブ44の軸方向に上方から見た平面図である。図9は、図8のIX−IX断面図である。なお、図8は、後述の自動二輪車1の「直立状態」に対応する。
図6、図8及び図9を参照し、円筒状のカバー支持部材51の内周部51aは、固定チューブ54の外周に嵌合する。
カバー支持部材51の外周部は、固定チューブ54に沿って直線状に延びるストレート部51bと、ストレート部51bの上端から上方に行くに従ってテーパー状に縮径する段部51cと、段部51cの上端から固定チューブ54に沿って直線状に延びる上端外周部51dとを備える。
カバー支持部材51の下面51eと上面51fとは平行である。カバー支持部材51は、下面51eを介しボトムブリッジ43の上面に載置される。
カバー支持部材51は、下面51eからフォークチューブ44の軸方向に下方へ突出する突出部68と、水抜き孔70とを備える。
突出部68は、下面51eに1つ設けられる。突出部68は、ボトムブリッジ43の割り溝60bに上方から差し込まれ、割り溝60bに係合する。カバー支持部材51は、突出部68が割り溝60bに係合することで、フォークチューブ44を回転中心とする回転を回り止めされる。
水抜き孔70は、平面視において突出部68を基準にし、突出部68の左側及び右側にそれぞれ複数設けられる。
詳細には、水抜き孔70は、突出部68からカバー支持部材51の周方向に離間して設けられる左右一対の第1の水抜き孔71a,71bと、突出部68に対し第1の水抜き孔71a,71bよりも周方向に離間して設けられる左右一対の第2の水抜き孔72a,72bとを備える。
水抜き孔70は、突出部68を境にして、左側に第1の水抜き孔71a及び第2の水抜き孔72aが設けられ、右側に第1の水抜き孔71b及び第2の水抜き孔72bが設けられる。すなわち、水抜き孔70は、突出部68を境に左右で同数設けられる。
第1の水抜き孔71a,71bは、突出部68を基準に左右対称に配置される。
一方の第1の水抜き孔71aは、突出部68に対し、カバー支持部材51の周方向に角度A1だけ離れる。他方の第1の水抜き孔71bは、突出部68に対し、第1の水抜き孔71aとは逆方向に角度A1だけ離れる。角度A1は、割り溝60bの傾斜の角度θ(図5)と略等しい。
第2の水抜き孔72a,72bは、突出部68を基準に左右対称に配置される。
一方の第2の水抜き孔72aは、突出部68に対し、カバー支持部材51の周方向に角度A2だけ離れる。他方の第2の水抜き孔72bは、突出部68に対し、第2の水抜き孔72aとは逆方向に角度A2だけ離れる。角度A2は、角度A1よりも大きい。
第1の水抜き孔71a,71b及び第2の水抜き孔72a,72bは、カバー支持部材51の内周部51aをフォークチューブ44の軸方向に延びる溝状の縦孔部73と、縦孔部73をカバー支持部材51の径方向外側に連通させる横孔部74とをそれぞれ備える。
縦孔部73は、カバー支持部材51の上端から下端まで延びる。
横孔部74は、カバー支持部材51の下面51eに形成される溝であり、縦孔部73の下端からカバー支持部材51の径方向外側に延び、ストレート部51bの下端部を外側に開口させる。
図6〜図9を参照し、フォークカバー50は、フォークカバー50の下端部の内周部がカバー支持部材51の外周部に嵌合することで、カバー支持部材51に下方から支持される。
詳細には、フォークカバー50は、テーパー状の拡径部64の内周部がカバー支持部材51のテーパー状の段部51cの外周部に嵌合することで、フォークカバー50の軸方向及び径方向に位置決めされる。
フォークカバー50がカバー支持部材51の段部51cによって軸方向に位置決めされた状態では、フォークカバー50の下端とボトムブリッジ43の上面との間には、カバー支持部材51の下端部を外側に露出させる隙間75(図6)が形成される。水抜き孔70の各横孔部74は、隙間75からフォークカバー50の外側に露出する。
図1、図5及び図8は、フロントフォーク12が左右に操舵されておらず正面を向く状態に対応する図である。以下の説明では、この状態を「直立状態」と呼ぶ。「直立状態」では、自動二輪車1は、直立した姿勢で前進する。
図10は、「直立状態」において水抜き孔70の位置を示す側面図である。
図11は、「直立状態」において、左側のカバー支持部材51の周辺部を外側方から見た側面図である。図8、図10及び図11には、車両後方側からカバー支持部材51に向けて直進する矢印V1を方向の参考のために示す。なお、カバー支持部材51は、左右対称に設けられるため、ここでは、左側のフォークチューブ44に設けられるカバー支持部材51について詳細に説明する。
図5、図8、図10及び図11を参照し、「直立状態」では、カバー支持部材51は、突出部68が割り溝60bに係合して周方向に位置決めされ、第1の水抜き孔71aがカバー支持部材51の後端部に位置する。
カバー支持部材51は、車両側面視で後傾するフォークチューブ44に取り付けられるため、カバー支持部材51の後端部は、カバー支持部材51において最も低い位置となる。すなわち、「直立状態」では、第1の水抜き孔71aは、カバー支持部材51の最も低い位置に位置する。
「直立状態」では、第2の水抜き孔72a及び第1の水抜き孔71bは、第1の水抜き孔71aの前上方でカバー支持部材51の後部に位置する。第2の水抜き孔72aは、車幅方向の外側面側に位置し、第1の水抜き孔71bは、車幅方向の内側面側に位置する。
また、「直立状態」では、第2の水抜き孔72bは、第1の水抜き孔71aの前上方でカバー支持部材51の前部に位置する。第2の水抜き孔72bは、車幅方向の内側面側に位置する。
フォークカバー50と固定チューブ54との間に侵入する水W(図5)は、水抜き孔70の縦孔部73を通って下方に流れ、横孔部74を通って外側に排出される。
詳細には、「直立状態」では、水Wは、水抜き孔70において最も低い位置にある第1の水抜き孔71aに集まり、主として第1の水抜き孔71aの横孔部74から外側に排出される。なお、水Wは、カバー支持部材51の後部に位置する第2の水抜き孔72a及び第1の水抜き孔71bからも外側に排出されることができる。
図12は、自動二輪車1を操舵するとともにサイドスタンド40を用いて傾斜した状態で駐車した場合において、水抜き孔70の位置を示す側面図である。図13は、自動二輪車1を操舵するとともにサイドスタンド40を用いて傾斜した状態で駐車した場合において、カバー支持部材51をフォークチューブ44の軸方向に上方から見た図である。図12及び図13には、車両後方側からカバー支持部材51に向けて直進する矢印V2を方向の参考のために示す。
自動二輪車1は、フロントフォーク12が左方向に操舵されるともにサイドスタンド40が接地した状態で駐車され、車体が左側に傾斜する。以下の説明では、この状態を「駐車状態」と呼ぶ。フロントフォーク12は、車体フレーム10等に設けられる不図示のストッパーに当接すると、左右の操舵の限界位置となる。
図12及び図13を参照し、「駐車状態」では、カバー支持部材51は、フロントフォーク12の左方向への操舵に伴って、図8の状態から左方向に回転する。「駐車状態」では、フロントフォーク12は、上記限界位置の近傍まで操舵される。
これにより、「駐車状態」では、第2の水抜き孔72aがカバー支持部材51の後端部に位置する。
すなわち、「駐車状態」では、第2の水抜き孔72aは、カバー支持部材51の最も低い位置に位置する。
「駐車状態」では、第1の水抜き孔71aは、第2の水抜き孔72aの前上方且つ車幅方向の内側面側で、カバー支持部材51の後部に位置する。
また、「駐車状態」では、第1の水抜き孔71bは、第2の水抜き孔72aの前上方且つ車幅方向の内側面側で、カバー支持部材51の前部に位置する。
また、「駐車状態」では、第2の水抜き孔72bは、カバー支持部材51の前端部に位置する。
フォークカバー50と固定チューブ54との間に侵入する水Wは、水抜き孔70の縦孔部73を通って下方に流れ、横孔部74を通って外側に排出される。
詳細には、「駐車状態」では、水Wは、水抜き孔70において最も低い位置にある第2の水抜き孔72aに集まり、主として第2の水抜き孔72aの横孔部74から外側に排出される。なお、水Wは、カバー支持部材51の後部に位置する第1の水抜き孔71aからも外側に排出されることができる。
本実施の形態では、水抜き孔70を備えるカバー支持部材51が、突出部68及び割り溝60bによって周方向に位置決めされるため、水抜きの効果が高く且つ外観性に影響し難い位置に絞って水抜き孔70を配置でき、水抜き孔70の数を低減できる。
すなわち、「直立状態」では、フロントフォーク12の後面側から排水するように、第1の水抜き孔71aによって排水をコントロールできる。これにより、「直立状態」において、第1の水抜き孔71aから排水される水Wが目立ち難くなり、自動二輪車1の外観性が良い。また、低い位置にある第1の水抜き孔71aに水Wを集めることができ、第1の水抜き孔71aから効率良く排水できる。
また、「駐車状態」ではフロントフォーク12の後面側から排水するように、第2の水抜き孔72aによって排水をコントロールできる。これにより、「駐車状態」において、第2の水抜き孔72aから排水される水Wが目立ち難くなり、自動二輪車1の外観性が良い。また、低い位置にある第2の水抜き孔72aに水Wを集めることができ、第2の水抜き孔72aから効率良く排水できる。
また、右側のフォークチューブ44に設けられるカバー支持部材51について、図5及び図8を参照して説明する。
左右のカバー支持部材51,51は、左右のフォークチューブ44,44で共通に使用される同一部品である。
右側のカバー支持部材51は、「直立状態」では、突出部68が図5の右側の割り溝60bに係合して周方向に位置決めされ、第1の水抜き孔71bがカバー支持部材51の後端部に位置する。このため、第1の水抜き孔71bから後方へ効率良く排水できる。
右側のカバー支持部材51は、「駐車状態」では、第1の水抜き孔71aがカバー支持部材51の後端部に位置する。このため、第1の水抜き孔71aから後方へ効率良く排水できる。
さらに、図5及び図8を参照し、「駐車状態」においてフロントフォーク12を右方向へ操舵させた場合、左側のカバー支持部材51では、第1の水抜き孔71bがカバー支持部材51の後端部に位置し、右側のカバー支持部材51では、第2の水抜き孔72bがカバー支持部材51の後端部に位置する。
このため、第1の水抜き孔71b及び第2の水抜き孔72bから後方へ効率良く排水できる。
本実施の形態では、自動二輪車1の姿勢が「直立状態」、「駐車状態」、及びフロントフォーク12の操舵状態によって変化した場合であっても、左右のカバー支持部材51,51において、水抜き孔70のいずれかをカバー支持部材51の後端部に位置させることができる。このため、自動二輪車1の姿勢によらず、自動二輪車1の外観性を良好にしながら効率良く排水できる。
第1の水抜き孔71a,71b及び第2の水抜き孔72a,72bは、水を抜くためにカバー支持部材51の後端部に位置する際、カバー支持部材51の後端且つ最も低い位置に位置することが望ましいが、水を効率良く排出できる位置であれば、カバー支持部材51の後端から左右にある程度ずれていても良い。
図14は、図1のXIII−XIII断面図である。
図14に示すように、ウインカー支持部材57の筒状の割締め体57aには、割締め体57aの内周部の下端部を拡径するようにして形成される環状溝57dが設けられる。ウインカー支持部材57は、上端がトップブリッジ42の下面に当接することでフォークチューブ44の軸方向に位置決めされる。
フォークカバー50の上端部は、環状溝57dの内周部に嵌合することでウインカー支持部材57に支持される。フォークカバー50は、上端部が環状溝57dに嵌合することでウインカー支持部材57によって外側から覆われるため、フォークカバー50とウインカー支持部材57との隙間が外側から視認されず、外観性が良い。
フォークカバー50の上端50aと環状溝57dの上端57eとの間には、フォークカバー50の軸方向に隙間77が設けられる。このため、フォークカバー50の軸方向の長さの寸法精度を高精度にしなくとも良くなり、寸法管理や組み付けが容易である。
図15は、左側のフォークブーツ52の周辺部を後方側から見た斜視図である。
図15に示すように、フォークブーツ52は蛇腹状に形成される筒部材であり、フォークブーツ52の筒内にフォークチューブ44が挿通される。
フォークブーツ52の上端部は、固定チューブ54においてボトムブリッジ43の下方の部分に固定される。フォークブーツ52の上端部は、フォークブーツ52の外周に巻かれるバンド78によって固定チューブ54に固定される。
フォークブーツ52の下端部は、可動チューブ55の上端部の外周に固定される。
フォークブーツ52は、可動チューブ55のストロークに伴って、軸方向に伸縮する。
フォークブーツ52の後面には、フォークブーツ52の内部を外側に連通させるエア抜き孔79が複数設けられる。フォークブーツ52の伸縮に伴って、フォークブーツ52内のエアはエア抜き孔79から外側に排出される。
フォークブーツ52の蛇腹は、上方に行くに従って拡径する下面部52aと、下面部52aの上端から上方に行くに従って縮径する上面部52bとを一要素とし、この一要素を軸方向に配列して多段に形成される。
エア抜き孔79は、フォークブーツ52の後面において下面部52aに設けられ、フォークチューブ44の軸方向に複数配列される。エア抜き孔79は、下方に面する下面部52aに設けられるため、エア抜き孔79に外側から水が入り難い。
図16は、フォークブーツ52の下端部の取付構造を後方側から見た図である。図17は、図16のXVI−XVI断面図である。
図16及び図17を参照し、可動チューブ55の上端部には、可動チューブ55の外周の前面から前方に突出する前面凸部55aと、可動チューブ55の外周の後面から後方に突出する後面凸部55bとが設けられる。後面凸部55bは、可動チューブ55の後端部に設けられる。
後面凸部55bの車幅方向の幅W1は、前面凸部55aの車幅方向の幅よりも大きい。
フォークブーツ52は、フォークブーツ52の下端部の内周部が可動チューブ55の上端部の外周部に嵌合する。
フォークブーツ52の下端部には、フォークブーツ52の前面部の内周部が凹む前面凹部52cと、フォークブーツ52の後面部の内周部が凹む後面凹部52dとが設けられる。
前面凹部52cは、可動チューブ55の前面凸部55aに係合する。
後面凹部52dは、可動チューブ55の後面凸部55bに係合する。
フォークブーツ52は、前面凹部52cが前面凸部55aに係合するとともに後面凹部52dが後面凸部55bに係合することで、周方向に位置決めされ、回り止めされる。
フォークブーツ52の後面凹部52dの車幅方向の幅は、後面凹部52dと後面凸部55bとの間に、フォークブーツ52の周方向に隙間が形成される大きさに設定される。この隙間は、フォークブーツ52に侵入した水を下方に排水するブーツ水抜き孔80(隙間)である。
ブーツ水抜き孔80は、フォークブーツ52の下端部の後端部に位置する。このため、フォークブーツ52の低い位置に集まる水をブーツ水抜き孔80から効率良く排水できる。また、ブーツ水抜き孔80からの排水は、可動チューブ55の後面側を流れるため、目立ち難い。このため、自動二輪車1の外観性が良い。
また、後面凸部55bの車幅方向の幅W1は、前面凹部52cの車幅方向の幅W2よりも大きい。これにより、前面凹部52cは後面凸部55bに係合不能になるため、フォークブーツ52が誤って前後方向を逆に組み付けられてしまうことが防止される。このため、エア抜き孔79をフォークブーツ52の後面に位置させることができる。
以上説明したように、本発明を適用した実施の形態によれば、自動二輪車1のフロントフォーク12は、左右一対のフォークチューブ44,44と、フォークチューブ44,44を左右に連結するボトムブリッジ43と、ボトムブリッジ43の上方でフォークチューブ44,44を左右に連結するトップブリッジ42と、トップブリッジ42とボトムブリッジ43との間でフォークチューブ44,44を覆うフォークカバー50,50と、フォークカバー50,50の下端部を支持する筒状のカバー支持部材51,51と、フォークカバー50,50に侵入する水Wを排出する水抜き孔70とを備え、ボトムブリッジ43は、フォークチューブ44,44を狭持する割締め部60を備え、カバー支持部材51,51は、水抜き孔70と、割締め部60の割り溝60bに係合する突出部68とを備える。
この構成によれば、カバー支持部材51,51の突出部68をボトムブリッジ43の割締め部60の割り溝60bに係合させることで、カバー支持部材51,51を位置決めでき、カバー支持部材51,51の水抜き孔70を簡単な構造で任意の位置に位置させることができる。これにより、水抜き孔70の数を低減できるとともに、水抜き孔70を外観性に影響し難い位置に配置できる。このため、水Wの排出を簡単な構造でコントロールして、自動二輪車1の外観性を良好にできる。
また、ボトムブリッジ43の左右に設けられる割り溝60bは、左右対称に設けられ、水抜き孔70は、突出部68を境にして、突出部68の左右に同数が設けられる。
この構成によれば、カバー支持部材51,51をボトムブリッジ43の左右で共通して使用でき、部品の種類を低減できる。
また、フォークチューブ44,44は、車両側面視で後傾して配置され、水抜き孔70は、フロントフォーク12が左右方向に操舵されておらず正面を向く状態でカバー支持部材51,51の後端部に位置する第1の水抜き孔71a,71bと、フロントフォーク12が左右に操舵された状態でカバー支持部材51,51の後端部に位置する第2の水抜き孔72a,72bとを備える。
この構成によれば、フロントフォーク12が左右方向に操舵されておらず正面を向く状態では、第1の水抜き孔71a,71bから効率良く排水でき、フロントフォーク12が左右に操舵された状態では、第2の水抜き孔72a,72bから効率良く排水できる。このため、フロントフォーク12の操舵の状態に対応しながら、少ない数の水抜き孔70で効率良く排水できる。
さらに、前ウインカー47を支持するウインカー支持部材57がトップブリッジ42の下方に設けられ、ウインカー支持部材57は、フォークチューブ44に嵌合する筒状であるとともに、フォークカバー50の上端部が嵌合する環状溝57dを備え、フォークカバー50の上端部は、環状溝57dに嵌合することでウインカー支持部材57によって覆われるとともに、フォークカバー50の上端部と環状溝57dの上端57eとの間には、フォークカバー50の軸方向に隙間77が設けられる。
この構成によれば、フォークカバー50の上端部をウインカー支持部材57の環状溝57dに嵌合させてフォークカバー50を簡単な構造で固定できるとともに、ウインカー支持部材57とフォークカバー50との外観上の隙間を無くすことができ、外観性が良い。また、フォークカバー50の上端部と環状溝57dの上端57eとの間には、フォークカバー50の軸方向に隙間77が設けられるため、フォークカバー50の軸方向の寸法の管理が容易になる。
また、フォークチューブ44を覆う筒状のフォークブーツ52がボトムブリッジ43の下方に設けられ、フォークチューブ44は、ボトムブリッジ43に支持される固定チューブ54と、固定チューブ54に対し軸方向にストロークする可動チューブ55とを備え、フォークブーツ52は、フォークブーツ52から水を排出するブーツ水抜き孔80と、可動チューブ55の外周に設けられる後面凸部55bに係合する後面凹部52dとを備える。
この構成によれば、フォークブーツ52は、可動チューブ55の外周の後面凸部55bに後面凹部52dが係合することで位置決めされるため、ブーツ水抜き孔80を外観性に影響し難い位置に簡単な構造で位置決めできる。
また、可動チューブ55の後面凸部55bとフォークブーツ52の後面凹部52dとの間の隙間を利用してブーツ水抜き孔80を簡単な構造で設けることができる。また、可動チューブ55の後端部で外観性に影響し難く且つフォークブーツ52において低くなっている部分から効率良く排水できる。
また、フォークブーツ52の後面には、エア抜き孔79が設けられる。
この構成によれば、エア抜き孔79がフォークブーツ52の後面に配置されて目立ち難いため、外観性が良い。
また、水抜き孔70は、カバー支持部材51の軸方向に延びる縦孔部73と、縦孔部73をカバー支持部材51の径方向外側に連通させる横孔部74とを備える。
この構成によれば、縦孔部73を介してカバー支持部材51の軸方向に流れる水Wを、横孔部74を介してカバー支持部材51の径方向に流すことができ、効率良く排水できる。
さらに、カバー支持部材51は、フォークカバー50の下端部の内周部に嵌合し、フォークカバー50の下端部によって外側から覆われ、カバー支持部材51は、フォークカバー50に対し軸方向に当接する段部51cを備え、段部51cは、横孔部74が外側に露出するようにフォークカバー50を軸方向に位置決めする。
この構成によれば、横孔部74が外側に露出するように、カバー支持部材51の段部51cによってフォークカバー50を簡単な構造で軸方向に位置決めできる。また、カバー支持部材51の外側への露出を小さくでき、外観性が良い。
なお、上記実施の形態は本発明を適用した一態様を示すものであって、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
上記実施の形態では、自動二輪車1を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明は、前輪または後輪を2つ備える3輪の鞍乗り型車両、及び4輪以上を備える鞍乗り型車両に適用可能である。
1 自動二輪車(鞍乗り型車両)
12 フロントフォーク
42 トップブリッジ
43 ボトムブリッジ
44 フォークチューブ
47 前ウインカー(ウインカー)
50 フォークカバー
51 カバー支持部材
51c 段部
52 フォークブーツ
52d 後面凹部(凹部)
54 固定チューブ
55 可動チューブ
55b 後面凸部(凸部)
57 ウインカー支持部材
57d 環状溝
57e 上端
60 割締め部
60b 割り溝
68 突出部
70 水抜き孔
71a,71b 第1の水抜き孔
72a,72b 第2の水抜き孔
73 縦孔部
74 横孔部
77 隙間
79 エア抜き孔
80 ブーツ水抜き孔(隙間)

Claims (9)

  1. 左右一対のフォークチューブ(44)と、前記フォークチューブ(44)を左右に連結するボトムブリッジ(43)と、前記ボトムブリッジ(43)の上方で前記フォークチューブ(44)を左右に連結するトップブリッジ(42)と、前記トップブリッジ(42)と前記ボトムブリッジ(43)との間で前記フォークチューブ(44)を覆うフォークカバー(50)と、前記フォークカバー(50)の下端部を支持する筒状のカバー支持部材(51)と、前記フォークカバー(50)に侵入する水を排出する水抜き孔(70)とを備える鞍乗り型車両のフロントフォークにおいて、
    前記ボトムブリッジ(43)は、前記フォークチューブ(44)を狭持する割締め部(60)を備え、
    前記カバー支持部材(51)は、前記水抜き孔(70)と、前記割締め部(60)の割り溝(60b)に係合する突出部(68)とを備えることを特徴とする鞍乗り型車両のフロントフォーク。
  2. 前記ボトムブリッジ(43)の左右に設けられる前記割り溝(60b)は、左右対称に設けられ、
    前記水抜き孔(70)は、前記突出部(68)を境にして、前記突出部(68)の左右に同数が設けられることを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両のフロントフォーク。
  3. 前記フォークチューブ(44)は、車両側面視で後傾して配置され、
    前記水抜き孔(70)は、前記フロントフォークが左右方向に操舵されておらず正面を向く状態で前記カバー支持部材(51)の後端部に位置する第1の水抜き孔(71a,71b)と、前記フロントフォークが左右に操舵された状態で前記カバー支持部材(51)の後端部に位置する第2の水抜き孔(72a,72b)とを備えることを特徴とする請求項1または2記載の鞍乗り型車両のフロントフォーク。
  4. ウインカー(47)を支持するウインカー支持部材(57)が前記トップブリッジ(42)の下方に設けられ、
    前記ウインカー支持部材(57)は、前記フォークチューブ(44)に嵌合する筒状であるとともに、前記フォークカバー(50)の上端部が嵌合する環状溝(57d)を備え、
    前記フォークカバー(50)の上端部は、前記環状溝(57d)に嵌合することで前記ウインカー支持部材(57)によって覆われるとともに、前記上端部と前記環状溝(57d)の上端(57e)との間には、前記フォークカバー(50)の軸方向に隙間(77)が設けられることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の鞍乗り型車両のフロントフォーク。
  5. 前記フォークチューブ(44)を覆う筒状のフォークブーツ(52)が前記ボトムブリッジ(43)の下方に設けられ、
    前記フォークチューブ(44)は、前記ボトムブリッジ(43)に支持される固定チューブ(54)と、前記固定チューブ(54)に対し軸方向にストロークする可動チューブ(55)とを備え、
    前記フォークブーツ(52)は、前記フォークブーツ(52)から水を排出するブーツ水抜き孔(80)と、前記可動チューブ(55)の外周に設けられる凸部(55b)に係合する凹部(52d)とを備えることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の鞍乗り型車両のフロントフォーク。
  6. 前記フォークチューブ(44)は、車両側面視で後傾して配置され、
    前記凸部(55b)は、前記可動チューブ(55)の後端部に設けられ、前記ブーツ水抜き孔(80)は、前記凸部(55b)と前記凹部(52d)との間に設けられる隙間(80)であることを特徴とする請求項5記載の鞍乗り型車両のフロントフォーク。
  7. 前記フォークブーツ(52)の後面には、エア抜き孔(79)が設けられることを特徴とする請求項5または6記載の鞍乗り型車両のフロントフォーク。
  8. 前記水抜き孔(70)は、前記カバー支持部材(51)の軸方向に延びる縦孔部(73)と、前記縦孔部(73)を前記カバー支持部材(51)の径方向外側に連通させる横孔部(74)とを備えることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の鞍乗り型車両のフロントフォーク。
  9. 前記カバー支持部材(51)は、前記フォークカバー(50)の下端部の内周部に嵌合し、前記フォークカバー(50)の前記下端部によって外側から覆われ、
    前記カバー支持部材(51)は、前記フォークカバー(50)に対し軸方向に当接する段部(51c)を備え、
    前記段部(51c)は、前記横孔部(74)が外側に露出するように前記フォークカバー(50)を軸方向に位置決めすることを特徴とする請求項8記載の鞍乗り型車両のフロントフォーク。
JP2018177940A 2018-09-21 2018-09-21 鞍乗り型車両のフロントフォーク Active JP6759297B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018177940A JP6759297B2 (ja) 2018-09-21 2018-09-21 鞍乗り型車両のフロントフォーク
CN201910856587.9A CN110937060B (zh) 2018-09-21 2019-09-11 鞍乘型车辆的前叉

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018177940A JP6759297B2 (ja) 2018-09-21 2018-09-21 鞍乗り型車両のフロントフォーク

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020049963A true JP2020049963A (ja) 2020-04-02
JP6759297B2 JP6759297B2 (ja) 2020-09-23

Family

ID=69906124

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018177940A Active JP6759297B2 (ja) 2018-09-21 2018-09-21 鞍乗り型車両のフロントフォーク

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6759297B2 (ja)
CN (1) CN110937060B (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6099184U (ja) * 1983-12-14 1985-07-06 株式会社 昭和製作所 フロントフオ−ク用ダストシ−ル
JP2017065400A (ja) * 2015-09-29 2017-04-06 本田技研工業株式会社 前輪懸架装置の位置決め構造

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4433460B2 (ja) * 2004-01-29 2010-03-17 本田技研工業株式会社 粘性液体の塗布ノズル
JP2010084923A (ja) * 2008-10-02 2010-04-15 Kayaba Ind Co Ltd フロントフォーク
CN201405989Y (zh) * 2009-05-23 2010-02-17 黄庆煊 自行车减震前叉
JP5730168B2 (ja) * 2011-09-26 2015-06-03 株式会社ショーワ フロントフォーク用アウタチューブ
CN205239814U (zh) * 2015-12-23 2016-05-18 天津轮翼运动器材有限公司 自行车前叉结构

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6099184U (ja) * 1983-12-14 1985-07-06 株式会社 昭和製作所 フロントフオ−ク用ダストシ−ル
JP2017065400A (ja) * 2015-09-29 2017-04-06 本田技研工業株式会社 前輪懸架装置の位置決め構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP6759297B2 (ja) 2020-09-23
CN110937060B (zh) 2021-06-18
CN110937060A (zh) 2020-03-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7537077B2 (en) Shroud of a vehicle
US8261685B2 (en) Horn guard device for motorcycle
JP6333873B2 (ja) 鞍乗り型車両のエアクリーナ構造
JP5727874B2 (ja) 鞍乗り型車両の前部構造
JP7223607B2 (ja) 鞍乗り型車両の前部構造
US20200290695A1 (en) Headlight support structure of saddle riding vehicle
US20150101576A1 (en) Saddle-ride type vehicle
JP2008300107A (ja) 車両
US7896119B2 (en) Shift pedal member for a vehicle
JP6779952B2 (ja) 鞍乗り型車両の灯体構造
JP2004276651A (ja) 不整地走行車の車体フレーム構造
JP2009061890A (ja) 自動二輪車
JP6534743B2 (ja) 鞍乗り型車両のフロントフォーク
JP6759297B2 (ja) 鞍乗り型車両のフロントフォーク
EP3277565B1 (en) Inner rear fender structure for a motorcycle
JP2003011719A (ja) 車両のヘッドランプ取付構造
JP2017052483A (ja) 鞍乗り型車両のステアリング構造
US11613324B2 (en) Saddle riding vehicle
EP2781441B1 (en) Saddle type vehicle
JPWO2017208449A1 (ja) 鞍乗り型車両のスタンド支持構造
EP3569485A1 (en) Transmission for saddled vehicle
JP2019119442A (ja) 鞍乗り型車両
JP3157097U (ja) 自動二輪車
JP7464577B2 (ja) 駆動ユニット及び駆動ユニットのカバー
WO2019186584A1 (en) Chain case

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190531

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200526

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200715

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200818

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200902

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6759297

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150