JP2010084923A - フロントフォーク - Google Patents
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Abstract
【課題】 フォーク本体内に収装されて遠隔操作によって減衰作用を制御するアクチュエータやこれに接続されるリード線における電気的故障を発現され難くする。
【解決手段】 車体側チューブ1と車輪側チューブ2とからなるフォーク本体内にこのフォーク本体の伸縮作動に伴う減衰作用を遠隔操作で電気的に制御するアクチュエータ3を有し、このアクチュエータ3に接続されるリード線4が車体側チューブ1の外に延在されてなるフロントフォークにおいて、車体側チューブ1の上端開口がキャップ部材11で閉塞され、このキャップ部材11の軸芯部にアクチュエータ3が収装され、このアクチュエータ3から延びるリード線4がキャップ部材11を径方向に貫通してこのキャップ部材11の外に延在されてなる。
【選択図】 図1
【解決手段】 車体側チューブ1と車輪側チューブ2とからなるフォーク本体内にこのフォーク本体の伸縮作動に伴う減衰作用を遠隔操作で電気的に制御するアクチュエータ3を有し、このアクチュエータ3に接続されるリード線4が車体側チューブ1の外に延在されてなるフロントフォークにおいて、車体側チューブ1の上端開口がキャップ部材11で閉塞され、このキャップ部材11の軸芯部にアクチュエータ3が収装され、このアクチュエータ3から延びるリード線4がキャップ部材11を径方向に貫通してこのキャップ部材11の外に延在されてなる。
【選択図】 図1
Description
この発明は、フロントフォークに関し、特に、二輪車の前輪側に架装されて二輪車の前輪を懸架しながらその前輪に入力される路面振動を吸収する油圧緩衝器たるフロントフォークの改良に関する。
二輪車の前輪側に架装されて二輪車の前輪を懸架しながらその前輪に入力される路面振動を吸収する油圧緩衝器たるフロントフォークとしては、これまでに種々の提案があるが、その中で、たとえば、特許文献1には、フォーク本体内に収装のダンパにおける減衰作用を遠隔操作で制御するフロントフォークの提案が開示されている。
すなわち、この特許文献1に開示のフロントフォークにあっては、車体側チューブと車輪側チューブとからなるフォーク本体内に収装のダンパにおける減衰作用を同じくフォーク本体内に収装のアクチュエータに対する遠隔操作で電気的に制御する。
このとき、アクチュエータは、車体側チューブの上端部内に収装されて、このアクチュエータから延びるリード線が車体側チューブの上端開口を閉塞するキャップ部材の軸芯部を貫通してフォーク本体の上方に引き延ばされている。
ちなみに、アクチュエータが制御するのは、ダンパを構成するシリンダ体内に収装のピストン部における減衰部を迂回するバイパス路中に設けたコントロールバルブの作動である。
それゆえ、この特許文献1に開示のフロントフォークにあっては、たとえば、車体に設けた各種のセンサからの検知信号を演算部で処理してアクチュエータに信号として出力することで、上記の減衰部による減衰作用を遠隔操作で電気的に制御し得る。
特開平2008‐14431号公報(明細書中の段落0039,図3参照)
しかしながら、上記した特許文献1に開示のフロントフォークにあっては、フォーク本体内に収装のダンパにおける減衰作用を遠隔操作で電気的に制御し得る点で、基本的に問題がある訳ではないが、利用の実際を勘案すると、些か不具合があると指摘される可能性がある。
すなわち、上記した特許文献1に開示のフロントフォークにあっては、アクチュエータから延びるリード線が車体側チューブの上端開口を閉塞するキャップ部材の軸芯部を貫通してフォーク本体の上方に引き延ばされている。
その結果、フロントフォークにおいて、車体側チューブの上端に雨水が当たるときには、上記のリード線およびこれをモールドする部位が直接雨水に晒されることになり、たとえば、モールド部分が経年劣化でクラックを生じるなどして雨水を浸透させ易い状況になると、このモールド部分を介するなどして内部に雨水が浸入し、アクチュエータに電気的故障を発現させ易くなる不具合がある。
そして、リード線にあっても、車体側チューブの上端から上方に向けて突出するから、いわゆる横力を受けて倒れ易くなり、この起立および倒れが繰り返されることで、また、倒れた状態が継続されることで、内部での断線が発現され、通電不能になり易くなる不具合がある。
この発明は、このような現状を鑑みて創案されたものであって、その目的とするところは、フォーク本体内に収装されて遠隔操作によって減衰作用を電気的に制御するアクチュエータやこれに接続されるリード線における電気的故障が発現され難くなって、その汎用性の向上を期待するのに最適となるフロントフォークを提供することである。
上記した目的を達成するために、この発明によるフロントフォークの構成を、基本的には、車体側チューブと車輪側チューブとからなるフォーク本体内にこのフォーク本体の伸縮作動に伴う減衰作用を遠隔操作で電気的に制御するアクチュエータを有すると共に、このアクチュエータに接続されるリード線が車体側チューブの外に延在されて遠隔操作部に接続されてなるフロントフォークにおいて、上記の車体側チューブの上端開口がキャップ部材で閉塞される一方で、このキャップ部材の軸芯部に上記のアクチュエータが収装されると共に、このアクチュエータから延びるリード線がキャップ部材を径方向に貫通してこのキャップ部材の外に延在されてなるとする。
それゆえ、この発明にあっては、フォーク本体を構成する車体側チューブの上端開口を閉塞するキャップ部材の軸芯部に収装されるアクチュエータから延びるリード線がキャップ部材を径方向に貫通してこのキャップ部材の外に延在されるから、このリード線が車体側チューブの上端から上方に向けて延在される場合に比較して、雨水がリード線周りを介して内部に浸入する危険性を大幅に低減させる。
そして、上記のリード線がキャップ部材を径方向に挿通してこのキャップ部材の外に延在されるから、このリード線が車体側チューブの上端から上方に向けて延在される場合に比較して、いわゆる横力を受けて倒れることがなく、このリード線の倒れや、このリード線の起立および倒れの繰り返しによる内部での断線の危惧がない。
その結果、フォーク本体内に収装されて遠隔操作によって減衰作用を電気的に制御するアクチュエータを有するフロントフォークにあって、アクチュエータに接続されるリード線における電気的故障が発現され難くなり、その汎用性の向上を期待するのに最適となる。
以下に、図示した実施形態に基づいて、この発明を説明するが、この発明によるフロントフォークは、二輪車の前輪側に架装されて二輪車の前輪を懸架しながらその前輪に入力される路面振動を吸収する油圧緩衝器として機能する。
そして、このフロントフォークにあっては、図1に示すように、車体側チューブ1と車輪側チューブ2とからなるフォーク本体内にこのフォーク本体の伸縮作動に伴う減衰作用を遠隔操作で電気的に制御するアクチュエータ3を有すると共に、このアクチュエータ3から延びるリード線4が車体側チューブ1の外に延在されてなる。
なお、図示するところでは、フォーク本体が車体側チューブ1をアウターチューブにすると共に車輪側チューブ2をインナーチューブにする倒立型に設定されてなるが、この発明の具現化にあっては、図示しないが、上記と逆に、フォーク本体が車体側チューブ1をインナーチューブにすると共に車輪側チューブ2をアウターチューブにする正立型に設定されても良い。
図1に示すフロントフォークについて少し説明すると、このフロントフォークは、車体側チューブ1と車輪側チューブ2とからなるフォーク本体内に懸架バネSとダンパとを収装してなる。
そして、このフロントフォークにあって、懸架バネSは、下端が後述するダンパにおけるシリンダ体5側に担持され、上端が筒状に形成のスペーサS1を介してであるが、同じく後述するダンパにおけるロッド体6側に係止されて、車体側チューブ1内から車輪側チューブ2を突出させる方向に、すなわち、フォーク本体を伸長方向に附勢している。
具体的には、懸架バネSの下端がシリンダ体5の上端に連設されるオイルロックケース7の上端に担持され、懸架バネSの上端を係止させるスペーサS1の上端がシリンダ体5の上端開口を閉塞するキャップ部材11の下端側部に係止されている。
なお、上記のオイルロックケース7には、ダンパにおけるロッド体6に保持されたオイルロックピース61が対向すると共に、このオイルロックピース61がフォーク本体の最収縮作動時にオイルロックケース7内に嵌入して、クッション効果を発揮すると共にオイルロック現象を発現させる。
そして、ダンパは、車輪側チューブ2内に立設される下端側部材たるシリンダ体5と、車体側チューブ1内に垂設されて上端側部材とされると共に図中で下端部となる先端部がシリンダ体5内に出没可能に挿通されるロッド体6とを有してなる。
シリンダ体5の下端部は、図示しないが、車輪側チューブ2の下端開口を閉塞するボトム部材21に結合され、ロッド体6の上端部は、車体側チューブ1の上端開口を閉塞するキャップ部材11の下端軸芯部にロックナット62の配在下に螺着されており、したがって、このダンパにあっては、フォーク本体の伸縮作動に同期して伸縮作動する。
また、このダンパにあっては、ロッド体6の先端部に保持されながらシリンダ体5内に摺動可能に収装されるピストン部Pを有してなり、このピストン部Pが有する減衰部における減衰作用を後述するアクチュエータ3によって遠隔操作で電気的に制御し得るとしている。
このとき、ピストン部Pは、図2に示すように、ロッド体6における先端部を構成する先端部材63に保持されながらシリンダ体5内に摺動可能に収装されてこのシリンダ体5内に上方室R1と下方室R2を画成するピストン体8を有してなる。
そして、このピストン部Pにあっては、ピストン体8に開穿されて上記の上方室R1と下方室R2との連通を許容する伸側ポート8aと圧側ポート8bとを有すると共に、各側のポート8a,8bの下流側端を開放可能に閉塞する伸側減衰バルブ8cと圧側減衰バルブ8dとを有してなる。
さらに、このピストン部Pにあっては、上記の伸側減衰バルブ8cと圧側減衰バルブ8dとを迂回して上記の上方室R1と下方室R2との連通を許容するバイパス路(符示せず)を有すると共に、このバイパス路における通過流量を制御するコントロールバルブ9を有してなる。
そして、上記の各側の減衰バルブ8c,8dが上記したピストン部Pにおける減衰部を構成し、この減衰部による減衰作用を上記のコントロールバルブ9が制御する。
ちなみに、各側の減衰バルブ8c,8dは、環状リーフバルブからなり、内周端固定で外周端自由の態様に配設され、外周端が撓むことでそこに出現する隙間を作動油が通過し得るとして、所定の減衰作用を具現化する。
一方、上記のダンパにあっては、図示しないが、シリンダ体5の下端部内にベースバルブ部を有すると共に、シリンダ体5の外側をリザーバ室R(図1参照)にしており、このリザーバ室Rにシリンダ体5内の下方室R2がベースバルブ部を介して連通可能とされている。
このとき、ベースバルブ部は、同じく図示しないが、シリンダ体5内の下方室R2の作動油がリザーバ室Rに向けて流出するのを許容する圧側減衰バルブを有すると共に、この圧側減衰バルブに並列してリザーバ室Rからの作動油のシリンダ体5内の下方室R2への流入を許容するチェック弁を有してなる。
コントロールバルブ9は、図示するところでは、ニードル弁体91を有し、このニードル弁体91における尖端部91aがバイパス路を構成する流路(符示せず)で進退してこの流路における作動油の通過流量を大小制御することで、上記の各側の減衰バルブ8c,8dによる減衰作用を制御する。
そして、このコントロールバルブ9におけるニードル弁体91は、その基端側に介装された附勢バネ92の附勢力によって図中での上昇方向となる後退方向に附勢されており、具体的には、後述するアクチュエータ3からの推力であるが、外力の入力時に図中で下降するように前進して、上記したバイパス路における作動油の通過流量を大小させる。
なお、上記のニードル弁体91の基端部91bは、外周にシール91cを有する隔壁部とされ、この隔壁部の背面には、アクチュエータ3からの推力を伝達させるコントロールロッドたるロッド体6の軸芯部に開穿の透孔6aを挿通するプッシュロッド93の図中で下端となる先端が隣接されている。
それゆえ、上記のダンパにあっては、フォーク本体の収縮作動に同期してシリンダ体1内でピストン部Pが下降する収縮作動時に、シリンダ体1内の下方室R2の作動油がピストン部Pの圧側減衰バルブ8dを介して上方室R1に流入すると共に、下方室R2で余剰となるロッド侵入体積分に相当する量の作動油が図示しないベースバルブ部における圧側減衰バルブを介してリザーバ室Rに流出し、所定の圧側減衰作用を具現化する。
そして、上記のダンパにあっては、フォーク本体の伸長作動に同期してシリンダ体1内でピストン部Pが上昇する伸長作動時に、シリンダ体1内の上方室R1の作動油がピストン部Pの伸側減衰バルブ8cを介して下方室R2に流出すると共に、下方室R2で不足するロッド退出体積分に相当する量の作動油が図示しないベースバルブ部におけるチェック弁を介してリザーバ室Rから補充され、所定の伸側減衰作用を具現化する。
ところで、この発明にあっては、前記したように、ダンパにおけるピストン部Pたる減衰部による減衰作用がフォーク本体内に収装のアクチュエータ3によって遠隔操作で電気的に制御されるとしている。
そこで、以下には、このアクチュエータ3について少し説明するが、先ず、アクチュエータ3は、図3に示すように、車体側チューブ1の上端開口を閉塞するキャップ部材11の軸芯部に収装され、このアクチュエータに接続するリード線4は、キャップ部材11を径方向に貫通してこのキャップ部材11の外に延在される。
このとき、この種のフロントフォークにあって車体側チューブ1の上端開口を閉塞するいわゆるキャップは、この発明にあって、キャップ部材11と後述するカバー部材12とからなるいわゆる分断構造に形成されてなるとしている。
すなわち、いわゆるキャップをキャップ部材11とカバー部材12とに分断することで、キャップ部材11に対するアクチュエータ3の配設を容易にし得ると共に、カバー部材12によるアクチュエータ3の所定位置への定着とアクチュエータ3を覆うことによる防水性の保障を容易に可能にし得ることになる。
先ず、キャップ部材11は、軸芯部に上端を開口にする凹部11aを有し、この凹部11aにアクチュエータ3を収装し、この凹部11aを形成する周壁部11bに径方向に形成の切欠溝11cに上記のリード線4を臨在させ、この凹部11aの開口をカバー部材12の圧入で閉塞すると共に、このカバー部材12の圧入で上記のアクチュエータ3を上記の凹部11aに定着させている。
以上からすると、キャップ部材11は、金属材料からなるが、上記のカバー部材12については、圧入操作を容易にすると共に、キャップ部材11に対する定着性を良くし、また、キャップ部材11に対して気密性を得易くする材料で形成されるのが好ましく、たとえば、軟質合成樹脂材が選択されるとき、交換する場合を含めて安価にして防水性および耐久性を期待できるであろう。
また、カバー部材12の圧入によるアクチュエータ3の凹部11aにおける定着に際しては、凹部11aの底部に環状の座部材31を配設するもが好ましく、この座部材31が弾性材からなるとき、カバー部材12の圧入によるアクチュエータ3の定着時に、言わば余計な力をアクチュエータ3に作用させないことが可能になると共に、アクチュエータ3の作動時の振動を打ち消すことが可能になる点で有利となる。
なお、上記のキャップ部材11における周壁部11bの外周にはシール11dが介装されていて車体側チューブ1との間における液密性を保障している。
一方、リード線4は、前記したように、キャップ部材11における凹部11aを形成する周壁部11bに径方向に形成の切欠溝11cに臨在されるが、このリード線4が臨在される切欠溝11cには、爾後に、図示しないが、多くの場合に、たとえば、モールド材が充填されて防水が図られるであろう。
ちなみに、この実施形態の場合には、キャップ部材11を車体側チューブ1に螺着させるとき、リード線4が切欠溝11cから撤去されており、したがって、キャップ部材11の螺合操作は、なんら不具合なく実践できる。
なお、上記のアクチュエータ3は、リード線4を介しての信号たる電力の入力時に前記したプッシュロッド93を図中で下降するように前進させ、上記の電力の解消時にプッシュロッド93を図中で上昇するように後退させるもので、たとえば、ソレノイドを有してなる。
以上のように形成されたアクチュエータ3とこれに接続されるリード線4とを有してなるフロントフォークにあっては、遠隔操作部からのリード線4を介しての信号たる電力の入力時に、アクチュエータ3をいわゆるオン作動させてプッシュロッド93(図2参照)を前進させ、このプッシュロッドと連動するニードル弁体91からなるコントロールバルブ9(図2参照)が作動して減衰部を迂回するバイパス路における作動油の通過流量を少なくし、減衰部による減衰作用を大きくすることが可能になる。
そして、上記と逆に、リード線4を介しての信号たる電力の解消時に、アクチュエータ3がいわゆるオフ作動してプッシュロッド93を後退させ、このプッシュロッドと連動するニードル弁体91からなるコントロールバルブ9が減衰部を迂回するバイパス路における作動油の通過流量を多くし、減衰部による減衰作用を小さくすることが可能になる。
そしてまた、このフロントフォークにあっては、フォーク本体を構成する車体側チューブ1の上端開口を閉塞するキャップ部材11の軸芯部に収装されるアクチュエータ3から延びるリード線4がキャップ部材11を径方向に挿通してこのキャップ部材11の外に延在されるから、このリード線4が車体側チューブ1の上端から上方に向けて延在される場合に比較して、雨水がリード線4周りを介して内部に浸入する危険性を大幅に低減させることが可能になる。
このとき、リード線4がキャップ部材11を貫通するのではなく、車体側チューブ1と共に、あるいは、車体側チューブ1のみを径方向に貫通する場合に比較して、車体側チューブ1に言わば余計な加工を施さなくて済むから、車体側チューブ1の耐久性をいたずらに低下させないのはもちろんのこと、いわゆる加工数の増大を招かない。
さらに、上記のリード線4がキャップ部材11を径方向に貫通してこのキャップ部材11の外に延在されるから、このリード線4が車体側チューブ1の上端から上方に向けて延在される場合に比較して、いわゆる横力を受けて倒れることがなく、このリード線4の倒れや、このリード線4の起立および倒れの繰り返しによる内部での断線の危惧がない。
その結果、フォーク本体内に収装されて遠隔操作によって減衰作用を電気的に制御するアクチュエータ3を有するフロントフォークにあって、アクチュエータ3に接続されるリード線4における電気的故障が発現され難くなる。
前記したところは、この発明によるアクチュエータ3がソレノイドを有してなるとしたが、この発明が意図するところからすると、バイパス路における制御構造に改変を要すが、アクチュエータ3がステッピングモータを有してなるとしても良いこともちろんである。
そして、前記したところでは、この発明を具現化する油圧緩衝器が二輪車の前輪側に架装されて二輪車の前輪を懸架するフロントフォークとされる場合を例にしたが、この発明が意図するところからすると、上記に代えて、四輪車両における四輪各部に配設されて懸架装置とされるショックアブソーバに具現化されても良く、その場合に作用効果が異ならないこともちろんである。
1 車体側チューブ
2 車輪側チューブ
3 アクチュエータ
4 リード線
5 シリンダ体
6 ロッド体
11 キャップ部材
11a 凹部
11b 周壁部
12 カバー部材
P ピストン部
2 車輪側チューブ
3 アクチュエータ
4 リード線
5 シリンダ体
6 ロッド体
11 キャップ部材
11a 凹部
11b 周壁部
12 カバー部材
P ピストン部
Claims (3)
- 車体側チューブと車輪側チューブとからなるフォーク本体内にこのフォーク本体の伸縮作動に伴う減衰作用を遠隔操作で電気的に制御するアクチュエータを有すると共に、このアクチュエータに接続されるリード線が上記の車体側チューブの外に延在されて遠隔操作部に接続されてなるフロントフォークにおいて、上記の車体側チューブの上端開口がキャップ部材で閉塞される一方で、このキャップ部材の軸芯部に上記のアクチュエータが収装されると共に、このアクチュエータから延びる上記のリード線が上記のキャップ部材を径方向に挿通してこのキャップ部材の外に延在されてなることを特徴とするフロントフォーク。
- 上記のキャップ部材が軸芯部に上端を開口にする凹部を有し、この凹部に上記のアクチュエータを収装し、この凹部を形成する周壁部に径方向に形成の切欠溝に上記のリード線を臨在させ、上記の開口をカバー部材の圧入で閉塞すると共に、このカバー部材の圧入で上記のアクチュエータを上記の凹部に定着させてなる請求項1に記載のフロントフォーク。
- 上記のフォーク本体がダンパを有し、このダンパがシリンダ体内に出没可能に挿通のロッド体に保持されながら上記のシリンダ体内に摺動可能に収装のピストン部を有し、このピストン部が減衰部を有すると共にこの減衰部における減衰作用を上記のアクチュエータで制御してなる請求項1または請求項2に記載のフロントフォーク。
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JP2008257453A JP2010084923A (ja) | 2008-10-02 | 2008-10-02 | フロントフォーク |
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